JP2009250451A - 全熱交換換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気の温度を計測ないし検知できなくても熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替えることができる全熱交換換気装置を得ること。
【解決手段】外気風路OFの途中に全熱交換素子15を配置すると共に室内空気風路IFの途中に風路切替部40を配置し、外気の温度と室内空気の温度とに基づいて風路切替部の動作を演算・制御部50により制御する全熱交換換気装置70を構成するにあたり、外気風路での吹き出し口20b近傍に第1室内側温度センサ43を設けると共に室内空気風路での吸い込み口25a近傍に第2室内側温度センサ45を設け、第1,第2室内側温度センサの検知結果と全熱交換素子での熱交換効率とを用いて演算・制御部に外気の温度を算出させると共に、該算出結果と、第1室内側温度センサの検知結果と、第2室内側温度センサの検知結果とに基づいて演算・制御部に風路切替部の動作を制御させる。
【選択図】 図1−1

Description

本発明は、潜熱の交換と顕熱の交換の両方を行う全熱交換素子を用いた全熱交換換気装置に関し、更に詳しくは、全熱交換素子により熱交換を行う熱交換換気運転と、全熱交換素子による熱交換は行わない普通換気運転とを自動的に切り替えて空気調和を行うことができる全熱交換換気装置に関するものである。
今日では、外気と室内空気との間で全熱交換素子により熱交換を行いながら換気する熱交換換気運転と、全熱交換素子による熱交換は行わずに換気する普通換気運転とを自動的に切り替えて空気調和を行う全熱交換換気装置が開発されている。
このタイプの全熱交換換気装置では、外気を取り込んで室内に吹き出す外気風路と室内空気を取り込んで室外に吹き出す室内空気風路とが筐体内に形成され、室内空気風路の途中には、該室内空気風路を2つの風路、すなわち室内空気が全熱交換素子を経由する熱交換風路と室内空気が全熱交換素子を迂回するバイパス風路とに切り替える風路切替部が配置される。熱交換換気時には、上記の外気風路と熱交換風路とが筐体内に形成され、普通換気には上記の外気風路とバイパス風路とが筐体内に形成される。全熱交換素子は、外気風路と熱交換風路とが交差する箇所に予め配置される。また、熱交換換気運転と普通換気運転のどちらを行うかを判断するために、外気風路での吸い込み口近傍には室外側温度センサが設けられ、室内空気風路での吸い込み口近傍には室内側温度センサが設けられる。
全熱交換換気装置は、室外側温度センサおよび室内側温度センサそれぞれの検知結果に基づいて熱交換換気を行うことが適当であるか普通換気を行うことが適当であるかを演算・制御部により判断し、当該演算・制御部が自己の判断結果に基づいて風路切替部の動作を制御して、熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替える。ただし、室外側温度センサが故障したときには外気の温度が外気冷房に適しているか否か判断できなくなるので、室外側温度センサの故障が直るまで普通換気を停止する。
ヒトが居住する室内の空気調和を行うものではないが、特許文献1に記載された給気熱交換装置の制御方法では、発熱体を収容した箱内を顕熱交換と外気の直接吸気とによって冷却する給気熱交換装置を1つの箱に複数設置し、外気温度センサに故障が生じた給気熱交換装置があったときには別の給気交換装置の外気温度センサの計測結果を用いて当該外気温度センサに故障が生じた給気熱交換装置を制御している。
特開2003−294287号公報
熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替える従来の全熱交換換気装置では、前述したように、室外側温度センサが故障したときに当該故障が直るまで普通換気運転が停止されてしまうので、故障が直るまでの間は外気冷房ができず、その利便性が低下する。複数台の全熱交換換気装置を用いるという前提があれば、特許文献1に記載された給気熱交換装置の制御方法に準じて、室外側温度センサが故障した全熱交換換気装置での熱交換換気運転と普通換気運転とを別の全熱交換換気装置での室外側温度センサの計測結果を用いて自動的に切り替えることも可能であるが、全熱交換換気装置は単独で用いられることも多々ある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、外気の温度を計測ないし検知できなくても熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替えることができる全熱交換換気装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の全熱交換換気装置は、外気を取り込んで室内に吹き出す外気風路の途中に全熱交換素子を配置すると共に室内空気を取り込んで室外に吹き出す室内空気風路の途中に風路切替部を配置し、外気の温度と室内空気の温度とに基づいて風路切替部の動作を演算・制御部により制御して、室内空気が全熱交換素子を経由する熱交換風路と全熱交換素子を迂回するバイパス風路とに室内空気風路を切り替える全熱交換換気装置であって、外気風路での吹き出し口近傍に設けられた第1室内側温度センサと、室内空気風路での吸い込み口近傍に設けられた第2室内側温度センサとを備え、演算・制御部は、第1室内側温度センサおよび第2室内側温度センサの各々の検知結果と全熱交換素子での熱交換効率とを用いて外気の温度を算出し、該算出結果と、第1室内側温度センサの検知結果と、第2室内側温度センサの検知結果とに基づいて風路切替部の動作を制御することを特徴とするものである。
