JP2009242175A - 圧電磁器組成物、圧電素子、及び発振子 - Google Patents

圧電磁器組成物、圧電素子、及び発振子 Download PDF

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Abstract

【課題】厚み縦振動の三次高調波モードを利用する発振子に用いられたときに、十分に高いQmaxを得ることを可能とし、且つ焼成温度の変動に起因する発振周波数Fの温度特性のばらつきを抑制できる圧電磁器組成物を提供すること。
【解決手段】チタン酸鉛とMn元素とを含有する複合酸化物と、Mo元素と、を含み、MoOに換算したMo元素の含有量が、複合酸化物100質量部に対して、0質量部より大きく0.6質量部以下である、圧電磁器組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電磁器組成物、圧電素子、及び発振子に関する。
圧電磁器組成物は、外部から圧力を受けることによって電気分極を起こす圧電効果と、外部から電界を印加されることにより歪みを生じる逆圧電効果とを有するため、電気エネルギーと機械エネルギーとの相互変換を行うための材料として用いられる。このような圧電磁器組成物は、例えば、レゾネータ(発振子)、フィルタ、センサ、アクチュエータ、着火素子あるいは超音波モーター等の多種多様な製品で使用されている。
例えば下記特許文献1には、Pb[(Zn1/3Nb1/3)TiZr]O(0.96≦a≦1.03、x+y+z=1、0.05≦x≦0.40、0.1≦y≦0.5、0.2≦z≦0.6)、を主成分とし、第1副成分としてMoをMoOに換算して0.05〜3.00質量%以下の範囲内で含有する圧電磁器組成物が開示されている。
特開2005−132705号公報
圧電素子を備える発振子を発振回路に用いた場合、発振特性を保証するために圧電素子のQmaxが大きいことが要求される。更に近年では、発振周波数Fの温度特性が良好であることも要求される。なお、Qmaxとは、位相角の最大値をθmax(単位:deg)としたときのtanθmaxであり、換言すれば、Xをリアクタンス、Rをレジスタンスとしたときの共振周波数frと***振周波数faとの間におけるQ(=|X|/R)の最大値である。また、「発振周波数Fの温度特性が良好である」とは、発振子又はこれを備える発振回路の温度が変化した際に、その温度変化量に対する発振周波数Fの変化量の比が小さく、温度変化に対して発振周波数Fが安定していることを意味する。
しかし、厚み縦振動の3倍波(厚み縦振動の三次高調波モード)を利用する発振子の場合、屈曲振動モードを利用する発振子等と比較して使用される周波数帯域が高いことから、従来の圧電磁器組成物では、Qmax、及び発振周波数Fの温度特性の点で十分に満足できるものが必ずしも得られなかった。
また、従来の圧電磁器組成物では、圧電磁器組成物の原料組成物を焼成して圧電磁器組成物を形成する際に、焼成温度が低いと、得られる圧電磁器組成物の焼結密度が低くなる傾向があり、焼成温度が高いと、鉛成分の蒸発によって圧電磁器組成物の組成が変化し、発振周波数Fの温度特性が低下する傾向があった。すなわち、従来の圧電磁器組成物では、焼成温度の変動に応じて、発振周波数Fの温度特性が大きく変化する傾向があった。そのため、圧電磁器組成物を用いた製品の量産時に、焼成炉内の温度のばらつきによって、製品の発振周波数Fの温度特性のばらつきが大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、厚み縦振動の三次高調波モードを利用する発振子に用いられたときに、十分に高いQmaxを得ることを可能とし、且つ焼成温度の変動に起因する発振周波数Fの温度特性のばらつきを抑制できる圧電磁器組成物、当該圧電磁器組成物からなる圧電素子、及び圧電素子を使用した発振子を提供することを目的とする。
本発明の圧電磁器組成物は、チタン酸鉛とMn元素とを含有する複合酸化物と、Mo元素と、を含み、MoOに換算したMo元素の含有量が、複合酸化物100質量部に対して、0質量部より大きく0.6質量部以下である。
本発明の圧電素子は、上記本発明の圧電磁器組成物からなる。
本発明の発振子は、上記本発明の圧電素子と、圧電素子を間に挟んで対向する1対の電極と、を備える。
上記本発明の発振子では、圧電素子が上記組成を有する圧電磁器組成物からなるため、厚み縦振動の三次高調波モードを利用する発振子として用いられたときであっても、十分に高いQmaxを得ることができると共に、焼成温度の変動に起因する発振周波数Fの温度特性のばらつきを抑制できる。
