JP2009285488A - デビット決済による遊技媒体貸出システム - Google Patents

デビット決済による遊技媒体貸出システム Download PDF

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Abstract

【課題】デビット決済時に利用制限が適用されている際に、利用料を含まない利用実績金額の算出により利用制限額および利用可能額を正確に把握することができるデビット決済による遊技媒体貸出システムを提供することを課題とする。
【解決手段】デビット決済時に利用制限が適用された遊技媒体貸出システムにおいて、情報処理センタの利用制限制御部内に実利用制限額算出部を設け、この実利用制限額算出部により、デビット決済に関わる利用料を決済金額から除いた金額を利用実績金額として算出し、この利用実績金額を利用制限額の対象とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、デビットカードを使用してデビット決済にて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出システムに関し、特にデビット決済時に利用制限を適用するデビット決済による遊技媒体貸出システムにおいて、デビット決済時に関わる利用料を除いた利用実績金額を利用制限の対象とするデビット決済による遊技媒体貸出システムに関する。
現在、パチンコ機などの遊技機を設置した遊技店で遊技を行う場合には、カード発行機から一旦記録媒体、例えばプリペイドカードを購入し、このプリペイドカードに付与された有価価値(購入金額)に応じて遊技媒体(パチンコ玉など)を借り受けるプリペイドカードを使用した遊技媒体貸出システムが主流である。
ここで、プリペイドカードの残額が無くなり、新たに新規のプリペイドカードを購入或はプリペイドカードへの入金をおこなう際、現金の持ち合わせが無い場合には、その都度銀行に行って現金を引き出してくる等の手間や不都合がある。このような不都合に対応すべく、現在では遊技店内にデビット決済用のデビット端末を設置し、デビットカード(銀行や郵便貯金のキャッシュカード)を用いる決済により遊技客の希望金額分のプリペイドカードを購入するデビット決済による遊技媒体貸出システムが考案されている。
この種のデビット決済による遊技媒体貸出システムにおいては、デビットカードを使用して遊技客の口座から購入したプリペイドカードの有価価値分と利用料を加算した引き落としをおこない、このプリペイドカードを使用してパチンコ玉を借り受けて遊技をおこなうものである。
ところが、このデビット決済による遊技媒体貸出システムでは、キャッシュカードを発行した銀行が特に引き落としの制限を設けていない場合、遊技客は自身の銀行口座にある預金をいくらでも引き出すことが可能なことから、デビット決済に歯止めがかからず、遊技にのめり込ませる引き金となる恐れがあった。
このようなデビット決済時に生じる問題を回避するため、デビット決済による一定額以上の利用を制限し、遊技客が希望するプリペイドカードの購入金額(決済金額)と利用制限額とを比較して、希望金額が利用制限額を超えている場合には、デビット決済を(不可)NGとして、デビット決済による使い過ぎを抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来ではプリペイドカードの発行をデビット取引でおこなう際、この場合には、デビット取引に関わる利用料が発生するため、デビット端末(デビット子機)によりその利用料を遊技客に自動的に転嫁する方法が提案されている。この場合、利用料の転嫁を会員サービスとして来店状況などの会員の条件が一致したときに、デビット決済時の利用料を割り引くなどの方法が提案されている。
特開2002−889号公報
ところが、前述した従来技術では、以下のような問題が発生する。すなわち、デビット端末側で遊技客に利用料を転嫁する運用をおこなっていて、かつ、情報処理センタにおいて利用制限が適用された場合には、デビット端末側では、プリペイドカードの購入金額に対して利用料を上乗せして決済をおこなうものとなる。
このため、制限金額に利用料として設定された金額が含まれるものとなることから、この場合、遊技客が希望したプリペイドカードの購入金額とデビット決済により発生した利用料とを加算した金額を利用制限額から差し引いて、次回の利用制限額を決定している。具体的には、当初の利用制限額が50000円であったとして、デビット決済により10000円のプリペイドカードの購入がなされた際には、この10000円に利用料である300円を加算した10300円が、50000円から差し引かれるため、次回の利用制限額は39700円となる。この場合、デビット決済によるプリペイドカードの購入は40000円ではなく、30000円分のみとなってしまう。
このように、利用制限額が予め設定されているのに対して、利用料は、プリペイドカードの購入額や会員条件により変動するため遊技客は、購入したプリペイドカードの購入金額だけでなく、デビット決済時毎の利用料を把握して計算しないと、利用制限金額のチェックでデビット決済が不可(NG)となってしまうという問題がある。
