JP2009229516A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型で広画角かつ高変倍化を図る。
【解決手段】 負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが物体側より順に配置され、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔が減少すると共に第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔が増大するように各レンズ群が光軸方向へ移動され、第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが物体側から順に位置されて成り、第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、第1レンズ群の正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、小型で広画角かつ高変倍比を有するズームレンズ及び撮像装置の技術分野に関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の固体撮像素子を用いた撮像装置が普及しつつある。このような撮像装置においては、普及に伴う一層の高画質化の要求が高く、特に、画素数の多いデジタルスチルカメラ等においては、画素数の多い固体撮像素子に対応した結像性能に優れたズームレンズが求められている。
また、上記した高画質化に加え、近年の小型化の要求とともに広画角化への要求も高く、小型かつ高変倍比で広画角を有するズームレンズが求められている。特に、レンズ鏡筒がズーム操作に伴って伸縮される所謂沈胴式の撮像装置においては、少なくとも4倍程度の変倍比を確保した上で、高画角化かつ小型化を図ることが望まれている。
小型化かつ広画角化を実現するズームレンズのタイプとしては、例えば、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より順に配置されて構成された3群ズーム光学系が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、高変倍化を実現するズームレンズのタイプとしては、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より順に配置されて構成された4群ズーム光学系が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献1においては、広角端における半画角が40°を超える広画角化が図られたズームレンズが提案されている。
特許文献2においては、3倍乃至4倍の変倍比を有するズームレンズが提案されている。
特許文献3においては、広角端における半画角が40°を超える広画角化と4倍以上の変倍比を有する高変倍化とを両立させたズームレンズが提案されている。
特開2003−35868号公報 特開2006−49536号公報 特開2005−283648号公報
ところが、特許文献1に記載されたズームレンズにあっては、変倍比が2.4倍程度と小さいため、少なくとも3倍程度の変倍比が求められる高変倍化の要求を満足しない。
また、特許文献2に記載されたズームレンズにあっては、広角端における半画角が40°未満とされており、広画角化を十分に満足しているとは言い難い。
さらに、特許文献3に記載されたズームレンズにあっては、4群構成とされており、その分、レンズの枚数が多いため、光学全長が長くなり、小型化の要求を満足しない。特に、沈胴式の撮像装置に用いられた場合には、レンズ鏡筒の収納時においても撮像装置の奥行き方向における長さが長くなり、小型化の点で不十分である。
そこで、本発明ズームレンズ及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、小型で広画角かつ高変倍化を図ることを課題とする。
ズームレンズは、上記した課題を解決するために、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との空気間隔が減少すると共に前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との空気間隔が増大するように前記第1レンズ群、第2のレンズ群及び前記第3レンズ群が光軸方向へ移動可能とされ、前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが物体側から順に位置されて成り、前記第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、前記第1レンズ群の正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有するようにしたものである。
従って、ズームレンズにあっては、発生する諸収差の量が小さくなり、特に、広角端における負の歪曲収差及び非点収差の量が低減する。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との空気間隔が減少すると共に前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との空気間隔が増大するように前記第1レンズ群、第2のレンズ群及び前記第3レンズ群が光軸方向へ移動可能とされ、前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが物体側から順に位置されて成り、前記第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、前記第1レンズ群の正メニスカスレンズが、光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有するようにしたものである。
従って、撮像装置にあっては、発生する諸収差の量が小さくなり、特に、広角端における負の歪曲収差及び非点収差の量が低減する。
上記したズームレンズ又は撮像装置においては、前記第1レンズ群における負メニスカスレンズの像側の面に形成された非球面を複合非球面にすることが望ましい。
負メニスカスレンズの像側の面に形成された非球面を複合非球面にすることにより、負メニスカスレンズのガラス材料の選択の幅が広がる。
上記したズームレンズ又は撮像装置においては、前記第1レンズ群における正メニスカスレンズの非球面を物体側の面に形成することが望ましい。
正メニスカスレンズの非球面を物体側の面に形成することにより、広角端において負の歪曲収差を補正したときに発生し易い高次の正の歪曲収差が良好に補正される。
上記したズームレンズ又は撮像装置においては、以下の条件式を満足するように構成することが望ましい。
(1)2.0<|f1/fw|<3.5
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
とする。
