JP2009270701A - エンジン及び小型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチ機構に対して適量の潤滑油を供給できるようにする。
【解決手段】エンジンEは、クランクケース15内に回転可能に支持されたクランク軸14と、このクランク軸14の回転がメイン軸36を介して伝達される変速機構29と、クランク軸14からメイン軸36に対して回転伝達されるのを断接するクラッチ機構31とを備えている。クラッチ機構31に対する潤滑油の供給は、クラッチ室32を構成する壁面のうち、変速機構29が設けられている側と反対側に配された導入路Dを通じて行われる。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジン及びこのエンジンを搭載した小型車両(自動二輪車、モータサイクル、スクータ、モペット、ATV、スノーモービル、SSV(サイドバイサイドビークル)等を含む)に関する。
例えば自動二輪車用エンジンでは、クランク軸の回転を出力軸に伝達したり、遮断したりするクラッチ機構を備えているのが一般的である。その中には、入力側に固定されたアウタクラッチと出力側に固定されたインナクラッチとの間に多数のインナ,アウタ摩擦板を介在させた湿式多板式クラッチ機構がある。このようなクラッチ機構では、インナ,アウタ摩擦板同士の間で焼き付きが生じるのを回避するために潤滑油を供給する必要がある。そのような技術を開示するものとして、下記特許文献1が知られている。
ここには、変速入力軸を通してクラッチへ潤滑油の供給がなされるようにした技術が開示されている。オイルポンプから圧送された潤滑油は、軸芯に沿って形成されたオイル通路を通過する過程で、変速入力軸に装着された各ギヤとの嵌合部分への給油を行い、これと併せてクラッチへの給油がなされるようになっている。
特開2004−84603公報
ところで、クラッチに対する潤滑油の供給は、供給過多になるとクラッチの切れに支障が出る。逆に、供給不足はいわゆるクラッチ焼けを生じる。したがって、クラッチへの潤滑油の供給は適量であることが望ましいが、上記した特許文献1の構造であると、クラッチへの給油量は、変速入力軸に嵌着されたギヤへの給油量に影響されるため、その調整は容易でなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、クラッチに対して適確な量の潤滑油を供給することができるエンジンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、クランクケース内に収容されたクランク軸と、クランク軸の回転がメイン軸を介して伝達される変速機構と、変速機構の側方に配置され、クランク軸の回転伝達を変速機構に断接するクラッチ機構と、このクラッチ機構を収容するクラッチ室と、クラッチ室における変速機構が配された側とは反対側の外壁部に配置された、クラッチ機構へ潤滑油を供給するための導入路とを備えた構成としたところに特徴を有する。
本発明によれば、クラッチ機構に対する潤滑油の供給経路は変速機構側を経るのでなく、クラッチ室の壁部のうち変速機構と反対側に位置する外壁部に形成した導入路を通じて行うようにしている。したがって、変速機構への給油量を考慮することなくクラッチに対する潤滑油の供給を行うことができるため、クラッチに対する潤滑油の供給量を適確に設定することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、水冷式4サイクル並列3気筒エンジンを搭載したスクータ型の自動二輪車を例示する。なお、以下の説明中、「右」「左」に関する呼称は、運転者から見た方向を基準としている。
図1は自動二輪車1の全体が示されており、自動二輪車1はハンドル2によって操向される前輪3、エンジンE、エンジンEの駆動力によって回転する後輪4及び着座用のシート5を備えている。シート5は、運転者が着座する前着座部5Aとその後方に配され同乗者が着座するタンデムシート5Bとからなっている。
エンジンEは、詳細には図示されない車体フレームによって固定されている。このエンジンEの駆動力はシャフトドライブ方式の伝達装置によって後輪4に伝えられる。ドライブシャフト6は、車両の左側(右側に配置することも可能である)に配置されていて、車幅方向に延びるピボット軸7を中心として上下に揺動可能に支持されている。ドライブシャフト6の後端にはベベルギヤ(図示しない)が設けられ、後輪4の回転軸に取り付けられたベベルギヤ(図示しない)と噛み合っている。