さらに、この利用料に関しては、遊技店毎にそれぞれ設定されている利用料が相違するため、結果として遊技客店毎に利用制限時の利用可能額も異なるため、利用者である遊技客にとって利便性が悪いという問題がある。また、遊技店にとっても、利用制限額のぎりぎりまでカードを販売したいが、利用制限額に利用料を転嫁させた場合には、利用制限額に到達するのが早くなるうえ、半端な金額である利用料の加算により利用制限額を全て使わせることができなくなるという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するためになされたもので、デビット決済時に利用制限が適用された遊技媒体貸出システムにおいて、デビット決済に関わる利用料を除いた金額を利用実績金額として算出し、この利用実績金額を利用制限額の対象とするデビット決済による遊技媒体貸出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、有価価値の関連付けがおこなわれた記録媒体を受け入れて遊技媒体の貸し出しをおこなう遊技媒体貸出装置と、前記記録媒体の情報を管理する管理装置と、受け入れたデビットカードのカード情報及び指定された決済要求金額に基づくデビット決済要求を所定の情報処理センタ装置に行って、該カード情報に対応した口座から指定金額を引き落とすための決済処理をおこなうデビット端末装置とを備え、前記デビット端末装置による決済処理が完了された後に、この決済金額分の有価価値が関連付けられた記録媒体を発行するデビット決済による遊技媒体貸出システムであって、前記デビット端末装置は、前記デビット決済要求を行う際に、デビット決済の都度に遊技客から徴収する遊技店ごとに設定された利用料を前記決済要求金額に加算した加算金額を新たな決済要求金額として前記情報処理センタ装置に対してデビット決済要求を行うデビット決済要求手段を備え、前記情報処理センタ装置、前記デビット端末装置又は前記管理装置は、デビット決済された決済金額から前記利用料を除いた利用実績金額を算出する利用実績金額算出手段と、所定の期間内に前記利用実績金額算出手段により算出された各デビットカードのカード情報ごとの累計利用実績金額を記憶する累計利用実績金額記憶手段と、デビット決済の利用制限金額を記憶する利用制限金額記憶手段と、新たなデビット決済要求を受け付けた場合に、該デビット決済要求に含まれる決済要求金額から前記利用料を除いた金額を前記累計利用実績金額記憶手段に記憶された累計利用実績金額と加算した金額が、前記利用制限金額記憶手段に記憶した利用制限金額の範囲内でない場合、又は、前記口座の口座残高が前記利用料を含む前記決済要求金額よりも少なく残高不足となる場合には、当該デビット決済要求を規制するデビット決済要求規制手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記情報処理センタ装置は、前記デビット決済要求規制手段によって前記決済要求金額から前記利用料を除いた金額と前記累計利用実績金額とを加算した金額が前記利用制限金額の範囲内であると判定された場合には、前記利用料を含む決済要求金額のデビット決済処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、デビット端末装置は、デビット決済要求を行う際に、デビット決済の都度に遊技客から徴収する遊技店ごとに設定された利用料を決済要求金額に加算した加算金額を新たな決済要求金額として情報処理センタ装置に対してデビット決済要求を行い、情報処理センタ装置、デビット端末装置又は管理装置は、デビット決済された決済金額から前記利用料を除いた利用実績金額を算出し、所定の期間内に算出された各デビットカードのカード情報ごとの累計利用実績金額を記憶しておき、新たなデビット決済要求を受け付けた場合に、該デビット決済要求に含まれる決済要求金額から利用料を除いた金額を累計利用実績金額と加算した金額が、利用制限金額の範囲内でない場合、又は、前記口座の口座残高が前記利用料を含む前記決済要求金額よりも少なく残高不足となる場合には、当該デビット決済要求を規制するよう構成したので、遊技店ごとに異なる利用料をデビット決済時の利用制限の対象外とし、もって実効性の高い利用制限を課することが可能となる。
また、本発明によれば、情報処理センタ装置は、決済要求金額から利用料を除いた金額
と累計利用実績金額とを加算した金額が利用制限金額の範囲内であると判定された場合に
は、利用料を含む決済要求金額のデビット決済処理を行うよう構成したので、各遊技客は
、利用料を意識することなくデビット決済要求を行うことができ、遊技客がデビット決済
可能と判断しているにも係わらず利用料が原因でデビット決済が棄却されるような事態を
防ぐことが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るデビット決済による遊技媒体貸出システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、本発明をパチンコ遊技に適用した場合を示すが、パチンコ遊技のみならずパチスロ遊技などにおいても本発明を適用することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態であるデビット決済による遊技媒体貸出システムの概略構成を示すブロック図である。ここで、本実施形態の特徴は、デビット決済時に利用制限が適用されたシステムにおいて、デビット決済に関わる利用料を除いた金額を利用実績金額として算定し、この利用実績金額を利用制限額の対象とすることにある。
なお、ここで例示するパチンコ遊技システムでは、記録媒体としてプリペイドカード、会員カードを適用する。また、デビットカードとしては、銀行や郵便局などのキャッシュカードを適用する。
会員カードは、住所や氏名等の会員情報を登録した会員である利用客に対して遊技店が発行する合成樹脂製のカード(JISII)であり、各種情報が磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識別情報や会員コード等の会員識別情報が磁気記録してあるとともに、発行した店コード、会員コード等の情報が印字してあり、記録内容の一部を目視できるようになっている。
これに対してプリペイドカードは、任意の一般利用客に対して遊技店が都度発行する磁気カードであり、上述した会員カードと同様、各種情報が磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行金額、カード種別等が磁気記録してあるとともに、発行店名、カード固有識別情報(例えば発行機番号+連番)、発行金額および有効期限等が目視できるように印字してある。
