JP2009281693A - 熱交換器、その製造方法及びこの熱交換器を用いた空調冷凍装置 - Google Patents

熱交換器、その製造方法及びこの熱交換器を用いた空調冷凍装置 Download PDF

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晃 石橋
Atsushi Mochizuki
厚志 望月
Soubu Ri
相武 李
Takuya Matsuda
拓也 松田
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Abstract

【課題】伝熱管の後流側の死水域を減少させ、通風抵抗の低減及び熱交換効率の向上が得られ、その上製造が容易でコストを低減できる熱交換器、その製造方法及びこの熱交換器を用いた空調冷凍装置を提供する。
【解決手段】所定の間隔で積層されその間を空気が流れる板状の複数のフィン11と、これらフィン11に空気の流れ方向に沿って挿入され内部に冷媒が流れる扁平な複数の伝熱管15と、伝熱管15の両端部に取付けたヘッダとを備えた熱交換器を有し、扁平な伝熱管15は、その短軸方向が空気の流れ方向の下流側に向って徐々に幅狭に形成され、内部の長軸方向には下流側に向って凸となるほぼく字状の複数の隔壁17がほぼ等間隔で設けられ、この隔壁17によって複数の冷媒流路18が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒と気体等の流体との間で熱交換を行うためのフィンチューブ型の熱交換器、その製造方法及びこの熱交換器を用いた空調冷凍装置に関するものである。
従来の熱交換器に、板状のフィンを多数平行に配置して治具で固定し、これら各フィンに設けたフィンカラーに翼形状の扁平管からなる伝熱管を挿入し、各フィンと伝熱管とを密着させてロウ材や接着剤により固定したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、伝熱管に偏平管を用い、主熱交換器部分と補助熱交換器部分とのパス数を変化させることにより、凝縮器の伝熱性能の向上をはかったものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−139282号公報(第4−6頁、図3) 特開2005−265263号公報(第9−10頁、図9)
特許文献1の熱交換器は、伝熱管に翼形状の扁平管を用いたので、円管の伝熱管に比べて通風抵抗を小さくでき、また、フィンへの挿入性も向上する。しかし、伝熱管が翼形状のため製造が面倒であり、さらに、フィンに切り起こしによる多数のスリットが設けられてるため、熱交換器全体としての通風抵抗が大きくなるという問題があった。
また、特許文献2の熱交換器は、均質に空気を冷却しかつ除湿することができるが、凝縮器として用いた場合、冷媒が過冷却になると補助熱交換器において十分に液を保持できないという問題があった。また、蒸発器として用いた場合、補助熱交換器における管内圧損が大きく、性能低下を引き起こすという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、伝熱管を扁平に形成したことによりその後流側の死水域を減少させ、通風抵抗の低減及び熱交換効率の向上が得られ、その上製造が容易でコストを低減することのできる熱交換器、その製造方法及びこの熱交換器を用いた空調冷凍装置を提供することを目的としたものである。
本発明に係る熱交換器は、所定の間隔で積層されその間を空気が流れる板状の複数のフィンと、これらフィンに空気の流れ方向に沿って挿入され内部に冷媒が流れる扁平な複数の伝熱管と、該伝熱管の両端部に取付けたヘッダとを備えた熱交換器を有し、前記扁平な伝熱管は、その短軸方向が空気の流れ方向の下流側に向って徐々に幅狭に形成され、内部の長軸方向には下流側に向って凸となるほぼく字状の複数の隔壁がほぼ等間隔で設けられ、該隔壁によって複数の冷媒流路を形成したものである。
また、本発明に係る熱交換器の製造方法は、扁平な複数の伝熱管の両端部にヘッダを装着する工程と、所定の間隔で積層され治具によって固定されたフィンのフィンカラーに前記伝熱管を挿入する工程と、前記ヘッダに蓋を装着して該蓋に冷媒配管を接続する工程と、前記伝熱管と前記フィンとを炉中でロウ付けする工程とを少なくとも有するものである。
また、本発明に係る空調冷凍装置は、上記の熱交換器を室内ユニット及び室外ユニットの両者又はいずれか一方に用いたものである。