上記本発明の圧電磁器組成物では、複合酸化物が、
(Pbαβ)(Ti1−(x+y+z)ZrMnNb)O
[式中、MはLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu及びSrからなる群より選ばれる少なくとも1種を表す。]
で表される組成を有し、0.84≦α<1.00、0<β≦0.10、0≦x<0.40、
0.02≦y<0.05、及び0≦z≦0.1を満たすことが好ましい。
これにより本発明による効果が特に顕著に奏される。
本発明によれば、厚み縦振動の三次高調波モードを利用する発振子に用いられたときに、十分に高いQmaxを得ることを可能とし、且つ焼成温度の変動に起因する発振周波数Fの温度特性のばらつきを抑制できる圧電磁気組成物、当該圧電磁器組成物からなる圧電素子、及び当該圧電素子を使用した発振子が提供される。また、本発明によれば、圧電磁器組成物が高いキュリー温度を有していることから、高温においても脱分極しにくい圧電素子を得ることが可能である。
以下、図面を適宜参照しながら、本発明の圧電磁器組成物を使用した発振子について、好適な実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は発振子の一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。図1及び図2に示す発振子1は、直方体状の圧電素子2と、圧電素子2を間に挟んで対向する1対の振動電極3とから構成される。圧電素子2の上面の中央に1つの振動電極3が形成され、圧電素子2の下面の中央に別の振動電極3が形成されている。圧電素子2は本実施形態の圧電磁器組成物からなる。振動電極3はAg等の導電材から構成されている。
圧電素子2の寸法は、用途に応じて適当な寸法とすればよいが、例えば縦1.0〜4.0mm×横0.5〜4.0mm×厚さ50〜300μm程度である。また、振動電極3の形状は通常円形であり、その寸法は、例えば直径0.5〜3.0mm、厚み0.5〜5μm程度である。
上記圧電磁器組成物は、チタン酸鉛及びMn元素を含有するペロブスカイト構造型の複合酸化物を主成分として含む。また、上記圧電磁器組成物は副成分としてMo元素を含有する。MoOに換算した場合のMo元素の含有量は、複合酸化物100質量部に対して、0質量部より大きく0.6質量部以下であり、好ましくは0.05質量部以上0.6質量部未満であり、より好ましくは0.05質量部以上0.2質量部以下である。MoOに換算したMo元素の含有量が0質量部である場合、発振周波数Fの温度特性のばらつきが大きくなる傾向がある。一方、MoOに換算したMo元素の含有量が0.6質量部より大きい場合、発振周波数Fの温度特性のばらつきが大きくなる傾向があり、またQmaxが小さくなる傾向がある。MoOに換算したMo元素の含有量を上記範囲内とすることによって、これらの傾向を抑制できる。
上記圧電磁器組成物に含まれる複合酸化物は、下記化学式(1)で表される組成を有する。
(Pbαβ)(Ti1−(x+y+z)ZrMnNb)O ・・・化学式(1)
式(1)中、MはLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu及びSrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表す。元素Mとしては、これらの元素の中でも、本発明の効果を得易いという理由から、La又はSrが好ましい。また、元素MとしてLa及びSrを組み合わせて用いても良い。
上記複合酸化物は、0.84≦α<1.00を満たすことが好ましい。αが0.84未満では、圧電磁器組成物の抵抗率が低下し易くなるため、圧電素子2の製造時において圧電磁器組成物へ圧電性を付与するための分極処理がし難くなる傾向がある。また、αが1.00以上では、圧電磁器組成物からなる焼結体(圧電素子)の機械的強度が低下する傾向がある。αを上記範囲内とすることによって、これらの傾向を抑制できる。同様の観点から、0.84≦α≦0.96であることが好ましい。
上記複合酸化物は、0<β≦0.10を満たすことが好ましい。圧電磁器組成物を構成する複合酸化物が0<β≦0.08の範囲内でMを含有することによって、Qmaxが向上する。βが0では圧電素子2の焼結性が悪くなる傾向があり、適切に圧電特性が得られなくなる場合がある。また、βが0.10を越えると、キュリー温度が低下し、圧電素子2が加熱された際に脱分極し易くなる傾向がある。βを上記範囲内とすることによって、これらの傾向を抑制できる。同様の観点から、0.04≦β≦0.09であることが好ましい。
