JP2009260595A - 量子化マトリクス切り換え方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体 - Google Patents

量子化マトリクス切り換え方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】バッファ破綻は回避しつつも全レートにおいて視覚的な劣化を極力抑えながら,発生符号量の削減を図る。
【解決手段】符号化対象画像の量子化幅の平均値を推定する(S1)。また,符号化対象画像の動き量を検出する(S2)。推定した量子化幅の平均値と検出した動き量とを選択条件として,予め定められた複数の量子化マトリクスの中から1つを選択し,符号化対象画像毎に量子化マトリクスを切り換える(S3〜S11)。直交変換後の係数を与えられた量子化幅と選択された量子化マトリクスで量子化し,可変長符号化する(S12)。
【選択図】図2

Description

本発明は,映像に直交変換を施し,可変長符号化を用いて符号化を行う映像符号化における量子化マトリクス切り換え方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体に関するものである。
近年の映像符号化方式の多くは,フレームを小領域に分け,予測画像からの差分画像に直交変換と量子化とを施した後,エントロピー符号化を行うことで映像情報の圧縮を行うものである。
これらの符号化方式を用いて符号化する際,人間の視覚特性を利用することによって歪みを目立たせないで,より符号量を削減できることが知られている。例えば,速い動きのシーンでは画質の劣化が検出されにくいため,遅い動きのシーンより符号量の削減が可能となる。これを利用した技術の一例として,特許文献1(映像符号化装置および映像復号化装置)に記載の技術が挙げられる。これは,フレーム間の動きを検出し,その動きに合わせてプレフィルタの遮断周波数を変化させることで,視覚的劣化を極力抑えて符号量の削減を可能とするものである。
この処理の概要を,図4に示すフローチャートに従って説明する。まず,符号化対象フレームについて,前フレームとの差分から動き量を検出する(ステップS100)。次に,検出された動き量をもとにローパスフィルタ(以下「LPF」)のカットオフ周波数を求める(ステップS101)。一般に,動きが速いほど劣化が検知されにくいため,動き量が大きいほどカットオフ周波数を低くすることになる。そして,ステップS101で求めたカットオフ周波数により,符号化対象フレームにLPFのフィルタ処理を施す(ステップS102)。最後に,LPF後のフレームについて,映像符号化処理を行う(ステップS103)。これにより,歪みを目立たせずに符号量の一層の削減が可能となる。
映像符号化処理のフローの一例を図5に示す。まず,入力画像と予測画像との差分から予測残差画像を生成する(ステップS200)。次に予測残差画像に対し,DCTと量子化を施す(ステップS201,S202)。量子化後の変換係数について,可変長符号化を施して出力する(ステップS203)。一方,量子化後の変換係数に逆量子化とIDCTを施し(ステップS204,S205),予測画像と加算することで復号画像を生成する(ステップS206)。
さて,周波数成分の適応的な削減処理として,周波数毎の量子化の重みを規定した量子化マトリクスの切り換えを用いる技術もある。
例えば非特許文献1では,バッファの破綻回避のため,レート制御部で算出される量子化幅をもとに,量子化マトリクスを動的に切り換える技術が示されている。
レート制御の性質上,バッファ破綻の危険性がある状態では,量子化幅Qsが大きくなる。そこでこの技術では,量子化幅Qsが閾値処理以上かを判定し,閾値以上の場合には,バッファ破綻の危険性があるとして,直交変換係数を大幅に削減する「バッファ破綻回避用量子化マトリクス」に切り換える。すなわち,エンコーダ側では発生符号量が増えると量子化幅を大きくして発生符号量の増加を抑える制御を行うが,量子化幅がある閾値以上の場合には,さらに発生符号量の削減を図るため,量子化マトリクスをバッファ破綻回避用量子化マトリクスに切り換え,変換係数がもっと粗く量子化されるようにする。これによって,デコーダ側においてバッファのアンダーフロー(バッファ破綻)が生じるのを回避している。
従来技術の量子化マトリクス切り換え動作の例を,図6に示す。平均量子化幅が,ある閾値Th_q未満の場合には,通常の量子化マトリクス1を用い,閾値Th_q以上の場合には,バッファ破綻回避用量子化マトリクスを用いる。このバッファ破綻回避用量子化マトリクスの具体例として,非特許文献1では,破綻回避時以外の通常時で使用する量子化マトリクス1の全係数を定数倍したものを挙げている。
