JP2009532425A - チアゾリルジヒドロインダゾール - Google Patents
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Abstract
Description
の新規チアゾリル-ジヒドロ-インダゾール、これらの異性体、これらのチアゾリル-ジヒドロ-インダゾールの調製方法及び薬物としてのそれらの使用に関する。
幾つかのタンパク質キナーゼが種々の指示、例えば、癌並びに炎症性疾患及び自己免疫疾患における治療介入に適した標的分子であることが既に判明していた。同定された癌の発生に関係する高パーセントの遺伝子が今までのところキナーゼをコードするので、これらの酵素は特に癌の治療に魅力的な標的分子である。
本発明は一般式(1)
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-(モルホリノ-4-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-エチル-3-フルオロ-N-メチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-エチル-3-フルオロ-N-(2-メトキシ-エチル)-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-([1.4]オキサゼパン-4-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピラジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3,N,N-トリメチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-2-メトキシ-N-(4-ピロリジン-1-イル-シクロヘキシル)-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(1-シクロペンチル-ピペリジン-4-イル)-2-メトキシ-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(1-シクロペンチル-ピペリジン-4-イル)-2-メトキシ-N-メチル-ベンズアミド、
N-(1-{4-[4-(シクロペンチル-メチル-アミノ)-ピペリジン-1-カルボニル]-3-メトキシ-フェニル}-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル)-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N,N-ジエチル-3-フルオロ-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(2-メトキシ-エチル)-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンズアミド、
N-{1-[4-(4-ジメチルアミノ-ピペリジン-1-カルボニル)-2-フルオロ-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-メチル-N-(1-メチル-ピペリジン-4-イル)-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(2-ジメチルアミノ-エチル)-3-フルオロ-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(3-ジメチルアミノ-プロピル)-3-フルオロ-N-メチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(2-ジメチルアミノ-エチル)-3-フルオロ-N-メチル-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-(4-イソプロピル-ピペラジン-1-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
N-{1-[4-(4-シクロペンチル-ピペラジン-1-カルボニル)-2-フルオロ-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
N-(1-{4-[4-(1-エチル-プロピル)-ピペラジン-1-カルボニル]-2-フルオロ-フェニル}-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル)-アセトアミド、
N-{1-[4-(4-sec-ブチル-ピペラジン-1-カルボニル)-2-フルオロ-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
2-{4-[4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-ベンゾイル]-ピペラジン-1-イル}-N,N-ジメチル-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(3-モルホリン-4-イル-シクロブチル)-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-(4-メチル-ピペラジン-1-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド、
N-[4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-フェニル]-2-ジメチルアミノ-アセトアミド、
N-[1-(4-アセチルアミノ-2-フルオロ-フェニル)-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル]-アセトアミド、
3-フルオロ-4-[7-(3-メトキシ-プロピオニルアミノ)-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル]-N,N-ジメチル-ベンズアミド及び
3-フルオロ-N,N-ジメチル-4-[7-(3-フェニル-プロピオニルアミノ)-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル]-ベンズアミド)
に関する。
R1は-NHRc、-NHC(O)Rc、-NHC(O)ORc、-NHC(O)NRcRc及び-NHC(O)SRcの中から選ばれ、かつ
R2はC1-6アルキルもしくは3-8員ヘテロシクロアルキル(必要により1個以上のR6により置換されていてもよい)、又はハロゲン、-NO2、-NRcRc、-ORc、-S(O)Rc、-S(O)2Rc、-C(O)Rc、-C(O)ORc、-C(O)NRcRc、-C(O)N(Rg)ORc、-N(Rg)C(O)Rc、-N(Rg)C(O)ORc、-NRgC(O)NRcRc、-N(Rg)C(O)SRc及び-N(Rg)S(O)2Rcの中から選ばれた基を表し、かつ
