JP2009231623A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理部における基板搬送を効率よく行うことができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】塗布ブロックBcと現像ブロックBdとIF部5とが隣接して設けられている。さらに、現像ブロックBdを経由せずに塗布ブロックBcからIF部5へ基板Wを搬送する第1迂回ブロックBb1を備えている。このように構成される装置では、現像ブロックBdを経由する基板Wを、IF部5から塗布ブロックBc側へ移動する基板Wのみとすることができる。よって、現像ブロックBdにおける基板Wの搬送を効率よく行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に対して一連の処理を行う基板処理装置に関する。
従来、この種の装置として、基板に塗布処理を行う塗布ブロックと、別体の露光機で露光された基板に現像処理を行う現像ブロックとが隣接して設けられた処理部を備える。露光機は、現像ブロックの塗布ブロックが隣接している側とは反対側に設置される。また、カセットなどを載置するインデクサ部は、塗布ブロックに隣接されている。この装置では、塗布ブロックで基板に処理を行い、この基板を露光機で露光し、露光後の基板を現像ブロックで現像する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−324139号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置では、一連の処理を基板に行うためにインデクサ部とインターフェイス部との間で基板を往復させる。この際、塗布ブロックおよび現像ブロックではそれぞれ基板が双方向に移動する。各ブロックに設けられた搬送機構は、両側から搬送されてくる基板をそれぞれ受け取るとともに、受け取った各基板を反対側へ払い出す。このように各ブロックの搬送機構の動作は複雑である。このため、搬送機構の構造や搬送機構の制御も複雑になり、搬送ロスが発生し易いという不都合がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、処理部における基板搬送を効率よく行うことができる基板処理装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板に処理を行う基板処理装置において、基板に処理液を塗布する塗布処理を行う塗布ブロックと、前記塗布ブロックの一側面である背面に隣接して設けられ、基板を現像する現像処理を行う現像ブロックと、前記現像ブロックの前記塗布ブロックが隣接している側とは反対側に前記現像ブロックと隣接して設けられ、前記装置とは別体の露光機に対して基板を搬送するインターフェイス部と、前記現像ブロックを経由せずに前記塗布ブロックから前記インターフェイス部へ基板を搬送する第1迂回ブロックと、を備えていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、第1迂回ブロックを備えているので、塗布ブロックからインターフェイス部への基板搬送を、現像ブロックを経由せず第1迂回ブロックが直接行うことができる。このため、現像ブロックを経由する基板は、インターフェイス部から塗布ブロック側(塗布ブロックまたは塗布ブロックが設けられている側)への一方向に移動する基板のみとすることができる。よって、現像ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第1迂回ブロックは、前記塗布ブロックと前記インターフェイス部との間に、前記現像ブロックと並んで設けられていることが好ましい(請求項2)。第1迂回ブロックは、塗布ブロックの背面から基板を受け取ることができ、現像ブロックを挟んで塗布ブロックの背面と対向するインターフェイス部の面(前面)に対して基板を搬出することができる。このため、第1迂回ブロックの搬送距離を短く抑えることができ、第1迂回ブロックは基板の搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第1迂回ブロックは、前記現像ブロックの側方に配置されていることが好ましい(請求項3)。これによれば、現像ブロックの上方または下方に第1迂回ブロックが配置される場合に比べて、現像ブロックの高さの上限を大きくすることができる。
本発明において、前記現像ブロックに搬入される基板は、専ら前記インターフェイス部のみからであることが好ましい(請求項4)。現像ブロックで搬送する基板は全て一方(インターフェイス部)から搬入される基板であるため、現像ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記現像ブロックおよび前記第1迂回ブロックの各雰囲気は遮断されておらず、前記第1迂回ブロックは前記現像ブロックに対して開放されていることが好ましい(請求項5)。現像ブロックおよび第1迂回ブロックを含む構造を簡略化することができる。
本発明において、前記現像ブロックは、基板に現像液を供給する現像処理ユニットと、前記現像処理ユニットの側方に設けられ、前記インターフェイス部および前記現像処理ユニットに対して基板を搬送する現像用主搬送機構と、を備え、前記第1迂回ブロックは、専ら前記塗布ブロックおよび前記インターフェイス部のみに対して基板を搬送する第1迂回搬送機構を備えていることが好ましい(請求項6)。現像ブロックと第1迂回ブロックとを好適に構成することができる。
本発明において、前記現像用主搬送機構と前記第1迂回搬送機構とはそれぞれ前記塗布ブロックの背面に対向するように並んで設けられていることが好ましい(請求項7)。簡易な構成で第1迂回ブロックを構成することができる。また、現像用主搬送機構と第1迂回搬送機構とを直接隣り合うように並べる場合は、より構成を簡略化することができる。
本発明において、前記第1迂回搬送機構は、前記現像用主搬送機構の前記現像処理ユニットが設けられている側とは反対側に配置されていることが好ましい(請求項8)。現像用主搬送機構が現像処理ユニットに対して基板を搬送する際、第1迂回搬送機構が干渉するおそれがない。
本発明において、前記現像用主搬送機構および前記第1迂回搬送機構は、同じ空間に配備されていることが好ましい(請求項9)。構成を簡略化することができる。
本発明において、前記現像用主搬送機構が前記現像ブロックの外部に基板を払い出す位置と、前記第1迂回搬送機構が前記塗布ブロックから基板を受け取る位置とは、平面視で略同じであることが好ましい(請求項10)。現像用主搬送機構による基板の搬送領域と第1迂回搬送機構による基板の搬送領域を平面視で重複させることで、本装置の設置面積を低減することができる。なお、外部とは、塗布ブロックでもよいし、平面視で塗布ブロックに積層されるその他のブロック(たとえば、後述する第2迂回ブロックなど)であってもよい。
本発明において、前記現像用主搬送機構が前記インターフェイス部から基板を受け取る位置と、前記第1迂回搬送機構が前記インターフェイス部に基板を受け渡す位置とは、互いに上下方向に近接していることが好ましい(請求項11)。現像用主搬送機構による基板の搬送領域と第1迂回搬送機構による基板の搬送領域を平面視で重複させることで、本装置の設置面積を低減することができる。また、現像用主搬送機構および第1迂回搬送機構の両者と基板の受け渡しを行うインターフェイス部を、コンパクトに構成することができる。
本発明において、前記塗布ブロックは上下方向に並べられている複数の階層を備え、各階層はそれぞれ、基板に処理液を塗布する塗布処理ユニットと、当該階層の塗布処理ユニットに対して基板を搬送する塗布用主搬送機構と、を有し、前記第1迂回搬送機構は少なくとも前記塗布用主搬送機構のいずれかとの間で基板の受け渡しを行うことが好ましい(請求項12)。塗布ブロックは複数の塗布用主搬送機構を備えているので、塗布ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第1迂回搬送機構は全ての塗布用主搬送機構との間で基板の受け渡しを行い、前記塗布用主搬送機構同士の間で基板を受け渡す際は、前記第1迂回搬送機構を介して行うことが好ましい(請求項13)。塗布ブロックにおける塗布用主搬送機構同士の基板の受け渡しを第1迂回搬送機構が行うことで、比較的搬送負担の少ない第1迂回搬送機構の利用効率を高めることができる。
本発明において、前記塗布ブロックの背面とは反対側の側面である前面に隣接して設けられ、基板を収容するカセットに対して基板を搬送するとともに前記塗布ブロックに基板を搬送するインデクサ部と、前記塗布ブロックを経由せずに前記現像ブロックから前記インデクサ部へ基板を搬送する第2迂回ブロックと、を備えていることが好ましい(請求項14)。請求項14に記載の発明によれば、第2迂回ブロックを備えているので、インターフェイス部からインデクサ部への基板搬送を、塗布ブロックを経由せず第2迂回ブロックが直接行うことができる。このため、塗布ブロックを経由する基板は、インデクサ部からインターフェイス部への一方向に移動する基板のみとすることができる。よって、塗布ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部と前記現像ブロックとの間に、前記塗布ブロックと並んで設けられていることが好ましい(請求項15)。第2迂回ブロックは、インデクサ部の背面(塗布ブロックと隣接するインデクサ部の一側面)に対して基板を搬出することができ、現像ブロックの前面(塗布ブロックを挟んでインデクサ部の背面と対向する現像ブロックの面)から基板を受け取ることができる。このため、第2迂回ブロックの搬送距離を短く抑えることができ、第2迂回ブロックは基板の搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第2迂回ブロックは、前記塗布ブロックの上方または下方に配置されていることが好ましい(請求項16)。第2迂回ブロックを備えることによって設置面積が増大することを抑制することができる。
本発明において、前記塗布ブロックに搬入される基板は専ら前記インデクサ部のみからであることが好ましい(請求項17)。塗布ブロックで搬送する基板は全て一方(インデクサ部)から搬入される基板であるため、塗布ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記塗布ブロックおよび前記第2迂回ブロックの各雰囲気は遮断されていることが好ましい(請求項18)。塗布ブロックおよび第2迂回ブロックの各雰囲気が相互に影響することがない。たとえば、一方で塵埃が生じてもその影響が他方に及ばない。
本発明において、前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部および前記現像ブロックのみに対して直接基板を搬送する第2迂回搬送機構を備えていることが好ましい(請求項19)。第2迂回ブロックを簡易に構成することができる。
本発明において、前記第2迂回搬送機構は、前記塗布用主搬送機構の上方または下方に配置されていることが好ましい(請求項20)。塗布ブロックは、上下方向に並ぶ複数の階層ごとに塗布用主搬送機構を有している。これら各塗布用主搬送機構と並んで第2迂回搬送機構が設けられているので、装置構成が複雑になることを避けることができる。
本発明において、前記インデクサ部と前記塗布ブロックとの間で基板の受け渡しが行われる位置と、前記インデクサ部と前記第2迂回搬送機構との間で基板の受け渡しが行われる位置とは近接していることが好ましい(請求項21)。塗布ブロックと第2迂回搬送機構の双方と基板の受け渡しを行うインデクサ部を、コンパクトに構成することができる。
本発明において、前記現像用主搬送機構と前記第1迂回搬送機構とを制御して、前記インターフェイス部への基板搬送は前記第1迂回搬送機構によって行い、前記インターフェイス部から払い出される基板は現像用主搬送機構によって受け取らせる制御部を備えていることが好ましい(請求項22)。現像用主搬送機構および第1迂回搬送機構がそれぞれ現像ブロックおよび第1迂回ブロックの外部から基板を受け取る動作が一様であるため、制御部による制御を簡易にすることができる。
