JP2009233724A - 熱間圧延における熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法 - Google Patents

熱間圧延における熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009233724A
JP2009233724A JP2008085674A JP2008085674A JP2009233724A JP 2009233724 A JP2009233724 A JP 2009233724A JP 2008085674 A JP2008085674 A JP 2008085674A JP 2008085674 A JP2008085674 A JP 2008085674A JP 2009233724 A JP2009233724 A JP 2009233724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot
cooling
metal strip
rolled metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008085674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5169377B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Nitta
和弘 新田
Isamu Okamura
勇 岡村
Kazuhiro Yahiro
和広 八尋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2008085674A priority Critical patent/JP5169377B2/ja
Publication of JP2009233724A publication Critical patent/JP2009233724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5169377B2 publication Critical patent/JP5169377B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

【課題】熱間圧延ラインにおける熱延金属帯の冷却制御方法と、それを用いた熱延金属帯の製造方法を提供する。
【解決手段】熱間圧延ラインの仕上圧延機とコイラーの間の冷却関連設備を搬送される熱延金属帯の表面温度分布を、近赤外線カメラで画像データとして測定する熱画像測定ステップと、該画像データを測定した熱延金属帯の領域が、前記近赤外線カメラより下流側の位置に到達した時の、該領域における表面温度の最高温度と最低温度を、前記画像データを元に予測する温度予測ステップと、該温度予測ステップで予測した最高温度と最低温度とが、ともに許容温度範囲となるように前記冷却関連設備における冷却水の流量を変更する冷却水流量変更ステップと、該変更した冷却水流量を冷却関連設備に設定する冷却水流量設定ステップと、を備えて、前記冷却関連設備における冷却水の流量を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属材料を熱間圧延して熱延金属帯(以下、被圧延材)を製造するに際し、熱延金属帯として巻き取る前に、近赤外線カメラを用いて、その熱延金属帯の表面温度分布を測定して、その測定の結果をもとに、熱延金属帯の冷却制御を行う熱延金属帯の冷却制御方法と、それを用いた熱延金属帯の製造方法に関する。
熱間圧延とは、一般的に、連続鋳造または造塊、分塊によって製造されたスラブ状の金属材料を、加熱炉にて数百〜千数百℃に加熱した後、熱間圧延ライン上に抽出し、一対または複数対のロールで挟圧しつつそのロールを回転させることで、薄く延ばし、コイル状に巻き取るプロセスをいう。
図9は、従来から一般的に用いられている熱間圧延ライン100の一例を示す。加熱炉10により数百〜千数百℃に加熱された厚み140〜300mmの金属材料(以下、被圧延材。仕上圧延後は熱延金属帯ともいう。)8は、粗圧延機12、仕上圧延機18により厚み0.8〜25mmまで圧延されて金属帯状に薄く延ばされる。そして、冷却関連設備26にて所望の温度まで水冷された後、コイラー24にて巻き取られる。
粗圧延機12は、往復圧延あるいは一方向圧延あるいは両者により、一般的に、合計で6回あるいは7回(6パスあるいは7パスのように呼称することもある)の粗圧延を行なって、粗圧延後の被圧延材8を、それにつづく仕上圧延機18に向け供給する。
仕上圧延機18は、数百〜千数百℃の高温の被圧延材8を複数の圧延機で同時に圧延するタンデム圧延機の形式をとるが、仕上タンデム圧延機ではなく、略して単に「仕上圧延機」と称されることが多い。19はワークロールである。
このほか、熱間圧延ライン100には、仕上圧延機18の各スタンド間を除いて、その他の圧延機(スタンド)間には、図示しない多数(百以上)のテーブルロールが設置されており、被圧延材8を搬送する。
50は制御装置、70はプロセスコンピュータ、90はビジネスコンピュータである。
さて、近年では、熱間圧延ラインで製造される、例えば、高張力鋼などのように要求される品質が高度化し、そのために製造時の温度管理基準、例えば巻き取り直前の温度管理が厳しくなってきている。
