JP2009214414A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質を高めても、画像処理に用いるテーブルのメモリ容量の増加を抑えることのできる画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の画像処理テーブルデータを記憶する画像処理波形メモリ202aと、前記第1の画像処理テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の画像処理テーブルデータを生成するデータ補間部202bと、を備え、画像処理部202は、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの画像処理を行い印刷用画像データを生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェット記録装置などの画像形成装置及び該画像形成装置における画像形成方法に関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴吐出ヘッドを記録ヘッドに用いたインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、インク記録ヘッドから用紙(紙に限定するものではなく、OHP、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙等も含む)に記録液としてのインクを吐出して画像形成を行う。
これらの画像形成装置においては、画像入力装置より入力された画像データに対して、常に安定した状態で色再現された画像を出力することが必要とされている。それゆえ、画像形成装置においては、入力された画像データに対する画像処理が重要な役割を果たしている。
ここで、画像処理として、テーブル参照(Look Up Table:LUT)法(以下、LUT)により色調整処理やγ補正処理が行われている。例えば、全ての入力画像データと出力画像データとの組合せに対して色補正データを予め計算して、その結果をテーブル値として色補正テーブルを作成し、作成された色補正テーブルをメモリ(記憶装置)に格納する。そして、入力画像データに対応するテーブル値を参照して変換されたデータを、出力画像データとして出力する方法がある(直接変換法)。
この場合には、メモリに直接アクセスして入力画像データに対応する出力画像データを1対1の対応で求めることができるので、画像処理に関する回路構成を簡単にすることができる。また、入力画像データと出力画像データとの関係がどのような非線形特性にあっても、入力画像データと出力画像データとが1対1の対応関係となるように上記テーブル値が計算されているので、入力画像データから出力画像データへの高い変換精度を得ることができる。
しかしながら、今までの画像形成装置では、LUTのテーブル参照において、画質を高めようとした場合、テーブルデータを格納するメモリのメモリ容量が大幅に増加してしまい、コストがかかってしまう問題があった。
また、今までの画像形成装置では、画像処理を行うLUTなどにおいて、テーブルサイズを変更しメモリ容量を削減した場合、得られる画質が低下してしまう問題があった。
なお特許文献1には、メモリ容量を削減する目的で、色補正処理に用いるデータをテーブル値として作成し、上記テーブルを圧縮した圧縮テーブルを用いて入力画像データを出力画像に変換する方法が開示されているが、これらの解決までには至っていない。
特開2003−110869号公報
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、画質を高めても、画像処理に用いるテーブルのメモリ容量の増加を抑えることのできる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。また、テーブルのメモリ容量を削減した場合でも、得られる画質を低下させないことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 入力された画像データについて所定の画像処理を行なって印刷用画像データを生成する画像処理部(画像処理部202)と、該印刷用画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部(ヘッド部300)と、を備える画像形成装置(プリンタ1000)において、所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の画像処理テーブルデータを記憶する第1メモリ(画像処理波形メモリ202a)と、前記第1の画像処理テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の画像処理テーブルデータを生成する画像処理データ補間部(データ補間部202b)と、を備え、前記画像処理部は、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの画像処理を行い印刷用画像データを生成することを特徴とする画像形成装置(図4)。
