JP2009224212A - スライド操作式スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化が可能なスライド操作式スイッチを構成する
【解決手段】スライダー5のスライド方向への操作を検出するスライド操作検出部と、スライダー5の押圧方向への操作を検出する押圧操作検出部とをケースCに備えている。ケースCは、正方形の各辺の位置に配置された側壁22と、底壁21とで構成され、この底壁21が、プリント配線の技術によって電極を形成したプリント基板で構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケースに対してスライド操作自在に収められたスライド部材と、このスライド部材をスライド操作方向での中立位置に付勢する付勢部材と、前記スライド部材のスライド操作方向への操作を電気的に検出するスライド操作検出部と、前記スライド部材のスライド操作方向と直交する方向への押圧操作を電気的に検出する押圧操作検出部とを備えているスライド操作式スイッチに関する。
上記のように構成されたスライド操作式スイッチとして特許文献1に記載されるものが存在する。つまり、正方形のケースの内部に弾性変形し得る材料で成る付勢部材を備え、この付勢部材の上面の4箇所に背壁部を形成し、この背壁部に取り囲まれる領域の床部にスライド部材としてのスライダーが配置されている。
この特許文献1では、スライダーをスライド操作した場合に、背壁部を弾性変形させることにより、この背壁部の底面側の導電体がケース底部の対応する電極対に接触し、この電極対が導通状態に達する(本発明のスライド操作検出部に対応)。また、スライダーを押圧操作した場合には、押圧力で床部を弾性変形させ、更に、この下面側の金属ドームを弾性変形させることで、この金属ドームがケース底部の対応する電極に接触して導通状態に達する(本発明の押圧操作検出部に対応)ように構成されている。
特開2006‐310179号公報 (段落番号〔0021〕〜〔0036〕、図1〜図6)
特許文献1に記載されたスライド操作式スイッチは、付勢部材が単一の素材で形成されるため部品点数を低減でき、小型化が可能であるものの、一層の薄型化が望まれる面もあった。
しかしながら、特許文献1に記載されたスライド操作式スイッチの構造では、ケースが、正方形の底部と、これを取り囲む4辺の壁部とを一体的に備えた箱型に構成されているため、必要とする強度を得るためには、底部に所定の厚みを必要とするものとなり、薄型化を制限するものとなっていた。
特に、この特許文献1では底部に電極を形成するために、ケースの成形時においてインサートの技術で電極を形成することや、ケースの成形後にケースに対して電極を取り付ける必要があり、電極を備えるためにケースに高い精度が要求されるものであった。
また、電極に導通する端子をケースの外方に突出したものにおいて、このスライド操作式スイッチをプリント基板に実装する場合には、この端子の底面がケースの底面と同レベルになるように端子を曲げ加工してハンダ固定を確実に行えるようにすることも必要となる。しかしながら、端子のような小片を曲げ加工することは困難な面もあった。
本発明の目的は、薄型化が可能なスライド操作式スイッチを構成する点にある。
本発明の特徴は、ケースに対してスライド操作自在に収められたスライド部材と、このスライド部材をスライド操作方向での中立位置に付勢する付勢部材と、前記スライド部材のスライド操作方向への操作を電気的に検出するスライド操作検出部と、前記スライド部材のスライド操作方向と直交する方向への押圧操作を電気的に検出する押圧操作検出部とを備えているスライド操作式スイッチであって、
前記付勢部材が、前記スライド部材を挟み込む複数箇所に背壁部を突設して構成され、前記スライド操作検出部が、前記ケースの底壁に形成した第1電極と、前記背壁部に前記スライド部材から押圧力が作用して弾性変形した際に前記第1電極に接触して電気的な導通状態に達する第1導電体とを備え、前記押圧操作検出部が、前記ケースの底壁の中央位置に形成した第2電極と、この第2電極を覆う位置に配置され、中央部が付勢部材の方向に突出する導電板とを備えた構成を有し、前記スライド部材が押圧操作された場合に、前記付勢部材のうち前記背壁部に挟まれる領域の床壁部が弾性変形することにより、押圧力で前記導電板の中央部を弾性変形させ、この導電板を前記第2電極に接触させることで導通状態に達するように構成され、前記底壁が、前記第1電極と第2電極とをプリント配線の技術によって形成したプリント基板で構成されている点にある。
