JP2009300816A - 表示装置の製造方法および製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の観察領域に異なる画像を提供する表示装置の表示パネルと光進行制御部との位置合わせを正確に行う。
【解決手段】各々が複数の電気光学素子eからなる複数の素子群が配置されている表示パネル10と、表示パネル10の複数の素子群の各々から出射される表示光を相互に異なる観察領域へ進行させるように制御する光進行制御部とを備える表示装置の製造方法であって、素子群から光進行制御部を通って進行する表示光で表される画像を所定の観察領域Obに配置されたカメラ40で撮影する撮影工程と、撮影工程でカメラ40によって実際に撮影された画像と、カメラ40によって撮影されるべき画像との相違が最小となるように、光進行制御部を表示パネル10に対して調節する調節工程と、調節工程の後に、光進行制御部を表示パネル10に固定する固定工程とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の観察領域に異なる画像を提供する表示装置の製造方法および製造装置に関する。
従来、ひとつの画面に複数の画像を表示するとともに、これらの異なる画像を複数の観察領域に分配する表示装置が知られている。そのような表示装置では、各観察領域において観察者によって視認される画像を最適なものとするために、製造段階において、複数の画素群が配置されている表示パネルと、複数の画素群の各々から出射される表示光を相互に異なる観察領域へ進行させるように制御する光進行制御部(例えばレンチキュラレンズなど)との位置合わせを正確に行う必要がある。
例えば特許文献1および特許文献2には、表示パネルの表示領域の外側に設けられた位置合わせマークと、レンズ板においてレンチキュラレンズを構成する複数の半円柱状のレンズ(シリンドリカルレンズ)が形成される領域の外側に設けられた位置合わせマークとを合致させることで位置合わせを行う技術が開示されている。
また、例えば特許文献3および特許文献4には、表示領域の外側に結像する位置合わせマークの像が所定の状態となるように、表示パネルとレンチキュラレンズとの位置合わせを行う技術が開示されている。
また、例えば特許文献5には、レンチキュラレンズを構成する半円柱状のレンズ(シリンドリカルレンズ)の長手方向と平行な画素列からレンチキュラレンズを通って進行する表示光で表される線状の画像を位置合わせ用の画像とし、その線状の画像が観察面の所定の位置に結像するように表示パネルとレンチキュラレンズとの位置合わせを行う技術が開示されている。
特開平6−324317号公報 特開平10−123633号公報 特開平10−239633号公報 特開平11−15086号公報 特開2004−280087号公報
しかしながら、特許文献1〜特許文献4のように、表示領域の外側に設けられた位置合わせマークで位置合わせを行っても、表示パネルやレンチキュラレンズの製作誤差により、実際に観察者によって視認される画像が最適なものとはならない場合(例えば、観察者が本来視認すべきでない画像が視認されてしまう場合など)がある。
また、特許文献5においては、例えばレンチキュラレンズを構成する半円柱状のレンズ(シリンドリカルレンズ)の長手方向が表示パネルの画素列に対して傾斜した状態で配置されていることによって、位置合わせ用の線状の画像も傾斜した状態で結像している場合であっても、その線状の画像が観察面の所定の位置に結像していれば、そこで位置合わせが行われてしまう。このため、実際に観察者によって視認される画像が最適なものとはならない場合がある。
以上の事情に鑑みて、本発明は、各観察領域において観察者によって実際に視認される画像を最適なものとするために、表示パネルと光進行制御部との位置合わせを正確に行うという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る表示装置の製造方法は、各々が複数の電気光学素子からなる複数の素子群が配置されている表示パネルと、表示パネルの複数の素子群の各々から進行する表示光を相互に異なる観察領域へ進行させて各観察領域で異なる画像が視認されるように制御する光進行制御部とを備える表示装置の製造方法であって、素子群から光進行制御部(例えば図1に示すレンチキュラレンズ20)を通って進行する表示光で表される画像を所定の観察領域に配置されたカメラで撮影する撮影工程と、撮影工程でカメラによって実際に撮影された画像と、カメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、光進行制御部を表示パネルに対して調節する調節工程と、調節工程の後に、光進行制御部を表示パネルに固定する固定工程とを備えることを特徴とする。
この態様においては、所定の観察領域に配置されたカメラによって実際に撮影された画像と、そのカメラで撮影されるべき画像との相違が減少するように、すなわち、所定の観察領域に配置されたカメラによって実際に撮影される画像が、そのカメラで撮影されるべき画像に近づくように、表示パネルと光進行制御部との位置合わせが行われるから、実際に観察者によって視認される画像を最適なものに近づけることができるという利点がある。
