JP2009302976A - 遅延測定方法及び無線基地局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線機器制御部と無線機器部の信号の遅延量を簡単な構成で測定できることを目的とする。
【解決手段】無線機器制御部に試験治具を接続し、無線機器制御部にて主信号フレームの先頭パターンを検出して検出信号を試験治具に供給すると共に、主信号フレームから変換する無線信号フレームの制御信号に主信号フレームの先頭位置を示す特定の制御信号を設定して無線機器部に供給し、無線機器制御部にて無線機器部で折り返された無線信号フレームから変換する主信号フレームに無線信号フレームの特定の制御信号に同期して先頭パターンを挿入して試験治具に供給し、試験治具にて主信号処理部から無線機器制御部に主信号フレームが供給されてから検出信号が供給されるまでの第1の時間と、検出信号が供給されてから主信号フレーム前記特定の制御信号に同期したの先頭パターンが得られるまでの第2の時間を測定して、無線機器制御部と無線機器部における遅延時間を測定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、主信号処理部から主信号を供給される無線機器制御部と無線機器部とを接続した無線基地局装置の遅延測定方法及び無線基地局装置に関する。
移動通信システムの無線基地局装置には、REC(Radio Equipment Control:無線機器制御)部と、張り出し局としての一又は複数のRE(Radio Equipment:無線機器)部に分離し、REC部と各RE部との間をケーブルで接続した構成のものがある。
ここで、REC部と各RE部との間は、CPRI(Common Public Radio Interface)で規定される光又は電気ケーブルにより接続される。そして、REC部と各RE部との間の信号遅延量は同一(最大遅延時間)となるようにREC部内で調整される。
図1は、従来の無線基地局装置の一例の構成図を示す。同図中、無線基地局装置は、主信号処理部11と、REC部12と、RE部13を有している。REC部12とRE部13の間はケーブル14で接続されている。
REC部12内の遅延測定部12aは、端子AからRE部13内で折り返され端子Bまでの経路による信号の遅延を測定し、測定した遅延時間に応じて遅延調整部12b,12cの遅延時間を設定している。なお、遅延測定部12aは測定した遅延時間と遅延調整部12b,12cの遅延時間の総和が一定時間(最大遅延時間)となるように遅延調整部12b,12cを調整する。
また、出荷試験での遅延測定部12a及び遅延調整部12b,12cの機能の確認方法としては、図2(A)に示すように、ケーブル14として短いケーブル14aを用いた状態で遅延調整部12b,12cの遅延時間を決定するレジスタの値を読み出して確認し、更に、図2(B)に示すように、ケーブル14として長いケーブル14bを用いた状態で遅延調整部12b,12cの遅延時間を決定するレジスタの値を読み出して確認して、遅延測定部12a及び遅延調整部12b,12cの機能を確認している。
なお、制御装置と複数無線基地局装置間を接続するケーブルの長さによる伝送遅延量をピンポン伝送信号により自動測定し、ピンポン伝送信号のタイミングを調整して各基地局へ到着する信号のタイミングを同一とするように制御する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−150931号公報
図1に示す従来の構成では、主信号処理部11においては、RE部13でREC部12から供給される主信号を折り返してREC部12に供給した場合に、主信号処理部11からREC部12に出力した主信号が主信号処理部11に戻るまでのREC部12及びRE部13で生じる遅延量がどの程度であるかをチェックできなかった。
このため、REC部12及びRE部13で生じる遅延量が許容量を超えるようなフィールド障害(運用中の障害)が発生した場合に、主信号処理部11で主信号が得られないために主信号断等のエラーが発生するものの、遅延障害によるエラーという原因の究明ができないという問題があった。
