JP2009241434A - シリンダーユニット及び該ユニットを用いた金型装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】金型交換及び解体時のエジェクターピン着脱に要する時間の短縮化と、金型トータルコストの低減化を図り、金型の熱ひずみにも追従可能で、射出成形品品質及び生産性の向上を可能にしたシリンダーユニット及び金型装置を提供する。
【解決手段】射出成形後の金型50内のキャビティ54から成形品Qを突き出すシリンダーユニット10であり、下端部1aがエジェクタープレート55に係合するコアピン5と、コアピン5を同心状に包囲し、その軸方向にスライド可能なスリーブ1と、両部材の軸方向とは直交する方向に両部材を貫通して遊嵌され、スリーブに設けられた長孔1e内を移動可能なストッパーピン4と、ストッパーピン4とスリーブ1との間に装着されたコイルバネ2とから成り、スリーブ1の下端部1dをエジェクタープレート55の表面方向に位置拘束されることなく当接させる。
【選択図】図1
【解決手段】射出成形後の金型50内のキャビティ54から成形品Qを突き出すシリンダーユニット10であり、下端部1aがエジェクタープレート55に係合するコアピン5と、コアピン5を同心状に包囲し、その軸方向にスライド可能なスリーブ1と、両部材の軸方向とは直交する方向に両部材を貫通して遊嵌され、スリーブに設けられた長孔1e内を移動可能なストッパーピン4と、ストッパーピン4とスリーブ1との間に装着されたコイルバネ2とから成り、スリーブ1の下端部1dをエジェクタープレート55の表面方向に位置拘束されることなく当接させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、射出成形後の金型内のキャビティから成形品を突き出すシリンダーユニット(別名として「エジェクターユニット」ともいう。)及び該ユニットを用いた金型装置に関する。
従来より、射出成形後の金型内のキャビティに固着した成形品を突き出す手段として、エジェクターピンが用いられ、種々の形式のものが提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
そして、これらエジェクターピンの金型に対する上昇及び下降の駆動手段として、通常、エジェクタープレートが用いられる。かかるエジェクタープレートを用いたエジェクターピンの駆動手段の構成はほぼ共通しており、代表的な構成として、図10の特許文献1に記載のものが知られている。
図10に記載の通り、この図に記載のものは、要するに金型装置60が、樹脂注入口であるスプルーブッシュ61を有する固定側の上型62と、接合面63にキャビティ64、スペーサブロック66、ガイドピン67及び取付座68から成る可動側を有する下型65とから成る。
そして、成形品Qの一部であるボスBの両側の下型65内に貫通して設けられた二本のエジェクターピン69に対し、その駆動手段として、エジェクターピン69の基端部69aを拡径部とし、これを上下から上部エジェクタープレート70と、下部エジェクタープレート71とで挟持してボルト72で一体化したものを用いている。そして、これら構成から成る駆動手段を、スペーサブロック66と取付座68間に立設したガイドピラー73に沿って上下動させている。
そして、成形品Qの離型の際には、図の如く下型65のキャビティ64内に溶融樹脂が注入され、硬化した成形品Qに対し、ボスBの両側に位置する二本のエジェクターピン69が、図示しない射出成形機の油圧ユニットで駆動される上記駆動手段によって突き上げられることにより、成形品Qを離型しており、他の特許文献に記載のものについてもそれらの構成と作用はほぼ同様である(例えば特許文献2参照)。
特開2002−210787号公報(段落0003〜0005、図3参照)
特開昭62−77915号公報(第2頁右上欄、第2図参照)
しかしながら、このエジェクターピン69の駆動手段は、次の問題点がある。
まず、エジェクターピン69の駆動手段の構造が非常に複雑化していることである。
すなわち、駆動手段の構成部材として、取付座68、上部エジェクタープレート70、下部エジェクタープレート71、これらの締結部材72及びガイドピラー73等の多くの部材を必要とし、金型交換、解体又は新たなエジェクターピンへの交換の際には、上部エジェクタープレート70にいちいち新たなエジェクターピン固定用の孔を明けねばならず、組み立て解体に時間を要するばかりか、これがために生産性の低下、金型重量の増大化及びこれに伴う金型トータルコストの増大化を招いていた。
