JP5219549B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光束を出射する光源と、前記光源からの光束を被走査面に偏向する偏向素子及びこの偏向素子を駆動するモータを備えた偏向器と、前記光源、前記偏向器を収納する光学箱を有する光走査装置(走査光学装置)に関する。
この光走査装置は、例えば、電子写真方式のデジタル画像形成装置に、被走査体面である電子写真感光体面を光走査して画像情報を記録する画像露光手段として搭載される。
本発明は、複数の電子写真感光体を走査してカラー画像を形成する画像形成装置においても光束の照射位置ずれを抑えて、色ずれのない高画質のカラー画像情報を記録することのできる光走査装置に関するものである。例えば、電子写真プロセスを有するカラーレーザービームプリンタ(LBP)、カラーデジタル複写機、カラーレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いて好適な光走査装置である。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる光走査装置においては、画像信号に応じて光源手段からの放射光束を光変調している。そして、この光変調された光束を回転する偏向素子としてのポリゴンミラーにより周期的に偏向させ、Fθ特性を有する結像光学系によって、感光性を有する像担持体である電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)の面上にスポット状に集束させる。結像面上のスポットはポリゴンミラーによる主走査と感光ドラムの回転による副走査に伴って静電潜像を形成し、画像記録を行っている。
このような光走査装置においては、光学箱に温度変化に因る変形が生じると、光学箱内の各所に所定に配設されているミラーやレンズ等の光学素子の姿勢が変化して走査線の照射位置にずれを生じさせる。位置ずれはカラー画像上では、色ずれとして認識され、平行ずれ、斜めずれ、二次曲線的なずれに大別出来る。
そのため、光学箱に求められる性能としては、環境温度が変動しても、変形量が大きくないこと、又変形してもねじれ等の不規則な変形でないことなどが上げられる。
また、光走査装置は、回転して光束を偏向する偏向素子及びこの偏向素子を駆動するモータを備えた偏向器が自己発熱源として作用する。即ち、偏向器のモータが停止状態から回転を始動すると、モータ、及びモータ制御回路部(IC等を有する回路基板)が発熱し、伝導或いは輻射によって、光学箱の偏向器取り付け部近傍が昇温する。
さらに、偏向器の近傍で加熱された空気は偏向素子の回転に伴って、偏向器から空気流として、光学箱内を移動し、特定部位を加熱することになる。偏向器からの空気流を遮断する方法としては様々な方法が提案されている。
一般に、偏向器の自己発熱に因る昇温は5℃から10℃程度である。この昇温は、従来のモノクロの画像形成装置では特に問題とならないレベルでも、タンデム式のカラー画像形成装置においては、温度分布の不均一に起因する光学箱の局部的な変形が色ずれの原因となることがある。特に画像形成装置の起動時からの過渡的な色ずれをサーマルシフトと呼ぶことがある。
特許文献1には、偏向器の発熱で加熱された偏向器近傍の空気が、偏向素子であるポリゴンミラーの回転に起因した気流となってFθレンズに及んで輻射によってFθレンズの温度を上昇させる問題の対策として次のような構成が開示されている。即ち、偏向器に最も近い走査レンズと偏向器の間にレーザ透過部材を配置し、偏向器を略密閉空間内に入れる構成である。
特許文献2には、光源から入射する光ビーム及び偏向器から出射する光ビームの光路上に透明面を有する防塵手段を配置する構成が開示されている。
特開2005−115296号公報 特開2006−227350号公報
特許文献1に開示の構成は、偏向器からの気流を光学レンズに対して遮断する手段としてレーザ透過部材を配置する、と要約できる。
また、特許文献2に開示の構成は、偏向器への入射光および、偏向器からの出射光について外部からの塵埃を含んだ雰囲気を遮断する為透明面を有する防塵手段を配置する、と要約できる。
そして、特許文献1と2の何れもレーザ光路上に光学的にはパワーを持たない物体を配置することを意味する。
光学的に何らかのパワーをも持たない部材を成形材で実現するのは容易ではなく、ガラス材を使用しても表面反射による若干の光量低下、フレアの発生等、光学的には画質に対して負の要因が加わることが多い。
特にタンデム型のカラー画像形成装置においては、光源側に偏向器からの空気が流れ、光源そのものを加熱すると、特に2つの光源間で温度差が生じた場合ピント位置の差異が発生する。