また、図2に示す方法で遅延測定部12a及び遅延調整部12b,12cの機能を確認する場合には、図2(A)に示す短いケーブル14aと、図2(B)に示す長いケーブル14bの交換を手作業で行い、それぞれの状態で遅延調整部12b,12cのレジスタの値を読み出さなければならないため、試験効率が悪いという問題があった。
開示の方法は、無線機器制御部と無線機器部の信号の遅延量を簡単な構成で測定できることを目的とする。
開示の一実施態様による遅延測定方法は、主信号処理部から主信号を供給される無線機器制御部と無線機器部とを接続した無線基地局装置の遅延測定方法において、
前記無線機器制御部に試験治具を接続し、
前記無線機器制御部にて主信号フレームの先頭パターンを検出して検出信号を前記試験治具に供給すると共に、前記主信号フレームから変換する無線信号フレームの制御信号に前記主信号フレームの先頭位置を示す特定の制御信号を設定して前記無線機器部に供給し、
前記無線機器制御部にて前記無線機器部で折り返された前記無線信号フレームから変換する主信号フレームに前記無線信号フレームの特定の制御信号に同期して先頭パターンを挿入して前記試験治具に供給し、
前記試験治具にて前記主信号処理部から前記無線機器制御部に前記主信号フレームが供給されてから前記検出信号が供給されるまでの第1の時間と、前記検出信号が供給されてから前記主信号フレームの前記特定の制御信号に同期した先頭パターンが得られるまでの第2の時間を測定して、前記無線機器制御部と前記無線機器部における遅延時間を測定する。
開示の一実施態様による無線基地局装置は主信号処理部から主信号を供給される無線機器制御部と無線機器部とを接続した無線基地局装置において、
前記無線機器制御部は、
主信号フレームの先頭パターンを検出して検出信号を前記試験治具に供給する検出手段と、
前記主信号フレームから変換する無線信号フレームの制御信号に前記主信号フレームの先頭位置を示す特定の制御信号を設定して前記無線機器部に供給する特定制御信号設定手段と、
前記無線機器部で折り返された前記無線信号フレームから変換する主信号フレームに前記無線信号フレームの特定の制御信号に同期して先頭パターンを挿入して前記試験治具に供給する先頭パターン挿入手段と、を有する。
本実施形態によれば、無線機器制御部と無線機器部の信号の遅延量を簡単な構成で測定できる。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<疑似遅延量設定>
図3は、疑似遅延量設定時の試験治具と無線基地局装置の一実施形態の構成を示す。同図中、試験治具20はREC部30に接続され、REC部30はケーブル40によりRE部50に接続されている。なお、RE部50は無線端末60と無線接続する。
試験治具20は、疑似遅延量を設定する試験設定送信部21と、遅延量をチェックする遅延測定値チェック部22を有している。
試験設定送信部21は、RE部50に設定する疑似遅延量を、制御線32aを通して信号変換部32に供給する。これにより、信号変換部32は遅延量設定要求のCPRIフレームを生成して遅延測定部33からケーブル40を経由してRE部50に供給する。
RE部50は、遅延設定部51,可変遅延バッファ53,54,折り返し線路55を有している。遅延設定部51はREC部30から供給されるCPRIフレームから遅延量設定要求を抽出し、この遅延量設定要求で指定された疑似遅延量を可変遅延バッファ53,54それぞれに設定する。
また、遅延設定部51は、可変遅延バッファ53,54に設定した疑似遅延量を通知するための遅延量設定応答のCPRIフレームを生成しケーブル40を経由してREC部30に返却する。この遅延量設定応答のCPRIフレームは遅延測定部33から信号変換部32に供給され、信号変換部32は遅延量設定応答のCPRIフレームから疑似遅延量を抽出し、この疑似遅延量を表す制御信号を、制御線32aを通して試験設定送信部21に返送する。
