JP2009240885A - サイクロン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイクロン装置において、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及びこの異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことで、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止し、また、より効率よく無害化を実現する。
【解決手段】内部で処理流体が旋回する円筒状のケーシング本体3と、ケーシング本体3の上部に接続され処理流体Fを導入可能な導入路4と、ケーシング本体3の底部2aを開口して形成され、処理流体Fから分離された異物Sを排出する底部排出口5とを備え、ケーシング本体3の天井中心部1bから下方に向けて突出して配置され、異物Sが分離された処理流体Fをケーシング本体3上方に導いて外部へ排出可能な上行排出空間6aを内側に形成するとともに、少なくとも上行排出空間6aに紫外線UVを照射可能な紫外線照射手段7からなるケーシング本体3と同心の上部排出管6を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】内部で処理流体が旋回する円筒状のケーシング本体3と、ケーシング本体3の上部に接続され処理流体Fを導入可能な導入路4と、ケーシング本体3の底部2aを開口して形成され、処理流体Fから分離された異物Sを排出する底部排出口5とを備え、ケーシング本体3の天井中心部1bから下方に向けて突出して配置され、異物Sが分離された処理流体Fをケーシング本体3上方に導いて外部へ排出可能な上行排出空間6aを内側に形成するとともに、少なくとも上行排出空間6aに紫外線UVを照射可能な紫外線照射手段7からなるケーシング本体3と同心の上部排出管6を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、処理流体から異物を分離するサイクロン装置に関し、特に、処理流体から異物を分離するとともに、当該異物が分離された処理流体に紫外線を照射する紫外線照射手段を備えたサイクロン装置に関する。
従来、サイクロン装置の一つとして、例えば、円筒部とこの円筒部の下方から縮径する円錐部とからなるケーシング本体(本願の円筒状のケーシング本体に相当)と、円筒部の上部に接続され処理流体を導入可能な導入路と、円錐部の底部を開口して形成され処理流体から分離された異物を排出する底部排出口と、円筒部の天井中心部から下方に向けて突出して配置され、異物が分離された処理流体をケーシング本体上方に導いて外部へ排出可能な上行排出空間を内側に形成するとともに、円筒部と同心の上部排出管とを備えたサイクロン装置がある(例えば、特許文献1参照)。このサイクロン装置では、導入路から導入する塵埃(本願の異物に相当する)を含む空気(本願の処理流体に相当する)に予め水分を付与して塵埃を加湿するので、塵埃が微細な場合であってもケーシング本体内に導入される前に確実に重量を増やしておくことができ、ケーシング本体内に発生する旋回流により当該塵埃に十分な遠心力を生じさせて、確実かつ効率よく空気と塵埃とを分離することができる。
さて、特許文献1に開示のサイクロン装置では、塵埃を含む空気を、効率よく塵埃と空気とに分離することができ、分離された塵埃は底部排出口から排出されるとともに、分離された空気は上部排出管の内側に形成された上行排出空間から排出される。
しかしながら、分離された空気には、極僅かであるが分離しきれなかった微細な塵埃が残留している場合があり、例えば、この微細な塵埃に有害な物質が含まれている場合には、そのまま外部に排出することはできず、何らかの無害化処理を行うことが好ましい。同様に、分離された塵埃についても、何らかの無害化処理を行うことが好ましい。
このような無害化処理としては、従来、サイクロン装置により分離され、当該サイクロン装置から取り出した空気及び塵埃を別の装置、例えば、マイクロ波を照射して有害物質の分解を行うことができる装置にそれぞれを導入することにより行っていた。したがって、塵埃と空気との分離、分離後の塵埃と空気との無害化処理はそれぞれ別の装置で行われており、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を招いていた。また、無害化処理等を行うにあたっては、より効率よく処理を行うためにマイクロ波を照射することに加えて、紫外線を照射することなどにより改良を図ることが好ましい。
しかしながら、分離された空気には、極僅かであるが分離しきれなかった微細な塵埃が残留している場合があり、例えば、この微細な塵埃に有害な物質が含まれている場合には、そのまま外部に排出することはできず、何らかの無害化処理を行うことが好ましい。同様に、分離された塵埃についても、何らかの無害化処理を行うことが好ましい。
このような無害化処理としては、従来、サイクロン装置により分離され、当該サイクロン装置から取り出した空気及び塵埃を別の装置、例えば、マイクロ波を照射して有害物質の分解を行うことができる装置にそれぞれを導入することにより行っていた。したがって、塵埃と空気との分離、分離後の塵埃と空気との無害化処理はそれぞれ別の装置で行われており、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を招いていた。また、無害化処理等を行うにあたっては、より効率よく処理を行うためにマイクロ波を照射することに加えて、紫外線を照射することなどにより改良を図ることが好ましい。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サイクロン装置において、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及びこの異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことで、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止し、また、より効率よく無害化を図ることができる技術を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るサイクロン装置は、内部で処理流体が旋回する円筒状のケーシング本体と、前記ケーシング本体の上部に接続され処理流体を導入可能な導入路と、前記ケーシング本体の底部を開口して形成され、前記処理流体から分離された異物を排出する底部排出口とを備え、前記ケーシング本体の天井中心部から下方に向けて突出して配置され、前記異物が分離された処理流体を前記ケーシング本体上方に導いて外部へ排出可能な上行排出空間を内側に形成するとともに、少なくとも前記上行排出空間に紫外線を照射可能な紫外線照射手段からなる前記ケーシング本体と同心の上部排出管を備えた点にある。