上記複合酸化物は、0≦x<0.40を満たすことが好ましい。xが0.40以上では、キュリー温度が低下し、圧電素子2が加熱された際に脱分極し易くなる傾向があり、またQmaxが小さくなる傾向がある。xを上記範囲内とすることによって、これらの傾向を抑制できる。同様の観点から、0≦x≦0.20であることが好ましい。
上記複合酸化物は、0.02≦y<0.05を満たすことが好ましい。yが0.020未満ではQmaxが小さくなる傾向がある。また、yが0.05以上では、圧電磁器組成物の抵抗率が低下し易くなるため、圧電素子2の製造時において圧電磁器組成物へ圧電性を付与するための分極処理がし難くなる傾向がある。yを上記範囲内とすることによってこれらの傾向を抑制できる。同様の観点から、0.02≦y≦0.04であることが好ましい。
上記複合酸化物は、0≦z≦0.1を満たすことが好ましい。zが0.1を超えると、キュリー温度が低下し、圧電素子2が加熱された際に脱分極し易くなる傾向がある。zを上記範囲内とすることによって、これらの傾向を抑制できる。同様の観点から、0≦z≦0.09であることが好ましい。
圧電磁器組成物は、上記化学式(1)で表される組成を有する複合酸化物以外の化合物を、不純物または微量添加物として含有していてもよい。係る化合物としては、例えば、Na、Al、Si、P、K、Ca、Fe、Cu、Zn、Hf、Ta又はWの酸化物がある。なお、上記圧電磁器組成物がこれらの酸化物等を含有する場合、圧電磁器組成物における各酸化物の含有率の合計値は、各元素の酸化物換算で、圧電磁器組成物全体の0.3重量%以下であることが好ましい。言い換えると、圧電磁器組成物のうち99.7重量%以上は式(1)で表される酸化物であることが好ましい。この場合、実質的に、圧電磁器組成物自体が式(1)で表される組成を有する。
本実施形態では、発振子1が備える圧電素子2が上記圧電磁器組成物から形成されているため、この発振子1を厚み縦振動の三次高調波モードを利用する発振子として発振回路に用いたときに、十分に高いQmaxを得ることができ、良好な発振周波数Fの温度特性が達成されると共に、発振周波数Fの温度特性のばらつきを抑制できる。また、圧電磁器組成物のキュリー温度を所望の値とすることができる。
上述した本実施形態の発振子1の製造方法は、主として、圧電素子2の原料粉末を造粒する工程と、この原料粉末をプレス成形して成形体を形成する工程と、成形体を焼成して焼結体を形成する工程と、焼結体を分極処理して圧電素子2を形成する工程と、圧電素子2に対して振動電極3を形成する工程とを備える。以下、発振子1の製造方法について具体的に説明する。
まず、圧電磁器組成物を調製するための出発原料を準備する。出発原料としては、上記化学式(1)で表されるペロブスカイト構造の複合酸化物を構成する各元素の酸化物および/または焼成後にこれらの酸化物になる化合物(炭酸塩、水酸化物、シュウ酸塩、硝酸塩等)を使用できる。具体的な出発原料としては、PbO、ランタノイド元素の化合物(例えば、La,La(OH)等)、TiO,ZrO、MnOまたはMnCO、Nb等を使用すればよい。これらの各出発原料を、焼成後において上記化学式(1)で表される組成の複合酸化物が形成されるような重量比で配合する。さらに、配合された出発原料に、副成分であるMoの化合物(例えば、MoO等)を添加する。Moの化合物の添加量は、焼成後に得られる圧電磁器組成物において、MoOに換算したMo元素の含有量が、複合酸化物100質量部に対して、0質量部より大きく0.6質量部以下となるように調整する。
次に、配合された出発原料をボールミル等により湿式混合する。この湿式混合された出発原料を仮成形して仮成形体を形成し、この仮成形体を仮焼成する。この仮焼成によって、上述した本実施形態の圧電磁器組成物を含有する仮焼成体が得られる。仮焼成温度は、700〜1050℃であることが好ましく、仮焼成時間は1〜3時間程度であることが好ましい。仮焼成温度が低過ぎると、仮成形体において化学反応が十分に進行しない傾向があり、仮焼成温度が高過ぎると、仮成形体が焼結し始めるため、その後の粉砕が困難となる傾向がある。また、仮焼成は、大気中で行ってもよく、また大気中よりも酸素分圧が高い雰囲気または純酸素雰囲気で行ってもよい。また、湿式混合された出発原料を、仮成形することなくそのまま仮焼成してもよい。
