JP2009237863A - 電子ファイル管理装置および仮想店舗管理装置 - Google Patents

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Ryoichi Shimizu
亮一 清水
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Abstract

【課題】ユーザフレンドリーなファイル管理を実現する。
【解決手段】電子ファイル管理装置は、コンピュータ・グラフィックスにより複数の仮想空間を形成し、各仮想空間内にファイルオブジェクトを表示させる。ファイルオブジェクトは電子ファイルに対応づけられる仮想オブジェクトである。ファイルオブジェクトはユーザにより、仮想空間ごとに任意の位置(仮想位置)に設定される。ファイル検索に際しては、電子ファイルの検索条件として仮想空間と検索領域が指定される。指定された仮想空間の指定された検索領域中にあるファイルオブジェクトと対応づけられている電子ファイルが検出されることになる。
【選択図】図13

Description

この発明は、電子ファイルを管理するための技術、に関する。
コンピュータにおいて、文書、画像、音声、プログラムなどの情報は、一般的には、電子ファイル(以下、単に「ファイル」とよぶ)単位にて管理される。各ファイルは、ディレクトリやフォルダ(以下、まとめて「フォルダ」とよぶ)に格納される。フォルダはツリー構造を形成する。ファイルの所在は、ファイル・パス、すなわち、このツリー構造における格納先フォルダの位置により特定される。
特開2005−202703号公報
ファイルやフォルダの数が増加すると、ユーザはどのフォルダにどのファイルを格納したか把握しにくくなる。たとえば、フォルダD0の下にフォルダD1、フォルダD2という2つのフォルダがあり、目的のファイルF1がフォルダD1とフォルダD2のどちらにあるか分からない場合、フォルダD0全体を検索対象とせざるを得ない。この結果、過度に検索範囲を拡げざるを得なくなる。
また、ファイルを作成したとき、どのフォルダに格納すべきか、あるいは、新しくフォルダを作るべきかといった判断が難しい場合も多い。たとえば、プロジェクトP1用のフォルダD1とプロジェクトP2用のフォルダD2が存在するとき、プロジェクトP1ともプロジェクトP2とも関連するファイルF2をどちらのフォルダに分類すべきか判断するのが難しい。通常のファイルだけではなく、電子メールをフォルダに分類するときにも同様の問題が生じる。
フォルダによるファイル管理方法は、ファイルの所在を一意に定めることができるため、コンピュータによる処理に馴染みやすいというメリットがある。その反面、ファイルの検索や分類についての柔軟性に欠けるというデメリットがある。
本発明は、上記課題に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、ユーザフレンドリーなファイル管理技術、を提供することにある。
本発明のある態様は、電子ファイル管理装置に関する。
この装置は、コンピュータ・グラフィックスにより複数の仮想空間を形成し、各仮想空間内にファイルオブジェクトを表示させる。仮想空間とファイルオブジェクトの位置はユーザにより指定される。ファイルの検索条件として仮想空間と検索領域が指定されると、指定された仮想空間の検索領域中にあるファイルオブジェクトと対応づけられている電子ファイルが検出される。
なお、以上に示した各構成要素の任意の組み合わせ、本発明を方法、システム、記録媒体、コンピュータプログラムにより表現したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、人間に理解しやすいファイル管理用のユーザインタフェースを提供できる。
図1は、仮想空間とファイルの関係を示す概要図である。
本実施例においては、仮想空間によるファイル管理方法について提案する。同図に示す仮想空間200は、x軸、y軸、z軸により縦・横・高さが表現される。この仮想空間200は、コンピュータ・グラフィックスにより形成される3次元空間である。ファイルオブジェクト202は、ファイルごとに対応づけられる仮想オブジェクトである。コンピュータに保存される通常の意味でのファイルのほか、ウェブページとして取得されるHTML(HyperText Markup Language)ファイルやXHTML(eXtensible HyperText Markup Language)ファイルであってもよい。あるいは、外部から受信した電子メールであってもよい。いずれにしても、本実施例のファイルとは、画像、音声、文字あるいはプログラム等の情報管理単位であればよい。ユーザは、任意のファイルに対応づけられるファイルオブジェクトを、仮想空間200内の任意の場所に設置する。
以下においては、あるファイルに対応づけられるファイルオブジェクトを仮想空間200に置くことを、単に「ファイルを仮想空間200に置く」と表現する。
仮想空間200の各軸は、ファイルの特性を示す。たとえば、x軸はA氏との関連性、y軸はB氏との関連性、z軸はC氏との関連性を示すとする。ここで、「A氏およびC氏とは大いに関係があるが、B氏とはあまり関係がない」ファイルF1を仮想空間200に置くとする。この場合、ユーザは、x軸(A氏)とz軸(C氏)の座標値が大きく、y軸(B氏)の座標値が小さい場所にファイルF1を置く。仮想空間200におけるファイルF1の設置場所により、ファイルF1とA氏、B氏、C氏との関係が空間的に表現される。
x軸は重要度、y軸は緊急度、z軸は難易度を示してもよい。ファイルF1は、「重要でも難しくもないが、緊急に処理をすべきファイル」であるとする。この場合、ユーザは、x軸(重要度)、z軸(難易度)の座標値が小さく、y軸(緊急度)の座標値が大きい場所にファイルF1を置く。この場合も、ファイルF1の設置場所により、ファイルF1の重要度、緊急度、難易度が空間的に表現される。仮想空間200の各軸にどのような意味を持たせるかは自由である。
仮想空間200の各軸に意味を持たせることにより、さまざまな評価基準に基づいて各ファイルの特性を空間的・視覚的に表現できる。同図の仮想空間200においては、x軸はA氏との関連性、y軸はB氏との関連性、z軸はC氏との関連性を示すとする。この仮想空間200において、ファイルF1とファイルF2は近い。したがって、ファイルF1とA氏、B氏、C氏との関係は、ファイルF2とA氏、B氏、C氏との関係と似通っていることが読み取れる。もちろん、各軸にまったく何の意味も持たせなくてもかまわない。
以下、仮想空間200内における位置のことを「仮想位置」とよぶ。
ファイルオブジェクト202が対応づけられているファイルの実体は、従来通りツリー構造を形成するフォルダにより管理される。同図によると、ファイルF1はフォルダD1に格納され、ファイルF2はフォルダD2に格納されている。フォルダD1とフォルダD2はツリー構造上は互いに離れており、ツリー構造からファイルF1とファイルF2の類似性を読み取るのは難しい。一方、仮想空間200は、ツリー構造とは異なる観点から各ファイルの特性を示す。
仮想空間によるファイル管理方法には、別の利点もある。