一方、熱間圧延の冷却関連設備26では、仕上圧延後の被圧延材8の先端部分がコイラー24に巻き付くまでの先端部分非拘束のうちは、図10に示すように、ところどころ局部的に冷却水の水溜まりができ、その影響で強く冷却される部分とそうでない部分ができて、鋼帯の幅方向温度分布が不均一になりやすい。特に品質要求が高い鋼帯では、鋼帯表面温度分布のばらつきが大きいと、製造時の温度管理条件を満足できる部分が少なくなり、製造歩留の低下や生産性が低下するといった問題につながる。よって、鋼帯の表面温度分布のばらつきをなくし、さらに、鋼帯表面の全面について温度管理範囲に収まるように温度制御を行うことが重要である。
図10中、261は、被圧延材8に冷却水を供給するためのヘッダ、262は、ヘッダいくつか(図10中では3つであるがこれに限らない)を構成単位として冷却水の供給と停止を制御する単位であるバンクを示す。
従来から、熱間圧延ラインにおける被圧延材の冷却制御では、直径数十mmの視野をもつスポット的に表面温度を測定する放射温度計(スポット温度計)にて、仕上圧延機18の出側とコイラー24の入側とで、鋼帯上の幅中央の部分の温度を測定し、その測定の結果を、冷却関連設備26における冷却水の注水による鋼帯の温度制御に、フィードフォワードしたりフィードバックしたりする技術が知られている。
例えば、特許文献1では、放射温度計(スポット温度計)を利用して、被圧延材(鋼帯)の冷却制御を行っており、特許文献2では、さらに放射温度計(スポット温度計)による鋼帯の温度測定結果をもとに、水冷熱伝達係数の学習を行なっている。
そして、近年になってようやく、特許文献3に示されるごとく、被圧延材の幅方向温度分布を測定したり、それを被圧延材の冷却制御に利用しようとする動きが出てきた。
特許文献3では、厚板圧延ラインの場合を対象に、熱間矯正装置(ホットレベラ)の下流側(出側)にて、赤外線カメラや走査(スキャン)型の放射温度計により、鋼板の温度分布を測定することを記載しており、その目的は、残留応力分布を求め、後の製造工程である熱処理の条件を調整することで、鋼板を切断時の残留応力解放による変形を、極力抑制することにある。
ここで、近赤外線カメラは、例えば正方形状の画素を縦横に2次元的に配列し、画素一つあたりの縦横の寸法が数十μmと小さいため、各画素で測定した温度データを線形補間して物体の温度分布を疑似連続的に測定できる。
特開平07−150230号公報 特開平09−267113号公報 特開2003−311326号公報
特許文献1や特許文献2の技術は、先述の通り、直径数十mmの視野をもつ放射温度計(スポット温度計)にて、仕上圧延機18の出側とコイラー24の入側とで、鋼帯上の幅中央の部分の温度を測定し、その測定の結果を利用して、冷却関連設備26における冷却水の注水による鋼帯の温度制御を行うものである。このため、鋼帯の幅中央の部分を同鋼帯の全長にわたり温度測定した結果が、品質上合格する温度分布になっていたとしても、鋼帯の幅方向にも品質上合格する温度分布になっているとは限らず、完全な品質保証ができない、という問題があった。
特許文献3の技術は、厚板圧延ラインを対象としており、しかも、温度分布の測定結果は残留応力分布を算出するためのデータに過ぎず、被圧延材表面の全面の温度をすべて温度管理基準内に収めるように温度制御を行う技術ではない。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するべくなされたものであり、熱間圧延ラインにおける熱延金属帯の製造に際し、冷却前や冷却中の被圧延材表面の2次元温度分布を測定し、その測定結果から冷却後の温度を予測して、その予測温度に基づいて、冷却関連設備における冷却水の注水パターンを変更して被圧延材の温度制御を行う熱延金属帯の冷却制御方法と、それを用いた熱延金属帯の製造方法を提供しようとするものである。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)熱間圧延ラインの仕上圧延機とコイラーの間の冷却関連設備を搬送される熱延金属帯の表面温度分布を、近赤外線カメラで画像データとして測定する熱画像測定ステップと、該画像データを測定した熱延金属帯の領域が、前記近赤外線カメラより下流側の位置に到達した時の、該領域における表面温度の最高温度と最低温度を、前記画像データを元に予測する温度予測ステップと、該温度予測ステップで予測した最高温度と最低温度とが、ともに許容温度範囲となるように前記冷却関連設備における冷却水の流量を変更する冷却水流量変更ステップと、該変更した冷却水流量を冷却関連設備に設定する冷却水流量設定ステップと、を備えて、前記冷却関連設備における冷却水の流量を制御することを特徴とする熱延金属帯の冷却制御方法。
(2)前記温度予測ステップは、前記画像データにおける最高温度を用いて、前記近赤外線カメラより下流側の位置での最高温度を予測し、前記画像データにおける最低温度を用いて、前記近赤外線カメラより下流側の位置での最低温度を予測することを特徴とする(1)に記載の熱延金属帯の冷却制御方法。
(3)前記冷却水流量変更ステップにおいて、冷却水の流量を変更しても前記予測した表面温度の最高温度と最低温度とを、ともに許容温度範囲内にできない場合は、前記画像データにおける平均温度と最高温度との差の絶対値ΔTmaxと、前記画像データにおける平均温度と最低温度との差の絶対値ΔTminとを比較し、ΔTmaxがΔTmin以下のときは前記予測した最高温度が、ΔTmaxがΔTminより大きいときは前記予測した最低温度が、予め決められている許容温度範囲に収まるように冷却水の流量を変更することを特徴とする(1)または(2)に記載の熱延金属帯の冷却制御方法。
(4)(1)乃至(3)のいずれかに記載の熱延金属帯の冷却制御方法を用いた熱延金属帯の製造方法。
