JP2009249888A - ルーバー機能付き折畳み扉装置 - Google Patents

ルーバー機能付き折畳み扉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 パンタグラフ式リンク機構に複数枚のパネルを取付け、戸先側には引手框と戸先框を備えた折畳み扉を枠体に装着した折畳み扉装置の提供。
【解決手段】 リンク機構15の伸縮に伴って折畳み扉を開閉可能とし、又リンク16a,17a,16b,17b・・の連結部において互いに噛み合う切欠き部を形成し、同じく隣り合うパネル側端にも切欠き部を設け、全開状態では折畳み扉の表面が平坦面となり、又全閉時に各パネル7a,7b,7c・・を回転して隣り合うパネル間に空間を形成するようにルーバー機構を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は複数枚のパネルを連結して構成され、ルーバー機能を備えた折畳み扉に関するものである。そして、その用途としては、例えば住宅の窓外部に設置される雨戸、建物の内外に設置される間仕切りとし、さらには店舗入口に設置されるシャッターとして利用することが出来る。
一般的な折畳み扉とは複数枚のパネルを有し、各パネルは継手を介して連結された構造とし、各パネルを折り畳むことで間口が開口し、逆に各パネルを伸展することで間口を閉じることが出来る。ところで、各パネルは継手を介して連結され、主継手の上端には吊車が取付けられて上レールに吊設され、下端にはスライダーが取着されて下レールに遊嵌している。そこで、折畳み扉が折畳まれる場合には、副継手が上下レールから外へ蹴り出される。
このように、主継手と副継手を介して連結した折畳み扉では、開閉操作を行う場合に各パネルの動作は一定せず、そして隣り合う各パネル間に空間を作って通風や採光を図ることは出来ない。すなわち、パネルの連結構造からしてルーバー機能を備えることは不可能である。そこで、各パネルをリンクを介して連結した折畳み扉が知られていて、該折畳み扉は間口を閉じた状態で各パネルを回動してパネル間に空間を形成することが出来る。
実公昭46−33320号に係る「ブラインド」は、左右両縁を互いに異方向に折り曲げて接合縁を形成し、その上下両端には断面がL字状の連結片を固定した遮蔽板を所要数並立させて、1個の連結片の中央とこれらの両側に並列する各連結片の両端を連杆で連結するごとくして所要数の遮蔽板を伸縮自在に順次連結した遮蔽体を形成し、この遮蔽体と対向する側の遮蔽板には外縁は接合縁を形成することなく密閉板を内側に向かって折畳み自在に蝶着し、上部連結片における所要数のものの一側上には軸承体を緩着して該軸承体に案内輪を軸着し、下部連結片における所要数のものの一側部には支承体を回動自在に垂設して、該支承体の承口部には転球を転動自在に収容している。
特開2000−2060号に係る「ブラインド式雨戸」は、それ自体で雨や雪及び塵埃除けの庇体を有する構造としている。
そこで、 ブラインド式雨戸を嵌め込む雨戸用枠体を形成し、その雨戸用枠体の上辺部に一体で庇体を形成する。庇体には下向きのスリットを形成したガイドレール部を一体形成し、スリットにスラットの上端部のガイドピンを挿入し、ガイドピンにローラを連結する。雨戸用枠体の下辺部にはスリットを形成したガイドレール部を一体形成し、スリットにスラットの下端部のガイドピンを挿入してピンで抜け止めしている。
特開2005−105515号に係る「ブラインド式雨戸の取付構造」は、ブラインド式雨戸の上枠の取付作業性を向上させるものである。
そこで、建物に形成された窓用の開口部の外壁に固定された雨戸用案内枠が、上辺部を構成する上枠と、側辺部を構成する左右の縦枠と、下辺部を構成する下枠とを有している。この上枠は、ブラインド式雨戸を吊支する枠本体と、この枠本体を外壁に固定する固定部とを備えている。この両者が別体により構成されているとともに、枠本体には、庇体が一体形成された構造としている。