例として、A氏との関連性が高いファイルを格納するためのフォルダDaが用意されているとする。同様に、B氏、C氏についてもフォルダDb、フォルダDcが用意されているとする。このとき、「A氏とC氏とは大いに関係があるが、B氏とはあまり関係がない」ファイルF1の格納先として、これらの3つのフォルダのいずれも適当ではない。「その他」のような新たなフォルダを作るか、Da(A氏)、Db(B氏)、Dc(C氏)という既存のフォルダ構造の作り直しが必要になる。
仮想空間200であれば、A氏との関連性の「大きさ」をx座標値の大きさにより定量的、いわばアナログに表現できる。ツリー構造のような既に存在するフォルダ構造に新しいファイルを当て嵌めていくのではなく、新しいファイルの設置場所を自由に決めることができる。このため、ツリー構造によるファイル管理よりも柔軟なファイル管理が可能となる。
なお、仮想空間200は、3次元空間であるとして説明したが、仮想空間は2次元空間であってもよい。また、図8に関連して後述するように、4次元、あるいは、それ以上高次元の仮想空間を形成してもよい。更に、図13以降に関連して後述するように、1つのファイルを複数の仮想空間に設置してもよい。
図2は、印象検索の考え方を説明するための模式図である。
ここで、ユーザはファイルF2を見つけたいが、ユーザはファイルF2がどのフォルダにあり、どのような名前のファイルであるか思い出せないという状況を想定する。ただし、ユーザは、ファイルF2について「A氏やB氏とはある程度関係するが、C氏と特に関係が深い」という印象だけを記憶している。
そこで、ユーザは、x座標(A氏)とy座標(B氏)は通常値、z座標(C氏)は大きな値となる適当な点を「検索基準点P」として指定する。次に、この検索基準点Pからの距離を「検索距離r」として指定する。検索基準点Pから検索距離r以内の領域である球204が「検索領域」として特定される。そして、この検索領域中に含まれているファイルオブジェクトと対応づけられるファイルが検出される。
同図の場合、ファイルF1〜F4が検出されたとする。検索結果は、検索結果画面206にリスト表示される。検索結果画面206から、ユーザはファイルF2を見つけ出す。仮想空間200においては、ファイルの特性が定量的に表現されているため、このようなファイルに対する印象をファイル検索条件に反映させることができる。
以下、このような検索方法を「印象検索」とよぶ。また、従来のフォルダからファイルを検索する方法を「ツリー検索」とよぶことにする。
検索領域の大きさは任意である。検索距離rの増減により、検索範囲を増減できる。検索結果画面206においては、検索基準点Pに近いファイルほど上位に表示してもよい。また、指定された検索領域内にファイルがなければ、あるいは、所定数以下のファイルしか見つからなければ、自動的に検索距離rを拡大して再検索を実行してもよい。
検索領域の形状は球に限定されない。たとえば、2つの検索基準点PとPを焦点とする楕円体でもよいし、検索基準点Pを含む直方体や立方体であってもよい。仮想空間200にフリーハンドで検索領域を描いてもよい。
印象検索にはさまざまな応用が考えられる。たとえば、ユーザはファイルF2について「ファイルF1と特性が似ている」という印象だけを記憶しているとする。この場合には、ファイルF1の仮想位置を含む検索領域を設定することにより、ファイルF2を探し出すことができる。条件式により検索領域を指定してもよい。たとえば、「A氏やB氏よりもC氏に関連するが、C氏ともそれほど深い関連はない」というファイルF5の場合、「z座標値(C氏)>x座標値(A氏),y座標値(B氏)、かつ、z座標値(C氏)<T」という条件式により検索領域を指定すればよい。Tはz座標値の上限としての設定値である。あるいは、「A氏やB氏よりもC氏に関連し、少なくともファイルF1よりもC氏と深く関連する」というファイルF6の場合、「z座標値(C氏)>x座標値(A氏),y座標値(B氏)、かつ、z座標値(C氏)>ファイルF1のz座標値」という条件式を設定できる。
ファイル・パスがある程度分かっているときには、ツリー検索は有効である。しかし、ファイル・パスが不明確な場合、検索範囲を過度に拡げざるを得ない。この結果、非常に多くのファイルを検索対象とせざるを得なくなる。印象検索の場合、ユーザの印象を検索条件に反映させることができるため、合理的に検索範囲を絞り込める。
図3は、仮想位置と階層の関係を説明するための模式図である。
仮想位置は座標値により特定されてもよいが、本実施例においては「階層」により特定する。印象検索を高速化するためである。説明を簡単にするため、直方体形状の検索領域を想定する。検索領域は、x軸方向においては、同図斜線に示すx〜xの範囲に及ぶとする。
仮想空間のx軸は、原点から正方向にL1、L2、L3、・・・という複数の範囲に分割される。負方向においても、−L1、−L2、・・・という複数の範囲に分割される。このLn(nは自然数)のことを「第1階層」とよぶ。検索領域は、x軸方向において、L2の一部からL3の一部に及ぶ。
第1階層のL2は、更に、M1〜M5に5分割される。このMnのことを「第2階層」とよぶ。L1やL3等、他の第1階層も同様にM1〜M5に5分割される。検索領域は、L2において、M3〜M5およびM2の一部を含む。
このうち、第2階層M2は、更に、N1〜N5に5分割される。このNnのことを「第3階層」とよぶ。M1やM3等、他の第2階層も同様にN1〜N5に5分割される。検索領域は、M2において、N5およびN4の一部を含む。
ここで、あるファイルF7は、x軸方向において、第1階層L2に属し、そのうち第2階層M2に属し、そのうちN3に属しているとする。このファイルF7のx座標は(L2,M2,N3)と表記される。検索領域の範囲は、(L2,M2,N4)〜(L3,M3,N1)であるとする。ファイルF7は、第1階層L2と第2階層M2は検索範囲に含まれているが、第3階層N3が外れている。このため、ファイルF7は検出候補から外れる。
別のファイルF8のx座標は(L2,M2,N5)であるとする。ファイルF8はx座標については、検索領域の範囲内にあり、検出候補となる。ファイルF8について、y軸、z軸についても同様に検証し、x軸、y軸、z軸の全てについて検索領域内にあれば、ファイルF8は検索結果画面206に表示される。
座標ベースで検出領域内にあるか否かを判定する場合、全てのファイルのx座標が(x〜x)の範囲にあるかを検証しなければならない。しかし、階層ベースで判定する場合には、第1階層がL2またはL3以外に所属するファイルを検索対象からすぐに除外できる。この結果、検出の候補を効率的に絞り込みやすい。上記検索領域の場合、x座標について第1階層がL2のファイルの場合、第2階層がM3〜M5のいずれかであればそのまま候補として残る。第2階層がM2であれば、第3階層が判定対象となる。
図4は、電子ファイル管理装置100とクライアント端末210の関係を示すハードウェア構成図である。
電子ファイル管理装置100はインターネット212等を介してクライアント端末210a、210b、・・・210c(以下、単に「クライアント端末210」とよぶ)と接続される。クライアント端末210は、ウェブブラウザを搭載した一般的な端末である。