本発明によれば、熱間圧延ラインにおける熱延金属帯の製造に際し、冷却前や冷却中の被圧延材の表面(2次元)温度分布を測定し、その測定結果から冷却後の温度を予測して、その予測した温度に基づいて、冷却関連設備における冷却水の注水パターンを変更して被圧延材の温度制御を行う、近赤外線カメラを用いた熱延金属帯の冷却制御方法と、それを用いた熱延金属帯の製造方法を提供できる。
以下、本発明の熱延金属帯の冷却制御方法の一つの実施の形態を、図6を用いて説明する。
近赤外線カメラを、仕上圧延機の18の出側からコイラー24の入側までの間に設置する。図6では、仕上圧延機18の出側の近赤外線カメラ21Aと、冷却関連設備26を前半ゾーン5と後半ゾーン4とに分けた場合の前半ゾーン5の出側に近赤外線カメラ27Aとを併設する例を示しているが、どちらか一方でもよいし、場所もこの2ヶ所に限らず、適宜設置すればよい。
近赤外線カメラとしては、例えば、画素一つあたりの大きさが、縦30μm×横30μmで、画素の縦横の配列数が、縦320×横256のものを用いればよい。そして、図7に示したように、被圧延材8を真上から撮影した場合、近赤外線カメラ側ではなく、測定対象である被圧延材8側に換算して、一画素あたり縦10mm×横10mmの空間分解能になるように設定すれば、トータルで、縦(長手方向)3200mm×横(幅方向)2560mmの視野サイズとなる。従来から一般的に製造される被圧延材の幅は、最大2300mmであるので、全ての被圧延材8について、熱延金属帯の全幅を1回の撮影で捉えることができる。
空間分解能(一画素あたりの縦横の寸法)は、ともに、測定対象である被圧延材8側に換算して、200mm以下とするのが好ましい。これよりも大きいと、撮影した画像はモザイク状のため、局部的に温度の低い部分の外縁と平面形状がわかりにくくなるからである。
一方、同寸法の下限は特に規定する必要はないが、小さくなるとカメラ台数を増やす必要があるので、コストとの兼ね合いで決定すればよい。通常は、一例として挙げた上記の例の10mm程度で大丈夫である。
また、被圧延材8の搬送速度は、熱間圧延ライン100の例では、120mpm(m/分)から1200mpmに及ぶが、縦(長手方向)3200mmの視野があるため、例えば、被圧延材8の搬送速度が1200mpmであれば、3200mmを搬送するのに、3200/1000÷1200/60=0.16secかかるため、0.16secに1回の撮影を繰り返すことで、長手方向に抜けのない連続した画像データが得られることになる。この条件で、被圧延材8の先端が視野に入った瞬間以前から撮影を開始し、被圧延材8の全長が搬送され、尾端が視野から外れる瞬間以降に撮影を終了する。搬送速度がもっと遅ければ、搬送速度に反比例するかたちで、撮影の間隔を長くすればよい。
しかし、被圧延材8の搬送速度が速いと、画像がぶれて流れてしまい、局部的に温度の低い部分は大きく写り、ぼやけて、空間分解能が低下してしまうことがある。そこで、本実施の形態では、表1に示した、最短10μsec(10万分の1秒)の高速シャッターを搭載した近赤外線カメラを用いることで、被圧延材8の搬送速度が速くても、画像がぶれて流れてしまわないような撮影を可能としている。
また、近赤外線カメラは、およそ0.7μm〜2.5μm(表1に示した仕様では、0.9μm〜1.7μm)の近赤外線の放射エネルギーを捉えて、そのエネルギー強度を輝度にして、そのエネルギー強度(輝度)の分布を画像表示する。これを、温度計測や温度制御に用いるためには、予め、何らかの方法により近赤外線カメラの輝度(すなわち、エネルギー強度)を温度に変換するロジックを組み込む必要がある。
そこで、予め、熱間圧延ラインの外、すなわち、オフラインで、同じ熱源の同じ箇所について、該近赤外線カメラにて測定した輝度(検出値)とスポット温度計にて測定した温度との関係が、前記熱源の温度を変化させたときにどうなるか、を輝度−温度変換曲線として求めたものを、変換用テーブルデータとして制御装置50やプロセスコンピュータ70などに記憶しておく。そして、前記熱間圧延ラインに前記近赤外線カメラを設置して被圧延材を撮影したときの輝度を、該輝度−温度変換曲線に従って、温度に変換する。また、黒体炉などの基準熱源を用いて、輝度―温度変換曲線を求めてもよい。図8がその結果である。また、画像の表示としては、温度を色や濃淡で表す擬似カラー表示をすればよい。
そして、仕上圧延機18の出側に設置した近赤外線カメラ21Aや前半ゾーン出側に設置した近赤外線カメラ27Aによる被圧延材(熱延金属帯)8の温度測定結果をもとに、その測定した被圧延材の2次元領域が、搬送されたのち、前半ゾーン5の出側やコイラー24の入側に達したときの最高温度と最低温度を予測する。そして、この予測した最高温度および最低温度が、予め決められている許容温度範囲内に収まるように、冷却関連設備26における冷却水の流量を制御する。
ここで、被圧延材(熱延金属帯)8の2次元領域とは、近赤外線カメラで撮影された1画像毎でもよいし、近赤外線カメラで撮像した画像の複数枚を結合した領域、あるいは、1画像を複数に分割した領域などでもよく、これらは管理上の間隔や演算処理速度などの都合上、適宜決定すればよい。
以上の説明を模式的に示したのが図1である。以下では、仕上圧延機18の出側に近赤外線カメラ21Aのみを用いる例で説明する。まず、図1(a)に示すように、仕上圧延機18の出側に設置した近赤外線カメラ21Aで撮影した画像により、被圧延材(熱延金属帯)8の温度測定を行う。
