JP2009260870A - 原稿搬送読取装置、および画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送読取装置、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿搬送読取装置において、読取り画像品質が低下するおそれをなくすとともに、シート原稿の搬送性を良好とする。
【解決手段】シート原稿を搬送してコンタクトガラス51と白基準部材62との間を通しながら、そのシート原稿の画像情報を、読取ラインLでコンタクトガラスを透して、固定位置の画像読取手段50により読み取る。そのような原稿搬送読取装置200において、原稿厚さ制御信号に基づき、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間を調整する隙間調整手段60が備えられている。白基準部材としては、原稿搬送方向Aと直交する軸心まわりに回動可能に支持される軸状回動ホルダ66に原稿搬送方向上流端が取り付けられ、受け部材67に原稿搬送方向下流端が摺動自在に載置されて、読取ライン上に頂点が位置し、コンタクトガラス側に向けて凸状となるように湾曲する白色弾性シート62が設けられている。
【選択図】図2

Description

この発明は、複写機、ファクシミリ、またはそれらの複合機など、記録材に画像を記録する機能とシート原稿の画像情報を読み取る機能とを有する画像形成装置に関する。および、シート原稿の画像情報を読み取る機能を有する画像読取装置、そのうち特にシート原稿を搬送して、コンタクトガラスと白基準部材との間を通しながら、その搬送するシート原稿の画像情報を、読取ラインでコンタクトガラスを透して、固定位置の画像読取手段により読み取る原稿搬送読取装置に関する。
画像読取装置には、固定原稿の画像面に沿って画像読取手段を走行して画像面を露光走査し、原稿の画像情報を読み取る原稿固定・光学系移動方式(スキャン方式)と、原稿を所定の速度で搬送しながら原稿の画像面を露光し、原稿の画像情報を固定位置の画像読取手段で読み取る原稿移動・光学系固定方式(シートスルー方式)がある。また、この種の画像読取装置には、一般的な画像読取装置で用いられているアナログタイプと、CCD等の撮像素子を用いたデジタルタイプとがある。最近では、大型の原稿を読み取り、その後の各種画像処理を実行するのに有利なことから、デジタルタイプの原稿移動・光学系固定方式の画像読取装置が多く採用されるようになってきている。
ところで、このような画像読取装置にあっては、画像読取開始前に所定のタイミングで照明手段を点灯して白基準部材の白基準面を照射し、その反射光を読み取って白画像データを得、白レベル補正用データを採取することによりシェーディング補正を行っている。従来の画像読取装置では、白基準部材は、コンタクトガラスとの間に隙間ができるように設けられていた。または、付勢されてコンタクトガラスに軽く押し当てられるように設けていた。
そして、原稿移動・光学系固定方式の画像読取装置である原稿搬送読取装置では、画像読取り時、搬送ローラでシート原稿を搬送して、コンタクトガラスと白基準部材との間を通しながら、そのシート原稿の画像情報を、読取ラインでコンタクトガラスを透して、固定位置の画像読取手段により読み取っていた。
特開2003−134307号公報 特開2003−324586号公報 特開2005−123704号公報 特開2006−295658号公報
しかしながら、白基準部材とコンタクトガラスとの間に隙間がある原稿搬送読取装置では、画像読取り時に、第二原図等の半透明のシート原稿を、白基準部材とコンタクトガラスとの間を通して搬送するとき、照明手段による照明で、シート原稿の画像の影が白基準部材に写ってその影も読み取ってしまい、読取り画像品質が低下していた。よって、そのような読取り画像に基づき画像形成を行ったとき、ニジミ画像(地肌汚れ)が発生する問題があった。
また、白基準部材が付勢されてコンタクトガラスに軽く押し当てられるような原稿搬送読取装置では、腰の弱い薄紙原稿が通紙されるときに、搬送抵抗によりシート原稿が座屈して原稿の搬送不良が発生し、原稿を傷めたり、また同様に読取り画像品質が低下したりしていた。よって、そのような読取り画像に基づき画像形成を行ったときにも、ニジミ画像(地肌汚れ)が発生する問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、原稿搬送読取装置において、読取り画像品質が低下するおそれをなくすとともに、シート原稿の搬送性を良好とすることにある。