電子ファイル管理装置100は、ツリー構造にてファイルを管理する。また、各クライアント端末210に仮想空間200を表示させる。ユーザは、クライアント端末210に表示された仮想空間200を介して電子ファイル管理装置100のファイルにアクセスする。
電子ファイル管理装置100は、インターネット212に限らず、LAN(Local Area Network)などの他の通信回線を介してクライアント端末210と接続されてもよい。あるいは、電子ファイル管理装置100自身がスタンド・アロンにてユーザインタフェースを提供してもよい。
図5は、電子ファイル管理装置100の機能ブロック図である。
ここに示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
電子ファイル管理装置100は、UI(ユーザインタフェース)処理部110、データ処理部130およびデータ保持部150を含む。
UI処理部110は、ユーザインタフェース処理を担当する。UI処理部110は、クライアント端末210にウェブページ形式にて各種画面を表示させる。データ処理部130は、UI処理部110やデータ保持部150から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ保持部150は、UI処理部110とデータ保持部150との間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部150は、各種データを保持するための記憶領域である。
UI処理部110:
UI処理部110は、出力部112と入力部122を含む。出力部112は、クライアント端末210に対して各種情報を出力する。入力部122は、クライアント端末210に対するユーザの各種入力を検出する。
出力部112は、仮想空間表示部114、ファイル表示部116、オブジェクト表示部118および音声出力部120を含む。
仮想空間表示部114は、仮想空間をクライアント端末210に表示させる。仮想空間表示部114は、仮想空間全体の構造を提供する。ファイル表示部116は、仮想空間にファイルオブジェクト202を表示させる。オブジェクト表示部118は、仮想空間200にファイルオブジェクト以外の仮想オブジェクトを表示させる。仮想空間には木や建物、机、あるいは人間などを模したさまざまな仮想オブジェクトが表示されてもよい。オブジェクト表示部118は、こういった仮想オブジェクトを仮想空間に配置する。ファイルオブジェクト以外の仮想オブジェクトについては、図9や図10に関連して後述する。音声出力部120は、クライアント端末210にて音声を出力する。音声についても図9と図10に関連して後述する。
仮想空間表示部114、ファイル表示部116、オブジェクト表示部118、音声出力部120により、仮想空間全体の表示画像が形成される。出力部112は、検索結果画面206等その他の画像も出力する。
入力部122は、位置設定検出部124、検索条件検出部126および仮想空間選択部128を含む。
位置設定検出部124は、ユーザがファイルを置くとき、その仮想位置を検出する。検索条件検出部126は、ファイルの検索条件を検出する。具体的には、検索基準点等、検索領域の位置・大きさ・形状に関する入力を検出する。複数の仮想空間が存在するとき、ユーザはアクセス対象となる仮想空間を選択できる。仮想空間選択部128は、仮想空間の選択入力を検出する。仮想空間の選択に関しては、図13に関連して後述する。
データ処理部130:
データ処理部130は、ファイル検索部132、アクセス判定部138および位置登録部140を含む。
ファイル検索部132は、検索条件にしたがって、ファイル検索(印象検索)を実行する。ファイル検索部132は、範囲特定部134と検索実行部136を含む。範囲特定部134は、検索条件にしたがって検索領域を画定する。検索実行部136は、検索領域内にあるファイルオブジェクト202を検出する。
仮想空間には、所定のアクセスが制限されるべき領域(以下、「制限領域」とよぶ)を設定可能である。たとえば、ある制限領域は、「開発部」に所属しているユーザしかアクセスできない。アクセス判定部138は、このような制限領域へのアクセス可否をユーザ属性に基づいて判定する。詳細は、図11と図12に関連して後述する。位置登録部140は、ファイルオブジェクト202やその他の仮想オブジェクトをユーザが動かしたとき、それらの仮想位置を仮想ファイル情報214や仮想オブジェクト情報216に登録する。仮想ファイル情報214および仮想オブジェクト情報216の詳細については、それぞれ図7、図10に関連して後述する。
データ保持部150:
データ保持部150は、仮想ファイル情報保持部152、仮想オブジェクト情報保持部154、ファイル保持部156、ユーザ属性情報保持部158、制限領域情報保持部160および空間選択情報保持部162を含む。
仮想ファイル情報保持部152は、ファイルオブジェクト202とその仮想位置の関係を定める仮想ファイル情報214(図7参照)を保持する。仮想オブジェクト情報保持部154は、仮想オブジェクトとその仮想位置の関係を定める仮想オブジェクト情報216(図10参照)を保持する。ファイル保持部156は、ツリー構造を形成するフォルダ群に複数のファイルを対応づけて保持する。ファイル保持部156は、ファイルとフォルダの関係を定めるパス情報222(図6参照)を保持する。
ユーザ属性情報保持部158は、ユーザとそのユーザ属性を対応づけたユーザ属性情報218(図11参照)を保持する。制限領域情報保持部160は、制限領域とその場所を対応づける制限領域情報220(図12参照)を保持する。空間選択情報保持部162は、ユーザと仮想空間とを対応づける空間選択情報(図示せず)を保持する。空間選択情報については、図13や図14に関連して後述する。データ保持部150は、このほかにも仮想オブジェクトなどの仮想空間内の構築物に関する画像データや音声データ等を保持する。
本実施例においては、電子ファイル管理装置100が仮想空間制御に関するほとんどの機能を担うとして説明するが、電子ファイル管理装置100のみにより図5の全機能が実現される必要はなく、電子ファイル管理装置100およびクライアント端末210のいずれかにより図5の各機能が実現されればよい。いいかえれば、電子ファイル管理装置100とクライアント端末210の協働により、図5に示す「電子ファイル管理装置」全体としての機能が実現されればよい。各機能ブロック、さらには機能ブロック内の各部分が電子ファイル管理装置100とクライアント端末210のいずれによって実現されるかは発明の本質に関わるものではない。システム全体を構築する上で、各種機能の分担を電子ファイル管理装置100とクライアント端末210の間でどのように切り分けるかは、通信環境や計算機能力など、電子ファイル管理装置100の動作環境なども考慮して設計されればよい。