上記特徴構成によれば、導入路からケーシング本体の上部に導入された処理流体は、当該ケーシング本体内において一定の回転方向で螺旋状に回転する旋回流を形成しながら下降し、比較的重量の重い異物はケーシング本体の底部に設けられた底部排出口から排出され、一方、異物が分離された比較的重量の軽い処理流体は底部排出口から排出されずに反転上昇し、ケーシング本体の天井中心部から下方に向けて突出して配置された上部排出管の内側に形成される上行排出空間から当該ケーシング本体上方に導かれ、外部に排出されることとなる。ここで、上記特徴構成では、内側に上行排出空間を形成する上部排出管は紫外線照射手段で形成されており、この上行排出空間を通過する、異物が分離された処理流体に紫外線を照射して、例えば、分離された処理流体中に微細な異物(例えば、有害物質を含む微細な異物)が含まれている場合であっても、確実に紫外線を照射して無害化処理でき、無害化した処理流体を外部に排出できる。また、紫外線照射手段からの紫外線は、当該紫外線照射手段の内側と隣接する上行排出空間に直接的に、より近接した状態で照射することができ、より効率よく無害化処理を行うことができる。したがって、処理流体から異物を分離するとともに、異物が分離された処理流体の無害化処理を同時に、かつ効率的に行うことができる。
さらに、上記のように紫外線照射手段を設けても、上部排出管としての機能を紫外線照射手段が担うため、サイクロン装置における異物の分離能力の低下を招くことが無いとともに、紫外線照射手段を設けた無害化のための装置を別途用意する必要が無いため、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止することができる。
なお、紫外線照射手段が照射する紫外線は、当該紫外線照射手段の内側に形成される上行排出空間のみならず外側にも照射することができ、当該紫外線照射手段の外側とケーシング本体の内壁面部分との間に存在する塵埃(旋回している塵埃や当該内壁面部分に付着している塵埃など)にも照射されて、当該塵埃に含まれる有害物質を当該紫外線により無害化処理することもできる。
よって、上記サイクロン装置においては、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及び異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことで、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止し、また、より効率よく無害化を図ることができる。
さらに、上記のように紫外線照射手段を設けても、上部排出管としての機能を紫外線照射手段が担うため、サイクロン装置における異物の分離能力の低下を招くことが無いとともに、紫外線照射手段を設けた無害化のための装置を別途用意する必要が無いため、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止することができる。
なお、紫外線照射手段が照射する紫外線は、当該紫外線照射手段の内側に形成される上行排出空間のみならず外側にも照射することができ、当該紫外線照射手段の外側とケーシング本体の内壁面部分との間に存在する塵埃(旋回している塵埃や当該内壁面部分に付着している塵埃など)にも照射されて、当該塵埃に含まれる有害物質を当該紫外線により無害化処理することもできる。
よって、上記サイクロン装置においては、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及び異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことで、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止し、また、より効率よく無害化を図ることができる。
本発明に係るサイクロン装置の更なる特徴構成は、前記紫外線照射手段にマイクロ波を照射可能なマイクロ波照射手段を、前記ケーシング本体の上部に備え、前記紫外線照射手段がマイクロ波を透過可能な無電極紫外線ランプからなり、前記マイクロ波照射手段から照射される前記マイクロ波により前記無電極紫外線ランプを発光させて、少なくとも前記上行排出空間に紫外線を照射可能に構成された点にある。
本特徴構成によれば、紫外線照射手段がマイクロ波を透過可能な無電極紫外線ランプで構成され、マイクロ波照射手段が当該無電極紫外線ランプにマイクロ波を照射可能にケーシング本体の上部に配置されるので、当該マイクロ波照射手段から照射されたマイクロ波が当該無電極紫外線ランプを透過し内部に封入されたガスを励起して、紫外線を発光させることができる。この紫外線が無電極紫外線ランプの内側の上行排出空間に照射されることにより、異物が分離され当該上行排出空間内を通過する処理流体に紫外線を照射することができる。また、当該紫外線照射手段の外側とケーシング本体の内壁面部分との間に存在する塵埃(旋回している塵埃や当該内壁面部分に付着している塵埃など)にも紫外線を照射することができる。さらに、マイクロ波照射手段から照射されたマイクロ波は、無電極紫外線ランプだけではなく、同時にケーシング本体内に存在する塵埃を含む処理流体にも照射されることから、当該マイクロ波により処理流体の無害化処理をも同時に行うことができる。
したがって、紫外線を照射するための単独の電源を設けなくても、マイクロ波による処理流体の無害化処理を行いつつ、同時に紫外線を照射して処理流体及び異物の無害化処理を行うことができる。
この際には、筒状に形成又は配置された無電極紫外線ランプを用いると、当該無電極紫外線ランプの軸方向の一端(上記ケーシング本体の上部)から、この無電極紫外線ランプに封入されたガスにマイクロ波が照射されるので、マイクロ波の照射方向が無電極紫外線ランプの軸方向とほぼ平行或いは鋭角に交わるようになり、マイクロ波が無電極紫外線ランプに封入されたガスを確実に励起することができ、良好に紫外線を照射することができる。
したがって、紫外線を照射するための単独の電源を設けなくても、マイクロ波による処理流体の無害化処理を行いつつ、同時に紫外線を照射して処理流体及び異物の無害化処理を行うことができる。
この際には、筒状に形成又は配置された無電極紫外線ランプを用いると、当該無電極紫外線ランプの軸方向の一端(上記ケーシング本体の上部)から、この無電極紫外線ランプに封入されたガスにマイクロ波が照射されるので、マイクロ波の照射方向が無電極紫外線ランプの軸方向とほぼ平行或いは鋭角に交わるようになり、マイクロ波が無電極紫外線ランプに封入されたガスを確実に励起することができ、良好に紫外線を照射することができる。
