JP2009249975A - 縦樋 - Google Patents

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Abstract

【課題】現場における施工性を向上させ、美観的に優れた縦樋を提供する。
【解決手段】縦樋本体2を連結部材3を介して建物の壁面4に固定される縦樋1において、縦樋本体2に備えた縦樋側貫通部たる第1の螺子孔9と、連結部材3に備えた連結部材側貫通部たる第1の貫通部16とを備え、螺子部材たる第1の螺子部材17によりこれら第1の螺子孔9と第1の貫通部16を介して縦樋本体2と前記連結部材3を連結することで、現場における施工性を向上させ、美観に優れた縦樋1を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物に取り付けられる縦樋に関する。
従来、縦樋本体にバンドを巻き付けて、そのバンドを支持板を介して建物の壁に固定することにより、縦樋を建物に取り付けていた(特許文献1)。
特開平11−166302号公報
従来の特許文献1にある縦樋にように、バンドを用いて縦樋を固定する構造であると、縦樋を固定した後、縦樋本体だけを上下に移動させることは困難となり、縦樋本体の位置調整が出来ない。また、バンドは現場で縦樋本体に取り付けられなければならず、位置合わせや取付作業に手間がかかり、施工性が悪いという問題点がある。
また、縦樋本体の外面にバンドによる凹凸ができるので、ゴミが溜まったり、蜘蛛の巣が張られたりして、美観上よくないという問題点もあった。
そこで、本発明では、上記の問題点を解決すべく、現場における施工性を向上させ、美観的に優れた縦樋を提供することである。
請求項1の発明は、縦樋本体を連結部材を介して建物に固定される縦樋において、螺子部材により前記縦樋本体と前記連結部材とを固定する固定機構を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記固定機構として、前記縦樋本体に備えた縦樋側貫通部と、前記連結部材に備えた連結部材側貫通部とを備え、前記螺子部材によりこれら貫通部を介して前記縦樋と前記連結部材を連結する機構とすることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記固定機構として、前記縦樋と前記連結部材とを係止する係止手段と、前記螺子部材の動作にともない前記係止手段による係止を保持するロック手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記縦樋本体は、軸方向に沿って分割された少なくとも2つ以上の分割体から構成されたことを特徴とする。
請求項5の発明は、前記分割体は、前記軸方向に沿って溝部を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、前記縦樋本体同士を連結する縦樋本体連結部材を備え、前記縦樋本体連結部材を前記縦樋本体に挿入可能に備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、前記縦樋本体連結部材に、前記溝部に係合可能な突条部を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、螺子部材により縦樋本体と連結部材とを固定することで、現場における施工性を向上させ、美観に優れた縦樋を提供することができる。
請求項2の発明によれば、縦樋本体と連結部材を固定する機構を、縦樋本体と連結部材にそれぞれ備えた貫通部を介して螺子部材により連結する機構とすることで、現場における施工性をさらに向上させ、より美観に優れた縦樋を提供することができる。
請求項3の発明によれば、縦樋本体と連結部材を固定する機構として、縦樋本体と連結部材との係止する係止手段と、この係止手段による係止を保持するロック手段を備えたことにより、縦樋本体と連結部材の固定を確実なものとすることができるとともに、
また螺子部材の動作により縦樋本体と連結部材との固定を保持させることにより、現場における施工性を向上させ、より美観に優れた縦樋を提供することができる。
請求項4の発明によれば、縦樋本体を分割可能な構成としたことにより、縦樋本体の塗装を行い易くするとともに、縦樋の内面にも外面と同じ塗装が可能となり、縦樋の性質及び美観の向上を図るとともに、塗装コストの削減を図ることが可能となる。
請求項5の発明によれば、分割体に軸方向に沿って形成された溝部を備えたことにより、分割体の弾性変形を容易に行いやすくし、各分割体を合わせて縦樋本体を形成する作業を楽にし、作業時間の短縮を図ることができる。
請求項6の発明によれば、簡素な構成により縦樋本体同士を連結させることができ、また縦樋本体連結部材を縦樋本体に挿入可能に備えたことにより、分割体を合わせて形成される縦樋本体の合わせ部における結合が、この縦樋本体連結部材によって保持されるので簡素な構成で縦樋本体の結合を保持することができる。
請求項7の発明によれば、縦樋本体に対する縦樋本体連結部材の位置決めを容易にするとともに、連結された縦樋本体同士の回転を抑えることにより、複数の分割体から構成される縦樋本体同士の繋ぎ目を揃えることを可能とし、より美観に優れた縦樋を提供することを可能とする。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須条件であるとは限らない。
図1〜図5に本発明の実施例1を示す。同図に示すように縦樋1は、縦樋本体2を連結部材3を介して建物の壁面4に固定する構成となっている。
縦樋本体2は、軸方向に沿って円筒形状の縦樋本体2を周方向に略二等分させて形成した一方の分割体5と他方の分割体6からなる、アルミニウム製の押出し成形材から構成されている。
図4及び図5に示すように、各分割体5,6の前記軸方向に沿って形成された両端には、この両端同士を突き合わせた状態で各分割体5,6同士を接続可能にする嵌合部7をそれぞれ備えている。各嵌合部7には、互いに嵌合自在な凹凸面8を備えている。
また、縦樋本体2の各分割体5,6には、各分割体5,6の嵌合部7同士を嵌合させた状態において、嵌合させた嵌合部7の凹凸面8同士を連通させて形成した縦樋側貫通部としての第1の螺子孔9を備えている。
さらに各分割体5,6の内周面の略中央には前記軸方向に沿って形成された断面U字型の切欠溝部10が形成されている。
また、各分割体5,6の外周面および内周面の表面には、アルマイト処理等の表面処理による酸化皮膜の形成による塗装により着色されている。
次に図1〜図3に基づいて、前記縦樋1を建物の壁面4に固定する連結部材3の一例について説明する。
連結部材3は、縦樋本体2と建物の壁面4とを固定する際に、縦樋側に接続される縦樋側連結機構11と、建物側に接続される建物側連結機構12を備えている。
縦樋側連結機構11としては、縦樋本体2の外周面に当接可能な円弧形状を有する縦樋側当接部13を備えた縦樋接続部材14と、この縦樋接続部材14に接続可能で、さらに建物側連結機構12にも接続可能な縦樋側連結部材15とを備えている。
前記縦樋接続部材14の縦樋側当接部13には、縦樋本体2の第1の螺子孔9に対応して第1の貫通部16を備えており、この第1の貫通部16を介して縦樋本体2の第1の螺子孔9にボルト又はビス等の第1の螺子部材17を螺着させて、縦樋本体2と縦樋接続部材14を接続可能に設けている。さらに縦樋接続部材14には、縦樋側当接部13の両端に縦樋本体2の軸方向と平行なガイドレール18が一体成形されている。ガイドレール18は、一対の断面L字型のガイド片19を対向させて配設したものである。
縦樋側連結部材15は、断面コ字型に形成され、基端面部20に縦樋接続部材14のガイドレール18に当接可能な当接部21を備えるともに、一対の第2の貫通部22を備えている。基端面部20の両端より垂直に立設された側面部23には、一対の長孔からなる第3の貫通部24を備えている。この第3の貫通部24は、その長手方向を縦樋本体2の軸方向と直交する方向に形成されたものである。
ここで、縦樋接続部材14と縦樋側連結部材15は、ガイドレール18と第2の貫通部22を介してボルト・ナット等の第1の締結手段25によって接続可能に設けられている。
建物側連結機構12として、建物の壁面4に配設されたアンカー部材26にボルト又はビス等の第2の螺子部材27を介して接続可能で、さらに縦樋側連結部材15に接続可能に設けられた壁面側連結部材29を備えている。
壁面側連結部材29は、断面コ字型に形成され、基端面部30に壁面4に当接可能な建物側当接部31を備えるとともに、一対の第4の貫通部32を備えている。基端面部30の両端より立設された側面部33には、一対の長孔からなる第5の貫通部34を備えている。この第5の貫通部34は、その長手方向を縦樋本体2の軸方向と直交する方向に形成されたものである。
ここで、縦樋側連結部材15と壁面側連結部材29は、第3の貫通部24と第5の貫通部34を介してボルト・ナット等の第2の締結手段28によって接続可能に設けられている。
以上の構成について作用を説明する。縦樋本体2の組立方法について説明すると、最初に縦樋本体2を一方の分割体5と他方の分割体6に分割させた状態で、各分割体5,6の外周面および内周面に塗装を施し着色を行う。次に各分割体5,6の嵌合部7同士を嵌合させて、円筒形状の縦樋本体2を形成すると、縦樋本体2の組立が完了する。
続いて、縦樋1の施工方法について説明する。先ず、建物の壁面4にアンカー部材26を取り付ける。アンカー部材26に壁面側連結部材29の第4の貫通部32に挿通させたボルト等の第2の螺子部材27をねじ込んで、壁面側連結部材29を建物の壁面4に対して固定する。
また、縦樋接続部材14の第1の貫通部16に挿通させた第1の螺子部材17を縦樋本体2の第1の螺子孔9に螺着して縦樋接続部材14を縦樋本体2に接続する。
続いて、縦樋側連結部材15の当接部21と縦樋接続部材14のガイドレール18は、第1の締結手段25によって接続される。ここで、第1の締結手段25におけるボルト等の軸部をガイド片19の間より突出させて配設し、この第2の締結手段28を備えた縦樋側連結部材15を縦樋接続部材14のガイドレール18におけるガイド片19に沿ってスライド自在に接続している。
その後、縦樋側連結部材15と壁面側連結部材29を第3の貫通部24と第5の貫通部34を介して第2の締結手段28によって接続する。ここで、縦樋側連結部材15と壁面側連結部材29は、互いに第3の貫通部24と第5の貫通部34の長手方向に沿って互いにスライド移動自在に設けられている。このようにして、縦樋1が建物の壁面4に取り付けられる。
ここで、縦樋本体2の嵌合部7同士を連通させて設けた第1の螺子孔9を介して縦樋接続部材14を第1の螺子部材17によって接続することで、縦樋本体2を組立てる際、各分割体5,6の両端同士を突き合わせてそれぞれの嵌合部7同士を嵌合させることで生じる縦樋本体2の繋ぎ目を隠れるように縦樋接続部材14で覆うことが可能となり、縦樋1の美観が向上する。
また、各分割体5,6の内周面に切欠溝部10を備えたことにより、各分割体5,6を嵌合させて縦樋本体2を組み立てる際に、嵌合部7同士が嵌合しやすいように、各分割体5,6に力を加えて切欠溝部10付近でこの分割体5,6を折り曲げて弾性変形させることにより、縦樋本体2の組み立て作業が楽になり、作業時間を短縮できる。
ここで、縦樋本体2に予め縦樋側連結機構11を取り付けることが可能となり、施工現場で建物側連結機構12の位置決めをする場合に、縦樋本体2を工場で製作するときに縦樋側連結機構11を建物側連結機構12に位置決めして固定する。したがって、縦樋側連結機構11を取り付けた状態で縦樋本体2を工場から運び出すことができる。
これによって、現場において建物側連結機構12の位置調節を行う必要がなくなり、取り付け作業が楽になり、作業時間を短縮でき、しかも現場において部品の紛失も少なくなる。なお、縦樋側連結機構11において、縦樋接続部材14は縦樋接続部材14のガイドレール18にスライド移動自在となっており、現場において建物側連結機構12の位置調節或いは縦樋本体2の上下位置の変位に対応した微調整を容易に行える。
さらに、縦樋側連結部材15と壁面側連結部材29とを縦樋本体2の軸方向と直交する方向つまり水平方向にスライド自在に連結したことで、現場において建物側連結機構12の位置調節或いは縦樋本体2の水平位置の変化に対応した微調整を容易に行える。
以上のように本実施例では請求項1に対応して、縦樋本体2を連結部材3を介して建物の壁面4に固定される縦樋1において、螺子部材として第1の螺子部材17により縦樋本体2と連結部材3とを固定する固定機構を備えている。
この場合、第1の螺子部材17により縦樋本体2と連結部材3とを固定することで、現場における施工性を向上させ、美観に優れた縦樋1を提供することができる。
また、本実施例では請求項2に対応して、固定機構たる縦樋連結機構11及び建物側連結機構12として、縦樋本体2に備えた縦樋側貫通部たる第1の螺子孔9と、連結部材3に備えた連結部材側貫通部たる第1の貫通部16とを備え、螺子部材たる第1の螺子部材17によりこれら第1の螺子孔9と第1の貫通部16を介して縦樋本体2と連結部材3を連結する機構としている。
この場合、縦樋本体2と連結部材3を固定する縦樋側連結機構11及び建物側連結機構12において、縦樋本体2と連結部材3にそれぞれ備えた第1の螺子孔9及び第1の貫通部16を介して第1の螺子部材17により連結することで、現場における施工性をさらに向上させ、より美観に優れた縦樋1を提供することができる。
更に、本実施例では請求項4に対応して、縦樋本体2は、軸方向に沿って分割された2つの分割体5,6から構成されている。
この場合、縦樋本体2を2つの分割体5,6からなる分割可能な構成とすることで、縦樋本体2の塗装を行い易くするとともに、縦樋1の内面にも外面と同じ塗装が可能となり、縦樋1の性質及び美観の向上を図るとともに、塗装コストの削減を図ることが可能となる。
また、本実施例では請求項5に対応して、分割体5,6は、分割体5,6つまり縦樋本体2の軸方向に沿って溝部たる切欠溝部10を備えている。
この場合、分割体5,6に軸方向に沿って形成された切欠溝部10を備えたことにより、分割体5,6の弾性変形を容易に行いやすくし、各分割体5,6を合わせて縦樋本体2を形成する作業を楽にし、作業時間の短縮を図ることができる。
図6及び図7は本発明の第1実施例の変形例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、各分割体5,6における嵌合部7の変形例を示しており、一方の嵌合部7に凸部35を備え、他方の嵌合部7に凸部35に嵌合自在な凹部36を備えた構成をしており、上記第1実施例と同様な作用・効果を奏する。
図8〜図10に本発明の第1実施例の別の参考例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して記述すると、この例では、連結部材3における縦樋側連結機構11の変形例を示しており、上記第1実施例の縦樋側連結機構11において、縦樋接続部材14に備えた縦樋側当接部13に対応する当接部37を縦樋側連結部材15の基端面部20に備えており、上記第1実施例と同様な作用・効果を奏し、現場において建物側連結機構12の位置調節或いは縦樋本体2の水平位置の変化に対応した微調整を容易に行えるものである。
図11〜図14は本発明の第2の実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、縦樋本体2に備えた係止片38に縦樋側連結機構11に備えた係止爪39を係合させることにより、縦樋本体2に縦樋側連結機構11を接続するものである。
縦樋本体2は、軸方向に沿って形成された一対の係止片38を備えている。係止片38は、一方の係止片40を一方の分割体5の嵌合部7近傍の外周面に配設されるとともに、他方の係止片41を他方の分割体6の嵌合部7近傍の外周面に配設されたものである。
また、縦樋側連結機構11の縦樋接続部材42には、係止片38に係合自在な一対の係止爪39を備えている。係止爪39は、コ字型に形成された縦樋接続部材42の両側面部43の先端に、互いに対向させて突出形成されたものである。
また、縦樋接続部材42の両側面部43に囲まれた基端面部44には、第3の螺子孔45を備えている。ここで、縦樋接続部材42は、可撓性を有するバネ鋼など薄型金属板等の弾性部材から形成されることが好ましいが、縦樋本体2同様、アルミニウム押し出し成形材としてもよい。コ字型に形成された縦樋側連結部材15の基端面部46には、第3の螺子孔45に対応する第6の貫通部47を備えている。
さらに、この基端面部46の外側面には縦樋接続部材42に当接可能な当接部48を備えている。当接部48には、第6の貫通部47を中心として基端面部46の外側面から内側面に向けて深く傾斜されて形成されたテーパ面49を備えている。
縦樋側連結機構11の第6の貫通部47に基端面部46の内側面側から挿通された第3の螺子部材50を、縦樋接続部材42に螺着して、縦樋接続部材42と縦樋側連結部材15とを接続して、縦樋接続部材42と縦樋側連結部材15の接続構造を構成している。
この縦樋接続部材42、縦樋側連結部材15及び第3の螺子部材50により、係止片38と係止爪39の係合を保持するロック手段Lが構成される。
上記の縦樋本体2及び縦樋側連結機構11では、縦樋接続部材42の両側面部43を縦樋本体2の一対の係止片38を外側から挟み込むように配設させて、係止爪39と係止片38とを係合させる(図13参照)。
続いて、第3の螺子部材50を縦樋接続部材42に対して締付方向に回転させると、第3の螺子孔45付近を中心とした縦樋接続部材42の基端面部44は、縦樋側連結部材15の基端面部46のテーパ面49に沿うように縦樋側連結部材15側に撓む弾性変形を起こす。基端面部44の変形に伴い、両側面部43は内側に傾倒して、両側面部43の先端に備えた係止爪39は係止片38を外側から締め付け、縦樋本体2と縦樋接続部材42との係合状態がロックされる(図14参照)。
一方、縦樋本体2と縦樋接続部材42との係合状態がロックされた状態において、第3の螺子部材50を縦樋接続部材42に対して弛緩方向に回転させると、第3の螺子孔45付近を中心した縦樋接続部材42の基端面部44は、縦樋側連結部材15の基端面部46のテーパ面49から離隔するように縦樋本体2側に撓む弾性変形を起こす。基端面部44の変形に伴い、両側面部43は外側に開いて、係止爪39による係止片38への締め付けが解除され、縦樋本体2と縦樋接続部材42との係合状態のロックが解除される(図13参照)。
以上の上記実施例は請求項1に対応して、縦樋本体2を連結部材3を介して建物の壁面4に固定される縦樋1において、螺子部材として第3の螺子部材50により縦樋本体2と前記連結部材3とを固定する固定機構として縦樋連結機構11及び建物側連結機構12を備えている。
この場合、第1の螺子部材17により縦樋本体2と連結部材3とを固定することで、現場における施工性を向上させ、美観に優れた縦樋1を提供することができる。
また、上記実施例は請求項3に対応して、固定機構たる縦樋側連結機構11及び建物側連結機構12として、前記縦樋本体2と前記連結部材3とを係止する係止手段たる係止片38及び係止爪39と、螺子部材たる第3の螺子部材50の動作にともない係止片38と係止爪39による係止を保持するロック手段Lを備えている。
この場合、縦樋本体2と連結部材3の固定を確実なものとすることができるとともに、また第3の螺子部材50の動作により縦樋本体2と連結部材3との固定を保持させることにより、現場における施工性を向上させ、より美観に優れた縦樋を提供することができる。
さらに、上記実施例では請求項4及び請求項5に対応しており、前記第1実施例と同様の作用効果を奏する。
図15及び図16は本発明の第2実施例の変形例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、縦樋本体51を円筒形状のアルミニウム製の押出し成形材としており、上記第2実施例と同様な作用・効果を奏する。
図17〜図20は本発明の第2実施例の別の変形例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、縦樋本体2に備えた係止溝52に縦樋側連結機構11に備えた係止爪39を係合させることにより、縦樋本体2に縦樋側連結機構11を接続するものである。
縦樋本体2は、軸方向に沿って形成された一対の係止溝52を備えている。係止溝52は、一方の係止溝53を一方の分割体5の嵌合部7近傍の外周面に軸方向に沿って凹設されたものとし、他方の係止溝54を他方の分割体6の嵌合部7近傍の外周面に軸方向に沿って凹設されたものとしており、上記第2実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、本実施例では縦樋本体2の係止溝52に縦樋接続部材42の係止爪39を係合させる構成としたことにより、縦樋本体2と縦樋接続部材42との接続構造を目立たなくし、縦樋の美観を向上させる。
図21及び図22は本発明の第2実施例のさらに別の変形例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、縦樋本体55を円筒形状のアルミニウム製の押出し成形材としており、上記第2実施例と同様な作用・効果を奏する。
図23及び図24は本発明の第3実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、前記縦樋本体2同士をその軸方向に連結可能にする縦樋本体連結部材56を備えている。
縦樋本体連結部材56は、外径を縦樋本体2の内径より小径に形成された円筒形状を有しており、その外周面には縦樋本体連結部材56の軸方向に沿って形成された一対の突条部57を備えている。突条部57は、それぞれ縦樋本体2の切欠溝部10に係合可能に形成された断面U字形状を有している。
また、この縦樋本体連結部材56によって連結される縦樋本体2の切欠溝部10には、この切欠溝部10を加締め或いは溶接等により形成した連結位置決め手段たる溝埋め部58を備えている。この溝埋め部58は、切欠溝部10における縦樋本体2の一方の開口部分から縦樋本体連結部材56における軸方向長さの略半分だけ内側の位置に形成されたものである。
このように本実施例では、複数の縦樋本体2をその軸方向に連結する方法としては、一方の縦樋本体2の開口部分より、縦樋本体2の切欠溝部10と縦樋本体2連結部分の突条部57を係合させた状態で、縦樋本体連結部材56を挿入する。同様に他方の縦樋本体2の開口部分より、前記縦樋本体連結部材56を挿入することにより、一方の縦樋本体2と他方の縦樋本体2とをそれぞれの軸方向に連結させる。
ここで、縦樋本体2同士を連結する際に、縦樋本体2に縦樋本体連結部材56を内挿することにより、縦樋本体連結部材56の外周面により縦樋本体2の内周面が保持されるため、縦樋本体2の変形が抑えられ、縦樋本体2に外部から力が加えられた際に、各分割体5,6の嵌合部7の係合が解除することを防ぐことが可能である。
また、縦樋本体連結部材56の突条部57を縦樋本体2の切欠溝部10に係合可能に備えたことにより、この縦樋本体連結部材56によって連結される一方の縦樋本体2と他方の縦樋本体2において、一方の分割体5と他方の分割体6を係合させた際に各縦樋本体2の軸方向に沿って生じる継ぎ目を互いに揃えることにより、軸方向に連結された縦樋本体2の美観を向上させる。
さらに、縦樋本体2の切欠溝部10に溝埋め部58を備えたことにより、一方の縦樋本体2に挿入された縦樋本体連結部材56は、この溝埋め部58に突条部57が当接支持されることにより、一方の縦樋本体2内部で他方の縦樋本体2に挿入させるための挿入しろを充分な長さだけ残した状態で位置決めされるので、その後一方の縦樋本体2に挿入された状態の縦樋本体連結部材56を他方の縦樋本体2に容易に挿入させることが可能となり、縦樋本体2同士の連結作業が楽になり、作業時間の短縮を図ることができる。
以上の上記実施例は請求項6に対応して、縦樋本体2,2同士を連結する縦樋本体連結部材56を備え、縦樋本体連結部材56を縦樋本体2に挿入可能に備えている。
この場合、簡素な構成により縦樋本体2,2同士を連結させることができ、また縦樋本体連結部材56を縦樋本体2に挿入可能に備えたことにより、分割体5,6を合わせて形成される縦樋本体2の嵌合部7,7の結合が、この縦樋本体連結部材56によって保持されるので簡素な構成で縦樋本体2の結合を保持することができる。
また上記実施例は請求項7に対応して、縦樋本体連結部材56に、溝部たる切欠溝部10に係合可能な突条部57を備えている。
この場合、縦樋本体2に対して挿入される縦樋本体連結部材56の位置決めを容易にするとともに、連結された縦樋本体2,2同士の半径方向の回転を抑えることにより、複数の分割体5,6から構成される縦樋本体2,2同士の嵌合部7,7を合わせて形成される繋ぎ目を揃えることを可能とし、より美観に優れた縦樋1を提供することを可能とする。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、縦樋本体は、軸方向に沿って分割された3つ以上の分割体から構成されてもよい。
本発明の第1実施例を示す断面図である。 同上、側面図である。 同上、分解斜視図である。 同上、縦樋本体を一方の分割体と他方の分割体に分割した状態を示す平面図である。 同上、一方の分割体と他方の分割体を結合させて縦樋本体を形成した状態を示す平面図である。 上記第1実施例において嵌合部の変形例を示し、縦樋本体を一方の分割体と他方の分割体とに分割した状態を示す平面図である。 同上、一方の分割体と他方の分割体を結合させて縦樋本体を形成した状態を示す平面図である。 上記第1実施例において縦樋側連結機構の変形例を示す断面図である。 同上、側面図である。 同上、分解斜視図である。 本発明の第2実施例を示す断面図である。 同上、側面図である。 同上、ロック手段による保持を解除した状態を示す断面図である。 同上、ロック手段により縦樋本体と連結部材の係合を保持した状態を示す断面図である。 上記第2実施例における縦樋本体の変形例を示し、ロック手段による保持を解除した状態を示す断面図である。 同上、ロック手段により縦樋本体と連結部材の係合を保持した状態を示す断面図である。 上記第2実施例における係止手段の変形例を示す断面図である。 同上、側面図である。 同上、ロック手段による保持を解除した状態を示す断面図である。 同上、ロック手段により縦樋本体と連結部材の係合を保持した状態を示す断面図である。 上記第2実施例における縦樋本体の別の変形例を示し、ロック手段による保持を解除した状態を示す断面図である。 同上、ロック手段により縦樋本体と連結部材の係合を保持した状態を示す断面図である。 本発明の第3実施例を示す分解斜視図である。 同上、縦樋本体連結部材を介して縦樋本体同士を連結した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 縦樋
2 縦樋本体
3 連結部材
4 壁面
5 一方の分割体(分割体)
6 他方の分割体(分割体)
9 第1の螺子孔(縦樋側貫通部)
10 切欠溝部(溝部)
14 縦樋側連結部材(ロック手段)
16 第1の貫通部(連結部材側連結部)
17 第1の螺子部材(螺子部材)
38 係止片(係止手段)
39 係止爪(係止手段)
42 縦樋接続部材(ロック手段)
50 第3の螺子部材(螺子部材,ロック手段)
56 縦樋本体連結部材
57 突条部

Claims (7)

  1. 縦樋本体を連結部材を介して建物に固定される縦樋において、螺子部材により前記縦樋本体と前記連結部材とを固定する固定機構を備えたことを特徴とする縦樋。
  2. 前記固定機構として、前記縦樋本体に備えた縦樋側貫通部と、前記連結部材に備えた連結部材側貫通部とを備え、前記螺子部材によりこれら貫通部を介して前記縦樋と前記連結部材を連結する機構とすることを特徴とする請求項1記載の縦樋。
  3. 前記固定機構として、前記縦樋と前記連結部材とを係止する係止手段と、前記螺子部材の動作にともない前記係止手段による係止を保持するロック手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の縦樋。
  4. 前記縦樋本体は、軸方向に沿って分割された少なくとも2つ以上の分割体から構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の縦樋。
  5. 前記分割体は、前記軸方向に沿って溝部を備えたことを特徴とする請求項4記載の縦樋。
  6. 前記縦樋本体同士を連結する縦樋本体連結部材を備え、前記縦樋本体連結部材を前記縦樋本体に挿入可能に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の縦樋。
  7. 前記縦樋本体連結部材に、前記溝部に係合可能な突条部を備えたことを特徴とする請求項6記載の縦樋。
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