JP2009270932A - ガスセンサ用ヒータの劣化判定装置 - Google Patents

ガスセンサ用ヒータの劣化判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスセンサに備えられたヒータの劣化を精度良く判定できる、ガスセンサ用ヒータの劣化判定装置を提供する。
【解決手段】排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びバッテリから電力供給されてセンサ素子を加熱するヒータを有するガスセンサに適用され、ヒータ両端電圧に応じて変化する監視電圧ADが閾値VTHを下回った場合にヒータが劣化していると判定するにあたり、ヒータに電力供給するバッテリの電源電圧VBHが低いほど劣化判定用の閾値VTHを低く設定する。そのため、その閾値VTHを、正常時の監視電圧ADより僅かに低い値となるよう設定できる。よって、ヒータ劣化を精度良く判定できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、内燃機関からの排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びそのセンサ素子を過熱するヒータを有するガスセンサに適用され、そのヒータの劣化有無を判定する装置に関する。
この種のガスセンサには、酸素濃度を検出するA/FセンサやO2センサ、窒素酸化物濃度を検出するNOxセンサ等があり、このようなガスセンサの検出値に基づき燃料噴射量等を制御することで、内燃機関から排出される排気中のエミッションを目標値まで低減させることを図っている。そして、この種のガスセンサにはセンサ素子を加熱するヒータが備えられており、内燃機関の始動時などのようにセンサ素子が活性化していない時にヒータを駆動させることでセンサ素子の早期活性化を図り、ひいては内燃機関始動時におけるエミッション低減向上を図っている。
ここで、ヒータへ電力供給する回路中において、ヒータ両端の短絡やヒータ断線等の故障が生じることがあり、特許文献1記載の装置では、これらの短絡、断線の有無を次の手法により判定している。すなわち、ヒータ両端の電圧を検出し、検出した電圧(以下「監視電圧」と呼ぶ)が閾値VTHα(図4参照)よりも低くなっている場合には断線が発生していると判定し、閾値VTHβ(図4参照)よりも高くなっている場合には短絡が発生していると判定する。
特開平11−6812号公報
ところで、近年のエミッション低減要求の高まりに伴い、ヒータの短絡、断線のみならずヒータの経年劣化をも検出することが望まれている。これに対し本発明者らは、ヒータが劣化してくると先述した監視電圧が低下してくることに着目し、断線判定に用いる閾値VTHαを、ヒータが劣化していない時の監視電圧より僅かに低い値となるよう設定することで、閾値VTHαをヒータ劣化判定に用いることを検討した。この検討の結果、以下の問題が生じることを見出した。
すなわち、ヒータ両端の電圧である監視電圧は、ヒータへ電力供給するバッテリの電源電圧の変化に追従して変化する。そして、劣化に伴う監視電圧の低下量は、断線時に生じる監視電圧の低下量に比べて僅かである。したがって、ヒータ劣化判定用の閾値を設定するにあたり、ヒータが劣化していない正常時の監視電圧より僅かに低い値となるよう設定しただけでは、電源電圧の低下に追従して監視電圧が低くなっている場合には正常であるにも拘わらず劣化であると誤判定することが懸念される。一方、この懸念を解消すべくヒータ劣化判定用の閾値を正常時の監視電圧よりも大幅に低い値となるよう設定すると、その背反として、電源電圧の上昇に追従して監視電圧が高くなっている場合には劣化しているにも拘わらず正常であると誤判定することが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ガスセンサに備えられたヒータの劣化を精度良く判定できる、ガスセンサ用ヒータの劣化判定装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明では、
内燃機関からの排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びバッテリから電力供給されて前記センサ素子を加熱するヒータを有するガスセンサに適用され、
前記ヒータの両端電圧、又は前記両端電圧に応じて変化するダイアグ出力値に基づくとともに、前記バッテリの電源電圧にも基づいて、前記ヒータの劣化有無を判定する劣化判定手段を備えることを特徴とする。
