JP2009519272A - ヘアトリートメント組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、糖、脂肪族アミノ酸および塩基性アミノ酸の組合せを含むヘアトリートメント組成物を提供する。組成物は、特に、乾燥し、損傷を受けおよび/または扱い易さに問題のある傾向のある毛髪のトリートメントに適する。

Description

本発明は、糖、脂肪族アミノ酸および塩基性アミノ酸の組合せを含むヘアトリートメント組成物に関する。組成物は、特に、乾燥し、損傷を受けおよび/または扱い易さに問題のある傾向のある毛髪のトリートメントに適する。
毛髪は、いくつかの原因から損傷を受ける可能性がある。例えば、毛髪損傷の環境的原因はUVおよび塩素への暴露などを含む。毛髪損傷の化学的影響は、脱色、パーマおよび直毛化などの処理、および非常に強い界面活性剤ベースのクレンジングシャンプー組成物でのあまりにも頻繁な洗浄などを含む。毛髪損傷の機械的原因は、過剰なブラッシングおよびコーミングおよび毛髪を乾燥およびスタイリングするための加熱された電気器具の長時間使用を含む。
毛髪に対する損傷は典型的には、毛髪繊維からのキューティクルおよびタンパク質喪失、毛髪繊維の乾燥、毛髪繊維の脆弱性および破損、および擦り切れた毛先もしくは割れた毛先として現われる。乾燥し、損傷を受けた毛髪は、特に、扱い易さに問題のある傾向があり、特に高湿度などの条件下で、スタイリングが困難であるかまたはスタイルを保持することのない、「おさまりの悪い」毛髪などの兆候を引き起こす。
種々の有機分子およびこれらの組合せの、乾燥し、損傷を受けおよび/または扱い難い毛髪のトリートメントにおける使用が示唆されてきた。
例えば、WO2004054526は、損傷を受けた毛髪のケアおよび修復のため、および毛髪の扱い易さを改善するための、二糖(特にトレハロース)、および二酸(特にアジピン酸)を含む、ヘアトリートメント組成物について記載している。
WO2004054525は、損傷を受けた毛髪のケアおよび修復のため、および毛髪の扱い易さを改善するための、二糖(特にトレハロース)、およびジオール(特に3−メチル−1,3−ブタンジオール)を含む、ヘアトリートメント組成物について記載している。
WO2004006874は、損傷を受けた毛髪の主要な兆候を修復および防止するための、特定の分枝アミンおよび/またはヒドロキシ化合物(特に3,3−ジメチル−1,2−ブタンジオール)を含む、ヘアトリートメント組成物について記載している。
本発明者らは、糖、脂肪族アミノ酸および塩基性アミノ酸の組合せを含むヘアトリートメント組成物が、乾燥し、損傷を受けおよび/または扱い易さに問題のある傾向のある毛髪のトリートメントにおいて、向上した有効性を示すことを見出している。
(発明の概要)
本発明は、糖、脂肪族アミノ酸および塩基性アミノ酸の組合せを含むヘアトリートメント組成物を提供する。
本発明は、乾燥し、損傷を受けおよび/または扱い難い毛髪のトリートメントにおける上記組成物の使用をも提供する。
本発明は、上記組成物を毛髪に適用することによる毛髪の処理方法をも提供する。
(発明の詳細)

本発明の組成物は、少なくとも1つの糖を含む。
「糖」は、一般に、単糖、二糖および低級オリゴ糖(グルコシド結合により一緒に結合している3個と6個との間の単糖ユニットを典型的に含む)を意味する。
単糖が本発明の使用に好ましい。用語「単糖」は、(オリゴ糖または多糖と対照をなすものとして)他のこのようなユニットとグリコシド結合していない単一のユニットを意味する。
単糖は、分子式(CHO)を有し、式中、nは3から8のいかなる整数であってもよい。単糖は、炭素原子、およびケトンまたはアルデヒド基の数に応じて、2から7個のヒドロキシル基を含む。
アルデヒド基を含む単糖は、通常、「アルドース」と称され、およびケトン基を含む単糖は、通常、「ケトース」と称される。アルドースが好ましい。
本発明における使用が好ましい単糖は、4、5、6または7個の炭素原子を含む。これらは、それぞれ、テトロース、ペントース、ヘキソースおよびヘプトースである。
不斉炭素の存在−トリオース(3個の炭素原子を含む単糖)については1個、および他の単糖に関しては数個−を考慮すると、各単糖は、いくつかの立体異性の形態をとり、トリオースの場合はエナンチオマーであってよく、および他の単糖の場合はエナンチオマーおよびジアステレオマーであってよい。
本発明において使用することができるペントースおよびヘキソースは、それぞれフラノースおよびピラノース環へと環化することができる。水性媒体において、ペントースおよびヘキソースは、主として環状形態で存在する。
本発明において使用することができる好ましいアルドースは:
エリトロースおよびトレオース(これらはテトロースである)、リボース、アラビノース、キシロースおよびリキソース(これらはペントースである)、およびアロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトースおよびタロース(これらはヘキソースである)である。
本発明において使用することができる好ましいケトンは:
エリトルロース(これはテトロースである)、リブロースおよびキシルロース(これらはペントースである)、およびプシコース、フルクトース、ソルボースおよびタガトース(これらはヘキソースである)である。
ケトースはまた、環状形態を有することもできる。例えば、フルクトースはフルクトフラノースまたはフルクトピラノース形態を有することができる。
前述の材料のいかなるものの混合物も本発明の組成物において使用してよい。
好ましくは、本発明の組成物において使用する糖は、アルドヘキソースであり、最も好ましくは、ガラクトースである。
本発明のヘアトリートメント組成物における糖の総量は、(組成物の全重量を基にした糖の全重量で)一般に、0.01から10%、好ましくは0.05から1%の範囲であり、およびより好ましくは約0.1%である。
脂肪族アミノ酸
本発明の組成物は、少なくとも1つの脂肪族アミノ酸を含む。
用語「アミノ酸」は、アミノ基およびカルボキシル基の両方を含む分子を意味する。アミノ酸は、L−またはD−系列に属していてよく、またはラセミ体であってもよい。
用語「脂肪族アミノ酸」は、脂肪族側鎖を有するアミノ酸を意味する。
本発明における使用に適する脂肪族アミノ酸の例は、一般式:
CH(COOH)(NHR)(R
(式中、Rは、水素または1から20個の炭素原子のアルキル鎖長を有するアルキル基であり、Rは、水素または1から4個の炭素原子を有するアルキル基である。)
を有する。
本発明における使用が好ましい脂肪族アミノ酸において、Rは、1から4個の炭素原子を有するアルキル基であり、Rは、H、−CH、−CH(CH、−CHCH(CHおよび−CH(CH)−CHCHから選択される。
前述の材料のいかなるものの混合物も本発明の組成物において使用してよい。
最も好ましい材料は、N−メチルグリシン(サルコシンとしても知られている)である。
本発明のヘアトリートメント組成物における脂肪族アミノ酸の総量は、(組成物の全重量を基にした脂肪族アミノ酸の全重量で)一般に、0.01から10%、好ましくは0.05から1%の範囲であり、およびより好ましくは約0.1%である。
塩基性アミノ酸
本発明の組成物は、少なくとも1つの塩基性アミノ酸を含む。
用語「アミノ酸」は、アミノ基およびカルボキシル基の両方を含む分子を意味する。アミノ酸は、L−またはD−系列に属していてよく、またはラセミ体であってもよい。
用語「塩基性アミノ酸」は、カルボキシル基に比べて、より塩基性の基(アミノ、アミジノまたはグアニジノなどの基)を含むアミノ酸を意味する。このような塩基性アミノ酸の例には、アルファ、ベータ−ジアミノプロピオン酸、アルファ、ガンマ−ジアミノ酪酸、リシン、アルギニン、ヒスチジン、オルニチンおよびp−アミノフェニルアラニンなどの、天然または非天然のジアミノ−モノカルボン酸が含まれる。
塩基性アミノ酸は、しばしば天然供給源から塩およびハイドロ塩(hydrosalts)の形態で分離され、これらもまた本発明における使用に適する。このような塩およびハイドロ塩は、塩酸、リン酸、炭酸、硫酸、硝酸などのような無機酸、またはギ酸、酢酸、ラウリン酸、クロロ酢酸などのような有機酸との反応によって生成される。適切な例は、塩酸アルギニンである。
N−置換誘導体およびペプチド誘導体などの他の誘導体を使用することもまた可能である。これらもまた、塩またはハイドロ塩として使用されてよい。N−置換誘導体の例は、N−アルカノイル誘導体およびN−アルキル誘導体である。典型的には、N−アルカノイル誘導体において、アルカノイル基は、3から20個の炭素原子、好ましくは4から10個の炭素原子のアルキル鎖長を有し、例えばN−ブタノイル、N−ヘキサノイルおよびN−オクタノイルである。N−アルキル誘導体において、アルキル基は、典型的には、1から20個の炭素原子、好ましくは1から4個の炭素原子のアルキル鎖長を有し、例えばメチル、エチルおよびn−プロピルである。ペプチド誘導体の例は、ペプチド残基が2から8個のアミノ酸残基または置換アミノ酸残基からなるペプチド誘導体である。
前述の材料のいかなるものの混合物も本発明の組成物において使用してよい。
本発明における使用が好ましい塩基性アミノ酸は、リシン、アルギニン、ヒスチジン、オルニチンおよびこれらの混合物である。最も好ましいのは、アルギニンである。
本発明のヘアトリートメント組成物における塩基性アミノ酸の総量は、(組成物の全重量を基にした塩基性アミノ酸の全重量で)一般に、0.01から10%、好ましくは0.05から1%の範囲であり、およびより好ましくは約0.1%である。
製品形態
本発明のヘアトリートメント組成物は、適切には、シャンプー、コンディショナー、スプレー、ムース、ゲル、ワックスまたはローションの形態をとってよい。
特に好ましい製品形態は、シャンプー、洗浄後用コンディショナー(リーブインおよびリンスオフの)およびヘアオイルまたはヘアローションなどのヘアトリートメント製品である。
シャンプー組成物
本発明のシャンプー組成物は、一般に、水性である。すなわち組成物は、その主成分として、水または水性溶液または離液液晶相を有する。
適切には、シャンプー組成物は、組成物の全重量を基にして、50から98重量%、好ましくは60から90重量%の水を含む。
アニオン性洗浄用界面活性剤
本発明のシャンプー組成物は、一般に、化粧品に許容できるおよび毛髪への局所適用に適した1つまたは複数のアニオン性洗浄用界面活性剤を含む。
適切なアニオン性洗浄用界面活性剤の例は、硫酸アルキル、硫酸アルキルエーテル、スルホン酸アルカリル、イセチオン酸アルカノイル、コハク酸アルキル、スルホコハク酸アルキル、スルホコハク酸アルキルエーテル、サルコシン酸N−アルキル、リン酸アルキル、リン酸アルキルエーテル、およびカルボン酸アルキルエーテル、およびこれらの塩、特に、これらのナトリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、およびモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩である。アルキル基およびアシル基は、一般に、8から18個の炭素原子、好ましくは10から16個の炭素原子を含み、および不飽和であってよい。硫酸アルキルエーテル、スルホコハク酸アルキルエーテル、リン酸アルキルエーテルおよびカルボン酸アルキルエーテルならびにこれらの塩は、1分子当たり1から20個の酸化エチレンユニットまたは酸化プロピレンユニットを含んでよい。
本発明のシャンプー組成物において使用するための典型的なアニオン性洗浄用界面活性剤には、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸およびN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムが含まれる。
好ましいアニオン性洗浄用界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸(n)EOナトリウム(ここで、nは1から3である。)、ラウリルエーテルスルホコハク酸(n)EOナトリウム(ここで、nは1から3である。)、ラウリル硫酸アンモニウムおよびラウリルエーテル硫酸(n)EOアンモニウム(ここでnは1から3である。)、ココイルイセチオン酸ナトリウムおよびラウリルエーテルカルボン酸(n)EO(ここでnは10から20である。)である。
前述のアニオン性洗浄用界面活性剤のいかなるものの混合物も適切であってよい。
本発明のシャンプー組成物におけるアニオン性洗浄用界面活性剤の総量は、組成物の全重量を基にしたアニオン性洗浄用界面活性剤の全重量で、一般に、0.5から45%、好ましくは1.5から35%、より好ましくは5から20%の範囲である。
別の成分
場合により、本発明のシャンプー組成物は、性能および/または消費者の受容性を向上させるために、下記に記載の別の成分を含んでよい。
補助界面活性剤
組成物は、審美性、物理的性質または洗浄性を組成物に付与するのを助けるために補助界面活性剤を含むことができる。
補助界面活性剤の例は、非イオン性界面活性剤であり、組成物の全重量を基にして0.5から8重量%、好ましくは2から5重量%の範囲の量で含まれることができる。
例えば、本発明のシャンプー組成物に含まれることができる代表的な非イオン性界面活性剤には、脂肪族(C−C18)第一級または第二級の直鎖もしくは分岐鎖アルコールまたはフェノールとアルキレンオキシド、通常はエチレンオキシドとの、および一般に、6から30個のエチレンオキシド基を有する、縮合生成物が含まれる。
他の代表的な非イオン性界面活性剤には、モノ−またはジ−アルキルアルカノールアミドが含まれる。例には、ココモノ−またはジ−エタノールアミドおよびココモノ−イソプロパノールアミドが含まれる。
本発明のシャンプー組成物に含まれることができる他の非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド(APGs)である。典型的に、APGは、1つまたは複数のグリコシル基のブロックに結合(場合により、架橋基を介して)しているアルキル基を含むAPGである。好ましいAPGは、下記の式によって定義される:
RO−(G)
式中、Rは、分岐または直鎖のアルキル基であり、飽和でも不飽和でもよく、Gは、糖基である。
Rは、約Cから約C20の平均アルキル鎖長を表してよい。好ましくは、Rは、約Cから約C12の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくは、Rの値は約9.5と約10.5との間である。Gは、CまたはCの単糖残基から選択してよく、および好ましくはグルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース、フルクトース、マンノースおよびこれらの誘導体からなる群から選択してよい。好ましくは、Gはグルコースである。
重合度、nは、約1から約10以上の値をもってよい。好ましくは、nの値は、約1.1から約2である。最も好ましくは、nの値は、約1.3から約1.5である。
本発明において使用するための適切なアルキルポリグリコシドは、市販されており、例えばSeppic社のOramix NS10;Henkel社のPlantaren 1200およびPlantaren 2000として識別される材料などが含まれる。
本発明の組成物に含まれることができるその他の糖由来の非イオン性界面活性剤には、(例えばWO9206154およびUS5194639に記載されているC12−C18N−メチルグルカミドなどの)C10−C18N−アルキル(C−C)ポリヒドロキシ脂肪酸アミドおよび(C10−C18N−(3−メトキシプロピル)グルカミドなどの)N−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが含まれる。
補助界面活性剤の好ましい例は、両性または双性イオン性界面活性剤であり、これは組成物の全重量を基にして0.5から約8重量%、好ましくは1から4重量%の範囲の量で含まれることができる。
両性または双性イオン性界面活性剤の例には、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレートおよびアシルグルタメートが含まれ、ここで、アルキル基およびアシル基は、8から19個の炭素原子を有する。本発明のシャンプーにおいて使用する、典型的な両性および双生イオン性界面活性剤には、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインおよびココアンホ酢酸ナトリウムが含まれる。
特に好ましい両性または双性イオン性界面活性剤は、コカミドプロピルベタインである。
前述の両性または双性イオン性界面活性剤のいかなるものの混合物も適切であってよい。好ましい混合物は、コカミドプロピルベタインと前述のような別の両性または双性イオン性界面活性剤との混合物である。好ましい別の両性または双性イオン性界面活性剤は、ココアンホ酢酸ナトリウムである。
本発明のシャンプー組成物における界面活性剤の(いかなる補助界面活性剤および/またはいかなる乳化剤をも含む)総量は、組成物の全重量を基にした界面活性剤の全重量で、一般に、1から50%、好ましくは2から40%、より好ましくは10から25%である。
カチオン性ポリマー
カチオン性ポリマーは、本発明のシャンプー組成物中においては、コンディショニング性能を高めるために好ましい成分である。
適切なカチオン性ポリマーは、カチオン性に置換されているか、または2つ以上のタイプのモノマーから形成されてよいホモポリマーであってよい。これらのポリマーの重量平均(Mw)分子量は、一般に100000と200万ダルトンとの間である。これらのポリマーは、第四級アンモニウム基またはプロトン化したアミノ基、またはこれらの混合物などのカチオン性窒素含有基を有する。ポリマーの分子量が低過ぎる場合には、コンディショニング効果に乏しい。高過ぎる場合には、組成物を注ぐときの曳糸性につながる高伸張粘度という問題が生じる可能性がある。
カチオン性窒素含有基は、一般に、カチオン性ポリマーの全モノマーユニットのフラクションに置換基として存在する。したがって、ポリマーがホモポリマーではない場合には、ポリマーはスペーサーとしての非カチオン性モノマーユニットを含むことができる。このようなポリマーは、CTFA Cosmetic Ingredient Directory、第3版に記載されている。カチオン性モノマーユニットの非カチオン性モノマーユニットに対する比は、必要とされる範囲のカチオン電荷密度(一般に、0.2から3.0meq/gmである。)を有するポリマーを与えるように選択する。ポリマーのカチオン電荷密度は、米国薬局方の、窒素測定のための化学的試験の項に記載されているケルダール(Kjeldahl)法によって適切に測定される。
適切なカチオン性ポリマーには、例えば、カチオン性アミン官能性または第四級アンモニウム官能性を有するビニルモノマーと、(メタ)アクリルアミド、アルキルおよびジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトンおよびビニルピロリジンなどの水溶性スペーサーモノマーとのコポリマーが含まれる。アルキルおよびジアルキルで置換されたモノマーは、好ましくは、C1−C7アルキル基、より好ましくはC1−C3アルキル基を有する。他の適切なスペーサーには、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコールおよびエチレングリコールが含まれる。
カチオン性アミンは、特定の種および組成物のpHに応じて、第一級、第二級または第三級アミンであることができる。一般に、第二級および第三級アミン、特に第三級が好ましい。
アミンで置換されたビニルモノマーおよびアミンは、アミン形態で重合し、次いで第四級化によってアンモニウムに変換させることができる。
カチオン性ポリマーは、アミンおよび/または第四級アンモニウムで置換されたモノマーから誘導されたモノマーユニットおよび/または適合性のあるスペーサーモノマーの混合物を含むことができる。
適切なカチオン性ポリマーには、例えば:
カチオン性ジアリル第四級アンモニウム含有のポリマー、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマーおよびアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー(当業界(CTFA)においてそれぞれPolyquaternium 6およびPolyquaternium 7と称される)を含む;
3から5個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモポリマーおよびコポリマーのアミノアルキルエステルの鉱酸塩(米国特許第4009256号に記載されているもの);
カチオン性ポリアクリルアミド(WO95/22311に記載されているもの)
が含まれる。
使用することができる他のカチオン性ポリマーには、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体、およびカチオン性グアーガム誘導体などのカチオン性多糖ポリマーが含まれる。
本発明の組成物において使用するのに適したカチオン性多糖ポリマーには、式:
A−O−[R−N(R)(R)(R)X
のモノマー、
[式中、Aは、デンプンまたはセルロースの無水グルコース残基などの無水グルコース残基である。Rは、アルキレン基、オキシアルキレン基、ポリオキシアルキレン基、またはヒドロキシアルキレン基、またはこれらの組合せである。R、RおよびRは、それぞれ独立に、アルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルコキシアルキル基、またはアルコキシアリール基を表し、それぞれの基は約18個までの炭素原子を含んでいる。それぞれのカチオン部分の全炭素原子数(すなわちR、RおよびR中の炭素原子数の合計)は、好ましくは約20以下であり、Xは、アニオンの対イオンである。]
が含まれる。
カチオン性セルロースのもう1つのタイプには、ラウリルジメチルアンモニウムで置換されたエポキシド(当業界(CTFA)においてPolyquaternium 24と称される)と反応させたヒドロキシエチルセルロースのポリマー性第四級アンモニウム塩が含まれる。これらの材料は、Amerchol Corporationから、例えばPolymer LM−200の商品名で、入手可能である。
他の適切なカチオン性多糖ポリマーには、第四級窒素含有セルロースエーテル(例えば、米国特許第3962418号に記載されているもの)、およびエーテル化されたセルロースとデンプンのコポリマー(例えば米国特許第3958581号に記載されているもの)が含まれる。
使用できるカチオン性多糖ポリマーの特に適切なタイプは、(Rhodia社からJAGUAR商標シリーズで市販されている)グアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドなどのカチオン性グアーガム誘導体である。このような材料の例は、JAGUAR C13S、JAGUAR C14、JAGUAR C15およびJAGUAR C17である。
上記のカチオン性ポリマーのいかなるものの混合物も使用してよい。
カチオン性ポリマーは、本発明のシャンプー組成物中に、組成物の全重量を基にしたカチオン性ポリマーの全重量で、一般に、0.01から5%、好ましくは0.05から1%、より好ましくは0.08から0.5%の濃度で存在する。
懸濁化剤
好ましくは、本発明の水性シャンプー組成物は、さらに懸濁化剤を含む。適切な懸濁化剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリルエステルのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステルの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガムおよび結晶性長鎖アシル誘導体から選択される。長鎖アシル誘導体は、望ましくは、エチレングリコールステアレート、16から22個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールアミドおよびこれらの混合物から選択される。エチレングリコールジステアレートおよびポリエチレングリコール3ジステアレートは、組成物に真珠光沢を与えるところから、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、Carbopol 420、Carbopol 488またはCarbopol 493として市販されている。多官能性剤で架橋されたアクリル酸ポリマーも使用されてよい;これらは、Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 941およびCarbopol 980として市販されている。適切なカルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルのコポリマーの例は、Carbopol 1342である。すべてのCarbopol(商標)材料は、Goodrich社から入手可能である。
アクリル酸とアクリル酸エステルの適切な架橋ポリマーは、Pemulen TR1またはPemulen TR2である。適切なヘテロ多糖ガムは、例えばKelzan muとして入手可能なキサンタンガムである。
上記の懸濁化剤のいかなるものの混合物も使用してよい。好ましいものは、アクリル酸の架橋ポリマーと結晶性長鎖アシル誘導体との混合物である。
懸濁化剤は、本発明のシャンプー組成物中に、組成物の全重量を基にした懸濁化剤の全重量で、一般に、0.1から10%、好ましくは0.5から6%、より好ましくは0.9から4%の濃度で存在する。
コンディショナー組成物
コンディショナー組成物は、典型的に、化粧品に許容できるおよび毛髪への局所適用に適した1つまたは複数のカチオン性コンディショニング用界面活性剤を含む。
好ましくは、カチオン性コンディショニング用界面活性剤は、式N(R)(R)(R)(R)、[式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に、(C−C30)アルキルまたはベンジルである。]を有する。
好ましくは、R、R、RおよびRのうちの1、2または3個は、それぞれ独立に、(C−C30)アルキルであり、その他のR、R、RおよびR基は、(C−C)アルキルまたはベンジルである。
より好ましくは、R、R、RおよびRのうちの1または2個は、それぞれ独立に、(C−C30)アルキルであり、その他のR、R、RおよびR基は、(C−C)アルキルまたはベンジル基である。場合により、アルキル基は、アルキル鎖中に、1つまたは複数のエステル(−OCO−または−COO−)および/またはエーテル(−O−)結合を含んでよい。アルキル基は、場合により、1つまたは複数のヒドロキシル基で置換されていてよい。アルキル基は、直鎖もしくは分岐状であってよく、および3個以上の炭素原子を有するアルキル基については、環状であってもよい。アルキル基は、飽和であってよく、または1つまたは複数の炭素−炭素二重結合(例えば、オレイル)を含んでいてよい。アルキル基は、場合により、アルキル鎖上で1つまたは複数のエチレンオキシ基によりエトキシル化されている。
本発明のコンディショナー組成物において使用するのに適したカチオン性コンディショニング用界面活性剤には、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロウトリメチルアンモニウムクロリド、二水素化タロウジメチルアンモニウムクロリド(例えば、Akzo Nobel社のArquad 2HT/75)、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2−オレアンモニウムクロリドおよび対応するこれらの水酸化物が含まれる。別の適切なカチオン性界面活性剤には、CTFA名称Quaternium−5、Quaternium−31およびQuaternium−18を有する材料が含まれる。前述の材料のいかなるものの混合物も適切であってよい。本発明のコンディショナーに使用するための特に有用なカチオン性界面活性剤は、例えば、Hoechst Celanese社からGENAMIN CTACとして市販されているセチルトリメチルアンモニウムクロリドである。本発明のコンディショナーに使用するための特に有用な別のカチオン性界面活性剤は、Clariant社から例えばGENAMIN KDMPとして市販されているベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドである。
単独で、または1つもしくは複数の他のカチオン性コンディショニング用界面活性剤と混合して本発明に使用するための適切なカチオン性コンディショニング用界面活性剤のクラスの別の例は、下記の(i)および(ii)の組合せである:
(i)一般式(I):
Figure 2009519272
[式中、Rは10個以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、RおよびRは、それぞれ独立に、1から10個の炭素原子数のヒドロカルビル鎖から選択され、およびmは1から約10の整数である]
に相当するアミドアミン;および
(ii)酸。
本明細書において使用した、用語ヒドロカルビル鎖は、アルキルまたはアルケニル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、式(I)に対応するアミドアミン化合物であり、式中、Rは約11から約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、
およびRは、それぞれ独立に、1から約4個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基、好ましくはアルキル基であり、および
mは、1から約4の整数である。
好ましくは、RおよびRは、メチル基またはエチル基である。
好ましくは、mは、2または3、すなわちエチレン基またはプロピレン基である。
本発明に有用な好ましいアミドアミンには、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、およびこれらの混合物が含まれる。
本発明に有用な特に好ましいアミドアミンは、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、およびこれらの混合物である。
本発明に有用な市販のアミドアミンには:LEXAMINE S−13の商品名でInolex(Philadelphia Pennsylvania、USA)から、およびAMIDOAMINE MSPの商品名でNikko(Tokyo、Japan)から入手可能なステアラミドプロピルジメチルアミン、AMIDOAMINE Sの商品名でNikkoから入手可能なステアラミドエチルジエチルアミン、INCROMINE BBの商品名でCroda(North Humberside、England)から入手可能なベヘナミドプロピルジメチルアミン、およびSCHERCODINEシリーズの商品名でScher(Clifton New Jersey、USA)から入手可能な種々のアミドアミンが含まれる。
酸(ii)はヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化することができる有機または無機のいかなる酸であってもよい。本発明に有用な適切な酸には、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、およびこれらの混合物が含まれる。好ましくは、酸は、酢酸、酒石酸、塩酸、フマル酸、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
酸の主要な役割は、ヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化し、それによりヘアトリートメント組成物中で第三級アミン塩(TAS)を原位置で形成することである。実際にはTASは非永久的第四級アンモニウムまたは擬似第四級アンモニウムカチオン性界面活性剤である。
適切には、酸は存在するすべてのアミドアミンをプロトン化するために十分な量、すなわち、組成物中に存在するアミドアミンの量と、少なくとも等モルのレベルで含まれる。
本発明のコンディショナーにおいて、カチオン性コンディショニング用界面活性剤の濃度は、組成物の全重量を基にしたカチオン性コンディショニング用界面活性剤の全重量で、一般に、0.01から10%、より好ましくは0.05から7.5%、最も好ましくは0.1から5%の範囲である。
本発明のコンディショナーは、典型的には、脂肪アルコールも含有している。コンディショニング組成物において、脂肪アルコールとカチオン性界面活性剤とを組み合わせて使用することは、特に有利であると考えられる。このことにより、カチオン性界面活性剤が分散しているラメラ相が形成されるからである。
代表的な脂肪アルコールは、8から22個の炭素原子、より好ましくは16から22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは、典型的には、直鎖アルキル基を含む化合物である。適切な脂肪アルコールの例には、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびこれらの混合物が含まれる。これらの材料の使用は、これら材料がまた、本発明の組成物の全般的なコンディショニング特性に寄与するという点でも有利である。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールの濃度は、一般に、組成物の重量の0.01から10重量%、好ましくは0.1から8重量%、より好ましくは0.2から7重量%、最も好ましくは0.3から6重量%の範囲である。カチオン性界面活性剤の脂肪アルコールに対する重量比は、適切には、1:1から1:10、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。カチオン性界面活性剤の脂肪アルコールに対する重量比が高過ぎる場合には、組成物の眼刺激性を引き起こすことがある。低過ぎる場合には、一部の消費者に対して毛髪のきしみ感を与えることがある。
ヘアオイルおよびローション
本発明の組成物は、適切には、洗浄前または洗浄後に使用するヘアオイルの形態をとってよい。典型的には、ヘアオイルは、トリグリセリド、鉱油およびこれらの混合物などの、水不溶性の油性コンディショニング材料を優勢に含む。
本発明の組成物はまた、典型的に洗浄と洗浄との間に使用するためのヘアローションの形態をとってもよい。ローションは、水不溶性の油性コンディショニング材料を含む水性エマルションである。ローションは、相分離に対する安定性を改善するために、適切な界面活性剤をも含むことができる。
シリコーンコンディショニング剤
本発明のヘアトリートメント組成物、特に水ベースのシャンプーおよびヘアコンディショナーは、好ましくは、1つまたは複数のシリコーンコンディショニング剤を含む。
特に好ましいシリコーンコンディショニング剤は、ポリジオルガノシロキサン、特に、CTFA名称dimethiconeを有するポリジメチルシロキサン、CTFA名称dimethiconolを有する、ヒドロキシ末端基を有するポリジメチルシロキサン、およびCTFA名称amodimethiconeを有するアミノ官能性ポリジメチルシロキサン、などのシリコーンから形成されるものなどのシリコーンエマルションである。
エマルション液滴は、典型的には、本発明の組成物において、0.01から20マイクロメーター、より好ましくは0.2から10マイクロメーターの範囲のSauter(ザウター)平均液滴径(D3,2)を有してよい。
Sauter平均液滴径(D3,2)の適切な測定方法はMalvern Mastersizerなどの機器を使用するレーザー光散乱によるものである。
本発明の組成物に使用するのに適したシリコーンエマルションは、Dow Corning社およびGE Silicones社のようなシリコーン供給業者から入手可能である。工程およびシリコーン粒子サイズの調節を容易にするためには、このような予備形成されたシリコーンエマルションの使用が好ましい。このような予備形成シリコーンエマルションは、典型的には、アニオン性もしくは非イオン性乳化剤などの適切な乳化剤、またはこれらの混合物を追加的に含み、および乳化重合などの化学的乳化プロセス、または、高剪断ミキサーを用いた機械的乳化によって調製してよい。0.15マイクロメーター未満のSauter平均液滴径(D3,2)を有する予備形成シリコーンエマルションは、一般に、マイクロエマルションと呼ばれている。
適切な予備形成シリコーンエマルションの例には、エマルションDC2−1766、DC2−1784、DC−1785、DC−1786、DC−1788およびマイクロエマルションDC2−1865およびDC2−1870が含まれ、これらはすべてDow Corning社から入手可能である。これらはすべてジメチコノールのエマルション/マイクロエマルションである。また、DC2−8177およびDC939(Dow Corning社)およびSME253(GE Silicones社)などのアモジメチコンエマルションも適切である。
また、例えば、WO03/094874に記載されているように、高分子量の界面活性ブロックコポリマーのあるタイプを、シリコーンエマルション液滴と混合したシリコーンエマルションも適切である。このような材料においては、シリコーンエマルション液滴は、好ましくは、前述のようなポリジオルガノシロキサンから形成される。界面活性ブロックコポリマーの好ましい一形態は下記の式:
HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)(CHCHO)
(式中、xの平均値は4以上であり、およびyの平均値は25以上である。)
に基づく。
界面活性ブロックコポリマーのもう1つの好ましい形態は、下記の式:
(HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)−N−CH−CH−N((OCHCH(CH))(OCHCHOH)
(式中、aの平均値は2以上であり、およびbの平均値は6以上である。)
に基づく。
前述のシリコーンエマルションのいかなるものの混合物も使用してよい。
前述のシリコーンエマルションは、本発明の組成物中に、組成物の全重量を基にしたシリコーンの全重量で、一般に、0.05から10%、好ましくは0.05から5%、より好ましくは0.5から2%の濃度で、存在する。
他の任意選択の成分
本発明の組成物は、性能および/または消費者の受容性を向上させるために、他の成分を含んでもよい。このような成分には、香料、染料および顔料、pH調整剤、真珠光沢剤または乳白剤、粘度調整剤、および防腐剤または抗菌剤が含まれる。これらの成分は、それぞれ、その目的を達成するのに有効な量で存在する。一般に、これらの任意選択の成分は、それぞれ、組成物の全重量の5重量%までの濃度で含まれる。
使用方法
本発明のヘアトリートメント組成物は、乾燥し、損傷を受けおよび/または扱い難い毛髪のトリートメントのために、リンスオフまたはリーブオン組成物の形態で、ヒトの毛髪および/または頭皮に局所適用することを、第一に意図されている。
下記の非限定的実施例により、本発明を、さらに例証する。実施例において、示されているすべてのパーセンテージは、他に特に指定がない限り、全重量を基にした重量%である。
下記の表1に示した成分を有する処方を調製した:
Figure 2009519272
実施例1の処方を、ランク官能試験法を用いて、いくつかの性能属性を横断して、コントロール処方と比較した。
脱色および着色した中国人の毛髪の束を、実施例1の処方およびコントロール処方で、それぞれ処理した。
12名のパネリストに、処理した毛束の評価を依頼した。実施例1の処方で処理した毛束を、パネリストは、下記の4つの官能属性:「すすぎの際のきしみの無さ」、毛先の整列性、一晩経過後のスタイル保持性および「毛髪の広がりの無さ」に関して、コントロール処方で処理した毛束と比較してランク付けした。
官能データは、ランクに関するFriedmanの2−way ANOVAを用いて解析した。
結果(試験した各処方に関するランク平均)を下記の表2に示す。
Figure 2009519272
官能属性ランクの方向性は下記の通りである:
「すすぎの際のきしみの無さ」:高ランクの方がよい
毛先の整列性:高ランクの方がよい
一晩経過後のスタイル保持性:高ランクの方がよい
「毛髪の広がりの無さ」:高ランクの方がよい。
結果は、コントロールと比較して、実施例1の処方は、有意に(>90%)優れた「すすぎの際のきしみの無さ」、有意に(>95%)優れた毛先の整列性、有意に(>95%)優れた一晩経過後のスタイル保持性および有意に(>90%)優れた「毛髪の広がりの無さ」を実現していることを示している。

Claims (7)

  1. 糖、脂肪族アミノ酸および塩基性アミノ酸の組合せを含むヘアトリートメント組成物。
  2. 糖がアルドヘキソースである、請求項1に記載のヘアトリートメント組成物。
  3. アルドヘキソースがガラクトースである、請求項2に記載のヘアトリートメント組成物。
  4. 脂肪族アミノ酸が、一般式:
    CH(COOH)(NHR)(R
    (式中、Rは、水素または1から20個の炭素原子のアルキル鎖長を有するアルキル基であり、およびRは、水素または1から4個の炭素原子を有するアルキル基である。)
    を有する、請求項1から3のいずれかに記載のヘアトリートメント組成物。
  5. 脂肪族アミノ酸がN−メチルグリシンである、請求項4に記載のヘアトリートメント組成物。
  6. 塩基性アミノ酸が、アルギニンである、請求項1から5のいずれかに記載のヘアトリートメント組成物。
  7. シャンプー、洗浄後用コンディショナー(リーブインまたはリンスオフの)、ヘアオイルまたはヘアローションの形態である、請求項1から6のいずれかに記載のヘアトリートメント組成物。
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