この発明の第2の目的は、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間の調整を容易とし、簡単に読取り画像品質が低下するおそれをなくすとともに、シート原稿の搬送性を良好とすることにある。
この発明の第3の目的は、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間の調整を、手間なく自動的に行い得るようにすることにある。
この発明の第4の目的は、コンタクトガラスと白基準部材との間を適度の隙間に正確に調整可能とすることにある。
この発明の第5の目的は、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間の調整を行うために必要な原稿厚さの検知を面倒なく自動的に行い得るようにすることにある。
この発明の第6の目的は、構成を複雑化することなく、安価に隙間調整手段に原稿厚さ制御信号を送信可能とすることにある。
この発明の第7の目的は、腰の弱い薄紙原稿が通紙されるときには、原稿の搬送抵抗を少なくしてシート原稿が座屈することなく、原稿が搬送不良を発生するおそれをなくして、原稿を傷めたり、また読取り画像品質が低下したりしないようにすることにある。
この発明の第8の目的は、ニジミ画像が発生するおそれをなくすとともに、シート原稿の搬送性を良好とした原稿搬送読取装置が備えられている画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、シート原稿を搬送して、コンタクトガラスと白基準部材との間を通しながら、そのシート原稿の画像情報を、読取ラインでコンタクトガラスを透して、固定位置の画像読取手段により読み取る原稿搬送読取装置において、
原稿厚さ制御信号に基づき、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間を調整する隙間調整手段が備えられていることを特徴とする。
そして、画像読取り時に、原稿厚さ制御信号に基づき、隙間調整手段でコンタクトガラスと白基準部材との間を適度の隙間に調整して後、その隙間にシート原稿を通しながら、搬送するシート原稿の画像情報を、読取ラインでコンタクトガラスを透して、固定位置の画像読取手段により読み取る。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の原稿搬送読取装置において、白基準部材として、原稿搬送方向と直交する軸心まわりに回動可能に支持される軸状回動ホルダに原稿搬送方向上流端が取り付けられ、受け部材に原稿搬送方向下流端が摺動自在に載置されて、読取ライン上に頂点が位置し、コンタクトガラス側に向けて凸状となるように湾曲する白色弾性シートが設けられていることを特徴とする。
そして、画像読取り時、原稿厚さ制御信号に基づき軸状回動ホルダを回動して白色弾性シートの湾曲曲率を変更し、隙間調整手段でコンタクトガラスと白基準部材との間を適度の隙間に調整する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の原稿搬送読取装置において、隙間調整手段に、原稿厚さ制御信号に基づき、軸状回動ホルダを正逆回転駆動して白色弾性シートの湾曲曲率を変更するステップモータ等の駆動手段が備えられていることを特徴とする。そして、画像読取り時、原稿厚さ制御信号に基づき、駆動手段で軸状回動ホルダを回動して白色弾性シートの湾曲曲率を変更する。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の原稿搬送読取装置において、読取ラインに設けられ、白色弾性シートの裏面までの距離を検知する距離検知手段が備えられ、画像読取り時は、その距離検知手段の検知結果に基づき、原稿厚さ制御信号に基づく原稿厚さになるように、軸状回動ホルダが回転調整されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1に記載の原稿搬送読取装置において、読取ラインの上流位置に、原稿厚さを検知する原稿厚さ検知手段が備えられ、その原稿厚さ検知手段の検知結果に基づき、隙間調整手段に原稿厚さ制御信号が送信されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1に記載の原稿搬送読取装置において、原稿の種類を入力する操作部が備えられ、その入力結果に基づき、隙間調整手段に原稿厚さ制御信号が送信されることを特徴とする。