このように、電源電圧を加味した上で両端電圧等に基づきヒータ劣化有無を判定する本発明によれば、ヒータ劣化を精度良く判定できる。具体的には、例えば請求項2記載の如く、両端電圧又は前記ダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に前記ヒータは劣化していると判定する判定手段と、前記電源電圧に応じて前記閾値を可変設定する閾値設定手段と、を有する構成においては、電源電圧に応じて閾値を可変設定するので、図4中の一点鎖線VTHに例示されるように電源電圧が低いほど閾値を低くすることにより、ヒータ劣化を精度良く判定できる。
なお、請求項2記載の構成では閾値を可変設定しているが、例えば閾値を固定して、劣化判定に用いるダイアグ出力値を電源電圧に応じて補正する構成により、請求項1記載の発明を実現させるようにしてもよい。この場合には、電源電圧が低いほどダイアグ出力値を高くするよう補正することとなる。
ここで、バッテリから電力供給されて駆動するヒータとは別の電気機器を駆動させている期間中は、電源電圧が瞬時的に変動することが懸念される。例えば、燃料噴射弁や点火装置を電気機器として駆動させている期間中には、燃料噴射弁や点火装置へ供給される電力は、1燃焼サイクル中に供給と停止が切り替えられるので、1燃焼サイクル中の特定時期に急激に低下することとなる。すると、劣化判定時点における電源電圧を正確に把握することが困難となり、ヒータ劣化の誤判定を招くおそれが生じる。
この点に着目した請求項3記載の発明では、前記劣化判定手段は、前記両端電圧又は前記ダイアグ出力値と前記電源電圧とに基づくことに加え、前記バッテリから電力供給されて駆動する前記ヒータとは別の電気機器の駆動状態に基づいて、前記ヒータの劣化有無を判定することを特徴とする。
このように、ヒータとは別の電気機器の駆動状態を加味した上で電源電圧及び両端電圧等に基づきヒータ劣化有無を判定する請求項3記載の発明によれば、ヒータ劣化を精度良く判定できる。
具体的には、例えば請求項4記載の如く、前記両端電圧又は前記ダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に前記ヒータは劣化していると判定する判定手段と、前記電源電圧及び前記電気機器の駆動状態に応じて前記閾値を可変設定する閾値設定手段と、を有する構成が挙げられる。この構成によれば、電気機器の駆動状態に応じて閾値を可変設定するので、駆動期間中においては閾値を低くすることにより、電源電圧の瞬時的な低下によるヒータ劣化の誤検出を低減できる。
さらに本発明者らは、電気負荷が大きいほど瞬時的な電源電圧の低下が大きくなるため、ヒータ劣化の誤検出のおそれが高まるとの知見を得た。この知見に基づく請求項5記載の発明では、前記閾値設定手段は、前記電源電圧に応じてリニアに変化する基準閾値を設定する基準閾値設定手段と、前記電気機器による電気負荷が大きいほど劣化判定されにくい側に前記基準閾値を補正することで前記閾値を設定する基準閾値補正手段と、を有することを特徴とする。そのため、図8中の一点鎖線VTH4,VTH5,VTH6に例示されるように、電気負荷が大きいほど劣化判定されにくい側に基準閾値を補正するので、上述したヒータ劣化の誤検出を低減できる。なお、複数の電気負荷に対し、駆動状態にある電気負荷の数が多いほど電気負荷が大きいとみなして上述の如く基準閾値を補正することが具体例として挙げられる。
請求項6記載の発明では、
内燃機関からの排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びバッテリから電力供給されて前記センサ素子を加熱するヒータを有するガスセンサに適用され、
前記ヒータの両端電圧、又は前記両端電圧に応じて変化するダイアグ出力値に基づくとともに、前記バッテリから電力供給されて駆動する前記ヒータとは別の電気機器の駆動状態に基づいて、前記ヒータの劣化有無を判定する劣化判定手段を備えることを特徴とする。
これによれば、ヒータとは別の電気機器の駆動状態を加味した上で両端電圧等に基づきヒータ劣化有無を判定するので、先述したように電気機器を駆動させることに伴い生じ得る電源電圧の瞬時的な低下による劣化の誤判定を低減できる。
具体的には、例えば請求項7に記載の如く、前記両端電圧又は前記ダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に前記ヒータは劣化していると判定する判定手段と、前記電源電圧及び前記電気機器の駆動状態に応じて前記閾値を可変設定する閾値設定手段と、を有する構成が挙げられる。この構成によれば、図6中の一点鎖線VTH1,VTH2,VTH3に例示されるように、電気機器の駆動状態に応じて閾値を可変設定するので、駆動期間中においては閾値を低くすることにより、電源電圧の瞬時的な低下によるヒータ劣化の誤検出を低減できる。
