JP2023047065A - 賞品交換システム、及び、賞品交換システムにおける賞品交換方法 - Google Patents

賞品交換システム、及び、賞品交換システムにおける賞品交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遊技客が精算及び賞品交換のそれぞれの手続きを順番に行う場合において使い勝手の向上を図れる賞品交換システム、及び、賞品交換システムにおける賞品交換方法を提供する。【解決手段】賞品交換システム1は、遊技客のカードCに紐付けられたプリペイド価値の残高を精算するための処理を実行する精算機2と、カードCに少なくとも個数情報が紐付けられた遊技媒体を賞品と交換するための処理を実行するPOS3と、精算機2及びPOS3の一方の処理中における他方の処理を制限する制限手段とを含む。【選択図】図1

Description

この発明は、賞品交換システム、及び、賞品交換システムにおける賞品交換方法に関する。
下記特許文献1に開示された遊技システムは、遊技店内の賞品交換カウンタに設置されたカウンタ精算機及び賞品管理装置を含む。遊技を終えた遊技客が、遊技に用いたカードをカウンタ精算機に挿入すると、カウンタ精算機は、このカードに関連付けられたプリペイド価値の残高に応じた貨幣を精算金として払い出す。遊技店の店員が、遊技客から受け渡されたカードを賞品管理装置のカードリーダに読み取らせると、賞品管理装置は、このカードに持玉数等が対応付けられた遊技媒体と賞品との交換処理を行う。これにより、賞品管理装置に接続された賞品払出機が、賞品を払い出す。
特開2017-144111号公報
最近では、遊技客が精算及び賞品交換のそれぞれの手続きを順番に(つまり一連の流れで)行う運用が検討されている。この運用では、遊技客の使い勝手に関して、様々な課題が想定される。例えば、精算の手続きを終えた遊技客が精算金を取り忘れた状態で賞品交換の手続きを賞品管理装置にて開始しようとすることが想定される。また、例えばカウンタ精算機等の精算機が賞品管理装置の近くに配置されている場合において、賞品管理装置において賞品交換の手続きを行っている遊技客の近くで別の遊技客が精算機の前で行列をなして並んで精算の手続きを進めていると、賞品交換の手続きを行っている遊技客が急かされている気分になることによって精神的な負担を受けることも想定される。
この発明は、かかる背景のもとにおいてなされたものであり、遊技客が精算及び賞品交換のそれぞれの手続きを順番に行う場合において使い勝手の向上を図れる賞品交換システム、及び、賞品交換システムにおける賞品交換方法を提供することを目的とする。
本発明は、遊技客の記録媒体に紐付けられた有価価値の残高を精算するための処理を実行する精算手段と、前記記録媒体に少なくとも個数情報が紐付けられた遊技媒体を賞品と交換するための処理を実行する交換手段と、前記精算手段及び前記交換手段の一方の処理中における他方の処理を制限する制限手段とを含む、賞品交換システムである。
また、本発明は、前記精算手段が、遊技客から前記記録媒体を受け付ける受付部と、精算金の出金口と、前記受付部による前記記録媒体の受け付けの後に精算金を前記出金口にて遊技客に払い出す出金部とが設けられた精算機であり、前記交換手段が、賞品交換のための遊技客からの入力を受け付けるPOSであることを特徴とする。
また、本発明は、前記賞品交換システムが、前記出金口における精算金の存在を検出する検出部を含み、前記受付部による前記記録媒体の受け付けの後に前記検出部が前記出金口における精算金の存在を検出している間は、前記制限手段が、前記POSによる遊技客からの入力の受け付けを制限することを特徴とする。
また、本発明は、前記POSが遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、前記制限手段が、前記精算機による処理を制限することを特徴とする。
また、本発明は、前記POSが遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、前記制限手段が、前記受付部による前記記録媒体の受け付けを制限することを特徴とする。
また、本発明は、前記POSが遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、前記制限手段が、前記出金部による精算金の払い出しを制限することを特徴とする。
