JP2009193995A - Led光源およびその色度調整方法 - Google Patents

Led光源およびその色度調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LED素子と蛍光体を組み合わせて白色光を出射するLED光源において、樹脂内での蛍光体の分布や蛍光体の粒子サイズなどの要因により白色LED光源の色度がばらついてしまい、容易でかつ有効な色度調整方法が望まれている。
【解決手段】LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、透明樹脂内に蛍光体を含む封止材とを有するLED光源において、封止材を硬化した後のLED光源に透明樹脂内に蛍光体または顔料が混在した封止材を滴下し硬化することで、封止材の滴下量や封止材内の蛍光体または顔料の割合に応じてLED光源の色度を変化させることができ、LED光源の色度調整が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明はLED光源に関し、特にLEDからの発光の一部が蛍光体によって波長変換されるLED光源における色度調整に関するものである。
近年、LED光源はその高輝度化などに伴い、様々な分野で利用されてきている。特に青色発光LED素子が開発されたことにより実現可能となった白色LED光源においては、LED光源の低消費電力、長寿命という利点も加わり、現在一般照明やインテリアライトなどで使用されている蛍光灯、白熱電球に代わる新たな照明として利用されてきている。
ここで、一般的な白色LED光源の断面図を図13に示す。図13において、LED素子131は基板132上に配置される。基板132は基材133上にLEDに電力を供給するための配線導体134がパターン形成されたものである。基材133としては絶縁性、耐熱性を持ったものが望まれ、素材として例えば、ガラスエポキシ、セラミックス、BTレジン、シリコーンなどが用いられる。LED素子131は基板132上に実装する際に、ダイボンドペースト、Agペーストなどを使用して実装する。また、LED素子131と基板132の配線導体134はボンディングワイヤ135を用いて電気的に接続される。ボンディングワイヤ135としてはAu、Alなどが用いられる。LED素子131は配線導体134、ボンディングワイヤ135を介して外部より電力を供給され、発光するものである。
また、LED素子131の周囲にはLED素子131を保護するための封止樹脂136を形成する。封止樹脂136としては透光性のあるエポキシ樹脂やシリコーン樹脂が用いられ、その樹脂と混ざった状態で、蛍光体が含まれる。蛍光体はLED素子131からの発光の一部を吸収し波長変換して発光するものである。また、封止樹脂136内にはLED素子131からの光線を均一に分散させるための散乱材も含まれる場合もある。また、封止樹脂136の外側には反射枠137を配置する。反射枠137はLED素子131や蛍光体からの発光を効率的に前面に照射させるためのものであり、樹脂、セラミック、金属材料などのうち、表面反射率の高いものが用いられる。
ここで、白色LED光源としてはLED素子に青色光を発光する窒化物系化合物半導体を用い、蛍光体にセリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体を用いるタイプのものが広く知られており、これはLED素子からの青色光と蛍光体からの黄色光が混ざり合って擬似白色光を出射するものである。
この様な、LED素子と蛍光体を組み合わせて擬似白色光を出射するLED光源においては、例えば上述の窒化物系化合物半導体とYAG系蛍光体の組み合わせの場合、青色光と黄色光の比率を一定にしないとLED光源毎に色度がばらついてしまう。しかし、ばらつきの要因であると考えられる、樹脂内での蛍光体の分布ばらつきや蛍光体の粒子サイズのばらつき、樹脂量のばらつきなどを完全に抑えることは困難で、白色LED光源の色度はある程度のばらつき幅を持っているのが現状であり、容易でかつ有効な色度調整方法が望まれている。
そこで、例えば特許文献1によれば、硬化後の封止樹脂層における上部の透明領域の厚みを研磨や塗布等によって変化させることで、LED素子からの光線の経路を変化させ、色度調整を行う方法が挙げられている。
特開2004−186488号公報(4頁、図2)