R3はC6-10アリール及び5-6員ヘテロアリールの中から選ばれた基(必要により1個以上のRc及び/又はRb(これらは同じであってもよく、また異なっていてもよい)により置換されていてもよい)を表し、かつ
R4は臭素、フッ素、-CF3、-OCF3、-CN、-NRcRc、-SRc、-S(O)Rc、-S(O)2Rc及び-ORcの中から選ばれた基、又はC1-3アルキル(必要によりフッ素、-CN、-NRfRf及び/又は-ORfにより置換されていてもよい)を表し、かつ
R5は水素又はハロゲン、-CF3、-OCF3、-CN、-NRcRc、-SRc、-S(O)Rc、-S(O)2Rc及び-ORcの中から選ばれた基、或いはC1-3アルキル(必要によりフッ素、-CN、-NRfRf及び/又は-ORfにより置換されていてもよい)を表し、かつ
R6はRa、Rb及び1個以上のRc及び/又はRb(これらは同じであってもよく、また異なっていてもよい)により置換されていてもよい)により置換されたRaの中から選ばれた基を表し、かつ
夫々のRaは互いに独立にC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれ、かつ
夫々のRcは互いに独立に水素又はC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれた必要により1個以上の、同じ又は異なるRd及び/又はReにより置換されていてもよい基を表し、
夫々のRdは互いに独立にC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれた必要により1個以上の、同じ又は異なるRe及び/又はRfにより置換されていてもよい基を表し、かつ
夫々のRfは互いに独立に水素又はC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれた必要により1個以上の、同じ又は異なるRgにより置換されていてもよい基を表し、かつ
夫々のRgは互いに独立に水素、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルを表す。
本発明の一局面は一般式(1A)
の化合物に関する。
本発明の一局面は一般式(1B)
の化合物に関する。
本発明の一局面はR3が未置換ピリジルを表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
本発明の一局面はR1が-NHC(O)Rc、-NHC(O)ORc及び-NHC(O)NRcRcの中から選ばれる、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(A)R1に関する局面
(A1)本発明の一局面はR1が-NHC(O)CH3を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(A2)本発明の別の局面はR1が-NHC(O)OCH3を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(B)R2に関する局面
(B1)本発明の一局面はR2が-C(O)NRcRcを表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(B2)本発明の別の局面はR2が-C(O)NHRcを表し、かつRcがメチル、C1-3アルキル(必要により-ORf、-NRfRfにより置換されていてもよい)、3-8員ヘテロシクロアルキル(必要によりメチルにより置換されていてもよい)を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(B4)本発明の別の局面はR2が-C(O)Rcを表し、かつRcが3-8員ヘテロシクロアルキル(必要によりC1-3アルキル又は-NRfRfにより置換されていてもよい)、5-6員ヘテロアリール又は(5-6員ヘテロアリール)-メチルを表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(B5)本発明の別の局面はR2が-NHC(O)Rcを表し、かつRcがC1-4アルキル(必要により-ORf又は-NRfRfにより置換されていてもよい)、3-8員シクロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル(必要によりメチルにより置換されていてもよい)又は5-6員ヘテロアリール(必要によりメチルにより置換されていてもよい)を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(B6)本発明の別の局面はR2が-NHC(O)ORcを表し、かつRcがC1-4アルキル(必要により-ORf又は-NRfRfにより置換されていてもよい)、3-8員シクロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル(必要によりメチルにより置換されていてもよい)又は5-6員ヘテロアリール(必要によりメチルにより置換されていてもよい)を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(C)R4に関する局面
(C1)本発明の一局面はR4がフッ素を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(C2)本発明の別の局面はR4が臭素を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
(D)R5に関する局面
(D1)本発明の一局面はR5が水素を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。 (D2)本発明の一局面はR5がフッ素を表す、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物に関する。
本発明の一局面は薬物としての、一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物、又はこれらの医薬上有効な塩に関する。。
本発明の一局面は抗増殖活性を有する薬物を調製するための一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物、又はこれらの薬理学上有効な塩に関する。
本発明の一局面は必要により通常の賦形剤及び/又は担体と組み合わせて、一般式(1)、(1A)又は(1B)の一種以上の化合物、又はこれらの薬理学上有効な塩を活性物質として含む、医薬製剤である。
本発明の一局面は癌の治療及び/又は予防のための薬物を調製するための一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物の使用である。
本発明の一局面は一般式(1)、(1A)又は(1B)の化合物(必要によりその互変異性体、ラセミ体、鏡像体、ジアステレオマー及び混合物の形態だけでなく、必要によりその薬理学上許される塩であってもよい)及び式(1)、(1A)又は(1B)とは異なる、少なくとも一種のその他の細胞増殖抑制性又は細胞傷害性活性物質を含む医薬製剤である。
