JP2009294720A - 車載機器操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部を視認しなくても、運転者が操作位置を容易に把握して自在に操作することができる車載機器操作装置を提供する。
【解決手段】操作部であるタッチパネル2は、コンソールボックス40の先端に配設されており、タッチパネル2には、操作位置を示す複数個の縦長の凸条状の位置指標2a,2a,…が、横方向(図中白抜矢符方向)に並設されている。運転者は、タッチパネル2に指を摺動させることによって、タッチパネル2を視認せずとも、操作位置を容易に把握することができる。タッチパネル2に対する手指の摺動方向が横方向である場合は、例えば空気調和機の送風量の変更機能が送風温度の変更機能に切り替えられ、送風温度の変更機能が選択されている場合に、摺動方向が縦方向であるときは、送風温度が変更される。
【選択図】図3

Description

本発明は、機器を操作するための車載機器操作装置に関する。
例えば車載用の空気調和機においては、操作パネルに回転式又はスライド式の操作摘みが設けられており、操作摘みが操作された操作量及び操作方向等に応じて、例えば送風温度又は送風量等が変更される。このような操作摘みとしては、例えばダイヤルスイッチが用いられる。
また、従来、家庭用電気機器を操作するための光学式操作入力装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されている光学式操作入力装置の操作部は、透光性を有する平坦な操作プレートと、操作プレートの裏面側から表面側へ光を発する発光素子と、操作プレートの表面に触れた使用者の手指によって反射された光を受光する受光素子とを用いてなる。光学式操作入力装置は、受光素子の出力の高低に基づいて使用者の手指による操作位置を検出し、検出した操作位置に応じて電気機器を作動させる。
特開2006−120393号公報
上述したような空気調和機が備える操作摘みは、操作パネルに突設されているため、運転者が操作し易い操作摘みは操作パネルからの突出高さが高くなりがちである。この結果、操作摘みは周囲の意匠に溶け込み難いという問題がある。また、運転席と助手席との間のコンソールボックスに操作パネルを配する場合、コンソールボックスの設計条件上、操作摘みの突出高さが制限されるため、操作摘みの配置位置が限定され、設計の自由度が低くなるという問題がある。
以上のような問題を解決するために、操作摘みを備えない車載機器操作装置を車両に搭載することが考えられる。操作摘みを備えない車載機器操作装置としては、例えば特許文献1に開示されている光学式操作入力装置が挙げられる。
ところが、特許文献1の光学式操作入力装置においては、操作プレートの表面上に、操作位置を示すアイコンが描かれている。この光学式操作入力装置の操作部には操作摘みが存在しないため、使用者は、操作プレートに描かれたアイコンを視認しなければ、操作位置を把握することができない。
従って、このような光学式操作入力装置を車両に搭載する場合、運転者が容易に視認可能な位置に操作部を配置する必要があるため、操作部の配置位置が限定されるという問題がある。仮に、操作部をコンソールボックスに配した場合、コンソールボックスは運転席の側方に設けられているため、運転者は前方から目を離して側方の操作部を目視しなければならない。この結果、運転者が操作部を操作することができるタイミングが限定されるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、操作部に、凸状又は凹状の位置指標を並設し、操作部に対する手指の摺動方向に応じて、機能若しくは機器の選択を切り替えるか、又は、選択されている機能若しくは機器の状態を変更する構成とすることにより、操作部を視認しなくても操作位置を容易に把握して自在に操作することができる車載機器操作装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、運転席の前方に配されている表示部に、位置指標の情報に関連付けて、機能又は機器に係る情報を表示する構成とすることにより、更に容易に操作することができる車載機器操作装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、表面に位置指標が形成されているタッチパネルを用いてなる操作部を備えることにより、摺動操作の誤検出を抑制することができる車載機器操作装置を提供することにある。
第1発明に係る車載機器操作装置は、機器の複数種類の機能及び/又は複数個の機器の何れか1つを選択し、選択されている機能又は機器の状態を変更するための車載機器操作装置において、操作位置を示す複数個の凸状又は凹状の位置指標が並設されている操作部と、該操作部に対する接触位置が変化する方向を演算する演算手段と、該演算手段が演算した方向が、前記位置指標の並設方向(又は該並設方向に交差する方向)であった場合、選択されている機能又は機器を他の機能又は機器に切り替える切替手段と、前記演算手段が演算した方向が、前記交差する方向(又は前記並設方向)であった場合、選択されている機能又は機器の状態を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る車載機器操作装置は、運転席の前方に配されており、前記位置指標の並設方向を示す情報と、選択されている機能又は機器を示す情報、前記機能又は機器から切替可能な機能又は機器を示す情報、選択されている機能又は機器の状態を示す情報、及び/又は、前記状態から変更可能な状態を示す情報とを関連付けて表示する表示部を更に備えることを特徴とする。