次に、図1(b)に示すように、近赤外線カメラ21Aで撮影した画像領域内における最高温度TFmaxと最低温度TFminとを抽出する。そして、この最高温度TFmaxと最低温度TFminが、現在設定されている注水バンクのスプレーパターン(あるいは、予め設定されている初期のスプレーパターン)に従った場合に、近赤外線カメラ21Aの下を通過して、コイラーで巻き取られるまでの間における温度推移(温度変化)を、プロセスコンピュータ70において計算して、予測する。このようにするのは、近赤外線カメラ21Aで撮影した画像、すなわち図1(a)における最高温度と最低温度の位置(画像座標)が、それ以降も最高温度と最低温度の位置(画像座標)になると考えているからである。また、予測位置は多数点でなくとも、例えば、温度管理において重要な代表的な位置としての、前半ゾーン5の出側や、コイラー24の入側などの数点でもよい。一方、図1(a)における最高温度、最低温度の箇所が、前半ゾーン5の出側や、コイラー24の入側でも最高温度、最低温度になるとは限らない条件である場合には、画像内の全ての画素について温度を予測して、予測した位置ごとに最高温度と最低温度を抽出してもよい。
図1(b)は、横軸に冷却関連設備のライン位置を、縦軸にラインの各位置における温度をとり、仕上出側位置の近赤外線カメラ21Aで測定して求めた、最高温度TFmaxと最低温度TFminがコイラー入側に達するまでの温度推移(実線が最低温度TFminの推移、破線が最高温度TFmaxの推移)を示した一例である。なお、図においてグレーで示した領域は、要求される材質特性などの仕様を満足させるための温度範囲、つまり、許容温度範囲である。また、図中のTM0maxは前半ゾーン出側の許容温度上限、TM0minは前半ゾーン出側の許容温度下限、TC0maxはコイラー入側の許容温度上限、TM0minはコイラー入側の許容温度下限である。この例では、現在設定されている冷却パターンでは、前半ゾーン出側位置からコイラー入側の間においては破線で示す最高温度TFmaxの温度推移(代表位置でいえば、前半ゾーン出側の最高温度TMmax、コイラー入側の最高温度TCmaxなどの予測温度)が、前半ゾーン出側の許容温度範囲を外れる(許容温度上限を上回っている)ということを示している。
この例では、コイラー入側に比べて、前半ゾーン出側の方が上限温度からのずれ量が大きいので、前半ゾーンでより冷却するように変更すればよい。よって、後半ゾーンより、前半ゾーンの注水バンク数を多く増やすように、スプレーパターンを補正すればよい。具体的には、変更したスプレーパターンにしたがって、温度推移の予測を行い、前半ゾーン出側の最高温度TMmax及びコイラー入側の最高温度TCmaxが許容温度上限TM0max、TC0maxに下がるか否かを判定し、図1(c)に示すような温度推移が許容温度範囲に入るようになるまで繰り返す。
逆に、コイラー入側での最高温度が許容温度上限を大きく超えている場合には、前半ゾーンに比べて、後半ゾーンの注水バンク数をより増やすように補正すればよい。なお、スプレーパターンの補正にあたって、前半ゾーン、後半ゾーンのどちらか一方でなくとも、両ゾーンについて、適宜増減して補正するようにしてもよい。
図1(b)の例とは逆に、実線で示す最低温度の推移(代表位置で言えば、前半ゾーン出側の最低温度TMmin、コイラー入側の最低温度TCminなど予測温度)の方が、許容温度下限未満となって許容温度範囲から外れている場合には、前半ゾーン5の出側およびコイラー24の入側における最低温度が、予め決められている許容温度下限まで上がっていくように、冷却関連設備26における冷却水の流量を減らす方向に補正することになる。
なお、前半ゾーン5の出側およびコイラー24の入側での被圧延材(熱延金属帯)8の許容温度上限や許容温度下限は、各被圧延材(熱延金属帯)8ごとに需要家から要求される材質を確保するための属性データとして予め決められている。この許容温度上限や許容温度下限は、ビジネスコンピュータ90やプロセスコンピュータ70内に設定テーブルを設け、被圧延材8の材質や仕上圧延後の厚み、幅等のデータをキーとして、被圧延材8ごと、あるいはさらに、被圧延材8の先端、中間、尾端ごとに設定されるようにするのが好ましい。
以下に、本実施形態の処理フローの一例として、仕上圧延機出側18に設置した近赤外線カメラで測定し、コイラー入側の温度であるコイラー巻取温度について予測し、冷却制御の処理を行う例を図4を用いて説明する。
まず、仕上圧延機18の出側に設置した近赤外線カメラ21Aで、熱延金属帯表面の温度分布画像を撮影する(ステップS101)。そして、温度分布画像における最高温度TFmaxおよび最低温度TFminを算出する(ステップS102)。次に、予め決められた冷却関連設備の初期設定された冷却パターンを入力し(ステップS103)、近赤外線カメラで撮影した金属帯表面上の2次元領域が、冷却関連設備26を通過して、熱延金属帯の諸元(幅、厚み、熱処理条件など)に基づいて初期設定された注水バンクのスプレーパターンにより冷却された場合に、ステップS102で算出した最高温度および最低温度が、コイラー入り側に達したとき(図4では巻取時と表記)に、何℃まで冷却されるかを温度予測する(ステップS104)。具体的には、例えば、公知の材料温度計算モデルである、以下の式(1)〜(5)の計算により求めればよい。なお、下記式では、熱延金属帯の表面温度Tsとしているが、最高温度を予測する際には最高温度、最低温度について予測する際には最低温度と置き換えて考えればよい。また、時間tは、冷却関連設備26を近赤外線カメラで測定した領域が通過するのに要する時間であり、圧延速度、各構成設備間の機械的な距離をもとに求めればよい。
