JP2009217032A - プラズマディスプレイパネルユニット及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】PDPと光学シートとを備え、質の良い映像を提供することができるPDPユニット及び表示装置を提供する。
【解決手段】光学シート10の複数の層のうち少なくとも1つが、屈折率Nの材料により光を透過可能に形成され、シート面に沿って並列されるプリズム部と、プリズム部間に具備され、一方のシート面側を底辺とし、シート面の法線に対する角度がθである斜辺を有する三角形で、屈折率Nより小さい屈折率Nである材料を有して光吸収可能に形成された光吸収部を備える光学機能シート層11であり、画素の映像出射側面と光学機能シート層との間に具備される層4、A、5の厚さをL、層の屈折率をNとし、プリズム部が並列される方向の画素の大きさをpとしたとき、
Figure 2009217032

の関係を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置に用いられるプラズマディスプレイパネルユニット、及び該プラズマディスプレイパネルユニットを備える表示装置に関し、詳しくは、ゴーストを低減させることができるプラズマディスプレイパネルユニット、及び表示装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と記載することがある。)を用いたプラズマテレビ等の表示装置では、映像源であるPDP、及び該PDPよりも観察者側に配置される光学シートを備えている。当該PDP、光学シート、及びその他各種機能を備える部材によりプラズマディスプレイユニットが構成される。そして当該プラズマディスプレイユニットを配置して、プラズマテレビ等の表示装置とされる。
PDPは映像源であり、観察者に提供される映像を出射するものである。一方、光学シートは、より質の高い映像を観察者に提供する役割を有し、そのために、各種機能を有する層が積層されて成る場合が多い。
特許文献1には従来の光学シートの1つの例が開示されている。これによれば、光学シートには透明樹脂材質の基板と、基板の一面に平行に配列された多数の楔形ブラックストライプと、を有する外光遮蔽層を備え、コントラスト及び可視光線透過率を向上させることができる。
特開2006−189867号公報
しかしながら、特許文献1等に記載される従来の光学シートでは、該光学シートが配置される映像源との関係が考慮されていなかった。これにより、このような光学シートを用いても必ずしも適切な映像を出射することができず、特にゴーストが発生することによる不具合を生じる場合があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、プラズマディスプレイパネルと光学シートとを備え、質の良い映像を提供することができるプラズマディスプレイパネルユニット及び表示装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、画素(3a、3a、…)が縦横に並列されて設けられるプラズマディスプレイパネル(2)と、プラズマディスプレイパネルの映像出射側に配置され、複数の層を具備する光学シート(10、30)と、を備えるプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)であって、光学シートの複数の層のうち少なくとも1つが、シート厚方向断面において、一方のシート面側に短い上底を、他方のシート面側に長い下底を有する台形であり、屈折率Nの材料により光を透過可能に形成され、シート面に沿って並列されるプリズム部(12、12、…)と、プリズム部間に具備され、一方のシート面側を底辺とし、シート面の法線に対する角度がθである斜辺を有する三角形で、屈折率Nより小さい屈折率Nである材料を有して光吸収可能に形成された光吸収部(13、13、…)と、を備える光学機能シート層(11)であり、画素の映像出射側面と光学機能シート層との間に具備される層(4、A、5)の厚さをL、該層の屈折率をNとし、プリズム部が並列される方向の前記画素の大きさをpとしたとき、
Figure 2009217032
の関係を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルユニットを提供することにより前記課題を解決する。