たとえば、クライアント端末210が電子ファイル管理装置100にアクセスするとき、電子ファイル管理装置100は、第1階層、第2階層および第3階層の関係を定めた階層テーブルをクライアント端末210に送信してもよい。クライアント端末210は、階層テーブルをローカル・メモリに展開する。検索領域が指定されると、クライアント端末210は階層テーブルを参照し、指定された検索領域に該当する階層を特定する。クライアント端末210は、特定した階層を電子ファイル管理装置100に通知する。電子ファイル管理装置100は、通知された階層に含まれるファイルオブジェクト202を特定する。電子ファイル管理装置100は、必要に応じて、ファイルそのものをクライアント端末210に送信する。あるいは、クライアント端末210は、指定された検索領域についてのスクリーン座標や3次元座標を電子ファイル管理装置100に通知し、電子ファイル管理装置100が通知された座標から該当階層を特定してもよい。しかし、クライアント端末210側にて階層まで特定しておけば、電子ファイル管理装置100の処理負荷を軽減できることになる。
また、電子ファイル管理装置100は、ファイルオブジェクト202とその仮想位置の関係を定める仮想ファイル情報214もクライアント端末210に送信してもよい。クライアント端末210は、階層情報だけでなく仮想ファイル情報214もローカル・メモリに展開してもよい。検索領域が指定されると、クライアント端末210は階層テーブルを参照して該当階層を特定し、仮想ファイル情報214を参照して該当ファイルオブジェクト202を特定する。クライアント端末210は、特定したファイルオブジェクト202を電子ファイル管理装置100に通知する。電子ファイル管理装置100は、通知されたファイルオブジェクト202に対応づけられているファイルそのものを必要に応じてクライアント端末210に送信する。このような処理方法によれば、電子ファイル管理装置100の処理負荷をいっそう軽減できる。
クライアント端末210と電子ファイル管理装置100の間における処理配分により、クライアント端末210と電子ファイル管理装置100のロードバランスを図ることができる。
図6は、パス情報222のデータ構造図である。
パス情報222は、ファイル保持部156により保持される。ファイルID欄224は、ファイルIDを示す。ファイルIDはファイル保持部156にあるファイルを一意に識別するためのIDである。タイトル欄226は、拡張子付きのファイル名を示す。パス欄228は、ファイル・パスを示す。
同図の場合、ファイルID=01のファイル(以下、「ファイル(01)」のように表記する)とファイル(02)は、どちらも「C:/WORK」というフォルダに属し、どちらも拡張子は「txt」である。ファイル(03)の拡張子は「pdf」、ファイル(04)の拡張子は「jpg」であり、互いにデータ形式は異なる。ファイル(03)とファイル(04)は、同じ「D:/TEST/proc」に所属している。ファイル(04)とファイル(05)は、拡張子は共に「jpg」であるが、ファイル・パスは大きく異なる。
図7は、仮想ファイル情報214のデータ構造図である。
仮想ファイル情報214は、ファイルと、ファイルオブジェクト202およびその仮想位置を示す。仮想ファイル情報214は、仮想ファイル情報保持部152により保持される。ファイルID欄230は、ファイルIDを示す。オブジェクトID欄232は、ファイルオブジェクトIDを示す。ファイルオブジェクトIDは、ファイルオブジェクト202の種別を示す。データ保持部150には、色彩・形状・大きさが異なる複数種類のファイルオブジェクトのデータが保持されている。
本実施例においては、拡張子に応じて異なるファイルオブジェクト202が割り当てられる。たとえば、ファイル(01)とファイル(02)の拡張子は「txt」であり、どちらのファイルにもファイルオブジェクトID=01のファイルオブジェクト(以下、「ファイルオブジェクト(01)」のように表記する)が対応づけられている。拡張子以外にも、ファイルの作成日時、作成者、ファイルサイズ等のファイル属性に基づいてさまざまな種類のファイルオブジェクトを対応づけてもよい。また、ファイルごとに異なるファイルオブジェクトを対応づけてもよい。仮想空間に表示されるファイルオブジェクトの種別により、どのようなタイプのファイルがどのように配置されているかを視覚的に確認できる。
仮想位置欄234は、ファイルオブジェクトの仮想位置を示す。たとえば、ファイル(04)のx座標は(L3,M4,N5)である。すなわち、ファイル(04)に対応づけられているファイルオブジェクトは、x軸方向において、第1階層はL3に属し、L3のうち第2階層においてはM4に属し、M4のうち第3階層においてはN5に属している。パス情報222によれば、ファイル(04)とファイル(05)はファイル・パス上は近くはないが、仮想位置欄234によれば、これらおファイルは空間的には近いことがわかる。
図8は、4次元仮想空間とファイルの関係を示す概要図である。
縦・横・高さの3次元に時間という1次元を加えた4次元仮想空間を表現することも可能である。まず、仮想の時間軸tを想定する。そして、時刻t〜tの期間をT0、時刻t〜tの期間をT1、時刻t〜tの期間をT2、・・・のように時間軸tを単位期間に分割する。仮想空間表示部114等は、単位期間ごとに別々の仮想空間Vnを生成する。ここでは、期間T1、T2、T2に対応する仮想空間をそれぞれV、V、Vとする。
時間座標も第1階層Ln、第2階層Mn、第3階層Nnにより階層化される。第1階層L1はT0〜T25、L1のうち第2階層M1はT0〜T5、M1のうち第3階層N1はT0に対応づけられる。したがって、あるファイルFnの時間座標は、空間座標と同様にして(L1,M4,N2)のように表現される。x座標、y座標、z座標という空間位置とt座標という時間位置がそれぞれLn,Mn,Nnの3パラメータで表現されるため、4次元仮想空間における仮想位置は、3×4=12個のパラメータにより表現される。
仮に、ファイルF1のt座標が(L1,M1,N1)であれば、期間T0に含まれているため、期間T0に対応する仮想空間VがファイルF1の所属先となる。一方、ファイルF1のt座標は期間T1や期間T2には含まれていない。このため、ファイルF1は仮想空間VやVには所属しない。ファイルF2のt座標が(L1,M1,N2)であれば、期間T2に含まれているため、仮想空間VがファイルF2の所属先となる。ファイルF3のt座標が(L1,M1,N3)であれば、期間T3に含まれているため、仮想空間VがファイルF2の所属先となる。
仮想空間表示部114は、T0とT1の両方に対応する仮想空間Vを生成可能である。仮想空間VにはファイルF1とファイルF2が含まれることになる。期間に基づいてさまざまな仮想空間を生成することにより、仮想の時間軸tを表現できる。5次元以上を設定する場合も同様である。
時間軸tにどのような意味をもたせるかは任意である。たとえば、t座標は、D氏との関連性を示すかもしれないし、機密性の高さを示すかもしれない。ファイルに対して所定のアクセスを実行した日時がt座標としてそのまま反映されてもよい。所定のアクセスとしては、ファイル作成日時や更新日時などが考えられる。たとえば、特許出願書類を示すファイルFpについて、出願日をt、審査結果が確定した日をtとすると、このファイルFpはt〜tに対応する仮想空間に所属するとしてもよい。この場合、いつごろアクセスしたファイルか、という時間的な印象を検索条件に反映させることができる。
