JP2009246514A - 放送受信装置、その制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】HDMI規格に対応した機器が誤ったPhysical addressを認識することを抑制する。
【解決手段】HDMI規格に対応した入力端子を備える放送受信装置であって、前記入力端子を介して通信可能な機器のPhysical addressを取得する取得手段と、前記取得したPhysical addressにおいて1つしか存在しないPhysical addressであって、そのPhysical addressにおいて最初に0が表れる桁より上位の桁に最初に0が表れるPhysical addressが前記通信可能な機器のうちスタンバイ状態の機器が持つPhysical addressの中に存在しないPhysical addressを持つ、スタンバイ状態の機器の電源を投入する電源投入手段と、前記通信可能な機器全てに電源が投入されるまで、前記取得手段による取得、及び前記電源投入手段による電源投入を繰り返す制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする放送受信装置を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、HDMI規格に対応した放送受信装置、及びその制御方法に関する。
デジタル信号伝送規格であるHDMI(High-Definition Multimedia Interface)において、機器制御のためのCEC(Consumer Electronics Control)に関する規格が定められている。このCEC機能を利用すると、HDMIケーブルで繋がれた機器をリモートに操作することができる。例えば、テレビとHDMIケーブルで繋がれた録画機器の再生ボタンが押されると、テレビの電源が投入され、テレビの入力が、この録画機器が接続されている入力に切り替えられるという動作が可能になる。
この入力切替を実現するために、Physical addressと呼ばれる、機器の物理的な接続関係を示すアドレスを用いる。この接続関係とそれぞれのPhysical addressとの対応を図10に示す。
接続ツリーの頂点に位置するテレビ1001はPhysical address“0.0.0.0”を持つ。テレビ1001に接続された機器はその接続された入力端子に応じて異なったPhysical addressを取得する。そのPhysical addressはテレビ1001が内部に持つEDID(Extended Display Identification Data)−ROM(図11の1008,1009)に格納されている。
図11に示すように、テレビの入力端子1のEDID−ROM1008にはPhysical address“1.0.0.0”が、入力端子2のEDID−ROM1009にはPhysical address“2.0.0.0”が格納されている。よって入力端子1と入力端子2に接続された機器は、それぞれのEDID−ROMの内容をDDC(Display Data Channel)通信により読み出し、読み出したPhysical addressをその機器のPhysical addressとして認識する。例えば、テレビの入力端子1に接続されたDVDレコーダ1002はPhysical address“1.0.0.0”を取得する。また、入力端子2に接続されたAVアンプ1003はPhysical address“2.0.0.0”を取得する。
また、AVアンプ1003の入力端子1に接続されたブルーレイディスクレコーダー(BD)1004は接続された端子のEDID−ROMを読み出し、Physical address“2.1.0.0”を取得する。同様にHD−DVD1005はPhysical address“2.2.0.0”を、セットトップボックス(STB)1006はPhysical address“2.3.0.0”を取得する。以下、階層が深くなるとPhysical addressの3桁目、4桁目を用いて、接続関係を表す。図10では、PVR1007はPhysical addressの3桁目まで用いてPhysical address“2.3.1.0”を取得する。
接続された各機器はお互いのPhysical addressを知ることにより、各機器との物理的な接続関係を把握することができる。テレビ1001に(直接、或いは他の機器を介して)接続された各ソース機器は、取得したPhysical addressをCECコマンドを用いてテレビ1001に伝える。これにより、テレビ1001はそのPhysical addressを基に、映像ソースがどの入力端子から供給されているかを判断することができるため、適切な入力を選択する事が可能になる。EDIDの利用法に関しては例えば特許文献1に示される。
特表2005−528853号公報
ところで、HDMI規格のCECに対応した機器の中には、電源がスタンバイ(又はオフ)状態の際には、自らの持つEDID−ROMを読み込ませることができない仕様になっている機器が存在する。このような機器に接続された機器はEDID−ROMを読み出すことができず、適切なPhysical addressを取得することができない。その結果、機器が適切でないアドレスを自らのPhysical addressとして認識してしまうことがある。その状態においてCECを用いた機器の制御を行うと、Physical addressが適切でないことに起因した、入力切替の間違いが発生する場合がある。