自動二輪車の車体カバー8は、前輪の上方において車体の前方を覆うようにして形成されたフロントカウリング9と、運転者の両足の前方を覆うように形成されたレッグシールド10と、ハンドル2とシート5との間の位置で、車体の上方を覆うように形成されたセンターカバー11と、このセンターカバー11より下方側で車体の左右両側面を覆うようにして形成されたサイドカバー12と、このサイドカバー12の下方において、運転者の両足を載せる左右一対の平面を有して形成されたフットボード13とを含んで構成されている。
エンジンEのエンジンケースは、クランク軸14を収容するクランクケース15と、変速機を収容する変速機ケース16とを有している。このうち、クランクケース15の前方には車幅方向に延びるクランク室17が形成され、内部にはクランク軸14が収容されている。クランク室17の上方にはシリンダブロック18が前方に延びている。このシリンダブロック18の内部には、3つのシリンダボアが車幅方向に並列して設けられ、それぞれにはピストン19が摺動可能に組み込まれている。シリンダブロック18は、各シリンダボアの軸線が車両の前後方向でかつ略水平方向を向くようにしてある。後に詳述するが、シリンダブロック18にはシリンダヘッド20、ヘッドカバー21が順に組付けられ、さらにヘッドカバー21内にはカムシャフト22を軸支するためのカムキャップ23A−1,23A−2も収容されている。
クランク軸14は、クランク軸14の軸芯に沿って延びるジャーナル部14Aと、ジャーナル部14Aの長さ方向の途中において軸芯と垂直な方向に延びる3対のクランクウェブ14Bと、対をなすクランクウェブ14B同士を接続するクランクピン14Cとを有している。各クランクピン14Cには、コンロッド19Aの下端が連結されている。
クランク軸14の両端部はクランク室17の左右両壁部分において軸支され、クランク室17の左右両壁は共にカバー部材24A,24Bによって覆われている。クランク軸14の左方端側はクランク室17の左壁部を貫通してさらに左方に延び出しており、その先端部にはクランク軸14の回転に応じて電力を発生させる発電機25が装着され、カバー部材24Aによって覆われている。クランク軸14の右方端側も、クランク室17の右壁部を貫通しており、その先端部分にはカバー部材24Bによって覆われた状態でスプロケット26が取り付けられている。このスプロケット26には吸気用・排気用のカムシャフト22を駆動させるために、両カムシャフト22の軸端に取り付けられた両スプロケット95A,との間にカムチェーン27が巻装されている。カムチェーン27は、シリンダブロック18、シリンダヘッド20、さらにはヘッドカバー21によって構成されたカムチェーン室28内に収容されている。クランク軸14の右方端部であって、右側のカバー部材24Bによって覆われた部分には、始動用のドリブンギヤ120が取り付けられている。このドリブンギヤ120はワンウェイクラッチを有するともに、セルモータによって回転されるアイドラーギヤと噛み合っている。
エンジンEは、クランク軸14から変速機構29の駆動プーリ軸30への駆動力の伝達を接続・切断可能なクラッチ機構31を備えている。このクラッチ機構31はクランクケース15内に収容されている。クランクケース15において、クランク室17に隣接した位置には、クラッチ機構31を収容するクラッチ室32が形成されている。このクラッチ室32は、ケース本体部32Aとクラッチカバー33とによって囲まれた空間によって形成されている。ケース本体部32Aは、クランク室17における左側部分が後方へ一体に張出すことによって形成されている。ケース本体部32Aは車幅方向外方へ開口しており、この開口はケース本体部32Aに対して着脱可能なクラッチカバー33によって塞がれている。
クラッチ機構31の詳細な説明は後に改めて行う。このクラッチ機構31はメイン軸36によって支持されている。 メイン軸36は、長さ方向の中央部がケース本体部32Aの右側壁に設けられた中央軸支部44によって回転可能に支持されている。メイン軸36の右端部はクランクケース15の右側壁に設けられた右側軸支部45によって支持されている。