最近では、金型の解体組み立てに要する時間と金型コストの節約を目的として、キャビティ周りのみを金型本体から着脱可能なカセット方式とした金型が存在するが、上記のような解体、組み立てに時間を要するエジェクターピン構成では、これが原因となって金型作業全体の生産性低下を招いていた。
次に、上下金型62、65に発生する熱ひずみの追従性の問題である。
金型装置60は一般にキャビティ64付近が200℃程度の高温になるに対し、エジェクターピン69の駆動部はこれよりも低温であるため、上下金型62、65からの熱応力の影響を受けるが、上記のようなエジェクターピン基端部69aを完全に拘束した状態では、上下金型にエジェクターピン69に繰り返し熱応力による熱ひずみが発生し、金型変形や樹脂漏れが生じる。
そこで、本発明は、このような問題点を解消すべく、エジェクターピン基端部回りの構成を強度確保を前提として極力簡素化することにより、金型交換及び解体時のエジェクターピン着脱に要する時間の短縮化と、金型トータルコストの低減化を図り、また、金型の熱ひずみにも容易に追従可能で、射出成形品品質及び生産性の向上をも可能にしたシリンダーユニット及び該ユニットを用いた金型装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、射出成形後の金型内のキャビティから成形品を突き出すシリンダーユニットであって、先端部が前記金型のキャビティ内に位置し、下端部がスリーブに嵌まり込んでいる所定長さを有するコアピンと、該コアピンを同心状に包囲し、前記コアピンの軸方向にスライド可能な筒体であり、前記エジェクタープレートの上昇により先端部を前記コアピンの先端部から突き出して射出成形後の成形物を突き出すスリーブと、該スリーブの略中間部であって、かつ、前記コアピンの下端部近傍において、両部材の軸方向と直交する方向に両部材を貫通して遊嵌されるとともに、該スリーブの軸線方向に沿って設けられた長孔内を移動可能なストッパーピンと、該ストッパーピンと前記スリーブとの間に装着され、前記スリーブの先端部を前記コアピンの先端部から遠ざける方向に付勢するコイルバネとから成り、前記スリーブの下端部を、前記エジェクタープレートに対して、該エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく、当接させたことを特徴とする。
請求項2の発明は、射出成形後の金型内のキャビティから成形品を突き出すシリンダーユニットであって、先端部が前記金型のキャビティ内に位置し、下端部がエジェクタープレートに係合し、エジェクタープレートの上昇により前記成形品を突き出す所定長さを有するコアピンと、該コアピンの略中間部において該コアピンの軸方向とは直交する方向に貫通して遊嵌されるとともに、該コアピンの軸線方向に沿って設けられた長孔内を移動可能なストッパーピンと、前記コアピンと前記ストッパーピンとの間に装着され、前記コアピンの先端部を前記コアピンの先端部から遠ざける方向に付勢するコイルバネとから成り、前記コアピンの下端部を、前記エジェクタープレートに対して、該エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく、当接させたことを特徴とする。
請求項3の発明は、射出成形後の金型内のキャビティに設けられた中子を突き出す傾斜コアロッドを有するシリンダーユニットであって、前記中子と、先端部が前記中子に係合し、下端部がエジェクタープレートに係合し、これら両部を貫通する軸心が金型接合面に対して傾斜している所定長さを有する傾斜コアロッドと、該傾斜コアロッドと同芯状に装着され、該傾斜コアロッドの全体を前記エジェクタープレート方向に付勢するコイルバネとから成り、前記傾斜コアロッドの下端部を、前記エジェクタープレートに対して、該エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく、当接させたことを特徴とする。
請求項4の発明は、上型と下型の接合面にキャビティを有する金型と、前記キャビティの下方に位置するシリンダーユニットと、該シリンダーユニットの下方に位置し、射出成形後に前記シリンダーユニットを前記キャビティ方向に上昇させて成形品を突き出すエジェクタープレートとから成る金型装置であって、前記シリンダーユニットとして、請求項1又は請求項2記載のシリンダーユニットを用い、前記下型内に該ユニットのスリーブ又はコアピンを前記キャビティ方向にスライド可能に装着すると共に、該ユニットのストッパーピンを金型下面に遊嵌させ、前記スリーブ又はコアピンの下端に前記エジェクタープレート当接させたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の金型装置において、請求項3のシリンダーユニットが、下型とエジェクタープレートとの間に装着されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載の金型装置を用い、該金型装置のシリンダーユニットに用いるコイルバネとして、請求項1に記載のシリンダーユニットのコアピン先端部における溶融樹脂の受圧圧力が射出成形圧力よりも低くなる関係のバネ定数を有するものを装着し、コイルバネのバネ定数を適宜のものに交換することで、突出長さが所望長さ(L)の突起部を有する射出成形品を製造することを特徴とする射出成形品の製造方法である。