本発明において、前記塗布用主搬送機構と前記第2迂回搬送機構とを制御して、前記インデクサ部から搬送される基板は前記塗布用主搬送機構によって受け取らせ、前記インデクサ部への基板搬送は前記第2迂回搬送機構によって行わせる制御部を備えていることが好ましい(請求項23)。塗布用主搬送機構および第2迂回搬送機構がそれぞれ塗布ブロックおよび第2迂回ブロックの外部から基板を受け取る動作が一様であるため、制御部による制御を簡易にすることができる。
また、請求項24に記載の発明は、基板を収容するカセットに対して基板を搬送するインデクサ部と、前記インデクサ部の側方に隣接して設けられ、基板に処理液を塗布する塗布処理を行う塗布ブロックと、前記塗布ブロックの前記インデクサ部が隣接している側とは反対側に前記塗布ブロックと隣接して設けられ、基板を現像する現像処理を行う現像ブロックと、前記塗布ブロックを経由せずに前記現像ブロックから前記インデクサ部へ基板を搬送する第2迂回ブロックと、を備えていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項24に記載の発明によれば、第2迂回ブロックを備えているので、インターフェイス部からインデクサ部への基板搬送を、塗布ブロックを経由せず第2迂回ブロックが直接行うことができる。このため、塗布ブロックを経由する基板は、インデクサ部からインターフェイス部への一方向に移動する基板のみとすることができる。よって、塗布ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部と前記現像ブロックとの間に、前記塗布ブロックと並んで設けられていることが好ましい(請求項25)。第2迂回ブロックは、インデクサ部の背面(塗布ブロックと隣接するインデクサ部の一側面)に対して基板を搬出することができ、現像ブロックの前面(塗布ブロックを挟んでインデクサ部の背面と対向する現像ブロックの面)から基板を受け取ることができる。このため、第2迂回ブロックの搬送距離を短く抑えることができ、第2迂回ブロックは基板の搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第2迂回ブロックは前記塗布ブロックの上方または下方に配置されていることが好ましい(請求項26)。第2迂回ブロックを備えることによって設置面積が増大することを抑制することができる。
本発明において、前記塗布ブロックに搬入される基板は専ら前記インデクサ部のみからであることが好ましい(請求項27)。塗布ブロックで搬送する基板は全て一方(インデクサ部)から搬入される基板であるため、塗布ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明において、前記塗布ブロックと前記第2迂回ブロックとの間には雰囲気を遮断する遮断部材が設けられていることが好ましい(請求項28)。塗布ブロックおよび第2迂回ブロックの各雰囲気が相互に影響することがない。たとえば、一方で塵埃が生じてもその影響が他方に及ばない。
本発明において、前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部および前記現像ブロックに対して直接基板を搬送する第2迂回搬送機構を備えていることが好ましい(請求項29)。第2迂回ブロックを簡易に構成することができる。
本発明において、前記第2迂回搬送機構は、前記塗布用主搬送機構の上方または下方に配置されていることが好ましい(請求項30)。塗布ブロックは、上下方向に並ぶ複数の階層ごとに塗布用主搬送機構を有している。これら各塗布用主搬送機構が並ぶ方向に第2迂回搬送機構が設けられているので、装置構成が複雑になることを避けることができる。
本発明において、前記インデクサ部と前記塗布ブロックとの間で基板の受け渡しが行われる位置と、前記インデクサ部と前記第2迂回搬送機構との間で基板の受け渡しが行われる位置とは近接していることが好ましい(請求項31)。塗布ブロックと第2迂回搬送機構の双方と基板の受け渡しを行うインデクサ部を、コンパクトに構成することができる。
本発明において、前記塗布ブロックは上下方向に並べられている複数の階層を備え、各階層はそれぞれ、基板に処理液を塗布する塗布処理ユニットと、当該階層の塗布処理ユニットに対して基板を搬送する塗布用主搬送機構と、を有し、前記インデクサ部は、前記塗布用主搬送機構のうち、前記第2迂回搬送機構の最も近くに配置されている塗布用主搬送機構との間で基板の受け渡しを行うことが好ましい(請求項32)。塗布ブロックは複数の塗布用主搬送機構を備えているので、塗布ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。また、塗布用主搬送機構および第2迂回搬送機構との間でインデクサ部が基板を受け渡す各位置を近接させることができる。
本発明において、前記塗布用主搬送機構と前記第2迂回搬送機構とを制御して、前記インデクサ部から搬送される基板は前記塗布用主搬送機構によって受け取らせ、前記インデクサ部への基板搬送は前記第2迂回搬送機構によって行わせる制御部を備えていることが好ましい(請求項33)。塗布用主搬送機構および第2迂回搬送機構がそれぞれ塗布ブロックおよび第2迂回ブロックの外部から基板を受け取る動作が一様であるため、制御部による制御を簡易にすることができる。
なお、本明細書は、次のような基板処理装置に係る発明も開示している。
(1)請求項1から請求項24のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第1迂回ブロックは、さらに前記インターフェイス部から前記塗布ブロックへ前記現像ブロックを経由せずに基板を搬送可能であることを特徴とする基板処理装置。
前記(1)に記載の基板処理装置によれば、基板の搬送経路を自由に選択・変更することができる。
(2)請求項1から請求項24のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第1迂回ブロックは露光前の基板を搬送し、前記現像ブロックには露光後の基板のみが搬入されることを特徴とする基板処理装置。
前記(2)に記載の基板処理装置によれば、基板を好適に管理することができる。ここで、露光前の基板とは、露光前の処理、たとえば、レジスト膜材料を塗布する処理などが行われた基板を意味する。ここで、露光後の基板とは、露光が行われた基板と、露光および露光後の処理、たとえば、現像処理などが行われた基板の双方を含む。
(3)請求項1に記載の基板処理装置において、前記第1迂回ブロックは、前記インターフェイス部と隣接し、前記塗布ブロックおよび前記現像ブロックと並んで設けられていることを特徴とする基板処理装置。
前記(3)に記載の基板処理装置によれば、第1迂回ブロックは、塗布ブロックの背面以外から払い出される基板を受け取ってインターフェイス部へ直接搬送することができる。
(4)前記(3)に記載の基板処理装置において、前記第1迂回ブロックは、前記塗布ブロックの背面とは反対側の側面である前面から払い出された基板を前記インターフェイス部へ搬送することを特徴とする基板処理装置。
前記(4)に記載の基板処理装置によれば、第1迂回ブロックは、塗布ブロックの前面から払い出される基板を受け取ってインターフェイス部へ直接搬送することができる。
(5)請求項1から請求項6のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第1迂回搬送機構は、前記現像用主搬送機構の上方または下方に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
前記(5)に記載の基板処理装置によれば、設置面積の増大を抑制することができる。
(6)請求項10に記載の基板処理装置において、前記現像用主搬送機構が基板を払い出す前記現像ブロックの外部は、前記塗布ブロックであることを特徴とする基板処理装置。
(7)請求項12または請求項13に記載の基板処理装置において、前記第1迂回搬送機構と前記塗布用主搬送機構との間の基板の受け渡しは、基板を載置する載置部を介して行うことを特徴とする基板処理装置。
前記(7)に記載の基板処理装置によれば、基板を好適に受け渡すことができる。
(8)前記(7)に記載の基板処理装置において、各載置部は前記塗布ブロックの背面側に互いに上下方向に並べて配置されていることを特徴とする基板処理装置。
前記(8)に記載の基板処理装置によれば、現像用主搬送機構による基板の搬送領域と第1迂回搬送機構による基板の搬送領域を平面視で重複させることができる。
(9)請求項12から請求項21および請求項23のいずれかに記載の基板処理装置において、前記塗布処理ユニットは、塗布する処理液の種類に応じて複数種に分けられ、各階層には、それぞれ同種の塗布処理ユニットが設けられ、前記塗布ブロックでは、基板を2以上の階層に順次搬送して前記塗布処理を行い、最後に基板が搬送される階層の塗布用主搬送機構は、当該階層における処理が行われた基板を前記第1迂回搬送機構へ受け渡すことを特徴とする基板処理装置。
前記(9)に記載の基板処理装置によれば、各階層の塗布処理ユニット間で基板の処理品質を精度よく均一にすることができる。
(10)請求項12から請求項21、請求項23、請求項32および請求項33のいずれかに記載の基板処理装置において、前記塗布処理ユニットは、レジスト膜材料を基板に塗布する複数のレジスト膜用塗布処理ユニットと、反射防止膜用の処理液を基板に塗布する複数の反射防止膜用塗布処理ユニットと、を含むことを特徴とする基板処理装置。
(11)請求項14、請求項15および請求項24から請求項29のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第2迂回ブロックは前記塗布ブロックの側方に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
前記(11)に記載の基板処理装置によれば、塗布ブロックの高さの上限値を大きくすることができる。
(12)請求項14から請求項18および請求項24から請求項33のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第2迂回ブロックは、さらに前記インデクサ部から前記現像ブロックへ前記塗布ブロックを経由せずに基板を搬送可能であることを特徴とする基板処理装置。
前記(12)に記載の基板処理装置によれば、基板の搬送経路を自由に選択・変更することができる。
(13)請求項14から請求項18および請求項24から請求項33のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第2迂回ブロックは露光後の基板を搬送し、前記塗布ブロックには露光前の基板のみが搬入されることを特徴とする基板処理装置。
前記(13)に記載の基板処理装置によれば、基板を好適に管理することができる。
この発明に係る基板処理装置によれば、第1迂回ブロックを備えているので、塗布ブロックからインターフェイス部への基板搬送を、現像ブロックを経由せず第1迂回ブロックが直接行うことができる。このため、現像ブロックを経由する基板は、インターフェイス部から塗布ブロック側(塗布ブロックまたは塗布ブロックが設けられている側)への一方向に移動する基板のみとすることができる。よって、現像ブロックにおける基板搬送を効率よく行うことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図であり、図2と図3は基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図であり、図4と図5は、図1におけるa−a矢視、b−b矢視の各垂直断面図である。
実施例1は、基板(例えば、半導体ウエハ)Wにレジスト膜等を形成するとともに露光された基板Wを現像する基板処理装置である。本装置は、インデクサ部(以下、「ID部」と記載する)1と処理部3とインターフェイス部(以下、「IF部」と記載する)5とを備えている。ID部1、処理部3およびIF部5はこの順番に略水平一方向に並べられ、互いに隣接して設置されている。本装置はさらに、各所に配置される載置部Pなどを備えている。また、本装置とは別体の外部装置である露光機EXPがIF部5に隣接して設けられる。
ID部1は基板Wを収容するカセットCに対して基板Wを搬送するとともに処理部3に基板Wを搬送する。
処理部3は、基板Wに処理液を塗布する塗布処理と、基板Wを現像する現像処理を行う。処理部3は、塗布ブロックBcと現像ブロックBdと第1迂回ブロックBb1と第2迂回ブロックBb2とを有する。塗布ブロックBcは塗布処理を行う。現像ブロックBdは基板Wに現像処理を行う。第1迂回ブロックBb1は、現像ブロックBdを経由せずに塗布ブロックBcからIF部5へ基板Wを搬送する。第2迂回ブロックBb2は、塗布ブロックBcを経由せずに現像ブロックBdからID部1へ基板Wを搬送する。