これらブラインド機構は開閉操作時が不安定であり、風圧に対しての強度が低く、ルーバー時の通風・採光面積(空間)が小さくて十分でない。又、全閉鎖時には各パネルがフラットに納まらず、ガタ付きが発生する。さらに、施工性(サイドからのパネルの建て込み)が悪く、躯体付けに際しての枠廻り防水処理が十分でないなどの問題が残されている。
実公昭46−33320号に係る「ブラインド」 特開2000−2060号に係る「ブラインド式雨戸」 特開2005−105515号に係る「ブラインド式雨戸の取付構造」
このように、従来のブラインド機構には上記の問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、開閉操作が安定して各パネルのガタ付きはなく、施工性に優れると共に防水処理の完全なルーバー機能付き折畳み扉装置を提供する。
本発明に係る折畳み扉装置は、パンタグラフ式リンク機構を上下端に備えた折畳み扉であり、すなわち複数枚のパネル上下端にはリンク機構を構成するパンタグラフ式リンクが取付けられている。従って、リンク機構の伸縮動に伴って折畳み扉は開閉することが出来、その為に、各パネルの片側端にはその上方に吊車が取付けられ、下方にはスライダーを備えている。
吊車は上レールに吊設されると共にスライダーは下レールに遊嵌しており、リンク機構は上下レールに沿って伸縮し、該リンク機構の各リンクに取付けられているパネルはその向きを変えて移動し、折畳み扉は開閉する。ところで、パンタグラフ式リンク機構を備えた折畳み扉としての上記構造は従来と同じであるが、本発明では次の特徴を備えている。
(1)ルーバー機構。
折畳み扉の先端には戸先框を備えた引手框を有しているが、戸先框の上下にはルーバーガイドが取付けられ、該ルーバーガイドに折畳み扉のリンク先端がスライド可能にガイドされている。従って、引手框及び戸先框を定位置に固定した状態で、リンク先端をルーバーガイドに沿って移動するならば、折畳み扉をルーバー状態とすることが出来る。すなわち、リンク機構が縮むことで各パネルが回転してルーバー状態と成る。ただし、本発明はこのルーバーガイドを用いたルーバー機構に限定するものではなく、互いに連結して旋回する2本のアームを使用することもある。
(2)パネルに設けた手掛け
戸先側パネルには手掛けを設けていて、該手掛けに手を掛けて操作すれば折畳み扉のパネルは回転してルーバー状態と成る。
(3)引手框に取付けたカギ及びフランス落し
引手框にはカギが取付けられ、又フランス落しを設けている。従ってカギを掛けるならば、引手框を枠体の縦枠にロックすることが出来、フランス落しを降下すならばリンク先端に係合してルーバーガイドをスライドするスライダーがロックされる。従って、フランス落しが降下している場合にはルーバー状態とはならない。しかし、カギが外されるとフランス落しの昇降位置に関係なく折畳み扉は折畳まれる。
(4)折畳み全閉鎖時の各パネルのフラットな納まり。
リンク機構を構成する各リンクの先端は切欠かれ、リンク機構が伸展した状態では、隣り合うリンクの切欠き部が互いに噛み合って1本のリンク幅となる。パネル側端もリンクの切欠き部に対応して切欠かれ、その為に、リンクが取付けられている各パネルは一平面となり、全閉した状態の折畳み扉はフラットに成る。
(5)枠体を構成する上枠の分割構造。
折畳み扉が装着される上枠は上枠本体と補助上枠の2ピース構造としている。上枠本体は建物壁面に固定され、この上枠本体に補助上枠が組み付けられる。そして、建物壁面には金具が固定され、この金具に上枠及び下枠が係合して取付けられる。
(6)戸先框の上下端部には戸先框ガイドが取着され、この戸先框ガイドは上枠及び下枠に設けているガイド片と係合する。
本発明に係る折畳み扉装置は複数枚のパネルがパンタグラフ式リンク機構に取付けられている為に、各パネルは重なり合って折畳まれる。そして、ルーバー機構を備えている為に折畳み扉を閉じた状態で各パネルを回転し、ルーバー状態とすることが出来る。引手框側にはカギとフランス落しが設けられていて、カギがロックされて折畳み扉を閉じていても、フランス落しを上げればルーバー機構を作動してパネルが回転し、ルーバー状態として通風及び採光することが出来る。