また、プリペイドカードおよび会員カードには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準となる有価価値、具体的には「度数」と称される有価価値を付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチンコ玉を25個だけ貸し出すように設定してある。
図1に示すように、本実施の形態のパチンコ遊技システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数のパチンコ機20およびカード処理ユニット30が並設してあるとともに、各島にカード発行機40、カード精算機50等の記録媒体処理装置が適宜設けてある。また、複数のカード発行機40に対応して、デビット端末としての複数のデビット子機70が併設されている。このデビット子機70は、カード発行機40によるプリペイドカードの発行に関するデビット決済処理機能およびデビット決済時に関わる利用料を設定する機能を備えている。
カード発行機40は、プリペイドカードの発行処理、並びに会員カードを受け入れて、この会員カードに関連づけられた度数に対する加算処理を主機能としている。具体的には、カード発行機40を利用してプリペイドカードや会員カードによる追加入金をおこなうことができる。また、紙幣やデビットカードの利用時において、遊技客により購入希望金額が選択されると、この選択された金額データや発行店、日付、カードを特定する情報を当該カードの磁気ストライプ部に磁気記録し、かつカード表面に金額と表示IDを印字したプリペイドカードを発行することができる。
カード処理ユニット30は、遊技店に設置された複数のパチンコ機20それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、これらパチンコ機20の相互間に挟まれる形で設置してあり、会員カードやプリペイドカードに関連づけられた残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。
そして、このカード処理ユニット30は、カード挿入口にプリペイドカードが挿入されると、ターミナルコントローラ10に問い合わせてその有価価値データを取得し、遊技客によるパチンコ機20への遊技媒体の貸し出し要求に基づいて、有価価値データ(残度数)の範囲内で、遊技媒体を貸し出す処理をおこなうことができる。遊技客は、この遊技媒体を用いてパチンコ機20により遊技をおこなうことができる。
デビット子機70は、カード発行機40に隣接して設置され、かつ当該カード発行機40と通信路で接続されている。また、このデビット子機70は、遊技店の店外において、公衆回線網1000を介して情報処理センタ1001に接続されている。さらに、この情報処理センタ1001は、デビットカード発行銀行1020、決済銀行1030、加盟店銀行1040のそれぞれのコンピュータとCAFISネットワーク(クリアリングセンタ1011を含む)を介して接続されている。
このCAFISネットワークを核とし、更に、情報処理センタ1001の遊技店内に設置されたデビット子機70へと継がるシステム部分は、デビットカードシステムと称されている。カード精算機50は、プリペイドカードや会員カードに関連づけられた有価価値の度数を現金として払い戻す処理機能を備えている。パチンコ機20は、パチンコ玉を遊技領域に発射して利用客が遊技を行う部分である。
これらのパチンコ機20、カード処理ユニット30、カード発行機40およびカード精算機50は、各島に設けた島コントローラ60を通じてターミナルコントローラ10(T/C)の制御下にある。このターミナルコントローラ10は、遊技店に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店の統括管理、例えばカード管理、会員の管理、売上管理等をおこなうとともに、上述したように、プリペイドカードおよび会員カード個々の有価価値に関する情報を記憶管理する部分である。
ターミナルコントローラ10は、パチンコ店外のカード会社センタ1060の経営コンピュータと公衆回線網により接続されており、この経営コンピュータを用いてターミナルコントローラ10内のデータを管理できるようになっている。
図2は、ターミナルコントローラ10の内部構成を示すブロック図である。ターミナルコントローラ10のRAM11は、度数管理テーブルDT等の各種管理情報を格納する部分である。度数管理テーブルDTは、プリペイドカードの種別毎に、カードの識別情報と、その度数情報とを対応づけて格納したものである。度数管理テーブルDTのカード識別情報とは、会員カードの場合に会員コードに相当し、一般カードの場合にそれぞれの固有識別コードに相当する。
度数管理テーブルDTに格納されたそれぞれの度数情報は、通信I/F部12を通じて読み出し要求があった場合にはCPU13によって都度RAM11から読み出される一方、減算更新要求や加算更新要求があった場合にはCPU13によって適宜更新されることになる。CPU13は、ROM14に格納されたプログラムに基づいて上述した各種処理を実現するための部分である。また、15は、上述した各種管理情報を表示するための表示部、16は、オペレータが設定を行う際に操作する入出力部である。
ここで、本実施の形態1では利用制限を実施する利用制限制御部は、(1)情報処理センタ1001、(2)デビット子機70、(3)プリペイドカードシステムの3つの場所のいずれかに備えることを特徴としている。そして、本例ではプリペイドカードのカード情報を管理するターミナルコントローラ10を管理装置としているが、このターミナルコントローラ10がないプリペイドカードシステムの場合には、例えばプリペイドカードの発行をおこなうカード発行機40を管理装置とすることができる。
