JP2009207607A - 医用画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置決め画像上で3次元の関心領域を設定する場合に、操作性と視認性とを両立させることを目的とする。
【解決手段】3次元の撮像関心領域を、2次元面の位置決め画像上に表示するとき、オペレータが関心領域を操作している間と、それ以外で、位置決め画像上の関心領域の表示形態を変える。関心領域を操作している間は、関心領域を把握しつつ操作しやすい表示を、それ以外は、交面の有無を明確にしつつ、関心領域については必要な情報のみ把握可能な表示とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、医用画像撮影装置において、撮影対象とする関心領域を表示する技術に関する。
医用画像撮影装置、例えば、被検体中の水素や燐等からの核磁気共鳴(以下、「NMR」という)信号を計測し、核の密度分布や緩和時間分布等を画像化する核磁気共鳴イメージング(以下、「MRI」という)装置では、一般に、その画像化する領域(撮影対象とする領域)(関心領域(ROI))は、オペレータの入力に従って設定される。オペレータが入力した関心領域は、患部を含む位置決め用画像上に表示される(例えば、非特許文献1、特許文献1参照。)。図13(a)は、オペレータが関心領域を設定する様子を説明するための図である。本図に示すように、オペレータは、位置決め画像102上で、患部103を囲むように関心領域101を入力し、設定する。
3次元撮影の場合、関心領域101は、縦、横および厚さを持つ、直方体として設定される。そして、オペレータが入力した関心領域101と、位置決め画像102とが交わる時、すなわち、患部103がオペレータが指定した関心領域101に含まれる場合、図13(b)に示すように、位置決め画像102上には、関心領域101を示す直方体と両者の交面104とが表示され、オペレータに両者の空間的な関係が示される。一方、交わらない場合、図13(c)に示すように、関心領域101を示す直方体のみが表示される。
Radiology, Vol 172, 541−548, 1989 Noninvasive differentiation of tumors with use of localized H−1 MR spectroscopy in vivo: initial experience in patients with cerebral tumors H Bruhn, J Frahmら 特開2001−187038号公報
上記の表示法では、関心領域101が必ず表示されるため、関心領域101と位置決め画像102とが交わらない場合(交面104がない場合、すなわち、患部103が関心領域101外となっている場合)であっても、気づきにくい。
これに対し、交面103の存在を明確にするために、図13(d)に示すように、位置決め画像102上に、交面104のみ表示し、関心領域101を表示しない手法もある。しかし、この場合、両者が交わらない(交面104がない)と、図13(e)に示すように、位置決め画像102のみが表示されることになり、オペレータが関心領域101を把握しづらい。従って、患部103を関心領域101内に含めるような調整操作がしづらい。
上述のように、従来の手法では、3次元の関心領域を2次元面の位置決め画像上に表示するとき、位置決め画像上で、交面が存在するかどうかを把握しづらい。一方、交面のみを表示したときは、関心領域の空間的な位置が分かりにくい。また、交面が存在しない場合は、オペレータが関心領域の位置を把握することや、患部への領域指定が困難となる。
MRIの中でも、特に、代謝物質の濃度分布をスペクトルにより視覚的に捉える磁気共鳴スペクトロスコピー(MRS:Magnetic Resonance Spectroscopy)は、計測対象の領域が狭く、設定する関心領域101は小さくなり、上記従来手法では正確な設定が難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、位置決め画像上で3次元の関心領域を設定する場合に、操作性と視認性とを両立させ、設定の容易性と精度を向上させることを目的とする。