変速機ケース16の内部には、変速機構29を収容する変速機室58が形成されている。変速機室58は、前方側部分がクランクケース15のクラッチ室32の右方に区画された状態で配置され、後方部分はクランクケース15より後方へ延び、クランク室17とは区画された状態で配置されている。変速機室58の前方部分には、駆動プーリ軸30によって回転可能に支持された駆動プーリ60が収容されている。駆動プーリ軸30はクラッチ軸36と同軸上に配置されるとともに、駆動プーリ軸30の左方端とクラッチ軸36の右方端とはスプライン結合されている。
駆動プーリ60は、車幅方向内側に配置され駆動プーリ軸30と一体に形成された駆動側固定シーブ60Aと、車幅方向外側に配置される駆動側可動シーブ60Bとを有している。駆動側可動シーブ60Bは駆動プーリ軸30に沿って移動可能に取り付けられている。駆動側可動シーブ60Bの移動に伴って駆動側可動シーブ60Bと駆動側固定シーブ60Aとの距離が変化し、その結果、駆動プーリ60のうち金属製ベルト61が掛けられている部分の直径が変化する。
なお、駆動プーリ軸30において駆動用可動シーブ60Bの右方には駆動側蓋部62が取り付けられ、この駆動側蓋部62と駆動用可動シーブ60Bとの間には駆動側オイル収容部63がほぼ密封された状態で形成されている。駆動側オイル収容部63内へは図示しない油圧制御装置からの指令にしたがってオイルが出入りし、それに伴い駆動用可動シーブ60Bの移動量が制御される。
変速機室58のうち、駆動プーリ軸30の後方には従動プーリ軸64が平行に、つまり車幅方向に沿って配置されている。従動プーリ軸64は変速機ケース16に対して回転可能に支持され、その外周には従動プーリ65が取り付けられている。従動プーリ65は、車幅方向外側に配され、従動プーリ軸64と一体に形成された従動側固定シーブ65Aと、車幅方向内側に配され従動プーリ軸64に沿って移動可能な従動側可動シーブ65Bとを備えている。
従動プーリ軸64において従動側可動シーブ65Bの左方には従動側蓋部66が取り付けられ、この従動側蓋部66と従動側可動シーブ65Bとの間には従動側オイル収容部67がほぼ密封された状態で形成されている。この従動側オイル収容部67は内へは図示しない油圧制御装置からの指令にしたがってオイルが出入りし、それに伴い従動側可動シーブ65Bの移動量が制御され、その結果、従動プーリ65の有効径を変化させることができる。
変速機ケース16内において、従動プーリ軸64の後方には同従動プーリ軸64と平行に出力軸68が配置され、回転可能に支持されている。出力軸68は軸方向の途中で2軸に分割されており、相互の連結部分には左右双方の軸部に跨って円筒状の係合部材69が装着されている。この係合部材69の外周に形成された突出部分には図示しないロッドが取り付けられ、このロッドが操作されることによって係合部材69を、出力軸68のうちの左側の軸部側にのみ位置するよう、移動させることができる。これにより、出力軸68を構成する左右の軸部同士の連結を解除して分離することができ、左側の軸部を右側の軸部と独立して回転させることができる。
出力軸68の右端部にはギヤ70が取り付けられ、従動プーリ軸64の右方端部に装着されたギヤ71と噛み合っている。変速機ケース16内には、出力軸68の左端部の左方から後方へ延出する連結軸72が回転可能に軸支された状態で収容されている。この連結軸72は、出力軸68とドライブシャフト6とを中継する。連結軸72の前端には出力軸68の左端部に取り付けられたベベルギヤ73と噛み合うベベルギヤ74が取り付けられている。連結軸72の後端には、ドライブシャフト6の前端を回動自在に連結するためのユニバーサルジョイント用のヨーク75が取り付けられている。
ところで、前記したクラッチ機構31としては多板式のクラッチが使用されている。クラッチ機構31は、クランク軸14と連動して常時回転するクラッチ上流部34と、このクラッチ上流部34と接続可能なクラッチ下流部35と、クラッチ下流部35と一体的に回転するメイン軸36と、クラッチ上流部34とクラッチ下流部35との接続・切断を制御するための押圧プレート37とを有している。
