JP2009503991A - 無線アクセスネットワークのハンドオーバ特性を改良する手段および方法 - Google Patents

無線アクセスネットワークのハンドオーバ特性を改良する手段および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009503991A
JP2009503991A JP2008523839A JP2008523839A JP2009503991A JP 2009503991 A JP2009503991 A JP 2009503991A JP 2008523839 A JP2008523839 A JP 2008523839A JP 2008523839 A JP2008523839 A JP 2008523839A JP 2009503991 A JP2009503991 A JP 2009503991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handover
packet
session
network
access point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008523839A
Other languages
English (en)
Inventor
ザックス,ヨアヒム
ヘルウォノ,イアン
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
ザックス,ヨアヒム
ヘルウォノ,イアン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル), ザックス,ヨアヒム, ヘルウォノ,イアン filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2009503991A publication Critical patent/JP2009503991A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/02Buffering or recovering information during reselection ; Modification of the traffic flow during hand-off

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、無線アクセスネットワークにおいて第1無線アクセスポイントAP1から第2無線アクセスポイントAP2へのUTと接続される通信セッションのハンドオーバを補助する方法を提供する。
【解決手段】当該方法は、前記AP1によって実行され、セッションを識別しUTがセッションハンドオーバを実行しようとしていることを指標するセッション識別子からなるハンドオーバ意思通知メッセージを受信し、AP1のメモリのバッファメモリスペースをセッションに割り当て、ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じてバッファメモリのUTへ配信されるダウンリンクのデータパケットをバッファリングする、各ステップからなる。本発明はさらに、本発明による手段を共同で動作および/または実現する、UT、AP1、AP2、ARおよびソフトウェアプログラムを提供する。本発明はより円滑なハンドオーバを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は一般に無線アクセスネットワークに関し、特にかかるネットワークにおける通信セッションのハンドオーバを補助する方法および手段に関する。
図1は、ワイヤレスローカルネットワーク(WLAN)形式の、通常の無線アクセスネットワーク100の基本的なネットワーク構造を示す。無線アクセスネットワーク100は、第1アクセスポイントAP1 110、第2アクセスポイントAP2 120、およびアクセスルータAR150からなる。WLAN100は、例えばインターネットおよび/またはUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)などの他のネットワーク160に接続されることができる。図1において、AP1 110およびAP2 120は、マルチキャスト可能なレイヤ2スイッチM−L2S1 130およびM−L2S2 135をそれぞれ介してAR150と接続されるが、多くの他の可能性が存在する。APは、いずれの中間のM−L2SなしでARに直接接続されることもできる。またAPは、その後にAR150に接続される同一のM−L2Sに接続されることもできる。固定されたネットワーク機器と通信するためのレイヤ2プロトコルとして、イーサネット(IEEE802.3)プロトコルが今日の多くのWLANアクセスポイントのために使用されるため、M−L2Sはイーサネットスイッチと一致する。AP1 110を介してルーティングされる通信セッション、例えばネットワーク160(例えばインターネットまたはUTRAN)に接続される相手側の装置(peer)とのデータセッションまたはVoIP(Voice over IP)セッションなどを有するユーザ端末UT140は、特定のハンドオーバ基準が満たされた場合は常に、一般にAP1 110からAP2 120へのセッションのハンドオーバを実行する。前記基準は一般に、提供される無線リンク品質および/またはAP1 110およびAP2 120それぞれのQoS(Quality of serive)の関数であり、その結果UT140の通信セッションが、従来の方式で最高/最適な無線リンク品質/QoSを提供するアクセスポイントを通してルーティングされることとなる。しかし、ハンドオーバ基準は他の観点、例えばアカウンティング、セキュリティ等に基づくこともできる。
無線アクセスネットワークの効率的なハンドオーバ手段(scheme)に関する一般的な問題は、例えば、データ損失の最小化、干渉抑制、パケット遅延の最小化に関し、さらにネットワーク信号伝達の最小化に関する。
特に、IEEE802基準を利用する図1に示すWLANに関しては、UT140と対象となるAP、すなわち図1のAP1 110からAP2 120へのハンドオーバのケースにおけるAP2 120、との間のセキュリティ接続の構築が、IEEE802.11iセキュリティ基準による標準のEAP(Extensible Authentication Protocol)認証を提供する場合に、中断時間の発生に関する重大な問題を引き起こす。すなわち、音声および/または映像などのリアルタイムアプリケーションに関して、許容されないパケット遅延/損失を引き起こすことがある。かかる認証は、UT140が新しいAP(上記例の場合AP2 120)と無事に接続された後に実行される。すなわちUT140と旧AP(AP1 110)との間の無線リンクの接続性は既に停止されている。新しい対象となるAP(AP2 120)との接続の開始と、EAP認証の完了と、新しい対象となるAPのセキュリティ・パラメータの導入との間に、WLAN送信パス上でデータ(例えばIP)パケットが交換されることができず、このことがもちろん問題を引き起こす。
無線アクセスネットワークのTCPセッションのハンドオーバと関連する別の問題は、順番から外れた受信パケットが再送信されることである。このことが無線干渉を増加させ、さらにその結果、TCPは順番から外れたパケットをネットワークの混雑状態として解釈するため、送信速度が減少される。
本発明は、上記問題を軽減/解決する。
本発明の目的は、例えば、WLANまたはUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)などの、無線アクセスネットワークのハンドオーバ特性を改良することである。
本発明の目的は、無線アクセスネットワークにおいて、ある無線アクセスポイントから別の無線アクセスポイントへの通信セッションのハンドオーバの間に、データ損失を最小化し、および/または干渉および/またはパケット遅延/損失および/またはネットワーク信号伝達を減少させることである。
本発明の更なる目的は、IEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークにおいてEAPの標準手段などの認証手段を提供する場合に、特に音声および/または映像などのリアルタイムアプリケーションに関して、ハンドオーバの間のパケット遅延の問題を軽減することである。
第1の観点によれば、本発明は、無線アクセスネットワークにおいて第1無線アクセスポイントAP1から第2無線アクセスポイントAP2へのユーザ端末UTの通信セッションのハンドオーバを補助する方法を提供する。ここで前記方法は前記AP1によって使用され、前記方法は以下のステップ、すなわち、セッション識別子からなり前記UTがセッションハンドオーバを実行しようとしていることを示すハンドオーバ意思通知メッセージ(handover intention notify message)を受け取り、前記AP(210)のメモリ(211)のバッファメモリスペース(213)を前記セッションに割り当て、前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて、前記バッファメモリ(213)内に前記UT(240)へ配信されるダウンリンクのデータパケットをバッファリングする、各ステップからなる。
実施形態の1つにおいては、前記無線アクセスネットワークは、UTの要求するネットワークを認証するように構成されたIEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークである。この場合において、前記セッション識別子は、前記IEEE802基準で定義される前記UT(240)のMACアドレスである。
実施形態の1つにおいては、当該方法はさらに、前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて前記UTへのダウンリンクのセッションのパケット送信を遮断(block)するステップからなる。
実施形態の1つにおいては、前記ハンドオーバ意思通知メッセージはさらに、前記AP2を識別し前記AP2への前記セッションのハンドオーバを指標する、AP識別子からなる。この場合において当該方法はさらに、前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて前記バッファリングされたダウンリンクのパケットを前記AP2へ送信するステップからなる。
実施形態の1つにおいては、当該方法はさらに、前記AP2を識別し前記UTが前記AP2と接続されていることを指標する、接続更新メッセージ(association update message)を受信し、前記接続更新メッセージの受信に応じて前記バッファリングされたダウンリンクのパケットを送信する、各ステップからなる。
実施形態の1つにおいては、当該方法はさらに、ハンドオーバ意思通知メッセージを前記無線アクセスネットワークのアクセスルータARへ送信するステップからなる。ここで前記メッセージは、前記セッションのハンドオーバを指標し、前記通信セッションのセッション識別子からなり、前記UTへ配信されるダウンリンクのデータパケットをバッファリングするように前記ARに指示する。
実施形態の1つにおいては、前記ARへ送信される前記ハンドオーバ意思通知メッセージはさらに、前記AP2を識別するAP識別子からなる。
第2の観点によれば、本発明は、無線アクセスネットワークにおいて第1アクセスポイントAP1から第2アクセスポイントAP2へのユーザ端末UTの通信セッションのハンドオーバを補助する方法を提供する。ここで前記方法はAP2によって使用され、この場合において前記方法は、前記通信セッションが前記AP1から前記AP2へハンドオーバされることを確立し、前記セッションのハンドオーバを指標し前記セッションを識別するセッション識別子からなるハンドオーバ意思通知メッセージを前記AP1へ送信する、各ステップからなる。
実施形態の1つにおいては、当該方法はさらに、前記ハンドオーバ意思通知メッセージをアクセスルータARへ送信し、前記UT(240)へ配信される前記セッションのダウンリンクのデータパケットをバッファリングするように前記ARに指示するステップからなる。
実施形態の1つにおいては、前記ハンドオーバ意思通知メッセージはさらに、前記AP2を識別するAP識別子からなる。
実施形態の1つにおいては、前記無線アクセスネットワークは、IEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークである。ここで前記方法はさらに、EAP基準を用いることにより、UTへ/から認証証明(authentication credential)を送信および受信することにより前記UTを認証するステップからなる。
第3の観点によれば、本発明は、無線アクセスネットオーワークにおいて第1アクセスポイントAP1から第2アクセスポイントAP2への、ユーザ端末UTの通信セッションのハンドオーバを支援する方法を提供する。前記無線アクセスネットワークは、前記AP1および/または前記AP2を介して前記UTへ/からデータパケットをルーティングするためのアクセスルータARからなる。ここで前記方法は前記ARによって使用され、この場合において前記方法は、前記通信セッションのハンドオーバを指標するハンドオーバ意思通知メッセージを受信し、前記ハンドオーバ意思通知メッセージに応じてバッファメモリに前記セッションのダウンリンクのデータパケットをバッファリングする、各ステップからなる。
実施形態の1つにおいては、当該方法は、前記セッションを識別するセッション識別子と前記AP2を識別するAP識別子とからなり前記AP2へのハンドオーバを指標するAP更新メッセージを受信し、前記AP2へ前記セッションの前記バッファリングされたダウンリンクのデータパケットを伝送する、各ステップからなる。
実施形態の1つにおいては、前記無線アクセスネットワークは、前記ネットワークへのアクセスを要求するUTを認証するように構成される、IEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークである。