条件式(1)を満足することにより、広角端において発生する負の歪曲収差が良好に補正されると共に第1レンズ群における最も物体側に配置されたレンズの径が小さくなる。
上記したズームレンズ又は撮像装置においては、以下の条件式を満足するように構成することが望ましい。
(2)1.2<L1/fw<1.7
但し、
L1:第1レンズ群の光軸上における厚み
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
とする。
条件式(2)を満足することにより、第1レンズ群内の偏芯誤差や間隔誤差に対する敏感度が抑制されると共に第1レンズ群の薄型に貢献する。
上記したズームレンズ及び撮像装置においては、前記第1レンズ群における負メニスカスレンズの複合非球面樹脂を除く各レンズに関し、以下の条件式を満足するように構成することが望ましい。
(3)N1n>1.75
(4)N1p>1.75
(5)ν1n−ν1p>17
但し、
N1n:第1レンズ群における2枚の負メニスカスレンズのd線での屈折率の平均値
N1p:第1レンズ群における正メニスカスレンズのd線での屈折率
ν1n:第1レンズ群における2枚の負メニスカスレンズのアッベ数の平均値
ν1p:第1レンズ群における正メニスカスレンズのアッベ数
とする。
条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足することにより、各レンズの屈折力の低下が抑制されると共に倍率色収差が良好に補正される。
本発明にあっては、小型で広画角かつ高変倍化を図ることができる。
以下に、本発明ズームレンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
先ず、本発明ズームレンズについて説明する。
本発明ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔が減少すると共に第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔が増大するように第1レンズ群、第2のレンズ群及び第3レンズ群が光軸方向へ移動可能とされ、第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが物体側から順に位置されて成り、第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、第1レンズ群の正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有するようにされている。
上記したように、本発明ズームレンズにあっては、第1レンズ群に、物体側に凸面を向けた2枚の負メニスカスレンズを設けることにより、広角側への変倍時に強くなる第1レンズ群の負の屈折力を分散し、発生する諸収差を小さくすることができる。
また、第1レンズ群を構成する負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、かつ、第1レンズ群を構成する正メニスカスレンズに非球面を有することにより、広角端において発生する負の歪曲収差及び非点収差を良好に補正することができると共に望遠端側で発生する球面収差を良好に補正することができる。
特に、正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有することにより、広角端において負の歪曲収差を補正したときに発生し易い高次の正の歪曲収差を良好に補正することができる。即ち、陣笠形状になり易い歪曲収差の形状を、より好ましい樽型形状にすることができる。
さらに、変倍時に、第2レンズ群と第3レンズ群のみならず第1レンズ群をも光軸方向へ移動させることにより、光学全長を長くすることなく高変倍化を図ることができる。
加えて、広画角化を図るために第1レンズ群の負の屈折力を大きくした場合に収差の発生量が大きくなり易いが、上記したように、2枚の負メニスカスレンズを設けることにより発生する諸収差を小さくすることができ、負メニスカスレンズが少なくとも1面の非球面を有することにより負の歪曲収差を良好に補正することができ、正メニスカスレンズが非球面を有することにより高次の正の歪曲収差を良好に補正することができるため、光学性能を低下させることなく広画角化を図ることができる。
以上に記載した通り、本発明ズームレンズにあっては、第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群とが物体側から順に配置され、第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、第1レンズ群の正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有するように構成することにより、小型で広画角かつ高変倍化を図ることができる。
本発明の一実施形態のズームレンズにあっては、第1レンズ群における負メニスカスレンズの像側の面に形成された非球面を複合非球面、即ち、ガラス材料によって形成されたレンズ本体の一方の面に樹脂材料によって非球面を形成することが望ましい。
第1レンズ群における負メニスカスレンズの像側の面を複合非球面にすることにより、ガラス材料によってレンズの一方の面を非球面とした場合に比し、レンズ本体のガラス材料の選択の幅を広げることができ、その結果、広角側での非点収差や歪曲収差等を良好に補正することができる。
特に、ガラスモールドレンズを使用する場合には、レンズの中心部の厚みが小さくなり歪みが発生し易く、このような成形によって負メニスカス形状の非球面レンズを形成する場合には、研磨により形成する球面レンズと比較して中心部の厚みが倍以上必要とされる。従って、上記したように、負メニスカスレンズに複合非球面を形成することにより、レンズの厚みを小さくすることができ、例えば、沈胴式の撮像装置に用いた場合においても光学全長が短縮化されて小型化を図ることができる。
さらに、負の屈折力を有するレンズ群が最も物体側に配置されるタイプの広角レンズの第1レンズ群に用いられる負メニスカスレンズは口径が大きくなり易いが、樹脂材料によって複合非球面を形成することにより、非球面の成形が容易となり製造コストの低減を図ることができる。
尚、複合非球面は第1レンズ群における2枚の負メニスカスレンズの何れに形成してもよいが、第1レンズ群は物体側に配置された負メニスカスレンズよりも像側に配置された負メニスカスレンズの方が口径が小さくなるため、第1レンズ群における像側に位置された負メニスカスレンズに複合非球面を設けることにより、非球面の成形が容易となり、一層の製造コストの低減を図ることができる。
本発明の一実施形態のズームレンズにあっては、第1レンズ群における正メニスカスレンズの非球面を物体側の面に形成することが望ましい。
正メニスカスレンズの非球面を物体側の面に形成することにより、広角端において負の歪曲収差を補正したときに発生し易い高次の正の歪曲収差を一層良好に補正することができ、歪曲収差の形状を樽型形状にすることができる。
また、本発明の一実施形態のズームレンズにあっては、以下の条件式を満足するように構成することが好ましい。
(1)2.0<|f1/fw|<3.5