本明細書に使用される下記の定義が、特にことわらない限り、適用される。
アルキル置換基は夫々の場合に飽和、不飽和、直鎖又は分岐脂肪族炭化水素基(アルキル基)を意味し、これは飽和アルキル基並びに不飽和アルケニル基及びアルキニル基の両方を含む。アルケニル置換基は夫々の場合に直鎖又は分岐、不飽和アルキル基であり、これらは少なくとも一つの二重結合を有する。アルキニル置換基は夫々の場合に直鎖又は分岐、不飽和アルキル基を意味し、これらは少なくとも一つの三重結合を有する。
ヘテロアルキルという用語は炭化水素鎖中の1個以上の基-CH3を互いに独立に基-OH、-SH又は-NH2により置換し、1個以上の基-CH2-を互いに独立に基-O-、-S-又は-NH-により置換し、1個以上の基
アルキルからの間接の定義/誘導体化から、ヘテロアルキルは1個以上のヘテロ原子を有する飽和炭化水素鎖、ヘテロアルケニル及びヘテロアルキニルのサブグループから構成されるということになるが、直鎖(非分岐)及び分岐への更なる再分割が行なわれてもよい。ヘテロアルキルが置換されると推定される場合、その置換は水素を有する酸素原子、硫黄原子、窒素原子及び/又は炭素原子の全てで、互いに独立に、夫々の場合に一置換又は多置換で起こり得る。ヘテロアルキルそれ自体は炭素原子及びヘテロ原子の両方を介して置換基として分子に結合されてもよい。
例えば、下記の代表的な化合物がリストされる:ジメチルアミノメチル;ジメチルアミノエチル(1-ジメチルアミノエチル、2-ジメチルアミノエチル);ジメチルアミノプロピル(1-ジメチルアミノプロピル、2-ジメチルアミノプロピル、3-ジメチルアミノプロピル);ジエチルアミノメチル;ジエチルアミノエチル(1-ジエチルアミノエチル、2-ジエチルアミノエチル);ジエチルアミノプロピル(1-ジエチルアミノプロピル、2-ジエチルアミノプロピル、3-ジエチルアミノプロピル);ジイソプロピルアミノエチル(1-ジイソプロピルアミノエチル、2-ジイソプロピルアミノエチル);ビス-2-メトキシエチルアミノ;[2-(ジメチルアミノ-エチル)-エチル-アミノ]-メチル;3-[2-(ジメチルアミノ-エチル)-エチル-アミノ]-プロピル;ヒドロキシメチル;2-ヒドロキシ-エチル;3-ヒドロキシプロピル;メトキシ;エトキシ;プロポキシ;メトキシメチル;2-メトキシエチル等。
ハロゲンはフッ素原子、塩素原子、臭素原子及び/又はヨウ素原子を表す。
シクロアルキルは単環式環又は二環式環(その環系は飽和環又は不飽和、非芳香族環であってもよく、これは必要によりまた二重結合を含んでもよい)、例えば、シクロプロピル、シクロプロペニル、シクロブチル、シクロブテニル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、ノルボルニル及びノルボルネニルを意味する。
シクロアルキルアルキルは非環式アルキル基(炭素原子、通常末端C原子に結合された水素原子が、シクロアルキル基により置換されている)を含む。
アリールは6-10個の炭素原子を有する単環式又は二環式芳香族環系、例えば、フェニル及びナフチルに関する。
アリールアルキルは非環式アルキル基(炭素原子、通常末端C原子に結合された水素原子が、アリール基により置換されている)を含む。
ヘテロシクロアルキルは1個以上の炭素原子に代えてヘテロ原子、例えば、窒素、酸素又は硫黄を有する、3-12個の炭素原子を含む飽和又は不飽和、非芳香族の単環式環、二環式環又はブリッジされた二環式環に関する。このようなヘテロシクロアルキル基の例はテトラヒドロフリル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、インドリニル、イソインドリニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、ホモチオモルホリニル、チオモルホリニル-S-オキサイド、チオモルホリニル-S,S-ジオキサイド、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、ホモチオモルホリニル-S,S-ジオキサイド、オキサゾリジノイル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピロリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロピリミジニル、ジヒドロフリル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル-S-オキサイド、テトラヒドロチエニル-S,S-ジオキサイド、ホモチオモルホリニル-S-オキサイド、2-オキサ-5-アザビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン、8-オキサ-3-アザ-ビシクロ〔3.2.1〕オクタン、3,8-ジアザ-ビシクロ〔3.2.1〕オクタン、2,5-ジアザ-ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン、3,8-ジアザ-ビシクロ〔3.2.1〕オクタン、3,9-ジアザ-ビシクロ〔4.2.1〕ノナン及び2,6-ジアザ-ビシクロ〔3.2.2〕ノナンである。
ヘテロシクロアルキルアルキルは非環式アルキル基(炭素原子、通常末端C原子に結合された水素原子が、ヘテロシクロアルキル基により置換されている)に関する。
下記の実施例は本発明を説明するが、その範囲を限定しない。
下記の化合物が特許出願PCT/EP05055021又はPCT/EP05055015に既に記載されていた。
H-2の調製と同様に、所望の生成物H-3を濃塩酸合計8mL及び氷水12mL中の4-アミノ-2,5-ジフルオロ安息香酸(1.1g、6.6ミリモル)、亜硝酸ナトリウム(0.56g、7.8ミリモル)、塩化スズ(II)二水和物(4.4g、20ミリモル)から出発して得る。収量:758mg
H-4)メチル2,5-ジフルオロ-4-ヒドラジノ-ベンゾエート
H-2の調製と同様に、所望の生成物H-4を濃塩酸合計8mL及び氷水10mL中でメチル-4-アミノ-2,5-ジフルオロベンゾエート(1g、5.4ミリモル)、亜硝酸ナトリウム(0.5g、7.5ミリモル)、塩化スズ(II)二水和物(3.6g、16ミリモル)から出発して得る。収量:246mg
こうして得られた生成物4-[2-(3-フルオロ-4-ニトロ-フェノキシ)-エチル]-モルホリン(2g、7ミリモル)をメタノール100mL中で水素雰囲気下で10%のパラジウム/活性炭で接触水素化にかけ、生成された2-フルオロ-4-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)アニリンを濾過及び溶媒の蒸発後に固体として得る。収量:1.7g
