JP2009223132A - 光学走査装置 - Google Patents

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【課題】簡易な構成の防塵部材が取り付けられる光学走査装置であって、光学特性を悪化させず装置本体内を閉塞し、かつ防塵部材の取り付け作業性を向上させ、リサイクル性にも優れた光学走査装置を提供する。
【解決手段】光学部品を保持する光学箱21と複数の開口部30a〜30dが形成される蓋を備える光学走査装置Sにおいて、開口部30a〜30dから塵埃等が装置本体内部に入り込むことを防ぐ防塵部材ユニットUを、蓋22の内側に、2つの開口部につき1つ設け、防塵部材ユニットUは、開口部35a〜35dを有する防塵部材31a〜31dと、防塵部材31a〜31dが取り付けられ、防塵部材31a〜31dよりも曲げ強度が高い材料で形成される1枚のシート部材30とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーザー光を被走査面に射出して被走査面を偏向走査する光学走査装置に関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置に用いられる光学走査装置は、高速回転する回転多面鏡によってレーザビーム等のレーザ光を反射させてこれを偏向走査し、得られた走査光を感光ドラム上に結像させて静電潜像を形成する。
次いで、感光体の静電潜像を現像装置によってトナー像に顕像化し、これをシート材などの記録媒体に転写して定着装置に送り、記録媒体上のトナーを加熱定着させることで画像の形成が行われる。
かかる構成では、光学走査装置内に塵埃等が入り込んでしまうと、塵埃等が光学走査装置内の各光学部材に付着し、走査光の走査精度を低下させてしまう虞がある。そして、走査光の精度が低下すると、画像品質が低下してしまう。
そこで従来より、この種の光学走査装置に対しては、画像形成装置本体内に浮遊している塵埃等が光学走査装置内に入り込むことを防ぐための様々な工夫がなされている。特許文献1には、従来例に係る光学走査装置が開示されている。
従来例に係る光学走査装置は、走査レンズの外周部に防塵部材となる弾性部材を当接させることにより走査レンズと蓋との隙間を無くし、光学走査装置の密閉度を高めるというものである。
特開2007−304165号公報
しかしながら、上記従来例に係る光学走査装置では、以下に示す問題を生じる。
まず、防塵部材は曲げ強度の低い軟質ウレタンフォーム等で製作されているため、光学走査装置への組み付け作業性が悪いという問題がある。また、防塵部材の固定においては両面テープを用いることが一般的であり、組み付けミスがあった場合にテープを剥がして再生しようとすると曲げ強度の弱い防塵部材が破損してしまう可能性があり、リサイクル性が低いという問題も生じる。
上記問題点を解決するために、例えば、光学箱の開口部に防塵ガラスを取り付けて光学走査装置を閉塞するという手段があるが、防塵ガラスを取り付ける場合には、防塵ガラスの面精度等の影響で光学特性が悪化するという別の問題を生じる。
また、防塵部材を大型化し、曲げ強度を確保して組み付け作業性を改善するという別の手段も考えられるが、その場合は光学走査装置が大型化し、画像形成装置本体も大型化するといった別の問題が生じる。
そこで本発明は上記現状に鑑みて、簡易な構成の防塵部材が取り付けられる光学走査装置であって、光学特性を悪化させず装置本体内を閉塞し、かつ防塵部材の取り付け作業性を向上させ、リサイクル性にも優れた光学走査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
レーザ光を射出する光源と、
前記光源から射出されたレーザ光を偏向する偏向部材と、
前記光源から射出されたレーザ光を結像する結像部材と、
前記光源、前記偏向部材、前記結像部材を保持する光学箱と、
前記光学箱の蓋と、
を備え、
前記蓋に形成される複数の開口部からレーザ光が装置本体外部の被走査面に射出され、前記被走査面を偏向走査する光学走査装置において、
前記開口部から塵埃等が装置本体内部に入り込むことを防ぐ防塵部材ユニットを、前記蓋の内側に、前記蓋の第1開口部、第2開口部の2つの開口部につき1つ設け、
前記防塵部材ユニットは、
開口幅がd2の開口部を有する第1防塵部材、第2防塵部材と、