量子化マトリクス切り換え動作の例を,図7に示すフローチャートに従って説明する。まず,前フレームの平均量子化幅Qsを算出する(ステップS300)。Qsが閾値より大きい場合には,バッファ破綻回避用量子化マトリクスに切り換える。閾値以下ならば,予め与えられた「通常の量子化マトリクス」を使用する(ステップS301,S302)。そして,上記で設定された量子化マトリクスを用い,符号化を行う(ステップS303)。これにより,Qsが大きい場合に,直交変換係数を量子化マトリクスで大幅に削減できるため,バッファ破綻回避に有効となる。
特開平6−233266号公報 高屋ほか,"量子化マトリクスの動的更新処理に基づく動画像符号化の符号量制御方式に関する検討",PCSJ99 P−3.14
前述した2つの既存技術を組み合わせた場合のフローチャートの一例を図8に示す。処理手順は,図4と図7のフローを直列に結合したものとなる。まず,符号化対象フレームについて,前フレームとの差分から動き量を検出する(ステップS400)。次に,検出された動き量をもとにローパスフィルタ(以下「LPF」)のカットオフ周波数を求める(ステップS401)。そして,ステップS401で求めたカットオフ周波数により,符号化対象フレームにLPFのフィルタ処理を施す(ステップS402)。
次に,前フレームの平均量子化幅Qsを算出する(ステップS403)。Qsが閾値より大きい場合には,バッファ破綻回避用量子化マトリクスに切り換える。閾値以下ならば,予め与えられた量子化マトリクスを使用する(ステップS404,S405)。そして,上記で設定された量子化マトリクスを用い,符号化を行う(ステップS406)。
図9は,図8の映像符号化処理を実行する映像符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。この映像符号化装置は,入力画像バッファ101,動き検出部102,遮断周波数計算部103,LPF104,エンコード部105,平均値算出部106,閾値判定部107,量子化マトリクス設定部108から構成される。
エンコード部105は,減算器110,予測画像生成部111,DCT部112,符号量制御部113,量子化部114,可変長符号化部115,逆量子化部116,IDCT部117,加算器118,復号画像バッファ119から構成される。
入力画像バッファ101は,入力画像信号を一時的に保存する。また,符号化対象フレームをLPF104と動き検出部102に送る。同時に,符号化対象フレームの1フレーム前のフレームを動き検出部102に送る。動き検出部102は,時間的に隣り合う2フレームから動き量を検出し,動きの大きさを遮断周波数計算部103に送る。遮断周波数計算部103は,動きの大きさをもとにLPF104の遮断周波数を求め,LPF104へと送る。LPF104は,ローパスフィルタであり,入力された符号化対象フレームの画像信号について,遮断周波数以上の信号をカットする。
エンコード部105における減算器110は,符号化対象画像と予測画像との差分信号を求める。予測画像生成部111は,復号画像バッファ119に保存された復号画像情報をもとに予測画像を生成して出力する。DCT部112は,減算器110からの差分信号にDCTを施す。
符号量制御部113は,可変長符号化部115からの符号量情報をもとに量子化ステップサイズを求める。量子化部114は,量子化ステップサイズと量子化マトリクスに従って,DCT後の変換係数に量子化を施す。可変長符号化部115は,量子化後の変換係数と量子化マトリクスを可変長符号化し,出力する。
逆量子化部116は,量子化された変換係数に逆量子化を施す。IDCT部117は,逆量子化された変換係数に逆DCTを施し,差分画像の復号信号を生成する。加算器118は,IDCT部117からの復号信号と予測画像生成部111の予測画像を加算し,復号画像を生成する。復号画像バッファ119は,加算器118からの復号画像を保存し,予測画像生成部111に出力する。
平均値算出部106は,符号量制御部113から送られる量子化幅を集計し,その平均値を算出する。閾値判定部107は,算出された量子化幅の平均値と閾値を比較し,閾値よりも大きい場合には切り換え信号を送る。量子化マトリクス設定部108は,閾値判定部107からの結果をもとに量子化マトリクスを切り換える。切り換え信号がない場合には,予め設定された量子化マトリクスを量子化部114,逆量子化部116,可変長符号化部115に送る。一方,切り換え信号がある場合には,量子化マトリクスをC倍したものを作成し,量子化部114,逆量子化部116,可変長符号化部115に送る。
このような構成を用いることで,これら2つの技術を共に利用した符号化が可能となると考えられる。