本発明の全熱交換換気装置では、第1室内側温度センサおよび第2室内側温度センサそれぞれの検知結果と全熱交換素子での熱交換効率とを用いて演算・制御部が外気の温度を算出し、該算出結果と、第1室内側温度センサの検知結果と、第2室内側温度センサの検知結果とに基づいて風路切替部の動作を制御するので、外気の温度を計測ないし検知できなくても熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替えることができる。室内よりも厳しい環境に曝される外気風路の吸い込み口近傍に温度センサを設けることが必須の要件ではなくなるので、本発明によれば、熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替える全熱交換換気装置の信頼性や耐久性を高め易くなる。
以下、本発明の全熱交換換気装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施の形態に限定されるものではない。
図1−1は、本発明の全熱交換換気装置の一例での熱交換換気時の様子を概略的に示す部分縦断面図であり、図1−2は、図1−1に示した全熱交換換気装置での普通換気時の様子を概略的に示す部分縦断面図である。また、図2−1〜図2−4は、それぞれ、図1−1に示した全熱交換換気装置が有する指令入力部を概略的に示す拡大図である。
図1−1および図1−2に示す全熱交換換気装置70は、筐体10と、筐体10内の中央部に配置された全熱交換素子15と、筐体10に取り付けられた外気吸い込み口20a、外気吹き出し口20b、室内空気吸い込み口25a、および室内空気吹き出し口25bとを備えている。また、筐体10内に配置された給気ファン30、排気ファン35、風路切替部40、第1室内側温度センサ43、第2室内側温度センサ45、および室外側温度センサ47と、風路切替部40の動作を制御する演算・制御部50と、演算・制御部50の入力装置として機能する指令入力部60も備えている。
上記の筐体10内には2つの水平隔壁3a,3bと1つの垂直隔壁5とが設けられており、これら3つの隔壁3a,3b,5は筐体10内の中央部で互いに離隔している。当該3つの隔壁3a,3b,5が互いに離隔している箇所に、全熱交換素子15が配置されている。この全熱熱交換素子15としては、例えば、シート状を呈する紙製の仕切り部材と波形を呈する紙製の間隔保持部材とを交互に積層し、仕切り部材とその下の間隔保持部材との間、および仕切り部材とその上の間隔保持部材との間にそれぞれ空気の流路を複数形成したものが用いられる。仕切り部材の下に形成された各流路と当該仕切り部材の上に形成された各流路とは平面視したときに略直交し、仕切り部材の下に形成された各流路を流下する空気と当該仕切り部材の上に形成された各流路を流下する空気との間で、当該仕切り部材を介して顕熱の交換および潜熱の交換が行われる。
筐体10に取り付けられている外気吸い込み口20aは、筐体10内での水平隔壁3a下方の空間に連通しており、外気吹き出し口20bは、筐体10内での水平隔壁3b上方の空間に連通している。また、室内空気込み口25aは、筐体10内での水平隔壁3b下方の空間に連通しており、室内空気吹き出し口25bは、筐体10内での水平隔壁3a上方の空間に連通している。
給気ファン30は、筐体10内での水平隔壁3b上方に配置されている。この給気ファン30を駆動させることにより、外気を取り込んで室内に吹き出す外気風路OFが全熱交換換気装置70内に形成される。外気吸い込み口20aが外気風路OFでの吸い込み口として機能し、外気吹き出し口20bが外気風路OFでの吹き出し口として機能する。外気吸い込み口20aから全熱交換換気装置70内に取り込まれた外気は、全熱交換素子15、給気ファン30、および外気吹き出し口20bを介して室内に吹き出される。図1−1および図1−2においては、外気風路OFでの外気の流れを二点鎖線CLで示している。
排気ファン35は、筐体10内での水平隔壁30a上方に配置されている。この排気ファン35を駆動させることにより、室内空気を取り込んで室外に吹き出す室内空気風路IFが全熱交換換気装置70内に形成される。室内空気吸い込み口25aが室内空気風路IFでの吸い込み口として機能し、室内空気吹き出し口25bが室内空気風路IFでの吹き出し口として機能する。室内空気吸い込み口25aから全熱交換換気装置70内に取り込まれ室内空気は、排気ファン35および室内空気吹き出し口25bを介して室外に吹き出される。室内空気風路IFは、風路切替部40によって、室内空気が全熱交換素子15を経由する熱交換風路TF(図1−1参照)と、室内空気が全熱交換素子15を迂回するバイパス風路BF(図1−2参照)とに切り替えられる。