第1防塵部材、第2防塵部材が取り付けられ、第1防塵部材、第2防塵部材のそれぞれに設けられた前記開口部に対応する位置に、開口幅がd1の開口部が形成され、前記防塵部材よりも曲げ強度が高い材料で形成される1枚のシート部材と、
を備え、d2<d1であって、
第1防塵部材の開口部、第2防塵部材の開口部が、前記蓋に形成される第1開口部、第2開口部に対向するように位置決めされて、第1開口部と第2開口部の間に前記シート部材が固定されると共に、
第1防塵部材の開口部の周縁部、及び第2防塵部材の開口部の周縁部が、
前記結像部材のうち、光路上の最下流に位置し、第1開口部、第2開口部に対向する第1結像部材、第2結像部材に当接して、第1防塵部材の開口部、第2防塵部材の開口部が第1結像部材、第2結像部材によって塞がれ、
さらに第1防塵部材と第2防塵部材が前記蓋にも当接することで、
装置本体内部を閉塞することが可能な構成であることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成の防塵部材が取り付けられる光学走査装置であって、光学特性を悪化させず装置本体内を閉塞し、かつ防塵部材の取り付け作業性を向上させ、リサイクル性にも優れた光学走査装置を提供することが可能になる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施の形態に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1〜図5を参照して本発明の実施の形態に係る光学走査装置について説明する。
(画像形成装置の概略構成)
図2を参照して、本実施の形態に係る光学走査装置Sが適用される画像形成装置の概略構成について説明する。図2は、本実施の形態における画像形成装置の断面における概略構成図である。
本実施の形態における画像形成装置は、鉛直方向に等ピッチで配置された4つの感光ドラム(像担持体)1Y、1M、1C、1Bkを備え、各々の感光ドラムは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)のトナーに対応する。そして、各
々の感光ドラム1Y〜1Bkの表面に形成されたトナー像を重ね合わせて転写することで、所望の色調を有する画像を形成するものである。
画像を形成する際は、まず帯電器2Y〜2Bkによって感光ドラム1Y〜1Bkの表面が一様に帯電される。その後、本実施の形態に係る光学走査装置S(詳細は後述する)から画像情報に基づいて偏向走査されたレーザ光LY、LM、LC、LBkが感光ドラム1Y〜1Bkの表面に射出され、各感光ドラムの表面に静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光ドラム1Y〜1Bkは回転移動すると共に、各々の静電潜像が、感光ドラム1Y〜1Bkに近接して設けられる現像器4Y、4M、4C、4Bkによってイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックのトナー像に可視化される。
その後、感光ドラム1Y〜1Bkがさらに回転移動し、形成された各色のトナー像が転写ローラ5Y〜5Bkと感光ドラム1Y〜1Bkのニップ部に挟まれる転写ベルト8上に順次重ねあわされて静電転写(1次転写)される。
転写ベルト8上に静電転写されずに感光ドラム1Y〜1Bkの表面に残留したトナーは、各感光ドラム1Y〜1Bkに対して設けられるクリーナ6Y、6M、6C、6Bkによって除去される。また、残留トナーが除去された感光ドラム1Y〜1Bkは、次の画像を形成するために再度帯電器2Y〜2Bkによって帯電される。
記録媒体として用いられるシート材Pは、画像形成装置本体下部に配設される給送トレイ41上に複数積載されており、画像形成のタイミングを計って給送ローラ42によって1枚ずつ給送される。
給送されたシート材Pは、給送ローラ42から順次搬送ベルト7に送り出され、搬送ベルト7に搬送されて転写ベルト8との接触部(2次転写部)に到達する。そして、転写ベルト8上に形成された多色のトナー画像がシート材P上に2次転写され、シート材P上にはカラー画像が形成される。
カラー画像が転写されたシート材Pは、その後定着器45によって熱定着され、排出ローラ46等によって搬送され、画像形成装置外に出力される。
(光学走査装置Sの概略構成)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る光学走査装置の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る光学走査装置Sの斜視図である。