本発明によれば、伝熱管の後流部の死水域が減少し、熱交換効率が高く、製造が容易でコストを低減できる熱交換器を得ることができる。
また、室内ユニット及び室外ユニットの両者又はいずれか一方に上記の熱交換器を用いることにより、熱交換率が優れた信頼性の高い空調冷凍装置を得ることができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る熱交換器を用いた空調冷凍装置の室内ユニットの模式的説明図である。なお、以下の説明では、図の左側を前面、右側を背面という。
室内ユニット1のケーシング2と前面パネル3と間の上部には、空気の吸込み口5を有する天面パネル4が設けられており、天面パネル4の内側(下流側)にはフィルタ6が設置されている。7a,7bは後述の熱交換器のドレンパン、8は吸込み口5の下流側に配置された送風機で、その下流側には吹出し口9が設けられている。
10a,10bは室内ユニット1の前面側上部(フィルタ6と送風機8との間)において、空気の流れ方向(矢印で示す)に対して2列に設置されたフィンチューブ型の第1の主熱交換器、10c,10dは第1の熱交換器10a,10bの下部において、空気の流れ方向に対して2列に配設されたフィンチューブ型の第2の主熱交換器、10e,10fは室内ユニット1の背面側上部において、空気の流れ方向に対して2列に配設されたフィンチューブ型の第3の主熱交換器である。そして、これら一列目と2列目の主熱交換器10aと10b、10cと10d、10eと10fは、その伝熱管15が千鳥状になるように配置されている。なお、以下の説明では、これら第1〜第3の主熱交換器10a〜10fを、単に主熱交換器10と記すことがある。
20a,20b,20cは第1〜第3の主熱交換器10a,10b、10c,10d、10e,10fの上流側にそれぞれ配設された、フィン21に円管からなる伝熱管22を取付けた補助熱交換器である。なお、以下の説明では、第1〜第3の主熱交換器10a〜10fと、その上流側に配設された補助熱交換器20a,20b,20cとのそれぞれの組合わせを、第1の熱交換器集合体H1、第2の熱交換器集合体H2、第3の熱交換器集合体H3という(以下の説明では、これら第1〜第3の熱交換器集合体H1〜H3を一括してHで表わすことがある)。
図2は主熱交換器10の要部の模式的説明図、図3は図2の一部の平面図で、矢印は空気の流れ方向を示す。なお、図2は説明を容易にするため、誇張して示してある。
所定の間隔(ピッチ)で積層され、その間を空気が流れる複数の板状のフィン11の長手方向には、所定の間隔(ピッチ)で、空気の流れ方向に沿って扁平管16からなる伝熱管15が、フィン11に設けたフィンカラー12に前面側(空気の流れ方向の上流側)から挿入され、ロウ付けにより一体に接合されている。そして、伝熱管15の長軸方向には、耐圧を保持するために、空気の流れ方向に対して凸(く字状)となる複数の隔壁17が設けられており、この隔壁17により複数の冷媒流路18が形成されている。なお、図示してないが、伝熱管15の上下にはヘッダが設けられている。
上記のように構成した主熱交換器10において、実施例では各部の寸法を次の通り設定した(図2参照)。
先ず、第1の熱交換器集合体H1の主熱交換器10a,10bにおいては、フィン11の積層方向のピッチFpは1.1mm、フィン11の板厚Ftは0.1mmであり、フィン11の空気の流れ方向の幅Wは14.2mm、伝熱管12のピッチDpは10.2mmであった。また、第2の熱交換器集合体H2の主熱交換器10c,10dは、フィン11の積層方向のピッチFpは1.1mm、フィン11の板厚Ftは0.1mm、フィン11の空気の流れ方向の幅Wは13.7mm、伝熱管12のピッチDpは9.5mmであり、さらに、第3の熱交換器集合体H3の主熱交換器10e,10fは、フィン11の積層方向のピッチFpは1.1mm、フィン11の板厚Ftは0.1mm、フィン11の空気の流れ方向の幅Wは13.7mm、伝熱管15のピッチDpは9mmであった。なお、伝熱管15の長軸方向の長さdaは10.5mm、短軸方向の上流側の端部の幅dbは2.2mm、下流側端部の幅dcは1.9mmであった。
補助熱交換器20a,20b,20c(以下単に補助交換器20と記すことがある)は、所定の間隔(ピッチ)で積層され、その間を空気が通る複数の板状のフィン21の長手方向に、所定のピッチで円管からなる伝熱管22を、機械式又は液圧式拡管によりフィン21に圧接合して一体に設けたもので、実施例では、伝熱管22の外径は7mm、フィン21の積層方向のピッチFpは1.3mm、フィン21の板厚Fcは0.1mm、空気の流れ方向のフィン21の幅Wは12.7mmであり、伝熱管22のピッチDpは20.4mmであった。