このようにカード発行機40を管理装置とした場合、このカード発行機40によりキャッシュカードに関する利用制限やデータ管理をおこなうことができる。以下、本発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態に係わるデビット子機70、カード発行機40、情報処理センタ1001の構成及び接続態様を示す概念図である。以下、この図3および図4の機能ブロック図を参照してデビット子機70、カード発行機40、情報処理センタ1001の詳細について説明する。デビット子機70は、キャシュカードを使用したデビット決済時に関わる利用料を設定する機能を備えている。この利用料は、遊技店毎に異なる金額として設定されている。以下、本例では、遊技客が10000円のプリペイドカードの購入を希望した場合に、デビット子機70により300円の利用料が加算されるように設定されているものとする。
すなわち、図3、4に示すように、デビット子機70は、表示部71、操作入力部72、デビットカード挿入/返却口73、レシート発行口74、利用料設定部79、印字部111、デビットカード処理部112、デビット制御部115、通信制御部91、92とを備えている。
表示部71は、デビット決済による取引金額(プリペイドカードの購入金額、購入金額に関わる利用料)や入力操作ガイダンス等の各種情報を表示する機能を有しており、例えば液晶表示器によって構成してある。
操作入力部72は、確認スイッチや取消スイッチ等の各種機能スイッチ、さらにはデビットカードの暗証番号を入力するためのテンキースイッチを備えて構成したものであり、キャッシュカード(デビットカード)の暗証番号や取引金額等を入力する機能を有している。
デビットカード挿入/返却口73は、キャッシュカード(デビットカード)を受け入れてこれをデビットカード処理部112に取り込む一方、デビットカード処理部112において所望の処理を施した後のデビットカードを返却するための開口である。デビットカード処理部112は、取り込んだデビットカードに磁気記録されている情報を読み取り、その読み取り結果をデビット制御部115に通知する機能を備えている。
レシート発行口74は、印字部111において印字処理されたレシートを排出するための開口である。このレシート発行口74からはデビット決済による結果(OKかNG)が印字されたレシートを発行する。印字部111は、デビット制御部115から通知された情報をレシートに印字するための機能を有している。
利用料設定部79は、キャッシュカードなどのデビットカードを使用するデビット決済時に購入したプリペイドカードに対して加算される利用料を設定する機能を有している。この利用料は、遊技客がカード発行機の5種類の選択ボタン(例えば、1000円、2000円、3000円、5000円、10000円)を押して、購入を希望するプリペイドカードを選択した際に、デビット子機70(図3)の表示部71に購入するプリペイドカードの購入金額とともに、利用料として表示される。例えば、デビット取引により10000円のプリペイドカードを購入した場合は、購入金額の10000円に300円の利用料が加算され、この金額が利用料として表示される。この利用料は、遊技店毎に異なる金額として設定されている。
また、通信インターフェースとしては、通信制御部90、通信制御部91とを備えており、通信制御部90は、カード発行機40(図9)の通信制御部132と通信自在となっている。具体的には、カード発行機40の通信制御部132を介して遊技客が購入するプリペイドカードの金額情報が通信制御部90からデビット制御部115に送信される。また、通信制御部91は、情報処理センタ1001の通信制御部94との間で通信自在となっている。
以下、図4を参照して情報処理センタ1001の内部構成について説明する。すなわち、図4に示すように情報処理センタ1001は、利用制限制御部80を備えており、この利用制限制御部80には指定金額を引き落とすための決済処理をおこなう決済処理制御部81、利用金額が利用制限額を超えているか否かを判定する利用制限判定部82、データベース管理部85、通信インターフェースとしての通信制御部93および通信制御部94とを有している。前述したように、通信制御部94はデビット子機70の通信制御部91との間で通信自在となっている。
ここで、本実施の形態1は、情報処理センタ1001に利用制限制御部80を設け、この利用制限制御部80によりデビット決済時の利用制限を実施するとともに、デビット決済に関わる利用料を上乗せ(加算)しない利用実績金額を算出し、この利用実績金額を利用制限額の対象とすることに特徴がある。このため、利用制限制御部80には、さらに実利用制限額算出部83が設けられている。この実利用制限額算出部83の詳細については、後述する。
データベース管理部85には、メモリ部86が設けられており、このメモリ部86内に、利用制限範囲の条件データ、キャッシュカードの利用実績に関する各種データを管理する利用制限データベース87が設けられており、この利用制限データベース87は、利用制限設定テーブル88(図5)および利用実績テーブル89(図6)とにより構成されている。
図5は、利用制限設定テーブル88の一例を示している。同図に示すように、この利用制限設定テーブル88には、遊技客のカードID別に、それぞれ一定期間単位(この例では、1日単位)の利用上限金額(上限金額/日)、同じく上限回数(上限回数/日)、1回の利用あたりの上限金額(上限金額/回)等の利用制限条件データが予め設定されている。この利用制限設定テーブル88では、遊技客個人の口座番号をキャッシュカード(カードID)の対象としている。
図6は、利用実績テーブル89の一例を示している。この、利用実績テーブル89には、デビット決済時の利用実績を管理する各遊技客の口座番号毎に、それまでのデビット取引で抽出されたキャッシュカード(デビットカード)IDに対応して、このIDをキーとした今回の利用額、それまでの利用実績に応じた、例えば、累計利用額、利用回数の累計値データなどが格納されている。この利用実績金額は、デビット取引毎にカウント(累計)され、利用実績値の累計値が利用制限額を超えているかが利用制限判定部82により判定される。