本発明に係るサイクロン装置の更なる特徴構成は、前記底部排出口から排出された異物を貯留する貯留部を備え、前記マイクロ波照射手段からのマイクロ波を、前記貯留部に存在する異物に照射可能に構成された点にある。
本特徴構成によれば、処理流体から分離された異物は貯留部に貯留され、当該貯留部にマイクロ波が照射されるので、有害物質が存在する可能性がある異物に確実にマイクロ波を照射して無害化処理を行うことができる。
よって、処理流体から異物を分離するとともに、当該異物の無害化処理を同時に、かつ効率的に行うことができる。
よって、処理流体から異物を分離するとともに、当該異物の無害化処理を同時に、かつ効率的に行うことができる。
本発明に係るサイクロン装置の更なる特徴構成は、前記処理流体が液体であり、前記紫外線照射手段が有電極紫外線ランプである点にある。
処理流体が液体である場合には、例えば、ケーシング本体内に照射されたマイクロ波が当該液体に吸収される率が高くなるが、より無害化処理に効果の高い紫外線を用いるために当該マイクロ波を用いて無電極紫外線ランプから紫外線を発生させると、十分な強度の紫外線を得ることが困難となる。そこで、本特徴構成では、処理流体を液体とする場合において、有電極紫外線ランプを用い、強度の強い安定した紫外線を当該液体に照射することで、当該紫外線により確実に無害化処理を行うことができる。
本発明に係るサイクロン装置の更なる特徴構成は、前記紫外線照射手段から照射された紫外線が前記ケーシング本体の内壁面部分に到達可能に構成され、当該内壁面部分の前記紫外線が到達する位置に光触媒が設置された点にある。
本特徴構成によれば、紫外線照射手段により照射された紫外線が到達するケーシング本体の内壁面部分に光触媒を備えるので、当該紫外線の照射により光触媒を活性化(例えば、正孔生成による強い酸化力を発現)して、当該内壁面部分に存在し当該光触媒に接触する処理流体や異物の無害化処理を確実に促進することができる。
本願に係るサイクロン装置50について、図1、図2に基づいて説明する。図1はサイクロン装置50の軸方向に平行な断面の概略構成を示す図であり、図2は図1の矢示方向におけるA−A断面の概略構成を示す図である。
サイクロン装置50は、異物を含む処理流体から当該異物と処理流体とを分離する装置であるとともに、マイクロ波MW及び紫外線UVの両方により異物及び処理流体を処理する装置である。
具体的には、サイクロン装置50は、例えば、図1及び図2に示すように、円筒部1とこの円筒部1の下方から縮径する円錐部2とからなる円筒状のケーシング本体3と、円筒部1の上側部(上部)1aに接続され、この上側部1aに処理流体を導入可能な導入路4と、円錐部2の底部2aを開口して形成され、処理流体から分離された異物を排出する底部排出口5と、底部排出口5から排出された異物を貯留する貯留部10と、円筒部1の天井中心部1bから下方に向けて突出して配置され、異物が分離された処理流体をケーシング本体3上方に導いて外部へ排出可能な上行排出空間6aを内側に形成するとともに、円筒部1及び円錐部2(ケーシング本体3)と同心の上部排出管6とを備えて構成され、上部排出管6の上行排出空間6aから排出される処理流体を外部に排出する排出路8が、当該上部排出管6に接続されている。
したがって、サイクロン装置50においては、導入路4からケーシング本体3における円筒部1の上側部1aに導入された処理流体は、当該ケーシング本体3内で一定の回転方向で螺旋状に回転する旋回流を形成しながら下降し、比較的重量の重い異物はケーシング本体3の底部2aに設けられた底部排出口5から排出されて貯留部10に貯留され、一方、異物が分離された比較的重量の軽い処理流体は底部排出口5から排出されずに反転上昇し、円筒部1の天井中心部1bに配置され上部排出管6の内側に形成された上行排出空間6aからケーシング本体3の上方に導かれ、排出路8を通過してケーシング本体3の外部に排出されることとなる。これにより、異物を含む処理流体から、異物と処理流体とを良好に分離することができる。
加えて、詳細は後述するが、サイクロン装置50は、図1及び図2に示すように、ケーシング本体3内に紫外線UVを照射可能な紫外線照射手段7と、ケーシング本体3の円筒部1の天井部(上部)1cに配置されてケーシング本体3内にマイクロ波MWを照射可能なマイクロ波照射手段9とを備えて構成されている。したがって、サイクロン装置50においては、導入路4からケーシング本体3内に導入された異物を含む処理流体や、分離後の異物・処理流体などにマイクロ波MW及び紫外線UVを照射して無害化処理した後、分離後の処理流体を上行排出空間6aを介して排出路8に排出し、分離後の異物を貯留部10に貯留することが可能に構成されている。
よって、サイクロン装置50においては、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及び異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことができるよう構成されている。
以下、本願に係るサイクロン装置50の構成の詳細について、塵埃S(異物の一例)を含む気体F(処理流体の一例)の分離をする際に、分離した塵埃S及び分離した気体Fに含まれる有機ハロゲン化合物の分解処理(無害化処理の一例)を行う場合の例を説明する。なお、分解処理としては、例えば、有機ハロゲン化合物の脱ハロゲン化処理を行うことができる。
サイクロン装置50は、異物を含む処理流体から当該異物と処理流体とを分離する装置であるとともに、マイクロ波MW及び紫外線UVの両方により異物及び処理流体を処理する装置である。
具体的には、サイクロン装置50は、例えば、図1及び図2に示すように、円筒部1とこの円筒部1の下方から縮径する円錐部2とからなる円筒状のケーシング本体3と、円筒部1の上側部(上部)1aに接続され、この上側部1aに処理流体を導入可能な導入路4と、円錐部2の底部2aを開口して形成され、処理流体から分離された異物を排出する底部排出口5と、底部排出口5から排出された異物を貯留する貯留部10と、円筒部1の天井中心部1bから下方に向けて突出して配置され、異物が分離された処理流体をケーシング本体3上方に導いて外部へ排出可能な上行排出空間6aを内側に形成するとともに、円筒部1及び円錐部2(ケーシング本体3)と同心の上部排出管6とを備えて構成され、上部排出管6の上行排出空間6aから排出される処理流体を外部に排出する排出路8が、当該上部排出管6に接続されている。