風路切替部40としては例えばダンパが用いられ、該風路切替部40は全熱交換素子15での室内空気吸い込み口25a側の端面近傍に配置される。風路切替部40が開のとき、すなわち図1−1に示すように風路切替部40が全熱交換素子15での室内空気吸い込み口側25aの端面を覆っていないときには、室内空気風路IFが熱交換風路TFとなる。室内空気吸い込み口25aから全熱交換換気装置70内に取り込まれ室内空気が全熱交換素子15を経由して排気ファン35に達し、該排気ファン35および室内空気吹き出し口25bを介して室外に吹き出される。図1−1においては、熱交換風路TFでの室内空気の流れを二点鎖線CL2で示している。
一方、風路切替部40が閉のとき、すなわち風路切替部40が図1−2に示すように全熱交換素子15での室内空気吸い込み口25a側の端面を覆っているときには、室内空気風路IFがバイパス風路BFとなる。室内空気吸い込み口25aから全熱交換換気装置70内に取り込まれ室内空気が全熱交換素子15を迂回して排気ファン35に達し、該排気ファン35および室内空気吹き出し口25bを介して室外に吹き出される。風路切替部40が閉のときには、隔壁3b下方の空間と隔壁3a上方の空間とを連通させる通風路(図示せず)が筐体10内の側部に形成される。図1−2においては、バイパス風路BFでの室内空気の流れを二点鎖線CL3で示している。
第1室内側温度センサ43は、筐体10内での外気吹き出し口20b側の領域に配置されて、全熱交換素子15を流下した外気の温度を検知する。また、第2室内側温度センサ45は、筐体10内での室内空気吸い込み口25a側の領域に配置されて、室内空気吸い込み口25aから筐体10内に流入した室内空気の温度を検知する。そして、室外側温度センサ47は、筐体10内での外気吸い込み口20a側の領域に配置されて、外気吸い込み口20aから筐体10内に流入した外気の温度を検知する。これら第1室内側温度センサ43、第2室内側温度センサ45、および室外側温度センサ47の各々はサーミスタを用いて構成され、各温度センサ43,45,47の検知結果は演算・制御部50に例えば周期的に伝えられる。
演算・制御部50は、第1室内側温度センサ43、第2室内側温度センサ45、および室外側温度センサ47の各々が正常であるか否かを判断すると共に、これらの温度センサ43,45,47それぞれの検知結果を基に風路切替部40の動作を制御する。また、指令入力部60によりユーザが入力した指令に応じて、給気ファン30および排気ファン35の起動、停止を制御する。指令入力部60は、演算・制御部50に有線接続または無線接続されて、演算・制御部50に対する入力装置として機能する。
図2−1〜図2−4に示すように、指令入力部60は、全熱交換換気装置70の運転、停止に関する指令を入力する運転/停止指令ボタン51、全熱交換換気装置70の運転状態を表示する運転状態表示ランプ53、および全熱交換換気装置70での換気モードの選択および指定に関する指令を入力する換気モード指定ボタン55を有している。また、全熱交換換気装置70での熱交換効率に関する指令を入力する熱交換効率指定ボタン57と、全熱交換換気装置70が有する換気モードや熱交換効率の指定値、異常発生時のメッセージ等を表示するディスプレイ59も有している。
ユーザは、運転/停止指令ボタン51を押すことにより、全熱交換換気装置70の運転指令および停止指令、すなわち給気ファン30および排気ファン35(図1−1および図1−2参照)それぞれの起動指令および停止指令を入力することができる。全熱交換換気装置70の運転中は運転状態表示ランプ53が点灯し、全熱交換換気装置70の停止中は運転状態表示ランプ53が消灯し、全熱交換換気装置70にセンサ異常等の異常が生じたときには運転状態表示ランプ53が点滅する。
また、ユーザは、換気モード指定ボタン55を押すことにより、全熱交換換気装置70での換気モードを自動切替モード、熱交換換気モード、および普通換気モードの中から選択して指定することができる。このとき、各モード名がディスプレイ59に表示されると共にモード選択用のポインタがディスプレイ59に表示される。また、ポインタが指しているモードのシンボル(全熱交換素子周辺の空気の流れを象徴する図形)がディスプレイ59に表示される。上記の自動切替モード下では熱交換換気運転と普通換気運転とが自動的に切り替えられ、熱交換換気モード下では熱交換換気運転のみが行われ、普通換気モード下では普通換気運転のみが行われる。図2−1は自動切替モードを指定したときの指令入力部60を概略的に示し、図2−2は熱交換換気モードを指定したときの指令入力部60を概略的に示し、図2−3は普通換気モードを指定したときの指令入力部60を概略的に示す。
なお、全熱交換換気装置70にセンサ異常が生じたときには、自動切替モードを指定することが不能になるので、図2−4に示すように、ディスプレイ59に表示される「自動切替」というモード名には取消し線が付される。また、センサ異常が生じたことを表すメッセージがディスプレイ59に表示される。熱交換効率指定ボタン57は、全熱交換素子15での熱交換効率、ひいては全熱交換換気装置70での熱交換効率をユーザが指定する際に用いられる。
以上説明した構成を有する全熱交換換気装置60は、演算・制御部50による風路切替部40の動作制御に特徴を有しているので、以下、演算・制御部50が行う動作制御について、図1−1または図2−1〜図2−4で用いた参照符号を適宜引用しつつ図3〜図5を参照して詳述する。
