JP2009210957A - 複眼カメラおよび撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複眼カメラにおいて、2つの撮像部間の基線長を変更できるとともに利便性を向上させる。
【解決手段】複眼カメラ1は横長の撮像素子を有し、水平方向に離れた視点から被写体を撮像する撮像部1A,1Bと、撮像部1A,1Bを共通の軸を中心としてそれぞれ逆方向に同一角度公転させることにより、撮像部1A,1Bの基線長を変更する基線長変更機構と、撮像部1A,1Bを共通の軸を中心として同一方向に略90度公転させる公転機構と、基線長変更機構による逆方向の公転に応じて、撮像部1A,1Bの撮像素子を、各々の撮像光学系の光軸を中心として撮像素子の長手方向を維持しつつそれぞれ逆方向に自転させ、公転機構による同一方向の公転に応じて、撮像部の少なくとも撮像素子を、各々の撮像光学系の光軸を中心としてそれぞれ略90度自転させる自転機構とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は複数の光学系を有する複眼カメラに関し、とくに横撮影と縦撮影とが可能な複眼カメラおよびこの複眼カメラを使用する撮影方法に関するものである。
従来から、例えば左右2つの撮像部によって被写体を撮像し、撮像により取得した視差画像から立体画像を生成する複眼カメラの開発が進められている。このような複眼カメラでは、一般的に一対の撮像素子が、それぞれ長手方向を水平にした、いわゆる横長の状態で、カメラ本体上に水平方向に離れて配置されている。このため、例えば人物写真等の撮影を行いたい場合に、カメラ本体の向きを略90度回転させ、撮像素子を縦長の状態つまり撮影視野を縦長にしたいわゆる縦撮影を行うと、一対の撮像素子が垂直方向に離れて配置されてしまうので、視差画像において視差の方向が垂直方向となってしまい立体画像を生成することが困難であった。
しかしながら、立体画像を生成するためにカメラ本体の向きを回転させず、一対の撮像素子が水平方向に離れて配置されたまま、撮影視野が横長であるいわゆる横撮影を行うと、人物は例えば撮影視野の両側をあけて中央付近に位置してしまうため、撮像素子は一部分しか使用されないことから、撮像素子の利用効率が悪くなってしまうという問題があった。
そこで特許文献1に、撮影レンズおよび撮像素子を含む一対の光学系を、各々の光軸を中心として略90度回転させて、各々の撮像素子を横長の状態から縦長の状態に位置させることにより、カメラ本体の向きを変えることなく縦撮影を行うことができる複眼カメラが提案されている。
特開平10−224820号公報
ここで、カメラから被写体までの距離は種々異なるため、2つの撮像部間の距離である基線長を、カメラから被写体までの距離に応じて変更することが、立体画像の視差を適正なものとする上で好ましい。しかしながら、特許文献1記載の複眼カメラでは、基線長を変更することができない。
また、特許文献1記載の複眼カメラでは、一対の光学系がカメラ本体から突出するように構成されており、さらに一対の光学系をそれぞれ別々に回転させる必要があるため、撮影の際にユーザがカメラ本体をしっかりと保持できなかったり、使い勝手が悪かったりするおそれがあった。
また、特許文献1記載の複眼カメラでは、カメラ本体の向きを変えずに一対の光学系を回転させて縦撮影を行うため、撮影により得られた画像を液晶モニタに表示するときには液晶モニタを略90度回転させる必要があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、2つの撮像部間の基線長を変更できるとともに、利便性の良い複眼カメラを提供することを目的とするものである。
本発明の複眼カメラは、カメラ本体に設けられた、撮像光学系および横長の撮像素子をそれぞれ有し、水平方向に離れた異なる視点から被写体を撮像する2つの撮像部と、
該2つの撮像部を、共通の軸を中心としてそれぞれ逆方向に同一角度公転させることにより、前記2つの撮像部の基線長を変更する基線長変更機構と、
前記2つの撮像部を、前記共通の軸を中心として同一方向に同時に略90度公転させる公転機構と、
前記基線長変更機構による前記逆方向の公転に応じて、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を、各々の前記撮像光学系の光軸を中心として、前記撮像素子の長手方向を維持しつつそれぞれ逆方向に自転させ、前記公転機構による前記同一方向の公転に応じて、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を、各々の前記撮像光学系の光軸を中心としてそれぞれ略90度自転させる自転機構とを備えてなることを特徴とするものである。
ここで「横長の撮像素子」とは、縦横比の異なる撮像素子をいう。
なお、本発明による複眼カメラにおいては、前記カメラ本体を撮影台に固定するための固定部材と、