図9は、仮想オブジェクトとファイルの関係を示す仮想空間画面236の画面図である。
以上においては、各軸との関係、いわば、仮想空間における絶対位置に基づいて、印象検索を実行するという前提にて説明した。仮想空間は、ワイヤフレームなどによりシンプルに表現されてもよい。
ところで、現実世界においては、「引き出し」に入れた、「電話」の近くに置いた、「玄関」に置いた、「庭の木」の下に埋めた・・・というように他の「モノ」との相対位置に基づいて目的物の所在を把握することが多い。図9および図10においては、他のモノとの関係から、ファイルの仮想位置を把握する態様について説明する。
仮想空間表示部114は、クライアント端末210に仮想空間画面236を表示させる。仮想空間画面236は、たとえば、セカンドライフ(登録商標)のように3次元形成された仮想空間を2次元画面表示させた画面である。ユーザオブジェクト238は、仮想空間内においてユーザの分身として行動する仮想オブジェクト、いわゆるアバター(avatar)である。ユーザは、クライアント端末210においてユーザオブジェクト238を操作する。
仮想空間には、木や道、山、鳥、昆虫などを模したさまざまな仮想オブジェクトが配置される。オブジェクト表示部118は、ユーザオブジェクト238を含めてさまざまな仮想オブジェクトを仮想空間内に表示させる。たとえば、木オブジェクト240は、「木」を模した仮想オブジェクトである。これらの仮想オブジェクトの仮想位置や種別は、オブジェクト表示部118があらかじめ設定してもよいし、ユーザが自由に設定してもよい。ユーザは、任意の仮想位置にファイルオブジェクト202を設置できる。同図の場合、道路脇にはファイルオブジェクト202b、202cが置かれ、木オブジェクト240の上部にはファイルオブジェクト202aが置かれている。
例として、ファイルオブジェクト202aに対応づけられているファイルF9を見つけたいが、正確な場所を思い出せないという状況を想定する。このとき、「木オブジェクト240の近くに置いた」という印象が残っていれば、このような印象を検索条件に反映させることができる。範囲特定部134は、後述する仮想オブジェクト情報216を参照して、木オブジェクト240の仮想位置を特定する。範囲特定部134は、この木オブジェクト240の仮想位置を検索基準点とする所定範囲を検索領域として特定する。検索実行部136は、仮想ファイル情報214とパス情報222を参照し、この検索領域内に含まれているファイルオブジェクト202a、ひいては、ファイルF9を検出する。図2において説明した印象検索ではユーザが検索領域を指定したが、図9における印象検索ではユーザが検索領域に関わる仮想オブジェクトを指定している点が異なる。しかし、検索領域を画定した後の処理は基本的に同じである。
こういったさまざまな仮想オブジェクトが配置されている仮想空間のことを、特に、「リッチ空間」とよび、図1の仮想空間200のような仮想オブジェクトが配置されていないシンプルな仮想空間を「シン空間」とよぶことにする。リッチ空間においてファイルをどの仮想オブジェクトの近くに置くかは任意である。たとえば、重要なファイルは木オブジェクト240の近くに置くとしてもよいし、よく参照するファイルは道の真ん中に置くとしてもよい。
リッチ空間に複数の木オブジェクトが存在するときであって、ユーザがどの木オブジェクトの近くにファイルF9を置いたかわからなくなるという状況も想定される。このときには、「木の近くに置いた」という印象が検索条件となる。範囲特定部134は、リッチ空間に存在する複数の木オブジェクトそれぞれの仮想位置を特定する。そして、各木オブジェクトの仮想位置に基づき、複数の検索領域を特定する。検索実行部136は、仮想ファイル情報214とパス情報222を参照し、これら複数の検索領域のいずれかに含まれているファイルオブジェクトを検出する。
あるいは、「石が側にある木の近くに置いた」という印象を検索条件とすることもできる。この場合、範囲特定部134はリッチ空間に存在する複数の木オブジェクトのうち、所定範囲内に石オブジェクトが存在する木オブジェクトに基づいて検索領域を特定する。このほかにも、「風車から北東の木の近くに置いた」、「森のはずれの木の近くに置いた」といったさまざまな印象を検索条件として反映させることもできる。リッチ空間においては、さまざまな仮想オブジェクトが、ファイルオブジェクト202の仮想位置を把握するための目印となる。このため、ユーザはファイルオブジェクト202の仮想位置を感覚的に把握しやすくなる。
更に、リッチ空間においては、蝉やラジオ、岸辺や滝といったさまざまな音声源が設定されている。こういった音声源も仮想オブジェクトとして表現される。音声源となる仮想オブジェクトは蝉のような固形物だけでなく、岸辺や滝といった地形そのものであってもよい。音声源となる仮想オブジェクトのことを「音源オブジェクト」とよぶ。ユーザオブジェクト238が音源オブジェクトに近づくと、音声出力部120は、音源オブジェクトに対応づけられた音声データを再生する。近づくほど音量は大きくなる。たとえば、蝉オブジェクトの近づくと蝉の声が大きな音量で再生される。蝉オブジェクトの近くにファイルを置くと、ユーザには「蝉の声がよく聞こえるところにファイルを置いた」という印象が残る。
ファイルオブジェクト202aに対応づけられているファイルF9を見つけたいが、正確な場所を思い出せないという状況を再び想定する。このとき、「蝉の声が聞こえるところに置いた」という印象が残っていれば、このような印象を検索条件に反映させることができる。範囲特定部134は、まず、蝉オブジェクトの仮想位置を特定する。そして、この蝉オブジェクトの仮想位置を検索基準点とする所定範囲が検索領域として特定される。検索実行部136は、仮想ファイル情報214とパス情報222を参照し、この検索領域内に含まれているファイルオブジェクト202a、ひいては、ファイルF9を検出する。音源オブジェクトにより、視覚的印象だけでなく聴覚的印象を検索条件に反映させることができる。
図10は、仮想オブジェクト情報216のデータ構造図である。
仮想オブジェクト情報216は、図9に示した各仮想オブジェクトの種別や仮想位置、音声との対応を示す情報である。仮想オブジェクト情報216は、仮想オブジェクト情報保持部154により保持される。オブジェクトID欄242は、仮想オブジェクトを一意に識別するオブジェクトIDを示す。種別欄244は、仮想オブジェクトの種別を示す。仮想位置欄246は、仮想オブジェクトの仮想位置を示す。ここでは3次元仮想空間を想定している。音声ID欄248は、音声データを一意に識別する音声IDを示す。
同図において、木オブジェクト(01)や引き出しオブジェクト(02)には音声が対応づけられていない。一方、風車オブジェクト(03)やすずむしオブジェクト(06)には音声が対応づけられている。このため、風車オブジェクト等は音源オブジェクトであり、ユーザオブジェクト238が近づくほど、該当音声が大きな音量にて再生される。