図3は、図1−1および図1−2に示した全熱交換換気装置が運転を開始してから運転を終了するまでの間に演算・制御部が行う動作制御の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、全熱交換換気装置70(図1−1参照)が運転を開始してから運転を終了するまでの間に、演算・制御部50がステップS1〜S6、ステップS10、およびステップS40を適宜行う。
最初に行われるステップS1では、第2室内側温度センサ45(図1−1参照)の検知温度を基に、該第2室内側温度センサ45を構成しているサーミスタの電気抵抗値が全熱交換換気装置70のメーカの指定範囲内にあるか否かを演算・制御部50が判断する。当該電気抵抗値が指定範囲内にある、すなわち正常であると判断されたときにステップS2に進み、指定範囲内にない、すなわち故障中であると判断されたときには後述するステップS4に進む。
ステップS2では、室外側温度センサ47(図1−1参照)の検知温度を基に、該室外側温度センサ47を構成しているサーミスタの電気抵抗値が全熱交換換気装置70のメーカの指定範囲内にあるか否かを演算・制御部50が判断する。当該電気抵抗値が指定範囲内にある、すなわち正常であると判断されたときに後述するステップS10に進み、指定範囲内にない、すなわち故障中であると判断されたときにはステップS3に進む。
ステップS3では、第1室内側温度センサ43(図1−1参照)の検知温度を基に、該第1室内側温度センサ43を構成しているサーミスタの電気抵抗値が全熱交換換気装置70のメーカの指定範囲内にあるか否かを演算・制御部50が判断する。当該電気抵抗値が指定範囲内にある、すなわち正常であると判断されたときに後述するステップS40に進み、指定範囲内にない、すなわち故障中であると判断されたときにはステップS4に進んで、指令入力部60のディスプレイ59(図2−4参照)にセンサ異常が生じたことを示すメッセージを表示させる。
センサ異常が生じると、全熱交換換気装置70は熱交換換気モードおよび普通換気モードのいずれか一方のモードでしか運転できなくなるので、ユーザにどちらかのモードを指定してもらう。これにより、単一換気モードで運転するステップS5に進む。この後、全熱交換換気装置70の運転終了(停止)を指示する指令が指令入力部60から入力されたか否かを演算・制御部50が判断するステップS6に進む。そして、ステップS6で運転終了を指示する指令は入力されていないと判断されたときにはステップS1に戻って該ステップS1以降を繰り返し、運転終了を指示する指令が入力されたと判断されたときには給気ファン30および排気ファン35を停止させて運転を終了する。
一方、前述したステップS2で室外側温度センサ47のサーミスタの電気抵抗値が指定範囲内にあると判断されてステップS10に進んだとき、すなわちステップS1,S2を行って第2室内側温度センサ45および室外側温度センサ47の両方が正常であると判断されたときには、第1自動換気アルゴリズムを演算・制御部50が実行する。この第1自動換気アルゴリズムでは、正常であると判断された2つの温度センサ45,47の各検知結果を用いて演算・制御部50が風路切替部40(図1−1参照)の動作を制御して、熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替える。
また、前述したステップS3で第1室内側温度センサ43のサーミスタの電気抵抗値が指定範囲内にあると判断されてステップS40に進んだとき、すなわちステップS1〜S3を行って室外側温度センサ47は故障しているが第2室内側温度センサ45および第1室内側温度センサ43は正常であると判断されたときには、第2自動換気アルゴリズムを演算・制御部50が実行する。この第2自動換気アルゴリズムでは、正常であると判断された2つの温度センサ43,45の各検知結果と全熱交換素子15での熱交換効率とを用いて演算・制御部50が風路切替部40の動作を制御して、熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替える。
図4は、上述した第1自動換気アルゴリズムで演算・制御部が行う動作制御の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、演算・制御部50(図1−1参照)がステップS11〜S30のうちの所定のステップを行って、熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替える。
最初に行われるステップS11では、演算・制御部50が給気ファン30、排気ファン35、および風路切替部40それぞれの動作を制御して、全熱交換換気装置70(図1−1参照)のメーカにより予め設定された換気運転、すなわち熱交換換気運転および普通換気運転のいずれか一方を開始する。ただし、第1自動換気アルゴリズムを実行した後に図3に示したステップS6に進み、その後、運転を終了することなく再び第1自動換気アルゴリズムを実行する際には、前回の第1自動換気アルゴリズムで最終的に行った換気運転を当該ステップS11で開始する。
ステップS12では、演算・制御部50が第1のタイマを所定時間にセットする。上記第1のタイマにセットされる時間は、熱交換換気運転と普通換気運転との切り替えを行うか否かの判断動作をするまでの最大時間間隔であり、全熱交換換気装置70のメーカにより予め設定される。第1のタイマは、例えば演算・制御部50に予め設けられる。