請求項2に記載の発明は、画素が縦横に並列されて設けられるプラズマディスプレイパネルと、プラズマディスプレイパネルの映像出射側に配置され、複数の層を具備する光学シートと、を備えるプラズマディスプレイパネルユニットであって、光学シートの複数の層のうち少なくとも1つが、シート厚方向断面において、一方のシート面側に短い上底を、他方のシート面側に長い下底を有する台形であり、屈折率Nの材料により光を透過可能に形成され、シート面に沿って並列されるプリズム部と、プリズム部間に具備され、一方のシート面側に長い下底を、他方のシート面側に短い上底を有するとともに、シート面の法線に対する角度がθである斜辺を有する台形で、屈折率Nより小さい屈折率Nである材料を有して光吸収可能に形成された光吸収部と、を備える光学機能シート層であり、画素の映像出射側面と光学機能シート層との間に具備される層の厚さをL、該層の屈折率をNとし、プリズム部が並列される方向の画素の大きさをpとしたとき、
Figure 2009217032
の関係を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルユニットを提供することにより前記課題を解決する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)における光吸収部(13、13、…)には平均粒径が1μm以上の光吸収粒子(15、15、…)が含有されていることを特徴とする。
ここで「平均粒径が1μm以上」であることにおける「平均粒径が1μm」とは、重量分布法による粒度測定で、粒径が0.5μm以上で、1.5μmより小さい粒子を対象とし、粒度分布において標準偏差が0.3以上であることを意味する。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルユニットにおける光吸収部には黒色顔料、又は染料が含有されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルユニットにおける黒色顔料はカーボンブラックであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)における光吸収部(13、13、…
)は、該光吸収部を構成する材料のみで形成された6μm厚さのシートの透過率測定において、透過率が70%以下となるような光吸収性能を有するように構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)におけるプリズム部(12、12、…)の短い上底の長さは、プリズム部の並列のピッチの50%〜90%であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)におけるθが0度より大きく10度以下であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)におけるN及びNのいずれもが1.49〜1.56の値であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)におけるNとNとの差が0より大きく0.07以下であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット(1、21)が備えられることを特徴とする表示装置(19)を提供することにより前記課題を解決する。
本発明のプラズマディスプレイパネルユニット、及び表示装置によれば、特に正面視におけるゴーストの発生を抑制することができる。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は第一実施形態にかかる本発明のプラズマディスプレイパネルユニット(以下、「PDPユニット」と記載することがある。)1の断面を示し、その層構成を模式的に表した図である。図1では、見易さのため、繰り返しとなる符号は一部省略することがある(以降に示す各図において同じ。)。PDPユニット1は、プラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と記載することがある。)2、電磁波遮断層5、及び光学シート10を備えている。また、PDP2と電磁波遮断層5との間には間隙が設けられ、ここは空気層Aとされている。
PDP2は、発光部3と、ガラス層4とを備えている。発光部3は縦横(紙面上下及び奥/手前方向)に並列した画素3a、3a、…を有し、各画素3a、3a、…から映像光が出射される。ガラス層4は、透光性を有する薄板状のガラスが発光部3の映像出射側面に積層されるように配置されている。
電磁波遮断層5は、光学シート10のPDP2側に積層される層であり、電磁波を遮断する機能を有する層である。電磁波遮断層5は、透光性を有するとともにPDP2から発生する電磁波を遮断する役割を有するフィルムが配置された層である。かかる目的のフィルムであればその種類は特に限定されるものではないが、通常入手可能な当該フィルムとして、例えば金属メッシュによるもの、及び透明導電膜によるものを挙げることができる。
光学シート10は、光学機能シート層11と、基材層としてのPETフィルム層16と、粘着剤層17とを備えて形成されている。上記各層は図1で示した断面を維持して紙面奥/手前方向に延在する。図2に光学シート10のみの断面を示し、その層構成を模式的に示した。以下に各層について説明する。