上記のような扁平管16によって形成された伝熱管15を有する主熱交換器10及び円管からなる伝熱管22を有する補助熱交換器20において、伝熱管15,22はアルミニウム又はアルミニウム合金(以下、これらを総称してアルミニウム合金という)の押し出し形材によって形成され、フィン11は板状のアルミニウム合金によって形成されている。このように、主熱交換器10及び補助熱交換器20をすべて同じ材料で構成することにより、耐腐食性が向上し、また、コストを低減することができる。
図4は主熱交換器10に用いられる扁平管16からなる伝熱管15の、押し出し加工直後の断面形状を示すもので、扁平管16内には長軸方向に、空気の流れ方向の下流側に向って凸となるく字状の複数の隔壁17が設けられており、この隔壁17により複数個(図には8個の場合が示してある)の冷媒流路18が形成されている。押し出し加工後は両側壁は平行であり、長軸方向と直交する短軸方向と、隔壁17との角度β1は各隔壁17とも同じであって、このように隔壁17の形状(角度)を同一にすることで、押し出し成形の安定性を向上することができる。
押し出し加工によって形成された複数の冷媒流路18を有する扁平管16は、フィン11に取付ける前にプレス加工を施し、図5に示すように、その両側壁の長軸方向がテーパに形成され、短軸方向の幅が空気の流れ方向の下流側に向って徐々に狭く、db>dcになるように形成される(実施例では、前述のように、db:2.2mm、dc:1.9mm)。これにより、長軸方向と直交する短軸方向と隔壁17とのなす角度βが、長軸方向の下流側(図の右側)になるにしたがって徐々に大きくなり、冷媒流路18の流体相当直径(4×流路断面積/流路内周長さ)は、下流側になるほど小さくなる。
このように伝熱管15の隔壁17をく字状とすることで、プレス加工により両側壁をテーパ状に形成する際に、隔壁17が空気の流れ方向に安定して曲げられ、伝熱管15の外形上の製作寸法誤差を小さく抑えることができる。
また、図3に示すように、空気の流れ方向の上流側では伝熱管15内における熱交換量が大きく、下流側では小さいが、熱交換量に対応して、冷媒流路18の径(流体相当直径)を変化させることにより、伝熱管15内の流路圧損を変化させることができる。
これにより、伝熱管15内の冷媒流量を、熱交換量の大きい箇所(空気の流れ方向の上流側)で大きく、小さい箇所(下流側)で小さくできるため、各冷媒流路18において常に一定の冷媒乾き度(蒸気質量流量/全質量流量)を保つことができる。よって、空気の流れ方向の前縁のみが飽和状態で終り、蒸発器で過熱又は凝縮器で過冷となって、熱交換性能が悪化するのを防止することができる。
図6は伝熱管15の長手方向における各部の断面形状を示す説明図、図7は伝熱管15の端部に設けた角ヘッダ25、フィン11及び伝熱管15の状態を模式的に示した説明図である。
伝熱管15のフィン11に装着される部位15aのB−B断面は、扁平管16の両側壁にプレス加工によりテーパ部が設けられ(図5参照)、フィン11のフィンカラー12への挿入性をよくし、挿入後はフィン11に完全に接するように配置される。そして、両端部側のフィン11にも角ヘッダ25にも挿入されない部分は、A−A断面、C−C断面に示すように、押し出し加工のままでなんら加工されていない(図4参照)。
一方、形状冷媒流路を構成する角ヘッダ25へ挿入される両端部15bは、D−D断面及びE−E断面に示すように、縮管が施されて長軸方向及び短軸方向の長さが縮小され、角ヘッダ25への挿入性を高めている。
各断面部における長軸方向の長さHは、H1(D−D断面、E−E断面)<H2(A−A断面、C−C断面)=H3(B−B断面)となっている。このように、扁平管16からなる伝熱管15の外形を長手方向で変化させることにより、フィン11及び角ヘッダ25への挿入性及び組立性を大幅に向上することができる。また、伝熱管15を扁平管で形成したので、後流部の死水域を小さくすることができる。
図8は上記のように構成した熱交換器の製造工程の一例を示すフローチャートである。
