JP2009296826A - リレー制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リレーコイル122の抵抗値の変化に基づいて、リレー回路12の温度上昇を検出し、リレー回路12が過熱状態となった場合に回路を遮断してリレー回路を保護する。
【解決手段】バッテリVBとリレーコイル122を接続する回路に分圧抵抗R1を設け、且つ、バッテリVBとグランドの間に、抵抗R2とR3の直列接続回路を設ける。そして、リレーコイル122と抵抗R1の接続点P2の電圧V2と、抵抗R2とR3の接続点P1の電圧V1をコンパレータCMP1で比較し、この比較結果が反転した場合にリレーコイル122ひいてはリレー回路12が過熱状態であるものと判定して、MOSFET(Q1)を遮断する。従って、確実にリレー回路12を発熱から保護することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リレーコイルの温度を検知して、所定の温度に達した場合には回路を遮断して回路を保護する機能を備えたリレー制御装置に関する。
例えば、車両に搭載されるランプ、モータ等の各種の負荷は、リレー回路を用いて駆動、停止を切り換える構成のものが多く用いられている。リレー回路はリレーコイル、及びリレー接点を備えており、リレーコイルと電源との間に設けられる電子スイッチがオンとなってリレーコイルに電流が流れると、該リレーコイルが励磁されリレー接点をオンとする。その結果、リレー接点に接続された負荷に電源電圧が供給されるので、該負荷を駆動させることができる。また、電流が遮断されるとリレー接点はオフとなり、リレー接点と接続された負荷は停止する。
リレー回路を用いた負荷回路では、リレーコイルに過電流が流れて該リレーコイルを損傷する場合があり、このようなトラブルを回避するために、例えば、特開2007−242314号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。
図8は、特許文献1に記載されたリレー制御回路を示す回路図である。このリレー制御回路では、リレー回路101をオンとして負荷104に電力を供給する際に、リレーコイル101aに電流を流す前の時点でトランジスタ103をオンとする。その後、トランジスタ102をオンとしてリレーコイル101aを通電させ、リレー接点101bがオンとなった後にトランジスタ103をオフとする。これにより、リレー接点101bに突入電流が流れることを防止することができる。
特開2007−242314号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、リレー接点101bがオンとなり、その後該リレー接点101bに過電流が流れる等によりリレー回路101全体が発熱した場合にはこれを検知することができず、リレーコイル101a及びリレー接点101bが過熱して、ついには損傷に至るという欠点があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、リレーコイルの抵抗値に基づいてリレー回路全体の温度変化を監視し、発熱量が大きい場合には回路を遮断してリレー回路を保護することが可能なリレー制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、リレーコイル及びリレー接点を備えたリレー回路を制御するリレー制御装置において、電源と前記リレーコイルを接続する回路に設けられる分圧抵抗と、前記リレーコイルに通電して前記リレー接点をオンとする際に、前記リレーコイルの両端に生じる電圧を測定する電圧検出手段と、前記電圧検出手段にて、前記リレーコイルの両端に生じる電圧が所定の閾値電圧を超えたことが検出された際に、前記リレー回路が過熱状態であることを検知する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記電源に接続され、該電源の出力電圧を分圧して前記閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、前記分圧抵抗と前記リレーコイルとの接続点に生じる測定電圧を一方の入力端子に入力し、前記閾値電圧を他方の入力端子に入力し、前記閾値電圧と前記測定電圧の比較結果に応じた出力信号を出力する比較手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記比較手段の出力信号が変化した場合に、前記リレー回路が過熱状態であることを検知することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記測定電圧に基づいて所定の演算式を用いて前記リレーコイルの抵抗値を算出し、算出したリレーコイルの抵抗値に基づいて、前記リレー回路が過熱状態であるか否かを判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記電源とリレーコイルを接続する回路に電子スイッチを設け、前記制御手段は、前記リレー回路が過熱状態となったことを検知した際に、前記電子スイッチを遮断することを特徴とする。