ステップS13では、全熱交換換気装置70の現在の換気運転が熱交換換気運転であるか否かを演算・制御部50が判断する。熱交換換気運転であると判断されたときにはステップS14に進み、熱交換換気運転ではない、すなわち普通換気運転であると判断されたときにはステップS20に進む。以下、ステップS14〜S19について説明した後に、ステップS20〜S30について説明する。
ステップS14では、室外側温度センサ47(図1−1参照)の検知温度Txが条件値Ta以上であることが所定時間内、すなわち上記第1のタイマにセットされた時間内に検出されたか否かを演算・制御部50が判断する。条件値Taは、外気冷房を行うことが適当であると考えられる外気の最低温度であり、全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて記憶部(図示せず)に予め格納される。当該記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。演算・制御部50は、第1自動換気アルゴリズムを実行している間、室外側温度センサ47が検知温度Txを伝えてくる毎に該検知温度Txと条件値Taとの大小比較を行う。
検知温度Txが条件値Ta以上であることが上記の時間内に検出されたとステップS14で判断されたときにはステップS15に進み、上記時間内に検出されなかったと判断されたときにはステップS17に進む。
ステップS15では、第2室内側温度センサ45(図1−1参照)の検知温度Tyが条件値Tb以上であるか否かを演算・制御部50が判断する。条件値Tbは、外気冷房を行うことが適当であると考えられる室内空気の最低温度であり、該条件値Tbは前述の条件値Taよりも低温である。条件値Tbは全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて、記憶部(図示せず)に予め格納される。当該記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。演算・制御部50は、第1自動換気アルゴリズムを実行している間、第2室内側温度センサ45が検知温度Tyを伝えてくる毎に該検知温度Tyと条件値Tbとの大小比較を行う。
検知温度Tyが条件値Tb以上ではない、すなわち条件値Tb未満であるとステップS15で判断されたときには図3に示したステップS6に進み、検知温度Tyが条件値Tb以上であると判断されたときにはステップS16に進んで、室外側温度センサ47の検知温度Txと第2室内側温度センサ45の検知温度Tyとの差が条件値ΔTβよりも大きいか否かを演算・制御部50が判断する。上記の条件値ΔTβは、外気冷房を行うことが適当であると考えられる外気と室内空気との最小温度差であり、全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて記憶部(図示せず)に予め格納される。当該記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。
検知温度Txと検知温度Tyとの差が条件値ΔTβよりも大きくない、すなわち条件値ΔTβ以下であるとステップS16で判断されたときには図3に示したステップS6に進み、条件値ΔTβよりも大きいと判断されたときにはステップS19に進んで演算・制御部50が風路切替部40の動作を制御し、全熱交換換気装置70の運転を熱交換換気運転から普通換気運転に切り替えた後に、図3に示したステップS6に進む。
また、検知温度Txが条件値Ta以上であることが前述の所定時間内に検出されなかったとステップS14で判断されてステップS17に進んだときには、第2室内側温度センサ45の検知温度Tyが前述の条件値Tb以上であるか否かを当該ステップS17で演算・制御部50が判断する。
検知温度Tyが条件値Tb以上ではない、すなわち条件値Tb未満であるとステップS17で判断されたときには図3に示したステップS6に進み、検知温度Tyが条件値Tb以上であると判断されたときにはステップS18に進む。
ステップS18では、室外側温度センサ47の検知温度Txと第2室内側温度センサ45の検知温度Tyとの差が、条件値ΔTαよりも大きく前述の条件値ΔTβよりも小さい範囲内にあるか否かを演算・制御部50が判断する。上記の条件値ΔTαは、普通換気を行うことが適当であると考えられる外気と室内空気との最小温度差であり、前述の条件値ΔTβよりも小さな値である。条件値ΔTαは全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて、記憶部(図示せず)に予め格納される。当該記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。
検知温度Txと検知温度Tyとの差が、条件値ΔTαよりも大きく条件値ΔTβよりも小さい範囲内にはないとステップS18で判断されたときには図3に示したステップS6に進み、上記の範囲内にあると判断されたときには前述のステップS19に進んで、演算・制御部50が全熱交換換気装置70の運転を熱交換換気運転から普通換気運転に切り替え、その後、図3に示したステップS6に進む。