主熱交換器10において、押し出し加工で成形され、ついでプレス加工により両側壁がテーパ状に加工された扁平管16からなる伝熱管15の両端部が、図7に示すように、流路を構成する角ヘッダ25に挿入され(ステップS1)、図3に示すように積層されて治具で固定されたフィン11のフィンカラー12に挿入される(ステップS2)。そして、隣接する角ヘッダ25a,25bに蓋32a,32bをそれぞれ取付けてこの蓋32a,32bを接続管34(ともに図15参照)で接続する(ステップS3)。
ついで、ロウ材を伝熱管15の前縁部、角状ヘッダ25と伝熱管15との間、角状ヘッダ25と蓋32との間、蓋32と接続管34との間、角ヘッダ25と接続管34との間に配置し(ステップS4)、接続管34により接続されて2列ごとに組合わされた第1〜第3の主熱交換器10a,10b、10c,10d、10e,10fの組み立体をそれぞれ炉中でロウ付けする(ステップS5)。
そして、それぞれ組立てられた主熱交換器10aと10b、10cと10d、10eと10fの組み立体を洗浄(ステップS6)したのち、親水処理材を塗布し(ステップS7)、乾燥したのち組立てられた各主熱交換器10a〜10fの組み立体と分配器26及び絞り弁27(ともに図13参照)をバーナロウ付けにより接合する(ステップS8)。
次に、拡管してフィン21に固定された円管の伝熱管22からなる補助熱交換器20a〜20cに設けた接続管を、主熱交換器10a,10c,10eにそれぞれバーナロウ付けして接合し(ステップS9)、主熱交換器10及び補助熱交換器20からなる熱交換器集合体Hを製造する。
このように、それぞれ2列からなる第1〜第3の熱交換器集合体H1〜H3の主熱交換器10を炉中でロウ付けして組立てることにより、1列ごとに主熱交換器10を組立てる場合よりもバーナロウ付けの点数が減り、加工時間及びコストを低減することができる。この場合、全体の主熱交換器10a〜10fの組立てを親水処理を施す前に行うと、主熱交換器10a〜10fの容積が大きくなって乾燥工程で時間を要するため、2列程度の主熱交換器10の組立が熱交換器容積の上限と考えられる。
図9〜図12は図8のフローチャートで説明した熱交換器の製造工程のうち、ステップS4の伝熱管15の前縁部に配置するロウ材19の例を示すもので、図には、フィン11を立設して上縁部(空気の流れ方向の上流側)が開口されたフィンカラー12に上方から伝熱管15を挿入する場合が示してある。なお、13はフィンカラー12の開口部の両側に設けた円弧状の切欠き部である。
図9はフィンカラー12に挿入された伝熱管15の前縁部と切欠き部13に沿って、フィン11の積層方向に2本の棒状のロウ材19を配置し、炉中でフィン11と伝熱管15を一体に接合するようにしたものである。このようにロウ材19を、フィン11と伝熱管15が接する重力方向の上部に配置することで、ロウ材19は伝熱管15の前縁部から左右に行き渡り、伝熱管15を確実にフィン11に接合することができる。
図10は棒状の2本のロウ材を接合した断面亜鈴状のロウ材19を、伝熱管15の前縁部に沿ってフィン11の積層方向に配置したものである。
また、図11は断面ほぼ円弧状のロウ材19を、伝熱管15の前縁部を覆ってフィン11の積層方向に配置したものであり、図12は断面ほぼ逆V字状のロウ材19を、伝熱管15の前縁部を覆ってフィン11の積層方向に配置したものである。
これらによれば、ロウ材19の配置時における位置安定性が向上し、また、ロウ材19が伝熱管15の前縁部から左右方向に行き渡って、伝熱管15をフィン11に確実に接合することができる。
図13は本実施の形態に係る熱交換器を蒸発器として用いた場合の冷媒流路を模式的に示した説明図、図14は室内ユニットにおける冷媒流路を示す説明図である。
両図において、冷房運転時に熱交換器集合体Hが蒸発器として用いられる場合、冷媒は2パスの各補助熱交換器20a〜20cを通り、合流後3分岐する第1の分配器26aを通過し、前面側上部に配設された第1の熱交換器集合体H1の主熱交換器10a,10bに設けた角ヘッダ25aでさらに2分岐され、伝熱管15に送られる。
第1の熱交換器集合体H1の主熱交換器10a,10bを通過した冷媒は、角ヘッダ25bを介して第2の分配器26bで再び合流し、絞り弁27を通過したのち6分岐する分配器28(以下、第3の分配器ということがある)で分岐し、前面側下部に設置された第2の熱交換器集合体H2の主熱交換器10cと、背面側上部に設置された第3の熱交換器集合体H3の主熱交換器10eとに設けた角ヘッダ25c内でさらに後述の冷媒分岐手段により2分岐され、第2、第3の熱交換器集合体H2,H3の主熱交換器10c,10d、10e,10fを通過して、角ヘッダ25dを経て円柱状ヘッダを通過し、外部へ送られる。
この間、送風機8により吸込み口5から吸引された外気は、矢印で示すように、各熱交換器集合体H1〜H3のフィン21,11の間を通り、伝熱管22,15を流れる冷媒により熱交換され、冷却されて冷風となり、吹出し口9から室内に吹き出される。
本実施の形態においては、熱交換器が蒸発器として用いられる場合、冷媒は絞り弁27の前に前面上部の第1の主熱交換器10a,10bを流れるため、重力方向に対する傾斜が大きく凝縮水が垂れ易い第1の主熱交換器10a,10bには熱交換器出口が配設されていないので、信頼性の高い熱交換器を得ることができる。
また、本実施の形態では、主熱交換器10の伝熱管15の両端部に角ヘッダ25が設けられており、これにより冷媒入口で2分岐され、分配器26a,28による分配数の2倍の分岐数で主熱交換器10を冷媒が通過する。また、図15に示すように、角ヘッダ25aの冷媒入口には、後述する冷媒分岐手段を構成する冷媒衝突部30が設けられており、ここで冷媒の分岐及び気液の混合がなされ、冷媒分岐のばらつきが抑制される。
図16は図15の角ヘッダ25aの平面図、図17は角ヘッダ25aに蓋32aを取付けた状態の図16のA−A断面図で、冷媒分岐手段を説明するためのものである。
一端が第1の分配器26aに接続された冷媒配管35の他端が接続される第1の熱交換器集合体H1の上流側の主熱交換器10aにおいて、角ヘッダ25aの隣接する各一対の伝熱管15a,15bの間の底部には、ほぼ半球状の凹部からなる冷媒衝突部30が設けられており、また、これら伝熱管15a,15bの両側には、流路を遮断する隔壁31がそれぞれ設けられている。そして、角ヘッダ25aの開口部を気密に覆う蓋32aの各冷媒衝突部30と対向する位置には、冷媒配管35が接続される接続口33がそれぞれ設けられている。
上記のように構成した冷媒分岐手段において、図17に示すように、冷媒配管35から角ヘッダ25a内に送られた冷媒は、矢印で示すように冷媒衝突部30に衝突し、2方向に分岐して伝熱管15a,15bへ流入する。また、このとき気液の混合がなされ、冷媒分岐のばらつきが抑制される。
上記の説明では、第1の熱交換器集合体H1の主熱交換器10aの蓋32aに冷媒分岐手段を設けた場合を示したが、第2、第3の熱交換器集合体H2,H3の上流側の主熱交換器10c,10eの角ヘッダ25にも同様に冷媒分岐手段が設けられている。
このように、主熱交換器10の角ヘッダ25に冷媒分岐手段を設けたので、第1〜第3の分配器26a,26b,28の分岐、分岐数を減らすことができ、分配器のコンパクト化、低コスト化を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、図14に示すように、前面側下部と背面側に設置された第2、第3の熱交換器集合体H2,H3において、主熱交換器10cと10d、10eと10fの空気の流れ方向に対して、風速の大きい部位と小さい部位の冷媒回路を、列ごとに冷媒配管によりたすき掛け状に接続して入れ替えており、これにより、出口冷媒乾き度を均一に保つことができ、風速が大きく熱負荷の大きい箇所で冷媒が加熱し、熱交換性能が低下するのを防止することができる。
また、各熱交換器集合体H1〜H3において、空気の流れ方向の2列目と3列目の主熱交換器10のフィン11を分割したので、室内ユニット1内における熱交換器集合体Hの配置を種々設定することができ、さらに、3列目の主熱交換器10b,10d,10fのフィン11における前縁効果(空気境界層分断効果)により、熱伝達率を向上することができる。
また、2列目と3列目の主熱交換器10を、伝熱管15が千鳥状になるように配置することにより、伝熱管15の前縁における熱伝達率が向上し、熱交換性能を高めることができる。
また、図1に示すように、前面側上部の熱交換器集合体H1の主熱交換器10aと10bのフィン11の合計幅2W1を、前面側下部及び背面側の第2、第3の熱交換器集合体H2,H3の主熱交換器10cと10d、10eと10fのフィン11のそれぞれの合計幅2W2,2W3より大きくすることで、風速の大きい前面側上部の第1の熱交換器集合体H1の主熱交換器10a,10bの出口空気温度を入口空気温度に接近させ、温度効率ε=(熱交換器出口空気温度−熱交換器入口空気温度)/(冷媒飽和温度−熱交換器入口空気温度)を、主熱交換器10全体で一様に近づけることができる(温度効率εは、伝熱性能が増加すると向上し、風速が増加すると低下する特性がある)。
さらに、重力方向に対して傾斜の大きい前面側上部の第1の熱交換器集合体H1の主熱交換器10a,10bのフィン11の合計幅2W1を大きくすることで、伝熱管15とフィン11の後端部(下流側)との距離が拡大し、蒸発器として用いたときの露たれを防止することができる。
[実施の形態2]
本実施の形態は、分配器28(図13、図14)と、第2の熱交換器集合体H2の主熱交換器10c,10d及び第3の熱交換器集合体H3の主熱交換器10e,10fとを接続する複数の冷媒配管35(図14)のうち、流入する空気の風速の大きい側(上流側)に接続された冷媒配管と、風速の小さい側(下流側)に接続された冷媒配管との出口冷媒乾き度を、均一に保つようにしたものである。
図18は本実施の形態に係る主熱交換器の要部を示すもので、実施の形態1における角ヘッダ25a,25bを含む第2の熱交換器集合体H2の主熱交換器10c,10d(図13、図14)、及び角ヘッダ25a,25bの蓋32a,32bの斜視図である。
本実施の形態においては、空気の流入方向(矢印で示す)の上流側の主熱交換器10cの角ヘッダ25aの蓋32aに設けた複数の接続口33と、これに接続される複数の冷媒配管35(図には、細い矢印で示してある)との間に、リング状の流量調整板36を介装し、この流量調整板36の穴径を、風速の大きい側に接続される冷媒配管35は大きく、風速が小さくなる側に接続される冷媒配管35を順次小さくしたものである。
これにより、風速が大で熱負荷の大きい側の冷媒配管35については冷媒流量を大きく、風速が小さく熱負荷の小さい側の冷媒配管35については冷媒流量を小さくできるので、出口冷媒乾き度を均一に保つことができる。
図19は本実施の形態の他の例を示す室内ユニットの配管説明図である。
本例は、分配器28と、第2、第3の熱交換器集合体H2,H3の主熱交換器10cと10eとを接続する冷媒配管35を、風速の大きい側に接続される冷媒配管35aは大径に、風速が小さくなる側に接続される冷媒配管35は順次小径に形成したものである。
本例においても、図18の場合とほぼ同様の効果を得ることができる。
[実施の形態3]
図20は本発明に係る熱交換器を用いた実施の形態3の空調冷凍装置の冷媒回路図である。
この冷媒回路は、圧縮機40、凝縮熱交換器41、絞り装置42、蒸発熱交換器43、送風機44及びこれを駆動するモータ45により構成されている。
このように構成した冷媒回路において、冷媒は圧縮機40から高温高圧の状態で吐出され、凝縮熱交換器41で凝縮されて放熱し、絞り装置42で膨張して低圧になり、蒸発熱交換器43で蒸発して吸熱し、圧縮機40に吸入される。なお、44は送風機、45は送風機44の駆動モータである。
本実施の形態に係る空調冷凍装置においては、前述の主熱交換器10及び補助熱交換器20からなる熱交換器集合体Hを、凝縮熱交換器41及び蒸発熱交換器43の両者又はいずれか一方に用いることにより、エネルギ効率の高い空調冷凍装置を実現することができる。
ここでエネルギ効率は、空気調和機においては、次式で構成される。
暖房エネルギ効率=室内熱交換器(凝縮器)能力/全入力
冷房エネルギ効率=室内熱交換器(蒸発器)能力/全入力
上述の主熱交換器10、熱交換器集合体H及びこれらを用いた空調冷凍装置においては、HCFC(R22)やHFC(R116、R125、R134a、R14、R143a、R152a、R227ea、R23、R236ea、R236fa、R245ca、R245fa、R32、R41、RC318など、あるいはこれら冷媒の数種の混合冷媒R407A、R407B、R407C、R407D、R407E、R410A、R410B、R404A、R507A、R508A、R508Bなど)、HC(ブタン、イソブタン、エタン、プロパン、プロピレンなど、あるいはこれら冷媒の数種混合冷媒)、自然冷媒(空気、炭酸ガス、アンモニアなど、あるいはこれら冷媒の数種の混合冷媒)、またこれら冷媒の数種の混合冷媒など、どのような種類の冷媒を用いても、その効果を達成することができる。
また、作動流体として、空気と冷媒の例を示したが、他の気体、液体、気液混合流体を用いても、同様の効果を奏することができる。
さらに、伝熱管とフィンは一般に異なった材料を用いていることが多いが、伝熱管とフィンに銅、あるいはアルミニウム材など、同じ材料を用いることで、フィンと伝熱管のロウ付けが可能となり、フィンと伝熱管の接触熱伝達率が飛躍的に向上し、熱交換能力が大幅に向上する。また、リサイクル性も向上させることができる。
また、伝熱管とフィンを密着させる方法として、炉中ロウ付けを行う場合、フィンに親水材を塗布するのに後処理で行うようにしたので、前処理の場合のロウ付け中の親水材の焼け落ちを防ぐことができる。
さらに、上述の熱交換器及びこれを用いた空調冷凍装置においては、鉱油系、アルキルベンゼン油系、エステル油系、エーテル油系、フッ素油系など、冷媒と油が溶ける溶けないにかかわらず、どのような冷凍機油によっても、その効果を達成することができる。
また、上記の説明では、図示の空調冷凍装置に本発明に係る熱交換器又は熱交換器集合体を用いた場合を示したが、これに限定するものではなく、他の構成の空調冷凍装置においても、本発明に係る熱交換器を用いることができる。
本発明の実施の形態1に係る熱交換器を用いた空調冷凍装置の室内ユニットの模式的説明図である。 図1の主熱交換器の要部の模式的説明図である。 図2の一部の平面図である。 図2の伝熱管の押し出し加工直後の断面図である。 図4の伝熱管のプレス加工後の断面図である。 図2の伝熱管の長手方向の各部の断面形状を示す説明図である。 伝熱管の端部におけるフィン及び角ヘッダとの状態を示す説明図である。 本実施の形態に係る熱交換器の製造工程の一例を示すフローチャートである。 図8の製造工程において伝熱管の前縁部に配置するロウ材の説明図である。 図8の製造工程において伝熱管の前縁部に配置するロウ材の説明図である。 図8の製造工程において伝熱管の前縁部に配置するロウ材の説明図である。 図8の製造工程において伝熱管の前縁部に配置するロウ材の説明図である。 本実施の形態に係る熱交換器を蒸発器として用いた場合の冷媒流路の模式的説明図である。 室内ユニットにおける冷媒流路の説明図である。 図13の角ヘッダ部分の斜視説明図である。 図15の冷媒分岐手段を説明するための角ヘッダの平面図である。 角ヘッダに蓋を取付けた状態の図16のA−A断面図である。 本発明の実施の形態2に係る角ヘッダ部分の斜視説明図である。 同じく実施の形態2に係る室内ユニットの冷媒流路の説明図である。 本発明に係る熱交換器を用いた実施の形態3の空調冷凍装置の冷媒回路図である。
符号の説明
1 室内ユニット、2 ハウジング、3 前面パネル、4 天面パネル、5 吸込み口、6 フィルタ、8 送風機、9 吹出し口、10 主熱交換器、11 フィン、12 フィンカラー、15 伝熱管、16 扁平管、17 隔壁、18 冷媒流路、19 ロウ材、20 補助熱交換器、21 フィン、22 伝熱管、25 角ヘッダ、26,28 分配器、29 円柱状のヘッダ、30 冷媒衝突部、32 蓋、33 接続口、35 冷媒配管、36 流量調整板、H 熱交換器集合体、40 圧縮機、41 凝縮熱交換器、42 絞り装置、43 蒸発熱交換器。

Claims (20)

  1. 所定の間隔で積層されその間を空気が流れる板状の複数のフィンと、これらフィンに空気の流れ方向に沿って挿入され内部に冷媒が流れる扁平な複数の伝熱管と、該伝熱管の両端部に取付けたヘッダとを備えた熱交換器を有し、
    前記扁平な伝熱管は、その短軸方向が空気の流れ方向の下流側に向って徐々に幅狭に形成され、内部の長軸方向には下流側に向って凸となるほぼく字状の複数の隔壁がほぼ等間隔で設けられ、該隔壁によって複数の冷媒流路が形成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記熱交換器を2列に配設し、これら熱交換器の上流側に、所定の間隔で積層されたフィンに円筒状の複数の伝熱管が挿入された補助熱交換器を配設して熱交換器集合体を構成したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記熱交換器集合体を構成する熱交換器を、その伝熱管が千鳥状になるように2列に配設したことを特徴とする請求項2記載の熱交換器。
  4. 前記板状のフィンと扁平な伝熱管からなる熱交換器、及び板状のフィンと円筒状の伝熱管からなる補助熱交換器をアルミニウム合金で構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱交換器。
  5. 前記扁平な伝熱管の内部に設けたほぼく字状の隔壁は、空気の流れ方向の下流側になるにしたがって角度が深く、それによって形成された冷媒流路の断面積が小さくなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱交換器。
  6. 前記扁平な伝熱管は、その長手方向のフィンに挿入する範囲のみ短軸方向を下流側に向けて幅狭に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 前記扁平な伝熱管は、その長手方向の両端部を縮管し、長軸方向及び短軸方向を短かく形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱交換器。
  8. 扁平な複数の伝熱管の両端部にヘッダを装着する工程と、所定の間隔で積層され治具によって固定されたフィンのフィンカラーに前記伝熱管を挿入する工程と、前記ヘッダに蓋を装着して該蓋に接続管を接続する工程と、前記伝熱管と前記フィンとを炉中でロウ付けする工程とを少なくとも有することを特徴とする熱交換器の製造方法。
  9. 扁平な複数の伝熱管の両端部にヘッダを装着する工程と、所定の間隔で積層され治具によって固定されたフィンカラーに前記伝熱管を挿入する工程と、前記ヘッダに蓋を装着して該蓋に接続管を接続する工程と、上記によって組立てられた熱交換器を2列に組合わせて炉中でロウ付けする工程と、ロウ付けされた2列の熱交換器を洗浄して親水処理する工程と、親水処理された2列の熱交換器に分配器及び絞り弁をバーナロウ付けする工程と、組合わされた2列の熱交換器に補助熱交換器の配管をバーナロウ付けする工程とを少なくとも有することを特徴とする熱交換器の製造方法。
  10. 前記伝熱管を、内部の長軸方向に複数のく字状の隔壁を有する扁平管を押し出し加工によって形成し、該扁平管の短軸方向をプレス加工により上流側から下流側に向って徐々に幅狭に形成したことを特徴とする請求項8又は9記載の熱交換器の製造方法。
  11. 前記熱交換器のフィンのフィンカラーの前縁部の伝熱管が接する部分に円弧状の切欠き部を設けたことを特徴とする請求項8又は9記載の熱交換器の製造方法。
  12. 前記フィンカラーに挿入した伝熱管の前縁部とフィンの切欠き部との間に、フィンの積層方向に沿って棒状の2本のロウ材を配置したことを特徴とする請求項11記載の熱交換器の製造方法。
  13. 前記フィンカラーに挿入した伝熱管の前縁部に沿って、フィンの積層方向に断面亜鈴状、円弧状又は逆V字状のロウ材を配置したことを特徴とする請求項11記載の熱交換器の製造方法。
  14. 前記請求項1〜7のいずれかに記載の熱交換器を、室内ユニット及び室外ユニットの両者又はいずれか一方に用いたことを特徴とする空調冷凍装置。
  15. 前記室内ユニットの前面側上部に請求項2に記載の第1の熱交換器集合体を、該第1の熱交換器集合体の下部に第2の熱交換器集合体を、背面側上部に第3の熱交換器集合体をそれぞれ設置したことを特徴とする請求項14記載の空調冷凍装置。
  16. 前記第1の熱交換器集合体の2列の熱交換器のフィンの合計幅を、前記第2、第3の熱交換器集合体のそれぞれの2列のフィンの合計幅より大きく形成したことを特徴とする請求項15記載の空調冷凍装置。
  17. 前記第1〜第3の熱交換器集合体の補助熱交換器を通過した冷媒が合流して複数に分岐する第1の分配器と、該第1の分配器から角ヘッダを介して前記第1の熱交換器集合体の熱交換器を通過した冷媒が角ヘッダを介して合流する第2の分配器と、該第2の分配器の下流側に接続された絞り弁と、該絞り弁を経た冷媒を複数に分岐する第3の分配器と、該第3の分配器で分岐され前記第2、第3の熱交換器集合体の熱交換器を通過した冷媒がそれぞれ角ヘッダを介して外部へ取出される円筒状のヘッダとを備えたことを特徴とする請求項15又は16記載の空調冷凍装置。
  18. 前記第1〜第3の熱交換器集合体の全部又は一部の熱交換器の冷媒の流入側に設けた角ヘッダの伝熱管の間に、冷媒を分岐する手段を設けたことを特徴とする請求項17記載の空調冷凍装置。
  19. 前記第2、第3の熱交換器集合体の熱交換器の前記第3の分配器と接続する複数の冷媒配管の接続口にそれぞれリング状の流量調整板を設け、該流量調整板の穴径を、風速の大きい側に対しては大径に、風速の小さい側に対しては小径に形成したことを特徴とする請求項17記載の空調冷凍装置。
  20. 前記第2、第3の熱交換器集合体の熱交換器と前記第3の分配器とを接続する複数の冷媒配管を、風速の大きい側には大径の冷媒配管を用い、風速の小さい側には小径の冷媒配管を用いたことを特徴とする請求項17記載の空調冷凍装置。
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