また、例えばHDLC(High−Level Data Link Control)フォーマット又はイーサネット(登録商標)フォーマットの主信号フレームが、遅延測定値チェック部22からREC部30に供給され、遅延調整部31を経て信号変換部32に供給される。信号変換部32は例えばHDLCフォーマットの主信号フレームをCPRIフォーマットの無線信号フレームであるCPRIフレームに変換(マッピング)し、遅延測定部33からケーブル40を経由してRE部50に供給する。
RE部50ではCPRIフレームから主信号を取出してアンテナから出力し、また、CPRIフレームからCPRI制御信号を取出して可変遅延バッファ53に供給する。このCPRI制御信号は可変遅延バッファ53,折り返し線路55,可変遅延バッファ54それぞれを経たのち、アンテナで受信した主信号をREC部30に供給するCPRIフレームのCPRI制御信号とされて、ケーブル40を経由してREC部30に供給される。
このCPRIフレームはREC部30の遅延測定部33から信号変換部32に供給され、例えばHDLCフォーマットの遅延量設定応答に変換(デマッピング)され、遅延調整部34を経て試験治具20の遅延測定値チェック部22に供給される。
<遅延測定>
図4は、遅延測定時の主信号処理カードと無線基地局装置の一実施形態の構成を示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付す。
図4において、試験治具20及び複数の主信号処理カード70はREC部30に接続され、REC部30はケーブル40によりRE部50に接続されている。
複数の主信号処理カード70のうちいずれか1つで発生した同期制御用の基準信号は他の主信号処理カード70及び試験治具20及びREC部30それぞれに供給され、主信号処理カード70及び試験治具20は同期が取られている。
REC部30内の主信号選択部35は、複数の主信号処理カード70から供給される主信号を選択して遅延調整部31に供給し、また、他の主信号処理カードからの主信号を図示しない他のCPRIリンクへ供給する。なお、主信号は例えば数msec〜10msec周期のフレームであり、各フレームの先頭には先頭パターンとしてのフレーム同期パターンが設けられている。
遅延調整部31は、フレーム同期パターンを抽出して遅延することなく信号変換部32に供給すると共に、フレーム同期パターンを含む主信号フレームを遅延して信号変換部32に供給する。
信号変換部32は、例えばHDLCフォーマットの主信号フレームをCPRIフォーマットの無線信号フレームであるCPRIフレームに変換(マッピング)し、下り信号として遅延測定部33からケーブル40を経由してRE部50に供給する。
この際、主信号フレームのフレーム同期パターンはCPRIフレームにマッピングされないが、信号変換部32はCPRIフレーム内の制御信号のタイミングを、遅延調整部31で抽出され、かつ、遅延されていないフレーム同期パターンのタイミングに同期させる。これは、無線端末60との間の無線接続を維持するためである。また、信号変換部32は主信号フレーム内のフレーム同期パターンを検出したときにフレーム先頭位置検出信号を発生して遅延測定部33に供給する。
遅延測定部33は、フレーム先頭位置検出信号から先頭パターン検出パルスを生成し、この先頭パターン検出パルスを、制御線33aを用いて試験治具20に供給する。
また、RE部50から供給される上り信号としてのCPRIフレームは遅延測定部33から信号変換部32に供給され、主信号フレームに変換(デマッピング)され、遅延調整部34に供給される。
遅延調整部34は、主信号フレームを遅延して主信号選択部36に供給する。なお、遅延調整部31,34は予め設定されている最大遅延時間(システムパラメータ値)に基づいて遅延量を調整している。
主信号選択部36は、遅延調整部34及び図示しない他のCPRIリンクから供給される主信号を選択して複数の主信号処理カード70のいずれかに供給する。この時、主信号選択部36は遅延調整部34から供給される主信号を複数の主信号処理カード70のいずれかに供給すると共に試験治具20に供給する。