水20mL中の亜硝酸ナトリウム(0.38g、5.4ミリモル)の溶液を-15℃で濃塩酸20mL中の2-フルオロ-4-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)アニリン(1.7g、4.5ミリモル)の溶液に徐々に滴下して添加する。得られる懸濁液を-10℃で4時間撹拌し、その後に濃塩酸20mL中の塩化スズ(II)二水和物(2.6g、11.3ミリモル)の溶液を滴下して添加する。室温で14時間撹拌した後、その反応混合物を10N NaOHでpH10に調節し、ジクロロメタンと合わせる。セライト(登録商標)による濾過後に、濾液をジクロロメタンで抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で蒸発させる。収量:1.5g
H-2の調製と同様に、所望の生成物H-7を、塩酸(w=0.32)合計40mL及び水13mL中で5-アミノ-2,4-ジフルオロベンゾニトリル(1.4g、9ミリモル)、亜硝酸ナトリウム(0.8g、12ミリモル)、塩化スズ(II)二水和物(7.2g、32ミリモル)から出発して得る。収量:0.55g
実施例を合成するのに使用された全てのその他の試薬は市販されており、又はそれらの調製が文献から知られている。
I-1)メチル4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-ブロモ-ベンゾエート
収量:11.8g
収量:2.2g
収量:0.75g
収量:0.9g
収量:340mg
下記のカルボン酸をII-1の調製と同様にして得る。
IV-1)N-[4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロフェニル]-2-クロロアセトアミド
方法AM1:
HPLC:アギレント1100シリーズ;MS:1100シリーズLC/MSD(API-ES(+/-3000V、クアドルポール、G1946D);モード:スキャンpos 100-1000、neg 100-1000
カラム:ウォーターズ;パートNo.186000594;XTerra MS C18 2.5μm;2.1x50mmのカラム
溶媒: A:0.1%のギ酸の添加で脱塩されたH2O
B:0.1%のギ酸を添加したアセトニトリルHPLC等級
検出: ピーク幅>0.1分(2s);190-450nm
UV254nm(バンド幅8、基準オフ)
UV230nm(バンド幅8、基準オフ)
注入:1μL標準注入
流量:0.6mL/分
カラム温度:35℃
ポンプ勾配: 0.0-0.5分 5%B
0.5-1.5分 5%→50%B
1.5-4.0分 50%→95%B
4.0-6.0分 95%B
6.0-6.5分 95%→5%B
運転後の1.5分 5%B
HPLC:アギレントシリーズ1100(G1311A/G1313A/G1316A/G1948D/G1315B/G1946Dに変換されたG1379A/G1310A);モード:スキャンpos 100-1000、neg 100-1000
カラム:アギレント・ゾルバックスSB-C8、2.1x50mm、3.5μm
溶媒: A:0.1%のギ酸の添加で脱塩されたH2O
B:0.1%のギ酸を添加したアセトニトリルHPLC等級
検出: ピーク幅>0.1分(2s);190-450nm
UV254nm(バンド幅8、基準オフ)
UV230nm(バンド幅8、基準オフ)
注入:2.5μL標準注入
流量:0.6mL/分
カラム温度:35℃
ポンプ勾配: 0-3.0分 10%→90%B
3.0-4.0分 90%B
4.0-5.0分 90%→10%B
HPLC:アギレントシリーズ1100(G1312A/G1315A/G1316A/G1367A)アギレントMSD SL ESI
モード:スキャンpos 150-750
カラム:アギレント・ゾルバックスSB-C8、2.1x50mm、3.5μm
溶媒: A:0.1%のギ酸の添加で脱塩されたH2O
B:0.1%のギ酸を添加したアセトニトリルHPLC等級
検出: ピーク幅>0.01分(0.2s);190-450nm
UV254nm(バンド幅16、基準オフ)
UV230nm(バンド幅8、基準オフ)
UV214nm(バンド幅8、基準オフ)
注入:3.0μLオーバーラップ注入
流量:1.1mL/分
カラム温度:45℃
ポンプ勾配: 0-1.75分 15%→95%B
1.75-1.90分 95%B
1.90-1.92分 95%→15%B
HPLC:アギレント1100シリーズ
MS:アギレントLC/MSD SL (LCMS1:1100シリーズLC/MSD)
カラム:ウォーターズ、Xterra MS C18、2.5μm、2.1x30mm、パートNo.186000592
溶媒: A:0.1%のギ酸の添加で脱塩されたH2O
B:0.1%のギ酸を添加したアセトニトリルHPLC等級
検出: MS:ポジチブ及びネガチブ
質量範囲:120-900m/z
フラグメンター:120
ゲインEMV:1
閾値:150
ステップサイズ:0.25
UV:254nm
バンド幅:1 (LCMS1:2)
基準:オフ
スペクトル:
範囲:250-400nm
範囲ステップ:1.00nm
閾値:4.00mAU
ピーク幅:<0.01分 (LCMS1:>0.05分)
スリット:1nm (LCMS1:2nm)
注入:5μL
流量:1.10mL/分
カラム温度:40℃
勾配: 0.00分 5%B
0.00-2.50分 5%→95%B
2.50-2.80分 95%B
2.81-3.10分 95%→5%B
HPLC:アギレント1100シリーズ
MS:アギレントLC/MSD SL (LCMS1:1100シリーズLC/MSD)
カラム:フェノメネクス、サイナージ・ポーラーRP 80A、4μm、2x30mm、パートNo.00A-4336-B0
溶媒: A:0.1%のギ酸を添加したH2O(ミリポア精製最純粋水)
B:アセトニトリル(HPLC等級)
検出: MS:ポジチブ及びネガチブ
質量範囲:120-900m/z
フラグメンター:120
ゲインEMV:1
閾値:150
ステップサイズ:0.25
UV:254nm
バンド幅:1 (LCMS1:2)
基準:オフ
スペクトル:
範囲:250-400nm
範囲ステップ:1.00nm
閾値:4.00mAU
ピーク幅:<0.01分 (LCMS1:>0.05分)
スリット:1nm (LCMS1:2nm)
注入:注入容積:5μL
注入モード:ニードル洗浄
分離:流量:1.10mL/分
カラム温度:40℃
勾配: 0.00分 5%溶媒B
0.00-2.50分 5%→95%溶媒B
2.50-2.80分 95%溶媒B
2.81-3.10分 95%→5%溶媒B
HPLC:ウォーターズ・アライアンス2695
カラム:ウォーターズ、Xterra MS C18、2.5μm、4.6x30mm、パートNo.186000600
溶媒: A:0.1%のギ酸の添加で脱塩されたH2O
B:0.08%のギ酸を添加したアセトニトリルHPLC等級
流量:1mL/分
カラム温度:25℃
ポンプ勾配: 0.00分 5%B
0.00-3.10分 5%→98%B
3.10-4.50分 98%B
4.50-5.00分 98%→5%B
DC 薄層クロマトグラフィー
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
h 時間
HATU O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HPLC 高性能液体クロマトグラフィー
