JP2009265578A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズの重量に影響されること無くレンズ鏡枠の移動速度が調節し、レンズ鏡枠を設定した合焦点の位置で完全に停止させることが可能とする。
【解決手段】加速度検出手段によって検出された加速度成分と、制御装置によって設定されたレンズ鏡枠が停止する設定停止位置と、レンズ鏡枠の現在位置との間の距離と、速度検出手段によって検出された移動中のレンズ鏡枠の移動速度とを処理することで、モータに供給される出力値を決定し、出力値に基づいてレンズ鏡枠の移動速度を制御する。加速度センサでレンズ鏡筒に作用する光軸I方向の加速度成分を検出することにより、撮影時における撮像装置の角度に対応してレンズ鏡枠の移動速度を調節する。
【選択図】図4
【解決手段】加速度検出手段によって検出された加速度成分と、制御装置によって設定されたレンズ鏡枠が停止する設定停止位置と、レンズ鏡枠の現在位置との間の距離と、速度検出手段によって検出された移動中のレンズ鏡枠の移動速度とを処理することで、モータに供給される出力値を決定し、出力値に基づいてレンズ鏡枠の移動速度を制御する。加速度センサでレンズ鏡筒に作用する光軸I方向の加速度成分を検出することにより、撮影時における撮像装置の角度に対応してレンズ鏡枠の移動速度を調節する。
【選択図】図4
Description
撮像装置に作用する光軸方向の加速度成分を検出するための検出手段が検出した傾斜角度、重力又は加速度に基づいてレンズ鏡枠の移動速度を制御する機能を有した撮像装置に関する。
撮影者が所望の構図の写真を撮るために様々な撮影姿勢で撮影が行われることがあった。如何なる撮影姿勢においても理想の構図の写真が撮れるように、コンパクトデジタルカメラ、デジタルスチルカメラや交換レンズは改良されてきた。撮影時にあらゆる角度にカメラを向けるため、その際に生じるカメラの傾きやブレは撮影の妨げであった。これらの傾き量やブレ量を検出し最適な撮影状態を撮影者に提供する機能を有したカメラや交換レンズの要望があった。そのため、カメラ本体或いは交換レンズに加速度センサやジャイロセンサ等を搭載することにより、撮影時におけるカメラの傾き量やブレ量を検出しカメラを撮影に好適な状態にする機能が考案されてきている。具体的には特許文献1に開示されている。
また、交換レンズにおいて、シャッターチャンスを逃さないためにズームレンズやフォーカスレンズの移動を最適に制御するためのプログラムが考案されている。具体的には特許文献2に開示されている。
特開2006−345630号公報
特開2006−350061号公報
近年、ユーザーの交換レンズに対する要望と需要は多岐に渡ってきている。そのため、供給される交換レンズの種類は多種多様である。特に望遠レンズにおいてはF値が小さく、焦点距離が大きい大口径の超望遠機能を備えた交換レンズが登場してきている。このような交換レンズは性能上、レンズ群を構成するレンズが大径化し、レンズの枚数も増加するためレンズ鏡筒の総重量が増加する傾向にある。
このような超望遠レンズを装着し、カメラを水平位置から仰角方向或いは俯角方向に角度を変えて撮影する際、ズーミング用レンズ群の鏡枠及びフォーカシング用レンズ群の鏡枠を移動させると、各レンズ群の鏡枠はレンズの重量により撮影者が設定した設定停止位置で完全に停止し難くなっている。
レンズの重量がレンズ鏡枠の移動速度に影響を及ぼし、特にカメラの水平位置から仰角方向或いは俯角方向への角度が急になるに従って、レンズの重量によるレンズ鏡枠の移動速度への影響は大きくなる。このため、レンズ鏡枠を設定した設定停止位置において完全に停止させるのは極めて難しくなる。特許文献1で開示されている発明では軽量なレンズ鏡枠の移動は制御可能である。しかし、上記の超望遠レンズに搭載されるような重量の大きいレンズ鏡枠においては、特許文献1で開示されている発明はレンズ鏡枠の移動を撮影時のカメラの傾斜角度に対応させて精度良く制御することは極めて難しい。また、特許文献2で開示されている発明は撮影時におけるカメラの傾斜角度を考慮した制御ではないため、レンズ鏡枠の移動速度制御と停止制御において傾斜角度の影響を防止することは極めて難しい。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、第1の発明は、撮像装置に作用する光軸方向の加速度成分を検出するための加速度検出手段と、前記撮像装置に配設されたレンズ鏡枠を前記光軸方向に移動させるモータと、前記レンズ鏡枠の現在位置を検出する位置検出手段と、前記レンズ鏡枠の移動速度を検出する速度検出手段と、前記レンズ鏡枠の移動速度を制御する制御装置とを有する撮像装置であって、前記制御装置は前記加速度検出手段によって検出された前記加速度成分と、前記制御装置によって設定された前記レンズ鏡枠が停止する設定停止位置と前記レンズ鏡枠の現在位置との間の距離と、前記速度検出手段によって検出された移動中の前記レンズ鏡枠の移動速度とを処理することで、前記モータに供給される出力値を決定し、前記出力値に基づいて前記レンズ鏡枠の移動速度を制御することを特徴とする撮像装置である。
第2の発明は、前記レンズ鏡枠が前記設定停止位置から特定範囲の間で停止可能であるように前記モータへの前記出力値を決定する前記制御装置を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置である。
第3の発明は、前記制御装置は、前記レンズ鏡枠の停止位置が前記特定範囲内であると判断した場合において、変倍操作又は合焦操作による前記レンズ鏡枠の移動を指令する信号が前記制御装置に入力されない限り、検出された前記加速度成分に基づいて前記移動速度をゼロに維持するように前記モータへの出力値を制御することを特徴とする請求項2記載の撮像装置である。
