JP2009225370A - 無線送信装置、距離判定装置、位置判定装置、及び無線送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信機及び受信機間の距離をより簡便に測定することができる技術を提供する。
【解決手段】所定のデータPa〜Pcを、これを受信する受信装置との間の距離の判定に供するために、一度に所定の回数だけ無線送信する無線送信装置において、所定回数のデータの送信に際し、各回の送信出力レベルを異なるものとし、各回で送信するデータ中に、そのデータを送信するときの送信出力レベルに関する情報(出力レベル情報)を含めるようにする。所定のデータには無線送信装置の識別情報(ID部)が含まれる。また、所定回数のデータの送信は、識別情報に対して予め対応付けられた位置に基づいて受信装置の位置を把握するためのビーコンの送信として、周期的に行われる。
【選択図】図8

Description

本発明は、所定のデータを、これを受信する受信装置との間の距離の判定に供するために送信する無線送信装置及び無線送信方法、該距離の判定を行う距離判定装置、並びに該受信装置の位置を判定する位置判定装置に関する。
従来、送信機及び受信機間の距離を測定する技術としては、主として、送信機から受信機までの電波の到達時間に基づいて測定を行うもの、及び送信機からの電波を受信機で受信する際の受信電界強度に基づいて測定を行うものが利用されている。電波の到達時間に基づいて測定を行う技術によれば、誤差数センチメートルの精度で送信機から受信機までの距離を測定することができる。また、受信電界強度に基づいて測定を行う技術においては、受信電界強度を表すRSSI値に基づいて距離の測定が行われるが、これによれば、2値(近いか遠いか)又は多値(近、中、遠等)の距離測定を行うことができる。
図12はRSSI値に基づいて距離の測定を行う場合の受信機の構成を示す。同図に示すように、送信機からの信号は、高周波処理部91で受信され、局部発振信号により中間周波数に変換された後、中間周波処理部92による不要成分の除去や、検波処理部93における復調がなされ、低周波処理部94に供給される。その際、検波処理部93においてRSSI信号が検出され、ADコンバータ95によりデジタル値に変換されて、マイコン96に供給される。マイコン96は、供給されるRSSI値に基づき、送信機までの距離を判定することができる。
電波の到達時間に基づいて距離の測定を行う技術としては、たとえば特許文献1に記載されているものが知られている。この技術においては、基地局が第1のデータを送信し、これを受信したことに応答して移動局が第2のデータを送信し、これを基地局が受信するまでの時間を基地局が計測することにより基地局と移動局との間の距離を算出するようにしている。
特開平07−226976号公報
しかしながら、上述従来の電波の到達時間に基づいて距離測定を行う技術によれば、誤差数センチメートルの測定精度を期待することができるが、少なくとも送信機において、又は送信機及び受信機の双方において、正確で同期のとれた時計を実装する必要がある。あるいは送信機のすべてが同期をとることができる正確な時計若しくは同期をとるためのネットワークを有している必要がある。
また、RSSI値に基づいて測定を行う技術によれば、誤差1[m]前後の測定精度を期待することができるが、コンパレータ又はA/Dコンバータを必要とする。また、送信機及び受信機間の距離が近い強電界の下では、RSSI値に基づく距離測定を行うことができない。図13に示すように、送信機及び受信機間がある程度離れており、受信電界強度がTh以下の比較的弱い場合には、RSSI電圧は電界強度に対してほぼ比例するが、距離が近く、電界強度がTh以上の場合には、RSSI電圧は飽和してしまい、電界強度を表すことができないからである。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、送信機及び受信機間の距離をより簡便に測定することができる技術を提供することにある。
この目的を達成するため、第1の発明に係る無線送信装置は、所定のデータを、これを受信する受信装置との間の距離の判定に供するために、一度に所定の回数だけ無線送信する無線送信装置であって、前記所定回数のデータの送信に際し、各回の送信を、前記距離の判定に利用できるように、異なる所定の送信出力レベルで行うようにしたことを特徴とする。ここで、無線送信装置及び受信装置としてはたとえば、ビーコン受信機の位置の測定に供するビーコンを送信するビーコン送信機、及びそのビーコンを受信し、位置が測定される該ビーコン受信機が該当する。