そして、折畳み扉には引手框と一体化した戸先框が設けられており、折畳み扉が伸長してパネルが回転したルーバー状態の場合に、引手框と先端パネル間に形成される空間は該戸先框によって塞ぐことが出来る。又、リンク機構を構成するリンクの先端は切欠かれている為に、又各パネル側端も切欠かれている為に、折畳み扉が伸長して閉じた状態では、連結されたリンクは切欠き部にて互いに噛み合い、各パネルは一平面に納まる。すなわち、閉じた状態で折畳み扉面に凹凸はなく平坦面と成る。
図1は本発明に係るルーバー機構付き折畳み扉装置の外観を示し、(a)は折畳み扉が伸長した全開状態、(b)は折畳み扉が折畳まれた全開状態、(c)は折畳み扉のルーバー状態を表している。折畳み扉1は枠体2に装着されていて、同図のように開閉することが出来る。
図2は折畳み扉1が上記枠体2に装着された縦断面を示しているが、該枠体2の上枠3に設けた上レール4及び下枠5に設けた下レール6に取付けられている。すなわち、折畳み扉1を構成する各パネル7,7・・の片側の上下には吊車8,8・・及びスライダー9,9・・が取着されていて、該吊車8,8・・は上レール4に吊設され、スライダー9,9・・は下レール6に遊嵌される。
枠体2に折畳み扉1を装着する場合、該折畳み扉1は折畳まれた状態で装着されるが、図3(a)に示すように下レール6にスライダー9,9・・を嵌め、その後で吊車8,8・・を上レール4aに載せる。ここで、上枠2は2ピースの分割構造と成っていて、上枠本体10のみが建物壁面11に取付けられている。しかも、この上枠本体10は壁面11に固定されている概略L形金具12に係止し、上端部にてネジ止めされている。
そして、このネジ止めした部分を被覆する為のキャップ13を取付けている。従って、上枠本体10には片側上レール4aが形成されていて、吊車8,8・・の片側輪が載ることが出来る。その後で、図3(b)に示すように、補助上枠14を取付けて前記図2のように成り、反対側の車輪は補助上枠14の片側上レール4bに載ることが出来る。
図4は本発明の折畳み扉の横断面を示したもので、(a)は折畳み扉が伸長して閉じた状態を、(b)は折畳み扉が閉じて各パネルが回転したルーバー状態を、(c)は折畳み扉が折畳まれて全開状態を夫々表している。折畳み扉は複数枚のパネル7,7・・を有し、各パネル7,7・・はパンタグラフ式リンク機構15に取付けられている。
図5はリンク機構が折畳み扉の上端に取付けられている場合の詳細図を示しているが、ひし形を成して連結しているリンク16a,16b,16c・・には、パネル7a,7b,7c・・が取付けられていることで、リンク機構15が伸縮するならば、各リンク16a,17a,16b,17b,16c,17c・・の動きに伴ってパネル7a,7b,7c・・は回転する。従って、各リンク16a,17a,16b,17b,16c,17c・・が一直線状になって伸長すれば、リンク16a,16b,16c・・に取付けられている各パネル7a,7b,7c・・も一直線状に配列されて全閉状態と成る。
パンタグラフ式リンク機構15は従来から周知の機構である為に詳細な説明は省略するが、リンク17aとリンク16bの連結部、リンク17bとリンク16cの連結部、リンク17cとリンク16dの連結部・・・と成るパネル7a,7b,7c・・の右側端の上方には吊車8,8・・が取付けられ、同じく下方にはスライダー9,9・・が取付けられている。
そこで、図4(a)の全閉状態から図4(b)のようにリンク機構15が縮んでひし形を形成するジグザグ状となれば、ルーバー状態になって各パネル7a,7b,7c・・間には隙間(空間)が形成され、通風・採光が得られる。そして、図4(c)のようにリンク機構15がさらに縮むならば、折畳み扉は折畳まれ、該リンク機構15の各リンク16a,16b,16c・・は上下レール4,6に対して垂直を成して配列される。従って、リンク16a,16b,16c・・に取着している各パネル7a,7b,7c・・も上下レール4,6に対して垂直を成して配列する。ここで、同図(b)のようなルーバー状態では、先端パネル7も回転して空間33を形成するが、この空間33は戸先框18によって被覆される。
