JP2009226154A - 浴槽の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】手入れが簡単で、耐久性の高いプラスチック製の浴槽に高級感のある木目模様等の装飾が施された浴槽とその製造方法を提供する。
【解決手段】浴槽1は内面側から見ると、突板25が透明プラスチック層21とガラス繊維23を介して光沢のある木目模様として視認することができ、極めて高い美観を発揮することになる。また、突板25どうしの接合部は塗装部17の裏側に位置するので、接合部が多少ずれていても浴槽1の内面側から見えない。従って、浴槽1全体の美観を損ねることはない。このように浴槽1は高級感のある木目模様が施されているが、実質的にはプラスチック製なので、手入れが簡単で、高い耐久性を有する。上記浴槽1は各部材の積層により製造される。
【選択図】 図2

Description

本発明は主にプラスチックによって構成される浴槽の製造方法に係り、特に木目等の装飾をきれいに施すことができる浴槽の製造方法に関するものである。
一般にプラスチック製の浴槽は注型、真空、プレス、マッチッドダイなど種々の成形方法によって製造される。従って、成形材料に顔料を混合して着色したり、或いは微細な粒状の装飾材料を混合したりして、装飾を施している。プラスチック製の浴槽は汚れが付着し難く、またカビが発生することは殆どなく、その手入れが容易であり、また高い耐久性を有しているという長所をもっている。
ところで、浴槽には檜に代表される木材によって構成されたものがあり、この種の木製の浴槽は高級品の代表としてイメージが定着している。
しかしながら、木製の浴槽は、きれいに掃除して、その後よく乾燥させないと、カビが発生してしまうなど、その手入れには相当な手間がかかるという問題がある。
そこで、手入れが簡単なプラスチック製の浴槽に木目模様の装飾を施すことが望まれているが、上述のように成形材料に顔料や装飾材料を混合する方法では、木目模様の装飾が施された浴槽を製造することはできない。
なお、浴室施工時にプラスチック製の浴槽の周りを木目模様のパネルによって覆うなどの方法があるが、木製の浴槽の高級感には程遠いものである。
本発明は上記従来の問題点に着目したものであり、手入れが簡単で、耐久性の高いプラスチック製の浴槽に高級感のある木目模様等の装飾が施された浴槽とその製造方法を提供することを、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、 型の外面に浴槽の底部と側部の内面に対応して角部に丸みが付けられた凸状の透明のプラスチック層を形成した後に、その角部にテープ状のガラス繊維を貼った後、その角部の丸みを平らに埋めてエッジ部を形成し、そのエッジ部を備えた角部の上に塗装層を形成しておき、その次に、クロス状のガラス繊維を前記透明のプラスチック層の底部と側部に対応する面上に配置し、さらにその上に複数の装飾用のシート材をシート材どうしの接合部が塗装部に隠れるように配置して積層構造とした後に、前記型から取り外すことを特徴とする浴槽の製造方法である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した浴槽の製造方法において、装飾用のシート材が、突板、和紙または布からなることを特徴とする浴槽の製造方法である。
本発明の方法によれば、手入れが簡単で、耐久性の高いプラスチック製の浴槽に、高級感のある木目模様等の装飾を施すことが可能となる。
従って、本発明の方法によって製造した浴槽は、あたかも厚い無垢の木の側板や底板にクリヤー塗装したかのように見える、FRPの浴槽となる。
本発明の実施の形態に係る浴槽1、この浴槽1の製造方法を図面にしたがって説明する。
まず、図1から図3によって浴槽1の構成について説明する。
浴槽1は本体3とその本体3に対して一体に形成され外方に張り出したフランジ5とによって構成されており、本体3はほぼ長方形の底板7、この底板7の各辺にはやや傾斜する側板9、11、13、15が一体的に設けられており、上方に向かって拡がっている。側板9、11、13、15の互いに隣接する辺どうしも一体的に連結されている。底板7、側板9、11、13、15の内面には木目模様が施されており、また底板7と側板9、11、13、15との境界部分、側板9、11、13、15どうしの境界部分には塗装部17が設けられている。
なお、本体3の内側面とフランジ5の上面と側面とに木目模様が施されている。
図2に示すように浴槽1は主にプラスチックから成り、内面から透明プラスチック層21、ガラス繊維23、装飾材である突板25を積層して構成されている。前記した塗装部17は後述するように突板25と透明プラスチック層21との間に位置している。