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
とする。
条件式(1)は、第1レンズ群の広角端における焦点距離の比を規定する式である。
条件式(1)における|f1/fw|が下限値を超えると、第1レンズ群の焦点距離が短くなり過ぎ、広角端において発生する負の歪曲収差の補正が困難になる。
逆に、条件式(1)における|f1/fw|が上限値を超えると、第1レンズ群の焦点距離が長くなり過ぎ、第1レンズ群における最も物体側に配置されたレンズの径が増大し小型化が困難になる。
従って、ズームレンズは、条件式(1)を満足することにより、広角端において発生する負の歪曲収差を良好に補正することができると共に第1レンズ群における最も物体側に配置されたレンズの径が小さくなり小型化を図ることができる。
さらに、本発明の一実施形態のズームレンズにあっては、以下の条件式を満足するように構成することが好ましい。
(2)1.2<L1/fw<1.7
但し、
L1:第1レンズ群の光軸上における厚み
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
とする。
条件式(2)は、第1レンズ群の光軸上における厚みを規定する式である。
条件式(2)におけるL1/fwが下限値を超えると、第1レンズ群内の偏芯誤差や間隔誤差に対する敏感度が高くなり過ぎ、ズームレンズの組立に非常に高い精度が要求される。
逆に、条件式(2)におけるL1/fwが上限値を超えると、第1レンズ群の厚みが厚くなり、小型化が困難になる。特に、ズームレンズを沈胴式のレンズ鏡筒に用いた場合に、収納時における小型化を阻害する。
従って、ズームレンズは、条件式(2)を満足することにより、ズームレンズの組立精度を緩和して組立作業における作業性の向上を図ることができると共に第1レンズ群の厚みが薄くなり小型化を図ることができる。
さらにまた、本発明の一実施形態のズームレンズにあっては、第1レンズ群における負メニスカスレンズの複合非球面樹脂を除く各レンズに関し、以下の条件式を満足するように構成することが好ましい。
(3)N1n>1.75
(4)N1p>1.75
(5)ν1n−ν1p>17
但し、
N1n:第1レンズ群における2枚の負メニスカスレンズのd線での屈折率の平均値
N1p:第1レンズ群における正メニスカスレンズのd線での屈折率
ν1n:第1レンズ群における2枚の負メニスカスレンズのアッベ数の平均値
ν1p:第1レンズ群における正メニスカスレンズのアッベ数
とする。
条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)は、第1レンズ群の負メニスカスレンズと正メニスカスレンズの各レンズの屈折率とアッベ数を規定したものである。
条件式(3)のN1n又は条件式(4)のN1pが下限値を超えると、各レンズの屈折力が低下して光学全長の増大を来たすと共にレンズの各面の曲率が小さくなることにより諸収差の発生量が増大する。
また、条件式(5)のν1n−ν1pが下限値を超えると、倍率色収差の補正が困難となり、光学性能の低下を来たす。
従って、ズームレンズは、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足することにより、各レンズの屈折力の低下を来たすことなく光学全長の短縮化を図ることができると共にレンズの各面の曲率が小さくならず諸収差の発生量を低減して諸収差の良好な補正を行うことができ光学性能の向上を図ることができる。
尚、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)において、第1レンズ群における負メニスカスレンズの複合非球面樹脂を除外したのは、複合非球面樹脂の部分における屈折率は非常に小さく、その屈折率及びアッベ数の変化がレンズ全系の屈折力や収差の変化に及ぼす影響が微小であるためである。
本発明ズームレンズにおいては、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群の何れかのレンズ群、又は、これらの各レンズ群の一部を光軸に略直交する方向へシフト可能とし、防振光学系として機能させることが可能である。ズームレンズをこのような防振光学系として機能させる場合には、撮像装置に、像ブレを検出する検出系、レンズ群をシフトさせる駆動系及び検出系の出力に基づいて駆動系にシフト量を与える制御系を設ければよい。
特に、本発明ズームレンズにおいては、第2レンズ群の全体を光軸に略垂直する方向へシフトさせることにより、少ない収差変動で像をシフトさせることが可能である。
次に、本発明ズームレンズの具体的な実施の形態及び該実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について、図面及び表を参照して説明する。
尚、以下の説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。
「Ri」は物体側から数えて像側へ第i番目の面(第i面)の曲率半径、「Di」は第i番目の面と第i+1番目の面との間の面間隔(レンズの中心間の距離又は空気間隔)、「Ni」は第iレンズを構成する材質のd線における屈折率、「νi」は第iレンズを構成する材質のd線におけるアッベ数である。曲率半径に関し「INF」は当該面が平面であることを示し、曲率半径に関し「ASP」は当該面が非球面であることを示し、面間隔に関し「Variable」は当該面間隔が可変間隔であることを示す。
各数値実施例において用いられたレンズには、レンズ面が非球面に形成されたものがある。非球面形状は、「X」をレンズ面の頂点からの光軸方向における距離、「Y」を光軸に垂直な方向における高さ、「C」をレンズの頂点における近軸曲率(曲率半径の逆数)、「K」をコーニック定数、「Ai」を第i次の非球面係数とすると、以下の数1式によって定義される。
Figure 2009229516
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるズームレンズ1のレンズ構成を示す図である。
第1の実施の形態におけるズームレンズ1は、図1に示すように、8枚のレンズによって構成されている。
ズームレンズ1は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が物体側から順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が減少すると共に第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大するように第1レンズ群G1、第2のレンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸方向へ移動される。
第1レンズ群G1は負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、像側の面に複合非球面を有し物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、物体側の面に非球面を有し物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とが物体側から順に位置されて構成されている。