この構成において、無線送信装置が所定のデータを所定回数無縁送信する際、各回の送信は、異なる所定の送信出力レベルで行われる。たとえば、所定のデータは、大、中、小の3段階のレベルで3回送信される。受信装置がこれを受信する際には、該3段階の送信出力レベルに応じ、3段階の受信電界強度のレベルで受信されることになる。したがって、無線送信装置から受信装置までの距離に応じ、3回分のすべてのデータが受信できたり、一部のみが受信できたり、すべて受信できなかったりすることになる。したがって、どのデータが受信できたかを調べることによって、無線送信装置及び受信装置間の距離を、何段階かにおいて判定することができる。
第2の発明に係る無線送信装置は、第1発明において、前記所定回数のデータの送信に際し、各回で送信するデータ中に、前記データの送信出力レベルに関する情報を含めることを特徴とする。
第3の発明に係る無線送信装置は、第2発明において、前記所定のデータには前記無線送信装置の識別情報が含まれることを特徴とする。
第4の発明に係る無線送信装置は、第3発明において、前記所定回数のデータの送信は周期的に行われることを特徴とする。
第5の発明に係る距離判定装置は、第2〜第4のいずれかの発明に係る無線送信装置と、それが送信するデータを受信する受信装置との間の距離を判定する距離判定装置であって、前記受信装置により受信することができた前記無線送信装置からのデータに含まれる送信出力レベルに関する情報に基づき、前記距離の判定を行うことを特徴とする。
第6の発明に係る位置判定装置は、第3又は第4の発明に係る無線送信装置が送信するデータを受信する受信装置の位置を判定する位置判定装置であって、前記受信装置により受信することができた前記無線送信装置からのデータに含まれる識別情報対して予め定められている位置、及び該データに含まれる送信出力レベルに関する情報に基づき、前記受信装置の位置の判定を行うことを特徴とする。
第7の発明に係る無線送信方法は、所定のデータを、これを受信する受信装置との間の距離の判定に供するために、一度に所定の回数だけ無線送信する無線送信方法であって、前記所定回数のデータの送信に際し、各回の送信を、前記距離の判定に利用できるように、異なる所定の送信出力レベルで行うことを特徴とする。
本発明によれば、各回の送信を、受信装置との間の距離の判定に利用できるように、異なる所定の送信出力レベルで行うようにしたため、無線送信装置及び受信装置間の距離を簡便な構成で判定することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る位置管理システムの構成を示す。同図に示すように、このシステムは、微弱無線(ショートレンジラジオ)のビーコンを送信するビーコン送信機1、このビーコンを受信するビーコン受信機2、ビーコン受信機2に接続された移動局無線機3、移動局無線機3との間で通信を行う基地局4、及び、基地局4に接続され、ビーコン受信機2の位置を管理するための端末管理システムパソコン(以下、単に「パソコン」という。)5を備える。
図2はビーコン送信機1の構成を示すブロック図である。ビーコン送信機1は、同図に示すように、搬送波を生成し、ビーコンデータにより変調を行う発振部11、発振部11からの変調された搬送波を増幅し、アンテナから出力する電力増幅部12、発振部11及び電力増幅部12を制御する中央制御処理部13、及び中央制御処理部13による制御に用いられる制御情報を記憶する制御情報記憶部14を備える。ビーコンデータにはビーコン送信機1に固有のビーコンIDが含まれる。
制御情報記憶部14は、ビーコンの送信を行うに際しての、送信周波数、送信出力レベル、送信タイミング、送信内容等の制御情報を記憶する。中央制御処理部13は、制御情報記憶部14が記憶している制御情報に基づき、発振部11における搬送波の周波数、変調等の制御や、電力増幅部12における出力レベルの制御を行う。
図3はビーコン受信機2の構成を示すブロック図である。ビーコン受信機2は、同図に示すように、アンテナから入力される受信信号から所定の帯域を抽出する帯域フィルタ21、抽出された所定帯域の受信信号を増幅する高周波増幅部22、高周波増幅部22からの高周波を中間周波に変換し、検波を行う局部発振・検波部23、検波により得られた低周波信号を増幅する低周波増幅部24、及び低周波増幅部24からの信号を処理してビーコンデータを得るとともに、高周波増幅部22における増幅率の制御や、局部発振・検波部23における局部発振周波数の制御を行う中央制御処理部25を備える。
図4は移動局無線機3の構成を示すブロック図である。移動局無線機3は、同図に示すように、無線機本体31、及び無線機本体31を制御する中央制御処理部32を備える。中央制御処理部32はビーコンデータをビーコン受信機3から受け取り、無線機本体31を介して基地局4に送信する。