請求項1の発明は、シリンダーユニットを、コアピンと、このコアピンを同心状に包囲するスリーブと、スリーブの軸線方向に沿って設けられた長孔内を移動可能なストッパーピンと、ストッパーピンとスリーブとの間に装着されたコイルバネとで構成し、特にスリーブの下端部をエジェクタープレートに対して、当該プレートの表面方向に位置拘束されることなく当接させたので、エジェクターピン基端部回りの構成が非常に簡素化、かつ合理化される。
よって、本発明のユニットは、従来技術がエジェクターピン基端部回りに使用していた取付座、上部及び下部エジェクタープレートと、両プレートの固定化部材及びガイドピラー等のエジェクターピン駆動部材が一切不要になり、金型交換及び解体時におけるエジェクターピン着脱に要する時間が格段に短縮され、射出成形品の生産性が向上すると共に、金型トータルコストの低減化が可能になる。
また、エジェクターピンの基端部がエジェクタープレートに対して、何ら拘束されていないので、金型の熱ひずみにも容易に追従可能なユニットが得られる。
さらに、本発明のユニットは、前述したようにエジェクタープレートからの着脱が格段に容易であるため、同一型でのユニットの繰り返し使用が容易であることは勿論、他の金型装置のユニットとしても活用でき、金型コスト低減に繋がる。
請求項2の発明は、請求項1の発明のシリンダーユニットからスリーブを省略し、コアピンの下端部をエジェクタープレートに対して、エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく当接させたユニットとしたので、より一層、エジェクターピン基端部回りの構成が簡素化、かつ合理化され、射出成形品の生産性と、金型トータルコストの低減化が可能になる。
請求項3の発明は、請求項1の発明の効果に加え、シリンダーユニットを、軸心が金型接合面に対して傾斜している所定長さを有する傾斜コアロッドと、このロッドをエジェクタープレート方向に付勢するコイルバネとで構成し、傾斜コアロッドの下端部をエジェクタープレートに対して、エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく当接させたので、アンダーカットを有する成形金型においても、上記ユニットと同様の作用効果を確保した状態で適用できる。
また、傾斜コアロッドには、金型表面に対して傾斜しているために、射出成形時及びロッド駆動時に曲げ作用が働くが、コイルバネがこれら応力に対する反力として働くので、傾斜コアロッドの変形を効果的に防止できる。
請求項4の発明は、上下型を有する金型に、請求項1又は請求項2記載のシリンダーユニットを組み込むと共に、下型内にユニットのスリーブ又はコアピンをキャビティ方向にスライド可能に装着し、ストッパーピンを金型下面に遊嵌し、スリーブ又はコアピンの下端をエジェクタープレートに対して、エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく当接させたので、請求項1〜3の発明の効果に加え、従来技術がエジェクターピン基端部回りに使用していた取付座、上部及び下部エジェクタープレートと両プレートの固定化部材及びガイドピラー等のエジェクターピン駆動部材が一切不要になり、エジェクターピン基端部回りの構成が非常に簡素化、かつ合理化された金型装置が得られる。
よって、本発明の金型装置は、金型交換及び解体時におけるエジェクターピン着脱に要する時間が格段に短縮され、射出成形品の生産性が向上すると共に、金型トータルコストの低減化も可能になる。