しかし、前述の従来技術では以下に示す問題を有している。従来技術においては、透光性樹脂がLED光源の最表面に平坦な状態で出ている構成となっているために、透光性樹脂を研磨したり均一に塗布したりすることが可能と考えられるが、それ以外の構成では研磨や均一な塗布は困難である。これは例えば、反射枠の凹部における下部領域に樹脂が配置されている場合などは、研磨や塗布時に反射板へ傷などのダメージを与えてしまうことが考えられる。また更に、LED光源における封止樹脂は硬度の低いものを用いる事が多いことが知られている。これは高硬度の樹脂を用いると加熱時などにボンディングワイヤが切れてしまうことがあり、これを防ぐためとされる。このような封止樹脂が柔らかい場合においてはその表面の研磨などをすること自体が困難であり、また、作業時に封止樹脂に触れることによりボンディングワイヤでダメージを与えてしまうため、柔らかい樹脂のLED光源には用いることができない方法であると考えられる。
また更に、色度調整にあたり、色温度を上げる際には樹脂を研磨し、色温度を下げる際には樹脂を塗布するという異なる工程を加えなければならず、製造工程の複雑化を招くものであり、また、研磨と塗布ではLED光源の外形自体が変化するため、配光特性などの光特性が大きく異なるものとなってしまうことが考えられる。
そこで、本発明では上述した従来技術による問題点を解消し、LED光源にダメージを与えることなく容易に色度調整が可能なLED光源を提供することを目的とする。
これらの課題を解決するために本発明によるLED光源は、下記に記載の手段を採用する。すなわち本発明のLED光源は、LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、第一の透明樹脂内に蛍光体を含みLED素子の周辺部に配置される第一の封止材と、を有するLED光源であって、第一の封止材を硬化した後に、第二の透明樹脂内に蛍光体または顔料を含む第二の封止材を第一の封止材上に滴下し硬化することにより色度調整を行うことを特徴とする。
また、本発明における第二の封止材は第一の封止材の上面全体を覆うように滴下することが好ましい。
また、本発明における第二の封止材は第一の封止材の上面にスポット状に滴下することが好ましい。
また、本発明における色度調整は第一の封止材の上面に滴下する第二の封止材のスポットの数を変化させることによって行うことが好ましい。
また、本発明のLED光源は、LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、第一の透明樹脂内に蛍光体を含み前記LED素子の周辺部に配置される第一の封止材と、を有するLED光源であって、第一の封止材を硬化した後に、第二の透明樹脂内に蛍光体または顔料を含む第二の封止材を第一の封止材上に向けて吐出し硬化することにより色度調整を行うことを特徴とする。
また、本発明における第二の封止材は第一の封止材の上面に向けてスポット状に吐出することが好ましい。
また、本発明における第二の封止材はインクジェット方式により吐出することが好ましい。
また、本発明における色度調整は第一の封止材の上面に向けて吐出する第二の封止材のスポットの数を変化させることによって行うことが好ましい。
また、本発明における第二の封止材内における蛍光体または顔料の割合は、第一の封止材を硬化後に測定した色度と目標色度との差に基づいて変化させることが好ましい。
また、本発明における第二の封止材の滴下量または吐出量は、第一の封止材を硬化後に測定した色度と目標色度との差に基づいて変化させることが好ましい。
また、本発明における第一の封止材内において、蛍光体が均一に分布していることが好ましい。
また、本発明における第一の透明樹脂と第二の透明樹脂は同一であることが好ましい。
また、本発明における第一の透明樹脂の屈折率と第二の透明樹脂の屈折率が等しいことが好ましい。
また、本発明におけるLED素子は青色光を発光し、蛍光体は青色光を吸収し黄色光を発光する蛍光体であることが好ましい。
(作用)
LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、透明樹脂内に蛍光体を含む封止材とを有するLED光源において、封止材を硬化した後のLED光源に透明樹脂内に蛍光体または顔料を含んだ封止材を滴下または吐出し硬化することで、硬化後に加える封止材の量や、封止材内の蛍光体または顔料の割合に応じてLED光源の色度を変化させることが可能である。
