JP2009198805A - 電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2009198805A
JP2009198805A JP2008040250A JP2008040250A JP2009198805A JP 2009198805 A JP2009198805 A JP 2009198805A JP 2008040250 A JP2008040250 A JP 2008040250A JP 2008040250 A JP2008040250 A JP 2008040250A JP 2009198805 A JP2009198805 A JP 2009198805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
substrate
resistance portion
circuit
electro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008040250A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiya Nagasawa
仁也 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008040250A priority Critical patent/JP2009198805A/ja
Publication of JP2009198805A publication Critical patent/JP2009198805A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】静電破壊や製造時のレーザースクライブ処理に伴う素子破壊を防止しつつ、信頼性を向上させて小型化に適する電気光学装置を製造する。
【解決手段】複数の検査用信号線810(820、830)を形成する工程は、高抵抗部分812(822、832)は基板10上で、少なくとも部分的に検査端子103と異なる層に配置すると共に検査端子103が形成された領域内を引き回し、マザー基板Sにおける相隣接する基板10の一方から他方へ切断領域Ctを跨ぐように形成し、複数の検査端子103を形成する工程は、基板10上で切断領域Ctからレーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径に応じた所定の距離d0だけ離して検査端子103を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板の技術分野に関する。
この種の電気光学装置では、基板上の画素領域に複数の画素部が形成されると共に、画素領域の周辺に位置する周辺領域に、複数の画素部を駆動するための駆動回路、当該電気光学装置の検査に用いられる検査回路等が作り込まれる。更に、周辺領域には、駆動回路又は検査回路に外部から各種信号を供給する或いはこれらの回路からの出力信号を外部へ出力するための端子が設けられる(例えば特許文献1参照)。
複数の端子には、電気光学装置の検査の際に駆動回路や検査回路における入出力信号が入出力される検査端子が含まれ、検査端子から出力される出力信号に基づいて検査が行われる。検査端子から検査回路まで検査用信号線が、基板上の周辺領域に引き回して形成され、検査用信号線を介して入出力信号が検査回路に入出力される。尚、このような検査用信号線において、電気光学装置で発生する静電気が検査回路に印加され、検査回路が劣化又は破壊(静電破壊)されてしまうのを防止するために、抵抗素子が形成されることがある。
特開2007−79541号公報
しかしながら、上述したような抵抗素子は、例えば、検査用信号線の一部を比較的電気抵抗が高抵抗な材料から構成すると共に該一部を周辺領域における検査端子と検査回路との間で引き回すことで形成される。この場合、抵抗素子を形成する(即ち、抵抗素子となる、検査用信号線の一部を引き回す)ためだけの基板上の面積が比較的大きくなってしまい、電気光学装置を小型化することが困難になるという不具合が生じる。
また、本来、検査終了後に検査回路は機能的に電気光学装置の駆動には寄与せず、この場合、検査端子には電位は印加されない。しかしながら、検査端子を構成する導電膜の表面が検査プローブにより破損され、検査端子が形成された基板に対向する側に配置された電極や配線と破損部分が接触するという不測の事態が生じ、誤って検査端子に電位が印加された場合、電気光学装置が誤動作するおそれがある。
ここに、電気光学装置の小型化に伴い狭小化された基板を、これを複数含む大型基板から切断して分離する際に、レーザースクライブ処理を要する場合がある。この場合、大型基板においてレーザースクライブ処理が施される切断領域付近に配置された検査端子から、レーザー照射に伴って発生した熱が基板内に伝達し、駆動回路等を構成する電子素子等を破壊(素子破壊)するおそれがあるという問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、静電破壊や製造時のレーザースクライブ処理に伴う素子破壊を防止しつつ、信頼性を向上させて小型化に適する電気光学装置を製造することが可能な電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板を提供することを課題とする。
本発明の電気光学装置の製造方法は上記課題を解決するために、素子基板と、該素子基板上の画素領域に配列された複数の画素部と、該複数の画素部を駆動させる駆動回路と、該駆動回路による前記複数の画素部の駆動についての検査を行うための検査回路とを備える電気光学装置を製造する電気光学装置の製造方法であって、前記素子基板を複数含む大型基板における前記複数の素子基板の各々上に、前記検査の際、前記検査回路及び前記駆動回路における入出力信号が夫々入出力される複数の検査端子を形成する工程と、前記複数の検査端子から前記駆動回路及び前記検査回路へ夫々引き回されると共に、低抵抗部分と該低抵抗部分よりも高抵抗な高抵抗部分とから夫々なる複数の検査用信号線を形成する工程と、前記大型基板における互いに隣り合う前記素子基板を互いに隔てるように配置された切断領域に対してレーザースクライブ処理を施して前記大型基板を切断する工程とを含み、前記複数の検査用信号線を形成する工程は、前記高抵抗部分を、少なくとも部分的に前記検査端子と層間絶縁膜を介して互いに異なる層に配置すると共に前記検査端子が形成された領域内を引き回し、前記互いに隣り合う素子基板の一方から他方へ前記切断領域を跨ぐように形成し、前記複数の検査端子を形成する工程は、前記切断領域から前記レーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径に応じた所定の距離だけ離して、前記複数の検査端子を形成する。
本発明に係る電気光学装置によれば、その駆動時に駆動回路により複数の画素部が駆動されることにより、画素領域において画像表示動作が例えばアクティブマトリクス駆動方式により行われる。また、典型的には電気光学装置の製造プロセスにおいて、検査回路によって複数の画素部の駆動について検査が行われる。
本発明に係る電気光学装置の製造方法によれば、このような電気光学装置を複数の素子基板を含む大型基板上で製造する。即ち、大型基板上における個々の素子基板上に、複数の画素部と、駆動回路及び検査回路を形成し、以下のような各工程を経て電気光学装置を製造する。
より具体的には、大型基板における個々の素子基板毎に複数の検査端子を、素子基板上の少なくとも一辺に沿って配列して形成する。この、複数の検査端子を形成する工程と相前後して、素子基板上の検査回路や駆動回路と、複数の検査端子との間を電気的に接続するように引き回して複数の検査用信号線を形成する。その後、大型基板を、切断領域に対してレーザースクライブ処理を施すことにより切断し、個々の素子基板を分離する。よって、本発明に係る電気光学装置の製造方法によれば、レーザースクライブ処理により、電気光学装置の小型化に伴い狭小化された個々の素子基板を容易に大型基板から分断することができる。