例えば、図10において、AVアンプ1003の電源が入っておらず、AVアンプ1003の持つEDID−ROMへのアクセスが不可であるとする。このとき、AVアンプ1003に接続された機器は、設計にもよるが、例えば以下のように動作する。
・初期設定のPhysical address(例えば“1.0.0.0”)を自らのPhysical addressとして認識する。
・以前に取得したPhysical addressを保持しておきそれを現在のPhysical addressとして認識する。
・CEC機能が無効になりCECコマンドによる操作が不可能になる。
図10のBD1004の正しいPhysical addressは“2.1.0.0”であるが、AVアンプ1003のEDID−ROMを読み出すことができなかったとする。このとき、BD1004が以前に所得した“1.0.0.0”を自らのPhysical addressとして認識するものとする。ここで、ユーザはBD1004の再生ボタンを押してワンタッチプレイ(HDMIで繋がれたソース機器の再生ボタンが押されることで、シンク機器の電源を投入して適切な入力に切り替える一連の動作)を行う。この場合、BD1004はテレビ1001に対して、実際の値とは異なるPhysical address“1.0.0.0”を伝える事になる。それを受けたテレビ1001は外部機器の入力端子を“入力端子1”に切り替える。その結果、ユーザが視聴することを意図したBD1004の映像ではない、DVDレコーダ1002の映像がテレビ1001から出力される。このような動作はユーザの望んだ動作ではない。
この様に、不適切な機器連携動作が行われると、ユーザにとって大きなメリットとなるはずの、CEC機能を十分に活用することができなくなる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、HDMI規格に対応した機器が誤ったPhysical addressを認識することを抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、HDMI規格に対応した入力端子を備える放送受信装置であって、前記入力端子を介して通信可能な機器のPhysical addressを取得する取得手段と、前記取得したPhysical addressにおいて1つしか存在しないPhysical addressであって、そのPhysical addressにおいて最初に0が表れる桁より上位の桁に最初に0が表れるPhysical addressが前記通信可能な機器のうちスタンバイ状態の機器が持つPhysical addressの中に存在しないPhysical addressを持つ、スタンバイ状態の機器の電源を投入する電源投入手段と、前記通信可能な機器全てに電源が投入されるまで、前記取得手段による取得、及び前記電源投入手段による電源投入を繰り返す制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする放送受信装置を提供する。
また、第2の本発明は、HDMI規格に対応した入力端子を備える放送受信装置の制御方法であって、前記入力端子を介して通信可能な機器のPhysical addressを取得する取得工程と、前記取得したPhysical addressにおいて1つしか存在しないPhysical addressであって、そのPhysical addressにおいて最初に0が表れる桁より上位の桁に最初に0が表れるPhysical addressが前記通信可能な機器のうちスタンバイ状態の機器が持つPhysical addressの中に存在しないPhysical addressを持つ、スタンバイ状態の機器の電源を投入する電源投入工程と、前記通信可能な機器全てに電源が投入されるまで、前記取得工程における取得、及び前記電源投入工程における電源投入を繰り返す制御を行う制御工程と、を備えることを特徴とする制御方法を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための最良の形態における記載によって更に明らかになるものである。
以上の構成により、本発明によれば、HDMI規格に対応した機器が誤ったPhysical addressを認識することを抑制することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。以下で説明される個別の実施例は、本発明の上位概念から下位概念までの種々の概念を理解するために役立つであろう。
なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施例によって限定されるわけではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
図1は、本発明の実施例1に係る放送受信装置100の構成を示すブロック図である。放送受信装置100は、全体を制御する制御部101を持つ。また、2つのHDMI受信部であるHDMI受信部−A102、及びHDMI受信部−B103を持つ。
HDMI受信部−A102はEDID−ROM−A104を持ち、HDMI受信部−B103はEDID−ROM−B105を持つ。
また、放送受信装置100は、CECコマンドの送受信を行うCEC送受信部106、制御部101により制御されるTMDS切替部107、及び映像切替部108を持つ。また、TMDS切替部107及び映像切替部108による切替に応じて選択された映像を表示する映像表示部109、及び放送波を受信するチューナー部110を持つ。
本実施例では、放送受信装置100は2つのHDMI入力端子を持ち、それに応じてHDMI受信部とEDID−ROMとを2つずつ持つものとするが、HDMI入力端子の数は2つに限られない。また、チューナー部110については、例えば「ARIB STD−B21」の第4章〜第6章に記載されているものと同様であるため説明を省略する。