図5は、遅延測定時の主信号処理カードと無線基地局装置の一実施形態の変形例の構成を示す。ここで、図4と異なる点は、タイミング生成部80で生成したタイミング信号を試験治具20及び主信号処理カード70に供給し、試験治具20と主信号処理カード70との同期を取っている点である。REC部30には主信号処理カード70で生成した基準信号を供給している。
<遅延測定の説明>
図6乃至図8は、図5の各部の信号タイミングチャートを示す。図7及び図8においては図6の時間軸を拡大して示している。
この遅延測定時には、RE部50の可変遅延バッファ53,54それぞれの遅延量は0に設定する。
ここで、主信号処理カード70においては、図6(A)及び図7(A)に示す基準信号と、図6(B)及び図7(B)に示す主信号のフレーム先頭にあるフレーム同期パターンは同一タイミングとされている。基準信号は遅延することなくREC部30の各部に供給されるが、主信号は主信号選択部35で遅延され、遅延調整部31に供給される主信号のフレーム先頭のフレーム同期パターンは図6(C)及び図7(C)に示すようになる。
更に、主信号は遅延調整部31,信号変換部32で遅延されるため、遅延測定部33における主信号の先頭位置は図6(D)及び図7(D)に示すようになる。図7(D)では主信号の先頭位置は基準信号に対し11バイト分だけ遅れている。
遅延測定部33は、図6(D)及び図7(D)における主信号の先頭位置において、図6(E)及び図7(E)に示す先頭パターン検出パルスを生成して試験治具20に供給する。
試験治具20では、基準信号のタイミングから先頭パターン検出パルスのタイミングまでの時間を計時することにより、主信号選択部35,遅延調整部31,信号変換部32による主信号の遅延量Aを知ることができる。
信号変換部32では、主信号フレーム(フレーム同期パターンを除く)をCPRIフレーム(無線信号フレーム)にマッピングする。ここで、図8(A)には、図7(C)のフレーム同期パターンの位置と図7(D)の主信号の先頭位置を共に示している。
信号変換部32は主信号をCPRIフレームにマッピングする際には、図8(A)に示すフレーム同期パターンの位置に同期させて、図8(B)に梨地で示すCPRI制御信号を設定し、これを基準として所定周期でCPRI制御信号を設定し、CPRI制御信号の間に主信号をマッピングしている。なお、図8(B)に梨地で示すフレーム先頭のCPRI制御信号とフレーム先頭以外のCPRI制御信号とは、CPRI制御信号の一部のコードが異なっており、フレーム先頭のCPRI制御信号とフレーム先頭以外のCPRI制御信号とを識別することができる。
CPRIフレームはケーブル40及びRE部50で遅延され、再び遅延測定部33に供給される。遅延測定部33に供給されるCPRIフレームは図6(F)及び図8(C)に示すようになる。
更に、信号変換部32でCPRIフレームから主信号フレームにデマッピングされる。その際に、フレーム先頭のCPRI制御信号のタイミングでフレーム同期パターンを挿入する。
このフレーム同期パターンを挿入した主信号フレームは遅延調整部34で遅延されて図6(G)及び図8(D)に示すようになり、更に、主信号選択部36から試験治具20に供給される際の固定遅延量だけ遅延されて図6(H)及び図8(E)に示すようになる。
試験治具20では、図7(E)に示す先頭パターン検出パルスのタイミングから図6(H)及び図8(E)に示す主信号フレームの先頭パターンを検出したタイミングまでの時間を計時することにより、ケーブル40,RE部50の折り返し線路55,遅延測定部33,信号変換部32,遅延調整部34,主信号選択部36による主信号の遅延量Bを知ることができる。
なお、図6(E)に示す遅延量Aと遅延量Bの重なった部分は、図6(D)に示す遅延調整部31での遅延があるのに対し、図8(B)のフレーム先頭のCPRI制御信号の位置が、図8(A)の主信号の先頭位置と異なるために生じている。このため、遅延調整部31での遅延量を含めたREC部30,ケーブル40,RE部50の遅延量は、正確には遅延量(A+B)である。