そして、ユーザーが操作部を操作して原稿の種類を入力し、その入力結果に基づき、隙間調整手段に原稿厚さ制御信号が送信される。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の原稿搬送読取装置において、薄紙原稿に対しては、隙間調整手段に、コンタクトガラスと白基準部材との間に隙間をつくる原稿厚さ制御信号が送信されるように制御されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1に記載の原稿搬送読取装置が備えられていることを特徴とする、用紙、樹脂フィルム等の記録材に画像を記録する複写機、ファクシミリなどの画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、原稿搬送読取装置において、画像読取り時、原稿厚さ制御信号に基づき、隙間調整手段でコンタクトガラスと白基準部材との間を適度の隙間に調整するので、第二原図等の半透明のシート原稿を、白基準部材とコンタクトガラスとの間を通して搬送するとき、シート原稿と白基準部材との間に隙間ができないようにし、照明手段により照明しても、シート原稿の画像の影が白基準部材に写らないようにすることが可能であり、影を読み取って読取り画像品質が低下するおそれを解消することができる。また、搬送抵抗が小さいので、腰の弱い薄紙原稿が通紙されるときにも、シート原稿が座屈することなく、原稿の搬送性を良好として、原稿を傷めたり、また同様に読取り画像品質が低下したりするおそれをなくすことができる。
請求項2に記載の発明によれば、原稿厚さ制御信号に基づき軸状回動ホルダを回動して白色弾性シートの湾曲曲率を変更し、隙間調整手段でのコンタクトガラスと白基準部材との間を適度の隙間に調整するので、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間の調整を容易とし、簡単に読取り画像品質が低下するおそれをなくすとともに、シート原稿の搬送性を良好とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、画像読取り時、原稿厚さ制御信号に基づき、駆動手段で軸状回動ホルダを回動して白色弾性シートの湾曲曲率を変更するので、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間の調整を隙間調整手段で自動的に行うことができる。駆動手段としてステップモータを使用すると、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間を、一層簡便かつ正確に調整することができる。
請求項4に記載の発明によれば、読取ラインに別途、白色弾性シートの裏面までの距離を検知する距離検知手段を設けて、画像読取り時は、その距離検知手段の検知結果に基づき、原稿厚さ制御信号に基づく適宜の原稿厚さになるように、軸状回動ホルダが回転調整されるので、コンタクトガラスと白基準部材との間を適度の隙間に正確に調整することができる。
請求項5に記載の発明によれば、原稿厚さ検知手段が備えられ、その原稿厚さ検知手段の検知結果に基づき隙間調整手段に原稿厚さ制御信号が送信されるので、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間の調整を行うために必要なシート原稿の厚さ検知を、原稿厚さ検知手段により面倒なく自動的に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、ユーザーが操作部を操作して原稿の種類を入力し、その入力結果に基づき、隙間調整手段に原稿厚さ制御信号が送信されるので、原稿厚さ検知手段等を設けて構成を複雑化することなく、安価に隙間調整手段に原稿厚さ制御信号を送信可能とすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、薄紙原稿に対しては、隙間調整手段に、コンタクトガラスと白基準部材との間に隙間をつくる原稿厚さ制御信号が送信されるように制御されるので、腰の弱い薄紙原稿が通紙されるときには、原稿の搬送抵抗を少なくしてシート原稿が座屈することなく、原稿が搬送不良を発生するおそれをなくして、原稿を傷めたり、また読取り画像品質が低下したりしないようにすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか1に記載の原稿搬送読取装置が備えられている画像形成装置であるので、上記効果を有する原稿搬送読取装置を有する画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、原稿搬送読取装置が備えられている画像形成装置の要部の概略構成を示す。図中符号100は画像形成装置本体、符号200はその画像形成装置本体100上に搭載されるシートスルー式の原稿搬送読取装置である。