得られた仮焼成体はスラリー化してボールミル等で微粉砕(湿式粉砕)した後、これを乾燥することにより微粉末を得る。得られた微粉末に必要に応じてバインダーを添加して、原料粉末を造粒する。なお、仮焼成体をスラリー化するための溶媒としては、水、エタノールなどのアルコール、または水とエタノールとの混合溶媒等を用いることが好ましい。また、微粉末に添加するバインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールに分散剤を添加したもの、エチルセルロースなど、一般的に用いられる有機バインダーを挙げることができる。
次に、原料粉末をプレス成形することにより成形体を形成する。プレス成形する際の加重は、例えば100〜400MPaとすればよい。
得られた成形体には脱バインダー処理が施される。脱バインダー処理は、300〜700℃の温度で0.5〜5時間程度行うことが好ましい。また、脱バインダー処理は、大気中で行ってもよく、また大気よりも酸素分圧が高い雰囲気または純酸素雰囲気で行ってもよい。
脱バインダー処理後、成形体を焼成することによって、焼結体(圧電磁器組成物)を得る。焼成温度は1050〜1250℃程度とすればよく、焼成時間は1〜8時間程度とすればよい。なお、成形体の脱バインダー処理と焼成とは連続して行ってもよく、別々に行ってもよい。
次に、焼結体を薄板状に切断し、これをラップ研磨して表面加工する。焼結体の切断に際しては、カッター、スライサーまたはダイシングソー等の切断機を用いて行うことができる。表面加工後、薄板状の焼結体の両面に、分極処理用の仮電極を形成する。仮電極を構成する導電材としては、塩化第二鉄溶液によるエッチング処理によって容易に除去できることから、Cuが好ましい。仮電極の形成には、真空蒸着法やスパッタリングを用いることが好ましい。
分極処理用の仮電極を形成した薄板状の焼結体に対して分極電界を印加して分極処理を施す。分極処理の条件は、焼結体が含有する圧電磁器組成物の組成に応じて適宜決定すればよいが、通常、分極処理される焼結体の温度は150〜300℃、分極電界を印加する時間は1〜30分間、分極電界の大きさは焼結体の抗電界の0.9倍以上とすればよい。
分極処理後、焼結体からエッチング処理などにより仮電極を除去する。そして、焼結体を所望の素子形状となるように切断して圧電素子2を形成する。この圧電素子2に振動電極3を形成することによって、本実施形態の発振子1が完成する。振動電極3の形成には、真空蒸着法やスパッタリングを用いることが好ましい。
以上、本発明の圧電磁器組成物及び発振子の好適な実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の圧電磁器組成物は、発振子以外に、フィルタ、アクチュエータ、超音波洗浄機、超音波モーター、霧化器用振動子、魚群探知機、ショックセンサ、超音波診断装置、廃トナーセンサ、ジャイロセンサ、ブザー、トランス又はライター等に使用してもよい。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(試料2)
試料2の出発原料として、酸化鉛(PbO)、水酸化ランタン(La(OH))、酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、炭酸マンガン(MnCO)、酸化ニオブ(Nb)、酸化モリブデン(MoO)、炭酸ストロンチウム(SrCO)の各粉末原料を準備した。本焼成後の磁器試料(焼結体)を構成する圧電磁器組成物が表1の「試料2」の組成を有するものとなるように、これら各粉末原料を秤量して配合した。なお、表1に示す酸化モリブデン(MoO)の配合量は、完成後の圧電磁器組成物の主成分(複合酸化物)である(PbαLaβ1Srβ2)(Ti1−(x+y+z)ZrMnNb)O100質量部に対する値(単位:質量部)である。
次に、配合された粉末原料の混合物と純水とをZrボールと共にボールミルで10時間混合してスラリーを得た。このスラリーを、十分に乾燥させた後でプレス成形し、これを1000℃で仮焼成して仮焼成体を得た。次に、仮焼成体をボールミルで微粉砕した後、これを乾燥したものに、バインダーとしてPVA(ポリビニルアルコール)を適量加えて造粒した。得られた造粒粉を縦20mm×横20mmの金型に約3g入れ、1軸プレス成型機を用いて245MPaの荷重で成形した。成形した試料を熱処理してバインダーを除去した後、1200〜1240℃で2時間本焼成して、圧電磁器組成物から構成される焼結体である磁器試料(試料2)を得た。同様の操作で「試料2」としての磁器試料を複数準備した。
