JP2009194558A - カレントミラー回路及びデジタルアナログ変換回路 - Google Patents

カレントミラー回路及びデジタルアナログ変換回路 Download PDF

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Abstract

【課題】入出力電流間の電流ミスマッチを低減し、低電圧動作が可能なカレントミラー回路を提供する。
【解決手段】MOSトランジスタ11、12を有し、MOSトランジスタ11に流れる電流を一定の比に従ってMOSトランジスタ12にミラー電流として流すカレントミラー対10と、容量17、19及び各容量に並列に接続されクロック信号CKに基づいてオン/オフ制御されるスイッチ18、20からなり、MOSトランジスタ11、12の各ソースに接続されたスイッチトキャパシタ回路15、16とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力電流に比例した電流を出力するカレントミラー回路及びこれを用いたデジタルアナログ変換回路に関する。
一対のMOSトランジスタのゲートが互いに接続され、かつ一方のMOSトランジスタのドレイン、ゲート間が接続された構成を有する一般的なカレントミラー回路では、素子ばらつき、特にMOSトランジスタの閾値電圧のばらつきの影響により、入出力電流間に大きな電流ミスマッチが生じる。素子面積を拡大することなく素子バラツキの影響を小さくするために、従来では、一対の各MOSトランジスタのソースにソース抵抗を接続したカレントミラー回路(Degenerating Resistor Current Mirror回路)が知られている。この改良されたカレントミラー回路において高い電流ミスマッチ低減効果を得るためには、ソース抵抗として大きな抵抗値のものが必要になる。この結果、従来では、MOSトランジスタのソース抵抗における電圧降下が大きくなり、結果的に低電圧動作が困難となる。
なお、特許文献1には、カレントミラー対を構成する一対のMOSトランジスタの出力側のMOSトランジスタのソース側にスイッチトキャパシタ回路を接続して、基準電圧とクロック周波数により制御される高精度電流源を実現するものが開示されている。
特開2000−295047号公報
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、入出力電流間で高い電流ミスマッチ低減効果が得られると共に、低電圧動作が可能なカレントミラー回路及びこれを用いたデジタルアナログ変換回路を提供することである。
第1の発明のカレントミラー回路は、同一極性の第1、第2のMOSトランジスタを有し、一定の比に従って第1のMOSトランジスタに流れる電流を第2のMOSトランジスタにミラー電流として流すカレントミラー対と、第1の容量及び第1の容量に並列に接続され一定周期でオン/オフ制御される第1のスイッチからなり、前記第1のMOSトランジスタのソースに接続された第1のスイッチトキャパシタ回路と、第2の容量及び第2の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第2のスイッチからなり、前記第2のMOSトランジスタのソースに接続された第2のスイッチトキャパシタ回路とを具備したことを特徴とする。
第2の発明のカレントミラー回路は、同一極性の第1、第2のMOSトランジスタを有し、一定の比に従って第1のMOSトランジスタに流れる電流を第2のMOSトランジスタにミラー電流として流すカレントミラー対と、前記第1のMOSトランジスタのソースに一端が接続され一定周期でオン/オフ制御される第1のスイッチと、前記第1のMOSトランジスタのソースに一端が接続され前記第1のMOSスイッチと同一周期でかつ前記第1のMOSスイッチと逆相でオン/オフ制御される第2のスイッチと、第1の容量及び第1の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと逆相でオン/オフ制御される第3のスイッチからなり、前記第1のスイッチの他端に接続された第1のスイッチトキャパシタ回路と、第2の容量及び第2の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第4のスイッチからなり、前記第2のスイッチの他端に接続された第2のスイッチトキャパシタ回路と、前記第2のMOSトランジスタのソースに一端が接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第5のスイッチと、前記第2のMOSトランジスタのソースに一端が接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと逆相でオン/オフ制御される第6のスイッチと、第3の容量及び第3の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと逆相でオン/オフ制御される第7のスイッチからなり、前記第5のスイッチの他端に接続された第3のスイッチトキャパシタ回路と、第4の容量及び第4の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第8のスイッチからなり、前記第6のスイッチの他端に接続された第4のスイッチトキャパシタ回路とを具備したことを特徴とする。
第3の発明のデジタルアナログ変換回路は、第1のMOSトランジスタと、反転入力ノード、非反転入力ノード及び出力ノードを有し、反転入力ノードに基準電圧が供給され、非反転入力ノード及び出力ノードが前記第1のMOSトランジスタのドレイン及びゲートに接続された演算増幅器と、第1の電源電圧のノードと前記第1のMOSトランジスタのドレインとの間に接続された第1の抵抗と、ゲートが前記第1のMOSトランジスタのゲートに共通に接続されてそれぞれ前記第1のMOSトランジスタとカレントミラー対を構成する前記第1のMOSトランジスタと同一極性の複数の第2のMOSトランジスタと、それぞれ容量及び容量に並列に接続され互いに同一の一定周期でかつ同相でオン/オフ制御されるスイッチからなり、前記複数の第2のMOSトランジスタの各ソースと第2の電源電圧のノードとの間に接続された複数のスイッチトキャパシタ回路と、一端が前記第1の電源電圧のノードに接続され、他端が第1のアナログ電圧出力ノードに接続された第2の抵抗と、一端が前記第1の電源電圧のノードに接続され、他端が第2のアナログ電圧出力ノードに接続された第3の抵抗と、前記第1、第2のアナログ電圧出力ノードと前記複数の第2のMOSトランジスタのドレインとの間に接続され、複数ビットのデジタル信号に応じて前記複数の第2のMOSトランジスタに流れる電流を前記第1、第2のアナログ電圧出力ノードに選択的に流す複数の切り換え回路とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、入出力電流間において高い電流ミスマッチ低減効果が得られると共に、低電圧動作が可能なカレントミラー回路及びこれを用いたデジタルアナログ変換回路を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施形態により説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施の形態に係るカレントミラー回路の構成を示す回路図である。一対のNチャネルのMOSトランジスタ11、12は、互いにゲートが接続され、さらにMOSトランジスタ11のドレイン、ゲート間が接続されており、MOSトランジスタ11に流れる電流(入力電流)を一定の比に従ってMOSトランジスタ12にミラー電流(出力電流)として流すカレントミラー対10を構成している。カレントミラー対10における入出力電流比であるカレントミラー比は、MOSトランジスタ11、12の寸法比、例えばチャネル長Lを同じにした場合は両トランジスタのチャネル幅Wの比によって決定される。カレントミラー対の入力側のMOSトランジスタ11のドレインと電源電圧VDDのノードとの間には入力電流源13が接続され、出力側のMOSトランジスタ12のドレインには電圧源14が接続されている。
MOSトランジスタ11、12の各ソースと接地電圧のノードとの間にはスイッチトキャパシタ(Switched Capacitor)回路15、16が接続されている。一方のスイッチトキャパシタ回路15は、容量17及び容量17に並列に接続されたスイッチ18により構成されている。スイッチ18は、一定周期のクロック信号CKに同期してオン/オフ制御される。他方のスイッチトキャパシタ回路16は、容量19及び容量19に並列に接続されたスイッチ20により構成されている。このスイッチ20も、一定周期のクロック信号CKに同期してオン/オフ制御される。つまり、上記両スイッチ18、20は、一定周期でかつ同相でオン/オフ制御される。
上記両スイッチ18、20は、例えばNチャネルもしくはPチャネル単独のMOSトランジスタ、もしくはNチャネルとPチャネルのMOSトランジスタを並列接続したアナログスイッチ等によって構成してもよく、本例では例えばNチャネルMOSトランジスタによって構成されている。上記両容量17、19の容量比はカレントミラー対10のカレントミラー比と同値にされている。