請求項1の発明では、リレーコイルの両端に生じる電圧を検出し、この電圧が所定の閾値電圧を超えた場合に、リレーコイルひいてはリレー回路全体が過熱状態にあるものと判定して回路を遮断するので、リレー回路が過熱状態となった場合には即時にこれを検出してリレー回路を保護することができる。このため、環境負荷を軽減することができる。
請求項2の発明では、リレーコイルの両端に生じる測定電圧と、閾値電圧生成回路により生成される閾値電圧とを比較し、測定電圧が閾値電圧を超えた場合にリレー回路が過熱状態であるものと判断するので、リレー回路が過熱状態となった場合にはいち早くこれを検知することができる。
請求項3の発明では、リレーコイルの両端に生じる測定電圧に基づき、所定の演算式を用いてリレーコイルの温度を算出し、算出したコイル温度が閾値温度を超えた場合にリレーコイル、ひいてはリレー回路全体が過熱状態であることを検出するので、リレー回路が過熱状態となることを確実に防止できる。
請求項4の発明では、リレーコイルが過熱状態となった場合には、電子スイッチを遮断してリレーコイルへの通電を停止し、リレー接点を遮断するので、確実に回路を保護することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るリレー制御装置が搭載された負荷回路の構成を示す回路図である。この負荷回路は、例えば車両に搭載されるランプ、モータ等の負荷にバッテリの電圧を供給して駆動させるための回路であり、図1に示すように、バッテリVB(電源)と負荷11の間には、リレー回路12が設けられている。
リレー回路12は、リレー接点121とリレーコイル122を備えており、リレー接点121はバッテリVBと負荷11との間に接続されている。他方、リレーコイル122の一端は抵抗R1(分圧抵抗)を介してバッテリVBに接続され、他端はMOSFET(Q1;電子スイッチ)を介してグランドに接地されている。
MOSFET(Q1)のゲートは、制御部13のゲートドライバ132に接続されている。従って、ゲートドライバ132より駆動信号が出力された際に、MOSFET(Q1)がオンとなり、リレーコイル122にバッテリVBより出力される電圧が印加されてリレー接点121がオンとなる。
また、バッテリVBとグランドの間には、抵抗R2と抵抗R3の直列接続回路(閾値電圧生成回路)が設けられており、この抵抗R2とR3の接続点P1(電圧V1)は、コンパレータCMP1(比較手段)の反転側入力端子に接続されている。
更に、抵抗R1とリレーコイル122の接続点P2(電圧V2)は、コンパレータCMP1の正転側入力端子に接続されている。また、コンパレータCMP1の出力端子は、制御部13に設けられた温度異常検出部131に接続されている。
ここで、抵抗R1,R2,R3の抵抗値は、リレーコイル122の通常時(通常電流が流れているとき)における抵抗Raとした場合に、接続点P1の電圧V1(閾値電圧)が接続点P2の電圧V2(測定電圧)よりも若干大きくなるように設定されている。即ち、下記(1)式が成立するように各抵抗R1,R2,R3の抵抗値が設定されている。
R3/(R2+R3)>Ra/(R1+Ra) ・・・(1)
従って、リレーコイル122に電流が流れてリレー接点121がオンとされている場合には、V1>V2が成立するので、コンパレータCMP1の出力信号はLレベルとなる。
制御部13は、例えばマイコンで構成され、温度異常検出部131とゲートドライバ132を備えている。温度異常検出部131は、コンパレータCMP1の出力信号に応じて、リレーコイル122が過熱状態となっているか否かを判定する。
ゲートドライバ132は、外部よりリレー回路のオン信号が供給された場合には、MOSFET(Q1)のゲートに駆動信号を出力して該MOSFET(Q1)を駆動させる。MOSFET(Q1)がオンとなった場合には、リレーコイル122にバッテリVBより出力される電圧が印加されるので、該リレーコイル122が励磁してリレー接点121がオンとなる。ここで、制御部13は、制御手段としての機能を備えると共に、リレーコイル122の両端に生じる電圧(V2)を検出する電圧検出手段としての機能を備える。