放送受信装置100は、入力端子を介して他の機器と通信可能である。ここで、放送受信装置100は、入力端子に直接接続された機器だけではなく、他の機器を介して間接的に接続された機器とも通信可能である。
放送受信装置100がHDMIラインAで他の機器と接続されると、HDMI受信部−A102がその機器から信号を受信する。受信した信号のうちCEC信号はCEC送受信部106へ入力される。CEC送受信部106はCEC信号に含まれるコマンドを解析し、解析結果を制御部101に伝える。制御部101はCECコマンドの内容により、必要に応じてTMDS切替部107や映像切替部108を制御し、TMDS切替部107や映像切替部108を切り替える。これにより映像表示部109に表示される映像が変わる。これらの処理は、放送受信装置100がHDMIラインBで他の機器と接続された場合も同様である。
例えば映像切替部108がHDMI入力を選択し、TMDS切替部107がHDMI受信部−A102を選択した場合には、映像表示部109にはHDMI受信部−A102から入力された映像が表示される。また、放送受信装置100がCECコマンドを送信する場合、制御部101がCEC送受信部106を制御し、CECラインを介して外部機器に対してCECコマンドを送信する。
図2を参照して、本実施例の基本的なコンセプトを説明する。本実施例の基本的なコンセプトは、放送受信装置100に近い機器から順に電源を投入することである。これにより、機器の接続ツリーの上位に位置する機器から電源が投入されるので、下位の機器は電源投入時に上位の機器のEDID−ROMを読み出して適切なPhysical addressを認識することができる。
S201で、制御部101は、CEC送受信部106を制御して繋がっている全ての機器に対しPhysical addressを尋ねるCECコマンドを送信する。そのCECコマンドを受信した各機器は自らのPhysical addressを知らせるCECコマンドを放送受信装置100に対して送信するので、CEC送受信部106は受信したCECコマンドを解析することにより接続されている各機器のPhysical addressを把握できる。
S202で、制御部101は、Physical addressの2桁目が“0”である機器、即ち放送受信装置100の次の階層に位置すると考えられる機器の電源を投入する。以下、S203及びS204でも同様に、順番に1階層ずつ下位の機器の電源を投入する。
以上が本実施例の基本的なコンセプトであるが、実際には、誤ったPhysical addressを認識している機器が存在する場合、放送受信装置100はその機器の正しい階層を知ることができない。例えば、図3に示すように、テレビ301にAVアンプ303が繋がれており、AVアンプ303の電源状態がスタンバイ状態であり、且つ、スタンバイ状態ではAVアンプ303のEDID−ROMがアクセスできない仕様になっている場合を考える。(なお、図3において、テレビ301は本実施例の放送受信装置100に相当する。図5のテレビ501及び図8のテレビ801も同様。)この場合、AVアンプ303に繋がれた機器(図3ではSTB304。実際にはCEC対応機器であれば何でもよい)は、適切なPhysical addressを取得することができない。そこで、STB304は初期値として設定されている“1.0.0.0”を自らのPhysical addressとして認識したものとする。
その結果、Physical address“1.0.0.0”を持った機器が2つ存在するため、放送受信装置100はどちらの機器が本当の“1.0.0.0”なのか判断できない。仮に、放送受信装置100がAVアンプ303よりも先にSTB304の電源を投入すると、STB304はAVアンプ303のEDID−ROMにアクセスできないため、誤ったPhysical addressを修正することができない。
そこで、本実施例では、複数の機器が同一のPhysical addressを持つ場合、放送受信装置100はそのような機器の電源の投入を後回しにする。
電源を投入する順番を決定するために、本実施例では、Logical addressを利用する。Logical addressとはCECコマンドで用いる機器識別のためのIDであり、0x00〜0x0fまでの16種類が存在する。図3における各機器名の横にある括弧内の数字はLogical addressを示している。
本実施例では、放送受信装置100が他の機器の電源を投入する際に、同じPhysical addressを持つ機器が存在した場合にはその機器に対しては電源を投入せずに、更に他の機器の電源を先に投入する。また、1つの機器の電源を投入するたびに全ての機器に対して再びPhysical addressを尋ねるCECコマンドを送信することにより、電源投入によって更新されたPhysical addressを把握する。
図4は、放送受信装置100が、接続された他のHDMI対応機器の電源を投入する手順を示すフローチャートである。本フローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、制御部101が制御プログラムを実行することにより行われる(以下同様)。
図4の処理においては、Logical addressの順に電源投入判定を行う。ここで、NはLogical addressを表し、MはPhysical addressの桁を表す。
S401で、制御部101は、Nに0x01を代入する。即ち、本実施例では、Logical addressが1の機器から電源の投入を試みる。