本実施の形態に係る光学走査装置Sは、筐体としての光学箱21内部に複数の光学部品(偏向部材、結像部材など)が配置され、レーザ光の射出口としての4つの開口部を有する蓋22が光学箱21に取り付けられるものである。そして、蓋22の内側に、2つの開口部(第1開口部、第2開口部)につき1つの防塵部材ユニットUを取り付けることで、装置本体内部を閉塞するものである。
光学走査装置Sは、装置本体外部に設けられる感光ドラム1Y〜1Bkの表面(被走査面)に対して射出されるレーザ光の光源50a、50b、50c、50dを備える。光源50a〜50dから射出されたレーザ光は、偏向器(偏向部材)19、20によって偏向される。
本実施の形態においては、光源50a、50bから射出されるレーザ光が偏向器19によって偏向され、光源50c、50dから射出されるレーザ光が偏向器20によって偏向
される。
偏向器19、20には、回転駆動される回転多面鏡17、18が設けられている。レーザ光を画像情報に基づいて偏向する際は、各々の回転多面鏡17、18の異なる面にレーザ光が入射し、入射したレーザ光それぞれ異なる方向へ偏向走査する。
回転多面鏡17、18によって走査された4本のレーザ光は、次に示すようにして感光ドラム1Y〜1Bk上に結像される。
まず、回転多面鏡17、18によって偏向走査されたレーザ光は、1枚目の走査レンズ(結像部材)13a、13b、13c、13dを透過する。そして、感光ドラム1Y〜1Bkと同ピッチであって、入射光に対して略45°反射面が傾けられて配置される折り返しミラー(偏向部材)14a、14b、14c、14dによって方向を変えられる。
折り返しミラー14a〜14dによって方向を変えられたレーザ光は、光路上の最下流に位置する最終結像部材としての2枚目の走査レンズ15a、15b、15c、15dを透過し、光学走査装置Sの蓋22の開口部から射出される。そして感光ドラム1Y〜1Bkの表面に結像される。
上記光源50a〜50d、偏向器19、20、1枚目の走査レンズ13a〜13d、折り返しミラー14a〜14d、2枚目の走査レンズ15a〜15dは、光学箱21に精度良く保持される。また、本実施の形態では、光学箱21は樹脂によって成型される。
さらに付言すると、2枚目の走査レンズ15a〜15dは、各色間の走査線ずれ(レジストレーションずれ)を少なくするため、例えば、図1に示す矢印A・矢印Bの方向に位置調整を行い、走査線の位置調整を行っている。位置調整が施された2枚目の走査レンズ15a〜15dは、光学箱21のレンズ固定部21a、21b、21c、21dに接着剤等で固定される。
(光学走査装置Sの密閉構造について)
図1、図3〜図5を参照して、本実施の形態に係る光学走査装置Sを閉塞する構造について説明する。
本実施の形態では、光学走査装置Sの蓋22の内側に防塵部材ユニットUが取り付けられ、防塵部材ユニットUが取り付けられた蓋22を光学箱21に取り付けることで、装置本体内部を閉塞する。
また、図1に示すように、防塵部材ユニットUは蓋22に形成される4つの開口部のうち、2つの開口部(第1開口部、第2開口部)につき1つ設けられる。すなわち、本実施の形態に係る光学走査装置Sには、計2つの防塵部材ユニットUが設けられる。
なお、蓋22を取り付ける際は、2枚目の走査レンズ15a〜15dを通過したレーザ光の出射方向と略平行な方向から光学箱21に取り付け、ビスやスナップフィット等の固定手段で固定する。以下、蓋22、防塵部材ユニットUについて説明する。
図4に示すように、蓋22にはレーザ光の射出方向に凸の形状を有する防塵部材収容部23a〜23dが形成されている。それぞれの防塵部材収容部23a〜23dは、後に説明する防塵部材ユニットUの防塵部材31a〜31dと略同一の形状であり、これらの防塵部材31を収容するものである。
図3は防塵部材ユニットUの構造を示す図である(本実施の形態における2つの防塵部材ユニットUは同一構成であるで、一方の防塵部材ユニットUについてのみ説明を行う)。
防塵部材ユニットUは、1枚のシート部材30、2つの防塵部材(第1防塵部材31a、第2防塵部材31b)から構成されている。シート部材30は、厚さ0.2mm程度のPETシートで製作されており、第1防塵部材31a、第2防塵部材31bは、軟質ウレタンフォーム等の軟らかい材質で製作されている。すなわち、本実施の形態においては、シート材30は、防塵部材よりも曲げ強度が高い材料によって形成される。