第4の観点によれば、本発明は、無線アクセスネットワークにおいて第1無線アクセスポイントAP1から第2アクセスポイントAP2への、ユーザ端末UTの通信セッションのハンドオーバを補助する方法を提供する。前記方法は、前記UTによって使用され、以下のステップ、すなわち(a)前記通信セッションが前記AP1から前記AP2へハンドオーバされることを確立し、(b)前記UTの第1バッファメモリの第1データフレームを識別し、(c)前記第1パケットからフレームシーケンス番号FSNを抽出し、前記UTの第2バッファメモリの第1メモリスペースに前記FSNを記憶し、(d)前記UTにおいて作動しているアプリケーションまたは前記UTのより高位のプロトコルへ前記第1パケットを伝送し、(e)前記第1パケットの後に前記UTによって受信された次のパケットを前記第1バッファメモリからフェッチングし、(f)前記次のパケットからフレームシーケンス番号FSNNEXTを抽出し、(g)前記FSNNEXTと前記FSNとを比較することにより、前記次のパケットが前記第1パケットの連続するパケットであるか否かを確立し、(h)前記第2バッファメモリの前記第1メモリスペースに前記FSNNEXTを記憶し、前記“次のパケット”が前記第1パケットの連続するパケットであることがステップ(g)において確立された場合には、前記“次のパケット”を高位のレイヤプロトコルまたは最終のアプリケーションへ伝送し、そうでない場合には、前記“次のパケット”を前記第2バッファメモリの第2メモリスペースにバッファリングする、各ステップからなる。
前記通信セッションが前記AP1から前記AP2へハンドオーバされることを確立するステップ(a)は、以下のステップ、すなわち、AP1の非接続(de−association)、またはAP2の接続、または特定のハンドオーバ基準に従ってUTによって行われるハンドオーバの決定、または特定のハンドオーバ基準に従ってネットワークノードによって行われ前記UTへ信号伝達されるハンドオーバの決定の、各ステップのいずれかからなる。
実施形態の1つにおいては、当該方法はさらに、前記第2メモリスペースに関する記憶されたパケット/バイトの最大しきい値数を定義し、または前記第2メモリスペースに記憶されているパケットの最大の許容記憶時間を定義することにより、前記第2バッファメモリの前記第2メモリスペースの大きさを制限するステップからなる。
実施形態の1つにおいては、AP1および/またはAP2から受信されるデータパケットは、FIFO形式となる前記第1バッファメモリに受信された順に記憶され、この場合において、第1および第2データフレームを識別する前記ステップ(a)および(e)は、前記FIFOメモリからデータパケットを読むステップからなる。
実施形態の1つにおいては、当該方法はさらに、前記第1バッファメモリ(FIFO)から第3データパケットを読み前記第3データパケットが前記アプリケーションへ伝送された前のパケットであるデータパケットの連続するデータパケットであることを確立し、前記第3データパケットを前記アプリケーションまたは高位のプロトコルレイヤへ伝送し前記バッファメモリの前記第1メモリスペースを前記第3データパケットのフレームシーケンス番号で更新し、前記第2バッファメモリの前記第2メモリスペースに少なくとも1つの記憶されたデータパケットが存在することを確立し、前記第3のデータパケットの連続するデータパケットに関する前記第2バッファメモリの前記第1メモリスペースを検索する、各ステップからなる。
実施形態の1つにおいては、前記無線アクセスネットワークは、IEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークである。この場合において、前記方法はさらに、例えばEAP基準に従って、AP2へ/から認証証明を送信および受信するステップからなる。
第5の観点によれば、本発明は、ユーザ端末UTに対して無線リンク接続を用いることにより無線アクセスネットワークへアクセスすることを許容する、無線アクセスポイントAP1を提供する。この場合において前記AP1は、前記AP1(210)が第2アクセスポイントAP2およびアクセスルータARからなる無線アクセスネットワーク内にインストールされる場合に、前記の第1の観点による方法を実現する手段からなる。
実施形態の1つにおいては、アクセスポイントAP1の前記手段は、前記UTへ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリを形成する第1エントランス(entrance)を伴う第1メモリスペースを備えるデータメモリからなる。ここで前記データメモリはさらに記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペースを備え、前記プログラム符号化手段は、前記AP1の処理手段にロードされる場合に前記処理手段に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる。
実施形態の1つにおいては、AP1がIEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークにインストールされる場合に、前記AP1はIEEE802基準によるアクセスポイントとして実現され、前記方法を実現するように構成される。この場合において前記AP1はさらに、前記ワイヤレスデータネットワークへのアクセスを要求するユーザ端末を認証するように構成される。
第6の観点によれば、本発明はプログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品を提供する。前記プログラム符号化手段は、無線アクセスネットワークにインストールされている第1アクセスポイントAP1の処理手段にロードされる場合において、前記処理手段に前記本発明の第1の観点による方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる。
実施形態の1つにおいては、コンピュータプログラム製品は、前記プログラム符号化手段を備えるコンピュータ可読性媒体を含む。
第7の観点によれば、本発明は、ユーザ端末UTに対して無線リンク接続を用いることにより無線アクセスネットワークへアクセスすることを許容する、無線アクセスポイントAP2を提供する。この場合において前記AP2が第1アクセスポイントAP1およびアクセスルータARからなる無線アクセスネットワークにインストールされている場合には、前記AP2は前記の第2の観点による方法を実現する手段からなる。
実施形態の1つにおいては、アクセスポイントAP2の前記手段は、前記UTへ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリを形成する第1エントランスを伴う第1メモリスペースを備えるデータメモリからなる。前記データメモリはさらに、記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペースを備え、前記プログラム符号化手段は、前記AP2の処理手段にロードされる場合において前記処理手段に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる。
実施形態の1つにおいては、AP2がIEEE802基準に従ったワイヤレスデータネットワークにインストールされる場合に、前記AP2はIEEE802基準によるアクセスポイントとして実現され、前記方法を実現するように構成される。この場合において前記AP2はさらに、前記ワイヤレスデータネットワークへのアクセスを要求するユーザ端末を認証するように構成される。
第8の観点によれば、本発明は、プログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品を提供する。前記プログラム符号化手段は、無線アクセスネットワークにインストールされている前記アクセスポイントAP2の処理手段にロードされる場合には、前記処理手段に本発明の前記第2の観点による方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる。
実施形態の1つにおいては、前記コンピュータプログラムは、記憶された前記プログラム符号化手段を備えるコンピュータ可読性媒体を含む。
第9の観点によれば、本発明は、第1アクセスポイントAP1(210)および/または第2アクセスポイントAP2(220)を介してユーザ端末UTの通信セッションをルーティングするように構成された、アクセスルータARを提供する。この場合において、前記ARが前記AP1および前記AP2からなる無線アクセスネットワークにインストールされている場合には、前記ARは本発明の前記第3の観点による方法を実現する手段からなる。
実施形態の1つにおいては、前記ARの手段は、前記UTへ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリを形成する第1エントランスを伴う第1メモリスペースを備えるデータメモリからなる。ここで前記データメモリはさらに、記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペースを備え、前記プログラム符号化手段は、前記ARの処理手段にロードされる場合においては前記処理手段に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる。
実施形態の1つにおいては、ARがIEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークにインストールされている場合においては、前記ARはIEEE802基準によって実現され、前記方法を実現するように構成されている。この場合において前記ARはさらに、前記ワイヤレスデータネットワークへのアクセスを要求するユーザ端末を認証するように構成される。
第10の観点によれば、本発明は、プログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品を提供する。ここで前記プログラム符号化手段は、前記第9の観点によって無線アクセスネットワークにインストールされているARの処理手段にロードされる場合においては、前記処理手段に本発明の前記第2の観点による方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる。
実施形態の1つにおいては、コンピュータプログラム製品は、記憶された前記プログラム符号化手段を備えるコンピュータ可読性媒体を含む。
第11の観点によれば、本発明は、無線アクセスネットワークにおいて第1無線アクセスポイントAP1から第2無線アクセスポイントAP2への通信セッションのハンドオーバを補助するためのUTを提供する。ここで前記UTは、本発明の前記第4の観点による手段を実現する手段からなる。
実施形態の1つにおいては、UTの前記手段は、前記UTへ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリを形成する第1エントランスと、少なくとも1つのダウンリンクパケットと関連付けられたパケットシーケンス番号を記憶するための第2エントランスと、を伴う第1メモリスペースを備えるデータメモリからなる。前記データメモリはさらに、記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペースを備える。ここで前記プログラム符号化手段は、前記UTの処理手段にロードされる場合においては前記処理手段に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる。
実施形態の1つにおいては、UTはIEEE802基準によって実現され、前記セッションがIEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークを通じてルーティングされる場合においては、前記方法を実現するように構成される。前記UTはさらに、前記ワイヤレスデータネットワークによって認証されるように構成される。
第12の観点によれば、本発明は、プログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品を提供する。ここで前記プログラム符号化手段は、無線アクセスネットワークと接続しているUTの処理手段にロードされる場合においては、前記処理手段に本発明の前記第4の観点による方法を実現する少なくとも1つの処理を実行させる。
実施形態の1つにおいては、コンピュータプログラムは、記憶された前記プログラム符号化手段を備えるコンピュータ可読性の媒体を含む。
本発明が上記のように要約されたにもかかわらず、本発明は特許請求の範囲1〜40によって定義されるものである。
ここでは、図2〜6を参照し、本発明がより詳細に説明される。
図1〜6は、対応する要素は、図の接頭番号と同調して同一の参照番号が与えられている。例えば、図1のAP1 110は、図2のAP1 210として参照されている。
図2Aは、WLAN200の形式の本発明による無線アクセスネットワークの実例を示す。WLAN200は、任意的に、図2Aにおいて図示されるように、通常のレイヤ2スイッチM−L2S1 230およびM−L2S2 235を介してアクセスルータAR250へ接続される、少なくとも2つのアクセスポイントAP1 210およびAP2 220からなる。多くの可能性が存在し、APは例えば、直接AR250へ接続されることもできる。AR250は、WLAN200の他のAR(図2では図示せず)および/または例えば、インターネットおよび/または3GPP UTRANなどの他の通信ネットワーク260へ接続されることができる。AP1 210およびAP2 220は、それぞれのアンテナへ接続されるそれぞれの通常の無線送受信ユニット(図2では図示せず)を備える。AP1 210およびAP2 220は、ユーザ端末UT240に対して、例えばWLAN200との通信セッションの形式でAP1 210またはAP2 220との無線リンク接続を確立することを許容する。AP1 210、AP2 220、UT240およびAR250は、通常の処理手段であるPM212、222、242、252をそれぞれ備え、データ/アドレス/制御バスを利用する通常の方式で、通常のデータメモリであるそれぞれのM211、221、241、251(例えばRAM)から/へ読み込みおよび書き込みをするように構成されるCPUを一般に備える。本発明によれば、それぞれのデータメモリM211、221、241および251は、記憶されたプログラム符号化手段を伴って配置される第1メモリスペース213、223、243および253を備える。ここで前記プログラム符号化手段は、それぞれの処理手段212、222、242および252にロードされる場合において前記処理手段に以下に詳述される本発明の種々の観点に従った方法を実現させる。本発明によれば、それぞれのデータメモリM211、221、241および251は、以下において説明される、UT240と関連付けられたデータパケットの一時記憶のために割り当てられる第2バッファメモリ214、224、244および254を備える。UT240は、通常の第1バッファメモリ245、通常はFIFOを備え、そこでは、無線受信ユニットによって復調されるデータパケット/フレームが、通常の形式で、LLCプロトコルによって高位のプロトコルレイヤまたはさらに高位の最終アプリケーション(例えば、VoIP(Voice over IP)などのエンドユーザのマルチメディアアプリケーション)へ伝送される前に、一時的に記憶される。図2のWLANは単なる実例図であり、本発明は例えば、3GPP UTRAN等のいずれの無線アクセスネットワークにおいても実現されることができることが理解される。この場合において、3GPP無線基地局ノードBがAP1 210に対応し、3GPP無線ネットワーク制御装置RNCがAR250に対応することなどを、いわゆる当業者であれば理解することができる。しかし、本発明は例えば、ワイヤレス個人エリアネットワーク(WPAN:Wireless Personal Area Network、IEEE802.15)、ワイヤレス都市エリアネットワーク(WMAN:Wireless Metropolitan Area Network、IEEE802.16)、移動広帯域ワイヤレス接続(MBWA:Mobile Broadband Wireless Access、IEEE802.20)、ワイヤレス地域エリアネットワーク(WRAN:Wireless Regional Area Network、IEEE802.22)などの、ハンドオーバの間に大きな遅延を引き起こすEAP認証手段を利用する、IEEE802基準プロトコルによるワイヤレスデータネットワークにおいて有利に実現される。なぜなら本発明がハンドオーバの間のパケット遅延を減少させるからである。