第2レンズ群G2は正の屈折力を有し、物体側の面に非球面を有する両凸レンズL4と、両凹レンズL5と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、像側の面に非球面を有する両凸レンズL7とが物体側から順に位置されて構成されている。両凸レンズL4と両凹レンズL5は、両凸レンズL4の像側と両凹レンズL5の物体側を向いた同じ曲率半径を有する凸面と凹面が接合され、接合面R10を有する接合レンズを構成している。負メニスカスレンズL6と両凸レンズL7は、負メニスカスレンズL6の像側と両凸レンズL7の物体側を向いた同じ曲率半径を有する凹面と凸面が接合され、接合面R13を有する接合レンズを構成している。
第3レンズ群G3は正の屈折力を有し、両面に非球面を有する両凸レンズL8によって構成されている。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間には絞りIR(絞り面R8)が配置され、該絞りIRは固定されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間にはローパスフィルター、赤外線カットフィルター等のフィルターFLが配置されている。
表1に、第1の実施の形態におけるズームレンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデータを示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ1において、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りIR)との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔D14、第3レンズ群G3とフィルターFLとの間の面間隔D16が変化する。数値実施例1における各面間隔の広角端状態(焦点距離f=5.34)、中間焦点距離状態(焦点距離f=10.47)及び望遠端状態(焦点距離f=21.31)における可変間隔を、FナンバーFno.及び半画角ωと共に表2に示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ1において、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL2の最も像側の面(R5)、第1レンズ群G1の正メニスカスレンズL3の物体側の面(R6)、第2レンズ群G2の両凸レンズL4の物体側の面(R9)、第2レンズ群G2の両凸レンズL7の像側の面(R14)、第3レンズ群G3の両凸レンズL8の物体側の面(R15)及び第3レンズ群G3の両凸レンズL8の像側の面(R16)は非球面に形成されている。数値実施例1における非球面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8及びA10をコーニック定数Kと共に表3に示す。
尚、表3及び後述する非球面係数を示す表において、「E−i」は10を底とする指数表現、即ち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 2009229516
表4にズームレンズ1における上記条件式(1)乃至条件式(5)の各値、即ち、条件式(1)のf1、fw、|f1/fw|、条件式(2)のL1、fw、L1/fw、条件式(3)のN1n、条件式(4)のN1p及び条件式(5)のν1n、ν1p、ν1n−ν1pを示す。
Figure 2009229516
表4から明らかなように、ズームレンズ1は、前記条件式(1)乃至条件式(5)を満足するようにされている。
図2乃至図4に数値実施例1の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図2は広角端状態(f=5.34)、図3は中間焦点距離状態(f=10.47)、図4は望遠端状態(f=21.31)における諸収差図を示す。
図2乃至図4に示す球面収差図には、実線でd線の値を示し、点線でc線の値を示し、一点鎖線でg線の値を示す。また、図2乃至図4に示す非点収差図には、実線でサジタル像面における値を示し、破線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例1は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるズームレンズ2のレンズ構成を示す図である。
第2の実施の形態におけるズームレンズ2は、図5に示すように、7枚のレンズによって構成されている。
ズームレンズ2は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が物体側から順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が減少すると共に第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大するように第1レンズ群G1、第2のレンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸方向へ移動される。
第1レンズ群G1は負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、像側の面に複合非球面を有し物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、物体側の面に非球面を有し物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とが物体側から順に位置されて構成されている。
第2レンズ群G2は正の屈折力を有し、両面に非球面を有する両凸レンズL4と、両凸レンズL5と、両凹レンズL6とが物体側から順に位置されて構成されている。両凸レンズL5と両凹レンズL6は、両凸レンズL5の像側と両凹レンズL6の物体側を向いた同じ曲率半径を有する凸面と凹面が接合され、接合面R12を有する接合レンズを構成している。
第3レンズ群G3は正の屈折力を有し、両面に非球面を有する両凸レンズL7によって構成されている。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間には絞りIR(絞り面R8)が配置され、該絞りIRは固定されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間にはローパスフィルター、赤外線カットフィルター等のフィルターFLが配置されている。