また第1防塵部材31a、第2防塵部材31bには、レーザ光が通過するための開口部35a、35bが設けられており、シート部材30にもこれらの開口部に対応する位置に開口部30a、30bが設けられている。ここで、シート部材30の開口部は、防塵部材の開口部よりも大きな開口部となるように形成されている。
それぞれの防塵部材は、シート部材30の開口部30a、30bの周囲の領域36a、36bにて、両面テープ32によってシート部材30に固定されている。シート部材30には蓋22への位置決め基準となる丸穴30cと長穴30dが設けられている。さらに、シート部材30には、開口部30aと開口部30bとの間に、蓋22との固定手段となる固定テープ33が貼り付けられている。
図4は、蓋22の内側に対して防塵部材ユニットUを取り付ける様子を示す図である。
蓋22には、2枚目の走査レンズ15a〜15dにそれぞれ対応する4ヶ所に、開口部22a〜22dが設けられており、開口部22a〜22dが含まれる部分には、防塵部材収容部23a〜23dが形成されている。ここで、開口部22a、22bを第1開口部22a、第2開口部22bと称し、防塵部材収容部23a、23bを第1防塵部材収容部23a、第2防塵部材収容部23bと称して以下説明を行う。
第1開口部22a、第2開口部22bの間には、防塵部材ユニットUを位置決めするための位置決めピン28cが形成されている(開口部22cと開口部22dの間も同様)。
防塵部材ユニットUは、位置決めピン28cがシート部材30に設けられた丸穴30cと長穴30dに挿入されることにより蓋22に対する相対位置が定められ、固定テープ33によって第1開口部22a、第2開口部22bの間で固定される。
このとき、第1防塵部材31a、第2防塵部材31bは、蓋22の第1防塵部材収容部23a、第2防塵部材収容部23bに収容された状態となる。
そして防塵部材ユニットUが2つ取り付けられた蓋22を、光学箱21にビス止め等の固定手段で固定することにより光学箱21が閉塞され、光学走査装置Sが完成する。
図5は、本実施の形態に係る光学走査装置Sの断面における概略構成図であり、装置本体内が閉塞される状態について説明する。
シート部材30の開口部30a〜30dのそれぞれの幅d1は、2枚目の走査レンズ15a〜15dの幅dよりも数mm程度大きく形成されている。また、防塵部材31a〜3
1dの開口部35a〜35dのそれぞれ幅d2は、走査レンズの幅dよりも数mm程度小さくされている。すなわち、d2<d<d1という寸法関係となっている。
従って、図5に示されるように第1防塵部材31a、第2防塵部材31bの開口部の周縁部が2枚目の走査レンズ15a、15bに当接することで、開口部が2枚目の走査レンズ15a、15bによって塞がれた状態になる。また、2枚目の走査レンズ15a、15bと蓋22で挟み込まれることにより、第1防塵部材31a、第2防塵部材31bが僅かに押しつぶされた状態としても良い。
よって、光学特性悪化の原因となり得る防塵ガラス等の手段を用いることなく、光学走査装置Sの外部に浮遊する塵埃等が、2枚目の走査レンズ15a、15b、15c、15dの周囲から光学走査装置Sの内部に入り込むことを防止することができる。
また、防塵部材31と比較すると曲げ強度の高い材質で製作されているシート部材30は、2枚目の走査レンズ15a〜15dとは接触せず、軟らかい材質の防塵部材31のみが2枚目の走査レンズ15a〜15dと接触する。
よって、既に位置調整が実施された走査レンズ15a〜15dに大きなストレスがかかることを防ぎ、走査レンズ15a〜15dを位置調整することによって調整された走査線が、防塵部材ユニットUの影響により変動する可能性を低減させることができる。
また、本実施の形態に係る光学走査装置Sにおいては、前述のようにユニット化された防塵部材ユニットUを蓋22に固定し、しかも、1つの防塵部材ユニットUで複数の開口部に防塵部材を配置できる構成となっている。
よって、従来のように防塵部材そのものを蓋に固定する構成と比較すると、複数の開口部に防塵部材を取り付ける取り付け作業性を格段に向上させることができる。
また、防塵部材と比較して剛性の高い材質で製作されたシート部材30に防塵部材31が固定されているため、防塵部材31の組み付け作業性を向上させるために防塵部材31を大型化する必要がなく、光学走査装置を大型化させることもない。