得られた磁器試料の1つを、両面ラップ盤で0.4mmの厚みに平面加工した後、これをダイシングソーで縦6mm×横6mmの寸法に切断した。切断後の磁器試料の両端部にAgペーストを真空蒸着することにより、5mm×5mmの寸法を有するAg電極を一対形成した。Ag電極を形成した磁器試料を電気炉中に設置した後、LCRメーターを用いて、昇温過程及び降温過程において磁器試料の静電容量が最大値となるときの温度をそれぞれ測定し、これらの平均値からキュリー温度Tを求めた。結果を表1に示す。なお、発振子が高温においても正常に機能するためには、高温においても圧電素子(試料2の磁器試料)が圧電性を保持する必要があるため、キュリー温度Tは高いほど好ましい。
キュリー温度Tの測定用試料と同様の磁器試料(試料2)に対して、温度が120℃に維持されたシリコンオイル槽中で200Vの電圧を印加して、Ag電極間の電流値を測定し、抵抗率(比抵抗)を計算した。
また、キュリー温度Tの測定用とは別の磁器試料(試料2)を、両面ラップ盤で0.4mmの厚みに平面加工した後、これをダイシングソーで縦16mm×横16mmの寸法に切断した。切断後の磁器試料の両端部にAgペーストを塗布することにより、15mm×15mmの寸法を有する分極処理用の仮電極を一対形成した。仮電極が形成された磁器試料に対して、温度120℃のシリコンオイル槽中で抗電界の2倍の分極電界を15分間印加して、分極処理を行った。分極処理後、仮電極を除去した磁器試料を再度ラップ盤で約0.25mmの厚さまで研磨し、これをダイシングソーで7mm×4.5mmの圧電素子2に加工した。次に、真空蒸着装置を用いて圧電素子2の両面に振動電極3を形成して、図1、2と同様の構成を有する発振子1を得た。なお、振動電極3は、1.5μmのAg層から構成した。
次に、インピーダンスアナライザー(アジレントテクノロジー社製4294A)を使用して、30MHz付近での厚み縦振動の三次高調波モードにおける発振子1のQmaxを測定した。結果を表1に示す。なお、Qmaxは、安定発振に寄与するものであり、大きいほど好ましい。
(試料1、3〜16)
本焼成後の磁器試料(焼結体)を構成する圧電磁器組成物が表1に示す組成を有するものとなるようにしたこと以外は、試料2と同様の方法で、試料1、3〜16の磁器試料及び発振子を作製し、それぞれのキュリー温度T、抵抗率、及びQmaxを測定した。結果を表1に示す。
Figure 2009242175
表1に示すように、チタン酸鉛及びMnを含有する複合酸化物と、Mo元素と、を含み、MoOに換算したMo元素の含有量が、複合酸化物100質量部に対して、0質量部より大きく0.6質量部以下であり、且つ複合酸化物が、
(PbαLaβ1Srβ2)(Ti1−(x+y+z)ZrMnNb)O
で表される組成を有し、0.84≦α<1.00、0<β≦0.10(ただしβ=β1+β2)、0≦x<0.40、0.02≦y<0.05、及び0≦z≦0.1を満たす試料2〜5、7〜12では、キュリー温度T及びQmaxがいずれも高いことが確認された。
一方、MoOに換算したMo元素の含有量が、複合酸化物100質量部に対して0.8質量部である試料6では、試料2〜5、7〜12に比べてQmaxが低いことが確認された。
xが0.400である試料13では、試料2〜5、7〜12に比べてキュリー温度T及びQmaxのいずれも低いことが確認された。
yが0.050である試料14では、磁器試料の抵抗率が低かったため、分極処理によって磁器試料に充分な圧電性を付与することができなかった。
αが1.000であった試料15では、磁器試料の機械的強度が低かったため、磁器試料の加工中に磁器試料が割れてしまい、キュリー温度Tc及びQmaxを測定できなかった。
αが1.000であり、βが0である試料16では、圧電磁器組成物が十分に焼結せず、磁器試料を得ることができなかった。
(試料1a)
試料1と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1200℃(以下、「T℃」と記す。)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料1aの発振子1を作成した。
次に、図3のように、発振子1に、所定の容量を有する並列容量CL1,CL2を接続して、ICと共にコルピッツ発振回路20を形成した。なお、コルピッツ発振回路20において、Rfは帰還抵抗、Rdは制限抵抗である。また、コルピッツ発振回路20には所定のDC電源(図示省略)を接続した。このコルピッツ発振回路20を、25℃の恒温槽に入れ、槽内の温度が25℃に安定した時における発振周波数(以下、F(25℃)と記す。)を測定した。また、コルピッツ発振回路20を入れた恒温槽の温度を−40℃に設定し、槽内の温度(発振子1の温度)が−40℃に安定した時における発振周波数(以下、F(−40℃)と記す。)、及びコルピッツ発振回路20を入れた恒温槽の温度を85℃に設定し、槽内の温度が85℃に安定した時における発振周波数(以下、F(85℃)と記す。)をそれぞれ測定した。発振周波数F(25℃)、F(−40℃)及びF(85℃)は、それぞれ周波数カウンター(アジレントテクノロジー社製53181A)を用いて測定した。