また、光源取り付け部近傍が過熱され、光源の照射方向が変化すると、照射位置の差異が生じ、色ずれとなる。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するものである。その目的は、偏向器からの気流を透明部材等の遮蔽部材を使用せず効果的に遮蔽することにある。
これにより、複数の電子写真感光体を走査してカラー画像を形成する画像形成装置においても、色ずれを抑えたカラー画像を形成することができる、小型で、温度環境性能が良好な光走査装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するための本発明に係る光走査装置の代表的な構成は、光束を出射する光源と、前記光源からの光束を被走査面に偏向する偏向素子及びこの偏向素子を駆動するモータを備えた偏向器と、前記光源を備え、前記偏向器を収納する光学箱を有する光走査装置において、前記偏向器の周囲を囲うように前記偏向器と対向するとともに、前記光源から前記偏向素子に向かう光束を通過させる第1開口部を有する第1壁部と、前記第1壁部の前記偏向素子の側と反対側に設けられ、前記光源から前記偏向素子に向かう光束を通過させる第2開口部を有する第2壁部とを前記光学箱の内部に備え、前記第1壁部と前記第2壁部とを連結させることで、前記第1開口部及び第2開口部を除く側面が覆われた空間が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、偏向器からの気流を透明部材等の遮蔽部材を使用せず効果的に遮蔽することができる。これにより、複数の電子写真感光体を走査してカラー画像を形成する画像形成装置においても、色ずれを抑えたカラー画像を形成することができる。
[実施例1]
(1)画像形成装置例
図1は本発明に従う光走査装置(走査光学装置)を搭載した画像形成装置の一例の概略構成模型図である。図2は図1の部分的な拡大図である。
この画像形成装置は、電子写真方式、レーザビーム走査露光方式、中間転写ベルト方式、タンデム型のカラー画像形成装置であり、複写機、プリンタ、ファクシミリとして使用される複合機能機である。
この画像形成装置はプリンタ部Aとその上部に搭載のリーダ部Bを有する。リーダ部Bは原稿画像を三原色に色分解して光電読取りする機能を有する。
複写機モードの場合は、リーダ部Bから原稿画像の光電読取り画像信号(画像情報)が制御回路部Cの画像信号処理部に入力する。画像信号処理部は入力した画像信号をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成する。この画像信号に基づいてプリンタ部Aが複写機として動作する。
プリンタモードの場合は、外部装置Dであるパソコン等から制御回路部Cの画像信号処理部に入力する画像信号が画像処理されてプリンタ部Aがプリンタとして動作する。
ファクシミリ受信モードの場合は、外部装置Dである相手方ファクシミリ装置から制御回路部Cの画像信号処理部に入力する画像信号が画像処理されてプリンタ部Aがファクシミリ受信装置として動作する。
ファクシミリ送信モードの場合は、リーダ部Bで光電読取りした原稿の画像信号が制御回路部Cに入力して外部装置Dである相手方ファクシミリ装置に送信されて画像形成装置がファクシミリ送信装置として動作する。
制御回路部Cは画像形成装置を所定のプログラムにしたがって統括的に制御する制御手段(コントローラ)である。
プリンタ部Aは、図面上、左側から右側に水平に所定の間隔で並列に配設した複数の画像形成部(画像形成ステーション)を備えている。本実施例の場合は、それぞれ、イエロー色(Y色)のトナー画像、マゼンタ色(M色)のトナー画像、シアン色(C色)のトナー画像、ブラック色(K色)のトナー画像を形成する第1〜第4の4つの画像形成部UY・UM・UC・UKである。
各画像形成部はそれぞれ同様の構成の電子写真作像機構であり、像担持体(被走査体、記録媒体)としてドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)51が設置されている。感光ドラム51は矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。各感光ドラム51の周囲には、感光ドラム51に作用する画像形成プロセス手段が設置されている。本実施例では、一次帯電器52、現像装置53、一次転写ローラ54、ドラムクリーニング装置55である。第1〜第4の各画像形成部の現像装置53には現像剤として、それぞれ、Y色トナー、M色トナー、C色トナー、K色トナーが収納されている。