図1のカレントミラー回路において、クロック信号CKがLowレベルで、スイッチトキャパシタ回路15、16内のスイッチ18、20がオフしている時は、カレントミラー対を構成する一対のMOSトランジスタ11、12に流れる電流により容量17、19がそれぞれ一定期間充電される。他方、クロック信号CKがHighレベルで、スイッチ18、20がオンしている時は、容量17、19は充電されない。すなわち、スイッチトキャパシタ回路15、16は、等価的に高い抵抗値を有する抵抗として作用し、従来回路におけるソース抵抗と同等の機能を有する。
ここで、従来回路と上記実施形態回路の特性について考えてみる。図2は、ソース抵抗が設けられた従来回路の構成を示している。先に述べたように、図2に示す従来回路は、カレントミラー対を構成する一対のMOSトランジスタ11、12にソース抵抗21、22がそれぞれ接続された構成を有する。
いま、図2の従来回路において、MOSトランジスタ11、12の閾値電圧に差がないと仮定した場合に、カレントミラー対の伝達コンダクタンスをGm 、MOSトランジスタ12のゲート電位をVG 、ソース電位をVS 、ソース抵抗21、22の抵抗値をR、出力電流をIOUT とすると、IOUT は次の(1)式で与えられる。
Figure 2009194558
ここで、MOSトランジスタ11、12の閾値電圧にばらつきが生じており、MOSトランジスタ12のVth12が、MOSトランジスタ11の閾値電圧Vth11と比べてΔVthだけ大きい(Vth12=Vth11+ΔVth)場合のIOUT ´は次の(2)式で与えられる。
Figure 2009194558
上記(2)式において、右辺の第1項目は閾値電圧にばらつきが生じていない時のIOUT を表わし、第2項目は閾値電圧にばらつきが生じたことによる出力電流のばらつきを示している。
これに対して、図1に示す実施形態回路において、MOSトランジスタ11、12の閾値電圧に差がないと仮定とした場合に、カレントミラー対の伝達コンダクタンスをGm 、容量17、19の値をC、出力側のMOSトランジスタ12のゲート電位、ソース電位をVG 、VS (t)、出力電流をIOUT (t)とすると、VS (t)は(3)式で与えられる。なお、図1の実施形態回路では、スイッチ18、20がオン/オフ制御されるので、MOSトランジスタ12のソース電位及び出力電流は時間の関数で表わされる。また、(3)式からIOUT (t)は(4)式で与えられる。
Figure 2009194558
ここで、MOSトランジスタ11、12の閾値電圧にばらつきが生じており、MOSトランジスタ12のVth12が、MOSトランジスタ11の閾値電圧Vth11に対してΔVthだけ大きい(Vth12=Vth11+ΔVth)場合のIOUT ´(t)は次の(5)式で与えられる。
Figure 2009194558
上記(5)式において、右辺の第1項目は閾値電圧にばらつきが生じていない時のIOUT (t)を示し、第2項目は閾値電圧にばらつきが生じたことによる出力電流のばらつきを示している。
ここで、Δt/C=R(Rは図2の従来回路中のソース抵抗21、22の抵抗値)となるようにΔt/Cを選ぶと、(2)式中のRGm に相当するものが、(5)式ではRGm の自然対数の乗数になっている。つまり、図1の実施形態回路では、図2の従来回路に比べて、Gm が大幅に小さくなったようにみえる。この結果、Δt/Cを小さく(VS の電圧値に相当する動作点を低く)しても、出力電流IOUT (t)の大きなばらつき低減効果が得られる。つまり、電源電圧VDDを低くしても、閾値電圧のばらつきに基づく出力電流のばらつきを大幅に少なくすることができる。
すなわち、本実施形態回路では、従来回路におけるソース抵抗の代わりに、容量17、19とスイッチ18、20とから構成されるスイッチトキャパシタ回路15、16を接続し、容量17、19にカレントミラー回路自体の電流を一定期間充電することで決定される等価的な大抵抗により、カレントミラー回路の伝達コンダクタンスを大幅に低減させることが可能な負帰還効果が得られる。これによって、入出力電流間に生じる電流ミスマッチを大幅に低減させることができるので、低電圧動作時においても入出力電流の電流ミスマッチが小さい高精度なカレントミラー回路が得られる。
ここで、従来回路と本実施形態回路に対してモンテカルロ解析を実施して、出力電流をシミュレーションした結果について説明する。第1のシミュレーションでは、従来回路と本実施形態回路の動作点を同等に設定する。この場合、素子ばらつきはMOSトランジスタにのみに与え、その他の素子、すなわち、抵抗、容量、スイッチは全て理想素子であるとする。そして、電源電圧VDDを2.5V、入力電流源13の電流値を10μA、電圧源14の電圧をVGと同じ電圧、従来回路におけるソース抵抗21、22の抵抗値Rを50KΩ、本実施形態における容量17、19の値Cを250fF、クロック信号CKの周波数を40MHzとした。