なお、「電気光学素子」とは、印加される電気エネルギーに応じて発光特性や光の透過特性などの光学特性が変化する素子である。印加される電気エネルギーに応じて発光特性が変化する素子としては、例えば有機EL(Electroluminescent)素子や発光ポリマー素子などと呼ばれる有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下「OLED」という)素子がある。また、印加される電気エネルギーに応じて光の透過特性が変化する素子としては、例えば液晶がある。
本発明に係る表示装置の製造方法の態様として、撮影工程では、複数の観察領域のうちの少なくとも2つの観察領域の各々に配置されたカメラ(例えば図3に示すカメラ40aおよび40b)で、カメラが配置された観察領域に進行する表示光で表される画像を撮影し、調節工程では、撮影工程にて各カメラによって実際に撮影された画像と、そのカメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、光進行制御部を表示パネルに対して調節することが好ましい。
この態様によれば、2つ以上のカメラを用いて実際の画像を撮影し、各カメラによって実際に撮影された画像と、そのカメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、光進行制御部を表示パネルに対して調節するから、表示パネルと光進行制御部との位置合わせをより精度良く行うことができる。
本発明に係る表示装置の製造方法の態様として、撮影工程では、複数の素子群の各々から光進行制御部を通って進行する表示光によって表される複数の画像のうちの第1画像(例えば本明細書中の第3画像)と第2画像(例えば本明細書中の第6画像)とを互いに異なる色で表示するとともに、第1画像および第2画像のうちの少なくとも一方の画像を反射させることによって、第1画像および第2画像を1つのカメラで撮影し、調節工程では、撮影工程にてカメラによって実際に撮影された画像と、カメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、光進行制御部を表示パネルに対して調節することが好ましい。
この態様によれば、第1画像および第2画像を1つのカメラで撮影するから、第1画像および第2画像を撮影するためのカメラを複数台設ける必要がない。従って構成が簡素化されるという利点がある。また、1つのカメラで撮影された第1画像および第2画像は互いに重なり合った状態となるが、第1画像と第2画像とを互いに異なる色で表示することによって、1つのカメラで撮影された第1画像と第2画像とを容易に区別できる。
本発明に係る表示装置の製造方法の態様として、複数の素子群から光進行制御部を通って各観察領域へ進行する表示光によって表される複数の画像の各々が互いに異なる数字を示すように表示パネルを制御することが好ましい。この態様によれば、各観察領域において表示される複数の画像の各々が互いに異なる数字で示されることにより、所定の観察領域に配置されたカメラによって実際に撮影された画像が、そのカメラによって撮影されるべき画像に対してどのようにずれているのかを正確に判断できるから、調節工程における調節が容易になるという利点がある。
本発明に係る表示装置の製造方法の態様として、撮影工程および調節工程では、カメラと光進行制御部との間に偏光板(例えば図9に示す位置合わせ用偏光板18’)を配置することもできる。この態様は、表示パネルの表示群と光進行制御部との間の設定距離が小さく、素子群と光進行制御部との間に偏光板が配置されない表示装置における表示パネルと光進行制御部との位置合わせに有効である。
さらに、調節工程の後、固定工程の前にカメラと光進行制御部との間の空間から偏光板を移動する工程を備える態様とすることもできる。例えば表示パネルと光進行制御部との固定手段として紫外線硬化型接着剤を利用する場合、接着剤を硬化させるための紫外線が偏光板へ照射されると、紫外線が偏光板によって吸収されてしまい、接着剤が硬化するまでの時間が長期化してしまう。従って、工程の遅延化に繋がってしまう。上記態様においては、調節工程の後、固定工程の前にカメラと光進行制御部との間の空間から偏光板を移動する工程を備えるから、接着剤へ照射される紫外線が偏光板によって吸収されることを防止できる。従って、工程の遅延化を招くことを防止できるという利点がある。
また、本発明に係る表示装置の製造装置は、各々が複数の電気光学素子からなる複数の素子群が配置されている表示パネルと、表示パネルの複数の素子群の各々から出射される表示光を相互に異なる観察領域へ進行させるように制御する光進行制御部とを備える表示装置の製造装置であって、素子群から光進行制御部を通って進行する表示光で表される画像を撮影するために所定の観察領域に配置されたカメラと、カメラによって実際に撮影された画像と、カメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、光進行制御部を表示パネルに対して調節する調節機構と、調節機構で調節された光進行制御部を表示パネルに固定する固定手段(例えば図3に示す接着層22および紫外線照射部70)とを備える。本発明に係る表示装置の製造装置の態様として、カメラと光進行制御部との間に配置される偏光板を備える態様とすることもできる。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示装置100を示す斜視図である。図1に示すように、表示装置100は、表示パネル10と、その長手方向がY方向に延びる複数のシリンドリカルレンズ(半円柱状のレンズ)21がX方向に沿って並列的に配列されているレンチキュラレンズ20と、バックライト30とを備える。