以上の説明のように、本発明のLED光源においては、下記に記載する効果を有する。
LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、透明樹脂内に蛍光体を含む第一の封止材とを有するLED光源において、第一の封止材を硬化した後に第一の封止材の上面に透明樹脂内に蛍光体または顔料を含む第二の封止材を滴下し硬化することで、第二の封止材内の蛍光体または顔料の割合と第二の封止材の滴下量に応じてLED光源の色度を変化させることができる。従って、封止材を硬化した後の色度と目標色度が異なる場合、その色度差に応じて適量の蛍光体または顔料を含んだ適量の封止材を滴下後硬化するという非常に簡単な方法で、LED光源の色度を微調整し目標色度にすることが可能となる。
また、上述の色度調整方法をLED光源の製造工程に加えることにより、同一製品における色度ばらつきを大幅に低減することが可能となる。更に、LED光源の研磨等の工程を必要とせず、蛍光体または顔料を含んだ封止材の滴下または吐出という手法で色度調整を行うため、色度調整工程においてLED光源へダメージを与える危険性がないものである。更に、硬度の低い樹脂で形成される封止材を用いたLED光源においても問題なく色度調整が可能なものである。
以下、図面を用いて本発明を利用したLED光源の最適な実施形態を説明する。
(第一の実施形態)
図1は本発明の第一の実施形態を示す図であり、本発明の第一の実施形態におけるLED光源の断面図である。図1におけるLED光源において、LED素子101は基板102上に配置される。基板102は基材103上にLED素子101に電力を供給するための配線導体104がパターン形成されたものである。基材103としては絶縁性、耐熱性を持ったものが望まれ、素材として例えば、ガラスエポキシ、セラミックス、BTレジン、シリコーンなどが用いられる。ここで、LED素子101からの発光は全方位に向かって起こるため、基材103は反射率の高いことが求められる。また、配線導体104は金属や導電ペーストを焼成したものであり、導電体であることと、基材103と同様に反射率の高いことが求められる。基板102上にLED素子101を実装する際は、ダイボンドペーストなどを用いて実装する。
また、LED素子101と基板102の配線導体104はボンディングワイヤ105を用いて電気的に接続される。ここで、ボンディングワイヤ105としてはAuワイヤ、Alワイヤなどが用いられ、LED素子101上のボンディング用パッドと配線導体104とを接続する。LED素子101は配線導体104、ボンディングワイヤ105を介して外部より電力を供給され、発光するものである。ここで、本実施形態においては、LED素子101はInGaNなどの窒化物系化合物半導体であり、青色光を発光するものとする。
また、LED素子101の周囲にはLED素子101やボンディングワイヤ105を保護するための第一の封止材106を配置する。第一の封止材106は第一の透明樹脂によって形成され、第一の透明樹脂は透光性のあるエポキシ樹脂やシリコーン樹脂であり、所望の形をした型などに流し込んだ後、熱印加などにより、硬化するものである。第一の封止材106の硬化後の硬度は高いものから低いものまで様々なものがあるが、ボンディングワイヤ105の切断を防ぐためには硬度の低いものが用いられることが多い。また、第一の封止材106内には第一の透明樹脂と混ざり合った状態で蛍光体を配置する。本実施形態においては、第一の封止材106内に蛍光体がほぼ一様に分布しているものとする。蛍光体はLED素子101からの青色発光の一部を吸収し波長変換して黄色を発光するもので、本実施形態においてはセリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体であるものとする。LED光源としてはLED素子101からの青色光と蛍光体からの黄色光が混ざり合って擬似白色光を出射するものである。また、第一の封止樹脂106の外側には反射枠107を配置する。反射枠107はLED素子101と蛍光体からの発光を効率的に前面に照射させるためのものであり、反射率の高い樹脂、セラミック、金属材料などが用いられる。