また、上下型が熱ひずみにより変形してもエジェクターピンの基端部は、エジェクタープレート上をその表面方向にスライド可能であるので、容易に熱変形に追従可能であり、樹脂漏れ、変形等の少ない精度の高い成形品が得られる。また、金型破損が少なくなり、金型寿命の延長化にも繋がる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の金型装置において、請求項3のシリンダーユニットが下型とエジェクタープレートとの間に装着されているので、上記金型装置と傾斜コアロッドの長所を併有する金型装置が得られる。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載の金型装置のシリンダーユニットに代えて、請求項1に記載のシリンダーユニットを装着すると共に、該シリンダーユニットに用いるコイルバネとして、コアピン先端部における溶融樹脂の受圧圧力が、射出成形圧力よりも低くなる関係のバネ定数を有するものを装着し、射出成形時において、コアピン先端部におけるコイルバネの反発力が、射出成形圧力に基づく溶融樹脂の受圧力と平衡する位置を突出長さ(L)とする突起部を有する射出成形品の製造方法としたので、コイルバネのバネ定数を適宜のものに交換することで、突出長さが所望長さ(L)の突起部を有する射出成形品を容易に製造することができる。
以下、本発明の実施するための最良の形態をその実施例の図面を参照しながら説明する。
まず、図1〜図4を参照して本発明に係るシリンダーユニットの一例を説明する(なお、以下の説明において単に「ユニット」と略称する場合がある。)。
図1は、本発明に係るシリンダーユニット10の一実施例の分解斜視図である。
図において、シリンダーユニット10は、スリーブ1と、圧縮コイルバネ(以下、「コイルバネ」と略称する。)2と、座金3と、ストッパーピン4と、コアピン5とから成る。また、スリーブ1は、スリーブ基端部1Aと、スリーブ本体部1Bと、小ねじ1Cとから成る。
これら構成部材を組み立てた図が図2(a)の正面図と、図2(a)のユニット10をA−A線方向から見た図2(b)の縦断面図と、図2(b)のユニット10をB−B線方向から見た図2(c)の横断面図である。
図2に基づいて各部材を詳細に説明すると、スリーブ基端部1Aは、端部に拡径されたフランジ部1aを有し、その上部は基端部1aよりも細径の外径を有する筒状体である。また、スリーブ基端部1Aの外周には、長孔1eが軸線に沿って形成されている。
スリーブ本体部1Bは、スリーブ基端部1Aと同芯状に接続されて一体に構成される筒状体である。スリーブ基端部1Aの先端部1bと、スリーブ本体部1Bの基端部1cとは、同一外径に加工されており、スリーブ本体部1Bの先端部1dは、基端部1cよりも細径にされている。そして、図2(c)に示すように、スリーブ基端部1Aの先端部1bと、スリーブ本体部1Bの基端部1cとは、いわゆるオスメスの関係に加工されて嵌合されており、子ねじ1Cで着脱可能に結合されている。着脱可能にしたのは、スリーブ本体部1Bが金型に応じて所定外径のものが必要であるに対し、スリーブ基端部1Aはある程度共用化できるように交換可能にするためであり、勿論、着脱の構成は他の方法であっても良い。
一方、コアピン5は、後述する図5に記載されているように、その先端部5aを金型50のキャビティ54内に位置させ、射出成形品Qの中子を兼用したエジェクターとして使用するもので、本図のものは成形品Qの一部であるボス部Bの形成用のために丸棒状に形成されている。
コアピン5は、スリーブ1の内部をその軸線方向に進退することができ、かつ、スリーブ本体部1Bの内径とコアピン5の外径とは、スリーブ1内周面とコアピン5の外径との間に溶融樹脂が射出圧力により侵入しない程度の公差に仕上げられている。
ストッパーピン4は、コアピン5をスリーブ1に係止させるためのもので、コアピン5の軸線とは直交する方向にコアピン5と、スリーブ1の両部材を貫通して遊嵌されている。ここで、本発明において、「遊嵌」とは、着脱が可能な程度に嵌め込まれている嵌合状態をいうものとする。したがって、コアピン5は、ストッパーピン4と一体となって、ストッパーピン4がスリーブ基端部1Aの長孔1e内を移動できる範囲内でスリーブ1の軸線に沿って進退することができる。
図2(b)に示すように、本実施例のコアピン5の全長は、前述した成形品のボス部Bの形成用のために、ストッパーピン4が長孔1eの上限位置において、その先端部5aがスリーブ本体部1Bの先端部1dよりも長さLだけ突出するように設定されている。
座金3は、コイルバネ2のバネ座として用いるもので、必ずしも必要ではない。
コイルバネ2は、ストッパーピン4と、スリーブ基端部1Aのフランジ部1aとの間に装着され、スリーブ本体部1Bの先端部dをコアピン5の先端部5aから常に遠ざける方向に付勢するためのもので、原則として(例外は図5において後述する)コアピン5の断面積に作用する射出成形圧力に耐えるだけの反発力のバネ定数を有する。
このシリンダーユニット10の作用は、次の通りである。
まず、このユニット10は、放置状態においてはコイルバネの付勢力により、常に図2(b)の状態にある。