したがって、サイクロン装置50においては、導入路4からケーシング本体3における円筒部1の上側部1aに導入された処理流体は、当該ケーシング本体3内で一定の回転方向で螺旋状に回転する旋回流を形成しながら下降し、比較的重量の重い異物はケーシング本体3の底部2aに設けられた底部排出口5から排出されて貯留部10に貯留され、一方、異物が分離された比較的重量の軽い処理流体は底部排出口5から排出されずに反転上昇し、円筒部1の天井中心部1bに配置され上部排出管6の内側に形成された上行排出空間6aからケーシング本体3の上方に導かれ、排出路8を通過してケーシング本体3の外部に排出されることとなる。これにより、異物を含む処理流体から、異物と処理流体とを良好に分離することができる。
加えて、詳細は後述するが、サイクロン装置50は、図1及び図2に示すように、ケーシング本体3内に紫外線UVを照射可能な紫外線照射手段7と、ケーシング本体3の円筒部1の天井部(上部)1cに配置されてケーシング本体3内にマイクロ波MWを照射可能なマイクロ波照射手段9とを備えて構成されている。したがって、サイクロン装置50においては、導入路4からケーシング本体3内に導入された異物を含む処理流体や、分離後の異物・処理流体などにマイクロ波MW及び紫外線UVを照射して無害化処理した後、分離後の処理流体を上行排出空間6aを介して排出路8に排出し、分離後の異物を貯留部10に貯留することが可能に構成されている。
よって、サイクロン装置50においては、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及び異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことができるよう構成されている。
以下、本願に係るサイクロン装置50の構成の詳細について、塵埃S(異物の一例)を含む気体F(処理流体の一例)の分離をする際に、分離した塵埃S及び分離した気体Fに含まれる有機ハロゲン化合物の分解処理(無害化処理の一例)を行う場合の例を説明する。なお、分解処理としては、例えば、有機ハロゲン化合物の脱ハロゲン化処理を行うことができる。
ケーシング本体3は、円筒部1と、この円筒部1の下方から縮径する円錐部2とから構成される。円筒部1は、ケーシング本体3の上部外形を形成する部材であり、天井部1cが閉鎖されるとともに、下部が開口されて当該下部が円錐部2と接合されている。円筒部1の天井部1cの天井中心部1bには、後述する上部排出管6が当該天井中心部1bから下方に向けて突出するように配置され、また、後述するマイクロ波照射手段9が、天井部1cにおける上部排出管6が配置された箇所よりも外周側部位に配置(例えば図1、図2では、2個配置)されている。さらに、円筒部1の上側部1aには、当該円筒部1内の内壁面の接線方向に気体Fを導入可能な導入路4が接続されている。一方、円錐部2は、ケーシング本体3の下部外形を形成する部材であり、上部が開口されて当該上部が円筒部1と接合されるとともに、底部2aが開口されて底部排出口5とされており、この円錐部2の上部から底部2aへと直径が縮径するように形成されている。この底部排出口5の下方には分離した塵埃Sを貯留可能な貯留部10が配置されている。貯留部10は、内部に貯留された塵埃Sを取り出すことができるように、取り外し可能に構成されている。これら、ケーシング本体3(円筒部1、円錐部2)や貯留部10は、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属、ステンレス鋼、ジュラルミン等の合金で構成することができる。そして、ケーシング本体3の内壁面部分3a(円筒部1、円錐部2の内壁面部分)や貯留部10の内壁面は、少なくともマイクロ波MWを反射することができる反射材で形成されており、当該反射材として、例えば、上記ケーシング本体3と同様の金属や合金で構成することにより、マイクロ波MWを良好に反射して、当該マイクロ波MWがサイクロン装置50の外部に漏出することを防止している。なお、円筒部1の天井部1cのうち、後述するマイクロ波照射手段9の入射導波管9bが配置される箇所は、マイクロ波MWを透過することができる部材から構成されており、この部材としては、例えば、ガラス等の無機材料、陶器、磁器、セラミックス等の焼成体等が挙げられるが、機械的強度、マイクロ波MW及び紫外線UVの透過性を確保する観点から石英ガラスにより構成することが好ましい。さらに、サイクロン本体3の内壁面部分3aには、紫外線UVにより活性化(例えば、正孔生成による強い酸化力を発現)する光触媒が設けられており、この光触媒としては、例えば、TiO2、ZnOなどを用いることができる。
上部排出管6は、両端が開口した円筒状に形成されており、一端が円筒部1の天井中心部1bに配置され、他端が当該天井中心部1bから下方に突出するように、円筒部1と同心(それぞれの軸心が一致する同心円状となるよう)に配置されている。すなわち、この上部排出管6の中心軸はサイクロン装置50の中心軸(ケーシング本体3の中心軸)と一致するように、同方向(図1上、上下方向)に配置されている。また、当該円筒状に形成された上部排出管6の内側には円筒状の上行排出空間6aが形成され、下方に突出した他端側から塵埃Sが分離された後の気体Fを、当該上行排出空間6aを介してケーシング本体3の上方に導いて外部へ排出可能に構成されている。また、この上行排出空間6aの上方には排出路8が接続されている。なお、ケーシング本体3(円筒部1、円錐部2)、導入路4、底部排出口5、上部排出管6、排出路8、貯留部10等の形状は、塵埃Sと気体Fとを良好に分離することが可能な公知のサイクロン装置の形状を採用することができる。
そして、特に本実施形態では、この上部排出管6は、紫外線照射手段7によって形成されている。すなわち、上部排出管6は上述した機能のみではなく、紫外線照射手段7として紫外線UVを照射することもできるように構成されており、別途、紫外線照射手段7を有する装置を設置する必要がなく、装置構成のコンパクト化及び低コスト化が可能となっている。
この紫外線照射手段7は、上記上部排出管6と同様に円筒状に形成され、紫外線UVを照射することができるように構成された公知の紫外線照射手段を用いることができる。例えば、円筒状の無電極紫外線ランプ7a、円筒状の有電極紫外線ランプ等を用いることができる。ここでは、円筒状の無電極紫外線ランプ7aを用いた場合について説明する。
