JP2009283274A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】リテーナの不用意な離脱を防止する。
【解決手段】コネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に対して仮係止位置と本係止位置とを嵌合方向Xに対して斜め方向Yへ移動可能に装着され、仮係止位置ではハウジング10に対する端子金具70の挿抜を許容し、本係止位置ではハウジング10に挿入された端子金具70の抜けを規制するリテーナ40とを備えている。ハウジング10にはロック部28が設けられ、リテーナ40にはロック部28に係止可能なロック受け部52が設けられている。ロック部28とロック受け部52とが、本係止位置において、ハウジング10の嵌合方向Xに対してリテーナ40の移動方向Yと直角な向きZ側へ傾いて係止し合う。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に記載のコネクタは、相手ハウジングと嵌合可能なハウジングと、ハウジングに開口して形成されたリテーナ差込孔内に装着され、ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とをハウジングの嵌合方向に対して斜め方向に移動可能とされたリテーナとを備えて構成されている。リテーナは、仮係止位置ではハウジングに対する端子金具の挿抜を許容し、本係止位置ではハウジングに挿入された端子金具の抜けを規制するようになっている。そして、ハウジングにはロック部が設けられ、リテーナにはロック部と係止可能なロック受け部が設けられており、ロック部とロック受け部とが本係止位置においてハウジングの嵌合方向に沿って係止し合うようになっている。
特開2005−5126公報
ところで、リテーナが本係止位置にあるときに、端子金具に接続された電線が後方へ引っ張られ、リテーナに対して仮係止位置側への斜め方向の離脱力が作用することがある。このとき、リテーナの離脱方向はロック部とロック受け部とが係止し合う方向に対してやや傾きながらも同方向に沿うような方向となるため、離脱力が過大であると、ロック部とロック受け部との係止状態が解かれ、リテーナが不用意に外れてしまうおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リテーナの不用意な離脱を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手ハウジングと嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とを前記ハウジングの嵌合方向に対して斜め方向へ移動可能に装着され、前記仮係止位置では前記ハウジングに対する端子金具の挿抜を許容し、前記本係止位置では前記ハウジングに挿入された前記端子金具の抜けを規制するリテーナとを備えたコネクタであって、前記ハウジングにはロック部が設けられ、前記リテーナには前記ロック部に係止可能なロック受け部が設けられており、前記ロック部と前記ロック受け部とが、前記本係止位置において、前記ハウジングの嵌合方向に対して前記リテーナの移動方向と直角な向き側へ傾いて係止し合う構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロック受け部は、前記リテーナの端縁寄りに位置し、その一端から他端にかけて前記リテーナの端縁から離れる向きに傾斜して形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記ロック部と前記ロック受け部とが、前記本係止位置において前記リテーナの移動方向と直角な向きではない方向に傾いて係止し合うところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記ハウジングには、前記リテーナの組付方向に対向する面とそれに隣接する両側面の3面にまたがって開口するリテーナ差込孔が形成されており、前記リテーナは、基部とその両側から立ち上がる一対の側板部とを備え、前記両側板部が前記ハウジングの両側面におけるリテーナ差込孔とその周辺を被覆可能とされており、前記ロック受け部は前記リテーナの側板部の内面に設けられ、前記ロック部は前記リテーナ差込孔の周辺に設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記ロック部と前記ロック受け部とが、前記本係止位置において前記リテーナの移動方向と直角な向きに傾いて係止し合うところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ロック部とロック受け部とが本係止位置においてハウジングの嵌合方向に対してリテーナの移動方向と直角な向き側へ傾いて係止し合うから、端子金具に接続された電線がハウジングの嵌合方向後方へ引っ張られても、ロック部とロック受け部との係止状態が容易に解かれることはない。したがって、リテーナが不用意に離脱されるのを回避できる。
<請求項2の発明>
ロック受け部がリテーナの端縁寄りに位置してその一端から他端にかけてリテーナの端縁から離れる向きに傾斜して形成されているから、ロック受け部の他端側とリテーナの端縁との間に増肉の領域が形成される。したがって、ロック受け部がリテーナの端縁寄りに位置しているという事情があっても、増肉領域によって保護されるとともに、強度を高めることができる。
<請求項3の発明>
ロック部とロック受け部とが本係止位置においてリテーナの移動方向と直角な向きではない方向に沿って係止し合うから、ロック部とロック受け部とがリテーナの移動方向と直角な向きに沿って係止し得ない事情がある場合にも適用可能となる。
<請求項4の発明>
ロック部がリテーナ差込孔の周辺に設けられているから、ロック部の形成領域が狭くなり、ロック受け部との係止代を充分に確保できないおそれがあるが、本発明によれば、ロック部がリテーナの移動方向と直角な向き側へ傾きながらも直角な向きではない方向に傾いて形成されているから、ロック受け部との係止代を充分に確保できる。
<請求項5の発明>
ロック部とロック受け部とが本係止位置においてリテーナの移動方向と直角な向きに沿って係止し合うから、ロック部とロック受け部との係止状態が解除されるのを確実に防止できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。実施形態1のコネクタは、ハウジング10と、リテーナ40と、端子金具70とを備えて構成されている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、全体としてブロック状をなし、図9に示すように、内部に、雌型の端子金具70を収容可能なキャビティ11が前後方向に貫通して設けられている。キャビティ11は高さ方向(上下方向)に複数段(詳細には2段)でかつ幅方向(左右方向)に複数列となって配置され、その内面に端子金具70を抜け止めするためのランス12が撓み可能に設けられている。ハウジング10の上面の幅方向中央部には、図3に示すように、相手ハウジング(図示せず)を嵌合状態に保持するロックアーム13が設けられている。ロックアーム13は、幅方向に一対の脚部14と両脚部14に揺動変位可能(弾性変位可能)に支持されながら後方へ延出されるアーム本体15とからなり、両脚部14を支点としてアーム本体15が高さ方向に撓み変形することにより、相手ハウジングをロック可能とされている。ハウジング10の上面の後端部にはアーム本体15の後端周りを覆うブリッジ部16が架設され、このブリッジ部16によってロックアーム13に対する不用意な解除操作が規制可能とされている。
ハウジング10には、図1に示すように、全キャビティ11に連通するリテーナ差込孔17が設けられている。リテーナ差込孔17は、ハウジング10の下面にリテーナ挿入口18を有するとともに、ハウジング10の両側面に一対の側面開口19を有し、もってハウジング10の下面及び両側面の3面に開口されている。リテーナ差込孔17の後面は斜め前下向きの斜面20とされ、この斜面20に沿ってリテーナ40が前後方向(嵌合方向X)に対して斜め方向Yに移動可能となっている。
ハウジング10の両側面には、側面開口19の周辺に、隣接する側面より一段落ちた凹所21、22が形成されている。凹所21、22は、リテーナ差込孔17の前縁の下部前方に位置する前側凹所21と、リテーナ差込孔17の前縁より後方に位置してハウジング10の後面に開放される後側凹所22とからなる。後側凹所22には、リテーナ差込孔17の後縁に沿うように延びるガイド部23が突出して設けられている。また、後側凹所22には、リテーナ差込孔17の下端後縁の近傍に、リテーナ40の仮係止位置からの離脱を規制する抜止部24が突出して設けられている。抜止部24の下面は外側に向けて傾斜するガイド面25とされ、抜止部24の上面は略水平な抜止面26とされている。リテーナ差込孔17の斜面20には、抜止部24の直前方に、リテーナ40の本係止位置への移動を規制する仮係止部27が切り欠いて設けられている。
そして、後側凹所22には、リテーナ差込孔17の上端縁の近傍でかつその後上方に、リテーナ40が本係止位置から仮係止位置側へ戻り移動するのを規制するロック部28が突出して設けられている。ロック部28は、全体として前下がりの形態をなし、嵌合方向Xに対してリテーナ40の移動方向Yと直角な向きZ側へ傾きながらも直角な向きZとは一致しない方向に延び、その延び方向に沿ったロック面29を有している。ロック面29は、嵌合方向Xに沿った水平線Aとリテーナ40の移動方向Yと直角な向きZに沿った斜め線Bとの間に囲まれる領域に配置されている。ロック部28の上面はロック面29とその後端に連なる水平面30とによって構成され、水平面30の上方は後側凹所22の上縁を仕切る梁部31との間に略平行な組付空間32を有している。また、ロック部28の下面はリテーナ40の本係止位置への乗り上げを案内するガイド斜面33とされている。
ハウジング10の両側面の前後方向略中央部には、後側凹所22の前端を仕切る張出部34が梁部31と略直角に連なりかつ高さ方向に延出して設けられている。張出部34は、ロック部28の前方と対応する位置に、ロック部28の成形に伴って形成される前後方向の貫通孔35を有している。図3に示すように、ロック部28は貫通孔35を通して前方からも視認可能となっている。
続いて、リテーナ40について説明すると、リテーナ40は同じく合成樹脂製であって、図5〜図7に示すように、幅方向に長い基部41と、基部41の幅方向両端から上方に立ち上がる一対の側板部42とを備えて構成されている。基部41の後面は斜め後上向きの斜面43とされている。リテーナ40は斜面43をハウジング10側の斜面20に摺動させながら仮係止位置と本係止位置とを嵌合方向Xに対して斜め方向Yに移動可能とされ、仮係止位置から本係止位置にかけて斜め前上方へ押し込み操作され、本係止位置から仮係止位置にかけて斜め後下方へ引き下げ操作される。基部41には、本係止位置において下段のキャビティ11と対応する位置に端子金具70の挿通孔44が貫通して形成されている。各挿通孔44の下側の孔縁には下段に挿入された各端子金具70を抜け止めする下側係止突部45が形成されているとともに、基部41の上縁には上段に挿入された各端子金具70を抜け止めする上側係止突部46が形成されている。そして、基部41の斜面43には、仮係止位置において仮係止部27に嵌合係止される小突起状の仮係止受け部47が設けられている。基部41の後端には本係止位置において仮係止部27に嵌合される薄肉の嵌合片48が斜面43の終端に連なって設けられている。
仮係止位置では、図9に示すように、上側係止突部46及び下側係止突部45がキャビティ11より外側に待避することにより、各キャビティ11内に後方から端子金具70を挿入可能とされ、かつ各キャビティ11から端子金具70を抜出可能とされている。一方、本係止位置では、図10に示すように、上側係止突部46及び下側係止突部45がキャビティ11内に進入して、各キャビティ11内に正規挿入された端子金具70の本体部71(後述する)の後端を係止することにより、各端子金具70のキャビティ11からの抜け出しを規制する。
両側板部42には、ガイド部23が嵌合されかつリテーナ40の移動に伴ってガイド部23が摺動可能なガイド孔49が貫通して設けられている。両側板部42の前縁下部には前板部50が前方へ突出して設けられ、この前板部50は本係止位置において前側凹所21に嵌合される。また、両側板部42の後縁下部には、仮係止位置において抜止部24が嵌合するとともに抜止面26に係止される抜止受け部51が切り欠いて設けられている。
そして、両側板部42の内面には、ガイド孔49より上方であって上端縁寄りの位置に、ロック部28と係止可能なロック受け部52が突出して設けられている。ロック受け部52は、全体として前下がりの形態をなし、嵌合方向Xに対してリテーナ40の移動方向Yと直角な向きZ側へ傾きながらも直角な向きZとは一致しない方向に延び、その延び方向に沿ったロック受け面53を有している。ロック受け面53は、嵌合方向Xに沿った水平線Aとリテーナ40の移動方向と直角な向きに沿った斜め線Bとの間に囲まれる領域に配置されている。ロック受け面53は、ロック受け部52の下面によって構成され、その前端に、ロック受け部52の突出端面とほぼ同じ平面上に位置するガイド孔49の周縁部が連なっている。ロック受け部52の上面はリテーナ40の本係止位置への乗り上げを案内するガイド傾斜面54とされている。
ロック受け部52の後端は両側板部42の上端縁とほぼ同じ高さ位置にあり、ロック受け部52の前端は両側板部42の前端縁とほぼ同じ前後位置でかつ両側板部42の上端縁から高さ方向に離れて位置している。詳しくはロック受け部52は、その後端から前端にかけて両側板部42の上端縁との距離を次第に広げる向きに形成されている。両側板部42の上端縁とロック受け部52の上端縁との間には、高さ方向に厚肉とされた三角形状の増肉領域55が形成されている。この増肉領域55は、本係止位置においてハウジング10側の組付空間32に嵌合される。
端子金具70は導電性の金属板を曲げ加工して成形され、図9に示すように、前部に角筒状の本体部71を有し、後部にオープンバレル状のバレル部72を有している。本体部71は相手ハウジングに収容された相手端子(図示せず)を受け入れて相手端子と接続され、バレル部72は電線90の端末に圧着されて電線90と接続される。ハウジング10の後面からは各端子金具70に接続された電線90が後方へ引き出されている。
次に本実施形態の作用効果を説明する。
ハウジング10のリテーナ差込孔17にリテーナ挿入口18を通してリテーナ40を挿入し、仮係止部27と仮係止受け部47、及び抜止部24と抜止受け部51とを互いに係止させることにより、リテーナ40を仮係止位置に移動規制状態で留め置く。このとき、図2、図8(A)に示すように、ロック受け部52のガイド傾斜面54がロック部28のガイド斜面33に下から当接することによってもリテーナ40の本係止位置への移動が規制される。この状態で、図9に示すように、各キャビティ11内に後方から端子金具70を挿入し、正規挿入された端子金具70をランス12によって弾性的に一次係止する。
続いて、リテーナ40に対して斜め前上方への押し込み力を付与する。すると、仮係止部27と仮係止受け部47との係止状態が解除され、かつガイド傾斜面54とガイド斜面33とが互いに摺動することで両側板部42が外側に撓み変形され、もってリテーナ40の本係止位置への移動が許容される。このとき、仮に、端子金具70が正規挿入されずに半挿入状態で留め置かれていた場合には、嵌合方向Xに対して斜め方向Yに移動するリテーナ40によって端子金具70が強制的に正規挿入状態に至らしめられる。
リテーナ40が本係止位置に至ると、図4に示すように、両側板部42の上端縁が梁部31の下縁に当て止めされるとともに、両側板部42の前端縁が張出部34の後縁に当て止めされて、リテーナ40のそれ以上先方への移動が規制される。またリテーナ40が本係止位置に至ると、ハウジング10の下面に基部41の下面がほぼ面一で連なるとともに、ハウジング10の両側面(凹所21、22を除く)に両側板部42の外面がほぼ面一で連なる。さらにリテーナ40が本係止位置に至ると、図8(B)に示すように、ロック受け部52がロック部28を乗り越え、両側板部42の復元を伴いつつロック受け面53がロック面29に係止されて、リテーナ40の仮係止位置側への戻り移動が規制される。このとき、ロック受け面53とロック面29とは、ハウジング10の嵌合方向Xに対してリテーナ40の移動方向Yと直角な向きZ側へ傾いた方向に沿って係止し合うこととなる。また、図10に示すように、キャビティ11内に正規挿入された端子金具70は上側係止突部46及び下側係止突部45によって抜け止め状態に二次係止される。その後、前方から相手ハウジングが嵌合され、ハウジング10はリテーナ40とともにその略全体が相手ハウジング内に収容される。
ところで、ハウジング10の後面から導出される電線90が引っ張られると、リテーナ40に対して戻り方向の離脱力が作用して、リテーナ40が仮係止位置側に戻ったり、ハウジング10から外れたりするおそれがある。しかし、本実施形態の場合、ロック部28とロック受け部52とは、本係止位置において、ハウジング10の嵌合方向Xに対してリテーナ40の移動方向Yと直角な向きZ側へ傾いた面(ロック面29、ロック受け面53)に沿って係止し合う構成とされているため、ハウジング10の嵌合方向Xに配置された面に沿って係止し合うよりも、リテーナ40の離脱力に抗し易い構造となり、リテーナ40が容易に戻り方向に移動されることがない。したがって、リテーナ40の不用意な離脱が防止される。
また、ロック受け部52がリテーナ40の両側板部42の上端縁寄りに位置してその後端から前端にかけて両側板部42の上端縁から離れる向きに傾斜して形成されているから、ロック受け部52の前端側とリテーナ40の上端縁との間に増肉領域55が形成される。したがって、ロック受け部52がリテーナ40の上端縁寄りに位置しているという事情があっても、増肉領域55によってロック受け部52が保護状態に置かれるとともに、ロック受け部52の強度を高めることができる。
また、ロック部28がハウジング10の両側面における側面開口19の周辺に設けられているから、スペース上の制約によってロック部28の形成領域が狭くなり、ロック部28がロック受け部52との係止代を充分に確保し得ないおそれがある。しかるに本実施形態によれば、ロック部28とロック受け部52とは、本係止位置においてリテーナ40の移動方向Yと直角な向きZではない方向に沿って係止し合うため、直角な向きZに沿って係止し合うよりも、ロック部28の形成領域を充分に長くでき、ひいてはロック部28とロック受け部52との係止代を充分に確保できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ロック部の形成領域を確保することができれば、ロック部とロック受け部とが本係止位置においてリテーナの移動方向と直角な向き(斜め線)に沿って係止し合う構成とするのがよい。こうすると、ロック部とロック受け部との係止状態が解除されるのを確実に防止できる。
(2)リレーナ差込孔は、ハウジングの一面のみに開口する形態であってもよい。
本発明の実施形態1のコネクタにおいて、ハウジングの側面図である。 リテーナが仮係止位置にあるときの側面図である。 リテーナが仮係止位置にあるときの正面図である。 リテーナが本係止位置にあるときの側断面図である。 リテーナの正面図である。 図5のK−K断面図である。 リテーナの平面図である。 (A)図2のS−S断面図である。(B)図4のF−F断面図である。 リテーナが仮係止位置にあって端子金具が挿入されたときの側断面図である。 リテーナが本係止位置にあって端子金具を係止したときの側断面図である。
符号の説明
10…ハウジング
11…キャビティ
17…リテーナ差込孔
28…ロック部
40…リテーナ
41…基部
42…側板部
52…ロック受け部
70…端子金具
90…電線

Claims (5)

  1. 相手ハウジングと嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とを前記ハウジングの嵌合方向に対して斜め方向へ移動可能に装着され、前記仮係止位置では前記ハウジングに対する端子金具の挿抜を許容し、前記本係止位置では前記ハウジングに挿入された前記端子金具の抜けを規制するリテーナとを備えたコネクタであって、
    前記ハウジングにはロック部が設けられ、前記リテーナには前記ロック部に係止可能なロック受け部が設けられており、
    前記ロック部と前記ロック受け部とが、前記本係止位置において、前記ハウジングの嵌合方向に対して前記リテーナの移動方向と直角な向き側へ傾いて係止し合うことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック受け部は、前記リテーナの端縁寄りに位置し、その一端から他端にかけて前記リテーナの端縁から離れる向きに傾斜して形成されている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ロック部と前記ロック受け部とが、前記本係止位置において前記リテーナの移動方向と直角な向きではない方向に傾いて係止し合う請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジングには、前記リテーナの組付方向に対向する面とそれに隣接する両側面の3面にまたがって開口するリテーナ差込孔が形成されており、
    前記リテーナは、基部とその両側から立ち上がる一対の側板部とを備え、前記両側板部が前記ハウジングの両側面におけるリテーナ差込孔とその周辺を被覆可能とされており、
    前記ロック受け部は前記リテーナの側板部の内面に設けられ、前記ロック部は前記リテーナ差込孔の周辺に設けられている請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記ロック部と前記ロック受け部とが、前記本係止位置において前記リテーナの移動方向と直角な向きに傾いて係止し合う請求項1又は2記載のコネクタ。
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