S402で、制御部101は、Mに0x02を代入する。これは、図2を参照して説明した通り、放送受信装置100に近い階層の機器は2桁目が“0”Physical addressを持つのからである。
S403で、制御部101は、CEC送受信部106を制御して繋がっている全ての機器に対しPhysical addressを尋ねるCECコマンドを送信する。そのCECコマンドを受信した各機器は自らのPhysical addressを知らせるCECコマンドを放送受信装置100に対して送信するので、CEC送受信部106は受信したCECコマンドを解析することにより接続されている各機器のPhysical addressを把握できる。
S404で、制御部101は、Logical address=Nの機器がスタンバイ状態であるか否かを判定する。スタンバイ状態の場合、S405に進む。
S405で、制御部101は、Logical address=Nの機器のPhysical addressのM桁目が0であるか否かを判定する。0であればS406に進む。
S406で、制御部101は、Logical address=Nの機器と同じPhysical addressを持つ機器が他に存在するか否かを判定する。存在しない場合、S407に進む。
S407で、制御部101は、Logical address=Nの機器の電源を投入する。
S408で、制御部101は、Logical address=Nの機器のHDMI入力端子に接続された機器がLogical address=Nの機器のEDID−ROMを読み込む間、待機する。EDID−ROMの読み込みが完了すると、Logical address=Nの機器のHDMI入力端子に接続された機器のPhysical addressが更新される。
S409で、制御部101は、S403と同様に全ての機器のPhysical addressを取得する。
S410及びS411で、制御部101は、N=0x01、M=0x02にそれぞれ初期化し、S404に戻って同様の処理を繰り返す。
S404でLogical address=Nの機器がスタンバイ状態でなかった場合、その機器の電源を投入する必要はないのでS412に進む。同様に、S405でLogical address=Nの機器のPhysical addressのM桁目が0でなかった場合、その機器は電源を投入すべき階層に位置しないのでS412に進む。更に、S406でLogical address=Nの機器と同じPhysical addressを持つ機器が他に存在する場合、その機器の電源投入を後回しにするためにS412に進む。
S412で、制御部101は、Nが0x0f未満であるか否かを判定する。0x0f未満であれば、S413でNに1を加え、S404に戻って同様の処理を繰り返す。0x0f未満でない場合、S414に進む。
S414で、制御部101は、Mが4未満であるか否かを判定する。4未満であれば、S415でMに1を加え、S416でN=0x01に初期化し、S404に戻って次の階層について同様の処理を行う。4未満でない場合、全ての階層、全てのLogical addressについて処理が終了したということ(機器全ての電源が投入されたということ)なので、本フローチャートの処理を終了する。
S404乃至S406において重要なことは、電源投入対象の機器が持つPhysical addressの性質である。このPhysical addressは、S403で取得されたPhysical addressにおいて1つしか存在しない。また、このPhysical addressにおいて最初に0が表れる桁より上位の桁に最初に0が表れるPhysical addressが、スタンバイ状態の機器が持つPhysical addressの中に存在しない。もちろん、電源投入対象の機器は、スタンバイ状態である。
以上の処理を図3の例で説明すると、S404でDVDレコーダ302がスタンバイ状態であるのでS405に進み、DVDレコーダ302のPhysical addressは“1.0.0.0”であり、2桁目が“0”なのでS406に進む。しかし“1.0.0.0”を持つ機器(STB304)が他に存在するため、DVDレコーダ302の電源は投入せずにS412、S413を経由して次のLogical addressの機器の調査に移る。
N=0x03でSTB304の調査を行う際には、DVDレコーダ302の時と同様に、同じPhysical addressが2つ存在するためS406でYへ分岐して、電源の投入は行わない。
N=0x05でAVアンプ303の調査を行う時は、AVアンプ303と同じPhysical address“2.0.0.0”を持つ機器は他に存在しないため、S407で制御部101はAVアンプ303の電源を投入する。AVアンプ303の電源が投入されると、AVアンプ303の持つEDID−ROMへのアクセスが可能になりHPD(Hot Plug Detect)ラインをアサートする。そのため、それをトリガにSTB304がAVアンプ303のEDID−ROMを読み込み、正しいPhysical address“2.1.0.0”を取得する。そして、S409で制御部101は更新されたPhysical addressを取得する。
S404に戻って再びLogical address“0x01”の機器(DVDレコーダ302)を調査する際には、Physical address“1.0.0.0”を持つ機器は1つだけなので、S407でDVDレコーダ302の電源が投入される。同様に、N=0x05の場合に、S407でSTB304の電源が投入される。