一方、前述したステップS13で全熱交換換気装置70の現在の換気運転が熱交換換気運転ではない、すなわち普通換気運転であると判断されてステップS20に進んだときには、室外側温度センサ47の検知温度Txが前述の条件値Ta以上であることが所定時間内、すなわち第1のタイマにセットされた時間内に検出されたか否かを当該ステップS20で演算・制御部50が判断する。そして、検知温度Txが条件値Ta以上であることが上記時間内に検出されたとステップS20で判断されたときにはステップS21に進み、上記時間内に検出されなかったと判断されたときにはステップS25に進む。
ステップS21では、室外側温度センサ47の検知温度Txが第2室内側温度センサ45の検知温度Ty以上であるか否かを演算・制御部50が判断する。検知温度Txが検知温度Ty以上であると判断されたときにはステップS30に進んで演算・制御部50が風路切替部40の動作を制御し、全熱交換換気装置70の運転を普通換気運転から熱交換換気運転に切り替える。
また、ステップS21で検知温度Txが検知温度Ty以上ではない、すなわち検知温度Ty未満であると判断されたときにはステップS22に進んで、第2室内側温度センサ45の検知温度Tyが条件値Tc以下であるか否かを演算・制御部50が判断する。上記の条件値Tcは、熱交換換気を行うことが適当であると考えられる室内空気の最低温度である。この条件値Tcは前述した条件値Tbよりも低温で、前述した条件値ΔTβよりも大きな値であり、全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて記憶部(図示せず)に予め格納される。当該記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。
ステップS22で検知温度Tyが条件値Tc以下であると判断されたときにはステップS30に進んで、演算・制御部50が全熱交換換気装置70の運転を普通換気運転から熱交換換気運転に切り替え、条件値Tc以下ではない、すなわち条件値Tcよりも高温であると判断されたときにはステップS23に進んで、普通換気運転の開始から所定時間が経過したか否かを演算・制御部50が判断する。演算・制御部50は、当該時間を計測する第2のタイマを有している。該第2のタイマにより計測される時間の長さは、全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて記憶部(図示せず)に予め格納される。当該記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。
普通換気運転の開始から未だ所定時間が経過していないとステップS23で判断されたときには図3に示したステップS6に進み、所定時間が経過したと判断されたときにはステップS24に進んで、第2室内側温度センサ45の検知温度Tyが前述した条件値Tb未満であるか否かを演算・制御部50が判断する。条件値Tb未満ではない、すなわち条件値Tb以上であると判断されたときには図3に示したステップS6に進み、条件値Tb未満であると判断されたときにはステップS30に進んで演算・制御部50が風路切替部40の動作を制御し、全熱交換換気装置70の運転を普通換気運転から熱交換換気運転に切り替える。
一方、前述した検知温度Txが条件値Ta以上であることが所定時間内に検出されなかったとステップS20で判断されたときにはステップS25に進み、室外側温度センサ47の検知温度Txが第2室内側温度センサ45の検知温度Ty以上であるか否かを演算・制御部50が判断する。検知温度Txが検知温度Ty以上であると判断されたときにはステップS30に進んで演算・制御部50が全熱交換換気装置70の運転を普通換気運転から熱交換換気運転に切り替え、検知温度Txが検知温度Ty以上ではない、すなわち検知温度Ty未満であると判断されたときにはステップS26に進んで、第2室内側温度センサ45の検知温度Tyが前述の条件値Tc以下であるか否かを演算・制御部50が判断する。
検知温度Tyが条件値Tc以下であるとステップS26で判断されたときにはステップS30に進んで、演算・制御部50が全熱交換換気装置70の運転を普通換気運転から熱交換換気運転に切り替え、条件値Tc以下ではない、すなわち条件値Tcよりも高温であると判断されたときにはステップS27に進んで、普通換気運転の開始から所定時間が経過したか否かを演算・制御部50が判断する。上記の所定時間は前述したステップS23での「所定時間」と同じ長さであり、第2のタイマにより計測される。該第2のタイマにより計測される時間の長さは全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて、記憶部(図示せず)に予め格納される。当該記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。
普通換気運転の開始から未だ所定時間が経過していないとステップS27で判断されたときには図3に示したステップS6に進み、所定時間が経過したと判断されたときにはステップS28に進んで、第2室内側温度センサ45の検知温度Tyが前述した条件値Tb未満であるか否かを演算・制御部50が判断する。条件値Tb未満ではない、すなわち条件値Tb以上であると判断されたときには図3に示したステップS6に進み、条件値Tb未満であると判断されたときにはステップS29に進む。
