JP2009223587A - プログラマブルコントローラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 オンライン接続に問題がある場合にはPLCによってオンライン接続が拒否され、オペレータが電話やトランシーバなどで現場と連絡を取らなくても安全性が確保されるPLCシステムを提供する。
【解決手段】 サポートツールは、PLCとのオンライン接続を行った後にのみ当該PLCに対して各種コマンドの発行を可能とするPLCシステムであって、PLCは、サポートツールからのオンライン接続要求到来に応じてオンライン接続可否を判定するオンライン接続可否判定手段と、オンライン接続可否判定手段で接続可能であると判定された場合にサポートツールに接続可能である旨を通知し接続処理を実行するオンライン接続実行手段と、オンライン接続可否判定手段で接続不可であると判定された場合にサポートツールに接続不可である旨を通知し接続の実行を拒否するオンライン接続実行拒否手段とを具備する。
【選択図】 図10

Description

この発明は、ネットワーク等の通信手段を介してサポートツールと1又は2以上のプログラマブルコントローラとを相互に接続したプログラマブルコントローラシステムに係り、特に、サポートツールからのオンライン接続要求に対して、プログラマブルコントローラが自己の状況に応じて接続可否を決定可能としたプログラマブルコントローラシステムに関する。
ネットワーク等の通信手段を介して、サポートツールと、1又は2以上のプログラマブルコントローラ(以下、PLCとする)とを相互に接続したPLCシステムは、従来より知られている。この種のPLCシステムでは、サポートツールとPLCとをオンライン接続することでネットワークを介して接続されたPLCをサポートツールから操作することが可能となり、PLCのプログラム書き換え、運転モード変更、PLCに繋がれた装置の運転開始/停止などをサポートツールから一括して行うことが出来、非常に利便性が高いものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−108923号公報
従来、PLCはスタンドアロンで使用されていたため、サポートツールとの接続機能はPLCが設置されている現場での1対1接続を前提として開発された。そのため、PLCに対するオンライン接続の要求はサポートツール側から一方的に行われ、オンライン接続要求を受けたPLCは一律にオンライン接続を許容するように構成されていることが一般的であった。しかし、複数のPLCとサポートツールをネットワークを介して接続したようなシステムではサポートツールは各PLCから離れた場所に設置されていることが多いため、サポートツールオペレータからは扱っているPLCが目視で確認できず、PLCのメンテナンス中や、近くに作業者がいるなどしてPLCを稼働したりプログラムに変更を加えたりすると不具合が生じるような場合でもその状況を知ることが出来ず、PLCに接続された装置を運転させるなどして現場の作業者を危険に晒す虞があった。
このため、実際の作業時には、サポートツールのオペレータはオンライン接続を行う前にPLC設置現場の人間に電話やトランシーバなどで連絡を取り、PLCを稼働させても問題がないことを確認した上でオンライン接続を行うといった手順が一般的であり、安全確認のために人手を必要とするものであった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、オンライン接続に問題がある場合にはPLCによってオンライン接続が拒否され、オペレータが電話やトランシーバなどで現場と連絡を取らなくても安全性が確保されるプログラマブルコントローラシステムを提供することにある。
本発明の他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
この発明のプログラマブルコントローラシステムは、サポートツールと1又は2以上のプログラマブルコントローラとを通信手段を介して相互に接続し、かつサポートツールは、プログラマブルコントローラとのオンライン接続を行った後にのみ当該プログラマブルコントローラに対して各種コマンドの発行を可能とするように仕組まれている。
このプログラマブルコントローラシステムにおいて、サポートツールは、プログラマブルコントローラに対してオンライン接続要求を発行するためのオンライン接続要求手段を具備するものである。