表5に、第2の実施の形態におけるズームレンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデータを示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ2において、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りIR)との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔D13、第3レンズ群G3とフィルターFLとの間の面間隔D15が変化する。数値実施例2における各面間隔の広角端状態(焦点距離f=5.33)、中間焦点距離状態(焦点距離f=10.69)及び望遠端状態(焦点距離f=21.30)における可変間隔を、FナンバーFno.及び半画角ωと共に表6に示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ2において、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL2の最も像側の面(R5)、第1レンズ群G1の正メニスカスレンズL3の物体側の面(R6)、第2レンズ群G2の両凸レンズL4の物体側の面(R9)、第2レンズ群G2の両凸レンズL4の像側の面(R10)、第3レンズ群G3の両凸レンズL7の物体側の面(R14)及び第3レンズ群G3の両凸レンズL7の像側の面(R15)は非球面に形成されている。数値実施例2における非球面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8及びA10をコーニック定数Kと共に表7に示す。
Figure 2009229516
表8にズームレンズ2における上記条件式(1)乃至条件式(5)の各値、即ち、条件式(1)のf1、fw、|f1/fw|、条件式(2)のL1、fw、L1/fw、条件式(3)のN1n、条件式(4)のN1p及び条件式(5)のν1n、ν1p、ν1n−ν1pを示す。
Figure 2009229516
表8から明らかなように、ズームレンズ2は、前記条件式(1)乃至条件式(5)を満足するようにされている。
図6乃至図8に数値実施例2の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図6は広角端状態(f=5.33)、図7は中間焦点距離状態(f=10.69)、図8は望遠端状態(f=21.30)における諸収差図を示す。
図6乃至図8に示す球面収差図には、実線でd線の値を示し、点線でc線の値を示し、一点鎖線でg線の値を示す。また、図6乃至図8に示す非点収差図には、実線でサジタル像面における値を示し、破線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例2は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図9は、本発明の第3の実施の形態におけるズームレンズ3のレンズ構成を示す図である。
第3の実施の形態におけるズームレンズ3は、図9に示すように、8枚のレンズによって構成されている。
ズームレンズ3は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が物体側から順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が減少すると共に第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大するように第1レンズ群G1、第2のレンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸方向へ移動される。
第1レンズ群G1は負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、像側の面に複合非球面を有し物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、物体側の面に非球面を有し物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とが物体側から順に位置されて構成されている。
第2レンズ群G2は正の屈折力を有し、物体側の面に非球面を有する両凸レンズL4と、両凹レンズL5と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、像側の面に非球面を有する両凸レンズL7とが物体側から順に位置されて構成されている。両凸レンズL4と両凹レンズL5は、両凸レンズL4の像側と両凹レンズL5の物体側を向いた同じ曲率半径を有する凸面と凹面が接合され、接合面R10を有する接合レンズを構成している。負メニスカスレンズL6と両凸レンズL7は、負メニスカスレンズL6の像側と両凸レンズL7の物体側を向いた同じ曲率半径を有する凹面と凸面が接合され、接合面R13を有する接合レンズを構成している。
第3レンズ群G3は正の屈折力を有し、両面に非球面を有する両凸レンズL8によって構成されている。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間には絞りIR(絞り面R8)が配置され、該絞りIRは固定されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間にはローパスフィルター、赤外線カットフィルター等のフィルターFLが配置されている。
表9に、第3の実施の形態におけるズームレンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデータを示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ3において、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りIR)との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔D14、第3レンズ群G3とフィルターFLとの間の面間隔D16が変化する。数値実施例3における各面間隔の広角端状態(焦点距離f=5.34)、中間焦点距離状態(焦点距離f=10.74)及び望遠端状態(焦点距離f=21.33)における可変間隔を、FナンバーFno.及び半画角ωと共に表10に示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ3において、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL2の最も像側の面(R5)、第1レンズ群G1の正メニスカスレンズL3の物体側の面(R6)、第2レンズ群G2の両凸レンズL4の物体側の面(R9)、第2レンズ群G2の両凸レンズL7の像側の面(R14)、第3レンズ群G3の両凸レンズL8の物体側の面(R15)及び第3レンズ群G3の両凸レンズL8の像側の面(R16)は非球面に形成されている。数値実施例3における非球面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8及びA10をコーニック定数Kと共に表11に示す。
Figure 2009229516