このため、試験治具20で、遅延量Aと遅延量Bを加算することにより、REC部30とケーブル40とRE部50の遅延量を正確に知ることができる。
<遅延チェック処理のフローチャート>
図9は、試験治具20が実行する遅延チェック処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS1で試験治具20を立ち上げ、ステップS2で基準信号のタイミングから先頭パターン検出パルスのタイミングまでの時間を計時して遅延量Aを算出する。
また、ステップS3で図7(E)に示す先頭パターン検出パルスのタイミングから図6(H)及び図8(E)に示す主信号フレームの先頭パターンを検出したタイミングまでの時間を計時して遅延量Bを算出する。更に、ステップS4で遅延量Aと遅延量Bを加算してREC部30とケーブル40の遅延量(A+B)を算出する。
ステップS5で遅延量(A+B)をシステムパラメータとして与えられている最大遅延時間と比較し、遅延量(A+B)が最大遅延時間に主信号選択部35,36の固定遅延量を加算した値と略同一でなければステップS6で遅延量不可(NG)のログ情報を収集して、この処理を終了する。
一方、遅延量(A+B)が最大遅延時間に主信号選択部35,36の固定遅延量を加算した値と略同一であればステップS7で遅延量可(OK)のログ情報を収集して、この処理を終了する。
<疑似遅延量可変チェック処理のフローチャート>
図10は、試験治具20が実行する疑似遅延量可変チェック処理のフローチャートを示す。なお、同図中、ステップS11で試験治具20を立ち上げ、ステップS12で可変遅延バッファ53,54の疑似遅延量を0に設定する。
ステップS13で、基準信号のタイミングから先頭パターン検出パルスのタイミングまでの時間を計時して遅延量Aを算出し、更に遅延量Bを算出し、遅延量(A+B)を算出する。
ステップS14で遅延量(A+B)を、最大遅延時間に主信号選択部35,36の固定遅延量を加算した値と比較して、略一致するか否かを判別する。一致した場合は、ステップS15で疑似遅延量が予め設定されている最大値であるか否かを判別し、疑似遅延量が最大値より小さい場合にはステップS16に進む。
ステップS16では疑似遅延量を所定量αだけ増加させて可変遅延バッファ53,54に設定してステップS13に進む。
ステップS15で疑似遅延量が予め設定されている最大値以上であればステップS17で遅延量可(OK)のログ情報を収集して、この処理を終了する。
ステップS14で遅延量(A+B)を、最大遅延時間に主信号選択部35,36の固定遅延量を加算した値と一致しない場合には、ステップS16で遅延量不可(NG)のログ情報を収集して、この処理を終了する。
図11は、疑似遅延量を0に設定した場合の無線基地局装置各部の遅延量を示す。同図中、T1は主信号選択部35の遅延を表し、T2aは遅延調整部31の遅延を表し、T3a及びT5aはケーブル40及び可変遅延バッファ53,54の疑似遅延量(=0)による遅延を表し、T4aは疑似遅延量を含まないRE部50の遅延を表し、T6aは遅延調整部34の遅延を表し、T7は主信号選択部36の遅延を表している。
図12は、疑似遅延量を最大値に設定した場合の無線基地局装置各部の遅延量を示す。同図中、T1は主信号選択部35の遅延を表し、T2bは遅延調整部31の遅延を表し、T3b及びT5bはケーブル40及び可変遅延バッファ53,54の疑似遅延量(=0)による遅延を表し、T4bは可変遅延バッファ53,54の疑似遅延量を含まないRE部50の遅延を表し、T6bは遅延調整部34の遅延を表し、T7は主信号選択部36の遅延を表している。
ここで、遅延調整部31,34の遅延量が正常に調整されていれば、T2a+T3a+T4a+T5a+T6a=最大遅延時間(システムパラメータ値)であり、かつ、T2b+T3b+T4b+T5b+T6b=最大遅延時間(システムパラメータ値)の関係となる。
<REC部への試験治具の取付け>
次に、REC部30に対する試験治具20の取付け方法について説明する。