プログラマブルコントローラは、サポートツールから到来するオンライン接続要求に応じて、オンライン接続可否を判定するオンライン接続可否判定手段を有する。更に、オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続可能であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続可能である旨を通知し、オンライン接続処理を実行するオンライン接続実行手段と、オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続不可であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続不可である旨を通知し、オンライン接続の実行を拒否するオンライン接続実行拒否手段を具備する。
ここで、「オンライン接続要求」とは、後述するオンライン接続状態になることを要求するものである。例えば、サポートツールがPLCとオンライン接続する場合には、最初にPLCの機種を読み出すコマンドをPLCに発行し、そのコマンドに対するPLCからのレスポンスに含まれるPLCの機種情報が当該サポートツールで接続可能なPLCの機種情報と一致するならばオンライン接続状態へと移行し、不一致ならばオンライン接続状態へと移行しないように構成すれば良い。このように構成した場合には、PLCの機種を読み出すコマンドを発行することがオンライン接続要求を発行することに相当する。
また、「オンライン接続状態」とは、サポートツールとPLCとがネットワークを介して接続され、サポートツールからPLCのプログラム書き換え、運転モード変更、PLCに繋がれた装置の運転開始/停止などを行うことができる状態である。オンライン接続がなされてない状態では、サポートツールからPLCのプログラムに変更を加えることができないため、PLCのプログラムの書き換えや、それによって生じるモード変更や装置の運転開始/停止などの操作も不可能となる。
また、オンライン接続可否判定手段で接続可否を判定する方法としては、PLCの所定のメモリ領域に設けられたオンライン可否判定フラグのON/OFFの確認、ディップスイッチなどによる物理的な設定手段の確認、時刻条件の確認、などが考えられる。
そして、このような構成を採用したことにより、本願のプログラマブルコントローラシステムでは、サポートツールからのオンライン接続要求を許可するか否かをPLC側で決定することが可能となり、PLC側の状況に応じてオンライン接続要求を拒否することができるため安全性が向上する。また、オンライン接続を行う際にサポートツールのオペレータがわざわざ現場に連絡を入れる必要もなくなり、作業が効率的になる。
ここでオンライン接続可否判定手段は、プログラマブルコントローラの所定のメモリ領域に格納されたオンライン接続可否フラグのON/OFFによりオンライン接続可否を判定されるように構成してもよい。このような構成によれば、オンライン接続可否フラグの条件として、時刻、気温、連続可動時間、所定のスイッチの状態などを設定することにより、様々な条件に応じてオンライン接続可否を決定することが可能となる。
オンライン接続可否判定手段は、プログラマブルコントローラに設けられたディップスイッチのON/OFFによりオンライン接続可否を判定されるように構成してもよい。このような構成によれば、ディップスイッチを切り替えるという物理的な動作で接続拒否が行えるようになるため、現場で何らかの事情により緊急に接続拒否したいような場合でも即座に対応することが可能となる。
オンライン接続可否判定手段は、現在時刻により判定するように構成してもよい。このような場合は、プログラマブルコントローラは、更に、時刻情報を生成するための時刻情報生成手段と、オンライン接続可否時刻情報を記憶するオンライン接続可否時刻情報記憶手段と、を具備し、オンライン接続可否判定手段は、時刻情報生成手段にて生成された時刻情報と、オンライン接続可否時刻情報記憶手段に記憶されたオンライン接続可否時刻情報とを比較することで、オンライン接続可否を判定する。
このような構成によれば、予めオンライン接続拒否時間帯を設定しておくことで、オンライン拒否時間到来時に特に操作を行わずとも、サポートツールからの接続要求を自動的に拒否することが可能となる。時刻による接続可否を行うための構成としては、予め各PLCが時間帯毎の接続可否のテーブルを有しており、このテーブルと現在時刻とを比較することで接続許可乃至接続拒否の判定を行う、などの構成が考えられる。
また、本発明はプログラマブルコントローラシステムにおけるプログラマブルコントローラとして実現することもできる。