まず、画像形成装置本体100内には、図中反時計まわりに回転されるドラム状の像担持体10が備えられている。像担持体10のまわりには、上方に設置される帯電装置12から、回転方向に沿って露光装置13、現像装置14、転写分離装置15、クリーニング装置16、除電装置17などが順に配置されている。
像担持体10の下方には、転写分離装置15との間の転写分離位置Tを通って、図中左から右に向けて、用紙、樹脂フィルム等の記録材が搬送される記録材搬送路18が形成されている。記録材搬送路18には、転写分離位置Tの上流にレジストローラ対20が設けられ、下流に記録材搬送装置22、定着装置23、搬送ローラ対24が順に設置されている。搬送ローラ対24位置の下流で、記録材搬送路18は、再給紙路25と排紙路26とに分岐されており、分岐位置には、切換えレバー27が配置されている。排紙路26は、上向きに反転されるように形成されており、最下流位置に排紙ローラ対28が備えられている。
画像形成装置本体100上には、排紙ローラ対28によって排出される記録材を受ける排紙受け30が形成されている。また、図示省略するが、画像形成装置本体100の背面(図中右側)には、両面ユニットが取り付けられている。両面ユニットは、再給紙路25を通して搬送されてきた記録材を反転して画像形成装置本体100に戻し、画像形成装置本体100内を通してレジストローラ対20の上流位置に再給紙する。
次に、原稿搬送読取装置200は、読取装置本体300上に開閉装置400が、背面側を支点に開閉自在に備えられている。そして、それらの間には、図中左から右に向けてシート原稿が搬送される原稿搬送路40がほぼ水平にストレートに形成されている。原稿搬送路40には、最上流位置に、読取り画像面を下にしてシート原稿を積載して載置する原稿載置台42が、上方を開放して読取装置本体300上に設けられている。
読取装置本体300側には、原稿搬送路40に沿って原稿載置台42から原稿搬送方向に順に、上流側搬送ローラ対63の駆動ローラ54、レジスト検知センサ52の受光部52b、画像読取手段50、下流側搬送ローラ対64の駆動ローラ55などが備えられている。
画像読取手段50は、位置固定で備えられており、原稿搬送路40を搬送するシート原稿の画像情報を読み取る密着型読取センサである。画像読取手段50には、詳しくは後述する図2に示すように、原稿搬送路40に面してコンタクトガラス51が設けられ、また搬送原稿Dに光を照射する2つの照明手段50aと、原稿Dからの反射光を収束する結像レンズ50bと、結像レンズ50bで収束されて受光面で結像した光を光電変換するイメージセンサ50cとが設けられている。
一方、開閉装置400側には、図1に示すように、原稿搬送路40に沿って原稿搬送方向上流側から順に、サイズ検知センサ56、上流側搬送ローラ対63の従動ローラ57、レジスト検知センサ52の発光部52a、白基準部材である白色弾性シート62、排紙検知センサ53、下流側搬送ローラ対64の従動ローラ58などが備えられている。
ところで、開閉装置400には、下流側搬送ローラ対64の下流位置で原稿搬送路40から分岐して分岐排出路44が形成されている。分岐排出路44は、上向きに形成され、湾曲して折り返され、出口位置に排出ローラ対46が備えられている。また、その開閉装置400上の正面側には、正面に向けて操作部59が設けられている。
原稿搬送路40から分岐排出路44が分岐する位置には、切換えレバー48が配置されている。切換えレバー48は、第1位置と第2位置とに切り換え可能に設けられる。そして、切換えレバー48を切り換えて第1位置としたときは、原稿搬送路40を搬送されてきた画像読取り済みのシート原稿は、そのまま原稿搬送路40を矢印b方向にまっすぐ進んで、画像読取装置200に水平に外付けされた第1トレイ45上に排出される。他方、切換えレバー48を切り換えて第2位置としたときは、原稿搬送路40を搬送されてきた画像読取り済みのシート原稿は、分岐排出路44に進んで、反転して搬送され、最下流に設置される排出ローラ対46で矢印c方向に搬送されて、画像読取装置200上に立てて外付けされた第2トレイ47上に排出されるようになっている。