本発明は、遊技客の記録媒体に紐付けられた有価価値の残高を精算するための処理を実行する精算手段と、前記記録媒体に少なくとも個数情報が紐付けられた遊技媒体を賞品と交換するための処理を実行する交換手段とを含む、賞品交換システムにおける賞品交換方法であって、前記精算手段及び前記交換手段の一方の処理中における他方の処理を制限する制限ステップを含む、賞品交換方法である。
本発明によれば、遊技客は、記録媒体に紐付けられた有価価値の残高を精算する手続きを精算手段によって実施できる。具体的には、例えば精算手段が精算機である場合において、遊技客が記録媒体を精算機の受付部に受け付けさせると、精算機の出金口には、有価価値の残高に相当する精算金が遊技客向けに払い出される。遊技客が出金口から精算金を取り出すと、精算の手続きが完了する。そして、遊技客は、記録媒体に少なくとも個数情報が紐付けられた遊技媒体と賞品との賞品交換の手続きを、交換手段によって実施できる。具体的には、例えば交換手段がPOSである場合において、遊技客が賞品交換のためにPOSに入力すると、POSが、賞品交換のための処理、例えば賞品払出機への賞品払出の命令を実行する。遊技客が払い出された賞品を受け取ると、賞品交換の手続きが完了する。
このように遊技客が精算及び賞品交換のそれぞれの手続きを順番に行う場合において、賞品交換システムでは、制限手段が、精算手段及び交換手段の一方の処理中における他方の処理を制限する。具体的には、当該一方が精算機である場合において、検出部が精算機の出金口における精算金の存在を検出している間は、制限手段は、この場合に当該他方となるPOSによる遊技客からの入力の受け付けを制限する。これにより、精算の手続きの後に賞品交換の手続を開始するためにPOSに入力しようとする遊技客は、出金口における精算金の取り忘れに気付くことができる。
また、POSが当該一方であって精算機が当該他方である場合もある。この場合には、POSが遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、制限手段が精算機による処理を制限する。制限の一例として、制限手段は、精算機の受付部による記録媒体の受け付けを制限するので、遊技客がPOSにおいて賞品交換の手続きを行っている間に、別の遊技客が精算機において精算の手続きを開始することができない。そのため、賞品交換の手続きを行っている遊技客を、急かされることによる精神的な負担から解放することができる。制限の別の例として、制限手段は、精算機での精算金の払い出しを制限してもよく、この場合、遊技客がPOSにおいて賞品交換の手続きを行っている間は、別の遊技客は、精算機の受付部に記録媒体を受け付けさせることができても、精算の手続きを最後まで進めることができない。この場合にも、賞品交換の手続きを行っている遊技客を、急かされることによる精神的な負担から解放することができる。
以上のように、遊技客が精算及び賞品交換のそれぞれの手続きを順番に行う場合において使い勝手の向上を図れる。
本発明の一実施形態に係る賞品交換システムを示す模式図である。 賞品交換システムの電気的構成を示すブロック図である。 賞品交換システムを構成する複数の装置間での情報の送受信について説明するための模式図である。 第1変形例に係る賞品交換システムにおける精算機及びPOSの斜視図である。 第2変形例に係る賞品交換システムにおける精算機、POS及び賞品払出機の斜視図である。
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る賞品交換システム1を示す模式図である。賞品交換システム1は、例えばパチンコ店等の遊技店に適用される。遊技店に来店した遊技客は、パチンコ台等の遊技台(図示せず)での遊技によってパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を獲得すると、獲得した遊技媒体を、遊技店内の賞品交換カウンタSにおいて賞品と交換する。本実施形態における賞品交換カウンタSは、遊技店の店員が基本的に常駐しない無人カウンタである。遊技店では、特殊賞品と呼ばれる例えばカード状の賞品と、菓子等の一般賞品とが取り扱われる。一般賞品のうち、端数分の遊技媒体と交換される手頃な賞品は、バイキング賞品と呼ばれることがある。