図7に示すように、実利用制限額算出部83は、利用料減算処理部84を有しており、この利用料減算処理部84は、キャッシュカード(デビットカード)の使用時(デビット決済時)に関わる利用料を減算することにより、実際の利用実績金額を算出する機能を有している。すなわち、利用料減算処理部84には、デビット子機70から送信された決済金額(プリペイドカードの購入金額+利用料)に基づいて、この決済金額から減算する利用料の減算条件(減算値/減算率)が予め設定されている。
そして、この利用料の減算条件としては、プリペイドカードの希望購入金額分の一定の率や一定の金額(例えば、100円以下)などを設定することができる。具体的に説明すると、例えば、10000円までのプリペイドカードの場合、一定金額以下であれば切り捨てるという設定(例えば、減算率を「3%」とする。)により、10000円の利用料である300円を差し引くことができ、これにより、各遊技店で設定される利用料にかかわらず容易に利用実績金額を算出することができる。そして、この利用実績金額は、利用制限額の対象とすることができる。
上述した利用料減算処理部84による決済金額から一定金額以下を除く処理は、特に、遊技店毎に設定される利用料が不明である場合に適用することができる。従って、デビット子機70に利用制限制御部を設けた場合には、デビット子機70の利用料設定部79により利用料は設定されるため、この利用料を含めない金額をそのまま利用実績金額として算出し、利用制限額の対象とすることができる。
また、実利用制限額算出部83は、実利用制限額管理テーブル83aを有している。また、この実利用制限額管理テーブル83aは、後述する図8(a)に示すように、利用回数毎に利用時の利用実績金額が格納されている。
次いで、図9を参照してカード発行機40の構成について説明する。すなわち、図9に示すように、カード発行機40は、選択ボタン75、会員カード挿入/返却口120、会員カード処理部121、プリペイドカード発行口122、プリペイドカード処理部123、表示部124、発行制御部126、通信制御部130、132とを備えている。
選択ボタン75は、プリペイドカードの購入金額である5種類の発行金額(例えば、10000円、5000円、3000円、2000円、1000円)から希望する金額分のプリペイドカードを選択して購入する機能を有している。
会員カード挿入/返却口120は、会員カードを受け入れてこれを会員カード処理部121に取り込む一方、会員カード処理部121において所望の処理を施した後の会員カードを返却するための開口である。会員カード処理部121は、取り込んだ会員カードに磁気記録されている会員識別情報を読み取り、その読み取り結果を発行制御部126に与える部分である。
プリペイドカード発行口122は、プリペイドカード処理部123で発行処理した選択ボタン75により選択された発行金額に応じたプリペイドカードを発行(排出する)プリペイドカードを排出するための開口である。具体的に、このプリペイドカード処理部123は、例えば、予め装填されたロール紙(図示せず)を適宜切断・印字・データ処理し、これをプリペイドカードとして発行する部分である。
表示部124は、発行制御部126から与えられた入力ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。発行制御部126は、予め与えられたプログラムや会員カード処理部121から与えられた情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。
発行制御部126は、通信制御部130、132を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。具体的には、通信制御部130は、島コントローラ60(図1)を介してターミナルコントローラ10に接続してある一方、通信制御部132は、デビット子機70の通信制御部90を介してデビット制御部115に接続してある。
図10は、本発明のデビット決済による遊技媒体貸出システムの基本処理工程を説明するフローチャートである。すなわち、本発明のデビット決済による遊技媒体貸出システムは、大別して(1)利用制限設定工程(ステップS110)、(2)利用料減算工程(ステップS120)、(3)実利用制限額算出工程(ステップS130)、(4)利用制限判定工程(ステップS140)による4つの処理工程により構成されている。先ず、これら(1)〜(4)の各処理工程について簡単に説明する。
(1)利用制限設定工程
利用制限設定工程は、遊技客に対してデビット決済による利用制限額を設定する工程である。この利用制限設定工程により設定された遊技客毎の利用制限額は、各遊技客のカードIDに対応して利用制限データベース87の利用制限設定テーブル88(図6)に格納される。
(2)利用料減算工程
利用料減算工程は、デビット子機70(図3)から送信された決済金額(プリペイドカードの購入金額+利用料)から利用料減算処理部84(図7)により設定されている利用料の減算値/減算率(利用料の減算条件)に基づいて、プリペイドカードの希望購入金額分の一定の率(一定金額以下)を減算することにより利用実績金額を算出する工程である。
(3)実利用制限額算出工程
実利用制限額算出定工程は、キャッシュカード(デビットカード)によるデビット取引時に発生した利用料を除いた実際の利用実績金額を算出する工程であり、前記(2)利用料減算工程により算出された利用実績金額を、デビット決済毎にカウント(累計)し、実利用制限額管理テーブル83aに格納する工程である。そして、この利用実績金額の累計値が利用制限額を超えているかが利用制限判定工程により判定される。
(4)利用制限判定工程
利用制限判定工程は、前記(3)実利用制限額算出工程により算出された実際の利用実績金額と予め設定されている利用制限額とを比較し、利用実績金額(希望購入額)が利用制限額を超えているか否かを判定する工程である。この利用制限判定工程の判定により決済時の希望利用金額が利用制限額を超えている場合はデビット決済によるデビット取引(希望金額によるプリペイドカードの購入)は不可(NG)となる。
