JP2009200601A - ビデオ編集装置及びビデオ編集方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビデオデータの編集を行う際に、効率よく目的の映像部分を容易且つ正確に検索する。
【解決手段】 撮影されたビデオデータを、撮影された時間を示すタイムスタンプとともに取得するビデオデータ取得部103と、ビデオデータが撮影された位置及び時間を記録した移動軌跡情報を取得する撮影位置情報取得部102と、地形を座標で示す地図情報を取得する地図情報取得部101と、座標上の各地点における撮影時間を計測する撮影時間計測部105と、地図情報の座標上に、撮影位置の変位である移動軌跡を時系列に従って関連づける座標照合部104と、地図情報上に移動軌跡を合成するとともに、各地点における撮影の時間長を、時系列に従って、移動軌跡上に可変図形として表示する表示情報生成部106と、ビデオデータの編集ポイントを設定する編集処理部107とを備え、表示情報生成部106は可変図形上に編集ポイントを表示する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ビデオ編集装置及びビデオ編集方法に係り、特にノンリニア編集を行うためのユーザーインターフェースに関する。
近年、ビデオの編集装置においては、シーケンシャル(リニア)なアクセスメディアであるテープメディアから、ディスクメディアへと記録メディアの移行が進み、ランダムアクセス性を活かしたノンリニア編集が主流となっている。これに伴い、家庭におけるビデオ編集においてもパーソナルコンピュータ(以下、PCとも表記)の普及と、ハードディスクやDVDに代表されるディスクメディアの登場によりノンリニア編集は一般的となっている。さらに、多くのパーソナルコンピュータでは購入時の同梱ソフトウェアに、ノンリニアビデオ編集ソフトウェアが含まれていることも珍しくない。
従来、これらビデオのノンリニア編集においては、タイムラインというユーザーインターフェースを用いて編集作業を行うことが一般的である。例えば、特許文献1では、タイムラインを用いた編集と場面切り替え効果のユーザーインターフェース技術が提案されている。
前記従来技術では、マルチトラックのタイムラインによる編集方法において、単一のスケールでタイムラインを表示しようとすると、トランジションエフェクトのような短時間のトラック編集では、頻繁に表示スケールの切り替えが発生し、編集作業の効率が悪化する問題が指摘されている。そこで、トラックを複数のセグメントに分割し、各セグメントの表示スケールを編集作業がし易い長さに調整することで前記問題を解決する方法が開示されている。また、従来より、画像内容を断片的に示すサムネイル画像をトラック上に表示することで、映像の内容も分かり易く表現することも提案されている。
ところで、商用のビデオ編集では複数のビデオコンテンツを繋ぎ合わせたり、特殊効果を画像に施すなどの操作が主であるのに比べ、家庭におけるビデオ編集では、撮影したビデオ映像に含まれる多くの不必要な内容を削除する目的で行われることが多い。このため、画像内容が断片的に表示されるサムネイル画像だけでは、不要な部分と必要な部分を選別することは困難であり、編集作業の多くの時間をこの選別作業に費やすことになる。例えば、従来技術における選別作業では、タイムライン上のカーソルをスライドさせながら、映像の内容を可変速再生させて目的の映像を探す操作により行われる。
特開2003−52011号公報
しかしながら、上述した従来技術のように、撮影内容を断片的に示すサムネイルを単に時系列順に並べて表示するのみでは、撮影内容の重要度が判らず、撮影してから時間が経ってしまっている場合には、撮影者が撮影内容を忘れてしまい、編集(削除)すべき編集ポイントを見つけ出し難いという問題があった。特に、ビデオデータが大量であるときには、上述した従来技術のように、カーソルのスライド操作によって検索するのみでは、カーソル移動量に対するビデオデータの再生速度が高速になって、目的の映像を見逃すことが多くなる一方、低速で再生すると視聴に時間が掛かるなど、編集作業の効率が低下するという課題がある。