測定した発振周波数F(25℃)、F(−40℃)及びF(85℃)の値から、下記数式(1)及び数式(2)を用いて、発振周波数Fの温度特性値FTC1及びFTC2(単位:ppm/℃)を求めた。なお、FTC1、FTC2がそれぞれ小さいほど、発振周波数Fが温度変化に対して安定しており、Fの温度特性が良好であることを意味する。したがって、FTC1,FTC2は小さいほど好ましい。
TC1(ppm/℃)={F(25℃)−F(−40℃)}/[{25℃−(−40℃)}×F(25℃)]×10 ・・・数式(1)
TC2(ppm/℃)={F(85℃)−F(25℃)}/{(85℃−25℃)×F(25℃)}×10 ・・・数式(2)
なお、以下では、T℃の本焼成温度で作製した試料のFTC1及びFTC2を、それぞれFTC1(T)及びFTC2(T)と記す。したがって、試料1aのFTC1及びFTC2は、T=T=1200℃であるため、それぞれFTC1(T)及びFTC2(T)で表される。
(試料1b)
試料1と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1220℃(以下、「T℃」と記す。)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料1bの発振子1を作成した。また、試料1aと同様の方法で、試料1bのFTC1(T)及びFTC2(T)を求めた。
(試料1c)
試料1と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1240℃(以下、「T℃」と記す。)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料1cの発振子1を作成した。また、試料1aと同様の方法で、試料1cのFTC1(T)及びFTC2(T)を求めた。
次に、FTC1(T)、FTC2(T)、FTC1(T)、FTC2(T)、FTC1(T)、及びFTC2(T)を用いて、下記数式(3)及び数式(4)でそれぞれ定義される発振周波数Fの特性値ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔT(単位:ppm・℃−2)を求めた。結果を表2に示す。
ΔFTC1/ΔT(ppm・℃−2)={FTC1(T)−FTC1(T)}/(T−T) ・・・数式(3)
ΔFTC2/ΔT(ppm・℃−2)={FTC2(T)−FTC2(T)}/(T−T) ・・・数式(4)
数式(3)及び数式(4)において、T、Tはそれぞれ、T(1200℃)、T(1220℃)、又はT(1240℃)のいずれかである。表2では、T=T=1220℃、T=T=1200℃の場合と、T=T=1240℃、T=T=1220℃の場合との2つの場合において、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTをそれぞれ求めた。
なお、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTは、本焼成温度の変化量(ΔT)に対する発振周波数Fの温度特性値の変化量(ΔFTC1又はΔFTC2)を示す値である。したがって、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTがそれぞれ小さいほど、本焼成温度の変化に対して発振周波数Fの温度特性が安定しており、発振周波数Fの温度特性のばらつきが抑制されていることを意味する。したがって、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTは小さいほど好ましい。
(試料2a、2b、2c)