従来回路において、入力電流値を10μA、抵抗値Rを50KΩに設定することにより、トランジスタ12のソース電圧VS は、50KΩ×10μA=0.5Vとなる。他方、本実施形態回路において、容量値Cを250fF、クロック周波数を40MHzとすることにより、トランジスタ12のソース電圧VS (t)の最大値VS (max)は、10μA/(250fF×2×40MHz)=0.5Vとなり、図1及び図2の両回路の動作点は0.5Vで同等となる。
図3は第1のシミュレーション結果を示している。横軸は時間、縦軸は電圧又は電流である。図3の(a)はスイッチ18、20を制御するクロック信号CKを示している。クロック信号CKがLowレベル(0V)のときはスイッチ18、20がオフ状態となり、Highレベル(2.5V)のときはオン状態となる。図3の(b)は、従来回路である図2の回路中のMOSトランジスタ12のソース電圧VS と、図1に示す本実施形態回路のMOSトランジスタ12のソース電圧VS (t)のシミュレーション結果を示している。クロック信号CKがLowレベルからHighレベルに変化する直前では2つの回路の動作点がほぼ同等になっている。図3の(c)は、参考として、一対のMOSトランジスタのみによって構成されている一般的なカレントミラー回路の出力電流IOUT1のモンテカルロ解析結果を示している。図3の(d)は、図2に示した従来回路の出力電流IOUT2のモンテカルロ解析結果を示している。また、図3の(e)は、図1に示した本実施形態回路の出力電流IOUT3のモンテカルロ解析結果を示している。
図3(c)、(d)、(e)に示す出力電流の統計的特性として平均(Mean)と標準偏差(Sigma)を求めると下記の表1に示すようになる。
Figure 2009194558
表1から明らかなように、図1、図2の回路の動作点が0.5Vと同等であるにも係らず、図2の従来回路の出力電流IOUT2に比べて、図1の本実施形態回路の出力電流IOUT3の電流ばらつき(Sigma)が約1/20に低減されていることが分かる。
次に第2のシミュレーション結果について説明する。先の第1のシミュレーションが、図1及び図2の回路の動作点を同等にした場合に出力電流に生じる電流ばらつきについて解析するものであるのに対し、第2のシミュレーションは、出力電流に生じる電流ばらつきが同等になる条件の動作点を解析したものである。この場合にも、素子ばらつきはMOSトランジスタにのみに与え、その他の素子は全て理想素子であるとする。さらに、電源電圧VDDを2.5V、入力電流源13の電流値を10μA、電圧源14の電圧をVGと同じ電圧、従来回路におけるソース抵抗21、22の抵抗値Rを50KΩ、本実施形態における容量17、19の値Cを1fF、クロック信号CKの周波数を40MHzとした。
従来回路において、入力電流値を10μA、抵抗値Rを50KΩに設定することにより、トランジスタ12のソース電圧VS は0.5Vとなる。他方、本実施形態において、容量値Cを1fF、クロック周波数を40MHzとすることにより、トランジスタ12のソース電圧VS (t)の最大値VS (max)は、10μA/(1fF×2×40MHz)=0.125Vとなる。
図4は第2のシミュレーション結果を示している。図3と同様に、横軸は時間、縦軸は電圧又は電流である。図4の(a)はスイッチ18、20を制御するクロック信号CKを示している。図4の(b)は、従来回路である図2の回路中のMOSトランジスタ12のソース電圧VS と、図1に示す本実施形態回路のMOSトランジスタ12のソース電圧VS (t)のシミュレーション結果を示している。図4(b)に示すように図2の回路における動作点が0.5Vであるのに対し、図1の実施形態回路では、クロック信号CKがLowレベルからHighレベルに変化する直前に動作点が最大値となり、0.125Vになっている。図4の(c)は、参考として、一対のMOSトランジスタのみによって構成されている一般的なカレントミラー回路の出力電流IOUT1のモンテカルロ解析結果を示している。図4の(d)は、図2に示した従来回路の出力電流IOUT2のモンテカルロ解析結果を示している。また、図4の(e)は、図1に示した本実施形態回路の出力電流IOUT3のモンテカルロ解析結果を示している。