プリント基板は、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させたガラスエポシキ基板のように、比較的高強度の素材である。このプリント基板を底壁として用いることにより、従来のようにケースに一体形成される底壁の厚みより薄いプリント基板を用いても強度低下を招くことがない。つまり、スライド操作検出部の機能と押圧操作検出部の機能とを損なうことなく薄くとも高強度の底壁を用いることが可能となる。従って、薄型化が可能なスライド操作式スイッチが合理的に構成された。特に、プリント基板で底壁を構成したので、このプリント基板の外端部にプリント配線の技術によって端子を形成することも容易に行え、ケースを基準にして端子を決まった位置に高精度で形成することも可能となる。
本発明は、前記床壁部のうち、前記導電板の中央部に対応する部位を前記スライド部材の方向に突出させても良い。この構成によると、付勢部材全体の配置を変更しなくとも、付勢部材と底壁との間の導電板を収容する空間を拡大することが可能となる。
本発明は、前記ケースが、平面視で正方形の各辺の位置に配置される4つの側壁を備えると共に、この側壁で取り囲まれる底壁の中央位置に前記第2電極と、これを同心円状に取り囲むリング電極とが形成され、前記導電板が、その外周を前記リング電極に常時接触する状態で配置され、この導電板の中央位置に上方から押圧力が作用することにより、中央位置が弾性変形により前記第2電極に接触するように構成され、前記付勢部材が、前記底壁に収容されるように平面視で正方形のシート状で、中央位置に前記床壁部が形成され、この床壁部を取り囲む位置で前記側壁と平行姿勢となる4箇所に前記背壁部が上方側に突設され、前記床壁部の下面側に前記導電板の中央位置に接当する突出片を下方に突設しても良い。
この構成によると、正方形の各辺の位置に配置される側壁の内部に正方形の付勢部材が配置されることで、この付勢部材の姿勢が決まり、また、スライド部材の4方向への操作を電気的に検出でき、スライド部材の押圧操作を電気的に検出できる。
本発明は、前記底壁に貫通孔が形成されると共に、この貫通孔に入り込む突起が前記付勢部材に形成されるものであっても良い。この構成によると、底壁の貫通孔に付勢部材の突起が入り込むことにより、付勢部材の移動が阻止され、底壁に対する付勢部材の位置が決まる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1〜図3に示すようにケースC、スナップ導電板1、粘着シート2、付勢部材3、スライドシート4、スライダー5、カバー6を順次重ね合わせてスライド操作式スイッチが構成されている。
このスライド操作式スイッチではスライダー5を、図1、図2に示す矢印X1、X2、Y1、Y2の方向にスライド操作した場合、及び、これらの方向と直行する矢印Z方向にスライダー5が押し込み操作された場合に、これらの操作を電気的に検出できるように構成されたものである。
〔ケース〕
ケースCは、プリント基板で成る底壁21と、平面視において、平面視で正方形の各辺の位置に配置される4つの側壁22とをインサートの技術等により一体化した箱型の構造を有している。4つの側壁22は、例えばLCP樹脂(液晶ポリエステル樹脂)等が用いられている。
また、4つの側壁22の外周面から外方に向けて一対ずつの係合突起22Eが形成されている。底壁21は、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させたガラスエポシキ基板のように比較的薄い板厚で高強度を得るものが使用されている。
図7に示すように、底壁21のうち、側壁22の近傍で、側壁22の辺長さ方向での中央部には、一対の第1電極21Aが並列に形成されている。底壁21の中央部には第2電極21Cが形成され、これを中心とする同心円状にリング電極21Dが形成されている。