本発明は、前記課題を鑑みてなされてものであり、ビデオデータの編集を行う際に、効率よく目的の映像部分を容易且つ正確に検索できるビデオ編集装置及びビデオ編集方法を提供することを、その目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、撮影して得られたビデオデータを撮影時のタイムスタンプとともに取得するビデオデータ取得部と、ビデオデータに係る撮影位置を示す位置情報と撮影時刻情報とが関連付けられた撮影位置情報を取得する撮影位置情報取得部と、地図情報を取得する地図情報取得部と、それぞれ取得されたタイムスタンプ及び撮影位置情報に基づいて、撮影位置情報の位置情報が示す位置での撮影時間を計測する撮影時間計測部と、撮影位置情報の位置情報に基づいて、取得した地図情報の座標に、位置情報を時系列に対応させて移動軌跡を関連付ける移動軌跡関連付け部と、地図情報に移動軌跡を合成するとともに、位置情報が示す位置での撮影時間を表すスケールを移動軌跡上に合成して表示情報を生成する表示情報生成部と、操作者による操作に従って、取得したビデオデータの編集ポイントを設定する編集処理部とを備え、表示情報生成部は、編集ポイントに対応するビデオデータのタイムスタンプに対応したスケール上に、編集ポイントに対応するスケール上編集ポイントを設けるようにした。
他の発明は、撮影して得られたビデオデータを撮影時のタイムスタンプとともに取得し、ビデオデータに係る撮影位置を示す位置情報と撮影時刻情報とが関連付けられた撮影位置情報を取得するステップと、地図情報を取得するステップと、それぞれ取得されたタイムスタンプ及び撮影位置情報に基づいて、撮影位置情報の位置情報が示す位置での撮影時間を計測し、撮影位置情報の位置情報に基づいて、取得した地図情報の座標に、位置情報を時系列に対応させて移動軌跡を関連付けるステップと、地図情報に移動軌跡を合成するとともに、位置情報が示す位置での撮影時間を表すスケールを移動軌跡上に合成して表示情報を生成するステップと、操作者による操作に従って、取得したビデオデータの編集ポイントを設定し、編集ポイントに対応するビデオデータのタイムスタンプに対応したスケール上に、編集ポイントに対応するスケール上編集ポイントを設けるステップとを有する。
詳述すると、本発明では、従来の時間軸という記憶に残り難い情報の代わりに、撮影時の記憶の手掛かりになり易い位置情報を利用した編集方法(以後,「ルート・トラッキング(route tracking)編集」と称する。)を採用する。このルート・トラッキングを実現するために、例えば、GPS(GlobalPositioningSystem)による位置情報を利用することができる。このGPSは、ビデオカメラと独立した別体のものでもよく、ビデオカメラに内蔵され映像信号とリンクするように撮影位置情報を記録するようにしたものでもよい。具体的には、別体のGPSによる位置記録装置とビデオカメラにより撮影された映像を、それぞれのタイムスタンプ(タイムコード)を手掛かりにリンクさせて利用することができる。そして、本発明では、映像信号であるビデオデータと共に前記撮影位置情報を取得し、これらに基づいて、地図又は上空から撮影された地形写真等の地図情報に、撮影位置の変位である移動軌跡を表示する。
このような発明によれば、地図上に撮影順に沿った移動軌跡が表示されるとともに、この移動軌跡上には、各地点における撮影の時間長がスケール(例えば、時間長に応じて伸縮する棒グラフ等の可変図形)によって表示されるため、撮影場所とその撮影時間の長さとによって、撮影時間が集中しているところがより重要な撮影をした場所であるなど、撮影内容の重要度を知ることができるとともに、撮影場所を覚えていれば、その場所を契機として撮影内容を思い出すことができる。このため、これらに従って地図上に表示された軌跡の中から撮影場所を指定することで、編集ポイントとなる目的の映像を容易に探し出すことが可能となる。
本発明によれば、撮影場所が視覚的に分かり易く提示されるため、撮影内容の記憶が想起され易く、詳細に画像内容を確認する作業が大幅に削減されるという効果が得られる。この結果、本発明によれば、ビデオデータの編集を行う際に、効率よく目的の映像部分を容易且つ正確に検索でき、必要な映像と不必要な映像を選別し、必要な映像を繋ぎ合わせることで簡単にビデオ編集を実現することができる。
(ビデオ編集装置の概要)
以下に図面を参照して、本発明に係るビデオ編集方法及びビデオ編集装置の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るビデオ編集方法の手順を示すフロー図であり、図2は、ビデオ編集装置の概要を示す説明図である。
本発明のビデオ編集装置は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータ上で動作するアプリケーションソフトウェアとして実装することができ、図2に示すように、ビデオカメラ3からPC1に取得されたビデオデータ(映像及び音声、その他の付加情報を含む。)や、GPS端末4からPC1に取得された撮影位置情報を用い、ユーザー操作に基づくビデオデータの編集機能を提供するものである。