以下、図11のフローチャートを参照して、本実施の形態におけるデビット決済による遊技媒体貸出システムの全体制御処理手順を説明する。このフローチャートは、デビット子機70、カード発行機40、情報処理センタ1001との間での処理手順を説明する図である。なお、同フローチャート中の丸数字は、図3による処理の流れを示す丸数字に対応させたものである。
すなわち、先ず、遊技客がデビット子機70のカード挿入/排出口73にキャッシュカードを挿入すると(ステップS610)、デビット子機70は、この挿入されたキャッシュカードからカード情報(カードID)を読み取るとともに(ステップS620)、キャッシュカードを挿入した遊技客に対して暗証番号の入力を要求する。具体的には、デビット子機70の表示部71に「暗証番号を入力して下さい」などのガイダンスが表示される。
次いで、前記暗証番号の入力要求を表示部71での表示により確認した遊技客がデビット子機70の操作入力部72を使用して暗証番号を入力すると(ステップS611)、デビット子機70は、この入力された暗証番号を保持(記憶)すると共に、カード発行機40に対して、カード発行操作可の旨を通知する(ステップS621)。
これに対し、カード発行機40では、このデビット子機70からの通知を受信すると、選択ボタン75を点灯状態に制御し(ステップS630)、この選択ボタン75の点灯中に、遊技客により点灯している選択ボタン75のいずれかが押下されると(ステップS640)、カード発行機40は、この押下された選択ボタン75に対応するプリペイドカードの金額データ(購入希望金額)をデビット子機70に対して通知する(ステップS631)。ここで、仮に、10000円のプリペイドカードの購入が選択ボタン75の押下により選択されたとすると、この時、カード発行機40からデビット子機70には金額データを10000円として送信する。
一方、デビット子機70は、カード発行機40から金額データ(10000円)を受信すると、この金額データに基づいて利用料を算出し、その表示部71にプリペイドカードの購入金額である10000円と利用料(300円)の表示をおこなう。前述したように、デビット決済における利用料は、各遊技店毎にそれぞれ設定されており、この利用料の設定は、デビット子機70の利用料設定部79(図4)により算定される。
次いで、デビット子機70からは、前記ステップS620及びS621で取得したカード情報及び暗証番号とを含む決済要求を情報処理センタ1001に送出する(ステップS622)。ここで、デビット子機70から送信された決済金額は、プリペイドカードの購入金額である10000円と利用料の300円を加算した金額(10300円)となる。
そして、この情報処理センタ1001には利用制限制御部80が設けられているため、情報処理センタ1001では、デビット子機70から送出された上記決済要求を受信すると、利用制限制御部80の実利用制限額算出部83により利用実績金額を算出する制御である実利用制限額算出工程をおこなう。
この実利用制限額算出工程について、図12を参照して説明する。すなわち、先ず、ステップS622により送信された決済金額に基づいて利用料の減算処理をおこなう(ステップS631)。前述したように、この利用料を減算する処理は、利用料減算処理部84(図7)に設定されている利用料の減算条件(減算率)によりおこなわれる。次いで、このステップS631により取得された利用実績金額を実利用制限額管理テーブル83a(図8)に格納する(ステップS632)。
以下、この実利用制限額管理テーブル83aに格納された利用実績金額を累計し累計利用額とする(ステップS633)。次いで、この累計利用実績金額を利用制限額の対象とする。具体的には、利用実績テーブル89(図6)に格納する(ステップS634)。この図6の例では、カードID(01234)の遊技客の場合、デビット決済の利用(合計2回)により利用実績金額の合計(累計)が20000円であることを示している。以下、図11に戻り、利用制限判定部82により、今回の決済要求(プリペイドカードの購入希望額)である累計利用実績金額に対して利用制限範囲内か否を判断する(ステップS640)。
その際、利用制限判定部82は、今回受信されたカード情報中のカードID(キャッシュカードIDである口座番号)を抽出し、このキャッシュカードIDをキーとして利用実績テーブル89を検索し、このカードIDに対応する諸条件が利用制限設定テーブル88の設定値範囲内であるか否か(利用OKか利用NGか)をチェックし(ステップS641)、上記判断をおこなうものとなる。
ここで、ステップS641により遊技客が希望した購入希望金額が利用制限額を超えていなければ決済がOKとなり(ステップS641肯定)、この判断により購入希望金額が利用制限額を超えていれば決済がNGとなる(ステップS641否定)。以下、上述したステップS641の処理について利用制限設定テーブル88、利用実績テーブル89、実利用制限額管理テーブル83a、83b参照して具体的に説明する。
すなわち、図5に示すキャッシュカードのカードID(口座番号)が「01234」の遊技客を例にすると、この遊技客の場合、利用制限設定テーブル88に示すように利用制限金額の上限金額は、1回のデビット決済当たり「10000円」、1日のデビット決済の上限金額は「50000円」、同じく1回のデビット決済の上限回数は「10回」と設定されている。そして、この例では図8(a)の実利用制限額管理テーブル83aに示すように1回目から5回目までのデビット決済で10000円毎の決済をおこなったことを示している。
ここで、図8(a)においてこの遊技客が6回目のデビット決済に5000円のプリペイドカードの購入を希望した場合には、この6回目を含む1回〜6回のデビット決済の累計利用額は、合計で55000円(10000×5+5000)となり、1日の利用制限額の50000円を超えてしまうため、この場合は決済がNGとなる。
