JP2009260542A - 色補正装置及び色補正方法 - Google Patents
色補正装置及び色補正方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009260542A JP2009260542A JP2008105746A JP2008105746A JP2009260542A JP 2009260542 A JP2009260542 A JP 2009260542A JP 2008105746 A JP2008105746 A JP 2008105746A JP 2008105746 A JP2008105746 A JP 2008105746A JP 2009260542 A JP2009260542 A JP 2009260542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- luminance level
- average luminance
- specific color
- specific
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
【課題】特定の色に対して忠実に色の再現をするよりも記憶色に近づけ、他の色には影響を与えない画像処理を行う色補正装置及び色補正方法を提供する。
【解決手段】入力される映像データを、特定の色領域を検出するために複数種類の表色系に変換する色空間変換部1と、色空間変換部1の出力を基に特定色の検出を行う特定色範囲検出部2と、特定色範囲検出部2で検出された領域に対して平均輝度のレベルを検出する平均輝度レベル検出部3と、特定色範囲検出部2で検出された領域に対し、平均輝度レベル検出部3によって検出された平均輝度レベルに応じて色の調整を行い、補正画像を出力する色補正部4を備える色補正装置。特定色範囲検出部2は、色空間変換部1のHSV変換部でHSVデータに変換された入力映像データを、あらかじめ設定された特定色データと比較し、比較データの周辺色を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】入力される映像データを、特定の色領域を検出するために複数種類の表色系に変換する色空間変換部1と、色空間変換部1の出力を基に特定色の検出を行う特定色範囲検出部2と、特定色範囲検出部2で検出された領域に対して平均輝度のレベルを検出する平均輝度レベル検出部3と、特定色範囲検出部2で検出された領域に対し、平均輝度レベル検出部3によって検出された平均輝度レベルに応じて色の調整を行い、補正画像を出力する色補正部4を備える色補正装置。特定色範囲検出部2は、色空間変換部1のHSV変換部でHSVデータに変換された入力映像データを、あらかじめ設定された特定色データと比較し、比較データの周辺色を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、色補正装置及び色補正方法に関し、特に、より良好な画像を提供する画像処理に関する。
デジタルカメラやビデオカメラで記録された人物画などの画像データをTVモニターやプリンター等で確認した場合、たとえば空や海の青、夕日や果物の赤、草木の緑、人物の肌色が思っていた色ではない場合が多い。これはいわゆる記憶色(個人がイメージにより好ましいと記憶する色)ではないためである。
色を修正するため、従来、画像処理を行う色補正装置が使用される。この色補正装置の1つとして、色座標値に対応して予め設定した座標移動量に基づいて、入力した画像データの色座標値を移動させるための第1の座標移動量を算出する第1座標移動量算出部と、予め定められた色領域から色領域外に向けて減少する重み関数に基づいて、色座標値に応じて色重みを算出する色重み算出部と、第1の座標移動量に色重みを乗じて第2の座標移動量を算出する第2座標移動量算出部と、第2の座標移動量に基づいて色座標値を移動させる座標移動部とを備えた色補正装置が特許文献1に開示されている。更に、画像データをフレーム単位またはフィールド単位で記憶する画像メモリーと、画像メモリーに記憶された画像データから所定の条件の色成分を検出する色成分検出部と、検出した色成分のうち、色相成分のヒストグラムを作成し、ヒストグラムの分布に基づいてオフセット値を算出するオフセット算出部と、算出されたオフセット値を記憶部に設定する設定部とを備えた構成にすることで所定の彩度領域内で、かつ所定の明度領域内にある色成分を検出でき、より特定の色に近い色成分のみを検出できる。これらにより画像の色をより好ましく補正するための色補正装置が提案されている。
特許文献1では、色の補正はHSV表色系で行っているため、輝度データも変化している。このことにより輝度階調のバランスが崩れた画像になる場合がある。また最低フィールドメモリーが必要であり、コスト的にも不利である。
特開2007−42033号公報
本発明は、従来技術の問題を解決するものであり、特定の色に対して忠実に色の再現をするよりも記憶色に近づけ、他の色には影響を与えない画像処理を行う色補正処置及び色補正方法を提供することを目的とする。