なお、本実施形態では、本発明を図2のPC1のアプリケーションソフトウェアとしてビデオ編集に供される形態を採るが、本発明はこれに限定されるものではなく、編集装置としての専用の装置とすることもでき、本発明の編集機能を備えたビデオカメラや、ビデオ再生機としての形態を採ることもできる。
ビデオ編集を行うにあたり、編集対象である映像及び音声を含むビデオデータと、このビデオデータを撮影した位置を記憶しているGPSデータ(撮影位置情報)をPC1に読み込み、保存する。具体的には、ビデオカメラ3とGPS端末4とを、接続ケーブル等によりPC1に接続し、前もってビデオカメラ3に収められているビデオデータと、GPS端末4に納められている撮影位置情報をPC1へ読み込んでおく。
図3は、PC1の内部構成を示したブロック図である。同図に示すように、ビデオカメラ3やGPS端末4は入出力端子14に接続され、各データはシステムバス17を通じてデータ記憶装置16へ転送された後、保存される。
また、データ記憶装置16には、本発明によるアプリケーションソフトウェアも記憶されており、キーボードやマウスなどの操作デバイス15からの指示により、アプリケーションソフトウェアを起動・実行することにより、CPU10上に、本発明によるビデオ編集装置が仮想的に構築される。すなわち、起動されたビデオ編集装置は、CPU10によりデータ記憶装置16やメモリ11に展開され、仮想的な機能モジュールとして実行される。なお、以後、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を有したソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
そして、このように実行され構築されたビデオ編集装置は、そのユーザーインターフェースであるGUI(Graphical User Interface)が画面表示部18に表示され、操作デバイス15により編集作業が可能となる。
ここで、映像信号は圧縮符号化されていることが一般的であるため、編集作業中は頻繁に符号化や複合化が行われる。このため、本実施形態では、映像信号や音声信号の符号化及び複合化を高速に行うCODEC部12を具備している。ただし、CODEC部12は、必須ではなく、CPU10によりソフトウェア的に実現されるものでもよい。また、音声信号については、本実施形態においても一般的なビデオ編集装置と同様に各種加工編集が可能であるが、ここでは、ビデオ信号に付随して編集が行われるとして、その説明を省略する。
また、地図情報は、線図又は上空から撮影された地形写真等を含み、地形を座標で表現可能としたデータであり、道路や河川、標高など地理的な形状の他、建物や店舗、各地の住所などの付加情報を含ませることができる。この地図情報は、予めデータ記憶装置16に蓄積しておいてもよく、また、通信インターフェース13を介してインターネット等の通信ネットワーク2からダウンロードするようにしてもよい。
図4は、CPU10上に展開された本発明のビデオ編集装置に関する各モジュールを示すブロック図である。同図に示すように、データ取得系のモジュールとして地図情報取得部101と、撮影位置情報取得部102と、ビデオデータ取得部103とを備えている。
地図情報取得部101は、地形を座標で示す地図情報を取得するモジュールであり、具体的には、データ記憶装置16に蓄積された地図情報を、データ記憶装置16から読み出して、座標照合部104に出力する。
撮影位置情報取得部102は、ビデオデータに係る撮影位置を示す位置情報と撮影時刻情報とが関連付けられた撮影位置情報を取得するモジュールであり、具体的には、GPS端末4から読み込まれデータ記憶装置16に蓄積された撮影位置情報を、データ記憶装置16から読み出して、座標照合部104に出力する。
ビデオデータ取得部103は、撮影して得られたビデオデータを、その撮影時のタイムスタンプとともに取得するモジュールであり、具体的には、ビデオカメラ3から読み込まれてデータ記憶装置16に蓄積されたビデオデータを、データ記憶装置16から、タイムスタンプデータと共に読み出して、編集処理部107や撮影時間計測部105に出力する。
また、表示系モジュールとして、座標照合部104と、撮影時間計測部105と、表示情報生成部106とを備えている。