図5は基地局4の構成を示すブロック図である。同図に示すように、基地局4は、移動局無線機3との間で通信を行う基地局無線機41、及び基地局無線機41を制御し、基地局無線機41により受信されるビーコンデータをパソコン5に送る中央制御処理部42を備える。パソコン5においては、各移動局無線機3の位置を管理する端末管理システムが稼動しており、各ビーコン送信機1のビーコンIDを、その実際の地図上の位置に対応させたデータベースが設けられている。端末管理システムは、各移動局無線機3に固有のIDと、その現在の位置との対応が登録される位置管理データベースを更新し、維持する。
図6はビーコン送信機1からビーコン受信機2a及び2bに対してビーコンデータが送信されるイメージを示す。所定の繰返し周期で、1サイクル毎に、ビーコン送信機1のビーコンIDを含むパケットが、たとえば3つずつビーコン送信機1から送出される。これは従来の位置管理システムにおいても行われていたものであり、このように同一内容のパケットを3つずつ送信するのは、ビーコンIDの受信が確実に行われるようにするためである。ただし、本実施形態においては、各サイクル毎の3つのパケットの送信はそれぞれ大、中、小の各送信出力レベルで行われる。したがって、たとえば、ビーコン送信機1に近いビーコン受信機2aは3つのパケットのすべてを受信することができ、遠いビーコン受信機2bは大出力で送られた最初のパケットのみを受信することができる。
図7はビーコン受信機2が受信する各パケットの電界強度を示す。図中のPa〜Pcはそれぞれ大、中、小の送信出力レベルでビーコン送信機1から送信されたパケットPa〜Pcをビーコン受信機2が受信するときの各パケットについての受信電界強度の変化を示すグラフ図形である。図中のThはビーコン受信機2がパケットを受信することができる受信電界強度の最小値である。
時刻t1から始まるサイクルにおいては、パケットPa及びPbについては、電界強度がThより大きいので、ビーコン受信機2は受信することができる。パケットPcは電界強度がThより小さいので、受信することができない。一方、時刻t2から始まるサイクルにおいては、パケットPa〜Pcのいずれについても電界強度がThより大きいので、受信することができる。パケットPa〜Pcを受信するときの電界強度はビーコン送信機1からビーコン受信機2までの距離に応じて減少するので、図7の場合、時刻t1〜t2の間に、ビーコン受信機2はビーコン送信機1に対し、近づいたことがわかる。ビーコン受信機2が受信できたパケットは、移動局無線機3によって、基地局4に送信される。
図8はビーコン送信機1が送信するパケットの形式を示す。ビーコンの送信は一定の周期でサイクリックに行われるが、同図に示すように1サイクルの期間は送信期間T1及び休止期間T2により構成される。送信期間T1において、所定の大、中、小の送信出力レベルでそれぞれ3つのパケットPa、Pb、及びPcが送信される。各パケットは、送信先アドレス等の制御情報が格納されるヘッダ、そのパケットを送信するビーコン送信機1のビーコンIDが格納されるID部、ヘッダ及びID部の誤り検出を行うためのチェックサム、そのパケットが大、中、小のいずれの送信出力レベルで送信されるかを示す出力レベル情報、通信制御用の情報が格納されるフッタ、及び総合チェックサムの各フィールドにより構成される。パケットPa、Pb、及びPcにおけるID部の内容は同一であり、出力レベル情報の内容が異なっている。
図9はビーコン受信機2が受信するパケットPa〜Pcに基づいて、ビーコン送信機1からビーコン受信機2までの距離を判定する方法を示す。この判定は、後述するようにパソコン5の位置管理システムにより行われる。図の横軸はビーコン送信機1からビーコン受信機2までの距離であり、縦軸はビーコン受信機2におけるパケットPa〜Pcを受信するときの電界強度である。受信電界強度がTh以上のとき、パケットPa〜Pcの受信を行うことがでる。図中のAは送信出力レベルが大であるパケットPaについてのグラフ曲線、Bは送信出力レベルが中であるパケットPbについてのグラフ曲線、そしてCは送信出力レベルが小であるパケットPcについてのグラフ曲線である。
同図に基づき、パケットPa、Pb、及びPcのいずれも受信することができた場合、ビーコン送信機1及びビーコン受信機2間の距離Dはd1以下、すなわち近距離であると判定することができる。パケットPa及びPbを受信することができ、パケットPcを受信することができない場合には、距離Dはd1を超えるがd2以下であり、中距離であると判定することができる。パケットPaを受信することができ、パケットPb及びPcを受信することができない場合には、距離Dはd2を超えるがd3以下であり、遠距離であると判定することができる。パケットPa、Pb及びPcのいずれも受信することができない場合には、距離Dはd3を超えており、ビーコン受信機2はビーコン送信機1の通信圏外に位置すると判定することができる。