しかし,このような図9に示す映像符号化装置で符号化する場合,以下の点が課題となる。まず,LPFで周波数カットを行う場合,精度よく周波数成分を落とすにはタップ長を長く取る必要があるが,タップ長を長くするほど演算コストがかかる。また,LPFをかけることで確かに符号量は削減されるが,直交変換で求まる周波数成分はブロック単位に算出するため,カットオフ周波数が一致しない。したがって,LPFによる映像の劣化度合に対する符号削減量の観点で効率があまりよくない。
さらに,LPFは動きだけ監視しているため,レートの高低に関わらず動きによって一定のフィルタがかかってしまう。逆に,量子化マトリクスは,平均量子化幅しか監視していないため,動きがないシーンではバッファ位置が下がる危険性がほとんどないにも関わらず,平均量子化幅が大きいと量子化マトリクスにより直交変換係数が大きく削減されてしまう。これは,特にIntraフレームで動きがほとんどない場合,歪みとして検知されやすくなる。これを回避するために,Intraフレームの量子化マトリクスだけ弱めると,バッファ破綻の回避能力が大きく低下してしまう。
本発明は上記課題を解決し,バッファ破綻は回避しつつも,全レートにおいて視覚的な劣化を極力抑えながら,発生符号量を削減することができるようにすることを目的とする。
そこで,本発明は,以上のような問題を解決するため,符号化対象フレームの平均量子化幅を推定する方法と,符号化対象フレームの動き量を検出する方法と,前記量子化幅推定値と前記動き量をもとに,予め定められた複数の量子化マトリクスのセットを切り換える方法とを用いることを特徴とする。
符号化対象フレームの平均量子化幅を推定する方法としては,例えば同じピクチャ構造で一つ前に符号化したフレームの平均量子化幅をそのまま用いる方法が考えられる。あるいは,符号量制御部が算出した符号化対象フレームの目標量子化幅を用いる方法が考えられる。
符号化対象フレームの動き量を検出する方法としては,例えば表示順で符号化対象フレームの一つ前のフレームとの輝度の画素間差分絶対値和を用いる方法が考えられる。この場合,差分絶対値和はフレーム和を用いることもできるが,ブロック毎に和を取り,閾値以上となったブロックの個数を用いることもできる。
あるいは,符号化対象フレームについて,ブロック毎に輝度平均値を求め,表示順で一つ前のフレームのブロック毎の輝度平均値との差分絶対値を用いる方法が考えられる。この場合,ブロック毎に輝度平均値差分の絶対値を求め,閾値以上となったブロックの個数を用いることもできる。
量子化マトリクスを切り換える方法としては,例えば平均量子化幅推定値と動き量の線形結合を求め,閾値処理により量子化マトリクスを切り換える方法が考えられる。あるいは,平均量子化幅推定値に関する閾値を行に,動き量に関する閾値を列に取ったテーブルを作成し,テーブルの各マスに対応する量子化マトリクスを用意してテーブル参照により切り換える方法が考えられる。
〔発明の作用〕
従来技術では,ビットレートが高い場合でも一律にLPFがかかってしまう問題点について,本発明では,動き量による判定に加え,推定量子化幅による判定も行って量子化マトリクスを決定することで,動きがある場合でも,推定量子化幅が小さい場合,すなわちレートが高い場合には符号削減量の少ない量子化マトリクスを選択することができる。
また,量子化幅が大きい場合に一律にバッファ破綻回避用量子化マトリクスが選択されてしまう問題について,本発明では,推定符号量幅による判定に加え,動き量による判定も行って量子化マトリクスを決定することで,推定量子化幅が大きく,かつ動きが大きい場合にのみバッファ破綻回避用量子化マトリクスに切り換えることができる。これにより,動きが少ない場合にはバッファ破綻回避用量子化マトリクスに切り換わらないため,視覚的劣化が目立つフレームの発生頻度を軽減できる。
本発明によれば,動きに関する視覚特性を利用した符号量削減と,バッファ破綻の回避という従来の2技術の組み合わせによる効果を維持したまま,さらに従来技術の組み合わせで起こる問題点を解決できる。
まず,1画素につきタップ長分の演算が必要となるLPFを省き,量子化マトリクスで一元的に制御するため,装置の構成が簡単になり,演算コストが削減できる。また,量子化マトリクスにより直交変換係数を直接削るので,LPFと比較して歪みに対する符号削減量の効率が高い。
さらに,従来技術ではビットレートが高い場合でも動きがあれば一律にLPFがかかってしまうが,本発明では推定量子化幅による強弱がつけられるため,これを回避できる。一方,動きによる削減量の強弱もつけられるため,量子化幅が大きい場合であっても,動きが少ない場合にはバッファ破綻の危険性が少ないとして量子化マトリクスを弱めることができ,これにより画品質が向上する。