本発明は、オペレータが関心領域を操作している間と、それ以外で、位置決め画像上の関心領域の表示形態を変える。関心領域を操作している間は、関心領域を把握しつつ操作しやすい表示を、それ以外は、交面の有無を明確にしつつ、関心領域については必要な情報のみ把握可能な表示とする。
具体的には、被検体の所定の領域を撮影して画像化する医用画像撮影装置であって、前記撮影した画像を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されている画像に対する操作の指示をオペレータから受け付ける入力装置と、位置決め画像として予め取得した被検体の断面画像上に、撮影対象領域を特定する関心領域を重畳して前記表示装置に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、オペレータによる前記操作の状態を判別する操作状態判別手段を備え、前記断面画像のスライス面と予めオペレータから入力された前記関心領域とに交面がある場合、当該交面も前記断面画像上に重畳して表示するとともに、前記操作状態判別手段による判別結果に基づいて、前記表示装置に表示する前記関心領域の表示態様を変更することを特徴とする医用画像撮影装置を提供する。
本発明によれば、位置決め画像上で3次元の関心領域を設定する場合に、操作性と視認性とを両立させ、設定の容易性と精度を向上させることができる。
以下、本発明を適用する実施形態について図面を参照し説明する。なお、発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
まず、本実施形態のMRI装置の一例の全体概要を説明する。図1は、本実施形態のMRI装置の全体構成を示すブロック図である。MRI装置100は、NMR現象を利用して被検体の断層画像を得るもので、静磁場発生系2と、傾斜磁場発生系3と、送信系5と、受信系6と、信号処理系7と、シーケンサ4と、中央処理装置(CPU)8とを備える。
静磁場発生系2は、垂直磁場方式であれば、被検体1の周りの空間にその体軸と直交する方向に、水平磁場方式であれば、体軸方向に、均一な静磁場を発生させるもので、被検体1の周りに永久磁石方式、常電導方式あるいは超電導方式の静磁場発生源が配置されている。
傾斜磁場発生系3は、MRI装置100の座標系(静止座標系)において、X、Y、Zの3軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル9と、それぞれの傾斜磁場コイルを駆動する傾斜磁場電源10とを備え、後述のシ−ケンサ4からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電源10を駆動することにより、X、Y、Zの3軸方向に傾斜磁場Gx,Gy,Gzを被検体1に印加する。一般には、X、Y、Zのいずれかの1方向にスライス方向傾斜磁場パルス(Gs)を印加して被検体1に対するスライス面(撮影断面)を設定し、残り2つの方向に位相エンコード方向傾斜磁場パルス(Gp)と周波数エンコード方向傾斜磁場パルス(Gf)とを印加して、エコー信号にそれぞれの方向の位置情報をエンコードする。
送信系5は、被検体1の生体組織を構成する原子の原子核スピンに核磁気共鳴を起こさせるために高周波磁場パルス(以下、「RFパルス」という。)を印加するもので、高周波発振器11と変調器12と高周波増幅器13と送信側の高周波コイル(送信コイル)14aとを備える。高周波発振器11から出力された高周波パルスをシーケンサ4からの指令によるタイミングで変調器12により振幅変調し、この振幅変調された高周波パルスを高周波増幅器13で増幅した後に被検体1に近接して配置された送信コイル14aに供給することにより、電磁波(RFパルス)が被検体1に印加される。
受信系6は、被検体1の生体組織を構成する原子核スピンの核磁気共鳴により放出されるNMR信号(エコー信号)を検出するもので、受信側の高周波コイル(受信コイル)14bと信号増幅器15と直交位相検波器16と、A/D変換器17とを備える。送信コイル14aから印加された電磁波によって誘起される被検体1の応答の電磁波(NMR信号)が被検体1に近接して配置された受信コイル14bで検出される。検出されたNMR信号は、信号増幅器15で増幅された後、シーケンサ4からの指令によるタイミングで直交位相検波器16により直交する二系統の信号に分割され、それぞれがA/D変換器17でディジタル量に変換されて、信号処理系7に送られる。
シーケンサ4は、RFパルスと傾斜磁場パルスとを所定のパルスシーケンスに従って印加するよう制御する。CPU8の制御で動作し、被検体1の断層画像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系5、傾斜磁場発生系3、および受信系6に送る。なお、パルスシーケンスは、RFパルス、傾斜磁場パルス等のon/offのタイミング、振幅等の組み合わせのタイムチャートであり、撮影の目的に従って予め作成され、プログラムとしてメモリ(不図示)等に格納される。CPU8は、パルスシーケンスに従ってシーケンサ4を制御する。
信号処理系7は、各種データ処理と処理結果の表示及び保存等を行うもので、CPU8と、ROM、RAM等の記憶装置18と、光ディスク、磁気ディスク等の外部記憶装置19と、表示装置20とにより構成される。受信系6からのデータがCPU8に入力されると、CPU8が信号処理、画像再構成等の処理を実行し、その結果である被検体1の断層画像を表示装置20に表示すると共に、外部記憶装置19に記録する。
操作部25は、MRI装置100自体の各種制御情報および信号処理系7で行う処理の各種制御情報の入力を受け付けるもので、トラックボール又はマウス23、および、キーボード24を備える。操作部25は表示装置20に近接して配置され、オペレータは、表示装置20を見ながら操作部25を介してインタラクティブにMRI装置100の各種処理に必要な情報を入力する。
本実施形態では、入力する情報には、撮影対象とする領域である関心領域がある。オペレータは、表示装置20に表示された位置決め画像を見ながら、操作部25を介して3次元の直方体形状を有する関心領域を入力し、設定する。設定された関心領域の情報は、CPU8に渡される。CPU8は、受け取った情報に従って傾斜磁場の印加条件を設定し、予め設定されたパルスシーケンスに従って、関心領域の撮像を行う。
なお、図1において、送信コイル14aと傾斜磁場コイル9とは、被検体1が挿入される静磁場発生系2の静磁場空間内に、垂直磁場方式であれば被検体1に対向して、水平磁場方式であれば被検体1を取り囲むようにして設置される。また、受信コイル14bは、被検体1に対向して、或いは被検体1を取り囲むように設置される。
現在MRI装置の撮像対象核種は、臨床で普及しているものとしては、被検体の主たる構成物質である水素原子核(プロトン)である。MRI装置では、プロトン密度の空間分布や、励起状態の緩和時間の空間分布に関する情報を画像化することで、人体頭部、腹部、四肢等の形態または、機能を2次元もしくは3次元的に撮像する。
本実施形態では、上述のように、オペレータが位置決め画像が表示されている表示装置20上で直方体形状の関心領域の設定を行う。この際、オペレータの操作状況に応じて関心領域の表示態様を変更する。オペレータが位置決め画像上で、関心領域自体に対し、回転、移動等の操作している場合、関心領域を、当該領域の外枠の形状、すなわち、直方体として表示する。それ以外の場合は、関心領域を、関心領域の各片の向きを示すベクトル線のみで当該関心領域の中心に表示する。いずれの場合も、位置決め画像と関心領域とに交面がある場合は、交面も表示させる。
本実施形態のMRI装置100は、表示装置20に表示された位置決め画像上にオペレータの操作状況に応じた関心領域を表示するため、表示制御部110をさらに備える。図2は、本実施形態の表示制御部110の構成図である。本図に示すように、本実施形態の表示制御部110は、CPU0801とメモリ0802と入力インタフェース0809とを備える。CPU0801がメモリ0802内に格納されているプログラムを実行することにより表示制御部110は、操作状況判別部111と、表示画面データ生成部112と、指示受付部113と、表示処理部114、とを実現する。また、メモリ0802内には、表示制御部110が実現する表示装置20に表示させる画面データを生成するための必要な各種のデータである、位置決め画像面データ1100、関心領域データ1200、交面データ1300、ベクトル線データ1400が保持される。各データの詳細は後述する。
なお、表示制御部のCPU0801とメモリ0802と入力インタフェース0809は、それぞれ、MRI装置100のCPU8、記憶装置18、表示装置20、操作部25が兼用してもよい。また、表示制御部110は、MRI装置100とデータの送受信が可能な独立した情報処理装置上に構築されてもよい。以下、本実施形態では、MRI装置100のCPU8、記憶装置18、表示装置20、操作部25が兼用する場合を例にあげて説明する。
操作状況判別部111は、オペレータの操作状況を判別する。本実施形態では、操作状況は、操作部25を介して指示され、表示装置20上に表示されるカーソルと関心領域との位置を基に判断される。カーソルが関心領域上にある場合、オペレータが関心領域を操作中(操作時)と判別する。カーソルが関心領域外にある場合、オペレータは関心領域の操作中ではない(非操作時)と判別する。判別結果は、表示画面データ生成部112に通知される。なお、判別処理は所定の時間間隔で行われる。判別処理を行う毎にその判別結果を表示画面データ生成部112に通知するよう構成してもよいし、判別結果に変更があった場合(操作時から非操作時へ、または、その逆)、表示画面データ生成部112に通知するよう構成してもよい。
表示画面データ生成部112は、記憶装置18内のデータを用いて表示装置20に表示される位置決め画像上に重畳表示する画面データを生成する。生成される画面データは、操作状況判別部111が操作時と判別した場合に表示する操作時画面のデータである操作時画面データと、非操作時と判別した場合に表示する非操作時画面のデータである非操作時画面データとの2種である。表示画面データ生成部112は、操作状況判別部111からの通知に応じて、いずれかの画面データを生成し、表示処理部114に送信する。
指示受付部113は、操作部25に接続され、操作部25を介してオペレータからの指示を受け付ける。表示処理部114は、表示装置20に接続され、表示画面データ生成部112から受け取った画面データから表示装置20に表示するための表示信号を生成し、表示装置20に出力する。
次に、表示画面データ生成部112が生成する画面データにより表示され表示画面について説明する。関心領域操作時は、関心領域の形状が明確になるように関心領域の外枠を描画表示する。図3は、関心領域操作時の表示形態を説明するための図である。図3(a)は、交面がある場合、図3(b)は交面がない場合の表示形態である。関心領域操作時に表示される操作時表示画面600として、位置決め画像603上に関心領域の外枠601と交面602とを表示する。交面602がない場合は、関心領域の外枠601のみを位置決め画像603上に表示する。
一方、関心領域非操作時は、関心領域の向きを示すベクトル線を描画表示する。図4は、関心領域非操作時の表示形態を説明するための図である。図4(a)は、交面がある場合、図4(b)は交面がない場合の表示形態である。関心領域非操作時はに表示される関心領域非操作時画面700として、位置決め画像603上に関心領域の向きを示すベクトル線604と交面602とを表示する。交面602がない場合は、位置決め画像603上にベクトル線604のみが表示される。
次に、記憶装置18内に記録される、表示画面データ生成部112が上記表示画面データを生成する基となるデータについて説明する。本実施形態では、上述のように、位置決め画像面データ1100と、関心領域データ1200と、交面データ1300と、ベクトル線データ1400とが記憶装置18内に記録される。
位置決め画像面データ1100は、予めMRI装置100で撮影された位置決め画像のスライス面の位置、サイズ、傾斜方向を特定するデータであり、MRI装置100において位置決め画像を撮影する際、撮影面を特定するパラメータとして入力される。関心領域データ1200は、本撮影で撮影対象とする領域を特定する情報であり、オペレータから入力される。本実施形態では、上述のように3次元の直方体を特定するデータである。交面データ1300は、位置決め画像のスライス面と、関心領域との交面を特定するデータであり、位置決め画像データ1100および関心領域データ1200とから、表示画面データ生成部112により算出される。また、ベクトル線データ1400は、関心領域の重心を始点とする、関心領域の各辺の方向を示す3つの単位ベクトルのデータであり、関心領域データ1200から表示画面データ生成部112により算出される。
まず、位置決め画像面データ1100について説明する。図5は、位置決め画像面データ1100を説明するための図である。位置決め画像面データ1100は、四辺形(2次元)の画像データである。本図に示すように、四辺形の1の角の位置を示す位置Posimg(1103)と、Posimg(1103)をとおる2辺の向きを示す単位ベクトルRowimg(1101)、Colimg(1102)と、単位ベクトルRowimg(1101)の長さFOVRimg(1104)と、単位ベクトルColimg(1102)の長さFOVCimg(1105)と、が位置決め画像データ1100として記憶装置18に記録される。
図6は、関心領域データ1200を説明するための図である。オペレータは、位置決め画像の、アキシャル、サジタル、コロナルの3断面それぞれの画像上から、または、座標を数値入力することにより、関心領域を特定するデータを入力する。表示画面データ生成部112は、指示受付部113を介して受け取ったデータを、直方体の重心の位置を示すPosInt(1204)と、互いに直交する3辺の向きを示す単位ベクトルRowInt(1201)、ColInt(1202)、および、RowIntとColIntとの外積NInt(1203)と、各辺の長さFOV1Int(1205)、FOV2Int(1206)、FOV3Int(1207)とに変換し、関心領域データ1100として記憶装置18に記録する。なお、関心領域データ1200は、操作部25を介して関心領域への移動や回転等の操作が行われる毎に更新される。
図7は本実施形態の交面データ1300を説明するための図である。表示画面データ生成部112は、例えば、位置決め画像データ1100および関心領域データ1200とから、4つの交点(1301、1302、1303、1304)を算出し、その中の1点の位置Poscrs(例えば、1301)と、Poscrs(1301)を通る2辺の向きを示す単位ベクトルRowcrs(1305)、Colcrs(1306)と、Rowcrs(1305)の長さFOVRcrs(1307)と、Colcrs(1306)の長さFOVCcrs(1308)と、を交面データ1300として記録する。なお、交面は、位置決め画像上にあるため、Rowcrs(1305)、Colcrs(1306)とは、それぞれ、Rowimg(1101)、Colimg(1102)と同方向かまたは逆方向となる。表示画面データ生成部112は、関心領域データ1200が更新される毎に、交面データ1300を算出し更新する。
図8は、本実施形態のベクトル線データ1400を説明するための図である。本図に示すように、関心領域の重心の位置を示すPosvct(1404)と、各辺の向きを示す単位ベクトルRowvct(1401)、Colvct(1402)、および、Nvct(1403)とが記憶装置18に記録される。なお、Rowvct(1401)、Colvct(1402)、および、Nvct(1403)は、それぞれ、RowInt(1201)、ColInt(1202)、および、NInt(1203)と等しい。表示画面データ生成部112は、関心領域データ1200が更新される毎に、ベクトル線データ1400を算出し、更新する。
なお、記憶装置18に記録される各データは、撮影のための座標系(撮影座標系)に基づくものである。従って、所定の変換関数fで表示データ座標系の表示データに変換され、表示装置20に表示される。図9は、位置決め画像面データ1100が表示データ座標系に変換される様子を説明するための図である。位置決め画像面データ1100は、変換関数f(900)で、表示データ座標系の表示データ1109に変換され、表示される。
表示画面データ生成部112は、操作状況判別部111から操作時との指示を受け付けると、関心領域データ1200を変換関数fで変換し、外枠601と表示される表示用データを生成する。また、交面があれば、交面データ1300を変換関数fで変換し、交面602として表示される表示用データを生成する。これらのデータを受け取った表示処理部114は、予め表示されている位置決め画像603上に重畳して表示する。
一方、操作状況判別部111から非操作時との指示を受け付けると、表示画面データ生成部112は、ベクトル線データ1400を変換関数fで変換し、ベクトル線604として表示される表示用データを生成する。また、交面があれば、交面データ1300を変換関数fで変換し、交面702として表示される表示用データを生成する。これらのデータを受け取った表示処理部114は、予め表示されている位置決め画像703上に重畳して表示する。
次に、操作部25を介しての、関心領域への操作内容の反映について説明する。図10は、関心領域への操作時の関心領域データ1200の更新を説明するための図である。例えば、オペレータが表示装置20上で、操作部25を介して関心領域を移動または回転操作した場合、表示画面データ生成部112は、指示受付部113を介して受け取った操作部25の移動量d(1503)から表示用データ上の関心領域の変化量を算出する(1504)。ここでは、関数gを用い、変化量を算出する。そして、算出結果を反映した表示用データ上の関心領域(1505)を変換関数fの逆関数f−1(1506)で逆変換し、操作後の関心領域データ(1507)を得る。これを、関心領域データ1200を操作後の関心領域データ1507に更新し、交面データ1508およびベクトル線データ1509を算出し、それぞれ更新する。
以上説明したように、本実施形態によれば、位置決め画像上で3次元の関心領域を設定するにあたり、位置決め画像面と関心領域との交面がある場合に、その交面を表示することに加え、オペレータが関心領域を操作している間と、それ以外で、関心領域自体の表示態様を異なるものとする。すなわち、関心領域を操作時は、関心領域の外枠を表示する。一方、非操作時は、関心領域の位置と方向のみを示すベクトル線表示とする。
以上のように構成することにより、操作時は、関心領域の全体形状が把握しやすくなり、操作を続けやすい。また、非操作時は、関心領域については、その位置と方向とのみを示すベクトル表示であるため、交面の有無が明確に把握できる。しかも、関心領域について、概要を把握可能な程度の情報があるため、再度操作を開始しやすい。従って、本実施形態によれば、位置決め画像上で3次元の関心領域を設定するにあたり、視認性と操作性とがともに向上し、その操作は容易となり、設定の精度が高まる。
なお、上記実施形態では、表示装置20に表示された2次元の位置決め画像上に、3次元の関心領域を投影表示する場合を例に挙げて説明している。しかし、本実施形態はこれに限られない。図11および図12に、本実施形態の表示の形態の別の例を示す。
図11に示す例では、上下方向の位置決め画像1801(アキシャル像)、左右方向の位置決め画像1802(サジタル像)、前後方向の位置決め画像1803(コロナル像)をそれぞれ表示させ、操作時(図11(a))は、関心領域と、各位置決め画像との交面を方形1810で表示する。交面がある場合は、方形1810を塗りつぶし、操作時で交面がない場合は、関心領域を位置決め画像上に投影した場所に、方形1810の枠のみ表示する。そして、関心領域が当該位置決め画像に対して現在どの方向にあるかを示す情報1830、例えば、文字などを表示する。
非操作時(図11(b))で、交面がある場合は、交面1810と、交面の中心を示すマーク1820(図では十字)とを関心領域の中心に表示する。ただし、交面1810は、枠を表示しない。そして、非操作時で交面がない場合は、交面の中心を示すマーク1820と、関心領域が当該位置決め画像に対してどの方向に現在あるかを示す情報1830と、例えば、文字等を表示する。
図12に示す例では、上下方向に直行した断面1701(アキシャル像)、左右方向に直行した断面1702(サジタル像)、前後方向に直行した断面1703(コロナル像)をそれぞれ表示させる。これらの各面1701、1702、1703に、各位置決め画像との交線1721、1722、1723を表示する。そして、関心領域を各面1701、1702、1703に投影した方形1710でそれぞれ表示する。例えば、操作時に図11と図12とを併用することで、操作結果が多角的に表示されることとなり、各位置決め画像と関心領域との交わりの有無が把握しやすくなる。
また、上記実施形態においては、MRSで3次元の関心領域を設定する場合を例にあげて説明したが、本実施形態は、これに限られない。一般的な3次元撮影の撮影領域の設定にも適用可能である。また、画像を取得する装置としてMRI装置を用いる場合を例に挙げて説明したが、画像取得装置もこれに限られない。3次元の撮影領域を設定する医用画像取得装置全般に適用することができる。
本発明の実施形態のMRI装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の表示制御部の構成図である。 本発明の実施形態の関心領域操作時の表示形態を説明するための図である。 本発明の実施形態の関心領域非操作時の表示形態を説明するための図である。 本発明の実施形態の位置決め画像面データを説明するための図である。 本発明の実施形態の関心領域データを説明するための図である。 本発明の実施形態の交面データを説明するための図である。 本発明の実施形態のベクトル線データを説明するための図である。 本発明の実施形態の表示データ座標系への変換を説明するための図である。 本発明の実施形態の関心領域への操作時のデータ更新を説明するための図である。 本発明の実施形態の表示形態の他の例を説明するための図である。 本発明の実施形態の表示形態の他の例を説明するための図である。 従来の関心領域の設定時の画面を説明するための図である。
符号の説明
1:被検体、2:静磁場発生系、3:傾斜磁場発生系、4:シーケンサ、5:送信系、6:受信系、7:信号処理系、8:中央処理装置(CPU)、9:傾斜磁場コイル、10:傾斜磁場電源、11:高周波発信器、12:変調器、13:高周波増幅器、14a:高周波コイル(送信コイル)、14b:高周波コイル(受信コイル)、15:信号増幅器、16:直交位相検波器、17:A/D変換器、18:記憶装置、19:外部記憶装置、20:表示装置、23:トラックボール又はマウス、24:キーボード、25:操作部、100:MRI装置、101:関心領域、102:位置決め画像、103:患部、104:交面、110:表示制御部、111:操作状況判別部、112:表示画面データ生成部、113:指示受付部、114:表示処理部、600:操作時表示画面、601:外枠、602:交面、603:位置決め画像、604:ベクトル線、700:関心領域非操作時画面、801:CPU、802:メモリ、1100:位置決め画像データ、1109:表示データ、1200:関心領域データ、1300:交面データ、1400:ベクトル線データ、1701:アキシャル像、1702:サジタル像、1703:コロナル像、1710:交面、1720:マーク、1721:交線、1722:交線、1723:交線、1801:アキシャル像、1802:サジタル像、1803:コロナル像、1810:交面、1820:マーク、1830:方向を示す情報

Claims (4)

  1. 被検体の所定の領域を撮影して画像化する医用画像撮影装置であって、
    前記撮影した画像を表示する表示装置と、
    前記表示装置上に表示されている画像に対する操作の指示をオペレータから受け付ける入力装置と、
    位置決め画像として予め取得した被検体の断面画像上に、撮影対象領域を特定する関心領域を重畳して前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    オペレータによる前記操作の状態を判別する操作状態判別手段を備え、
    前記断面画像のスライス面と予めオペレータから入力された前記関心領域とに交面がある場合、当該交面も前記断面画像上に重畳して表示するとともに、前記操作状態判別手段による判別結果に基づいて、前記表示装置に表示する前記関心領域の表示態様を変更すること
    を特徴とする医用画像撮影装置。
  2. 請求項1記載の医用画像撮影装置であって、
    前記操作状態判別手段は、前記操作の状態を、オペレータが前記関心領域を操作している操作時状態と当該操作時以外の非操作時状態とのいずれであるか判別し、
    前記表示制御手段は、
    前記操作状態判別手段が操作時と判別した場合、前記関心領域の形状を前記断面画像上に重畳して表示し、非操作時状態と判別した場合、前記関心領域の向きと位置とを示す情報を前記断面画像上に重畳して表示すること
    を特徴とする医用画像撮影装置。
  3. 請求項1または2記載の医用画像撮影装置であって、
    当該医用画像撮影装置は、磁気共鳴イメージング装置であること
    を特徴とする医用画像撮影装置。
  4. 請求項3記載の医用画像撮影装置であって、
    前記関心領域は、MRS(Magnetic Resonance Spectroscopy)の計測領域であり、
    前記磁気共鳴イメージング装置は、前記磁気共鳴現象を利用して、当該関心領域における代謝物質ごとの濃度分布を示すスペクトルデータを生成すること
    を特徴とする医用画像撮影装置。
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