図13に示す試験治具取付けの第1実施形態では、REC部30に接続される主信号処理カード70−1〜70−nのうち、主信号処理カード70−nの代りに試験治具20をREC部30に接続している。
図14に示す試験治具取付けの第2実施形態では、REC部30に接続される主信号処理カード70−1〜70−nのうち、予備の主信号処理カード70−nに対して並列に試験治具20をREC部30に接続している。通常動作時には予備の主信号処理カード70−nは使用されないため、実質的に試験治具20がREC部30に接続された状態となる。
図15に示す試験治具取付けの第3実施形態では、主信号処理カード71−1〜71−nそれぞれは試験治具機能25を有している。試験治具機能25は試験治具20としての全ての機能である。通常時には予備の主信号処理カード71−nは使用されないため、主信号処理カード71−n内の試験治具機能25をREC部30に接続してチェック処理を行う。
このように、上記実施形態によれば、試験治具20では、主信号を止めることなく、遅延量A、及び遅延量Bを求め、REC部30とケーブル40とRE部50の遅延量(A+B)を正確に測定することができ、フィールド運用中のREC部30について、主信号処理部70に試験治具20を搭載するか、あるいは、主信号処理部70の代わりに試験治具20を接続又は追加することで、運用中でも遅延測定が可能となる。
また、REC部30内に試験機能があると、REC部30自体の信頼性に依存するので、本当に正しい測定をしているのかが分からなくなるが、試験治具20とREC部30とが独立しているため、REC部30,RE部50間について客観的な試験を行うことができる。
更に、可変遅延バッファ53,54の疑似遅延量を設定することでケーブル40の遅延量を擬似的に変更することができ、また、試験治具20で上記疑似遅延量を遅延量設定応答として確認することができる。
(付記1)
主信号処理部から主信号を供給される無線機器制御部と無線機器部とを接続した無線基地局装置の遅延測定方法において、
前記無線機器制御部に試験治具を接続し、
前記無線機器制御部にて主信号フレームの先頭パターンを検出して検出信号を前記試験治具に供給すると共に、前記主信号フレームから変換する無線信号フレームの制御信号に前記主信号フレームの先頭位置を示す特定の制御信号を設定して前記無線機器部に供給し、
前記無線機器制御部にて前記無線機器部で折り返された前記無線信号フレームから変換する主信号フレームに前記無線信号フレームの特定の制御信号に同期して先頭パターンを挿入して前記試験治具に供給し、
前記試験治具にて前記主信号処理部から前記無線機器制御部に前記主信号フレームが供給されてから前記検出信号が供給されるまでの第1の時間と、前記検出信号が供給されてから前記主信号フレームの前記特定の制御信号に同期した先頭パターンが得られるまでの第2の時間を測定して、前記無線機器制御部と前記無線機器部における遅延時間を測定する
ことを特徴とする遅延測定方法。
(付記2)
付記1記載の遅延測定方法において、
前記無線機器部に可変遅延手段を設け、
前記試験治具から前記可変遅延手段の遅延量を設定する
ことを特徴とする遅延測定方法。
(付記3)
主信号処理部から主信号を供給される無線機器制御部と無線機器部とを接続した無線基地局装置において、
前記無線機器制御部は、
主信号フレームの先頭パターンを検出して検出信号を前記試験治具に供給する検出手段と、
前記主信号フレームから変換する無線信号フレームの制御信号に前記主信号フレームの先頭位置を示す特定の制御信号を設定して前記無線機器部に供給する第1変換手段と、
前記無線機器部で折り返された前記無線信号フレームから変換する主信号フレームに前記無線信号フレームの特定の制御信号に同期して先頭パターンを挿入して前記試験治具に供給する第2変換手段と、
を有することを特徴とする無線基地局装置。
(付記4)
付記3記載の無線基地局装置において、
前記無線機器部は、
前記試験治具から遅延量を設定される可変遅延手段を
有することを特徴とする無線基地局装置。
(付記5)
付記3又は4記載の無線基地局装置において、
前記無線機器制御部は、