また、蓋22に防塵部材ユニットUを固定するための固定テープは、曲げ強度を有するシート部材30に貼り付けられている。よって、万が一、製造工程上、防塵部材ユニットUの着脱が必要になった場合も、防塵部材ユニットUを取り外した時に、曲げ強度の弱い防塵部材31が破損することはない。よって本実施の形態では、リサイクル性に優れた光学走査装置を提供することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態に係る学走査装置Sは、まず防塵部材ユニットUが取り付けられる蓋22を光学箱21に取り付ける。そして、防塵部材ユニットUには、複数の防塵部材31と剛性の高いシート部材30を備え、防塵部材31をシート部材30に取り付ける。光路上最下流に位置する最終結像手段としての走査レンズ15a〜15dに対しては、剛性の低い(軟らかい)防塵部材31が当接する。
なお、本実施の形態では、蓋22に防塵部材収容部を設ける構成としたが、本発明に係る光学走査装置の構成はこれに限られるものではない。すなわち、防塵部材収容部が形成されない蓋を用いる場合であっても、上記で説明した防塵部材ユニットUを適用することは可能であるので、本実施の形態と同様の効果を奏することは可能である。
したがって、本発明の光学走査装置によると、低コストで組立作業性に優れ、小型で防塵性能に優れた光学走査装置を提供することができる。
本実施の形態に係る光学走査装置の概略構成図 本実施の形態における画像形成装置の概略構成図 本実施の形態における防塵部材ユニットの概略構成図 本実施の形態における蓋に対する防塵部材ユニットの取り付け図 本実施の形態に係る光学走査装置の断面における概略構成図
符号の説明
15 2枚目の走査レンズ(結像部材)
21 光学箱
22 蓋
30 シート部材
31 防塵部材
S 光学走査装置
U 防塵部材ユニット

Claims (2)

  1. レーザ光を射出する光源と、
    前記光源から射出されたレーザ光を偏向する偏向部材と、
    前記光源から射出されたレーザ光を結像する結像部材と、
    前記光源、前記偏向部材、前記結像部材を保持する光学箱と、
    前記光学箱の蓋と、
    を備え、
    前記蓋に形成される複数の開口部からレーザ光が装置本体外部の被走査面に射出され、前記被走査面を偏向走査する光学走査装置において、
    前記開口部から塵埃等が装置本体内部に入り込むことを防ぐ防塵部材ユニットを、前記蓋の内側に、前記蓋の第1開口部、第2開口部の2つの開口部につき1つ設け、
    前記防塵部材ユニットは、
    開口幅がd2の開口部を有する第1防塵部材、第2防塵部材と、
    第1防塵部材、第2防塵部材が取り付けられ、第1防塵部材、第2防塵部材のそれぞれに設けられた前記開口部に対応する位置に、開口幅がd1の開口部が形成され、前記防塵部材よりも曲げ強度が高い材料で形成される1枚のシート部材と、
    を備え、d2<d1であって、
    第1防塵部材の開口部、第2防塵部材の開口部が、前記蓋に形成される第1開口部、第2開口部に対向するように位置決めされて、第1開口部と第2開口部の間に前記シート部材が固定されると共に、
    第1防塵部材の開口部の周縁部、及び第2防塵部材の開口部の周縁部が、
    前記結像部材のうち、光路上の最下流に位置し、第1開口部、第2開口部に対向する第1結像部材、第2結像部材に当接して、第1防塵部材の開口部、第2防塵部材の開口部が第1結像部材、第2結像部材によって塞がれ、
    さらに第1防塵部材と第2防塵部材が前記蓋にも当接することで、
    装置本体内部を閉塞することが可能な構成であることを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記蓋には、
    第1開口部、第2開口部が含まれる部分に、第1防塵部材、第2防塵部材を収容する第1防塵部材収容部、第2防塵部材収容部が設けられており、
    第1防塵部材収容部、第2防塵部材収容部は、レーザ光が射出する方向に凸の形状を有し、第1防塵部材、第2防塵部材と略同一の形状であることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
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