本発明を実施することにより撮像装置に配設した検出手段で撮像装置に作用する光軸方向の加速度成分を検出するため、検出された光軸方向の加速度成分に従ってレンズ鏡枠を移動させるモータに印加される電圧のデューティ比が制御装置内のCPUにおいて決定される。決定されたデューティ比がCPUから制御装置内のドライバーに送られ、ドライバー内でデューティ比に従ってモータに印加する電圧を調整することが可能となる。電圧の調整により、光軸方向の加速度成分に対してのモータのレンズ鏡枠駆動のための出力が適正に制御される。これにより、撮影時におけるレンズ鏡筒の角度を加速度検出手段で検出し、その角度に従ってレンズ鏡枠の移動速度を調節することが可能となる。レンズ鏡枠の移動速度を調節することにより、レンズ鏡枠の停止制御において、レンズ鏡枠自体の重量に影響されることなくレンズ鏡枠を設定した停止位置で精度良く停止させることが可能となる。
また、撮像装置に作用する光軸方向の加速度成分に対応してデューティ比を算出し、モータへの印加電圧を調整するため、撮像装置を仰角又は俯角に傾けて撮影する際、レンズ鏡枠の自重に左右されること無くレンズ鏡枠を設定停止位置で停止した状態を保つことが可能となる。
本発明の実施例を図に基づいて説明する。本実施例では超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の鏡枠の移動制御に本発明を適用した。
図1は超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の外観斜視図である。図2は超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の断面図である。図3は超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒後部に配設してあるズーミング用操作リングとフォーカシング用操作リングの図である。図4は超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒におけるレンズ鏡枠の移動の制御を示したブロック図である。図5はマニュアル操作時におけるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。図6はオートフォーカス操作時におけるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。
図1では、レンズ鏡筒1にカメラ本体2が装着されていることが示されている。本実施例のレンズ鏡筒は超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒であり、このレンズ鏡筒は固定筒3と固定筒3よりも外径の小さい後部鏡筒5との二つに分かれている。後部鏡筒5にはズーミング用操作リング7aとフォーカシング用操作リング8aとが配設されている。
図2では、レンズ鏡筒1は光軸lに沿って複数のレンズ群を配設し、それぞれのレンズ群を保持する複数の鏡枠を重ねて構成されており、光軸lに垂直に物体側から第1のレンズ群L1、第2のレンズ群L2、第3のレンズ群L3、第4のレンズ群L4と第5のレンズ群L5とが配設されていることが示されている。また、レンズ鏡筒1を三脚に固定するための三脚座4も配設されている。第2のレンズ群L2はズーミング用レンズ群であり、第3のレンズ群L3はフォーカシング用レンズ群である。
光軸lに平行にズーミング用リードスクリュー7eとフォーカシング用リードスクリュー8eとがレンズ鏡筒1に配設されている。ズーミング用リードスクリュー7eにはズーミング用ナット7fが螺合しており、フォーカシング用リードスクリュー8eにはフォーカシング用ナット8fが螺合している。ズーミング用ナット7fには第2のレンズ群L2を保持した第2のレンズ群の鏡枠7が固着しており、フォーカシング用ナット8fには第3のレンズ群L3を保持した第3のレンズ群の鏡枠8が固着している。
ズーミング用リードスクリュー7eの物体側の端部はベアリング6で回転可能に保持され、カメラ側の端部にはズーミング用ロータリーエンコーダ7hが配設されている。ズーミング用ロータリーエンコーダ7hに隣接してズーミング用DCモータ7gが配設されている。ズーミング用リードスクリュー7eとズーミング用DCモータ7gとには各々プーリー(不図示)が配設され、両プーリーはズーミング用タイミングベルト7iで繋がれている。これによりズーミング用DCモータ7gの駆動がズーミング用リードスクリュー7eに伝達され、ズーミング用リードスクリュー7eが回転する。
ズーミング用リードスクリュー7eの回転はズーミング用リードスクリュー7eのカメラ側の端部に配設されているズーミング用ロータリーエンコーダ7hによって計測される。計測された回転はズーミング用ロータリーエンコーダ7h内で信号に変換されて制御装置内のCPU10に出力される。ズーミング用ロータリーエンコーダ7hから出力された信号は制御装置内のCPU10で処理され、第2のレンズ群L2を保持した第2のレンズ群の鏡枠7の移動速度と位置とがCPU10のデータテーブルに基づいて算出される。
フォーカシング用リードスクリュー8eも上記ズーミング用リードスクリュー7eと同様に、フォーカシング用ロータリーエンコーダ8h、フォーカシング用DCモータ8g、フォーカシング用プーリー(不図示)とフォーカシング用タイミングベルト8iとが配設されている。フォーカシング用DCモータ8gの駆動がフォーカシング用リードスクリュー8eに伝達され、フォーカシング用リードスクリュー8eが回転する。