無電極紫外線ランプ7aは、例えば、図1及び図2に示すように、両端が開口された円筒状の内管7a1と外管7a2とからなる二重管構造に形成され、内管7a1の外径は、外管7a2の内径よりも小さく構成され、内管7a1と外管7a2とはそれぞれの軸心が一致するように同心円状に配置されている。この二重管構造を形成する内管7a1と外管7a2との間にはガス封入空間7a3が密閉空間として形成されており、このガス封入空間7a3は低圧状態(真空付近)とされ、マイクロ波MW等が照射されて励起されることにより紫外線UVを照射可能なガスが封入されている。封入するガスは励起されて紫外線UVを照射することができるガスであれば特に制限されないが、例えば、アルゴン、フッ素、窒素、キセノンなどのガスを個別に又は併用して用いることができる。また、このようなガスに加え、硫黄や水銀などの固体を封入したものが知られている。なお、無電極紫外線ランプ7aを用いた場合には、有電極紫外線ランプを用いた場合と比較して、封入するガスに水銀を使わないように工夫することができ、無電極紫外線ランプ7aが仮に破損したとしても水銀が飛散するおそれを無くすことができる利点がある。ここで、紫外線UVとは、10〜400nm程度の周波数の電磁波をいう。また、内管7a1及び外管7a2は、マイクロ波MW及び紫外線UVを透過可能な部材から構成されており、この部材としては、例えば、ガラス等の無機材料、陶器、磁器、セラミックス等の焼成体等が挙げられるが、機械的強度、マイクロ波MW及び紫外線UVの透過性を確保する観点から石英ガラスにより構成することが好ましい。さらに、内管7a1の内側には、上述した上行排出空間6aが形成され、外管7a2の外側には、当該外管7a2と対向する位置にケーシング本体3の内壁面部分3aが存在する。したがって、マイクロ波MWが無電極紫外線ランプ7a内のガス封入空間7a3に照射されると、内管7a1の内側の上行排出空間6a、及び外管7a2の外側に位置する内壁面部分3aに、紫外線UVを全体にわたって照射可能に構成されている。
この紫外線照射手段7は、上記上部排出管6と同様に円筒状に形成され、紫外線UVを照射することができるように構成された公知の紫外線照射手段を用いることができる。例えば、円筒状の無電極紫外線ランプ7a、円筒状の有電極紫外線ランプ等を用いることができる。ここでは、円筒状の無電極紫外線ランプ7aを用いた場合について説明する。
無電極紫外線ランプ7aは、例えば、図1及び図2に示すように、両端が開口された円筒状の内管7a1と外管7a2とからなる二重管構造に形成され、内管7a1の外径は、外管7a2の内径よりも小さく構成され、内管7a1と外管7a2とはそれぞれの軸心が一致するように同心円状に配置されている。この二重管構造を形成する内管7a1と外管7a2との間にはガス封入空間7a3が密閉空間として形成されており、このガス封入空間7a3は低圧状態(真空付近)とされ、マイクロ波MW等が照射されて励起されることにより紫外線UVを照射可能なガスが封入されている。封入するガスは励起されて紫外線UVを照射することができるガスであれば特に制限されないが、例えば、アルゴン、フッ素、窒素、キセノンなどのガスを個別に又は併用して用いることができる。また、このようなガスに加え、硫黄や水銀などの固体を封入したものが知られている。なお、無電極紫外線ランプ7aを用いた場合には、有電極紫外線ランプを用いた場合と比較して、封入するガスに水銀を使わないように工夫することができ、無電極紫外線ランプ7aが仮に破損したとしても水銀が飛散するおそれを無くすことができる利点がある。ここで、紫外線UVとは、10〜400nm程度の周波数の電磁波をいう。また、内管7a1及び外管7a2は、マイクロ波MW及び紫外線UVを透過可能な部材から構成されており、この部材としては、例えば、ガラス等の無機材料、陶器、磁器、セラミックス等の焼成体等が挙げられるが、機械的強度、マイクロ波MW及び紫外線UVの透過性を確保する観点から石英ガラスにより構成することが好ましい。さらに、内管7a1の内側には、上述した上行排出空間6aが形成され、外管7a2の外側には、当該外管7a2と対向する位置にケーシング本体3の内壁面部分3aが存在する。したがって、マイクロ波MWが無電極紫外線ランプ7a内のガス封入空間7a3に照射されると、内管7a1の内側の上行排出空間6a、及び外管7a2の外側に位置する内壁面部分3aに、紫外線UVを全体にわたって照射可能に構成されている。
マイクロ波照射手段9は、マイクロ波発振器9a、入射導波管9bから構成され、円筒部1の天井部1cのうち、マイクロ波MWを透過する材料で形成された部位の外壁面側に、入射導波管9bを介してマイクロ波発振器9aが設けられる。また、マイクロ波照射手段9は、円筒部1の天井部1cにおける上部排出管6の外周側部位に配置(複数配置できるが、例えば、図1、図2では2個配置)される。また、マイクロ波発振器9aとしては、例えば、マイクロ波MWを照射可能なマグネトロン等を用いることができる。ここで、マイクロ波MWとは、周波数が300MHz〜3THz程度であり、波長が100μm〜1m程度の電磁波であり、例えば、950MHz、2.45GHz、5.8GHz程度の周波数が含まれる。マイクロ波発振器9aから照射されたマイクロ波MWは入射導波管9bを通過し、天井部1cのうちマイクロ波MWを透過する材料で形成された部位を介して、無電極紫外線ランプ7a(上部排出管6)の軸方向とほぼ平行或いは鋭角に交わるように、ケーシング本体3内に照射される(図1上、上側から下側方向)。このケーシング本体3内に照射されたマイクロ波MWの一部は、無電極紫外線ランプ7aの二重管構造に形成されガスが封入されたガス封入空間7a3に直接的に照射されて当該ガスを励起するように構成され、当該ガスにより吸収されなかった当該マイクロ波MWは上行排出空間6a内における、塵埃Sを分離後の気体Fにも照射される。また、マイクロ波MWの他部は、ケーシング本体3内に存在する気体Fや貯留部10に貯留された塵埃Sに照射される。
次に、サイクロン装置50の動作について説明する。
図1、図2に示すように、マイクロ波発振器9aからマイクロ波MWが発振されると、当該マイクロ波MWが入射導波管9bを通過して円筒部1の天井部1cからケーシング本体3内に照射される(図1上、上側から下側)。このマイクロ波発振器9aにより照射されたマイクロ波MWは、円筒部1の天井部1cに配置された無電極紫外線ランプ7aの軸方向の一端付近から下方に突出した他端方向に照射されることとなる。したがって、このケーシング本体3内に照射されたマイクロ波MWの一部は、無電極紫外線ランプ7a内のガス封入空間7a3に直接照射され、当該ガス封入空間7a3内のガスが励起される。この場合、マイクロ波MWが無電極紫外線ランプ7aのガス封入空間7a3に沿う方向(マイクロ波MWとガス封入空間7a3とが比較的鋭角となる方向)に照射されると、当該ガス封入空間7a3の軸方向に、より多くのマイクロ波MWが通過することとなるので、当該ガス封入空間7a3に封入されたガスをより確実に励起することができる。