熱延金属帯(被圧延材)8の温度は、下記式(1)に示す板厚方向一次元熱伝導方程式を解けばよい。
ただし、式(1)における境界条件は、下記式(2)とする。
ここで、Tは熱延金属帯(被圧延材)8の温度、Twは冷却水の水温、cは比熱、ρは密度、λは熱伝導率、Qtransは変態発熱、hは熱伝達率、dは板厚、xは板厚方向座標、tは時間である。
また、熱伝達率hは、下記式(3)にて求める。
ここで、heは輻射による熱伝達率、haは対流による熱伝達率、hwtおよびhwbは上面水冷および下面水冷による熱伝達率である。熱伝達率hwtおよびhwbについては、下記式(4)のように、冷却水の水流密度W、水温Tw、熱延金属帯(被圧延材)8の表面温度Ts、熱延金属帯(被圧延材)8の搬送速度Vの関数として設定すればよい。
また、変態発熱Qtransは、下記式(5)にて算出すればよい。
ここで、ξは変態潜熱、Xは変態率である。
そして、算出したコイラー入側の予測最高温度TCmax、予測最低温度TCminが、許容範囲内(すなわちTC0min以上TC0max以下)に入っているか否かを判定する(ステップS105)。予測最高温度TCmax、予測最低温度TCminともに、許容温度範囲内に入っていない場合には、注水するバンクの位置や水量を調整して冷却パターンを変更して(ステップS109)、ステップS104に戻り、許容温度範囲内に入るまで繰り返す。なお、冷却パターンを変更しても、予測最高温度と予測最低温度がともに許容温度範囲内に入らない場合もありうるので、処理の繰り返し回数に上限N(例えば、50や100など)を予め設定しておき、許容温度範囲内にならない場合は、その回数に達するまで繰り返す。なお、変更回数は記憶しておき、その回数に達したか否かを、ステップS107で判断する。
一方、予測最高温度と予測最低温度がともに許容温度範囲内に収まった場合には、その注水バンクのスプレーパターンを設定する(ステップS106)。そして、設定値は制御装置50に伝送され、制御装置50により、冷却関連設備26から被圧延材8に向け注水する冷却水の流量が制御される。
冷却水の制御は、具体的には、上記算出の対象となる領域(近赤外線カメラで測定した領域)の冷却関連設備における移動位置を、図示しないメジャーリングロールと速度計の両者を用いてトラッキングして、バルブ開閉から冷却水の注水開始及び注水停止までの遅延時間などを適宜考慮した上で、その到達タイミングに合わせて各バンクの各ヘッダの冷却水の注水開始及び注水停止のためのバルブ開閉を制御する。
なお、温度の予測計算は、上記式に限らず、計算時間短縮のために、以下に述べる公知の簡略式を用いてもよい。例えば、下記式(6)の関係が成り立つとして、板厚方向の温度分布もほぼ無視して、板厚方向平均温度で計算する。
さらに、被圧延材(熱延金属帯)8の初期温度をT0とし、変態発熱がない(Qtrans=0)とすれば、先述の式(1),(2)より板厚方向平均温度Tmは、下記式(7)で表される。
さらに、下記式(8)で冷却能Kを定義し、かつ、簡単化のため水温Twを省略すると、板厚方向平均温度Tmは、下記式(9)で表される。
式(9)で、Tmをコイラ入り側の巻き取り直前の温度Tc、T0を近赤外線カメラ21Aでの温度測定結果をTfに置き換え、冷却関連設備26の仕上圧延機18側からi番目のバンクを通過するのに要する時間をti、i番目のバンクのK値をKiとすれば、Tcは、
で算出できる。
また、近赤外線カメラ21Aでの温度測定結果Tfを初期値として、その後の各時点における温度Tpを下記式(11)により計算する。
この際、各バンクの実績の水流密度と被圧延材(熱延金属帯)8の実績の搬送速度から求められた、冷却関連設備26の仕上圧延機18側から搬送方向Aに向かって数えてi番目のバンクのK値(KAi)と通過に要する時間tAiが用いられる。ここで、ipはその後の各時点にて存在するバンクが何番目かを表す番号である。
なお、ステップS107で、変更回数が上限Nを超えた場合、つまり、予測最高温度と予測最低温度をともに、許容温度範囲内に収めることができないと判断された場合には、ステップS201に移って、予測最高温度と予測最低温度の一方が許容温度範囲内に入るように、冷却パターンを変更する処理を行う(ステップS109)。例えば、冷却パターンを変更しても、予測結果が図2に示すようにコイラー入側で許容温度範囲内に、最高温度と最低温度をともに入れることができない(つまり、少なくとも一方が許容範囲に入らない)場合について、以下に、図5の処理フローを用いて、手順を説明する。
まず、ステップS101で測定した温度分布画像から、その温度分布画像内の平均温度TFaveを算出する(ステップS201)。
そして、ステップS102で算出した実績最高温度TFmaxと平均温度TFaveとの差の絶対値ΔTmaxと、実績最低温度TFminと平均温度TFaveとの差の絶対値ΔTminを比較する。そして、実績最高温度TFmaxと平均温度TFaveとの差の絶対値ΔTmaxが、実績最低温度TFminと平均温度TFaveとの差の絶対値ΔTminより大きいときは(ステップS202のYes)、最後に変更した冷却パターンに従ってステップS104で算出した予測最低温度TCminが、許容温度下限以上であるかを判定する(S203)。そして、許容温度下限以上であれば(ステップS203・Yes)、その冷却パターンを設定する(ステップS206)。逆に、許容温度下限未満である場合には(ステップS203・No)、予測最低温度TCminが許容温度下限以上になるように、冷却パターンを変更する(ステップS204)。この場合、鋼板温度が上がるように冷却水量を減らした冷却パターンに変更すればよい。