クラッチ上流部34は、クラッチハウジング130を有し、メイン軸36に対してはブッシュ165内に収容された軸支部材166を介して回転可能に支持されている。ブッシュ165は軸方向の両側から一対の押さえプレート169A,169Bによって挟持されている。一方、メイン軸36には軸芯に沿ってオイル通路139が貫通して形成されるとともに、上記した軸支部材166が配された部分にはオイル通路139に通じる複数本の連通路167がそれぞれ径方向に沿って貫通し、メイン軸36と軸支部材166との間の潤滑を行っている。また、軸支部材166には連通路167に通じる複数本の案内路168が径方向に沿って貫通し、潤滑油を軸支部材166とブッシュ165との間に案内可能である。潤滑油はブッシュ165の軸方向両端を経てメイン軸36の右側軸支部45での潤滑を可能にするとともに、後述する横孔133を通過してクラッチ機構31に対する潤滑も行うようになっている。
クラッチ上流部34は、プライマリードリブンギヤ38を有している。このプライマリードリブンギヤ38は、クランク軸14において左端に位置するクランクウェブ14B対のうち、右側のクランクウェブ14Bの外周に形成されたギヤ39と噛み合っている。このため、クラッチ上流部34はクランク軸14が回転している間は、クランク軸14と連動して回転することになる。クラッチハウジング130には、多数の上流側摩擦板34Aが備えられている。各上流側摩擦板34Aはクラッチハウジング130と連動して回転可能であり、かつそれぞれは軸方向(車幅方向)へ移動できるようになっている。
クラッチ下流部35は、メイン軸36に対しスプライン嵌合によって連結されている。クラッチ下流部35は、クラッチカバー33側からクラッチハウジング130の内側へ納められている。クラッチ下流部35の外周部には多数の下流側摩擦板35Aが取り付けられ、上記した各上流側摩擦板34Aと交互に位置するように配されている。クラッチ下流部35の基板35Bには、外周部の内側において円筒状の筒壁35Cがクラッチカバー33側へ向けて突出している。筒壁35Cは外周部と同心で形成されるとともに、その周面には上流側及び下流側摩擦板34A,35Aへ向けて潤滑油を供給するための抜き孔131が多数個貫通している。また、基板35Bにも複数(少なくとも一つ以上あればよい。)の横孔133が貫通して形成され、メイン軸36における軸支部のうち基板35Bの内側に位置する部位への潤滑油の供給を可能にしている。クラッチ下流部35の基板35Bであって筒壁35Cより内側にはそれぞれ円柱状をなす複数のボス部132が一定角度間隔毎にかつメイン軸36の軸線とほぼ平行に立設されている。
押圧プレート37は略円盤状に形成され、その中心部には軸受け134が取り付けられている。この軸受け134には、その軸芯に沿って連絡部材42が貫通している。連絡部材42はクラッチカバー33に対して軸方向へ移動可能に支持されている。押圧プレート37には前記各ボス部132を遊挿可能な逃がし孔135が開口している。各ボス部132には抜け止め部材136がボルト137によって取り付けられている。押圧プレート37におけるクラッチカバー33と対向する側の面には抜け止め部材136によって抜け止めされた皿ばね式のスプリング120が配されている。スプリング120は各上流側摩擦板34Aと各下流側摩擦板35A同士が圧接されるよう、押圧プレート37にばね力を作用させている。
クラッチカバー33の内面でかつメイン軸36の延長線上には、クラッチ機構31に対するレリーズ機構の一部を収容するためのレリーズハウジング138が一体に突出形成されている。レリーズハウジング138の内部には、連絡部材42の左側部分が軸線方向に沿って移動可能に挿通されている。連絡部材42の右側部分はメイン軸36の軸芯に沿って形成されたオイル通路139に対し同心で突っ込まれている。但し、連絡部材42はオイル通路139に対し、全周に充分なクリアランス(オイル噴射口140)が保有されるようにして突っ込まれている。メイン軸36が回転すると、オイル通路139内の潤滑油は遠心力の作用を受けてオイル噴射口140より摩擦板側34A,35Aへ向けて噴射される。