光学機能シート層11は、光学シート10のシート面に直交する断面において断面が略台形で、シート面に沿って並列されるプリズム部12、12、…と、該プリズム部12、12、…の間に配置された光吸収部13、13、…とを備えている。図3に1つの光吸収部13及びこれに隣接するプリズム部12、12に着目した拡大図を示した。図1〜図3、及び適宜示した図を参照しつつ光学機能シート層11について説明する。
プリズム部12、12、…は、PDP2が配置される側に上底、これとは反対のシート面側に下底を有する略台形断面を有する要素である。また、プリズム部12、12、…は、屈折率がNである光透過性樹脂で構成されている。これにより、プリズム部12、12、…内を映像光が透過し、観察者に映像光が提供される。これは通常、電離放射線、紫外線等により硬化する特徴を有する例えばエポキシアクリレート等により形成されている。Nの大きさは特に限定されることはないが材料の入手性の観点から1.49〜1.56であることが好ましい。また、プリズム部12、12、…の上底の長さ(図2にBで示した距離)は、当該プリズム部12、12、…が並列されるピッチ(図2にCで示した距離)に対して50%〜90%であることが好ましい。
光吸収部13、13、…は、プリズム部12、12、…の間に配置される要素である。従って光吸収部13、13、…はプリズム部12、12、…の上底側を底辺とし、これに対向する頂点をプリズム部12、12、…の下底側とする略三角形である。当該三角形における斜辺(シート厚さ方向に延在する2つの辺)は、図3に示したようにシート面の法線に対してθの角度を有して形成されている。該光吸収部13、13、…は、屈折率がNである透光性のある物質が充填されたバインダー部14と、該バインダー部14に分散混入された光吸収粒子15、15、…とを備えている。
バインダー部14に充填されるバインダー材は特に限定されるものではない。上記のように透光性を有しつつも顔料や染料が混入されて着色されていてもよい。顔料としては、例えばカーボンブラックを挙げることができる。材料も特に限定されるものではないが、生産性の観点から電離放射線、紫外線等により硬化する特徴を有するウレタンアクリレート等により形成されることが好ましい。また、当該バインダー材は、その屈折率Nがプリズム部12、12、…の屈折率Nより小さい材料により構成されることが好ましい。Nの大きさは特に限定されることはないが材料の入手性の観点から1.49〜1.56であることが好ましく、NとNとの屈折率の差は、0より大きく0.07以下であることがさらに好ましい。
当該屈折率差と映像光の入射角との関係により、該映像光の一部又は全部は光吸収部13、13、…に入射せずにその界面で反射することができ、これは観察者に提供されるので、明るい映像を提供することが可能となる。
光吸収粒子15、15、…は、入手性及び取扱いの観点から平均粒径が1μm以上の粒子が好ましく、これはカーボン等の顔料又は黒、赤、青、黄等の染料にて所定の濃度に着色されている。これには例えば市販の着色樹脂微粒子を使用することもできる。当該光吸収粒子15、15、…の屈折率Nは特に限定されるものではない。光吸収部13、13、…に入射した外光の一部が当該光吸収粒子15、15、…に吸収されることにより映像のコントラストを向上させることができる。
ここで、光吸収部13、13、…の光吸収性能は目的によって適宜調整可能であるが、該光吸収部を構成する材料のみで形成された6μm厚さのシートの透過率測定において、透過率が70%以下となるような光吸収性能を有するように構成されていることが好ましい。透過率が70%以下とするための手段は特に限定されるものではないが、例えば光吸収粒子の含有量や光吸収性能を調整して適用することを挙げることができる。
光吸収部13、13、…の斜辺の角度θの大きさは、後述する式を満たす角度内で設定される。これにより、特に画面の正面視においてゴーストが抑制され、質の高い映像を提供することが可能となる。当該θの大きさは上記の要件を満たしつつ、0度より大きく10度以下であることが好ましい。
光学機能シート層11の形状は、図1〜図3に示したように、プリズム部12、12、…が略台形断面を有し、これらに挟まれて形成される光吸収部13、13、…は三角形断面を有している。しかし、適切に光を制御することができれば、これら形状は特に限定されることなく適宜適切な形状が採用される。例えば、該形状が台形であってもよい。図4に、光吸収部が台形である例における光学機能シート層11’の光吸収部13’及びこれに隣接するプリズム部12’、12’を示した。この形態では図4のように光吸収部13’が台形であり、このときには該台形における長い底辺(下底)をPDP2(図1参照、紙面左側)側に、短い底辺をPDP2とは反対側(図1参照、紙面右側)に配置することができる。ここで図4にDで示した上底の長さは2〜25μmの範囲であることが好ましい。この場合でも該台形の斜辺(上底と下底との間に配置される2つの辺)は、シート面法線に対してθの角度を有して形成される。