そして、変更した冷却パターンに従った場合に、実績最高温度TFmax、実績最低温度TFminが、巻取時に何度になるかを予測する(ステップS205)。ここでの予測計算は、ステップS104と同じである。そして、上述のステップS203以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS202で、実績最高温度TFmaxと平均温度TFaveとの差の絶対値が、実績最低温度TFminと平均温度TFaveとの差の絶対値以下のときは(ステップS202のNo)、最後に変更した冷却パターンに従ってステップS104で算出した予測最高温度TCmaxが、許容温度上限以下であるかを判定する(S207)。そして、許容温度上限以下であれば(ステップS207・Yes)、その冷却パターンを設定する(ステップS206)。逆に、許容温度上限以下である場合には(ステップS207・No)、予測最高温度TCmaxが許容温度上限以下になるように、冷却パターンを変更する(ステップS208)。この場合、鋼板温度が下がるように冷却水量を増やした冷却パターンに変更すればよい。
そして、変更した冷却パターンに従った場合に、実績最高温度TFmax、実績最低温度TFminが、巻取時に何度になるかを予測する(ステップS209)。ここでの予測計算は、ステップS104と同じである。そして、上述のステップS207以降の処理を繰り返す。
以上のステップS201以降の処理を行う理由を、図3を用いて説明する。最高温度TFmaxと平均温度TFaveとの差の絶対値ΔTmaxが、最低温度TFminと平均温度TFaveとの差の絶対値ΔTminより大きいということは、図3(a)に示すごとく、平均値Taveから最高温度TFmaxまでの温度範囲に含まれるデータ数(温度分布画像における画素数、言い換えれば、金属帯表面における面積)が、平均値Taveから最低温度TFminまでの温度範囲に含まれるデータ数に比べて、少ないということである。よって、最低温度を許容温度下限以上にすれば(最低温度を許容温度下限に一致させるのが最も好ましい)、許容温度範囲内に収まるデータ(金属帯表面における面積)が多くなり、不良箇所(許容温度範囲外となる箇所)を少なくでき、製品の歩留り低減を抑制できることとなる。
逆の図3(b)に示す場合には、同様の考え方により、最高温度を許容温度上限以下にすれば(最高温度を許容温度上限に一致させるのが最も好ましい)、許容温度範囲内に収まるデータ(金属帯表面における面積)が多くなり、不良箇所を少なくでき、製品の歩留り低減を抑制できることとなる。
なお、上記では説明しなかったが、ステップS203で、予測最低温度TCminが許容温度下限以上であっても、予測最低温度TCminと許容温度下限との温度差の絶対値が所定値より大きい場合には、その温度差の絶対値が所定値以内になるように、冷却パターンを変更する処理を行うようにすることが好ましい。同様に、ステップS207で、予測最高温度TCmaxが許容温度上限以下であっても、予測最高温度TCmaxと許容温度上限との温度差の絶対値が所定値より大きい場合には、その温度差の絶対値が所定値以内になるように、冷却パターンを変更する処理を行うようにすることが好ましい。
本発明の概要を説明するための図 本発明の概要を説明するための図 本発明の概要を説明するための図 本発明の手順を示すフローチャート 本発明の手順を示すフローチャート 本発明の適用後の熱間圧延ラインの構成例を示す概略図 本発明に用いる赤外線カメラの設置例を示す概略図 本発明に用いる赤外線カメラの輝度−温度変換曲線の一例を示す図 本発明の適用対象となる熱間圧延ラインの一例について説明するための図 従来技術の問題点について説明するための図
符号の説明
4 後半ゾーン
5 前半ゾーン
8 被圧延材
10 加熱炉
12 粗圧延機
18 仕上圧延機
21A 近赤外線カメラ
24 コイラー
26 冷却関連設備
261 ヘッダ
262 バンク
27A 近赤外線カメラ
50 制御装置
70 プロセスコンピュータ
90 ビジネスコンピュータ
100 熱間圧延ライン
A 搬送方向
w 冷却水

Claims (4)

  1. 熱間圧延ラインの仕上圧延機とコイラーの間の冷却関連設備を
    搬送される熱延金属帯の表面温度分布を、
    近赤外線カメラで画像データとして測定する熱画像測定ステップと、
    該画像データを測定した熱延金属帯の領域が、前記近赤外線カメラより下流側の位置に到達した時の、該領域における表面温度の最高温度と最低温度を、前記画像データを元に予測する温度予測ステップと、
    該温度予測ステップで予測した最高温度と最低温度とが、ともに許容温度範囲となるように
    前記冷却関連設備における冷却水の流量を変更する冷却水流量変更ステップと、
    該変更した冷却水流量を冷却関連設備に設定する冷却水流量設定ステップと、
    を備えて、前記冷却関連設備における冷却水の流量を制御する
    ことを特徴とする熱延金属帯の冷却制御方法。
  2. 前記温度予測ステップは、前記画像データにおける最高温度を用いて、前記近赤外線カメラより下流側の位置での最高温度を予測し、前記画像データにおける最低温度を用いて、前記近赤外線カメラより下流側の位置での最低温度を予測することを特徴とする請求項1に記載の熱延金属帯の冷却制御方法。
  3. 前記冷却水流量変更ステップにおいて、冷却水の流量を変更しても
    前記予測した表面温度の最高温度と最低温度とを、ともに許容温度範囲内にできない場合は、