第3発明に係る車載機器操作装置は、前記操作部は、前記位置指標が表面に形成されており、該表面に対する接触がなされている位置の座標を検出するタッチパネルを用いてなり、前記演算手段は、前記タッチパネルが検出した座標に基づいて、前記操作部に対する接触位置が変化する方向を演算するようにしてあることを特徴とする。
第1発明にあっては、機器の複数種類の機能及び/又は複数個の機器の何れか1つを選択し、選択されている機能又は機器の状態を変更するために、操作部、演算手段、切替手段及び変更手段を備える。
操作部には、操作位置を示す複数個の位置指標が並設されている。位置指標は凸状又は凹状であるため、運転者は操作部に手指を摺動させることによって、位置指標の有無及び配置位置等を容易に把握することができる。つまり運転者は、操作部を視認せずとも、操作位置を容易に把握することができる。
また、位置指標は回転式又はスライド式の操作摘みのような回転機構又はスライド機構を必要としないため、小型である。しかも、位置指標を摘む必要がないため、凸状の位置指標であっても、操作部からの突出高さを高くする必要がない。従って、省スペースである。凹状の位置指標であれば、操作部から突出しないため、更に省スペースである。
演算手段は、操作部に対する接触位置が変化する方向を演算する。
操作部に運転者の手指が接触し、この手指が操作部に対して摺動した場合、手指の接触位置は、摺動方向に変化する。つまり、操作部に対する接触位置が変化する方向(以下、接触位置の変化方向という)とは、操作部に対する運転者の手指の摺動方向に相当する。
演算手段が演算した方向、即ち操作部に対する運転者の手指の摺動方向が、位置指標の並設方向であった場合、切替手段は、選択されている機能又は機器を、他の機能又は機器に切り替える。例えば、機器が温度変更機能及び風向変更機能を有している場合、位置指標の並設方向に手指が摺動したとき、切替手段は、選択されている温度変更機能を、風向変更機能に切り替える。
また、操作部に対する運転者の手指の摺動方向が、位置指標の並設方向に交差する方向であった場合、変更手段は、選択されている機能又は機器の状態を変更する。例えば、温度変更機能が選択されている場合、変更手段は、温度を変更させる。
或いは、操作部に対する運転者の手指の摺動方向が、位置指標の並設方向に交差する方向であった場合、切替手段は、選択されている機能又は機器を他の機能又は機器に切り替える。また、操作部に対する運転者の手指の摺動方向が、位置指標の並設方向であった場合、変更手段は、選択されている機能又は機器の状態を変更する。
第2発明にあっては、運転席の前方に表示部が配されている。このため、運転者は表示部を容易に視認することができる。
表示部には、位置指標の並設方向を示す情報に関連付けて、選択されている機能又は機器を示す情報、選択されている機能又は機器から切替可能な機能又は機器を示す情報、選択されている機能又は機器の状態を示す情報、及び/又は、選択されている機能又は機器の状態から変更可能な状態を示す情報が表示される。
位置指標の並設方向を示す情報が表示部に表示されるため、運転者は、この情報を視認することによって、操作部を直接的に視認しなくても、操作部を摺動操作すべき方向を把握することができる。
また、選択されている機能又は機器(例えば空気調和機)を示す情報が表示部に表示されるため、運転者は、所望の機能又は機器が選択されているか否かを容易に把握することができる。
更に、切替可能な機能又は機器を示す情報(例えばオーディオ機器)が表示部に表示されるため、運転者は、操作部を操作することによって、どのような機能又は機器を選択することができるのかを容易に把握することができる。
また、選択されている機能又は機器の状態(例えば空気調和機の現在の設定温度)を示す情報が表示部に表示されるため、運転者は、所望の状態が選択されているか否かを容易に把握することができる。
更に、変更可能な状態(例えば空気調和機の設定温度の上下限値)を示す情報が表示部に表示されるため、運転者は、操作部を操作することによって、どのような状態を選択することができるのかを容易に把握することができる。
しかも、これらの情報が関連付けられて表示部に表示されるため、運転者は、表示部を視認し、且つ、操作部を視認せずに、更に容易に操作部を操作することができる。
以上の結果、運転者は、選択されている機能又は機器を所望の機能又は機器に容易に切り替えることができる。或いは、運転者は、選択されている機能又は機器の状態を所望の状態に容易に変更することができる。
第3発明にあっては、複数個の凸状又は凹状の位置指標が表面に形成されているタッチパネルを用いて操作部が構成されている。このタッチパネルは、例えば感圧式のタッチパネルであり、タッチパネルの表面に対する物理的接触がなされている位置の座標を検出する。このため、タッチパネルは、運転者の手指がタッチパネルの表面に最初に接触した位置、接触したまま手指が移動した位置、及び/又はこの表面から手指が離隔した位置等の座標を夫々検出することができる。
演算手段は、タッチパネルが検出した座標に基づいて、操作部に対する接触位置の変化方向、即ち操作部に対する手指の摺動方向を演算する。従って、タッチパネル及び演算手段は、運転者による摺動操作を検出することができる。
ところで、仮に、車載機器操作装置が、例えば発光素子と受光素子とを用いて非接触で手指の座標位置を検出する操作部を備える場合、運転者の手指、缶ジュース等が操作部の前を横切っただけで、摺動操作されたと誤検出する可能性がある。
しかしながら、手指の接触に応じて接触座標位置を検出するタッチパネルを備える場合は、摺動操作の誤検出が生じ難い。従って、誤検出に起因する機器の誤作動を抑制することができる。