前記基線長変更機構による前記逆方向の公転に応じて、前記2つの撮像部間の垂直2等分の方向に、前記固定部材を前記カメラ本体から突出および退避させるよう移動する固定部材移動機構とをさらに備えるものとし、
前記公転機構を、前記2つの撮像部とともに前記固定部材を略90度公転させるものとしてもよい。
また、本発明の複眼カメラにおいては、前記カメラ本体の背面に、前記撮像部により撮像された画像を表示する横長の表示手段を備えていてもよい。
ここで「横長の表示手段」とは、縦横比の異なる表示手段をいう。
本発明による撮影方法は、本発明による複眼カメラを使用した撮影方法であって、
前記2つの撮像部を前記基線長変更機構により前記逆方向に公転させるとともに、前記撮像部の少なくとも前記撮像素子を前記自転機構により自転させた後に撮影することを特徴とするものである。
また、本発明による撮影方法においては、前記2つの撮像部を前記公転機構により略90度前記公転させるとともに、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を前記自転機構により略90度前記自転させた後に撮影するようにしてもよい。
本発明の複眼カメラおよび撮影方法によれば、基線長変更機構によりカメラ本体に設けられた2つの撮像部を、共通の軸を中心として逆方向に同一角度公転させることにより2つの撮像部の基線長を変更すると、自転機構が2つの撮像部の少なくとも撮像素子を、各々の撮像光学系の光軸を中心として、撮像素子の長手方向を維持しつつ逆方向に自転させる。
このため、撮像素子の長手方向を維持しつつ、被写体までの距離に応じて2つの撮像部間の基線長を適切なものとなるように変更することができる。したがって、被写体までの距離に応じた適切な視差を有する視差画像を撮影することができ、その結果、適切な立体感を有する立体画像を得ることができる。
また、本発明の複眼カメラおよび撮影方法によれば、公転機構によりカメラ本体に設けられた2つの撮像部を共通の軸を中心として略90度公転させると、この公転に応じて自転機構が2つの撮像部の少なくとも撮像素子を各々の撮像光学系の光軸を中心としてそれぞれ略90度自転させる。
このため、2つの撮像部を公転によって水平方向に離れて配置された位置から垂直方向に離れて配置された位置に移動させるとともに、2つの撮像素子を自転によって長手方向を水平にした横長の位置から長手方向を垂直にした縦長の位置へ、基線長を維持したまま移動させることができる。
これにより、例えば人物写真の撮影を行う場合等、撮影視野が縦長になるようにしたいわゆる縦撮影を行いたい場合に、2つの撮像部を公転および自転させた後でカメラ本体を略90度回転させて被写体を撮影すれば、カメラ本体を略90度回転させた状態では、2つの撮像部がそれぞれ水平方向に離れて配置され、かつ撮像素子が縦長に配置されることとなる。このため、2つの撮像部によってそれぞれ撮影された視差画像は、視差の方向が水平方向となることにより立体画像が生成可能になり、さらに視差画像は撮影視野が縦長の状態で撮影された画像となるので撮像素子の利用効率を向上させることができる。
ここで、本発明の複眼カメラにより、撮像部間の基線長を変更できるが、複眼カメラをマクロ撮影等のために三脚に固定して撮影を行った場合、撮像部間の基線長を変更すると、撮像部の垂直方向における位置が変わることから、撮影時の構図が変わってしまう。
このため、基線長変更機構による撮像部の逆方向の公転に応じて、固定部材移動機構により、2つの撮像部間の垂直2等分線の方向に、固定部材をカメラ保体から突出および退避させるよう移動することにより、固定部材を三脚に固定した状態において、撮像部間の基線長を小さくするように変更すると、撮像部は下方へ移動するが、固定部材も併せて下方に移動するため、三脚に対してカメラ本体が上方へ移動し、結果として撮像部の垂直方向の位置は、基線長の変更の前後で変わらないこととなる。このため、基線長を変更しても、構図を変更することなく撮影を行うことができる。
また複眼カメラが、カメラ本体の背面に、撮像部により撮像された画像を表示する横長の表示手段を備えている場合には、縦撮影を行うときに、表示手段もカメラ本体の回転とともに略90度回転することにより縦長の状態となる。このため、2つの撮像部によって縦撮影された縦長の視差画像を表示手段に表示させるときに、表示画面をそのまま利用して画像を確認することができるので利便性が向上する。
以下、本発明の第1の実施形態の複眼カメラについて図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態による複眼カメラの正面斜視図、図2は第1の実施形態による複眼カメラの背面斜視図、図3は第1の実施形態による複眼カメラの内部機構を示す斜視図、図4は第1の実施形態による複眼カメラの内部構成を示す図3のI−I線断面図である。なお、第1の実施形態の複眼カメラ1においては、便宜上、シャッタボタン21が配設されている側を上方とし、液晶モニタ22が配設されている面を背面として以下説明する。