仮想オブジェクトの種別は階層化されている。たとえば、「風車」が検索条件として指定されたとき、同図に示す5つの仮想オブジェクトのうち該当するのは仮想オブジェクト(03)のみである。しかし、「建物」が検索条件として指定されたときには、風車オブジェクト(03)と家オブジェクト(04)の両方が該当する。風車オブジェクトの仮想位置は(L2,M1,N2)、(L1,M5,N1)、(L2,M1,N3)である。風車オブジェクトの周辺を検索領域とする場合には、たとえば、(L2,M1,N1〜N3)、(L1,M5,−N1〜N2)、(L2,M1,N2〜N4)、あるいは、(L2,M1)、(L1,M5)、(L2,M1)を検索領域として特定してもよい。
図11は、ユーザ属性情報218のデータ構造図である。
複数のユーザからアクセスされるファイルには、アクセス制限のないファイルもあれば、一部のユーザだけにアクセス制限されるべきファイルもある。企業内のデータベースであれば、開発部員だけがアクセス可能なファイルもあれば、取締役クラスだけがアクセス可能なファイルもある。一般的には、パスワードなどのユーザ認証により、アクセス制限を管理することが多い。たとえば、経理部用のファイルに経理部共通の「部署パスワード」を設定する。このような運用によれば、部署パスワードを知っている社員、いいかえれば、経理部に所属する社員だけが経理部用のファイルにアクセスできる。
しかし、上記運用の場合、ある経理部員が別の部署に配属変更となると、部署パスワードが経理部以外に漏洩する可能性が高くなる。この経理部員が正社員でなく契約社員であれば、部署パスワードが組織外に漏洩する可能性も高くなる。部署パスワードを頻繁に変更すればこのような問題にある程度は対処できるが、他の経理部員にとって負担となる。
本実施例においてアクセス判定部138は、ユーザ属性に基づいてファイルへのアクセス可否を判定する。図11および図12に関連して、仮想空間内に制限領域を設け、制限領域内のファイルへのアクセス可否をユーザ属性に基づいて判定する態様について説明する。
ユーザ属性情報218は、ユーザとユーザ属性の対応関係を示す情報である。ユーザ属性情報218は、ユーザ属性情報保持部158により保持される。ユーザID欄250は、ユーザを一意に識別するユーザIDを示す。部署欄252は所属部署、職位欄254は職位、クラブ欄256は所属クラブを示す。たとえば、ユーザID=01のユーザ(以下、「ユーザ(01)」と表記する)は、経理部の係長であり、テニス部に所属している。このように、部署欄252、職位欄254、クラブ欄256により3種類のユーザ属性が設定される。そのほかにも、成年か未成年かの別、性別、居住地域などさまざまなユーザ属性を設定してもよい。
図12は、制限領域情報220のデータ構造図である。
制限領域情報220は、制限領域とその場所、アクセス許可されるべきユーザ属性とを対応づけた情報である。制限領域情報220は、制限領域情報保持部160により保持される。制限領域ID欄258は、制限領域を一意に識別する制限領域IDを示す。範囲欄260は制限領域の範囲を示す。ユーザ属性欄262は、アクセス許可されるべきユーザ属性を示す。可否判定の対象となるアクセスは、制限領域内にあるファイルの「読み出し」であるとする。
制限領域ID=01の制限領域(以下、「制限領域(01)」と表記する)は、[(L2)、(L1,M2)、(L2,M1)]により特定される3次元領域である。制限領域(01)内のファイルは、部長以上のユーザのみが読み出し可能である。ユーザオブジェクト238が制限領域(01)の中に入り、制限領域(01)内のファイルF10を読み出し対象として選択したとする。このとき、アクセス判定部138は、ユーザ属性情報218と制限領域情報220を参照し、このユーザが部長以上であれば読み出しを許可し、それ以外であれば読み出しを許可しない。
ファイルの読み出し以外にも、ファイルの更新、生成、削除がアクセス制限の対象とされてもよい。制限の対象となるアクセスごとにユーザ属性を設定してもよい。たとえば、制限領域(02)のファイルは、課長級以上でなければ読み出しが許可されず、開発部の課長でなれば更新が許可されないとしてもよい。
ユーザ属性情報218と制限領域情報220によれば、仮想空間内においてユーザ属性の基づいて、さまざまな制限領域を構築できる。制限領域は視覚的に示されてもよい。制限領域情報220を書き換えるだけで制限領域を柔軟に変更できるため、複数のユーザに共有される仮想空間であっても、ファイル・アクセスを簡易に管理できる。
図13は、複数の仮想空間とファイルの関係を示す概要図である。
以上においては、1つのファイルを1つの仮想空間に対応づけるとして説明したが、1つのファイルを複数の仮想空間に対応づけてもよい。図13および図14に関連して、1つのファイルを複数の仮想空間に対応づける態様について説明する。
C1.評価基準ごとに複数の仮想空間を管理するケース
例として、特許公報のファイルを管理する場合を想定する。1つのファイルは仮想空間Vと仮想空間Vの2つの仮想空間に対応づけられている。具体的には、1つのパス情報222に対して、仮想空間V用の仮想ファイル情報214aと仮想空間V用の仮想ファイル情報214bが対応づけられている。仮想オブジェクト情報216は仮想空間ごとに用意してもよいし共通としてもよい。仮想空間Vは、技術分野に応じてファイルを位置付けるための仮想空間であり、x軸は情報系、y軸は電気系、z軸は機械系に対応づけられる。たとえば、x値(情報系)とy値(電気系)が大きくz値(機械系)が小さいファイルF1は、デジタル回路制御のようにソフトウェア的制御と電気的制御との関連が深いが、機械的な制御とは関連が浅い発明に関するファイルであることがわかる。
仮想空間Vは、発明の質に応じてファイルを位置付けるための仮想空間であり、x軸は独創性、y軸は商業性、z軸は実現性に対応づけられる。たとえば、x値(独創性)は小さく、y値(商業性)とz軸(実現性)が大きいファイルF1は、独創的ではないけれども現在のビジネスとの関係から商業化しやすく、また、コストや開発期間に鑑みても比較的実現しやすい発明に関する特許公報であることがわかる。
仮想空間Vと仮想空間Vにより、ファイルF1の技術分野と質を多角的に把握できる。仮想ファイル情報214の種類を増やすことにより、2つ以上の仮想空間を簡単に定義できる。また、仮想オブジェクト情報216の種類を増やせば、ファイルオブジェクトの配置だけでなく、その他の仮想オブジェクトの配置も仮想空間ごとに変化させることができる。ユーザは、複数の仮想空間のうち、表示対象となる仮想空間を選択する。仮想空間選択部128は、ユーザによる仮想空間の選択入力を検出し、選択された仮想空間を画面表示させる。あるいは、選択された仮想空間を検索などのアクセス対象としてもよい。
C2.ユーザごとに複数の仮想空間を管理するケース
ユーザU1とユーザU2の両者からアクセスされるファイルF11を仮想空間で管理する場合、ユーザU1はファイルF11を重要と考えるかもしれないが、ユーザBは同じファイルF11を重要ではないと考えるかもしれない。判断基準の異なるユーザU1とユーザU2が同一仮想空間にてファイルF11を管理するのは必ずしも適切ではない。