また、底壁21の上面でリング電極21Dを取り囲む領域において、平面視で正方形の4つの角に対応する位置には、底壁21を上下方向に貫通する貫通孔21Kが形成されている。
これら第1電極21Aと、第2電極21Cと、リング電極21Dとは、銅等の良導体の金属箔をプリント配線の技術により底壁21の上面に形成されたものである。これと同様に、第1電極21Aと導通する端子21Tが、底壁21の外端に突出する形態で形成されている。更に、前記第2電極21Cと、リング電極21Dとに導通する端子21U、21Vが、底壁21の外端に突出する形態で形成されている。これらの端子21T、端子21U、21Vは底壁21の表裏両面に形成され、スルーホール(図示せず)を介して夫々が導通しており、このスライド操作式スイッチを基板に実装する場合にもハンダ付けを容易に、確実に行えるものにしている。
尚、リング電極21Dと端子21Vとを電気的に接続する回路が底壁21の上面に形成されている。第2電極21Cと端子21Uとを電気的に接続する回路が底壁21の底面や中間層に形成され、スルーホールによって第2電極21Cと電気的に接続されている。貫通孔21Kは、リング電極21Dと端子21Vとを電気的に接続する回路、及び、第2電極21Cと端子21Uとを電気的に接続する回路を貫通する位置に形成されるので、これらの回路では貫通孔21Kが形成される部位の幅を広く設定することにより、電気的な導通が妨げられないようにしている。
〔スナップ導電板〕
スナップ導電板1は、本発明の導電板の一例であり、円形のドーム状に成形され、その外周をリング電極21Dに接触させる、これに導通するように配置されている。このスナップ導電板1は、例えば、りん青銅やステンレス等の良導体で成る金属材料が用いられ、スナップ導電板1の中央部は、第2電極21Cと離間する状態で配置されている。この構成から、スナップ導電板1の中央部が押圧された場合には、弾性変形により、このスナップ導電板1の中央部と第2電極21Cとが接触して導通状態に達する。
このスナップ導電板1の弾性変形時には、クリック感を使用者に与えるものにしている。つまり、弱い押圧力が作用する状況ではスナップ導電板1はドーム状を維持し、押圧力が所定値を超えた時点で中央部が弾性変形して第2電極21Cに接するように変形の特性を設定しているのである。また、スナップ導電板1は押し込み操作の方向において、後述する付勢部材3の床壁部3Fとともにスライダー5を、押し込み方向での中立位置に付勢する機能も分担する。
〔粘着シート・付勢部材〕
粘着シート2は、電気的に絶縁性を有し、裏面に粘着性を有する樹脂材料が用いられ(表裏両面に粘着性を有するものでも良い)、その外形を、平面視においてケースCの側壁22に嵌め込み得る正方形を基本形状とすると共に、第1電極21Aが配置された部分を切り欠いた形状を有している。また、この粘着シート2には、底壁21に形成された4つの貫通孔21Kと重なり合う位置に4つの係合孔2Kが形成されている。そして、この粘着シート2をスナップ導電板1を覆う位置に配置し、係合孔2Kを貫通孔21Kに重ね合わせることで、粘着シート2の粘着性により粘着シート2の位置が決まる。
また、付勢部材3の裏面に形成された突起(図示せず)が、粘着シート2の係合孔2Kと、底壁21の貫通孔21Kとに入り込むことにより、底壁21に対する粘着シート2と付勢部材3との位置が決まる。これと同様に付勢部材3の突起(図示せず)が底壁21の貫通孔21Kに入り込むことでスナップ導電板1のズレも防止される。
付勢部材3は、シリコーンラバー、EPDM(エチレンプロピレンゴム:Ethylene Propylene Diene Monomer)、ポリエステルエラストマー(Polyethylene elastomer)等の電気的に絶縁性を有し、柔軟に弾性変形する材料を用いて成形される。図1に示すように、付勢部材3の外形は、平面視においてケースCの側壁22に嵌め込み得る正方形を基本形状としており、ケースCの4辺の側壁22の内側に位置決め状態で収納される。