図2は、リレー回路12の構造を模式的に示す説明図であり、図2(a)はリレー接点121がオフとなっている状態、図2(b)はリレー接点121がオンとなっている状態、を示している。図2(a)に示すように、リレー回路12は、円筒形状の鉄心123を備えており、該鉄心123の周囲にリレーコイル122が螺旋状に巻回されている。また、鉄心123の上端部には可動鉄板124、及びこの可動鉄板と連結した可動接点125が設けられており、リレーコイル122に電流が流れていないとき(接点乖離時)にはこの可動鉄板124は鉄心123の上端部から離間する方向に付勢されている。このとき、可動接点125は、接点126aと接触しており、従って、図1に示す負荷回路は遮断された状態となる。なお、図2に示す可動鉄板124、及び可動接点125により、図1に示すリレー接点121が構成される。
そして、リレーコイル122に電流が流れて該リレーコイル122が励磁されると、図2(b)に示すように鉄心123に生じる磁力により可動鉄板124が下方に引きつけられ、該可動鉄板124が鉄心123の上端部と接触する。これに伴って、可動鉄板124に固定されている可動接点125が下方に付勢され、接点126bと接触する。その結果、図1に示すリレー回路12のリレー接点121がオンとなり、負荷11にバッテリVBの電圧が供給されて負荷11が駆動されることになる。つまり、図2(a)、(b)において、端子127a,127bは図1に示すリレー接点121の2つの端子であり、端子128a,128bはリレーコイル122の2つの端子である。
以下、図3に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係るリレー制御装置の動作について説明する。
図1に示す負荷11を駆動する場合には、制御部13にリレーオン信号が供給される。そして、ゲートドライバ132は、リレーオン信号が供給されるとMOSFET(Q1)のゲートに駆動信号を出力する。この際、駆動信号は所定のデューティ比のPWM信号であっても良い。
MOSFET(Q1)は、駆動信号が入力されるとオフからオンに切り替わる。これにより、バッテリVB→抵抗R1→リレーコイル122→MOSFET(Q1)→グランドの経路に電流が流れ、この電流によりリレーコイル122が励磁されるので、リレー接点121がオンとなる。その結果、負荷11にバッテリVBの電圧が供給されて、負荷11が駆動することになる。
また、制御部13は、コンパレータCMP1の出力信号を検出することにより、リレーコイル122に発生する電圧V2を監視している(図3のステップS1)。上述したように、リレー接点121に流れる電流が通常電流である場合には、リレーコイルの温度、及びコイル電圧はほぼ一定で安定しており、接続点P1の電圧V1が接続点P2の電圧V2よりも大きくなるので、コンパレータCMP1の出力信号はLレベルとなる。
ここで、短絡事故等に起因してリレー接点121に過電流が流れると、リレー接点121で発生した熱がリレーコイル122に伝わり、リレーコイル122の温度が上昇し、この温度上昇に伴ってリレーコイル122の抵抗Raが上昇する。即ち、図7の特性曲線に示すように、リレーコイル122の温度Tとリレーコイル122の抵抗Raは一次関数的な関係を有しており、温度が上昇すると抵抗値が上昇する。従って、リレーコイル122がある一定の温度(閾値温度)を超えると、上述した(1)式の右辺が左辺よりも大きくなり(不等式が反転し)、V1<V2となってコンパレータCMP1の出力信号がLレベルからHレベルに反転する(ステップS2でYES)。
次いで、温度異常検出部131は、コンパレータCMP1の出力信号がLレベルからHレベルに反転したことを検出すると、リレーコイル122に温度異常が発生したものと判断し、外部にリレー異常信号を出力する(ステップS3)。これにより、例えば警報信号を発することができる。
更に、温度異常検出部131は、ゲートドライバ132にリレー遮断信号を出力する(ステップS4)。
そして、ゲートドライバ132は、リレー遮断信号が供給されると、MOSFET(Q1)への駆動信号の出力を停止して、該MOSFET(Q1)を遮断する(ステップS5)。その結果、リレーコイル122への電圧供給が停止し、回路を保護することができる。
次に、上記の動作を図4に示すタイミングチャートを参照して説明する。図4(a)はリレーコイル122の温度(コイル温度)の変化を示す特性図であり、図4(b)はリレーコイル122に生じる電圧(コイル電圧)の変化を示す特性図であり、図4(c)はリレー接点121に流れる電流(通電電流)の変化を示す特性図である。
いま、時刻t1においてMOSFET(Q1)がオンとされ、リレー接点121に電流が流れると、コイル温度、及びコイル電圧はほぼ一定の値で安定する。この際、コイル温度は閾値温度よりも低く、且つ、コイル電圧は閾値電圧よりも低い値となっている。