フォーカシング用リードスクリュー8eの回転はフォーカシング用リードスクリュー8eのカメラ側の端部に配設されているフォーカシング用ロータリーエンコーダ8hによって計測される。計測された回転はフォーカシング用ロータリーエンコーダ8h内で信号に変換されて制御装置内のCPU10に出力される。フォーカシング用ロータリーエンコーダ8hから出力された信号は制御装置内のCPU10で処理され、第3のレンズ群L3を保持した第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度と位置とがCPU10のデータテーブルに基づいて算出される。
また、レンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を検出する検出手段は不図示ではあるが、フォーカシング用ロータリーエンコーダの付近に設置されている基板に配設されている。本発明においては検出手段として加速度センサを使用している。
次に、第2のレンズ群の鏡枠7と第3のレンズ群の鏡枠8との移動速度の制御について説明する。
これら第2のレンズ群の鏡枠7と第3のレンズ群の鏡枠8との移動指令は撮影者から与えられることになる。この移動指令を送り出す手段としてズーミングの指令はズーミング用操作リング7aの回転操作で、フォーカシングの指令はフォーカシング用操作リング8aの回転操作で得られるようになっている。
図1より、ズーミング用操作リング7aとフォーカシング用操作リング8aとは固定筒3の後部に連接する後部鏡筒5に設置されており、左右への回転が自在であり、回転操作の停止位置が無いエンドレスの構造となっている。これらズーミング用操作リング7aとフォーカシング用操作リング8aとは後部鏡筒5の端部に装着するカメラ本体2に近接した位置に並設されてある。レンズ鏡筒1の固定筒3の下部には三脚座4が配設してあり、三脚座4に三脚を固定して撮影するとき、撮影者がカメラ本体2のファインダーを覗いた姿勢でのズーミング操作やフォーカシング操作が容易であるようになっている。
図3では、ズーミング用操作リング7aとフォーカシング用操作リング8aとの構造が示されている。ズーミング用操作リング7aの操作部の外周に対して内周部にはズーミング操作用スリット板7bが固設されている。このズーミング操作用スリット板7bを挟み込む形状でズーミング操作用フォトインターラプター7cが後部鏡筒5の固定部(不図示)に固定されているズーミング操作用基板7dに着設されていて、ズーミング用操作リング7aの回転をパルス信号に変換し、変換されたパルス信号によってズーミング用操作リング7aの回転を精密に計測出来るようになっている。また同様にフォーカシング用操作リング8aの内周部にもフォーカシング操作用スリット板8bが固設されており、このフォーカシング操作用スリット板8bを挟み込む形状でフォーカシング操作用フォトインターラプター8cが後部鏡筒5の固定部(不図示)に固定されているフォーカシング操作用基板8dに着設されていて、フォーカシング用操作リング8aの回転をパルス信号に変換し、変換されたパルス信号によってフォーカシング用操作リング8aの回転を精密に計測出来るようになっている。
以下、変倍操作について説明する。
図4では、加速度センサと各操作リングとによる各鏡枠の移動について示されている。撮影者がマニュアル操作で撮影倍率を変える場合、ズーミング用操作リング7aを回転させるとズーミング操作用スリット板7bの移動でズーミング用フォトインターラプター7cにおいてズーミング用操作リング7aの回転方向と回転移動量とが読み取られ、読み取られた回転方向と回転移動量とはパルス信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。これにより、目標の停止位置を設定することができる。
また、第2のレンズ群の鏡枠7が保持しているレンズの重量とレンズ鏡筒1の傾斜角度とによって第2のレンズ群の鏡枠7の移動速度に変化が生じてくる。ズーミング用操作リング7aで設定した停止位置で第2のレンズ群の鏡枠7を精度良く停止させるため、加速度センサで第2のレンズ群の鏡枠7に作用する光軸方向の加速度成分を検出し、検出された光軸方向の加速度成分は加速度センサにおいて検出信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。
ズーミング用ロータリーエンコーダ7hでズーミング用リードスクリュー7eの回転を計測し、計測した結果を信号に変換して制御装置9内のCPU10に送る。このCPU10で第2のレンズ群の鏡枠7の現在位置を算出する。
制御装置9内のCPU10には、加速度センサから検出信号に変換されて送られた光軸方向の加速度成分の情報、検出されたズーミング用操作リング7aの回転方向と回転移動量とを基にズーミング用DCモータ7gの駆動量を算出するデータテーブルが予め記憶されている。このCPU10内で、CPU10に入力された前記の加速度成分の情報、回転方向、回転移動量と第2のレンズ群の鏡枠7の現在位置とを基にズーミング用DCモータ7gを駆動させるためのデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から仰角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1のカメラ側にかかるため、第2のレンズ群の鏡枠7をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が大きく算出され、逆に、第2のレンズ群の鏡枠7をレンズ鏡筒1のカメラ側に移動させるときはデューティ比が小さく算出される。また、レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から俯角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1の物体側にかかるため第2のレンズ群の鏡枠7をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が小さく算出され、逆に、第2のレンズ群の鏡枠7をカメラ側に移動させるときはデューティ比が大きく算出される。このように、各角度に対応してデューティ比が算出される。