図2に戻り、光学シート10の他の部分の構成について説明する。PETフィルム層16は、該PETフィルム層16上に上記光学機能シート層11を形成するためのベースとなるフィルム層で、PETを主成分として形成されている。当該PETフィルム層16はPETを主成分として含有していれば良く、他の樹脂が含まれてもよい。ここで主成分とはPETフィルム層全体に対して50質量%以上含まれる成分を意味する。また、各種添加剤を適宜な量添加してもよい。一般的な添加剤としては、フェノール系等の酸化防止剤、ラクトン系等の安定剤等を挙げることができる。
粘着剤層17は、後述するように例えばプラズマテレビ19(図8参照)に配置される他のシートや部材に光学シート10を接着させるための粘着剤が配置された層である。粘着剤層17に用いられる粘着剤は光を透過するとともに、適切に光学シート10を他に接着させることができればその材質は特に限定されるものではない。これには例えばアクリル系の共重合体等を挙げることができ、その粘着力は例えば数N/25mm〜20N/25mm程度である。
光学シート10は、例えば次のように製造される。PETフィルム層16、の一面側に、プリズム部の材料となる液状体を塗布する。次に、プリズム部形状を形成するロール金型とPETフィルムとの間に、上記プリズム部となる材料を挟んだ状態で紫外線を照射することにより硬化させてプリズム部12、12、…を形成する。そして、プリズム部12、12、…の間に、バインダー部の材料となる樹脂中に黒色の光吸収粒子が添加された液状体を充填し、スキージする等して余分な材料を取り除くとともに、紫外線を照射することで硬化させて光吸収部13、13、…を形成する。これにより光学機能シート層11が製造される。このように製造された光学機能シート層11に上記粘着剤層17が積層される。
ここでPDPユニット1の光学シート10に具備される基材層については、必ずしもPETを材料とすることはなく、その他にもポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、又はポリトリメチレンテレフタレート(PTT)樹脂等の「ポリエステル系樹脂」を用いることができる。本実施形態では、性能に加え、量産性、価格、入手可能性等の観点からPETを主成分とする樹脂が好ましい材料であるとして説明した。
また、光学シート10には、上記の他、反射を防止するフィルム層、帯電を防止するフィルム層、防眩を目的とするフィルム層等の機能フィルム層が備えられてもよい。
PDPユニット1は、PDP2の発光部3と光学機能シート層11との間に、ガラス層4、空気層A、及び電磁波遮断層5が備えられた例であるが、ここに具備される層はこれに限定されることなく、必要に応じて増減することができる。例えばここにさらに色調を補正する層を備えてもよい。
さらに詳しくPDPユニット1の構成について説明する。図5は図1と同じ視点の図で、ここに配置される各部材の関係を説明するための図である。ここでは見易さのため図1に記載した符号の一部は省略している。図5に示したように、ある画素3aから出射し、光学シート10のシート面法線に平行に出射される光線Eを例に説明する。ここで、ガラス層4の屈折率をN、厚さをLとし、ガラス層4の内側を通過する光線Eはガラス層4の法線に対して角度θの角度を有している。また、空気層Aの屈折率をN(=1)、厚さをLとし、空気層Aの内側を通過する光線Eは空気層Aの法線に対して角度θの角度を有している。さらに、電磁波遮断層5の屈折率をN、厚さをLとし、電磁波遮断層5の内側を通過する光線Eは、該電磁波遮断層5の法線に対して角度θの角度を有している。
光線Eは、発光部3の画素3aから出射されて観察者に到達するまでに、PDPユニット1の厚さ方向(図5の紙面左右方向)に移動する他、プリズム部12、12、…が並列される方向(図5の紙面上下方向)にも距離x(図5参照)移動する。当該距離xは概ね、各層(ガラス層4、空気層A、電磁波遮断層5)における移動距離の和で表すことができ、具体的には、次式1で表される。
x=Ltanθ+Ltanθ+Ltanθ (式1)
さらに、図5に示した層に限らず、他の層がここに積層されてもよいので、これを考慮して、式2のように表すことができる。
Figure 2009217032
一方、スネルの法則により、
sinθ=Nsinθ=Nsinθ=Nsin(2θ) (式3)
の関係が成立する。ここで、Nsin(2θ)の(2θ)は、図6に示したように、光線Eはプリズム部12に入射し、光吸収部13の斜辺で反射して、光学シート10の法線と平行な光線として出射するので、該プリズム部12へ入射するときの角度が2θであることによるものである。
従って、ある屈折率N及び角度θに対して、
sinθ=Nsin(2θ) (式4)
が成り立つ。そして、式4を変形することにより、
θ=sin−1((N/N)sin(2θ)) (式5)
を得る。
さらに、式5を式2に代入することにより、式6を得る。
Figure 2009217032
ここで、距離xは、画素3aの光吸収部13、13、…が並列される方向の長さp(図5参照)との関係が、
x≦p (式7)
であることにより、ゴーストを抑制することができる。x>pであると、他の画素から当該レンズ部に入射する光線(映像光)が多くなることを意味し、これはゴースト発生の一要因となるからである。
従って、式6及び式7から、式8を得ることができる。
Figure 2009217032
以上のような関係を有するPDPユニット1によりゴーストの発生を抑制することができる。
図7は、第二実施形態に係る本発明のPDPユニット21の断面を示し、その層構成を模式的に表した図である。PDPユニット21は、PDP2、及び光学シート30を備え、当該光学シート30はPDP2に直接積層されている。従って、PDPユニット21では、上記したPDPユニット1に備えられていた空気層A(間隙)を有していない。
PDPユニット21のPDP2については、上記したPDPユニット1に備えられるPDP2と共通するので、説明を省略する。光学シート30は、光学機能シート層31、基材層としてのPETフィルム層36、及び粘着剤層37を備えている。光学シート30では、粘着剤層37が光学機能シート層31のPDP2側に配置される点で光学シート10と異なる。これにより、光学シート30をPDP2に直接積層することができる。各層については、光学シート10の光学機能シート層11、PETフィルム層16、及び粘着剤層17の説明と共通するので、ここでは説明を省略する。
ここでは、PDP2に直接光学シート30を積層する例を示したが、これに限定されることなく、PDPと光学シートとの間に他のフィルム層、例えば電磁波遮断層等が具備されていてもよい。
次に、PDPユニット1が表示装置であるプラズマテレビ19に取り付けられた時の構成について説明する。図8はPDPユニット1がプラズマテレビ19に備えられたときの該PDPユニット1が配置される部分に注目して示した断面図である。図8では紙面右が観察者側である。
図8に示したように、PDPユニット1がプラズマテレビ19に備えられる際に、粘着剤層17の観察者側には、例えばAS、ARの機能を有する各種層(6、7)が設けられている。ここで、「AS」とは「アンチスタティック」の略で帯電防止機能をいい、「AR」とは「アンチリフレクション」の略で光の反射率を抑える機能を意味する。またARの代わりに画面のぎらつきを防止することができる「AG(アンチグレア)」層が設けられてもよい。
ここでは、他に備えられる層としてAR、ASの各種層を例に挙げたが、その他必要に応じてさらに他の機能を有する層を備えることができる。これには例えば、色調を補正する層等を挙げることができる。
以上のような構成を備えるPDPユニットに関して、以下に実施例を示し、さらに詳しく説明する。ただし、本発明は実施例の範囲に限定されるものではない。
表1に示す4つの例のPDPユニットを製作してゴーストの発生について調べた。表1中に示した「N、N、N、N、L、L、L、θ」は図5に示した記号と同じものを意味する。
Figure 2009217032
実施例1、比較例1は図1に示したような空気層を有する例、実施例2、比較例2は図7に示したような空気層を有しない例である。ゴーストの発生の有無は、目視によりおこなった。
表2に結果を示す。ここでゴースト発生の程度が小さい場合には「低」で、ゴーストの発生が大きい場合には「高」を記載した。
Figure 2009217032
これによれば、p=xの場合におけるθよりも実際のθを小さくした時にはゴーストの発生の程度を低く抑えることができる。逆にθを大きくした時にはゴーストの発生の程度が高くなる。
以上、現時点において最も実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うPDPユニット、及び表示装置も本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
第一実施形態にかかる本発明のPDPユニットの断面を示し、その層構成を模式的に表した図である。 図1に示したPDPユニットに備えられる光学シートを拡大して示した図である。 図2に示した光学シートの一部を拡大して示した図である。 光学シートの光吸収部が台形である例を示した図である。 各構成要素の関係を説明するための図である。 各構成要素の関係を説明するための他の図である。 第二実施形態にかかる本発明のPDPユニットの断面を示し、その層構成を模式的に表した図である。 本発明のPDPユニットがプラズマテレビに取り付けられた例を説明するための図である。