本発明は、入力される画像データに対して複数の表色系に変換する手段と、前記表色変換手段の一例としてHSV表色系によって変換されたデータに対して特定の色を検出する特定色検出手段と、検出された色に対して記憶色に近づけるために別の表色系、例えばYCbCr表色系に変換された特定色データに対して補正する手段と、前記補正手段にて補正された特定色データに対して画像全体の輝度レベルに応じて補正量を変化させる手段を有する。
すなわち、本発明は、入力される映像データを、特定の色領域を検出するために複数種類の表色系に変換する色空間変換部と、前記色空間変換部の出力を基に特定色の検出を行う特定色範囲検出部と、前記特定色範囲検出部で検出された領域に対して平均輝度のレベルを検出する平均輝度レベル検出部と、前記特定色範囲検出部で検出された領域に対し、前記平均輝度レベル検出部によって検出された平均輝度レベルに応じて色の調整を行い、補正画像を出力する色補正部を備える色補正装置である。
また、本発明は、前記特定色範囲検出部は、前記色空間変換部のHSV変換部でHSV表色データに変換された入力映像データを、あらかじめ設定された特定色データと比較し、比較データの周辺色を検出する色補正装置である。
そして、本発明は、前記輝度レベル検出部は、前記特定色範囲検出部で検出された色範囲の輝度レベルを、YCbCr表色系のYを用いて平均輝度レベルを算出する色補正装置である。
更に、本発明は、前記色補正部は、前記色空間変換部のYCbCr変換部でYCbCrに変換された入力映像データを、前記特定色範囲検出部で検出された領域の色データに対して好ましい色になる様に、前記輝度レベル検出部にて検出された平均輝度レベルに連動して色の補正を行う色補正装置である。
また、本発明は、前記特定色範囲検出部は、HSV表色データの組み合わせとL*a*b表色系データとの組み合わせることで特定色の検出を向上させる色補正装置である。
そして、本発明は、前記色補正部は、YCbCrデータを極座標変換回路にて輝度、色相、彩度に変換し、色の調整は色相と彩度で行う色補正装置である。
更に、本発明は、前記色補正部は、前記極座標変換回路にて変換された色相、彩度で色の調整を、前記平均輝度レベル検出部にて検出された平均輝度レベルに連動して行う色補正装置である。
また、本発明は、入力される映像データを、特定の色領域を検出するために複数種類の表色系に変換する色空間変換ステップと、前記色空間変換ステップの出力を基に特定色の検出を行う特定色範囲検出ステップと、前記特定色範囲検出ステップで検出された領域に対して平均輝度のレベルを検出する平均輝度レベル検出ステップと、前記特定色範囲検出ステップで検出された領域に対し、前記平均輝度レベル検出ステップによって検出された平均輝度レベルに応じて色の調整を行い、補正画像を出力する色補正ステップを有する色補正方法である。
本発明は、HSV色系に変換された画像データにより特定色の検出を行う。たとえば青や赤はHSVのH(色相)の値で容易に検出可能であり、またのHSV組み合わせとYCbCrの組み合わせで特定の色の検出精度が上がり記憶色への変換の精度も向上する。記憶色への補正はYCbCr表色系で行う様にする。このことにより色相や彩度の調整を行っても輝度は変化しないので輝度階調が保たれる。HSVで行うと色相(H)や彩度(S)を調整するとRGBに逆変換したときに輝度レベルも変化してしまい画像のバランス(輝度の階調が変化する)が崩れてしまう。また画像全体の輝度レベル等のデータを累積しているため画像に応じた画像処理を行う事で適切な補正が可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の概要を説明する。本発明は、まず画像データを数種類の表色系データに変換する。たとえば画像のRGBデータをHSV表色系やXYZ表色系、またはCIE(国際照明委員会)のL*a*b*表色系などに変換する。これらの変換されたデータを、ある範囲内のデータを1フレーム分について累積し、それぞれの累積データの組み合わせで特定の色範囲が検出できる。たとえば肌色はHSV表色系においてHが6〜38の範囲に収まる事がわかっている。しかしこれだけでは人肌でない肌色も同じ様に検出されてしまう。さらに検出精度を上げるためにSの値を参照し、さらにRGBの各値を参照する事とする。検出された色範囲についてはYCbCr表色系のCb,Crにて補正を行う。Yは調整しないため輝度の階調に影響を与えることなく色の補正が行える。また検出された色範囲の輝度値に応じて補正量を変更することで適切な補正が可能となる。