図10は位置管理システムの動作を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、ビーコン送信機1が1サイクル分のビーコンを送信する(ステップS1)。送信に際し、ビーコン送信機1の中央制御部13は、ビーコンを構成するパケットPa〜PcのID部に自己のビーコンIDを格納する。また、パケットPa〜Pcの出力レベル情報のフィールドにはそれぞれ、制御情報記憶部14において規定された大、中、小の送信出力レベルを示す情報を格納する。そして、パケットPa〜Pcをそれぞれ、その大、中、小の送信出力レベルで、かつこの順序で送信する。
これに応じ、ビーコン受信機2は送信されたパケットPa、Pb又はPcのうちの可能なものを受信する(ステップS2)。つまり、図9におけるTh以上の電界強度で受信されるパケットを受信することができる。ビーコン受信機2はパケットPa、Pb又はPcの受信に際し、受信することができた最後のパケットのビーコンデータを無線機用データとし、シリアルケーブルを介して移動局無線機3へ送る(ステップS3)。したがってこのデータに含まれる出力レベル情報の内容は、受信できたパケットPa、Pb又はPcの出力レベル情報の内容のうち、最小の出力レベルを示すものとなる。
この無線機用データを受信すると(ステップS4)、移動局無線機3は、この無線機用データを送信するためのデータ通信用メッセージを生成し(ステップS5)、基地局4へ送信する。このメッセージには、移動局無線機3に固有の無線機IDが含められる。このメッセージを受信すると(ステップS6)、基地局4は、無線機用データを再生成し(ステップS7)、シリアルケーブルを介してパソコン5へ送る。この無線機用データを受信すると(ステップS8)、パソコン5の位置管理システムは、無線機用データからビーコンIDを取り出し(ステップS9)、ビーコン無線機1及び移動局無線機3間の距離を判定する(ステップS10)。
距離の判定は、無線機用データ中の出力レベル情報に基づいて行うことができる。すなわちこの出力レベル情報が示す送信出力レベルは、受信できたパケットPa、Pb、又はPcの送信出力レベルのうちの最小ものであるので、図9に示されるとおり、その最小の送信出力レベルが小出力、中出力、又は大出力かに応じ、距離はそれぞれ所定の近距離、中距離、遠距離であると判定することができる。
この判定結果に基づき、位置管理システムは、位置管理データベースにおける移動局無線機3についてのレコードを更新する(ステップS11)。すなわち、無線機用データ中のビーコンIDに対応する地図上の位置をデータベースに基づいて取得し、その位置及びステップS10における判定結果に基づいて、移動局無線機3の位置を求め、移動局無線機3の無線機IDに対応するレコードを更新する。
図11はビーコン受信機2の中央処理制御部25による処理を示すフローチャートである。この処理においては、1サイクルで送信される各パケットのうち、受信できた最後のものがビーコンバッファに残るようにしてそのビーコンデータを取得し、これを無線機用データとして、移動局無線機3に供給するようにしている。すなわち、処理を開始すると中央処理制御部25は、まず、ステップ71においてビーコン受信機2を受信待機状態とし、ステップ72においてビーコンの受信の有無を判定する。ビーコンを受信したと判定した場合にはステップ73へ進み、得られたビーコンデータによってビーコンバッファを上書きし、さらにステップ74において送信待機タイマをリセットして、ステップ71に戻る。この送信待機タイマは、1サイクルの送信が終了し、そのサイクルについての無線機用データの供給を行うタイミングを判定するために用いられる。
ステップ72においてビーコンを受信しなかったと判定した場合にはステップ75へ進み、ビーコンバッファが空であるかどうかを判定する。空であると判定した場合にはステップ71に戻る。空ではないと判定した場合にはステップ76へ進み、送信待機タイマがオーバフローしたかどうかを判定する。オーバフローしていないと判定した場合にはステップ71へ戻る。オーバフローしたと判定した場合には、ステップ77へ進み、ビーコンバッファの内容を無線機用データとして、移動局無線機3に供給する。このデータが移動局無線機3の位置を示す位置情報として基地局4に報告されることになる。この後、ステップ78においてビーコンバッファの内容を破棄し、ステップ71に戻る。
本実施形態によれば、1サイクルで送信する各パケットを異なる送信出力レベルで送信するとともに、その送信出力レベルの情報をそのパケットに含めるようにしたため、ビーコン受信機2が受信できたパケットの送信出力レベル情報に基づき、GPSやRSSIを用いる必要なく、ビーコン送信機1及びビーコン送信機2間の距離を判定することができる。
