JP2009195515A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球を機械的に貯留しその重みでシーソーのように変位させ、遊技者の利益状態を大きく変更することができる手段の提供。
【解決手段】貯留装置を有する弾球遊技機であって、当該貯留装置100が、遊技球の貯留に基づき、遊技球貯留部材が第一の位置から第一の位置とは異なる第二の位置に変位可能であると共に、遊技球貯留部材の位置が第一の位置である場合には、遊技球貯留部材が、遊技領域の一部である所定領域への遊技球の侵入を妨害するよう機能し、遊技球貯留部材の位置が第二の位置である場合には、遊技球貯留部材が、所定領域への遊技球の侵入を妨害しないよう機能することを特徴とする弾球遊技機。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技領域内に飛翔してきた遊技球を一時的に貯留した後、再び当該遊技領域内に放出可能な貯留装置を備えた弾球遊技機に関する。
現在最も普及しているパチンコ遊技機は、始動口(スタートチャッカー)に遊技球が入球したことを契機として、7セグ等の表示部上で「特別図柄」と称される図柄が変動表示され、当該特別図柄が特定態様(例えば「7」)となった場合、通常遊技状態よりも遊技者にとって利益状態の高い特別遊技状態{通常時は閉状態にある大入賞口(アタッカー)が所定条件で開放する内容の遊技}に移行するタイプの、いわゆる「デジパチ」と呼ばれている機種(従来の「第一種遊技機」)である。ここで、当該遊技機の大部分は、前述した図柄変動中に更に始動口に遊技球が入球した場合、現在実行されている図柄変動が終了するまで当該図柄変動を待機させる保留機能を有している。ここで、当該保留機能はソフト的に実現されており、取得した乱数値を保留情報として一時記憶手段内に記憶する形態が主である。そして、保留されている際には、保留ランプ等で当該保留の事実を遊技者に視認させる手段を講じている。
他方、このようなソフト的な保留ではなく、実際の遊技球を遊技領域に一時的に貯留する機能を有する弾球遊技機も提案されている。例えば、特許文献1には、シーソー状に変位可能な貯留部材がアタッカー中に存在するパチンコ遊技機が提案されている(図5)。そして、当該貯留部材中に貯留された遊技球の重量が所定値以上になると、その重みで貯留部材が変位する結果、通常時は隠れているVゾーンが顔を出し入球可能状態となる、という技術である。更に、特許文献2にも、シーソー状に変位可能な、遊技球を複数貯留できるパイプ本体を有するパチンコ遊技機が提案されている(図2)。これも、特許文献1と同様の原理に基づき、当該貯留部材中に貯留された遊技球の重量が所定値以上になると、その重みでパイプ本体が変位する結果、貯留されていた遊技球が再度遊技領域に放出される、という技術である。
特開2006−263182 特開2005−185443
このように、遊技球を機械的に貯留しその重みでシーソーのように変位させるという画期的な動きのため、当該貯留装置は注目を浴びている。そこで、本発明は、遊技球を機械的に貯留しその重みでシーソーのように変位させるという画期的な動きを踏襲しつつ、当該貯留装置の位置に特に着目し、当該位置により遊技者の利益状態を大きく変更することができる手段を提供することを目的とする。
本発明(1)は、遊技球を一時的に貯留可能な貯留装置(遊技球貯留装置100)を備えた、遊技領域に向けて遊技球を発射可能な弾球遊技機において、
前記貯留装置(遊技球貯留装置100)は、
支点部(支点部120)と、
遊技球導入口と遊技球排出口とを有する、前記支点部(支点部120)回りに回転可能に支持された、前記遊技領域内を転動している遊技球を貯留可能な遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)と、
前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)が所定方向に回転した際、前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)の前記回転を第一の位置で強制停止させるための回転規制部材(ストッパ部150)と、
前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)を前記所定方向に回転させるよう前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)に取り付けられたウエイト(重り部材130)と、
を有しており、
前記貯留装置(遊技球貯留装置100)は、
遊技球の貯留に基づき、前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)が前記第一の位置から前記第一の位置とは異なる第二の位置に変位可能であると共に、遊技球が貯留されているとき、前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)の位置が前記第一の位置である場合には、当該遊技球を貯留し続ける一方、当該遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)の位置が前記第二の位置である場合には、当該遊技球を前記遊技球排出口から排出させるよう構成されており、かつ、
前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)の位置が前記第一の位置である場合には、前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)が、前記遊技領域に向けて発射された遊技球の、前記遊技領域の一部である所定領域(遊技領域B)への侵入を妨害するよう機能し、前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)の位置が前記第二の位置である場合には、前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)が、前記遊技領域に向けて発射された遊技球の、前記所定領域(遊技領域B)への侵入を妨害しないよう機能する
ことを特徴とする弾球遊技機である。
本発明(2)は、前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)の位置が前記第二の位置となった際に前記遊技球貯留部材(遊技球貯留部110)から排出された遊技球は、前記所定領域(遊技領域B)に侵入するよう構成されている、前記発明(1)の弾球遊技機である。
ここで、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の定義を説明する。まず、「遊技球導入口」と「遊技球排出口」は、機能的にこれら導入口・排出口として機能する口を有していればよく、口自体が一つ(遊技球の導入と排出を行う入排出口)であってもよい。「弾球遊技機」とは、遊技媒体が遊技球である限り特に限定されないが、典型的にはパチンコ遊技機である。「遊技球の貯留に基づき」とは、遊技球の貯留に基づく自動的変位であれば特に限定されず、例えば、貯留されている遊技球の重さが所定重量となった際の変位や、貯留されている重さだけでなくその位置との関係での変位(回転モーメント)を挙げることができる。
本発明(1)によれば、遊技球貯留部材の位置が第一の位置である場合には遊技領域の一部である所定領域への遊技球の侵入が妨害される一方、遊技球貯留部材の位置が第二の位置である場合には遊技領域の一部である所定領域への遊技球の侵入が妨害されないように構成されているので、例えば、当該所定領域と他の遊技領域との遊技性を大きく異ならしめることにより、遊技球貯留部材の位置が変わるだけで、まるで違う遊技内容の実現が可能となるという効果を奏する。即ち、本発明(1)によれば、遊技球貯留部材の位置が変わるだけで、通常遊技(遊技球貯留部材の位置が第一の位置である場合における、「他の遊技領域」での遊技)と、特殊遊技(遊技球貯留部材の位置が第二の位置である場合における、「所定領域」での遊技)の両方を遊技者に提供することが可能になるという効果を奏する。
本発明(2)によれば、前記効果に加え、貯留解除された遊技球が前記所定領域に侵入するよう構成されているので、遊技球貯留部材の位置が第二の位置である時間が極めて短い状況下でも、当該貯留解除された遊技球については特殊遊技の実行を担保することができるという効果を奏する。
以下、本発明の最良形態を説明する。尚、以下の最良形態は、従来の第一種パチンコ遊技機に関するものであるが、これに限定されず、例えば他の弾球遊技機{例えば、従来の第二種や第三種、一般電役、普通機、複合機(例えば、従来の第一種の機能を二つ有する遊技機や、従来の第一種の機能と従来の第二種の機能を一つ有する遊技機)といったパチンコ遊技機や、雀球遊技機、アレンジボールといった他の弾球遊技機}に応用された場合も本発明の範囲内である。尚、あくまで最良の形態であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。
まず、図1を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、本発明の特徴的要素である遊技球貯留装置100を説明する前に、他の要素について簡単に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿310、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿310は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。また、上球皿310には、遊技球貯留装置100に一時貯留されている遊技球を強制的に排出させる際に押圧する、遊技者により操作可能な操作ボタン300が設置されている。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿310と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域320が形成されている。そして、当該遊技領域320には、複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、特図始動口2110、始動口X{これに関しては後で(作用欄で)詳述する}、普図入賞口2210、大入賞口2120、特別図柄表示装置2130、演出表示装置2140、普通図柄表示装置2220、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。更に、遊技領域320には、遊技球貯留装置100が設置されている(これに関しては後で詳述する)。以下、各要素を順番に詳述する。
まず、特図始動口2110は、主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、特図始動口2110は、入球検出装置2111と、電動役物2112と、電動役物2112を開閉させるための電動役物ソレノイド132とを備える。ここで、入球検出装置2111は、特図始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す特図始動口入球情報を生成する。次に、電動役物2112は、特図始動口2110に遊技球が入賞し得る通常状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、普図入賞口2210は、入球検出装置2211を備える。ここで、入球検出装置2211は、普図入賞口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す普図始動口入球情報を生成する。尚、普図入賞口2210への遊技球の入球は、特図始動口2110の電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、大入賞口2120は、特別図柄が所定態様で停止した場合、「大当たり」として開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置2121と、電動役物2122と、電動役物2122を開閉させるための大入賞口ソレノイド2330とを備える。ここで、入賞検出装置2121は、大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入球情報を生成する。電動役物2122は、大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に大入賞口2120を可変させる。