ステップS29では、室外側温度センサ47の検知温度Txと第2室内側温度センサ45の検知温度Tyとの差が前述の条件値ΔTβより大きいか否かを演算・制御部50が判断する。検知温度Txと検知温度Tyとの差が条件値ΔTβよりも大きくない、すなわち条件値ΔTβ以下であると判断されたときには図3に示したステップS6に進み、条件値ΔTβよりも大きいと判断されたときにはステップS30に進んで、演算・制御部50が全熱交換換気装置70の運転を熱交換換気運転から普通換気運転に切り替え、その後、図3に示したステップS6に進む。
以上説明したように、第1自動換気アルゴリズムでは、正常であると判断された第2室内側温度センサ45および室外側温度センサ47それぞれの検知温度を用いて演算・制御部50が風路切替部40の動作を制御し、全熱交換換気装置70の運転を熱交換換気運転と普通換気運転とに自動的に切り替える。
図5は、図3に示したステップS40で演算・制御部が実行する第2自動換気アルゴリズムでの動作制御の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、演算・制御部50(図1−1参照)がステップS11〜S30およびステップS41〜S43のうちの所定のステップを行って、熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替える。ステップS41〜S43は図示の例に固有のステップである。ステップS11〜S30は図4に示したステップS11〜S30と同じものであるので、ここではその説明を省略する。
上記の各ステップS41〜S43は、ステップS11とステップS12との間に行われる。ステップS41では、全熱交換換気装置70の現在の換気運転が熱交換換気運転か否かを演算・制御部50が判断する。熱交換換気運転であると判断されたときにはステップS42に進み、熱交換換気運転ではない、すなわち普通換気運転であると判断されたときにはステップS43に進む。
ステップS42では、第1室内側温度センサ43(図1−1参照)の検知結果を変数の1つとして用いて、前述したステップS2(図3参照)で故障中と判断された室外側温度センサ47(図1−1参照)が正常であるとしたときの検知温度Tx、すなわち外気の温度を演算・制御部50が算出する。具体的には、第1室内側温度センサ43の検知温度Tzと、第2室内側温度センサ45(図1−1参照)の検知温度Tyと、全熱交換素子15での熱交換効率を比に換算した値nとを用いて、次式(i)により検知温度Txを算出する。
Tx=(Tz−Ty・n)/(1−n) …(i)
なお、例えば全熱交換換気装置70の熱交換効率が70%のときの「n」の値は、全熱交換素子15での熱交換効率も70%となるので0.7となる。当該nの値は、全熱交換換気装置70のメーカにより設定されて記憶部(図示せず)に予め格納されるか、指令入力部60(図2−4参照)からユーザにより入力されて記憶部(図示せず)に格納される。「n」の値が格納される記憶部は、例えば演算・制御部50に設けられる。
ステップS43では、前述したステップS2(図3参照)で故障中と判断された室外側温度センサ47(図1−1参照)が正常であるとしたときの検知温度Tx、すなわち外気の温度を、第1室内側温度センサ43の検知温度Tzを用いて演算・制御部50が算出する。具体的には、検知温度Txを検知温度Tzに置き換える。
この後、熱交換換気運転中はステップS42で算出した検知温度を室外側温度センサ47の検知温度Txとして用い、普通換気運転中はステップS43で求めた検知温度を室外側温度センサ47の検知温度Txとして用いて、演算・制御部50が前述のステップS11〜S30を行う。
第2自動換気アルゴリズムでは、正常であると判断された第1室内側温度センサ43の検知温度と全熱交換素子15での熱交換効率とを用いて、演算・制御部50が外気の温度を算出し、該外気の温度と第2室内側温度センサ45の検知温度とを用いて、熱交換換気運転から普通換気運転への自動切替えを行う。また、第1室内側温度センサ43の検知温度と第2室内側温度センサ45の検知温度とを用いて、普通換気運転から熱交換換気運転への自動切替えを行う。したがって、室外側温度センサ47が故障していても、演算・制御部50は風路切替部40の動作を制御して、全熱交換換気装置70の運転を熱交換換気運転と普通換気運転とに自動的に切り替える。
このようにして全熱交換換気装置70は第2自動換気アルゴリズムを実行することができるので、外気の温度を計測ないし検知できなくてもその運転を熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替えることができる。室内よりも厳しい環境に曝される外気風路OFの吸い込み口(外気吸い込み口20a;図1−1参照)近傍に温度センサ(室外側温度センサ47)を設けることが必須の要件ではなくなる。勿論、室外側温度センサ47が正常である間は、その検知温度と第1室内側温度センサ43の検知温度と第2室内側温度センサ45の検知温度とを用いて、熱交換換気運転と普通換気運転との自動切替をより適切に行うことができる。
以上、本発明の全熱交換換気装置について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上述の形態に限定されるものではない。本発明の全熱交換換気装置は、上述した第2自動換気アルゴリズムを実行することができるものであればよく、その構造は適宜選定可能である。また、室外側温度センサは省略することも可能である。ただし、熱交換換気運転と普通換気運転との自動切替をより適切に行うという観点からは、室外側温度センサを設け、該室外側温度センサが正常な間は第1自動換気アルゴリズムを実行することが好ましい。