図4から図23によって浴槽1の製造方法について説明する。
符号Kは浴槽1を成型するための型を示し、この型Kは浴槽1の本体3の内面に対応する形状の凸部K1、凸部K1の下端部に一体に形成されたフランジ部K2を有している。フランジ部K2には浅い凹部K3が形成されており、この凹部K3は凸部K1の下端部を囲むように連続して形成されている。凸部K1の4つの角部は丸みが付けられている。
図4に示すように、型Kの表面(図4において見えている側の面)に離型剤を塗布する。
次いで、積層工程へ移行する。
透明プラスチック層21を構成するゲル状の透明プラスチックをスプレーガンGによって塗布する。ゲル状の透明プラスチックが固化し透明プラスチック層21が形成されてから、図5、図6に示すように透明プラスチック層21の丸みが付けられた角部(浴槽1の底板7と側板9、11、13、15との境界部分並びに側板9、11、13、15どうしの境界部分に対応する部分)にガラス繊維によって構成されるガラス布テープ27を貼る。
次に、図7、図8に示すようにガラス布テープ27の上にポリエステル樹脂を盛るようにして盛り付け部29を形成する。盛り付け部29により丸み部分が平らになるように埋められて角部がエッジ部29aとなる。
盛り付け部29が固化したところで、図9に示すように盛り付け部29の両側にマスキングテープ31を貼る。即ち、盛り付け部29の角を中心とした所定幅の部分が露出するようにマスキングテープ31を貼る。そして、前記盛り付け部29の所定幅の露出部分を塗装して、マスク材料としての塗装部17を形成する。この塗装部17の色は突板25と近似したものとする。塗装部17を構成する塗料が乾いたとことで、マスキングテープ31を除去する。
次に図10に示すように、透明プラスチック層21、塗装部17にポリエステル樹脂を塗布してからガラス繊維製のガラスクロス33を貼り付ける。ガラスクロス33は浴槽1の本体3の底板7、側板9、11、13、15に対応する面にそれぞれ貼り付ける。
そして、図11に示すように突板25を前記ガラスクロス33に対応するように張り付ける。この突板25もポリエステル樹脂によって固着させる。
図12に示すように、突板25の端部どうしの接合は塗装部17上にて行う。これにより浴槽1の完成時において浴槽1の内面側から見た場合に、突板25どうしの接合部は塗装部17によって覆われて隠れることになる。従って、当該接合部が高精度に接合されていなくても、美観が損なわれるのを防止することができる。
図13に示すように、上記5枚のガラスクロス33に対応させて5枚の板状のアクリル発泡材35を貼る。板状のアクリル発泡材35もガラスクロス33と同様にポリエステル樹脂によって固着させる。板状のアクリル発泡材35を貼る際には、ローラR等を用いて扱くようにして、ポリエステル樹脂内の気泡を押し出すと共に、板状のアクリル発泡材35をガラスクロス33に密着させる。
次に図14に示すように、FRPのパテをアクリル発泡材35の端部どうしの間に盛り付けてアール状になるように盛り付け部36を形成する。
そして、図15に示すように、前記した板状のアクリル発泡材35の上にガラス繊維製のマット37を貼り、更にマット37の上にガラス繊維製のロービングクロス39を貼り付ける。マット37とロービングクロス39はポリエステル樹脂によって固着させる。
図16に示すように浴槽1のマット37とロービングクロス39は浴槽1の底板7と側板9、11、13、15との境界部分並びに側板9、11、13、15どうしの境界部分に対応する部分においては互いに重なるように備える。
以上で積層工程が終了する。
図17に示すようにポリエステル樹脂が固化したところで、上記のようにして製作した半製品1aを型Kから外す。
半製品1aのフランジ5を図18(A)に示す一点鎖線の部分から、図18(B)に示すように切断する。そして、半製品1aを図19に示す状態とする。
次いで、図20に示すように半製品1aを底面が下側を向く姿勢にして、研磨装置Mを用いてフランジ5を研磨して平滑面に仕上げる。
そして、図21に示すように、フランジ5に対応する形状にカットした突板41をフランジ5に熱溶着性の接着剤によって貼り付ける。この際、アイロンHを用いて突板41に皺ができないように注意して作業する。
次に、図22に示すように、ガラスクロス43をフランジ5に貼られている突板41上にガラスクロス43を貼り付ける。
そして、図23に示すようにスプレーガンGを用いて、透明なウレタン塗料を吹き付けて、塗料が乾いたところで浴槽1が完成する。