次に、特別図柄表示装置2130は、主遊技に対応する特別図柄の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、特別図柄表示装置2130は、特図表示部2131と、特図保留表示部2132とを備える。ここで、特図保留表示部2132は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、主遊技に係る乱数の保留数(実行されていない特別図柄の変動数)に相当する。尚、特別図柄表示装置2130は、例えば7セグメントLEDで構成され、特別図柄は、「0」〜「9」の10種類の数字及び「−」で表示される。
尚、特別図柄は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本最良形態では、特別図柄表示装置2130の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、特別図柄自体に演出的な役割を持たせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2140のような液晶ディスプレーに、特別図柄を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、主として、特別図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、演出表示装置2140は、装図表示部2141と、装図保留表示部2142とを備える。ここで、装図表示部2141は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、演出表示装置2140は、本最良形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2142は、4個のランプから構成され、当該ランプは、特別図柄の保留ランプと連動している。
次に、普通図柄表示装置2220は、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、普通図柄表示装置2220は、普図表示部2221と、普図保留表示部2222とを備える。ここで、普図保留表示部2222は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、普通図柄変動の保留数(実行されていない普通図柄の変動数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2140の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2140の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域320又は遊技領域外に設けられ、点滅等することで演出及びエラー報知の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、本最良形態に係る遊技球貯留装置100を説明する。まず、本遊技球貯留装置100は、遊技球を所定数(本例では4個)収納可能な遊技球貯留部110と、当該遊技球貯留部をシーソー状に回転可能に支持する支点部120と、当該支点部120の左側で当該遊技球貯留部110に取り付けられた重り部材130と、当該遊技球貯留部110に貯留されている遊技球を強制解除するための貯留強制解除駆動装置140と、デフォルト時(非貯留時)における、当該遊技球貯留部110の位置を規制するよう機能するストッパ部150と、から構成される。以下、各要素を詳述する。
まず、図3を参照しながら、遊技球貯留装置100の遊技球貯留部110の構造を説明する。遊技球貯留部110は、長手方向に延伸すると共に、内部に遊技球を所定数(本例では4個)収納可能なベース部111を有している。ここで、当該ベース部111は、上部で長手方向に亘って開口した4箇所の開口部111aを有する。このようにすべての遊技球収納室110A〜Dの上部で開口しているため、当該ベース部111の左側・中央・右側から落下した遊技球のいずれも当該ベース部111に収納可能に構成されている。更に、当該ベース部111の底面の略中央には、遊技球の左右方向(特に後述するように右方向)への円滑な移動を担保するために、遊技球ガイド溝111bが、長手方向に沿って設けられている。
次に、遊技球貯留部110は、ベース部111の内部空間が後述する各種壁で仕切りされた、遊技球を1個収納可能なスペースが形成された遊技球収納室110A〜Dを有する。ここで、当該収納室110A〜Dは、前後方向(図中のα)に関してはベース部材111の内壁の存在により両方向とも球の移動は禁止される一方、左右方向(図中のβ)に関しては、各収納室の両側に設けられている異なる種類の壁の存在により一方向のみ球の移動は制限される。以下、収納室毎に詳述する。
まず、最も左の収納室110Aに関しては、左側には、右方向への遊技球の移動を常時禁止する閉塞壁112aが形成されている一方、右側には、右隣の収納室110Bへは遊技球が移動可能(遊技球貯留部110が第二の位置時)であると共に、右隣の収納室110Bから当該収納室へは遊技球が移動不可能(遊技球貯留部110が第一の位置時)であるよう構成された、開閉式扉が設けられた開放可能壁112bが形成されている。
次に、左から二番目の収納室110Bに関しては、左側には、左隣の収納室110Aから当該収納室110Bへは遊技球が移動可能(遊技球貯留部110が第二の位置時)であると共に、当該収納室110Bから左隣の収納室110Aへは遊技球が移動不可能(遊技球貯留部110が第一の位置時)であるよう構成された、前述の、開閉式扉が設けられた開放可能壁112bが形成されている。他方、右側には、右隣の収納室110Cへは遊技球が移動可能(遊技球貯留部110が第二の位置時)であると共に、右隣の収納室110Cから当該収納室へは遊技球が移動不可能(遊技球貯留部110が第一の位置時)であるよう構成された、開閉式扉が設けられた開放可能壁112cが形成されている。
次に、左から三番目の収納室110Cに関しては、左側には、左隣の収納室110Bから当該収納室110Cへは遊技球が移動可能(遊技球貯留部110が第二の位置時)であると共に、当該収納室110Cから左隣の収納室110Bへは遊技球が移動不可能(遊技球貯留部110が第一の位置時)であるよう構成された、前述の、開閉式扉が設けられた開放可能壁112cが形成されている。他方、右側には、右隣の収納室110Dへは遊技球が移動可能(遊技球貯留部110が第二の位置時)であると共に、右隣の収納室110Dから当該収納室へは遊技球が移動不可能(遊技球貯留部110が第一の位置時)であるよう構成された、開閉式扉が設けられた開放可能壁112dが形成されている。
最後に、一番右の収納室110Dに関しては、左側には、左隣の収納室110Cから当該収納室110Dへは遊技球が移動可能(遊技球貯留部110が第二の位置時)であると共に、当該収納室110Dから右隣の収納室110Cへは遊技球が移動不可能(遊技球貯留部110が第一の位置時)であるよう構成された、前述の、開閉式扉が設けられた開放可能壁112dが形成されている。他方、右側には、右側への遊技球の移動が制限されるような壁は存在しない。したがって、遊技球貯留部110が第二の位置時にあるときには、遊技球が当該貯留部から遊技領域に放出される。
次に、開閉式扉が設けられた開放可能壁112b〜dの構造を詳述する。尚、本最良形態においてはすべての構成が同一であるので、代表して開放可能壁112bを説明する。まず、開放可能壁112bは、収納室同士の仕切り板としての壁部材112bを有する。ここで、当該壁部材112bは、遊技球が通過可能な、上下左右共遊技球よりも幅広である、略方形の開口部112b1−1を有する。次に、当該開放可能壁112bは、開閉可能な略方形の扉部材112bを有する。ここで、当該扉部材112bは、当該扉部材112bの左右部外縁及び上部外縁が収納室110B側の壁部材112bの左右部外縁及び上部外縁とそれぞれ接触するよう、収納室110B側の壁部材112bに回動可能に取り付けられている。具体的には、壁部材112bの、収納室110B側の開口部112b1−1の上部外縁には、後述する軸を受け入れるための軸受け部112b1−2が、前後に平行して設けられている。他方、扉部材112bの上部には、当該扉部材を前後に貫通した軸通穴112b2−1が形成されている。そして、軸112bが、扉部材の軸通穴112b2−1を貫通した状態下、その両端が軸受け部112b1−2で支持されている。このような構造を採るため、収納室110Aから収納室110Bへ遊技球が移動する際には、当該遊技球が扉部材112bに衝突するとそのまま扉部材112bは当該遊技球に押されて軸受け部112b1−2を支点として収納室110B側に回転変位する(開状態となる)結果、収納室110Aから当該収納室110Bへの遊技球の移動が可能となる。他方、収納室110Bから収納室110Aへ遊技球が移動する際には、当該遊技球が扉部材112bに衝突すると当該扉部材の周囲が壁部材112bと当接する結果、収納室110Bから当該収納室110Aへの遊技球の移動が不可能となる(閉状態のままでいる)。尚、扉部材112bを壁部材112bに取り付けた際、扉部材112bの大きさが開口部112b1−1のすべてを覆う程の大きさでないため、閉状態であっても開口部112b1−1に隙間が存在する。しかしながら、当該隙間の上下方向の大きさが遊技球よりも小さいサイズであるため、閉状態において当該隙間から遊技球が隣の収納室に移動することは無い。
次に、図2を参照しながら、遊技球貯留装置100の支点部120を詳述する。当該支点部120は、前述の遊技球貯留部110の左側(左右の中心から左側に寄った箇所)の下部に配されている。具体的には、当該支点部120は、遊技盤に固定された、前後に延伸した軸121と、遊技球貯留部110の下部と一体化した、前記軸121の径よりやや大きい径である軸穴121aを有する軸受部122と、から構成される。そして、軸121が軸穴121aに貫入する結果、当該支点部120を中心とした、遊技球貯留部110の回転動作が可能となる。併せて、当該支点部120は、遊技領域内に遊技球貯留部110の位置を固定する機能も有している。即ち、当該支点部120の存在により、遊技中に遊技球貯留部110が外れてしまったり他の場所へ移動してしまう事態が防止されている。
次に、図2を参照しながら、遊技球貯留装置100の重り部材130を詳述する。当該重り部材130は、遊技球貯留部110の最も左の位置に、当該遊技球貯留部110内に一体的に固定されている。ここで、重り部材130の重さは、後述する位置変更パラメータを考慮した上で、どのようなスペックにするかを踏まえて決定する。
次に、図2を参照しながら、遊技球貯留装置100の貯留強制解除駆動装置140を詳述する。当該貯留強制解除駆動装置140は、後述するストッパ部150内に埋め込まれており、上下方向に駆動可能なソレノイドから構成される。ここで、当該貯留強制解除駆動装置140が下位置に存在する場合には、遊技球貯留部110の位置に影響を与えない一方、当該貯留強制解除駆動装置140が上に移動するに伴い、当該貯留強制解除駆動装置140が当該遊技球貯留部110を突き上げる結果、遊技球貯留部110は支点部120を中心として時計回りに回動する。尚、当該貯留強制解除駆動装置140は、遊技者の操作に基づき、後述する貯留装置駆動制御手段1195により駆動制御される。
次に、図2を参照しながら、遊技球貯留装置100のストッパ部150を詳述する。当該ストッパ部150は、遊技盤に固定された、遊技球貯留部110の真下に配された部材である。ここで、デフォルト時においては、前述の重り部材130の影響のため、遊技球貯留部110は、支点部120を中心とした反時計回りに回転しようとする。このストッパ部150は、当該反時計回りの回転を制限し、遊技球貯留部110をデフォルト位置(第一の位置)に規制する部材として機能する。