このようなプログラマブルコントローラは、サポートツールからのオンライン接続要求が到来するのに応じて、オンライン接続可否を判定するオンライン接続可否判定手段と、オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続可能であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続可能である旨を通知し、オンライン接続処理を実行するオンライン接続実行手段と、オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続不可であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続不可である旨を通知し、オンライン接続の実行を拒否するオンライン接続実行拒否手段と、を具備するものである。
以上、本発明によれば、サポートツールからのオンライン接続要求を許可するか否かをPLC側で決定することが可能となり、PLC側の状況に応じてオンライン接続要求を拒否することができるため安全性が向上する。また、オンライン接続を行う際にサポートツールのオペレータがわざわざ現場に連絡を入れる必要もなくなり、作業が効率的になる。
以下において、この発明に係るプログラマブルコントローラシステムの実施の一形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明のプログラマブルコントローラシステムの構成が図1に示されている。このシステムは、複数台のPLC1とサポートツール2とがネットワーク3で繋がれたものであり、サポートツール2とPLC1とがオンライン接続された状態では、サポートツール2からPLC1の操作を行うことが可能となる。
この例ではPLC1は電源ユニット11、CPUユニット12、入力ユニット13、出力ユニット14、特殊ユニット15、通信ユニット16で構成されている。電源ユニット11は、PLC1全体に電力を供給するためのユニットである。CPUユニットはPLC全体の制御を行うユニットであり、詳細は後述する。外部機器(図示せず)から何らかの入力がなされた場合には、その入力信号は入力ユニット13を介して得られ、CPUユニット12にて処理される。
一方、PLC1により外部機器を制御する場合には、出力ユニット14を介して接続される。サポートツールとPLCとがオンライン接続された場合の危険の一例として、出力ユニット14を介して接続された外部機器がカッターやアーム、高熱を発する部品などを有しており、PLCの間近にいた作業者が動き出した機器に巻き込まれることなどが考えられる。
特殊ユニット15は、モーションコントロールユニット、PID演算ユニットなどの増設ユニットであり、必要に応じて設けるものである。図1においては、第1のPLCにのみ設けられており、第2のPLC,第3のPLCには設けられていない。通信ユニット16は、サポートツール2や他のPLC1との通信を行うための機能を有するものであり、詳細については後述する。なお同図の例では、サポートツール2はネットワーク中のPLCのうちの1台である第1のPLCに繋がれ、第1のPLCを介して第2のPLC,第3のPLCに接続されているが、第1のPLCを介さず直接それぞれのPLCに接続する構成を採用しても良い。
PLCのCPUユニットのハードウェア構成図が図2に示されている。同図に示されるように、このCPUユニット12は、マイクロプロセッサ(MPU)121と、システムROM(SROM)122と、バックアップROM(BROM)123と、ワークRAM124と、ユーザプログラムメモリ(UM)125と、アプリケーションスペシフィックIC(ASIC)126と入出力メモリ(IOM)127と、ディップスイッチ(Dip−SW)128と、リアルタイムクロック(RTC)129とを含んでいる。
マイクロプロセッサ(MPU)121は、CPUユニット12の全体を統括制御するものであり、ファームウェアに基づいて制御を行う。SROM122とBROM123は不揮発性メモリで構成され、SROM122にはマイクロプロセッサ(MPU)121で処理されるシステムプログラム(ファームウェア)が記憶され、BROM123にはバックアップされたユーザプログラムが記憶されている。
ワークRAM124はファームウェアが動作するためのワークメモリであり、マイクロプロセッサ(MPU)121の処理全般にわたる各種データが記憶される。入出力メモリ(IOM)127は、ユーザプログラム実行により入出力装置に対して入出力される入出力情報の代用として参照/書き換えられるメモリであり、I/Oデータとパラメータが格納される。フラグによりオンライン接続可否の判定を行う場合には、オンライン接続可否フラグはここに設定される。SRAMで構成されるが、電源OFF時はバッテリにより内容が保持される。
ユーザプログラムメモリ(UM)125は、SRAMで構成され、電源ON時にはBROM123から転送されたユーザプログラムが記憶され、ここから読み出されたユーザプログラムが実行される。ASIC126は、ユーザプログラムメモリ(UM)125からプログラムを順番に読み出し実行し、実行結果を、入出力メモリ(IOM)127へと書き込むためのハードウェアであり、ミリ秒乃至マイクロ秒単位のフリーランニングカウンタを生成する。