本実施形態では、遊技客は、記録媒体の一例であるカードCを用いて遊技を行う。遊技店に会員登録した遊技客(いわゆる会員客)のカードCは、会員カードと呼ばれ、他の遊技客(いわゆる一般客)のカードCは、一般カードと呼ばれることがある。カードCには、個々のカードCを識別するための識別情報の一例であるカードIDが少なくとも記録されている。なお、記録媒体の別の例として、遊技客が携帯するスマートフォン等の携帯端末を用いることができる。
賞品交換システム1は、精算手段の一例としての精算機2と、交換手段の一例としてのPOS3とを少なくとも含む。賞品交換システム1は、特殊賞品を払い出す賞品払出機である第1賞品払出機4と、一般賞品を払い出す賞品払出機である第2賞品払出機5と、新規のカードCを発行するカード発行機6と、賞品交換システム1における上位装置である管理装置7とをさらに含んでもよい。精算機2、POS3、第1賞品払出機4、第2賞品払出機5及びカード発行機6は、賞品交換カウンタSの周辺に配置されるが、管理装置7は、遊技店内における事務所等に配置される。本実施形態では、精算機2とPOS3とが隣り合っていて、精算機2、POS3、カード発行機6、第1賞品払出機4及び第2賞品払出機5が、左からこの順番で並んでいる。
カードCには、遊技を開始又は継続するために遊技媒体と交換される有価価値の一例であるプリペイド価値の残高が紐付けられる。カードCにプリペイド価値の残高等の情報が紐付けられる(「関連付けられる」ともいう。)ということは、カードCに当該情報が直接記録されることや、当該情報が、カードC自体には記録されないもののカードCのカードIDに対応付けて管理装置7に記録されることをいう。
カードCには、遊技客が遊技によって獲得した遊技媒体の情報も紐付けられる。当該情報は、少なくとも遊技媒体の個数情報を含むが、遊技媒体に設定された貸出レート等も含んでもよい。本実施形態では貸出レートが1つしか設定されないが、複数の貸出レートが設定されてもよい。
遊技客による当日の遊技によって獲得されて遊技店内の計数装置(図示せず)によって遊技媒体は、持遊技媒体(パチンコ玉の場合には持玉)となる。持遊技媒体は、獲得した当日に限り有効である。会員客が獲得した持遊技媒体は、獲得した当日が経過した後は、貯遊技媒体(パチンコ玉の場合には貯玉)となって遊技店に預け入れられる。複数の貸出レートが設定される場合には、持遊技媒体及び貯遊技媒体は、貸出レート毎に存在してもよい。カードCに紐付けられる個数情報は、持遊技媒体の数(パチンコ玉の場合には持玉数)や、貯遊技媒体の数(パチンコ玉の場合には貯玉数)を含む。以下では、持遊技媒体及び貯遊技媒体のそれぞれの数を「遊技媒体数」と総称する。
賞品交換システム1の電気的構成を示すブロック図である図2も参照して、精算機2におけるボックス状の筐体10の前面には、遊技客によってカードCが出し入れされるカード出入口11と、カード出入口11に挿入されたカードCに紐付いたプリペイド価値の残高に相当する精算金が出金される出金口12とが設けられている。出金口12は、紙幣の精算金が出金される紙幣出金口12Aと、硬貨の精算金が出金される硬貨出金口12Bとに分かれていてもよいし、紙幣出金口12Aと硬貨出金口12Bとが一つの出金口12にまとめられてもよい。精算機2は、CPUやタイマ等によって構成された制御部13と、制御部13に対して電気的に接続されたI/F部14、記録媒体処理部15、出金部16、検出部17及び記憶部18とを含む(図2参照)。
I/F部14は、遊技店内に設けられた有線又は無線のネットワークNにつながったインターフェースである(後述する他のI/F部についても同様)。制御部13は、I/F部14及びネットワークNを介して、少なくともPOS3及び管理装置7と通信可能である。記録媒体処理部15は、カード出入口11に挿入されるカードCを受け付ける受付部の一例であり、カード出入口11に挿入されたカードCからプリペイド価値やカードID等の情報を読み取ったり、挿入後のカードC等をカード出入口11から排出したりする。また、遊技客が、カードCの代りに携帯端末を用いる場合には、記録媒体処理部15は、携帯端末からプリペイド価値やカードID等の情報を非接触で読み取ることができる。