座標照合部104は、撮影位置情報の位置情報に基づいて、取得した地図情報の座標に、位置情報を時系列に対応させて移動軌跡を関連付ける移動軌跡関連付け機能を提供するモジュールであり、地図情報及び撮影位置情報に基づいて、地図情報の座標上に、撮影位置の変位である移動軌跡を生成し、移動軌跡上の各地点における滞在時間を時系列に従って照合し、各座標に関連づけるとともに、生成された移動軌跡データを、表示情報生成部106に出力する。
撮影時間計測部105は、それぞれ取得されたタイムスタンプ及び撮影位置情報に基づいて、撮影位置情報の位置情報が示す位置での撮影時間を計測するモジュールである。具体的には、GPS端末4からの撮影位置情報と、ビデオデータのタイムスタンプに基づいて、座標上の各地点における撮影時間を計測し、この計測された撮影時間に関するデータは、地点毎に、そこでの撮影の時間長(開始時刻及び終了時刻)として、表示情報生成部106に出力される。なお、同一地点で複数回撮影が行われている場合には、各回における時間長(開始時刻及び終了時刻)をセットとして出力する。
表示情報生成部106は、地図情報に移動軌跡を合成するとともに、位置情報が示す位置での撮影時間を表す可変図形を移動軌跡上に合成して表示情報を生成するモジュールである。この表示方法としては、例えば、図9(a)に示すような地図700を、同図(b)に示すような立体図や鳥瞰図などの三次元的な地図上に立体表示したり、移動軌跡を横軸とし、撮影時間を縦軸とした二次元的なグラフ表示とすることができる。なお、本実施形態では、GUIにおいて、三次元(3D)表示と、二次元(2D)表示とをタグコントロールの操作により切り替えられるようになっている。
さらに、この表示情報生成部106による表示処理では、場所毎の撮影フレーム数(撮影時間長)の違いを表現するために、各地点における撮影の時間長を、時系列に従って、移動軌跡上にスケール(棒グラフ)として表示する機能を備えている。すなわち、図9(b)のような棒グラフを上記可変図形として、移動軌跡の上に並べる方法を採り、棒グラフの長さは撮影フレーム数の多さに比例し、立ち止まって同じ位置で撮影している時間が長いほど、棒グラフの長さも長くなるように表示する。
また、この表示情報生成部106は、ユーザー操作のためのGUIを提供するモジュールでもあり、上記地図や移動軌跡等の表示の他に、種々のユーザーコントロールを表示する処理も行う。このユーザーコントロールの表示としては、ユーザー操作に基づく編集ポイントの表示が含まれ、この編集ポイントの表示では、各編集ポイントのタイムスタンプに応じた地点及び時間の可変図形(スケール)上に、編集ポイントをカーソルとして表示する。具体的には、図9(b)に示すように、編集ポイントに対応するビデオデータのタイムスタンプに対応したスケールである棒グラフ800上に、編集ポイントに対応するスケール上編集ポイントであるカーソル801を設け、例えば、棒グラフ800の位置(図中A点)で撮影された映像を編集ポイントして指定する場合には、棒グラフ800に付随するカーソル801を、操作デバイス15に接続されたマウスによりドラッグしスライドさせる。
さらに、編集系のモジュールとして、編集処理部107と、操作信号取得部108と、編集データ生成部109とを備えている。
編集処理部107は、操作者の操作に従って、各種編集処理を実行するモジュールであり、GUIと連動して、ビデオデータの再生や、複製や削除、挿入、保存等の一般的なデータ加工の操作を行う。この編集処理部107は、これらのデータ加工において、ビデオデータ上に、再生開始位置、終了位置、削除開始位置、エフェクト設定位置など編集加工のデータ位置を示す編集ポイントを設定する機能も提供する。
操作信号取得部108は、ユーザー操作に基づく操作デバイス15からの操作信号を取得し、操作信号に応じた実行命令を編集処理部107に入力するモジュールである。
編集データ生成部109は、編集処理部107において加工・編集された結果を、プロジェクトデータなどの編集データとして生成し、データ記憶装置16に保存し、必要に応じて読み出すモジュールである。
(ビデオ編集方法の概要)
そして、このビデオ編集装置を用いることによって、本発明のビデオ編集方法を実施することができる。なお、以下の説明では、簡単のため映像のカット編集についてのみ説明する。
始めに、図1に示すように、ステップS101によりビデオデータと撮影位置情報が前述の通り入出力端子14から読み込まれる。ただし、ビデオデータと撮影位置情報は、ビデオ編集装置の起動以前に、予めデータ記憶装置16に記憶されているものを利用するようにしてもよい。この際に、図2のようにビデオカメラ3とGPS端末4が別体となっている場合には、タイムスタンプ付きのビデオ信号(ビデオデータ)と、タイムスタンプ付きの位置情報(撮影位置情報)が別々に入力される。このGPS端末4は、撮影時に撮影者が携帯し、撮影とは関係なく、時刻と共に位置情報を記録している。
図5(a)は、タイムスタンプ付き位置情報のフォーマットを模式的に表した図であり、図5(b)は、タイムスタンプ付きビデオ信号のフォーマットを模式的に表した図である。図5(a)に示すように、撮影位置情報の記録データ列400の中には、時刻を示すタイムスタンプと緯度経度による位置情報がセットになったデータ401が時系列に収められている。また、図5(b)に示すように、ビデオデータ500の中には、映像信号501と各フレームに対応したタイムスタンプ502がセットになって収められている。
図5(a)及び(b)に示されるそれぞれのタイムスタンプから同一又は近傍の時刻を探すことで、ビデオが撮影された場所を特定することが可能である。一例として、図5(a)及び(b)のビデオ信号とタイムスタンプ及び位置情報を1つのフォーマットとして構成し直した模式図を図6に示す。図6の位置情報付き映像データ600には、映像信号501と共に、タイムスタンプと位置情報がセットになったデータ601が収められており、この場合は、ビデオデータの各フレームと撮影位置情報とが既に関連づけられた状態で、本ビデオ編集装置に読み込まれることとなる。
図7は、本実施形態に係るビデオ編集装置のGUIである表示画面900を示したものである。図1のステップS101の操作は、「開く」ボタン913により行われる。
次に、編集対象のビデオ信号が読み込まれると、図1のステップS102に進み、地図上に撮影場所と撮影時間を表現する軌跡を表示する。一例として、図9(a)は、上空からの衛星写真などに基づいた一般的な二次元地図であり、同図(b)は、それを三次元的に表現した鳥瞰図である。ここでは、地図700上に、撮影開始点701から撮影終了点702に至るまでに移動した移動軌跡703を表示している。ただし、撮影時の移動速度は、一定ではなく変動することから、移動軌跡703上の場所によって撮影されているフレーム数(撮影時間長)が異なることが一般的である。
したがって、本実施形態では、場所毎の撮影フレーム数の違いを表現するために、図9(b)のような棒グラフを移動軌跡の上に並べる。この棒グラフの長さは撮影フレーム数の多さに比例し、立ち止まって同じ位置で撮影している時間が長いほど、棒グラフの長さも長くなるように表示される。そして、このように生成された地図画像は、図7のように、ビデオ編集装置の表示画面900内に、撮影位置表示画面901(3D表示画面又は2D表示画面)として表示される。
図7の表示画面900では、従来と同様にタイムライン908とタイムライン上の位置を指定するカーソル909も備え、映像内の時間位置を知るためにタイムスケール907が表示される。また、図7に示すように、本発明によるルート・トラッキング編集を行う撮影位置表示画面901にも、カーソル909と同じ映像信号位置を示すカーソル915が表示される。撮影位置を示した撮影位置表示画面901で、撮影者の移動はあるが撮影は行われていない場合には、位置情報に対応した映像が存在しないため、破線906のように移動があったことだけを示す軌跡が表示される。カーソル909とカーソル915は連動して動き、どちらか一方をマウスによりドラッグして移動させると、それに追従してもう一方も動き、常に同じ映像位置を指し示している。
カーソル909とカーソル915の示す位置にある映像は映像表示枠902に表示され、カーソルをマウスでドラッグするとそれに追従して表示映像が更新される。さらに、同心円上を動くカーソル903を動かすことで、撮影位置表示画面901に表示されている地図画像を回転させ、様々な方向から撮影位置の軌跡を確認するために利用する。また、カーソル904をスライドさせることで、撮影位置表示画面901に表示されている地図画像の倍率を変えることに利用する。カーソル904の横に表示されているスケール905は、倍率を表示したインジケータである。
次に、図1に示すステップS103に進み、カット(削除)するシーンの開始点に図7のカーソル915を移動し、開始点ボタン910を押してカット開始点を決定する。このとき、カーソル915の操作と同時に、タイムライン908上のカーソル909も追従して動き、図8に示すように、開始点マーカ1000がカット開始点として表示される。