第2迂回ブロックBb2は、塗布ブロックBcの下方に配置されている。第2迂回ブロックBb2は平面視で塗布ブロックBcと略同じ形状を呈している。これら第2迂回ブロックBb2および塗布ブロックBcはそれぞれ、ID部1の一側面(以下、適宜「背面」と呼ぶ)に隣接して配置されている。ID部1の背面と隣接する塗布ブロックBcの各側面をそれぞれ「塗布ブロックBcの前面」と呼ぶ。
現像ブロックBdは塗布ブロックBcの背面に隣接して配置されている。塗布ブロックBcと隣接する現像ブロックBdの一側面(前面)は、第2迂回ブロックBb2にも隣接している。このように第2迂回ブロックBb2は、ID部1と現像ブロックBdとの間に、塗布ブロックBcと並んで設けられる。
現像ブロックBdの塗布ブロックBcが隣接している側とは反対側には、IF部5が隣接している。第1迂回ブロックBb1は、塗布ブロックBcとIF部5との間に、現像ブロックBdと並んで設けられている。本実施例では、第1迂回ブロックBb1は現像ブロックBdの側方に配置されている。第1迂回ブロックBb1は塗布ブロックBcおよびIF部5と隣接している。
IF部5は本装置とは別体の露光機EXPとの間で基板Wを搬送する。露光機EXPは基板Wを露光する。以下、ID部1、処理部3、IF部5などについてそれぞれ説明する。
[ID部1]
ID部1はカセット載置台9とID用搬送機構TIDを備えている。カセット載置台9は複数(例えば4個)のカセットCを1列に並べて載置可能である。各カセットCは複数枚の基板Wを略水平姿勢で上下方向に並べて収容する。ID用搬送機構TIDは、各カセットCに対して基板Wを搬送するとともに、塗布ブロックBcに対して基板Wを搬送する。ID用搬送機構TIDは、カセット載置台9の側方をカセットCの並び方向に水平移動する可動台21と、可動台21に対して鉛直方向に伸縮する昇降軸23と、この昇降軸23に対して旋回するとともに旋回半径方向に進退して基板Wを保持する保持アーム25とを備えている。
[塗布ブロックBc]
塗布ブロックBcは、上下方向に並べられている複数(3層)の階層K1、K2、K3を備えている。各階層K1、K2、K3は、基板Wに処理液を塗布する塗布処理ユニット31と、当該階層Kに設けられる塗布処理ユニット31に対して基板Wを搬送する塗布用主搬送機構T1、T2、T3と、をそれぞれ有している。なお、階層K1、K2、K3はそれぞれ、塗布ブロックBcの下段、中段および上段の配置されている。以下では、塗布用主搬送機構T1、T2、T3を特に区別しないときは、単に「塗布用主搬送機構T」と記載する。また、階層K1、K2、K3を特に区別しないときは、単に「階層K」と記載する。
塗布ブロックBcは塗布処理ユニット31を、塗布する処理液の種類ごとにそれぞれ複数有している。処理液の種類としては、レジスト膜材料や、反射防止膜用の処理液などが例示される。さらに、反射防止膜用の処理液については、レジスト膜の上部に形成する反射防止膜用の処理液と、レジスト膜の下部に形成する反射防止膜用の処理液とで種類が異なる。
本明細書では、レジスト膜材料を塗布する塗布処理ユニット31を特に、レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTと記載する。同様に、レジスト膜の上部に形成する反射防止膜用の処理液を塗布する塗布処理ユニット31を特に、上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCと記載し、レジスト膜の下部に形成する反射防止膜用の処理液を塗布する塗布処理ユニット31を特に、下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCと記載する。また、レジスト膜の下部、上部に形成する反射防止膜をそれぞれ下部反射防止膜、上部反射防止膜と適宜に記載する。
本実施例では、塗布ブロックBcは、3台のレジスト膜用塗布処理ユニットRESISTと、3台の上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCと、3台の下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCとを備えている。
これら各種の塗布処理ユニット31は、種類ごとに異なる階層Kにそれぞれ配置されている。本実施例では、階層K1には全て(3台)の下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCが設けられ、階層K2には全てのレジスト膜用塗布処理ユニットRESISTが設けられ、階層K3には全ての上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCが設けられている。
このように複数の階層Kにわたって積層された一群の塗布処理ユニット31は、平面視でID部1とIF部5とを結ぶ方向と略平行な塗布ブロックBcの一辺側(言い換えれば、ID部1及び現像ブロックBdと隣接しない塗布ブロックBcの一側部)に配置されている。
各塗布用主搬送機構Tはそれぞれ平面視で塗布ブロックBcの略中央部に配置されている。各塗布用主搬送機構T1−T3がそれぞれ基板Wを搬送する領域(以下、単に「搬送領域」という)A1、A2、A3は、平面視で塗布ブロックBcの略中央を通り、ID部1とIF部5とを結ぶ方向に、塗布ブロックBcの両側部まで延びた領域である。この搬送領域Aの一側方は、上述した各塗布処理ユニット31と隣接している。
塗布ブロックBcは、各階層Kに設けられ、基板Wに熱処理を行う複数の熱処理ユニットPHPcを備えている。各熱処理ユニットPHPcは各塗布用主搬送機構Tを挟んで塗布処理ユニット31と略水平方向に対向する位置に配置されている。各塗布用主搬送機構Tに対応する熱処理ユニットPHPcは、略上下方向と略水平方向に行列状に並べられている。本実施例では、各塗布用主搬送機構Tに対応して9台(略上下方向に3台、略水平方向に3台)の熱処理ユニットPHPcが設けられている。各塗布用主搬送機構Tはそれぞれ、対応する熱処理ユニットPHPcに対して基板Wを搬送する。
各塗布用主搬送機構Tはそれぞれ、対応する塗布処理ユニット31の各高さ位置と略同じ高さ位置に別個に配置されている。各塗布用主搬送機構T1、T2、T3の間には、各搬送領域A1、A2、A3の雰囲気を互いに遮断する遮断板27が設けられている。
ID部1と塗布ブロックBcとの間には、基板Wを載置する載置部P1が設けられている。載置部P1は、塗布用主搬送機構T3と略水平方向に対向する位置に配置されている。ID用搬送機構TIDと塗布用主搬送機構T1とは載置部P1を介して基板Wの受け渡しを行う。
また、塗布ブロックBcの背面側(塗布ブロックBcと現像ブロックBdとの間)には、載置部P2、P3、P4、P5、P6が設けられている。載置部P2は塗布用主搬送機構T1に対向して設けられ、載置部P3、P4は塗布用主搬送機構T2に対向して設けられ、載置部P5、P6は塗布用主搬送機構T3に対向して設けられている。各載置部P2−P6は互いに略上下方向に並んでいる。各載置部P2−P6を介して各塗布用主搬送機構T1−T3はそれぞれ、後述する第1迂回搬送機構Tb1との間で基板Wの受け渡しを行う。
各載置部P1、P2−P6には、基板Wの有無を検知するセンサ(図示省略)がそれぞれ付設されており、各センサの検出信号に基づいて、当該センサが設けられた載置部Pを介して基板Wの受け渡しを行う各搬送機構が動作する。同様のセンサは後述する載置部P7−P12にも付設されている。
塗布用主搬送機構Tを具体的に説明する。図6を参照する。図6は、塗布用主搬送機構の斜視図である。
塗布用主搬送機構Tは、略上下方向に案内する2本の第1ガイドレール51と略水平方向に案内する第2ガイドレール52を有している。2本の第1ガイドレール51は搬送スペースAの両端側付近の各位置に互いに対向するように固定されている。本実施例では、各第1ガイドレール51は搬送領域Aの塗布処理ユニット31が配置されている側に配置されている。第2ガイドレール52は第1ガイドレール51に摺動可能に取り付けられている。このとき、第2ガイドレール52が案内する方向がID部1とIF部5とを結ぶ方向とほぼ一致することが好ましい。
第2ガイドレール52にはベース部53が摺動可能に設けられている。ベース部53は搬送領域Aの略中央まで横方向に張り出している。
ベース部53には縦軸心周りに回転可能に回転台55が設けられている。回転台55には基板Wを保持する2つの保持アーム57a、57bがそれぞれ水平方向に移動可能に設けられている。2つの保持アーム57a、57bは互いに上下方向に近接した位置に配置されている。
塗布用主搬送機構Tはさらに、第2ガイドレール52、ベース部53、回転台55、各保持アーム57a、57bをそれぞれ駆動する各種の駆動機構を備えている。これら各種の駆動機構によって、第2ガイドレール52が第1ガイドレール51に対して略上下方向に昇降し、ベース部53が第2ガイドレール52に対して略水平方向に移動し、回転台55がベース部53に対して回転し、各保持アーム57a、57bが回転台55に対して進退移動する。これにより、塗布用主搬送機構Tは、当該塗布用主搬送機構Tに対応して設けられる各塗布処理ユニット31および各熱処理ユニットPHPcに対して基板Wを搬送する。また、塗布用主搬送機構Tは、ID部1とIF部5とを結ぶ方向に塗布ブロックBcの両側部まで移動して、当該塗布用主搬送機構Tに対応する各載置部Pに対して基板Wを搬送する。以下では、ID部1とIF部5とを結ぶ方向を、「塗布用主搬送機構Tの搬送方向」と呼ぶこととする。
次に、塗布処理ユニット31について図1、図7を参照して説明する。図7(a)は、塗布処理ユニット31の平面図であり、図7(b)は(a)におけるa−a矢視の垂直断面図である。
略水平方向に並べられる各塗布処理ユニット31の間には隔壁又は仕切り壁等は設けられていない。したがって、各塗布処理ユニット31の周囲の雰囲気は互いに遮断されていない(連通している)。
図1に示するように、略同じ高さ位置(同じ層)の各塗布処理ユニット31が並ぶ方向は、塗布用主搬送機構Tの搬送方向と一致させていない。本実施例では、各塗布処理ユニット31が略円弧形状の曲線上に位置するように配置されている。
各塗布処理ユニット31はそれぞれ、基板Wを回転可能に保持する回転保持部32と、基板Wの周囲に設けられるカップ33とを備えている。各塗布処理ユニット31の側方には、3つの塗布処理ユニット31が共用する単一の供給部34を備えている。
供給部34は、複数個のノズル35と、ノズル35を移動させるノズル移動機構36を備えている。複数個のノズル35は図示省略のノズルホルダによって保持されて、略水平方向に並べられている。ノズル35から塗出される処理液は、塗布処理ユニット31に応じてレジスト膜材料、レジスト膜の下部に形成する反射防止膜用の処理液、または、レジスト膜の上部に形成する反射防止膜用の処理液となる。なお、同じ種類の処理液であれば、各ノズル35間で成分や濃度等の性状が異なる処理液を吐出させるように構成してもよい。
ノズル移動機構36は、基台37と昇降軸38と第1リンク部39と第2リンク部40と把持部41とを備えている。基台37は、塗布処理ユニット31を挟んで塗布用主搬送機構Tが設けられている側とは反対側に固定されている。基台37の位置は、3つの塗布処理ユニット31の中心との各距離のばらつきが少ないほど好ましい。この基台37には昇降軸38が昇降可能に取り付けられている。昇降軸38の上端には、第1リンク部39の一端が鉛直軸周りに回転可能に取り付けられている。第1リンク部39の他端には第2リンク部40の一端が鉛直軸周りに回転可能に取り付けられている。第2リンク部40の他端には把持部41が取り付けられている。
そして、昇降軸38が昇降することで把持部41を基台37に対して上下動させ、第1、第2リンク部39、40が屈伸運動することで把持部41を昇降軸38に対して水平面内で進退移動させる。これにより、把持部41は任意のノズル35を把持し、かつ、任意の塗布処理ユニット31で保持される基板Wの略中心上方の位置に把持したノズル35を移動する。