ここで、上述の構成のLED光源を作製した後、LED光源の色度測定を行い、目標色度と異なるものに関しては色度調整工程を加える。図2に工程のフローチャートを示す。図2によれば、上述の構成のLED光源を作製(ア)、色度測定(イ)した後、目標色度と異なる場合はその測定色度と目標色度の色度差に基づき、滴下する第二の封止材108の量を決定する(ウ)。ここで、第二の封止材108は第二の透明樹脂内に蛍光体が混在したものであり、第二の封止材108における第二の透明樹脂と蛍光体の割合は、目標色度との色度差に依存せずある一定の値であるものとする。その後、第二の封止材108をLED光源の反射枠107における凹部に滴下し(エ)、熱硬化させる(オ)ものである。その後確認のため色度測定を行い(カ)、目標色度と異なる場合は再度色度調整を行っても良い。
もしくは図3に示すフローチャートに従って工程を行っても良い。図3によれば、LED光源を作製(ア)、色度測定(イ)した後、目標色度と異なる場合はその測定色度と目標色度の色度差に基づき、滴下する第二の封止材108内における蛍光体の割合を決定する(キ)。その後、第二の封止材108をLED光源の反射枠107における凹部に滴下し(エ)、熱硬化させる(オ)ものである。このとき、第二の封止材108の滴下量は目標色度との色度差に依存せずある一定の値であるものとする。その後確認のため色度測定を行い(カ)、目標色度と異なる場合は再度色度調整を行っても良い。
また、図1においては第二の封止材108を反射枠107の凹部に滴下しているが、例えば図4に示すように、第二の封止材108を第一の封止材106上にのみ滴下し、硬化しても良いものである。この場合、第二の封止材108は適量を滴下した場合、表面張力により第一の封止材106上に凸レンズの凸部のような形状になって留まるものであり、滴下量に応じて曲率が変化するものである。
ここで、本発明のベースとなる実験的事実を図5に示す。図5はxy色度図を表したものである。本実験においては第一の透明樹脂と第二の透明樹脂は同じものを用いた。本実験は第一の封止材106が硬化され、かつ反射枠107が配置されているLED光源の色度を測定し(滴下無し)、その後、第二の封止材108を反射枠107の凹部に定量滴下し、熱硬化した後、再度色度測定を行ったものである。図5において、図5(a)は第二の封止材108内における蛍光体の量が比較的少ない場合を示し、図5(b)は第二の封止材108内における蛍光体の量が比較的多い場合を示す。図5(a)においては、LED光源の反射枠107における凹部に滴下する第二の封止材108の量を増やすに従って、滴下無しの場合と比較して色度がx、yともに減る方向、すなわち青色側にシフトすることが分かる。また、図5(b)においては、LED光源の反射枠107における凹部に滴下する第二の封止材108の量が多い場合、滴下無しの場合と比較して色度がx、yともに増える傾向がみられる。この事実より、第二の封止材108の滴下量とLED光源の色度のシフト量、第二の封止材108内の蛍光体の割合とLED光源の色度のシフト量は相関があり、この相関を用いることで、LED光源を目標色度に色度調整することができるものである。
例えば、図2におけるフローチャートの工程でLED光源の色度調整を行うと仮定すると、作製したLED光源の色度が目標色度と比較して黄色側にずれていた場合、図5(a)のように第二の封止材108内における蛍光体量は少ない値とし、滴下する第二の封止材108の量を変化させることで、LED光源の色度の青色側へのシフト量をコントロールすることができる。また例えば、図3におけるフローチャートの工程でLED光源の色度調整を行うと仮定すると、滴下する第二の封止材108の量を10μlに固定とした場合、図5のように第二の封止材108内における蛍光体量を変化させることで、LED光源の色度を青色側にも黄色側にも変化させることができる。ここで、図2および図3における色度調整工程のフローチャートにおいては、第二の封止材108内の蛍光体量と第二の封止材の滴下量のうち、一方を固定としているがこれに限るものではなく、両方の値を変化させて色度調整を行うことも可能である。ここで、本実験における滴下量や色度のシフト量の定量値に関してはLED光源の構造等によって様々に変化するものであり、図5中の滴下量や色度のシフト量に限るものではない。