図1に示すように第1の実施形態による複眼カメラ1は、カメラ本体20上の上面に撮影を指示するシャッタボタン21が設けられ、カメラ本体20の正面に水平方向に離れた視点から被写体を撮像するために水平方向に離れて配置された一対の撮像部1A,1Bが設けられている。また、カメラ本体20の正面には、撮像部1A,1Bが移動するためのガイド24が形成されたカバー25が設けられている。
また、図2に示すように、カメラ本体20の背面には、略中央に撮像部1A,1Bにより撮像された画像を表示する液晶モニタ22が、長手方向を水平にして配設されている。また、液晶モニタ22の右側近傍にはズームボタン23A、基線長変更ボタン23B、回転ボタン23C,23Dおよび各種設定ボタン等の操作ボタン23Eが配設されている。
図3に示すように、一対の撮像部1A,1Bは、それぞれ撮影レンズ1a,1bを含む撮像光学系と、それぞれの撮像光学系の後方に配設され、撮像光学系を通過した被写体像光を光電面に結像して光電変換する撮像素子1c,1dとを備えている。撮像素子1c,1dは縦横比が異なる略長方形であり、それぞれ長手方向を水平にして固定板1c′,1d′を介して後述のレンズ歯車3A,3Bに固定されている。
撮影レンズ1a,1bは、それぞれ円筒状の鏡筒1a′,1b′に固定され、この鏡筒1a′,1b′はそれぞれ固定板1c′,1d′を介して後述のレンズ歯車3A,3Bに固定されている。
カメラ本体20正面の略中央には、図3に示すように円形状の孔20aが形成されており、この孔20aの略中央部には、固定歯車2が、固定歯車2の対向する外周面から延びる保持部2aを介して孔20aの内面に固定されている。
固定歯車2の後方には、固定歯車2の略中央の軸Dを中心にして、回転歯車2の背面側に突設された回転軸2b(図4参照)に回転可能に固定された基線長レバー4,5が設けられている。図5,6は基線長レバー4,5の構成を示す正面斜視図である。
図5に示すように基線長レバー4は、軸Dから外方に延びる腕部4aと、腕部4aの軸D側とは反対側の端部から、軸Dを中心とする円弧状に延びるギア部4bとからなる。また、腕部4aの軸Dと一致する部分には、固定歯車2の回転軸2bが挿入される孔4cが形成されている。また、腕部4aには、後述するアイドルギア11A用の回転軸4dと、レンズ歯車3A用の回転軸4eとが形成されている。ギア部4bは内側に歯車を有する内歯歯車となっている。
また、図6に示すように基線長レバー5は、軸Dから基線長レバー4とは反対側の外方に延びる腕部5aと、腕部5aの中間部分から軸Dを中心とする、ギア部4bよりも小径の円弧状に延びるギア部5bとからなる。また、腕部5aの軸Dと一致する部分には、固定歯車2の回転軸2b(図4参照)が挿入される孔5cが形成されている。また、腕部4bには、後述するアイドルギア11B用の回転軸5dと、レンズ歯車3B用の回転軸5eとが形成されている。ギア部5bは外側に歯車を有する外歯歯車となっている。
基線長レバー4,5のギア部4b,5bは、固定歯車2の後方の後述する共通歯車8に固定されているモータ6に接続された段ギア7と噛み合うようにその幅が形成されている。図7は段ギア7と基線長レバー4,5のギア部4b,5bとの噛み合いの状態を示す断面図である。図7に示すように段ギア7は、基線長レバー5のギア部5bと噛み合う第1のギア7aと、基線長レバー4のギア部4bと噛み合う第2のギア7bとが一体となって構成されている。また、第1のギア7aがカメラ本体20の正面側に位置するようにモータ6の軸に段ギア7が取り付けられている。
ここで、基線長レバー4におけるギア部4bの厚さは腕部4aよりも薄くなっており、ギア部4bの表面(図5における手前側の面)は腕部4aの表面よりも奥側に位置するものとなっている。また、基線長レバー5におけるギア部5bの厚さは腕部5aよりも薄くなっており、ギア部5bの裏面(図6における向こう側の面)は腕部5aの裏面よりも手前側に位置するものとなっている。このため、ギア部4bは第2のギア部7bと噛み合い、ギア部5bは第1のギア部7aと噛み合うようになっている。なお、第1および第2のギア部7a,7bは、段ギア7の回転により、基線長レバー4,5が同一角度回転するギア比に形成されている。このため、モータ6の回転により段ギア7が回転すると、基線長レバー4,5は軸Dの周囲に逆方向に同一角度回転する。
なお、モータ6は、基線長変更ボタン23Bの操作により回転する。具体的には、基線長変更ボタン23Bを左側に押した場合には段ギア7が時計回りに、右側に押した場合には段ギア7が反時計回りに回転するように回転する。また、モータ6は基線長変更ボタン23Bを押している間のみ回転する。このため、基線長変更ボタン23Bを押す方向および押している時間を変更することにより、基線長レバー4,5を所望とする方向に所望とする角度回転させることができる。