熱処理ユニットPHPcについて説明する。各熱処理ユニットPHPcはそれぞれ基板Wを載置する2つのプレート43と、2つのプレート43間で基板Wを移動させる図示省略のローカル搬送機構を備えている。各熱処理ユニットPHPcでは、基板Wに加熱処理と冷却処理を続けて行う。なお、熱処理ユニットPHPcはこのような構成に限られない。例えば、単に加熱処理または冷却処理のみを行う熱処理ユニットであってもよい。また、基板Wと被膜の密着性を向上させるためにヘキサメチルジシラザン(HMDS)の蒸気雰囲気で熱処理するアドヒージョン処理ユニットであってもよい。
[第2迂回ブロックBb2]
第2迂回ブロックBb2について説明する。第2迂回ブロックBb2は、第2迂回搬送機構Tb2と検査ユニットMIと熱処理ユニットPHPb2とを備えている。
検査ユニットMIは、塗布処理ユニット31(下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARC)の下方に設けられている。第2迂回搬送機構Tb2は、塗布用主搬送機構T3の下方であって、検査ユニットMIの側方に設けられている。第2迂回搬送機構Tb2の搬送領域Ab2は、平面視で各塗布用主搬送機構Tの搬送領域Aと同じ範囲に形成されている。熱処理ユニットPHPb2は、第2迂回搬送機構Tb2を挟んで検査ユニットMIと略水平方向に対向するように設けられている。第2迂回搬送機構Tb2は、検査ユニットMIと熱処理ユニットPHPb2に対して基板Wを搬送する。
第2迂回ブロックBb2と塗布ブロックBcとの間には、雰囲気を遮断する遮断板28が設けられている。また、第2迂回ブロックBb2とID部1との間には、基板Wを載置する載置部P12が設けられている。また、第2迂回ブロックBb2と現像ブロックBdとの間には、載置部P11が設けられている。各載置部P11、P12はそれぞれ、第2迂回搬送機構Tb2と略水平方向に対向する位置に配置されている。また、載置部P12は載置部P1と互いに上下方向に並ぶように配置され、載置部P11は各載置部P2−P6と互いに上下方向に並ぶように配置されている。載置部P12は載置部P1に近接して配置されることが好ましい。この載置部P12を介して、ID用搬送機構TIDと第2迂回搬送機構Tb2とは基板Wの受け渡しを行う。また、載置部P11を介して、第2迂回搬送機構Tb2と後述する現像用主搬送機構T5とは基板Wの受け渡しを行う。
検査ユニットMIと第2迂回搬送機構Tb2について簡単に説明する。検査ユニットMIは、現像処理が行われた後の基板Wについてレジスト膜の線幅を計測・検査する。第2迂回搬送機構Tb2は、図4において塗布用主搬送機構Tと同じ符号を付して示すように、塗布用主搬送機構Tと略同じ構成である。
[塗布ブロックBcと第2迂回ブロックBb2について]
上述した塗布ブロックBcと第2迂回ブロックBb2の塗布処理ユニット31および検査ユニットMIが設置されるスペースの端部には、縦方向に貫く竪穴部PSが形成されている。この竪穴部PSには、処理液を通じる配管や電気配線等(いずれも図示省略)が設置されている。また、竪穴部PSには、各層の塗布処理ユニット31や検査ユニットMI、または、各搬送領域A1−A3、Ab2を清浄な雰囲気に保つための給気用および排気用の配管類も設置されている。
[現像ブロックBd]
現像ブロックBdについて説明する。なお、塗布ブロックBcと同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
現像ブロックBdは、複数の現像処理ユニットDEVと、単一の現像用主搬送機構T5と、複数の熱処理ユニットPHPdを備えている。各現像処理ユニットDEVは基板Wに現像液を供給して基板Wを現像する。現像処理ユニットDEVは略上下方向に並べて配置されている。また、現像処理ユニットDEVは略水平方向にも複数並べて配置されている。現像処理ユニットDEVが略水平方向に並ぶ方向は、ID部1とIF部5とを結ぶ方向と略同じである。一群の現像処理ユニットDEVは、平面視でID部1とIF部5とを結ぶ方向と略平行な現像ブロックBdの一辺側(言い換えれば、塗布ブロックBc及びIF部5と隣接しない現像ブロックBdの一側部側)に配置されている。
現像用主搬送機構T5は、各現像処理ユニットDEVと各熱処理ユニットPHPdに対して基板Wを搬送する。現像用主搬送機構T5が基板を搬送する領域(以下、単に「搬送領域」と記載する)A5は、平面視で現像ブロックBdの略中央を通り、ID部1とIF部5とを結ぶ方向に現像ブロックBdの両側部まで延びた領域である。この搬送領域A5の一側方には、上述した各現像処理ユニットDEVが位置している。現像用主搬送機構T5の搬送領域A5は、図1に示すように、平面視で各塗布用主搬送機構Tおよび第2迂回搬送機構Tb2の各搬送領域Aと連続するような範囲に形成されることが好ましい。
現像用主搬送機構T5の搬送領域A5を側面からみると、搬送領域A5は少なくとも上下方向に並ぶ全ての現像処理ユニットDEVの範囲に及んでいる。また、搬送領域A5は、図2に示すように、塗布用主搬送機構T1および第2迂回搬送機構Tb2の各搬送領域A1−A3、Ab2とそれぞれ連続するように形成されている。
熱処理ユニットPHPdは基板Wに熱処理を行う。各熱処理ユニットPHPdはIF部5に面する位置に配置されている。本実施例では、現像用主搬送機構T5を挟んで現像処理ユニットDEVが設けられている側とは反対側であって、IF部5側の一画に上下方向に並べて配置されている。各熱処理ユニットPHPdの上側には基板Wを載置する載置部P7、P10が上下方向に並ぶように積層されている。載置部P7と載置部P10とは互いに近接している。この載置部P7を介して、後述する第1迂回搬送機構Tb1と第1搬送機構TIFAとの間で基板Wの受け渡しが行われる。また、載置部P10を介して第1搬送機構TIFAと現像用主搬送機構T5との間で基板Wの受け渡しが行われる。
現像用主搬送機構T5を具体的に説明する。現像用主搬送機構T5は、固定台61と、上下方向に昇降可能に固定台61に保持される昇降軸62と、昇降軸62に旋回可能に保持される回転台63と、回転台63に進退可能に保持される二つの保持アーム65a、65bとを備えている。そして、現像用主搬送機構T5は、現像処理ユニットDEVと熱処理ユニットPHPdのほかに、載置部P10と載置部P11とに対して基板Wを搬送する。さらに、本実施例では、現像用主搬送機構T5は載置部P2−P6に対しても基板Wを搬送可能に構成されている。
現像処理ユニットDEVについて説明する。図1を参照する。各現像処理ユニットDEVは基板Wを回転可能に保持する回転保持部71と、基板Wの周囲に設けられるカップ73とを備えている。1段に並設される2つの現像処理ユニットDEVは仕切り壁等で間仕切りされることなく設けられている。さらに、並設される各現像処理ユニットDEVの側方には、2つの現像処理ユニットDEVに対して、現像液を供給する単一の供給部75が設けられている。供給部75は鉛直軸周りに旋回可能に構成され、各現像処理ユニットDEVで処理する基板Wに対して現像液を供給する。
熱処理ユニットPHPdについて説明する。熱処理ユニットPHPdは、IF部5に面する側部に形成される搬送口を有している。この搬送口を通じて、IF用搬送機構TIFは熱処理ユニットPHPdに対して基板Wを搬送する。このような現像ブロックBdの熱処理ユニットPHPdでは、露光機EXPで露光された基板Wに露光後加熱(PEB)処理を行う。
[第1迂回ブロックBb1]
第1迂回ブロックBb1は、現像ブロックBdとの間で雰囲気が遮断されていない。すなわち、第1迂回ブロックBb1と現像ブロックBdとは連通しており、相互に開放されている。第1迂回ブロックBb1は、平面視で、塗布ブロックBcと、現像ブロックBdの搬送領域A5と、熱処理ユニットPHPd(載置部P7、P10を含む)とで囲まれるスペースに設けられている。
第1迂回ブロックBb1は、第1迂回ブロックBb1とIF部5とに対してそれぞれ基板Wを直接搬送する第1迂回搬送機構Tb1を備えている。第1迂回搬送機構Tb1は、現像用主搬送機構T5と並んで塗布ブロックBcの背面に対向して設けられている。本実施例では、現像用主搬送機構T5の現像処理ユニットDEVが設けられている側とは反対側に設けられている。第1迂回搬送機構Tb1の搬送領域Ab1の雰囲気は、現像用主搬送機構T5の搬送領域A5の雰囲気と遮断されておらず、第1迂回搬送機構Tb1と現像用主搬送機構T5とは同じ空間に配置されている。
第1迂回搬送機構Tb1は単一の保持アーム66を備えている。その他の構成は、現像用主搬送機構T5と同様の構成である。そして、第1迂回搬送機構Tb1は、載置部P6、P7に対して基板Wを搬送する。また、第1迂回搬送機構Tb1は、各載置部P2−P5に対しても基板Wを搬送する。そして、各載置部P2−P5の間で基板Wを移動することによって、各塗布用主搬送機構T1−T3の相互の間で基板Wの受け渡しを行わせる。さらに、本実施例では、第1迂回搬送機構Tb1は載置部P10、P11にも基板Wを搬送可能である。
このように、第1迂回搬送機構Tb1の搬送領域Ab1は、少なくとも平面視では、載置部P2−P6、P11の周囲で現像用主搬送機構T5の搬送領域A5と重なる。同様に、第1迂回搬送機構Tb1の搬送領域Ab1は、少なくとも平面視では、載置部P7、P10の周囲で現像用主搬送機構T5の搬送領域A5と重なる。
[現像ブロックBdと第1迂回ブロックBb1について]
上述した現像処理ユニットDEVが設置されるスペースの端部には、縦方向に貫く竪穴部PSが形成されている。この竪穴部PSには、現像液を通じる配管や電気配線等(いずれも図示省略)が設置されている。また、竪穴部PSには、各現像処理ユニットDEVや各搬送領域A5、Ab1を清浄な雰囲気に保つための給気用および排気用の配管類も設置されている。
[IF部5]
IF部5は基板Wを搬送するIF用搬送機構TIFを備えている。IF用搬送機構TIFは、相互に基板Wを受け渡し可能な第1搬送機構TIFAと第2搬送機構TIFBで構成される。第1搬送機構TIFAは、載置部P7を介して第1迂回搬送機構Tb1との間で基板Wの受け渡しを行うとともに、載置部P10を介して現像用主搬送機構T5との間で基板Wの受け渡しを行う。さらに、第1搬送機構TIFAは、現像ブロックBdの熱処理ユニットPHPdに対して基板Wを搬送する。第2搬送機構TIFBは、露光機EXPに対して基板Wを搬送する。
第1搬送機構TIFAと第2搬送機構TIFBとは、ID部1とIF部5とを結ぶ方向と略直交する横方向に並んで設けられている。第1搬送機構TIFAは現像ブロックBdの熱処理ユニットPHPdが位置する側に配置されている。第2搬送機構TIFBは現像ブロックBdの現像処理ユニットDEVが位置する側に配置されている。また、第1、第2搬送機構TIFA、TIFBの間には基板Wを載置する載置部P8、P9と、基板Wを一時的に収容するバッファBFが多段に積層されている。第1、第2搬送機構TIFA、TIFBは、載置部P8、P9を介して基板Wを受け渡す。バッファBFには、専ら第1搬送機構TIFAのみがアクセスする。
第1搬送機構TIFAは、固定的に設けられる基台83と、基台83に対して鉛直上方に伸縮する昇降軸85と、この昇降軸85に対して旋回可能に取り付けられる回転台86と、この回転台86に対して進退して基板Wを保持する保持アーム87とを備えている。第2搬送機構TIFBも基台83と昇降軸85と保持アーム87とを備えている。
次に本装置10の制御系につい説明する。図8は、実施例に係る基板処理装置の制御ブロック図である。本装置10は制御部90を備えている。制御部90は、図示するように、各搬送機構TID、T1−T3、T5、Tb1、Tb2、TIFA、TIFB、各処理ユニットRESIST、BARC、TARC、DEV、PHPc、PHPd、PHPb2を制御する。なお、熱処理ユニットPHPcについては、各塗布用主搬送機構T1−T3に対応する熱処理ユニットPHPcごとに制御する。
具体的には制御部90は次のように制御する。すなわち、IF部5への基板Wの搬送は第1迂回搬送機構Tb1によって行わせ、第1搬送機構TIFAから払い出される基板Wは現像用主搬送機構T5によって受け取らせる。すなわち、現像ブロックBdに搬入される基板Wは専らIF部5のみからとなるように制御する。また、ID部1から搬送される基板Wは塗布用主搬送機構T1によって受け取らせ、ID部1への基板Wの搬送は第2迂回搬送機構Tb2によって行わせる。すなわち、塗布ブロックBcに搬入される基板Wは専らID部1のみからとなるように制御する。