試料2と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1200℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料2aの発振子1を作成した。また、試料2と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1220℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料2bの発振子1を作成した。さらに、試料2と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1240℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料2cの発振子1を作成した。また、上述の試料1a、1b、1cの場合と同様に、試料2a、2b、2cの発振子1を用いて、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTを求めた。結果を表2に示す。
(試料3a、3b、3c)
試料3と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1200℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料3aの発振子1を作成した。また、試料3と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1220℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料3bの発振子1を作成した。さらに、試料3と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1240℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料3cの発振子1を作成した。また、上述の試料1a、1b、1cの場合と同様に、試料3a、3b、3cの発振子1を用いて、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTを求めた。結果を表2に示す。
(試料4a、4b、4c)
試料4と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1200℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料4aの発振子1を作成した。また、試料4と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1220℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料4bの発振子1を作成した。さらに、試料4と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1240℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料4cの発振子1を作成した。また、上述の試料1a、1b、1cの場合と同様に、試料4a、4b、4cの発振子1を用いて、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTを求めた。結果を表2に示す。
(試料5a、5b、5c)
試料5と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1200℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料5aの発振子1を作成した。また、試料5と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1220℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料5bの発振子1を作成した。さらに、試料5と同様に各粉末原料を秤量して配合し、1240℃(T℃)で本焼成を行ったこと以外は、試料2と同様の方法で、試料5cの発振子1を作成した。また、上述の試料1a、1b、1cの場合と同様に、試料5a、5b、5cの発振子1を用いて、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTを求めた。結果を表2に示す。
Figure 2009242175
表2に示すように、本焼成温度が1200〜1220℃の範囲で変動した場合、又は1220〜1240℃の範囲で変動した場合、の少なくともいずれかにおいて、Moを含有する磁器試料を用いた発振子1では、Moを含有しない磁器試料を用いた発振子1に比べて、ΔFTC1/ΔT及びΔFTC2/ΔTが小さいことが確認された。すなわち、Moを含有する磁器試料を用いた発振子1では、Moを含有しない磁器試料を用いた発振子1に比べて、本焼成温度の変化に対して発振周波数Fの温度特性が安定しており、発振周波数Fの温度特性のばらつきが抑制されていることが確認された。
次に、本焼成温度が1200℃であった試料3aの発振周波数F(−20℃)、F(−10℃)、F(0℃)、F(25℃)F(50℃)、F(70℃)、及びF(85℃)をそれぞれ測定した。なお、これらの発振周波数Fは、試料1aの場合と同様の方法で、測定した。また、発振周波数測定用の槽内の温度(発振子1の温度)がT℃に安定した時における発振子1の発振周波数FをF(T℃)と表す。
次に、下記数式(5)のF(T)にF(25℃)の測定値を代入し、F(T)にF(−20℃)の測定値を代入することによって、RF(−20℃)(単位:%)を算出した。なお、RF(T)とは、発振子1の温度が温度Tから温度Tへ変化した場合の発振周波数Fの変化率(単位:ppm)であり、RF(T)の絶対値が小さいほど、発振周波数Fが温度変化に対して安定しており、Fの温度特性が良好であることを意味する。
RF(T)={F(T)−F(T)}/F(T)×10 ・・・数式(5)
更に、RF(−20℃)と同様の方法で、RF(−10℃)、RF(0℃)、RF(25℃)、RF(50℃)、RF(70℃)、及びRF(85℃)をそれぞれ求めた。
次に、発振子1の温度Tに対して、RF(−20℃)、RF(−10℃)、RF(0℃)、RF(25℃)、RF(50℃)、RF(70℃)、及びRF(85℃)をプロットしてRF(T)曲線を求めた。結果を図4(a)に示す。
試料3aと同様の方法で、本焼成温度が1220℃であった試料3bのRF(T)曲線、及び本焼成温度が1240℃であった試料3cのRF(T)曲線をそれぞれ求めた。結果を図4(a)に示す。
また、試料3aと同様の方法で、本焼成温度が1200℃であった試料1aのRF(T)曲線、本焼成温度が1220℃であった試料1bのRF(T)曲線、及び本焼成温度が1240℃であった試料1cのRF(T)曲線をそれぞれ求めた。結果を図4(b)に示す。
図4(a)と図4(b)との対比により、Moを含有する磁器試料を用いた発振子1(試料3a、3b、3c)では、Moを含有しない磁器試料を用いた発振子1(試料1a、1b、1c)に比べて、発振周波数Fの変化率RF(T)の絶対値が小さく、また本焼成温度に変化に対して変化率RF(T)曲線の形状が安定しており、変化率RF(T)のばらつきが抑制されてことが確認された。
以上の実験結果から、本発明によれば、厚み縦振動の三次高調波モードを利用する発振子に用いられたときに、十分に高いQmaxを得ることを可能とし、且つ焼成温度の変動に起因する発振周波数Fの温度特性のばらつきを抑制できる発振子が提供されることが確認された。
本発明の一実施形態に係る発振子を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。である。 発振子を備えるコルピッツ発振回路図である。 図4(a)は、Moを含有する磁器試料(圧電磁器)を用いた発振子の温度Tに対して、発振周波数Fの変化率RFをプロットしたグラフ(RF(T)曲線)であり、図4(b)は、Moを含有しない磁器試料(圧電磁器)を用いた発振子の温度Tに対して、発振周波数Fの変化率RFをプロットしたグラフ(RF(T)曲線)である。
符号の説明
1・・・発振子、2・・・圧電素子、3・・・振動電極。

Claims (4)

  1. チタン酸鉛とMn元素とを含有する複合酸化物と、Mo元素と、を含み、
    MoOに換算した前記Mo元素の含有量が、前記複合酸化物100質量部に対して、0質量部より大きく0.6質量部以下である、圧電磁器組成物。
  2. 前記複合酸化物が、
    (Pbαβ)(Ti1−(x+y+z)ZrMnNb)O
    [式中、MはLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu及びSrからなる群より選ばれる少なくとも1種を表す。]
    で表される組成を有し、
    0.84≦α<1.00、
    0<β≦0.10、
    0≦x<0.40、
    0.02≦y<0.05、及び
    0≦z≦0.1
    を満たす、請求項1に記載の圧電磁器組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の圧電磁器組成物からなる圧電素子。
  4. 請求項3に記載の圧電素子と、前記圧電素子を間に挟んで対向する1対の電極と、を備える発振子。
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