そこで、仮想空間表示部114は、ユーザU1用の仮想空間VとユーザU2用の仮想空間Vを別々に生成する。空間選択情報保持部162は、ユーザU1のユーザIDと仮想空間V、ユーザU2のユーザIDと仮想空間Vを対応づけた空間選択情報(図示せず)を保持する。仮想空間選択部128は、ユーザU1が電子ファイル管理装置100にログインしてきたときには、この空間選択情報を参照して、仮想空間V用の仮想ファイル情報214aを選択する。ファイル表示部116は、仮想ファイル情報214aを参照して仮想空間V内にファイルオブジェクトを配置する。このような態様によれば、ユーザU1が仮想空間VにてファイルF11の仮想位置を変更させても、ユーザU2の仮想空間VにおいてファイルF11の仮想位置は影響を受けなくて済む。ファイルF12を仮想空間Vのみに対応づければ、ユーザU2からはこのファイルF12を見ることができなくなる。仮想ファイル情報214により、「どのファイルをどの仮想位置にて誰に見せるか」を管理できる。
図14は、仮想店舗画面264の画面図である。
ユーザ属性と仮想空間を対応づけてもよい。たとえば、30代男性に仮想空間V、20代女性に仮想空間Vを対応づけるとする。このような対応づけが有効な例として、リッチ空間における仮想店舗、特に、仮想書店を想定する。
この仮想書店は、セカンドライフ(登録商標)のような仮想空間に出店される仮想店舗である。仮想空間表示部114は、仮想空間を形成し、オブジェクト表示部118は本を模した本オブジェクト266を配置する。ここでいう本オブジェクト266はファイルオブジェクトに相当する。本オブジェクト266は、台268の上や本棚270に並べられる。ユーザは、本オブジェクト266を選び、中身を確認し、決済指示すると、ユーザの口座から該当金額が引き落とされ、後日、選択した本オブジェクト266に対応する現実の本がユーザの元に配送される仕組みである。
現実の書店においては、本の配置の仕方は書店の売り上げに影響する。通常、売れ筋は客の目につきやすいところに平積みされる。しかし、30代男性にとっての売れ筋と20代女性にとっての売れ筋は通常は大きく異なる。
そこで、本実施例の仮想書店は、ユーザ属性に応じて本オブジェクト266の配置を変化させる。仮想空間選択部128は、ログインしてきたユーザのユーザ属性をユーザ属性情報218を参照して特定する。空間選択情報においては、ユーザ属性と仮想空間が対応づけられている。あるいは、ユーザIDとユーザ属性および仮想空間が対応づけられてもよい。仮想空間選択部128は、この空間選択情報を参照して、複数種類の仮想ファイル情報214のうちのいずれかを選択する。こうして、ユーザに応じて、より厳密にはユーザ属性に応じて仮想空間が選択される。ファイル表示部116は、選択された仮想ファイル情報214を参照して本オブジェクト266を配置する。
仮想空間表示部114は、30代男性用の仮想空間Vと20代女性用の仮想空間Vを生成することになる。仮想空間全体の構成や仮想書店の内装などの構成は同じであってもよいし、別々であってもよい。仮想空間Vにおいて台268には男性用雑誌等の本オブジェクト266が並べられ、仮想空間Vにおいて台268には女性用雑誌等の本オブジェクト266が並べられる。このような態様によれば、30代男性のユーザは、この仮想書店に来店したとき、男性用雑誌を早期に見つけることができる。一方、20代女性のユーザは、同じ仮想書店に行ったときに女性用雑誌をすぐに見つけることができる。仮想ファイル情報214を複数用意することにより、実質的に複数の仮想空間を作ることができるため、現実世界では実現しがたいユーザに応じた品揃え・陳列方法の変更を簡単に実現できる。仮想空間V用と仮想空間V用に別々の仮想オブジェクト情報216を用意すれば、ユーザ層に応じて仮想書店の構造や内装を変化させることも可能である。
仮想書店以外にも、たとえば、仮想百貨店において、紳士服売り場を2Fとするか6Fとするかをユーザ属性に応じて変えてもよい。また、前回来店時に腕時計コーナーを見ていたユーザが再来店したときには、腕時計コーナーを入口の近くに配置してもよい。
仮想店舗の場合、電子ファイル管理装置100は仮想店舗管理装置として機能し、仮想空間表示部114やオブジェクト表示部118は仮想店舗表示部として機能する。ファイル表示部116は商品表示部として機能する。
以上、実施例に基づいて電子ファイル管理装置100を説明した。
プロセッサの高速化やブロードバンド化により、仮想現実感技術は急速に身近なものとなりつつある。電子ファイル管理装置100は、このような背景に鑑み、新しいファイル管理方法およびそのための新しいユーザインタフェースを提案するものである。
フォルダのようにファイルの格納場所を一意に特定する必要がないため、ファイルの特性を多角的かつ定量的に表現できる。また、ファイルについての漠然とした印象を検索条件に反映させることができる。このため、網羅的に検索領域を拡げる必要が小さくなる。時間概念の導入により、空間だけでなく時間に対する印象を検索条件に反映させることもできる。更に、別の仮想オブジェクトや音声など、人間の五感に基づくさまざまな印象を検索条件に反映させることができる。仮想現実感技術においては、匂いや力覚の研究もなされているが、将来的はこういった視聴覚以外の感覚を検索条件に反映させることも考えられる。
また、1つのファイルを複数の仮想空間に対応づけることにより、仮想空間の数を簡単に増加させることができる。仮想空間の数を増やすことにより、ファイルの特性をいっそう多角的に表現できる。また、複数のユーザに共有されるファイルであっても、ユーザごとに別々の仮想空間を割り当てることにより、ユーザ固有のファイル管理が可能となる。ユーザU1が仮想空間Vにおいてどのようにファイルを配置するかは、別のユーザにとっても参考になるかもしれない。ユーザの思考構造が仮想空間に反映されるため、他者の仕事の流儀という暗黙知を可視化しやすいというメリットもある。
更に、ユーザ属性に応じて、商品オブジェクトの配置を変化させることにより、現実の店舗では難しい仮想店舗特有のサービスを提供できる。
以上、本発明について実施例をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
変形例として、仮想位置を設定条件に応じて変化させてもよい。たとえば、x軸に「緊急性」が対応づけられる仮想空間において、位置登録部140は、時間経過とともにファイルF1が徐々にx座標値を増加させる、いいかえれば、徐々に緊急性が高くなるようにファイルF1の仮想位置を変化させてもよい。このような処理方法によれば、締め切りが近づくほど緊急性が高くなるというファイルF1の経時的性質を仮想空間にて表現できる。
あるいは、ファイルF2について所定の処理、たとえば、ファイルF2に示される予算が承認されれば、ファイルF1の重要性が増すとする。位置登録部140は、ファイルF1について、ファイルF2について承認入力がなされたことを条件として、ファイルF1のx座標値(重要性)を自動的に増加させてもよい。このような処理方法によれば、外的条件、たとえば、ファイルF2の承認を条件として、重要度が変化するというファイルF1の性質を仮想空間にて表現できる。
本実施例においては、Ln、Mn、Nnの3階層にて座標値を表現するとして説明したが、2階層以下、あるいは、4階層以上にて表現してもよい。階層数は任意に設定されればよい。あるいは、データ処理部130に階層数制御部(図示せず)を設け、ファイルオブジェクトが密集している領域については階層数を多く設定し、まばらな領域については階層数が少なく設定してもよい。このような処理方法によれば、過度に階層数を増やさずに、各ファイルオブジェクトの位置を表現できる。