conc. 濃
M モル
min 分
mL ミリリットル
MS 質量分光分析
N 規定
NaOH 水酸化ナトリウム
NMR 核磁気共鳴分光分析
NMP N-メチルピロリジノン
Rf 保持係数
RP 逆相
RT 周囲温度
Rt 保持時間
m.p 融点
tert 第三級
THF テトラヒドロフラン
w 質量含量
合成方法A
ジクロロメタン又はDMF5mL中のカルボン酸(0.1ミリモル)の溶液をO-ベンゾトリアゾール-1-イル-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.15ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(0.3ミリモル)と合わせ、周囲温度で15分間撹拌する。次いで相当するアミン(0.1ミリモル)を添加し、反応が完結するまでその混合物を周囲温度で撹拌する。その反応混合物を5%の炭酸カリウム水溶液と合わせ、ジクロロメタンで抽出する。合わせた有機相を乾燥させ、真空で蒸発させる。残渣を石油エーテルから結晶化し、又はクロマトグラフィーにより精製する。
DMF(もしくはジクロロメタン、又はTHF)5mL中のカルボン酸(0.35ミリモル)の溶液をHATU(0.55ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(1.8ミリモル)と合わせ、周囲温度で15分間撹拌する。相当するアミン(0.39ミリモル)の添加後に、その混合物を周囲温度で15時間撹拌し、5%の炭酸カリウム水溶液と合わせ、ジクロロメタンで抽出する。合わせた有機相を乾燥させ、真空で蒸発させる。残渣をクロマトグラフィーにより精製する。
ジイソプロプルエチルアミンに代えてトリエチルアミンを使用する以外は、その合成を合成方法Aと同様にして行なう。
ジイソプロプルエチルアミンに代えてトリエチルアミンを使用する以外は、その合成を合成方法Bと同様にして行なう。
ピリジン3mL中のアミン0.2ミリモルの溶液をスルホン酸クロリド0.5ミリモルと合わせ、周囲温度で15時間撹拌する。その反応混合物を蒸発させ、残渣をクロマトグラフィーにより精製する。
DMF1.3mL中のカルボン酸(0.16ミリモル)の混合物をHATU(0.55ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(1.8ミリモル)と合わせ、周囲温度で1時間撹拌する。DMF中の相当するアミン0.1ミリモルの溶液の添加後に、撹拌を周囲温度で更に15時間続ける。次いでその反応混合物を濾過し、蒸発させ、残渣をクロマトグラフィーにより精製する。
使用されるカルボン酸クロリドは市販されており、又は相当するカルボン酸(0.6ミリモル)を塩化チオニル2mLと反応させることにより得られる。
a)ピリジン3mL中のアミン0.2ミリモルの溶液をカルボン酸クロリド0.5ミリモルと合わせ、周囲温度で15時間撹拌する。その反応混合物を蒸発させ、残渣をクロマトグラフィーにより精製する。
b)ピリジンに代えてDMF3mL及びトリエチルアミン45μLを使用する以外は、合成を合成方法a)と同様にして行なう。
c)ピリジンに代えてNMP2mL及びジイソプロピルエチルアミン80μLを使用する以外は、合成を合成方法a)と同様にして行なう。
使用されるクロロホルメートは市販されており、又は相当するアルコール(1.4ミリモル)をTHF1mL中で当量のホスゲン(トルエン中20%;1.2ミリモル)と反応させることによりその場で調製される。その反応溶液を更に処理しないで直接使用する。
NMP2mL中のアミン0.14ミリモルの溶液をジイソプロピルエチルアミン80μLと合わせ、5分間撹拌する。次いでカルバモイルクロリドを10mgづつ4回に分けて添加し、その混合物を14時間撹拌する。その反応混合物をRP-シリカゲルによるクロマトグラフィーにより直接精製する。
収量:33mg
HPLC:Rt=1.32分
[M+1]+=548
実施例4.2-4.22を実施例4.1と同様にして合成する。
**実施例4.9をIV-4とN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩の反応の副生物として得る。
下記の物質を前記実施例と同様にして合成する。
HCT116細胞傷害試験
その試験は蛍光光度法で検出し得る生成物を生じるための生細胞(代謝活性細胞)中のアラマーブルー(バイオソース社、米国)の還元に基づいている。物質は細胞に毒性である物質の存在下で最早還元されず、これは蛍光の増大を測定することが可能ではないことを意味する。
HCT116(ヒト結腸癌細胞系)細胞をミクロタイタ・プレートに接種し、培地中で37℃で5%のCO2で一夜インキュベートする。試験物質を培地中で段階的に希釈し、全容積が200μl/ウェルであるように細胞に加える。物質ではなく、培地が加えられる細胞が対照として利用できる。4-6日のインキュベーション時間後に、アラマーブルー20μlをウェルに加え、細胞を更に6-8時間にわたって37℃でインキュベートする。蛍光を測定するために、励起が545nmの波長で起こり、発光を590nmで測定する。
グラフパッド・プリズムプログラムを使用して、EC50値を計算する。
記載された実施例1.1〜4.22の全ての化合物が5μM未満のEC50(HCT-116)を有する。
本発明の物質はPI3キナーゼインヒビターである。一般式(1)の新規化合物及びそれらの異性体並びにそれらの生理学上許される塩は、それらの生物学的性質に基づいて、過度又は異常な細胞増殖を特徴とする疾患を治療するのに適している。
これらの疾患として、例えば、ウイルス感染症(例えば、HIV及びカポージ肉腫);炎症性疾患及び自己免疫疾患(例えば、大腸炎、関節炎、アルツハイマー病、腎炎及び創傷治癒);細菌、菌類及び/又は寄生虫感染症;白血病、リンパ腫及び充実性腫瘍;皮膚疾患(例えば、乾癬);骨疾患;心血管疾患(例えば、再狭窄及び肥大)が挙げられる。加えて、これらの化合物は増殖している細胞(例えば、毛髪細胞、腸細胞、血液細胞及び始原細胞)を放射線、UV治療及び/又は細胞増殖抑制治療に起因するDNA損傷(Davisら, 2001)から保護するのに有益である。