第1〜第4の画像形成部UY・UM・UC・UKの下方には、画像露光手段としての光走査装置Eが設置されている。この光走査装置Eについては次の(2)項で詳述する。
第1の画像形成部UYにおいては、回転駆動され、一次帯電器52により帯電された感光ドラム51の面に対して、光走査装置Eからフルカラー画像のY色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光束LYが走査光として照射される。こうしてレーザ光束LYにより静電潜像が形成される。その潜像が現像装置53によりY色トナー画像として現像される。
第2の画像形成部UMにおいては、回転駆動され、一次帯電器52により帯電された感光ドラム51の面に対して、光走査装置Eからフルカラー画像のM色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光束LMが走査光として照射される。こうしてレーザ光束LMにより静電潜像が形成される。その潜像が現像装置53によりM色トナー画像として現像される。
第3の画像形成部UCにおいては、回転駆動され、一次帯電器52により帯電された感光ドラム51の面に対して、光走査装置Eからフルカラー画像のC色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光束LCが走査光として照射される。こうしてレーザ光束LCにより静電潜像が形成される。その潜像が現像装置53によりC色トナー画像として現像される。
第4の画像形成部UKにおいては、回転駆動され、一次帯電器52により帯電された感光ドラム51の面に対して、光走査装置Eからフルカラー画像のK色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光束LKが走査光として照射される。こうしてレーザ光束LKにより静電潜像が形成される。その潜像が現像装置53によりK色トナー画像として現像される。
第1〜第4の画像形成部UY・UM・UC・UKの上方には、エンドレスの中間転写ベルト(以下、ベルトと記す)56が配設されている。ベルト56はベルト搬送ローラ57・58間に張架されており、矢印の反時計方向に感光ドラム51の回転速度に対応した速度で回転駆動される。
このベルト56の下行側ベルト部分の下面に対して各画像形成部の感光ドラム51の上面部が対面している。各一次転写ローラ54はベルト56の内側に配置されていて、下行側ベルト部分を挟んで、それぞれ対応する各感光ドラム51の上面部に当接している。各感光ドラム51とベルト56との接触部がそれぞれ一次転写ニップ部T1である。
ベルト搬送ローラ57にはベルト56を挟んで、二次転写ローラ59が当接している。ベルト56と二次転写ローラ59との接触部が二次転写ニップ部T2である。
制御回路部Cは、画像形成スタート信号と、入力されたカラー画像の色分解画像信号に基いて、各画像形成部UY・UM・UC・UKを画像形成動作させる。これにより、各画像形成部においてそれぞれ回転する各感光ドラム51上に所定の制御タイミングにて、Y色、M色、C色、K色の各色トナー画像が形成される。感光ドラム51にトナー画像が形成される電子写真作像原理・プロセスは公知に属するからその説明は省略する。
各画像形成部の感光ドラム51の面にそれぞれ形成される上記の色トナー画像は各画像形成部の一次転写ニップ部T1において、回転するベルト56の外面に対して順次に重畳転写される。この一次転写時には各一次転写ローラ54に対して所定の転写バイアスが印加される。これにより、ベルト56の面に、Y色+M色+C色+K色の4つの色トナー画像の重ね合わせによる未定着のフルカラートナー像が合成形成される。
各画像形成部のドラムクリーニング装置55は、ベルト56に対するトナー画像の一次転写後に感光ドラム51上に残留した一次転写残トナーを感光ドラム面から除去する。
一方、制御回路部Bは所定の給紙タイミングにて給紙ローラ62を駆動する。これにより、シート状の記録材(転写用紙)Pを積載収容させた給紙カセット61から記録材Pが1枚分離給紙され、縦搬送パス63を通ってレジストローラ対64に搬送される。
レジストローラ対64はその時点では回転を停止しており、ニップ部に記録材の先端を受け止めて記録材Pの斜行矯正をする。そして、レジストローラ対64は、回転するベルト56上に合成形成された上記のフルカラートナー画像の先端が二次転写ニップ部T2に到達するタイミングに合わせて記録材Pの先端部が該ニップ部T2に到達するように、記録材Pをタイミング搬送する。これにより、二次転写ニップ部T2において、ベルト56上のフルカラーのトナー画像が一括して記録材Pの面に順次に二次転写されていく。この二次転写時には二次転写ローラ59に対して所定の転写バイアスが印加される。