図5に示すように、連絡部材42の左端には所定長さ範囲に亘ってラック141が形成されている。一方、クラッチカバー33の内面にはレリーズレバー142(中継部材)が径方向に沿って略斜め前方へ延びている(図3参照)。レリーズレバー142の外端側は、シール部材143及び軸受け144を介してクラッチ室32の外部へ貫通し、軸芯周りに回転可能に支持されている。レリーズレバー142のうちクラッチ室32から外部へ突出した端部には、ワイヤの一端側が接続され、他端側は図示しないアクチュエータに接続されている。このアクチュエータは、車速センサ146やスロットル開度センサ147等のセンサ信号に基づいて出力される、ECU(エレクトリックコントロールユニット)145からの出力信号を受けて動作し、レリーズレバー142を軸線周りに所定角度回動させるようになっている。レリーズレバー142の外端には戻しバネ148が巻着されて、レリーズレバー142を戻し方向に回動するよう付勢している。
レリーズレバー142の内端側は、シールリング149を介在させつつレリーズハウジング138の一壁面138Aを通して内部へ挿通され、この挿通された側と反対側の壁面138Bにおいてシール状態でかつ回動が許容された状態で軸支されている。また、レリーズレバー142には、レリーズハウジング138内においてピニオンギヤ150が設けられており、連絡部材42のラック141と噛み合っている。連絡部材42には押圧用のフランジ42Aが一体に張り出し形成されており、押圧プレート37に対する軸受け134部分の内面側に当接している。
次に、主としてクラッチ機構31に対する潤滑構造について説明する。
図3に示すように、クランク室17の下方であって、クランクケース15の底部の一部には、潤滑油を貯留するクランクケース側オイルパン46が形成されている。潤滑油は、クランクケース15内のクランク室17やクラッチ室32から重力によって流れ落ち、クランクケース側オイルパン46内に溜められる。このクランクケース側オイルパン46の後方であって、クランクケース15の底部の他の一部には、クランクケース側オイルパン46から移送された潤滑オイルを貯留するオイルタンク47が形成されている。
エンジンEは、オイルタンク47から潤滑油を吸い上げてエンジンEの各所に潤滑油を供給するためのオイルポンプ48を、クランクケース15内に備えている。オイルポンプ48は、クラッチ軸36と連動するようにしてあり、クラッチの接続・切断に拘わらず、クランク軸14が回転している間は常時駆動する。
なお、このオイルポンプ48は、スカベンジポンプとしての機能とフィードポンプとしての機能を備えて構成されている。スカベンジポンプとして機能する部分にはクランクケース側オイルパン46内に収容されたストレーナ49が接続され、ここから潤滑油を吸い上げてオイルタンク47へと流入させる。フィードポンプとして機能する部分は、オイルタンク47内に収容されたストレーナ50が接続され、ここから潤滑油を吸い上げ、クランク室17やシリンダ部分に対して潤滑油を供給することができる。
オイルポンプ48のうちフィードポンプとして機能する部分とクランクケース15の前方部分に取り付けられたオイルフィルタ51との間には、オイルポンプ48から吐出された潤滑油をオイルフィルタ51内に流入させるためのフィルタ流入路52が形成されている。オイルフィルタ51にはオイルクーラ51Aが付設されている。オイルクーラ51Aは図示しない水冷ジャケットを有しており、オイルフィルタ51へ流入するオイル及びオイルフィルタ51から流出するオイルを冷却することができる。
クランクケース15のうち、クランク室17の下方部分には車幅方向に延びるオイル主流路53が形成され、このオイル主流路53とオイルフィルタ51との間にもフィルタ流出路54が形成されている。したがって、オイルポンプ48によってオイルタンク47からオイルフィルタ51を通って濾過された潤滑油は、フィルタ流出路54を介してオイル主流路53内に流入する。オイル主流路53は、カムチェーン室28の内壁側を構成する、シリンダブロック18及びシリンダヘッド20の壁面を縦方向に貫くカム流路59と連通している。カム流路59を通った潤滑油は、カムシャフト22内に形成されたオイル流路98を経た後、カム90を浸漬させるオイル溜め110に溜められ、その後、オイル戻し路107を通ってオイルパン46へ還流されるようになっている。