また、固定歯車2および基線長レバー4,5の後方には、共通歯車8が固定歯車2の回転軸2bに回転可能に固定されている。共通歯車8は、本体20に固定されたモータ9に接続されたギア10と噛み合うように配置され、モータ9を回転させることにより共通歯車8が回転するようになっている。
なお、モータ9は、回転ボタン23C,23Dの操作により回転する。具体的には、回転ボタン23Cを押した場合にはギア10が時計回りに、回転ボタン23Dを押した場合にはギア10が反時計回り方向転するように回転する。また、モータ9は回転ボタン23C,23Dを押すことにより、後述するように撮像部1A,1Bを90度回転させるまで回転する。
レンズ歯車3A,3Bは、各々に固定された撮像レンズ1a,1bの光軸C1,C2を中心として回転可能に、それぞれ基線長レバー4,5の回転軸4e,5eにそれぞれ回転可能に固定されている。またレンズ歯車3A、3Bと固定歯車2との間には、アイドルギア11A,11Bが基線長レバー4,5の回転軸4d,5dにそれぞれ回転可能に固定されている。また、アイドルギア11A,11Bはそれぞれ固定歯車2およびレンズ歯車3A,3Bと噛み合うように構成されている。なお、固定歯車2およびレンズ歯車3A,3Bはピッチ円の等しい略同一仕様の歯車とする。
ここで、固定歯車2の回転軸2bには、上述したように基線長レバー4,5および共通歯車8が回転可能に固定されているが、回転軸2bの先端には、基線長レバー4,5および共通歯車8が回転軸2bから抜けないように、図4に示すように抜け止め2cが設けられる。
次いで、上記のように構成された第1の実施形態による複眼カメラ1の第1の動作を説明する。図8および図9は第1の実施形態による複眼カメラの内部機構の第1の動作を説明するための図である。なお、ここでは、図8に示すように、撮像素子1c,1dが長手方向を水平にした横長の状態で、かつ撮像部1A,1Bが水平方向に離れて配置された状態を初期状態とする。この状態においてユーザが基線長変更ボタン23Bを右側に押すと、モータ6が作動することにより段ギア7が反時計回りに回転し、軸Dを中心に基線長レバー4が反時計回りに、基線長レバー5が時計回りに回転する。なお、図9は基線長レバー4が軸Dを中心として反時計回りに、基線長レバー5が軸Dを中心として時計回りにそれぞれ45度回転した状態を示す。
これにより、基線長レバー4の回転軸4e,4dにそれぞれ回転可能に固定されたレンズ歯車3Aとアイドルギア11A、すなわちレンズ歯車3Aに固定された撮像部1Aとアイドルギア11Aとが、基線長レバー4とともに反時計回りに45度回転する。このときアイドルギア11Aと固定歯車2とが噛み合っているので、アイドルギア11Aが基線長レバー4の回転方向と同じ方向つまり反時計回りに回転するとともに、アイドルギア11Aと噛み合っているレンズ歯車3Aが、アイドルギア11Aすなわち基線長レバー4の回転方向と逆回り、すなわち時計回りに回転する。
このときレンズ歯車3Aは、アイドルギア11Aを介して固定歯車2と噛み合っているため、固定歯車2の軸Dを中心にして回転している基線長レバー4の回転角度と同じ45度時計回りに回転することになる。したがって、レンズ歯車3Aの回転に伴って、撮像部1Aも45度時計回りに回転するので、図9に示すように、撮像素子1cは、長手方向を水平にした横長の状態を維持する。
一方、基線長レバー5の回転軸5e,5dにそれぞれ回転可能に固定されたレンズ歯車3Bとアイドルギア11B、すなわちレンズ歯車3Bに固定された撮像部1Bとアイドルギア11Bとが、基線長レバー5とともに時計回りに45度回転する。このときアイドルギア11Bと固定歯車2とが噛み合っているので、アイドルギア11Bが基線長レバー5の回転方向と同じ方向つまり時計回りに回転するとともに、アイドルギア11Bと噛み合っているレンズ歯車3Bが、アイドルギア11Bすなわち基線長レバー5の回転方向と逆回り、すなわち反時計回りに回転する。
このときレンズ歯車3Bは、アイドルギア11Bを介して固定歯車2と噛み合っているため、固定歯車2の軸Dを中心にして回転している基線長レバー5の回転角度と同じ45度反時計回りに回転することになる。したがって、レンズ歯車3Bの回転に伴って撮像部1Bも45度反時計回りに回転するので、図9に示すように、撮像素子1dは、長手方向を水平にした横長の状態を維持する。
以上の動作により、撮像素子1c,1dの長手方向を水平にした横長の状態を維持したまま、撮像部1A,1Bの基線長を変更することができる。
次いで、上記のように構成された複眼カメラ1の第2の動作を説明する。図10は複眼カメラの内部機構の第2の動作を説明するための図である。