次に、本最良形態に係る遊技球貯留装置100における変位パラメータ(変位に関連する各種パラメータ)について詳述する。まず、基本的な動作原理は、鹿威しと同じである。鹿威しは、竹筒自体の重さにより、「ある向きの回転モーメント」が支点回りに生じる。そして、竹筒内に水が溜まると、前記水の重さに起因した「前記ある向きと反対向きの回転モーメント」が生じる。そして、前記水の重さに起因した「前記ある向きと反対向きの回転モーメント」の大きさが、竹筒自体の重さに起因した前記「ある向きの回転モーメント」に勝ったときに、「ある向きと反対向き」に竹筒が回転し、これに伴い、内部に溜まった水が排出される。排出後は、再び「ある向きの回転モーメント」の大きさが「前記ある向きと反対向きの回転モーメント」のそれよりも大きくなる結果、「ある向き」に竹筒が回転し、ストッパとして機能する部材に当接して回転動作が停止する。以上が鹿威しの原理であるが、本最良形態に係る遊技球貯留装置100は、この鹿威しにおける水が遊技球に置き換わったものと理解すべきである(但し、遊技球が必ずしも下から溜まっていくものでは無い点が決定的に相違する)。
ここで、図4を参照しながら、本最良形態に係る遊技球貯留部110の変位原理を詳述する。尚、以下では、理解の容易上、変位に関連するパラメータをより簡素化させた上で説明する。例えば、遊技球貯留部110の重さは重り部材130と比較して相当小さいものと仮定した上で、当該遊技球貯留部110の重さは回転モーメントの計算から除外している。更に、球がある高さから落下した場合には、その球の重さだけでなく、遊技球が遊技球貯留部110に衝突した際の当該球の運動エネルギーに基づく衝撃力をも回転モーメントのパラメータとして考慮しなくてはいけないが、本説明においては、当該遊技球貯留部110の真上に存在する釘等により、相対的に低い運動エネルギーで遊技球貯留部110に侵入する結果、衝撃力は考慮する程は大きくないと仮定し、当該衝撃力を回転モーメントの計算から除外している。ただし、実際には、周知の力学に基づき、これらを当然に考慮した上で設計がなされることはいうまでもない。
まず、遊技球貯留部110の変位に直接関与するパラメータは、正逆の回転モーメントの大きさである。そして、当該回転モーメントに関与するパラメータは、重り部材130及び遊技球の重さ、重り部材130や遊技球の重心から支点部120までの距離、遊技球貯留部110の水平方向に対する角度、である。そこで、これらを踏まえた上、図4の各態様を説明する。
はじめに、図4(1)は、遊技球貯留部110に遊技球が貯留されていない場合(デフォルト位置である第一の位置)における、各回転モーメントの様子を示した図である。ここで、当該図中、「mg」は重り部材130の鉛直下向きに働く力であり、「L」は支点部120から重り部材130の重心までの距離である。そして、この状態での、支点部120を中心とした反時計回りの回転モーメントMは、Lgcosθである。他方、支点部120を中心とした時計回りの回転モーメントMは、ストッパ部材150が遊技球貯留部110に対して与える抗力に起因して発生し、反時計回りの回転モーメントMと同じ値である。このように、回転モーメントM及びMが釣り合っている結果、遊技球貯留部110は回転することなくデフォルト位置に停止している。
次に、図4(2)は、遊技球貯留部110の遊技球収納室110Aに遊技球が1個貯留されている場合における、各回転モーメントの様子を示した図である。ここで、当該図中、「mg」は遊技球の鉛直下向きに働く力であり、「L」は遊技球収納室110A内の遊技球の重心から支点部120までの距離である。そして、この状態での、支点部120を中心とした反時計回りの回転モーメントMは、Lgcosθ+Lgcosθである。他方、支点部120を中心とした時計回りの回転モーメントMは、ストッパ部材150が遊技球貯留部110に対して与える抗力に起因して発生し、反時計回りの回転モーメントMと同じ値である。このように、回転モーメントM及びMが釣り合っている結果、この状態においても、遊技球貯留部110は回転することなくデフォルト位置に停止している。尚、本最良形態に係る遊技球貯留部110に関しては、この図4(2)が、反時計回りの回転モーメントが最大となる状態である。
次に、図4(3)は、遊技球貯留部110の遊技球収納室110A及び遊技球収納室110Dに遊技球がそれぞれ1個貯留されている場合における、各回転モーメントの様子を示した図である。ここで、当該図中、「mg」は遊技球の鉛直下向きに働く力であり、「5L」は遊技球収納室110D内の遊技球の重心から支点部120までの距離である。そして、この状態での、支点部120を中心とした反時計回りの回転モーメントMは、Lgcosθ+Lgcosθである。他方、支点部120を中心とした時計回りの回転モーメントMは、支点の影響を受けない場合(即ち、遊技球貯留部110が支点に当接していない場合)には、5Lgcosθである。この場合、M>Mであるときには、時計回りに回転する(即ち、遊技球貯留部110は第二の位置となる)。他方、支点の影響を受けている場合(即ち、遊技球貯留部110が支点に当接している場合)には、回転モーメントM及びMが釣り合っている結果、この状態においても、遊技球貯留部110は回転することなくデフォルト位置に停止している。尚、本最良形態においては、後述するように本例の場合は後者に該当する。
次に、図5を参照しながら、4個の遊技球収納室110A〜Dの各々に遊技球が存在する場合・しない場合の全16態様に関し、時計回りの回転モーメントMと反時計回りの回転モーメントMとの差がどのように変化するかを説明する。まず、図中の「M−M」は、ストッパ部材の抗力に基づく回転モーメントを除いた、時計回りの回転モーメントと反時計回りの回転モーメントの差である。尚、遊技球貯留部110がデフォルト位置(第一の位置)で停止しているときには、時計回りの回転モーメントと反時計回りの回転モーメントは釣り合っている。したがって、例えば、後述するようにデフォルト位置をとる「態様1」では、「M−M」が「−Lgcosθ−Lgcosθ」とマイナスの値(即ち、このままでは反時計回りに回転してしまう)であるが、ストッパ部材の抗力に基づく回転モーメントが「Lgcosθ+Lgcosθ」である結果(力の釣り合いと回転モーメントの釣り合いの原則により)、真の回転モーメントの収支は0である。
ここで、本最良形態における遊技球貯留部110は、「M−M」が「−Lgcosθ+6.5Lgcosθ」となったときに変位するよう設計されている。この変位タイミングにおいては、遊技球貯留部110はストッパ部材150からの抗力の影響が無くなり(即ち、微視的には、遊技球貯留部110とストッパ部材とは当接状態で無くなる)、反時計回りの回転モーメント(Lgcosθ)と時計回りの回転モーメント(6.5Lgcosθ)とが完全に等しくなる。したがって、貯留球の重さに起因した時計回りの回転モーメントの大きさが「6.5Lgcosθ」より小さい場合には、遊技球貯留部110が反時計回りに回転しストッパ部材に当接して停止する結果、遊技球貯留部110はデフォルト位置(第一の位置)のままである(態様1〜12)。他方、貯留球の重さに起因した時計回りの回転モーメントの大きさが「6.5Lgcosθ」より大きい場合には、遊技球貯留部110が時計回りに回転する結果、遊技球貯留部110が第二の位置に変位する(態様13〜16)。
次に、図6を参照しながら、パチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に特図始動口2110へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置1000と、遊技内容に興趣性を付与する装図表示部2141上での各種演出に係る表示制御を行う演出表示制御手段2150と、遊技の興趣性を高める演出が表示される演出表示装置2140と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿310へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出装置3000と、上球皿310の遊技球(貯留球)を遊技領域320へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、パチンコ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、パチンコ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図7のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器2000と、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出装置3000と、情報伝達可能に接続されている。尚、主制御装置1000は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、本最良形態では、主制御装置1000に払出制御機能を持たせているが、例えば賞球払出装置3000内に持たせるように構成してもよい。同様に、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技・補助遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側への各種情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(例えば、確率変動当たり、回数制限付き時間短縮当たり、通常当たり、ハズレ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報、エラー情報等}の送信制御を司る情報送信制御手段1200と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出装置3000を制御する賞球払出決定手段1300と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する遊技内容決定乱数(当選乱数)に基づき当たりであるか否かを抽選する当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、特図始動口2110の電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電チュー開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、主遊技に関連した状態(通常遊技状態、特定遊技状態、特別遊技状態)、補助遊技に関連した状態(易開放状態、非易開放状態)、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190と、遊技球貯留装置100(貯留装置強制解除駆動装置140)を駆動するための貯留装置駆動制御手段1195とを有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、特図始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する特図始動口入球判定手段1111と、普図入賞口2210に遊技球が流入したか否かを判定する普図始動口入球判定手段1112とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、特図始動口2110への遊技球の入球に基づき遊技内容決定乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得する特図乱数取得判定実行手段1121と、普通図柄当選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための普図乱数取得判定実行手段1122とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類により割り振られた「0」〜「65535」(当選乱数)や「0」〜「255」(変動態様決定乱数)といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、取得した遊技内容決定乱数に基づく図柄変動が許可されていない場合に当該乱数を特図保留情報一時記憶手段1131aに記憶するための特図保留手段1131と、普通図柄変動許可が下りていない状況で取得した普通図柄当選乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで保留するための普図保留手段1132とを有している。ここで、特図保留手段1131及び普図保留手段1132は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、特図保留情報一時記憶手段1131a及び普図保留情報一時記憶手段1132aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当たりである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当たりフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aを有している。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数に基づき、特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する特図内容決定手段1141と、取得した普通図柄当選乱数に基づき普通図柄の停止図柄を決定する普図内容決定手段1142とを有している。