この一方、図8(b)において遊技客が5回目に2000円、6回目に3000円のプリペイドカードの購入を希望した場合には、1回目〜6回目までのデビット取引の累計利用額は、合計で45000円(10000×4+2000+3000)となり、1日の利用制限額の50000円に満たないことから、この場合は利用制限額を超えていないため決済がOKとなる。
ここで、図11のフローに戻り、利用がOKであると(ステップS641肯定)、利用制限制御部80の決済処理制御部81は、通信制御部93を通じてクリアリングセンタ1011にアクセスし、今回の決済要求にて通知されたIDに対応する口座から当該決済要求で通知された金額データ分を引き落とす処理を含む決済処理を開始する(ステップS645)。また、利用NGであれば(ステップS641否定)、利用制限制御部80は、決済結果通知処理に移行し、デビット子機70に利用NGであることを通知する。
そして、上記ステップS645での決済処理の開始後、情報処理センタ1001内の利用制限制御部80では、クリアリングセンタ1011からの上記通知に基づいて、上記決済処理が無事完了したか(OKか)否かを監視する(ステップS646)。
なお、利用OKである場合の情報処理センタ1001での上記決済処理は、例えば、以下の手順で実現できる。すなわち、ステップS641で利用OKと判定した情報処理センタ1001(決済処理制御部81)では、上記ステップS622での処理によりデビット子機70から受信した各種データ(金額データ、カード情報、暗証番号等)を基に、通信制御部93を介して、CAFIS(Credit and Finance Information System)ネットワークに決済処理を依頼する。
そして、この依頼を受けたクリアリングセンタ1011は、デビットカード発行銀行1020、決済銀行1030、加盟店銀行1040間で決済処理を行ない、このうちの即時実行する必要のある処理(例えば、デビットカード発行銀行1020での、今回の決済要求にて通知されたカード情報中から抽出したID)に対応する口座から当該決済要求で通知された引き落とし金額分を引き落とす処理等が終了すると、情報処理センタ1001に処理終了の通知を行う。また、クリアリングセンタ1011では、上記口座の残金不足等により決済処理が行えないような場合には、その旨を情報処理センタ1001に通知する。
なお、即時実行分以外の決済処理は、予め決められた期間後(例えば、3営業日後)に実施され、最終的に、上記利用料金から上記決済処理により手数料等を差し引かれた代金が加盟店銀行1040の情報処理センタ1001の口座に振り込まれる。
その後、この加盟店銀行1040の情報処理センタ1001の口座に振り込まれた代金から情報処理センタ1001の手数料を差し引いた代金が、○○銀行1050のカード会社(カード会社センタ1を運営する)の口座に振り込まれる。
更に、その後、この○○銀行1050のカード会社の口座に振り込まれた代金から各パチンコ店の口座に、カード会社とパチンコ店の取り決めに従い、プリペイドカードの使用度数に応じた代金が振り込まれる。
ここで、決済処理がOKの場合(ステップS646肯定)、利用制限制御部80はデータベース管理部85を起動し、次の決済要求のアクセスに備え、ステップS641、S645での処理結果に応じて、利用制限データベース87内の利用実績テーブル89のデータ内容を更新させ(ステップS647)、次いでその決済結果をデビット子機70に通知し(ステップS648)、処理を終了する。
これに対し、例えば、今回の決済要求にて通知されたIDに対応する口座の残額が当該決済要求で通知された金額に満たない(残額不足)等により決済処理が行えなかった場合(ステップS646否定)、その決済結果を直ちにデビット子機70に通知し(ステップS648)、処理を終了する。
一方、デビット子機70は、情報処理センタ1001からの上記決済結果通知を受信すると、その決済結果をカード発行機40に通知し(ステップS650)、次いでキャッシュカードを遊技客に返却し(ステップS651)、処理を終える。カード発行機40では、デビット子機70から受信した決済結果通知を基に決済が完了したか否かを判断する(ステップS660)。
ここで、決済完了であれば(ステップS660肯定)、カード発行機40は、それ以前のステップS640で押下された選択ボタン75に対応する金額のプリペイドカード(当該金額相当度数の有価データが記憶されたカード)をプリペイドカードカード発行口122から排出する(ステップS661)。
その後、全ての選択ボタン75を消灯状態に制御し(ステップS662)、処理を終える。また、決済が完了していなければ(ステップS660否定)、直ちに全ての選択ボタン75を消灯状態に制御し(ステップS662)、処理を終える。
本実施の形態1によれば、デビットカードによるデビット決済時に関わる利用料を除いた利用実績金額を算出する実利用制限額算出手段とを有する利用制限制御装置を備えるので、遊技客がデビット決済時の利用制限額および次の利用可能額を正確に把握することができ、遊技客のデビット決済時における使い勝手を向上させることができる。
なお、プリペイドカードのデータ管理をターミナルコントローラ10ではなくカード発行機40でおこなう場合には、カード発行機40で利用制限やデータ管理をおこなうことができ、この場合も、実施の形態1と同様の作用効果を期待することができる。
(実施の形態2)
図13は、本発明における実施の形態2の構成を示している。すなわち、前記実施の形態1では、デビット子機70と情報処理センタ1001との通信は、通信制御部91と通信制御部94との間でおこなうものとしているが、本実施の形態2では通信制御部91、94(図4)を2つの通信制御部である第一通信制御部91a、94aと第二通信制御部92a、95aとにそれぞれ分配し、決済金額であるプリペイドカードの金額と利用料とを別々に送受信できるように構成している。
具体的には、第一通信制御部91aと第一通信制御部94aとの通信ラインを「利用料を含まない利用実績金額(プリペイドカードの希望購入額)」の送受信手段とし、他方の第二通信制御部92aと第二通信制御部95aとの通信ラインをデビット子機70により設定した「利用料」の送受信手段としている。