出金部16は、精算機2内にストックされた現金を出金口12に排出する構成等を含む。なお、精算機2は、精算金を現金でなく電子マネーで支払うこともでき、その場合の出金部16は、精算金に相当する額の電子マネーを電子マネー用の記録媒体(図示せず)に書き込む構成等を含む。この場合には、記録媒体処理部15が出金部16を兼ねてもよい。検出部17は、各出金口12における精算金の存在を検出するセンサである。記憶部18には、様々な情報が記憶される。
POS3は、賞品交換カウンタSの上面に配置されている。POS3の一例は、タブレット端末であり、その前面には、液晶のタッチパネル等によって構成された表示操作部20と、レシートの発行口21と、カードCや携帯端末に記憶された情報を非接触で読み取る読取部22とが設けられている。表示操作部20では、表示部と操作部とが分かれて構成されてもよい。後述する他の表示操作部についても同様である。当該操作部として、キーボード等の入力装置を用いてもよい。
POS3は、CPUやタイマ等によって構成された制御部23と、ネットワークNにつながったI/F部24と、プリンタ等によって構成されてレシートを発行口21に発行する発行部25と、様々な情報を記憶する記憶部26とを含む(図2参照)。表示操作部20、読取部22、I/F部24、発行部25及び記憶部26は、制御部23に対して電気的に接続されている。
第1賞品払出機4は、特殊賞品を収納したボックス状の筐体30と、筐体30の上面に設けられた払出口31と、払出口31を開閉する開閉部32と、筐体30内に設けられて特殊賞品を払出口31に払い出す払出部33とを含む。第1賞品払出機4は、ネットワークNにつながっていて、少なくともPOS3及び管理装置7と通信可能である。
第2賞品払出機5は、一般賞品を収納したボックス状の筐体35を含み、筐体35の前面には、レシートを読み取る読取部36と、表示操作部37と、筐体35内の一般賞品が投出される取出口38とが設けられている。第2賞品払出機5は、ネットワークNにつながっていてもよいし、ネットワークNにつながっていなくてもよい。
カード発行機6は、例えば、賞品交換カウンタSの上面においてPOS3に隣接して配置されている。カード発行機6内には、新規つまりブランクのカードC(厳密には一般カード)が複数枚ストックされている。カード発行機6の前面には、カード発行機6内のカードCが発行される発行口40が設けられている。カード発行機6の上面には、表示操作部41が設けられている。カード発行機6は、ネットワークNにつながっていて、少なくともPOS3及び管理装置7と通信可能である。
管理装置7は、制御部45と、ネットワークNにつながったI/F部46と、様々な情報を記憶した記憶部47とを含む(図2参照)。制御部45は、I/F部46及び記憶部47に対して電気的に接続されている。記憶部47には、発行済のカードCのカードIDと、このカードIDに紐付いたプリペイド価値の残高及び遊技媒体数とが、カードID毎に記憶されている。
図3は、賞品交換システム1を構成する精算機2、POS3及び管理装置7等の複数の装置間での情報の送受信について説明するための模式図である。次に、賞品交換システム1における賞品交換方法について詳しく説明する。
遊技を終えて賞品交換カウンタSを訪れた遊技客は、まず、プリペイド価値の残高を精算するために、カードCを精算機2のカード出入口11に挿入する。すると、精算機2において実際に精算手段として機能する制御部13が、このカードCに紐付けられたプリペイド価値の残高をセルフにて精算するための処理を実行する。具体的には、制御部13が、カード出入口11に挿入されたカードCに記憶されたカードIDを記録媒体処理部15によって読み取る。つまり、制御部13が、受付部の一例として機能することにより、遊技客からカードCを記録媒体処理部15によって受け付ける。なお、会員客の場合には、カードCの挿入後に、制御部13が、精算機2に設けられた表示操作部(図示せず)等による暗証番号の入力を会員客に求めることによって、会員客の認証を実行してもよい。認証として、暗証番号を用いる以外に、カメラ等を用いた生体認証もあり得る。
カードCを受け付けた制御部13は、このカードCのカードIDを管理装置7に通知することによって、このカードIDに紐付いたプリペイド価値の残高を管理装置7に問い合わせる(図3の矢印(1)を参照)。管理装置7の制御部45は、このカードIDに紐付いたプリペイド価値の残高と、このカードIDに紐付いた遊技媒体数とを記憶部47内において検索する。制御部45は、記憶部47内で発見したプリペイド価値の残高を精算機2に通知し(図3の矢印(2)を参照)、記憶部47内で発見した遊技媒体数をPOS3に通知する(図3の矢印(3)を参照)。