ここで、第二の封止材108を滴下することによってLED光源の色度が変化する機構を図6に示す。図6は図1に示すような反射枠107内に第二の封止材108を滴下した場合を示す模式図である。図6において、第一の透明樹脂と第二の透明樹脂は同じ、もしくは屈折率がほぼ等しいものとする。図6(a)は第二の封止材108を滴下する前の状態を示し、図6(b)は第二の封止材108を滴下後硬化した状態を示す。ここで、図6(a)において、LED素子からの青色光が第一の封止材106と空気層との界面に臨界
角以上の角度で入射した場合を考える。この場合、青色光は第一の封止材106と空気層との界面で全反射し、再び第一の封止材106内を通過するため(光線601)、第一の封止材106内の蛍光体に入射し波長変換される場合があり、その確率は第一の封止材106内における蛍光体の量によって決まるものである。図6(b)においては、図6(a)と同じ角度で第一の封止材106内を通過する青色光を考えると、第一の封止材106を形成する第一の透明樹脂と第二の透明樹脂は屈折率が同じであるため、第一の封止材106と第二の封止材108の界面において光線は直進し、第二の封止材108と空気層との界面に到達し、全反射する。その内の一部の光は図6(b)に示すように、再び第一の封止材106に入射することなくLED光源から出射される(光線602)。このとき、第二の封止材108内に蛍光体が存在しなければ、光線602は青色光のままであり、第二の封止材108内に蛍光体が多く含まれる場合は黄色光に変換させる確率が高くなるものである。従って、第二の封止材108内の蛍光体の割合を変化させることで、LED光源の色度を変化させることが可能となる。また、第二の封止材108の滴下量を変化させることによっても、光線が第一の封止材106に再び入射する確率と、光線が第二の封止材108内を通過する光路の長さが変化するため、LED光源の色度が変化するものである。上述の例は一例であるが、このように第二の封止材108により、LED素子からの青色光が蛍光体に入射する確率を変化させることができるため、LED光源の色度を調整することができるものである。
また、図4に示すように第一の封止材106上にのみ第二の封止材108を滴下後硬化した場合において、LED光源の色度が変化する機構を図7に示す。図7において、第一の透明樹脂と第二の透明樹脂は同じ、もしくは屈折率がほぼ等しいものとする。図7(a)は第二の封止材108を滴下する前の状態を示し、図7(b)は第二の封止材108を滴下後硬化した状態を示す。図7(a)において、LED素子からの青色光が第一の封止材106と空気層との界面に、界面の法線方向に対してある角度θ1で入射した場合を考える。このとき、θ1が第一の封止材106と空気層との界面における臨界角θcより大きい場合(θ1>θc)は、光線は全反射し、全反射した光線は再び第一の封止材106内を通過するため、第一の封止材106内に分布している蛍光体に入射し波長変換される場合があり、その確率は第一の封止材106内における蛍光体の量によって決まるものである。図7(b)においては、図7(a)と同様の角度で第一の封止材106内を通過する光線を考えると、第一の封止材106を形成する第一の透明樹脂と第二の透明樹脂は屈折率が同じであるため、第一の封止材106と第二の封止材108の界面において光線はそのまま直進し、第二の封止材108と空気層との界面に到達する。このとき、第二の封止材108と空気層の界面は上述のように曲率を持っているため、界面の法線方向と光線のなす角θ2はθ1よりも小さくなる(θ2<θ1)。このとき、θ2<θcの場合、光線は界面で全反射せず、第二の封止材108を通過して出射される。ここで、θ2<θcという光線701に関しては、第二の封止材108内に蛍光体が存在しなければ、青色光のままであり、第二の封止材108内に蛍光体が多く含まれる場合は黄色光に変換される確率が高くなるものである。
第二の封止材108を滴下することにより色度が変化する機構において、上述の例は一例であるが、このように第二の封止材108により、LED素子からの青色光が蛍光体に入射する確率が変化するため、LED光源の色度を変化させることが可能である。また、滴下する第二の封止材108の量を変化させることで、第二の封止材108と空気層との界面の曲率が変化し、上述のθ1>θcかつθ2<θcという光線の割合が変化するため、光線が第一の封止材106に再び入射する確率と、光線が第二の封止材108内を通過する光路の長さが変化し、LED光源の色度を変化させることが可能となるものである。ここで、光線701としては第一の封止材106の外側から中心に向かう光線も考えられるが、第一の封止材106の中心から外側に向かう光線と比較して強度が小さいため、全体として上述のように色度が変化するものである。