さらに請求項8記載の発明では、先述した「電気負荷が大きいほど瞬時的な電源電圧の低下が大きくなるため、ヒータ劣化の誤検出のおそれが高まる」との知見に基づき、前記閾値設定手段は、予め設定された基準閾値を、前記電気機器による電気負荷が大きいほど劣化判定されにくい側に補正することで、前記閾値を設定することを特徴としている。そのため、電気負荷が大きいほど劣化判定されにくい側に基準閾値を補正するので、上述したヒータ劣化の誤検出を低減できる。なお、複数の電気機器に対し、駆動状態にある電気機器の数が多いほど電気負荷が大きいとみなして上述の如く基準閾値を補正することや、特定の電気機器の駆動率が高いほど電気負荷が大きいとみなして上述の如く基準閾値を補正することが具体例として挙げられる。
請求項9記載の発明では、内燃機関からの排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びバッテリから電力供給されて前記センサ素子を加熱するヒータを有するガスセンサに適用され、
前記ヒータの両端電圧、又は前記両端電圧に応じて変化するダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に、前記ヒータは劣化していると判定する劣化判定手段を備え、
前記電源電圧が予め設定された最小値よりも小さい場合には、前記劣化判定手段による判定を禁止することを特徴とする。
ところで、電源電圧が通常とり得る値はある特定の値以上となっていることが多い。上記請求項9記載の発明はこの点に着目してなされたものであり、要するに、電源電圧が上記特定値、つまり予め設定された最小値(例えば、図9中の一点鎖線Vminに示す値)よりも大きい場合には劣化判定を行い、その最小値よりも小さい場合には劣化判定を禁止する。よって、電源電圧が最小値より大きい場合においてヒータが劣化していなければとり得る両端電圧に対し、僅かに低い値となるよう劣化判定の閾値(例えば、図9中の一点鎖線VTH7に示す閾値)を設定することができる。つまり、電源電圧が最小値より小さい場合においても劣化判定するように設定した閾値(例えば、図9中の一点鎖線VTH8に示す閾)に比べて、劣化していない時の両端電圧等に近い値に閾値を設定することができる。よって、ヒータ劣化を精度良く判定できる。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1の実施形態)
図1は、車両に搭載された走行用エンジン10(内燃機関)の制御システムの概要を示す構成図である。当該エンジン10は多気筒4サイクルのガソリンエンジンであり、吸気管11には吸気量を調整するスロットルバルブ12が設けられ、その下流側の吸気ポート近傍には燃料を噴射するインジェクタ13が設けられている。
インジェクタ13から燃料が噴射されるとその噴射燃料と空気とにより混合気が形成され、該混合気がエンジン燃焼室にて燃焼に供された後、排気が排気管15に排出される。また、排気管15には排気を浄化する触媒装置16(排気浄化装置)が設けられており、該触媒装置16には、CO(一酸化炭素)及びHC(炭化水素)を酸化するとともにNOx(窒素酸化物)を還元して浄化する三元触媒が採用されている。
触媒装置16の排気流れ上流側には、排気中の酸素濃度を検出するためのA/Fセンサ20が設けられている。また、触媒装置16の排気流れ下流側には、排気中の酸素濃度を検出するためのO2センサ30が設けられている。A/Fセンサ20は、実際の空燃比が目標空燃比(理論空燃比)となるようインジェクタ13からの燃料噴射量をフィードバック制御するためのセンサである。
ここで、触媒装置16が浄化効率を保つためには、触媒装置16内の酸素吸蔵量を適度な量に保つ必要がある。そこで、O2センサ30により触媒装置16の下流側の排気について空気過剰率λを検出し、触媒装置16内の酸素吸蔵量が適度な量になるように、前記目標空燃比を補正する。
これらの両センサ20,30は、酸素濃度を検出するセンサ素子21,31、該センサ素子21,31を加熱する電気ヒータ22,32、及びこれらのセンサ素子21,31及びヒータ22,32を収容するハウジング23,33を備えて構成されている。O2センサ30は特許請求の範囲に記載のガスセンサに相当し、A/Fセンサ20の電気ヒータ22は、特許請求の範囲に記載の電気機器に相当する。
O2センサ30が備えるO2センサ素子31は、空気過剰率λが1.0を下回ると例えば0.9Vの信号を出力し、超えなければ0Vの信号を出力するものである。つまり、O2センサ素子31は、空気過剰率λが1を超えたか否かを2値検出する素子であると言える。一方、A/Fセンサ20が備えるA/Fセンサ素子21は、空気過剰率λに比例した大きさの信号を出力するものであるため、空気過剰率λが1.0以外の領域についてもその空気過剰率λを検出できる。