一般式(1)の化合物は、それら自体で、又は本発明のその他の活性物質と組み合わせて、適当な場合には、同様にその他の薬理学的活性物質と組み合わせて使用し得る。本発明の化合物と組み合わせて投与し得る化学治療薬として、ホルモン、ホルモン類似体及び坑ホルモン(例えば、タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、フルベストラント、メゲストロールアセテート、フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、アミノグルテチミド、シプロテロンアセテート、フィナステリド、ブセレリンアセテート、フルドロコルチンゾン、フルオキシメステロン、メドロキシプロゲステロン及びオクトレオチド)、アロマターゼインヒビター(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、リアロゾール、ボロゾール、エキセメスタン及びアタメスタン)、LHRHアゴニスト及びアンタゴニスト(例えば、ゴセレリンアセテート及びルプロリド)、成長因子(成長因子、例えば、血小板由来成長因子及び肝細胞成長因子)のインヒビター(インヒビターの例は成長因子抗体、成長因子受容体抗体及びチロシンキナーゼインヒビター、例えば、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ及びトラスツズマブである);坑代謝産物(例えば、坑葉酸塩、例えば、メトトレキセート及びラルチトレキセド、ピリミジン類似体、例えば、5-フルオロウラシル、カペシタビン及びゲムシタビン、プリン及びアデノシン類似体、例えば、メルカプトプリン、チオグアニン、クラドリビン及びペントスタチン、シタラビン及びフルダラビン);坑腫瘍抗生物質(例えば、アントラサイクリン、例えば、ドキソルビシン、ダウノルビシン、エピルビシン及びイダルビシン、マイトマイシンC、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、プリカマイシン及びストレプトゾシン);白金誘導体(例えば、シスプラチン、オキサリプラチン及びカルボプラチン);アルキル化剤(例えば、エストラムスチン、メクロレタミン、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、ダカルバジン、シクロホスファミド、イフォスファミド及びテモゾロミド、ニトロソ尿素、例えば、カルムスチン及びロムスチン並びにチオテパ)、坑有糸***剤(例えば、ビンカアルカロイド、例えば、ビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビン及びビンクリスチン;並びにタキサン、例えば、パクリタキセル及びドセタキセル);トポイソメラーゼインヒビター(例えば、エピポドフィロトキシン、例えば、エトポシド及びエトポフォス、テニポシド、アムサクリン、トポテカン、イリノテカン及びミトキサントロン)及び種々の化学治療薬、例えば、アミフォスチン、アナグレリド、クロドロナト、フィルグラスチン、インターフェロンアルファ、ロイコボリン、リツキシマブ、プロカルバジン、レバミソール、メスナ、ミトタン、パミドロネート及びポルフィマーが挙げられるが、これらに限定されない。
好適な錠剤は、例えば、一種以上の活性化合物を既知の補助物質、例えば、不活性希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム又はラクトース、崩壊剤、例えば、トウモロコシ澱粉又はアルギン酸、バインダー、例えば、澱粉又はゼラチン、滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム又はタルク、及び/又はデポー効果を得るための薬剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、セルロースアセテートフタレート又はポリ酢酸ビニルと混合することにより得られる。錠剤はまた数層を含んでもよい。
従って、糖被覆錠剤は錠剤と同様にして調製されたコアーを糖被覆に通例使用される薬剤、例えば、コリドン又はセラック、アラビアゴム、タルク、二酸化チタン又は糖で被覆することにより製造されてもよい。デポー効果を得、又は不適合性を回避するために、コアーはまた幾つかの層を含んでもよい。同様に、糖被覆物はまたデポー効果を得るために幾つかの層を含むことができ、錠剤の場合に上記される補助物質を使用することが可能である。
本発明の活性化合物又は活性化合物組み合わせのシロップは更に甘味料、例えば、サッカリン、シクラメート、グリセロール又は糖だけでなく、味覚改良剤、例えば、風味料、例えば、バニリン又はオレンジエキスを含んでもよい。それらはまた懸濁助剤又は増粘剤、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、湿潤剤、例えば、脂肪アルコールとエチレンオキサイドの縮合生成物、又は保護剤、例えば、p-ヒドロキシベンゾエートを含んでもよい。
一種以上の活性化合物又は活性化合物の組み合わせを含むカプセルは、例えば、活性化合物を不活性担体、例えば、ラクトース又はソルビトールと混合し、それらをゼラチンカプセルに封入することにより製造し得る。
好適な座薬は、例えば、この目的に考えられる賦形剤、例えば、中性脂肪もしくはポリエチレングリコール、又はそれらの誘導体と混合することにより製造し得る。
例として挙げられる補助物質は水、医薬上問題のない有機溶媒、例えば、パラフィン(例えば、石油留分)、植物起源の油(例えば、落花生油又はゴマ油)、一官能性又は多官能性アルコール(例えば、エタノール又はグリセロール)、担体物質、例えば、中性鉱物粉末(例えば、カオリン、粘土質の土、タルク、チョーク)、合成鉱物粉末(例えば、高度に分散されたケイ酸及びケイ酸塩)、糖(例えば、蔗糖、ラクトース及びブドウ糖)、乳化剤(例えば、リグニン、使用済み亜硫酸塩液、メチルセルロース、澱粉及びポリビニルピロリドン)及び滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸及びラウリル硫酸ナトリウム)である。
非経口投与のために、好適な液体担体物質を添加しつつ活性化合物の溶液を使用することが可能である。静脈内投与のための用量は時間当り1-1000mg、好ましくは時間当り5-500mgである。
これにもかかわらず、体重、投与の経路の性質、薬物に対する個々の応答、その製剤の性質及び投与が行なわれる時間又は間隔に応じて、上記量から逸脱することが、適当な場合に、必要であるかもしれない。こうして、或る場合には、前記最小量より少ない量を用いて行なうことが充分であるかもしれず、一方、その他の場合には上限が超えられる必要がある。比較的多い量が投与される場合、これらをその日の経過にわたって与えられる幾つかの単一用量に分けることが推奨されるかもしれない。
下記の製剤実施例は本発明を説明するが、その範囲を限定しない。
A) 錠剤 錠剤当り
式(1)の活性化合物 100mg
ラクトース 140mg
トウモロコシ澱粉 240mg
ポリビニルピロリドン 15mg
ステアリン酸マグネシウム 5mg
500mg
微粉砕された活性化合物、ラクトース及びトウモロコシ澱粉の一部を互いに混合する。その混合物を篩分け、その後にそれを水中ポリビニルピロリドンの溶液で湿らせ、混錬し、湿式造粒し、乾燥させる。顆粒物質、残りのトウモロコシ澱粉及びステアリン酸マグネシウムを篩分け、互いに混合する。その混合物を好適な形状及びサイズの錠剤に圧縮する。
式(1)の活性化合物 80mg
ラクトース 55mg
トウモロコシ澱粉 190mg
微結晶性セルロース 35mg
ポリビニルピロリドン 15mg
ナトリウムカルボキシメチル澱粉 23mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
400mg