そして、時刻t2において、短絡事故等が発生し負荷11に過電流が流れると、図4(c)に示すようにリレー接点121の通電電流が上昇し、これに伴って、コイル温度が徐々に上昇を開始し、更に、コイル電圧が徐々に上昇する。そして、図4(b)に示すように、時刻t3でコイル電圧が閾値電圧に達すると、図1に示すコンパレータCMP1の出力信号がLレベルからHレベルに反転して、MOSFET(Q1)がオフとなり、リレー回路12がオフとなる。即ち、リレーコイル122ひいてはリレー回路12全体の温度が過熱状態となった場合にはMOSFET(Q1)を遮断して回路を保護することができる。
このようにして、本発明の第1実施形態に係るリレー制御装置では、リレーコイル122に生じる電圧を監視し、リレーコイル122に生じる電圧(V2)が予め設定した閾値電圧(V1)を超えた場合には、リレーコイル122ひいてはリレー回路12全体に温度異常が発生しているものと判断して、リレーコイル122の通電を停止する。従って、リレー回路12の温度が上昇した場合には、確実にこれを検知して回路を遮断することができ、リレー回路12の損傷を防止することができる。
また、第1実施形態に係るリレー制御装置では、リレーコイル122とバッテリVBとの間に抵抗R1を設ける構成としているので、リレーコイル122に印加される電圧を低減させることができ、ひいてはリレーコイル122に流れる電流を低減することができる。その結果、消費電力を削減することができる。
また、上記した第1実施形態において、抵抗R1,R2,R3を、リレーコイル122と同一の温度特性を備える素材とすれば、周囲温度に影響を受けることなく、より確実に所定温度で回路を遮断することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係るリレー制御装置が搭載された負荷回路の構成を示す回路図である。前述した第1実施形態と同様に、この負荷回路は、例えば車両に搭載されるランプ、モータ等の負荷にバッテリの電圧を供給して駆動させるための回路であり、図5に示すように、バッテリVBと負荷11の間には、リレー回路12が設けられている。
リレー回路12は、リレー接点121とリレーコイル122を備えており、リレー接点121はバッテリVBと負荷11との間に接続されている。他方、リレーコイル122の一端は抵抗R1を介してバッテリVBに接続され、他端はMOSFET(Q1;電子スイッチ)を介してグランドに接地されている。
MOSFET(Q1)のゲートは、制御部14のゲートドライバ143に接続されている。従って、ゲートドライバ143より駆動信号が出力された際に、MOSFET(Q1)がオンとなり、リレーコイル122にバッテリVBより出力される電圧が印加されてリレー接点121がオンとなる。
制御部14は、例えばマイコンで構成され、A/D変換部141と、温度異常検出部142とゲートドライバ143を備えている。A/D変換部141は、抵抗R1とリレーコイル122との接続点P11に生じる電圧V11を読み取り、この電圧V11をデジタル信号に変換して、リレーコイル122の温度を算出する。温度の算出方法については後述する。
温度異常検出部142は、A/D変換部141で求められたリレーコイル122の温度に基づいて、リレー回路12が過熱状態となっているか否かを判定する。そして、リレー回路12が過熱状態となっている場合には、外部にリレー異常信号を出力する。
ゲートドライバ143は、外部よりリレー回路のオン信号が供給された場合に、MOSFET(Q1)のゲートに駆動信号を出力して該MOSFET(Q1)を駆動させる。MOSFET(Q1)がオンとなった場合には、リレーコイル122にバッテリVBより出力される電圧が印加されるので、該リレーコイル122が励磁してリレー接点121がオンとなる。また、温度異常検出部142より、リレー遮断信号が出力された場合には、MOSFET(Q1)を遮断して、リレーコイル122への通電を停止させる。
次に、A/D変換部141において、電圧V11からリレーコイル122の温度を算出する手順について説明する。図6は、リレーコイル122に生じる電圧V11とバッテリVBの出力電圧に基づいて、リレーコイル122の抵抗値を求める演算式を示す説明図である。図6に示すように、リレーコイル122に生じる電圧V11は、以下の(2)式で示される。
V11={Ra/(R1+Ra)}*VB ・・・(2)
但し、「Ra」はコイル抵抗である。
上記(2)式より、コイル抵抗Raは、以下の(3)式で示される。
Ra={V11/(VB−V11)}R1 ・・・(3)
また、リレーコイル122の温度Tと、リレーコイル122の抵抗Raとは、図7に示すように、一次関数的な関係を有している。即ち、定数α、βを用いて、コイル抵抗Raとコイル温度Tは、以下の(4)式で示される。
Ra=αT+β ・・・(4)
従って、図5に示すA/D変換部141は、接続点P11の電圧V11に基づいて、上記(3)式によりコイル抵抗Raを求め、更に、(4)式に基づいてコイル温度Tを算出することができることになる。