精算機2の制御部13は、通知された残高に相当する精算金を出金部16によって出金口12にて遊技客に払い出す。遊技客が出金口12から精算金を取り出すことによって、検出部17が出金口12における精算金の存在を検出しなくなると、セルフによる精算の手続きが完了する。このように、遊技客は、カードCに紐付けられたプリペイド価値の残高を精算する手続きを精算機2によってセルフにて実施できる。なお、プリペイド価値の残高が零である場合には、精算金の払い出しは無いので、その旨が精算機2等によって遊技客に報知されてもよい。
一般カードである場合のカードCは、あくまで遊技店から一般客に貸与されたものなので、遊技の終了後には、遊技店に返却される必要がある。本実施形態では、一般カードは、前述したように精算機2のカード出入口11に挿入された後は、精算機2内に回収される。そのため、一般カードに係る遊技客の手間を省くことができるし、遊技客による一般カードの持ち帰り等のトラブルを防止できる。一方、会員カードである場合のカードCは、記録媒体処理部15によってカード出入口11から排出されて遊技客に返却される。
精算の手続きが完了すると、制御部13は、その旨と、精算に用いられたカードCのカードIDとを、管理装置7に通知する(図3の矢印(4)を参照)。これに応じて、管理装置7の制御部45は、記憶部47において、当該カードIDに紐付いたプリペイド価値の残高を零にする。一般カードの場合には、制御部45は、当該カードIDと、当該カードIDに紐付いたプリペイド価値及び遊技媒体数とを、記憶部47から削除してもよい。これにより、この一般カードは、前述したように精算機2内に回収された後に、新規の一般カードとして再利用することができる。
精算金を受け取った遊技客、又は、受け取るべき精算金が無かった遊技客は、精算機2の隣のPOS3の表示操作部20を操作してPOS3に入力することによって、遊技媒体と賞品との賞品交換の手続きを、POS3によってセルフにて実施できる。具体的には、表示操作部20には、管理装置7からPOS3に通知された遊技媒体数が表示されるので、遊技客は、表示操作部20を操作することによって、当該遊技媒体数の範囲内で交換可能な賞品を選択する。このような選択等に係る遊技客からの入力を受け付けたPOS3の制御部23は、実際の交換手段として機能することにより、遊技客の遊技媒体を選択された賞品とセルフにて交換するための処理を実行する。
具体的には、特殊賞品が選択された場合には、制御部23は、選択された種類及び個数の特殊賞品を払い出すように第1賞品払出機4に命令する(図3の矢印(5)を参照)。これにより、該当する特殊賞品が第1賞品払出機4の払出口31(図1参照)から払い出されるので、遊技客が払い出された特殊賞品を受け取ると、特殊賞品に関するセルフによる賞品交換の手続きが完了する。なお、会員客の場合には、特殊賞品の払い出しの完了に応じて、POS3又は第1賞品払出機4から管理装置7に完了通知が送信されてもよい。管理装置7の制御部45は、完了通知の受信に応じて、記憶部47において該当する遊技媒体数(前述した貯玉数等)を、払い出した特殊景品の価値に応じて減算更新する。
特殊賞品と交換できない端数の遊技媒体(いわゆる余り玉)が発生する場合がある。遊技客が会員客である場合には、第1賞品払出機4からの特殊賞品の払い出しの前に、会員客がカードC(会員カード)をPOS3の読取部22にタッチする。すると、POS3の制御部23が、端数の遊技媒体を貯遊技媒体として管理する旨の命令を、このカードCのカードIDと共に管理装置7に通知する。これにより、当該端数は、このカードIDに紐付いて管理装置7の記憶部47に記憶されている貯遊技媒体数に加算される。
遊技客が一般客である場合には、制御部23は、端数の遊技媒体と交換されるバイキング賞品の種類及び個数の情報が記載されたレシート(図示せず)を発行部25によって発行口21に発行する。発行されたレシートを受け取った遊技客が当該レシートを第2賞品払出機5の読取部36に読み取らせると、該当するバイキング賞品が取出口38に払い出される。遊技客が取出口38からバイキング賞品を受け取ると、全ての賞品交換に関する今回の取引が完了する。交換可能なバイキング賞品の種類が複数存在する場合には、遊技客は、第2賞品払出機5の表示操作部37を操作することによって、払い出してもらいたいバイキング賞品の種類を特定できてもよい。なお、バイキング賞品以外の一般賞品も、バイキング賞品と同様の手順で第2賞品払出機5から払い出されてもよいし、店員から遊技客に手渡しされてもよい。