〔2〕 前記画像形成部は、アクチュエータの駆動によりインクを吐出して記録媒体上に画像を形成する複数のノズルが配列された記録ヘッドを有しており、所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の駆動波形テーブルデータを記憶する第2メモリ(駆動波形メモリ204a)と、前記第1の駆動波形テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の駆動波形テーブルデータを生成する駆動波形データ補間部(データ補間部204b)と、前記第2の駆動波形テーブルデータを用いて前記アクチュエータを駆動させる駆動波形を出力する駆動波形出力部(駆動波形出力部204)と、を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置(図4)。
〔3〕 前記画像処理部は、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの色補正またはγ補正の画像処理を行なうことを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置(図5)。
〔4〕 前記画像処理データ補間部は、前記第1の画像処理テーブルデータの隣接する2点のテーブル値を用いて線形補間を行なうことを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置(図7,図8)。
〔5〕 前記画像処理データ補間部は、前記第1の画像処理テーブルデータの3点以上のテーブル値を用い、該3点以上のテーブル値それぞれの補間データに対する入力値としての距離に応じて補間の影響度を変化させる補間を行なうことを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置(図10)。
〔6〕 前記第1の画像処理テーブルデータは、入力値の範囲によって隣接するテーブル値の入力値間隔が異なることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置(図8)。
〔7〕 前記第1の画像処理テーブルデータは、該第1の画像処理テーブルデータの基となる画像処理テーブル原データの入力値の全範囲または所定範囲ごとにおける注目テーブル値とその前後に隣接するテーブル値それぞれとを結んだ2つの直線の傾きの差が閾値以下となる場合の前記注目テーブル値を削除したものであることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置(図12)。
〔8〕 前記閾値は、第1の画像処理テーブルデータの精度レベルに応じて設定されることを特徴とする前記〔7〕に記載の画像形成装置。
〔9〕 前記閾値は、第1のメモリの容量に応じて設定されることを特徴とする前記〔7〕に記載の画像形成装置。
〔10〕 入力された画像データについて所定の画像処理を行なって印刷用画像データを生成する画像処理部と、該印刷用画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の画像処理テーブルデータを記憶する第1メモリと、を備える画像形成装置における画像形成方法であって、前記第1の画像処理テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の画像処理テーブルデータを生成する画像処理データ補間工程と、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの画像処理を行い印刷用画像データを生成する画像処理工程と、を有することを特徴とする画像形成方法。
本発明の画像形成装置、画像形成方法によれば、形成する画像の画質を高めても、画像処理に用いるテーブルのメモリ容量の増加を抑えることができる。すなわち、画質を向上させるために出力値のデータサイズを大きくした場合、それに応じてテーブルのメモリ容量は大きくなってしまうが、本発明では入力値に対して出力値が決定する関係においてある一定間隔でのテーブルデータのみを持ち、入力値を持たない部分では隣接するテーブルデータを用い補間することを行うので、テーブルのメモリ容量を削減することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、テーブルデータのメモリ容量を削減した場合でも、得られる画質を低下させないようにできる。すなわち、メモリ容量を削減させるためにテーブルサイズを小さくした場合、それに応じて得られる画質が低下してしまうが、本発明では入力値に対して出力値が決定される関係において、全てあるいは一部のテーブルデータを、テーブルデータの曲線の曲がり具合を示すある閾値によって補間の対象とするかどうかの分類し(補間の対象となったデータを、補間の対象でない近隣のデータを用い)、線形補間することで、テーブルの精度を落とすことなくメモリ容量を削減することができる。
以下に、本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法について説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一態様であるインクジェット記録装置の概略図(装置上面図)であり、図2は、該インクジェット記録装置の概略図(装置前方図)である。
このインクジェット記録装置は、図示しない左右の側板に横架したガイドロット104でキャリッジ100を保持し、主走査モータ105によって、駆動プーリ106と従動プーリ107間に渡したタイミングベルト102を介して主走査方向に移動走査する。