制御部90は、各種処理を実行する中央演算処理装置(CPU)や、演算処理の作業領域となるRAM(Random-Access Memory)や、予め設定されている処理レシピ(処理プログラム)など各種情報を記憶する固定ディスク等の記憶媒体等によって実現されている。
次に、実施例に係る基板処理装置の動作例について説明する。図9は基板Wに一連の処理を行う際のフローチャートであり、基板Wが順次搬送される処理ユニットまたは載置部などを示すものである。図10は、各搬送機構がそれぞれ繰り返し行う動作を模式的に示す図であり、搬送機構がアクセスする処理ユニット、載置部またはカセット等の順序を明示するものである。以下では、搬送機構ごとに分けて説明する。なお、以下の各動作は、制御部90による制御に基づいて行われる。
[ID用搬送機構TID
ID用搬送機構TIDは一のカセットCに対向する位置に移動し、カセットCに収容される一枚の未処理の基板Wを保持アーム25に保持してカセットCから搬出する(図10におけるステップS1に対応する。以下、ステップの記号のみ付記する。)。ID用搬送機構TIDは保持アーム25を旋回し昇降軸23を昇降して載置部P1に対向する位置に移動し、保持している基板Wを載置部P1に載置する(ステップS2)。続いて、載置部P12に移動する。通常、載置部P12には第2迂回ブロックBb2から払い出された基板Wが載置されている。ID用搬送機構TIDは載置部P12に載置される基板Wを受け取って(ステップS20)、カセットCに収納する(ステップS21)。なお、載置部P12に基板Wがない場合はステップS20、ステップS21は省略される。ID用搬送機構TIDは上述した動作を繰り返し行う。
このようなID用搬送機構TIDの動作により、ID部1は、カセットCから塗布ブロックBcへ基板Wを搬送するとともに、第2迂回ブロックBb2からカセットCへ基板Wを搬送する。
[塗布用主搬送機構T1]
塗布用主搬送機構T1は載置部P1に対向する位置に移動し、保持アーム57で載置部P1に載置されている基板Wを保持する(ステップS2)。続いて、塗布用主搬送機構T1は、一の下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCに対向する位置に移動する。下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCには既に下部反射防止膜が形成された基板Wがある。塗布用主搬送機構T1は、基板Wを保持していない方の保持アーム57で下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARC内にある基板Wを搬出するとともに、載置部P1から受け取った基板Wを下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCに搬入する(ステップS3)。なお、以下の説明においても、その他の各種処理ユニットに搬送機構Tがアクセスする際には、既に所定の処理を終えた基板Wが当該処理ユニットにあるものとする。
反射防止膜用塗布処理ユニットBARCは新たに搬入された基板Wに対して所定の処理を開始する(ステップS3)。具体的には、下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCに搬入された基板Wは、回転保持部32に水平姿勢で載置される。回転保持部32は基板Wを回転させる。ノズル移動機構36は一のノズル35を、回転する基板Wの略中心の上方まで移動させる。ノズル35は下部反射防止膜用の処理液を基板Wに吐出する。基板Wの表面に供給さえた処理液は、基板Wの全面に広がる。基板Wの周縁部から捨てられる処理液は、カップ33によって回収される。このようにして、基板Wに下部反射防止膜用の処理液が塗布され、基板Wに下部反射防止膜が形成される。
塗布用主搬送機構T1は下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCから搬出した基板Wを載置部P2に載置する(ステップS4)。
その後、塗布用主搬送機構T1は再び載置部P1にアクセスして上述した動作を繰り返し行う。そして、各下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCに基板Wを搬送する。これにより、各下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCは、それぞれ並行して基板Wに処理を行う。
なお、上述した動作説明や図9、図10では、便宜上、基板Wを熱処理ユニットPHPcに対して搬送する動作および熱処理ユニットPHPcで基板Wを処理する動作を省略している。すなわち、実際は、下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCで基板Wに処理を行う前および/または後に、熱処理ユニットPHPcで基板Wに熱処理が行われる。以下の説明においても、熱処理ユニットPHPcに関連する動作を省略するものとする。
[塗布用主搬送機構T2]
塗布用主搬送機構T2は載置部P3に対向する位置に移動する。載置部P3には、載置部P2に払いだされた基板Wが第1迂回搬送機構Tb1によって搬送、載置されている。塗布用主搬送機構T2は載置部P3に載置されている基板Wを受け取る(ステップS5)。塗布用主搬送機構T2は受け取った基板Wを一のレジスト膜用塗布処理ユニットRESISTに搬入するとともに、この処理ユニットRESISTから処理済の基板Wを搬出する(S6)。
レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTは新たに搬入された基板Wに対して処理を開始する(ステップS6)。具体的な動作は、塗布する処理液がレジスト膜材料であることを除けば、下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCの動作とほぼ同様である。これにより、基板Wに形成された下部反射防止膜の上部にレジスト膜が形成される。
塗布用主搬送機構T2はレジスト膜用塗布処理ユニットRESISTから搬出した基板Wを載置部P4に載置する(ステップS7)。
その後、塗布用主搬送機構T2は再び載置部P3にアクセスして上述した動作を繰り返し行い、各レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTに基板Wを搬送する。これにより、各レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTは、それぞれ並行して基板Wに処理を行う。
[塗布用主搬送機構T3]
塗布用主搬送機構T3による基板Wの搬送は、上述した塗布用主搬送機構T1、2と略同様である。すなわち、載置部P5から各上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCに基板Wを搬送するとともに(ステップS8、S9)、各上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCから処理済の基板Wを載置部P6へ搬送する(ステップS9、S10)。このような動作を、塗布用主搬送機構T3は繰り返す。
上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCでは、基板Wに上部反射防止膜用の処理液を塗布する(ステップS9)。これにより、基板W上のレジスト膜の上部に上部反射防止膜が形成される。
[第1迂回搬送機構Tb1]
第1迂回搬送機構Tb1は、載置部P2に対向する位置に移動する。載置部P2には、塗布用主搬送機構T1から払い出された基板Wが載置されている。第1迂回搬送機構Tb1は載置部P2に載置されている基板Wを受け取り(ステップS4)、受け取った基板Wを載置部P3に載置する(ステップS5)。
続いて、第1迂回搬送機構Tb1は、載置部P4に載置されている基板Wを受け取り(ステップS7)、受け取った基板Wを載置部P5に載置する(ステップS8)。なお、載置部P4には、塗布用主搬送機構T2によって払い出された基板Wが載置される。
さらに、第1迂回搬送機構Tb1は、載置部P6に載置されている基板Wを受け取る(ステップS7)。第1迂回搬送機構Tb1は旋回してIF部5に対向する位置に移動する。そして、受け取った基板Wを載置部P7に載置する(ステップS8)。
その後、第1迂回搬送機構Tb1は再び載置部P2にアクセスして上述した動作を繰り返し行い、載置部P2−P3間および載置部P4−P5間で、基板Wを昇降移動させる。また、第1迂回搬送機構Tb1は、塗布ブロックBcから載置部P6に払い出された基板Wを、載置部P7を介してIF部5へ搬送する。基板Wが塗布ブロックBcからIF部5へ搬送される際、基板Wは現像ブロックBdを経由しない。
[IF用搬送機構TIF〜第1搬送機構TIFA
第1搬送機構TIFAは載置部P7にアクセスし、載置部P7に載置される基板Wを受け取る(ステップS11)。第1搬送機構TIFAは載置部P8に対向する位置まで移動し、受け取った基板Wを載置部P8に載置する(ステップS12)。
次に、第1搬送機構TIFAは載置部P9から基板Wを受け取り(ステップS14)、熱処理ユニットPHPdに対向する位置に移動する。そして、第1搬送機構TIFAは熱処理ユニットPHPdからすでに露光後加熱(PEB)処理が済んだ基板Wを取り出し、載置部P9から受け取った基板Wを熱処理ユニットPHPdに搬入する。熱処理ユニットPHPdでは新たに搬入された基板Wを熱処理する(ステップS15)。これにより、基板Wに露光後加熱(PEB)処理が行われる。第1搬送機構TIFAは熱処理ユニットPHPdから取り出した基板Wを載置部P10に搬送する(ステップS16)。
その後、第1搬送機構TIFAは再び載置部P7にアクセスして上述した動作を繰り返し行う。
[IF用搬送機構TIF〜第2搬送機構TIFB
第2搬送機構TIFBは載置部P8から基板Wを取り出して、露光機EXPに搬送する。そして、露光機EXPから払い出される露光済みの基板Wを受け取ると、載置部P9に搬送する。
その後、第2搬送機構TIFBは再び載置部P7にアクセスして上述した動作を繰り返し行う。
[現像用主搬送機構T5]
現像用主搬送機構T5は載置部P10に対向する位置に移動する。載置部P10には、第1搬送機構TIFAによって払い出された基板Wが載置されている。現像用主搬送機構T5は載置部P10に載置されている基板Wを保持する(ステップS16)。続いて、現像用主搬送機構T5は、一の現像処理ユニットDEVに対向する位置に移動する。この現像処理ユニットDEVには既に現像処理が行われた基板Wがある。現像用主搬送機構T5は、現像処理ユニットDEVから処理済みの基板Wを搬出するとともに、載置部P10から受け取った基板Wを現像処理ユニットDEVに搬入する(ステップS17)。
現像処理ユニットDEVは新たに搬入された基板Wに対して処理を開始する(ステップS17)。具体的には、現像処理ユニットDEVに搬入された基板Wは、回転保持部71に水平姿勢で載置される。回転保持部71は基板Wを回転させる。供給部75は基板Wの略中心の上方まで旋回移動し、現像液を基板Wに供給する。これにより、現像処理ユニットDEVは基板Wを現像する。
現像用主搬送機構T5は、現像処理ユニットDEVから搬出した基板Wを載置部P11に載置する(ステップS18)。
その後、現像用主搬送機構T5は再び載置部P10にアクセスして上述した動作を繰り返し行う。そして、各現像処理ユニットDEVに基板Wを搬送する。これにより、現像処理ユニットDEVはそれぞれ並行して基板Wを現像する。
[第2迂回搬送機構Tb2]
第2迂回搬送機構Tb2は載置部P11に対向する位置に移動する。載置部P11には、現像ブロックBdから払い出された基板Wが現像用主搬送機構T5によって載置されている。第2迂回搬送機構Tb2は載置部P11に載置されている基板Wを受け取る(ステップS18)。第2迂回搬送機構Tb2は受け取った基板Wを検査ユニットMIに搬入するとともに、この検査ユニットMIから処理済の基板Wを搬出する(S19)。
検査ユニットMIは、新たに搬入された基板Wに形成されたパターンの線幅を計測・検査する(ステップS19)。第2迂回搬送機構Tb2は検査ユニットMIから搬出した基板Wを載置部P12に載置する(ステップS20)。
その後、第2迂回搬送機構Tb2は再び載置部P11にアクセスして上述した動作を繰り返し行い、各検査ユニットMIに基板Wを搬送する。これにより、各検査ユニットMIは、それぞれ並行して基板Wに処理を行う。