ここで、撮影位置表示画面901に表示されている棒グラフについて説明する。説明のため、図9(b)に示すように、地図700に表示されている棒グラフの位置にA〜Nの記号をつける。本実施形態では、この図9(b)を、図10に示すような2D表示に切り替えることができる。図10では、前記位置A〜Nの棒グラフを撮影時間と連続した撮影位置との関係を示している。この棒グラフは、同じ位置で撮影している時間の長さを表現しており、下から上に向かって時間が経過するように表現されている。ただし、棒グラフで撮影時間を表現するために、連続な位置情報は適当な間隔で離散化されているものとする。
また、一度通過した同じ撮影位置に再度戻り撮影した場合には、位置Hのように、間隔1201を空けて2つの棒グラフ1200と棒グラフ1202が表示される。例えば、位置Hで撮影した後、位置Iへ移動して撮影し、再度位置Hに戻り撮影すると図10及び図12に示すような棒グラフとなる。この様子は、例えば、図11に示すような折れ線1300で表現してもよい。図11では、折れ線1300の途中に示されている矢印の方向に時間が経過している。
次に、図1のステップS104へ進み、図13に示すようにカットの終了点の位置にカーソル1400をマウスにより移動させる。これに連動して、タイムライン上のカーソル909も移動する。カットの終了点の位置にカーソルを移動させた後、図13の終了点ボタン911を押してカット終了点を決定する。これに伴い、図13のタイムライン上に終了点マーカ1401がカット終了点として表示され、開始点マーカ1000と終了点マーカ1401の区間が変色し、カット範囲を明示する。
この様子を、2D表示に切り替えて、棒グラフで示すと図14のようになる。図14では、折れ線1500の区間がカット区間であり、位置Eの棒グラフの一部1501と位置Hの棒グラフの一部1502と棒グラフ1503はカットされずに残る。カット範囲が決定されると、図13に示す状態で、カットボタン912を押すことにより、図14の折れ線1500の区間の映像がカットされ、図15に示すように、棒グラフの一部1501,1502と棒グラフ1503及びカット範囲の前後の棒グラフを残した状態になる。
この結果、図1のステップS105へ進み、図16に示す撮影位置表示画面901に図15と同様の棒グラフが表示され、カットされた後の状態に更新される。図16のカーソル1700は、カットされた後の映像に対する新たなカーソルで、次のカット操作が行われる場合に使用される。また、破線1701の位置は、元々は映像が存在していたが、カットにより完全に映像がなくなったために表示されたものである。
次に、図1の判断S106へ進み、さらにカットする映像がある場合にはステップS103へ戻り、カット作業を繰り返す。また、他にカット作業がない場合には判断S106からステップS107へ進み、保存ボタン914を押すことによりカット編集後の映像が図2のデータ記憶装置16に保存されて終了する。
なお、本実施形態では、シングルトラックによるカット編集の例で示したが、複数の映像信号を切り換えるマルチトラックに拡張することも容易に可能である。また、従来と同様にタイムラインを供えているので、タイムラインによる編集も可能である。
また、本実施形態で図示した地図700では、地形が平坦な場合を例としたが、例えば、標高差などを立体的に表現することもできる。この場合には、3D表示や2D表示における棒グラフの底面位置(基点)を立体的な標高に合致させて、棒グラフを配置させ、また撮影時間長や撮影時刻の時系列は、各棒グラフの基点からの高さ方向の長さで表現する。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態によれば、地図700上に撮影順に沿った移動軌跡703が表示されるとともに、この移動軌跡703上には、各地点における撮影の時間長が棒グラフによって表示されるため、撮影場所とその撮影時間の長さとによって、撮影時間が集中しているところがより重要な撮影をした場所であるなど、撮影内容の重要度を知ることができるとともに、撮影場所を覚えていれば、その場所を契機として撮影内容を思い出すことができる。このため、本実施形態によれば、地図上に表示された軌跡の中から撮影場所を指定することで、編集ポイントとなる目的の映像を容易に探し出すことが可能となる。
これらの結果、本実施形態によれば、撮影場所が視覚的に分かり易く提示されるため、撮影内容の記憶が想起され易く、詳細に画像内容を確認する作業が大幅に削減されるという効果が得られる。また、本実施形態によれば、ビデオデータの編集を行う際に、効率よく目的の映像部分を容易且つ正確に検索でき、必要な映像と不必要な映像を選別し、必要な映像を繋ぎ合わせることで簡単にビデオ編集を実現することができる。