このキャリッジ100には、例えばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する4個の液吐出ヘッドから成る記録ヘッドを複数のインク吐出口(ノズル)を形成したノズル面のノズル列を主走査方向と直行する方向(副走査方向)に配列し、インク吐出口方向を下方に向けて装着している。なお、ここでは独立した液滴吐出ヘッドを用いているが、各色の記録液の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
記録ヘッドを構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段(アクチュエータ)として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ100には、スリットを形成したエンコーダスケール103を主走査方向に沿って設け、キャリッジ100にはエンコーダスケール103のスリットを検出するエンコーダセンサ(不図示)を設け、これらによって、キャリッジ100の主走査方向位置を検知するためのリニアエンコーダを構成している。
一方、記録媒体である記録用紙108を搬送するために、記録用紙108を静電吸着して記録ヘッドに対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト101を備えている。この搬送ベルト101は、無端状ベルトであり、搬送ローラ109とテンションローラ110との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し、周回移動しながら帯電ローラ113によって帯電(電荷付与)される(図2)。
この搬送ベルト101としては、1層構造のベルトでも良く、又は複層(2層以上の)構造のベルトでもよい。1層構造の搬送ベルトの場合には、用紙や帯電ローラに接触するので、層全体を絶縁材料で形成している。また、複層構造の搬送ベルトの場合には、用紙や帯電ローラに接触する側は絶縁層で形成し、用紙や帯電ローラと接触しない側は導電層で形成することが好ましい。
図3は、記録ヘッドにおけるアクチュエータの駆動波形の説明図である。
インク吐出用のノズル内には滴吐出のためのアクチュエータが備えられており、アクチュエータとしては圧電素子を用いる方式が知られている。圧電素子は印加される電圧によって体積が変動する素子であり、インク滴吐出時には狙いの滴サイズや吐出速度を得るために駆動波形と呼ばれる電圧波形を入力する。
駆動波形には主に、以下の3種類がある。
(a)記録媒体にインクを吐出し、画像を形成する為の印字波形
(b)記録媒体外部のメンテナンスユニットにインクを吐出する空吐出波形
(c)インクを吐出しない程度にアクチュエータを駆動させる微駆動波形
空吐出駆動波形は、ノズル内のインクが長時間大気に触れた状態で乾燥し、正常な吐出ができなくなってしまった場合の復帰動作として使用される。また、微駆動波形は、上記ノズル内のインクの乾燥を抑止するための維持動作として使用される。
インク滴の吐出を行うとき、アクチュエータの急峻な体積増減が駆動力となるが、ノズルの液面を一度引き込んでから押し出す動作をする事で、より効率的にインク滴吐出を行えることが知られている。この場合、駆動波形は電圧低下から転じて電圧上昇させる動作となるため、基準となる中間電位(基準電位)から電圧の上下を開始するのが効率的であり、事前に中間電位までスルーアップし、ヘッド駆動完了後には0電位へスルーダウンする必要がある。
また、駆動波形の基準電位は、駆動の種類(印字、空吐出、微駆動)で異なる場合がほとんどである為、スルーアップ及びスルーダウン波形も各駆動で異なる。
図4は、本発明に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
プリンタ1000は、エンジン制御部200,ヘッド部300などを備えている。エンジン制御部200は、本発明に係る複数の画像変換テーブルによる画像処理を行う機能(画像処理部202)、記録ヘッドのアクチュエータの駆動波形を出力する駆動波形出力部204、装置各部を制御するCPU207、エンコーダ(エンコーダセンサなど)やモータ(主走査モータ105など)などを取り扱うメカ制御機能(メカ制御部208)を備えている。また、画像処理部202に関連して第1の画像処理テーブルデータを記憶する第1メモリとして画像処理波形メモリ202aと第1の画像処理テーブルデータの補間処理を行なうデータ補間部202bを備えており、駆動波形出力部204に関連して第1の駆動波形テーブルデータを記憶する第2メモリとして駆動波形メモリ204aと第1の駆動波形テーブルデータの補間処理を行なうデータ補間部204bを備えている。なお、メカ制御部208では駆動波形出力のタイミング制御を行っている。
スキャナ2000などの外部装置からプリンタ1000にデータが送信されると、プリンタ1000の外部I/F201でデータを受信する。ついで、受信されたデータについて画像処理部202で画像処理を行った後、印刷用画像データであるヘッドデータを生成しプリンタのヘッド部300へ出力する。また、駆動波形出力部204は駆動波形も同様にヘッド部300へ出力する。そして、ヘッド部300では、このヘッドデータ及び駆動波形に基づいて記録ヘッドから所定のインクが吐出され記録用紙上に画像が形成される。
ここで、画像処理部202は、画像処理波形メモリ202aに格納された第1の画像処理テーブルデータ(画像変換テーブル)をデータ補間部202bで補間した第2の画像処理テーブルデータを用いて画像処理を行う。
また、駆動波形出力部204は、駆動波形メモリ204aに格納された第1の駆動波形テーブルデータをデータ補間部204bで補間した第2の駆動波形テーブルデータを用いて駆動波形を出力する。