ディップスイッチ(Dip−SW)128はスライドスイッチなどで構成され、ON/OFFを切り替えることで物理的にオンライン接続可否設定をすることが可能となる。また、MPU121に接続されるリアルタイムクロック(RTC)129における時計情報は、年(西暦)、月、日、時、分、そして秒を含むものであり、時刻によりオンライン接続可否を設定する際には、このRTC129で生成された時刻情報が用いられる。
PLCの通信ユニットのハードウェア構成図が図3に示されている。同図に示されるように、この通信ユニット16は、マイクロプロセッサ(MPU)161と、通信インターフェース162と、システムROM(SROM)163と、ワークRAM164と、アプリケーションスペシフィックIC(ASIC)165とを含んでいる。通信ユニット16はバス17を介してPLC内の他のユニットとデータの送受を行い、通信ユニット16は通信インタフェース162を介してネットワーク3に接続された他の機器とデータの送受を行うものである。
サポートツールのハードウェア構成の一例が図4に示されている。サポートツール2は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称する)などで構成される。同図において、サポートツール2は、内部装置として、COMポート21と、メモリ22と、ハードディスク26と、CPU27とを備える。それらの内部装置は、バス28に接続され、バス28を介して必要なデータを送受する。
CPU27は、ハードディスク26に予めインストールされているオペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを実行するマイクロプロセッサである。メモリ22は、RAM等の一時記憶手段であり、CPU27の演算実行の際に主記憶として使用される。ハードディスク26には、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラムが格納される。このアプリケーションプログラムには、パソコンをサポートツールとして動作させるためのプログラムが含まれている。
また、ハードディスク26には、データベースが格納される。COMポート21は、PLC1と接続するためのインタフェースである。サポートツール2は、このCOMポート21を介してPLC1を構成するCPUユニットとデータの送受信を行なう。サポートツール2は、外部装置として、キーボード24やポインティングデバイス25等の入力装置と、ディスプレイ23を備えている。ポインティングデバイス25としては、例えば、マウスで構成すると良い。
次に、PLCのCPUユニットの処理内容全体を概略的に示すゼネラルフローチャートが図5に示されている。同図に示される処理は、CPUユニット12内のマイクロプロセッサ121がSROM122に格納された所定のシステムプログラムを実行することで実現される。同図に示されるように、処理の全体は、電源投入直後に実行される電源ON時処理(ステップ101)と、その後、サイクリックに一巡実行される、共通処理(ステップ102)、演算処理(ステップ103)、I/Oリフレッシュ処理(ステップ104)、周辺サービス処理(ステップ105)とから構成されている。
ここで、電源ON時処理(ステップ101)では、ハードメモリ/システムワーク初期化処理、入出力メモリエリアのクリア処理、ユーザプログラムメモリ(UM)チェック処理などが実行される。
共通処理(ステップ102)においては、PLCが故障していないか否かの診断、MPUが演算処理をするための種々の設定の確認などを主に実行する。診断の内容は、時間の監視、ユーザメモリのチェック、入出力のチェック、バッテリのチェックなどである。
演算処理(ステップ103)では、ユーザプログラムメモリに格納されたユーザプログラムを順次に読み出し実行する。ここで、この演算処理は、主にMPUと入出力メモリとの間で実行される。
I/Oリフレッシュ処理(ステップ104)では、CPU部内のMPUは演算処理の前に外部入力信号を入力部を経由して入出力メモリに読み込み、そのデータを用いて演算を行う。また、演算の後、入出力メモリに格納されている演算結果を出力部を経由して外部へと出力する。
さらに、周辺サービス処理(ステップ105)においては、ユーザインターフェイスとの入出力処理や各種リモート機器などとの通信処理などが実行される。後述するオンライン接続処理は、この周辺サービス処理において処理される。