この場合、利用実績金額が10000円で利用料が300円とすると、一方の通信ライン(第一通信制御部91a、94a)によりデビット子機70から情報処理センタ1001に対して、購入希望額である10000円の金額データが、他方の通信ライン(第二通信制御部92a、95a)により利用料である300円の金額データがそれぞれ送信されるものとなる。
本実施の形態2の場合、情報処理センタ1001とデビット子機70との間で、利用料を含めない実際の利用実績額とデビット決済時の利用料とをそれぞれ別々の通信手段により分けて通信をおこなうことができ、これにより、情報処理センタ1001の実利用制限額算出手段83により利用料を除いた利用実績額を正確にカウントすることができる。
以上のように、本発明に係るシステムは、デビットカードを使用してデビット決済にて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出システムに適している。
図1は、本発明のデビット決済による遊技媒体貸出システムの概略を示す全体構成図である。 図2は、ターミナルコントローラの内部構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係わるデビット子機とカード発行機の構成及び接続態様を示す概念図である。 図4は、情報処理センタとデビット子機の内部構成を示すブロック図である(実施の形態1)。 図5は、利用制限設定テーブルの構成を示す図表である。 図6は、利用実績テーブルの構成を示す図表である。 図7は、実利用制限額算出部の構成を示すブロック図である。 図8は、実利用制限額管理テーブルの構成を示す2例の図表である。 図9は、カード発行機の内部構成を示すブロック図である。 図10は、デビット決済による遊技媒体貸出システムの基本処理工程を示すフローチャートである。 図11は、デビット決済による遊技媒体貸出システムの全体処理手順を示すフローチャートである。 図12は、実利用制限額算出工程による全体処理手順を示すフローチャートである。 図13は、情報処理センタとデビット子機の内部構成を示すブロック図である(実施の形態2)。
10 ターミナルコントローラ
11 RAM
12 通信I/F部
13 CPU
14 ROM
15、71、124 表示部
16 入出力部
20 パチンコ機
30 カード処理ユニット
40 カード発行機
70 デビット子機
72 操作入力部
74、110 レシート発行口
75 選択ボタン
79 利用料設定部
80 利用制限制御部
81 決済処理制御部
82 利用制限判定部
83 実利用制限額算出部
83a、b 実利用制限額管理テーブル
84 利用料減算処理部
85 データベース管理部
86 メモリ部
87 利用制限データベース
88 利用制限設定テーブル
89 利用実績テーブル
90、91、93、94、130、132 通信制御部
91a、94a 第一通信制御部
92a、95a 第二通信制御部
111 印字部
112 デビットカード処理部
115 デビット制御部
120 会員カード挿入/返却口
121 会員カード処理部
122 プリペイドカード発行口
123 プリペイドカード処理部
126 発行制御部
1001 情報処理センタ
1011 クリアリングセンタ
1020 デビットカード発行銀行
1030 決済銀行
1040 加盟店銀行
1050 ○○銀行
1060 カード会社センタ
1070 △△銀行
DT 度数管理テーブル

Claims (2)

  1. 有価価値の関連付けがおこなわれた記録媒体を受け入れて遊技媒体の貸し出しをおこなう遊技媒体貸出装置と、前記記録媒体の情報を管理する管理装置と、受け入れたデビットカードのカード情報及び指定された決済要求金額に基づくデビット決済要求を所定の情報処理センタ装置に行って、該カード情報に対応した口座から指定金額を引き落とすための決済処理をおこなうデビット端末装置とを備え、前記デビット端末装置による決済処理が完了された後に、この決済金額分の有価価値が関連付けられた記録媒体を発行するデビット決済による遊技媒体貸出システムであって、
    前記デビット端末装置は、
    前記デビット決済要求を行う際に、デビット決済の都度に遊技客から徴収する遊技店ごとに設定された利用料を前記決済要求金額に加算した加算金額を新たな決済要求金額として前記情報処理センタ装置に対してデビット決済要求を行うデビット決済要求手段を備え、
    前記情報処理センタ装置、前記デビット端末装置又は前記管理装置は、
    デビット決済された決済金額から前記利用料を除いた利用実績金額を算出する利用実績金額算出手段と、
    所定の期間内に前記利用実績金額算出手段により算出された各デビットカードのカード情報ごとの累計利用実績金額を記憶する累計利用実績金額記憶手段と、
    デビット決済の利用制限金額を記憶する利用制限金額記憶手段と、
    新たなデビット決済要求を受け付けた場合に、該デビット決済要求に含まれる決済要求金額から前記利用料を除いた金額を前記累計利用実績金額記憶手段に記憶された累計利用実績金額と加算した金額が、前記利用制限金額記憶手段に記憶した利用制限金額の範囲内でない場合、又は、前記口座の口座残高が前記利用料を含む前記決済要求金額よりも少なく残高不足となる場合には、当該デビット決済要求を規制するデビット決済要求規制手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 前記情報処理センタ装置は、前記デビット決済要求規制手段によって前記決済要求金額から前記利用料を除いた金額と前記累計利用実績金額とを加算した金額が前記利用制限金額の範囲内であると判定された場合には、前記利用料を含む決済要求金額のデビット決済処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出システム。
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