第1自動換気アルゴリズムでの演算・制御部の制御内容は、第2室内側温度センサの検知温度と室外側温度センサの検知温度とを用いて風路切替部の動作を制御し、結果として熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替えるものであればよく、その具体的な制御内容や制御方法は適宜選定可能である。
同様に、第2自動換気アルゴリズムでの演算・制御部の制御内容は、第1室内側温度センサの検知結果と第2室内側温度センサの検知結果と全熱交換素子での熱交換効率とを用いて外気の温度を算出し、該算出結果と第1室内側温度センサの検知結果と第2室内側温度センサの検知結果とに基づいて風路切替部の動作を制御して、熱交換換気運転と普通換気運転とを自動的に切り替えるものであればよく、その具体的な制御内容や制御方法は適宜選定可能である。本発明の全熱交換換気装置については、上述した以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
この発明の全熱交換換気装置は、ヒトが居住する室内の空気調和を行う換気装置として、あるいは発熱体を収容した箱体ないし部屋の空気調和を行う換気装置として用いることができる。
本発明の全熱交換換気装置の一例での熱交換換気時の様子を概略的に示す部分縦断面図である。 図1−1に示した全熱交換換気装置での普通換気時の様子を概略的に示す部分縦断面図である。 図1−1に示した全熱交換換気装置が有する指令入力部を概略的に示す拡大図である。 図1−1に示した全熱交換換気装置が有する指令入力部を概略的に示す他の拡大図である。 図1−1に示した全熱交換換気装置が有する指令入力部を概略的に示す更に他の拡大図である。 図1−1に示した全熱交換換気装置が有する指令入力部を概略的に示す更に他の拡大図である。 図1−1および図1−2に示した全熱交換換気装置が運転を開始してから運転を終了するまでの間に演算・制御部が行う動作制御の一例を概略的に示すフローチャートである。 図3に示した第1自動換気アルゴリズムで演算・制御部が行う動作制御の一例を概略的に示すフローチャートである。 図3に示した第2自動換気アルゴリズムで演算・制御部が行う動作制御の一例を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
10 筐体
15 全熱交換素子
20a 外気吸い込み口(外気風路の吸い込み口)
20b 外気吹き出し口(外気風路の吹き出し口)
25a 室内空気吸い込み口(室内空気風路の吸い込み口)
25b 室内空気吹き出し口(室内空気風路の吹き出し口)
30 給気ファン
35 排気ファン
40 風路切替部
43 第1室内側温度センサ
45 第2室内側温度センサ
47 室外側温度センサ
50 演算・制御部
60 指令入力部
70 全熱交換換気装置
OF 外気風路
IF 室内空気風路
TF 熱交換風路
BF バイパス風路

Claims (3)

  1. 外気を取り込んで室内に吹き出す外気風路の途中に全熱交換素子を配置すると共に室内空気を取り込んで室外に吹き出す室内空気風路の途中に風路切替部を配置し、外気の温度と室内空気の温度とに基づいて前記風路切替部の動作を演算・制御部により制御して、前記室内空気が前記全熱交換素子を経由する熱交換風路と前記全熱交換素子を迂回するバイパス風路とに前記室内空気風路を切り替える全熱交換換気装置であって、
    前記外気風路での吹き出し口近傍に設けられた第1室内側温度センサと、
    前記室内空気風路での吸い込み口近傍に設けられた第2室内側温度センサと、
    を備え、
    前記演算・制御部は、前記第1室内側温度センサおよび前記第2室内側温度センサの各々の検知結果と前記全熱交換素子での熱交換効率とを用いて前記外気の温度を算出し、該算出結果と、前記第1室内側温度センサの検知結果と、前記第2室内側温度センサの検知結果とに基づいて前記風路切替部の動作を制御する、
    ことを特徴とする全熱交換換気装置。
  2. 前記外気風路での吸い込み口近傍に設けられた室外側温度センサを更に備え、
    前記演算・制御部は、前記室外側温度センサが正常なときには該室外側温度センサの検知結果と前記第2室内側温度センサの検知結果とに基づいて前記風路切替部の動作を制御し、前記室外側温度センサが故障したときには、前記第1室内側温度センサおよび前記第2室内側温度センサの各々の検知結果と前記全熱交換素子での熱交換効率とを用いて前記外気の温度を算出し、該算出結果と、前記第1室内側温度センサの検知結果と、前記第2室内側温度センサの検知結果とに基づいて前記風路切替部の動作を制御する、
    ことを特徴とする全熱交換換気装置。
  3. 前記演算・制御部への指令を入力する指令入力部を更に備え、
    前記演算・制御部は、前記全熱交換素子での熱交換効率を指定する指令が前記指令入力から入力されたときには、該指定された熱交換効率と前記第1室内側温度センサの検知結果と前記第2室内側温度センサの検知結果とを用いて前記外気の温度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の全熱交換換気装置。
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