図6は戸先框18の上方に取付けられているルーバーガイド20aを示している。折畳み扉の先端には上レール4に載る車輪24を軸支した引手框19が連結・配置され、この引手框19の上端には支持部21が取着され、この支持部上面に上記ルーバーガイド20aをネジ止めしている。ルーバーガイド20aは戸先框18の先端付近まで延び、細長いガイド溝22aを形成している。このガイド溝22aにリンク先端に取着されて起立するガイド棒23が遊嵌している。
このガイド棒23はルーバーガイド20aに形成したガイド溝22aの範囲で移動することが出来、ガイド棒23の位置でルーバー状態と成る各パネル7a,7b,7c・・の回転角度が定まる。図6(a)の状態はパネル7a,7b,7c・・・が閉じている場合で、(b)はパネル7a,7b,7c・・が回転したルーバー状態を表している。すなわち、ガイド棒23がルーバーガイド20aの基部側(引手框側)に位置している場合は閉じ、ガイド棒23がルーバーガイド20aの先端側に位置している場合は各パネル7a,7b,7c・・が回転してルーバー状態と成る。すなわち、ガイド棒23がルーバーガイド20aの先端側に移動するに従って、パネル7a,7b,7c・・の回転角度が大きくなり、各パネル間の隙間(空間)が拡大する。
図7は折畳み扉1の下端側に設けたルーバーガイド20bを示している。基本的な構成は上端側に取付けている上記ルーバーガイド20aの場合と同じであり、長手方向に形成しているガイド溝22bには落し受け25が移動可能な状態で嵌っている。そして、ルーバーガイド20bの両端には下レール6に遊嵌するガイドローラ26,26が取付けられている。
ところで、該落し受け25は上記ガイド棒23と同じ位置に配置され、引手框19に取付けたフランス落しが降下して該落し受け25に嵌入する。フランス落しが落し受け25に嵌入した状態では、該落し受け25は移動することが出来ず、従って、各パネル7a,7b,7c・・が回転してルーバー状態とは成らない。同図の(a)はフランス落しが降下して落し受け25がロックされている場合で、各パネル7a,7b,7c・・は閉じ、(b)はフランス落しが上昇して落し受け25から外れ、その結果、落し受け25はルーバーガイド20bに沿って移動し、パネル7a,7b,7c・・が回転してルーバー状態と成っている。
図8はフランス落し27とルーバーガイド20bに取付けられている落し受け25を表している具体例である。(a)はフランス落し27が降下して落し受け25に嵌入している場合であり、その結果、該落し受け25は移動することは出来ない。(b)はフランス落し27が上昇して落し受け25から外れた場合であり、その結果、落し受けは移動することが出来る。(c)はフランス落し27が上昇し,落し受け25がルーバーガイド20bの先端側へ移動した場合である。
落し受け25が図8(c)のように移動すれば、該落し受け25に連結しているリンク機構15は圧縮され、各リンク16a,16b,16c・・に取付けされているパネル7a,7b,7c・・は回転してルーバー状態と成る。図9は引手框19に取付けられているカギ28及びフランス落し27の外観である。同図に示すように、引手框18の上下端にはルーバーガイド20a,20bが取付けられて戸先框側へ延びている。
そして、戸先框18の上下端には戸先框ガイド29a,29bが取付けられている。この戸先框ガイド29a,29bは概略コ形断面を成し、折畳み扉が枠体2に装着されたならば、上枠3に形成したガイド片30a及び下枠5に形成したガイド片30bが嵌ってガイドされる。引手框19には、その上端には上レールに載る車輪24,24が取付けられ、その下端には下レール6に遊嵌するガイドローラ26を設けているが、戸先框18は上記戸先框ガイド29a,29bを取付けることで上枠3と下枠5に拘束している。
ところで、カギ28を掛けるならば引手框19は枠体1の縦枠にロックされて折畳むことは出来ない。従って、折畳み扉を折畳む場合にはカギ28を解除して行われる。そして、フランス落し27を降下させるならばルーバー状態とすることは出来ないが、カギ28は掛けた状態でもフランス落し27を上昇させることでルーバー状態と成る。