先にも述べたように、サポートツール2からネットワーク3で繋がれたPLC1を操作するためには、その前提としてサポートツール2と操作対象PLCとをオンライン接続する必要がある。このようなオンライン接続処理の概略を示すフローチャートが図6に示されている。
サポートツール2においてPLC1を操作しようとする場合、先ずはじめに操作対象であるPLC1との間にオンライン接続が確立されているか否かの判定が行われる(ステップ201)。既に操作対象PLCとの間にオンライン接続が確立されている場合には(ステップ201YES)、同図における処理は終了となり、以降各コマンド処理等が行われる(図示せず)。一方、対象となるPLCとの間にオンライン接続が確立されてない場合には(ステップ201NO)、PLC側にオンライン接続要求を行い、レスポンスを待つ(待機する)(ステップ202)。
PLC1は、サポートツール2からオンライン接続要求を受けると(ステップ301)、オンライン接続可否判定処理を行いオンライン接続が可能か否か判定する(ステップ302)。オンライン接続可否判定処理の詳細については、図7を参照して説明する。
オンライン接続可否判定処理が開始されると、先ずはじめにディップスイッチによる拒否判定が行われ(ステップ401)、ディップスイッチがON(接続不可)の場合には(ステップ401・ON)、オンライン接続不可であるとの判定を行って処理を終了する(ステップ405)。一方、ディップスイッチがOFF(接続可能)であった場合には(ステップ401・OFF)、次いで接続拒否フラグの確認へ移行する。ここで、ディップスイッチのON/OFF状態の確認は、ディップスイッチの設置箇所をスキャンする、ディップスイッチがON(接続不可)されたときには接続不可フラグが立つように構成するなど、様々な既知の手法を採用することが可能である。
接続拒否フラグの確認処理に進み(ステップ402)、接続拒否フラグがON(接続不可)であった場合には(ステップ402・ON)、オンライン接続不可であるとの判定を行って処理を終了する(ステップ405)。一方、接続拒否フラグがOFF(接続可能)であった場合には(ステップ402・OFF)、現在時刻の確認へ移行する。
現在時刻の確認処理に進み(ステップ403)、オンライン接続不可時間帯であった場合には(ステップ403・YES)、オンライン接続不可であるとの判定を行って処理を終了する(ステップ405)。一方、オンライン接続可能時間帯であった場合には(ステップ403・NO)、オンライン接続可能である旨の判定を行って処理を終了する。
上記の判定処理が行われると、ディップスイッチ、拒否フラグ、接続可能時間帯のいずれか一つでもオンライン接続不可条件に抵触した場合は、オンライン接続不可であると判定され、すべての条件に該当しなかった場合のみオンライン接続可能であると判定される。この例においてステップ401〜403は順不同でも良く、また、ディップスイッチの操作やオンライン接続不可時間の到来と連動してオンライン接続拒否フラグが立つように構成することで、接続拒否フラグのみで管理するように構成することも可能である。
図6に戻って、PLCは、オンライン接続可否判定処理にてオンライン接続可能であると判定された場合には(ステップ303YES)、オンライン接続を許可する旨をサポートツールに通知し(ステップ304)、オンライン接続処理を行う(ステップ306)。一方、オンライン接続可否判定処理にてオンライン接続不可であると判定された場合には(ステップ303NO)、オンライン接続は不可である旨をサポートツールに通知する(ステップ305)。
サポートツールは、PLCからオンライン接続が可能であるとの通知を受けた場合には(ステップ304、ステップ203YES)、接続許可された旨の表示と接続処理を行って同図に示された処理を終了する(ステップ204)。一方、PLCからオンライン接続が不可であるとの通知を受けた場合には(ステップ305、ステップ203NO)、オンライン接続が不可である旨の表示を行って同図に示された処理を終了する(ステップ205)。
オンライン接続が許可されて接続が確立された場合には、以降サポートツールから対象となるPLCを操作することが可能となる。一方、オンライン接続が拒否されて接続できなかった場合には、サポートツールから運転モードの変更や、PLCに接続された装置の起動/停止などを行うことは出来ない。
以上の例においては、ディップスイッチ、フラグ、時刻を併用した場合の例について説明したが、これらの方法は勿論単独で用いても良い。これらのオンライン接続拒否について、具体的な例を以下において説明する。