図4(c)、(d)、(e)に示す出力電流の統計的特性として平均(Mean)と標準偏差(Sigma)を求めると下記の表2に示すようになる。
Figure 2009194558
表2に示すように、図2の従来回路の出力電流IOUT2及び図1の本実施形態回路の出力電流IOUT3の電流ばらつき(Sigma)がほぼ同等であるにも係らず、図4(b)に示すように、図2の従来回路の動作点(VS)0.5Vに比べ、図1の本実施形態回路の動作点(VS(t))を0.125Vと低くすることができる。つまり、図1の本実施形態回路は、図2の従来回路の約1/4の電圧で動作していることになり、結果的に本実施形態回路は従来に比べて低電圧動作が可能であることを示している。
すなわち、本実施形態回路は、同一極性の第1、第2のMOSトランジスタ11、12を有し、第1のMOSトランジスタ11に流れる電流を一定の比に従って第2のMOSトランジスタ12にミラー電流として流すカレントミラー対10と、第1の容量17及び第1の容量17に並列に接続され一定周期でオン/オフ制御される第1のスイッチ18からなり、第1のMOSトランジスタ11のソースに接続された第1のスイッチトキャパシタ回路15と、第2の容量19及び第2の容量19に並列に接続され第1のスイッチ18と同一周期でかつ第1のスイッチ18と同相でオン/オフ制御される第2のスイッチ20からなり、第2のMOSトランジスタ12のソースに接続された第2のスイッチトキャパシタ回路16とを具備した構成を有し、第1、第2の容量17、19をカレントミラー対に流れる電流で充電する時間によって動作点が決定される。
そして、このような構成を有することにより、従来回路と同等の動作点で動作させた場合には、入出力電流間の電流ミスマッチは従来回路の約1/20に低減できる。さらに、従来回路と同等の電流ミスマッチになるように動作させる場合は、従来回路に比べて動作点を低く設定できる。この結果、従来回路に比べ、入出力電流間で高い電流ミスマッチ低減効果が得られると共に低電圧動作が実現できる。
<第2の実施形態>
次に、出力電流に生じるばらつきの低減期間をクロック信号CKの両相で得られるようにした本発明の第2の実施の形態について、図5を参照して説明する。本実施形態のカレントミラー回路では、図1の実施形態回路で付加されたスイッチトキャパシタ回路を、カレントミラー対10を構成する2つのMOSトランジスタ11、12に対してそれぞれ2組用意し、各2組のスイッチトキャパシタ回路をスイッチにより切り換えて、クロック信号CKがHigh、Lowレベルの両方の期間で電流ばらつきの低減効果が得られるようにしたものである。なお、図5において、図1と対応する箇所には同じ符号を付してその説明は省略する。
カレントミラー対10を構成する一対のNチャネルのMOSトランジスタ11、12のうち、一方のMOSトランジスタ11については互いに同様の構成を有する2組のスイッチトキャパシタ回路15、15Bが設けられており、他方のMOSトランジスタ12については互いに同様の構成を有する2組のスイッチトキャパシタ回路16、16Bが設けられている。図1の場合と同様に各容量17、19は同値にされている。
スイッチトキャパシタ回路15、15Bは、それぞれスイッチ21、22を介してMOSトランジスタ11のソースに接続されており、一方のスイッチ21は一定周期のクロック信号CKB(CKBはCKの逆相の信号)に同期してオン/オフ制御され、他方のスイッチ22は一定周期のクロック信号CKに同期してオン/オフ制御される。
スイッチトキャパシタ回路16、16Bは、それぞれスイッチ23、24を介してMOSトランジスタ12のソースに接続されており、一方のスイッチ23は一定周期のクロック信号CKBに同期してオン/オフ制御され、他方のスイッチ24は一定周期のクロック信号CKに同期してオン/オフ制御される。
スイッチトキャパシタ回路15B、16B内のスイッチ18、20は、一定周期のクロック信号CKBに同期してオン/オフ制御される。
本実施形態回路では、クロック信号CKBがHighレベル(クロック信号CKがLowレベル)の期間はスイッチ21、23がオン状態となり、一対のMOSトランジスタ11、12のソース側にスイッチトキャパシタ回路15、16が接続されて、スイッチトキャパシタ回路15、16がそれぞれ等価的に高い抵抗値を有する抵抗として作用する。また、クロック信号CKがHighレベル(クロック信号CKBがLowレベル)の期間はスイッチ22、24がオン状態となり、一対のMOSトランジスタ11、12のソース側にスイッチトキャパシタ回路15B、16Bが接続されて、スイッチトキャパシタ回路15B、16Bがそれぞれ等価的に高い抵抗値を有する抵抗として作用する。