二次転写ニップ部T2を出た記録材Pは、ベルト56の面から分離され、定着装置65に導入される。この定着装置65により、上記の複数色のトナー画像が熱と圧力により溶融混色されて記録材の表面に固着像として定着される。定着装置65を出た記録材Pはフルカラー画像形成物として搬送ローラ対66、排紙ローラ対67を通って排紙トレイ68上に排紙される。
ベルト56上に残った二次転写残トナーは、ベルト56の外側でベルト搬送ローラ58の部分に配設したベルトクリーニング装置69により除去される。
Sは色ズレ量検知手段であるレジスト検知センサ(以下、レジセンサという)である。このレジセンサSは、オートレジストレーション実行時に、ベルト56上に形成される各色のレジスト補正用パターンを検出して色ズレ量を検知し、制御回路部Cにフィードバックする。制御回路部Cは、レジセンサSにより色ズレ量を検知することで、トップマージンとサイドマージンによる色ずれを、画像データの書き出しタイミングを電気的に補正することで補正する。また、倍率要因による色ずれについても、画像クロック周波数を微小に変化させることで、倍率を一致させている。
(2)光走査装置E
以下の説明において、主走査方向とは、慣例的に、光走査装置Eの走査光学系が被走査面である感光ドラム面を光走査する方向であるドラム長手方向(感光ドラム軸線方向、感光ドラム母線方向)、若しくはこの方向に対応する方向である。副走査方向とは、感光ドラム51の回転方向、若しくはこの方向に対応する方向である。図1と図2は副走査方向の断面である。
この光走査装置Eはレーザスキャナであり、光学箱(箱形状の筐体)6の内部に、スキャナを構成するための各種の光学素子(光学部材)が収納されている。各種の光学素子は、後述するように、レーザユニット、入射側光学系、偏向走査手段としての偏向器、出射側光学系、光束の書き出しタイミングを決定するための同期検知素子などである。これらの各種の光学素子は光学箱内の所定の位置にそれぞれビス締結、バネ付勢、接着等の固定手段により光学箱に素定の配置で保持されている。光学箱6の上面は開放面(開口部)にされており、この開放面から光学箱内に上記の各種の光学素子が組み込まれる。そして、その開放面に対して蓋部材(上蓋)6aが被せられて封止(密閉)される。蓋部材6aには、前述した第1〜第4の4つの各画像形成部の感光ドラム51に対するレーザ光束LY・LM・LC・LKがそれぞれ出光するスリット窓部6bが形成されている。そして、各スリット窓部6bには防塵ガラス6cが設けられている。
光学箱6と蓋部材6aは、例えば、ポリフェニレンエーテル(PPE)とポリスチレン(PS)の合成樹脂にガラス繊維を混ぜて補強した材質を用い、金型成形された成形品(ガラス強化樹脂材料の射出成形品)である。
図3は蓋部材6aを取り外して光学箱6の内部を見た斜視図(俯瞰図)、図4は蓋部材6aを取り外して光学箱6の内部を見た平面図である。図5は、図3において偏向器が配設されている部分の拡大図、図6は、図4において偏向器が配設されている部分の拡大図である。図7は図6の(7)−(7)線に沿う拡大断面図である。
光学箱6内の底面のほぼ中央部には偏向器2Aが配設されている。図8は偏向器2Aだけの外観斜視図である。偏向器2Aは、座板(台座)2cと、この座板2cに保持させたモータ(ポリゴンモータ)Mを有する。また、そのモータMの上向きの回転軸2aに固定して取り付けた偏向素子としてのポリゴンミラー(回転多面鏡)2と、座板2cに設けたIC等を有するモータ制御回路部2bを有する。モータMがポリゴンミラー2を回転駆動する駆動手段であり、例えばブラシレスDCモータである。偏向器2Aは座板2cを光学箱底面のほぼ中央部の所定の位置に位置決めして光学箱底板6dに対してビス15により締結して配設されている。
ポリゴンミラー2はモータMにより、本実施例においては、図6において矢印の反時計方向に高速回転(一般的には、約20,000〜40,000rpm)される。
本実施例の光走査装置Eは、1つのポリゴンミラー2で複数の被走査面(本実施例では第1〜第4の4つの画像形成部の感光ドラム面)を走査露光する。そのために、偏向器2Aのポリゴンミラー回転軸2aを挟んだ双方向(図2・図4上において左右側)に、それぞれ、ポリゴンミラー2により偏向走査された光束を被走査面に結像させる第1と第2の光学系F・Gを有する(対向走査型の光走査装置)。
第1の光学系Fと第2の光学系Fは左右対称の光学系であり、それぞれ、入射側光学系(変換光学系)と出射側光学系を有する。
入射側光学系は、光源である半導体レーザより出射したレーザ光(光束)をポリゴンミラー2に結像させる結像光学系である。この入射側光学系は、コリメータレンズ(コリメートレンズ)と、ポリゴンミラー上でレーザ光束を主走査方向に長い線状に集光するシリンドリカルレンズの機能を持つ複合レンズから構成されている。
出射側光学系は、ポリゴンミラー2によって偏向走査されたレーザ光を被走査面である感光ドラム面に結像させる走査光学系であり、Fθ補正を行うレンズと折り返しミラーから構成されている。
101aは第1の光学系F側のレーザユニット(第1のレーザユニット)であり、レーザ筐体と、レーザ基板と、光束(レーザ光)を出射する光源である第1と第2の2つの半導体レーザ1aと1bを有する。第1と第2の半導体レーザ1a・1bは上下方向に適当距離離れて設置されている。
101bは第2の光学系G側のレーザユニット(第2のレーザユニット)であり、レーザ筐体と、レーザ基板と、光束(レーザ光)を出射する光源である第3と第4の2つの半導体レーザ1c・1dを有する。第1と第2の半導体レーザ1c・1dは上下方向に適当距離離れて設置されている。
第1と第2のレーザユニット101aと101bは、それぞれ、光学箱6の光源固定部6gと6hに所定の角度で固定されている。即ち、第1と第2のレーザユニット101aと101bは、それぞれZ方向に斜入射角を持っていて、それぞれのレーザ光束はポリゴンミラー2の偏向面で交差する設定になるように配設されている。
第1の半導体レーザ1aは第1の画像形成部UYに対応する光源であり、フルカラー画像のY色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光を出射する。第2の半導体レーザ1bは第2の画像形成部UMに対応する光源であり、フルカラー画像のM色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光を出射する。第3の半導体レーザ1cは第3の画像形成部UCに対応する光源であり、フルカラー画像のC色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光を出射する。第4の半導体レーザ1dは第4の画像形成部UKに対応する光源であり、フルカラー画像のK色成分像の画像信号に対応して変調されたレーザ光を出射する。
即ち、本実施例の光学箱には、色毎に対応した光源が設けられており、各色に対応した静電潜像を感光体ドラムに形成可能となっている。
図9は、第1のレーザユニット101a(又は第2のレーザユニット101b)の副走査断面図である。11a(11c)・11b(11d)はコリメータレンズであり、半導体レーザ1a(1c)・1b(1d)から出射した発散光束を略平行光束に変換している。12a(12c)・12b(12d)はアパーチャ(開口絞り)であり、半導体レーザ1a(1c)・1b(1d)から射出されたレーザ光束を所望の最適なビーム形状に成形している。
本実施例においては、半導体レーザ1a(1c)・1b(1d)から光変調され出射したそれぞれの光束は、コリメータレンズ11により略平行光束とされ、アパーチャ12によって光束を所望のビーム形状に整えられる。その後に、シリンドリカルレンズに入射する。シリンドリカルレンズに入射した略平行光束のうち主走査断面内においてはそのまま略平行光束のまま出射する。また副走査断面内においては収束してポリゴンミラー2の偏向面にほぼ線像として結像する。
上記のコリメータレンズとシリンドリカルレンズの複合レンズが入射側光学系(変換光学系)であり、半導体レーザから出射したレーザ光(光束)をポリゴンミラー2に結像させる。複合レンズは、レーザ光束がそれぞれについて、照射位置とピント位置が保証されるような位置に調整固定されている。第1と第2のレーザユニット101a・101bにおいてそれぞれ斜めに放射された2本のレーザ光束は上記の複合レンズによって、副走査方向に集光され、偏向器2Aのポリゴンミラー2上の単一の反射点に線像を形成する。
ポリゴンミラー2の偏向面で偏向反射した光束は、それぞれの光束に対応する出射側光学系を介して感光ドラム面に集光され、ポリゴンミラー2の回転により感光ドラム面を主走査方向に等速走査する。即ち、ポリゴンミラー面上の反射面で反射され偏向走査される2本のレーザ光束は反射面で上下逆の関係で斜めに反射されて出射側光学系のFθレンズであるの結像レンズ3a・3bに向う。