ここで、特図内容決定手段1141は、特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される特図内容決定用抽選テーブル1141aを当たり・ハズレ毎に別テーブルとして有しており、当該特図内容決定用抽選テーブル1141aは、遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(通常遊技→特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1、確率変動遊技→特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2、時間短縮遊技→特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3)。更に、普図内容決定手段1142は、普通図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される普図内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該普図内容決定用抽選テーブル1142aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→普図通常用抽選テーブル1142a−1、確率変動遊技及び時間短縮遊技→普図時間短縮用抽選テーブル1142a−2)。
また、図示しないが、上記における特図内容決定用抽選テーブル1141aの各抽選テーブル(特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1、特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2、特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3)は、変動態様を決定するに際し、夫々が複数の抽選テーブルを有しており、所定条件を充足した場合(例えば保留球が所定数以上)では、短い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択され、他方、所定条件を充足しない場合(例えば保留球が所定数未満)では、長い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択されるように構成されている。
次に、表示制御手段1150は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で、所定時間特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う特図制御手段1151と、普通図柄表示装置2220の普図表示部2221上で、所定時間普通図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う普図制御手段1152とを有している。
ここで、特図制御手段1151は、前記特図内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための特図変動時間管理手段1151aを更に有している。また、特図変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な特図変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。
更に、普図制御手段1152は、普通図柄表示装置2220の普図表示部2221上での普通図柄の変動時間を管理するための普図変動時間管理手段1152aを有している。また、普図変動時間管理手段1152aは、時間を計測可能な普図変動管理用タイマ1152a−1を更に備えている。
次に、電チュー開閉制御手段1160は、特図始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、特図始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定する条件判定手段1171と、前記条件を充足している場合に、特別遊技を実行するための特別遊技実行手段1172と、特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための特別遊技時間管理手段1173とを有している。更に、この特別遊技時間管理手段1173は、時間を計測可能な特別遊技用タイマ1173aを有している。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、本最良形態においては、時短回数は100回であり、当該時短中には、非時短中と比較して、特別図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、普通図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、特図始動口2110の電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、回数制限付きの確率変動遊技において終了回数に到達したか否かを判定する機能を有していたり(回数制限付確率変動遊技機能を有するパチンコ遊技機の場合)、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するパチンコ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、主遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための主遊技状態一時記憶手段1191と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1192とを有している。
ここで、主遊技状態一時記憶手段1191は、各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するためのフラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の特別図柄(変動開始条件が成立した特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための特図情報一時記憶手段1191bと、特別遊技に関する情報(ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1191cとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1192は、補助遊技に関する情報(例えば、普通図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1192aと、現在変動中の普通図柄(変動開始条件が成立した普通図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための普図情報一時記憶手段1192bとを有している。
次に、貯留装置駆動制御手段1195は、操作ボタン300からの操作情報を受信するための操作情報受信手段1195aを有している。
次に、遊技周辺機器2000は、主遊技側の周辺機器である主遊技周辺機器2100と、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2200とを有している。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、主遊技周辺機器2100は、特別遊技移行の契機となる特図始動口2110と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる大入賞口2120と、特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な特別図柄表示装置2130と、装飾図柄の停止表示及び変動表示・特別遊技移行を示唆する予告表示・特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、演出に係る表示を行う演出表示装置2140と、演出に係る一切の表示制御を司る演出表示制御手段2150とを有している。
ここで、演出表示制御手段2150は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2151と、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、演出表示装置2140上で演出表示制御を行う表示制御手段2153とを有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2151は、主制御装置1000側からの主遊技に関する図柄情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2151aを有している。尚、メイン側情報一時記憶手段2151aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
次に、表示制御手段2153は、演出表示装置2140の装図表示部2141上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2153aと、演出表示装置2140の装図保留表示部2142上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る装図保留情報表示制御手段2153bと、当該演出の際に当該演出に関連する情報を一時記憶する演出表示関連情報一時記憶手段2153dと、を有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段2153aは、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2153a−1と、装飾図柄や装飾図柄の変動態様に関するデータ(各種オブジェクトデータ、動画像データ、音声データ等)を含め演出に関する一切のデータを記憶するための装図変動態様記憶手段2153a−2とを更に有している。ここで、装図表示内容決定手段2153a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための装図変動内容決定用抽選テーブル2153a−1−1を有している。
次に、装図保留情報表示制御手段2153bは、現在の保留球数を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2153b−1を更に有している。