    前記画像データにおける平均温度と最高温度との差の絶対値ΔTmaxと、前記画像データにおける平均温度と最低温度との差の絶対値ΔTminとを比較し、
    ΔTmaxがΔTmin以下のときは前記
    予測した最高温度が、
    ΔTmaxがΔTminより大きいときは前記予測した最低温度が、
    予め決められている許容温度範囲に収まるように冷却水の流量を変更する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱延金属帯の冷却制御方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱延金属帯の冷却制御方法を用いた熱延金属帯の製造方法。
JP2008085674A 2008-03-28 2008-03-28 熱間圧延における熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法 Expired - Fee Related JP5169377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008085674A JP5169377B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 熱間圧延における熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008085674A JP5169377B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 熱間圧延における熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009233724A true JP2009233724A (ja) 2009-10-15
JP5169377B2 JP5169377B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=41248351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008085674A Expired - Fee Related JP5169377B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 熱間圧延における熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5169377B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064167A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 新日鐵住金株式会社 線材冷却装置及び線材冷却方法
CN110653271A (zh) * 2018-06-29 2020-01-07 宝山钢铁股份有限公司 热轧带钢卷取夹送辊的辊面质量自动评级装置和评级方法
KR20200002593A (ko) * 2018-06-29 2020-01-08 엘에스엠트론 주식회사 열화상 카메라를 이용한 사출성형기의 제어 방법 및 이를 적용한 사출성형기
CN113714299A (zh) * 2021-08-30 2021-11-30 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 轧机轧辊冷却方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004009076A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Kobe Steel Ltd 熱延鋼板の冷却方法及び冷却装置
JP2007283346A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Kobe Steel Ltd 圧延材の冷却制御方法及び圧延装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004009076A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Kobe Steel Ltd 熱延鋼板の冷却方法及び冷却装置
JP2007283346A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Kobe Steel Ltd 圧延材の冷却制御方法及び圧延装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064167A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 新日鐵住金株式会社 線材冷却装置及び線材冷却方法
CN105658348A (zh) * 2013-10-29 2016-06-08 新日铁住金株式会社 线材冷却装置以及线材冷却方法
JPWO2015064167A1 (ja) * 2013-10-29 2017-03-09 新日鐵住金株式会社 線材冷却装置及び線材冷却方法
EP3037185A4 (en) * 2013-10-29 2017-04-19 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Wire rod cooling device and wire rod cooling method