図10は1つの光源1から1つの被走査面51aに至る入射側光学系及び出射側光学系の展開図である。折り返しミラーは省略してある。光源1から出射した光はコリメータレンズ11を通過して平行光束へと変換される。その後、副走査方向にのみパワーを持つシリンドリカルレンズ13を通過して、ポリゴンミラー2の面で一度結像する。そして、ポリゴンミラー2によって偏向された光束は、第1の結像レンズ(Fθレンズ)3及び第2の結像レンズ(Fθレンズ)4によって被走査体である感光ドラム51の面51aに結像して、面51aを主走査露光する。第1と第2の結像レンズ3と4で走査光のFθ補正を行う。副走査方向の結像は主に第2の結像レンズ4によって行う。14は光束の書き出しタイミングを決定するための同期検知素子である。
具体的に、第1の画像形成部UYの感光ドラム面に対するレーザ走査露光は、第1の光学系Fにおいて次の経路でなされる。即ち、第1の半導体レーザ1a→コリメータレンズ11→シリンドリカルレンズ13→導光路113→ポリゴンミラー2→第1の結像レンズ3a→第2の結像レンズ4a→折り返しミラー5a→スリット窓部6b→防塵ガラス6cの経路である。
第2の画像形成部UMの感光ドラム面に対するレーザ走査露光は、第1の光学系Fにおいて次の経路でなされる。即ち、第2の半導体レーザ1b→コリメータレンズ11→シリンドリカルレンズ13→導光路113→ポリゴンミラー2→折り返しミラー5b→折り返しミラー5c→第2の結像レンズ4b→折り返しミラー5d→スリット窓部6b→防塵ガラス6cの経路である。
第3の画像形成部UCの感光ドラム面に対するレーザ走査露光は、第2の光学系Gにおいて次の経路でなされる。即ち、第3の半導体レーザ1c→コリメータレンズ11→シリンドリカルレンズ13→導光路114→ポリゴンミラー2→折り返しミラー5e→折り返しミラー5f→第2の結像レンズ4c→折り返しミラー5g→スリット窓部6b→防塵ガラス6cの経路である。
第4の画像形成部UKの感光ドラム面に対するレーザ走査露光は、第2の光学系Gにおいて次の経路でなされる。即ち、第4の半導体レーザ1d→コリメータレンズ11→シリンドリカルレンズ13→導光路114→ポリゴンミラー2→第1の結像レンズ3b→第2の結像レンズ4d→折り返しミラー5h→スリット窓部6b→防塵ガラス6cの経路である。
上記において、第1と第2の結像レンズ3a・3b,4a・4bはFθレンズ系である。第2の結像レンズ4a・4bは第1の結像レンズ3a・3bよりも光学的に被走査面側にある。
光学箱6内は、光学箱の底面で、偏向器2Aを光学箱の底面に投影した領域(投影面)よりも外側において偏向器(2A)を囲むように第1〜第4のリブ(側壁、壁部)7a・7b・8a・8bが光学箱底板6dに配設されている。このリブ7a・7b,8a・8bは、光学箱6の剛性を確保する機能と、結像レンズからの反射によるフレア光を絞るためのフレア防止壁としての機能を有しており、光学箱の底面と交差する板状の凸リブである。
第1のリブ7aは、ポリゴンミラー2と、第1の光学系F側の第1の結像レンズ3aと、の間の位置に有る。第2のリブ7bは、ポリゴンミラー2と、第2の光学系G側の第1の結像レンズ3bと、の間の位置に有る。そして、この第1と第2のリブ7a・7bには、図7のように、フレア光を絞るための穴部(開口部、額縁形状部)10a・10bが設けられている。ポリゴンミラー2によって偏向反射された光束はそれらの穴部10a・10bを通過して第1の光学系F側と第2の光学系G側に入射する。即ち、この開口部10a・10bを通過した光束のみが感光ドラム面に到達できる。フレア光を絞るための穴部10a・10bが設けられている第1と第2のリブ7a・7bが存在していることで対向走査側からのフレア光を確実に防止することができる。
第3のリブ8a(第1壁部)は、第1及び第2のレーザユニット101a・101bと偏向器2Aとの間の導光路113・114の偏向器2A寄りの位置に有る。この第3のリブ8aは、偏向素子であるポリゴンミラー2の中心軸2aと略同心円状に配置されていて、第1及び第2のレーザユニット101a・101bから出射したレーザ光が通過する穴部(絞り穴部、開口部)である光束通過部9a・9bが形成されている。即ち、偏向器2Aを囲むリブの一部である第3のリブ8aは、ポリゴンミラー2の中心軸2aと略同心円状に配置されていて、少なくとも光束通過部9a・9bはリブの一部を削除した絞り形状部となっている。以下、この第3のリブ8aを第1の絞り形状部(第1開口部)と記す。
また、光学箱6は、第1の絞り形状部8aのポリゴンミラー2の側とは反対側において第1の絞り形状部8aの近くでこの第1の絞り形状部と連結して光束透過部以外では閉空間Sを形成する第2の絞り形状部16(第2壁部)を備えている。17a・17bは第2の絞り形状部16(壁部)に設けられたレーザ光(光束)が通過する穴部(絞り穴部、第2開口部)である光束通過部である。
閉空間Sは、第1の絞り形状部8a、第2の絞り形状部16、光学箱底板6d、蓋部材6aの囲みである。