なお、ここでは、図9に示すように、撮像部1A,1Bの基線長を小さく変更した状態を初期状態とする。この状態においてユーザが回転ボタン23Cを押下すると、モータ9が作動することによりギア10が時計回りに回転し、共通歯車8が固定歯車2の軸Dを中心に反時計回りに90度回転する(図10参照)。
これにより、図10に示すように、共通歯車8と同軸の基線長レバー4,5に回転可能に固定されたレンズ歯車3A,3Bとアイドルギア11A,11B、すなわちレンズ歯車3A,3Bに固定された撮像部1A,1Bとアイドルギア11A,11Bとが、共通歯車8とともに反時計回りに90度回転する。このときアイドルギア11A,11Bと固定歯車2とが噛み合っているので、アイドルギア11A,11Bが共通歯車8の回転方向と同じ方向つまり反時計回りに回転するとともに、アイドルギア11A,11Bと噛み合っているレンズ歯車3A,3Bが、アイドルギア11A,11Bすなわち共通歯車8の回転方向と逆回り、すなわち時計回りに回転する。
このときレンズ歯車3A,3Bは、アイドルギア11A,11Bを介してそれぞれ固定歯車2と噛み合っているため、固定歯車2の軸Dを中心にして回転している共通歯車8の回転角度と同じ90度時計回りに回転することになる。したがって、レンズ歯車3A,3Bの回転に伴って撮像部1A,1Bが90度時計回りに回転するので、図10に示すよう、撮像素子1c,1dは、長手方向を水平にした横長の状態を維持して、垂直方向に離れて配置される。
次いで、上記のように構成された複眼カメラ1の第3の動作を説明する。図11は複眼カメラの内部機構の第3の動作を説明するための図である。なお、ここでは、図10に示すように、撮像素子1c,1dが長手方向を水平にした横長の状態となり、かつ撮像部1A,1Bが垂直方向に離れて配置された状態を初期状態とする。この状態においてユーザが基線長変更ボタン23Bを左側に押下すると、モータ6が作動することにより段ギア7が時計回りに回転し、軸Dを中心に基線長レバー4が時計回りに、基線長レバー5が反時計回りに回転する。なお、図11は基線長レバー4を軸Dを中心として時計回りに、基線長レバー5を軸Dを中心として反時計回りにそれぞれ45度回転させた状態を示す。
これにより、基線長レバー4の回転軸4e,4dにそれぞれ回転可能に固定されたレンズ歯車3Aおよびアイドルギア11Aが、上記第1の動作とは逆方向にそれぞれ回転し、この回転に伴って撮像部1Aが45度反時計回りに回転するので、図11に示すように、撮像素子1cは、長手方向を水平にした横長の状態を維持する。
一方、基線長レバー5の回転軸5e,5dにそれぞれ回転可能に固定されたレンズ歯車3Bおよびアイドルギア11Bは、上記第1の動作とは逆方向にそれぞれ回転し、この回転に伴って撮像部1Bが45度時計回りに回転するので、図11に示すように、撮像素子1dは、長手方向を水平にした横長の状態を維持する。
このため撮像素子1c,1dの長手方向を水平にした横長の状態を維持したまま、撮像部1A,1Bの基線長を変更することができる。
このように動作する複眼カメラ1においては、固定歯車2の回転軸2b、基線長レバー4,5、モータ6および段ギア7が、基線長変更機構として機能する。また、固定歯車2の回転軸2b、共通歯車8、モータ9およびギア10が、公転機構として機能する。また、固定歯車2、レンズ歯車3A,3B、共通歯車8、アイドルギア11A,11B、モータ9およびギア10が、自転機構として機能する。
上記のように構成された複眼カメラ1であれば、例えば、撮影者からの被写体までの距離に応じて基線長を変更したい場合には、図8に示す状態から図9に示す状態に撮像部1A,1Bの基線長を小さくするよう変更することができる。また、モータ6を逆方向に回転させれば、図9に示す状態から図8に示す状態となるように、撮像部1A,1Bの基線長を大きくするよう変更することができる。さらに、縦撮影を行う場合においては、図10に示す状態から図11に示す状態に撮像部1A,1Bの基線長を大きくするよう変更することができる。また、モータ6を逆方向に回転させれば、図11に示す状態から図10に示す状態となるように、撮像部1A,1Bの基線長を小さくするよう変更することができる。
したがって、第1の実施形態による複眼カメラ1によれば、撮像部1A,1Bによってそれぞれ撮影された視差画像を、被写体までの距離に応じた適切な視差を有するものとすることができるため、立体視の容易な立体画像を生成することができる。
また、例えば人物の撮影を行う場合等、撮影視野が縦長になるようにした、いわゆる縦撮影を行いたい場合に、図9に示す状態で、複眼カメラ1のカメラ本体20を例えば反時計回りに90度回転させて被写体を撮影すれば、カメラ本体20が90度回転した状態では、図11に示すように、撮像部1A,1Bがそれぞれ水平方向に離れて並んで配置され、かつ撮像素子1c,1dが長手方向を垂直にした縦長に配置されるので、撮像部1A,1Bによってそれぞれ撮影された視差画像は、視差の方向が水平方向となることにより立体画像が生成可能になり、さらに視差画像は撮影視野が縦長の状態で撮影された画像となるため撮像素子の利用効率を向上させることができる。
また撮像部1A,1Bは、カメラ本体20上においてユーザが保持する可能性が低い正面側に設けられているので、ユーザはカメラ本体20をしっかりと保持することができる。
また撮像部1A,1Bによって撮影された縦長の視差画像を液晶モニタ22に表示させたときに、液晶モニタ22もカメラ本体20の回転とともに90度回転しているので、図10および図11に示す複眼カメラ1の縦位置では、液晶モニタ22も縦長に位置していることになる。したがって、液晶モニタ22の画面をそのまま利用して撮影画面を確認することができるので利便性がよい。
なお、第1の実施形態による複眼カメラ1では、自転機構による自転時に撮像素子1c,1dを含む撮像部1A,1B全体を自転させるものとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば鏡筒1a′、1b′をレンズ歯車3A,3Bの回転に影響されないように共通歯車8に固定させて、撮像素子1c,1dのみを自転させるようにしてもよい。
次いで、本発明の第2の実施形態による複眼カメラについて説明する。なお、第2の実施形態による複眼カメラにおいて、第1の実施形態による複眼カメラと同一の構成については、同一の参照番号を付与して説明を省略し、異なる箇所についてのみ詳細に説明する。図12は第2の実施形態による複眼カメラの正面斜視図、図13は第2の実施形態による複眼カメラの背面斜視図、図14は第2の実施形態による複眼カメラの内部機構を示す正面斜視図、図15は第2の実施形態による複眼カメラの内部機構を示す背面斜視図である。なお、第2の実施形態の複眼カメラ1′においては、便宜上、シャッタボタン21Aが配設されている側を上方とし、液晶モニタ22が配設されている面を背面として以下説明する。
本発明の第2の実施形態による複眼カメラ1′は、第1のカメラ本体20′の上面に撮影を指示する第1のシャッタボタン21Aが設けられ、側面に撮影を指示する第2のシャッタボタン21Bが設けられている。また、カメラ本体20′の正面には、撮像部1A,1Bが移動するためのガイド24A,24Bが形成され、カメラ本体20′に回転可能にされたカバー25′が設けられている。
また、図14および図15に示すように第2の実施形態による複眼カメラ1′は、カメラ本体20′を三脚に固定するための三脚プレート12を有する。三脚プレート12は、略T字形状を有する本体部12aと、本体部の下端を略90度正面側に折曲して設けられた取付部12bとからなる。
本体部12aのT字形状の水平方向に延びる部分には、水平方向に延びる2つのガイド溝13A,13Bが形成されている。また、本体部12aの垂直方向に延びる部分には、垂直方向に延びるガイド溝14が形成されている。ガイド溝13A,13Bには、基線長レバー4,5の背面側において、回転軸4e,5eと同軸に形成されたガイド4f,5fが係合しており、ガイド溝14には、共通歯車8の背面側において、その中心から下方に向かう半径上に形成されたガイド8a,8bが係合している。なお、ガイド4f,5fおよびガイド8a,8bには、それぞれガイド溝13A,13Bおよびガイド溝14から抜けないように、不図示の抜け止めが設けられている。
また、取付部12bには、三脚をネジ止めするためのネジ孔12cが形成されている。したがって、ネジ孔12cに三脚をネジ止めすることにより、複眼カメラ1′を三脚に固定することができる。
一方、共通歯車8には、ガイド4f,5fを背面側に突出させるために、共通歯車8と同心円状に形成されたガイド溝8c,8dが形成されている。
次いで、上記のように構成された第2の実施形態による複眼カメラ1′の第1の動作を説明する。図16および図17は第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第1の動作を説明するための図、図18,19は第2の実施形態による複眼カメラの第1の動作を説明するための外観図である。なお、ここでは、図14,15に示すように、撮像素子1c,1dが長手方向を水平にした横長の状態で、かつ撮像部1A,1Bが水平方向に離れて配置された状態を初期状態とする。この状態においてユーザが基線長変更ボタン23Bを右側に押すと、上記第1の実施形態の第1の動作と同様に、撮像素子1c,1dの長手方向を水平にした横長の状態を維持したまま、撮像部1A,1Bの基線長が変更される。
この際に、基線長レバー4,5の回転軸4f,5fは、共通歯車8のガイド溝8c,8dにガイドされて固定歯車2の軸Dに対して下方に移動する。これにより、回転軸4f,5fはガイド溝8c,8dにガイドされつつ、三脚プレート12をカメラ本体20′から突出させる方向に押すため、三脚プレート12はそのガイド溝14がガイド8a,8bに案内されて、撮像部1A,1Bの移動量と同量、カメラ本体20′から突出する方向へ移動する。