この状態で何らかの手段により、ストッパーピン4の上下方向への移動を拘束して、スリーブ基端部1aをコイルバネ2の付勢力に抗して、図の上方に押し込むか又は下方に開放すると、スリーブ本体部1Bの先端部1dは、コアピン5の先端部1dより突出するか原位置に戻ることになる。詳細は後述するがこのコアピン5の先端部1dの出没作用により、射出成形後のボス部Bを有する成形品を、金型上方に離型(エジェクト)するのである。
次に、図3は、前述のタイプとは異なるタイプの本発明に係るシリンダーユニット10Aの図面であり、このうち、図3(a)は、その正面図、図3(b)は図3(a)のユニットをC−C線方向から見た縦断面図、図3(c)は図3(b)のユニットをD−D線方向から見た横断面図である。
図において、本タイプのシリンダーユニット10Aが前述の図2のシリンダーユニット10と異なる点は、本図のものは図2のシリンダーユニット10のコアピン5に相当する部材が存在せず、しかもスリーブ本体部1Eが中実の丸棒となっている点である。
なお、その他の点については図2のユニットと同じであるので、図2のものと同一部材については同一の符号を付している。
シリンダーユニット10Aは、コアピン1Gと、コイルバネ2と、座金3と、ストッパーピン4とから成る。又、コアピン1Gは、スリーブ基端部1Dと、コアピン本体部1Eと、小ねじ1Fとから成る。すなわち、本図のタイプのユニット10Aは、前述のタイプのユニット10と比べると、コアピン本体部1Eは、円筒体ではなく中実体であり、その先端部1fに成形品のリブ相当部分を成形するための溝1gを有する点のみが異なり、他はユニット10とほぼ同様構成である。また、このユニット10Aの成形品に対するエジェクト作用等の機能についてもユニット10と同様である。
次に、図4は、成形品PにアンダーカットPuがある場合にその中子8を除去するためのいわゆるシリンダーユニットの図面である。すなわち、図4(a)は内部にアンダーカットPuを有する成形品の一例の拡大斜視図、図4(b)は、金型内部のキャビティ内に装着され上記アンダーカットPuに相当する形状の中子8を矢印方向に除去するためのシリンダーユニット10Bの縦断面図である。このタイプも本発明の範囲に含まれる。
図において、本タイプのシリンダーユニット10Bは、エジェクタープレート55(図5の符号参照)との当接座6と、傾斜コアロッド7と、コイルバネ2Aと、中子8とで構成されており、傾斜コアロッド7の軸心は、鉛直線Cに対し、傾斜角度θが5〜10度の範囲で傾斜している。
当接座6は、エジェクタープレート55との当接面積を拡大するためのもので、断面椀型の部材であり、上部には傾斜コアロッド7の下端を拘束しない内径を有する凹部6aが形成されている。
傾斜コアロッド7は、略中間部に位置する拡径部7aと、その手前と後方とに所定長さの基端部7bと、本体部7cとを有し、本体部7cの先端部は中子8がスムーズに離型可能なように、相当程度隙間を有する中子8下部の凹部8aと係合している。
一方、下型52の下面には、傾斜コアロッド7の基端部7bがスムーズに上下動できる程度の大きな内径を有するコイルバネ収納穴51aが傾斜角θで形成されている。組み立てに際しては、コイルバネ収納穴51aの内部にコイルバネ2Aを差し込み、当接座6を嵌め込んだ状態に仮組みした傾斜コアロッド7の本体部7cを下方から下型52とエジェクタープレート55との間に差し込み、中子8の凹部8aに傾斜コアロッド7の先端部を嵌め込む。これにより、コイルバネ2Aの反発力により、当接座6に常時、エジェクタープレート55方向への付勢力が作用しているシリンダーユニット10Bがセットされたことになる。
次に、図5を参照して、シリンダーユニット10、10Aのユニットを金型に装着した場合の作用を説明する。
図5は、上型51と下型52の接合面に形成されたキャビティ53内の成形品Qを、成形後に下方から本発明のユニット10、10Aで突き上げる様子を示した縦断面図であり、中心線よりも左側が成形直後の状態を、右側がエジェクタ時の状態を示している。
まず、金型53の概略構成を説明すると、下型52の内部には、スリーブ1の上下動を許容し、かつ、射出成形中に射出圧力により溶融樹脂がスリーブ1の外周面から進入しない程度の公差にリーマ加工された、ユニット10の基端部1Aが上下動できるだけの長さと内径を有する孔52aが形成されている。また、そこからさらにキャビティQ面までは、同様のスリーブ本体部1Bの外径よりもやや大なる内径の孔52bが形成されている。
また、下型52の下面52cには、ユニット10、10A全体の図の上方向への移動を規制するため、内径がストッパーピン4の外径よりもやや大で、かつ、その全長がストッパーピン全長よりもやや大なる断面半円形の溝52dが形成されている。なお、符号53は、エジェクタープレート55及び各ユニット10、10Aの基端部1A、1Dを包囲するスペーサブロックである。