尚、演出表示制御手段2150は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本最良形態においては、演出表示制御手段2150が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、補助遊技周辺機器2200は、特図始動口2110の電動役物2112の開放の契機となる普図入賞口2210と、普通図柄の停止表示及び変動表示が可能な普通図柄表示装置2220とを有している。
尚、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2220が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示装置2140が、演出表示制御手段2150と情報伝達可能に接続されている。即ち、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2220は、主制御装置1000により制御され、演出表示装置2140は、演出表示制御手段2150により夫々制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図8〜図21のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図8〜図17のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機のメイン基板側での処理の流れを説明する。まず、図8は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、次に、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の普通図柄当選乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電チュー駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の特別遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の特別図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技実行処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000は、後述の貯留装置駆動処理を実行する。次に、ステップ1800で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1300)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出装置3000を駆動して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ1100に戻る。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
まず、図9は、図8におけるステップ1100のサブルーチンに係る、普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、普図始動口入球判定手段1112は、普図入賞口2210に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、普図乱数取得判定実行手段1122は、普図保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、普図乱数取得判定実行手段1122は、普通図柄当選乱数を取得する。次に、ステップ1108で、普図保留手段1132は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を普図保留情報一時記憶手段1132aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(電チュー駆動判定処理1200)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(電チュー駆動判定処理1200)に移行する。
次に、図10は、図8におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電チュー駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192aを参照して、電チュ−開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、普図制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192aを参照して、普通図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、普図内容決定手段1142は、普図保留情報一時記憶手段1132aにアクセスし、普通図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1210で、普図内容決定手段1142は、フラグ一時記憶手段1191aを参照して、現在の遊技状態が易開放状態中(時間短縮フラグオン)か否かを判定する。ステップ1210でYesの場合には、ステップ1212で、普図内容決定手段1142は、普図時間短縮用抽選テーブル1142a−2をセットし、他方、ステップ1210でNoの場合には、ステップ1214で、普図内容決定手段1142は、普図通常用抽選テーブル1142a−1をセットする。そして、ステップ1216で、普図内容決定手段1142は、当該保留球に基づく普通図柄乱数に基づき停止図柄を決定する。次に、ステップ1218で、普図変動時間管理手段1152aは、セットしたテーブルに基づき、普図変動管理用タイマ1152a−1に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、普図制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の普通図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、普図保留手段1132は、普通図柄に関する当該保留球を1減算した上で普図保留情報一時記憶手段1132aに記録されている保留情報を更新すると共に、普図制御手段1152は、普図変動管理用タイマ1152a−1をスタートした後、普図表示部2221上で普通図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、普図変動時間管理手段1152aは、普図変動管理用タイマ1152a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、普図制御手段1152は、普図表示部2221上で、前記ステップ1216で普図内容決定手段1142が決定した停止図柄を確定表示する。そして、ステップ1228で、普図制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の普通図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該停止図柄が「当たり」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電チュー開閉制御手段1160は、セットしたテーブルに基づき、開放タイマ1162に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には0.5秒)セットする。次に、ステップ1234で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の電チュ−開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電チュー開閉制御手段1160は、特図始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電チュー開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電チュー開閉制御手段1160は、特図始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の電チュ−開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の特別遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ1300の特別遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
次に、図11は、図8におけるステップ1300のサブルーチンに係る、特別遊技内容決定乱数取得処理に係るフローチャートである。まず、ステップ1302で、特図始動口入球判定手段1111は、特図始動口2110の入球検出装置2111又は始動口Xの入球検出装置から特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、特図乱数取得判定実行手段1121は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、特図乱数取得判定実行手段1121は、遊技内容決定乱数(当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得し、特図保留手段1131が、何個目の保留であるかという情報と共に当該乱数を特図保留情報一時記憶手段1131aにセットする。次に、ステップ1308で、情報送信手段1200は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を演出表示制御手段2150側に送信し、次の処理{ステップ1400の特別図柄表示処理(+特定遊技終了判定処理)}に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合も、次の処理{ステップ1400の特別図柄表示処理(+特定遊技終了判定処理)}に移行する。
次に、図12は、図8におけるステップ1400のサブルーチンに係る、特別図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1402で、特図内容決定手段1141は、変動開始条件(特別遊技中でないこと+特別図柄変動中でないこと)が成立しているか否かを判定する。
ステップ1402でYesの場合、ステップ1414で、当否抽選手段1135は、特図保留情報一時記憶手段1131aに一時記憶されている、今回の図柄変動に係る遊技内容決定乱数を読み出す。次に、ステップ1403で、当否抽選手段1135は、特図内容決定用抽選テーブル1141aの当否抽選用テーブルを参照し、遊技内容決定乱数(当選乱数)に基づき、特別図柄当否抽選を実行する。そして、ステップ1417で、当否抽選手段1135は、抽選結果が当たりか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、特別遊技移行決定手段1135aは、フラグ一時記憶手段1191a中の「当たりフラグ」をオンにし、ステップ1404に移行する。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。
次に、ステップ1404で、特図内容決定手段1141は、フラグ一時記憶手段1191aを参照して、確率変動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1404でYesの場合、ステップ1406で、特図内容決定手段1141は、前記抽選結果を踏まえ、参照テーブルとして特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2をセットし、ステップ1414に移行する。