なお、上述した第2迂回搬送機構Tb2の動作説明においても、便宜上、第2迂回搬送機構Tb2に対応する熱処理ユニットPHPb2を省略している。この熱処理ユニットPHPb2における熱処理は、検査ユニットMIにおける検査に関連して行われるほか、現像処理ユニットDEVにおける現像処理に関連して行われる。
このように、実施例1に係る基板処理装置によれば、第1迂回ブロックBb1を備えて、現像ブロックBdを経由せず、塗布ブロックBcからIF部5へ基板Wを直接搬送することができる。このため、現像ブロックBdを経由する基板Wは、IF部5からID部1への一方向に移動する基板Wのみとすることができる。よって、現像ブロックBdにおける基板Wの搬送効率がよい。
また、第1迂回ブロックBb1は、塗布ブロックBcとIF部5との間に現像ブロックBdと並んで設けられている。このため、第1迂回ブロックBb1では、塗布ブロックBcの背面から、現像ブロックBdを挟んで塗布ブロックBcの背面と対向するIF部5の前面まで基板Wを搬送すればよい。このように第1迂回ブロックBb1における基板Wの搬送距離が短く抑えられており、基板Wの搬送効率がよい。
また、第1迂回ブロックBb1は現像ブロックBdの側方に配置されている。このため、現像ブロックBdの上方または下方に第2迂回ブロックBb2を配置する場合に比べて、現像ブロックBdの高さが制限されることがない。よって、現像ブロックBdはより多くの台数の現像処理ユニットDEVを搭載可能に構成できる。
また、現像ブロックBdに搬入される基板Wは専らIF部5のみからであるため、現像ブロックBdにおける基板Wの搬送を効率よく行うことができる。
また、現像ブロックBdおよび第1迂回ブロックBb1の各雰囲気は遮断されておらず、第1迂回ブロックBb1は現像ブロックBdに対して開放されている。このため、現像ブロックBdおよび第1迂回ブロックBb1を含む構造を簡略化することができる。
また、現像用主搬送機構T5は、塗布ブロックBcの背面に対向するように、第1迂回搬送機構Tb1と並んで設けられている。このため、第1迂回ブロックBb1を簡易に構成することができる。また、現像用主搬送機構T5および第1迂回搬送機構Tb1は、同じ空間に配備されているため、現像ブロックBdおよび第1迂回ブロックBb1の構成を簡略化することができる。
また、第1迂回搬送機構Tb1は、現像用主搬送機構T5の現像処理ユニットDEVが設けられている側とは反対側に配置されているため、現像用主搬送機構T5が現像処理ユニットDEVに対して基板Wを搬送する際、第1迂回搬送機構Tb1が邪魔になることはない。
また、第1迂回搬送機構Tb1が塗布ブロックBcから基板Wを受け取る位置(載置部P6)と、現像用主搬送機構T5が第2迂回ブロックBb2に基板Wを払い出す位置(載置部P11)とを平面視で略同じとし、現像用主搬送機構T5による基板Wの搬送領域A5と第1迂回搬送機構Tb1による基板Wの搬送領域Ab1を平面視で重複させている。これにより、本装置の設置面積を低減することができる。
また、第1迂回搬送機構Tb1がIF部5に基板Wを払い出す位置(載置部P7)と、現像用主搬送機構T5がIF部5から基板Wを受け取る位置(載置部P10)とは、平面視で略同じとし、かつ、互いに近接させている。このように、現像用主搬送機構T5の搬送領域A5と第1迂回搬送機構Tb1の搬送領域Ab1とを平面視で重複させているので、本装置の設置面積を低減することができる。また、搬送領域A5、Ab1とを互いに近接させているので、第1搬送機構TIFAの移動範囲を小さくすることができる。
さらに、第1迂回搬送機構Tb1は各塗布用主搬送機構T1−T3との間で基板Wの受け渡しを行うように構成されている。このため、第1迂回搬送機構Tb1を介して、各塗布用主搬送機構T1−T3同士の間で基板Wの受け渡しを好適に行うことができる。
また、第2迂回ブロックBb2を備えているため、IF部5からID部1への基板Wの搬送を、塗布ブロックBcを経由せず第2迂回ブロックBb2が直接行うことができる。これにより、塗布ブロックBcを経由する基板Wは、ID部1からIF部5への一方向に移動する基板Wのみとすることができ、塗布ブロックBcにおける基板Wの搬送を効率よく行うことができる。
第2迂回ブロックBb2は、ID部1と現像ブロックBdとの間に、塗布ブロックBcと並んで設けられている。このため、第2迂回ブロックBb2では、ID部1の背面と、現像ブロックBdの前面とで挟まれる間で基板Wを搬送すれば足りる。このように第2迂回ブロックBb2における基板Wの搬送距離を短く抑えることができるので、基板Wの搬送効率がよい。
また、第2迂回ブロックBb2は、塗布ブロックBcの下方に配置されているため、装置の設置面積が増大することを抑制することができる。
また、塗布ブロックBcに搬入される基板Wは専らID部1のみからである。よって、塗布ブロックBcにおける基板Wの搬送を効率よく行うことができる。
また、塗布ブロックBcおよび第2迂回ブロックBb2の各雰囲気を遮断する遮断板28を備えているので、塗布ブロックBcおよび第2迂回ブロックBb2の各雰囲気が相互に影響することがない。
また、ID部1と塗布ブロックBcとの間で基板Wの受け渡しが行われる位置(載置部P1)と、ID部1と第2迂回ブロックBb2との間で基板Wの受け渡しが行われる位置(載置部P12)とを近接させているため、ID用搬送機構TIDの移動範囲を抑えることができ、ID部1をコンパクトに構成することができる。
また、制御部90は、現像用主搬送機構T5と第1迂回搬送機構Tb1とを制御して、IF部5への基板Wの搬送は第1迂回搬送機構Tb1によって行い、IF部5から払い出される基板Wは現像用主搬送機構T5によって受け取らせる。これによって、現像用主搬送機構T5および第1迂回搬送機構Tb1の動作を簡略化することができる。さらに、制御部90による制御を簡略化することができる。具体的には、現像ブロックBdまたは第1迂回ブロックBb1に双方向から基板Wが搬入される場合、各方向から基板Wが搬入されるタイミングを想定することは非常に複雑な計算を要し、それらのタイミングを調整することはさらに複雑な制御となる。これに対し、現像ブロックBdまたは第1迂回ブロックBb1に一方向から基板Wが搬入される場合は、相前後して搬入される基板Wの時間間隔に基づいて簡易に制御することも可能である。また、この時間間隔を試算することは比較的容易である。
さらに、制御部90は、塗布用主搬送機構T1−T3と第2迂回搬送機構Tb2とを制御して、ID部1から搬送される基板Wは塗布用主搬送機構T1−T3によって受け取らせ、ID部1への基板Wの搬送は第2迂回搬送機構Tb2によって行わせる。これによって、塗布用主搬送機構T1−T3および第2迂回搬送機構Tb2の動作を簡略化することができる。さらに、制御部90による制御を簡略化することができる。
この結果、処理部3では、露光前の基板Wを搬送する搬送機構(塗布用主搬送機構T1−T3、第1迂回搬送機構Tb1)と、露光後の基板Wを搬送する搬送機構(現像用主搬送機構T5、第2迂回搬送機構Tb2)とを異ならせることができる。これにより、基板Wの品質管理を好適に行うことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、基板Wにレジスト膜等を形成するとともに露光された基板Wを現像する基板処理装置である。図11は、実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図であり、図12は基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図であり、図13は、図11におけるa−a矢視の垂直断面図である。なお、実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
ID部1と塗布ブロックBcとの間には載置部P1のほかに、載置部P2´、P3´、P4´、P5´が設けられている。載置部P2´は載置部P1と同様に塗布用主搬送機構T1に対向して設けられている。載置部P3´、P4´は塗布用主搬送機構T2に対向して設けられている。載置部P5´は、塗布用主搬送機構T3と略水平方向に対向して設けられている。これら載置部P1、P2´−P5´は上下方向に並ぶように配置されている。
ID部1と塗布ブロックBcとの間には、載置部P1、P2´−P5´に対して基板Wを搬送する昇降搬送機構TEを備えている。昇降搬送機構TEは図示省略の駆動機構により昇降可能に構成され、各載置部P2´−P5´間で基板Wを搬送する。この昇降搬送機構TEを介して、各塗布用主搬送機構T1−T3の相互の間で基板Wの受け渡しが行われる。さらに、昇降搬送機構TEは旋回可能に構成されて、所定位置で待機する載置部P13(後述)に対して基板Wを搬送する。
現像ブロックBdはさらに、熱処理ユニットPHP5を備えている。熱処理ユニットPHP5は、現像用主搬送機構T5の現像処理ユニットDEVが設けられている側とは反対側に設けられている。熱処理ユニットPHP5の両側は、それぞれ塗布ブロックBcと熱処理ユニットPHPdとに隣接している。この熱処理ユニットPHP5には、現像用主搬送機構T5によって基板Wが搬送される。
第1迂回ブロックBb1はIF部5と隣接し、塗布ブロックBcおよび現像ブロックBdと並んで設けられている。第1迂回ブロックBb1の他端側はID部1まで及んでいる。第1迂回ブロックBb1は、塗布ブロックBcおよび現像ブロックBdの上方に配置されている。第1迂回ブロックBb1と塗布ブロックBcおよび現像ブロックBdの間には遮断板29が設けられている。これにより、第1迂回ブロックBb1の雰囲気は、塗布ブロックBc及び現像ブロックBdの雰囲気と遮断されている。
第1迂回ブロックBb1は、第3ガイドレール101と載置部P13とを備えている。第3ガイドレール101は、ID部1とIF部5とを結ぶ方向に略水平に設置されている。第3ガイドレール101は、ID部1と塗布ブロックBcとの間から、IF部5の前面までにわたって延びている。載置部P13は、この第3ガイドレール101に摺動可能に取り付けられている。そして、図示省略の駆動機構により、載置部P13は第3ガイドレール101の両端間で水平移動する。以下では、塗布ブロックBcから払い出された基板Wを受け取る位置を「受取位置」(図11、13において実線で明示する位置)と呼び、載置している基板WをIF部5に受け渡す位置を「受渡位置」(図11、13において一点鎖線で明示する位置)と呼ぶ。第3ガイドレール101、載置部P13および図示省略の駆動機構は、この発明における第1迂回搬送機構に相当する。
次に、実施例2に係る基板処理装置の動作について簡単に説明する。ID用搬送機構TIDは、カセットCから載置部P1に基板Wを搬送するとともに、載置部P12から基板Wを受け取ってカセットCに搬送する。
塗布用主搬送機構T1は、載置部P1に載置された基板Wを受け取り、下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCに搬送する。下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCで処理が行われた基板Wを載置部P2´に払い出す。
昇降搬送機構TEは、載置部P2´に払い出された基板Wを載置部P3´に移す。塗布用主搬送機構T2は、載置部P3´から基板Wを受け取り、レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTに搬送するとともに、所定の処理が済んだ基板Wを載置部P4´に払い出す。
載置部P4´に払い出された基板Wは、昇降搬送機構TEを介して、塗布用主搬送機構T3に受け渡される。塗布用主搬送機構T3は、上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCに搬送した後、載置部P5´に払い出す。
昇降搬送機構TEは、載置部P5´に載置された基板Wを、受取位置にある載置部P13に搬送する。載置部P13に基板Wが載置されると、載置部P13は受渡位置に向かって水平移動する。載置部P13が受渡位置に移動すると、第1搬送機構TIFAは載置部P13に載置されている基板Wを受け取る。第1搬送機構TIFAは受け取った基板Wを載置部P8へ搬送する。その後は、実施例1と同様に載置部P9、熱処理ユニットPHPd、載置部P10に順次アクセスする。また、第1搬送機構TIFB、現像用主搬送機構T5および第2迂回搬送機構Tb2の動作は実施例1と略同様である。