図3は、図2AにおけるUT240、AP1 210、M−L2S1 230およびAR250におけるユーザプレーンおよび制御プレーンのプロトコルスタックの例を示す。M−L2S2 235のプロトコルスタックは、M−L2S1 230のスタックと一致する。したがって、M−L2S2 235は図3においては省略される。図3の、AR350、M−L2S1 230およびAP1 210における物理レイヤ1は、通常のイーサネット物理レイヤである。その上位には、通常のWLAN−MACレイヤがインストールされ、すなわちIEEE802.3MACプロトコルが通常の方式において種々のノードのデータポートを定義する。UT340およびAP1 310は、通常のIEEE802.11の物理レイヤおよびMACプロトコルレイヤをインストールし、通常の方式で物理無線リンクレイヤおよびUT340とAP1 310のデータポートを定義する。IEEE802.2のLLCレイヤの形式による従来のリンク制御レイヤが、UT340、AP1 310およびAR350のMACレイヤの上位にインストールされる。UT340、AP1 310およびAR350はさらに、IPプロトコルおよびUDP/TCPプロトコル(UT340では図示せず)をLLCレイヤの上位にインストールさせる。UT340およびAR350はさらに、高位のプロトコルレイヤ/アプリケーション、例えば、UT340のマルチメディアアプリケーションおよびAR350のパケットハンドリングアプリケーション(例えばトンネリング、ルーティング等)などを、通常の方式でインストールさせる。プロトコルレイヤは、UT340およびAR250に対して通常のプロトコルレイヤ処理によって論理データ接続を構築することを許容することを、いわゆる当業者であれば理解できる。例えば、MACレイヤは物理装置を対象としたパケットを除去し、LLCレイヤは、“正しい(right)”レイヤ/アプリケーションへパケットを伝送し、順に当該パケットを“正しい(right)”最終のアプリケーションまたはプロトコルレイヤによって受信されるまで、さらに特定のレイヤ/アプリケーションへ伝送することができる。図3のAP1 310におけるアクセスポイント管理エンティティ(APME:Access Point Management Entity)はレイヤ化されたプロトコルではない。なぜならAPMEは、APの製造の特有の特徴およびアルゴリズムを実行し、IEEE802.11の局管理エンティティ(SME:Station Management Entity)を組み込むAP1 310のメインの作動プログラムを表すからである。例えば、APMEは、WLAN端末(UT)から接続要求(Association Request)メッセージを受信し、さらにそれに応じた動作を行う。重要なのは、UT340のSTAMEアプリケーションおよびAP1 310のAPMEアプリケーションが、UT340およびAP1 310に対して、例えば無線リンク測定などに関する種々の制御メッセージを交換および解釈することを許容することである。IEEE802.11f基準において仕様されるインターアクセスポイントプロトコル(IAPP:Inter Access Point Protocol)は、例えば図3に示されるAP1 310およびAR350などの、ネットワークにおけるすべてのAPにおいてインストールされている。IAPPは、AP1 310およびAR350に対して、種々の制御メッセージを信号伝達するためにお互いに通信することを許容する。IAPPプロトコルはまた、AP1 210およびAP2 220に対して、通常の方式でお互いに通信することを許容する。IAPPのエンティティは、例えばAP1 310のWLAN端末の新接続を認識するために、UDPおよびTCPに対して、他のIAPPエンティティへ向かうIPパケットとしてメッセージを分配するように要求する。M−L2S1 330は、局または他のL2装置を宛先とするイーサネットフレームの中継器として機能するのみである。イーサネットフレームは、ユニキャスト、マルチキャストまたはブロードキャストフレームとすることができる。実施形態の1つにおいては、UT340はさらに、例えば802.1X EAP/TLS/TTLS/PEAP基準に従って、WLAN認証エンティティがインストールされ、UT340に対して、認証目的のためにAP1 310へ接続されるRADIUSまたはDIAMETERの形式でWLANの対応する認証エンティティと通信することを許容する。RADIUSまたはDIAMETERサーバは、例えばAR350において統合されるが、多くの可能性が存在する。多くの他のプロトコルオプションが存在することを、いわゆる当業者であれば理解することができる。例えばUTRAN等のケースにおいて、LWAPP(Light Weight Access Point Protocol)がLLC/IAPPの代わりに使用されることができ、RLC/RNCプロトコルがLLC/IAPPの代わりに使用されることができる。RADIUSサーバは通常、例えば、ドキュメントRFC3579(EAPのためのRADIUSサポート:RADIUS support for EAP)、RFC2865、RFC2869(RADIUS拡張:RADIUS Extensions)RFC3576(RADIUSへのダイナミック承認拡張(Dynamic Authorization Extensions to RADIUS)およびRFC3580(IEEE802.1X RADIUS利用ガイドラン:IEEE802.1X RADIUS Usage Guidelenes)によって仕様化される従来のRADIUSプロトコルを利用する。DIAMETERサーバは通常、例えばRFC3588(DIAMETERベースプロトコル(DIAMETER Base Protocol)によって仕様化される従来のDIAMETERプロトコルを、例えばIETF基準組織(インターネットエンジニアリングタスクフォース(Internet Engineering Task Force))によって発行される、規格AAA(認証:Authenticating、承認:Authorization、アカウンティング:Accounting)プロトコルRFC2284−PPP EAP、RFC4017(WLANのためのEAP要求(EAP requirements for WLAN)またはRFC3784(EAP)またはRFC2716(PPP EAP TLS)またはEAP−TTLS(EAP Tunneled TLS Authentication Protocol)によって定義される、従来のEAP(Extenxible Authentication Protocol)と共に利用する。DIAMETERサーバはさらに、EAP−PEAP(保護されたEAPプロトコル(Protected EAP Protocol)を利用できることを、いわゆる当業者であれば理解できる。
ここで図4および図6Aおよび図6Bを参照すると、本発明による方法は、図2Aにおいて示されるネットワークで実現される場合により詳細に説明される。それぞれのAPは、カバーエリア(coverage area)が自己のカバーエリアと重なる近くのAPに関する情報を含む最新のデータベースを維持すると想定される(通常それぞれのAPは、近くのすべてのAPの、例えばWLAN MACアドレスなどのIDの記憶されたリストを備える。)。このように、それぞれのAPは、関連するUTにIEEE802.11k基準による場所報告(サイトレポート:site report)を提供する。かかるサイトレポートは、UTがローミング(またはハンドオフ)することができる近接する他のAPに関する情報を含む。このことは、すべての関連するAPが同一のオペレータによって制御されている場合、または中間オペレータ(inter−operator)の同意が存在する場合にのみ達成されることができる。
ステップ4100においては、UT240とホスト/ピア(例えばインターネット260上)との間に実行中の通信セッションが存在する。この場合において、例えばIPパケットは、図6Aのステップ1で図示されるように、IEEE802.2LLCレイヤ(および低位のレイヤ)を用いることにより、WLAN上でルーティングされる。通信セッションは、例えば従来のVoIPセッション(Voice over IP)とすることができる。いずれの所定時間においても、UT240とAP1 210との間にWLAN接続が一度構築されると、図6Aのステップ2で図示されるように、AP1 210は、UT240へ条件付のビーコンフレーム要求(beacon frame request)を送信する。当該要求は、平均受信チャネル電力指標(RCPI:Received Channel Power Indicator)レベルが定められたしきい値よりも低い場合に、AP1 210の(周期的な)ビーコンレポート(beacon report)がUT240によってAP1 210に送信されるべきであるとの報告条件を指標する。UT240はその後、パッシブ・スキャニング(passive scanning)を実行し、特定の測定期間内で現在のRCPIレベルを継続的に評価する。
ステップ4110においては、報告条件が適合(すなわちしきい値よりも低いRCPIレベルが決定され)されると、図6Bのステップ3によって示されるように、UT240が通常のビーコンレポートをAP1 210へ送信する。すなわち、このことは、UT240がAP1 210のカバーエリアをまもなく離れハンドオーバが生じさせられることを推定する。自身のAP位置データベースにより、AP1 210は、自己のカバーエリアがAP2 220を含む1またはいくつかの近くのAPのカバーエリアと(部分的に)重なりあうことを認識する。しかし、AP1 210は、UT240が現在この重なるエリアにあるか否かを判断することはできない。
ステップ4120においては、AP1 210はUT240がハンドオーバ処理を実行するのをサポートするために、図6Aのステップ4に示されるように、通常のサイトレポートをUT240へ送信する。このサイトレポートはさらに、AP2 220および他の近くのAPに関する情報(すなわち、BSSID、PHYタイプ、チャネル等)を含む。このサイトレポートは、UT240がユーザの(加入)プロファイルに従って接続することが可能な登録された近くのAPに関してUT240に通知する。UT240は、UT240の作動ネットワークに属していないAPから、通常のブロードキャスト・ビーコンフレームを受信することもできる。
ステップ4130において、UT240は、適度なRCPIレベルを有する適切なAPを探すために通常のパッシブ・スキャニングを開始する。パッシブ・スキャニングを実行することにより、UT240は、UT240の地理的な位置に従って、リスト化された近くのAPからビーコンフレームを受信することも受信しないこともある。UT240が図6Aのステップ5に示されるようにAP2 220によってブロードキャストされるビーコンフレームを受信すると仮定すると、UT240は、AP2 220のRCPIレベルとAP1のRCPIレベルとを比較し、AP2 220のRCPIレベルがAP1 210のRCPIレベルを超える場合には、通常の方式によりAP1 210からAP2 220へ接続を切り替えることを決定する。すなわち、UT240は、AP1 210からAP2 220へのハンドオーバを実行することを決定する。
ステップ4140においては、UTは、図6Aのステップ6によって示されるように、通常の標準プローブ要求フレーム(Probe Request frame)をAP2 220へ送信することにより、ハンドオーバの決定を宣告する。AP2 220は、図6Aのステップ7によって示されるように、通常のプローブ要求フレームに応答する。本発明によれば、AP2 220はその後、ハンドオーバ意志通知メッセージをAP1 210および/またはAR250へ送信する。かかるハンドオーバ意思通知メッセージは、AP2 220へのハンドオーバを指標し、UT240の通信セッションを独自に指標するセッション識別子からなる。ハンドオーバ意思通知メッセージは、以下に説明する理由のために、AP2 220および/またはUT240を独自に識別する識別子、例えばAP2 220および/またはUT240のWLAN MACアドレス等からなることもできる。セッション識別子は、例えば、UT240の通常のLLC接続識別子または通常のTCP/IPフロー識別子またはWLAN MACアドレス、またはIPアドレスとすることができる。
ハンドオーバ意思通知メッセージは、例えば、図6Bのステップ8によって示されるように、修正されたIAPP−PROBEパケット(IAPP−PROBE.Notify packet)として認識されることができる。かかる修正されたIAPP−PROBEパケットは通常、最適なデータフィールドの前記セッション識別子を追加すること、またはUT240のWLAN MACアドレスを単純に前記セッション識別子に定義することにより、UTのWLAN MACアドレスを通常に含むこともできることを、いわゆる当業者であれば理解することができる。ハンドオーバ意思通知パケットはこの場合、定義されたハンドオーバ識別子フィールドを備えることもできる。かかるハンドオーバ識別子フィールドは、受信ノードが受信メッセージの正確な解釈をすることができるように、ハンドオーバ意思を指標するためには“1”と設定され、そうでない場合は“0”と設定されることもできる。しかし、ハンドオーバ識別子は省略されることがあり、いわゆる当業者であれば理解できるように、受信ノード(すなわち、AP1 210およびAR250)は、このハンドオーバ意思通知メッセージをかかる識別子がない場合においても正確に解釈することができるように修正/構成されることができる。UDP/IPパケットとして送信されるこの修正されたIAPPパケットは、IEEE802.11f基準において定義されていない。しかし、上述された機能性を与えられたかかるIAPPパケットをどのように実現するのかを、いわゆる当業者であれば理解することができる。修正されたIAPP−PROBEパケットの形式のハンドオーバ意思通知メッセージは通常M−L2S2へ向かうグループアドレスに対してマルチキャストされるが、例えば問題のセッションが現在(例えばUT240によって信号伝達される)AP1 210と接続されていることをAP2 220が認識している状況においては、代わりにAP1 210および/またはAR250へユニキャストされることもできる。マルチキャストアドレスは本発明によって、近くのAP(AP1を含む)および/またはAR250がハンドオーバ意思通知IAPPパケットを受信することができるように選択される。ハンドオーバ意思通知メッセージは、代わりにUT240によって形成されAP1 210へ送信され、AP1 210がハンドオーバ意思通知メッセージをAR250へ送信することができるが、他の可能性も存在する。
ステップ4150においては、UT240がAP1 210からAP2 220へのセッションハンドオーバを実行する意思として、受信されたハンドオーバ意思通知メッセージ(例えば修正されたIAPP−PROBEパケットの形式)を解釈する。本発明によれば、AP1 210はその後、メモリ213でUT240へのダウンリンクIPパケットアドレスのキャッシング(バッファリング)を開始する。このことが少なくとも統計的な意味において、パケット損失および再送信パケットの必要数量(およびこれらによる干渉レベルとネットワーク信号伝達)を軽減する。ある実施形態において、前記ハンドオーバ意思通知メッセージがAP2 220を独自に識別する識別子、例えばAP2 220のWLAN MACアドレスからなる状況においては、AP1 210は前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて、すぐにパケットをAP2 220へ伝送することを開始する。このことが、軽減されたパケット遅延およびより円滑な(smoother)ハンドオーバを可能とする。代わりの実施形態によれば、AP1 210は、無線リンクを通じてダウンリンクパケットをUT240へ送信し続け、同時に複製パケット(duplicate packet)をAP2 220へ伝送し、ソフトハンドオーバの実現を許容する。さらに、ステップ4150においては、本発明の実施形態の1つによれば、AR250は、前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて、前記セッションのダウンリンクデータパケット(すなわちUT240へ向かう)を、AP1(210)へ伝送する代わりにバッファメモリ(253)へのバッファリングを開始することができる。このことがパケット遅延/損失/再送信を軽減し、AR250がダウンリンクパケットをAP2 220へのみ伝送する状況においては、AP1 210における必要なバッファメモリのサイズも軽減することを、いわゆる当業者であれば理解できる。実施形態の1つにおいて、前記ハンドオーバ意思通知メッセージがAP2 220を独自に識別する識別子、例えばAP2 220のWLAN MACアドレスからなる状況においては、AR250は前記セッションのダウンリンクパケットをAP1 210の代わりに、AP2 220へのルーティングを開始する。代わりの実施形態においては、AR250は、前記ハンドオーバ意思通知メッセージに応じて、UT240へ配信されるダウンリンクパケットをAP1 210およびAP2 220の両方へ送信開始し、AP1 210およびAP2 220のそれぞれの無線リンクを通じた二重送信により、ソフトハンドオーバ(バイキャスティング)を可能とする。このことが、ソフトハンドオーバの実現によりハンドオーバの間のパケット遅延をさらに軽減する。
ステップ4160において、UT240はAP2 220と(オープンシステムの)EAP認証手段を開始し、図6Bのステップ9によって示されるように、通常の接続要求フレーム(Association Request frame)をAP2 220へ送信する。このことが、UT240とAP1 210との間で、通常の方式における無線接続の中断を引き起こす。本発明の実施形態の1つによれば、このことは図5において示され以下に詳述されるように、UT240におけるパケットの再送信アルゴリズムも引き起こす。同時に、AP1 210がUT240からビーコンレポートを一切受信しないため、例えばAP1 210がハンドオーバ意思通知メッセージをAP2 220へ送信していない状況において、本発明の実施形態の1つによれば、AP1 210は特定の事前に確立された時間T1の後に、ハンドオーバ意思通知メッセージをAR250へ送信する。既に述べたように、ハンドオーバ意思通知メッセージは、独自にデータセッションを識別するセッション識別子、例えばUT240のLLC接続識別子またはIP接続識別子またはWLANアドレス、またはIPアドレスからなる。ハンドオーバ意思通知メッセージは、上述した修正されたIAPP−PROBEパケット、または例えば図6Bのステップ10により示されるように、修正されたIAPP−LEAVE通知パケットとして認識されることができる。これらのIEEE802基準のパケットを修正することにより、説明した機能性を伴うハンドオーバ意思通知メッセージをどのように形成するかを、いわゆる当業者であれば理解することができる。このことが、AR250へハンドオーバが実行されることを早い段階で警告する可能性を提供する。その結果AR250が、セッションダウンリンクパケットのバッファリングをできるだけ早く開始することができ、全体のパケット遅延/損失およびネットワーク信号伝達を少なくとも統計的な意味において軽減することができる。すなわち、AR250は、ハンドオーバ意思通知メッセージをAP1 210および/またはAP2 220から受信することができる。いずれのハンドオーバ意思通知メッセージが先に到達するかは、T1等のネットワーク設定に依存する。代わりに、例えば修正されたIAPP−LEAVE通知パケットの形式でのハンドオーバ意思通知メッセージは、ステップ4140において、UT240からAP2 220を介してAR250へ送信される。多くの可能性は存在する。
ステップ4170においては、UT240がAP2 220接続されている場合、AP2は、図6Bのステップ11によって示されるように、例えばIAPP−ADD通知パケットとして接続更新メッセージをM−L2S2に向けてマルチキャストする。IAPP−ADD通知パケットは、他のAP(例えばAP1 210)およびAR250に、新ターゲットのAP(すなわちAP2 220)における特定のUT(このケースにおいてはUT240)の新接続について通知するために、マルチキャストUDP/IPとして送信される。AP2 220は、図6Bのステップ12によって示されるように、通常の接続要求メッセージをUT240へ送信することにより接続手段を成立する。本発明によれば、IAPP−ADD通知パケットは、問題のセッションを独自に識別するセッション識別子を含み、UT240および/またはAP2 220のWLAN MACアドレスと伴に、パケットの妥当性を指標するシーケンス番号からなることもできる。AR250および送信するAP2に地理的に近く位置する他の関連するAP(すなわち少なくともAP1 210)のみが、WLANドメイン内に過剰な信号伝達を導かないように、IAPP−ADD通知パケットを受信することができるように、マルチキャストIP(またはMAC)アドレスが選択されるべきである。L2更新フレームに関して仕様化されたマルチキャストIP(またはMAC)アドレスが選択されることで、中間媒体のM−L2SおよびAR250が、必要であればかかるマルチキャストIP(またはMAC)を受信してブリッジングテーブルを更新することができるようにしなければならない。かかるマルチキャストIP(またはMAC)アドレスに従って、IAPP−ADD通知パケットはAP1 210およびAR250によって受信されることとなる。AP2 220がAP1 210と同一のM−L2Sと接続されるため、M−L2S1 230およびAR250はそれらのブリッジングテーブルを更新する必要がない。このことは、AR250がL2更新フレームおよび/またはIAPP−ADD通知パケットを受信する前に行っていたのと同じように、UT240に関するすべてのダウンリンクIPパケットをM−L2S1 230およびM−L2S2 235を通じて伝送し続けることを意味する。本発明によれば、AP1 210およびAR250は、このIAPP−ADD通知パケットを受信した後に、前記セッションに関するダウンリンクパケットをAP2 220へ伝送することを開始する。このことが、ハンドオーバの間にWLAN内のパケット遅延/損失および信号伝達の危険を軽減し、その結果円滑なハンドオーバを提供する。本発明は、上記の(任意に)修正されたIAPP−ADD通知パケットの代わりに、IAPP−MOVE応答通知パケット(IAPP−MOVE RESPONSE.Notify packet)とともに(任意に)修正されたIAPP−MOVE通知パケット(IAPP−MOVE.Notify packet)を用いることにより、および/またはIAPP−CASH応答通知パケット(IAPP−CASH.Response packet)とともに(任意に)修正されたIAPP−CASH通知パケット(IAPP−CASH.Notify packet)を用いることにより実現されることを、いわゆる当業者であれば理解することができる。IAPP−MOVE通知パケットはその後、好適にはAP2 220によってAP1 210へ(専用メッセージとして)ユニキャストされ、さらにネットワーク信号伝達を軽減する。
ステップ4180においては、ステップ4170においてAP2 220が通常の接続応答(Association Response)を送信した後に、図6Bのステップ13により示されるように、通常の802.1X(EAP)を基本とする認証が、UT240とAP2 220とネットワーク認証エンティティ(例えばAR250に組み込まれるRADIUSエンティティ)との間で実行される。ダウンリンクおよびアップリンクのIPパケットは、EAP認証手段が完了するとすぐに、UT240とAP2 220との間の無線リンクを通じて送信されることができる。同時にステップ4180において、AP2 220は、AR250および/またはAP1 210からセッションダウンリンクパケットを受信し、メモリ223にそれらをバッファリングする。AP1 210に未だキャッシングされ、および/またはUT240へ未だ送信されておらず、またはUT240によって未だ承認されていない、すべての(LLC/イーサネットフレームとしてカプセル化された)セッションダウンリンクIPパケットは、AP2 220を通じてUT240とAR250との間で伝達されることができる。この送信手段はすなわち、UT240とAP2 220との間のEAP認証の間に実行され、両方の手段はお互いに独立しているためネットワーク認証エンティティは未だ進行中である。M−L2S2がブリッジングテーブルをすでに更新しているため、宛先MACアドレス(すなわちUTのWLAN MACアドレス)に従って、LLC/イーサネットフレームは、AP2 220が接続されるM−L2S2 235の特定のポートを通じて伝送されることができる。伝送されるパケットは、M−L2S1 230を通じてルーティングされるべきではない。AP1 210およびAR250によってM−L2S1 230を介して伝送されるLLC/イーサネットフレーム(新しいダウンリンクパケットを含む)は、本発明によってAP2 220のメモリ223にキャッシングされ、EAP認証手段が完了した後すぐにUT240へ送信される。本発明によれば、メモリ223は先入れ先出しのFIFOメモリとすることができ、その結果ダウンリンクのLLCイーサネットフレームの並び替え(reordering)が、UT240のLLCレイヤに属しているアルゴリズムによって実行されなければならない。このことが、ネットワークの混雑状態として順番が崩れたパケットを解釈するTCPに関する問題を解決し、VoIP等のリアルタイムアプリケーションに対して特に重要である円滑なハンドオーバを提供する。アップリンクとダウンリンクの両方のIPパケットが、図6Bのステップ15によって示されるように、UT240とAR250との間でAP2 220および対応するM−L2Sを通じてLLC/イーサネットフレームとして交換されることができるようになった後に、セッションハンドオーバが終了する。本発明の実施形態の1つによれば、図5Bにおいて図示されさらに詳述されるように、EAP認証手段の完了が、UT240のパケットの再シーケンシングアルゴリズム(re−sequencing algorithm)を引き起こす。
図2Bは本発明が適用可能なネットワーク構造の別の例を示す。図2Bにおいては、UT240がAP1 210’(すなわち旧AP)と現在接続され、LLC/イーサネットフレームとしてカプセル化されたIPパケットがUT240’とAR250’との間でWLAN通信パスを通じて交換されているセッションを理解することができる。すなわち、AP1 210’とAR250’との間のリンクは、2つのM−L2S、すなわちM−L2S1 230’およびM−L2S2 235’によってブリッジングされる。図2Aを参照して説明された前記のHO−1の状況と比べて、AP2 220’は異なるM−L2S、すなわちM−L2S3 236と接続される。しかし、両方のレイヤ2スイッチ、すなわちM−L2S2 235’およびM−L2S3 236’は、M−L2S1 230’を介して同一のAR250’へ接続される。AP1 210’およびAP2 220’のカバーエリアは(部分的に)重なっていると想定され、UT240’が現在のデータセッションをAP1 210’からAP2 220’(すなわち新しいAP)へハンドオフしようとしていることを理解できる。
通常、図2Bのネットワークに関するセッションハンドオーバ手段は図2Aに示したものと非常に似ている。両手段間の主な違いは、以下のようにステップ4140および4170に関連する。
ステップ4140においては、AP2 220’へのハンドオーバを実行する意思を宣告するために、UT240’はプローブ要求フレームをAP2 220’へ送信する。プローブ要求フレームに応答した後に、AP2 220’は、UT240’のWLAN MACアドレスを含む(標準でない)IAPP−PROBE通知パケットをM−L2S3 236へ向かうマルチキャストグループアドレスへ送信する。AP1 210’(通常は近くのAP)およびAR250’が、IAPPパケットをM−L2S3 236、M−L2S1 230’、およびM−L2S2 235’を通じてルーティングされた後に受信することができるように、マルチキャストアドレスが選択されるべきである。AP1 210’は、AP1 210’からAP2 220’へのセッションハンドオーバを実行するUT240’の意思として、受信したIAPP−PROBE通知パケットを解釈する。AP1 210’はその後、UT240’に関するダウンリンクのIPパケットのキャッシングを開始し、ハンドオーバが起こるとすぐにそれらのパケットはAP2 220’へ伝送される。AR250’は、UTのWLAN MACアドレスを含むIAPP−LEAVE通知パケットを受信するときは常に、自己の決定をするためにIAPP−PROBE通知パケットにおいて提供される情報を使用することができる。
ステップ4170においては、UT240’がAP2 220’と無事に接続された後に、AP2 220’は、レイヤ2の更新フレームおよび対応するIAPP−ADD通知パケットをM−L2S3 236に向けてマルチキャティングする。M−L2S1 230’、AR250’、およびM−L2S2 235’(およびこれらの間の他のL2装置)が、レイヤ2フレームを受信しブリッジングテーブルを更新することができるように、このL2フレームのマルチキャストMACアドレスが選択される。マルチキャストIPアドレスに従って、IAPP−ADD通知パケットは、AP1 210’、およびAR250’によって受信されることとなる。AP2 220’がAP1 210’と同一のAR250’と接続、すなわちM−L2S1 230’を介して接続されるため、AR250’のブリッジングテーブルの更新が必要とならない(更新はM−L2S3、M−L2S1およびM−L2S2において要求される)。このことは、AR250’が、現在(M−L2S2 235’の代わりに)M−L2S3 236を通じてパケットをルーティングしているUT240’に関するすべてのダウンリンクIPパケットを、M−L2S1 230’を介して伝送し続けることを意味する。
さらにAP1 210’は、AP1 210’に未だキャッシングおよび/または認識されていない、すべての(LLC/イーサネットフレームとしてカプセル化された)UTのダウンリンクIPパケットを、スイッチM−L2S2 235’、M−L2S1 230’、およびM−L2S3 236を通じてAP2 220’へ任意に伝送することができる。このことは、すべてのこれら3つのL2スイッチがすでにそれらのブリッジングテーブルを更新し、その結果特定の宛先MACアドレス(すなわちUTのWLAN MACアドレス)に基づいてLLC/イーサネットフレームをルーティングすることができるために可能となる。
本発明は、UT240に関するパケット再シーケンシングアルゴリズムを提供し、係る実行方法が、図5を参照してここでより詳しく説明される。再シーケンシングアルゴリズムは通常UT240のLLCレイヤに備わっており、UT240と無線アクセスネットワーク200との間で発生するいずれかの通常の認証手段によって有利に引き起こされる。例えば、再シーケンシングアルゴリズムは、上記のステップ4160と関連して説明されたように、通常の接続要求フレームをAP2 220へ送信するUT240によって引き起こされることができ、または上記のステップ4180におけるEAP認証手段の完了によって引き起こされることができる。再シーケンシングアルゴリズムは本発明によってパケット遅延を軽減するため(軽減されるパケット損失)、それ自体では時間のかかる認証手段との結合において使用されるのに有利となる。代わりとして、図2AのネットワークでAP1(210)またはAP2(220)またはAR250などの最適なネットワークノードによってなされるハンドオーバの決定により再シーケンシングアルゴリズムが引き起こされ、UT240へ信号伝達されることもできる。多くの可能性が存在し、いわゆる当業者であれば、かかる引き起こしがどのように実現されるかは明らかである。
ステップ5010では、前記UT(240)を宛先としAP1(210)から受信する第1データパケットが、UT240の第1バッファメモリ245から通常の方式でフェッチングされる。かかる第1バッファメモリ245においては、無線リンク上で受信された復号されたパケットが、正しい最終の高位のアプリケーション、例えばリアルタイム・マルチメディア・アプリケーションまたはVoIPアプリケーション等へ伝送される前に、一時的に記憶される。AP2 220がダウンリンクパケットをUT240へ送信する前に再シーケンシングアルゴリズムが引き出されるため、当該アルゴリズムは前記第1バッファメモリ245のすべてのデータパケットを、AP1 210からのパケットとして解釈する(すなわちキューの第1のパケットをフェッチングする)。
ステップ5020においては、フレームシーケンス番号FSN(frame sequence number)が前記第1データパケットから抽出される。前記FSNは、前記UT240の第2バッファメモリ243の第1メモリスペースに記憶される。第1および第2バッファメモリは物理的に分離したメモリ、例えばFIFOとすることができ、または例えば前記UT240のRAM241に配される異なるメモリスペースを備えることにより定義されることもできる。しかしながら多くの可能性が存在する。FSNは、例えばLLCプロトコルによって定義される通常のLLCフレームシーケンス番号とすることができ、またはIPまたはIPSecまたは移動IPのプロトコルによって定義される通常のIPパケットシーケンス番号とすることができ、または通常のTCPまたはSCTP(Stream Control Transmission Protocol)フレームシーケンス番号とすることができる。ここでの“フレームシーケンス番号”の用語は、パケットまたはペイロードを識別するすべての通常のシーケンス番号として解釈されるべきである。
ステップ5030においては、前記第1パケットは、上述されたように通常の方式で、高位のプロトコルレイヤ、例えばリアルタイムVoIPアプリケーション等の前記UT(240)で作動する“正しい”最終アプリケーションへ伝送される。
ステップ5040においては、前記UT(240)へ配信される次のデータパケットが、前記第1バッファメモリ245からフェッチングされる。
ステップ5050においては、前記次のデータパケットのフレームシーケンス番号FSNNEXTが抽出される。
ステップ5060においては、前記次のパケットが“前の伝送パケット”として言及される、高位のプロトコルレイヤ/最終アプリケーションへ伝送された前のパケットの連続するパケットであるか否かが、前記FSNNEXTと前記FSNとを比較することにより確立される。LLCパケットシーケンス番号が抽出されるときは、FSNNEXT=FSN+1である場合は、“次のパケット”は“前の伝送パケット”の連続するパケットである。TCPフレームシーケンス番号が抽出されるときは、例えばFSNNEXT=FSN+1460である場合は、“次のパケット”は“前の伝送パケット”の連続するパケットである。なぜなら通常TCPパケットのセグメントサイズは、1460のペイロードフレームからなるからである。しかし本発明は、いずれのセグメントサイズに対しても適用することができ、
“次のパケット”が前記“前の伝送パケット”の連続するパケットであるか否かを確立するために前記比較をどのように実現するかを、いわゆる当業者であれば理解することができる。前記“次のパケット”が“前の伝送パケット”の連続するパケットであると確立された場合、アルゴリズムはステップ5070へ向かい、そうでない場合はステップ5080へ向かう。
ステップ5070においては、前記“次のパケット”はUT240の高位のプロトコルレイヤ/最終アプリケーションへ伝送される。前記FSNNEXTの値が第2バッファメモリ(243)の前記第1メモリスペースに記憶される。実施形態の1つでは、前記FSNは前記メモリ243に単純に上書きされ、その結果メモリ243の要求されるサイズを最小化できる。記憶されたFSNNEXTの値はすなわち、前記“次のパケット”の連続するパケットを識別していくために、将来のフレームシーケンス番号の比較のための更新されたFSN値を形成する。アルゴリズムはその後ステップ5100へ進む。
ステップ5080においては、前記“次のパケット”は前記第2バッファメモリ243の第2メモリスペースにバッファリングされる。有利には、前記“次のパケット”は、FSNおよびFSNNEXTの差異に対応した順番で前記第2バッファメモリ243のリストに記憶される。例えばLLCシーケンス番号が抽出されるケースでは、前記差異が3である場合には、“次のパケット”はこのリストの3番目の列に記憶されることとなる。これにより、後の段階で前記第2バッファメモリ243からパケットをフェッチングする場合に検索時間を最小化できる。なぜなら、パケットが前記リストにおいて正確に連続する順番で記憶されているからである。本発明による再シーケンシングアルゴリズムは通常、前記バッファメモリ243の前記第2メモリスペースの要求されるサイズを制限する。このことは、例えばメモリ243の前記第2メモリスペースのサイズのしきい値レベルを定義し、前記しきい値のサイズに到達した場合には、ステップ5080において“次のパケット”をバッファリングする前に、バッファメモリ243の前記第2メモリスペースから記憶された最前のパケット(すなわち最も低いフレームシーケンス番号のパケット)を伝送することにより達成されることができる。別の可能性としては、“次のパケット”が高位のプロトコルレイヤ/最終アプリケーションへ単純に伝送された後に、定義された最大の期間の間“次のパケット”をバッファリングすることである。“次のパケット”がバッファメモリ243の第2メモリスペースに記憶された場合、“次のパケット”は特定のパケットタイマと関連付けられる。その後“次のパケット”は、前記パケットタイマが経過した場合(すなわち、前記第2メモリスペースの“次のパケット”の格納時間が前記最大期間を超えた場合)、前記第2メモリスペースから伝送される。かかるメモリの制限をどのようにして実現するかを、いわゆる当業者であれば理解することができる。いわゆる当業者であれば理解できるように、このメモリ制限は当該アルゴリズムの中断も防止するこができるため有利となる。アルゴリズムはその後ステップ5090へ向かう。
ステップ5090においては、さらなる次のデータパケットが第1バッファメモリ245からフェッチングされ、当該パケットは上記の“次のパケット”として取り扱われる。アルゴリズムはその後ステップ5050へ戻る。
ステップ5100においては、(例えばリアルタイムVoIPアプリケーションへ伝送される)“前の伝送パケット”の連続するデータパケットまたは連続するパケットの集合を検出するために、前記第2バッファメモリ243の第2メモリスペースが検索される。当該検索は、記憶されたパケットの(最適な)それぞれのフレームシーケンス番号をチェックし、これらと“前の伝送パケット”のフレームシーケンス番号とを比較することにより実行される。かかる連続するパケットまたはかかる連続するパケットの集団が検出された場合、このパケットまたはパケットの集団は、ステップ5110において高位のプロトコル/最終アプリケーション(例えばVoIP等のリアルタイムアプリケーション)へ伝送され、前の伝送パケットの対応する“最新の”フレームシーケンス番号が前記第2バッファメモリ243の第2メモリスペースに記憶される。すなわち、FSNがそれに応じて更新され、アルゴリズムがステップ5090へと続く。かかる連続するパケットまたはかかる連続するパケットの集団が検出されなかった場合、第2バッファメモリを通じた検索が終了した後に、アルゴリズムはその後ステップ5090へと向かう。受信機、すなわちUT240の高位レイヤのプロトコル/最終アプリケーションは、この方法においては順番を外れたパケットをほとんど受信しないため、本発明は必要な再送信の数およびネットワークの干渉レベルを軽減し、データ速度の減少の危険性も軽減する。本発明はハンドオーバの間のパケット遅延を軽減するため、特にUT240とAP2 220との間のEAP手段等のように、認証手段がハンドオーバの間に実行される場合、例えばVoIP等のリアルタイムアプリケーションに対して有利となる。
本発明による方法およびアルゴリズムは通常、符号化手段(code means)からなるソフトウェアプログラムを用いることにより実現される。かかる符号化手段は、AR250、AP1 210、AP2 220およびUT240の処理手段252、212、222および242にロードされる場合に、前記の方法および/またはアルゴリズムを実現することができる。ソフトウェアプログラムは、例えばCD−ROM、フラッシュメモリ等に記憶されることができ、効率的な分配/導入を可能とする。本発明の原理が実施形態の例または動作のモード/例によって前記のようにWLANのケースにおいて詳述された。しかしながら、既に述べたように、本発明はすべての無線アクセスネットワークに適用可能であり、多くの修正および/または結合も可能である。したがって、本発明は上記の特定の実施形態/動作例に限定して解釈されるべきではない。いわゆる当業者であれば、特許請求の範囲により定義される本発明の範囲から離れることなく、これらの実施形態/動作例の変形が可能であることを理解することができる。
WLANの形式での通常の無線アクセスネットワークのネットワーク構造を示す。 WLANの形式での本発明による無線アクセスネットワークのネットワーク構造を示す。 WLANの形式での本発明による無線アクセスネットワークの代わりのネットワーク構造を示す。 図2Aのネットワークのユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル・スタックの例を示す。 本発明のある観点による方法の例をフローチャートで示す。 本発明のある観点による方法の例をフローチャートで示す。 本発明の観点の1つによるアルゴリズムの例をフローチャートで示す。 本発明の観点の1つによるアルゴリズムの例をフローチャートで示す。 図2Aで示されるネットワークにおいて、図4Aおよび図4Bで示される本発明の方法を実行するための信号伝達のシナリオを示す。 図2Aで示されるネットワークにおいて、図4Aおよび図4Bで示される本発明の方法を実行するための信号伝達のシナリオを示す。

