JP2009253011A - リアクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】機器の騒音を低減させるリアクタとする。
【解決手段】互いに突き合わされ積層されたE型鉄心1とI型鉄心2を有し、積層されたE型鉄心1の中央磁脚1aとこれに対向配置されたI型鉄心2との間にインダクタンスの電流特性を調整するエアーギャップ5が形成され、前記積層されたE型鉄心1の中央磁脚1aの周囲にコイル3が絶縁紙4を介して巻装され、前記E型鉄心1の中央磁脚1aの先端が凸形状とされ、ワニス含浸することにより、エアーギャップ5部の対向する積層されたE型鉄心1とI型鉄心2間に発生する磁気振動の最大値を低下させ、前記を要因とする騒音を低減したものである。
【選択図】図1
【解決手段】互いに突き合わされ積層されたE型鉄心1とI型鉄心2を有し、積層されたE型鉄心1の中央磁脚1aとこれに対向配置されたI型鉄心2との間にインダクタンスの電流特性を調整するエアーギャップ5が形成され、前記積層されたE型鉄心1の中央磁脚1aの周囲にコイル3が絶縁紙4を介して巻装され、前記E型鉄心1の中央磁脚1aの先端が凸形状とされ、ワニス含浸することにより、エアーギャップ5部の対向する積層されたE型鉄心1とI型鉄心2間に発生する磁気振動の最大値を低下させ、前記を要因とする騒音を低減したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、インバータエアコン等の力率改善に用いられるリアクタに関するものである。
従来、この種のリアクタとしては、積層されたE型鉄心の中央磁脚先端を矩形状としていた。(特許文献1参照)。図3は前記文献に記載された従来のリアクタの斜視図を示すものである。図3において、E型鉄心1の中央磁脚1aの先端が矩形状からなる積層されたE型鉄心1の中央磁脚1aの周囲に絶縁手段を構成する絶縁紙4を配されたエナメル電線からなるコイル3が巻装され、前記積層されたE型鉄心1とI型鉄心2をエアーギャップ5が形成されるよう突き合わせ、溶接固定し、ワニス含浸されていた。
実開平6−31122号公報(図13)
しかしながら、前記従来の構成では、鉄心磁路長がコイル側へ近づくほど短くなるため、交番電流流入時、鉄心内部の磁束は磁気抵抗の小さい鉄心のコイル側へ集中し、エアーギャップ部の対向する積層されたE型鉄心とI型鉄心間に発生するNS磁気吸引力による磁気振動が大きくなり、前記を要因とした機器の騒音が大きいと言う課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するために、積層されたE型鉄心の中央磁脚の先端を凸形状とし、機器の騒音を低減するリアクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明のリアクタは、積層されたE型鉄心の中央磁脚の先端を凸構造とするものである。
本発明のリアクタは、磁気振動を小さくして機器の騒音を低減することができる。
本発明は、積層されたE型鉄心の中央磁脚の先端を凸構造とすることにより、機器の騒音を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるリアクタの側面断面図を示すものであり、図2は本発明の実施の形態1における鉄心打ち抜き平面図を示すものである。図1、図2において、図3と同じ構成については同じ符号を用い、説明は省略する。
図1は本発明の実施の形態1におけるリアクタの側面断面図を示すものであり、図2は本発明の実施の形態1における鉄心打ち抜き平面図を示すものである。図1、図2において、図3と同じ構成については同じ符号を用い、説明は省略する。
図1、図2において、電磁鋼板のフ-プを連続金型にて、公知で歩留まりが優れる方法で打ち抜いた中央磁脚1aの構造が円弧の凸形状のE型鉄心1を積層した鉄心を構成し、その周囲に芳香族ポリアミド紙等からなる絶縁紙4を巻き付けたエナメル電線からなるコイル3を巻装し、積層したE型鉄心1の中央磁脚1aとこれに対向配置した前記連続金型で打ち抜いたI型鉄心2を積層した鉄心との間にインダクタンスの電流特性を調整するエ
アーギャップ5を形成し、積層したE型鉄心1とI型鉄心2の2ヶ所の突き合わせ部を溶接等の方法で固定し、不飽和ポリエステル等のワニスを含浸する。
アーギャップ5を形成し、積層したE型鉄心1とI型鉄心2の2ヶ所の突き合わせ部を溶接等の方法で固定し、不飽和ポリエステル等のワニスを含浸する。
これにより、リアクタの磁路を形成する鉄心磁路およびエアーギャップの長さはコイル近傍のE型鉄心の中央磁脚の端部ほど前者は短くなり、後者は長くなる。両者の和で得られるE型鉄心の中央磁脚内の磁気抵抗が均一化するよう適正な凸形状を選択することにより、交番電流流入時のE型鉄心の中央磁脚内の磁束分布も均一化し、E型鉄心の中央磁脚内の最大磁束密度が低下し、E型鉄心の中央磁脚とI型鉄心間に発生するNS磁気吸引力の最大値を低下させる。
その結果、公知のリアクタ大型化およびコストアップとなるE型鉄心の中央磁脚の断面積を大きくする等の鉄心平均磁束密度を低下させる事なく、磁気振動の最大値が下がり、磁気騒音を低減できる。
さらに、E型鉄心の中央磁脚に従来のようなシャ-プエッジがないため、E型鉄心の中央磁脚ヘコイル挿入時、エッジによる絶縁紙傷発生による絶縁耐圧不具合を抑制する効果もある。
尚、E型鉄心の中央磁脚を台形状としても、E型鉄心の中央磁脚内の最大磁束密度は低下できるので、機器騒音低減の効果が得られる方向となる。
本発明のリアクタは、エアーギャップ部からの磁気振動による騒音を低減することができるため、積層鉄心を使用した機器用のインダクタの用途にも適用できる。
1 E型鉄心
1a E型鉄心中央磁脚
2 I型鉄心
3 コイル
4 絶縁紙
5 エアーギャップ
1a E型鉄心中央磁脚
2 I型鉄心
3 コイル
4 絶縁紙
5 エアーギャップ
Claims (1)
- 互いに突き合わされ積層されたE型鉄心とI型鉄心を有し、積層されたE型鉄心の中央磁脚とこれに対向配置されたI型鉄心との間にインダクタンスの電流特性を調整するエアーギャップが形成され、前記積層されたE型鉄心の中央磁脚の周囲にコイルが絶縁紙を介して巻装され、前記E型鉄心の中央磁脚の先端が凸形状とされ、ワニス含浸されたリアクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008099043A JP2009253011A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | リアクタ |
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JP2008099043A JP2009253011A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | リアクタ |
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ID=41313429
Family Applications (1)
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JP2008099043A Pending JP2009253011A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | リアクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009253011A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103489580A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-01-01 | 苏州康开电气有限公司 | 短柱硅钢片及采用其的铁芯 |
CN103489581A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-01-01 | 苏州康开电气有限公司 | 低漏磁电抗器 |
KR20230071639A (ko) * | 2021-11-16 | 2023-05-23 | (주)티에스이 | Pcb 장착용 리액터 |
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2008
- 2008-04-07 JP JP2008099043A patent/JP2009253011A/ja active Pending
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CN103489581A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-01-01 | 苏州康开电气有限公司 | 低漏磁电抗器 |
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KR102662119B1 (ko) * | 2021-11-16 | 2024-04-30 | (주)티에스이 | Pcb 장착용 리액터 |
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