図10はルーバー機構の動作による折畳み扉のリンク機構15の各種状態を表している。(a)は折畳み扉が折畳まれている状態である。このように引手框19を吊元側へ移動することで折畳み扉は折畳まれるが、引手框19には戸先框18が一体化して設けられていて、引手框19及び戸先框18はその向きを変えることなく上下レール4,6に沿って移動する。
図10(b)はリンク機構15が一直線状に延びている場合で、引手框19はカギ28が掛けられて縦枠にロックされ、又フランス落し27が降下して落し受け25に嵌り、折畳み扉の各パネル7a,7b,7c・・は回転しないようにロックされている。(c)はフランス落し27を上昇してガイド棒23及び落し受け25をルーバーガイド20に沿って移動して、パネル7a,7b,7c・・が僅かに回転し、各パネル間に僅かな隙間を形成した場合である。
図10(d)はガイド棒23及び落し受け25をルーバーガイド20に沿ってさらに移動して、パネル7a,7b,7c・・が回転し、各パネル間に空間を形成した場合である。(e)はガイド棒23及び落し受け25をルーバーガイド20の先端まで移動して、パネル7a,7b,7c・・が回転し、各パネル間に大きな空間を形成した場合である。このように、各パネル7a,7b,7c・・の回転角度はガイド棒23及び落し受け25の移動距離に応じて変化し、パネル間の空間の大きさが調整できる。ここで、ルーバー状態となって先端パネル7も回転し、引手框19との間には空間33を形成するが、この空間33は戸先框18によって塞がれる。
図11は折畳み扉のルーバー機構を示す他の実施例である。前記実施例ではルーバーガイド20a,20bを折畳み扉の上下端に取付け、このルーバーガイド20a,20bに沿ってガイド棒23及び落し受け25を移動させた機構であるが、同図のルーバー機構はリンク機構にて構成している。図11(a)は各パネル7a,7b,7c・・が閉じている状態を、(b)はルーバー状態となって各パネル7a,7b,7c・・が回転している場合である。
概略「へ」形をした2本のアーム31a,32aが互いに揺動可能に連結し、一方のアーム31aの先端は引手框19に連結し、他方のアーム32aの先端はリンク機構15のリンク先端と連結している。そこで、(a)のように各パネル7a,7b,7c・・が閉じている場合には2本のアーム31a,32aは互いに重なり合い、(b)に示すようにアーム31a,32aが旋回して延びるならば、各パネル7a,7b,7c・・は回転してルーバー状態と成る。
図12は折畳み扉の下端側を示しているが、上端側に同じようにルーバー機構を備えている。すなわち、概略「へ」形をした2本のアーム31b,32bが互いに揺動可能に連結し、一方のアーム31bの先端は引手框下端に連結し、他方のアーム32bの先端はリンク機構15のリンク先端と連結している。そこで、(a)のように各パネル7a,7b,7c・・が閉じている場合には2本のアーム31b,32bは互いに重なり合い、(b)に示すようにアーム31b,32bが旋回して延びるならば、各パネル7a,7b,7c・・は回転してルーバー状態と成る。
図13はルーバー機構の動作に伴う折畳み扉のリンク機構15の各種状態を表している。(a)は折畳み扉が折畳まれている状態である。このように引手框19を吊元側へ移動することで折畳み扉は折畳まれるが、引手框19には戸先框18が一体化して設けられていて、引手框19及び戸先框18はその向きを変えることなく上下レール4,6に沿って移動する。
図13(b)はリンク機構15が一直線状に延びている場合で、引手框19はカギ28が掛けられて縦枠にロックされ、又フランス落し27が降下して係合片33に係合し、折畳み扉の各パネル7a,7b,7c・・は回転しないようにロックされている。すなわち、先端が引手框19に連結している一方のアーム31bには係合片33を延ばし、フランス落し27が降下した場合に該係合片33に係合する。(c)はフランス落し27が上昇して係合片33が解除されることでアーム31bは旋回を開始して、パネル7a,7b,7c・・が僅かに回転し各パネル間に僅かな隙間を形成した場合である。