仮想空間とファイルの関係を示す概要図である。 印象検索の考え方を説明するための模式図である。 仮想位置と階層の関係を説明するための模式図である。 電子ファイル管理装置とクライアント端末の関係を示すハードウェア構成図である。 電子ファイル管理装置の機能ブロック図である。 パス情報のデータ構造図である。 仮想ファイル情報のデータ構造図である。 4次元仮想空間とファイルの関係を示す概要図である。 仮想オブジェクトとファイルの関係を示す仮想空間画面の画面図である。 仮想オブジェクト情報のデータ構造図である。 ユーザ属性情報のデータ構造図である。 制限領域情報のデータ構造図である。 複数の仮想空間とファイルの関係を示す概要図である。 仮想店舗画面の画面図である。
符号の説明
100 電子ファイル管理装置、 110 UI処理部、 112 出力部、 114 仮想空間表示部、 116 ファイル表示部、 118 オブジェクト表示部、 120 音声出力部、 122 入力部、 124 位置設定検出部、 126 検索条件検出部、 128 仮想空間選択部、 130 データ処理部、 132 ファイル検索部、 134 範囲特定部、 136 検索実行部、 138 アクセス判定部、 140 位置登録部、 150 データ保持部、 152 仮想ファイル情報保持部、 154 仮想オブジェクト情報保持部、 158 ユーザ属性情報保持部、 156 ファイル保持部、 160 制限領域情報保持部、 162 空間選択情報保持部、 200 仮想空間、 202 ファイルオブジェクト、 204 球、 206 検索結果画面、 210 クライアント端末、 212 インターネット、 214 仮想ファイル情報、 216 仮想オブジェクト情報、 218 ユーザ属性情報、 220 制限領域情報、 222 パス情報、 224 ファイルID欄、 226 タイトル欄、 228 パス欄、 230 ファイルID欄、 232 オブジェクトID欄、 234 仮想位置欄、 236 仮想空間画面、 238 ユーザオブジェクト、 240 木オブジェクト、 242 オブジェクトID欄、 244 種別欄、 246 仮想位置欄、 248 音声ID欄、 250 ユーザID欄、 252 部署欄、 254 職位欄、 256 クラブ欄、 258 制限領域ID欄、 260 範囲欄、 262 ユーザ属性欄、 264 仮想店舗画面、 266 本オブジェクト、 268 台、 270 本棚。

Claims (4)

  1. コンピュータ・グラフィックスにより複数の仮想空間を形成して画面表示させる仮想空間表示部と、
    前記複数の仮想空間のうちのいずれかを選択するためのユーザによる入力を検出する仮想空間選択部と、
    前記選択された仮想空間内における位置である仮想位置と、前記仮想位置に設置されるべき電子ファイルを指定するためのユーザによる入力を検出する位置設定検出部と、
    前記電子ファイルを示す仮想オブジェクトであるファイルオブジェクトを前記選択された仮想空間における前記仮想位置に設置して画面表示させるファイル表示部と、
    前記電子ファイルに対して、前記ファイルオブジェクトと前記仮想位置とを仮想空間ごとに対応づけて仮想ファイル情報として登録するファイル位置登録部と、
    電子ファイルの検索条件として、仮想空間と前記仮想空間内における検索領域を指定するためのユーザによる入力を検出する検索条件検出部と、
    前記仮想ファイル情報を参照して、指定された仮想空間内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルのうち、前記検索領域内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルを検出するファイル検索部と、を備え、
    前記ファイル表示部は、ユーザによりいずれかの仮想空間が選択されたときには、前記選択された仮想空間についての仮想ファイル情報を参照して、前記選択された仮想空間内に前記ファイルオブジェクトを設置して画面表示させることを特徴とする電子ファイル管理装置。
  2. ユーザを識別するユーザIDと仮想空間とを対応づけた空間選択情報を保持する空間選択情報保持部、を更に備え、
    前記仮想空間選択部は、ユーザIDの入力が検出されたとき、前記空間選択情報を参照して、前記ユーザIDに対応づけられている仮想空間をアクセス対象として選択することを特徴とする請求項1に記載の電子ファイル管理装置。
  3. コンピュータ・グラフィックスにより複数の仮想空間を形成して画面表示させる仮想空間表示部と、
    仮想店舗を示す仮想店舗空間を前記複数の仮想空間のそれぞれの内部に形成して画面表示させる仮想店舗表示部と、
    商品を示す仮想オブジェクトである商品オブジェクトを前記仮想店舗内に陳列して画面表示させる商品表示部と、
    ユーザを識別するユーザIDと仮想空間とを対応づけた仮想ユーザ情報を保持する仮想ユーザ情報保持部と、
    ユーザIDの入力が検出されたとき、前記仮想ユーザ情報を参照して、前記ユーザIDに対応づけられている仮想空間をアクセス対象として選択する仮想空間選択部と、を備え、
    前記商品表示部は、同一の商品オブジェクトを仮想空間ごとに異なる位置に陳列することを特徴とする仮想店舗管理装置。
  4. コンピュータ・グラフィックスにより複数の仮想空間を形成して画面表示させる機能と、
    前記複数の仮想空間のうちのいずれかを選択するためのユーザによる入力を検出する機能と、
    前記選択された仮想空間内における位置である仮想位置と、前記仮想位置に設置されるべき電子ファイルを指定するためのユーザによる入力を検出する機能と、
    前記電子ファイルを示す仮想オブジェクトであるファイルオブジェクトを、前記選択された仮想空間における前記仮想位置に設置して画面表示させる機能と、
    前記電子ファイルに対して、前記ファイルオブジェクトと前記仮想位置とを仮想空間ごとに対応づけて仮想ファイル情報として登録する機能と、
    電子ファイルの検索条件として、仮想空間と前記仮想空間内における検索領域を指定するためのユーザによる入力を検出する機能と、
    前記仮想ファイル情報を参照して、指定された仮想空間内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルのうち、前記検索領域内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルを検出する機能と、をコンピュータに発揮させ、
    ファイルオブジェクトを画面表示させるに際しユーザによりいずれかの仮想空間が選択されたときには、前記選択された仮想空間についての仮想ファイル情報を参照して、前記選択され仮想空間内に前記ファイルオブジェクトを設置して画面表示させることを特徴とする電子ファイル管理プログラム。
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