オイル主流路53は、クランク軸14の各ジャーナル部14Aを軸支する各軸支部へ向けて延びる第1油路151と連通している。第1油路151は、各軸支部に設けられたオイル噴射具55と連通し、これらオイル噴射具55からは対応するピストン19の裏側に向けてオイルが噴射される。第1油路151はクランク軸14に対する各軸支部を、クランク軸14の後部側を迂回するようにして回り込み、そこから径方向へ立ち上がるようにして形成された第2油路152へと通じている。各第2油路152は、図2に示すように、クランクケース15の上部壁において車幅方向へ延びる第3油路153へと通じている。第3油路153はクランクケース15の左側壁にまで至っており、ここからクラッチカバー40に形成された第4油路154と連通するように形成されている。第4油路154は第3油路153と共に本発明の導入路Dを構成するとともに、クラッチカバー40の内面において同クラッチカバー40の径方向内方へ向けて延出して形成されている。第4油路154の内端側は、レリーズハウジング138の内部に通じており、これによってレリーズハウジング138内に潤滑油が供給可能となっている。
前記した連絡部材42において、ラック141が形成されている領域の内側には流入孔155が形成され、連絡部材42に形成されたオイル連絡路156へ貫通している。オイル連絡路156は、メイン軸36側の端部からラック141が形成された領域に至るまでの長さ範囲に亘って軸芯に沿って形成されている。
なお、クラッチ機構31の断接を行うために連絡部材42に設定された移動ストロークは、流入孔155がレリーズハウジング138が常に同ハウジング138内に位置する設定であり、また連絡部材42の右端部がメイン軸36のオイル通路139から抜け出ないような設定となっている。
導入路Dの途中(例えば、第3油路153と第4油路154との接続部分)にはステッピングモータ式流量制御弁157が配されている。流量制御弁157のバルブハウジング158内には、導入路Dに連通するよう入口側と出口側が形成されるとともに、内部には油路の絞り量を調整する弁体159が設けられている。この弁体159はステッピングモータのモータ軸160周りに回動可能であり、モータ軸160の回動角度が制御されることによって、バルブハウジング158内の油路の絞り量が調整されるようになっている。ステッピングモータは前記したECU145からの出力信号に基づいて動作が制御されるようになっている。この実施形態においては、ECU145には車速を計測するための車速センサ146、スロットルバルブのバルブ開度を計測するためのスロットル開度センサ147、クラッチ機構31の温度を測定するためのクラッチ温度センサ161が接続されている。ECU145は、これら各種センサからの入力信号に基づいて(必ずしも全ての要素に基づく必要はなく、少なくともいずれか一つの要素に基づくようにしてもよい)適正な数のパルス信号数の励磁電流をステッピングモータに対して送るようになっている。
次に、クラッチ機構31に対する潤滑油の供給作用について説明する。エンジンEの駆動によりクランク軸14が回転すると、オイルポンプ48が駆動する。すると、潤滑油がオイルパン46及びオイルタンク47から汲み上げられる。そして、潤滑油はフィルタ流入路52、オイルクーラー51A、オイルフィルタ51、フィルタ流出路54を経てオイル主流路53へ流入する。オイル主流路53内の潤滑油はカム流路59を経てカムシャフト22内のオイル流路98に対して供給されると同時に、各オイル噴射具55からピストン19に向けて噴射される。オイル主流路53内に流入した潤滑油は、上記とは別に、第1ないし第4油路151〜154を通ってレリーズハウジング138内に流れ込む。そして、流入孔155を通ってオイル連絡路156へ流入し、ここからメイン軸36のオイル通路139へと進入し、オイル噴射口140からの噴射に備えられる。
一方、クランク軸14の回転に伴い、ギヤ39とプライマリードリブンギヤ38との噛み合いを通じてクラッチ上流部34が回転する。このとき、上流側摩擦板34Aと下流側摩擦板35A同士が圧接していれば、クラッチ機構31に対する適量の潤滑油の供給がなされ、離間していれば供給は停止する。
次のような動作順でクラッチ機構31が切れた状態にあれば、クラッチ下流部35にはクラッチ上流部34側からの回転力が伝達されないため、メイン軸36は回転しない。したがって、仮にメイン軸36のオイル通路139内に潤滑油が存在していたとしても、メイン軸36が回転していないため、オイル噴射口140からクラッチ機構31に向けて潤滑油が噴射されることはない。