本発明に係る電気光学装置では、検査時に複数の検査端子には夫々、入力信号として検査回路を駆動させるための信号(後述するクロック信号やスタート信号等)が検査用信号線を介して入力されたり、出力信号として検査回路や駆動回路から検査のために生成される信号が検査用信号線を介して出力される。検査回路や駆動回路から検査端子に出力された信号に基づいて、駆動回路による画素部の駆動に係る検査が行われる。
ここに、複数の検査用信号線を形成する工程では、例えばAl(アルミニウム)等を含む導電材料により検査用信号線の低抵抗部分、及び低抵抗部分よりも電気抵抗が大きくなるように、例えば導電性のポリシリコン等により検査用信号線の高抵抗部分を夫々形成する。従って、電気光学装置で発生する静電気が検査用信号線に印加された場合であっても、高抵抗部分によって、検査回路や駆動回路(より具体的には、これらの回路に含まれるトランジスタ)に過剰な電圧が印加されてしまうことを抑制或いは防止できる。この結果、検査回路や駆動回路が静電破壊されてしまうことを抑制或いは防止できる。
また、高抵抗部分の少なくとも一部を、素子基板上の積層構造において、層間絶縁膜を介して検査端子より典型的には下層側に配置し、該層間絶縁膜に開孔されたコンタクトホールを介して検査端子と電気的に接続して形成する。更に、高抵抗部分の少なくとも一部を、検査端子が形成された領域内で引き回して形成する。従って、基板上において、高抵抗部分を検査端子が形成された領域を除く領域に引き回す面積を小さくすることができる。
また、高抵抗部分を少なくとも部分的に、大型基板上の互いに隣り合う素子基板の一方から他方へ、これらの素子基板を隔てる切断領域を跨ぐように形成し、大型基板を分断する際に高抵抗部分を切断する。よって、検査終了後であって製造後の電気光学装置の駆動において、検査端子に、例えば既に説明したような不測の事態により電位が印加されたとしても、検査用信号線は高抵抗部分で断線されているため、この電位が駆動回路や検査回路に印加されるのを防止することが可能となる。従って、電気光学装置の誤動作を防止することができる。
本発明では、複数の検査端子を形成する工程において、各素子基板上において複数の検査端子を、レーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径に応じた距離だけ、具体的にはレーザーのスポット径よりも大きい距離で切断領域から離して形成する。ここにレーザーのスポット径は、典型的には切断する基板の厚みにより変動するものである。具体的には、(i)大型基板をそれ単独に分断する場合と、(ii)この大型基板の個々の素子基板に対して、これと共に電気光学物質を挟持する他の基板(例えば対向基板)を複数含む別の大型基板を貼り合せて対向させ、このような2枚の大型基板を一挙に分断する場合、或いは更に2枚の大型基板の少なくとも一方に他の防塵用基板等を貼り合せて2枚以上の大型基板を分断する場合とでは、レーザーのスポット径は前者((i)の場合)に比べて後者((ii)の場合)のほうがより大きくなる。よって、複数の検査端子は、素子基板上において切断領域からの距離が、典型的には上述したような分断する基板の厚みに応じたレーザーのスポット径よりも大きくなるように配置する。従って、複数の検査端子が少なくとも部分的に切断領域に近接し、レーザースクライブ処理においてレーザーの照射により発生した熱が、切断領域に近接した検査端子から駆動回路等に伝達し易くなるのを防止することができる。言い換えれば、レーザースクライブ処理においてレーザーの照射により発生した熱を、複数の検査端子から駆動回路等により伝達し難くすることができる。その結果、レーザースクライブ処理における素子破壊を防止することが可能となる。
従って、以上説明したような本発明に係る電気光学装置の製造方法によれば、信頼性を向上させて小型化に適する電気光学装置を製造することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法の一態様では、前記複数の検査用信号線を形成する工程は、前記高抵抗部分を前記低抵抗部分よりもシート抵抗が大きくなるような導電材料により形成する。
この態様によれば、複数の検査用信号線を形成する工程において、高抵抗部分の電気抵抗が低抵抗部分よりも大きくなるように形成すると共に、高抵抗部分における熱伝導を小さく抑えることが可能となる。よって、大型基板を切断する工程において、レーザースクライブ処理におけるレーザーの照射により発生した熱が検査端子から検査用信号線に伝達しても、高抵抗部分においてこの熱を伝達し難くして、基板内の駆動回路等における素子破壊をより有効に防止することができる。
この、複数の検査用信号線を形成する工程で高抵抗部分のシート抵抗が大きくなるように形成する態様では、前記複数の検査用信号線を形成する工程は、前記高抵抗部分を導電性のポリシリコンにより形成するようにしてもよい。
この場合には、高抵抗部分のシート抵抗が低抵抗部分より大きくなるように形成することが可能となる。
本発明の電気光学装置用基板は上記課題を解決するために、素子基板と、該素子基板上の画素領域に配列された複数の画素部と、該複数の画素部を駆動させる駆動回路と、該駆動回路による前記複数の画素部の駆動についての検査を行うための検査回路とを備える電気光学装置を製造するための電気光学装置用基板であって、前記素子基板を複数含み、該複数の素子基板のうち互いに隣り合う素子基板が、レーザースクライブ処理が施される切断領域により互いに隔てられた大型基板と、前記複数の素子基板の各々上に形成され、前記検査の際、前記検査回路及び前記駆動回路における入出力信号が夫々入出力される複数の検査端子と、前記複数の検査端子から前記駆動回路及び前記検査回路へ夫々引き回され、低抵抗部分と該低抵抗部分よりも高抵抗な高抵抗部分とから夫々なる複数の検査用信号線とを備え、前記複数の検査用信号線は、前記高抵抗部分が、少なくとも部分的に前記検査端子と層間絶縁膜を介して互いに異なる層に配置されると共に前記検査端子が形成された領域内を引き回され、前記互いに隣り合う素子基板の一方から他方へ前記切断領域を跨ぐように形成され、前記複数の検査端子は、前記切断領域から前記レーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径に応じた所定の距離だけ離して形成される。
本発明の電気光学装置用基板によれば、上述した本発明に係る電気光学装置の製造方法と同様に、静電破壊やレーザースクライブ処理による素子破壊を防止し、信頼性を向上させて小型化に適する電気光学装置を製造することができる。
尚、本発明の電気光学装置用基板においても、上述した本発明に係る電気光学装置の製造方法における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。以下の実施形態では、本発明の電気光学装置の一例であるアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例にとる。
先ず、本実施形態に係る液晶装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。ここに図1は、対向基板側から見た液晶装置の平面図であり、図2は、図1のH−H’断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置100は、対向配置された素子基板10と、対向基板20とを備えている。素子基板10は、対向基板20及び素子基板10を対向配置した状態で、平面的に見て(即ち、図1において)素子基板10の少なくとも一辺が、対応する対向基板20の一辺から張り出す或いは露出するように、対向基板20と比較して大きい平面サイズで形成されている。