付勢部材3は、各辺の長さ方向の中央部に外周側に開口する突出部3Pを備え、この突出部3Pから、この付勢部材3の中央部に亘って垂直に立ち上がる背壁部3Bが形成されている。つまり、平面視において、4つの背壁部3Bで取り囲まれる中央の領域で床壁部3Fが形成されている。突出部3Pの裏側(下面側)は、付勢部材3の中央側ほど底壁21に接近し、付勢部材3の外側ほど底壁21から離間する傾斜面が形成され、この傾斜面に第1電極21Aの2つの電極間よりも長い寸法の第1導電体3Aが形成されている。この第1導電体3Aは、樹脂等に炭素を含有させた導電性材料を用いて付勢部材3と一体成形されている。
詳細は後述するが、スライダー5が操作されない状態では、この第1導電体3Aは、第1電極21Aと離間した状態にあり、突出部3Pが弾性変形して第1電極21Aの両電極と接触することにより、一対の第1電極21Aが導通状態に達する。
床壁部3Fは、その上面が中央ほど上方に向けて滑らかに突出する形状であり、その下面も中央を除いて上面と平行する形状であり、この下面の中央には下方に突出する突出片3Tが形成されている。このように、床壁部3Fが全体的に上方に向けてドーム状に突出する形状であるため、この床壁部3Fの下側にスナップ導電板1が配置される空間が形成される。
また、付勢部材3の下面側で床壁部3Fの外周部位には粘着シート2を押え込む位置に押圧部3Uが下方に向けて突設されている。この押圧部3Uはスナップ導電板1から離間した位置の粘着シート2に接触して粘着シート2の浮き上がりを阻止する。尚、図5では粘着シート2の厚さを誇張しているが、粘着シート2は極めて薄いものである。
〔スライドシート・スライダー〕
スライドシート4は良好な滑動性を有する摩擦係数の低いPET(ポリエチレンテレフタレート:Polyethylene Terephthalate)やポリイミド(Polyimide)などを用いた樹脂シート材料を用いて構成されている。このスライドシート4を付勢部材3の床壁部3Fの上面に重ね、この上面にスライダー5が載置される。
スライダー5は、本発明のスライド部材に相当する。スライダー5は、摩擦磨耗特性に優れ、騒音が発生しにくく安定した摺動が得られるポリアミド(Polyamide)等の材料が用いられている。その本体部分が付勢部材3の突出部3Pの背壁部3Bによって囲まれた形状(本実施形態では正方形)にほぼ一致する正方形に形成され、中央の上面には操作突起5Pが備えられている。スライダー5は、四方の背壁部3Bと接当する(挟み込まれる)ことにより、平面視でケースCの中央となる中立位置に付勢される。
尚、付勢部材3は上述したようにゴムなどの弾性材料からなり、一般に摩擦係数が高い。これとは逆に、スライドシート4は、摩擦係数の高い付勢部材3の床壁部3Fにおいてスライダー5が良好な滑動性を得られるように設けられている。
〔カバー〕
カバー6は、ケースCの外形とほぼ同じの正方形の外形を有し、平坦な天井部から各辺垂直に垂れ下がる壁部を有した蓋状に成形されている。カバー6の天井部にはスライダー5の外形よりも小さく、スライダー5の操作突起5Pが挿通する正方形の窓部6Wが形成されている。このカバー6の4つの壁部には、側壁22の外周面に形成された係合突起22Eが係入する係合孔6Eが形成されている。
このカバー6は、リン青銅やステンレス等の剛性のある金属材料を用いて薄く形成される。スライド操作式スイッチに対する外来ノイズを防止すると共に、スイッチの強度を保持する役割を担っている。
〔組み立て〕
このスライド操作式スイッチを組み立てる際には、ケースCの中央位置にスナップ導電板1を配置し、この上面に粘着シート2を配置し、これに付勢部材3を重ね、この付勢部材3の床壁部3Fにスライドシート4を載置し、この上面にスライダー5を重ね合わせる。更に、これにカバー6を重ね合わせ、ケースCとカバー6とを上下方向に圧縮する力を作用させることにより、側壁22の係合突起22Eにカバー6の係合孔6Eが係合してケースCとカバー6とが連結固定される。
このように組み立てられたスライド操作式スイッチでは、付勢部材3からの付勢力によってスライダー5がスライド操作方向で中立位置に維持され、ケースCの第1電極21Aと第1導電体3Aとが離間して非導通状態に維持される。また、スナップ導電板1から上方に作用する付勢力によってスライダー5が押圧方向で中立位置に維持されることで、第2電極21Cとスナップ導電板1とが離間して非導通状態に維持される。