Claims (40)

  1. 無線アクセスネットワークにおいて、第1無線アクセスポイントAP1(210)から第2無線アクセスポイントAP2(220)へのユーザ端末UT(240)の通信セッションのハンドオーバを補助する方法であって、前記AP1(210)によって実行される前記方法は:
    前記セッションを識別し前記UT(240)がセッションハンドオーバを実行しようとしていることを指標するセッション識別子からなる、ハンドオーバ意思通知メッセージを受信し、
    前記セッションに、前記AP1(210)のメモリ(211)のバッファメモリスペース(213)を割り当て、
    前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて、前記バッファメモリ(213)に前記UT(240)へ配信されるダウンリンクのデータパケットをバッファリングする、各ステップからなることを特徴とする、AP1(210)によるハンドオーバを補助する方法。
  2. 前記無線アクセスネットワークは、IEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークであり、この場合において前記ネットワークは、ネットワークアクセスを要求するUTを認証するように構成され、この場合において前記セッション識別子は、前記IEEE802基準によって定義される前記UT(240)のMACアドレスである、請求項1に記載のAP1(210)によるハンドオーバを補助する方法。
  3. さらに、前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて、前記UT(240)へのダウンリンクのセッションのパケットの送信を遮断するステップからなる、請求項1または2に記載のAP1(210)によるハンドオーバを補助する方法。
  4. 前記ハンドオーバ意思通知メッセージはさらに、前記AP2(220)を識別し前記AP2(220)への前記セッションのハンドオーバを指標するAP識別子からなり、前記方法はさらに、
    前記ハンドオーバ意思通知メッセージの受信に応じて、前記AP2(220)へ前記バッファリングされたダウンリンクのパケットを送信するステップからなる、請求項1〜3のいずれかに記載のAP1(210)によるハンドオーバを補助する方法。
  5. さらに前記AP2(220)を識別し前記UT(240)が前記AP2(220)と接続されることを指標する接続更新メッセージを受信し、
    前記接続更新メッセージの受信に応じて、前記AP2(220)へ前記バッファリングされたダウンリンクのパケットを送信する、各ステップからなる、請求項1〜4のいずれかに記載のAP1(210)によるハンドオーバを補助する方法。
  6. さらに、前記無線アクセスネットワークのアクセスルータAR(250)へハンドオーバ意思通知メッセージを送信し、
    前記メッセージは、前記セッションのハンドオーバを指標し、前記AR(250)に対して前記UT(240)へ配信されるダウンリンクのデータパケットをバッファリングするように指示する前記通信セッションのセッション識別子からなる、請求項1〜5のいずれかに記載のAP1(210)によるハンドオーバを補助する方法。
  7. 前記ハンドオーバ意思通知メッセージはさらに、前記AP2(220)を識別するAP識別子からなる、請求項6に記載のAP1(210)によるハンドオーバを補助する方法。
  8. 無線アクセスネットワークにおいて、第1無線アクセスポイントAP1(210)から第2無線アクセスポイントAP2(220)へのユーザ端末UT(240)の通信セッションのハンドオーバを補助する方法であって、前記AP2(220)によって実行される前記方法は:
    前記通信セッションが前記AP1(210)から前記AP2(220)へハンドオーバされることを確立し、
    前記セッションのハンドオーバを指標し前記セッションを識別するセッション識別子からなるハンドオーバ意思通知メッセージを前記AP1(210)へ送信する、各ステップからなることを特徴とする、AP2(220)によるハンドオーバを補助する方法。
  9. さらにアクセスルータAR(250)へ前記ハンドオーバ通知メッセージを送信し、前記AR(250)に対して前記UT(240)へ配信される前記セッションのダウンリンクのデータパケットをバッファリングするように指示するステップからなる、請求項8に記載のAP2(220)によるハンドオーバを補助する方法。
  10. 前記ハンドオーバ通知メッセージはさらに、前記AP2(220)を識別するAP識別子からなる、請求項8または9に記載のAP2(220)によるハンドオーバを補助する方法。
  11. 前記無線アクセスネットワークは、ネットワークアクセスを要求するUTを認証するように構成されたIEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークであり、この場合において前記方法はさらに、
    UT(240)へ/から認証証明を送信および受信することにより前記UT(240)を認証するステップからなる、請求項8〜10のいずれかに記載のAP2(220)によるハンドオーバを補助する方法。
  12. 無線アクセスネットワークにおいて、第1無線アクセスポイントAP1(210)から第2無線アクセスポイントAP2(220)へのユーザ端末UT(240)の通信セッションのハンドオーバを補助する方法であって、前記無線アクセスネットワークは、前記AP1(210)および/またはAP2(220)を介して前記UT(240)へ/からデータパケットをルーティングするためのアクセスルータAR(250)からなり、前記AR(250)によって実行される前記方法は:
    前記通信セッションのハンドオーバを指標するハンドオーバ意思通知メッセージを受信し、
    前記ハンドオーバ意思通知メッセージに応じて、前記セッションのダウンリンクのデータパケットをバッファメモリ(253)にバッファリングする、各ステップからなることを特徴とする、AR(250)によるハンドオーバを補助する方法。
  13. さらに、前記セッションを指標するセッション識別子と前記AP2(220)を識別するAP識別子とからなり、前記AP2(220)へのハンドオーバを指標するAP更新メッセージを受信し、
    前記セッションの前記バッファリングされたダウンリンクのデータパケットを前記AP2(220)へ伝送する、各ステップからなる、請求項12に記載のAR(250)によるハンドオーバを補助する方法。
  14. 前記無線アクセスネットワークは、前記ネットワークへのアクセスを要求するUTを認証するように構成されたIEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークである、請求項12または13に記載のAR(250)によるハンドオーバを補助する方法。
  15. 無線アクセスネットワークにおいて、第1無線アクセスポイントAP1(210)から第2無線アクセスポイントAP2(220)へのユーザ端末UT(240)の通信セッションのハンドオーバを補助する方法であって、前記UT(240)によって実行される前記方法は:
    a)前記通信セッションが前記AP1から前記AP2へハンドオーバされることを確立し、
    b)前記UT(240)の第1バッファメモリ(245)から第1パケットをフェッチングし、
    c)前記第1パケットからフレームシーケンス番号FSNを抽出し、前記FSNを前記UT(240)の第2バッファメモリ(243)の第1メモリスペースに記憶し、
    d)前記UT(240)で作動するアプリケーションまたは前記UT(240)の高位のプロトコルへ前記第1パケットを伝送し、
    e)前記第1バッファメモリ(245)から次のパケットをフェッチングし、ここで前記次のパケットは、前記第1パケットの後に前記UT(240)によって次に受信されたパケットであり、
    f)前記次のパケットからフレームシーケンス番号FSNNEXTを抽出し、
    g)前記FSNNEXTと前記FSNとを比較することにより、前記次のパケットが前記第1パケットの連続するパケットであるか否かを確立し、
    h)前記FSNNEXTを前記第2バッファメモリ(243)の前記第1メモリスペースに記憶し、ステップg)において前記“次のパケット”が前記第1パケットの連続するパケットであると確立された場合には前記“次のパケット”を高位のプロトコルまたは最終のアプリケーションへ伝送し、そうでない場合には前記“次のパケット”を前記第2バッファメモリ(243)の第2メモリスペースにバッファリングする、各ステップからなることを特徴とするUT(240)によるハンドオーバを補助する方法。
  16. 前記通信セッションが前記AP1(210)からAP2(220)へハンドオーバされることを確立する前記ステップa)は、
    AP1(210)の非接続、または
    AP2(220)の接続、または
    特定のハンドオーバ基準によってUT(240)により行われるハンドオーバの決定、または
    ネットワークノードによって行われ前記UT(240)へ信号伝達される、特定のハンドオーバ基準によるハンドオーバの決定、の各ステップのいずれかからなる、請求項15に記載のUT(24)によるハンドオーバを補助する方法。
  17. さらに、前記第2メモリスペースの記憶されるパケット/バイトの最大しきい値数を定義し、または前記第2メモリスペースに記憶されているパケットの最大許容記憶時間を定義することにより、前記第2バッファメモリ(243)の前記第2メモリスペースのサイズを制限するステップからなる、請求項15または16に記載のUT(240)によるハンドオーバを補助する方法。
  18. AP1(210)および/またはAP2(220)から受信されるデータパケットは、前記第1バッファメモリ(245)に受信された時系列で記憶され、前記メモリ(245)はFIFOタイプであり、この場合において第1および第2データパケットをフェッチングする前記ステップa)およびe)は:
    前記FIFOメモリ(245)からデータパケットを読み取るステップからなる、請求項15〜17のいずれかに記載の、UT(240)によるハンドオーバを補助する方法。
  19. さらに、前記FIFO(245)から第3データパケットを読み取り、前記第3データパケットが前記アプリケーションへ伝送された前のパケットである前記データパケットの連続するデータパケットであることを確立し、
    前記第3データパケットを前記アプリケーションへ伝送し、前記バッファメモリ(243)の前記第1メモリスペースを前記第3データパケットのフレームシーケンス番号で更新し、
    前記第2バッファメモリ(243)の前記第2メモリスペースに少なくとも1つの記憶されたデータパケットが存在することを確立し、
    前記第3データパケットの連続するデータパケットのために前記バッファメモリ(243)の前記第2メモリスペースを検索する、各ステップからなる請求項15〜18に記載のUT(240)によるハンドオーバを補助する方法。
  20. 前記無線アクセスネットワークは、IEEE802基準によるワイヤレスデータネットワークであり、この場合において前記方法はさらに:
    例えばEAP基準などによって、AP2(220)へ/から認証証明を送信および受信するステップからなる、請求項15〜19に記載のUT(240)によるハンドオーバを補助する方法。
  21. ユーザ端末UT(240)に対して、無線リンク接続を用いることにより無線アクセスネットワークへアクセスすることを許容する、無線アクセスポイントAP1(210)であって、
    前記AP1(210)が、第2アクセスポイントAP2(220)およびアクセスルータAR(250)からなる無線アクセスネットワークにインストールされている場合に、請求項1〜7のいずれかに記載された方法を実現する手段(213、214、212、211)からなることを特徴とする、無線アクセスポイントAP1(210)。
  22. 前記手段は、前記UT(240)へ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリを形成する第1エントランスを伴う第1メモリスペース(213)を備えるデータメモリ(211)からなり、前記データメモリ(211)はさらに記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペース(214)を備え、前記プログラム符号化手段は、前記AP1(210)の処理手段(212)にロードされる場合に前記処理手段(212)に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、請求項21に記載の無線アクセスポイントAP1(210)。
  23. IEEE802基準によるアクセスポイントとして実現され、この場合において前記AP1(210)はさらに、前記ワイヤレスデータネットワークへのアクセスを要求するユーザ端末を認証するように構成される、請求項22または23に記載の無線アクセスポイントAP1(210)。
  24. プログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム符号化手段は、無線アクセスネットワークにインストールされている第1アクセスポイントAP1(210)の処理手段(212)にロードされる場合に、前記処理手段に請求項1〜7のいずれかに記載された方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、コンピュータプログラム製品。
  25. 前記プログラム符号化手段を記憶して備えるコンピュータ可読性の媒体を含む、請求項24に記載のコンピュータプログラム製品。
  26. ユーザ端末UT(240)に対して、無線リンク接続を用いることにより無線アクセスネットワークへアクセスすることを許容する無線アクセスポイントAP2(220)であって、
    前記AP2(220)が、第1アクセスポイントAP1(210)およびアクセスルータAR(250)からなる無線アクセスネットワークにインストールされている場合に、請求項8〜11のいずれかに記載された方法を実現する手段(223、224、222、221)からなることを特徴とする、無線アクセスポイントAP2(220)。
  27. 前記手段は、前記UTへ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリ(240)を形成する第1エントランスを伴う第1メモリスペース(223)を備えるデータメモリ(221)からなり、前記データメモリ(211)はさらに、記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペース(224)を備え、前記プログラム符号化手段は、前記AP2(220)の処理手段(222)にロードされる場合に前記処理手段(222)に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、請求項26に記載の無線アクセスポイントAP2(220)。
  28. IEEE802基準によるアクセスポイントとして実現され、前記AP2(220)がIEEE802基準によってワイヤレスネットワークにインストールされている場合に前記方法を実現するように構成され、この場合において前記AP2(220)はさらに、前記ワイヤレスデータネットワークへのアクセスを要求するユーザ端末を認証するように構成される、請求項26または27に記載の無線アクセスポイントAP2(220)。
  29. プログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム符号化手段は、無線アクセスネットワークにインストールされている第2アクセスポイントAP2(220)の処理手段(222)にロードされる場合に、前記処理手段に請求項8〜11のいずれかに記載された方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、コンピュータプログラム製品。
  30. 前記プログラム符号化手段を記憶して備えるコンピュータ可読性の媒体を含む、請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
  31. 第1アクセスポイントAP1(210)および/または第2アクセスポイントAP2(220)を介して、ユーザ端末UT(240)の通信セッションをルーティングするように構成されたアクセスルータAR(250)であって、
    前記AR(250)が前記AP1(210)およびAP2(220)からなる無線アクセスネットワークにインストールされている場合に、請求項12〜14のいずれかに記載された方法を実現する手段(253、254、252、251)からなる、アクセスルータAR(250)。
  32. 前記手段は、前記UT(240)へ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリを形成する第1エントランスを伴う第1メモリスペース(253)を備えるデータメモリ(251)からなり、前記データメモリ(251)はさらに記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペース(254)を備え、前記プログラム符号化手段は、前記AR(250)の処理手段(252)にロードされる場合に前記処理手段(252)に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、請求項31に記載のアクセスルータAR(250)。
  33. IEEE802基準によるARとして実現され、前記AR(250)がIEEE802基準によってワイヤレスネットワークにインストールされている場合に前記方法を実現するように構成され、この場合において前記AR(250)はさらに、前記ワイヤレスデータネットワークへのアクセスを要求するユーザ端末を認証するように構成される、請求項31または32に記載のアクセスルータAR(250)。
  34. プログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム符号化手段は、無線アクセスネットワークにインストールされているAR(250)の処理手段(252)にロードされる場合に、前記処理手段に請求項12〜14のいずれかに記載された方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、コンピュータプログラム製品。
  35. 前記プログラム符号化手段を記憶して備えるコンピュータ可読性の媒体を含む、請求項34に記載のコンピュータプログラム製品。
  36. 無線アクセスネットワークにおいて、第1無線アクセスポイントAP1(210)から第2無線アクセスポイントAP2(220)への接続セッションのハンドオーバを補助するUT(240)であって、
    請求項15〜20のいずれかに記載された方法を実現する手段(241、242、243、244)からなることを特徴とする、ユーザ端末UT(240)。
  37. 前記手段は、前記UT(240)へ配信されるダウンリンクのパケットを記憶するためのバッファメモリを形成する第1エントランスと少なくとも1つのダウンリンクパケットと関連付けられたフレームシーケンス番号を記憶するための第2エントランスとを伴う第1メモリスペース(243)を備えるデータメモリ(241)からなり、前記データメモリ(241)はさらに記憶されたプログラム符号化手段を伴う第2メモリスペース(244)を備え、前記プログラム符号化手段は、前記UT(240)の処理手段(242)にロードされる場合に前記処理手段(242)に前記方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、請求項36に記載のユーザ端末UT(240)。
  38. IEEE802基準によるユーザ端末UTとして実現され、前記セッションがIEEE802基準によってワイヤレスネットワークを通じてルーティングされている場合に前記方法を実現するように構成され、この場合においてUT(240)はさらに、前記ワイヤレスデータネットワークによって認証されるように構成される、請求項36または37に記載のユーザ端末UT(240)。
  39. プログラム符号化手段からなるコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム符号化手段は、無線アクセスネットワークと接続しているUT(240)の処理手段(242)にロードされる場合に、前記処理手段に請求項15〜20のいずれかに記載された方法を実現する少なくとも1つの手段を実行させる、コンピュータプログラム製品。
  40. 前記プログラム符号化手段を記憶して備えるコンピュータ可読性の媒体を含む、請求項39に記載のコンピュータプログラム製品。
JP2008523839A 2005-07-25 2005-07-25 無線アクセスネットワークのハンドオーバ特性を改良する手段および方法 Pending JP2009503991A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/SE2005/001190 WO2007013839A1 (en) 2005-07-25 2005-07-25 Means and methods for improving the handover characteristics of radio access networks