遊技客が一般客である場合には、POS3の制御部23は、カード発行機6に命令して、前述した端数が紐付けられた新しいカードCを発行口40から発行させてもよい(図3の矢印(6)を参照)。この場合、遊技客は、例えば精算機2から新しいカードCを発行したもらうために精算機2に戻る手間をかけずに済む。つまり、元のカードCが精算機2に回収された後のタイミングにおいて、一般客が端数分の残価値を有することが判明しても、一般客は、精算機2とPOS3との間を行き来せずに、精算機2からPOS3へ向かう動線L(図1参照)の続きでカード発行機6(精算機2とは異なる端末)にアクセスして、カード発行機6から新たなカードCを受け取ることができるので便利である。この場合には、遊技店は、システム全体を入れ替えなくても、カード発行機6を導入すれば、このような運用を開始できるので、設備投資費用を抑えることができる。
カード発行機6は、発行する新しいカードCのカードID及び端数を、管理装置7に通知するので(図3の矢印(7)を参照)、管理装置7の制御部45は、これらのカードID及び端数を記憶部47において新たに記憶する。例えば、遊技客が複数のカードCを精算機2のカード出入口11に挿入した場合には、これらのカードCに紐付いた遊技媒体数についての賞品交換の結果として生じる端数分の残価値が、挿入時よりも少ない枚数(例えば1枚)の新しいカードCに集約されて、当該新しいカードCがカード発行機6の発行口40から発行されてもよい。また、カード出入口11に挿入された一般カードが精算機2内に回収された状態で、遊技客が精算機2やPOS3での手続きをキャンセルした場合には、回収された一般カードに紐付いていた情報が紐付いた新しいカードCが、カード発行機6の発行口40から発行されてもよい。
遊技客が精算機3のカード出入口11にカードCを挿入した後に出金口12に精算金が払い出されたのに、遊技客が精算金の存在を忘れて賞品交換のためにPOS3の表示操作部20を操作してPOS3に入力しようとする場合がある。このように精算機2において記録媒体処理部15による先ほどのカードCの受け付けの後に検出部17が出金口12における精算金の存在を検出している間は、精算機2の制御部13が、POS3による遊技客からの入力の受け付けを制限するようにPOS3に命令する。これに応じて、POS3の制御部23は、制限手段の一例として機能することにより、POS3による遊技客からの入力の受け付けを制限する。これにより、精算の手続きの後に賞品交換の手続を開始するためにPOS3に入力しようとする遊技客は、出金口12における精算金の取り忘れに気付くことができる。
一方、POS3が遊技客からの入力に応じて処理(賞品交換のための処理等)を実行している間は、POS3の制御部23は、精算機2による処理を制限するように精算機2に命令する。これに応じて、精算機2の制御部13は、制限手段の一例として機能することにより、精算機2による処理を制限する。一例として、制御部13は、記録媒体処理部15による次のカードCの受け付け自体(カード出入口11へのカードCの挿入やカードCの読取等)を制限する。これにより、遊技客がPOS3において賞品交換の手続きを行っている間に、別の遊技客が精算機2において精算の手続きを開始することができないので、精算機2の前には別の遊技客による行列ができにくい。そのため、賞品交換の手続きを行っている遊技客を、急かされることによる精神的な負担から解放することができる。
別の例として、POS3が遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、精算機2の制御部13は、カード出入口11に挿入される次のカードCを記録媒体処理部15によって受け付けるものの、このカードCに紐付いたプリペイド価値の残高についての出金部16による精算金の払い出しを制限してもよい。この場合、遊技客がPOS3において賞品交換の手続きを行っている間は、別の遊技客は、精算機2にカードCを受け付けさせることができても、精算の手続きを最後まで進めることができない。この場合にも、精算機2の前には別の遊技客による行列ができにくいので、賞品交換の手続きを行っている遊技客を、急かされることによる精神的な負担から解放することができる。
