JP2009201825A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルターに捕捉された塵を落とし易いとともに、この塵と集塵部内の塵に対する消臭ができ、かつ、消臭に伴う騒音と電力消費を低減できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】一次フィルター15を通過した塵をろ過により空気と分離するフィルター18用の電動式の塵落し装置33、排気循環路、消臭装置31、制御装置35、を備える。フィルター18を通って排気を吸引しないように排気を導く排気循環路で、電動送風機11の排気出口11bから排出される排気を導いて、フィルター18から落とされる塵を集塵室16に移動させる。消臭装置31により塵の臭いを分解するオゾンを、出口11bからフィルター18に至る排気通路部1bを通る排気に与える。制御装置35によって、排気が循環されている途中において、塵落し装置33の運転を停止させ、この時点以降も電動送風機11及び消臭装置31の運転を継続させることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気と塵をろ過により分離するフィルターに捕捉された塵を、電動式の塵落し手段、及び塵の臭いを分解して消臭する消臭手段を備えた電気掃除機に関する。
従来、掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に、空気と塵をろ過により分離するフィルターに捕捉された塵を、電動式の除塵手段によって落すとともに、落された塵をフィルターの上流側に設けられている集塵部に機械的手段で移動させるようにした電気掃除機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1の電気掃除機が備える除塵手段は、フィルターに捕捉された塵を物理的に落すものである。具体的には、プリーツフィルターからなるフィルターが回転可能に設けられていて、このフィルターを電動モータで回転させることにより、フィルターのプリーツの回転軌跡と交差して設けられている除塵部材で、プリーツを弾くことによって、塵落しをするようになっている。
又、従来、互いに接続されたフレキシブルホース、ホース本体、接続口接続部により形成された循環手段の両端を、掃除機本体の接続口と吸込口とに接続して、電動送風機から出る50℃〜60℃の排気空気をフィルターに臨んでいる集塵室に循環させるとともに、この循環する排気空気に、吸込口を有する吸込通気路に配設された負イオン発生電極により負イオンを送り込むようにした電気掃除機が知られている(例えば、特許文献2参照。)。更に、この特許文献2では有害微生物の殺菌効果としてはオゾンを用いる方が優れていると言及している。
この特許文献2では負イオンと循環する加熱空気との相乗効果により集塵室内の塵埃中の有害微生物を殺除するようになっている。
特開2007-14624号公報(段落0009-0056、図1−図10) 特開平7-327873号公報(段落0017、0021-0025、図1−図3)
特許文献1は、フィルターに捕捉された塵を、除塵手段で落とすとともに集塵部に移動させる電気掃除機について開示しているが、塵を原因とする臭いを除去することについては言及していない。フィルターに捕捉された塵の臭いを消臭できるようにすることは、電気掃除機の付加価値を高める上で好ましい。
特許文献2に記載されたオゾンを用いることで、殺菌とともに消臭もできることは一般的に知られている。このオゾンによる消臭は、悪臭を物理的に吸着して消臭効果を得るのではなく、悪臭を分解して消臭効果を得るものである。
そのため、特許文献2での排気循環の技術とオゾンによる消臭技術を引用文献1の電気掃除機に適用すれば、付加価値を高めることが可能である。しかし、こうした組み合わせを有した電気掃除機を実現するに際しては、種々の解決すべき課題が考えられる。
すなわち、本発明者の研究により以下の点が見出された。
具体的には、塵に対する消臭をするには、その効率化を図ることが好ましい。
又、特許文献2の消臭技術では、循環される排気が、通常の掃除のときと同じくフィルターを通過するに伴い、塵がフィルターに吸付けられてしまう。このため、特許文献2の消臭技術引用文献1の電気掃除機に適用しても、排気循環が行われている間に塵落し手段が動作する構成では、フィルターからの塵落しがし難い。
更に、フィルターの塵を落すから塵に対する塵落しフィルターに捕捉された塵を落す電動式の除塵手段は、掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に運転されるので、その運転時間は短くて良い。これに対して、消臭はフィルターに捕捉された塵だけではなく集塵部内の塵に対しても施すことが好ましいので、この消臭に要する時間は、前記塵落し手段の運転時間よりも長めに必要である。このため、消臭が終わるまで除塵手段が運転されること、及び電動送風機が高回転を継続することは、電力消費が増える点で好ましくないだけではなく、除塵手段によってフィルターに物理的な力が与えられて例えばプリーツが弾かれる度に発生する大きな騒音や、高回転に伴う電動送風機の騒音が、消臭が終わるまで継続するので好ましくない。
本発明の目的は、フィルターに捕捉された塵を落とし易いとともに、この塵と集塵部内の塵に対する消臭ができる、かつ、消臭に伴う騒音と電力消費を低減できる電気掃除機を提供することにある。
本発明は、塵分離手段を通過した塵をろ過により空気と分離するフィルター用の電動式の塵落し手段、排気循環路、消臭手段、制御手段、を備える。そして、排気循環路で、電動送風機の排気出口から排出される排気を導いて、フィルターから落とされる塵を塵分離手段及び塵が収容される集塵部に移動させるとともに、消臭手段により電気的に生成されて塵の臭いを分解する消臭成分を、排気循環路中の排気出口からフィルターに至る排気通路部を通る排気に与え、かつ、制御手段のフィルター清掃モードによって、消臭手段、電動送風機、及び塵落し手段の運転が制御されて排気が循環されている途中において塵落し手段の運転を停止させるとともに、この時点以降も電動送風機及び消臭手段の運転を継続させるようにしたことを特徴としている。
本発明では、フィルター清掃モードの実行による電動送風機の運転に伴い循環される排気が形成された場合、フィルターに塵を吸付けないように排気が循環されるので、排気循環がされている最中に動作される塵落し手段により、塵分離手段の下流側に設けられたフィルターに捕捉されている塵を容易に落すことができる。
又、本発明では、塵落しによりフィルターから落とされた塵が循環する排気に乗って集塵部に移動されるとともに、消臭手段で生成された消臭成分が集塵部に移動される排気に与えられるので、フィルターから落とされて集塵部に移動される塵と消臭成分との接触の機会が高められて、効率よく塵の臭いを分解して消臭できる。更に、本発明では、塵落し手段の運転停止後も、排気が循環されるとともに消臭手段の運転が継続するので、排気に乗って集塵部に到達する消臭成分により、集塵部内に溜められた塵の臭いも分解して消臭できる。
これとともに、本発明では、消臭手段の運転が停止される以前に塵落し手段の運転が停止される。このため、消臭手段の運転が停止されるまで継続して塵落し手段が運転される場合に比較し、塵落しの騒音が継続する時間が短くなり、消臭に伴う騒音を低減できるとともに電力消費も低減できる。
本発明の電気掃除機によれば、フィルターに捕捉された塵を落とし易いとともに、この塵と集塵部内の塵に対する消臭ができ、かつ、消臭に伴う騒音と電力消費を低減できる、という効果がある。
図1〜図3を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1中符号1は例えばキャニスタ型の電気掃除機Aが備える掃除機本体を示している。この掃除機本体1の前部は本体吸塵口(図示しない)を有しており、この本体吸塵口には、同じく図示しない吸込み風路体が接続される。吸込み風路体は、吸塵口に接続される可撓性の吸塵ホースと、このホースの先端に着脱可能に接続される延長管と、この延長管の先端又はホースの先端のいずれかを選択してそこに着脱可能に接続される吸込み口体とを有している。掃除機本体1の後部には排気部2が設けられている。この排気部2は後述する電動送風機11から流出する空気(排気)が通過可能である。
掃除機本体1はその後部側に第1の仕切り3によって仕切られた送風機室1aを有している。送風機室1aは排気部2に連通している。第1の仕切り3は、前向きに突出する吸気筒部3aを有し、この吸気筒部3aに吸気口4が形成されている。第1の仕切り3は通気部3bを有している。
吸気筒部3aの前端開口を閉じるようにして第2の仕切り5が第1の仕切り3に組み合わされている。これら第1の仕切り3と第2の仕切り5とによって、これらの間に吸気室6が形成されている。吸気室6は吸気口4を通して吸気筒部3a内に連通している。
掃除機本体1内には、後述する電動送風機11の吸込み側に位置して第3の仕切り7と第4の仕切り8が設けられている。第4の仕切り8は第1の仕切り3及び第2の仕切り5よりも前側(上流側)に配設され、第3の仕切り7は第4の仕切り8よりも前側(上流側)で図示しない前記本体吸塵口の真後ろに配設されている。
掃除機本体1の送風機室1aに電動送風機11が内蔵されている。電動送風機11は、その吸込み口11aを前側(上流側)に向けて第1の仕切り3等に支持されている。吸込み口11aは吸気筒部3a内に位置されている。電動送風機11は、その後部に排気出口11bを有している。
掃除機本体1に臨んで塵分離手段例えば一次フィルター15が設けられている。一次フィルター15は、含塵空気中の塵を例えばろ過して空気と分離するものであって、図示しない前記本体吸塵口の下流側、具体的には、第3の仕切り7と第4の仕切り8との間に配設されている。
掃除機本体1内に、集塵部例えば集塵室16と、第1の通気室17が設けられている。集塵室16は、一次フィルター15とその前側(上流側)に配設されている第3の仕切り7との間に形成されている。第1の通気室17は、一次フィルター15とその後側(下流側)に配設されている第4の仕切り8との間に形成されている。
集塵室16とその前側(上流側)の本体吸塵口との間を仕切った第3の仕切り7には、第1の電動式開閉手段例えば第1の電磁開閉弁13が取付けられている。第1の電磁開閉弁13は、オフ状態(非通電状態)では開弁状態を保持し、オン(通電状態)では閉弁状態を保持する。この第1の電磁開閉弁13が開弁されている場合に、集塵室16と本体吸塵口とが連通されるようになっている。
一次フィルター15を通過した細かな塵をろ過により空気と分離する二次フィルター18が設けられている。二次フィルター18は、最終フィルターとして機能するものであって、第4の仕切り8と第1の仕切り3及び第2の仕切り5と間に配設されている。この二次フィルター18は、例えばプリーツフィルターからなり、そのメッシュは一次フィルター15のメッシュより小さい。二次フィルター18のプリーツ(襞)は上下方向に延びている。
掃除機本体1内に、第2の通気室19と第3の通気室20が設けられている。第1の通気室17の下流側に設けられる第2の通気室19は、二次フィルター18とその前側(上流側)に配設されている第4の仕切り8との間に形成されている。第2の通気室19の下流側に設けられる第3の通気室20は、二次フィルター18とその後側(下流側)に配設されている第2の仕切り5との間に形成されている。
第1の通気室17と第2の通気室19との間を仕切った第4の仕切り8には、第2の電動式開閉手段例えば第2の電磁開閉弁21が取付けられている。第2の電磁開閉弁21は、オフ状態(非通電状態)では開弁状態を保持し、オン(通電状態)では閉弁状態を保持する。この第2の電磁開閉弁21が開弁されている場合に、第1の通気室17と第2の通気室19とが連通されるようになっている。
二次フィルター18とその後側(下流側)に配設されている第2の仕切り5との間に、第3の通気室20が形成されている。第2の仕切り5は、第3の通気室20と吸気筒部3a内及び吸気室6とを仕切っている。この第2の仕切り5には第3の電動式開閉手段例えば第3の電磁開閉弁23が取付けられている。第3の電磁開閉弁23は、オフ状態(非通電状態)では開弁状態を保持し、オン(通電状態)では閉弁状態を保持する。この第3の電磁開閉弁23が開弁されている場合に、第3の通気室20と吸気筒部3a内とが連通されるようになっている。
掃除機本体1には第1の通気路25が設けられている。第1の通気路25の一端は集塵室16に接続され、第1の通気路25の他端は第2の通気室19に接続されている。したがって、第1の通気路25を介して集塵室16と第2の通気室19が連通されている。
第1の通気路25にはその例えば一端部に位置して第4の電動式開閉手段例えば第4の電磁開閉弁26が取付けられている。第4の電磁開閉弁26は、オフ状態(非通電状態)では閉弁状態を保持し、オン(通電状態)では開弁状態を保持する。この第4の電磁開閉弁26が開弁されている場合に、集塵室16と第2の通気室19とが連通されるようになっている。
二次フィルター18の上流側の面18aに臨んだ掃除機本体1内の第2の通気室19は、第1の仕切り3の通気部3bを通って前記送風機室1aに連通可能である。通気部3bには第5の電動式開閉手段例えば第5の電磁開閉弁27が取付けられている。第5の電磁開閉弁27は、オフ状態(非通電状態)では閉弁状態を保持し、オン(通電状態)では開弁状態を保持する。この第5の電磁開閉弁27が開弁されている場合に、送風機室1aと第2の通気室19とが連通されるようになっている。
掃除機本体1には第2の通気路28が設けられている。第2の通気路28の一端は第1の通気室17に接続され、第2の通気路28の他端は吸気室6に接続されている。したがって、第2の通気路28を介して第1の通気室17と吸気室6が連通されている。
第2の通気路28にはその例えば一端部に位置して第6の電動式開閉手段例えば第6の電磁開閉弁29が取付けられている。第6の電磁開閉弁29は、オフ状態(非通電状態)では閉弁状態を保持し、オン(通電状態)では開弁状態を保持する。この第6の電磁開閉弁29が開弁されている場合に、第1の通気室17と吸気室6とが連通されるようになっている。
前記送風機室1a、通気部3b、第2の通気室19、第1の通気路25、集塵室16、第1の通気室17、第2の通気路28、吸気室6、吸気口4、吸気筒部3a内は、この記載順に電動送風機11から排出された排気を導く排気循環路をなしている。この排気循環路は、電動送風機11の排気出口11bから二次フィルター18の上流側の面18aに排気を導く排気通路部1bを含んでいる。
排気通路部1bは、掃除機本体1内での前記排気循環路で導かれる排気の流れを基準として、二次フィルター18の上流側に設けられている。具体的には、掃除機本体1の壁と第1の仕切り3との間に排気通路部1bが設けられていて、その出口は通気部3bによって形成されている。
この排気通路部1bに消臭手段例えばオゾン発生器からなる消臭装置31が配設されている。この消臭装置31は、対をなした電極間に高電圧を掛けることによるプラズマ状態を生成して、消臭成分としてオゾンを発生するものであり、こうして電気的に生成されたオゾンを、排気通路部1bを通る排気中に放出するようになっている。
掃除機本体1の例えば第3の通気室20には塵落し手段をなす塵落し装置33が配設されている。この塵落し装置33は、図2に示す塵落しモータ33aを備え、この塵落しモータ33aを動力源として動作される加振要素(図示しない)を有している。加振要素は、塵落しモータ33aが運転されることに伴い、二次フィルター18の後面側の襞と直行する方向に往復移動して襞を弾き、それにより、二次フィルター18に振動を与えるようになっている。
掃除機本体1には制御手段をなす制御装置35が設けられている。この制御装置35を含んだ図2の電気回路中符号41は商用交流電源を示し、符号42は電源装置、43,44はトライアックなどの電流制御素子を示している。電源装置42は、商用交流電源41から供給される例えば100Vの交流を直流に変え、その直流を制御装置35、塵落しモータ33a、及び前記排気循環路に設けられた各電磁開閉弁13,21,23,26,27,29等に供給する。電動送風機11に直列接続されたトライアック43は、その導通角を制御装置35で制御されることによって電動送風機11への入力の大きさを制御する。それにより、電動送風機11の回転速度が制御される。消臭装置31に直列接続されたトライアック44は、その導通角を制御装置35で制御されることによって消臭装置31への入力の大きさを制御する。それにより、消臭装置31の運転がオンーオフ制御される。
制御装置35は図示しない前記吸込み風路体の手元操作部を用いて使用者によって与えられる指令に応じて電気掃除機A全般の制御を担う。
この制御での通常の掃除モードでは、制御装置35により、第1の電磁開閉弁13、第2の電磁開閉弁21、及び第3の電磁開閉弁23の夫々が開弁状態に維持されるとともに、第4の電磁開閉弁26、第5の電磁開閉弁27、及び第6の電磁開閉弁29の夫々が閉弁状態に保持される。
この状態で電動送風機11が運転されることにより、以下の気流の流れが形成されて掃除が行われる。
つまり、掃除機本体1内にその本体吸塵口から吸込まれた含塵空気は、まず、開いている第1の電磁開閉弁13を通って集塵室16に至り、次いで、一次フィルター15によって塵と空気とに分離される。これにより、分離された粗塵が集塵室16に溜められる。この一方で、一次フィルター15を通過して第1の通気室17に至った空気は、開いている第2の電磁開閉弁21を通って第2の通気室19に至り、次いで、二次フィルター18によって塵と空気とに分離される。これにより、二次フィルター18の上流側の面18aに細塵が捕捉される一方で、この二次フィルター18を通過して第3の通気室20に至った空気が、開いている第3の電磁開閉弁23を通り、更に、吸気筒部3aを通って電動送風機11に吸込まれる。そして、電動送風機11の排気出口11bから送風機室1aに流出された排気は、掃除機本体1の排気部2を通って掃除機本体1の外部に排出される。以上の気流の流れを図1中実線で示す。
制御装置35はフィルター清掃モードを有している。このモードは、掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に、制御装置35が、排気循環路に設けられた各電磁開閉弁13,21,23,26,27,29を開閉制御するとともに、消臭装置31及び塵落しモータ33a等の運転を制御することで実行される。
すなわち、図3を参照して制御装置35により実行されるフィルター清掃モードを説明する。このモードが開始されると、まず、準備として、制御装置35により、第1の電磁開閉弁13、第2の電磁開閉弁21、及び第3の電磁開閉弁23の夫々が閉弁状態に維持されるとともに、第4の電磁開閉弁26、第5の電磁開閉弁27、及び第6の電磁開閉弁29の夫々が開弁状態に保持される。
準備完了後の第1ステップS1として、制御装置35は、消臭装置31に通電する(消臭装置ON)とともに、電動送風機11を高回転させる入力制御を行う。この場合の入力は、通常の掃除において電動送風機11に与えられる最大の入力よりも低く、例えば800Wの入力が電動送風機11に与えられる。
それによる電動送風機11の運転に伴い、その吸気負圧が、排気循環路をなす吸気筒部3a内、吸気口4、吸気室6、第2の通気路28、第1の通気室17、集塵室16、第1の通気路25、第2の通気室19、及び通気部3bに、この記載順に波及するので、電動送風機11の排気出口11bから送風機室1aに出た排気は、送風機室1aの排気通路部1bを経て通気部3bを通って第2の通気室19に流出する。これにより、図1中点線矢印で示すように電動送風機11の排気が排気循環路を通って循環する。なお、この場合、排気の一部が排気部2から外に流出することは前記吸気負圧の作用により妨げられる。
以上のように循環する排気流には、排気通路部1bにおいて消臭装置31が生成したオゾンが供給されるので、オゾンを含んだ排気は、前記循環の過程で、二次フィルター18をその厚み方向に通過することなく、上流側の面18aに沿って上方から下方に向けて流動し、更に、第1の通気路25を経て集塵室16に達する。
そして、本実施形態は、既述のように電動送風機11を高回転で運転しているので、オゾンを含んだ排気が二次フィルター18の前面(面18a)に吹き当たって、この前面に捕捉されている細塵を下方に吹き飛ばすことができる点で好ましい。
次の第2ステップS2として、制御装置35は、塵落し装置33の塵落しモータ33aを運転する。そのため、塵落し装置33の加振要素により二次フィルター18の襞が弾かれて振動するので、二次フィルター18に捕捉されている塵が落とされる。こうして物理的に落とされて第2の通気室19内に浮遊する塵は、オゾンを含んだ排気に乗って移動される。
この場合、循環する排気は、二次フィルター18の上流側の面18aに沿って流れた後、集塵室16を通リ、更に、第2の通気路28を経由することにより、二次フィルター18を迂回するようにして電動送風機11の吸込み口11aに吸込まれるので、既述のように排気が二次フィルター18をその厚み方向に通過することがない。言い換えれば、電動送風機11の吸気負圧が、二次フィルター18に対してその後側(下流側)から作用して、二次フィルター18の上流側の面18に塵が吸付けられることがない。このため、二次フィルター18に対する塵落し装置33による塵落しが容易に行われて、第2の通気室19を流通する排気の流れに乗せて集塵室16に移動させることができる。
以上のように二次フィルター18から落とされて集塵室16に移動される浮遊塵に、消臭装置31により生成されたオゾン(消臭成分)が作用するので、これら浮遊塵とオゾンとの接触の機会が高められるので、効率よく、塵の臭いをオゾンにより分解して消臭できるとともに、オゾンにより塵を殺菌できる。勿論、前記消臭及び殺菌作用は二次フィルター18自体に対しても与えられる。そして、既述のように循環する排気で塵を二次フィルター18から吹き飛ばす本実施形態では、前記接触の機会がより高められるので、消臭効率をより向上する上で好ましい。
引き続く第3ステップとして、制御装置35は、フィルター清掃モードの開始時点から所定時間t1が経過したか否かを判断する。t1は、例えば10秒である。既述のように掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に、フィルター清掃モードが実行されることから、その段階では二次フィルター18に捕捉されている塵は、固まる等して強い付着力を発現することはない。そのため、10秒間の塵落し装置33の運転により、二次フィルター18に捕捉されている塵を十分に落すことができる。第3ステップS3での判断がNOの場合、既述した二次フィルター18の塵落し及び落とされた塵に対する消臭及び殺菌が継続してなされる。
前記判断がYESとなった場合、次の第4ステップS4として、制御装置35は、塵落し装置33の塵落しモータ33aを停止させる。しかし、電動送風機11の運転及び消臭装置31の運転は継続したままである。
引き続く、第5ステップS5として、制御装置35は、フィルター清掃モードの開始時点から所定時間t2が経過したか否かを判断する。t2は、例えば20〜30秒である。この第5ステップS5での判断がNOの場合、電動送風機11の運転及び消臭装置31の運転が継続されるので、集塵室16に溜まっている粗塵、及び消臭殺菌を施されて第2の通気室19から移送されて集塵室16内の粗塵等に付着した細塵に対して、オゾンを含んだ排気が作用する。これにより、集塵室16内に溜められた塵についてのオゾンによる消臭と殺菌とが施される。
第5ステップS5の判断がYESとなった場合、次の第6ステップS6として、制御装置35は、消臭装置31及び電動送風機11の運転を停止して、フィルター清掃モードの運転を終了する。
したがって、以上のフィルター清掃モードによって、循環する排気の流れで二次フィルター18に塵が吸付けられることがないので、二次フィルター18に捕捉された塵を塵落し装置33の運転により容易に落すことができるとともに、塵落し中に二次フィルター18から落とされた塵の臭いを分解して消臭できる。しかも、消臭装置31の運転が停止される以前に塵落し装置33手段の運転が停止されるので、この時点以降、塵落しの際に二次フィルター18が弾かれることに伴う騒音発生がなくなり、静かに消臭を継続できるとともに電力消費を低減できる。更に、塵落し装置33の運転停止後も、排気が循環されるとともに消臭装置31の運転が継続するので、集塵室16に到達するオゾンにより、集塵室16内の塵の臭いも分解して消臭できる。
図4を参照して本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、制御装置が有したフィルター清掃モード以外は、図示されない構成を含めて第1実施形態と同じであるので、図1、図2を必要により参照してフィルター清掃モードを説明する。
このフィルター清掃モードも、掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に、制御装置35が、排気循環路に設けられた各電磁開閉弁13,21,23,26,27,29を開閉制御するとともに、消臭装置31及び塵落しモータ33a等の運転を制御することで実行される。
すなわち、このフィルター清掃モードが開始されると、まず、準備として、制御装置35により、第1の電磁開閉弁13、第2の電磁開閉弁21、及び第3の電磁開閉弁23の夫々が閉弁状態に維持されるとともに、第4の電磁開閉弁26、第5の電磁開閉弁27、及び第6の電磁開閉弁29の夫々が開弁状態に保持される。
準備完了後の第1ステップS11として、制御装置35は、消臭装置31に通電する(消臭装置ON)する。これにより、消臭装置31はオゾンを生成して、送風機室1aの排気通路部1bに放出する。
次の第2ステップS12として、制御装置35は、塵落し装置33の塵落しモータ33aを運転するとともに、電動送風機11を高回転させる入力制御を行う。この場合の入力は、通常の掃除において電動送風機11に与えられる最大の入力よりも低く、例えば800Wの入力が電動送風機11に与えられる。
塵落しモータ33aが運転されることに伴い、塵落し装置33の加振要素により二次フィルター18の襞が弾かれて振動するので、二次フィルター18に捕捉されている塵が落とされる。
これとともに、電動送風機11の運転に伴い、その吸気負圧が、排気循環路をなす吸気筒部3a内、吸気口4、吸気室6、第2の通気路28、第1の通気室17、集塵室16、第1の通気路25、第2の通気室19、及び通気部3bに、この記載順に波及するので、電動送風機11の排気出口11bから送風機室1aに出た排気は、送風機室1aの排気通路部1bを経て通気部3bを通って第2の通気室19に流出する。これにより、図1中点線矢印で示すように電動送風機11の排気が排気循環路を通って循環する。なお、この場合、排気の一部が排気部2から外に流出することは前記吸気負圧の作用により妨げられる。
以上のように循環する排気流には、排気通路部1bにおいて消臭装置31が生成したオゾンが供給されるので、オゾンを含んだ排気は、前記循環の過程で、二次フィルター18の上流側の面18aに沿って上方から下方に向けて流動し、更に、第1の通気路25を経て集塵室16に達する。
そして、本実施形態は、既述のように電動送風機11を高回転で運転しているので、オゾンを含んだ排気が二次フィルター18の前面(面18a)に吹き当たって、この前面に捕捉されている細塵を下方に吹き飛ばすことができる点で好ましい。
既述のように塵落し装置33の運転により二次フィルター18に捕捉されている塵が物理的に落とされて第2の通気室19内に浮遊し、この塵がオゾンを含んだ排気に乗って移動される。
この場合、循環する排気は、二次フィルター18の上流側の面18aに沿って流れた後、集塵室16を通リ、更に、第2の通気路28を経由することにより、二次フィルター18を迂回するようにして電動送風機11の吸込み口11aに吸込まれるので、既述のように排気が二次フィルター18をその厚み方向に通過することがない。言い換えれば、電動送風機11の吸気負圧が、二次フィルター18に対してその後側(下流側)から作用して、二次フィルター18の上流側の面18に塵が吸付けられることがない。このため、二次フィルター18に対する塵落し装置33による塵落しが容易に行われて、第2の通気室19を流通する排気の流れに乗せて集塵室16に移動させることができる。
以上のように浮遊して集塵室16に移動される塵に、消臭装置31により生成されたオゾン(消臭成分)が作用するので、これら浮遊塵とオゾンとの接触の機会が高められるので、効率よく、塵の臭いをオゾンにより分解して消臭できるとともに、オゾンにより塵を殺菌できる。勿論、前記消臭及び殺菌作用は二次フィルター18自体に対して与えられる。そして、既述のように循環する排気で塵を二次フィルター18から吹き飛ばす本実施形態では、前記接触の機会がより高められるので、消臭効率をより向上する上で好ましい。
引き続く第3ステップ13として、制御装置35は、フィルター清掃モードの開始時点から所定時間t1が経過したか否かを判断する。t1は、例えば10秒である。既述のように掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に、フィルター清掃モードが実行されることから、その段階では二次フィルター18に捕捉されている塵は、固まる等して強い付着力を発現することはない。そのため、10秒間の塵落し装置33の運転により、二次フィルター18に捕捉されている塵を十分に落すことができる。第3ステップS13での判断がNOの場合、既述した二次フィルター18の塵落し及び清掃と落とされた塵に対する消臭及び殺菌が継続してなされる。
前記判断がYESとなった場合、次の第4ステップS14として、制御装置35は、塵落し装置33の塵落しモータ33aを停止させるとともに、電動送風機11を低回転させる入力制御を行う。この場合、例えば300Wの入力が電動送風機11に与えられる。しかし、消臭装置31の運転は継続したままである。以上のように電動送風機11が低回転されるまでの段階で、二次フィルター18に対する塵落しが十分になされているので、これ以降は、排気を二次フィルターに強く吹き付ける必要がないとともに、排気循環路を流れる排気としては、オゾンを集塵室16に到達させるに足る程度の流れがあればよい。
引き続く、第5ステップS15として、制御装置35は、フィルター清掃モードの開始時点から所定時間t2が経過したか否かを判断する。t2は、例えば20〜30秒である。この第5ステップS15での判断がNOの場合、電動送風機11の運転及び消臭装置31の運転が継続されるので、集塵室16に溜まっている粗塵、及び消臭殺菌を施されて第2の通気室19から移送されて集塵室16内の粗塵等に付着した細塵に対して、オゾンを含んだ排気が作用する。これにより、集塵室16内に溜められた塵についてのオゾンによる消臭と殺菌とが施される。
第5ステップS15の判断がYESとなった場合、次の第6ステップS16として、制御装置35は、消臭装置31及び電動送風機11の運転を停止して、フィルター清掃モードの運転を終了する。
したがって、以上のフィルター清掃モードによって、以上のフィルター清掃モードによって、循環する排気の流れで二次フィルター18に塵が吸付けられることがないので、二次フィルター18に捕捉された塵を塵落し装置33の運転により容易に落すことができるとともに、塵落し中に二次フィルター18から落とされた塵の臭いを分解して消臭できる。しかも、消臭装置31の運転が低回転となると同時に塵落し装置33手段の運転が停止されるので、この時点以降、塵落しの際に二次フィルター18が弾かれることに伴う騒音発生がなくなり、静かに消臭を継続できるとともに電力消費も低減できる。加えて、電動送風機11の回転が低回転となるので、電動送風機11の運転に伴う音も低減されるので、より静音化を促進できるとともに、電動送風機11での電力消費についても低減できる。更に、塵落し装置33の運転停止後も、排気が循環されるとともに消臭装置31の運転が継続するので、集塵室16に到達するオゾンにより、集塵室16内の塵の臭いも分解して消臭できる。
図5を参照して本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態は、制御装置が有したフィルター清掃モード以外は、図示されない構成を含めて第1実施形態と同じであるので、図1、図2を必要により参照してフィルター清掃モードを説明する。
このフィルター清掃モードも、掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に、制御装置35が、排気循環路に設けられた各電磁開閉弁13,21,23,26,27,29を開閉制御するとともに、消臭装置31及び塵落しモータ33a等の運転を制御することで実行される。
すなわち、このフィルター清掃モードが開始されると、まず、準備として、制御装置35により、第1の電磁開閉弁13、第2の電磁開閉弁21、及び第3の電磁開閉弁23の夫々が閉弁状態に維持されるとともに、第4の電磁開閉弁26、第5の電磁開閉弁27、及び第6の電磁開閉弁29の夫々が開弁状態に保持される。
準備完了後の第1ステップS21として、制御装置35は、消臭装置31に通電する(消臭装置ON)する。これにより、消臭装置31はオゾンを生成して、送風機室1aの排気通路部1bに放出する。これとともに、第1ステップS21において、制御装置35は、塵落し装置33の塵落しモータ33aを運転する。塵落しモータ33aが運転されることに伴い、塵落し装置33の加振要素により二次フィルター18の襞が弾かれて振動するので、二次フィルター18に捕捉されている塵が落とされる。
次の第2ステップS22として、制御装置35は、電動送風機11を高回転させる入力制御を行う。この場合の入力は、通常の掃除において電動送風機11に与えられる最大の入力よりも低く、例えば800Wの入力が電動送風機11に与えられる。
電動送風機11の運転に伴い、その吸気負圧が、排気循環路をなす吸気筒部3a内、吸気口4、吸気室6、第2の通気路28、第1の通気室17、集塵室16、第1の通気路25、第2の通気室19、及び通気部3bに、この記載順に波及するので、電動送風機11の排気出口11bから送風機室1aに出た排気は、送風機室1aの排気通路部1bを経て通気部3bを通って第2の通気室19に流出する。これにより、図1中点線矢印で示すように電動送風機11の排気が排気循環路を通って循環する。なお、この場合、排気の一部が排気部2から外に流出することは前記吸気負圧の作用により妨げられる。
以上のように循環する排気流には、排気通路部1bにおいて消臭装置31が生成したオゾンが供給されるので、オゾンを含んだ排気は、前記循環の過程で、二次フィルター18の上流側の面18aに沿って上方から下方に向けて流動し、更に、第1の通気路25を経て集塵室16に達する。
そして、本実施形態は、既述のように電動送風機11を高回転で運転しているので、オゾンを含んだ排気が二次フィルター18の前面(面18a)に吹き当たって、この前面に捕捉されている細塵を下方に吹き飛ばすことができる点で好ましい。
既述のように塵落し装置33の運転により二次フィルター18に捕捉されている塵が物理的に落とされて第2の通気室19内に浮遊し、この塵がオゾンを含んだ排気に乗って移動される。
この場合、循環する排気は、二次フィルター18の上流側の面18aに沿って流れた後、集塵室16を通リ、更に、第2の通気路28を経由することにより、二次フィルター18を迂回するようにして電動送風機11の吸込み口11aに吸込まれるので、既述のように排気が二次フィルター18をその厚み方向に通過することがない。言い換えれば、電動送風機11の吸気負圧が、二次フィルター18に対してその後側(下流側)から作用して、二次フィルター18の上流側の面18に塵が吸付けられることがない。このため、二次フィルター18に対する塵落し装置33による塵落しが容易に行われて、第2の通気室19を流通する排気の流れに乗せて集塵室16に移動させることができる。
以上のように二次フィルター18から落とされて集塵室16に移動される浮遊塵に、消臭装置31により生成されたオゾン(消臭成分)が作用するので、これら浮遊塵をオゾンとの接触の機会が高められるので、効率よく、塵の臭いをオゾンにより分解して消臭できるとともに、オゾンにより塵を殺菌できる。勿論、前記消臭及び殺菌作用は二次フィルター18自体に対して与えられる。そして、既述のように循環する排気で塵を二次フィルター18から吹き飛ばす本実施形態では、前記接触の機会がより高められるので、消臭効率をより向上する上で好ましい。
引き続く第3ステップ23として、制御装置35は、フィルター清掃モードの開始時点から所定時間t1が経過したか否かを判断する。t1は、例えば10秒である。既述のように掃除作業が所定時間以上中断されたとき、及び掃除作業が完了した直後に、フィルター清掃モードが実行されることから、その段階では二次フィルター18に捕捉されている塵は、固まる等して強い付着力を発現することはない。そのため、10秒間の塵落し装置33の運転により、二次フィルター18に捕捉されている塵を十分に落すことができる。第3ステップS23での判断がNOの場合、既述した二次フィルター18の塵落し及び清掃と落とされた塵に対する消臭及び殺菌が継続してなされる。
前記判断がYESとなった場合、次の第4ステップS24として、制御装置35は、電動送風機11を低回転させる入力制御を行う。この場合例えば300Wの入力が電動送風機11に与えられる。しかし、消臭装置31及び塵落し装置33の塵落しモータ33aの運転は継続したままである。
引き続く、第5ステップS25として、制御装置35は、フィルター清掃モードの開始時点から所定時間t2が経過したか否かを判断する。t2は、例えば20〜30秒である。この第5ステップS25での判断がNOの場合、電動送風機11の運転及び消臭装置31の運転が継続されるので、集塵室16に溜まっている粗塵、及び消臭殺菌を施されて第2の通気室19から移送されて集塵室16内の粗塵等に付着した細塵に対して、オゾンを含んだ排気が作用する。これにより、集塵室16内に溜められた塵についてのオゾンによる消臭と殺菌とが施される。
第5ステップS25の判断がYESとなった場合、次の第6ステップS26として、制御装置35は、消臭装置31及び電動送風機11の運転を停止するとともに、塵落しモータ33aを停止して、フィルター清掃モードの運転を終了する。
したがって、以上のフィルター清掃モードによって、循環する排気の流れで二次フィルター18に塵が吸付けられることがないので、二次フィルター18に捕捉された塵を塵落し装置33の運転により容易に落すことができるとともに、塵落し中に二次フィルター18から落とされた塵の臭いを分解して消臭できる。しかも、電動送風機11が低回転で運転されるので、電動送風機11の高回転に伴う運転騒音及び電力消費を低減できる。更に、排気が循環されるとともに消臭装置31の運転が継続するので、集塵室16に到達するオゾンにより、集塵室16内の塵の臭いも分解して消臭できる。
なお、本発明は前記各実施形態には制約されない。
例えば、本発明では、電磁式開閉手段として、電磁力などによって通路を閉じる位置と通路から外れて通路を開く位置とにわたって移送される開閉部材を備えたシャッタを用いることができ、この場合も開閉手段が通風の抵抗にならない点で好ましい。集塵部は掃除機本体に着脱可能に取付けられるダストカップにより形成することができる。
本発明で塵分離手段は、サイクロン分離等の慣性分離方式により空気と塵とを分離するものであっても良い。細塵を捕捉するフィルターは、最終フィルターであることを指しており、それ以前に上流側フィルター等の塵分離手段が複数設けられていても良い。
これとともに、前記各実施形態では、塵分離手段が一次フィルターであるので、これは集塵室に臨んで設けられている。しかし、これに代えて、塵分離手段がサイクロン式分離等の慣性分離をするものであって、この塵分離手段とこれで分離された塵を溜める集塵部とが別々に設けられる場合は、塵分離手段を通った空気中の塵を捕捉したフィルターから落とされる塵は、排気によって塵分離手段に移動されるとともにこの塵分離手段を経由して集塵部に溜められる。そのため、本発明では、塵分離手段を通った空気中の塵を捕捉したフィルターから落とされる塵が、最終的に排気によって集塵部に移動されれば良いから、前記フィルターから落とされた塵を塵分離手段及び集塵部の内の少なくとも一方に排気で移動させて実施することができる。
又、本発明で塵落し手段は、フィルターを弾くものに限らず、叩くことでフィルターに振動を与えて塵落しをするもの、或いは、バイブレータによりフィルターを振動させて塵落しをするもの等を使用できる。これとともに、フィルターを弾く塵落し手段では、円形に形成されたプリーツフィルター−を回転可能に設けて、これを電動式の塵落しモータで回転させることに伴い、固定の加振要素でプリーツを弾くようにしても良い。
更に、本発明で消臭成分は、臭いを分解できるものであればオゾンには限定されない。これとともに、臭いを吸着する脱臭剤を排気循環路中に配置して併用することは妨げない。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体での気流の流れを概念的に説明する図。 第1実施形態の電気掃除機の電気的な構成を示す回路図。 第1実施形態の電気掃除機のフィルターに対する塵落しの手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る電気掃除機のフィルターに対する塵落しの手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態に係る電気掃除機のフィルターに対する塵落しの手順を示すフローチャート。
符号の説明
A…電気掃除機、1…掃除機本体、1a…送風気室(排気循環路)、1b…排気通路部、3a…吸気筒部(排気循環路)、3b…通気部(排気循環路)、4…吸気口(排気循環路)、6…吸気室(排気循環路)、11…電動送風機、11a…吸込み口、11b…排気出口、13…第1の電磁開閉弁(電動式開閉手段)、15…一次フィルター(塵分離手段)、16…集塵室(集塵部)、17…第1の通気室(排気循環路)、18…二次フィルター(フィルター)、19…第2の通気室(排気循環路)、20…第3の通気室(排気循環路)、21…第2の電磁開閉弁(電動式開閉手段)、23…第3の電磁開閉弁(電動式開閉手段)、25…第1の通気路(排気循環路)、26…第4の電磁開閉弁(電動式開閉手段)、27…第5の電磁開閉弁(電動式開閉手段)、28…第1の通気路(排気循環路)、29…第6の電磁開閉弁(電動式開閉手段)、31…消臭装置(消臭手段)、33a…塵落しモータ、35…制御装置(制御手段)

Claims (3)

  1. 電動送風機が内蔵された掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込み側に配設され、前記電動送風機により吸引された含塵空気中の塵を空気と分離する塵分離手段と、
    この塵分離手段で分離された塵が収容される集塵部と、
    前記塵分離手段の下流側で前記電動送風機の吸込み側に配設され前記塵分離手段を通過した空気中の塵をろ過して空気と分離するフィルターと、
    このフィルターに捕捉された塵を落とす電動式の塵落し手段と、
    前記電動送風機の排気出口から排出される排気を導いて、この排気で、前記フィルターから落とされた塵を前記集塵部に移動させるとともに、前記塵分離手段を通過した前記排気を前記電動送風機の吸込み口に導く排気循環路と、
    この排気循環路の内の前記排気出口から前記フィルターに至る排気通路部に設けられ、塵の臭いを分解する消臭成分を電気的に生成して前記排気通路部を通る前記排気に与える消臭手段と、
    この消臭手段、前記電動送風機、及び前記塵落し手段の運転を制御して前記フィルターを清掃するフィルター清掃モードを有し、このモードで前記排気が循環されている途中において前記塵落し手段の運転を停止させるとともにこの時点以降も前記電動送風機及び前記消臭手段の運転を継続させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記フィルター清掃モードにおいて、前記塵落し手段の運転が停止された時点以降に、前記電動送風機の回転数をそれ以前の回転数より低くなるように前記電動送風機の運転を前記制御手段で制御したことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 電動送風機が内蔵された掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込み側に配設され、前記電動送風機により吸引された含塵空気中の塵を空気と分離する塵分離手段と、
    この塵分離手段で分離された塵が収容される集塵部と、
    前記塵分離手段の下流側で前記電動送風機の吸込み側に配設され前記塵分離手段を通過した空気中の塵をろ過して空気と分離するフィルターと、
    このフィルターに捕捉された塵を落とす電動式の塵落し手段と、
    前記電動送風機の排気出口から排出される排気を導いて、この排気で、前記フィルターから落とされた塵を前記集塵部に移動させるとともに、前記塵分離手段を通過した前記排気を前記電動送風機の吸込み口に導く排気循環路と、
    この排気循環路の内の前記排気出口から前記フィルターに至る排気通路部に設けられ、塵の臭いを分解する消臭成分を電気的に生成して前記排気通路部を通る前記排気に与える消臭手段と、
    この消臭手段、前記電動送風機、及び前記塵落し手段を運転して前記フィルターを清掃するフィルター清掃モードを有し、このモードで前記排気が循環されている途中において前記電動送風機の回転数をそれ以前の回転数より低くなるように前記電動送風機の運転を制御するとともに、この時点以降も前記塵落し手段及び前記消臭手段の運転を継続させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする電気掃除機。
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