クラッチ機構31が切れる場合の動作としては、まずECU145が車速センサ146等からのセンサ出力を受けて図示しないアクチュエータに対し動作信号を出力する。これに伴い、レリーズレバー142が戻しバネ148に抗して回動するため、ピニオンギヤ150が連動して回動する(図5では時計回り)。すると、ピニオンギヤ150とラック141との噛み合いを通じて、連絡部材42は外方へ引っ張られるようにして移動する。つまり、連絡部材42は図4における左方向へ移動する。これにより、連絡部材42のフランジ42Aが押圧プレート37全体をスプリング120のばね力に抗して外方(図4の左方)へ移動させる。かくして、上流側摩擦板34Aと下流側摩擦板35Aとが離間するため、クラッチ機構31は切れた状態になる。この状態では、両摩擦板34A,35Aが離間して両間に潤滑の必要がないため、オイル通路139から潤滑油の供給はなされないことは前記した通りである。
クラッチ機構31が接続する場合には、ECU145からアクチュエータに対して動作指令が出力されない。したがって、レリーズレバー142は戻しバネ148のばね力によって上記とは逆方向に回動するため、ラック141とピニオンギヤ150との噛み合いを通じて連絡部材42は右方へ移動する。その一方で、押圧プレート37がスプリング120のバネ力によって右方へ戻されるため、各上流側摩擦板34Aと対応する各下流側摩擦板35Aとが圧接状態なり、クラッチ機構31は接続状態となる。かくして、クラッチ下流部35がクラッチ上流部34と共に回転するため、これとスプライン嵌合しているメイン軸36が回転する。メイン軸36の回転力は、変速機構を経てドライブシャフト6へ伝達され、さらに後輪4へと伝達される。
さて、クラッチ機構31が上記した接続状態になると、メイン軸36が回転するため、オイル通路139内の潤滑油はオイル噴射口140から、遠心力によってクラッチ機構31の外周側へ向けて噴出する。噴出した潤滑油は、クラッチ下流部35に形成した筒壁35Cの各抜き孔131を通して上流側及び下流側がそれぞれ圧接し合っている各摩擦板34A,35Aへ潤滑油が供給される。
ところで、クラッチ機構31への潤滑油の供給経路、つまりオイル主流路53から第1〜第4流路151〜154を経てレリーズハウジング138内に流入し、さらには流入孔155、オイル連絡路156からオイル通路139へと至る経路は、変速機構側とは車幅方向に関する反対側の位置において、変速機構に対する潤滑経路とは別個にクラッチ機構31に対する専用経路として設定されている。したがって、クラッチ機構31に対してのみの必要供給量を設定すればよく、他の部位への供給量を考慮する必要がないことから、潤滑油の供給量を適切に管理することができる。
また、本実施形態においては、クラッチ機構31への潤滑経路である導入路Dの途中に流量制御弁157を配置している。そして、車速、スロットルバルブの開度、クラッチ温度といった、車両の走行状況、クラッチの状況等の要素を考慮して潤滑油の供給量が制御されるため、クラッチ機構31に対する潤滑油の供給量の最適化が図られている。
さらに、本実施形態では連絡部材42を利用して、クラッチカバー33側の導入路Dからメイン軸36のオイル通路139に至る潤滑油の供給経路を連続させている。つまり、クラッチの断接を切り替える機構の一部であるところの連絡部材42を利用して供給経路を構成するようにしているため、機能の兼用化による構造の簡素化が達成されている。
本実施形態における導入路Dは、シリンダ部を含む部位への潤滑油の供給を行うオイル主流路53から分岐して形成されるようにしている。したがって、既存の潤滑油経路を利用しているため、クラッチ機構31側への専用流路として追加形成する長さ範囲が短くて済む、という効果も得られる。
また、導入路Dはクラッチカバー33というクランクケース15とは別体の部材において形成されているため、導入路Dの形成も簡単である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)クラッチ機構31の形式は、本実施形態で採用したアウタープルの形式(外側に押圧プレート37を配して押圧プレート37を外側へ引っ張るようにして移動させることによってクラッチを切る形式)に限定されない。これとは逆に、インナープッシュ形式(押圧プレート37を押圧して内側へ移動させることによってクラッチを切る形式)を採用することも可能である。