以下,本発明の実施の形態について,図面を用いて説明する。
本実施例では,符号化対象画像の平均量子化幅を推定する方法として,一つ前に符号化したフレームの平均量子化幅の値をそのまま用いるものとする。また,符号化対象画像の動き量を検出する方法としては,表示順で符号化対象の一つ前のフレームとの輝度の画素間差分絶対値和を用いるものとする。さらに,量子化マトリクスを切り換える方法としては,平均量子化幅と動き量にそれぞれ閾値を設け,3つの量子化マトリクスを切り換えるものとする。
図1に,本実施例で用いる量子化マトリクスの切り換えテーブルの例を示す。動き量の閾値としてTh_m,平均量子化幅の閾値としてTh_q0,Th_q1を設け,それぞれが閾値未満か以上かで量子化マトリクスQM1,QM2,バッファ破綻回避用量子化マトリクスの3つを切り換えるものとする。閾値は,Th_q0<Th_q1である。
3つの量子化マトリクスの違いについて,QM1は従来手法の「通常の量子化マトリクス」とし,バッファ破綻回避用量子化マトリクスは従来の同名のものと同等の量子化マトリクスとし,QM2は両者の平均値を取った量子化マトリクスとする。したがって,QM2は視覚劣化の見え方,変換係数の削減度合とも,両者の中間の性質を有するものとする。
この処理に関するフローチャートを図2に示す。まず,前フレームの平均量子化幅Qsを算出する(ステップS1)。また,符号化対象フレームと,表示順で一つ前のフレームとの間で輝度の画素間差分絶対値和を計算し,動き量Mとする(ステップS2)。
次に,まず動き量Mについて閾値Th_mと大小比較する(ステップS3)。動き量Mが閾値Th_m未満の場合,今度は平均量子化幅Qsを閾値Th_q1と比較し(ステップS4),閾値未満であれば量子化マトリクスにQM1を,閾値以上であればQM2を選択する。
一方,動き量がTh_m以上の場合,平均量子化幅Qsを閾値Th_q1と比較し(ステップS7),閾値以上であればバッファ破綻回避用量子化マトリクスを選択する(ステップS8)。閾値未満の場合には,平均量子化幅Qsと閾値Th_q0との大小比較を行い(ステップS9),閾値未満であればQM1,閾値以上であればQM2の量子化マトリクスを選択する。最後に,選択された量子化マトリクスを用いて符号化処理を行う(ステップS12)。
この処理を実現するための映像符号化装置のブロック図の一例を図3に示す。この映像符号化装置は,入力画像バッファ101,動き検出部12,エンコード部105,平均値算出部106,切り換え判定部10,量子化マトリクス切り換え部11から構成され,エンコード部105は,減算器110,予測画像生成部111,DCT部112,符号量制御部113,量子化部114,可変長符号化部115,逆量子化部116,IDCT部117,加算器118,復号画像バッファ119から構成される。
このうち,入力画像バッファ101,減算器110,予測画像生成部111,DCT部112,符号量制御部113,量子化部114,可変長符号化部115,逆量子化部116,IDCT部117,加算器118,復号画像バッファ119,平均値算出部106は,図9に示した映像符号化装置において同符号で示したものと,同等の機能を有するものとする。したがって,これらについての説明を省略する。
動き検出部12は,符号化対象フレームと表示順で一つ前のフレームとの輝度の画素間差分絶対値和を算出し,それを動き量Mとして切り換え判定部10へ送る。
切り換え判定部10は,平均値算出部106から送られる平均量子化幅と,動き検出部12からの動き量Mを用いて,図1に示す切り換えテーブルを参照し,使用する量子化マトリクスの番号を量子化マトリクス切り換え部11に送る。
量子化マトリクス切り換え部11は,受け取った番号に対応する量子化マトリクスを量子化部114,逆量子化部116,可変長符号化部115に送る。以上のような構成を用いることで,図2に示す処理を実現できる。
本実施例の図1に示す切り換えテーブルによると,平均量子化幅推定値が閾値Th_q0未満であれば,動きがあっても量子化マトリクスが切り換わらないため,従来技術では問題であった高レートでもLPFが一律に働き,高周波成分をカットしてしまうという問題を回避することができる。
また,本実施例の図1に示す切り換えテーブルは,図6に示す従来技術での切り換えテーブルと比較して,バッファ破綻回避用マトリクスの選択条件が限定されていることから,視覚的劣化が目立つフレームの発生頻度を従来より軽減できる。
以上のことから,このような構成を用いることで,バッファ破綻は回避しつつも,全レートにおいて視覚的な劣化を極力抑えながら符号量を削減することが可能となる。