算出されたデューティ比は制御装置9内のCPU10内で出力信号に変換されて、このCPU10から制御装置9内にあるズーミング用ドライバー7jに送られる。ズーミング用ドライバー7jではこの出力信号に従ってズーミング用DCモータ7gに印加される電圧が調整される。調整された印加電圧は制御装置9内のズーミング用ドライバー7jからズーミング用DCモータ7gへ供給され、これによりズーミング用DCモータ7gが回転する。すなわち、ズーミング用DCモータ7gへの印加電圧が第2のレンズ群の鏡枠7の光軸方向に作用する加速度成分に基づいて調整されることによりズーミング用DCモータ7gの回転数が制御される。
このズーミング用DCモータ7gの回転によってズーミング用リードスクリュー7eが回転させられ、ズーミング用ナット7f及び第2のレンズ群の鏡枠7を直進移動させる。この直進移動が広角側ならば第1のレンズ群L1に接近する方向、この直進移動が反対方向の望遠側ならば第1のレンズ群L1から離反する方向に移動される。
ズーミング用リードスクリュー7eの回転中、ズーミング用ロータリーエンコーダ7hによってズーミング用リードスクリュー7eの回転が計測され、この計測された情報が制御装置9内のCPU10に送られる。制御装置9内のCPU10では、このズーミング用リードスクリュー7eの回転の情報を基に移動中の第2のレンズ群の鏡枠7の移動量が算出される。また、この移動中において、光軸方向に作用する加速度成分も検出されている。この算出された移動量と検出された加速度成分とを基にデューティ比が常に補正される。これにより、移動中の第2のレンズ群の鏡枠7の移動速度が制御される。
以下、合焦操作について説明する。
撮影者がマニュアル操作で焦点調整をしようとする場合、フォーカシング用操作リング8aを回転させるとフォーカシング操作用スリット板8bの移動でフォーカシング操作用フォトインターラプター8cにおいてフォーカシング用操作リング8aの回転方向と回転移動量とが読み取られ、読み取られた回転方向と回転移動量とはパルス信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。これにより、目標の停止位置を設定することができる。
また、第3のレンズ群の鏡枠8が保持しているレンズの重量とレンズ鏡筒1の傾斜角度とによって第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度に変化が生じてくる。フォーカシング用操作リング8aで設定した停止位置で第3のレンズ群の鏡枠8を精度良く停止させるため、加速度センサで第3のレンズ群の鏡枠8に作用する光軸方向の加速度成分を検出し、検出された光軸方向の加速度成分は加速度センサにおいて検出信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。
フォーカシング用ロータリーエンコーダ8hでフォーカシング用リードスクリュー8eの回転を計測し、計測した結果を信号に変換して制御装置9内のCPU10に送る。このCPU10で第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置を算出する。
制御装置9内のCPU10には、加速度センサから検出信号に変換されて送られた光軸方向の加速度成分の情報、検出されたフォーカシング用操作リング8aの回転方向と回転移動量とを基にフォーカシング用DCモータ8gの駆動量を算出するデータテーブルが予め記憶されている。このCPU10内で、CPU10に入力された前記の加速度成分の情報、回転方向、回転移動量と第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置とを基にフォーカシング用DCモータ8gを駆動させるためのデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から仰角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1のカメラ側にかかるため、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が大きく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1のカメラ側に移動させるときはデューティ比が小さく算出される。また、レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から俯角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1の物体側にかかるため第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が小さく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をカメラ側に移動させるときはデューティ比が大きく算出される。このように、各角度に対応してデューティ比が算出される。
算出されたデューティ比は制御装置9内のCPU10内で出力信号に変換されて、このCPU10から制御装置9内にあるフォーカシング用ドライバー8jに送られる。フォーカシング用ドライバー8jではこの出力信号に従ってフォーカシング用DCモータ8gに印加される電圧が調整される。調整された印加電圧は制御装置9内のフォーカシング用ドライバー8jからフォーカシング用DCモータ8gへ供給され、これによりフォーカシング用DCモータ8gが回転する。すなわち、レンズ鏡筒1の角度に対応して、フォーカシング用DCモータ8gへの印加電圧が第3のレンズ群の鏡枠8に作用する加速度成分に基づいて調整されることによりフォーカシング用DCモータ8gの回転数が制御される。