ここで、図2に示す従来回路と本実施形態回路に対してモンテカルロ解析を実施して、出力電流をシミュレーションした結果について説明する。本シミュレーションでは、従来回路と本実施形態回路の動作点を同等に設定している。この場合、素子ばらつきはMOSトランジスタにのみに与え、その他の素子、すなわち、抵抗、容量、スイッチは全て理想素子であるとする。そして、電源電圧VDDを2.5V、入力電流源13の電流値を10μA、電圧源14の電圧をVGと同じ電圧、従来回路におけるソース抵抗21、22の抵抗値Rを50KΩ、本実施形態における容量17、19の値Cを250fF、クロック信号CKの周波数を40MHzとした。
従来回路において、入力電流値を10μA、抵抗値Rを50KΩに設定することにより、トランジスタ12のソース電圧VS は、50KΩ×10μA=0.5Vとなる。他方、本実施形態回路において、容量値Cを250fF、クロック周波数を40MHzとすることにより、トランジスタ12のソース電圧VS (t)の最大値VS (max)は、10μA/(250fF×2×40MHz)=0.5Vとなり、図5及び図2の両回路の動作点は0.5Vで同等となる。
図6はこのシミュレーション結果を示している。横軸は時間、縦軸は電圧又は電流である。図6の(a)はスイッチ18、20、21〜24を制御するクロック信号CKを示している。クロック信号CKがLowレベル(0V)のときはスイッチ21、23がオン状態、かつスイッチトキャパシタ回路15、16内のスイッチ18、20がオフ状態となり、Highレベル(2.5V)のときはスイッチ22、24がオン状態、かつスイッチトキャパシタ回路15B、16B内のスイッチ18、20がオフ状態となる。図6の(b)は、従来回路である図2の回路中のMOSトランジスタ12のソース電圧VS と、図5に示す本実施形態回路のMOSトランジスタ12のソース電圧VS (t)のシミュレーション結果を示している。クロック信号CKがLowレベルからHighレベルに変化する直前、及びHighレベルからLowレベルに変化する直前で、2つの回路の動作点がほぼ同等になっている。図6の(c)は、参考として、一対のMOSトランジスタのみによって構成されている一般的なカレントミラー回路の出力電流IOUT1のモンテカルロ解析結果を示している。図6の(d)は、図2に示した従来回路の出力電流IOUT2のモンテカルロ解析結果を示している。また、図6の(e)は、図5に示した本実施形態回路の出力電流IOUT3のモンテカルロ解析結果を示している。
本実施形態回路では、第1の実施形態と同様の効果が得られる上に、クロック信号がLowレベルの期間だけではなく、Highレベルの期間でも入出力電流間の電流ミスマッチを低減する効果を得ることができる。
<第1、第2の実施形態の変形例>
第1、第2の実施形態では、カレントミラー対がNチャネルのMOSトランジスタによって構成される場合を説明したが、PチャネルのMOSトランジスタによって構成してもよい。図7は、カレントミラー対30をPチャネルのMOSトランジスタ31、32によって構成した第1の実施形態の変形例に係るカレントミラー回路を示している。PチャネルのMOSトランジスタを用いてカレントミラー対を構成する場合、入力電流源33はMOSトランジスタ31のドレインと接地電圧のノードとの間に接続され、電圧源34はMOSトランジスタ32のドレインと接地電圧のノードとの間に接続され、さらにスイッチトキャパシタ回路35、36はMOSトランジスタ31、32の各ソースと電源電圧VDDのノードとの間に接続される。スイッチトキャパシタ回路35、36は、容量37、39と容量37、39に並列に接続されたスイッチ38、40により構成されている。この場合、スイッチ38、40は、カレントミラー対30と同様にPチャネルのMOSトランジスタを用いて構成してもよいが、先に説明したようにNチャネルのMOSトランジスタ、あるいはNチャネルとPチャネルのMOSトランジスタを並列接続したアナログスイッチ等によって構成してもよい。容量37、39の容量比はカレントミラー対30のカレントミラー比と同値にされている。
上述した第1の実施形態の変形例と同様に、第2の実施形態においてもカレントミラー対をPチャネルのMOSトランジスタによって構成してもよい。
<第3の実施形態>