すなわち,本発明によって従来技術の問題が次のように解決されることになる。
(1)従来技術の組み合わせでは,ビットレートが高い場合にも動きがあると一律にローパスフィルタがかかるため,ボケが見えてしまう場合がある。
これに対し,本発明では,ローパスフィルタの代わりに量子化マトリクスの切り換えを用い,動き量のほかに量子化幅推定値も用いているため,レートが高い場合には削減量の少ない量子化マトリクスに切り換えることでボケを回避できる,との効果がある。
(2)また,従来技術の組み合わせでは,量子化幅がある閾値以上になると破綻回避の量子化マトリクスに切り換わり,発生符号量が小さくなって大幅に歪みが増える代わりにバッファの破綻が回避できる。しかし,動きが少ない場合には破綻する危険性が皆無に近いにも関わらず,一律に破綻回避動作を取るため画質が大きく低下するとの問題がある。
これに対し,本発明では,量子化幅の他に動き量も監視しているため,破綻回避用の量子化マトリクスに切り換わる条件をより限定でき,回避不要なシーンでの画質が向上する,との効果がある。
なお,図1の切り換えテーブルに示した量子化マトリクスの選択条件は一例であり,もちろん本発明の実施において,量子化マトリクスの数を増やすなど,さらに細かな選択条件を設定してもよいことは,上記実施例の説明から明らかである。
以上の実施例では,符号化対象画像の平均量子化幅を推定する方法として,一つ前に符号化したフレームの平均量子化幅の値をそのまま用いた例を説明した。ここで,符号化対象画像の量子化幅の平均値を推定するときに,符号化順で一つ前の同じピクチャ構造の符号化対象画像について量子化幅の平均値を求め,それを推定値としてもよい。同じピクチャ構造の符号化対象画像の量子化幅の平均値を推定値とすることにより,推定の精度が向上する。符号量制御部113において算出される量子化幅を推定値とする実施も可能である。
また,符号化対象画像の動き量を検出する方法としては,表示順で符号化対象の一つ前のフレームとの輝度の画素間差分絶対値和を用いた例を説明した。ここで,次のようにして動き量を検出することもできる。まず,符号化対象画像の輝度値についてブロック単位の総和を求める。次に,表示順で一つ前の画像の輝度値についてブロック単位の総和を求める。求めたブロック単位の総和の差分絶対値を求め,その差分絶対値を予め定められた閾値と比較する。比較結果をカウントし,輝度値のブロック総和の差分絶対値が前記閾値以上となったブロックの個数を動き量とする。
また,上記実施例では,さらに,量子化マトリクスを切り換える方法としては,平均量子化幅と動き量にそれぞれ閾値を設け,図1に示すような切り換えテーブルを参照して量子化マトリクスを選択する方法の例を説明したが,例えば量子化幅の平均値と動き量の線形和を算出し,その線形和と予め定められた閾値との比較によって,各閾値との大小関係に対して予め定められた量子化マトリクスの一つを選択する方法を用いるような実施も好適である。
以上説明した処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明の実施例で用いる量子化マトリクスの切り換えテーブルの例を示す図である。 本発明の実施例のフローチャートである。 本発明の実施例に係る映像符号化装置の構成例を示す図である。 従来の動き量によるフィルタ処理のフローチャートである。 従来の映像符号化処理のフローチャートである。 従来の量子化マトリクスの選択条件の例を示す図である。 従来の量子化マトリクス切り換え処理のフローチャートである。 従来技術を組み合わせた量子化マトリクス切り換え処理の例を示すフローチャートである。 図8に示す処理を実行する映像符号化装置の構成例を示す図である。
符号の説明
10 切り換え判定部
11 量子化マトリクス切り換え部
12 動き検出部
101 入力画像バッファ
102 動き検出部
103 遮断周波数計算部
104 LPF
105 エンコード部
106 平均値算出部
107 閾値判定部
108 量子化マトリクス設定部
110 減算器
111 予測画像生成部
112 DCT部
113 符号量制御部
114 量子化部
115 可変長符号化部
116 逆量子化部
117 IDCT部
118 加算器
119 復号画像バッファ

Claims (10)

  1. 映像をブロック単位に分割し,直交変換後の係数を与えられた量子化幅と量子化マトリクスで量子化し,可変長符号化する映像符号化における量子化マトリクス切り換え方法であって,
    符号化対象画像の量子化幅の平均値を推定するステップと,
    符号化対象画像の動き量を検出するステップと,
    前記量子化幅の平均値と前記動き量によって予め定められた複数の量子化マトリクスの中から1つの量子化マトリクスを選択するステップと,
    符号化対象画像毎に量子化マトリクスを切り換えるステップとを実行し,
    符号化対象画像の量子化幅の平均値と動き量をもとに,符号化対象画像で用いる量子化マトリクスを決定して切り換える
    ことを特徴とする量子化マトリクス切り換え方法。
  2. 請求項1に記載の量子化マトリクス切り換え方法において,
    前記符号化対象画像の量子化幅の平均値を推定するステップでは,
    符号化順で一つ前の符号化画像または符号化順で一つ前の同じピクチャ構造の符号化画像について量子化幅の平均値を求め,それを推定値とする
    ことを特徴とする量子化マトリクス切り換え方法。
  3. 請求項1に記載の量子化マトリクス切り換え方法において,
    符号化対象画像の符号量を量子化幅によって制御する制御方法を用いる映像符号化の場合に,前記符号化対象画像の量子化幅の平均値を推定するステップでは,前記制御方法によって算出される量子化幅を推定値とする
    ことを特徴とする量子化マトリクス切り換え方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の量子化マトリクス切り換え方法において,
    前記符号化対象画像の動き量を検出するステップでは,表示順で一つ前の画像との各画素の輝度値の差分絶対値和を動き量とする
    ことを特徴とする量子化マトリクス切り換え方法。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の量子化マトリクス切り換え方法において,
    前記符号化対象画像の動き量を検出するステップでは,
    符号化対象画像の輝度値についてブロック単位の総和を求めるステップと,
    表示順で一つ前の画像の輝度値についてブロック単位の総和を求めるステップと,
    ブロック単位の総和の差分絶対値を求めるステップと,
    前記差分絶対値を予め定められた閾値と比較するステップと,
    前記比較結果をカウントするステップとを実行し,
    輝度値のブロック総和の差分絶対値が前記閾値以上となったブロックの個数を動き量とする
    ことを特徴とする量子化マトリクス切り換え方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の量子化マトリクス切り換え方法において,
    前記予め定められた複数の量子化マトリクスの中から1つの量子化マトリクスを選択するステップでは,前記量子化幅の平均値と前記動き量の線形和を算出し,予め定められた閾値との比較によって量子化マトリクスを選択する
    ことを特徴とする量子化マトリクス切り換え方法。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の量子化マトリクス切り換え方法において,
    前記予め定められた複数の量子化マトリクスの中から1つの量子化マトリクスを選択するステップでは,前記量子化幅の平均値に関する1または複数の閾値と前記動き量に関する1または複数の閾値とによって区切られるテーブルの項目に,量子化マトリクスを指定する情報が格納されたテーブルを用い,前記量子化幅の平均値と前記量子化幅の平均値の閾値との大小関係および前記動き量と前記動き量に関する閾値との大小関係によって前記テーブルを参照することにより,対応する量子化マトリクスを選択する
    ことを特徴とする量子化マトリクス切り換え方法。
  8. 映像をブロック単位に分割し,直交変換後の係数を与えられた量子化幅と量子化マトリクスで量子化し,可変長符号化する映像符号化装置において,
    符号化対象画像の量子化幅の平均値を推定する手段と,
    符号化対象画像の動き量を検出する手段と,
    前記量子化幅の平均値と前記動き量によって予め定められた複数の量子化マトリクスの中から1つの量子化マトリクスを選択する手段と,
    符号化対象画像毎に量子化マトリクスを切り換える手段と,
    前記符号化対象画像の量子化幅の平均値と動き量をもとに決定された量子化マトリクスを用いて符号化対象画像を符号化する手段とを備える
    ことを特徴とする映像符号化装置。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の量子化マトリクス切り換え方法をコンピュータに実行させて映像を符号化させるための映像符号化プログラム。
  10. 請求項9記載の映像符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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