このフォーカシング用DCモータ8gの回転によってフォーカシング用リードスクリュー8eが回転させられ、フォーカシング用ナット8f及び第3のレンズ群の鏡枠8を直進移動させる。この直進移動が至近方向ならば第4のレンズ群L4に接近する方向、また、この直進移動が反対方向の無限遠方向ならば第4のレンズ群L4から離反する方向に移動させる。
フォーカシング用リードスクリュー8eの回転中、フォーカシング用ロータリーエンコーダ8hによってフォーカシング用リードスクリュー8eの回転が計測され、この計測された情報が制御装置9内のCPU10に送られる。制御装置9内のCPU10では、このフォーカシング用リードスクリュー8eの回転の情報を基に移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動量が算出される。また、この移動中において、光軸方向に作用する加速度成分も検出されている。この算出された移動量と検出された加速度成分とを基にデューティ比が常に補正される。これにより、移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度が制御される。
次に、オートフォーカス操作時について説明する。
カメラ本体2に配設してあるレリーズボタン(不図示)を半押しすることにより、対象物とカメラ本体2との間の距離の測距が行われる。これにより、カメラ本体2内で合焦点が決定され、フォーカシング用鏡枠である第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置がカメラ本体2内にある制御装置内のCPUで決定される。このCPUで決定された第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置の情報と、その設定停止位置まで第3のレンズ群の鏡枠8が移動する情報とがこのCPUからレンズ鏡筒1内の制御装置9内のCPU10に送られる。
レンズ鏡筒1内のCPU10では、これらの送られた設定停止位置の情報と鏡枠の設定停止位置までの移動の情報とに加速度センサで検出したレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を加えて以下のようにデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から仰角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1のカメラ側にかかるため、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が大きく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1のカメラ側に移動させるときはデューティ比が小さく算出される。また、レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から俯角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1の物体側にかかるため第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が小さく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をカメラ側に移動させるときはデューティ比が大きく算出される。このように、各角度に対応してデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の制御装置9内のCPU10で算出されたデューティ比はレンズ鏡筒1の制御装置9内のCPU10内で出力信号に変換されて、レンズ鏡筒1の制御装置9内にあるフォーカシング用ドライバー8jに送られる。このフォーカシング用ドライバー8jでは出力信号に従ってフォーカシング用DCモータ8gに印加される電圧が調整される。調整された印加電圧はフォーカシング用DCモータ8gへ供給され、これによりフォーカシング用DCモータ8gが回転する。すなわち、レンズ鏡筒1の角度に対応して、フォーカシング用DCモータ8gへの印加電圧が第3のレンズ群の鏡枠8に作用する加速度成分に基づいて調整されることによりフォーカシング用DCモータ8gの回転が制御される。
このフォーカシング用DCモータ8gの回転によってフォーカシング用リードスクリュー8eが回転させられ、フォーカシング用ナット8f及び第3のレンズ群の鏡枠8を直進移動させる。この直進移動が至近方向ならば第4のレンズ群L4に接近する方向、また、この直進移動が反対方向の無限遠方向ならば第4のレンズ群L4から離反する方向に移動させる。
フォーカシング用リードスクリュー8eの回転中、フォーカシング用ロータリーエンコーダ8hによってフォーカシング用リードスクリュー8eの回転が計測され、この計測された情報が制御装置9内のCPU10に送られる。制御装置9内のCPU10では、このフォーカシング用リードスクリュー8eの回転の情報を基に移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動量が算出される。また、この移動中において、光軸方向に作用する加速度成分も検出されている。この算出された移動量と検出された加速度成分とを基にデューティ比が常に補正される。これにより、移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度が制御される。
図5と図6は制御装置内のCPU10によるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。
(マニュアル操作時)