図2は、本実施形態に係る表示装置100の断面図である。レンチキュラレンズ20は表示パネル10から見て観察者側に配置され、バックライト30は表示パネル10の背面側に配置される。図2に示すように、表示パネル10は、第1基板12と、第2基板14と、第1基板12と第2基板14との間に挟持される複数の電気光学素子e(e1〜e8)と、第1基板12のバックライト30側の面に貼り付けられる第1偏光板16と、第2基板14の観察側の面に貼り付けられる第2偏光板18とを含む。本実施形態においては、複数の電気光学素子eの各々は、相対向する各電極(画素電極と対向電極)の間に液晶を介在させた液晶素子であり、各液晶素子の透過率(バックライト30から液晶素子に照射される光のうち観察側に透過する光量の割合)は、当該液晶素子に印加される電圧に応じて変化する。
本実施形態においては、複数の電気光学素子eは、第1画像表示用素子e1と、第2画像表示用素子e2と、第3画像表示用素子e3と、第4画像表示用素子e4と、第5画像表示用素子e5と、第6画像表示用素子e6と、第7画像表示用素子e7と、第8画像表示用素子e8とに区分される。複数の第1画像表示用素子e1は協働して第1画像を表示し、複数の第2画像表示用素子e2は協働して第2画像を表示する。同様に、第3画像表示用素子e3〜第8画像表示用素子e8は、第3〜第8画像を表示する。すなわち、本実施形態に係る表示パネル10は8視点に相当する8画像を表示する。
図2に示すレンチキュラレンズ20は、表示パネル10の各画像表示用素子eから進行する表示光を相互に異なる観察領域Obへ進行させるように制御する手段である。図2に示すように、レンチキュラレンズ20は表示パネル10の第2偏光板18上に接着層22を介して取り付けられる。
レンチキュラレンズ20から適正な距離Aだけ離れた平面300において第1の観察領域Ob1には、各第1画像表示用素子e1から進行する光がレンチキュラレンズ20を通って到達する。適正な距離Aとは、1視点に相当する1つの画像を構成する複数の素子eからの光がレンチキュラレンズ20を通って集まるのに必要な距離である。平面300において第2の観察領域Ob2には、各第2画像表示用素子e2から進行する光がレンチキュラレンズ20を通って到達し、平面300において第3の観察領域Ob3には、各第3画像表示用素子e3から進行する光がレンチキュラレンズ20を通って到達し、平面300において第4の観察領域Ob4には、各第4画像表示用素子e4から進行する光がレンチキュラレンズ20を通って到達する。同様に、各第5画像表示用素子e5〜各第8画像表示用素子e8は、第5の観察領域Ob5〜第8の観察領域Ob8に対応する。
本実施形態では、各観察領域Obの間隔が観察者の両目間距離となるように設定されている。図2では、観察者の左目が第4の観察領域Ob4に位置し、観察者の右目が第5の観察領域Ob5に位置する態様が例示されている。図2に示す態様においては、各第4画像表示用素子e4からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光によって表される第4画像が観察者の左目に入射され、各第5画像表示用素子e5からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光によって表される第5画像が観察者の右目に入射され、観察者は、第4画像および第5画像の視差によって立体画像を認識する。詳細な説明は省略するが、観察者の視点が図2に示すX方向に沿って移動すると、観察者の両目に入射される画像も変化するから、観察者が認識する立体画像は視点位置に応じて変化する。
図3は、本実施形態に係る表示装置100の製造装置200の概略を示す図である。図3に示すように、製造装置200は、カメラ40(40a,40b)と、制御信号算出回路50と、調節機構60と、紫外線照射部70とを備える。
図3に示すように、本実施形態においては、第3の観察領域Ob3および第6の観察領域Ob6の各々に1台ずつカメラ40が配置される。なお、各カメラ40は、図3に示す平面300から見てZ方向の負側に所定の距離だけ離れて配置される態様であってもよい。各カメラ40によって撮影された画像のデータは制御信号算出回路50へ出力される。
図3に示す制御信号算出回路50は、各カメラ40によって実際に撮影された画像と、各カメラ40によって撮影されるべき画像との相違が減少するように調節機構60を制御するための制御信号をプログラムに従って算出し、その算出した制御信号を調節機構60へ出力する手段である。本実施形態に係る制御信号は、各カメラ40によって実際に撮影された画像と、各カメラ40によって撮影されるべき画像との相違が無くなるように(つまり、各カメラ40によって実際に撮影された画像と、各カメラ40によって撮影されるべき画像とのずれ量がゼロとなるように)、調節機構60を制御する信号である。
調節機構60は、制御信号算出回路50から出力された制御信号に応じて、レンチキュラレンズ20の表示パネル10に対する位置を調節する手段である。
具体的には、調節機構60は、レンチキュラレンズ20をX方向に移動可能なアクチュエータと、レンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して回転可能な回転機構とを備える。
紫外線照射部70は、紫外線硬化型接着剤からなる接着層22に紫外線を照射してレンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して固定するための手段である。