ヒータ22,32はセンサ素子21,31を加熱して活性化させるためのものであり、特にエンジン10の始動時に用いることで、センサ素子21,31を早期に活性化させている。また、センサ素子21,31が活性化した後は、センサ素子21,31の温度を一定に保つようにヒータ22,32の通電を制御(例えばデューティ制御)している。なお、A/Fセンサ20の活性化温度(例えば約750℃)はO2センサ30の活性化温度(例えば約300℃)よりも高い。
また、A/Fセンサ20が備えるA/F用ヒータ22には、O2センサ30が備えるO2用ヒータ32に比べて大容量のヒータが採用されている。そして、エンジン10を始動させた後、A/Fセンサ20の方がO2センサ30に比べて早いタイミングで活性化する。
図2に示すように、ECU(電子制御ユニット)40は、CPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータ41を主体として構成されており、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、その都度のエンジン運転状態に応じてエンジン10の各種制御を実施する。
具体的には、ECU40は、車両運転者のアクセル操作量に応じた要求吸気量となるようにスロットルバルブ12の開度を制御(吸気量制御)する。また、混合気が所望する目標空燃比(例えば理論空燃比)となるよう、インジェクタ13による燃料噴射量を制御(噴射量制御)する。
また、ECU40には、A/Fセンサ素子21及びO2センサ素子31の出力信号(検出信号)が入力される。そして、A/Fセンサ素子21による検出信号に基づき、実際の空燃比が目標空燃比となるよう、ECU40は燃料噴射量をフィードバック制御している。また、ECU40は、A/Fセンサ20による検出信号に基づき実際の空燃比を算出するにあたり、O2センサ30からの検出信号に基づき、触媒装置16内の酸素吸蔵量が適度な量になるよう前述した目標空燃比を補正している。
また、ECU40は、センサ素子21,31の温度を一定に保つよう、A/F用ヒータ22及びO2用ヒータ32の通電をデューティ制御している。これにより、A/Fセンサ20及びO2センサ30は所定の活性状態に保持される。
O2用ヒータ32のデューティ制御について具体的に説明すると、O2センサ素子31の温度を検出するインピーダンス回路(図示せず)を設け、ECU40は、インピーダンス回路により検出された素子温度が所定の目標温度(例えば300℃)となるよう、O2用ヒータ32への通電に係るデューティ比を算出する。そして、算出したデューティ比に基づきO2用ヒータ32をデューティ制御する。
具体的には、トランジスタ等によるスイッチング回路42に対し、上述の如く算出したデューティ比となるようマイコン41から駆動指令信号を出力する。駆動指令信号に応じたスイッチング回路42の作動により、バッテリ50からO2用ヒータ32への電力供給が前記デューティ比となるようオン・オフ切替制御される。なお、A/F用ヒータ22についてもO2用ヒータ32と同様にして、所定の素子温度が所定の目標温度(例えば750℃)となるようデューティ制御する。
図3は、O2用ヒータ32(以下、単にヒータ32と呼ぶ)の温度とヒータ32のインピーダンスとの関係を示す特性図である。このように、ヒータ温度が上昇するにつれインピーダンスも上昇するが、ヒータ32が劣化することによってもインピーダンスは上昇する。つまり、劣化によりインピーダンスが高くなると電流が流れにくくなることに起因して、所定電圧をヒータ32に印加しても所定温度まで上昇しないこととなる。すると、O2センサ素子31の活性化が遅くなる、或いは、活性化温度(例えば約300℃)を維持できなくなるとの不具合を招く。その結果、実際の空燃比を目標空燃比にすることを精度良くできなくなり、ひいては、触媒装置16による排気浄化率が低下してしまう。
そこで本実施形態では、ヒータ32の劣化有無をマイコン41により判定しており、以下、ヒータ32の劣化判定処理ついて説明する。図2に示すように、劣化判定装置として機能するECU40には、ヒータ監視回路43及び電源電圧検出回路44が備えられている。ヒータ監視回路43は、0〜15Vの範囲で変化するヒータ32の両端電圧のアナログ値を取り込み、0〜5Vの範囲で変化するデジタル値にAD変換する。そして、このようにAD変換した信号を監視電圧信号ADとしてマイコン41に出力する。
電源電圧検出回路44は、バッテリ50の電源電圧を検出し、検出した電源電圧検出値VBHをマイコン41に出力する。なお、バッテリ50の電源電圧は、オルタネータに備えられたレギュレータ(図示せず)がロータコイルに流す励磁電流を調整することで、変動抑制されるよう制御されている。この励磁電流は、電源電圧VBH及びエンジン回転速度等に基づき決定される。
ここで、ヒータ32の劣化進行に伴い、ヒータ監視回路43にて検出された監視電圧ADの値は低下してくる。そこでマイコン41は、監視電圧ADが閾値VTH(劣化判定電圧)を下回ったか否かに基づきヒータ32劣化有無を判定する。但し、バッテリ50の電源電圧の変化に追従して監視電圧ADは変化する。そこで前記閾値VTHは、電源電圧VBHが高いほど高くするように可変設定されている。