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009503991A true JP2009503991A (ja) 2009-01-29

Family

ID=37683646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008523839A Pending JP2009503991A (ja) 2005-07-25 2005-07-25 無線アクセスネットワークのハンドオーバ特性を改良する手段および方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8050232B2 (ja)
EP (2) EP2456259B1 (ja)
JP (1) JP2009503991A (ja)
CA (1) CA2614287A1 (ja)
WO (1) WO2007013839A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045647A (ja) * 2008-08-14 2010-02-25 Sony Corp 無線通信装置、通信システム、および通信制御方法、並びにプログラム
JP2018019402A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 分散アクセスポイントの間のハンドオーバの方法及び関連装置
JP2023502313A (ja) * 2019-10-10 2023-01-24 ギャラクティック テレコム グループ エルエルシー モバイルワイヤレス広帯域ネットワークインタフェースカード(mwbnic)及びkネット

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1938488B1 (en) 2005-10-21 2015-09-09 T-Mobile, USA, Inc System and method for determining device location in an ip-based wireless telecommunications network
US20070153804A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-05 Mcgee Andrew R Methods and systems for maintaining the address of Internet Protocol compatible devices
JP4668823B2 (ja) * 2006-03-28 2011-04-13 株式会社日立国際電気 無線通信装置
CA2619648C (en) 2006-04-13 2013-12-31 T-Mobile Usa, Inc. Mobile computing device geographic location determination
US20080031254A1 (en) * 2006-08-07 2008-02-07 Satish Kumar Veerapuneni Two-pronged receive fragment processing in a wireless network
WO2008049131A2 (en) * 2006-10-20 2008-04-24 T-Mobile Usa, Inc. Two stage mobile device geographic location determination
CA2620409A1 (en) 2006-10-20 2008-04-20 T-Mobile Usa, Inc. System and method for determining a subscriber's zone information
CA2620617A1 (en) 2006-10-20 2008-04-20 T-Mobile Usa, Inc. System and method for utilizing ip-based wireless telecommunications client location data
KR101397039B1 (ko) * 2007-08-14 2014-05-20 엘지전자 주식회사 전송 다이버시티를 사용하는 다중안테나 시스템에서 채널예측 오류의 영향을 감소시키기 위한 cdm 방식 신호전송 방법
PL3806365T3 (pl) 2007-08-14 2022-12-27 Lg Electronics Inc. Sposób uzyskiwania informacji o regionie zasobu dla phich
US8542697B2 (en) * 2007-08-14 2013-09-24 Lg Electronics Inc. Method of transmitting data in a wireless communication system
KR101507785B1 (ko) 2007-08-16 2015-04-03 엘지전자 주식회사 다중 입출력 시스템에서, 채널품질정보를 송신하는 방법
US9838911B1 (en) * 2007-08-20 2017-12-05 Fortinet, Inc. Multitier wireless data distribution
US8902867B2 (en) * 2007-11-16 2014-12-02 Qualcomm Incorporated Favoring access points in wireless communications
US8737295B2 (en) * 2007-11-16 2014-05-27 Qualcomm Incorporated Sector identification using sector parameters signatures
US8848656B2 (en) * 2007-11-16 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Utilizing broadcast signals to convey restricted association information
US20090137228A1 (en) * 2007-11-16 2009-05-28 Qualcomm Incorporated Utilizing restriction codes in wireless access point connection attempts
US9603062B2 (en) 2007-11-16 2017-03-21 Qualcomm Incorporated Classifying access points using pilot identifiers
JP4940117B2 (ja) 2007-12-06 2012-05-30 株式会社東芝 移動通信システムとそのゲートウェイ装置、集線装置およびハンドオーバ制御方法
JP4506846B2 (ja) 2008-02-05 2010-07-21 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および記録媒体
JP5063408B2 (ja) * 2008-02-26 2012-10-31 キヤノン株式会社 管理装置、制御方法及びプログラム
US8451802B2 (en) * 2008-03-11 2013-05-28 Cisco Technology, Inc. Performing handovers for fixed mobile convergence networks
US8825792B1 (en) 2008-03-11 2014-09-02 United Services Automobile Association (Usaa) Systems and methods for online brand continuity
US8050682B2 (en) * 2008-03-14 2011-11-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for delivering and constructing status information in communication system
US8588773B2 (en) * 2008-08-04 2013-11-19 Qualcomm Incorporated System and method for cell search and selection in a wireless communication system
US20100027510A1 (en) * 2008-08-04 2010-02-04 Qualcomm Incorporated Enhanced idle handoff to support femto cells
JP5746624B2 (ja) 2008-08-29 2015-07-08 メルツ・ファルマ・ゲーエムベーハー・ウント・コ・カーゲーアーアー 変化した持続性を有するクロストリジウム性神経毒
CN101370290A (zh) * 2008-09-12 2009-02-18 华为技术有限公司 一种跨接入网寻呼的方法、***及装置
US8718592B2 (en) * 2009-05-15 2014-05-06 T-Mobile Usa, Inc. Mobile device location determination using micronetworks
US8311557B2 (en) * 2009-05-15 2012-11-13 T-Mobile Usa, Inc. Facility for selecting a mobile device location determination technique
US8300578B2 (en) * 2009-08-04 2012-10-30 Sony Corporation System, apparatus and method for seamless roaming through the use of routing update messages
US8351451B2 (en) * 2009-08-04 2013-01-08 Sony Corporation System, apparatus and method for managing AP selection and signal quality
US8345609B2 (en) * 2009-08-04 2013-01-01 Sony Corporation System, apparatus and method for proactively re-assessing the availability and quality of surrounding channels for infrastructure operation in wireless mesh nodes
WO2011120218A1 (en) 2010-03-30 2011-10-06 Huawei Technologies Co., Ltd. Method for re-selecting a communication network
US8472974B2 (en) 2010-04-28 2013-06-25 T-Mobile Usa, Inc. Location continuity service for locating mobile devices using multiple access networks including wireless telecommunication networks
US9094927B2 (en) 2010-04-28 2015-07-28 T-Mobile Usa, Inc. Location continuity service for locating mobile devices using multiple access networks including wireless telecommunication networks
US20120099591A1 (en) * 2010-10-26 2012-04-26 Dell Products, Lp System and Method for Scalable Flow Aware Network Architecture for Openflow Based Network Virtualization
JP5820533B2 (ja) * 2011-09-28 2015-11-24 スミス マイクロ ソフトウエア, インコーポレイテッドSmith Micro Software, Inc. モバイルデバイスのためのネットワークアクセスを制御する方法
EP2823627A2 (en) * 2012-03-05 2015-01-14 Interdigital Patent Holdings, Inc. Devices and methods for pre-association discovery in communication networks
TWI477111B (zh) * 2012-07-26 2015-03-11 Arcadyan Technology Corp 室外無線數據裝置與其訊號處理方法
KR101945779B1 (ko) * 2012-09-20 2019-02-11 삼성전자주식회사 웨이크 온 무선랜을 운용하는 방법 및 장치
AU2014231331B2 (en) * 2013-03-15 2017-07-13 Synaptive Medical Inc. System and method for reliable messaging between application sessions across volatile networking conditions
US20150009956A1 (en) * 2013-07-05 2015-01-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for transmitting/receiving streaming service data in mobile communication network
JPWO2015141012A1 (ja) * 2014-03-20 2017-04-06 富士通株式会社 無線通信装置及び無線通信方法
US9807624B2 (en) * 2015-06-01 2017-10-31 T-Mobile Usa, Inc. Self-adjusting wireless in-band backhaul
CN109417741B (zh) * 2016-11-16 2021-01-29 华为技术有限公司 数据迁移方法及装置
EP3664510A1 (de) * 2018-12-04 2020-06-10 Siemens Aktiengesellschaft Wechsel des datenübertragungsweges ohne verlust von datenpaketen
CN113498125A (zh) * 2020-03-20 2021-10-12 华为技术有限公司 一种通信方法、接入网设备、终端设备和核心网设备
US20240129828A1 (en) * 2022-10-14 2024-04-18 Apple Inc. Assisted Roaming

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171572A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Hitachi Ltd 無線基地局、パケット中継装置並びに無線通信システム
JP2002238067A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信システム、ハンドオフ方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2003047037A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Ntt Docomo Inc 通信システム、及び、ハンドオーバ制御方法
JP2003153327A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム及びそれに用いられるハンドオーバを実施する方法及び無線通信端末
JP2003264579A (ja) * 2002-03-06 2003-09-19 Ntt Docomo Inc パケット転送システム、このシステムに用いる制御装置、及び移動端末、並びに、パケット転送プログラム
JP2003533078A (ja) * 2000-04-14 2003-11-05 クゥアルコム・インコーポレイテッド 通信システムにおける信号の迅速な再送信のための方法および装置
WO2003096567A1 (en) * 2002-05-10 2003-11-20 Interdigital Technology Corporation Method for monitoring transmission sequence numbers assigned to protocol data units to detect and correct transmission errors
JP2004015143A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Fujitsu Ltd 移動通信システムにおけるハンドオーバ方法、および移動通信システムにおいて使用されるルータ装置

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019976B2 (ja) * 1978-02-08 1985-05-18 雪印乳業株式会社 氷片入り冷菓の製造法
JPH05130833A (ja) * 1990-06-06 1993-05-28 Kanebo Ltd 食品搬送方法およびそれに用いる装置
US5946615A (en) * 1996-10-08 1999-08-31 At&T Wireless Mobile network geographic address translation
US5974036A (en) * 1996-12-24 1999-10-26 Nec Usa, Inc. Handoff-control technique for wireless ATM
BR9808009B1 (pt) * 1997-03-14 2009-01-13 processo para a produção de um produto alimentìcio congelado, e, produto congelado.
DE60034970T2 (de) * 1999-03-10 2008-02-21 Unilever N.V. Gefrierschutzprotein enthaltendes Speiseeis
US7197556B1 (en) * 1999-10-22 2007-03-27 Nomadix, Inc. Location-based identification for use in a communications network
ATE382224T1 (de) * 2000-04-03 2008-01-15 Ericsson Inc Verfahren und vorrichtung zum effizienten weiterreichen in datenpaketkommunikationssystemen
US7016325B2 (en) * 2001-01-18 2006-03-21 Strix Systems, Inc. Link context mobility method and system for providing such mobility, such as a system employing short range frequency hopping spread spectrum wireless protocols
US6831563B1 (en) * 2001-03-20 2004-12-14 Bellsouth Intellectual Property Corp. Location visit confirmation services for wireless devices
BR0209447B1 (pt) * 2001-05-01 2014-04-15 Pepsico Inc Uso de eritritol e d-tagatose em produtos alimentícios e bebidas de zero ou baixa caloria
US6826154B2 (en) * 2001-05-24 2004-11-30 3Com Corporation Method and apparatus for seamless mobility between different access technologies
US20040255331A1 (en) * 2001-11-05 2004-12-16 Akino Inoue Server apparatus and terminal apparatus used in video transmission system
US7266130B2 (en) * 2001-12-28 2007-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for multiplexing multiple end-to-end transmission links in a communication system
KR100747464B1 (ko) * 2002-01-05 2007-08-09 엘지전자 주식회사 고속하향링크패킷접속(hsdpa)시스템을 위한타이머를 이용한 교착상황 회피방법
KR100424620B1 (ko) * 2002-03-27 2004-03-25 삼성전자주식회사 무선 근거리 네트워크에서 이동단말의 서브네트워크간이동성을 지원하기 위한 장치 및 방법
DE60313691T2 (de) * 2002-03-28 2007-10-18 Unilever N.V. Speiseeis
JP2004048334A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Sony Corp データ転送制御装置、通信端末装置、データ通信システム、および方法、並びにコンピュータ・プログラム
US20040081119A1 (en) * 2002-10-28 2004-04-29 Zhun Zhong Reducing packet drop in IEEE 802.11 handoff by packet forwarding using driver image queue
US7734760B2 (en) * 2003-02-14 2010-06-08 Intel Corporation Estimating the location of a network client using a media access control address
US8606885B2 (en) * 2003-06-05 2013-12-10 Ipass Inc. Method and system of providing access point data associated with a network access point
US6987985B2 (en) * 2003-06-06 2006-01-17 Interdigital Technology Corporation Wireless communication components and methods for multiple system communications
US7917152B2 (en) * 2003-06-27 2011-03-29 Nokia Corporation Enhanced fast handover procedures
CA2536358C (en) * 2003-08-15 2011-09-27 Research In Motion Uk Limited Apparatus, and an associated method, for preserving service quality levels during hand-off in a radio communication system
KR100520146B1 (ko) * 2003-12-22 2005-10-10 삼성전자주식회사 고속 순방향 패킷 접속 통신 시스템에서 데이터 처리장치및 방법
AU2004310062B2 (en) * 2003-12-31 2008-04-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Selective combining method and apparatus in a mobile communication system
US7307955B2 (en) * 2003-12-31 2007-12-11 Nokia Corporation Method and equipment for lossless packet delivery to a mobile terminal during handover
US8099104B2 (en) * 2004-02-26 2012-01-17 Telcordia Licensing Company Llc Location based services for integrated cellular and LAN networks
EP1578059A1 (en) * 2004-03-19 2005-09-21 Swisscom Mobile AG WLAN handover
US7142982B2 (en) * 2004-09-13 2006-11-28 Quantum Engineering, Inc. System and method for determining relative differential positioning system measurement solutions
US7317914B2 (en) * 2004-09-24 2008-01-08 Microsoft Corporation Collaboratively locating disconnected clients and rogue access points in a wireless network
EP2527859B1 (en) * 2004-10-29 2016-04-20 Skyhook Wireless, Inc. Location beacon database and server, method of building location beacon database, and location based service using same
US8244272B2 (en) * 2005-02-22 2012-08-14 Skyhook Wireless, Inc. Continuous data optimization of moved access points in positioning systems
US7433673B1 (en) * 2004-12-17 2008-10-07 Sprint Spectrum L.P. Method and system for providing location information for a wireless local area network (WLAN)
US7551929B2 (en) * 2006-05-08 2009-06-23 Skyhook Wireless, Inc. Estimation of speed and direction of travel in a WLAN positioning system using multiple position estimations
US7515578B2 (en) * 2006-05-08 2009-04-07 Skyhook Wireless, Inc. Estimation of position using WLAN access point radio propagation characteristics in a WLAN positioning system
US7551579B2 (en) * 2006-05-08 2009-06-23 Skyhook Wireless, Inc. Calculation of quality of wlan access point characterization for use in a wlan positioning system
US20100052983A1 (en) * 2008-06-06 2010-03-04 Skyhook Wireless, Inc. Systems and methods for maintaining clock bias accuracy in a hybrid positioning system
US20090312036A1 (en) * 2008-06-16 2009-12-17 Skyhook Wireless, Inc. Methods and systems for improving the accuracy of expected error estimation in location determinations using a hybrid cellular and wlan positioning system

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533078A (ja) * 2000-04-14 2003-11-05 クゥアルコム・インコーポレイテッド 通信システムにおける信号の迅速な再送信のための方法および装置
JP2002171572A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Hitachi Ltd 無線基地局、パケット中継装置並びに無線通信システム
JP2002238067A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信システム、ハンドオフ方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2003047037A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Ntt Docomo Inc 通信システム、及び、ハンドオーバ制御方法
JP2003153327A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム及びそれに用いられるハンドオーバを実施する方法及び無線通信端末
JP2003264579A (ja) * 2002-03-06 2003-09-19 Ntt Docomo Inc パケット転送システム、このシステムに用いる制御装置、及び移動端末、並びに、パケット転送プログラム
WO2003096567A1 (en) * 2002-05-10 2003-11-20 Interdigital Technology Corporation Method for monitoring transmission sequence numbers assigned to protocol data units to detect and correct transmission errors
JP2004015143A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Fujitsu Ltd 移動通信システムにおけるハンドオーバ方法、および移動通信システムにおいて使用されるルータ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045647A (ja) * 2008-08-14 2010-02-25 Sony Corp 無線通信装置、通信システム、および通信制御方法、並びにプログラム
JP4535179B2 (ja) * 2008-08-14 2010-09-01 ソニー株式会社 無線通信装置、通信システム、および通信制御方法、並びにプログラム
JP2018019402A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 分散アクセスポイントの間のハンドオーバの方法及び関連装置
US10499297B2 (en) 2016-07-29 2019-12-03 Huawei Technologies Co., Ltd. Method for handover between distributed access points and related device
JP2023502313A (ja) * 2019-10-10 2023-01-24 ギャラクティック テレコム グループ エルエルシー モバイルワイヤレス広帯域ネットワークインタフェースカード(mwbnic)及びkネット
JP7339438B2 (ja) 2019-10-10 2023-09-05 ギャラクティック テレコム グループ エルエルシー モバイルワイヤレス広帯域ネットワークインタフェースカード(mwbnic)及びkネット

Also Published As

Publication number Publication date
EP1911312A4 (en) 2011-05-18
EP1911312B1 (en) 2016-04-06
US20080192696A1 (en) 2008-08-14
US8050232B2 (en) 2011-11-01
EP2456259B1 (en) 2014-04-16
EP1911312A1 (en) 2008-04-16
EP2456259A2 (en) 2012-05-23
WO2007013839A1 (en) 2007-02-01
EP2456259A3 (en) 2012-06-06
EP1911312B8 (en) 2016-07-13
CA2614287A1 (en) 2007-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8050232B2 (en) Handover optimisation in a WLAN radio access network
US10548060B2 (en) Control station, mobile station, mobile communication system and mobile communication method
US7953052B2 (en) Inter-technology handoff method in an IP-based wireless communication system
Koodli Mobile IPv6 fast handovers
US8019346B2 (en) Means and Methods for Improving the Handover Characteristics of Integrated Radio Access Networks
JP4719791B2 (ja) コンテキスト転送マネージャを使用するドメイン間コンテキスト転送
JP4054341B2 (ja) Ieee802.11網に最適化した高速ハンドオーバー方法
CA2609715C (en) Method, system and apparatus for load balancing of wireless switches to support layer 3 roaming in wireless local area networks (wlans)
JP5204855B2 (ja) 制御局、移動局及び移動通信システム
JP2005027314A (ja) モバイルIPv6ホームエージェントのシームレスハンドオーバー方法
WO2015018006A1 (zh) 一种双连接下的通信方法、基站和用户设备
CN102547882B (zh) 用于改进无线接入网的切换特性的装置和方法
US8111676B2 (en) Loseless roaming via bridging between access ports
Koodli Rfc 5568: Mobile ipv6 fast handovers
US8768357B2 (en) Changes of forward-link and reverse-link serving access points
KR20090054145A (ko) 네트워크 기반의 고속 핸드오버 수행 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20081202

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110921

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110929

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111021

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111028

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120228