実施形態に係るビデオ編集方法の手順を示すフロー図である。 実施形態に係るビデオ編集装置の概要を示す説明図である。 実施形態に係るビデオ編集装置を、PCにより構成した場合の、内部構成を示したブロック図である。 実施形態において、CPU上に展開された本発明のビデオ編集装置に関する各モジュールを示すブロック図である。 (a)は、実施形態において、GPS装置から取得される位置情報のフォーマット図であり、(b)は、実施形態において、ビデオカメラから取得される映像情報のフォーマット図である。 実施形態において、映像情報に位置情報をリンクさせたフォーマット図である。 実施形態に係るビデオ編集装置のGUIである表示画面900を示した画面構成図である。 実施形態に係るビデオ編集装置のGUIである表示画面900のタイムライン部分を拡大して示した画面構成図である。 (a)は、実施形態に係る地図を二次元表示した例を示す説明図であり、(b)は、(a)の地図の鳥瞰図であり、地図上に移動経路と共に撮影時間を表示した棒グラフを表示した状態を示す。 実施形態において、二次元表示された棒グラフを説明する画面構成図である。 実施形態において、二次元表示された棒グラフと映像の再生順を説明する画面構成図である。 図11の三次元表示を示す画面構成図である。 実施形態においてカットの終了点を指定した二次元表示の画面構成図である。 実施形態においてカット範囲を説明する二次元表示の画面構成図である。 実施形態においてカット後の棒グラフの二次元表示の画面構成図である。 実施形態においてカット後の三次元表示の編集画面構成図である。
符号の説明
1…PC
2…通信ネットワーク
3…ビデオカメラ
4…GPS端末
10…CPU
11…メモリ
12…CODEC部
13…通信インターフェース
14…入出力端子
15…操作デバイス
16…データ記憶装置
17…システムバス
18…画像表示部
101…地図情報取得部
102…撮影位置情報取得部
103…ビデオデータ取得部
104…座標照合部
105…撮影時間計測部
106…表示情報生成部
107…編集処理部
108…操作信号取得部
109…編集データ生成部

Claims (2)

  1. 撮影して得られたビデオデータを撮影時のタイムスタンプとともに取得するビデオデータ取得部と、
    前記ビデオデータに係る撮影位置を示す位置情報と撮影時刻情報とが関連付けられた撮影位置情報を取得する撮影位置情報取得部と、
    地図情報を取得する地図情報取得部と、
    前記それぞれ取得されたタイムスタンプ及び撮影位置情報に基づいて、該撮影位置情報の前記位置情報が示す位置での撮影時間を計測する撮影時間計測部と、
    前記撮影位置情報の前記位置情報に基づいて、前記取得した地図情報の座標に、前記位置情報を時系列に対応させて移動軌跡を関連付ける移動軌跡関連付け部と、
    前記地図情報に前記移動軌跡を合成するとともに、前記位置情報が示す位置での撮影時間を表すスケールを前記移動軌跡上に合成して表示情報を生成する表示情報生成部と、
    操作者による操作に従って、前記取得したビデオデータの編集ポイントを設定する編集処理部と
    を備え、
    前記表示情報生成部は、前記編集ポイントに対応する前記ビデオデータのタイムスタンプに対応した前記スケール上に、前記編集ポイントに対応するスケール上編集ポイントを設ける
    ようにしたビデオ編集装置。
  2. 撮影して得られたビデオデータを撮影時のタイムスタンプとともに取得し、前記ビデオデータに係る撮影位置を示す位置情報と撮影時刻情報とが関連付けられた撮影位置情報を取得するステップと、
    地図情報を取得するステップと、
    前記それぞれ取得されたタイムスタンプ及び撮影位置情報に基づいて、該撮影位置情報の前記位置情報が示す位置での撮影時間を計測し、前記撮影位置情報の前記位置情報に基づいて、前記取得した地図情報の座標に、前記位置情報を時系列に対応させて移動軌跡を関連付けるステップと、
    前記地図情報に前記移動軌跡を合成するとともに、前記位置情報が示す位置での撮影時間を表すスケールを前記移動軌跡上に合成して表示情報を生成するステップと、
    操作者による操作に従って、前記取得したビデオデータの編集ポイントを設定し、該編集ポイントに対応する前記ビデオデータのタイムスタンプに対応した前記スケール上に、前記編集ポイントに対応するスケール上編集ポイントを設けるステップと、
    を有したビデオ編集方法。
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