本発明の車載機器操作装置による場合、回転式又はスライド式の操作摘みが突設されている従来の操作部に比べて、この操作摘みよりも突出高さが低い凸状又は凹状の位置指標が並設されている操作部は、周囲の意匠に溶け込み易い。また、コンソールボックスに操作部を配する場合でも、位置指標の寸法がコンソールボックスの設計条件に抵触し難いため、位置指標の配置位置が限定されない。従って、設計の自由度を向上させることができる。
しかも、位置指標の位置、即ち操作位置は、手指で触れることによって容易に把握することができるため、運転者が操作部をいちいち視認しなくてもよい。この結果、運転者が自在に操作部を操作することができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置の構成を示すブロック図であり、図2は、この車載機器操作装置が備えるタッチパネルが配されているコンソールボックスを示す斜視図である。
図中3は車両であり、車両3の車内には、図2に示すようにコンソールボックス40、運転席41及び助手席42が備えられている。また、車両3は、図1に示すように車載機器操作装置1と車載機器31〜33とを搭載している。本実施の形態では車載機器31〜33として、空気調和機31、オーディオ機器32、及びボディECU33を例示する。
空気調和機31には、送風温度の調節機能、送風量の調節機能、図示しない吹出口を変更する機能等の複数種類の機能が備わっている。この吹出口は、運転席41及び助手席42の正面側へ送風するための第1の吹出口、運転席41及び助手席42の足元側へ送風するための第2の吹出口、並びに、図示しないフロントガラスの内面側へ送風するための第3の吹出口等である。
オーディオ機器32には、音声を再生すべき曲目の選択機能、音量の調節機能、CDの再生とラジオ放送の受信とを切り替える機能等の複数種類の機能が備わっている。また、ボディECU33には、電気式ドアロックの開閉制御機能、パワーウインドの開閉制御機能、車内灯のオン/オフ制御機能等の複数種類の機能が備わっている。
車載機器操作装置1は、車両3の運転者が車載機器31〜33夫々を操作するためのECUであり、更に詳細には、車載機器31〜33の何れか1つを選択し、次に、選択されている車載機器夫々の複数種類の機能の何れか1つを選択し、最後に、選択されている機能の状態を変更するためのものである。このために車載機器操作装置1は、制御部10、ROM11、RAM12、画像処理部13、データメモリ14、画像メモリ15、表示部16、及びタッチパネル2を備える。
表示部16は、例えば液晶表示パネルを用いてなる車載ディスプレイであり、画像処理部13から入力された画像データに基づく画像を表示する。このような表示部16は、表示画面を運転席41側に向けて運転席41の前方に配されている。このため、表示部16の表示画面は運転者が容易に視認可能である。
ROM11は、読み出し専用の不揮発性メモリであり、車載機器操作装置1の制御プログラム及びデータが記憶してある。
RAM12は、読み書き可能な揮発性メモリである。
制御部10は、車載機器操作装置1の制御中枢であり、RAM12を作業領域として用い、ROM11に記憶された制御プログラム及びデータに従って、各種処理を実行する。例えば制御部10は、タッチパネル2から入力された座標信号(後述)に基づいて、タッチパネル2に対する接触位置の変化方向を演算し、演算結果に基づいて、画像処理部13の動作を制御する制御信号を画像処理部13へ出力する。
データメモリ14は、マスクROM又はEEPROM等を用いてなる読み出し専用又は読み書き可能な不揮発性メモリである。データメモリ14には、後述する図5〜図9に示す操作画像162〜164のような操作画像を表示部16に表示させるための画像データが記憶してある。
図1に示す画像メモリ15は、SRAM又はDRAM等を用いてなる読み書き可能な揮発性メモリであり、画像データを一時的に記憶する。
画像処理部13は、ASICを用いてなり、制御部10から入力された制御信号に基づき、画像メモリ15を作業領域として用いて、データメモリ14から読み出した画像データに対して所定の画像処理を施してから、表示部16へ出力する。
図2に示すコンソールボックス40は、運転席41と助手席42との間に配設されている物品収納箱であり、前後方向に長い大略直方体状であるが、先端部が横方向に湾曲面状になしてある。コンソールボックス40の湾曲している先端部には、コンソールボックス40の正面から先端部近傍の左右両側面に亘って、横長状のタッチパネル2が配設されている。
図3及び図4は、本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備えるタッチパネルの外観を示す斜視図及び側面図である。図3には、図2に示すコンソールボックス40の拡大斜視図が示されており、図4には、コンソールボックス40の先端部の拡大側面図が示されている。
タッチパネル2は操作部として機能し、タッチパネル2の表面に手指Fが接触した場合にタッチパネル2に加えられる圧力の変化に基づいて、タッチパネル2に対する接触がなされている位置の座標を検出する。
タッチパネル2は、自身の表面に手指Fが接触するまで待機し、自身の表面に手指Fが接触している間中、手指Fが接触している位置の座標を示す座標信号を制御部10へ出力する。この座標信号は、手指Fがタッチパネル2に最初に触れた位置の座標、タッチパネル2に触れたまま手指Fが移動した位置の座標、又はタッチパネル2から手指Fが離れた位置の座標等を示している。
このようなタッチパネル2は、手指F又は缶ジュース等の物体がタッチパネル2の近傍を移動しただけでは、接触座標位置を検出しない。つまり、タッチパネル2が摺動操作されていないのに摺動操作されたと誤検出することがない。従って、摺動操作の誤検出に起因する車載機器31〜33の誤作動が起こり難い。