本発明の概要を説明する。本発明は、まず画像データを数種類の表色系データに変換する。たとえば画像のRGBデータをHSV表色系やXYZ表色系、またはCIE(国際照明委員会)のL*a*b*表色系などに変換する。これらの変換されたデータを、ある範囲内のデータを1フレーム分について累積し、それぞれの累積データの組み合わせで特定の色範囲が検出できる。たとえば肌色はHSV表色系においてHが6〜38の範囲に収まる事がわかっている。しかしこれだけでは人肌でない肌色も同じ様に検出されてしまう。さらに検出精度を上げるためにSの値を参照し、さらにRGBの各値を参照する事とする。検出された色範囲についてはYCbCr表色系のCb,Crにて補正を行う。Yは調整しないため輝度の階調に影響を与えることなく色の補正が行える。また検出された色範囲の輝度値に応じて補正量を変更することで適切な補正が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の色補正装置及び色補正方法の実施形態を説明する。
図1は本発明の構成を示すブロック図である。図1において本実施形態の色補正装置は、色空間変換部1、特定色範囲検出部2、平均輝度レベル検出部3、色補正部4から構成される。
図1は本発明の構成を示すブロック図である。図1において本実施形態の色補正装置は、色空間変換部1、特定色範囲検出部2、平均輝度レベル検出部3、色補正部4から構成される。
図2から図8は、図1に示される各機能の構成について示した図である。これらの図を参照しながら全体の処理について説明する。
図2は色空間変換部1のブロック図である。本システムに入力される映像データは、例えばR(赤)G(緑)B(青)の場合、肌色部の検出処理のため色空間変換部1に入力され、各種の表色系の画像データに変換される。色空間変換部1は、国際電気通信連合(ITU)が標準化した標準テレビ放送向けの規格BT.601(以後SDTVという)や、高精細度テレビジョン放送向け規格BT.709(以後HDTVという)にそれぞれ対応して変換される。色空間変換部1のHSV変換部10では、入力されたRGBデータを色相、彩度、明度で表されるHSV表色系の画像データに変換する。Hは色相、Sは彩度、Vは明度である。HSV表色系は色相「H」と明度「V」が独立しているため、画像の明るさを気にせずに色合いを調べることができる。また色空間変換部1のXYZ変換部11とL*a*b*変換部13では、L*a*b*表色系にも変換する。L*a*b*表色系は、L*、a*、b*の3つの属性を用いて色を表現する。L*a*b*表色系は均等色空間であるので、空間上での距離がそのまま色の違いになる。さらに色空間変換部1のYCbCr変換部12では、YCbCr表色系にも変換する。Yは輝度、Cbは色差(青)、Crも色差(赤)の情報を表現している。これらの変換された画像データは、特定色範囲検出部2へ渡される。
図3は特定色範囲検出部2のブロック図である。特定色範囲検出部2では、入力されたHSV表色系画像データ、L*a*b*表色系画像データ、YCbCr表色系画像データ、RGB画素データ夫々の値を参照し、特定色検出第1〜4条件設定部20〜23で設定された値を参照して各表色系データについて、特定色範囲検出部1(24)で特定色範囲を検出し、特定色範囲画素情報を出力する。この検出条件を組み合わせて最終的な特定色部の範囲を決定する。
図4は平均輝度レベル検出部3のブロック図である。平均輝度レベル検出部3は、輝度値累積範囲設定30、第1平均輝度値算出部31、第2平均輝度値算出部32を有しており、YCbCrのY信号により画像の平均輝度レベルを算出する。例えば1フィールド期間について輝度レベルを累積することで1フィールド期間の平均輝度レベルを算出する。また特定期間についてのみ輝度レベルを算出する事も可能である。
図5は、特定色範囲について好ましい色に調整する色補正部4のブロック図である。三属性調整制御部40は、平均輝度レベル検出部3からの平均輝度レベル情報と特定色部輝度レベル情報を使用して三属性調整部42で色が調整される調整量を制御するための制御信号を生成し、三属性調整部42へ提供する。極座標変換部41は、YCbCrの色信号Cb、Crの値から極座標(角度T、半径R)を求める。三属性調整設定部43では、特定色部について好ましい色に調整するための設定値を三属性調整部62に提供する。設定値は輝度Bri、色相Hue、彩度Satについて記憶色になる様な設定がなされている。
次に各機能について詳しく説明する。
特定色範囲検出部2では、色空間変換部1で変換された各データについて特定色の範囲を指定し、これらの条件にあてはまる画素を検出する。図3において、特定色検出第1条件設定部20は、HSV表色系についての特定色画素の設定である。たとえば大まかに各人種の肌色は、図8に示すように、H(位相)が6°〜38°の間に収まる事が知られている。実際はこの範囲以外にも0°〜6°も肌色の範囲になる。また340°程度から360°も肌色となる事があるので345°〜360°(0°)〜38°を設定している。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色検出第2条件設定部21は、L*a*b*表色系についての特定色画素の設定である。たとえば一例としてb*の値が−10〜30程度である場合、肌色である場合が多い。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色検出第3条件設定部22は、YCbCr表色系についての特定色画素設定である。たとえば一例としてCbが−10〜−30程度でCrが10〜35程度の範囲が肌色である場合が多い。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色検出第4条件設定部22は、RGBについての特定色画素設定である。たとえば一例としてRの値がG値,またはB値どちらか大きい方より20以上大きく、G値とB値の絶対値差が60以下の場合、肌色である場合が多い。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色範囲検出部1(24)は、これらの条件を組み合わせて特定色画素の範囲を検出している。検出された範囲は、特定色範囲画素情報として平均輝度レベル検出部3と色補正部4に提供される。
特定色範囲検出部2では、色空間変換部1で変換された各データについて特定色の範囲を指定し、これらの条件にあてはまる画素を検出する。図3において、特定色検出第1条件設定部20は、HSV表色系についての特定色画素の設定である。たとえば大まかに各人種の肌色は、図8に示すように、H(位相)が6°〜38°の間に収まる事が知られている。実際はこの範囲以外にも0°〜6°も肌色の範囲になる。また340°程度から360°も肌色となる事があるので345°〜360°(0°)〜38°を設定している。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色検出第2条件設定部21は、L*a*b*表色系についての特定色画素の設定である。たとえば一例としてb*の値が−10〜30程度である場合、肌色である場合が多い。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色検出第3条件設定部22は、YCbCr表色系についての特定色画素設定である。たとえば一例としてCbが−10〜−30程度でCrが10〜35程度の範囲が肌色である場合が多い。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色検出第4条件設定部22は、RGBについての特定色画素設定である。たとえば一例としてRの値がG値,またはB値どちらか大きい方より20以上大きく、G値とB値の絶対値差が60以下の場合、肌色である場合が多い。この設定値は状況に応じて可変できるものであり、この値に限った事ではない。特定色範囲検出部1(24)は、これらの条件を組み合わせて特定色画素の範囲を検出している。検出された範囲は、特定色範囲画素情報として平均輝度レベル検出部3と色補正部4に提供される。
平均輝度レベル検出部3は、図4に示すように、YCbCrのYデータについて任意の範囲について平均輝度レベルを算出するために輝度値累計範囲設定30で範囲を設定する。設定範囲は、例えば画像の最大1フィールドから任意の画素範囲について設定可能で、設定された範囲について輝度値の平均を第1平均輝度レベル算出部31により算出する。また前記特定色範囲検出部2からの特定色範囲画素情報により、特定の色範囲の輝度値の平均を第2平均輝度レベル算出部32により算出する。これらにより、画面全体の平均輝度レベルと特定色部の平均輝度レベルを検出する。
色補正部4において、図5に示すように、三属性調整制御部40は平均輝度レベル検出部3からの平均輝度レベル情報と特定色部輝度レベル情報を使用して三属性調整部42で色が調整される調整量を制御するための制御信号を生成し、三属性調整部42へ提供する。極座標変換部41は、YCbCrの色信号Cb、Crの値から極座標(角度、半径)を求める。三属性調整設定部43では、特定色部について好ましい色に調整するための設定値を三属性調整部42に提供する。設定値は輝度、色相、彩度について記憶色になる様な設定がなされている。この設定はユーザーによって好みの記憶色に変更できるように修正が可能であり、数種類のパターンを用意してもよい。三属性調整部42は、特定色部のCb、Crに対して彩度の調整と色相の調整を三属性調整設定部43からの設定に基づいて行う。特定色の検出は、前記特定色範囲検出部3からの特定色範囲画素情報をもとに極座標変換部41の角度T、半径Rと輝度Yの値で行う。特定色範囲の輝度Y、半径R、角度Tを求め特定色を検出する。この検出した特定色に対して、色相(Hue)と彩度(Sat)を三属性調整設定部43から与えられる好ましい色(記憶色)の設定に変更する。調整は三属性調整制御部40からの輝度レベルに応じてCb、Crを調整する。輝度Yは三属性調整制御部40からの平均輝度レベルの結果を参照し、調整が必要と思われる場合に行う。一般に好ましい色(記憶色)は彩度を上げて鮮やかにすることが知られているが、平均輝度レベルを下げる様な調整を行うことで深みのある色になり、より記憶色に近い調整ができる。これは特定色がどの様な色であるかにより調整範囲を変更する。輝度レベルの白100%を「1.0」とした場合、基本的な色の輝度レベルを図6に示す。マゼンダMaは0.31、レッドRは0.25、イエローYeは0.85、グリーンGは0.67、シアンCyは0.73、ブルーBは0.13となる。
例えばP1点については薄い青(輝度値が0.42)であり、この色をより濃い青にするために彩度と色相を調整するが、輝度値を下げる調整(0.13に近づける)でより好ましい青にすることもできる。またP2点は赤みがかった黄色(輝度値が0.73)であり、これを理想的な黄色に近づけるために彩度や色相を調整しても輝度値が低いため希望する黄色にならない。この様な場合、輝度値を上げる調整(0.85に近づける)をすることでより好ましい黄色にすることもできる。このように特定色の輝度値に対して不足分を補うような調整を行うことで、より好ましい色にすることができる。図7では青、赤、緑、黄色、肌色の5色についての補正範囲の一例を示した模式図である。例えば赤色について破線の丸内の色の範囲について検出し、この範囲内の色を目標の色(例は純粋な赤)になるように調整する。目標の色は数種類用意し、ユーザーが選べるようにしてもよい。
この調整したい色と好ましい色の選択はユーザーが画面上にて直接選択できるようにしてもよい。あらかじめ用意した色と調整をモニター上でユーザーがグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の操作により行えるようにすることも可能である。
この様に、本発明はあらかじめ設定された色に対して数種類の好ましい色(記憶色)に自動的に調整することが可能である。またユーザーが任意の色に対してこれをGUIにより選択でき、選択した色に対してもユーザーの好ましい色(記憶色)に調整できる。
1 色空間変換部、10 HSV変換部、11 XYZ変換部、12 YCbCr変換部、13 L*a*b*変換部、
2 特定色範囲検出部、20 特定色検出第1条件設定部、21 特定色検出第2条件設定部、22 特定色検出第3条件設定部、23 特定色検出第4条件設定部、24 特定色範囲検出部1、
3 平均輝度レベル検出部、30 輝度値累積範囲設定部、31 第1平均輝度値算出部、32 第2平均輝度値算出部、
4 色補正部、40 三属性調整制御部、41 極座標変換部、42 三属性調整部、43 三属性調整設定部。
2 特定色範囲検出部、20 特定色検出第1条件設定部、21 特定色検出第2条件設定部、22 特定色検出第3条件設定部、23 特定色検出第4条件設定部、24 特定色範囲検出部1、
3 平均輝度レベル検出部、30 輝度値累積範囲設定部、31 第1平均輝度値算出部、32 第2平均輝度値算出部、
4 色補正部、40 三属性調整制御部、41 極座標変換部、42 三属性調整部、43 三属性調整設定部。
Claims (8)
- 入力される映像データを、特定の色領域を検出するために複数種類の表色系に変換する色空間変換部と、前記色空間変換部の出力を基に特定色の検出を行う特定色範囲検出部と、前記特定色範囲検出部で検出された領域に対して平均輝度のレベルを検出する平均輝度レベル検出部と、前記特定色範囲検出部で検出された領域に対し、前記平均輝度レベル検出部によって検出された平均輝度レベルに応じて色の調整を行い、補正画像を出力する色補正部を備える事を特徴とする色補正装置。
- 前記特定色範囲検出部は、前記色空間変換部のHSV変換部でHSV表色データに変換された入力映像データを、あらかじめ設定された特定色データと比較し、比較データの周辺色を検出する請求項1記載の色補正装置。
- 前記輝度レベル検出部は、前記特定色範囲検出部で検出された色範囲の輝度レベルを、YCbCr表色系のYを用いて平均輝度レベルを算出する請求項1記載の色補正装置。
- 前記色補正部は、前記色空間変換部のYCbCr変換部でYCbCrに変換された入力映像データを、前記特定色範囲検出部で検出された領域の色データに対して好ましい色になる様に、前記輝度レベル検出部にて検出された平均輝度レベルに連動して色の補正を行う請求項1記載の色補正装置。
- 前記特定色範囲検出部は、HSV表色データの組み合わせとL*a*b表色系データとの組み合わせることで特定色の検出を向上させる請求項1記載の色補正装置。
- 前記色補正部は、YCbCrデータを極座標変換回路にて輝度、色相、彩度に変換し、色の調整は色相と彩度で行う請求項1記載の色補正装置。
- 前記色補正部は、前記極座標変換回路にて変換された色相、彩度で色の調整を、前記平均輝度レベル検出部にて検出された平均輝度レベルに連動して行う請求項6記載の色補正装置。