このように、実施例2においても、第1迂回ブロックBb1を備えて、現像ブロックBdを経由せず、塗布ブロックBcからIF部5へ基板Wを直接搬送することができる。このため、現像ブロックBdを経由する基板Wは、IF部5からID部1への一方向に移動する基板Wのみとすることができる。よって、現像ブロックBdにおける基板Wの搬送効率がよい。
また、実施例2における第1迂回ブロックBb1は、塗布ブロックBcおよび現像ブロックBdと並んで設けられているため、塗布ブロックBcの前面から払い出された基板WをIF部5へ好適に搬送することができる。
また、遮断板29を備えているので、塗布ブロックBcおよび現像ブロックBdに対して、第1迂回ブロックBb1の雰囲気を遮断することができる。
また、第3ガイドレール101、載置部P13などで構成される第1迂回搬送機構とは別個に昇降搬送機構TEを備え、この昇降搬送機構TEを介して各塗布用主搬送機構T1−T3間で基板Wの受け渡しを行うように構成している。これにより、実施例2における第1迂回搬送機構の搬送負担を低減することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例3を説明する。実施例3は、実施例1と同様に、基板Wにレジスト膜等を形成するとともに露光された基板Wを現像する基板処理装置である。図14は、実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図であり、図15と図13は基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図であり、図16は、図14におけるa−a矢視の垂直断面図である。なお、実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
塗布ブロックBcは、2台のレジスト膜用塗布処理ユニットRESISTと、2台の下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCと、2台の上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCとを備えている。上下方向に2層に積層されている。各層には、各種の塗布処理ユニット31が1台ずつ略水平方向に並べられている。
塗布ブロックBcは、2台の塗布用主搬送機構T6、T7を備えている。塗布用搬送機構T6は、上側の層に並ぶ3台の塗布処理ユニット31に基板Wを搬送する。塗布用主搬送機構T7は、下側の層に並ぶ3台の塗布処理ユニット31に基板Wを搬送する。各塗布用主搬送機構T6、T7の搬送領域は区画されておらず、各搬送領域の雰囲気は互いに連通している(互いに遮断されていない)。
塗布ブロックBcの前面側(塗布ブロックBcとID部1との間)には、基板Wを載置する載置部P21、P24、P25、P28が上下方向に並んで設けられている。載置部P21、P24は塗布用主搬送機構T6に対向しており、載置部P25、P28は塗布用主搬送機構T7に対向している。
塗布ブロックBcの背面側(塗布ブロックBcと現像ブロックBdの間)には、載置部P22、P23、P26、P27が上下方向に並んで設けられている。載置部P22、P23は塗布用主搬送機構T6に対向しており、載置部P26、P27は塗布用主搬送機構T7に対向している。
塗布用主搬送機構T6、T7について説明する。各塗布用主搬送機構T6、T7はともに支柱111に昇降自在に支持されている。支柱111は、塗布ブロックBcの略中央に垂直に設置されている。主搬送機構T6、T7はそれぞれ昇降ベース部113と、回転台115と、1対の保持アーム117a、117bとを備えている。昇降ベース部113は、支柱111に昇降可能かつ回転可能に取り付けられている。回転台115は、昇降ベース部113に回転可能に保持されている。保持アーム117a、117bはそれぞれ、回転台115にスライド移動可能に取り付けられている。
そして、塗布用主搬送機構T6は、上側の層の塗布処理ユニット31および熱処理ユニットPHPcと、載置部P21−P24に対して基板Wを搬送する。塗布用主搬送機構T7は、下側の層の塗布処理ユニット31および熱処理ユニットPHPcと、載置部P25−P28に対して基板Wを搬送する。なお、現像用主搬送機構T5および第1迂回搬送機構Tb1は、各載置部P22、P23、P25、P26に対して基板Wを搬送可能である。
次に、実施例3に係る基板処理装置の動作について簡単に説明する。図17は、各搬送機構がそれぞれ繰り返し行う動作を模式的に示す図であり、搬送機構がアクセスする処理ユニット、載置部またはカセット等の順序を明示するものである。
ID用搬送機構TIDは、カセットCから載置部P21に基板Wを搬送するとともに、載置部P24から基板Wを受け取ってカセットCに搬送する。続いて、ID用搬送機構TIDは、カセットCから載置部P25に基板Wを搬送するとともに、載置部P28から基板Wを受け取ってカセットCに搬送する。
塗布用主搬送機構T6は、載置部P21から基板Wを受け取り、上側の層に並べられる下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARC、レジスト膜用塗布処理ユニットRESIST、上部反射防止膜用塗布処理ユニットTARCに順番に基板Wを搬送する。これにより、塗布ブロックBcにおける一連の処理が基板Wに行われる。その後、基板Wを載置部P22に払い出す。また、塗布用主搬送機構T6は、載置部P23から基板Wを受け取り、載置部P24に払い出す。塗布用主搬送機構T7は、塗布用主搬送機構T6と略同様の動作をする。
第1迂回搬送機構Tb1は、載置部P22から基板Wを受け取り、載置部P7に搬送する。また、載置部P26から基板Wを受け取り、載置部P7に搬送する。第1迂回搬送機構Tb1は、この一連の動作を繰り返す。
第1搬送機構TIFAと、第2搬送機構TIFBの動作は実施例1と同様である。
現像用主搬送機構T5は、載置部P10に載置された基板Wを現像処理ユニットDEVに搬送し、その後、載置部P23に基板Wを搬送する。続いて、載置部P10に載置された基板Wを現像処理ユニットDEVに搬送し、その後、載置部P27に基板Wを搬送する。現像用主搬送機構T5は、この一連の動作を繰り返す。
このように、実施例3に係る基板処理装置によっても、第1迂回ブロックBb1を備えて、現像ブロックBdを経由せず、塗布ブロックBcからIF部5へ基板Wを直接搬送することができる。このため、現像ブロックBdを経由する基板Wは、IF部5からID部1への一方向に移動する基板Wのみとすることができる。よって、現像ブロックBdにおける基板Wの搬送効率がよい。
また、第1迂回搬送機構Tb1は昇降可能な昇降軸62を有して構成されているので、塗布ブロックBcの複数箇所(載置部P23、P26)から払い出された各基板Wを好適に受け取ることができる。
また、第2迂回ブロックBb2(第2迂回搬送機構Tb2)を省略した構成であっても、第1迂回搬送機構Tb1は露光前の基板Wを搬送し、現像用主搬送機構T5は露光後の基板Wを搬送するように動作させることができる。これにより、基板Wの品質管理を好適に行うことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、第1迂回ブロックBb1の配置をそれぞれ例示したが、これに限られない。現像ブロックBdを経由することなく、塗布ブロックBcからIF部5へ基板Wを搬送できれば、適宜の位置に配置することができる。例えば、第1迂回ブロックBb1を、現像ブロックBdの下方に配置してもよい。この際、塗布ブロックBcから基板Wが払い出される位置、IF部5に対して基板Wを搬入させる位置に応じて柔軟に変更することができる。
(2)上述した実施例1、2では、第2迂回ブロックBb2の配置をそれぞれ例示したが、これに限られない。塗布ブロックBcを経由することなく、現像ブロックBdからID部1へ基板Wを搬送できれば、適宜の位置に配置することができる。例えば、第2迂回ブロックBb2を塗布ブロックBcの側方に配置してもよい。この際、現像ブロックBdから基板Wが払い出される位置、ID部1に対して基板Wを搬入させる位置に応じて柔軟に変更することができる。
なお、上記した塗布ブロックBcから基板Wが払い出される位置と、ID部1に対して基板Wを搬入させる位置は、実施例2の構成のように、近接する場合がある。このような場合には、第1迂回ブロックBb1と第2迂回ブロックBb2の一部または全部を共通としてもよい。これにより、装置の省スペース化に資する。
(3)上述した各実施例では、第1、第2迂回ブロックBb1、Bb2による基板Wの搬送を例示したがこれに限られない。すなわち、第1迂回ブロックBb1によってさらに、IF部5から塗布ブロックBcまたは第2迂回ブロックBb2に基板Wを搬送させてもよい。この場合であっても、塗布ブロックBcからIF部5への基板Wの搬送は第1迂回ブロックBb1によって行われるので、当該基板Wが現像処理ユニットDEVを経由することがない。第2迂回ブロックBb2の動作についても同様に変更することができる。
(4)上述した各実施例では、全て第1迂回ブロックBb1を有していたが、これに限られない。すなわち、第1迂回ブロックBb1を省略して第2迂回ブロックBb2のみを備えるように構成してもよい。このように構成される装置によっても、IF部5からID部1への基板Wの搬送を、塗布ブロックBcを経由せず第2迂回ブロックBb2が直接行うことができる。したがって、塗布ブロックBcにおける基板Wの搬送を効率よく行うことができるという効果を奏する。
(5)上述した各実施例では、塗布ブロックBcに搭載する塗布処理ユニット31について、レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTや下部反射防止膜用塗布処理ユニットBARCなどを例示したが、これに限られない。基板Wの処理内容に応じて、塗布処理ユニット31の種類や、塗布ブロックBcに搭載する塗布処理ユニット31の組み合わせを適宜に処理液の種類選択、変更することができる。また、各種の塗布処理ユニット31を積層する順番も、実施例の例示に限定されることなく、適宜に選択、変更することができる。
(6)上述した実施例1、2では、検査ユニットMIは、現像処理が行われた後の基板Wについてレジスト膜の線幅を計測・検査すると説明したが、計測、検査の内容はこれに限られない。たとえば、基板Wに塗布されたレジスト膜や反射防止膜の厚みを計測・検査する検査ユニットに変更してもよい。
(7)上述した各実施例および各変形例で説明した基板処理装置の各構成を適宜に組み合わせるように変更してもよい。
実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 図1におけるa−a矢視の各垂直断面図である。 図1におけるb−b矢視の各垂直断面図である。 塗布用主搬送機構の斜視図である。 (a)は塗布処理ユニットの平面図であり、(b)は(a)におけるa−a矢視の垂直断面図である。 実施例に係る基板処理装置の制御ブロック図である。 基板に行う一連の処理をフローチャートである。 各搬送機構がそれぞれ繰り返し行う動作を模式的に示す図である。 実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 図11におけるa−a矢視の各垂直断面図である。 実施例3に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 図14におけるa−a矢視の各垂直断面図である。 各搬送機構がそれぞれ繰り返し行う動作を模式的に示す図である。
符号の説明
1 …インデクサ部(ID部)
3 …処理部
5 …インターフェイス部(IF部)
27、28、29 …遮断板
31 …塗布処理ユニット
90 …制御部
101 …第3ガイドレール
Bc …塗布ブロック
Bd …現像ブロック
Bb1 …第1迂回ブロック
Bb2 …第2迂回ブロック
K1、K2、K3 …階層
BARC …下部反射防止膜用塗布処理ユニット
RESIST …レジスト膜用塗布処理ユニット
TARC …上部反射防止膜用塗布処理ユニット
DEV …現像処理ユニット
PHPc、PHPd、PHPb2、PHP5 …熱処理ユニット
MI …検査ユニット
ID…ID用搬送機構
T1、T2、T3、T6、T7 …塗布用主搬送機構
T5 …現像用主搬送機構
Tb1 …第1迂回搬送機構
Tb2 …第2迂回搬送機構
IF …IF用搬送機構
P …載置部
A …搬送領域
EXP …露光機
C …カセット
W …基板

Claims (33)