2つの駆動ローラ57、58は、各ローラ軸上に複数のゴムローラを間隔をあけて設けることにより構成されており、原稿搬送方向に間隔をあけて互いに平行に備えられ、ローラ軸の両端が不図示の筐体で各々軸受を介して支持されている。2つの駆動ローラ57、58間には、画像読取手段50の読取ラインL上に白色弾性シート62が備えられている。そして、駆動ローラ57には不図示の付勢部材により従動ローラ54が押し当てられて上流側搬送ローラ対63が形成され、駆動ローラ58には不図示の付勢部材により従動ローラ55が押し当てられて下流側搬送ローラ対64が形成されている。
さて、以上のような図示画像形成装置を用いて、いま複数枚のシート原稿のコピーを取るときは、それらのシート原稿を原稿載置台42上に積載してセットし、操作部59のスタートスイッチをオンする。すると、画像読取開始前に、黒レベル補正用データ採取後、所定のタイミングで照明手段を点灯して白色弾性シート62を読み取り、そのときの白画像データを用いて白レベル補正用データを採取し、読取センサ50の感度補正を行うシェーディング補正が実行される。
シェーディング補正実施後、不図示のステップモータ等で構成したスキャナモータが駆動されてその駆動力がタイミングベルト等の駆動伝達手段を介して駆動ローラ57、58に伝達される。そして、原稿載置台42上のシート原稿は、不図示の給送ローラの回転により図1の矢印a方向に送り込まれ、サイズ検知センサ56でシート原稿の挿入が検知されてから、駆動ローラ57と従動ローラ54との間に挿入されて上流側搬送ローラ対63で原稿搬送路40を通して搬送され、コンタクトガラス51と白色弾性シート62との間を通しながら、その搬送原稿の画像情報が、読取ラインLでコンタクトガラスを透して、固定位置の画像読取手段50で読み取られるようになっている。そして、画像読取り済みのシート原稿が下流側搬送ローラ対64で搬送され、切換えレバー48で切り換えて第1トレイ45または第2トレイ47上に排出される。
このとき、サイズ検知センサ56で原稿の挿入を検知するとともに原稿サイズを検知し、レジスト検知センサ52の手前で一時停止して、任意設定された待機時間後にスキャナモータを再回転し、画像読取手段50と白色弾性シート62間に搬送される。そして、レジスト検知センサ52で原稿の先端を検知してから所定のパルス数経過後に、画像読取手段50で読取り画像面の読取りを開始するようにし、そののち排紙検知センサ53で原稿の通過を検知する。
駆動ローラ57は、電磁ブレーキクラッチを介して駆動制御されており、サイズ検知センサ56の原稿挿入検知信号により電磁ブレーキクラッチが作動して駆動される。原稿先端が駆動ローラ55を通過後、原稿後端がサイズ検知センサ56を通過するまでの所定任意位置で電磁ブレーキクラッチの作動が切れるようにしており、先行している原稿が原稿搬送読取装置200から排出されるまで、次の原稿が挿入できないようにしている。さらに、スキャナモータの駆動力は、ギア、タイミングベルトを介して排出ローラ対46にも伝達されるようになっている。ここで、各原稿搬送ローラの周速は、順次周速を若干早くしており、原稿がローラ間で弛まないようにしている。
この例において、スキャナモータの回転速度制御は、原稿搬送速度になるように回転速度は決められたパターンで制御されている。変倍時での回転速度は、等倍時を100%とした場合、等倍時の回転速度÷変倍率で制御され、例えば100%時10rpmとした場合、50%時では、20rpmで回転することになる。
画像形成装置本体100では、像担持体10を回転して帯電装置12で表面を一様に帯電し、次いで密着イメージセンサ50の読取り内容に基づき露光装置13で書き込みを行って静電潜像を形成し、そののち現像装置14でトナーを付着することによりその静電潜像を現像して像担持体10上にトナー像を形成する。
他方、記録材セット位置から適宜のタイミングで記録材を給送して記録材搬送路18を通して搬送し、レジストローラ対20でタイミングを取って転写分離位置Tに記録材を送り込み、上述したごとく像担持体10上に形成したトナー像を転写分離装置15で記録材に転写するとともに、トナー像転写後の記録材を像担持体10から分離し、記録材搬送装置22で搬送して定着装置23で転写画像を定着して後、切換えレバー27で切り換えて矢印d方向に搬送し、排紙受け30上に排出する。裏面にも画像を形成するときには、切換えレバー27で切り換えて矢印e方向に搬送し、不図示の両面ユニットで反転して再給紙する。