この浴槽1は内面側から見ると、突板25が透明プラスチック層21とガラスクロス33を介して光沢のある木目模様として視認することができ、極めて高い美観を発揮することになる。
また、突板25どうしの接合部は塗装部17の裏側に位置するので、接合部が多少ずれていても浴槽1の内面側から見えない。従って、浴槽1全体の美観を損ねることはない。
このように浴槽1は高級感のある木目模様が施されているが、実質的にはプラスチック製なので、手入れが簡単で、高い耐久性を有する。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では装飾材料として突板25を用いたが、装飾材料としては、これに限定されず美観を発揮し得る模様等が施されたシート状のものであれば如何なるものでも使用することができる。
本発明は浴槽の製造業において利用可能である。
本発明の実施の形態に係る浴槽の斜視図である。 図1のA−A断面図とその部分拡大図である。 図1の浴槽の平面図とその部分拡大図である。 図1の浴槽の製造に用いる型に透明プラスチックを塗布する工程を示す斜視図である。 図4に示した工程終了後、透明プラスチック層の角部にガラス布テープを貼る工程を示す斜視図である。 図5のB−B断面図とその部分拡大部である。 図5に示した工程終了後、ガラス布テープ上に盛り付け部を形成する工程を示す斜視図である。 図7のB−B断面図とその部分拡大部である。 図7に示した工程終了後、盛り付け部に塗装部を形成する工程を示す図7に対応する部分の断面図とその部分拡大図である。 図9に示した行程終了後、透明プラスチック層上にガラスクロスを貼る工程を示す斜視図である。 図10に示した工程終了後、ガラスクロス上に突板を貼る工程を示す斜視図である。 図11に示した工程終了後の断面図である。 図11に示した工程終了後、ガラスクロス上に板状のアクリル発泡材を貼る工程を示す斜視図である。 図13に示した工程終了後、アクリル発泡材どうしの間に盛り付け部を形成する工程を示す断面図である。 図14に示した工程終了後、アクリル発泡材に重ねてガラス繊維のマットとガラス繊維製のロービングクロスを貼る工程を示す図である。 図15に示した工程終了後の角部近傍の断面図である。 浴槽の半製品を型から外す工程を示す斜視図である。 図16に示した行程終了後、浴槽の半製品のフランジの一部を切断除去する工程を示す図である。 図18の工程終了後の浴槽の半製品の斜視図である。 図18に示した浴槽の半製品のフランジを研磨する工程を示す斜視図である。 図18に示した工程終了後、浴槽の半製品のフランジに突板を貼る工程を示す斜視図である。 図21に示した工程終了後、浴槽の半製品のフランジに貼った突板上にガラスクロスを貼る工程を示す斜視図である。 図22に示した工程終了後、浴槽の半製品にウレタン塗装を施す工程を示す斜視図である。
符号の説明
1…浴槽 3…本体 5…フランジ 7…底板
9、11、13、15…側板 17…塗装部
21…透明プラスチック層 23…ガラス繊維 25…突板
27…ガラス布テープ 29…盛り付け部 29a…エッジ部
31…マスキングテープ 33…ガラスクロス
35…板状のアクリル発泡材 36…盛り付け部
37…ガラス繊維のマット 39…ガラス繊維のロービングクロス
41…突板
K…型 K1…型の凸部 K2…型のフランジ部
K3…型のフランジ部の凹部 G…スプレーガン R…ローラ

Claims (2)

  1. 型の外面に浴槽の底部と側部の内面に対応して角部に丸みが付けられた凸状の透明のプラスチック層を形成した後に、
    その角部にテープ状のガラス繊維を貼った後、その角部の丸みを平らに埋めてエッジ部を形成し、そのエッジ部を備えた角部の上に塗装層を形成しておき、
    その次に、クロス状のガラス繊維を前記透明のプラスチック層の底部と側部に対応する面上に配置し、さらにその上に複数の装飾用のシート材をシート材どうしの接合部が塗装部に隠れるように配置して積層構造とした後に、前記型から取り外すことを特徴とする浴槽の製造方法。
  2. 請求項1に記載した浴槽の製造方法において、装飾用のシート材が、突板、和紙または布からなることを特徴とする浴槽の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019088596A (ja) * 2017-11-15 2019-06-13 積水ホームテクノ株式会社 浴槽
KR102260701B1 (ko) * 2020-04-01 2021-06-04 권종욱 금속 입자가 내장되는 기능성욕조의 층상구조

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