他方、ステップ1404でNoの場合、ステップ1408で、特図内容決定手段1141は、フラグ一時記憶手段1191aを参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1408でYesの場合、ステップ1410で、特図内容決定手段1141は、前記抽選結果を踏まえ、参照テーブルとして特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3をセットし、ステップ1414に移行する。
他方、ステップ1408でNoの場合、ステップ1412で、特図内容決定手段1141は、前記抽選結果を踏まえ、参照テーブルとして特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1をセットし、ステップ1414に移行する。
そして、ステップ1416で、特図内容決定手段1141は、前記抽選結果を踏まえ、セットした各抽選テーブルを参照し、遊技内容決定乱数(例えば、特別図柄決定乱数)及び遊技状態(例えば、保留球が所定球数以上の状態であるか否か)に基づいて特別図柄に関する停止図柄を決定すると共に、遊技内容決定乱数(例えば、変動態様決定乱数)に基づいて特別図柄の変動態様を決定し、これらを特図情報一時記憶手段1191bに一時記憶する。次に、ステップ1419で、情報送信手段1200は、ステップ1416で決定した特別図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)を演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1420で、特図変動時間管理手段1151aが、所定時間(前記ステップ1416で決定した変動態様に係る変動時間)を特図変動管理用タイマ1151a−1にセットする。そして、ステップ1422で、特図制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で、特図情報一時記憶手段1191bに記憶された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、特図制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1434で、特図変動時間管理手段1151aが、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1434でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1434でYesの場合、ステップ1436で、情報送信手段1200は、所定時間に到達した旨のコマンドを演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1438で、特図制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上での特別図柄の変動表示を停止し、特図情報一時記憶手段1191bに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、特図制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、特図変動時間管理手段1151aは、特図変動管理用タイマ1151a−1をリセットする。次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、特図制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1434に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図13は、図12におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオフにし、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。
次に、図14は、図8におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上に表示された特別図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1506及びステップ1508で、条件判定手段1171は、フラグ一時記憶手段1191a中の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に当たりフラグをオフにする。次に、ステップ1552及び1554で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の特定遊技フラグ(確率変動フラグ・時間短縮フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)し、次の処理(ステップ1600の特別遊技実行処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ1600の特別遊技実行処理)に移行する。
次に、図15は、図8でのステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1606及びステップ1608で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1604で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に特別遊技開始信号を送信し、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1172は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(貯留装置駆動処理1700)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1622の処理を行うことなく、ステップ1623に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技用タイマ1173aをゼロクリアすると共に所定値(例えば、通常当たりに基づく特別遊技であれば30秒、突然確率変動当たりや突然時間短縮当たりに基づく特別遊技であれば0.8秒)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中の入賞球カウンタをゼロクリアする。そして、ステップ1618で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1622で、特別遊技実行手段1172は、大入賞口2120の電動役物2122を駆動して大入賞口2120を開放し、ステップ1623に移行する。
次に、ステップ1623で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に現在の遊技状態情報(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を送信する。そして、ステップ1624で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1624でYesの場合には、ステップ1628に移行する。他方、ステップ1624でNoの場合、ステップ1626で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技用タイマ1173aを参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合にも、ステップ1628に移行し、Noの場合には、次の処理(貯留装置駆動処理1700)に移行する。
次に、ステップ1628で、特別遊技実行手段1172は、大入賞口2120の電動役物2122の駆動を停止して大入賞口を閉鎖する。そして、ステップ1630で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技用タイマ1173aをリセットする。次に、ステップ1632で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、通常当たりに基づく特別遊技であれば15R、突然確率変動当たりや突然時間短縮当たりに基づく特別遊技であれば2R)であるか否かを判定する。ステップ1634でYesの場合、ステップ1636で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中の特別遊技実行フラグをオフにする。そして、ステップ1638で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に特別遊技終了信号を送信する。そして、ステップ1650で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(貯留装置駆動処理1700)に移行する。尚、ステップ1634でNoの場合にも、次の処理(貯留装置駆動処理1700)に移行する。
次に、図16は、図15におけるステップ1650のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1656で、特定遊技制御手段1180は、確率変動当たりか否か、即ち、特図情報一時記憶手段1191bを参照して、特図表示部2131上で停止した特別図柄が確率変動当たりであるか否かを判定する。ステップ1656でYesの場合、ステップ1658及びステップ1660で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の確率変動フラグと時間短縮フラグとを夫々オンにし、次の処理(貯留装置駆動処理1700)に移行する。
他方、ステップ1656でNoの場合、ステップ1662で、特定遊技制御手段1180は、時間短縮変動当たりか否か、即ち、特図情報一時記憶手段1191bを参照して、特図表示部2131上で停止した特別図柄が時間短縮変動当たりであるか否かを判定する。ステップ1662でYesの場合、ステップ1664で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオンする。次に、ステップ1666で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば100)をセットし、次の処理(貯留装置駆動処理1700)に移行する。尚、ステップ1662でNoの場合にも、次の処理(貯留装置駆動処理1700)に移行する。
次に、図17は、図8におけるステップ1700のサブルーチンに係る、本発明の特徴的処理の一つである貯留装置駆動処理のフローチャートである。まず、ステップ1702で、貯留装置駆動制御手段1195は、操作ボタン300が操作されたか否か、具体的には、操作情報受信手段1195aが操作ボタン300から操作情報を受信したか否かを判定する。ステップ1702でYesの場合、ステップ1704で、貯留装置駆動制御手段1195は、遊技球貯留装置100の貯留強制解除駆動装置140を所定時間駆動し、次の処理(賞球払出処理1800)に移行する。尚、ステップ1702でNoの場合にも、次の処理(賞球払出処理1800)に移行する。
次に、図18〜図21のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機のサブ基板側での処理の流れを説明する。まず、図18は、演出表示制御手段2150が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図18に示すように、まず、ステップ6100で、演出表示制御手段2150は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6200で、演出表示制御手段2150は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6500で、演出表示制御手段2150は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行し、ステップ6100に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