したがって、無電極紫外線ランプ7aの内管7a1の内側である上行排出空間6aに、別途の電源を必要とせずに紫外線UVを照射することができ、当該上行排出空間6aに存在する、塵埃Sが分離された気体F(微細な塵埃Sが残っている場合もある)中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。この際には、無電極紫外線ランプ7a内から紫外線UVが上行排出空間6aの全体にわたって照射されるので、紫外線UVをできるだけ均一に照射して気体F中の有害物質の分解処理能力を向上させることが可能である。また、同時に、無電極紫外線ランプ7aの外管7a2の外側にも紫外線UVを照射することができ、当該外管7a2の外側のサイクロン本体3内の空間及び内壁面部分3aに存在する気体Fや塵埃S中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。
一方、ケーシング本体3内に照射されたマイクロ波MWは、無電極紫外線ランプ7a内のガス封入空間7a3内のガスを励起しつつ、当該ガスに吸収されなかったマイクロ波MWが当該ガス封入空間7a3を透過し上部排出空間6aに照射され、当該上行排出空間6aに存在する、塵埃Sが分離された気体F(微細な塵埃Sが残っている場合もある)中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。また、このケーシング本体3内に照射されたマイクロ波MWの他部は、ケーシング本体3内の無電極紫外線ランプ7a以外の空間や内壁面部分3a及び貯留部10にも照射され、当該空間や内壁面部分3a及び貯留部10に存在する気体Fや塵埃S中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。
これらにより、紫外線にUVによる有害物質の分解処理に加えて、マイクロ波MWによる分解処理をも同時に行える状態となる。
図1、図2に示すように、マイクロ波発振器9aからマイクロ波MWが発振されると、当該マイクロ波MWが入射導波管9bを通過して円筒部1の天井部1cからケーシング本体3内に照射される(図1上、上側から下側)。このマイクロ波発振器9aにより照射されたマイクロ波MWは、円筒部1の天井部1cに配置された無電極紫外線ランプ7aの軸方向の一端付近から下方に突出した他端方向に照射されることとなる。したがって、このケーシング本体3内に照射されたマイクロ波MWの一部は、無電極紫外線ランプ7a内のガス封入空間7a3に直接照射され、当該ガス封入空間7a3内のガスが励起される。この場合、マイクロ波MWが無電極紫外線ランプ7aのガス封入空間7a3に沿う方向(マイクロ波MWとガス封入空間7a3とが比較的鋭角となる方向)に照射されると、当該ガス封入空間7a3の軸方向に、より多くのマイクロ波MWが通過することとなるので、当該ガス封入空間7a3に封入されたガスをより確実に励起することができる。
したがって、無電極紫外線ランプ7aの内管7a1の内側である上行排出空間6aに、別途の電源を必要とせずに紫外線UVを照射することができ、当該上行排出空間6aに存在する、塵埃Sが分離された気体F(微細な塵埃Sが残っている場合もある)中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。この際には、無電極紫外線ランプ7a内から紫外線UVが上行排出空間6aの全体にわたって照射されるので、紫外線UVをできるだけ均一に照射して気体F中の有害物質の分解処理能力を向上させることが可能である。また、同時に、無電極紫外線ランプ7aの外管7a2の外側にも紫外線UVを照射することができ、当該外管7a2の外側のサイクロン本体3内の空間及び内壁面部分3aに存在する気体Fや塵埃S中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。
一方、ケーシング本体3内に照射されたマイクロ波MWは、無電極紫外線ランプ7a内のガス封入空間7a3内のガスを励起しつつ、当該ガスに吸収されなかったマイクロ波MWが当該ガス封入空間7a3を透過し上部排出空間6aに照射され、当該上行排出空間6aに存在する、塵埃Sが分離された気体F(微細な塵埃Sが残っている場合もある)中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。また、このケーシング本体3内に照射されたマイクロ波MWの他部は、ケーシング本体3内の無電極紫外線ランプ7a以外の空間や内壁面部分3a及び貯留部10にも照射され、当該空間や内壁面部分3a及び貯留部10に存在する気体Fや塵埃S中の有害物質の分解処理を確実に行える状態となる。
これらにより、紫外線にUVによる有害物質の分解処理に加えて、マイクロ波MWによる分解処理をも同時に行える状態となる。
この状態で、例えば、ポンプ等の動力源(図示せず)を用いて、ごみ焼却炉等で生成した塵埃Sを含む気体Fを、導入路4からケーシング本体3内(円筒部1内)の上側部1aの接線方向に連続的に導入する。なお、当該塵埃Sには有害物質である有機ハロゲン化合物等が含まれている場合がある。導入された気体Fは、ケーシング本体3内で一定の回転方向で螺旋状に回転する旋回流を形成しながら下降し、比較的重量の重い塵埃Sはケーシング本体3の底部2aに設けられた底部排出口5から排出されて貯留部10に貯留され、一方、塵埃Sが分離された比較的重量の軽い気体Fは底部排出口5から排出されずに反転上昇し、円筒部1の天井中心部1bに配置され上部排出管6の内側に形成された上行排出空間6aからケーシング本体3の上方に導かれ、排出路8を通過してケーシング本体3の外部に排出されることとなる。これにより、塵埃Sを含む気体Fから、塵埃Sと気体Fとを良好に分離することができる。
これに加えて、上述のとおり、ケーシング本体3内には、紫外線UV及びマイクロ波MWが照射されているので、塵埃Sと気体F中に含まれる有害物質の分解処理を同時に行うことができる。
具体的には、導入された気体Fが、螺旋状に回転して下降している際に、当該気体F及び当該気体Fに含まれる塵埃Sに紫外線UV及びマイクロ波MWを照射して有害物質の分解処理を行うことができる。この際、ケーシング本体3の内壁面部分3aに当該気体Fや塵埃Sが接触すると、当該内壁面部分3aに設けられ紫外線UVが照射されて活性化した光触媒に接触し、当該気体Fや塵埃Sに含まれる有害物質の分解処理がより促進される。なお、当該内壁面部分3aには、上記旋回流により比較的重量の重い塵埃Sが付着している場合等があるが、このような場合であっても、当該塵埃S中の有害物質を確実に分解処理することができる。
また、貯留部10に貯留した塵埃Sには、少なくともマイクロ波MWが確実に照射されるので、当該塵埃S中に含まれる有害物質の分解処理を確実に行うことができる。