次に、図3を参照しながら、本実施形態に係る製造装置200によって行われるレンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせ方法について説明する。
<撮影工程>
先ず、撮影工程において、表示パネル10の素子群からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光で表される画像を所定の観察領域Obに配置されたカメラ40で撮影する。本実施形態では、各第3画像表示用素子e3からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光で表される第3画像を第3の観察領域Ob3に配置されたカメラ40aで撮影し、各第6画像表示用素子e3からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光で表される第6画像を第6の観察領域Ob6に配置されたカメラ40bで撮影する。各カメラ40で撮影された画像のデータは制御信号算出回路50へ出力される。
ここで、本実施形態では、レンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせにおいて、第i番目の観察領域Obi(i=1〜8)で視認される第i画像は数字の「i」を示すように表示パネル10の各画像表示用素子eを制御している。例えば、第3の観察領域Ob3で視認される第3画像は数字の「3」を示すとともに、第6の観察領域Ob6で視認される第6画像は数字の「6」を示すように表示パネル10の各画像表示用素子eを制御している。レンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせが正確に行われた場合、第3の観察領域Ob3に配置されたカメラ40aによって撮影される画像は図4(A)に示すとおりとなり、第6の観察領域Ob6に配置されたカメラ40bによって撮影される画像は図4(B)に示すとおりとなる。
<調節工程>
撮影工程後の調節工程においては、撮影工程で各カメラ40によって実際に撮影された画像と、各カメラ40によって撮影されるべき画像との相違が減少するように、レンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して調節する。本実施形態では、制御信号算出回路50から出力された制御信号が調節機構60へ入力されると、調節機構60は、入力された制御信号に応じて、レンチキュラレンズ20の表示パネル10に対する位置を調節する。
例えばレンチキュラレンズ20が表示パネル10に対してX方向の負側にずれていることによって、第3の観察領域Ob3に配置されたカメラ40aによって撮影された画像が図5(A)に示される態様になるとともに、第6の観察領域Ob6に配置されたカメラ40bによって撮影された画像が図5(B)に示される態様となる場合がある。この場合、調節機構60は、第3観察領域Ob3に配置されたカメラ40aでは数字の「3」だけが検出されるとともに、第6観察領域Ob6に配置されたカメラ40bでは数字の「6」だけが検出されるように、レンチキュラレンズ20をX方向に移動させて位置合わせを行う。
また、例えば図6に示すように、レンチキュラレンズ20を構成するシリンドリカルレンズ21の長手方向が図6に示すY方向に対して傾斜していることによって、第3の観察領域Ob3に配置されたカメラ40aによって撮影された画像が図7(A)に示される態様になるとともに、第6の観察領域Ob6に配置されたカメラ40bによって撮影された画像が図7(B)に示される態様となる場合がある。この場合も、調節機構60は、第3観察領域Ob3に配置されたカメラ40aでは数字の「3」だけが検出されるとともに、第6観察領域Ob6に配置されたカメラ40bでは数字の「6」だけが検出されるように、レンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して回転させて位置合わせを行う。
なお、本実施形態においては、撮影工程の前において、レンチキュラレンズ20の第2偏光板18との対向面に紫外線硬化型接着剤(接着層22に相当)を塗布して第2偏光板18に接触させている。後述の固定工程において紫外線が接着剤に照射されるまでの間は接着剤が硬化していない状態であるから、それまでの期間、レンチキュラレンズ20は表示パネル10に対して移動可能である。
<固定工程>
調節機構60による調節動作が完了すると、レンチキュラレンズ20と第2偏光板18との間に介在する接着層22に対して、紫外線照射部70から紫外線が照射される。これにより、接着層22が硬化してレンチキュラレンズ20が表示パネル10に固定される。
以上に説明したように、本実施形態においては、所定の観察領域Obに配置されたカメラ40によって実際に撮影された画像と、そのカメラ40で撮影されるべき画像との相違が減少するように、表示パネル10とレンチキュラレンズ20との位置合わせを行うから、実際に観察者によって視認される画像を最適なものに近づけることができるという利点がある。
<B:第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係る表示装置100の断面図である。本実施形態においては、レンチキュラレンズ20と各画像表示用素子eとの間に第2偏光板18を配置せずに、レンチキュラレンズ20から見て観察者側に第2偏光板18を配置する点で上述の第1実施形態の構成と異なる。本実施形態によれば、表示パネル10の各画像表示用素子eと、レンチキュラレンズ20との間の距離を第1実施形態に係る表示装置100に比べて小さい値に設定できる。