タッチパネル2の表面には、操作位置を示す複数個の位置指標2a,2a,…が形成されている。各位置指標2aは、互いに同形状同寸法を有している縦長の凸条状であり、コンソールボックス40の先端部の形状に沿う横方向(図3中白抜矢符方向)に一定の距離ずつ離隔して並設されている。
このため、タッチパネル2は、位置指標2a,2a,…が形成されていることによる横方向に規則的に繰り返される凹凸を有する。従って、運転者は、タッチパネル2に手指Fを摺動させることによって、タッチパネル2における位置指標2a,2a,…の並置方向及び個数等を容易に把握することができる。この結果、運転者は、わざわざタッチパネル2を視認しなくても、操作位置を容易に把握することができる。
また、位置指標2a,2a,…は、運転者が回転操作又はスライド操作するためのものではない。つまり、運転者が位置指標2a,2a,…を摘む必要がない。従って、コンソールボックス40における位置指標2a,2a,…の突出高さは、従来の回転式又はスライド式の操作摘みに比べて十分に低く設けることができる
図5〜図9夫々は、本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備える表示部の表示画面に表示される操作画像の一例を示す模式図である。
表示部16の表示画面には、操作画像162〜164のような操作画像が表示される。
各操作画像162〜164には、夫々縦長の凸条状の図柄を用いてなるアイコン61〜67が、横方向に並置されている。このアイコン61〜67は、夫々縦長の凸条状の位置指標2a,2a,…がタッチパネル2に横方向に並設されていることを示している。つまり、アイコン61〜67全体の形状は、位置指標2a,2a,…の並設方向を示す情報として機能する。
なお、アイコン61〜67の本数と位置指標2a,2a,…の個数とは一致していてもよく、一致していなくてもよい。また、タッチパネル2に並設されている位置指標2a,2a,…の形状、又は単純な矢符等が、位置指標2a,2a,…の並設方向を示す情報として用いられてもよい。
アイコン61〜67の縦方向の長さは互いに等しく、横方向の長さ(以下、横幅という)は、1つを除いて互いに等しい。この1つは、他のアイコンの約2倍の横幅を有する。つまり、アイコン61〜67の何れか1つが、他よりも横幅を広く設けられることによって強調表示され、他の6つが、横幅を狭く設けられることによって通常表示される。なお、アイコンの強調表示/通常表示は横幅が広い表示/狭い表示に限定されるものではない。
各アイコン61〜67には、文字、記号等を用いてなる各種の情報が含まれている。この情報は、現在選択されている機能又は機器を示す情報、現在選択されている機能又は機器から切替可能な機能又は機器を示す情報、現在選択されている機能又は機器の状態(以下、現状という)を示す情報、及び/又は、現状から変更可能な状態を示す情報である。
アイコン61は、選択されている車載機器を他の車載機器に切り替える機能に対応する。アイコン62は、空気調和機31の吹出口を変更する機能に対応し、アイコン63,64,65夫々は、空気調和機31の助手席42,車内全体,運転席41夫々に対する送風温度を調節する機能に対応し、アイコン66は、空気調和機31の送風量を調節する機能に対応し、アイコン67は、空気調和機31のその他の機能に対応する。
図5〜図9夫々に示すように、横幅が狭いアイコン61には、現在選択されている空気調和機31を示す文字「Aircon」が強調表示されており、空気調和機31から切替可能なオーディオ機器32及びボディECU33を示す文字「Audio」及び「Body」が通常表示されている。運転者の操作によって、空気調和機31から例えばオーディオ機器32に切り替えられた場合、図示はしないが、オーディオ機器32を示す文字が強調表示され、空気調和機31及びボディECU33を示す文字が通常表示される。本実施の形態では、車載機器名を示す文字を矩形で囲むことによって強調表示し、囲まないことによって通常表示しているが、このような表示態様に限定されるものではない。
換言すれば、アイコン61において強調表示されている車載機器が、現在選択されている車載機器である。
選択されている車載機器を他の車載機器に切り替える場合は、図示はしないが、アイコン61の横幅が広く設けられる。
アイコン61にて空気調和機31が選択されている場合、車内全体に対する送風温度を調節する機能が選択されているときには、図5(又は図8,図9)に示すように、アイコン64の横幅が他よりも広い操作画像164が表示部16に表示される。同様に、助手席42に対する送風温度を調節する機能が選択されているときには、図6に示すように、アイコン63の横幅が他よりも広い操作画像163が表示部16に表示され、吹出口を変更する機能が選択されているときには、図7に示すように、アイコン62の横幅が他よりも広い操作画像162が表示部16に表示される。
図5に示す操作画像164においては、他よりも横幅が広いアイコン64には、現在選択されている機能を示す情報(車内全体に対する送風温度を調節する機能を示す文字「TEMP」)と、この機能の現状を示す情報(25℃を示す文字「25」及び縦方向の棒グラフ)と、現状から変更可能な状態を示す情報(温度変更が可能な範囲を示す目盛)とが表示される。ただし、図8(又は図9)に示す操作画像164においては、この機能の現状を示す情報が、図5とは異なる。具体的には、25℃を示す文字「25」及び棒グラフの代わりに、26℃を示す文字「26」及び棒グラフ(又は27℃を示す文字「27」及び棒グラフ)が表示されている。