図5は、画像処理部の機能ブロック図である。
画像処理の機能としては、図5にあるように、入力画像データに対して色調整、色変換、γ補正、階調処理などを行う。
まず色調整では、出力される画像データに対して、目標とする色調を再現するための変換処理を行っている。
また、色変換では、RGB各8ビットの色データをCMYK各8ビットの色データへの変換を行っている。これは、スキャナ2000などから取り込むデータはRGBの色データであるのに対して、プリンタ1000ではCMYKの色データを用いるためである。
ついで、γ補正では、入力画像データに対して実際に出力される信号を調節し、より自然にみえる表示に近づけるための補正を行う。このような変換が必要となるのは、画像などの色データの信号が、実際に見える画像の明るさと比例関係ではなく実際には曲線のような関係となっているためである。
その後の処理でCMYK各8ビットのデータをCMYK各1ビットのデータに変更する。ここで画像データを256階調(8ビット)で表現できていたものを、2階調(1ビット)で表現しなければならなくなるため、階調処理で、少ない階調数でも階調性があるように見せるための処理を行っている。
本発明では、色調整、γ補正の処理の段階で、画像処理波形メモリ202aに格納されたテーブルデータ(第1の画像処理テーブルデータ)をデータ補間部202bによって補間した第2の画像処理テーブルデータを用いる。
図6は、画像処理部で用いられる画像処理テーブルデータとしての1次元ルックアップテーブル(LUT)の一例である。
前述の色調整やγ補正の実現方法の1つとして、1次元LUTを用いる方法がある。図6は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各色0〜255(8ビット)の入力値(入力データ)と出力値(出力データ)の関係波形を持つ場合の例であり、プリンタ1000などの画像形成装置では、CMYK各色データそれぞれにテーブル値を持ち、各色の色調整やγ補正を行う。なお、ガンマ補正については、エンジン制御部200でヘッド部300固有の特性に応じたガンマテーブルを選択できる構成となっている。
以上の構成において、1次元LUTを使用する画像処理、また駆動波形の出力について本発明を適用していく。
図7は、本発明で生成される入出力10ビットの画像データを変換するテーブル(1次元LUT)の例1を説明する図である。
出力画像データを高画質化しようとした場合、LUTなどのテーブルサイズを大きくする方法が考えられる。これは単純に入力データに対して得られる出力の値が増加するものであり、例えば入出力8ビットのデータを用意した場合、入力値0〜255に対して出力値を最大0〜255までしか表現できないが、これを入出力10ビットのデータを用意した場合、入力値0〜1023に対して出力値を最大0〜1023までを表現することができるので、画像データの画質が向上する。
従来からの技術として、画像処理装置の制御部には、図7(a)にあるような画像変換テーブルが複数用意されており、画像形成装置のI/Fを介してエンジン制御部で受信した画像データを、LUTや画像処理パラメータなどのテーブルを用いて、画像データを変換し出力データを得る。
図7(b)は、図7(a)の任意の入力データX4n、X4n+4の範囲の値を拡大し表示したものであり、入力データX4n、X4n+4の間に入力データX4n+1、X4n+2、X4n+3が存在するとき、それぞれ入力に対する出力データはY4n+1、Y4n+2、Y4n+3(図中のプロット×)となる。このとき必要となるメモリ容量は、1024×10ビットとなる(従来例)。
本発明では、このX4n、X4n+4の2点を直線で結ぶことにより、入力データX4n+1、X4n+2、X4n+3の位置に近似の出力データY4n+1’、Y4n+2’、Y4n+3’(図中プロット○)を得ることができる。すなわち、画像処理波形メモリ202aには、入力データ範囲X4n〜X4n+4に(X4n,Y4n)、(X4n+4,Y4n+4)2点のテーブル値を有する第1の画像処理テーブルデータが記憶されており、データ補間部202bが、このテーブルデータについて線形補間を行い、得られたデータを集めて構成したものが、図7(c)の画像変換テーブル(第2の画像処理テーブルデータ)となる。
なお、線形補間による値は、つぎの式で求められる。
4n+1′=(Y4n×3+Y4n+4×1)/4
4n+2′=(Y4n+Y4n+4)/2
4n+3′=(Y4n×1+Y4n+4×3)/4
このように高画質化に伴い大容量のメモリが必要となる場合であっても、図7(c)のような画像変換テーブルを用いることで大幅にメモリを削減し、わずかなメモリ容量の増加で高画質の出力結果を得ることができる。
ここで、図7のように、データを4分割した場合を例にとると、X4n・X4(n+1)・・の入力に対してのみ出力値Y4n・Y4(n+1)・・を持ち、それ以外の出力値は線形補間によって得られる値を用いると、実際にRAM(画像処理波形メモリ202a)に記憶するテーブルのメモリ容量は256×10ビットとなる。
図8は、入出力10ビットの画像データを変換するテーブル(1次元LUT)の例2を説明する図である。
図8(a)は、図7(a)の画像変換テーブル入力データの配置を、入力データ範囲のある領域ごとに変更するようにしたものである。上記のテーブルを線形補間し、得られたデータを集めて構成したものが、図8(b)の画像変換テーブルとなる。図7のようにテーブルを均一に配置した場合と比べて、より精度の高い画像変換テーブルを得ることができる。
すなわち、図8(c),図8(d)は、前述の図7のテーブルと同様にして、図8(a)の任意の入力データX4n〜X4n+4、X2m〜X2m+4の範囲の値を拡大し表示したものであり、線形補間を行うデータ間のデータ数が領域ごとに異なることを示している。上記のテーブルデータでは、テーブル値が入力データとして一定間隔ごとに配置されないため、線形補間を行う演算処理を各領域別に用意する必要がある。ここで、入力データXd(仮にXd=400とする)を境として、ある入力データXinについて、「Xin<400のとき」では図8(c)のように入力データ範囲X4n〜X4n+4を4分割し、「400≦Xinのとき」では、図8(d)のように入力データ範囲X2m〜X2m+4を出力10ビットが実現できるように2分割して線形補間を行った場合を考える。
テーブルのi番目データをTBL[i]とすると、入力データXin(0〜1023)に対する補正後の出力データYは、Xin<400のとき、つぎのように求められる。なお,nは整数である。
Y=TBL[Xin /4] (Xin=4nの時)
Y=(TBL[Xin /4]×3+TBL[(Xin /4)+1]×1)/4 (Xin=4n+1の時)
Y=(TBL[Xin /4]+TBL[(Xin /4)+1])/2 (Xin=4n+2の時)
Y=(TBL[Xin /4]×1+TBL[(Xin /4)+1]×3)/4 (Xin=4n+3の時)
また、入力データXin(0〜1023)に対する補正後の出力データYは、Xin≧400のとき、つぎのように求められる。なお、mは整数である。
Y=TBL[(Xin /2)−100] (Xin=2mの時)
Y=(TBL[(Xin
/2)−100]+TBL[(Xin /2)+1−100])/2 (Xin=2m+1の時)
このとき必要なメモリ容量は、(400/4)×10+(624/2)×10=412×10ビットとなり、線形補間を行わない場合の必要なメモリ容量1024×10ビットと比べて、大幅にメモリ容量の削減を行うことができる。
またここでは、任意の入力データXdを境とし、データを2分割、4分割するように線形補間を行っているが、補間に用いられるテーブル情報は設計者側であらかじめ定められているので、分割する幅、境界数などは、テーブルの種類や必要とするメモリの容量などに応じて決定し、上記補間を行うための演算処理を行ってやればよい。
本発明では、2点のテーブル値を用いた線形補間を行う以外に、以下で説明するキュービックコンボリューション補間と呼ばれる、周辺データを用いた補間方法によってもよい。以下説明する。
図9は、周辺画素の注目画素に対する影響度を示す図である。
図9の3次元の補間関数は、周辺画素が注目画素にどのくらい影響を与えるのかを示すものであり、図示しているのは周辺2画素までを考慮した演算を行うためのものである。
ここで、注目画素から距離tだけ離れた周辺画素が注目画素に与える影響を表す式は、以下のようになる。
h(t)=|t|3−2|t|2+1 (0≦|t|<1)
h(t)=4−8|t|+5|t|2−|t|3 (1≦|t|<2)
h(t)=0 (2≦|t|)
図10は、キュービックコンボリューション補間を示す図である。
ここで、図7,図8のような入力データX4n+1を注目画素とし、X4n-4、X4n、X4n+4、X4n+8を周辺画素として考慮した場合、注目画素に対する周辺画素の距離tは図10の括弧内の数値で表される。この値を前述の補間関数のtに代入し、得られた補間値を全て足し合わせることで、注目画素の補間値として求めることができる。
ここでの出力データY4n+1は、次式のようになる。
4n+1=Y4n-4×h(1+1/4)+Y4n×h(1/4)
+Y4n+4×h(−1+1/4)+Y4n+8×h(‐2+1/4)
キュービックコンボリューション補間法のような3点以上のデータを用いる補間は、線形補間に比べメモリアクセス回数が増加し、また演算処理が複雑となってしまうが、より高精度な補間値を得ることができ、画質をさらに向上させることができる。
つぎに、本発明の画像形成装置(プリンタ1000)における画像形成方法について説明する。
本発明に係る画像形成方法は、画像処理波形メモリ202aに記憶された第1の画像処理テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の画像処理テーブルデータを生成する画像処理データ補間工程と、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの画像処理を行い印刷用画像データを生成する画像処理工程と、を有することを特徴とするものである。これにより、形成する画像の画質を高めても、画像処理に用いる第1の画像処理テーブルデータに関する画像処理波形メモリ202aのメモリ容量の増加を抑えることができる。またこのとき、画像処理データ補間工程で、図7,図8,図9,図10に示した演算処理により補間を行うとよい。
また、本発明の画像形成方法は、前記画像形成部(ヘッド部300)が、アクチュエータの駆動によりインクを吐出して記録媒体上に画像を形成する複数のノズルが配列された記録ヘッドを有する構成であるときには、所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の駆動波形テーブルデータを記憶する第2メモリ工程と、前記第1の駆動波形テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた画像処理データ補間工程と同様の演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の駆動波形テーブルデータを生成する駆動波形データ補間工程と、前記第2の駆動波形テーブルデータを用いて前記アクチュエータを駆動させる駆動波形を出力する駆動波形出力工程と、を有することが好適である。
さらに、本発明は、前記処理工程を順次実行することとしたプログラムにも適用可能である。すなわち、本発明の画像形成装置(プリンタ1000)における画像形成方法に関するプログラムであって、画像処理波形メモリ202aに記憶された第1の画像処理テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の画像処理テーブルデータを生成する画像処理データ補間工程と、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの画像処理を行い印刷用画像データを生成する画像処理工程と、を実行するように構成されたことを特徴とするプログラムである。また、画像処理データ補間工程で、図7,図8,図9,図10に示した演算処理により補間を行うように構成されたプログラムである。さらに、前記画像形成部(ヘッド部300)が、アクチュエータの駆動によりインクを吐出して記録媒体上に画像を形成する複数のノズルが配列された記録ヘッドを有する構成であるときには、所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の駆動波形テーブルデータを記憶する第2メモリ工程と、前記第1の駆動波形テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた画像処理データ補間工程と同様の演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の駆動波形テーブルデータを生成する駆動波形データ補間工程と、前記第2の駆動波形テーブルデータを用いて前記アクチュエータを駆動させる駆動波形を出力する駆動波形出力工程と、を実行するように構成されたことを特徴とするプログラムである。
また、本発明は、これらのプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体である。
ところで、前記第1の画像処理テーブルデータは、該第1の画像処理テーブルデータの基となる画像処理テーブル原データのテーブル値の一部がテーブルデータのメモリ容量を削減する目的で削減されたものである。本発明では、前記画像処理テーブル原データの入力値の全範囲または所定範囲ごとにおける注目テーブル値とその前後に隣接するテーブル値それぞれとを結んだ2つの直線の傾きに着目し、その傾きの差が所定の閾値以下となる場合に、その注目テーブル値を画像処理テーブル原データから削除する。
図11(a)は、画像処理テーブル原データであり、テーブルデータ(1次元LUT)の任意の点Xの前後における傾きの変化を表す図である。また、図11(b)は図11(a)の任意の点Xnの周辺を拡大した図である。
ここで二階微分の定義による単純な演算により、傾きの変化量を求める例を挙げる。
まずXnに隣接する点をXn-1, Xn+1としたとき、Xnの周辺におけるテーブルデータの曲線の傾きの変化量は、Xn-1−Xn,Xn−Xn+1間の傾きの差|N|をとることで求めることができる。Xn-1,Xn,Xn+1の出力結果をそれぞれY(Xn-1),Y(Xn),Y(Xn+1)とすると、図11ではΔx=1であることから、傾きの変化量の差|N|は次式のようになる。
|N|= {Y(Xn+1)−Y(Xn)}/Δx − {Y(Xn)−Y(Xn-1)}/Δx
= Y(Xn+1)−2Y(Xn)+Y(Xn-1
この式によれば、この|N|の値が大きいほど求めた点(着目テーブル値)の周辺が大きく曲がっていて、Nの値が0に近づくほど求めた点の周辺が直線に近い状態であることを示す。
また、Xn-1,Xn+1によりXnを線形補間し得られるデータ(図11のプロット□)の出力値Y(Xn)’と、本来のデータの出力値Y(Xn)との差|A|は次式のようになる。
|A|=|Y(Xn)’−Y(Xn)|
=|{Y(Xn+1)−Y(Xn-1)}/2−Y(Xn)|
=|N|/2
この式より、実際のデータと補間により求められるデータの差異をある一定値以下に抑えたい場合は、データの差異を|N|/2(線形補間し得られるデータの出力値Y(Xn)’と、本来のデータの出力値Y(Xn)との差|A|)以下となるような|N|を閾値として設定してやれば良い。
同様の演算を行い得られた結果から、閾値を境に、傾きの変化量の大きい点(テーブル値)は補間対象としない。また、傾きの変化量が小さい点(テーブル値)は、補間対象(着目テーブル値)としない近隣の点によって補間演算を行う。すなわち、この段階では着目テーブル値は補間対象として削除されて第1の画像処理テーブルデータとなり、画像処理波形メモリ202aに記憶され、データ補間部202bで予定された補間を行うものとされる。このように、画像処理テーブル原データの波形の特性に応じて、補間方法を適切に変更することができる。とくに、テーブルの精度のレベルを決定した上で、それに応じた補間方法を設定できるので、補間処理の際に得られるテーブルデータが本来の値と大きく異なることなどを防ぐことができる。
また、演算処理を行うのは、図11のように全画素を対象にしたものであっても良いし、出力に変化が大きく見られない場合などは、Δxの値を変更し、入力データ範囲におけるある領域毎を対象にしたものでも良い。
図12は、補間処理を行う前後におけるテーブルデータの図である。
図12(a)は補間前のテーブルの入力データ範囲におけるある領域のデータ(Xn〜)を表示したものである。ここでは、まず画像処理テーブル原データの各データ(図中のプロット●)に対して、それぞれ傾きの変化量の差|N|を測定し、ある閾値を境に補間の対象とするかどうかの分類を行う。そして、補間を行う対象として判定されたデータ(着目テーブル値)は削除され、補間の対象ではない近隣の入力データにより線形補間することで求められるものとされる。
例えば、図12(a)の入力データ範囲Xn〜Xn+3、Xn+5〜Xn+7、Xn+7〜Xn+12の間の各データが補間の対象と判定された場合、それぞれのデータは削除され、後ほど補間の対象ではない両隣のテーブル値によって線形補間され、前記入力データ間の距離xに応じて、それぞれ1/xの幅に分割される。図12(b)はこれにより得られたテーブルデータである。図中、プロット●のテーブル値は図12(a)のテーブルデータの一部画素データがとりのぞかれた残りのデータ(第1の画像処理テーブルデータ)であり、プロット□のテーブル値は補間により求められたテーブルデータを代わりの値としており、これらを合わせたものが画像処理に用いられる第2の画像処理テーブルデータとなる。このように、補間データを用いることで、本来の波形(画像処理テーブル原データの波形)に近くメモリ容量の小さいテーブルを得ることができる。
なお、ここでの補間処理は、図7,図8,図9,図10で説明した演算方法のいずれでもよい。例えば、図7,図8で説明した方法(隣接する2点のテーブル値を用い線形補間を行う方法)によれば、第1の画像処理テーブルデータにおける2点のテーブル値を直線で結び、その間に存在するデータの近似のデータを、演算で求めることができる。また、図9,図10で説明した方法(3点以上のデータを用いて行い、注目画素に対する周辺画素の距離に応じて、補間の影響度を変化させて演算を行なう方法)によれば、線形補間を行うよりも、より精度の高い値が得られる。
図11,図12では、ある実データの、補間により代わりに得られる補間データとの差異を、補間を行うかどうかの基準となる閾値として決定する例について説明したが、これは補間を行うための閾値を高くすればするほど、補間後のテーブルとしての精度は高くなるが、削減できるメモリ容量は減少していくというものである。
ここで、前記方法とは別に、テーブルに用いるメモリ容量を基準として閾値を決定する方法を挙げる。
前述のとおり、入力データとしての任意の点Xnと距離ΔxにあるデータをXn-1,Xn+1としたときの、任意の点Xnのデータ間の傾きの変化量の差|N|は、次式で表すことができる。
|N|={Y(Xn+1)−Y(Xn)}/Δx−{Y(Xn)−Y(Xn-1)}/Δx
ここで、|N|のとり得る値の範囲を|Nmin|〜|Nmax|とすると、最小値、最大値それぞれはつぎのようになる。
|Nmin|=0,|Nmax|=(最大出力データ数)×2/Δx
そしてテーブルに用いるメモリ容量をMとした時、あるテーブルの値に対して|Nmax|から|Nmin|までの全てあるいは一部の値を閾値として順次設定し、必要となるメモリ容量を演算し求めていく。
ついで、閾値nによってテーブルの各データを分類しメモリ容量の削減を行った際のTotalメモリ容量をM(n)とすると、M(|N|)≧Mとなる最小の閾値|N|を用い前述の補間を行うことで、メモリ容量が最大Mのテーブルを得ることができる。
前述の通り、出力画像データを高画質化しようとした場合、LUTなどのテーブルサイズを大きくする方法がある。これは単純に入力に対して得られる出力の値が増加するものであり、例えば入出力8ビットのデータを用意した場合、入力値0〜255に対して出力値を最大0〜255までしか表現できないが、これを入出力10ビットのデータを用意した場合、入力値0〜1023に対して出力値を最大0〜1023までを表現することができ、画像データの画質が向上する。このとき必要となるメモリ容量は、256×10ビットから1024×10ビットまで増加してしまうが、例えばこれを本来の256×10ビットのメモリ容量に抑えたい場合など、現状の使用しているメモリ容量で高画質化を図る方法として上記の閾値の設定が有効である。またメモリ容量を決定した上で、それに応じた補間方法を設定できる。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明に係る画像形成装置の一態様であるインクジェット記録装置の装置上面図である。 本発明に係る画像形成装置の一態様であるインクジェット記録装置の装置前方図である。 記録ヘッドにおけるアクチュエータの駆動波形の説明図である。 本発明に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の画像処理部の機能ブロック図である。 画像処理部で用いられる画像処理テーブルデータとしての1次元ルックアップテーブル(LUT)の一例である。 本発明に係る画像形成装置の画像処理部で用いる1次元ルックアップテーブルの例1を説明する図である。 本発明に係る画像形成装置の画像処理部で用いる1次元ルックアップテーブルの例2を説明する図である。 周辺画素の注目画素に対する影響度を示す図である。 キュービックコンボリューション補間を示す図である。 画像処理テーブル原データにおいて補間対象となる注目テーブル値の分類方法を説明する図である。 画像処理テーブル原データにおいて補間対象となる注目テーブル値を分類した結果を示す図である。