次いで、第2の実施形態による複眼カメラ1′の第2の動作を説明する。図20,21は第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第2の動作を説明するための図、図22は第2の実施形態による複眼カメラの第2の動作を説明するための外観図である。なお、ここでは、図16,17に示すように、撮像部1A,1Bの基線長を小さく変更した状態を初期状態とする。この状態においてユーザが回転ボタン23Cを押下すると、上記第1の実施形態による複眼カメラ1の第2の動作と同様に、撮像素子1c,1dは、長手方向を水平にした横長の状態を維持して、垂直方向に離れて配置される。なお、三脚プレート12は、共通歯車8、すなわち撮像部1A,1Bとともに、反時計回りに90度回転する。
次いで、第2の実施形態による複眼カメラ1′の第3の動作を説明する。図23,24は第2の実施形態による複眼カメラ1′の内部機構の第3の動作を説明するための図、図25は第2の実施形態による複眼カメラの第3の動作を説明するための外観図である。なお、ここでは、図20,21に示すように、撮像素子1c,1dが長手方向を水平にした横長の状態で、かつ撮像部1A,1Bが垂直方向に離れて配置された状態を初期状態とする。この状態においてユーザが基線長変更ボタン23Bを左側に押下すると、上記第1の実施形態による複眼カメラ1の第3の動作と同様に、撮像素子1c,1dの長手方向を水平にした横長の状態を維持したまま、撮像部1A,1Bの基線長を変更することができる。
この際、基線長レバー4,5の回転軸4f,5fは、共通歯車8のガイド溝8c,8dにガイドされて固定歯車2の軸Dに対して図23における左方に移動する。これにより、回転軸4f,5fはガイド溝8c,8dにガイドされつつ、三脚プレート12をカメラ本体20′内に退避させる方向に押すため、三脚プレート12はそのガイド溝14がガイド8a,8bに案内されて撮像部1A,1Bの移動量と同量、カメラ本体20′内へ退避する方向へ移動する。
ここで、第1の実施形態による複眼カメラ1により、撮像部1A,1Bの基線長を変更できるが、複眼カメラ1をマクロ撮影等のために三脚に固定して撮影を行った場合、撮像部1A,1Bの基線長を変更すると、撮像部1A,1Bの垂直方向における位置が変わることから、撮影時の構図が変わってしまう。
第2の実施形態による複眼カメラ1′においては、撮像部1A,1Bの基線長の変更による撮像部1A,1Bの垂直方向への移動量に応じて、複眼カメラ1′を三脚に取り付けるための三脚プレート12が、カメラ本体20′に対して突出および退避するように移動されることとなる。このため、三脚プレート12を三脚に固定した状態において、撮像部1A,1Bの基線長を小さくするように変更すると、撮像部1A,1Bは下方へ移動するが、三脚プレート12も併せて下方に移動するため、三脚に対してカメラ本体20′が上方へ移動し、結果として撮像部1A,1Bの垂直方向の位置は、基線長の変更の前後で変わらないこととなる。このため、基線長を変更しても、構図を変更することなく、撮影を行うことができる。
このように動作する複眼カメラ1′においては、三脚プレート12が固定部材を構成する。また、三脚プレート12のガイド溝13A,13B,14、基線長レバー4,5のガイド4f,5f、共通歯車8のガイド8a,8b、ガイド溝8c,8dが固定部材移動構として機能する。
第1の実施形態による複眼カメラの正面斜視図 第1の実施形態による複眼カメラの背面斜視図 第1の実施形態による複眼カメラの内部機構を示す斜視図 第1の実施形態による複眼カメラの内部構成を示す図3のI−I線断面図 基線長レバーの構成を示す正面斜視図(その1) 基線長レバーの構成を示す正面斜視図(その2) 段ギアと基線長レバーのギア部との噛み合いの状態を示す断面図 第1の実施形態による複眼カメラの内部機構の第1の動作を説明するための図(その1) 第1の実施形態による複眼カメラの内部機構の第1の動作を説明するための図(その2) 第1の実施形態による複眼カメラの内部機構の第2の動作を説明するための図 第1の実施形態による複眼カメラの内部機構の第3の動作を説明するための図 第2の実施形態による複眼カメラの正面斜視図 第2の実施形態による複眼カメラの背面斜視図 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構を示す正面斜視図 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構を示す背面斜視図 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第1の動作を説明するための図(正面側) 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第1の動作を説明するための図(背面側) 第2の実施形態による複眼カメラの第1の動作を説明するための外観図(その1) 第2の実施形態による複眼カメラの第1の動作を説明するための外観図(その2) 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第2の動作を説明するための図(正面側) 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第2の動作を説明するための図(背面側) 第2の実施形態による複眼カメラの第2の動作を説明するための外観図 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第3の動作を説明するための図(正面側) 第2の実施形態による複眼カメラの内部機構の第3の動作を説明するための図(背面側) 第2の実施形態による複眼カメラの第3の動作を説明するための外観図
符号の説明
1,1′ 複眼カメラ
1A,1B 撮像部
1a,1b 撮影レンズ(撮像光学系)
1c,1d 撮像素子
2 固定歯車
3A,3B レンズ歯車
4,5 基線長レバー
6 モータ
7 段ギア
8 共通歯車
9 モータ
10 ギア
11A,11B アイドルギア
12 三脚プレート
20,20′ カメラ本体
21,21A,21B シャッタボタン
22 液晶モニタ(表示手段)
23A ズームボタン
23B 基線長変更ボタン
23C,23D 回転ボタン
23E 操作ボタン

Claims (5)

  1. カメラ本体に設けられた、撮像光学系および横長の撮像素子をそれぞれ有し、水平方向に離れた異なる視点から被写体を撮像する2つの撮像部と、
    該2つの撮像部を、共通の軸を中心としてそれぞれ逆方向に同一角度公転させることにより、前記2つの撮像部の基線長を変更する基線長変更機構と、
    前記2つの撮像部を、前記共通の軸を中心として同一方向に同時に略90度公転させる公転機構と、
    前記基線長変更機構による前記逆方向の公転に応じて、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を、各々の前記撮像光学系の光軸を中心として、前記撮像素子の長手方向を維持しつつそれぞれ逆方向に自転させ、前記公転機構による前記同一方向の公転に応じて、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を、各々の前記撮像光学系の光軸を中心としてそれぞれ略90度自転させる自転機構とを備えてなることを特徴とする複眼カメラ。
  2. 前記カメラ本体を撮影台に固定するための固定部材と、
    前記基線長変更機構による前記逆方向の公転角度に応じて、前記2つの撮像部間の垂直2等分の方向に、前記固定部材を前記カメラ本体から突出および退避させるよう移動する固定部材移動機構とをさらに備え、
    前記公転機構は、前記2つの撮像部とともに前記固定部材を略90度公転させることを特徴とする請求項1記載の複眼カメラ。
  3. 前記カメラ本体の背面に、前記撮像部により撮像された画像を表示する横長の表示手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の複眼カメラ。
  4. カメラ本体に設けられた、撮像光学系および横長の撮像素子をそれぞれ有し、水平方向に離れた異なる視点から被写体を撮像する2つの撮像部と、
    該2つの撮像部を、共通の軸を中心としてそれぞれ逆方向に同一角度公転させることにより、前記2つの撮像部の基線長を変更する基線長変更機構と、
    前記2つの撮像部を、前記共通の軸を中心として同一方向に同時に略90度公転させる公転機構と、
    前記基線長変更機構による前記逆方向の公転に応じて、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を、各々の前記撮像光学系の光軸を中心として、前記撮像素子の長手方向を維持しつつそれぞれ逆方向に自転させ、前記公転機構による前記同一方向の公転に応じて、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を、各々の前記撮像光学系の光軸を中心としてそれぞれ略90度自転させる自転機構とを備えてなることを特徴とする複眼カメラを使用する撮影方法であって、
    前記2つの撮像部を前記基線長変更機構により前記逆方向に公転させるとともに、前記撮像部の少なくとも前記撮像素子を前記自転機構により自転させた後に撮影することを特徴とする撮影方法。
  5. 前記2つの撮像部を前記公転機構により略90度前記公転させるとともに、前記2つの撮像部の少なくとも前記撮像素子を前記自転機構により略90度前記自転させた後に撮影することを特徴とする請求項4記載の撮影方法。
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