一方、図6(又は図7)に示す操作画像163(又は操作画像162)においては、助手席42に対する送風温度を調節する機能(又は吹出口を変更する機能)が選択されているため、横幅が狭いアイコン64には、現在選択されている機能から切替可能な機能を示す情報(文字「TEMP」)と、この機能の現状を示す情報(文字「25」)とが表示される。
図6に示す操作画像163においては、他よりも横幅が広いアイコン63には、現在選択されている機能を示す情報(助手席42に対する送風温度を調節する機能を示す文字「Passenger TEMP」)と、この機能の現状を示す情報(文字「25」及び棒グラフ)と、現状から変更可能な状態を示す情報(目盛)とが表示される。
一方、図5(又は図7)に示す操作画像164(又は操作画像162)においては、車内全体に対する送風温度を調節する機能(又は吹出口を変更する機能)が選択されているため、横幅が狭いアイコン63には、現在選択されている機能から切替可能な機能を示す情報(文字「Passenger TEMP」)と、この機能の現状を示す情報(文字「25」)とが表示される。
図7に示す操作画像162においては、他よりも横幅が広いアイコン62には、現在選択されている機能を示す情報(吹出口を変更する機能を示す文字「MODE」)と、この機能の現状を示す情報(第1の吹出口のみが選択されていることを示す記号)と、現状から変更可能な状態を示す情報(第1及び第2の吹出口が選択されることを示す記号、第2の吹出口のみが選択されることを示す記号、並びに、第2及び第3の吹出口が選択されることを示す記号)とが縦方向に並置表示される。
一方、図5(又は図6)に示す操作画像164(又は操作画像163)においては、車内全体(又は助手席42)に対する送風温度を調節する機能が選択されているため、横幅が狭いアイコン62には、現在選択されている機能から切替可能な機能を示す情報(文字「MODE」)と、この機能の現状を示す情報(第1の吹出口のみが選択されていることを示す記号)とが表示される。
図5〜図9においては、横幅が狭いアイコン65には、運転席41に対する送風温度を調節する機能を示す文字「Driver TEMP」と、25℃を示す文字とが表示されている。横幅が狭いアイコン66には、送風量を調節する機能を示す風車状の記号と、送風量が最大送風量の75%程度であることを示す記号とが表示されている。横幅が狭いアイコン67には、その他の機能を示す文字「Info」及び「Control」が表示されている。これらは現在選択されている機能から切替可能な機能であり、これらの機能が選択された場合、図示はしないが、他よりも横幅が広いアイコン65〜67に、現在選択されている機能を示す情報と、この機能の現状を示す情報と、現状から変更可能な状態を示す情報とが表示される。
以上のように、アイコン61にて空気調和機31が選択されている場合は、空気調和機31の機能に関する情報がアイコン62〜67に表示される。同様に、アイコン61にてオーディオ機器32又はボディECU33が選択された場合、図示はしないが、複数本のアイコン夫々に、オーディオ機器32又はボディECU33の機能に関する情報が表示される。
換言すれば、アイコン61において強調表示されている車載機器の機能が、アイコン61以外のアイコンに表示される。
運転者は、表示部16を視認しながら、手指Fを1個の位置指標2a又は複数個の位置指標2a,2a,…に対して横方向(図3中白抜矢符方向)に摺動させる。或いは運転者は、1個の位置指標2aに対して縦方向(図4中矢符方向)に摺動させる。
図5に示すようにアイコン64の横幅が広い操作画像164が表示部16に表示されている場合に、運転者が手指Fをタッチパネル2に接触させて左方向に摺動させて、1個の位置指標2aを越えた場合に、表示部16において、操作画像164が、図6に示すようにアイコン63の横幅が広い操作画像163に変化する。更に次の1個の位置指標2aを越えたときに、操作画像163が、図7に示すようにアイコン62の横幅が広い操作画像162に変化する。
従って、横幅が広いアイコンの切り替わりを目で追うことによって、運転者には、車内全体に対する送風温度を調節する機能から、助手席42に対する送風温度を調節する機能に切り替わり、更にこの機能から、吹出口を変更する機能に切り替わったことがわかる。
逆に、運転者は、吹出口を変更する機能から車内全体に対する送風温度を調節する機能に切り替えたい場合、図7に示す操作画像162が表示部16に表示されている状態で、手指Fを右方向に摺動させる。このとき、隣り合う2個の位置指標2a,2aを右方向に越えた場合に、表示部16において、図7に示す操作画像162が図6に示す操作画像163を経て図5に示す操作画像164に変化する。
ただし、本実施の形態では、同じ位置指標2aを繰り返し2回右方向に越えた場合にも、表示部16において、操作画像162が操作画像163を経て操作画像164に変化する。
図5に示すようにアイコン64に25℃が示されている操作画像164が表示部16に表示されている場合に、運転者が手指Fをタッチパネル2の位置指標2aに接触させて上方向に摺動させて、位置指標2aを1回なぞった場合に、表示部16において、図5に示す操作画像164が、図8に示すようにアイコン64に26℃が示されている操作画像164に変化する。また、同じ位置指標2aを更に1回なぞったときに、図8に示す操作画像164が、図9に示すようにアイコン64に27℃が示されている操作画像164に変化する。このとき、アイコン64に表示されている棒グラフの高さは高くなる。
従って、横幅が広いアイコンの内容の変化を目で追うことによって、運転者には、車内全体に対する送風温度を調節する機能の状態が、25℃から26℃に変更され、更にこの状態から27℃に変更されたことがわかる。