図8に示すように、第2偏光板18はレンチキュラレンズ20から見て観察者側に配置された透明な支持基板13上に貼り付けられる。また、レンチキュラレンズ20は接着層22を介して第2基板14上に取り付けられる。その他の構成は上述の第1実施形態と同じであるため、重複する部分については説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る製造装置200の概略構成を示す図である。本実施形態では、レンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせにおいて、第2偏光板18を用いずに、第2偏光板18と同じタイプの位置合わせ用偏光板18’を用いて位置合わせを行う。図9に示すように、透明な位置合わせ用支持基板13’上に貼り付けられた位置合わせ用偏光板18’は、位置合わせ用偏光板保持機構17によってレンチキュラレンズ20の観察者側に位置するように保持可能である。また、本実施形態では、位置合わせ用偏光板保持機構17はアクチュエータであって、位置合わせ用偏光板保持機構17は、位置合わせ用偏光板18’を図9に示すX方向に移動可能である。以下、本実施形態に係る製造装置200によって行われるレンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせ方法について説明する。
<撮影工程>
撮影工程においては、各観察領域Obに配置されたカメラ40が当該観察領域Obに進行すべき表示光で表される画像を検出できるようにするために、位置合わせ用偏光板18’は、位置合わせ用偏光板保持機構17によってレンチキュラレンズ20の観察者側に位置するように保持される。本実施形態に係る撮影工程では、上述の第1実施形態と同様、各第3画像表示用素子e3からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光で表される第3画像を第3の観察領域Ob3に配置されたカメラ40aで撮影し、各第6画像表示用素子e3からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光で表される第6画像を第6の観察領域Ob6に配置されたカメラ40bで撮影する。
<調節工程>
撮影工程後の調節工程においても、位置合わせ用偏光板18’は、位置合わせ用偏光板保持機構17によって保持される。そして、上述の第1実施形態と同じ方法でレンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して調節する。
<偏光板移動工程>
調節工程の後、固定工程の前において、位置合わせ用偏光板保持機構17は、位置合わせ用偏光板18’を図9に示すX方向の負側に移動し、カメラ40とレンチキュラレンズ20との間の空間から位置合わせ用偏光板18’を移動する。なお、本実施形態では、位置合わせ用偏光板保持機構17がアクチュエータで構成される態様が例示されているが、これに限らず、例えば位置合わせ用偏光板保持機構17をアクチュエータで構成せずに、調節工程の後、固定工程の前において、人間が、位置合わせ用偏光板保持機構17から位置合わせ用偏光板18’を取り外す態様であってもよい。
<固定工程>
固定工程では、カメラ40とレンチキュラレンズ20との間の空間から位置合わせ用偏光板18’が移動した状態で、レンチキュラレンズ20と第2基板14との間に介在する接着層22に対して、紫外線照射部70から紫外線が照射される。これにより、接着層22が硬化してレンチキュラレンズ20が表示パネル10に固定される。
本実施形態においては、調節工程の後、固定工程の前にカメラ40とレンチキュラレンズ20との間の空間から位置合わせ用偏光板18’を移動する工程を備えるから、固定工程において紫外線照射部70から照射される紫外線が位置合わせ用偏光板18’に照射されることはない。従って、本実施形態によれば、紫外線照射部70から照射される紫外線が位置合わせ用偏光板18’によって吸収されることで紫外線硬化型接着剤が硬化するまでの時間が長期化することを防止できる。これにより、工程の遅延化を招くことを防止できる。
なお、本実施形態においては、位置合わせ用偏光板18’を用いて位置合わせを行う態様が例示されているが、これに限らず、第2偏光板18を用いて位置合わせを行う態様とすることもできる。
<C:第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係る製造装置200の概略構成を示す図である。本実施形態に係る製造装置200は、図10に示すように、第3画像用ミラー80と、第6画像用ミラー82と、クロスハーフミラー84とを備える点で上述の第1実施形態の構成と異なる。なお、本実施形態においては、上述の第1実施形態と同様に、レンチキュラレンズ20と各画像表示用素子eとの間に第2偏光板18を配置する態様が例示されているが、これに限らず、例えば第2実施形態のようにレンチキュラレンズ20から見て観察者側に第2偏光板18を配置する態様とすることもできる。