また、付勢部材3の裏面に形成された突起(図示せず)が、係合孔2Kと貫通孔21Kとに入り込むことにより粘着シート2と付勢部材3が固定され、押圧部3Uがスナップ導電板1から離間した位置の粘着シート2に接触することで粘着シート2の浮き上がりが阻止される。
〔操作の検出〕
このスライド操作式スイッチの操作突起5Pは、前述した通り、矢印X1、X2、Y1、Y2の方向にスライド操作自在であると共に、これらの方向と直交する矢印Zの方向に押し込み操作自在となる。
図4、図5に示すように、操作突起5Pを、例えば、矢印X1の方向にスライド操作した場合には、この操作突起5Pと一体的にスライダー5がスライド作動して背壁部3Bに対してスライド方向に押圧力を作用させる。この押圧力の作用により突出部3Pがスライダー5の移動方向に倒れる形態で弾性変形する結果、第1導電体3AがケースCの底壁21に備えた一対の第1電極21Aに接触し、この一対の第1電極21A同士を導通させる。このように導通状態に達したことは底壁21に形成した端子21Tにおいて電気的に計測可能となる。
この付勢部材3が備えた第1導電体3Aと、底壁21に備えた一対の第1電極21Aとで本発明のスライド操作検出部が構成されている。
また、図6に示すように、操作突起5Pを矢印Z方向に押圧操作した場合には、スライダー5と、付勢部材3の床壁部3Fとが一体的に下方に変位し、床壁部3Fの下面の突出片3Tがスナップ導電板1の中央に押圧力を作用させる。この押圧力の作用によりスナップ導電板1の中央が下方に弾性変形し、第2電極21Cに接触して第2電極21Cとリング電極21Dとを導通状態にする。このように導通状態に達したことは底壁21に形成した端子21U、21Vにおいて電気的に計測可能となる。
尚、操作突起5Pを矢印Z方向に押圧操作した場合には、スナップ導電板1の前述した変形の特性から、クリック感を得る。
この底壁21に支持されたスナップ導電板1と、底壁21に形成したリング電極21Dと、底壁21に形成した第2電極21Cとで本発明の押圧操作検出部が構成されている。
〔第1別実施形態〕
プリント基板で成る底壁21と4つの側壁22とを別個とを一体化する構造として以下の構造を採用する。つまり、図8に示すように、底壁21に複数の貫通孔21Hを形成し、この貫通孔21Hに挿通する連結片22Tを側壁22の下面側に突設し、各連結片22Tを対応する貫通孔21Hに挿通した状態で、突出端に熱を加えることで熱溶着の技術によって連結片22Tをカシメによって夫々を連結する。
このような連結構造を採用することにより、別個に製造した底壁21と側壁22とを簡単に連結でき、例えば、側壁22の構造を変更する場合のようにスライド操作式スイッチの仕様を変更した場合にも対応が可能となる。
〔第2別実施形態〕
図9に示すように、プリント基板で成る底壁21に外部から外部端子21Xから電力の供給が可能なランド21Yを形成し、このランド21Yに対して発光ダイオード等の実装を可能にする。
この別実施形態において、例えば、ランド21Yから電力が供給されるように発光ダイオードを実装することにより、スライド操作式スイッチを操作した際にスイッチ内部で発光ダイオードを発光させる等、操作の状況を把握できる照光式に構成することも可能となる。
〔第3別実施形態〕
スライダー5のスライド操作可能な方向を6方向や8方向等、4方向以外の方向に設定する。このように構成することにより、操作形態に対応して必要とする操作に基づく制御する実現する。
〔実施例効果〕
このように本発明によると、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させたガラスエポシキ基板のように、繊維に樹脂を含浸させた高強度のプリント基板を底壁21として用いることができるので、ケースCを薄くして、スライド操作式スイッチの厚さ(図3の上下方向の寸法)を薄くできる。
また、プリント基板を用いて底壁21を構成することで、プリント配線の技術を用いて第1電極21A、第2電極21C、リング電極21Dを所望の位置に精度高く形成することが可能で、これらに導通する端子21T、端子21U、端子21Vも所望の位置に精度高く形成することが可能となる、
更に、付勢部材3の床壁部3Fをドーム状に成形し、この床壁部3Fと底壁21との間にスナップ導電板1が配置される空間を形成することにより、このスライド操作式スイッチを更に薄型化できる。