  1. 基板に処理を行う基板処理装置において、
    基板に処理液を塗布する塗布処理を行う塗布ブロックと、
    前記塗布ブロックの一側面である背面に隣接して設けられ、基板を現像する現像処理を行う現像ブロックと、
    前記現像ブロックの前記塗布ブロックが隣接している側とは反対側に前記現像ブロックと隣接して設けられ、前記装置とは別体の露光機に対して基板を搬送するインターフェイス部と、
    前記現像ブロックを経由せずに前記塗布ブロックから前記インターフェイス部へ基板を搬送する第1迂回ブロックと、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記第1迂回ブロックは、前記塗布ブロックと前記インターフェイス部との間に、前記現像ブロックと並んで設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記第1迂回ブロックは、前記現像ブロックの側方に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記現像ブロックに搬入される基板は、専ら前記インターフェイス部のみからであることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記現像ブロックおよび前記第1迂回ブロックの各雰囲気は遮断されておらず、前記第1迂回ブロックは前記現像ブロックに対して開放されていることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記現像ブロックは、
    基板に現像液を供給する現像処理ユニットと、
    前記現像処理ユニットの側方に設けられ、前記インターフェイス部および前記現像処理ユニットに対して直接基板を搬送する現像用主搬送機構と、
    を備え、
    前記第1迂回ブロックは、専ら前記塗布ブロックおよび前記インターフェイス部のみに対して基板を搬送する第1迂回搬送機構を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項6に記載の基板処理装置において、
    前記現像用主搬送機構と前記第1迂回搬送機構とはそれぞれ前記塗布ブロックの背面に対向するように並んで設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の基板処理装置において、
    前記第1迂回搬送機構は、前記現像用主搬送機構の前記現像処理ユニットが設けられている側とは反対側に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記現像用主搬送機構および前記第1迂回搬送機構は、同じ空間に配備されていることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項6から請求項9のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記現像用主搬送機構が前記現像ブロックの外部に基板を払い出す位置と、前記第1迂回搬送機構が前記塗布ブロックから基板を受け取る位置とは、平面視で略同じであることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項6から請求項10のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記現像用主搬送機構が前記インターフェイス部から基板を受け取る位置と、前記第1迂回搬送機構が前記インターフェイス部に基板を受け渡す位置とは、互いに上下方向に近接していることを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項6から請求項11のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記塗布ブロックは上下方向に並べられている複数の階層を備え、
    各階層はそれぞれ、
    基板に処理液を塗布する塗布処理ユニットと、
    当該階層の塗布処理ユニットに対して基板を搬送する塗布用主搬送機構と、
    を有し、
    前記第1迂回搬送機構は少なくとも前記塗布用主搬送機構のいずれかとの間で基板の受け渡しを行うことを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項12に記載の基板処理装置において、
    前記第1迂回搬送機構は全ての塗布用主搬送機構との間で基板の受け渡しを行い、
    前記塗布用主搬送機構同士の間で基板を受け渡す際は、前記第1迂回搬送機構を介して行うことを特徴とする基板処理装置。
  14. 請求項12または請求項13に記載の基板処理装置において、
    前記塗布ブロックの背面とは反対側の側面である前面に隣接して設けられ、基板を収容するカセットに対して基板を搬送するとともに前記塗布ブロックに基板を搬送するインデクサ部と、
    前記塗布ブロックを経由せずに前記現像ブロックから前記インデクサ部へ基板を搬送する第2迂回ブロックと、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  15. 請求項14に記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部と前記現像ブロックとの間に、前記塗布ブロックと並んで設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  16. 請求項14または請求項15に記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回ブロックは、前記塗布ブロックの上方または下方に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  17. 請求項14から請求項16のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記塗布ブロックに搬入される基板は専ら前記インデクサ部のみからであることを特徴とする基板処理装置。
  18. 請求項14から請求項17に記載の基板処理装置において、
    前記塗布ブロックおよび前記第2迂回ブロックの各雰囲気は遮断されていることを特徴とする基板処理装置。
  19. 請求項14から請求項18のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部および前記現像ブロックのみに対して直接基板を搬送する第2迂回搬送機構を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  20. 請求項20に記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回搬送機構は、前記塗布用主搬送機構の上方または下方に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  21. 請求項19または請求項20に記載の基板処理装置において、
    前記インデクサ部と前記塗布ブロックとの間で基板の受け渡しが行われる位置と、前記インデクサ部と前記第2迂回搬送機構との間で基板の受け渡しが行われる位置とは近接していることを特徴とする基板処理装置。
  22. 請求項6から請求項21のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記現像用主搬送機構と前記第1迂回搬送機構とを制御して、前記インターフェイス部への基板搬送は前記第1迂回搬送機構によって行い、前記インターフェイス部から払い出される基板は現像用主搬送機構によって受け取らせる制御部を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  23. 請求項19から請求項21のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記塗布用主搬送機構と前記第2迂回搬送機構とを制御して、前記インデクサ部から搬送される基板は前記塗布用主搬送機構によって受け取らせ、前記インデクサ部への基板搬送は前記第2迂回搬送機構によって行わせる制御部を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  24. 基板に処理を行う基板処理装置において、
    基板を収容するカセットに対して基板を搬送するインデクサ部と、
    前記インデクサ部の側方に隣接して設けられ、基板に処理液を塗布する塗布処理を行う塗布ブロックと、
    前記塗布ブロックの前記インデクサ部が隣接している側とは反対側に前記塗布ブロックと隣接して設けられ、基板を現像する現像処理を行う現像ブロックと、
    前記塗布ブロックを経由せずに前記現像ブロックから前記インデクサ部へ基板を搬送する第2迂回ブロックと、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  25. 請求項24に記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部と前記現像ブロックとの間に、前記塗布ブロックと並んで設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  26. 請求項24または請求項25に記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回ブロックは前記塗布ブロックの上方または下方に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  27. 請求項24から請求項26のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記塗布ブロックに搬入される基板は専ら前記インデクサ部のみからであることを特徴とする基板処理装置。
  28. 請求項24から請求項27のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記塗布ブロックと前記第2迂回ブロックとの間には雰囲気を遮断する遮断部材が設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  29. 請求項24から請求項28のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回ブロックは、前記インデクサ部および前記現像ブロックに対して直接基板を搬送する第2迂回搬送機構を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  30. 請求項29に記載の基板処理装置において、
    前記第2迂回搬送機構は、前記塗布用主搬送機構の上方または下方に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  31. 請求項29または請求項30に記載の基板処理装置において、
    前記インデクサ部と前記塗布ブロックとの間で基板の受け渡しが行われる位置と、前記インデクサ部と前記第2迂回搬送機構との間で基板の受け渡しが行われる位置とは近接していることを特徴とする基板処理装置。
  32. 請求項29から請求項31のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記塗布ブロックは上下方向に並べられている複数の階層を備え、
    各階層はそれぞれ、
    基板に処理液を塗布する塗布処理ユニットと、
    当該階層の塗布処理ユニットに対して基板を搬送する塗布用主搬送機構と、
    を有し、
    前記インデクサ部は、前記塗布用主搬送機構のうち、前記第2迂回搬送機構の最も近くに配置されている塗布用主搬送機構との間で基板の受け渡しを行うことを特徴とする基板処理装置。
  33. 請求項32に記載の基板処理装置において、
    前記塗布用主搬送機構と前記第2迂回搬送機構とを制御して、前記インデクサ部から搬送される基板は前記塗布用主搬送機構によって受け取らせ、前記インデクサ部への基板搬送は前記第2迂回搬送機構によって行わせる制御部を備えていることを特徴とする基板処理装置。
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