- 入力される映像データを、特定の色領域を検出するために複数種類の表色系に変換する色空間変換ステップと、前記色空間変換ステップの出力を基に特定色の検出を行う特定色範囲検出ステップと、前記特定色範囲検出ステップで検出された領域に対して平均輝度のレベルを検出する平均輝度レベル検出ステップと、前記特定色範囲検出ステップで検出された領域に対し、前記平均輝度レベル検出ステップによって検出された平均輝度レベルに応じて色の調整を行い、補正画像を出力する色補正ステップを有する事を特徴とする色補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008105746A JP2009260542A (ja) | 2008-04-15 | 2008-04-15 | 色補正装置及び色補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008105746A JP2009260542A (ja) | 2008-04-15 | 2008-04-15 | 色補正装置及び色補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009260542A true JP2009260542A (ja) | 2009-11-05 |
Family
ID=41387420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008105746A Pending JP2009260542A (ja) | 2008-04-15 | 2008-04-15 | 色補正装置及び色補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009260542A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103945087A (zh) * | 2013-01-22 | 2014-07-23 | 深圳市腾讯计算机***有限公司 | 图像色调的调节方法和调节装置 |
EP2884733A1 (en) * | 2013-12-12 | 2015-06-17 | Samsung Electronics Co., Ltd | Display device and method of controlling the same |
CN116824906A (zh) * | 2023-08-29 | 2023-09-29 | 成都市巨多广告有限公司 | 一种具有识别功能的停车场引导方法及*** |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63177685A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-21 | Canon Inc | カラー画像処理装置 |
JPH0659573A (ja) * | 1992-08-06 | 1994-03-04 | Sharp Corp | 現像装置 |
JP2005151040A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置および処理方法 |
-
2008
- 2008-04-15 JP JP2008105746A patent/JP2009260542A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63177685A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-21 | Canon Inc | カラー画像処理装置 |
JPH0659573A (ja) * | 1992-08-06 | 1994-03-04 | Sharp Corp | 現像装置 |
JP2005151040A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置および処理方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103945087A (zh) * | 2013-01-22 | 2014-07-23 | 深圳市腾讯计算机***有限公司 | 图像色调的调节方法和调节装置 |
WO2014114130A1 (zh) * | 2013-01-22 | 2014-07-31 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 图像色调的调节方法和调节装置、计算机存储介质 |
US9736336B2 (en) | 2013-01-22 | 2017-08-15 | Tencent Technology (Shenzhen) Company Limited | Image tone adjustment method, apparatus thereof and computer storage medium |
CN103945087B (zh) * | 2013-01-22 | 2017-10-27 | 深圳市腾讯计算机***有限公司 | 图像色调的调节方法和调节装置 |
EP2884733A1 (en) * | 2013-12-12 | 2015-06-17 | Samsung Electronics Co., Ltd | Display device and method of controlling the same |