このように、遊技客が精算及び賞品交換のそれぞれの手続きをセルフにて順番に行う場合において、賞品交換システム1では、精算機2の制御部13及びPOS3の制御部23の少なくともいずれかが、制限手段の一例として機能することにより、精算機2及びPOS3の一方の処理中における他方の処理を制限する(賞品交換方法における制限ステップ)。そのため、遊技客が精算及び賞品交換のそれぞれの手続きをセルフにて順番に行う場合において使い勝手の向上を図れる。なお、このように互いに連動する精算機2及びPOS3に対する上位装置である管理装置7が、精算機2及びPOS3の一方の処理状況を踏まえて他方の処理を制限してもよく、この場合には、管理装置7及び管理装置7の制御部45を制限手段とみなしてもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、遊技客が精算機2で精算してからPOS3で賞品交換を行うが、手続きの順番が逆であってもよく、その場合においても、精算機2及びPOS3の一方の処理中における他方の処理が制限されるとよい。この場合には、POS3には、遊技客のカードCを受け付けるための受付部(カード出入口11や記録媒体処理部15に相当する構成)が設けられる。
また、前述した実施形態では精算機2とPOS3とが別体であって互いに通信可能に接続されていたが(図1参照)、図4に示すように、POS3が精算機2に組み込まれることによって精算機2とPOS3とが一体化されてもよい。さらに、図5に示すように、一体化された精算機2及びPOS3に対して第1賞品払出機4も一体化されてもよい。
以上に説明した様々な特徴は、適宜組み合わせることができる。
1 賞品交換システム
2 精算機
3 POS
7 管理装置
12 出金口
13 制御部
15 記録媒体処理部
16 出金部
17 検出部
23 制御部
45 制御部
C カード

Claims (7)

  1. 遊技客の記録媒体に紐付けられた有価価値の残高を精算するための処理を実行する精算手段と、
    前記記録媒体に少なくとも個数情報が紐付けられた遊技媒体を賞品と交換するための処理を実行する交換手段と、
    前記精算手段及び前記交換手段の一方の処理中における他方の処理を制限する制限手段とを含む、賞品交換システム。
  2. 前記精算手段は、遊技客から前記記録媒体を受け付ける受付部と、精算金の出金口と、前記受付部による前記記録媒体の受け付けの後に精算金を前記出金口にて遊技客に払い出す出金部とが設けられた精算機であり、
    前記交換手段は、賞品交換のための遊技客からの入力を受け付けるPOSである、請求項1に記載の賞品交換システム。
  3. 前記出金口における精算金の存在を検出する検出部を含み、
    前記受付部による前記記録媒体の受け付けの後に前記検出部が前記出金口における精算金の存在を検出している間は、前記制限手段は、前記POSによる遊技客からの入力の受け付けを制限する、請求項2に記載の賞品交換システム。
  4. 前記POSが遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、前記制限手段は、前記精算機による処理を制限する、請求項2又は3に記載の賞品交換システム。
  5. 前記POSが遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、前記制限手段は、前記受付部による前記記録媒体の受け付けを制限する、請求項4に記載の賞品交換システム。
  6. 前記POSが遊技客からの入力に応じて処理を実行している間は、前記制限手段は、前記出金部による精算金の払い出しを制限する、請求項4に記載の賞品交換システム。
  7. 遊技客の記録媒体に紐付けられた有価価値の残高を精算するための処理を実行する精算手段と、前記記録媒体に少なくとも個数情報が紐付けられた遊技媒体を賞品と交換するための処理を実行する交換手段とを含む、賞品交換システムにおける賞品交換方法であって、
    前記精算手段及び前記交換手段の一方の処理中における他方の処理を制限する制限ステップを含む、賞品交換方法。
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