図13(d)はアーム31bがさらに旋回することでリンク機構15が縮み、パネル7a,7b,7c・・が回転して各パネル間に空間を形成した場合である。(e)はアーム31bが大きく旋回して延び切った場合で、パネル7a,7b,7c・・が回転し各パネル間に大きな空間を形成する。このように、各パネル7a,7b,7c・・の回転角度はアーム31,32の旋回に応じて変化し、パネル間の空間の大きさが調整できる。そして、ルーバー状態と成ることで先端パネル7も回転し、引手框19との間には空間33を形成するが、この空間33は戸先框18によって塞がれる。
本発明に係るルーバー機能付き折畳み扉装置の外観。 本発明に係るルーバー機能付き折畳み扉装置の縦断面図。 ルーバー付き折畳み扉を枠体に装着する場合。 本発明に係るルーバー機能付き折畳み扉装置の横断面図で、(a)はリンク機構が伸長して折畳み扉が閉鎖した状態、(b)は折畳み扉のルーバー状態、(c)は折畳み扉が折畳まれた状態。 折畳み扉上端に取付けたリンク機構。 折畳み扉上端のルーバー機構。 折畳み扉下端のルーバー機構。 フランス落しとルーバーガイドに取付けられている落し受け。 引手框と戸先框に取付けているルーバーガイド、戸先框ガイド、カギ、及びフランス落し。 ルーバー機構の動作に伴うリンク機構の伸縮動。 折畳み扉上端のルーバー機構。 折畳み扉下端のルーバー機構。 ルーバー機構の動作に伴うリンク機構の伸縮動。
符号の説明
1 折畳み扉
2 枠体
3 上枠
4 上レール
5 下枠
6 下レール
7 パネル
8 吊車
9 スライダー
10 上枠本体
11 壁面
12 L形金具
13 キャップ
14 補助上枠
15 リンク機構
16 リンク
17 リンク
18 戸先框
19 引手框
20 ルーバーガイド
21 支持部
22 ガイド溝
23 ガイド棒
24 車輪
25 落し受け
26 ガイドローラ
27 フランス落し
28 カギ
29 戸先框ガイド
30 ガイド片
31 アーム
32 アーム
33 空間

Claims (5)

  1. パンタグラフ式リンク機構に複数枚のパネルを取付け、戸先側には引手框と戸先框を備えた折畳み扉を上枠、下枠、及び両縦枠で枠組みした枠体に装着した折畳み扉装置において、上記リンク機構の伸縮に伴って折畳み扉を開閉可能とし、又リンクの連結部において互いに噛み合う切欠き部を形成し、同じく隣り合うパネル側端にも切欠き部を設け、全開状態では折畳み扉の表面が平坦面となり、又全閉時に各パネルを回転して隣り合うパネル間に空間を形成するようにルーバー機構を備えたことを特徴とするルーバー機構付き折畳み扉装置。
  2. 上記ルーバー機構として、引手框の上下端にルーバーガイドを取付けて戸先框側へ延ばし、折畳み扉の上側リンク機構のリンク先端に起立したガイド棒を上ルーバーガイドのガイド溝に遊嵌し、下側リンク機構のリンク先端にはフランス落しが嵌入する落し受けを取付けてルーバーガイドのガイド溝に遊嵌し、そして、上記ガイド棒及び落し受けをガイド溝に沿って移動させることでリンク機構を伸縮させて各パネルを回転させるようにした請求項1記載のルーバー機能付き折畳み扉装置。
  3. 上記ルーバー機構として、折畳み扉の戸先側上下端に揺動可能に互いに連結した2本のアームを設け、一方のアーム先端を引手框に連結し、他方のアーム先端をリンク機構のリンク先端に連結し、引手框に連結した下側アームの先端を延ばしてフランス落しと係合可能とし、そして、上記アームの旋回によってリンク機構を伸縮させて各パネルを回転させるようにした請求項1記載のルーバー機能付き折畳み扉装置。
  4. 上記戸先框の上下端部に戸先框ガイドを取付け、該戸先框ガイドを上枠及び下枠に形成したガイド片に係合させた請求項1、請求項2、又は請求項3記載のルーバー機能付き折畳み扉装置。
  5. 折畳み扉が装着される枠体は、壁面に固定した金具に上枠及び下枠を係合して取付けた請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載のルーバー機能付き折畳み扉装置。
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