図8は、カレントミラー回路を用いたデジタルアナログ変換回路に本発明を実施した第3の実施形態の構成を示す回路図である。本実施形態のデジタルアナログ変換回路は、NチャネルのMOSトランジスタ51と、反転入力ノード、非反転入力ノード及び出力ノードを有し、反転入力ノードに基準電圧VREF が供給され、非反転入力ノード及び出力ノードがMOSトランジスタ51のドレイン及びゲートにそれぞれ接続された演算増幅器52と、電源電圧VDDのノードとMOSトランジスタ51のドレインとの間に接続された第1の抵抗53と、ゲートがMOSトランジスタ51のゲートに共通に接続されてそれぞれMOSトランジスタ51とでカレントミラー対を構成する複数のNチャネルのMOSトランジスタ54と、それぞれ容量55及び容量55に並列に接続されクロック信号CKによりオン/オフ制御されるスイッチ56からなり、MOSトランジスタ51のソースと接地電圧のノード、及び複数のMOSトランジスタ54の各ソースと接地電圧のノードとの間に接続された複数のスイッチトキャパシタ回路57と、一端が電源電圧VDDのノードに接続され、他端が第1のアナログ電圧出力ノード58に接続された第2の抵抗59と、一端が電源電圧VDDのノードに接続され、他端が第2のアナログ電圧出力ノード60に接続された第3の抵抗61と、第1、第2のアナログ電圧出力ノード58、60と複数のMOSトランジスタ54のドレインとの間に接続され、複数ビットの相補デジタル信号SW0 ,/SW0 〜SWn+1 ,/SWn+1 に応じて、複数のMOSトランジスタ54に流れる電流を第1、第2のアナログ電圧出力ノード58、60に選択的に流す複数の切り換え回路62とを具備する。
複数の各切り換え回路62は、図示するように、例えば相補なデジタル信号の一方の信号SWi (i=0〜n+1)がゲートに供給されるNチャネルのMOSトランジスタと、他方の信号/SWi がゲートに供給されるNチャネルのMOSトランジスタとから構成されている。
図8のデジタルアナログ変換回路の基本的な動作は以下のようである。すなわち、演算増幅器52の帰還作用により、第1の抵抗53の抵抗値と基準電圧VREF とに応じた一定電流IREF が第1の抵抗53に流れるように制御され、この電流IREF が入力電流としてMOSトランジスタ51に入力される。このMOSトランジスタ51と共にカレントミラー対を構成する複数の各MOSトランジスタ54にはそれぞれ、カレントミラー対のカレントミラー比に応じた電流が流れる。複数の各MOSトランジスタ54に流れる電流は、複数ビットの相補デジタル信号SW0 ,/SW0 〜SWn+1 ,/SWn+1 に応じて複数の切り換え回路62で切り換えられることより、第1、第2のアナログ電圧出力ノード58、60に選択的に流される。そして、第1、第2のアナログ電圧出力ノード58、60からは、第2、第3の抵抗59、61に流れる電流の総和と、第2、第3の抵抗59、61の抵抗値とに応じたアナログ電圧OUTP、OUTNが出力される。
ここで、MOSトランジスタ51及びこのMOSトランジスタ51と共にカレントミラー対を構成している複数の各MOSトランジスタ54のソースにはスイッチトキャパシタ回路57がそれぞれ接続されており、各スイッチトキャパシタ回路57は第1、第2の実施形態及び変形例におけるスイッチトキャパシタ回路と同様にソース抵抗として作用する。この結果、本実施形態のデジタルアナログ変換回路では、低電圧動作が可能となり、かつ電流ばらつきが小さくデジタルアナログ変換を高精度に行なうことができる。
なお、この発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
第1の実施の形態に係るカレントミラー回路の構成を示す回路図。 従来のカレントミラー回路の構成を示す回路図。 従来回路と第1の実施形態回路に対してモンテカルロ解析を実施してシミュレーションした第1のシミュレーション結果を示す波形図。 従来回路と第1の実施形態回路に対してモンテカルロ解析を実施してシミュレーションした第2のシミュレーション結果を示す波形図。 第2の実施の形態に係るカレントミラー回路の構成を示す回路図。 従来回路と第2の実施形態回路に対してモンテカルロ解析を実施してシミュレーションした結果を示す波形図。 第1の実施形態の変形例に係るカレントミラー回路の構成を示す回路図。 第3の実施の形態に係るデジタルアナログ変換回路の構成を示す回路図。
符号の説明
10、30…カレントミラー対、11、12、31、32…MOSトランジスタ、13、33…入力電流源、14、34…電圧源、15、16、35、36…スイッチトキャパシタ回路、17、19、37、39…容量、18、20、38、40…スイッチ。

Claims (5)

  1. 同一極性の第1、第2のMOSトランジスタを有し、一定の比に従って第1のMOSトランジスタに流れる電流を第2のMOSトランジスタにミラー電流として流すカレントミラー対と、