図4中の実線(1)は、ヒータ32が劣化していない正常時における、電源電圧VBHに対する監視電圧ADの変化を示す。一点鎖線(2)は、電源電圧VBHに応じて可変設定された閾値VTHを示す。実線(3)は、ヒータ32の劣化が進行して監視電圧ADが閾値VTHよりも低くなった状態における、電源電圧VBHに対する監視電圧ADの変化を示す。なお、図4に示すように、監視電圧ADは電源電圧VBHに追従してリニアに変化するため、この変化に合せて閾値VTHも電源電圧VBHに応じてリニアに変化させるよう設定している。
但し、図4に示す監視電圧ADは、ヒータ32のインピーダンス(換言すれば、図3に示すヒータ温度)が以下に説明する最大値であると仮定した場合における値である。前記最大値とは、ヒータ32が劣化していない正常時においてとりうるヒータインピーダンスの最大値であり、例えば図3に示す1000℃の時のインピーダンス35Ωとして仮定している。
また、マイコン41は、上述した劣化判定の他に、以下に説明する断線異常判定及び短絡異常判定を行う。
断線異常判定では、ヒータ32内部、或いはヒータ32に電力を供給する供給経路上において断線が生じているか否かを判定する。図4中の実線(4)は、このような断線異常が生じた時の監視電圧ADを示しており、実線(4)に示す断線異常時の監視電圧ADは、実線(3)に示す劣化時の監視電圧ADに比べて大幅に低い値となる。そこで、劣化判定用の閾値VTHとは別に断線判定用の閾値VTHαを設定し、監視電圧ADが断線判定用の閾値VTHαを下回った場合には断線異常が生じていると判定する。
短絡異常判定では、ヒータ32に電力を供給する供給経路上において短絡が生じているか否かを判定する。図4中の実線(5)は、このような短絡異常が生じた時の監視電圧ADを示しており、実線(5)に示す短絡異常時の監視電圧ADは、実線(3)に示す劣化時の監視電圧ADに比べて大幅に高い値となる。そこで、劣化判定用の閾値VTHとは別に短絡判定用の閾値VTHβを設定し、監視電圧ADが短絡判定用の閾値VTHβを上回った場合には短絡異常が生じていると判定する。
なお、図4中の実線(4)(5)に示すように、断線異常時の監視電圧AD及び短絡異常時の監視電圧ADは、電源電圧VBHの値とは無関係に一定の値となる。この点を鑑み、断線判定用の閾値VTHα及び短絡異常時の閾値VTHβは、電源電圧VBHに応じて可変設定することなく、電源電圧VBHに拘わらず一定の値となるよう設定されている。
図5は、マイコン41(劣化判定手段)により実行される劣化判定処理の手順を示すフローチャートであり、当該処理は、イグニッションスイッチがオンとなっている期間中、繰り返し実行される。先ずステップS10において、電源電圧検出回路44により検出された電源電圧VBHを読み込むとともに、ヒータ監視回路43により検出された、ヒータ32両端電圧に応じて変化する監視電圧ADを読み込む。
続くステップS11(閾値設定手段)では、劣化判定電圧としての閾値VTH(図4中の一点鎖線(2)参照)を、ステップS10で読み込んだ監視電圧ADに基づき算出する。VTH=f(VBH)との算出式により算出するにあたり、関数fは、電源電圧VBHを変数とした一次関数であり、予め試験等により得られた実線(1)(3)の傾きと、一点鎖線(2)に示す閾値VTHの傾きとが同じになるよう設定されている。
続くステップS12(判定手段)では、ステップS10で読み込んだ監視電圧ADが、ステップS11にて算出した閾値VTHを下回っているか否かを判定し、AD<VTHでないと判定(S12:NO)されれば、ヒータ32は劣化していないとみなして処理はステップS10に戻る。一方、AD<VTHであると判定(S12:YES)されれば、ステップS13において劣化していると判定し、その旨の信号をダイアグ信号として外部装置に出力する。
以上により、本実施形態によれば、ヒータ32両端電圧に応じて変化する監視電圧ADが閾値VTHを下回った場合にヒータ32が劣化していると判定するにあたり、ヒータ32に電力供給するバッテリ50の電源電圧VBHが低いほど劣化判定用の閾値VTHを低く設定するので、その閾値VTHを、正常時の監視電圧ADより僅かに低い値となるよう設定できる。よって、ヒータ劣化を精度良く判定できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ヒータ32の劣化を判定する閾値VTHを電源電圧VBHに応じて可変設定するのに対し、本実施形態では、図6中の複数の一点鎖線VTH1,VTH2,VTH3に示すように、ヒータ32とは別の電気機器の駆動状態に応じて閾値を可変設定する。前記電気機器は、バッテリ50から電力供給されて駆動するものであればよく、例えばA/Fセンサ20のヒータ22や、インジェクタ13に備えられて燃料噴射孔を開閉させるアクチュエータ(図示せず)等が上記電気機器の具体例として挙げられる。