微粉砕された活性化合物、トウモロコシ澱粉の一部、ラクトース、微結晶性セルロース及びポリビニルピロリドンを互いに混合し、その後にその混合物を篩分け、残りのトウモロコシ澱粉及び水と一緒に顆粒物質に加工し、これを乾燥させ、篩分ける。次いでナトリウムカルボキシメチル澱粉及びステアリン酸マグネシウムを顆粒物質に添加し、それと混合し、その混合物を好適なサイズの錠剤に圧縮する。
式(1)の活性化合物 50mg
塩化ナトリウム 50mg
注射用の水 5ml
活性化合物を水にその固有のpH又は、適当な場合には、pH5.5〜6.5で溶解し、その後に塩化ナトリウムを等張剤として添加する。得られる溶液を濾過により発熱物質を含まないようにし、濾液を無菌条件下でアンプルにアリコートし、次いでこれらを滅菌し、溶融によりシールする。アンプルは活性物質5mg、25mg及び50mgを含む。
Claims (12)
- 一般式(1)の化合物:
R1は-NHRc、-NHC(O)Rc、-NHC(O)ORc、-NHC(O)NRcRc及び-NHC(O)SRcの中から選ばれ、かつ
R2はC1-6アルキルもしくは3-8員ヘテロシクロアルキル(必要により1個以上のR6により置換されていてもよい)、又はハロゲン、-NO2、-NRcRc、-ORc、-S(O)Rc、-S(O)2Rc、-C(O)Rc、-C(O)ORc、-C(O)NRcRc、-C(O)N(Rg)ORc、-N(Rg)C(O)Rc、-N(Rg)C(O)ORc、-NRgC(O)NRcRc、-N(Rg)C(O)SRc及び-N(Rg)S(O)2Rcの中から選ばれた基を表し、かつ
R3はC6-10アリール及び5-6員ヘテロアリールの中から選ばれた基(必要により1個以上の、同じ又は異なるRc及び/又はRbにより置換されていてもよい)を表し、かつ
R4は臭素、フッ素、-CF3、-OCF3、-CN、-NRcRc、-SRc、-S(O)Rc、-S(O)2Rc及び-ORcの中から選ばれた基、又はC1-3アルキル(必要によりフッ素、-CN、-NRfRf及び/又は-ORfにより置換されていてもよい)を表し、かつ
R5は水素又はハロゲン、-CF3、-OCF3、-CN、-NRcRc、-SRc、-S(O)Rc、-S(O)2Rc及び-ORcの中から選ばれた基、或いはC1-3アルキル(必要によりフッ素、-CN、-NRfRf及び/又は-ORfにより置換されていてもよい)を表し、かつ
R6はRa、Rb及び1個以上の、同じ又は異なるRc及び/又はRbにより置換されたRaの中から選ばれた基を表し、かつ
夫々のRaは互いに独立にC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれ、かつ
夫々のRbは夫々独立に=O、-ORc、C1-3ハロアルキルオキシ、-OCF3、=S、-SRc、=NRc、=NORc、-NRcRc、ハロゲン、-CF3、-CN、-NC、-NO2、-N3、-S(O)Rc、-S(O)2Rc、-S(O)2ORc、-S(O)NRcRc、-S(O)2NRcRc、-OS(O)Rc、-OS(O)2Rc、-OS(O)2ORc、-OS(O)2NRcRc、-C(O)Rc、-C(O)ORc、-C(O)NRcRc、-C(O)N(Rg)NRcRc、-C(O)N(Rg)ORc、-CN(Rg)NRcRc、-OC(O)Rc、-OC(O)ORc、-OC(O)NRcRc、-N(Rg)C(O)Rc、-N(Rg)C(S)Rc、-N(Rg)S(O)2Rc、-N(Rg)S(O)2NRcRc、-N(Rg)C(O)ORc、-N(Rg)C(O)NRcRc、及び-N(Rg)CN(Rg)NRcRcの中から選ばれた好適な基を表し、かつ
夫々のRcは互いに独立に水素又はC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれた必要により1個以上の、同じ又は異なるRd及び/又はReにより置換されていてもよい基を表し、かつ
夫々のRdは互いに独立にC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれた必要により1個以上の、同じ又は異なるRe及び/又はRfにより置換されていてもよい基を表し、かつ
夫々のReは夫々独立に=O、-ORf、C1-3ハロアルキルオキシ、-OCF3、=S、-SRf、=NRf、=NORf、-NRfRf、ハロゲン、-CF3、-CN、-NC、-NO2、-N3、-S(O)Rf、-S(O)2Rf、-S(O)2ORf、-S(O)NRfRf、-S(O)2NRfRf、-OS(O)Rf、-OS(O)2Rf、-OS(O)2ORf、-OS(O)2NRfRf、-C(O)Rf、-C(O)ORf、-C(O)NRfRf、-C(O)N(Rg)ORf、-CN(Rg)NRfRf、-OC(O)Rf、-OC(O)ORf、-OC(O)NRfRf、-OCN(Rg)NRfRf、-N(Rg)C(O)Rf、-N(Rg)C(S)Rf、-N(Rg)S(O)2Rf、-N(Rg)C(O)ORf、-N(Rg)C(O)NRfRf、及び-N(Rg)CN(Rg)NRfRfの中から選ばれた好適な基を表し、かつ
夫々のRfは互いに独立に水素又はC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルの中から選ばれた必要により1個以上の、同じ又は異なるRgにより置換されていてもよい基を表し、かつ
夫々のRgは互いに独立に水素、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C4-11シクロアルキルアルキル、C6-10アリール、C7-16アリールアルキル、2-6員ヘテロアルキル、3-8員ヘテロシクロアルキル、4-14員ヘテロシクロアルキルアルキル、5-10員ヘテロアリール及び6-16員ヘテロアリールアルキルを表す]、
場合によりこれらの互変異性体、ラセミ体、鏡像体、ジアステレオマー及び混合物の形態であってもよく、場合によりこれらの薬理学上許される塩であってもよく、
但し、下記の化合物が含まれないことを条件とする:
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-(モルホリノ-4-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-エチル-3-フルオロ-N-メチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-エチル-3-フルオロ-N-(2-メトキシ-エチル)-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-([1.4]オキサゼパン-4-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピラジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3,N,N-トリメチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-2-メトキシ-N-(4-ピロリジン-1-イル-シクロヘキシル)-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-2-メトキシ-N-メチル-N-(4-ピロリジン-1-イル-シクロヘキシル)-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(1-シクロペンチル-ピペリジン-4-イル)-2-メトキシ-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(1-シクロペンチル-ピペリジン-4-イル)-2-メトキシ-N-メチル-ベンズアミド、