以上説明したように、本実施例によれば、放送受信装置100は、同一のPhysical addressを持つ機器が複数存在する機器を後回しにしつつ、上位の階層の機器から順に電源の投入を行う。
これにより、HDMI規格に対応した機器が誤ったPhysical addressを認識することを抑制することができる。
実施例1では、HPDラインのアサートをトリガとしてPhysical addressの更新が行われた。しかし、図4に示す処理を開始する前に電源が投入されている機器が存在する場合、HPDラインの状態変化が発生しないため、その機器の下位に接続されている機器はPhysical addressを更新できない可能性がある。
例えば、図5に示すように、テレビ501に直接繋がったAVアンプ502がスタンバイ状態で、AVアンプ502に繋がったSTB503と、STB503に繋がったDVDレコーダ504の電源が入っている場合を考える。この場合に、実施例1の方法を用いてテレビ501に近い側から順に電源を投入していった時、AVアンプ502の電源を投入するとHPD信号がトリガとなり、STB503は正しいPhysical address“2.1.1.0”を取得する。しかし、DVDレコーダ504は常にHPD信号を検出しているため、状態変化が検出されず、EDID−ROMの再読み込みをしない。そのため、正しい値に更新されたPhysical addressを取得できない可能性が高い。
そこで、本実施例では、図4に示す処理を開始する前に、放送受信装置100は、CECコマンドを用いて、全ての機器の電源をスタンバイ状態にする。
図6は、放送受信装置100が、接続された他のHDMI対応機器の電源を投入する手順を示すフローチャートである。図6において、図4と同様の処理が行われるステップには同一の符号を付し、説明を省略する。
S601で、制御部101は、CECコマンドを用いて、全ての機器の動作状態を確認する。
S602で、制御部101は、CECコマンドを用いて、動作中の機器を除く全ての機器の電源をスタンバイ状態にする。機器の動作の中断防止よりもPhysical addressの正確さを優先する場合は、制御部101は、動作中の機器を含む全ての機器の電源をスタンバイ状態にしてもよい。
以降の処理は実施例1と同様である。但し、S414でMが4未満でない場合に、S603で、制御部101は、CECコマンドを用いて、動作中の機器を除く全ての機器の電源をスタンバイ状態にしてもよい。
実施例1又は2の方法を用いて放送受信装置100が機器の正しいPhysical addressを取得した後も、ユーザにより機器の抜き差しが行われ、その結果接続ツリー構造に変化が現れる可能性がある。そこで、本実施例では、放送受信装置100は、新しく接続された機器が正しいPhysical addressを認識できるように処理を行う。
図7は、放送受信装置100が、接続された他のHDMI対応機器の電源を投入する手順を示すフローチャートである。図7において、図4及び図6と同様の処理が行われるステップには同一の符号を付し、説明を省略する。
S701で、制御部101は、定期的(例えば10秒に1回)に他の機器に対してCECのpingメッセージを送信し、その応答を観察する。
S702で、制御部101は、新たな機器が接続されたか否かを判定し、接続された場合はS601に進む。
以降の処理は実施例2と同様である。これにより、新しく接続された機器が正しいPhysical addressを認識できる。
前述の通り、EDID−ROMにアクセスできない場合に、CEC機能が無効になりCECコマンドによる操作が不可能になる機器が存在する。そのような機器が存在した場合、実施例3で説明したようにPhysical address取得後に機器をスタンバイ状態にすると、放送受信装置100はCECコマンドを用いてその機器を操作することができない。図8を参照して、このような場合を説明する。
テレビ801にAVアンプ802が接続され、AVアンプ802にSTB803が接続され、STB803にDVDレコーダ804が接続されていたとする。実際にはそれぞれの機器はCEC対応機器なら何でも良い。ここで、DVDレコーダ804が、EDID−ROMへアクセスできない状態においてはCECが無効になる仕様の機器であるとする。
この場合において、STB803の電源が入っておらずDVDレコーダ804がSTB803の持つEDID−ROMにアクセスできない場合には、DVDレコーダ804のCECが無効になる。そのため、テレビ801はDVDレコーダ804を制御することも、pingメッセージでその存在も把握することもできない。
本実施例では、このような場合にテレビ801(放送受信装置100)がDVDレコーダ804を操作可能にする方法を説明する。本実施例の前提として、放送受信装置100は、実施例1、2、又は3の方法によりDVDレコーダ804のPhysical addressを把握しているが、STB803がスタンバイ状態であるためにDVDレコーダ804はCECコマンドを受け付けないものとする。
ユーザの指示などにより放送受信装置100がDVDレコーダ804を操作しようとして、CECコマンドが受け付けられなかった場合、放送受信装置100は、図9に示す処理を実行する。
S901で、制御部101は、CECコマンドを用いてAVアンプ802の電源を投入する。次に、S902で、制御部101は、STB803の電源を投入する。この状態であればDVDレコーダ804はSTB803のEDID−ROMにアクセスが可能になるため同時にCEC機能も有効になる。そこで、S903で、制御部101は、DVDレコーダ804に対してCECコマンドを送信することにより、DVDレコーダ804を操作する。