上記の第1の絞り形状部8aと第2の絞り形状部16は、偏向器2Aからの空気流を光源方向に対して絞るために設けられている。即ち、第1の絞り形状部8a及び第2の絞り形状部16は、入射側光学系に配置されている。
第1の光学系Fにおいて、第1のレーザユニット101aの第1と第2の半導体レーザ1a・1bから出射したレーザ光は次の経路でポリゴンミラー2に入射する。即ち、コリメータレンズ11→シリンドリカルレンズ13→導光路113→第2の絞り形状部16の穴部17a→第1の絞り形状部8aの穴部7aの経路である。
また、第2の光学系Gにおいて、第2のレーザユニット101bの第3と第4の半導体レーザ1c・1dから出射したレーザ光は次の経路でポリゴンミラー2に入射する。即ち、コリメータレンズ11→シリンドリカルレンズ13→導光路114→第2の絞り形状部16の穴部17b→第1の絞り形状部8aの穴部7bの経路である。
前述したように、偏向器2Aの偏向素子であるポリゴンミラー2は高速回転している為、比較的高速な空気流をポリゴンミラー回りに発生させている。
本実施例のようなタンデム型カラー画像形成装置の光走査装置Eでは、多くの光学部品を立体的に光学箱内に収納する必要があり、又複数のレーザ光束のフレア等の干渉についても対策する必要がある。そのため、ポリゴンミラー回りの空間は比較的に狭く閉鎖されたものとなる。
偏向器2Aの自己発熱によって温められた空気は前記の空気流として、偏向器収納部外に流出するが、光学箱自体も防塵の観点から密閉構造としている為、空気流は基本的には光学箱内での循環流れとなる。
本実施例においては、上記のように、レーザ光源101a・101bから偏向器2Aに向かう光路上にポリゴンミラー2の中心軸2aと同心円状若しくは略同心円状の壁面を有し、少なくともレーザビーム通過部は壁面の一部を削除した第1の絞り形状部8a設ける。また、この第1の絞り形状部8aの近傍で、第1の絞り形状部と連結してレーザビームの透過部以外では閉空間Sを形成する第2の絞り形状部16を設ける。閉空間Sは、前記第1及び第2開口部を除いて側面が覆われた空間である。これによって、偏向器2A側からレーザ光源に向かう温かい空気流を遮断する。
図11は本実施例のような構成の光学箱の光学箱内の空気流についての流体シミュレーション図である。即ち、図11の光学箱は、本実施例のように、光源である第1と第2のレーザユニット101a・101bからポリゴンミラー2へ至る導光路113・114に第1と第2の絞り形状部8a・16を設けた構成である。
図12は、比較例として、光源である第1と第2のレーザユニット101a・101bからポリゴンミラー2へ至る導光路113・114に、本実施例のような第1と第2の絞り形状部8a・16を設けない構成の光学箱を示している。図13は、この図12の光学箱内の空気流についての流体シミュレーション図である。シミュレーション図は、空気の流れの様子を分りやすくするために白矢印を付記している。白矢印は空気流の方向と流量を表示していて、矢印の大きさが大きい程、流量が多い。
ここで、偏向器2Aのポリゴンミラー2は反時計回りに回転している為、導光路113側と導光路114側とは挙動が異なる。導光路114側では偏向器収納部との境界で、吸気と排気が両方行われていて、境界部で渦となっているのが確認出来る。また、導光路113側では、排気による強い空気流がそのまま光源の近傍まで達しているのが確認できる。
これに対して、第1と第2の絞り形状部8a・16を備えた本実施例の構成についての図11の流体シミュレーション図においては、導光路113側に設けた第1の絞り部8aと第2の絞り部16間の空間で、吸、排気が釣り合っている。これにより、第2の絞り部16からの空気の流出はないことがわかる。また、導光路114側に設けた第1の絞り部8aと第2の絞り部16間の空間でも、吸、排気が釣り合っていて、第2の絞り部16からの空気の流出はないことがわかる。
空気の流れ方の様子については実験では確認されているが、理由の説明については推測の部分も残る。
前記のように、偏向器2Aのポリゴンミラー2は高速で回転している為、ポリゴンミラー回りの空気は粘性により引きずられてポリゴンミラー回りでは早い回転流れてとなっている。回転流れに沿った形状の壁があると、壁にはベルヌーイの定理によって負圧が発生する。第1の絞り部部8aの壁面はポリゴンミラー2の回転流れに沿った形状としているので、壁に開いた穴部9a・9bによって連通された第1の絞り部部8aの裏面の空間も負圧の状態となる。しかし、壁に開いた穴部9a・9bからは、慣性による空気の流入があるため、第2の絞り部材16がないと徐々に光源方向に流出してしまう。