Step1ではズーミング用操作リング7aで第2のレンズ群の鏡枠7、フォーカシング用操作リング8aで第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置を夫々設定する。各操作リングの回転操作により設定停止位置がパルス信号に変換され、変換されたパルス信号が制御装置9内のCPU10に読み取られる。
Step1ではズーミング用操作リング7aで第2のレンズ群の鏡枠7、フォーカシング用操作リング8aで第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置を夫々設定する。各操作リングの回転操作により設定停止位置がパルス信号に変換され、変換されたパルス信号が制御装置9内のCPU10に読み取られる。
Step2ではズーミング用ロータリーエンコーダ7hでズーミング用リードスクリュー7eの回転を計測し、第2のレンズ群の鏡枠7の現在位置と移動速度を検出する。同様に、フォーカシング用ロータリーエンコーダ8hでフォーカシング用リードスクリュー8eの回転を計測し第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と移動速度を検出する。検出された各鏡枠の現在位置と設定停止位置との間のパルス数に基づき、各鏡枠の現在位置と設定停止位置との間が0パルス又は1パルスであるならば、Step3に進む。0パルス又は1パルスでないならばStep4に進む。
Step3では各鏡枠の移動を完全停止させる。
Step4ではレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を加速度センサで検出する。
Step5では各操作リングで設定した設定停止位置、加速度センサで検出されたレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分と各鏡枠の移動速度とを制御装置9内のCPU10のデータテーブルで処理し、各DCモータを駆動させるためのデューティ比を算出する。
Step6では制御装置9内のCPU10で算出されたデューティ比がCPU10内で出力信号に変換され、制御装置9内の各ドライバーに送られる。制御装置9内のCPU10から制御装置9内のドライバーに送られた出力信号により、算出されたデューティ比に従って各DCモータに印加される電圧が調整される。
Step7ではStep6で調整された印加電圧が制御装置9内の各ドライバーから各DCモータへ供給される。これにより、デューティ比に従って各DCモータが駆動し、各リードスクリューを回転させ各鏡枠を移動させる。そして、Step2に戻る。
Step2に戻った後、再度各リードスクリューの回転を各ロータリーエンコーダが検出し、検出した回転を制御装置9内のCPU10に送る。検出した各リードスクリューの回転に基づいて設定停止位置と移動中の鏡枠との間のパルス数及び移動中の鏡枠の移動速度を制御装置9内のCPU10で算出する。各鏡枠の移動中は、設定停止位置と移動中の鏡枠との間のパルス数、移動中の鏡枠の移動速度及びレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を常に検出し続ける。検出したパルス数、速度及び光軸方向の加速度成分を制御装置のCPU10で処理し、デューティ比を変え、ドライバーでDCモータに印加する電圧を調整し、各DCモータの回転数を制御する。これによりリードスクリューの回転も制御され、各鏡枠の移動の加減速が行われる。鏡枠を移動させ、鏡枠の現在位置と設定停止位置の間のパルス数が減少するに従って、デューティ比を減少させる。デューティ比を減少させることにより、鏡枠を設定停止位置より0パルスから1パルス以内で精度良く停止させることが可能となる。
(オートフォーカス操作時)
Step8では、カメラ本体2に配設してあるレリーズボタン(不図示)を半押しすることにより、対象物とカメラ本体2との間の距離の測距が行われる。これにより、カメラ本体2内の制御装置内のCPUで合焦点が決定され、フォーカシング用鏡枠である第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置が決定される。カメラ本体2内の制御装置内のCPUで決定された第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置の指令が、カメラ本体2内の制御装置内のCPUからレンズ鏡筒1内の制御装置9内のCPU10に送られる。
Step8では、カメラ本体2に配設してあるレリーズボタン(不図示)を半押しすることにより、対象物とカメラ本体2との間の距離の測距が行われる。これにより、カメラ本体2内の制御装置内のCPUで合焦点が決定され、フォーカシング用鏡枠である第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置が決定される。カメラ本体2内の制御装置内のCPUで決定された第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置の指令が、カメラ本体2内の制御装置内のCPUからレンズ鏡筒1内の制御装置9内のCPU10に送られる。
Step9ではフォーカシング用ロータリーエンコーダでフォーカシング用鏡枠である第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置を検出する。検出された第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と、カメラ本体2内の制御装置内のCPUで決定された設定停止位置との間のパルス数に基づき、第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と上記設定停止位置との間が0パルス又は1パルスであるならば、Step10に進む。第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置との間が0パルス又は1パルスでないならばStep11に進む。