そして、各ユニット10、10Aの下端部には、エジェクタープレート55が当接しており、図示しない射出成形機のロッドにより、図の白抜き矢印方向に移動可能なようになっている。
すなわち、各ユニット10、10Aのスリーブ1、1Aのフランジ部1aは、エジェクタープレート55表面には何ら固定されておらず、当接されているだけであり、図10の従来技術で説明したエジェクターピンの拘束手段は全く存在しない。
この状態において、右半分の図のようにエジェクタープレート55がコイルバネ2の反発力に抗して白抜き矢印方向にリフトHだけ上昇すると、ユニット10においては、コアピン5の先端部は、コアピン5の上下位置がストッパーピン4で拘束されているのでそのままの位置であるが、スリーブ1のスリーブ本体部1Bの先端部1dはリフトHだけ上昇するので、成形品Qのボス部Bが突き出され、離型される。
また、ユニット10Aにおいては、スリーブ1G自らがリフトH上昇し、その先端部1fが成形品Qを突き上げ、離型する。
一方、図4のシリンダーユニット10Bにおいても基本的に上記同様の作用が得られるのであり、傾斜コアロッド7の上昇により、中子8が傾斜各θに沿って図の矢印方向に離型される。
以上、本発明の各ユニット10、10A、10Bについて説明したが、いずれのタイプのユニットにおいても本発明としての特徴は、上記構成からなる図2のユニット10のスリーブ1の下端部であるフランジ部1a、図3のユニット10Aのスリーブ基端部1Dの下端部であるフランジ部1a、図4のユニット10Bの傾斜コアロッド7の下端部の当接座6を、エジェクタープレート55に対して、エジェクタープレート55の表面方向(金型の接合平面と平行な面内)に位置拘束されることなく、当接させた点にある。ここで、「当接させた」とは、これら下端部を、前述した従来技術のように上部エジェクタープレート70と、下部エジェクタープレート71とで挟持してボルト72で固定したり(特許文献1)せず、仮にフランジ部1aにエジェクタープレート55の表面方向に強制的に移動させるような力が作用した場合にはこれに追従して容易にスライド可能な関係にあることをいう。
つまり、本発明のユニットのスリーブ、コアピン及び傾斜コアロッドの下端部は、エジェクタープレート表面に対して射出成形圧力やコイルバネの付勢力は作用するが、エジェクタープレートの表面方向に何も固定されていないのである。したがって、図10で説明した従来技術のように、上部エジェクタープレート70に孔を設け、これにスリーブ1のフランジ部1aを嵌合させてエジェクタープレート55表面方向への移動を拘束させるような処置は一切不要である。
したがって、本発明の上記ユニット10、10A、10Bによれば、ユニットのいわゆる足回り構造が格段に簡素化されるので、金型交換及び解体時におけるエジェクターピン着脱に要する時間が格段に短縮され、射出成形品の生産性が向上すると共に、金型トータルコストの低減化が可能になる。
また、エジェクターピンの基端部がエジェクタープレートに対して、何ら拘束されていないので、金型の熱ひずみにも容易に追従可能なユニットが得られる。
なお、以上に説明した本発明のユニット10、10A、10Bにおいて、これらユニットの長さは、エジェクタープレート55表面から金型内部のキャビティ54まで到達しえるだけの一定長さを必要とし、これに対し、成形中には射出成形圧力及び金型からの熱応力が、また、エジェクト作動時には成形品とコイルバネの付勢力に抗しつつ、エジェクタープレートからの圧縮応力が作用するが、これらユニットの断面寸法、材質等については、上記種々の応力によって座屈、変形等が生じないだけの強度にされていることは勿論である。
次に、本発明に係る金型装置の一実施例を図6〜図8を参照して説明する。
図6は、図5で前述した金型装置50の平面図、図7は、図6の金型装置50を階段状E―E線に沿って見た正面断面図、図8は、F―F線に沿って見た側面断面図である。
図7において、固定側の上型51のパーティング面56には、キャビティ54が形成されている。上型51の下方には、キャビティ54が形成された可動側の下型52が設けられている。本実施例の金型装置50は、上型51と下型52とも、金型組立の容易性を確保するために金型本体への着脱が可能なカセット方式になっている。
すなわち、上型51には、カセット式上型である固定側入子51aと、そのベース部材である固定側取付板51b及び固定側入子51aを周囲から包囲する固定側型枠51cが設けられており、ボルト、ナット等の適当な締結手段で一体に結合されている。そして、上型51の上面には、溶融樹脂の注入口であるスプルーブッシュ51cと、ロケートリング51dとが設けられている。
一方、下型52は、カセット式下型である可動側入子52aと、その支持部材である可動側背板52bと、可動側入子52aを周囲から包囲する可動側型枠52cとで構成されており、同様に適当な締結手段で一体に結合されている。
なお、カセット式上型51aと、カセット式下型52aとは、成形品形状に応じた種々形状のキャビティを有するものが常備されており、必要なものが図示しないホイスト等の運搬手段により適宜取り出されて金型本体である固定側型枠51c及び可動側型枠52cにまで運搬され、適当な締結手段により着脱できるようになっている。
また、図8に示すように、金型装置50の長手方向には、図5で前述したスペーサブロック53が設けられており、さらに、可動側型枠52cの周囲には、下型51の上下動時にこれを案内するガイドピン57(図6参照)と、下型52の型開きを容易にするためのリターンピン58と、そのリターンバネ58a(図6、図7参照)とが設けられている。なお、図6に示すように、上型51と下型52の側面には、冷却水配管導入用の長孔51eが適宜設けられており、ここから冷却水配管51fが取り込まれてキャビティ54周辺に冷却水を流すようになっている。
ところで、図7に示すように、この金型装置50の下型52にも、射出成形後にキャビティ54からの成形品Qを突き出すため、図1〜図3で前述したユニット10、10Aが成形品の形状に応じた所定箇所に複数個が立設されている。本図では、説明の便宜上、図1〜図3で前述したタイプのものを図5で説明した方法で取り付けている。
したがって、この金型装置50においては、シリンダーユニットに前述した構成のユニット10、10A、10Bを、下型52とエジェクタープレート55との間に装着し、スリーブ1、コアピン1G及び傾斜コアロッド7の下端部を、エジェクタープレート55に対して、エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく当接させたので、金型交換及び解体時におけるエジェクターピン着脱に要する時間が格段に短縮され、射出成形品の生産性が向上すると共に、金型トータルコストの低減化も可能になる。
また、上下型が熱ひずみにより変形してもエジェクターピンの基端部は、エジェクタープレート上をその表面方向にスライド可能であるので、容易に追従可能であり、樹脂漏れ、変形等の少ない成形品が得られる。
また、図7に図示したように、本発明の金型装置50は、下型52の下部をその平面方向において、実質的に多くのコイルバネ2、2Aで弾性的に支持することになるので、リターンピン58に装着されているリターンバネの機能を果たすことにもなり、金型装置全体が撓むのを防止することができ、より一層、樹脂漏れを抑制でき、品質の良い射出成形品を製造することができる。
なお、このような金型装置50全体の撓み防止に関しては、図9の参考図に示したシリンダーユニット10Cにおいても達成することができる。つまり、このユニット10Cは、コイルバネがない代わりに、そのフランジ状下端部1Iの下方に抜き差し可能な永久磁石をエジェクタープレート55表面との間に介設したもので、このようなユニット10Cをキャビティ54の下方に設けても、エジェクタープレート55表面に対するスライドを確保しつつ、すなわち金型からの熱ひずみに該部分で追従しつつ、金型装置50全体の撓みを効果的に防止することができる。
さらに、通常、各ユニットのコイルバネのバネ定数は、射出成形圧力に屈しない強いものを用いるのであるが、例外として、前述した図1及び図2のユニット1においては、コアピン5の先端面に作用するコイルバネの反発力による圧力が、コアピン先端面に作用する射出圧力よりも低くなる関係のバネ定数を有するコイルバネ2を装着し、バネ定数を適宜のものに交換することで、突出長さL(図5の右側図参照)が所望長さの突起部を有する射出成形品Qを容易に製造することができる。
1:スリーブ
1a:フランジ部(基端部)
2、2A:コイルバネ
3:座金
4:ストッパーピン
5、1G:コアピン
6:当接座(基端部)
7:傾斜コアロッド
8:中子
10、10A、10B:シリンダーユニット(本発明)
50:金型装置(本発明)
51:上型
52:下型
53:スペーサブロック
54:キャビティ
55:エジェクタープレート
P、Q:成形品
L:ボス部
1a:フランジ部(基端部)
2、2A:コイルバネ
3:座金
4:ストッパーピン
5、1G:コアピン
6:当接座(基端部)
7:傾斜コアロッド
8:中子
10、10A、10B:シリンダーユニット(本発明)
50:金型装置(本発明)
51:上型
52:下型
53:スペーサブロック
54:キャビティ
55:エジェクタープレート
P、Q:成形品
L:ボス部
Claims (6)
- 射出成形後の金型内のキャビティから、成形品を突き出すシリンダーユニットであって、