なお、DVDレコーダ804がCEC機能を受け付けないのではなく、DVDレコーダ804がSTB803から切断されている可能性もある。この場合、S902でSTB803の電源が投入されても、放送受信装置100はDVDレコーダ804を発見することができないので、S903では制御部101は何も行わない。
[その他の実施例]
上述した各実施例の機能を実現するためには、各機能を具現化したソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステム或は装置に提供してもよい。そして、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、上述した各実施例の機能が実現される。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどを用いることができる。或いは、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることもできる。
また、上述した各実施例の機能を実現するための構成は、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することだけには限られない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれてもよい。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含むものである。
実施例1に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。 実施例1の基本的なコンセプトを説明するフローチャートである。 複数の機器が同一のPhysical addressを持つ場合を示す図である。 実施例1に係る放送受信装置が、接続された他のHDMI対応機器の電源を投入する手順を示すフローチャートである。 図4に示す処理を開始する前に電源が投入されている機器が存在する場合を説明する図である。 実施例2に係る放送受信装置が、接続された他のHDMI対応機器の電源を投入する手順を示すフローチャートである。 実施例3に係る放送受信装置が、接続された他のHDMI対応機器の電源を投入する手順を示すフローチャートである。 EDID−ROMにアクセスできないとCEC機能が無効になる機器が存在する場合を説明する図である。 実施例4に係る放送受信装置が、CEC機能が無効になっている機器を操作する手順を示すフローチャートである。 HDMI対応機器の接続ツリーの例を示す図である。 HDMI対応機器のEDID−ROMを説明する図である。

Claims (5)

  1. HDMI規格に対応した入力端子を備える放送受信装置であって、
    前記入力端子を介して通信可能な機器のPhysical addressを取得する取得手段と、
    前記取得したPhysical addressにおいて1つしか存在しないPhysical addressであって、そのPhysical addressにおいて最初に0が表れる桁より上位の桁に最初に0が表れるPhysical addressが前記通信可能な機器のうちスタンバイ状態の機器が持つPhysical addressの中に存在しないPhysical addressを持つ、スタンバイ状態の機器の電源を投入する電源投入手段と、
    前記通信可能な機器全てに電源が投入されるまで、前記取得手段による取得、及び前記電源投入手段による電源投入を繰り返す制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記制御手段は、前記制御を行う前に、前記通信可能な機器をスタンバイ状態にすることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記通信可能な機器が動作中であるか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記制御を行う前に、前記通信可能な機器のうち動作中でないと判定された機器をスタンバイ状態にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  4. 前記入力端子を介して通信可能な機器を検出する検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記検出手段によって新たな機器が検出された場合、前記制御を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の放送受信装置。
  5. HDMI規格に対応した入力端子を備える放送受信装置の制御方法であって、
    前記入力端子を介して通信可能な機器のPhysical addressを取得する取得工程と、
    前記取得したPhysical addressにおいて1つしか存在しないPhysical addressであって、そのPhysical addressにおいて最初に0が表れる桁より上位の桁に最初に0が表れるPhysical addressが前記通信可能な機器のうちスタンバイ状態の機器が持つPhysical addressの中に存在しないPhysical addressを持つ、スタンバイ状態の機器の電源を投入する電源投入工程と、
    前記通信可能な機器全てに電源が投入されるまで、前記取得工程における取得、及び前記電源投入工程における電源投入を繰り返す制御を行う制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
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