Step10では第3のレンズ群の鏡枠8の移動を完全停止させる。
Step11ではレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分をレンズ鏡筒1内に配設された加速度センサで検出する。
Step12ではカメラ本体2内の制御装置内のCPUで決定された設定停止位置、レンズ鏡筒1内に配設された加速度センサで検出されたレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分と第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度とをレンズ鏡筒1にある制御装置9内のCPU10のデータテーブルで処理し、フォーカシング用DCモータを駆動させるためのデューティ比を算出する。
Step13ではレンズ鏡筒1にある制御装置9のCPU10で算出されたデューティ比がCPU10内で出力信号に変換され、制御装置9内のフォーカシング用ドライバー8jに送られる。制御装置9内のCPU10から制御装置9内のフォーカシング用ドライバー8jに送られた出力信号により、算出されたデューティ比に従ってフォーカシング用DCモータ8gに印加される電圧が調整される。
Step14ではStep13で調整された印加電圧が制御装置9内のフォーカシング用ドライバー8jからフォーカシング用DCモータ8gへ供給される。これにより、デューティ比に従ってフォーカシング用DCモータ8gが駆動し、フォーカシング用リードスクリュー8eを回転させ第3のレンズ群の鏡枠8を移動させる。そして、Step9に戻る。
Step9に戻った後、フォーカシング用リードスクリュー8eの回転をフォーカシング用ロータリーエンコーダ8hが検出し、検出した回転を制御装置9内のCPU10に送る。検出したフォーカシング用リードスクリュー8eの回転に基づいて設定停止位置と移動中の第3のレンズ群の鏡枠8との間のパルス数及び移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度を制御装置9内のCPU10で算出する。この第3のレンズ群の鏡枠8の移動中は、設定停止位置と移動中の第3のレンズ群の鏡枠8との間のパルス数、移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度及びレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を常に検出し続ける。検出したパルス数、速度及び光軸方向の加速度成分を制御装置のCPU10で処理し、デューティ比を変え、ドライバーでフォーカシング用DCモータに印加する電圧を調整し、フォーカシング用DCモータの回転数を制御する。これによりフォーカシング用リードスクリュー8eの回転数も制御され、第3のレンズ群の鏡枠8の移動の加減速が行われる。第3のレンズ群の鏡枠8の移動によって、第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と設定停止位置の間のパルス数が減少するに従って、デューティ比を減少させる。デューティ比を減少させることにより、鏡枠を設定停止位置より0パルスから1パルス以内で精度良く停止させることが可能となる。
次に、レンズ鏡枠を設定停止位置で停止した状態を維持するときの説明をする。
レンズ鏡筒1を傾けた状態で撮影する時は、その撮影状態における角度でレンズ鏡枠を設定停止位置で停止保持する必要がある。このため、レンズ鏡枠の自重によってリードスクリューが回転しないように各DCモータに電圧を印加し、各DCモータにブレーキをかける制御をしなければならない。
レンズ鏡筒1の光軸方向の加速度成分を加速度センサで検出し、検出した光軸方向の加速度成分に対応してデューティ比を算出する。算出されたデューティ比に従って各DCモータに印加される電圧が調整される。レンズ鏡枠の自重によって生じるリードスクリューの回転を防止するため、デューティ比に従った電圧を各DCモータに印加し各DCモータを停止させる。これにより、レンズ鏡筒1が傾いていても、その傾いた角度に対応してレンズ鏡枠をその設定停止位置で停止保持することが可能となる。
以上より、撮影時において、加速度センサがレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を検知する。これにより撮影者の撮影位置に対応して、常に第2のレンズ群の鏡枠7と第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度が制御される。このように鏡枠の移動速度が制御されることにより、第2のレンズ群の鏡枠7と第3のレンズ群の鏡枠8とは設定された停止位置で極めて高精度で停止可能となる。
本発明では、デューティ比の算出にデータテーブルを用いているが、データテーブルだけに限定されるものではない。各操作リングからの出力又はカメラ本体から送られた設定停止位置の情報、ロータリーエンコーダからの出力、加速度センサからの出力とデューティ比との関係式によってデューティ比を算出することも可能である。
検出手段と制御装置との配設箇所はカメラ本体でもよい。また、検出手段が少なくともレンズ鏡筒及びカメラ本体のいずれかにあればよい。制御装置も少なくともレンズ鏡筒及びカメラ本体のいずれかにあればよい。検出手段と制御装置とは別々に配設されてもよい。検出手段は加速度センサに限定されない。
また、モータはDCモータだけに限定されるものではない。超音波モータでも実施可能である。DCモータではデューティ比を変化させて鏡枠の移動速度を制御したが、超音波モータでは駆動周波数を変化させて制御する。加速度センサにより、レンズ鏡筒に作用する光軸方向の加速度成分を検出したならば、制御装置において検出結果に基づいて超音波モータへの駆動周波数を算出し、この駆動周波数に従った印加電圧が超音波モータに供給されることにより、レンズ鏡筒に作用する光軸方向の加速度成分に基づいて超音波モータの回転を制御する。