N-(1-{4-[4-(シクロペンチル-メチル-アミノ)-ピペリジン-1-カルボニル]-3-メトキシ-フェニル}-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル)-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N,N-ジエチル-3-フルオロ-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(2-メトキシ-エチル)-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンズアミド、
N-{1-[4-(4-ジメチルアミノ-ピペリジン-1-カルボニル)-2-フルオロ-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-メチル-N-(1-メチル-ピペリジン-4-イル)-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(2-ジメチルアミノ-エチル)-3-フルオロ-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(3-ジメチルアミノ-プロピル)-3-フルオロ-N-メチル-ベンズアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N-(2-ジメチルアミノ-エチル)-3-フルオロ-N-メチル-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-(4-イソプロピル-ピペラジン-1-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-N,N-ジエチル-3-フルオロ-ベンズアミド、
N-{1-[4-(4-シクロペンチル-ピペラジン-1-カルボニル)-2-フルオロ-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
N-(1-{4-[4-(1-エチル-プロピル)-ピペラジン-1-カルボニル]-2-フルオロ-フェニル}-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル)-アセトアミド、
N-{1-[4-(4-sec-ブチル-ピペラジン-1-カルボニル)-2-フルオロ-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
2-{4-[4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-ベンゾイル]-ピペラジン-1-イル}-N,N-ジメチル-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N-(3-モルホリン-4-イル-シクロブチル)-ベンズアミド、
N-{1-[2-フルオロ-4-(4-メチル-ピペラジン-1-カルボニル)-フェニル]-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル}-アセトアミド、
4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド、
N-[4-(7-アセチルアミノ-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル)-3-フルオロ-フェニル]-2-ジメチルアミノ-アセトアミド、
N-[1-(4-アセチルアミノ-2-フルオロ-フェニル)-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-7-イル]-アセトアミド、
3-フルオロ-4-[7-(3-メトキシ-プロピオニルアミノ)-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル]-N,N-ジメチル-ベンズアミド及び
3-フルオロ-N,N-ジメチル-4-[7-(3-フェニル-プロピオニルアミノ)-3-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロ-ピラゾロ[4,3-g]ベンゾチアゾール-1-イル]-ベンズアミド)。 - R3が必要により1個以上の、同じ又は異なるRc及び/又はRbにより置換されていてもよい、5-6員ヘテロアリールを表す、請求項1から3のいずれか1項記載の化合物。
- R3が未置換ピリジルを表す、請求項1から4のいずれか1項記載の化合物。
- R1が-NHC(O)ORc及び-NHC(O)NRcRcの中から選ばれる、請求項1から5のいずれか1項記載の化合物。
- R1が-NHC(O)Rcを表し、かつ
R2がC1-6アルキルもしくは3-8員ヘテロシクロアルキル(必要により1個以上のR6により置換されていてもよい)、又はハロゲン、-NO2、-NRcRc、-ORc、-S(O)Rc、-S(O)2Rc、-C(O)Rc、-C(O)ORc、-N(Rg)C(O)Rc、-N(Rg)C(O)ORc、-NRgC(O)NRcRc、-N(Rg)C(O)SRc及び-N(Rg)S(O)2Rcの中から選ばれた基を表す、請求項1から5のいずれか1項記載の化合物。 - 薬物としての、請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、又はその薬理学上有効な塩。
- 抗増殖活性を有する薬物を調製するための請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、又はその薬理学上有効な塩。
- 必要により通常の賦形剤及び/又は担体と組み合わせて、請求項1から7のいずれか1項記載の一般式(1)の一種以上の化合物又はその薬理学上有効な塩を活性物質として含むことを特徴とする、医薬製剤。
- 癌の治療及び/又は予防のための薬物を調製するための請求項1から7のいずれか1項記載の一般式(1)の化合物の使用。
- 請求項1から7のいずれか1項記載の一般式(1)の化合物(必要によりその互変異性体、ラセミ体、鏡像体、ジアステレオマー及び混合物の形態だけでなく、必要によりその薬理学上許される塩であってもよい)及び式(1)とは異なる、少なくとも一種のその他の細胞増殖抑制性又は細胞傷害性活性物質を含むことを特徴とする医薬製剤。
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