したがって、屋内や、坑内等のGPSの使用が不可能な場所において、RSSI値をデジタルデータに変換するためのADコンバータを設ける必要なく、ビーコン受信機2の位置を判定することができる。また、RSSI値を用いないので、ビーコン送信機1及びビーコン受信機2間の距離がRSSI値の飽和により測定不能なほど近い場合でも、ビーコン送信機1における各パケットの送信出力レベルを適切に設定することにより、1サイクルにおけるパケット数に応じた分解能で距離の判定を行うことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては、1サイクルで送信するパケット数を3として説明したが、これに限らず4以上のパケットを送信し、これらを4以上の異なる送信出力レベルで送信するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る位置管理システムの構成を示す図である。 図1のシステムにおけるビーコン送信機の構成を示すブロック図である。 図1のシステムにおけるビーコン受信機の構成を示すブロック図である。 図1のシステムにおける移動局無線機の構成を示すブロック図である。 図1のシステムにおける基地局の構成を示すブロック図である。 図1のシステムにおいてビーコンデータが送信されるイメージを示す図である。 図1のシステムにおいてビーコン受信機が受信する各パケットの電界強度を示す図である。 図1のシステムにおけるビーコンのパケットの形式を示す図である。 図1のシステムにおけるビーコン送信機からビーコン受信機までの距離の判定方法を示す図である。 図1のシステムの動作を示すフローチャートである。 図1のシステムのビーコン受信機の処理を示すフローチャートである。 従来のRSSI値に基づいて距離測定を行う受信機の構成を示すブロック図である。 受信電界強度及びRSSI電圧間の関係を示すグラフである。
符号の説明
1:ビーコン送信機、2,2a,2b:ビーコン受信機、3:移動局無線機、4:基地局、5:パソコン、11:発振部、12:電力増幅部、13:中央制御処理部、14:制御情報記憶部、21:帯域フィルタ、22:高周波増幅部、23:局部発振・検波部、24:低周波増幅部、25:中央制御処理部、31:無線機本体、32:中央制御処理部、41:基地局無線機、42:中央制御処理部、91:高周波処理部、92:中間周波処理部、93:検波処理部、94:低周波処理部、95:ADコンバータ、96:マイコン、A,B,C:グラフ曲線、Pa〜Pc:パケット。

Claims (7)

  1. 所定のデータを、これを受信する受信装置との間の距離の判定に供するために、一度に所定の回数だけ無線送信する無線送信装置であって、
    前記所定回数のデータの送信に際し、各回の送信を、前記距離の判定に利用できるように、異なる所定の送信出力レベルで行うようにしたことを特徴とする無線送信装置。
  2. 前記所定回数のデータの送信に際し、各回で送信するデータ中に、前記データの送信出力レベルに関する情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 前記所定のデータには前記無線送信装置の識別情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の無線送信装置。
  4. 前記所定回数のデータの送信は周期的に行われることを特徴とする請求項3に記載の無線送信装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかの無線送信装置と、それが送信するデータを受信する受信装置との間の距離を判定する距離判定装置であって、
    前記受信装置により受信することができた前記無線送信装置からのデータに含まれる送信出力レベルに関する情報に基づき、前記距離の判定を行うことを特徴とする距離判定装置。
  6. 請求項3又は4の無線送信装置が送信するデータを受信する受信装置の位置を判定する位置判定装置であって、
    前記受信装置により受信することができた前記無線送信装置からのデータに含まれる識別情報に対して予め定められている位置、及び該データに含まれる送信出力レベルに関する情報に基づき、前記受信装置の位置の判定を行うことを特徴とする位置判定装置。
  7. 所定のデータを、これを受信する受信装置との間の距離の判定に供するために、一度に所定の回数だけ無線送信する無線送信方法であって、
    前記所定回数のデータの送信に際し、各回の送信を、前記距離の判定に利用できるように、異なる所定の送信出力レベルで行うことを特徴とする無線送信方法。
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