図10に示す第3画像用ミラー80は、各第3画像表示用素子e3からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光を反射させてクロスハーフミラー84へ導くための手段である。また、図10に示す第6画像用ミラー82は、各第6画像表示用素子e6からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光を反射させてクロスハーフミラー84へ導くための手段である。また、図10に示すクロスハーフミラー84は、第3画像用ミラー80にて反射された表示光と、第6画像用ミラー82にて反射された表示光とを重ね合わせて1つのカメラ40へ導くための手段である。
本実施形態においては、第3画像用ミラー80と、第6画像用ミラー82と、クロスハーフミラー84とを備える態様が例示されているが、これに限らず、例えば図11に示すように、第3画像用ミラー80およびクロスハーフミラー84を備えずに第6画像用ミラー82とハーフミラー86とを備え、各第6画像表示用素子e6から出射された表示光を第6画像用ミラー82およびハーフミラー86を介して第3の観察領域Ob3へ導き、第3の観察領域Ob3に配置された1つのカメラ40aによって第3画像および第6画像を撮影する態様とすることもできる。要するに、第3画像および第6画像のうちの少なくとも一方の画像を反射させることによって、第3画像および第6画像を所定の観察領域Obに配置された1つのカメラ40で撮影する態様であればよい。
ただし、図10に示すように、本実施形態においては、第3画像用ミラー80と第6画像用ミラー82とがクロスハーフミラー84に対して対称となるように配置されるから、各第3画像表示用素子e3から出射される表示光がカメラ40に至るまでの光路と、各第6画像表示用素子e6から出射される表示光がカメラ40に至るまでの光路とを等しくすることができる。これにより、カメラ40のレンズの焦点を撮影すべき両方の画像(第3画像および第6画像)に同時に合わせることができるから、上記の第3画像用ミラー80とクロスハーフミラー84とを備えずに第6画像用ミラー82とハーフミラー86とを備える態様に比べてピンボケを防止できるという利点がある。
以下、本実施形態に係る製造装置200によって行われるレンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせ方法について説明する。
<撮影工程>
撮影工程では、各第3画像表示用素子e3からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光によって表される第3画像と、各第6画像表示用素子e6からレンチキュラレンズ20を通って進行する表示光によって表される第6画像とを互いに異なる色で表示するとともに、第3画像および第6画像を1つのカメラ40で撮影する。
本実施形態においては、第3画像および第6画像を1つのカメラ40で撮影するから、上述の各実施形態のように第3画像および第6画像を撮影するためのカメラ40を複数台設ける必要がない。従って構成が簡素化される。
また、本実施形態においては、第3画像用ミラー80にて反射された表示光と、第6画像用ミラー82にて反射された表示光とがクロスハーフミラー84にて重ね合わされて1つのカメラ40へ導かれるから、その1つのカメラ40で撮影された第3画像および第6画像は、図12に示すように互いに重なり合った状態となる。本実施形態においては、第3画像と第6画像とを互いに異なる色で表示するように各画像表示用素子eを制御することによって、1つのカメラ40で撮影された第3画像と第6画像とを容易に区別できる。
<調節工程>
調節工程では、撮影工程にて1つのカメラ40によって実際に撮影された画像と、その1つのカメラ40によって撮影されるべき画像との相違が減少するように、レンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して調節する。その調節の方法は、上述の各実施形態と同様である。
<固定工程>
調節工程後、上述の各実施形態と同様の固定工程が行われる。
<D:変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
(1)変形例1
図13は、上述の第2実施形態に係る製造装置200の変形例を示す図である。図13に示す態様においては、第3の観察領域Ob3および第6の観察領域Ob6の各々に第2偏光板18が配置される点で上述の第2実施形態の構成と異なる。図13に示すように、第3の観察領域Ob3に配置された第2偏光板18は、カメラ40aのレンズの前側(レンチキュラレンズ20側)に配置され、第6の観察領域Ob6に配置された第2偏光板18は、カメラ40bのレンズの前側(レンチキュラレンズ20側)に配置される。
図13に示す態様においては、所定の観察領域Obに第2偏光板18が配置されるから、固定工程において紫外線照射部70から照射される紫外線が第2偏光板18に照射されることはない。従って、図13に示す態様によれば、上述の第2実施形態とは異なり、調節工程の後、固定工程の前にカメラ40とレンチキュラレンズ20との間の空間から偏光板を移動する工程が不要となるから、工程を簡素化できるという利点がある。
なお、図13においては、所定の観察領域Obに第2偏光板18が配置される態様が例示されているが、これに限らず、例えば図14に示すように、観察領域Obよりもレンチキュラレンズ20側であって、かつ、紫外線照射部70から見て観察領域Ob側に第2偏光板18を配置する態様とすることもできる。要するに、紫外線照射部70から見て観察領域Ob側に第2偏光板18を配置する態様であれば、紫外線照射部70からの紫外線は第2偏光板18に照射されないから、上述の第2実施形態とは異なり、調節工程の後、固定工程の前にカメラ40とレンチキュラレンズ20との間の空間から偏光板を移動する工程が不要となる。