そして、温度異常検出部142は、A/D変換部141で算出されたコイル温度Tが閾値温度を超えた場合には、リレー異常信号を出力し、更に、ゲートドライバ143に出力停止信号を出力して、MOSFET(Q1)を停止させる。
このようにして、第2実施形態に係るリレー制御装置では、リレーコイル122に生じる電圧V11を測定し、この電圧V11に基づいてリレーコイル122の抵抗値を求め、更に、この抵抗値に基づいてリレーコイル122の温度を算出している。従って、リレーコイル122の温度が上昇して閾値温度を超えた場合には、即時にこれを検出して回路を遮断することができる。
以上、本発明のリレー制御装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した各実施形態では、電子スイッチとしてMOSFET(Q1)を用いる例について説明したが、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等のその他の半導体スイッチを用いる構成とすることも可能である。
リレーコイルが発熱した場合に、即時に回路を遮断してリレー回路を保護する上で極めて有用である。
本発明の第1実施形態に係るリレー制御装置の構成を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係るリレー制御装置に用いられるリレー回路の構成を模式的に示す説明図であり、(a)は接点乖離時、(b)は接点保持時を示す。 本発明の第1実施形態に係るリレー制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るリレー制御装置の、コイル温度、コイル電圧、及びリレー接点に流れる電流の変化を示す特性図である。 本発明の第2実施形態に係るリレー制御装置の構成を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係り、コイル電圧からコイル抵抗を算出する手順を示す説明図である。 リレーコイルの温度とコイル抵抗値との関係を示す特性図である。 従来におけるリレー制御装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
11 負荷
12 リレー回路
13 制御部(制御手段)
14 制御部(制御手段)
121 リレー接点
122 リレーコイル
123 鉄心
124 可動鉄板
125 可動接点
126a,126b 接点
127a,127b 端子
128a,128b 端子
VB バッテリ
Q1 MOSFET(電子スイッチ)
R1 分圧抵抗

Claims (4)

  1. リレーコイル及びリレー接点を備えたリレー回路を制御するリレー制御装置において、
    電源と前記リレーコイルを接続する回路に設けられる分圧抵抗と、
    前記リレーコイルに通電して前記リレー接点をオンとする際に、前記リレーコイルの両端に生じる電圧を測定する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段にて、前記リレーコイルの両端に生じる電圧が所定の閾値電圧を超えたことが検出された際に、前記リレー回路が過熱状態であることを検知する制御手段と、
    を備えることを特徴とするリレー制御装置。
  2. 前記電源に接続され、該電源の出力電圧を分圧して前記閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、
    前記分圧抵抗と前記リレーコイルとの接続点に生じる測定電圧を一方の入力端子に入力し、前記閾値電圧を他方の入力端子に入力し、前記閾値電圧と前記測定電圧の比較結果に応じた出力信号を出力する比較手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記比較手段の出力信号が変化した場合に、前記リレー回路が過熱状態であることを検知することを特徴とする請求項1に記載のリレー制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記測定電圧に基づいて所定の演算式を用いて前記リレーコイルの抵抗値を算出し、算出したリレーコイルの抵抗値に基づいて、前記リレー回路が過熱状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のリレー制御装置。
  4. 前記電源とリレーコイルを接続する回路に電子スイッチを設け、
    前記制御手段は、前記リレー回路が過熱状態となったことを検知した際に、前記電子スイッチを遮断することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のリレー制御装置。
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