逆に、運転者は、車内全体に対する送風温度を27℃から25℃へ変更したい場合、図9に示す操作画像164が表示部16に表示されている状態で、手指Fを下方向に摺動させる。このとき、同じ位置指標2aを2回なぞった場合に、表示部16において、図9に示す操作画像164が図8に示す操作画像164を経て、図5に示す操作画像164に変化する。
図10は、本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置で実行される機器操作処理の手順を示すフローチャートである。
制御部10は、タッチパネル2から座標信号が入力されたか否かを判定し(S11)、入力されていない場合は(S11でNO)、S11の処理を繰り返し実行する。
タッチパネル2から座標信号が入力された場合(S11でYES)、手指Fがタッチパネル2に接触したため、制御部10は、タッチパネル2から入力された座標信号に基づいて、タッチパネル2に対する接触位置の変化方向、即ちタッチパネル2に対する手指Fの摺動方向を演算し(S12)、演算した摺動方向が横方向(即ち左方向又は右方向)か、縦方向(即ち上方向又は下方向)かを判定する(S13)。
ここで、摺動方向の演算とは、入力された複数個の座標信号夫々が示す座標の縦方向(例えばy軸方向)及び横方向(例えばx軸方向)夫々の差を求めることである。縦方向(又は横方向)の差が横方向(又は縦方向)の差より大きい場合は、手指Fの摺動方向は縦方向(又は横方向)である。
また、一の座標信号が入力された後で、この座標信号が示す座標よりも上側(又は下側)の座標を示す他の座標信号が入力された場合、制御部10は、手指Fの摺動方向は上方向(又は下方向)であると判定する。同様に、一の座標信号が入力された後で、この座標信号が示す座標よりも左側(又は右側)の座標を示す他の座標信号が入力された場合、制御部10は、手指Fの摺動方向は左方向(又は右方向)であると判定する。
S12で演算した摺動方向が左方向(又は右方向)である場合(S13で横)、制御部10は、タッチパネル2に摺動した手指Fが、1個の位置指標2aを越えたか否かを判定する(S14)。更に詳細には、摺動方向が左方向(又は右方向)である場合、各位置指標2aの右側(又は左側)の座標信号が入力された後で、この位置座標2aの左側(又は右側)の座標信号が入力された場合に、手指Fが、1個の位置指標2aを越えたと判定する。
手指Fが、1個の位置指標2aを越えた場合(S14でYES)、制御部10は、画像処理部13へ、横幅が広いアイコンの横幅を狭くし、このアイコンの向かって左側(又は右側)に隣接するアイコンの横幅を広く変更するための制御信号を出力する(S15)。S15の処理の結果、表示部16では、表示画面が、例えば図6に示す操作画像163から図7に示す操作画像162に(又は、図6に示す操作画像163から図5に示す操作画像164に)変化する。
S15の処理完了後、制御部10は、選択されている機能を、他の機能に切り替える(S16)。S16の処理の結果、選択されている機能が、例えば助手席42に対する送風温度を調節する機能から、吹出口を変更する機能に(又は、助手席42に対する送風温度を調節する機能から、車内全体に対する送風温度を調節する機能に)切り替えられる。
S16の処理完了後、制御部10は、タッチパネル2からの座標信号の入力が終了したか否かを判定し(S17)、終了していない場合(S17でNO)、手指Fがまだタッチパネル2に接触しているため、処理をS14へ戻す。
タッチパネル2からの座標信号の入力が終了した場合(S17でYES)、手指Fがタッチパネル2から離隔したため、処理をS11へ戻す。
手指Fが、1個の位置指標2aを越えていない場合(S14でNO)、制御部10は、処理をS17へ移す。
S12で演算した摺動方向が上方向(又は下方向)である場合(S13で縦)、制御部10は、タッチパネル2からの座標信号の入力が終了したか否かを判定し(S18)、終了していない場合(S18でNO)、手指Fがまだタッチパネル2に接触しているため、S18の処理を繰り返し実行する。
タッチパネル2からの座標信号の入力が終了した場合(S18でYES)、手指Fがタッチパネル2から離隔したため、制御部10は、タッチパネル2に摺動した手指Fが、1個の位置指標2aをなぞったか否かを判定する(S19)。更に詳細には、摺動方向が上方向(又は下方向)である場合、各位置指標2aの下部(又は上部)の座標信号が入力された後で、この位置座標2aの下部(又は上部)の座標信号が入力された場合に、手指Fが、位置指標2aを1回なぞったと判定する。
手指Fが、1個の位置指標2aをなぞった場合(S19でYES)、制御部10は、画像処理部13へ、横幅が広いアイコンの内容を変更するための制御信号を出力する(S20)。S20の処理の結果、表示部16では、表示画面が、例えば図8に示す操作画像164から図9に示す操作画像164に(又は、図8に示す操作画像164から図5に示す操作画像164に)変化する。
S20の処理完了後、制御部10は、選択されている状態を、他の状態に切り替える(S21)。S21の処理の結果、車内全体に対する送風温度が、26℃から27℃に(又は、26℃から25℃に)変更される。
S21の処理完了後、又は、手指Fが、1個の位置指標2aをなぞっていない場合(S19でNO)、制御部10は、処理をS11へ戻す。
S12で演算した摺動方向が横方向でも縦方向でもない場合(S13でNO)、手指Fは摺動せずに接触位置で停止しているか、又は摺動せずにタッチパネル2から離隔したため、制御部10は、処理をS11へ戻す。
以上のような機器操作処理のS12における制御部10は、演算手段として機能し、S16における制御部10は、切換手段として機能し、S21における制御部10は、変更手段として機能する。