符号の説明
1、21 プラズマディスプレイパネルユニット(PDPユニット)
2 プラズマディスプレイパネル(PDP)
10、30 光学シート
11、31 光学機能シート層
12 プリズム部
13 光吸収部
14 バインダー部
15 光吸収粒子
16、36 PETフィルム層
17、37 粘着剤層
19 プラズマテレビ(表示装置)

Claims (11)

  1. 画素が縦横に並列されて設けられるプラズマディスプレイパネルと、
    前記プラズマディスプレイパネルの映像出射側に配置され、複数の層を具備する光学シートと、を備えるプラズマディスプレイパネルユニットであって、
    前記光学シートの前記複数の層のうち少なくとも1つが、
    シート厚方向断面において、一方のシート面側に短い上底を、他方のシート面側に長い下底を有する台形であり、屈折率Nの材料により光を透過可能に形成され、シート面に沿って並列されるプリズム部と、
    前記プリズム部間に具備され、前記一方のシート面側を底辺とし、前記シート面の法線に対する角度がθである斜辺を有する三角形で、前記屈折率Nより小さい屈折率Nである材料を有して光吸収可能に形成された光吸収部と、を備える光学機能シート層であり、
    前記画素の映像出射側面と前記光学機能シート層との間に具備される層の厚さをL、該層の屈折率をNとし、前記プリズム部が並列される方向の前記画素の大きさをpとしたとき、
    Figure 2009217032
    の関係を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルユニット。
  2. 画素が縦横に並列されて設けられるプラズマディスプレイパネルと、
    前記プラズマディスプレイパネルの映像出射側に配置され、複数の層を具備する光学シートと、を備えるプラズマディスプレイパネルユニットであって、
    前記光学シートの前記複数の層のうち少なくとも1つが、
    シート厚方向断面において、一方のシート面側に短い上底を、他方のシート面側に長い下底を有する台形であり、屈折率Nの材料により光を透過可能に形成され、シート面に沿って並列されるプリズム部と、
    前記プリズム部間に具備され、前記一方のシート面側に長い下底を、前記他方のシート面側に短い上底を有するとともに、前記シート面の法線に対する角度がθである斜辺を有する台形で、前記屈折率Nより小さい屈折率Nである材料を有して光吸収可能に形成された光吸収部と、を備える光学機能シート層であり、
    前記画素の映像出射側面と前記光学機能シート層との間に具備される所定の層の厚さをL、該層の屈折率をNとし、前記プリズム部が並列される方向の前記画素の大きさをpとしたとき、
    Figure 2009217032
    の関係を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルユニット。
  3. 前記光吸収部には平均粒径が1μm以上の光吸収粒子が含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  4. 前記光吸収部には黒色顔料、又は染料が含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  5. 前記黒色顔料はカーボンブラックであることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  6. 前記光吸収部は、該光吸収部を構成する材料のみで形成された6μm厚さのシートの透過率測定において、透過率が70%以下となるような光吸収性能を有するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  7. 前記プリズム部の前記短い上底の長さは、前記プリズム部の並列のピッチの50%〜90%であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  8. 前記θが0度より大きく10度以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  9. 前記N及び前記Nのいずれもが1.49〜1.56の値であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  10. 前記Nと前記Nとの差が0より大きく0.07以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニット。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルユニットが備えられることを特徴とする表示装置。
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