ディップスイッチによるオンライン接続拒否の一例が、図8に示されている。サポートツールからオンライン接続の要求を受けたPLC1は、それぞれ自機のCPUユニット12に設けられたディップスイッチ128の状態を確認し、ディップスイッチがONであった場合には、オンライン接続を拒否する旨をサポートツールに通知し、ディップスイッチがOFFであった場合にはオンライン接続を許可する旨をサポートツールに通知する。
図8の例では、第2のPLCはディップスイッチがONであるためにオンライン接続は拒否され、第1のPLC及び第3のPLCはディップスイッチがOFFであるためオンライン接続が許可される。ディップスイッチを切り替えるという物理的な動作で接続拒否が行えるように構成することにより、現場で緊急に接続拒否したいような場合でも即座に対応することが可能となる。
なおここで、ディップスイッチのON/OFFと接続可否の関係は逆でも問題ないことは言うまでもない。また、ディップスイッチの状態を把握するための構成としては、ディップスイッチの設置箇所をスキャンする、ディップスイッチがON(接続不可)されたときには接続不可フラグが立つように構成し、そのフラグを確認するなど、様々な既知の手法を採用することが可能である。
次に、接続可否フラグによる接続拒否の一例が、図9に示されている。サポートツールからオンライン接続の要求を受けたPLC1は、それぞれ自機の入出力メモリ(IOM)127に設けられた接続可否フラグを確認し、接続可否フラグがONであった場合には、オンライン接続を拒否する旨をサポートツールに通知し、接続可否フラグがOFFであった場合にはオンライン接続を許可する旨をサポートツールに通知する。
図9の例では、第2のPLCは接続可否フラグがONであるためにオンライン接続は拒否され、第1のPLC及び第3のPLCは接続可否フラグがOFFであるためオンライン接続が許可される。接続可否フラグによりオンライン接続を拒否するように構成することにより、様々な条件とオンライン接続拒否とを結びつけることが容易になる。なお、ディップスイッチの例と同様に、接続可否フラグのON/OFFと接続可否の関係は逆でも問題ないことは言うまでもない。
次に、時刻による接続拒否の一例が、図10に示されている。サポートツールからオンライン接続の要求を受けたPLC1は、予め登録された接続拒否時間のデータと、リアルタイムクロック(RTC)129で生成された時刻情報とを参照し、接続不可時間帯であった場合には、オンライン接続を拒否する旨をサポートツールに通知し、接続可能時間帯であった場合にはオンライン接続を許可する旨をサポートツールに通知する。
図10の例では、装置が稼働する時間帯(8:00〜18:00)はサポートツール2からのオンライン接続要求は拒否し、装置可動時間外のメンテナンス時間帯(18:00〜翌8:00)のみオンライン接続を許容するように設定されており、図10(a)の接続不可時間帯にはオンライン接続は拒否され、図10(b)の接続可能時間帯にはオンライン接続が許可される。
時刻による接続可否の判定方法としては、予め各PLCが時間帯毎の接続可否のテーブルを有しており、このテーブルと現在時刻とを比較することで接続許可乃至接続拒否の判定を行うという構成が考えられる。時刻によってオンライン接続可否を決定するように構成することにより、予めオンライン接続拒否時間帯を設定しておくことで、オンライン拒否時間到来時に特に操作を行わずともサポートツールからの接続要求を拒否可能となる。
なお、この例では3台のPLCが同じ時間帯に接続許可乃至接続拒否されるように設定されているが、1台毎に異なる接続拒否時間帯を設定する、幾つかのグループに分けてそのグループ単位で接続拒否時間帯を設定する、などのように構成してもよい。
この本発明によれば、サポートツールからのオンライン接続要求を許可するか否かをPLC側で決定することが可能となり、PLC側の状況に応じてオンライン接続要求を拒否することができるため安全性が向上する。また、オンライン接続を行う際にサポートツールのオペレータがわざわざ現場に連絡を入れる必要もなくなり、作業が効率的になる。
本願のPLCシステムの構成図である。 CPUユニットのハードウェア構成図である。 通信ユニットのハードウェア構成図である。 サポートツールのハードウェア構成図である。 CPUユニットの動作概要を示すフローチャートである。 オンライン接続処理の概略を示すフローチャートである。 オンライン接続可否判定処理詳細フローチャートである。 ディップスイッチによる接続拒否の一例である。 接続可否フラグによる接続拒否の一例である。 時刻による接続拒否の一例である。
符号の説明
1 プログラマブルコントローラ(PLC)
2 サポートツール
3 ネットワーク
11 電源ユニット
12 CPUユニット
13 入力ユニット
14 出力ユニット
15 特殊ユニット
16 通信ユニット
17 バス
21 COMポート
22 メモリ
23 ディスプレイ
24 キーボード