さらに、塵埃Sが分離された後の気体Fは、底部排出口5から排出されずに反転上昇し、上部排出管6の内側に形成された上行排出空間6aを通過するので、無電極紫外線ランプ7aからの紫外線UV及びマイクロ波発振器9aからのマイクロ波MWを照射することができ、例えば、当該気体Fに微細な塵埃Sが残留している場合であっても、当該微細な塵埃S中に含まれる有害物質を分解処理して無害化することができる。ここで、無電極紫外線ランプ7aの内側の上行排出空間6a内では比較的塵埃Sが少なく、また、無電極紫外線ランプ7aの外側近傍ではサイクロン装置特有の高速な旋回流が形成されるため、当該無電極紫外線ランプ7aが塵埃S等により汚れて紫外線UVが適切に照射されなくなる可能性は非常に低いと考えられる。なお、気体Fの分解処理に比較的時間を要する場合には、本来の分離能力を低減しない範囲で、気体Fの処理速度を低下させるなどの調整を適宜行うことができる。
これにより、上述のとおり、導入した塵埃Sを含む気体Fを確実に、塵埃Sと気体Fとに分離することができ、さらに、ケーシング本体3内にマイクロ波MW及び紫外線UVを照射して、分離した塵埃Sと気体Fとに含まれる有害物質の分解処理を同時に行うことができる。
これに加えて、上述のとおり、ケーシング本体3内には、紫外線UV及びマイクロ波MWが照射されているので、塵埃Sと気体F中に含まれる有害物質の分解処理を同時に行うことができる。
具体的には、導入された気体Fが、螺旋状に回転して下降している際に、当該気体F及び当該気体Fに含まれる塵埃Sに紫外線UV及びマイクロ波MWを照射して有害物質の分解処理を行うことができる。この際、ケーシング本体3の内壁面部分3aに当該気体Fや塵埃Sが接触すると、当該内壁面部分3aに設けられ紫外線UVが照射されて活性化した光触媒に接触し、当該気体Fや塵埃Sに含まれる有害物質の分解処理がより促進される。なお、当該内壁面部分3aには、上記旋回流により比較的重量の重い塵埃Sが付着している場合等があるが、このような場合であっても、当該塵埃S中の有害物質を確実に分解処理することができる。
また、貯留部10に貯留した塵埃Sには、少なくともマイクロ波MWが確実に照射されるので、当該塵埃S中に含まれる有害物質の分解処理を確実に行うことができる。
さらに、塵埃Sが分離された後の気体Fは、底部排出口5から排出されずに反転上昇し、上部排出管6の内側に形成された上行排出空間6aを通過するので、無電極紫外線ランプ7aからの紫外線UV及びマイクロ波発振器9aからのマイクロ波MWを照射することができ、例えば、当該気体Fに微細な塵埃Sが残留している場合であっても、当該微細な塵埃S中に含まれる有害物質を分解処理して無害化することができる。ここで、無電極紫外線ランプ7aの内側の上行排出空間6a内では比較的塵埃Sが少なく、また、無電極紫外線ランプ7aの外側近傍ではサイクロン装置特有の高速な旋回流が形成されるため、当該無電極紫外線ランプ7aが塵埃S等により汚れて紫外線UVが適切に照射されなくなる可能性は非常に低いと考えられる。なお、気体Fの分解処理に比較的時間を要する場合には、本来の分離能力を低減しない範囲で、気体Fの処理速度を低下させるなどの調整を適宜行うことができる。
これにより、上述のとおり、導入した塵埃Sを含む気体Fを確実に、塵埃Sと気体Fとに分離することができ、さらに、ケーシング本体3内にマイクロ波MW及び紫外線UVを照射して、分離した塵埃Sと気体Fとに含まれる有害物質の分解処理を同時に行うことができる。
したがって、気体Fから塵埃Sを分離するとともに、塵埃Sが分離された気体F及び当該塵埃Sの無害化処理を同時に、かつ効率的に行うことができる。
また、上記のように無電極紫外線ランプ7aを設けても、上部排出管6としての機能を無電極紫外線ランプ7aが担うため、サイクロン装置50における塵埃Sの分離能力の低下を招くことが無いとともに、無電極紫外線ランプ7aを設けた無害化のための装置を別途用意する必要が無いため、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止することができる。
よって、上記サイクロン装置50においては、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及び異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことで、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止し、また、より効率よく無害化を図ることができる。
また、上記のように無電極紫外線ランプ7aを設けても、上部排出管6としての機能を無電極紫外線ランプ7aが担うため、サイクロン装置50における塵埃Sの分離能力の低下を招くことが無いとともに、無電極紫外線ランプ7aを設けた無害化のための装置を別途用意する必要が無いため、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止することができる。
よって、上記サイクロン装置50においては、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及び異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことで、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止し、また、より効率よく無害化を図ることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、紫外線照射手段7として円筒状の無電極紫外線ランプ7aを用いたが、紫外線UVを照射可能な構成で、かつ上記上部排出管6としての機能を確保できる構成であれば、特にこの構成に制限されることはなく、例えば、円筒状の有電極紫外線ランプを用いることもできる。この場合には、当該有電極紫外線ランプ内に封入されたガスを励起させるための電源装置を設ける必要があるが、確実かつ安定的に紫外線UVを照射可能であるという点で利点がある。
また、上記実施形態では円筒状の紫外線照射手段7を用いたが、サイクロン装置50の分離性能を著しく低下させることがなければ、五角形程度以上の多角形状の筒状の紫外線照射手段7を用いることもできる。
さらに、上記実施形態では、紫外線照射手段7として、軸方向全体に紫外線UVを照射可能な無電極紫外線ランプ7aを用いたが、ケーシング本体3内(特に、上行排出空間6a内)に紫外線UVを照射して気体Fを処理することが可能であれば、特にこの構成に限定されず、例えば、無電極紫外線ランプの軸方向において、筒状の金属部材と、マイクロ波MW及び紫外線UVを透過可能な筒状の部材とを交互に配設した紫外線照射手段7として構成することもできる。
(1)上記実施形態では、紫外線照射手段7として円筒状の無電極紫外線ランプ7aを用いたが、紫外線UVを照射可能な構成で、かつ上記上部排出管6としての機能を確保できる構成であれば、特にこの構成に制限されることはなく、例えば、円筒状の有電極紫外線ランプを用いることもできる。この場合には、当該有電極紫外線ランプ内に封入されたガスを励起させるための電源装置を設ける必要があるが、確実かつ安定的に紫外線UVを照射可能であるという点で利点がある。