素子基板10と対向基板20との間には液晶層50が封入されており、素子基板10と対向基板20とは、本発明に係る「画素領域」の一例としての画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域52aに設けられたシール材52により相互に接着されている。これにより、素子基板10及び対向基板20間において、シール材52によって囲まれた画像表示領域10aに液晶層50が封入される。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいて素子基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。また、シール材52中には、素子基板10と対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。
図1において、シール材52が配置されたシール領域52aの内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、素子基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。尚、本実施形態においては、画像表示領域10aの周辺を規定する周辺領域が存在する。言い換えれば、本実施形態では、素子基板10の中心から見て、額縁遮光膜53より以遠が周辺領域として規定されている。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域52aの外側に位置する領域には、画像信号が供給される画像信号端子などを含む外部回路接続端子102が素子基板10の、対向基板20から張り出した一辺に沿って設けられている。即ち、図1中で素子基板10の下縁に沿って横に長手状に延びる張出領域に、複数の外部回路接続端子102が配列されている。
この一辺(即ち、素子基板10における複数の外部回路接続端子102が配列された一辺)に沿ったシール領域52aよりも内側に、デマルチプレクサ7が額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。また、走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域52aの内側に、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。更に、検査回路160は、この一辺に対向する辺に沿ったシール領域52aよりも内側に、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。加えて、検査回路160と電気的に接続された検査端子103が、走査線駆動回路104が配置された素子基板10の2辺の両方に沿って、該2辺の各々に沿ったシール領域52aよりも外側に設けられている。即ち、図1中で素子基板10の右縁及び左縁の各々に沿って縦に伸びる帯状領域に、複数の検査端子103が配列されている。
素子基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、素子基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。素子基板10上には、外部回路接続端子102と、デマルチプレクサ7、走査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90、及び検査端子103と、検査回路160、走査線駆動回路104等とを電気的に接続するための引回配線91が形成されている。
図2において、素子基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成される。画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の配線の上層に画素電極9aが設けられている。画素電極9a上には、配向膜が形成されている。他方、対向基板20における素子基板10との対向面上に、遮光膜23が形成されている。遮光膜23上に、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向して形成されている。対向電極21上には配向膜が形成されている。液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
尚、対向基板20の投射光が入射する側及び素子基板10の出射光が出射する側には各々、例えば、TN(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)モード、D−STN(ダブル−STN)モード等の動作モードや、ノーマリーホワイトモード/ノーマリーブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などが所定の方向で配置される。
次に、本実施形態に係る液晶装置の電気的な構成について、図3及び図4を参照して説明する。ここに図3は、本実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示すブロック図である。図4は、本実施形態に係る液晶装置の画素部の等価回路図である。
図3において、液晶装置100は、素子基板10上に、デマルチプレクサ7、走査線駆動回路104及び検査回路160を備えている。素子基板10上の外部回路接続端子102のうち画像信号端子102vに外部回路としての画像信号供給回路400が電気的に接続されている。
素子基板10上の画像表示領域10aには、1088行の走査線11aが行方向(即ち、X方向)に延在するように設けられ、また、8本毎にグループ化された1984(=248×8)列のデータ線6aが、列方向(即ち、Y方向)に延在するように、且つ、各走査線11aと互いに電気的な絶縁を保つように、設けられている。尚、走査線11a及びデータ線6aの本数はそれぞれ1088本及び1984本に限定されるものではない。1グループを構成するデータ線数は、本実施形態では「8」としたが、「2」以上であればよい。
画素部600は、1088本の走査線11aと1984本のデータ線6aとの交差に対応して、それぞれ配列されている。従って、本実施形態では、画素部600は、縦1088行×横1984列で、所定の画素ピッチでマトリクス状に配列することになる。
図4に示すように、画素部600は、画素スイッチング用TFT30、液晶素子72及び蓄積容量70を備えている。
画素スイッチング用TFT30は、ソースがデータ線6aに電気的に接続され、ゲートが走査線11aに電気的に接続され、ドレインが後述する液晶素子72の画素電極9aに電気的に接続されている。画素スイッチング用TFT30は、走査線駆動回路104から供給される走査信号によってオンオフが切り換えられる。
液晶素子72は、画素電極9a、対向電極21並びに画素電極9a及び対向電極21間に狭持された液晶から構成されている。液晶素子72において、データ線6a及び画素電極9aを介して液晶に書き込まれた所定レベルのデータ信号は、対向電極21との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として液晶装置100からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射する。
蓄積容量70は、保持された画像信号がリークするのを防ぐために、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に付加されている。
以上のような画素部600が、画像表示領域10aにマトリクス状に配列されているので、アクティブマトリクス駆動が可能となっている。
再び図3において、本実施形態では、1グループを構成する8列のデータ線6aを区別するために、右から順にそれぞれa、b、c、d、e、f、g、h系列と呼ぶ場合がある。詳細には、a系列とは1、9、17、・・・、1977列目のデータ線6aであり、b系列とは2、10、18、・・・、1978列目のデータ線6aであり、c系列とは3、11、19、・・・、1979列目のデータ線6aであり、d系列とは4、12、20、・・・、1980列目のデータ線6aであり、e系列とは5、13、21、・・・、1981列目のデータ線6aであり、f系列とは6、14、22、・・・、1982列目のデータ線6aであり、g系列とは7、15、23、・・・、1983列目のデータ線6aであり、h系列とは8、16、24、・・・、1984列目のデータ線6aである。
走査線駆動回路104は、シフトレジスタを有しており、1、2、3、・・・、1088行目の走査線11aに、走査信号G1、G2、G3、・・・、G1088を供給する。詳細には、走査線駆動回路104は、1フレームの期間にわたって1、2、3、・・・、1088行目の走査線11aを順番に選択するとともに、選択した走査線への走査信号を選択電圧に相当するHレベルとし、それ以外の走査線への走査信号を非選択電圧に相当するLレベルとする。
画像信号供給回路400は、素子基板10とは別体構成であり、表示動作の際には、画像信号端子102vを介して素子基板10と接続される。画像信号供給回路400は、走査線駆動回路104によって選択された走査線11aと、各グループに属する8列のデータ線6aのうち、デマルチプレクサ7によって選ばれるデータ線6aとに対応する画素電極9aに対し、当該画素電極9aが含まれる画素の階調に応じた電圧の画像信号を出力する。画像信号供給回路400から画像信号端子102vに供給された画像信号は、引回配線90(図1参照)に含まれる画像信号線300を介してデマルチプレクサ7へ供給される。
一方、検査時においては、画像信号端子102vには、画像信号供給回路400の代わりに、検査用画像信号供給回路が接続されて、検査動作に合わせた検査用の画像信号が供給される。
尚、本実施形態では、上述したように、データ線6aの列数は「1984」であり、これらが8列毎にグループ化されているので、画像信号端子102vの個数は「248」である。
デマルチプレクサ7は、データ線6a毎に設けられたトランジスタ71を含んで構成されている。ここで、トランジスタ71はnチャネル型であり、各ドレインはデータ線6aの一端に電気的に接続されている。同一グループに属するデータ線6aに対応する8個のトランジスタ71のソースは、当該グループに対応する画像信号線300と電気的に共通接続されている。
即ち、m番目(但し、mは1以上248以下の整数)のグループは、a系列の(8m−7)列目、b系列の(8m−6)列目、c系列の(8m−5)列目、d系列の(8m−4)列目、e系列の(8m−3)列目、f系列の(8m−2)列目、g系列の(8m−1)列目及びh系列の(8m)列目のデータ線6aから構成されるので、これら8列のデータ線6aに対応するトランジスタ71のソースは電気的に共通接続されて、画像信号VID(m)が供給される。(8m−7)列目のデータ線6aに対応するトランジスタ71のゲートには、制御信号線700を介して制御信号Sel1が供給され、同様に(8m−6)列目、(8m−5)列目、(8m−4)列目、(8m−3)列目、(8m−2)列目、(8m−1)列目及び(8m)列目のデータ線6aに対応するトランジスタ71のゲートには、引回配線90(図1参照)に含まれる制御信号線700を介して制御信号Sel2、Sel3、Sel4、Sel5、Sel6、Sel7及びSel8が供給される。制御信号Sel1、Sel2、・・・、Sel8は、図示しない外部回路としてのタイミング制御回路から外部回路接続端子102のうち制御信号端子102sを介して制御信号線700に供給される。
図3において、検査回路160は、制御回路162、及びデータ線6a毎に設けられたトランジスタであるTFT164を含んで構成されている。
制御回路162は、シフトレジスタを含んで構成されている。制御回路162には、検査時において、転送開始パルスDX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXB、転送方向制御信号DIRX、電源電位VDDが、外部に設けられた検査制御回路(図示省略)から検査端子103(図1参照)のうち検査端子103i、及び引回配線91(図1参照)に含まれる検査用信号線810を介して供給される。制御回路162は、検査時において、転送開始パルスDXを、転送方向制御信号DIRX並びにクロック信号CLX及び反転クロック信号CLXBに従って順次シフトして、転送パルスX1、X2、・・・、X248を後述するTFT164の各グループに対応して出力する。本実施形態では、検査用信号線810は、後に詳述するように、低抵抗部811と、低抵抗部811よりも高抵抗である高抵抗部812とを有しており、検査回路160(より具体的には、制御回路162に含まれるTFT)が静電破壊されてしまうことを低減或いは防止できる。
TFT164は、nチャネル型のTFTであり、各ソースは、データ線6aの他端(即ち、データ線6aにおけるデマルチプレクサ7が電気的に接続された一端とは反対側である他端)に電気的に接続されている。同一グループに属するデータ線6aに対応する8個のTFT164のゲートは電気的に共通接続されており、制御回路162から当該グループに対応する転送パルスXmが供給される。
即ち、m番目のグループを構成する(8m−7)列目、(8m−6)列目、(8m−5)列目、(8m−4)列目、(8m−3)列目、(8m−2)列目、(8m−1)列目及び(8m)列目のデータ線6aに対応するTFT164のゲートには、制御回路162による転送パルスXmが共通に供給される。
1番目から248番目までのグループにおいてa系列のデータ線6aに対応するTFT164のドレインは、グループを構成するデータ線6aの数と同じ本数である8本の検査用信号線820のうち、検査信号Cx1として読み出す検査用信号線820に電気的に共通接続されている。同様に、各グループにおいて、b、c、d、e、f、g及びh系列のデータ線6aに対応するTFT164のドレインは、8本の検査用信号線820のうち、検査信号Cx2、Cx3、Cx4、Cx5、Cx6、Cx7及びCx8として読み出す検査用信号線820に電気的に共通接続されている。検査用信号線820は、引回配線91(図1参照)に含まれ、検査端子103(図1参照)のうち検査端子103oに電気的に接続されている。本実施形態では、検査用信号線820は、後に詳述するように、検査用信号線810と概ね同様に、低抵抗部821と、低抵抗部821よりも高抵抗である高抵抗部822とを有しており、検査回路160(より具体的には、TFT164)が静電破壊されてしまうことを低減或いは防止できる。
上述した検査回路160によって、検査時には、例えば、データ線6aのグループ毎に制御回路162から転送パルスX1、X2、・・・、X120を出力して、各グループに対応するTFT164をオン状態とすることで、予め所定電圧の検査用の画像信号が供給されたデータ線6aの電位を、8本の検査用信号線820を介して検査端子103oに出力する。そして、8本の検査用信号線820に電気的に接続された外部の判定手段によって8本の検査用信号線820が所定の電位であるか否かを判定することで、デマルチプレクサ7や各データ線6aの良否を判定する検査が行われる。尚、このような検査は、後に説明するが、マザー基板上に素子基板10の側における各種の構成要素が形成された状態で(即ち、マザー基板が液晶装置100毎に分断される前に)行われる。
検査端子103(図1参照)のうち検査端子103yは、検査時において、走査線駆動回路104から出力される検査用の出力信号を、検査信号YEPとして読み出すための検査用端子であり、引回配線91(図1参照)に含まれる検査用信号線830を介して走査線駆動回路104(より具体的には、走査線駆動回路104の有するシフトレジスタの最終段の出力線)と電気的に接続されている。検査時において、検査端子103yをプローブすることで、走査線駆動回路104を検査することができる。本実施形態では、検査用信号線830は、後に詳述するように、低抵抗部831と、低抵抗部831よりも高抵抗である高抵抗部832とを有しており、走査線駆動回路104(より具体的には、走査線駆動回路104に含まれるTFT)が静電破壊されてしまうことを低減或いは防止できる。
尚、検査端子103(図1参照)のうち検査端子103ncは、未使用端子である。検査端子103ncは、検査端子103iと同様に、検査用信号線810を介して制御回路162と電気的に接続されている。
ここで、上述のように構成された液晶装置の動作について、図3を参照して説明する。
走査線駆動回路104は、ある1フレーム(第nフレーム)の期間にわたって走査信号G1、G2、・・・、G1088を1水平期間毎に順次排他的にHレベル(即ち、選択電圧)とする。
ここで、1水平期間では、タイミング制御回路から供給される制御信号Sel1、Sel2、・・・、Sel8は、この順番で排他的にHレベルとなり、この供給に合わせて画像信号供給回路400は、画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248を供給する。
詳細には、画像信号供給回路400は、i行目の走査信号GiがHレベルとなる期間において、制御信号Sel1がHレベルとなったとき、i行目の走査線11aとa系列のデータ線6aとの交差に対応する画素の階調に応じた電圧だけ対向電極電位LCCOMに対して高位または低位の画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248を、1、2、3、・・・、248番目のグループに対応させて一斉に出力する。この際、制御信号Sel1だけがHレベルであるので、a系列のデータ線6aが選択される(即ち、a系列のデータ線6aに対応するトランジスタ71だけがオンする)結果、画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248は、それぞれa系列(1、9、17、・・・、1977列目)のデータ線6aに供給される。一方、走査信号GiがHレベルであると、i行目に位置する画素のすべてにおいて、画素スイッチング用TFT30がオン(導通)状態となるので、a系列のデータ線6aに供給された画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248は、それぞれi行1列、i行9列、i行17列、・・・、i行1977列の画素電極9aに印加されることになる。
次に、画像信号供給回路400は、制御信号Sel2がHレベルとなったとき、今度はi行目の走査線11aとb系列のデータ線6aとの交差に対応する画素の階調に応じた電圧の画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248を、1、2、3、・・・、248番目のグループに対応させて一斉に出力する。この際、制御信号Sel2だけがHレベルであるため、b系列のデータ線6aが選択される結果、画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248は、それぞれb系列(2、10、18、・・・、1978列目)のデータ線6aに供給されて、それぞれi行2列、i行10列、i行18列、・・・、i行1978列の画素電極9aに印加されることになる。
同様に、画像信号供給回路400は、i行目の走査信号GiがHレベルとなる期間において、制御信号Sel3がHレベルとなったときには、i行目の走査線11aとc系列のデータ線6aとの交差に対応する画素、制御信号Sel4がHレベルとなったときには、i行目の走査線11aとd系列のデータ線6aとの交差に対応する画素、制御信号Sel5がHレベルとなったときには、i行目の走査線11aとe系列のデータ線6aとの交差に対応する画素、制御信号Sel6がHレベルとなったときには、i行目の走査線11aとf系列のデータ線6aとの交差に対応する画素、制御信号Sel7がHレベルとなったときには、i行目の走査線11aとg系列のデータ線6aとの交差に対応する画素、制御信号Sel8がHレベルとなったときには、i行目の走査線11aとh系列のデータ線6aとの交差に対応する画素、の階調に応じた電圧の画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248を、それぞれ1、2、3、・・・、248番目のグループに対応させて一斉に出力する。これにより、i行目の各画素の階調に応じた画像信号VID1、VID2、VID3、・・・、VID248が、c系列(3、11、19、・・・、1979列目)のデータ線6aに供給されて、それぞれi行3列、i行11列、i行19列、・・・、i行1979列の画素電極9aに印加され、引き続き、d系列(4、12、20、・・・、1980列目)のデータ線6aに供給されて、それぞれi行4列、i行12列、i行20列、・・・、i行1980列の画素電極9aに印加され、引き続き、e系列(5、13、21、・・・、1981列目)のデータ線6aに供給されて、それぞれi行5列、i行13列、i行21列、・・・、i行1981列の画素電極9aに印加され、引き続き、f系列(6、14、22、・・・、1982列目)のデータ線6aに供給されて、それぞれi行6列、i行14列、i行22列、・・・、i行1982列の画素電極9aに印加され、引き続き、g系列(7、15、23、・・・、1983列目)のデータ線6aに供給されて、それぞれi行7列、i行15列、i行23列、・・・、i行1983列の画素電極9aに印加され、引き続き、h系列(8、16、24、・・・、1984列目)のデータ線6aに供給されて、それぞれi行8列、i行16列、i行24列、・・・、i行1984列の画素電極9aに印加される。
これにより、i行目の画素に対して、階調に応じた画像信号の電圧を書き込む動作が完了する。尚、画素電極9aに印加された電圧は、走査信号GiがLレベルになっても、液晶容量によって次の第(n+1)フレームの書き込みまで保持されることになる。
次に、本実施形態に係る液晶装置における、検査端子と電気的に接続された引回配線の具体的な構成について、図3に加えて図5から図8を参照して説明する。尚、ここでは、検査端子103のうち検査端子103iと電気的に接続された、引回配線91に含まれる検査用信号線810について主に説明する。引回配線91に含まれる他の配線(上述した検査用信号線820及び830)も、検査用信号線810と概ね同様に構成されている。
ここで先ず、本実施形態に係る液晶装置の検査端子の配置について、図5及び図6を参照して説明する。ここに図5は、本実施形態に係る液晶装置が、マザー基板上で製造されることを説明するための部分平面図である。図6は、図5の点線A0によって囲まれる一部の構成を示す部分拡大平面図である。
図5に示すように、本実施形態に係る液晶装置100は、製造プロセスにおいて、マザー基板S上で一挙に複数形成される形態がとられるものとする。即ち、マザー基板Sの上において、液晶装置100が縦横それぞれにマトリクス状に配列されるように形成され、各液晶装置100においては、それぞれ、図1から図4を参照して説明したような各種の構成要素(画素スイッチング用TFT30や走査線11a、データ線6a等、或いは走査線駆動回路104やデマルチプレクサ7、検査回路160等)が形成されることになるのである。
ちなみに、図5において示されるマザー基板Sは、図1及び図2に示される素子基板10を複数含んでなる。即ち、図5に示すマザー基板S上には、素子基板10の側における各種の構成要素が形成され、これとは別に、図5には図示しない例えば石英基板又はガラス基板の上に、対向電極21、配向膜等々が形成されて、対向基板20が複数形成される。そして、マザー基板Sに形成された素子基板10の各々に、対向基板20を個別に対向させて、一対の素子基板10及び対向基板20について、個別に、シール材52によって貼り合わせて貼り合せた後、素子基板10及び対向基板20間に液晶を封入する。その後、マザー基板Sを分断することによって、図1及び図2に示したような各個別の液晶装置100が製造されることになる。
ここで、図5及び図6に示すように、マザー基板Sにおいて各素子基板10の外周に沿って切断領域Ctが設けられる。そして、マザー基板Sは、切断領域Ctに対してダイシング或いはスクライビングが施されることにより分断される。
図6において、複数の検査端子103(即ち、検査端子103i、103o、103nc及び103y)は、素子基板10上の周辺領域のうちシール領域52aよりも外側に、素子基板10の一辺に沿って配列されている。検査端子103は、好ましくは、図1を参照して上述したように素子基板10における画像表示領域10aの両側の各々に配置されるので、マザー基板Sにおいて互いに隣り合う素子基板10の各々に形成された検査端子103は、切断領域Ctを挟んで互いに隣り合うことになる。
尚、図6中では、左側の素子基板10における画像表示領域10aの側に配置された8個の検査端子103と、右側の素子基板10における画像表示領域10aの左側に配置された8個の検査端子103とが、切断領域Ctを挟んで互いに隣り合っている。
続いて、本実施形態に係る液晶装置の検査用信号線810の具体的な構成について、図3に加えて図7及び図8を参照して説明する。ここに図7は、図6の点線A1で囲む一部の構成を示す部分拡大平面図であり、図8は、図7のB−B’断面図である。
図3、図7及び図8に示すように、本実施形態では、検査用信号線810は、低抵抗部811及び高抵抗部812を有している。尚、図7及び図8中では、左側の素子基板10上の検査端子103iに電気的に接続された高抵抗部812を高抵抗部812−1として示し、右側の素子基板10の検査端子103iに電気的に接続された高抵抗部812を高抵抗部812−2として示してある。
尚、低抵抗部811は、本発明に係る「低抵抗部分」の一例であり、高抵抗部812は、本発明に係る「高抵抗部分」の一例である。
図3及び図7において、低抵抗部811は、検査用信号線810における、後述する高抵抗部812以外の部分として形成されている。
図7及び図8において、低抵抗部811は一例として、アルミニウム膜等からなる検査端子103iと同一膜から形成された配線層811aと、検査端子103iと層間絶縁膜42を介して下層側に形成されたアルミニウム膜等からなる中継層913と同一膜から形成された配線層811bとからなる。配線層811aと配線層811bとは、層間絶縁膜42に開孔されたコンタクトホール81bを介して互いに電気的に接続されている。即ち、低抵抗部811は、互いに電気的に接続された2つの配線層811a及び811bからなる二重配線として形成されている。低抵抗部811は、素子基板10上の周辺領域のうち検査端子103iが形成されていない領域に形成されている。即ち、低抵抗部811は、素子基板10上で平面的に見て、検査端子103iと重ならないように設けられている。
検査端子103iは、層間絶縁膜42上に配置されたアルミニウム膜等からなり、該アルミニウム膜等の上層側に配置された層間絶縁膜43に開口された開口部1530から露出するように形成されている。
一方、高抵抗部812(即ち、高抵抗部812−1及び812−2)は、中継層913よりも層間絶縁膜41を介して下層側に(言い換えれば、素子基板10上の下地絶縁膜12上に)配置された例えば導電性ポリシリコン膜から構成されている。高抵抗部812は、低抵抗部811と、層間絶縁膜41に開孔されたコンタクトホール82b(図7参照)を介して電気的に接続されている。また、高抵抗部812は、検査端子103iと、コンタクトホール83b、84b及び中継層913を介して電気的に接続されている。より詳細には、高抵抗部812は、中継層913と、層間絶縁膜41に開孔されたコンタクトホール84bを介して電気的に接続されている。更に、中継層913は、検査端子103iと、層間絶縁膜42に開孔されたコンタクトホール83bを介して電気的に接続されている。言い換えれば、中継層913は、高抵抗部812と検査端子103iとを電気的に中継接続する。
尚、検査端子103iが形成された領域内の一部には、高抵抗部812と同一膜からなるダミー膜923が設けられており、ダミー膜923は、中継層913と、層間絶縁膜41に開孔されたコンタクトホール85bを介して電気的に接続されている。
よって、導電性ポリシリコン膜からなる高抵抗部812は、アルミニウム膜からなる二重配線とされた低抵抗部811よりも電気的な抵抗値が高くなっている。即ち、検査用信号線810の低抵抗部811に対して、高抵抗部812によって、抵抗が付加されている。従って、例えば、マザー基板Sに形成された複数の液晶装置100に対して検査を行う際などに、液晶装置100の周辺で静電気が発生し、検査用信号線810に印加された場合であっても、高抵抗部812によって、検査用信号線810と電気的に接続された検査回路160(より具体的には、制御回路162に含まれるTFT)に過剰な電圧が印加されてしまうことを抑制或いは防止できる。この結果、検査用信号線810に印加された静電気によって検査回路160が静電破壊されてしまうことを抑制或いは防止できる。
ここで、図7に示すように、本実施形態では、検査用信号線810は、高抵抗部812が切断領域Ctを跨ぐように形成されており、マザー基板Sが素子基板10毎に分断される際に、その途中で切断される。よって、マザー基板Sが分断されることで個別の液晶装置100が製造された後において検査端子103iに印加された静電気等の電位が、検査用信号線810を介して検査回路160に印加されることを防止できる。また、液晶装置の誤動作を防止することも可能となる。
図7において、本実施形態では特に、検査用信号線810が有する高抵抗部812の一部は、周辺領域のうち検査端子103iが形成された領域内で引き回されている。より詳細には、図7中、左側の素子基板10上の検査端子103iに電気的に接続された検査用信号線810に着目すれば、検査用信号線810が有する高抵抗部812−1の一部は、当該高抵抗部812−1が電気的に接続された検査端子103iが形成された領域内で引き回されると共に、高抵抗部812−1の他の一部は、右側の素子基板10上の検査端子103i(言い換えれば、当該高抵抗部812−1が電気的に接続されない検査端子103i、つまり、高抵抗部812−2が電気的に接続される検査端子103)が形成された領域内で引き回されている。即ち、高抵抗部812−1は、その一部812−1aが当該高抵抗部812−1が電気的に接続された検査端子103iと重なるように形成されると共に、その他の一部812−1bが当該高抵抗部812−1が電気的に接続された検査端子103iが形成された素子基板10とマザー基板S上で互いに隣り合う素子基板10上に形成された検査端子103iと重なるように形成される。言い換えれば、高抵抗部812−1は、マザー基板S上で互いに隣り合う素子基板10に夫々形成されると共に切断領域Ctを介して互いに隣り合う2つの検査端子103iと夫々重なって引き回される部分を有している。つまり、高抵抗部820−1は、高抵抗部820−1の有する抵抗値が、所定の抵抗値に近づくように、その一部812−1a及びその他の一部812−1bが検査端子103iが形成された領域内で引き回されている。よって、高抵抗部820−1を、所定の抵抗値を有するようにするために、素子基板10上の周辺領域のうち検査端子103iが形成された領域を除く領域に引き回す面積を小さくすることができる。従って、素子基板10上の周辺領域を画像表示領域10aに対して狭めることが可能となり、画像表示領域10aを狭めることなく素子基板10を小さく(言い換えれば、シュリンク)することが可能となる。この結果、当該液晶装置100を小型化することが可能となる。
加えて、図7に示すように、本実施形態では特に、切断領域Ct付近に配列された検査端子103i(及び他の検査端子103o、103y及び103nc)は、後述するようなレーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径に応じた所定の距離d0だけ切断領域Ctから離れて配置されている。
続いて、本実施形態における液晶装置の製造方法について、特に図5から図8を参照して説明した検査端子及び検査用信号線の形成、並びにマザー基板の切断に係る工程に着目して、図9から図11を参照しつつ詳細に説明する。よって、上述の各工程以外の製造プロセスについては図示せず且つ説明を省略する。
図9は、液晶装置に設けられる防塵用基板の構成を概略的に示す斜視図である。ここに、図2において既に説明したように、対向基板20及び素子基板10の互いの対向面と反対側の外側表面には夫々、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などに加えて、図9に示す防塵用基板400が設けられる。防塵用基板400は、例えば石英基板又はガラス基板等の透明基板からなる。防塵用基板400によって、素子基板10或いは対向基板20に粉塵が付着し、映写幕上にその粉塵の像が投影されてしまうことで発生する、画像品質の低下を防止できる。尚、外部回路接続端子102に対して例えば駆動用ICがフレキシブル基板501に形成されて、TAB(Tape Automated Bonding)実装される。
図10及び図11を参照して、液晶装置の製造プロセスにおける検査端子及び検査用信号線の形成、並びにマザー基板の切断に係る各工程を説明する。ここに図10は、検査端子及び検査用信号線の形成に係る各工程について、図8に示す断面部分の構成を示す工程図であり、図11は、マザー基板の切断に係る各工程について説明するための概略的な工程図である。
液晶装置の製造時、図5に示すようなマザー基板S上の各素子基板10において、図10(a)では、低抵抗部811及び高抵抗部812からなる検査用信号線810(及びこれと共に検査用信号線820及び830)、ダミー膜923を形成した後、図10(b)では、絶縁膜41及び42を形成し、コンタクトホール83b、84b及び85bを開孔し、更には中継層913を形成した後、検査端子103i(及び他の検査端子103o、103y及び103nc)を形成する。その後、絶縁膜43を形成して開口部1530(図8参照)を開口する。
続いて、図11(a)において、これとは別途、図1又は図2を参照して説明したような対向電極21等が形成された対向基板20を複数含む石英基板又はガラス基板等の大型基板、並びに図9を参照して説明したような防塵用基板400を複数含む大型基板を夫々マザー基板Sに対して貼り合わせる。この際、マザー基板Sに対して貼り合わされる各大型基板における切断領域と、マザー基板Sにおける切断領域Ct(図5参照)とは位置合わせをして貼り合わされる。図11(a)においては、これらの、マザー基板Sを含む4枚の大型基板の各々について区別せずにあわせて切断領域Ctとして示してある。その後、これら4枚の大型基板の切断領域Ctに対してレーザースクライブ処理を施すことにより切断する。
その後図11(b)において、分断された素子基板10及び対向基板20、並びに防塵用基板400について、更に対向基板20とこれに貼り合わされた防塵用基板400を、図1又は図2を参照して説明した対向基板20の所定のサイズに合わせて更に分断する。従って、本実施形態では、レーザースクライブ処理により、液晶装置の小型化に伴い狭小化された素子基板10等を容易にマザー基板S等の大型基板から分断することができる。
ここに、図7を参照して説明したように、図10(b)においては図6に示す検査端子103を切断領域Ctから所定の距離d0だけ離して形成する。この所定の距離d0は、レーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径より大きくなるように検査端子103を形成する。従って、図11(a)の工程で、複数の検査端子103が少なくとも部分的に切断領域Ctに近接し、レーザースクライブ処理においてレーザーの照射により発生した熱が、切断領域Ctに近接した検査端子103から走査線駆動回路104等に伝達し易くなるのを防止することができる。
更に、図10(a)において、本実施形態では特に、検査用信号線810の高抵抗部812を、既に説明したように例えば導電性ポリシリコン膜により形成する。これにより高抵抗部812のシート抵抗が、例えばアルミニウム膜よりなる低抵抗部811より大きくなるように形成し、且つ高抵抗部812における熱伝導を小さく抑えることが可能となる。従って、レーザースクライブ処理におけるレーザーの照射により発生した熱が検査端子103から検査用信号線810に伝達しても、高抵抗部812においてこの熱を伝達し難くすることができる。尚、同様の効果は、検査用信号線810と同様の構成を有する他の検査用信号線820及び830等についても得ることが可能である。
よって、図11(a)の工程で、レーザースクライブ処理における素子破壊を防止することが可能となる。
従って、以上説明したような本実施形態に係る液晶装置の製造方法によれば、信頼性を向上させて小型化に適する液晶装置を製造することができる。
尚、図11(a)及び図11(b)を参照して説明した大型基板の分断に係る工程は上述の説明に限られず、例えば、対向基板20を複数含む大型基板を分断した後、マザー基板Sにおける各々の素子基板10に対向基板20を個別に貼り合せて、マザー基板Sを単独でレーザースクライブ処理により分断するようにしてもよい。この場合、防塵用基板400は例えば対向基板20と同様に分断した状態で貼り合せられる。このような手順による場合と、上述の図11(a)及び図11(b)による手順とでは、レーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径は変動するが、いずれにしてもこのスポット径に応じた距離だけ、検査端子103を切断領域Ctから離して形成することにより、レーザースクライブ処理における素子破壊を防止することが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す平面図である。 図1のH−H’断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る液晶装置の画素部の等価回路図である。 本実施形態に係る液晶装置が、マザー基板上で製造されることを説明するための部分平面図である。 図5の点線A0によって囲まれる一部の構成を示す部分拡大平面図である。 図6の点線A1で囲む一部の構成を示す部分拡大平面図である。 図7のB−B’断面図である。 液晶装置に設けられる防塵用基板の構成を概略的に示す斜視図である。 検査端子及び検査用信号線の形成に係る各工程について、図8に示す断面部分の構成を示す工程図である。 マザー基板の切断に係る各工程について説明するための概略的な工程図である。
符号の説明
6a…データ線、7…デマルチプレクサ、9a…画素電極、10…素子基板、10a…画像表示領域、11a…走査線、20…対向基板、21…対向電極、30…画素スイッチング用TFT、50…液晶層、90、91…引回配線、102…外部回路接続端子、102v…画像信号端子、103、103i、103o、103y、103nc…検査端子、104…走査線駆動回路、160…検査回路、300…画像信号線、400…画像信号供給回路、600…画素部、810、820、830…検査用信号線、811…低抵抗部、812…高抵抗部

Claims (4)

  1. 素子基板と、該素子基板上の画素領域に配列された複数の画素部と、該複数の画素部を駆動させる駆動回路と、該駆動回路による前記複数の画素部の駆動についての検査を行うための検査回路とを備える電気光学装置を製造する電気光学装置の製造方法であって、
    前記素子基板を複数含む大型基板における前記複数の素子基板の各々上に、前記検査の際、前記検査回路及び前記駆動回路における入出力信号が夫々入出力される複数の検査端子を形成する工程と、
    前記複数の検査端子から前記駆動回路及び前記検査回路へ夫々引き回されると共に、低抵抗部分と該低抵抗部分よりも高抵抗な高抵抗部分とから夫々なる複数の検査用信号線を形成する工程と、
    前記大型基板における互いに隣り合う前記素子基板を互いに隔てるように配置された切断領域に対してレーザースクライブ処理を施して前記大型基板を切断する工程と
    を含み、
    前記複数の検査用信号線を形成する工程は、前記高抵抗部分を、少なくとも部分的に前記検査端子と層間絶縁膜を介して互いに異なる層に配置すると共に前記検査端子が形成された領域内を引き回し、前記互いに隣り合う素子基板の一方から他方へ前記切断領域を跨ぐように形成し、
    前記複数の検査端子を形成する工程は、前記切断領域から前記レーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径に応じた所定の距離だけ離して、前記複数の検査端子を形成する
    ことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 前記複数の検査用信号線を形成する工程は、前記高抵抗部分を前記低抵抗部分よりもシート抵抗が大きくなるような導電材料により形成することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 前記複数の検査用信号線を形成する工程は、前記高抵抗部分を導電性のポリシリコンにより形成することを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 素子基板と、該素子基板上の画素領域に配列された複数の画素部と、該複数の画素部を駆動させる駆動回路と、該駆動回路による前記複数の画素部の駆動についての検査を行うための検査回路とを備える電気光学装置を製造するための電気光学装置用基板であって、
    前記素子基板を複数含み、該複数の素子基板のうち互いに隣り合う素子基板が、レーザースクライブ処理が施される切断領域により互いに隔てられた大型基板と、
    前記複数の素子基板の各々上に形成され、前記検査の際、前記検査回路及び前記駆動回路における入出力信号が夫々入出力される複数の検査端子と、
    前記複数の検査端子から前記駆動回路及び前記検査回路へ夫々引き回され、低抵抗部分と該低抵抗部分よりも高抵抗な高抵抗部分とから夫々なる複数の検査用信号線と
    を備え、
    前記複数の検査用信号線は、前記高抵抗部分が、少なくとも部分的に前記検査端子と層間絶縁膜を介して互いに異なる層に配置されると共に前記検査端子が形成された領域内を引き回され、前記互いに隣り合う素子基板の一方から他方へ前記切断領域を跨ぐように形成され、
    前記複数の検査端子は、前記切断領域から前記レーザースクライブ処理におけるレーザーのスポット径に応じた所定の距離だけ離して形成される
    ことを特徴とする電気光学装置用基板。
JP2008040250A 2008-02-21 2008-02-21 電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板 Pending JP2009198805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008040250A JP2009198805A (ja) 2008-02-21 2008-02-21 電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008040250A JP2009198805A (ja) 2008-02-21 2008-02-21 電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009198805A true JP2009198805A (ja) 2009-09-03

Family

ID=41142352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008040250A Pending JP2009198805A (ja) 2008-02-21 2008-02-21 電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009198805A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113903273A (zh) * 2021-09-29 2022-01-07 京东方科技集团股份有限公司 显示模组和显示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113903273A (zh) * 2021-09-29 2022-01-07 京东方科技集团股份有限公司 显示模组和显示装置
CN113903273B (zh) * 2021-09-29 2024-01-23 京东方科技集团股份有限公司 显示模组和显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228424B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP5286818B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP4448834B2 (ja) 電気光学装置、及びこれを備えた電子機器
US7633469B2 (en) Electro-optical device substrate, electro-optical device, and testing method
JP5428299B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP5024110B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
KR101562394B1 (ko) 전기 광학 장치 및 전자 기기
KR101238337B1 (ko) 어레이 기판 및 이를 갖는 액정표시장치
US8456581B2 (en) Liquid crystal display
JP2017078793A (ja) 電気光学装置、電子機器
US9741296B2 (en) Driving method of a display device, and a display device
US20080129674A1 (en) Display Device
JP2014163952A (ja) 電気光学装置用基板、電気光学装置用基板の製造方法、電気光学装置、電子機器
JP2009198805A (ja) 電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置用基板
JP2010134078A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP5228517B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP4935326B2 (ja) 電気光学装置及びこれを備えた電子機器
JP2012108299A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP4872458B2 (ja) 電気光学装置、及びこれを備えた電子機器
JP5050891B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2008026537A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2009122258A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2010191241A (ja) 液晶装置の製造方法及び液晶装置の検査方法