上記電気機器を駆動させて電気負荷が高くなると電源電圧VBHは低下する。つまり、電気機器の駆動率が高いほど、ヒータ32の劣化度合いが同じであっても監視電圧ADの値は低くなる。そこで本実施形態では、電気機器の駆動率が高いほど閾値を低くするよう可変設定している。
例えば、予め設定した複数の電気機器のうちいずれも駆動していない場合には図6中の閾値VTH1を用いてヒータの劣化判定を行い、1つの電気機器が駆動中であれば閾値VTH1よりも低く設定された閾値VTH2を用いて劣化判定を行い、2つの電気機器が駆動中であれば閾値VTH2よりも低く設定された閾値VTH3を用いて劣化判定を行う。或いは、予め設定した特定の電気機器(例えばA/F用ヒータ22)の駆動率(つまりデューティ比)が高くなるほど、閾値をVTH1,VTH2,VTH3の3段階に低くするよう可変設定する。なお、これら劣化判定用の閾値VTH1,VTH2,VTH3は、電源電圧VBHに応じて可変設定することなく、電源電圧VBHに拘わらず一定の値となるよう設定されている。
図7は、マイコン41(劣化判定手段)により実行される、本実施形態に係る上述した劣化判定処理の手順を示すフローチャートであり、当該処理は、イグニッションスイッチがオンとなっている期間中、繰り返し実行される。先ずステップS20において、ヒータ監視回路43により検出された、ヒータ32両端電圧に応じて変化する監視電圧ADを読み込む。
続くステップS21では、上述したA/F用ヒータ22の運転状態(例えばデューティ比、或いは運転期間中であるか否か)を読み込む。続くステップS22(閾値設定手段)では、ステップS21にて読み込んだ運転状態に応じて補正電圧VCMPを算出する。具体的には、A/F用ヒータ22に対する駆動デューティ比に比例して、当該デューティ比が大きいほど補正電圧VCMPを大きくするよう算出する。或いは、運転期間中であれば、運転期間中でない場合に比べて補正電圧VCMPを大きくするよう設定する。
続くステップS23(基準閾値設定手段、基準閾値補正手段)では、O2用ヒータ32の劣化を判定する閾値VTHを、ステップS22で算出した補正電圧VCMPに基づき補正する。具体的には、基準値VBASE(基準閾値)を、図6中の一点鎖線VTH1となるよう予め設定しておき、基準値VBASEから補正電圧VCMPを減算することで閾値VTHを算出する。その結果、図6中の一点鎖線VTH1に示す閾値(基準値VBASE)が、VTH2,VTH3となるよう補正されることとなる。
続くステップS24(判定手段)では、ステップS20で読み込んだ監視電圧ADが、ステップS23にて算出した閾値VTHを下回っているか否かを判定し、AD<VTHでないと判定(S24:NO)されれば、O2用ヒータ32は劣化していないとみなして処理はステップS20に戻る。一方、AD<VTHであると判定(S24:YES)されれば、ステップS25において劣化していると判定し、その旨の信号をダイアグ信号として外部装置に出力する。
以上により、本実施形態によれば、O2用ヒータ32両端電圧に応じて変化する監視電圧ADが閾値VTHを下回った場合にO2用ヒータ32が劣化していると判定するにあたり、電源電圧VBHの変化と相関のある電気機器(例えばA/F用ヒータ22)の駆動状態が、電気負荷の大きい状態であるほど劣化判定用の閾値VTHを低く設定するので、その閾値VTHを、正常時の監視電圧ADより僅かに低い値となるよう設定できる。よって、ヒータ劣化を精度良く判定できる。
また、A/F用ヒータ22等の電気機器を駆動させている期間中は、電源電圧VBHが瞬時的に低下することが懸念される。これに対し本実施形態では、電気機器の駆動期間中は閾値VTHを低くするよう補正するので、上述した瞬時的な低下により劣化であると誤判定することを抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、補正電圧VCMPを算出するにあたりバッテリ50の電源電圧VBHを用いていないので、電源電圧VBHの検出を不要にできる。よって、電源電圧検出回路44を廃止する等、劣化判定装置としてのECU40の構成を簡素にできる。
(第3実施形態)
本実施形態では、ヒータ32の劣化を判定する閾値VTHを設定するにあたり、上記第1実施形態と同様にして電源電圧VBHに応じて可変設定するとともに、上記第2実施形態と同様にしてA/F用ヒータ22等の電気機器の駆動状態に応じて可変設定する。つまり、図8中の一点鎖線VTH4,VTH5,VTH6に示すように、電源電圧VBHが高いほど劣化判定用の閾値を高くするよう可変設定する。また、A/F用ヒータ22等の電気機器の駆動状態が電気負荷の高い状態であるほど、劣化判定用の閾値を基準閾値VTH4に対し、VTH5,VTH6の順に低くするよう可変設定する。これによれば、上記第1実施形態に比べ、ヒータ劣化をより一層精度良く判定できる。
(第4実施形態)
ところで、電源電圧VBHの通常とりうる範囲は決まっており、その通常範囲(例えば9.5V〜15V)における最小値(例えば9.5V)よりも低くなることは稀である。そこで本実施形態では、電源電圧VBHが通常範囲の最小値(図9中の一点鎖線Vmin)より大きい場合にヒータ32の劣化有無を判定し、最小値Vmin以下の場合には劣化判定を禁止する。
劣化判定手段としてのマイコン41は、ヒータ監視回路43により検出された監視電圧ADが、予め設定された図9に記載の閾値VTH7を下回ったか否かを判定し、AD<VTH7となった場合にヒータ32が劣化していると判定する。なお、上記閾値VTH7は、電源電圧VBHに応じて可変設定することなく、電源電圧VBHに拘わらず一定の値となるよう設定されている。
そして、この劣化診断処理とは別に、マイコン41は図10に示す処理を繰り返し実行している。先ずステップS30において、電源電圧検出回路44により検出された電源電圧VBHを読み込む。続くステップS31では、ステップS30にて読み込んだ電源電圧VBHが、予め設定された劣化診断最小電圧(つまり前述の最小値Vmin)より小さいか否かを判定する。VBH<Vminでないと判定(S31:NO)されれば、処理はステップS30に戻り、先述した劣化診断処理を継続する。一方、VBH<Vminであると判定(S31:YES)されれば、ステップS32に進み、先述した劣化診断処理を禁止する。
以上により、本実施形態によれば、電源電圧VBHが最小値Vminより大きい場合においてヒータが劣化していなければとり得る監視電圧ADに対し、僅かに低い値となるよう劣化判定の閾値VTH7を設定することができる。つまり、電源電圧VBHが最小値Vminより小さい場合においても劣化診断処理を行うように設定した閾値VTH8に比べて、劣化していない時の正常時の監視電圧ADに近い値に閾値VTH7を設定することができる。よって、ヒータ劣化を精度良く判定できる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。また、本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、電源電圧VBHに応じて閾値VTHを可変設定しているが、閾値VTHを予め設定した値に固定して、ヒータ監視回路43から出力される監視電圧ADの信号を電源電圧VBHに応じて補正するようにしてもよい。この場合には、電源電圧VBHが低いほど監視電圧ADの値を高くするよう補正することとなる。
・上記第4実施形態では、監視電圧ADが閾値VTH7を下回ったか否かを判定することでヒータ劣化有無を判定するにあたり、上記閾値VTH7を、電源電圧VBHに拘わらず一定の値となるよう設定している。これに対し、上記第1〜第3実施形態のいずれかを組み合わせて、閾値を可変設定するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、O2センサ30用のヒータ32を劣化判定の対象としているが、本発明はO2センサ用ヒータに限られるものではなく、例えばA/Fセンサ20、排気中のNOx濃度を検出するNOxセンサ、排気中のHC濃度を検出するHCセンサ等に備えられたヒータを、劣化判定の対象としてもよい。
本発明の第1実施形態に関する、エンジン制御システムの概要を示す構成図。 図1に示すECUの機能ブロック図。 図1に示すヒータの温度とヒータインピーダンスとの関係を示す特性図。 第1実施形態により設定された劣化判定用の閾値を説明する図。 第1実施形態による劣化判定処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態により設定された劣化判定用の閾値を説明する図。 第2実施形態による劣化判定処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態により設定された劣化判定用の閾値を説明する図。 本発明の第4実施形態により設定された劣化判定用の閾値を説明する図。 第4実施形態による劣化診断処理の実行可否を判定する手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…ガソリンエンジン(内燃機関)、22…A/F用ヒータ(電気機器)、30…O2センサ(ガスセンサ)、31…センサ素子、32…O2用ヒータ、40…ECU(劣化判定装置)、50…バッテリ、S11,S22…閾値設定手段(劣化判定手段)、S12,S24…判定手段(劣化判定手段)、S23…基準閾値設定手段、基準閾値補正手段。