(2)変形例2
上述の各実施形態においては、第3観察領域Ob3および第6観察領域Ob6の各々にカメラ40が配置される態様が例示されているが、カメラ40が配置される観察領域Obは任意である。例えば、第4観察領域Ob4および第5の観察領域Ob5の各々にカメラ40を配置する態様とすることもできる。
ここで、カメラ40の光軸と表示パネル10の画面を通る法線とがなす角度が大きいほど、広範囲の画像をカメラ40で撮影できるから、上述の各実施形態によれば、第4観察領域Ob4および第5の観察領域Ob5の各々にカメラ40を配置する態様に比べて、広範囲の画像をカメラ40で撮影できるという利点がある。
また、例えば3つ以上の観察領域Obの各々にカメラ40を配置する態様とすることもできるし、ひとつの観察領域Obのみにカメラ40を配置する態様とすることもできる。
(3)変形例3
上述の各実施形態では、レンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせにおいて、各観察領域Obに配置されたカメラ40によって撮影されるべき画像が数字となるように表示パネル10の各画像表示用素子eを制御している態様が例示されているが、各観察領域Obに配置されたカメラ40によって撮影されるべき画像の態様は任意である。例えば、各観察領域Obに配置されたカメラ40によって撮影されるべき画像をアルファベットとすることもできる。
(4)変形例4
上述の各実施形態においては、表示装置100がレンチキュラレンズ20を備える態様が例示されているが、これに限らず、例えば表示装置100がパララックスバリアを備える態様とすることもできる。要するに、表示装置100は、表示パネル10の複数の素子群の各々から出射される表示光を相互に異なる観察領域Obへ進行させるように制御する光進行制御部を備える態様であればよい。
(5)変形例5
上述の各実施形態においては、8つの観察領域Ob(Ob1〜Ob8)の各々に互いに異なる画像を提供する態様が例示されているが、これに限らず、少なくとも2つの観察領域Obの各々に互いに異なる画像を提供する態様であればよい。
また、上述の各実施形態においては、各観察領域Obの間隔が観察者の両目間距離となるように設定されている態様が例示されているが、これに限らず、各観察領域Obの間隔が観察者の両目間距離よりも大きく、各観察領域Obに位置する複数の観察者に対して異なる画像を提供する態様とすることもできる。本発明に係る表示装置100は、例えばカーナビゲーション装置における2画面ディスプレイであってもよい。この場合、運転席の者には例えばカーナビゲーション映像を観察できるようにし、助手席の者にはその他の映像を観察できるようにすることができる。
(6)変形例6
上述の各実施形態においては、レンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して固定するための手段として、紫外線硬化型接着剤からなる接着層22と、接着層22に紫外線を照射するための紫外線照射部70とを備える態様が例示されているが、これに限らず、レンチキュラレンズ20を表示パネル10に対して固定するための固定手段の態様は任意である。例えば、接着層22を熱硬化型接着剤で構成し、固定工程においては、接着層22に熱源からの熱を加えることによって接着剤を硬化させる態様とすることもできる。また、例えば経時的に硬化する接着剤で接着層22を構成する態様とすることもできる。
(7)変形例7
上述の各実施形態においては電気光学素子eが液晶素子からなる態様が例示されているが、これに限らず、例えば電気光学素子eが、相対向する各電極(陽極と陰極)の間に有機EL層を介在させたOLED素子からなる態様とすることもできる。この場合、上述の各実施形態とは異なり、バックライト30および偏光板が不要になるため、構成が簡素化されるという利点がある。要するに、電気光学素子eは、印加される電気エネルギーに応じて発光特性や光の透過特性などの光学特性が変化する素子であればよい。
(8)変形例8
上述の各実施形態では、調節工程において、調節機構60が、制御信号算出回路50から出力される制御信号に応じてレンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせを自動的に行う態様が例示されているが、これに限らず、例えば制御信号算出回路50を設けずに、人間が、カメラ40で実際に撮影された画像を観察しながら調節機構60を手動で動かしてレンチキュラレンズ20と表示パネル10との位置合わせを行う態様とすることもできる。
(9)変形例9
上述の各実施形態では、調節工程において、各カメラ40によって実際に撮影された画像と、各カメラ40によって撮影されるべき画像との相違が無くなるように(つまり、各カメラ40によって実際に撮影された画像と、各カメラ40によって撮影されるべき画像とのずれ量がゼロとなるように)、レンチキュラレンズ20の表示パネル10に対する位置を調節する態様が例示されているが、これに限らず、その調節量は任意に設定できる。要するに、各カメラ40によって実際に撮影された画像と、そのカメラ40で撮影されるべき画像との相違が減少するように、レンチキュラレンズ20の表示パネル10に対する位置を調節する態様であればよい。