スナップ導電板1の上面に粘着シート2を配置することにより、このスナップ導電板1の位置ズレを抑制できるものにして、決まったクリック感を維持できるものとなる。
更に、底壁21の外端部に端子21T、端子21U、端子21Vを形成したので、ケースCに対し、これらの端子21T、端子21U、端子21Vが形成される位置の精度を高めることが可能となり、このスライド操作式スイッチを装置のプリント基板に実装する場合にもハンダ固定を容易に行える。
底壁21に形成された貫通孔21Kに重なり合う位置に粘着シート2の係合孔2Kが配置され、付勢部材3の裏面に形成された突起が、係合孔2Kと貫通孔21Kとに入り込むことにより、底壁21に対して粘着シート2と付勢部材3とのズレが抑制され、夫々の位置が決まる。
スライド操作式スイッチの分解斜視図 スライド操作式スイッチの横断面図 スライド操作式スイッチの縦断面図 スライダーのスライド操作状態における横断面図 スライダーのスライド操作状態における縦断面図 スライダーの押圧操作状態における縦断面図 底壁を示す平面図 第1別実施形態の側壁と底壁とを示す分解斜視図 第2別実施形態の底壁を示す平面図
符号の説明
1 スナップ導電板
3 付勢部材
3A 第1導電体
3B 背壁部
3F 床壁部
3T 突出片
5 スライド部材(スライダー)
21 底壁
21A 第1電極
21C 第2電極
21D リング電極
21K 貫通孔
22 側壁
C ケース

Claims (4)

  1. ケースに対してスライド操作自在に収められたスライド部材と、このスライド部材をスライド操作方向での中立位置に付勢する付勢部材と、前記スライド部材のスライド操作方向への操作を電気的に検出するスライド操作検出部と、前記スライド部材のスライド操作方向と直交する方向への押圧操作を電気的に検出する押圧操作検出部とを備えているスライド操作式スイッチであって、
    前記付勢部材が、前記スライド部材を挟み込む複数箇所に背壁部を突設して構成され、
    前記スライド操作検出部が、前記ケースの底壁に形成した第1電極と、前記背壁部に前記スライド部材から押圧力が作用して弾性変形した際に前記第1電極に接触して電気的な導通状態に達する第1導電体とを備え、
    前記押圧操作検出部が、前記ケースの底壁の中央位置に形成した第2電極と、この第2電極を覆う位置に配置され、中央部が付勢部材の方向に突出する導電板とを備えた構成を有し、前記スライド部材が押圧操作された場合に、前記付勢部材のうち前記背壁部に挟まれる領域の床壁部が弾性変形することにより、押圧力で前記導電板の中央部を弾性変形させ、この導電板を前記第2電極に接触させることで導通状態に達するように構成され、
    前記底壁が、前記第1電極と第2電極とをプリント配線の技術によって形成したプリント基板で構成されているスライド操作式スイッチ。
  2. 前記床壁部のうち、前記導電板の中央部に対応する部位を前記スライド部材の方向に突出させている請求項1記載のスライド操作式スイッチ。
  3. 前記ケースが、平面視で正方形の各辺の位置に配置される4つの側壁を備えると共に、この側壁で取り囲まれる底壁の中央位置に前記第2電極と、これを同心円状に取り囲むリング電極とが形成され、
    前記導電板が、その外周を前記リング電極に常時接触する状態で配置され、この導電板の中央位置に上方から押圧力が作用することにより、中央位置が弾性変形により前記第2電極に接触するように構成され、
    前記付勢部材が、前記底壁に収容されるように平面視で正方形のシート状で、中央位置に前記床壁部が形成され、この床壁部を取り囲む位置で前記側壁と平行姿勢となる4箇所に前記背壁部が上方側に突設され、前記床壁部の下面側に前記導電板の中央位置に接当する突出片を下方に突設している請求項1又は2記載のスライド操作式スイッチ。
  4. 前記底壁に貫通孔が形成されると共に、この貫通孔に入り込む突起が前記付勢部材に形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド操作式スイッチ。
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