表12にズームレンズ3における上記条件式(1)乃至条件式(5)の各値、即ち、条件式(1)のf1、fw、|f1/fw|、条件式(2)のL1、fw、L1/fw、条件式(3)のN1n、条件式(4)のN1p及び条件式(5)のν1n、ν1p、ν1n−ν1pを示す。
Figure 2009229516
表12から明らかなように、ズームレンズ3は、前記条件式(1)乃至条件式(5)を満足するようにされている。
図10乃至図12に数値実施例3の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図10は広角端状態(f=5.34)、図11は中間焦点距離状態(f=10.74)、図12は望遠端状態(f=21.33)における諸収差図を示す。
図10乃至図12に示す球面収差図には、実線でd線の値を示し、点線でc線の値を示し、一点鎖線でg線の値を示す。また、図10乃至図12に示す非点収差図には、実線でサジタル像面における値を示し、破線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例3は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図13は、本発明の第4の実施の形態におけるズームレンズ4のレンズ構成を示す図である。
第4の実施の形態におけるズームレンズ4は、図13に示すように、8枚のレンズによって構成されている。
ズームレンズ4は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が物体側から順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が減少すると共に第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大するように第1レンズ群G1、第2のレンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸方向へ移動される。
第1レンズ群G1は負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、像側の面に複合非球面を有し物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、像側の面に非球面を有し物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とが物体側から順に位置されて構成されている。
第2レンズ群G2は正の屈折力を有し、物体側の面に非球面を有する両凸レンズL4と、両凹レンズL5と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、像側の面に非球面を有する両凸レンズL7とが物体側から順に位置されて構成されている。両凸レンズL4と両凹レンズL5は、両凸レンズL4の像側と両凹レンズL5の物体側を向いた同じ曲率半径を有する凸面と凹面が接合され、接合面R10を有する接合レンズを構成している。負メニスカスレンズL6と両凸レンズL7は、負メニスカスレンズL6の像側と両凸レンズL7の物体側を向いた同じ曲率半径を有する凹面と凸面が接合され、接合面R13を有する接合レンズを構成している。
第3レンズ群G3は正の屈折力を有し、両面に非球面を有する両凸レンズL8によって構成されている。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間には絞りIR(絞り面R8)が配置され、該絞りIRは固定されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間にはローパスフィルター、赤外線カットフィルター等のフィルターFLが配置されている。
表13に、第4の実施の形態におけるズームレンズ4に具体的数値を適用した数値実施例4のレンズデータを示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ4において、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りIR)との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔D14、第3レンズ群G3とフィルターFLとの間の面間隔D16が変化する。数値実施例4における各面間隔の広角端状態(焦点距離f=5.35)、中間焦点距離状態(焦点距離f=10.30)及び望遠端状態(焦点距離f=21.26)における可変間隔を、FナンバーFno.及び半画角ωと共に表14に示す。
Figure 2009229516
ズームレンズ4において、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL2の最も像側の面(R5)、第1レンズ群G1の正メニスカスレンズL3の像側の面(R7)、第2レンズ群G2の両凸レンズL4の物体側の面(R9)、第2レンズ群G2の両凸レンズL7の像側の面(R14)、第3レンズ群G3の両凸レンズL8の物体側の面(R15)及び第3レンズ群G3の両凸レンズL8の像側の面(R16)は非球面に形成されている。数値実施例4における非球面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8及びA10をコーニック定数Kと共に表15に示す。
Figure 2009229516
表16にズームレンズ4における上記条件式(1)乃至条件式(5)の各値、即ち、条件式(1)のf1、fw、|f1/fw|、条件式(2)のL1、fw、L1/fw、条件式(3)のN1n、条件式(4)のN1p及び条件式(5)のν1n、ν1p、ν1n−ν1pを示す。
Figure 2009229516
表16から明らかなように、ズームレンズ4は、前記条件式(1)乃至条件式(5)を満足するようにされている。
図14乃至図16に数値実施例4の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図14は広角端状態(f=5.35)、図15は中間焦点距離状態(f=10.30)、図16は望遠端状態(f=21.26)における諸収差図を示す。
図14乃至図16に示す球面収差図には、実線でd線の値を示し、点線でc線の値を示し、一点鎖線でg線の値を示す。また、図14乃至図16に示す非点収差図には、実線でサジタル像面における値を示し、破線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例4は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
次に、本発明撮像装置について説明する。
本発明撮像装置は、ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置である。