第1実施形態に係る表示装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る表示装置の断面図である。 第1実施形態に係る製造装置の概略を示す図である。 各カメラで撮影されるべき画像を示す図である。 各カメラで実際に撮影された画像の一例を示す図である。 レンチキュラレンズが表示パネルに対して傾斜している状態を示す図である。 図6の状態で、各カメラで実際に撮影された画像の一例を示す図である。 第2実施形態に係る表示装置の断面図である。 第2実施形態に係る製造装置の概略を示す図である。 第3実施形態に係る製造装置の概略を示す図である。 第3実施形態に係る製造装置の他の例を示す図である。 1つのカメラで撮影された第3画像および第6画像を示す図である。 本発明の変形例に係る製造装置の概略を示す図である。 本発明の変形例に係る製造装置の概略を示す図である。
符号の説明
10……表示パネル、16……第1偏光板、18……第2偏光板、20……レンチキュラレンズ(光進行制御部)、21……シリンドリカルレンズ、22……接着層、40……カメラ、50……制御信号算出回路、60……調節機構、70……紫外線照射部、80……第3画像用ミラー、82……第6画像用ミラー、84……クロスハーフミラー、e……電気光学素子、Ob……観察領域。

Claims (8)

  1. 各々が複数の電気光学素子からなる複数の素子群が配置されている表示パネルと、
    前記表示パネルの前記複数の素子群の各々から進行する表示光を相互に異なる観察領域へ進行させて各観察領域で異なる画像が視認されるように制御する光進行制御部とを備える表示装置の製造方法であって、
    前記素子群から前記光進行制御部を通って進行する前記表示光で表される画像を所定の観察領域に配置されたカメラで撮影する撮影工程と、
    前記撮影工程で前記カメラによって実際に撮影された画像と、前記カメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、前記光進行制御部を前記表示パネルに対して調節する調節工程と、
    前記調節工程の後に、前記光進行制御部を前記表示パネルに固定する固定工程とを備える、
    ことを特徴とする表示装置の製造方法。
  2. 前記撮影工程では、前記複数の観察領域のうちの少なくとも2つの前記観察領域の各々に配置された前記カメラで、前記カメラが配置された前記観察領域に進行する前記表示光で表される画像を撮影し、
    前記調節工程では、前記撮影工程にて前記各カメラによって実際に撮影された画像と、そのカメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、前記光進行制御部を前記表示パネルに対して調節する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記撮影工程では、前記複数の素子群の各々から前記光進行制御部を通って進行する表示光によって表される複数の画像のうちの第1画像と第2画像とを互いに異なる色で表示するとともに、前記第1画像および前記第2画像のうちの少なくとも一方の画像を反射させることによって、前記第1画像および前記第2画像を1つの前記カメラで撮影し、
    前記調節工程では、前記撮影工程にて前記カメラによって実際に撮影された画像と、前記カメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、前記光進行制御部を前記表示パネルに対して調節する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記複数の素子群から前記光進行制御部を通って各観察領域へ進行する表示光によって表される複数の画像の各々が互いに異なる数字を示すように前記表示パネルを制御する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記撮影工程および前記調節工程では、前記カメラと前記光進行制御部との間に偏光板を配置する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  6. 前記調節工程の後、前記固定工程の前に前記カメラと前記光進行制御部との間の空間から前記偏光板を移動する工程を備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置の製造方法。
  7. 各々が複数の電気光学素子からなる複数の素子群が配置されている表示パネルと、
    前記表示パネルの前記複数の素子群の各々から出射される表示光を相互に異なる観察領域へ進行させるように制御する光進行制御部とを備える表示装置の製造装置であって、
    前記素子群から前記光進行制御部を通って進行する前記表示光で表される画像を撮影するために所定の観察領域に配置されたカメラと、
    前記カメラによって実際に撮影された画像と、前記カメラによって撮影されるべき画像との相違が減少するように、前記光進行制御部を前記表示パネルに対して調節する調節機構と、
    前記調節機構で調節された前記光進行制御部を前記表示パネルに固定する固定手段とを備える、
    ことを特徴とする製造装置。
  8. 前記カメラと前記光進行制御部との間に配置される偏光板を備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の製造装置。
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