図19は、図18でのステップ6100のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6102で、装飾図柄表示制御手段2153aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から新たな図柄情報を受信したか否かを判定する。ステップ6102でYesの場合、ステップ6104で、装図表示内容決定手段2153a−1は、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装図変動内容決定用抽選テーブル2153a−1−1を参照して、装飾図柄の変動態様と停止図柄を決定すると共に、表示制御手段2153は、当該決定情報を演出表示関連情報一時記憶手段2153dの図柄関連領域に一時記憶する。尚、主制御装置1000側からの停止図柄・変動態様(即ち、特別図柄の停止図柄・変動態様)と演出表示制御手段2150側で決定する停止図柄・変動態様(即ち、装飾図柄の停止図柄・変動態様)とは1対1対応でなくともよく、例えば、演出表示制御手段2150側での変動態様の比率を主制御装置1000側からの一変動態様に対して複数パターン持っていてもよい。次に、ステップ6106で、装飾図柄表示制御手段2153aは、演出表示関連情報一時記憶手段2153dの装飾図柄管理テーブル中の「図柄内容決定フラグ」をオンにし、次の処理(装飾図柄表示制御処理6200)に移行する。
図20は、図18でのステップ6200のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6202で、装飾図柄表示制御手段2153aは、演出表示関連情報一時記憶手段2153dの装飾図柄管理テーブルを参照し、「図柄変動中フラグ」がオフであるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、装飾図柄表示制御手段2153aは、演出表示関連情報一時記憶手段2153dの装飾図柄管理テーブルを参照し、「図柄内容決定フラグ」がオンであるか否かを判定する。ステップ6204でYesの場合、ステップ6206及びステップ6208で、装飾図柄表示制御手段2153aは、演出表示関連情報一時記憶手段2153dの装飾図柄管理テーブル内の「図柄変動中フラグ」をオンにすると共に、「図柄内容決定フラグ」をオフにする。次に、ステップ6210で、装飾図柄表示制御手段2153aは、演出表示関連情報一時記憶手段2153dの装飾図柄管理テーブル内に一時記憶された決定内容に従い、演出表示装置2140上で装飾図柄の変動表示を開始する。
そして、ステップ6230で、装飾図柄表示制御手段2153aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6230でYesの場合、ステップ6232で、装飾図柄表示制御手段2153aは、演出表示関連情報一時記憶手段2153dの装飾図柄管理テーブル内に一時記憶された決定内容(停止図柄)に従い、装飾図柄の停止図柄を確定表示する。そして、ステップ6234で、装飾図柄表示制御手段2153aは、演出表示関連情報一時記憶手段2153dの装飾図柄管理テーブル内の「図柄変動中フラグ」をオフにし、次の処理(特別遊技中表示制御処理6500)に移行する。
尚、ステップ6202でNoの場合にはステップ6230に移行し、ステップ6204及びステップ6230でNoの場合には次の処理(特別遊技中表示制御処理6500)に移行する。
図21は、図18でのステップ6500のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6502で、表示制御手段2153は、演出表示関連情報一時記憶手段2153dのフラグエリアを参照し、「特別遊技中フラグ」がオフであるか否かを判定する。ステップ6502でYesの場合、ステップ6504で、表示制御手段2153は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技開始信号を受信したか否かを判定する。ステップ6504でYesの場合、ステップ6506及びステップ6508で、表示制御手段2153は、演出表示関連情報一時記憶手段2153dのフラグエリア内の「特別遊技中フラグ」をオンにすると共に、演出表示装置2140上で大当たり開始表示を行う。そして、ステップ6510で、表示制御手段2153は、演出表示装置2140上で、ステップ1623で主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する。そして、ステップ6512で、表示制御手段2153は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ6512でYesの場合、ステップ6514で、表示制御手段2153は、演出表示装置2140上で、大当たり終了表示を行う。そして、ステップ6516で、表示制御手段2153は、演出表示関連情報一時記憶手段2153dのフラグエリア内の「特別遊技中フラグ」をオフにし、次の処理(装飾図柄表示内容決定処理6100)に移行する。尚、ステップ6502でNoの場合にはステップ6510に移行し、ステップ6504及びステップ6512でNoの場合には次の処理(装飾図柄表示内容決定処理6100)に移行する。
次に、本最良形態に係るパチンコ遊技機の作用を説明する。まず、図1を参照しながら一般的な遊技の流れを説明すると、遊技者がハンドルを時計回りに捻ることにより、遊技球が、遊技領域内に放出される。放出された当該遊技球は、釘や風車等の障害物に衝突を繰り返しながら下方に落下する。そして、当該遊技球が特図始動口2110(始動口X)に入球すると、特別図柄表示装置2130内の特図表示部2131上で特別図柄が変動を開始する一方、演出表示装置2140内の装図表示部2141上で装飾図柄が前記特別図柄とシンクロして変動を開始する。そして、所定時間経過後、変動していた特別図柄と装飾図柄が同時に停止する。この際、これら停止図柄が特定態様である場合(例えば「777」)、通常遊技時は閉状態である大入賞口2120が所定条件下で開状態となる特別遊技が実行される。
次に、本最良形態に係るパチンコ遊技機の特徴的な作用を詳述する。
《遊技球貯留部の位置変化による遊技可能領域の変化》
図22〜24は、遊技球貯留部の位置が変化する前後における、遊技可能領域の変化を示した図である。ここで、図22は、遊技球貯留部110が「第一の位置」である場合における、遊技可能領域を示した図である。当該図より分かるように、ハンドルを操作することにより発射された遊技球は、遊技領域A内を転動し、当該領域A内のいずれかの入球口に入球するか、いずれの入球口にも入球せずにアウト口に到達する。更に、当該図から分かるように、遊技球貯留部110が「第一の位置」である当該状況下では、ハンドルを操作することにより発射された遊技球は、遊技領域Bに侵入しようとしても、遊技球貯留部110の存在が邪魔になり当該領域Bへは侵入不能である。このように、遊技球貯留部110が「第一の位置」である場合における遊技可能領域は、遊技領域Aのみである。
他方、図23は、遊技球貯留部110が保留球を排出することにより「第一の位置」から「第二の位置」に変化した直後における、遊技可能領域を示した図である。まず、遊技球貯留部110が「第一の位置」から「第二の位置」に変化した場合、内部に貯留されていた遊技球の一部又はすべてが遊技領域に排出される。この際、遊技球貯留部110が当該位置に変化したことにより、これまで遊技球の侵入が不可能であった遊技領域Bが、遊技領域Aと遊技球連絡可能状態となる。その結果、遊技領域Aに配されている当該遊技球貯留部110から排出された貯留球は、その真下に形成された遊技領域Bに侵入し、遊技領域B内のいずれかの入球口に入球するか、いずれの入球口にも入球せずにアウト口に到達する。尚、遊技球貯留部110が「第二の位置」である場合であっても、遊技球は遊技領域Aへは侵入可能である。
次に、図24は、遊技球貯留部110が「第一の位置」から「第二の位置」に変化した状況を維持しているときにおける、遊技可能領域を示した図である。当該状況下では、ハンドルを操作することにより発射された遊技球も、遊技領域B内に侵入可能である。この際、図に示すように、遊技球貯留部110に向けて飛来した遊技球は、遊技球貯留部110内に侵入し、当該遊技球貯留部110内の各遊技球収納室内を通過して排出される。このように、当該遊技球貯留部110は、遊技領域Bへのガイド部材としても機能する。ここで、飛来した遊技球が遊技球貯留部110内の遊技球収納室に侵入するということは、一時的とはいえ遊技球貯留部110内に遊技球が貯留されることとなる。他方、遊技球貯留部110内に当該一時的貯留球が存在しない状況の場合、重り部材130に起因した反時計回りの回転モーメントのため、遊技球貯留部110は「第一の位置」に戻ろうとする。そのため、遊技球貯留部110を「第二の位置」に維持したい場合には、重り部材130に起因した反時計回りの回転モーメントに勝るような時計回りのモーメントを付与する遊技球発射を心がける必要がある。例えば、遊技球収納室110Aに貯留球が存在する状況下ではむしろ反時計回りのモーメントが付与される結果となるので、時計回りのモーメントが付与される遊技球収納室110B〜Dへの侵入を目指した遊技球発射を実行する必要がある。
《始動口Xの入球可能性の変化》
図25は、遊技球貯留部の位置が変化する前後における、始動口X周辺の様子を示した図である。当該図より分かるように、始動口Xは、遊技領域Aの、遊技球貯留部110の真下に配置された入球口である。ここで、図25は、遊技球貯留部110が「第一の位置」である場合における、始動口X周辺の様子を示した図である。このように、遊技球貯留部110が「第一の位置」である場合には、始動口Xへの入球ルートが遊技球貯留部110で邪魔されている結果、始動口Xが配されている遊技領域Aを遊技球が飛翔したとしても、始動口Xに向けて当該遊技球は飛翔することができない結果、当該遊技球は始動口Xに入球することができない。
他方、図25は、遊技球貯留部110が「第二の位置」である場合における、始動口X周辺の様子を示した図である。このように、遊技球貯留部110が「第二の位置」である場合には、始動口Xへの入球ルートが遊技球貯留部110で邪魔された状況が解消される結果、当該始動口Xへの入球が可能となる。尚、始動口Xは遊技球貯留部110左側の真下に配置されているので、始動口Xを狙ってやや弱め打ちをした場合には、遊技球貯留部110の「第二の位置」の維持が困難になる(前述のように、当該位置を維持するためには、遊技球貯留部110の遊技球収納室110B〜Dにコンスタントに遊技球を侵入させる必要があるので)一方、遊技球貯留部110の「第二の位置」を維持させようとすると、始動口Xへの遊技球の入球が困難になる。このように、始動口Xと遊技球貯留部110の「第二の位置」の維持はトレードオフの関係にある。
《遊技球貯留部内の貯留球の自動シフト》
従来の第一種遊技機は、始動口への遊技球の入球に基づき抽選を行うよう構成されているが、抽選許可が下りていないときに当該始動口に遊技球が入球した場合には所定個数(例えば4個)を上限として貯留される。そして、複数の貯留情報が一時記憶されている状況で、それらの内最先の貯留情報について抽選許可が下りたとき、残りの貯留情報は待ち順番を変更するためにソフト的にシフトされる。他方、本最良形態に係るパチンコ遊技機では、遊技球貯留部内に複数の貯留球が存在する場合、機械的に排出される順番が変更される点で特徴的である。ここで、当該機械的なシフトは、開放可能壁112b〜dの存在によりはじめて実現可能となる。即ち、当該開放可能壁112b〜dは、右方向(遊技球排出口方向)へ遊技球の移動は可能であるが、左方向(遊技球排出方向とは反対方向)への遊技球の移動は不可能に構成されている。したがって、遊技球貯留部110が第二の位置(左上がり)である場合には、当該遊技球貯留部110内の遊技球収納室110A〜Dに収納された保留球はそれぞれ右の収納室にシフトし(又は遊技領域に放出され)、遊技球貯留部110が第一の位置(右上がり)となった場合には、当該遊技球貯留部110内の遊技球収納室110A〜Dに収納された保留球は左に移動できないので当該収納室に待機する。