第1の絞り部8aと第2の絞り部16によって構成される閉空間Sを狭くすることで、発生した負圧を閉じ込めることが出来る。前記閉空間Sが形成されることで、第2の絞り部16には光源方向から静的に空気が流入し、第1の絞り部8aの穴部17a・17bから流入する空気流とバランスしているものと考えられる。
上記のように、光源101a101bと偏向器2Aの間に第1の絞り形状部8aと第2の絞り形状部16から構成される閉空間Sを設ける。これによって、光源101a101bからのレーザビームはなんら物質的な障害を受けずに偏向器2Aに到達出来、偏向器2A側から光源101a101b側に向う温かい空気流は遮断することが出来る。そのため光学的な損失なく、サーマルシフトを改善する効果がある。
[実施例2]
図14は本実施例2の光走査装置の説明図である。基本的な構成・機能は実施例1の光走査装と共通なので、再度の説明は省略する。
実施例2では、実施例1において光学箱6の内部に単独で光学箱に一体で形成した第1の絞り形状部8a及び第2の絞り形状部16を、光学箱6と蓋部材6aの組み合わせによって形成するようにしたものである。
光学箱6側には、U型の第1の絞り形状部8a−1が形成されていて、この部分と蓋部材6a側に形成されたリブ形状8a−2が組み合わされて、中に穴部9a・9bが開いた第1の絞り形状部8aが構成される。同様に、光学箱6側には、U型の第2の絞り形状部16−1が形成されていて、この部分と蓋部材6a側に形成されたリブ形状16−2が組み合わされて、中に穴部17a・17bが開いた第2の絞り形状部16が構成される。
この本実施例2の構成においては、絞り穴部9a・9b,17a・17bの形状を形成する為に光学箱を成形する金型のスライド構造を必要としなくなることがメリットとなる。
実施例1における画像形成装置の概略構成模型図 図1の部分的な拡大図 蓋部材(上蓋)を取り外して光学箱の内部を見せた状態の光走査装置の斜視図(俯瞰図) 蓋部材を取り外して光学箱の内部を見せた状態の光走査装置の平面図 図3において偏向器が配設されている部分の拡大図 図4において偏向器が配設されている部分の拡大図 図6の(7)−(7)線に沿う拡大断面図 偏向器の外観斜視図 レーザユニットの副走査断面図 1つの光源から1つの被走査面に至る入射側光学系変換光学系と結像光学系の展開図 実施例1の光走査装置の光学箱内の空気流についてのシミュレーション画像 比較例として、第1と第2の絞り形状部を設けない構成の光学箱の内部を見せた平面図 図12の光学箱内の空気流についてのシミュレーション画像 実施例2の光走査装置の説明図
符号の説明
1a〜1d:半導体レーザ
101a、101b:レーザユニット
2:ポリゴンミラー
3a、3b、4a〜4d:結像レンズ系
5a〜5h:折り返しミラー
6:光学箱(筐体)
6a:蓋部材
6c:防塵ガラス
6d:光学箱底板
7a、7b、8a、8b:リブ
11:コリメータレンズ
12:アパーチャ
8a・16:第1と第2の絞り形状部

Claims (4)

  1. 光束を出射する光源と、前記光源からの光束を被走査面に偏向する偏向素子及びこの偏向素子を駆動するモータを備えた偏向器と、前記光源を備え、前記偏向器を収納する光学箱を有する光走査装置において、
    前記偏向器の周囲を囲うように前記偏向器と対向するとともに、前記光源から前記偏向素子に向かう光束を通過させる第1開口部を有する第1壁部と、前記第1壁部の前記偏向素子の側と反対側に設けられ、前記光源から前記偏向素子に向かう光束を通過させる第2開口部を有する第2壁部とを前記光学箱の内部に備え、前記第1壁部と前記第2壁部とを連結させることで、前記第1開口部及び第2開口部を除く側面が覆われた空間が形成されることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第1壁部は、前記偏向素子の中心軸と同心円状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光学箱の開放面を封止する蓋部材を有し、前記第1開口部と第2開口部は、前記光学箱と前記蓋部材の組み合わせによって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記光走査装置は、前記光源からの光束を前記被走査面に走査することにより、異なる色トナーにてトナー像として現像される静電潜像をそれぞれ形成可能であり、前記光源は、各色毎に対応する静電潜像をそれぞれ形成すべく複数の光源を有していることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の光走査装置。
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