図2には、原稿搬送読取装置200の要部構成を拡大して示す。
図示するように、原稿搬送読取装置200の開閉装置400内には、読取装置本体300の画像読取手段50と対向して隙間調整手段60が備えられている。隙間調整手段60には、PETフィルムシートなどからなる上述した白色弾性シート62、その図中矢印Aで示す原稿搬送方向の上流端側が止めねじ65によって固定されている軸状回動ホルダ66、白色弾性シート62の原稿搬送方向Aの下流端側が摺動自在に載置されている受け部材67、ギア等よりなる不図示の駆動伝達手段を介して軸状回動ホルダ66に接続されているステップモータ68、距離検知手段である距離センサ69などが備えられている。
軸状回動ホルダ66は、不図示の筐体により、原稿搬送方向Aと直交する軸心まわりに回動可能に支持されており、図示されていない検知板が取り付けられて、その検知板を透過センサで検知することによりホームポジションが決定されるようになっている。また、受け部材67も、軸状をなし、原稿搬送方向Aと直交する方向に向けて両端を不図示の筐体により支持されている。これにより、白色弾性シート62は、読取ラインL上に頂点が位置して、コンタクトガラス51側に向けて凸状となるように湾曲して設けられている。
そして、原稿厚さ制御信号に基づき、ステップモータ68を駆動して軸状回動ホルダ66を正逆回転駆動し、白色弾性シート62の上流端の支持角度を変更して白色弾性シート62の下流端側は受け部材67上を摺動し、白色弾性シート62の湾曲曲率を変えて、コンタクトガラス51と白色弾性シート62との間の隙間を調整することができるようになっている。
白色弾性シート62の裏側の読取ラインL上には、白色弾性シート62の裏面までの距離を検知して、コンタクトガラス51と白色弾性シート62との間の隙間を調整する距離センサ69が設置されている。そして、通常時は、白色弾性シート62の裏面までの距離を検知して、白色弾性シート62の表面がコンタクトガラス51に軽く接触するように軸状回動ホルダ66を回動調整している。読取り時は、白色弾性シート62の裏面までの距離を検知して、原稿厚さ制御信号に基づく原稿厚さになるように、軸状回動ホルダ66を回動調整する。
他方、読取ラインLの上流位置である上流側搬送ローラ対63位置には、隙間調整手段60に原稿厚さ制御信号を送信するために、原稿厚さを検知する原稿厚さ検知手段70が備えられている。なお、この図2においては、図1に示したサイズ検知センサ56、レジスト検知センサ52、排紙検知センサ53などは、図示省略されている。
図3には、原稿厚さ検知手段70位置を拡大して示し、(A)は平面、(B)は側面である。
図示するように、原稿厚さ検知手段70には、原稿Dの裏面までの距離を検知する距離検知センサ71、筐体により支持されるガイドマイラ(登録商標)72、そのガイドマイラ72により押し付けられて原稿Dが接触して通過する基準板73などが備えられている。そして、搬送原稿Dが距離検知センサ71位置を通過するとき、基準板73までの距離を0として、原稿裏面までの距離を距離検知センサ71で検知し、原稿厚さ検知手段70により原稿Dの厚さを検知する。
そして、その検知結果が不図示の制御装置に送られて制御装置から原稿厚さ制御信号が発せられ、その原稿厚さ制御信号に基づきステップモータ69が駆動され、駆動伝達手段を介して軸状回動ホルダ66を正逆回転し、白色弾性シート62の湾曲曲率を変更してコンタクトガラス51との隙間を若干多めに調整する。すなわち、図2において、B方向に回転すると、湾曲曲率が大きくなってコンタクトガラス51との隙間が大きくなり、反対にC方向に回転すると、湾曲曲率が小さくなってコンタクトガラス51との隙間が小さくなる。その後、距離センサ69で白色弾性シート62の裏面までの距離を検知してその検知結果に基づきステップモータ68を制御し、原稿厚さ検知手段70で検知した原稿Dの厚さに調整する。
この例では、距離センサ69を設けているが、距離センサ69を設けることなく、ステップモータ68の駆動パルス数と白色弾性シート62の変位量との関係をあらかじめ実験により求めておき、その関係から、原稿厚さ検知手段70の検知結果に基づき直接、白色弾性シート62とコンタクトガラス51との隙間を調整するようにしてもよい。