ここで、図26を参照しながら、「態様8」の状況下、遊技球が遊技球収納室110Cに入球した場合を例に採り、当該機械的シフトの様子を詳述する。まず、前述のように、貯留球の重さに起因した時計回りの回転モーメントの大きさが「6.5Lgcosθ」より小さい場合には、遊技球貯留部110が反時計回りに回転しストッパ部材150に当接して停止する結果、遊技球貯留部110はデフォルト位置(第一の位置)のままである。ここで、「態様8」は、図5に示すように貯留球の重さに起因した時計回りの回転モーメントの大きさが「4Lgcosθ」であるので、図26に示すように、遊技球貯留部110はデフォルト位置(第一の位置)のままである。このような状況下、遊技球が遊技球収納室110Cに入球した場合、図26(2)に示すように、「態様8」から「態様13」に変化する。ここで、「態様13」は、図5に示すように貯留球の重さに起因した時計回りの回転モーメントの大きさが「7Lgcosθ」であるので、遊技球貯留部110が時計回りに回転しはじめ、遊技球貯留部110が第二の位置に変位する。そして、図26(3)に示すように、遊技球貯留部110の内部に貯留されていた3個の遊技球はそれぞれ右方向に移動する。その結果、遊技球収納室110Aに収納されていた遊技球は遊技球収納室110Bに移動し、遊技球収納室110Cに収納されていた遊技球は遊技球収納室110Dに移動し、遊技球収納室110Dに収納されていた遊技球は当該遊技球貯留部110外へ放出される。このように、これらすべての遊技球が右方向にシフトした結果、図26(4)に示すように、遊技球貯留部110には、遊技球収納室110B及び110Dに遊技球が貯留されている「態様12」に変化する。ここで、「態様12」は、図5に示すように貯留球の重さに起因した時計回りの回転モーメントの大きさが「6Lgcosθ」であるので、遊技球貯留部110は反時計回りに回転し、やがて遊技球貯留部110はストッパ部材150に当接してデフォルト位置(第一の位置)に戻る。
《貯留球の強制排出》
本最良形態においては、遊技者の意思に基づき、デフォルト位置(第一の位置)に留まる遊技球貯留部110を強制的に第二の位置に変位させることが可能である。そこで、図26(5)を参照しながら具体的に説明すると、遊技者が操作ボタンを押圧すると、ストッパ部150内に埋め込まれた貯留強制解除装置140が下方から上方に変位する。その結果、遊技球貯留部110が当該装置140に突き上げられることにより、当該遊技球貯留部110は第一の位置から第二の位置に変位する。これにより、遊技球貯留部110内に貯留されていた遊技球は強制的に当該貯留部から排出される。
尚、本最良形態において上述した遊技球貯留装置の構成はあくまで例示であり、遊技球が貯留されていない場合には第一の位置に配置されており、遊技球が所定条件で貯留されると第二の位置に配置される機能を有する限り、構成要素の有無や態様は何ら限定されない。例えば、遊技球貯留部の形態(4個貯留、上面開放)、支点の位置(貯留部の左寄り)、重りの存在や位置(貯留部と別体の重りとして存在、貯留部の最も左に配置)は、何らこれらに限定されない。
本最良形態によれば、遊技球貯留部材の位置が第一の位置である場合には遊技領域の一部である所定領域への遊技球の侵入が妨害される一方、遊技球貯留部材の位置が第二の位置である場合には遊技領域の一部である所定領域への遊技球の侵入が妨害されないように構成されているので、例えば、当該所定領域と他の遊技領域との遊技性を大きく異ならしめることにより、遊技球貯留部材の位置が変わるだけで、まるで違う遊技内容の実現が可能となるという効果を奏する。即ち、本発明(1)によれば、遊技球貯留部材の位置が変わるだけで、通常遊技(遊技球貯留部材の位置が第一の位置である場合における、「他の遊技領域」での遊技)と、特殊遊技(遊技球貯留部材の位置が第二の位置である場合における、「所定領域」での遊技)の両方を遊技者に提供することが可能になるという効果を奏する。
更に、貯留解除された遊技球が前記所定領域に侵入するよう構成されているので、遊技球貯留部材の位置が第二の位置である時間が極めて短い状況下でも、当該貯留解除された遊技球については特殊遊技の実行を担保することができるという効果を奏する。
更に、遊技球貯留部材の位置が第一の位置である場合には所定入球口への遊技球の入球が妨害される一方、遊技球貯留部材の位置が第二の位置である場合には当該所定入球口への入球が妨害されないように構成されているので、貯留が解除されたことによる遊技球の放出という利益の他、所定入球口への入球可能性という別の利益を付与することができるという、これまでに無い全く新たな遊技性を提供する結果、遊技の興趣性を高めることが可能になるという効果を奏する。
更に、所定入球口が特別遊技移行と関連する始動口という、より利益状態の高い入球口であるので、遊技球貯留部材内の貯留球をはやく解除させようという強い動機付けを遊技者に働かせることが可能になる結果、更に一層遊技の興趣性を高めることができるという効果を奏する。
更に、単なる貯留球の総重量ではなく、貯留球の重心から支点までの距離も関係する回転モーメントの大きさにより貯留解除されるように構成されているので、貯留されている遊技球の総重量による貯留解除の場合と異なり、少ない球数でも貯留解除可能である結果、いつでも解除され得るという興奮感を遊技者に付与することができ、遊技の退屈さから遊技者を解放させることが可能であるという効果を奏する。
更に、一方向(遊技球排出口への方向)の移動を許容し他方向(遊技球排出口とは逆方向)の移動を禁止する一方通行開閉式扉部材を備えるよう構成されているので、遊技球貯留部材の位置が第一の位置である場合には、それぞれの貯留位置(区画)に留まる一方、遊技球貯留部材の位置が第二の位置になった場合には、すべての貯留球が遊技球排出口への方向に向かう結果、第二の位置に配された時間と対応して、貯留されていた球が略等間隔で遊技球排出口側にシフトされる、即ち、ソフト的な保留球のシフトの概念を機械的な貯留装置に導入することを通じ、これまでに無い斬新な興趣性の高い遊技を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図2は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、遊技球貯留装置の拡大図である。 図3は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、遊技球貯留装置(遊技球貯留部)の拡大図である。 図4は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、遊技球貯留装置の拡大図である。 図5は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、遊技球貯留装置の変位態様と回転モーメントとの関係を示した図である。である。 図6は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の背面図である。 図7は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図8は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図9は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。 図10は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での電チュー駆動判定処理のフローチャートである。 図11は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図12は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別図柄表示処理のフローチャートである。 図13は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図14は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図15は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技実行処理のフローチャートである。 図16は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図17は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での貯留装置駆動処理のフローチャートである。 図18は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側でのメインフローチャートである。 図19は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図20は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図21は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図22は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示す図である(正面図)。 図23は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示す図である(正面図)。 図24は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示す図である(正面図)。 図25は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示す図である(遊技球貯留装置の拡大図)。 図26は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示す図である(遊技球貯留装置の拡大図)。
符号の説明
100 遊技球貯留装置
110 遊技球貯留部
120 支点部
130 重り部材
150 ストッパ部
1135 当否抽選手段
1172 特別遊技実行手段
2110 特図始動口
2120 大入賞口

Claims (2)

  1. 遊技球を一時的に貯留可能な貯留装置を備えた、遊技領域に向けて遊技球を発射可能な弾球遊技機において、
    前記貯留装置は、
    支点部と、
    遊技球導入口と遊技球排出口とを有する、前記支点部回りに回転可能に支持された、前記遊技領域内を転動している遊技球を貯留可能な遊技球貯留部材と、
    前記遊技球貯留部材が所定方向に回転した際、前記遊技球貯留部材の前記回転を第一の位置で強制停止させるための回転規制部材と、
    前記遊技球貯留部材を前記所定方向に回転させるよう前記遊技球貯留部材に取り付けられたウエイトと、
    を有しており、
    前記貯留装置は、
    遊技球の貯留に基づき、前記遊技球貯留部材が前記第一の位置から前記第一の位置とは異なる第二の位置に変位可能であると共に、遊技球が貯留されているとき、前記遊技球貯留部材の位置が前記第一の位置である場合には、当該遊技球を貯留し続ける一方、当該遊技球貯留部材の位置が前記第二の位置である場合には、当該遊技球を前記遊技球排出口から排出させるよう構成されており、かつ、
    前記遊技球貯留部材の位置が前記第一の位置である場合には、前記遊技球貯留部材が、前記遊技領域に向けて発射された遊技球の、前記遊技領域の一部である所定領域への侵入を妨害するよう機能し、前記遊技球貯留部材の位置が前記第二の位置である場合には、前記遊技球貯留部材が、前記遊技領域に向けて発射された遊技球の、前記所定領域への侵入を妨害しないよう機能する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技球貯留部材の位置が前記第二の位置となった際に前記遊技球貯留部材から排出された遊技球は、前記所定領域に侵入するよう構成されている、請求項1記載の弾球遊技機。
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