Claims (9)

  1. 内燃機関からの排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びバッテリから電力供給されて前記センサ素子を加熱するヒータを有するガスセンサに適用され、
    前記ヒータの両端電圧、又は前記両端電圧に応じて変化するダイアグ出力値に基づくとともに、前記バッテリの電源電圧にも基づいて、前記ヒータの劣化有無を判定する劣化判定手段を備えることを特徴とするガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  2. 前記劣化判定手段は、
    前記両端電圧又は前記ダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に前記ヒータは劣化していると判定する判定手段と、
    前記電源電圧に応じて前記閾値を可変設定する閾値設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  3. 前記劣化判定手段は、前記両端電圧又は前記ダイアグ出力値と前記電源電圧とに基づくことに加え、前記バッテリから電力供給されて駆動する前記ヒータとは別の電気機器の駆動状態に基づいて、前記ヒータの劣化有無を判定することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  4. 前記劣化判定手段は、
    前記両端電圧又は前記ダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に前記ヒータは劣化していると判定する判定手段と、
    前記電源電圧及び前記電気機器の駆動状態に応じて前記閾値を可変設定する閾値設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載のガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  5. 前記閾値設定手段は、
    前記電源電圧に応じてリニアに変化する基準閾値を設定する基準閾値設定手段と、
    前記電気機器による電気負荷が大きいほど劣化判定されにくい側に前記基準閾値を補正することで前記閾値を設定する基準閾値補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載のガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  6. 内燃機関からの排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びバッテリから電力供給されて前記センサ素子を加熱するヒータを有するガスセンサに適用され、
    前記ヒータの両端電圧、又は前記両端電圧に応じて変化するダイアグ出力値に基づくとともに、前記バッテリから電力供給されて駆動する前記ヒータとは別の電気機器の駆動状態に基づいて、前記ヒータの劣化有無を判定する劣化判定手段を備えることを特徴とするガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  7. 前記劣化判定手段は、
    前記両端電圧又は前記ダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に前記ヒータは劣化していると判定する判定手段と、
    前記電源電圧及び前記電気機器の駆動状態に応じて前記閾値を可変設定する閾値設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載のガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  8. 前記閾値設定手段は、予め設定された基準閾値を、前記電気機器による電気負荷が大きいほど劣化判定されにくい側に補正することで、前記閾値を設定することを特徴とする請求項7に記載のガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
  9. 内燃機関からの排気中に含まれる特定成分の濃度を検出するセンサ素子、及びバッテリから電力供給されて前記センサ素子を加熱するヒータを有するガスセンサに適用され、
    前記ヒータの両端電圧、又は前記両端電圧に応じて変化するダイアグ出力値が所定の閾値を超えた場合に、前記ヒータは劣化していると判定する劣化判定手段を備え、
    前記電源電圧が予め設定された最小値よりも小さい場合には、前記劣化判定手段による判定を禁止することを特徴とするガスセンサ用ヒータの劣化判定装置。
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