撮像装置に備えられたズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔が減少すると共に第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔が増大するように第1レンズ群、第2のレンズ群及び第3レンズ群が光軸方向へ移動可能とされ、第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが物体側から順に位置されて成り、第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、第1レンズ群の正メニスカスレンズが、光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有するようにされている。
上記したように、本発明撮像装置にあっては、ズームレンズが、第1レンズ群に、物体側に凸面を向けた2枚の負メニスカスレンズを設けることにより、広角側への変倍時に強くなる第1レンズ群の負の屈折力を分散し、発生する諸収差を小さくすることができる。
また、第1レンズ群を構成する負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、かつ、第1レンズ群を構成する正メニスカスレンズの物体側の面に非球面を有することにより、広角端において発生する負の歪曲収差及び非点収差を良好に補正することができると共に望遠端側で発生する球面収差を良好に補正することができる。
特に、正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有することにより、広角端において負の歪曲収差を補正したときに発生し易い高次の正の歪曲収差を良好に補正することができる。即ち、陣笠形状になり易い歪曲収差の形状を、より好ましい樽型形状にすることができる。
さらに、変倍時に、第2レンズ群と第3レンズ群のみならず第1レンズ群をも光軸方向へ移動させることにより、光学全長を長くすることなく高変倍化を図ることができる。
加えて、広画角化を図るために第1レンズ群の負の屈折力を大きくした場合に収差の発生量が大きくなり易いが、上記したように、2枚の負メニスカスレンズを設けることにより発生する諸収差を小さくすることができ、負メニスカスレンズが少なくとも1面の非球面を有することにより負の歪曲収差を良好に補正することができ、正メニスカスレンズが非球面を有することにより高次の正の歪曲収差を良好に補正することができるため、光学性能を低下させることなく広画角化を図ることができる。
以上に記載した通り、本発明撮像装置にあっては、ズームレンズが、第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群とが物体側から順に配置され、第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、第1レンズ群の正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有するように構成することにより、小型で広画角かつ高変倍化を図ることができる。
図17に、本発明撮像装置の一実施形態によるデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
撮像装置(デジタルスチルカメラ)100は、撮像機能を担うカメラブロック10と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部20と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部30と、撮影された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)40と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)50と、撮像装置の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)60と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部70と、カメラブロック10に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部80とを備えている。
カメラブロック10は、ズームレンズ11(本発明が適用されるズームレンズ1、2、3、4)を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子12等により構成されている。
カメラ信号処理部20は、撮像素子12からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部30は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
LCD40はユーザーの入力部70に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。
R/W50は、画像処理部30によって符号化された画像データのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データの読出を行う。
CPU60は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部70からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部70は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU60に対して出力する。
レンズ駆動制御部80は、CPU60からの制御信号に基づいてズームレンズ11の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W50に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック10において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部70からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいてズームレンズ11の所定のレンズが移動される。
入力部70からの指示入力信号によりカメラブロック10の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部20から画像処理部30に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W50に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
尚、フォーカシングは、例えば、入力部50のシャッターレリーズボタンが半押しされた場合や記録(撮影)のために全押しされた場合等に、CPU60からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部80がズームレンズ11の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データを再生する場合には、入力部70に対する操作に応じて、R/W50によってメモリーカード1000から所定の画像データが読み出され、画像処理部30によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号がLCD40に出力されて再生画像が表示される。