また、上記実施形態では円筒状の紫外線照射手段7を用いたが、サイクロン装置50の分離性能を著しく低下させることがなければ、五角形程度以上の多角形状の筒状の紫外線照射手段7を用いることもできる。
さらに、上記実施形態では、紫外線照射手段7として、軸方向全体に紫外線UVを照射可能な無電極紫外線ランプ7aを用いたが、ケーシング本体3内(特に、上行排出空間6a内)に紫外線UVを照射して気体Fを処理することが可能であれば、特にこの構成に限定されず、例えば、無電極紫外線ランプの軸方向において、筒状の金属部材と、マイクロ波MW及び紫外線UVを透過可能な筒状の部材とを交互に配設した紫外線照射手段7として構成することもできる。
(2)上記実施形態では、円筒状のケーシング本体3を円筒部1と円錐部2とからなる構成としたが、ケーシング本体3内を処理流体が良好に旋回して異物を分離することができる構成であれば、特にこの構成に限定されず、例えば、円筒状のケーシング本体を円筒部で構成したり、或いは円錐部で構成することもできる。
また、上記実施形態では、ケーシング本体3の上部としての上側部1aに導入路4を接続したが、ケーシング本体3内を処理流体が良好に旋回して異物を分離することができる構成であれば、特にこの構成に限定されず、例えば、ケーシング本体3の上部としての天井部1cに導入路4を接続して、処理流体を導入することもできる。
また、上記実施形態では、ケーシング本体3の上部としての上側部1aに導入路4を接続したが、ケーシング本体3内を処理流体が良好に旋回して異物を分離することができる構成であれば、特にこの構成に限定されず、例えば、ケーシング本体3の上部としての天井部1cに導入路4を接続して、処理流体を導入することもできる。
(3)上記実施形態では、処理流体を塵埃Sを含む気体Fとして説明したが、ケーシング本体3内を良好に通流して異物を良好に分離することができる液体等の流体であれば、特にこの構成に限定されず、サイクロン装置50の処理対象とすることができる。なお、異物は、例えば、粉塵などの粉体であってもよい。
また、上記実施形態では、サイクロン装置50を有機ハロゲン化合物の分解処理に用いる場合について説明したが、サイクロン装置50において良好に分離することができ、分離した異物や処理流体にマイクロ波MW及び紫外線UVを照射することにより行うことができる処理であれば、サイクロン装置50を用いて処理を行うことができる。例えば、異物を含む液体からなる食品を処理流体とし、異物と液体とを分離しつつ、マイクロ波MW及び紫外線UVを照射して殺菌・滅菌処理を行うためにサイクロン装置50を用いることもできる。
また、上記実施形態では、サイクロン装置50を有機ハロゲン化合物の分解処理に用いる場合について説明したが、サイクロン装置50において良好に分離することができ、分離した異物や処理流体にマイクロ波MW及び紫外線UVを照射することにより行うことができる処理であれば、サイクロン装置50を用いて処理を行うことができる。例えば、異物を含む液体からなる食品を処理流体とし、異物と液体とを分離しつつ、マイクロ波MW及び紫外線UVを照射して殺菌・滅菌処理を行うためにサイクロン装置50を用いることもできる。
本願発明は、サイクロン装置において、処理流体から異物を確実に分離するとともに、この異物及びこの異物が分離された処理流体の無害化処理をも同時に行うことで、装置の設置スペースの増大及び高コスト化を防止し、また、より効率よく無害化を図ることができる技術として良好に利用可能である。
1a 上側部(上部)
1b 天井中心部
1c 天井部(上部)
2a 底部
3 ケーシング本体
3a 内壁面部分
4 導入路
5 底部排出口
6 上部排出管
6a 上行排出空間
7 紫外線照射手段(上部排出管)
7a 無電極紫外線ランプ(紫外線照射手段)
9 マイクロ波照射手段
10 貯留部
50 サイクロン装置
F 気体(処理流体)
S 塵埃(異物)
1b 天井中心部
1c 天井部(上部)
2a 底部
3 ケーシング本体
3a 内壁面部分
4 導入路
5 底部排出口
6 上部排出管
6a 上行排出空間
7 紫外線照射手段(上部排出管)
7a 無電極紫外線ランプ(紫外線照射手段)
9 マイクロ波照射手段
10 貯留部
50 サイクロン装置
F 気体(処理流体)
S 塵埃(異物)
Claims (5)
- 内部で処理流体が旋回する円筒状のケーシング本体と、
前記ケーシング本体の上部に接続され処理流体を導入可能な導入路と、
前記ケーシング本体の底部を開口して形成され、前記処理流体から分離された異物を排出する底部排出口とを備え、
前記ケーシング本体の天井中心部から下方に向けて突出して配置され、前記異物が分離された処理流体を前記ケーシング本体上方に導いて外部へ排出可能な上行排出空間を内側に形成するとともに、少なくとも前記上行排出空間に紫外線を照射可能な紫外線照射手段からなる前記ケーシング本体と同心の上部排出管を備えたサイクロン装置。 - 前記紫外線照射手段にマイクロ波を照射可能なマイクロ波照射手段を、前記ケーシング本体の上部に備え、
前記紫外線照射手段がマイクロ波を透過可能な無電極紫外線ランプからなり、
前記マイクロ波照射手段から照射される前記マイクロ波により前記無電極紫外線ランプを発光させて、少なくとも前記上行排出空間に紫外線を照射可能に構成された請求項1に記載のサイクロン装置。 - 前記底部排出口から排出された異物を貯留する貯留部を備え、
前記マイクロ波照射手段からのマイクロ波を、前記貯留部に存在する異物に照射可能に構成された請求項2に記載のサイクロン装置。 - 前記処理流体が液体であり、前記紫外線照射手段が有電極紫外線ランプである請求項1に記載のサイクロン装置。
- 前記紫外線照射手段から照射された紫外線が前記ケーシング本体の内壁面部分に到達可能に構成され、当該内壁面部分の前記紫外線が到達する位置に光触媒が設置された請求項1から4の何れか一項に記載のサイクロン装置。
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JP2020518438A (ja) * | 2017-04-18 | 2020-06-25 | ブレイクスルー・テクノロジーズ・エルエルシーBreakthrough Technologies, LLC | 硫黄生成 |
JP2021041336A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 三菱電機株式会社 | 除菌装置、給湯装置及び食器洗い機 |
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