(2)本実施形態では、ステッピングモータ式の流量制御弁157を使用してクラッチ機構31への潤滑油の供給量を制御するようにしたが、手動式の流量制御弁にて調整するものであってもよい。また、ソレノイドを用いて軸方向に動作する絞り弁によって流量を制御するようにすることも可能である。
(3)クラッチを接続・切断するレリーズ機構の方式は、本実施形態のようなラック&ピニオン式に限らず、種々の方式に変更することが可能であり、例えば油圧による方式も考えられる。
(4)本実施形態では、ロータリー式のステッピングモータ式流量制御弁を配置したが、これに代えて軸方向に動作する方式を適用してもよい。また、流量制御弁は省略することも可能である。
(5)本実施形態では、本発明を自動二輪車に適用した場合について図示し説明したが、本発明はモータサイクル、スクータ、モペット、ATV、スノーモービル、SSV(サイドバイサイドビークル)等を含む小型車両に適用することが可能である。
(6)本実施形態では、レリーズレバー142の回転動作はECU145からの指令に基づいて電気的になされるが、この方式に限定されない。例えば、ライダーによって握り操作されるクラッチレバーを設け、同クラッチレバーとレリーズレバー142とをワイヤーによって連動可能に連結させるようにしてもよい。
自動二輪車の側面図 エンジンの断面図 エンジンの左側面図 クラッチ機構を示す断面図 連絡部材の周辺を拡大して示す断面図 潤滑油の供給経路を示す回路図
符号の説明
14…クランク軸
15…クランクケース
29…変速機構
31…クラッチ機構
32…クラッチ室
32A…ケース本体部
33…クラッチカバー
34A,35A…摩擦板
36…メイン軸
37…押圧プレート
42…連絡部材
53…オイル主流路
142…レリーズレバー(中継部材)
156…オイル連絡路
157…流量制御弁
E…エンジン
D…導入路

Claims (8)

  1. クランクケース内に収容されたクランク軸と、
    クランク軸の回転がメイン軸を介して伝達される変速機構と、
    変速機構の側方に配置され、前記クランク軸の回転伝達を前記変速機構に断接するクラッチ機構と、
    このクラッチ機構を収容するクラッチ室と、
    前記クラッチ室における前記変速機構が配された側とは反対側の外壁部に配置された、前記クラッチ機構へ潤滑油を供給するための導入路とを備えたことを特徴とするエンジン。
  2. 前記クラッチ機構を支持し、クラッチ機構への潤滑油を供給するためのオイル通路を有する、前記変速機構のメイン軸と、
    前記メイン軸の一端に配置され、その一端側が前記導入路に連通し、他端側が前記オイル通路に連通するオイル連絡路が形成された連絡部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記クラッチ機構の断接を行う押圧プレートと、前記連絡部材に接続され、外部からの入力により前記押圧プレートを制御する中継部材をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記クランクケースには、シリンダ部を含む部位への潤滑油の供給を行うオイル主流路が形成され、前記導入路はこのオイル主流路から分岐して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  5. 前記導入路の途中に配置された流量制御弁をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  6. 前記流量制御弁は、車速、エンジン回転数、クラッチ操作の有無、クラッチ温度の少なくとも一つの要素に応じて潤滑油の流量を制御可能な電磁制御弁であることを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
  7. 前記クラッチ室は、前記クランクケースと一体でかつ外方へ開口するように形成されたケース本体部と、このケース本体部に対し前記開口を塞ぐようにして取り付けられたクラッチカバーとからなるとともに、前記外壁部は前記クラッチカバーであることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかのエンジンを搭載したことを特徴とする小型車両。
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