25 ポインティングデバイス
26 ハードディスク
27 CPU
28 バス
121 マイクロプロセッサ(MPU)
122 システムROM(SROM)
123 バックアップROM(BROM)
124 ワークRAM(WRAM)
125 ユーザプログラムメモリ(UM)
126 ASIC
127 入出力メモリ(IOM)
161 マイクロプロセッサ(MPU)
162 通信インタフェース(I/F)
163 システムROM(SROM)
164 ワークRAM(WRAM)
165 ASIC

Claims (5)

  1. サポートツールと1又は2以上のプログラマブルコントローラとを通信手段を介して相互に接続し、かつサポートツールは、プログラマブルコントローラとのオンライン接続を行った後にのみ当該プログラマブルコントローラに対して各種コマンドの発行を可能とするプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記サポートツールは、プログラマブルコントローラに対してオンライン接続要求を発行するためのオンライン接続要求手段を具備し、
    前記プログラマブルコントローラは、
    サポートツールからのオンライン接続要求が到来するのに応じて、オンライン接続可否を判定するオンライン接続可否判定手段と、
    前記オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続可能であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続可能である旨を通知し、オンライン接続処理を実行するオンライン接続実行手段と、
    前記オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続不可であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続不可である旨を通知し、オンライン接続の実行を拒否するオンライン接続実行拒否手段と、を具備することを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  2. 前記オンライン接続可否判定手段は、プログラマブルコントローラの所定のメモリ領域に格納されたオンライン接続可否フラグのON/OFFによりオンライン接続可否を判定するものである、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラシステム。
  3. 前記オンライン接続可否判定手段は、プログラマブルコントローラに設けられたディップスイッチのON/OFFによりオンライン接続可否を判定するものである、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラシステム。
  4. 前記プログラマブルコントローラは、更に、時刻情報を生成するための時刻情報生成手段と、オンライン接続可否時刻情報を記憶するオンライン接続可否時刻情報記憶手段と、を具備し、
    前記オンライン接続可否判定手段は、時刻情報生成手段にて生成された時刻情報と、オンライン接続可否時刻情報記憶手段に記憶されたオンライン接続可否時刻情報とを比較することで、オンライン接続可否を判定するものである、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラシステム。
  5. サポートツールと1又は2以上のプログラマブルコントローラとを通信手段を介して相互に接続し、かつサポートツールは、プログラマブルコントローラとのオンライン接続を行った後にのみ当該プログラマブルコントローラに対して各種コマンドの発行を可能とするプログラマブルコントローラシステムにおけるプログラマブルコントローラであって、
    サポートツールからのオンライン接続要求が到来するのに応じて、オンライン接続可否を判定するオンライン接続可否判定手段と、
    前記オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続可能であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続可能である旨を通知し、オンライン接続処理を実行するオンライン接続実行手段と、
    前記オンライン接続可否判定手段で、オンライン接続不可であると判定された場合には、サポートツールにオンライン接続不可である旨を通知し、オンライン接続の実行を拒否するオンライン接続実行拒否手段と、を具備することを特徴とするプログラマブルコントローラ。
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