尚、上記した実施の形態においては、撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した例を示したが、撮像装置の適用範囲はデジタルスチルカメラに限られることはなく、デジタルビデオカメラ、カメラが組み込まれた携帯電話、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)等のデジタル入出力機器のカメラ部等として広く適用することができる。
上記各実施の形態において示した各部の形状及び数値は、何れも本発明を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図17と共に本発明撮像装置及びズームレンズを実施するための最良の形態を示すものであり、本図は、本発明ズームレンズの第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図3及び図4と共に第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 本発明ズームレンズの第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図7及び図8と共に第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 本発明ズームレンズの第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図11及び図12と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 本発明ズームレンズの第4の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図15及び図16と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 本発明撮像装置の一実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、3…ズームレンズ、4…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、100…撮像装置、11…ズームレンズ、12…撮像素子

Claims (7)

  1. 負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との空気間隔が減少すると共に前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との空気間隔が増大するように前記第1レンズ群、第2のレンズ群及び前記第3レンズ群が光軸方向へ移動可能とされたズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが物体側から順に位置されて成り、
    前記第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、
    前記第1レンズ群の正メニスカスレンズが光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有する
    ことを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群における負メニスカスレンズの像側の面に形成された非球面を複合非球面にした
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群における正メニスカスレンズの非球面を物体側の面に形成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
  4. 以下の条件式を満足するように構成された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のズームレンズ。
    (1)2.0<|f1/fw|<3.5
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
    とする。
  5. 以下の条件式を満足するように構成された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のズームレンズ。
    (2)1.2<L1/fw<1.7
    但し、
    L1:第1レンズ群の光軸上における厚み
    fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
    とする。
  6. 前記第1レンズ群における負メニスカスレンズの複合非球面樹脂を除く各レンズに関し、以下の条件式を満足するように構成された
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載のズームレンズ。
    (3)N1n>1.75
    (4)N1p>1.75
    (5)ν1n−ν1p>17
    但し、
    N1n:第1レンズ群における2枚の負メニスカスレンズのd線での屈折率の平均値
    N1p:第1レンズ群における正メニスカスレンズのd線での屈折率
    ν1n:第1レンズ群における2枚の負メニスカスレンズのアッベ数の平均値
    ν1p:第1レンズ群における正メニスカスレンズのアッベ数
    とする。
  7. ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置であって、
    前記ズームレンズは、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より順に配置されて構成され、広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との空気間隔が減少すると共に前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との空気間隔が増大するように前記第1レンズ群、第2のレンズ群及び前記第3レンズ群が光軸方向へ移動可能とされ、
    前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとが物体側から順に位置されて成り、
    前記第1レンズ群の負メニスカスレンズが像側の面に少なくとも1面の非球面を有し、
    前記第1レンズ群の正メニスカスレンズが、光軸から周辺に向って正の屈折力が弱くなるような非球面を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
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