また、原稿厚さ検知手段70を設けることなく、操作部59から原稿Dの種類を入力することにより、その入力結果に基づき隙間調整手段60に原稿厚さ制御信号が送信されるようにし、その原稿厚さ制御信号に基づきステップモータ69が駆動され、駆動伝達手段を介して軸状回動ホルダ66を正逆回転し、白色弾性シート62の湾曲曲率を変更してコンタクトガラス51との隙間を調整するようにしてもよい。
また、薄紙原稿のときには、コンタクトガラス51と白基準部材との間に隙間をつくる原稿厚さ制御信号が送信されるように制御されるとよい。このようにすると、腰の弱い薄紙原稿が通紙されるときには、コンタクトガラス51と白基準部材との間に隙間をつくって原稿の搬送抵抗を少なくし、シート原稿が座屈することなく、原稿が搬送不良を発生するおそれをなくして、原稿を傷めたり、また読取り画像品質が低下したりしないようにすることができる。
原稿搬送読取装置が備えられている画像形成装置の要部概略構成図である。 その原稿搬送読取装置の要部構成拡大図である。 その原稿厚さ検知手段位置を拡大して示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
符号の説明
50 画像読取手段(密着型読取センサ)
51 コンタクトガラス
59 操作部
60 隙間調整手段
62 白色弾性シート(白色弾性シート)
66 軸状回動ホルダ
67 受け部材
68 ステップモータ
69 距離センサ(距離検知手段)
70 原稿厚さ検知手段
100 画像形成装置本体
200 原稿搬送画像読取装置
A 原稿搬送方向
D 原稿
L 読取ライン

Claims (8)

  1. シート原稿を搬送してコンタクトガラスと白基準部材との間を通しながら、そのシート原稿の画像情報を読取ラインで前記コンタクトガラスを透して固定位置の画像読取手段により読み取る原稿搬送読取装置において、
    原稿厚さ制御信号に基づき、コンタクトガラスと白基準部材との間の隙間を調整する隙間調整手段が備えられていることを特徴とする原稿搬送読取装置。
  2. 前記白基準部材として、原稿搬送方向と直交する軸心まわりに回動可能に支持される軸状回動ホルダに原稿搬送方向上流端が取り付けられ、受け部材に原稿搬送方向下流端が摺動自在に載置されて、前記読取ライン上に頂点が位置し、前記コンタクトガラス側に向けて凸状となるように湾曲する白色弾性シートが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の原稿搬送読取装置。
  3. 前記隙間調整手段に、前記原稿厚さ制御信号に基づき、前記軸状回動ホルダを正逆回転駆動して前記白色弾性シートの湾曲曲率を変更する駆動手段が備えられていることを特徴とする、請求項2に記載の原稿搬送読取装置。
  4. 読取ラインに設けられ、前記白色弾性シートの裏面までの距離を検知する距離検知手段が備えられて、画像読取り時は、その距離検知手段の検知結果に基づき、前記原稿厚さ制御信号に基づく原稿厚さになるように、前記軸状回動ホルダが回転調整されることを特徴とする、請求項2または3に記載の原稿搬送読取装置。
  5. 前記読取ラインの上流位置に、原稿厚さを検知する原稿厚さ検知手段が備えられ、その原稿厚さ検知手段の検知結果に基づき、前記隙間調整手段に前記原稿厚さ制御信号が送信されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の原稿搬送読取装置。
  6. 原稿の種類を入力する操作部が備えられ、その入力結果に基づき、前記隙間調整手段に前記原稿厚さ制御信号が送信されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の原稿搬送読取装置。
  7. 薄紙原稿に対しては、前記コンタクトガラスと前記白基準部材との間に隙間をつくる前記原稿厚さ制御信号が送信されるように制御されることを特徴とする、請求項5または6に記載の原稿搬送読取装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1に記載の原稿搬送読取装置が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
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