なお、本実施の形態では、位置指標2aを縦方向に全体的になぞった場合に状態を変更するようにしてあるが、これに限らず、位置指標2aを縦方向に所定距離なぞる都度、状態を変更するようにしてもよい。例えば、位置指標2aを上方向に所定距離の2倍の距離なぞった場合、25℃から2℃増加して27℃に変更される。
また、本実施の形態では、機能又は状態が選択された時点に、選択された機能又は状態が確定されるようにしてあるが、これに限るものではない。例えば、機能が選択され、且つ、タッチパネル2が例えば連続的に2回タップされた場合に、選択された機能で確定するようにしてもよい。又は、機能が選択されてから所定時間が経過した場合に、選択された機能で確定するようにしてもよい。或いは、タッチパネル2の裏側に、選択確定用のスイッチ部を設けておき、機能が選択された状態でタッチパネル2が強く押圧されてスイッチ部2がオンにされた場合に、選択された機能で確定するようにしてもよい。さもなくば、選択確定用のエンターキーを、タッチパネル2とは無関係に設けてもよい。
以上のような車載機器操作装置1は、運転者がタッチパネル2をいちいち視認しなくても、表示部16を視認しながら、車載機器31〜33の何れか1つを自在に選択し、また、選択されている車載機器の複数種類の機能の何れか1つを自在に選択し、更に、選択されている機能の状態を自在に変更することができる。この結果、運転者がタッチパネル2を操作するタイミングの自由度が向上される。
つまり、位置指標2aを横方向に1個越えれば機能が切り替わり、縦方向に1個なぞれば状態が変更され、しかもこのような切り替わり及び変更が表示部16に表示されるため、操作方法が感覚的にわかりやすい。
また、位置指標2a,2a,…の突出高さが、コンソールボックス40の設計条件に抵触するほど高くなく、しかも、タッチパネル2に、回転式又はスライド式の操作摘みのような回転機構又はスライド機構を必要としないため、タッチパネル2は省スペースであり、周囲の意匠に溶け込み易く、設計の自由度が高い。
なお、車載機器操作装置1は、1個の車載機器の複数種類の機能の何れか1つを選択するためのものであってもよく、夫々1種類の機能を有する複数個の車載機器の何れか1つを選択するためのものであってもよい。
また、タッチパネル2は、例えば運転席41近傍の図示しないドア、又は運転席41前方の図示しないコントロールパネル等、コンソールボックス40以外の場所に配設してもよい。更に、感圧式に限定されず、例えば静電容量式であってもよい。
更にまた、タッチパネル2の各位置指標2a,2a,…は凹状であってもよい。この場合、タッチパネル2の表面に突出部が存在しないため、タッチパネル2は更に省スペースである。また、例えば凸状の位置指標2aと凹状の位置指標とが交互に設けられていてもよい。更にまた、位置指標2a,2a,…夫々の形状及び寸法が互いに異なっていてもよい。
また、位置指標2aを越えたか否か、又は位置指標2aをなぞったか否かではなく、タッチパネル2に対する連続的な摺動距離又は断続的な摺動回数等に基づいて機能を切り替えたり状態を変更したりしてもよい。
更に、縦方向に対する摺動操作に応じて機能を切り替え、横方向に対する摺動操作に応じて状態を切り替えてもよい。
更にまた、一の位置指標2aが空気調和機31に対応し、他の位置指標2aがオーディオ機器32に対応し、更に他の位置指標2aがボディECU33に対応していてもよい。この場合、空気調和機31に対応する位置指標2aを横方向に越えると、空気調和機31の機能が切り替えられ、縦方向になぞると、選択されている機能の状態が変更される。同様に、オーディオ機器32(又はボディECU33)に対応する位置指標2aを横方向に越えると、オーディオ機器32(又はボディECU33)の機能が切り替えられ、縦方向になぞると、選択されている機能の状態が変更される。
また、車載機器31〜33の切り替えのためのスイッチ部を、タッチパネル2とは無関係に設けてもよい。
更にまた、タッチパネル2の代わりに、透光性を有し、しかも位置指標2a,2a,…が形成されている操作プレートと、操作プレートの裏面側から表面側へ光を発する発光素子と、操作プレートの表面に触れた使用者の指によって反射された光を受光する受光素子とを用いてなる光学系の操作部を備える構成であってもよい。車載機器操作装置は、受光素子の出力の高低に基づいて手指Fによる摺動操作を検出し、検出した摺動操作に応じて車載機器31〜33を作動させる。
又は、透光性を有し、しかも位置指標2a,2a,…が形成されている操作プレートと、操作プレートの裏面側に配されて、表面側を撮像する撮像素子とを用いてなる光学系の操作部を備える構成であってもよい。車載機器操作装置は、撮像素子が撮像した画像に基づいて手指Fによる摺動操作を検出し、検出した摺動操作に応じて車載機器31〜33を作動させる。
ただし、これらのような光学系の操作部を備える場合には、運転者の手指、缶ジュース等が操作部の前を横切ったときに摺動操作されたと誤検出してしまう不都合を抑制する技術要素を更に有することが望ましい。
また、車両3が備える図示しないカーナビゲーション装置及びテレビジョン装置等から、カーナビゲーション画像及びテレビジョン画像等夫々の画像データが画像処理部13へ入力される構成でもよい。このような構成においては、画像処理部13は、データメモリ14から読み出した操作画像の画像データを表示部16へ出力しない場合に、カーナビゲーション画像及びテレビジョン画像等の何れか1つの画像データを表示部16へ出力する。この結果、表示部16には、操作画像、カーナビゲーション画像及びテレビジョン画像等が切り替えて表示される。