符号の説明
100 キャリッジ
101 搬送ベルト
102 タイミングベルト
103 エンコーダスケール
104 ガイドロッド
105 主走査モータ
106 駆動プーリ
107 従動プーリ
108 記録用紙
109 搬送ローラ
110 テンションローラ
113 帯電ローラ
200 エンジン制御部
201 外部I/F
202 画像処理部
202a 画像処理波形メモリ
202b,204b データ補間部
204 駆動波形出力部
204a 駆動波形メモリ
207 CPU
208 メカ制御部
300 ヘッド部
1000 プリンタ
2000 スキャナ

Claims (10)

  1. 入力された画像データについて所定の画像処理を行なって印刷用画像データを生成する画像処理部と、該印刷用画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置において、
    所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の画像処理テーブルデータを記憶する第1メモリと、前記第1の画像処理テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の画像処理テーブルデータを生成する画像処理データ補間部と、を備え、
    前記画像処理部は、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの画像処理を行い印刷用画像データを生成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、アクチュエータの駆動によりインクを吐出して記録媒体上に画像を形成する複数のノズルが配列された記録ヘッドを有しており、
    所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の駆動波形テーブルデータを記憶する第2メモリと、前記第1の駆動波形テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の駆動波形テーブルデータを生成する駆動波形データ補間部と、
    前記第2の駆動波形テーブルデータを用いて前記アクチュエータを駆動させる駆動波形を出力する駆動波形出力部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像処理部は、前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの色補正またはγ補正の画像処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像処理データ補間部は、前記第1の画像処理テーブルデータの隣接する2点のテーブル値を用いて線形補間を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像処理データ補間部は、前記第1の画像処理テーブルデータの3点以上のテーブル値を用い、該3点以上のテーブル値それぞれの補間データに対する入力値としての距離に応じて補間の影響度を変化させる補間を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の画像処理テーブルデータは、入力値の範囲によって隣接するテーブル値の入力値間隔が異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の画像処理テーブルデータは、該第1の画像処理テーブルデータの基となる画像処理テーブル原データの入力値の全範囲または所定範囲ごとにおける注目テーブル値とその前後に隣接するテーブル値それぞれとを結んだ2つの直線の傾きの差が閾値以下となる場合の前記注目テーブル値を削除したものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記閾値は、第1の画像処理テーブルデータの精度レベルに応じて設定されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記閾値は、第1のメモリの容量に応じて設定されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 入力された画像データについて所定の画像処理を行なって印刷用画像データを生成する画像処理部と、該印刷用画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、所定のビット数のデータの入力値と出力値の一次元の関係をテーブル値として示す第1の画像処理テーブルデータを記憶する第1メモリと、を備える画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記第1の画像処理テーブルデータにおける複数のテーブル値を用いた演算処理を行い該複数のテーブル値の間を補間して第2の画像処理テーブルデータを生成する画像処理データ補間工程と、
    前記第2の画像処理テーブルデータを用いて入力された画像データの画像処理を行い印刷用画像データを生成する画像処理工程と、を有することを特徴とする画像形成方法。
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