前記主信号処理部から供給される主信号フレームの遅延量を調整して出力する第1遅延調整手段と、
前記第2変換手段から供給される主信号フレームの遅延量を調整して出力する第2遅延調整手段と、
を有することを特徴とする無線基地局装置。
従来の無線基地局装置の一例の構成図である。 従来の遅延測定機能の確認方法を説明するための図である。 疑似遅延量設定時の試験治具と無線基地局装置の一実施形態の構成を示す図である。 遅延測定時の主信号処理カードと無線基地局装置の一実施形態の構成を示す図である。 遅延測定時の主信号処理カードと無線基地局装置の一実施形態の変形例の構成を示す図である。 図5の各部の信号タイミングチャートである。 図5の各部の信号タイミングチャートである。 図5の各部の信号タイミングチャートである。 試験治具が実行する遅延チェック処理のフローチャートである。 試験治具が実行する疑似遅延量可変チェック処理のフローチャートである。 疑似遅延量を0に設定した場合の無線基地局装置各部の遅延量を示す図である。 疑似遅延量を最大値に設定した場合の無線基地局装置各部の遅延量を示す図である。 試験治具取付けの第1実施形態を示す図である。 試験治具取付けの第2実施形態を示す図である。 試験治具取付けの第3実施形態を示す図である。
符号の説明
20 試験治具
21 試験設定送信部
22 遅延測定値チェック部
30 REC部
31,34 遅延調整部
32 信号変換部
33 遅延測定部
35,36 主信号選択部
40 ケーブル
50 RE部
51 遅延設定部
53,54 可変遅延バッファ
55 折り返し線路
60 無線端末
70 主信号処理カード
80 タイミング生成部

Claims (4)

  1. 主信号処理部から主信号を供給される無線機器制御部と無線機器部とを接続した無線基地局装置の遅延測定方法において、
    前記無線機器制御部に試験治具を接続し、
    前記無線機器制御部にて主信号フレームの先頭パターンを検出して検出信号を前記試験治具に供給すると共に、前記主信号フレームから変換する無線信号フレームの制御信号に前記主信号フレームの先頭位置を示す特定の制御信号を設定して前記無線機器部に供給し、
    前記無線機器制御部にて前記無線機器部で折り返された前記無線信号フレームから変換する主信号フレームに前記無線信号フレームの特定の制御信号に同期して先頭パターンを挿入して前記試験治具に供給し、
    前記試験治具にて前記主信号処理部から前記無線機器制御部に前記主信号フレームが供給されてから前記検出信号が供給されるまでの第1の時間と、前記検出信号が供給されてから前記主信号フレームの前記特定の制御信号に同期した先頭パターンが得られるまでの第2の時間を測定して、前記無線機器制御部と前記無線機器部における遅延時間を測定する
    ことを特徴とする遅延測定方法。
  2. 請求項1記載の遅延測定方法において、
    前記無線機器部に可変遅延手段を設け、
    前記試験治具から前記可変遅延手段の遅延量を設定する
    ことを特徴とする遅延測定方法。
  3. 主信号処理部から主信号を供給される無線機器制御部と無線機器部とを接続した無線基地局装置において、
    前記無線機器制御部は、
    主信号フレームの先頭パターンを検出して検出信号を前記試験治具に供給する検出手段と、
    前記主信号フレームから変換する無線信号フレームの制御信号に前記主信号フレームの先頭位置を示す特定の制御信号を設定して前記無線機器部に供給する第1変換手段と、
    前記無線機器部で折り返された前記無線信号フレームから変換する主信号フレームに前記無線信号フレームの特定の制御信号に同期して先頭パターンを挿入して前記試験治具に供給する第2変換手段と、
    を有することを特徴とする無線基地局装置。
  4. 請求項3記載の無線基地局装置において、
    前記無線機器部は、
    前記試験治具から遅延量を設定される可変遅延手段を
    有することを特徴とする無線基地局装置。
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