KR101782757B1 (ko) * 2013-10-29 2017-09-27 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 선재 냉각 장치 및 선재 냉각 방법
CN105658348B (zh) * 2013-10-29 2019-06-21 日本制铁株式会社 线材冷却装置以及线材冷却方法
CN110653271A (zh) * 2018-06-29 2020-01-07 宝山钢铁股份有限公司 热轧带钢卷取夹送辊的辊面质量自动评级装置和评级方法
KR20200002593A (ko) * 2018-06-29 2020-01-08 엘에스엠트론 주식회사 열화상 카메라를 이용한 사출성형기의 제어 방법 및 이를 적용한 사출성형기
CN110653271B (zh) * 2018-06-29 2021-02-19 宝山钢铁股份有限公司 热轧带钢卷取夹送辊的辊面质量自动评级装置和评级方法
KR102674938B1 (ko) * 2018-06-29 2024-06-14 엘에스엠트론 주식회사 열화상 카메라를 이용한 사출성형기의 제어 방법 및 이를 적용한 사출성형기
CN113714299A (zh) * 2021-08-30 2021-11-30 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 轧机轧辊冷却方法
CN113714299B (zh) * 2021-08-30 2023-10-24 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 轧机轧辊冷却方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5169377B2 (ja) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9387527B2 (en) Method and apparatus for hot-rolling metal strip using near-infrared camera
JP5217253B2 (ja) 熱延金属帯の品質判定結果記録用コンピュータシステム、製造・品質実績管理および通過工程指示・管理用ビジコンシステムと、それらを用いた後工程での熱延金属帯の品質不良部切除方法
JP7067537B2 (ja) 熱延工程での反り予測方法、反り制御方法、熱延鋼板の製造方法、反り予測モデルの生成方法、及び熱延設備
JP5169377B2 (ja) 熱間圧延における熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法
JP5217516B2 (ja) 熱間圧延における冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法
JP4946516B2 (ja) 熱間圧延設備およびそれを用いた熱間圧延方法
JP5206156B2 (ja) 熱間圧延における近赤外線カメラを用いた熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法
JP2014133246A (ja) 設定値計算装置、設定値計算方法、及び設定値計算プログラム
JP6197676B2 (ja) 温度分布予測装置
JP5206155B2 (ja) 熱間圧延における近赤外線カメラを用いた熱延金属帯の冷却制御方法および熱延金属帯の製造方法
JP2017113807A (ja) 板片寄り制御装置
JP5906992B2 (ja) 鋳片の凝固状態推定方法及び連続鋳造方法
JP5322261B2 (ja) 熱間圧延における近赤外線カメラを用いた熱延金属帯の全幅撮影方法、全幅撮影結果記録方法
JP6897609B2 (ja) 熱間圧延装置及び熱延鋼板の製造方法
JP5369468B2 (ja) 熱間粗圧延における被圧延材の温度予測方法を用いた熱延金属帯の製造方法
JP5430864B2 (ja) 熱間圧延における近赤外線カメラを用いた熱延金属帯の全幅撮影方法、全幅撮影結果記録方法
JP2018047483A (ja) 金属帯の形状制御方法及び形状制御装置
JP2016163894A (ja) 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、及び鋼板の製造方法
KR101433463B1 (ko) 열간압연 강판의 선단부 휨 방지 장치 및 방법
KR102090549B1 (ko) 후물재의 헤드부 온도 제어 장치 및 제어 방법
JP5761091B2 (ja) 熱間圧延ラインの温度制御方法および温度制御システム
JP2005238304A (ja) 熱延鋼板の製造方法
JP2011143459A (ja) 厚鋼板の製造方法
JP4964061B2 (ja) 条鋼線材の冷却制御方法
JP2023027537A (ja) 加熱スラブの温度測定方法、圧下条件設定方法及び鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110128

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120321

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121114

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees