JP2009197404A - 車両用ハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水等によるシリンダ錠内における機能部等の劣化を抑制することができる車両用ハンドル装置を提供する。
【解決手段】ドアパネル2のドアロック機構を施錠・解錠するためのシリンダ錠5と、ドアパネル2に回動可能に取り付けられた1対の回動部材とを備え、1対の回動部材のうち一方の回動部材は、シリンダ錠5のキー挿抜孔50Bを開閉可能なシャッタ4によって形成され、他方の回動部材は、一方の回動部材にキー挿抜孔50Bを開放する方向の回動力を伝達する回動力伝達部4Bを有し、ドアパネル2を開閉するためのドアハンドル4によって形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ハンドル装置に関し、特にドアハンドルの手動操作によって開閉されるドアパネルを備えた車両用ハンドル装置に関する。
周知のように、自動車等の車両には、ドアパネルのドアロック機構を施錠又は解錠してドアパネルを開閉するための車両用ハンドル装置が組み込まれている。
近年、この種の車両用ハンドル装置には、車両の操作性の向上を図る目的から、その所有者(運転者)が車両に近づいた際に電子的にドアロック機構を解錠し、運転者が車両から離れた際には電子的にドアロック機構を施錠する機能(スマートエントリ機能)を備えたものが提案されている。
このような車両用ハンドル装置は、電子的に施錠・解錠不能となった場合を想定し、施錠・解錠を機械的に行う機能も備えている。
この種の従来の車両用ハンドル装置として、例えば内部に収容したアクチュエータ用リンク機構の断続を切り替えて施錠・解錠を行うドアロックアクチュエータを備えたものがある(特許文献1)。
この車両用ハンドル装置は、ドアハンドルの引き出し(回動)操作によって回転運動を生じるハンドル用リンク機構と、ハンドル用リンク機構の回転運動によって下向きの直線運動を生じるハンドル用ロッドと、ハンドル用ロッドの直線運動を上記したアクチュエータ用リンク機構に伝達する連結レバー機構とを有している。
また、車両用ハンドル装置は、常時開放されているキー挿入孔に対する正規キー(マッチキー)の挿入(差し込み)による回動操作によって回動するキーロータを有してドアハンドルに収容されたシリンダ錠と、シリンダ錠のキーロータの回動運動によって回動するシリンダ錠用ロッドと、シリンダ錠用ロッドの回動運動を上記したアクチュエータ用リンク機構に伝達するキーレバー機構とを有している。
このような車両用ハンドル装置においては、マッチキーのシリンダ錠への差し込み回動操作によってキーロータが中立位置から一方向に回動すると、この回動がシリンダ錠用ロッドを介してキーレバー機構に伝達され、キーレバー機構の作動によってドアロックアクチュエータ内のアクチュエータ用リンク機構の断続が切り替えられ、ドアロック機構が施錠状態から解錠状態にされる。
この後、ドアパネルを開放する方向にドアハンドルを操作すると、このドアハンドルの引き出し(回動)操作がハンドル用リンク機構を介してハンドル用ロッドに伝達される。ハンドル用ロッドがドアハンドルの回動操作によって下方へ直線運動すると、その直線運動が連結レバー機構を介してアクチュエータ用リンク機構に伝達される。アクチュエータ用リンク機構が作動すると、ドアロック機構が解錠状態にされているので、ドアパネルが開放される。
一方、ドアロック機構の解錠状態において、マッチキーのシリンダ錠への差し込み回動操作によってキーロータが中立位置から他方向に回動すると、この回動がシリンダ錠用ロッドを介してキーレバー機構に伝達され、キーレバー機構の作動によってアクチュエータ用リンク機構が作動してドアロック機構が解錠状態から施錠状態にされる。
特開2002−129805号公報
しかしながら、特許文献1の車両用ハンドル装置によると、シリンダ錠のキー挿入孔が常時開放されているため、そのキー挿入孔からシリンダ錠内に雨水等が浸入し、シリンダ錠内の機能部等が劣化し易いという問題があった。
従って、本発明の目的は、ロック機構を施錠又は解錠する(マッチキーを使用する)場合を除いてシリンダ錠内に対する雨水等の浸入を阻止することができ、もって雨水等によるシリンダ錠内における機能部等の劣化を抑制することができる車両用ハンドル装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、開閉パネルのロック機構を施錠・解錠するためのシリンダ錠と、前記開閉パネルに回動可能に取り付けられた1対の回動部材とを備え、前記1対の回動部材のうち一方の回動部材は、前記シリンダ錠のキー挿入孔を開閉可能なシャッタによって形成され、他方の回動部材は、前記一方の回動部材に前記キー挿入孔を開放する方向の回動力を伝達する回動力伝達部を有し、前記開閉パネルを開閉するための操作ハンドルによって形成されていることを特徴とする車両用ハンドル装置を提供する。
本発明によると、ロック機構を施錠又は解錠する場合を除いてシリンダ錠内に対する雨水等の浸入を阻止することができ、雨水等によるシリンダ錠内における機能部等の劣化を抑制することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置が組み込まれた車両を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置を説明するために示す断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置のシリンダ錠に対するマッチキーの挿入状態を示す断面図である。
〔車両用ハンドル装置の全体構成〕
図1及び図2において、符号1で示す車両用ハンドル装置は、自動車Aの乗降口を開閉するドアパネル(開閉パネル)2と、このドアパネル2を操作するためのドアハンドル(他方の回動部材)3と、このドアハンドル3の回動枢支部30を通る軸線上に回動枢支部40を有するシャッタ(一方の回動部材)4とから大略構成されている。
(ドアパネル2の構成)
ドアパネル2は、図2に示すように、ドアロック機構(図示せず)を施錠・解錠するためのシリンダ錠5を有し、自動車Aのフレーム(図示せず)に回動可能に取り付けられている。そして、マッチキーKのシリンダ錠5(キー挿抜孔50B)内への差し込み回動操作によって所定の回動範囲内でフレーム(ボディ)に対して回動し得るように構成されている。ドアパネル2には、そのパネル内外に開口する貫通窓2Aが設けられている。
シリンダ錠5は、図3に示すように、外装部材としてのケース5Aと、マッチキーKの差し込み回動操作によって回動可能なキーロータ5Bとを備えている。
ケース5Aは、キーロータ5Bを収容可能な内部空間54Aを有する丸形箱からなり、ドアパネル2に固定されている。ケース5Aには、その内周面に開口し、かつ内部空間54Aに連通するタンブラ嵌合孔55A,55Aが設けられている。
キーロータ5Bは、マッチキーKを挿抜可能なキー挿抜孔(キー挿入孔)50Bを有し、ケース5Aの内部空間54Aに回動可能に収容されている。そして、そのキー挿抜孔50Bに対するマッチキーKの挿入(照合)状態において、マッチキーKの回動操作によって回動し、ドアロック機構を施錠・解錠するように構成されている。
キーロータ5Bには、その軸線と直交する方向に貫通し、かつキー挿抜孔50Bに連通する複数のタンブラ配置孔52B,52B,…がキー挿抜方向に沿って設けられている。タンブラ配置孔52B,52B,…には、複数のタンブラ(キー照合部材)53B,53B,…がキーロータ5Bの軸線と直交する方向に進退可能に配設されている。
タンブラ53B,53B,…は、キーロータ5Bの軸線方向に所定の間隔をもって配置され、かつタンブラ復帰用のスプリング(図示せず)によって復帰習性が付与されている。タンブラ53B,53B,…には、マッチキーKの凸部kに嵌合するキー嵌合溝530B,530B,…がそれぞれ設けられている。
(ドアハンドル3の構成)
ドアハンドル3は、図2に示すように、ハンドル操作部3A、及びシャッタ4にキー挿抜孔50Bを開放する方向の回動力を伝達する回動力伝達部3Bを有し、ドアパネル2にハンドルブラケット6を介して回動自在に取り付けられ、かつハンドル回動復帰用スプリング(図示せず)によって復帰習性が付与されている。そして、ハンドル回動枢支点30を中心として所定の回動範囲(回動角<θ1+θ2>)内でドアパネル2に対して回動操作し得るように構成されている。
これにより、ドアロック機構の解錠状態においては、ドアハンドル3を図2に実線で示す初期位置から図2に2点鎖線で示す回動角θ1の位置に回動操作し、さらにパネル開方向に操作すると、ドアパネル2が開放される。この場合、シャッタ4がドアハンドル3から回動力を受けず、図2に実線で示す初期位置に配置されているため、シリンダ錠5のキー挿抜孔50Bが閉塞されたままである。
また、ドアロック機構の施錠状態においては、ドアハンドル3を図2に2点鎖線で示す回動角θ1の位置からさらに回動角(θ1+θ2)の位置に回動操作すると、ドアハンドル3からシャッタ4がシリンダ錠5のキー挿抜孔50Bを開放する方向の回動力を受けて図2に実線で示す初期位置から図2に2点鎖線で示す回動角θ2の位置に回動する。この場合、シャッタ4が図2に2点鎖線で示す回動角θ2の位置に回動すると、シリンダ錠5のキー挿抜孔50Bが開放されるため、キー挿抜孔50BにマッチキーKを差し込み回動操作してドアロック機構を解錠することが可能となる。
(シャッタ4の構成)
シャッタ4は、図2に示すように、キーロータ5Bのキー挿抜孔50Bを開閉するシャッタ部4A、ドアハンドル3の回動力伝達部3Bに対応する回動力受部4B、及び回動力受部4Bとシャッタ部4Aとを連結する連結部4Cを有し、ドアハンドル3に並列してハンドルブラケット6に回動自在に配置され、かつシャッタ回動復帰用スプリング(図示せず)によって復帰習性が付与されている。そして、その回動力受部4Bがドアハンドル3の回動力伝達部3Bから回動力を受け、回動枢支点40を中心としてドアハンドル3の回動範囲(回動角θ2)内でドアパネル2に対して回動するように構成されている。
これにより、ドアハンドル3がその初期位置から図2に2点鎖線で示す位置(回動角<θ1+θ2>の位置)に回動すると、その回動力伝達部3Bからシャッタ4が回動力受部4Bを介して回動力を受け、図2に実線で示す位置(初期位置)から図2に2点鎖線で示す位置(回動角θ2の位置)に回動する。この場合、シャッタ4が回動角θ2の位置に回動すると、キー挿抜孔50Bが開放される。
〔車両用ハンドル装置1の動作〕
次に、本実施の形態に示す車両用ハンドル装置1の動作につき、図4(a),(b)及び図5を用いて説明する。図4(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置におけるキー挿入時の動作を説明するために示す断面図である。図4(a)はドアハンドルの引き出し時におけるマッチキーの非挿入状態を、図4(b)はドアハンドルの引き出し時におけるマッチキーの挿入状態をそれぞれ示す。図5は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置の解錠状態における開閉パネルの開放操作を説明するために示す断面図である。
先ず、ドアパネル2の閉状態において、ドアロック機構を施錠状態から解錠状態に切り替えるには、ドアハンドル3を図4(a)に示す初期位置から図4(b)に示す回動位置(回動角<θ1+θ2>の回動位置)まで引き出し(回動)操作することにより行う。
この場合、ドアハンドル3がその初期位置から回動角θ1(図2に示す)の回動位置に向かって時計方向に回動操作されると、この回動角θ1の位置で回動力伝達部3Bがシャッタ4の回動力受部4Bに当接する。そして、ドアハンドル3が回動角θ1の回動位置から回動角(θ1+θ2)の回動位置に向かってさらに回動操作されると、シャッタ4がドアハンドル3(回動力伝達部3B)から回動力を受けてその初期位置から回動角θ2(図2に示す)の回動位置(ドアハンドル3は回動角<θ1+θ2>の回動位置)にドアハンドル3と共に時計方向に回動し、シリンダ錠5(キーロータ50)のキー挿抜孔50Bが開放される。
次に、キーロータ5Bのキー挿抜孔50B内にマッチキーKを挿入すると、タンブラ53B,53B,…のキー嵌合溝530B,530B,…がそれぞれ対応する部位でマッチキーKの凸部kに係合し、これに伴いタンブラ53B,53B,…がタンブラ嵌合孔55A,55Aから離脱され、キーロータ5Bが回動可能な状態となる。
そして、ドアロック機構の施錠状態を解除する方向にマッチキーKを回動操作する。この場合、マッチキーKが回動すると、この回動力がレバー(図示せず)を介してドアロック機構に伝達され、これに伴いドアロック機構が施錠状態から解錠状態に切り替えられる。
この後、ドアパネル2を開放する方向に再びドアハンドル3を操作すると、ドアロック機構が解錠状態にされているので、ドアパネル2が開放される。
なお、ドアパネル2の閉状態において、ドアロック機構が解錠されている場合には、ドアハンドル3を図4(a)に示す初期位置から図5に示す回動位置(回動角θ1の回動位置)まで引き出し(回動)操作し、さらにパネル開方向に操作すると、ドアパネル2が開放される。
一方、ドアパネル2の閉状態において、ドアロック機構を解錠状態から施錠状態に切り替えるには、ドアハンドル3を図4(a)に示す初期位置から図4(b)に示す回動位置(回動角<θ1+θ2>の回動位置)まで引き出し(回動)操作してドアパネル2を開放し、次にキーロータ5Bのキー挿抜孔50B内にマッチキーKを挿入した後、ドアロック機構を施錠する方向にマッチキーKを回動操作してドアパネル2を閉鎖することにより行う。
[第1の実施の形態の効果]
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
ロック機構を施錠又は解錠する場合を除いてシリンダ錠5(キーロータ50)のキー挿抜孔50Bを閉塞し、シリンダ錠5内に対する雨水等の浸入を阻止することができ、雨水等によるシリンダ錠内における機能部等の劣化を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用ハンドル装置を説明するために示す断面図である。図6において、図2と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、第2の実施の形態に示す車両用ハンドル装置61は、一方の回動部材としてのシャッタ62が第1アーム62A及び第2アーム62Bからなる点に特徴がある。
このため、第1アーム62Aにシリンダ錠5(キーロータ50)のキー挿抜孔50Bを開閉するシャッタ部620Aが、また第2アーム62Bにドアハンドル3の回動力伝達部(カム部)3Bに対応する回動力受部620Bがそれぞれ設けられている。
第1アーム62Aと第2アーム62Bとの間には、ドアハンドル3の回動枢支部30を通る軸線と平行な軸線上に位置するシャッタ62の回動枢支部620が配置されている。
〔車両用ハンドル装置1の動作〕
次に、本実施の形態に示す車両用ハンドル装置61の動作につき、図7(a),(b)及び図8を用いて説明する。図7(a)及び(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用ハンドル装置におけるキー挿入時の動作を説明するために示す断面図である。図7(a)はドアハンドルの引き出し時におけるマッチキーの非挿入状態を、図7(b)はドアハンドルの引き出し時におけるマッチキーの挿入状態をそれぞれ示す。図8は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用ハンドル装置の解錠状態における開閉パネルの開放操作を説明するために示す断面図である。
先ず、ドアパネル2の閉状態において、ドアロック機構を施錠状態から解錠状態に切り替えるには、ドアハンドル3を図7(a)に示す初期位置から図7(b)に示す回動位置(回動角<θ1+θ2>の回動位置)まで引き出し(回動)操作することにより行う。
この場合、ドアハンドル3がその初期位置から回動角θ1(図6に示す)の回動位置に向かって時計方向に回動操作されると、この回動角θ1の位置で回動力伝達部3Bがシャッタ62の回動力受部620Bに当接する。そして、ドアハンドル3が回動角θ1の回動位置から回動角(θ1+θ2)の回動位置に向かってさらに回動操作されると、シャッタ62がドアハンドル3(回動力伝達部3B)から回動力を受けてその初期位置から回動角θ2(図6に示す)の回動位置(ドアハンドル3は回動角<θ1+θ2>の回動位置)にドアハンドル3と共に時計方向に回動し、シリンダ錠5(キーロータ50)のキー挿抜孔50Bが開放される。
次に、キーロータ5Bのキー挿抜孔50B内にマッチキーKを挿入すると、タンブラ53B,53B,…のキー嵌合溝530B,530B,…がそれぞれ対応する部位でマッチキーKの凸部kに係合し、これに伴いタンブラ53B,53B,…がタンブラ嵌合孔55A,55Aから離脱され、キーロータ5Bが回動可能な状態となる。
そして、ドアロック機構の施錠状態を解除する方向にマッチキーKを回動操作する。この場合、マッチキーKが回動すると、この回動力がレバー(図示せず)を介してドアロック機構に伝達され、これに伴いドアロック機構が施錠状態から解錠状態に切り替えられる。
この後、ドアパネル2を開放する方向に再びドアハンドル3を操作すると、ドアロック機構が解錠状態にされているので、ドアパネル2が開放される。
なお、ドアパネル2の閉状態において、ドアロック機構が解錠されている場合には、ドアハンドル3を図7(a)に示す初期位置から図8に示す回動位置(回動角θ1の回動位置)まで引き出し(回動)操作し、さらにパネル開方向に操作すると、ドアパネル2が開放される。
一方、ドアパネル2の閉状態において、ドアロック機構を解錠状態から施錠状態に切り替えるには、ドアハンドル3を図7(a)に示す初期位置から図7(b)に示す回動位置(回動角<θ1+θ2>の回動位置)まで引き出し(回動)操作してドアパネル2を開放し、次にキーロータ5Bのキー挿抜孔50B内にマッチキーKを挿入した後、ドアロック機構を施錠する方向にマッチキーKを回動操作してドアパネル2を閉鎖することにより行う。
[第2の実施の形態の効果]
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果と同様の効果が得られる。
以上、本発明の車両用ハンドル装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)各実施の形態では、シャッタ4,62のシャッタ部4A,620Aがシリンダ錠5のキー挿入側端面(キー挿抜孔50Bの開口周縁)に当接してキー挿抜孔50Bを閉塞する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、各シャッタ部がシール部材を介在させてキー挿抜孔を閉塞する構造とすれば、各実施の形態の場合と比べてキー挿抜孔に対するシャッタによるシール性を高めることができる。
(2)各実施の形態では、自動車用ドアパネルにおけるドアロック機構の施錠・解錠を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の車両用ドアパネルにおけるドアロック機構の施錠・解錠を行う場合であってもよく、またドアロック機構以外のロック機構の施錠・解錠を行う場合にも各実施の形態と同様に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置が組み込まれた車両を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置を説明するために示す断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置のシリンダ錠に対するマッチキーの挿入状態を示す断面図。 (a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置におけるキー挿入時の動作を説明するために示す断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ハンドル装置の解錠状態における開閉パネルの開放操作を説明するために示す断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用ハンドル装置を説明するために示す断面図。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用ハンドル装置におけるキー挿入時の動作を説明するために示す断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用ハンドル装置の解錠状態における開閉パネルの開放操作を説明するために示す断面図。
符号の説明
1…車両用ハンドル装置
2…ドアパネル
3…ドアハンドル、3A…ハンドル操作部、3B…回動力伝達部、30…回動枢支点
4…シャッタ、4A…シャッタ部、4B…回動力受部、4C…連結部
5…シリンダ錠
5A…ケース、54A…内部空間、55A…タンブラ嵌合孔
5B…キーロータ、50B…キー挿抜孔、52B…タンブラ配置孔、53B…タンブラ、530B…キー嵌合溝
61…車両用ハンドル装置
62…シャッタ、620…回動枢支部
62A…第1アーム、620A…シャッタ部
62B…第2アーム、620B…回動力受部
A…自動車
K…マッチキー、k…凸部

Claims (3)

  1. 開閉パネルのロック機構を施錠・解錠するためのシリンダ錠と、
    前記開閉パネルに回動可能に取り付けられた1対の回動部材とを備え、
    前記1対の回動部材のうち一方の回動部材は、前記シリンダ錠のキー挿入孔を開閉可能なシャッタによって形成され、
    他方の回動部材は、前記一方の回動部材に前記キー挿入孔を開放する方向の回動力を伝達する回動力伝達部を有し、前記開閉パネルを開閉するための操作ハンドルによって形成されている
    ことを特徴とする車両用ハンドル装置。
  2. 前記一方の回動部材は、前記キー挿入孔を開閉するシャッタ部、及び前記回動力伝達部に対応する回動力受部を有する単一のアームからなる請求項1に記載の車両用ハンドル装置。
  3. 前記一方の回動部材は、前記キー挿入孔を開閉するシャッタ部を有する第1アーム、及び前記回動力伝達部に対応する回動力受部を有する第2アームからなり、前記第1アームと前記第2アームとの間に回動枢支部が配置されている請求項1に記載の車両用ハンドル装置。
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