L1 第1のレンズ群
L2 第2のレンズ群
L3 第3のレンズ群
L4 第4のレンズ群
L5 第5のレンズ群
l 光軸
1 レンズ鏡筒
2 カメラ本体
3 固定筒
4 三脚座
5 後部鏡筒
6 ベアリング
7 第2のレンズ群の鏡枠
7a ズーミング用操作リング
7b ズーミング操作用スリット板
7c ズーミング操作用フォトインターラプター
7d ズーミング操作用基板
7e ズーミング用リードスクリュー
7f ズーミング用ナット
7g ズーミング用DCモータ
7h ズーミング用ロータリーエンコーダ
7i ズーミング用タイミングベルト
7j ズーミング用ドライバー
8 第3のレンズ群の鏡枠
8a フォーカシング用操作リング
8b フォーカシング操作用スリット板
8c フォーカシング操作用フォトインターラプター
8d フォーカシング操作用基板
8e フォーカシング用リードスクリュー
8f フォーカシング用ナット
8g フォーカシング用DCモータ
8h フォーカシング用ロータリーエンコーダ
8i フォーカシング用タイミングベルト
8j フォーカシング用ドライバー
9 制御装置
10 CPU
L2 第2のレンズ群
L3 第3のレンズ群
L4 第4のレンズ群
L5 第5のレンズ群
l 光軸
1 レンズ鏡筒
2 カメラ本体
3 固定筒
4 三脚座
5 後部鏡筒
6 ベアリング
7 第2のレンズ群の鏡枠
7a ズーミング用操作リング
7b ズーミング操作用スリット板
7c ズーミング操作用フォトインターラプター
7d ズーミング操作用基板
7e ズーミング用リードスクリュー
7f ズーミング用ナット
7g ズーミング用DCモータ
7h ズーミング用ロータリーエンコーダ
7i ズーミング用タイミングベルト
7j ズーミング用ドライバー
8 第3のレンズ群の鏡枠
8a フォーカシング用操作リング
8b フォーカシング操作用スリット板
8c フォーカシング操作用フォトインターラプター
8d フォーカシング操作用基板
8e フォーカシング用リードスクリュー
8f フォーカシング用ナット
8g フォーカシング用DCモータ
8h フォーカシング用ロータリーエンコーダ
8i フォーカシング用タイミングベルト
8j フォーカシング用ドライバー
9 制御装置
10 CPU
Claims (3)
- 撮像装置に作用する光軸方向の加速度成分を検出するための加速度検出手段と、
前記撮像装置に配設されたレンズ鏡枠を前記光軸方向に移動させるモータと、
前記レンズ鏡枠の現在位置を検出する位置検出手段と、
前記レンズ鏡枠の移動速度を検出する速度検出手段と、
前記レンズ鏡枠の移動速度を制御する制御装置と
を有する撮像装置であって、
前記制御装置は
前記加速度検出手段によって検出された前記加速度成分と、
前記制御装置によって設定された前記レンズ鏡枠が停止する設定停止位置と前記レンズ鏡枠の現在位置との間の距離と、
前記速度検出手段によって検出された移動中の前記レンズ鏡枠の移動速度と
を処理することで、前記モータに供給される出力値を決定し、前記出力値に基づいて前記レンズ鏡枠の移動速度を制御する
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記レンズ鏡枠が前記設定停止位置から特定範囲の間で停止可能であるように前記モータへの前記出力値を決定する前記制御装置を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記制御装置は、前記レンズ鏡枠の停止位置が前記特定範囲内であると判断した場合において、変倍操作又は合焦操作による前記レンズ鏡枠の移動を指令する信号が前記制御装置に入力されない限り、検出された前記加速度成分に基づいて前記移動速度をゼロに維持するように前記モータへの出力値を制御することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008118439A JP2009265578A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008118439A JP2009265578A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009265578A true JP2009265578A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41391468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008118439A Pending JP2009265578A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009265578A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011112861A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Hoya Corp | 内視鏡のレンズ位置制御装置 |
-
2008
- 2008-04-30 JP JP2008118439A patent/JP2009265578A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011112861A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Hoya Corp | 内視鏡のレンズ位置制御装置 |
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