先端部が前記金型のキャビティ内に位置し、下端部がスリーブに嵌まり込んでいる所定長さを有するコアピンと、
該コアピンを同心状に包囲し、前記コアピンの軸方向にスライド可能な筒体であり、前記エジェクタープレートの上昇により先端部を前記コアピンの先端部から突き出して射出成形後の成形物を突き出すスリーブと、
該スリーブの略中間部であって、かつ、前記コアピンの下端部近傍において、両部材の軸方向と直交する方向に両部材を貫通して遊嵌されるとともに、該スリーブの軸線方向に沿って設けられた長孔内を移動可能なストッパーピンと、
該ストッパーピンと前記スリーブとの間に装着され、前記スリーブの先端部を前記コアピンの先端部から遠ざける方向に付勢するコイルバネとから成り、
前記スリーブの下端部を、前記エジェクタープレートに対して、該エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく、当接させたことを特徴とするシリンダーユニット。 - 射出成形後の金型内のキャビティから、成形品を突き出すシリンダーユニットであって、
先端部が前記金型のキャビティ内に位置し、下端部がエジェクタープレートに係合し、エジェクタープレートの上昇により前記成形品を突き出す所定長さを有するコアピンと、
該コアピンの略中間部において該コアピンの軸方向とは直交する方向に貫通して遊嵌されるとともに、該コアピンの軸線方向に沿って設けられた長孔内を移動可能なストッパーピンと、
該ストッパーピンと前記コアピンとの間に装着され、前記コアピンの先端部を前記コアピンの先端部から遠ざける方向に付勢するコイルバネとから成り、
前記コアピンの下端部を、前記エジェクタープレートに対して、該エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく、当接させたことを特徴とするシリンダーユニット。 - 射出成形後の金型内のキャビティに設けられた中子を突き出す傾斜コアロッドを有するシリンダーユニットであって、
前記中子と、
先端部が前記中子に係合し、下端部がエジェクタープレートに係合し、これら両部を貫通する軸心が金型接合面に対して傾斜している所定長さを有する傾斜コアロッドと、
該傾斜コアロッドと同芯状に装着され、該傾斜コアロッドの全体を前記エジェクタープレート方向に付勢するコイルバネとから成り、
前記傾斜コアロッドの下端部を、前記エジェクタープレートに対して、該エジェクタープレートの表面方向に位置拘束されることなく、当接させたことを特徴とするシリンダーユニット。 - 上型と下型の接合面にキャビティを有する金型と、
前記キャビティの下方に位置するシリンダーユニットと、
該シリンダーユニットの下方に位置し、射出成形後に前記シリンダーユニットを前記キャビティ方向に上昇させて成形品を突き出すエジェクタープレートとから成る金型装置であって、
前記シリンダーユニットとして、請求項1又は請求項2記載のシリンダーユニットを用い、前記下型内に該ユニットのスリーブ又はコアピンを前記キャビティ方向にスライド可能に装着すると共に、該ユニットのストッパーピンを金型下面に遊嵌させ、
前記スリーブ又はコアピンの下端に前記エジェクタープレート当接させたことを特徴とする金型装置。 - さらに、請求項3のシリンダーユニットが、下型とエジェクタープレートとの間に装着されていることを特徴とする請求項4に記載の金型装置。
- 請求項4又は請求項5に記載の金型装置のシリンダーユニットに代えて、請求項1に記載のシリンダーユニットを装着すると共に、該シリンダーユニットに用いるコイルバネとして、コアピン先端部における溶融樹脂の受圧圧力が、射出成形圧力よりも低くなる関係のバネ定数を有するものを装着し、
射出成形時において、コアピン先端部におけるコイルバネの反発力が、射出成形圧力に基づく溶融樹脂の受圧力と平衡する位置を突出長さ(L)とする突起部を有する射出成形品を製造することを特徴とする射出成形品の製造方法。
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JP2008091344A JP2009241434A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | シリンダーユニット及び該ユニットを用いた金型装置 |
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2008
- 2008-03-31 JP JP2008091344A patent/JP2009241434A/ja active Pending
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