    第1の容量及び第1の容量に並列に接続され一定周期でオン/オフ制御される第1のスイッチからなり、前記第1のMOSトランジスタのソースに接続された第1のスイッチトキャパシタ回路と、
    第2の容量及び第2の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第2のスイッチからなり、前記第2のMOSトランジスタのソースに接続された第2のスイッチトキャパシタ回路と
    を具備したことを特徴とするカレントミラー回路。
  2. 前記第1、第2の容量比が前記カレントミラー対の電流比と同値であることを特徴とする請求項1記載のカレントミラー回路。
  3. 同一極性の第1、第2のMOSトランジスタを有し、一定の比に従って第1のMOSトランジスタに流れる電流を第2のMOSトランジスタにミラー電流として流すカレントミラー対と、
    前記第1のMOSトランジスタのソースに一端が接続され一定周期でオン/オフ制御される第1のスイッチと、
    前記第1のMOSトランジスタのソースに一端が接続され前記第1のMOSスイッチと同一周期でかつ前記第1のMOSスイッチと逆相でオン/オフ制御される第2のスイッチと、
    第1の容量及び第1の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと逆相でオン/オフ制御される第3のスイッチからなり、前記第1のスイッチの他端に接続された第1のスイッチトキャパシタ回路と、
    第2の容量及び第2の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第4のスイッチからなり、前記第2のスイッチの他端に接続された第2のスイッチトキャパシタ回路と、
    前記第2のMOSトランジスタのソースに一端が接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第5のスイッチと、
    前記第2のMOSトランジスタのソースに一端が接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと逆相でオン/オフ制御される第6のスイッチと、
    第3の容量及び第3の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと逆相でオン/オフ制御される第7のスイッチからなり、前記第5のスイッチの他端に接続された第3のスイッチトキャパシタ回路と、
    第4の容量及び第4の容量に並列に接続され前記第1のスイッチと同一周期でかつ前記第1のスイッチと同相でオン/オフ制御される第8のスイッチからなり、前記第6のスイッチの他端に接続された第4のスイッチトキャパシタ回路と
    を具備したことを特徴とするカレントミラー回路。
  4. 前記第1、第2、第3、第4の容量が同値であることを特徴とする請求項3記載のカレントミラー回路。
  5. 第1のMOSトランジスタと、
    反転入力ノード、非反転入力ノード及び出力ノードを有し、反転入力ノードに基準電圧が供給され、非反転入力ノード及び出力ノードが前記第1のMOSトランジスタのドレイン及びゲートにそれぞれ接続された演算増幅器と、
    第1の電源電圧のノードと前記第1のMOSトランジスタのドレインとの間に接続された第1の抵抗と、
    ゲートが前記第1のMOSトランジスタのゲートに共通に接続されてそれぞれ前記第1のMOSトランジスタとカレントミラー対を構成する前記第1のMOSトランジスタと同一極性の複数の第2のMOSトランジスタと、
    それぞれ容量及び容量に並列に接続され互いに同一の一定周期でかつ同相でオン/オフ制御されるスイッチからなり、前記第1のMOSトランジスタのソースと第2の電源電圧のノード、及び前記複数の第2のMOSトランジスタの各ソースと第2の電源電圧のノードとの間に接続された複数のスイッチトキャパシタ回路と、
    一端が前記第1の電源電圧のノードに接続され、他端が第1のアナログ電圧出力ノードに接続された第2の抵抗と、
    一端が前記第1の電源電圧のノードに接続され、他端が第2のアナログ電圧出力ノードに接続された第3の抵抗と、
    前記第1、第2のアナログ電圧出力ノードと前記複数の第2のMOSトランジスタのドレインとの間に接続され、複数ビットのデジタル信号に応じて前記複数の第2のMOSトランジスタに流れる電流を前記第1、第2のアナログ電圧出力ノードに選択的に流す複数の切り換え回路と
    を具備したことをデジタルアナログ変換回路。
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