更にまた、表示部16の表示画面を分割して、操作画像とカーナビゲーション画像又はテレビジョン画像等とが両方表示部16に表示されてもよい。
表示部16に表示される画像の切替え及び表示画面の分割等は、タッチパネル2を用いて操作可能であってもよい。
以上の場合、車載機器操作装置1、カーナビゲーション装置及びテレビジョン装置等によって、1個の表示部16を共用することができる。
実施の形態 2.
図11は、本発明の実施の形態2に係る車載機器操作装置が備えるタッチパネルの外観を示す斜視図である。
本実施の形態の車載機器操作装置1は、実施の形態1の車載機器操作装置1と略同様の構成であるが、タッチパネル2の表面には、実施の形態1の位置指標2a,2a,…の代わりに、位置指標2b,2b,…が形成されている。
各位置指標2bは、縦方向に凸部が並設されてなる。
本実施の形態では、運転者が手指Fを位置指標2bに接触させて縦方向に摺動させて、位置指標2bの1個の凸部を越えた場合に、選択されている機能の状態が変更される。例えば、送風温度を調節する機能が選択されている場合に、位置指標2bの凸部を上方向に2個越えたとき、25℃から2℃増加して27℃に変更される。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような車載機器操作装置1は、実施の形態1の車載機器操作装置1と同様の効果を奏する。
つまり、位置指標2bを横方向に1個越えれば機能が切り替わり、位置指標2bの凸部を縦方向に1個越えれば状態が変更され、しかもこのような切り替わり及び変更が表示部16に表示されるため、操作方法が感覚的にわかりやすい。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、車載機器操作装置1に、実施の形態1,2に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備えるタッチパネルが配されているコンソールボックスを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備えるタッチパネルの外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備えるタッチパネルの外観を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備える表示部の表示画面に表示される操作画像の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備える表示部の表示画面に表示される操作画像の他の一例(機能の切替え)を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備える表示部の表示画面に表示される操作画像の他の一例(機能の切替え)を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備える表示部の表示画面に表示される操作画像の更に他の一例(状態の変更)を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置が備える表示部の表示画面に表示される操作画像の更に他の一例(状態の変更)を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る車載機器操作装置で実行される機器操作処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る車載機器操作装置が備えるタッチパネルの外観を示す斜視図である。
符号の説明
1 車載機器操作装置
10 制御部
16 表示部
2 タッチパネル(操作部)
2a,2b 位置指標
31 空気調和機(機器)
32 オーディオ機器(機器)
33 ボディECU(機器)
41 運転席

Claims (3)

  1. 機器の複数種類の機能及び/又は複数個の機器の何れか1つを選択し、選択されている機能又は機器の状態を変更するための車載機器操作装置において、
    操作位置を示す複数個の凸状又は凹状の位置指標が並設されている操作部と、
    該操作部に対する接触位置が変化する方向を演算する演算手段と、
    該演算手段が演算した方向が、前記位置指標の並設方向(又は該並設方向に交差する方向)であった場合、選択されている機能又は機器を他の機能又は機器に切り替える切替手段と、
    前記演算手段が演算した方向が、前記交差する方向(又は前記並設方向)であった場合、選択されている機能又は機器の状態を変更する変更手段と
    を備えることを特徴とする車載機器操作装置。
  2. 運転席の前方に配されており、前記位置指標の並設方向を示す情報と、選択されている機能又は機器を示す情報、前記機能又は機器から切替可能な機能又は機器を示す情報、選択されている機能又は機器の状態を示す情報、及び/又は、前記状態から変更可能な状態を示す情報とを関連付けて表示する表示部
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の車載機器操作装置。
  3. 前記操作部は、前記位置指標が表面に形成されており、該表面に対する接触がなされている位置の座標を検出するタッチパネルを用いてなり、
    前記演算手段は、前記タッチパネルが検出した座標に基づいて、前記操作部に対する接触位置が変化する方向を演算するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の車載機器操作装置。
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