US9582708B2 (en) | 2013-12-12 | 2017-02-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display device and method of controlling the same |
CN116824906A (zh) * | 2023-08-29 | 2023-09-29 | 成都市巨多广告有限公司 | 一种具有识别功能的停车场引导方法及*** |
CN116824906B (zh) * | 2023-08-29 | 2023-11-17 | 成都市巨多广告有限公司 | 一种具有识别功能的停车场引导方法及*** |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3892648B2 (ja) | 画像入力装置、ホワイトバランス調整方法、およびその方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータが読取可能な記録媒体 | |
US6160579A (en) | Image processing apparatus and method | |
US7969480B2 (en) | Method of controlling auto white balance | |
US20070085911A1 (en) | Apparatus for color correction of subject-image data, and method of controlling same | |
US9355327B2 (en) | Image processing apparatus and imaging apparatus with noise correction function and signal level correction function | |
JP2009159339A (ja) | 撮像装置 | |
WO2006059573A1 (ja) | 色彩調整装置及び方法 | |
US8189909B2 (en) | Color temperature conversion method and apparatus having luminance correction conversion function | |
US8120670B2 (en) | Apparatus and method for controlling gain of color signal | |
US7864223B2 (en) | Imaging apparatus, video signal processing circuit, video signal processing method and computer program product for converting a color image | |
US8064693B2 (en) | Methods of and apparatus for adjusting colour saturation in an input image | |
JP2010219797A (ja) | エッジ強調画像処理装置 | |
EP3460748B1 (en) | Dynamic range compression device and image processing device cross-reference to related application | |
JP2007215216A (ja) | カラー画像のモノトーン化処理 | |
JP4947624B2 (ja) | ホワイトバランス調整方法 | |
JP4352730B2 (ja) | オートホワイトバランス処理装置及び方法並びに画像信号処理装置 | |
JP2014033273A (ja) | 色域変換装置、デジタルカメラ、色域変換プログラムおよび色域変換方法 | |
JP2005538593A (ja) | 信号復元方法、撮像装置、コンピュータプログラムプロダクト | |
JP5534825B2 (ja) | 映像処理装置及び色温度補正方法 | |
JP2004274771A (ja) | 適応型輝度値補正装置および方法 | |
JP2009260542A (ja) | 色補正装置及び色補正方法 | |
EP1895781B1 (en) | Method of and apparatus for adjusting colour saturation | |
JP4440562B2 (ja) | 映像信号処理装置 | |
JP2004350222A (ja) | 画像処理装置、電子カメラ、及び画像処理プログラム | |
US20060038827A1 (en) | Simple and robust color saturation adjustment for digital images |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120619 |