上述のように、LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、透明樹脂内に蛍光体を含む第一の封止材とを有するLED光源において、第一の封止材を硬化した後に第一の封止材の上面に透明樹脂内に蛍光体を含む第二の封止材を滴下し硬化することで、第二の封止材内の蛍光体の割合と第二の封止材の滴下量に応じてLED光源の色度を変化させることができる。従って、第一の封止材を硬化した後の色度と目標色度が異なる場合、その色度差に応じて適量の蛍光体を含んだ適量の封止材を滴下後硬化するという非常に簡単な方法で、LED光源の色度を微調整し目標色度にすることが可能となる。また、上述の色度調整方法をLED光源の製造工程に加えることにより、同一製品における色度ばらつきを大幅に低減することが可能となる。
また、本実施形態においてはLED光源の研磨等の工程を必要とせず、蛍光体を含んだ透明樹脂の滴下という手法で色度調整を行うため、色度調整工程においてLED光源へダメージを与える危険性がないものである。更に、硬度の低い樹脂で形成される封止材を用いたLED光源においても問題なく色度調整が可能なものである。
本実施形態においては、第一の封止材106内には蛍光体が一様に分布しているものとしているがこれに限るものではなく、第一の封止材106内において蛍光体の濃度分布がある場合でも同様の方法で色度調整することが可能である。
(第二の実施形態)
次に第二の実施形態について説明する。図8は本発明の第二の実施形態を示す図であり、本発明の第二の実施形態におけるLED光源の断面図である。図8におけるLED光源において、第一の実施形態と同様に、LED素子101は基板102上にダイボンドペーストなどを用いて実装される。基板102は基材103上にLED素子101に電力を供給するための配線導体104がパターン形成されたものである。また、配線導体104には金属など導電性と高反射率を備えたものが用いられる。
また、LED素子101と配線導体104はLED素子101上のボンディング用パッドと配線導体104を接続するボンディングワイヤ105を用いて電気的に接続される。LED素子101は配線導体104、ボンディングワイヤ105を介して外部より電力が供給され、発光するものである。ここで、本実施形態においては、LED素子101はInGaNなどの窒化物系化合物半導体であり、青色光を発光するものとする。
また、LED素子101の周囲にはLED素子101やボンディングワイヤ105を覆うように第一の封止材106を配置する。第一の封止材106を配置する目的の一つはLED素子101やボンディングワイヤ105の保護であり、所望の形をした型などに流し込んだ後、熱硬化させることにより、硬化するものである。また、第一の封止材106を配置する二つ目の目的として、第一の封止材106内には透明樹脂と混ざり合った状態で蛍光体を配置する。蛍光体はLED素子101からの青色発光の一部を吸収し波長変換して黄色を発光するもので、LED光源としてはLED素子101からの青色光と蛍光体からの黄色光が混ざり合って擬似白色光を出射するものである。LED光源としては更に、第一の封止材106の外側に反射枠107を配置する。
ここで、上述の構成のLED光源を作製した後、LED光源の色度測定を行い、色度調整工程を加える。工程としては上述の実施形態と同様で、図2もしくは図3に示すフローチャートに従って色度調整を行う。図2によれば第一の実施形態と同様、上述の構成のLED光源を作製(ア)、色度測定(イ)した後、目標色度と異なる場合はその測定色度と目標色度の色度差に基づき、滴下する第二の封止材801の量を決定する(ウ)。ここで、本実施形態においては第二の封止材801は第二の透明樹脂内に顔料が混在したもので
あり、第二の封止材801における顔料の割合は、目標色度との色度差に依存せずある一定の値であるものとする。その後、第二の封止材801をLED光源の反射枠107における凹部に滴下し(エ)、熱硬化させる(オ)ものである。その後確認のため色度測定を行い(カ)、目標色度と異なる場合は再度色度調整を行っても良い。
もしくは、図3に示すフローチャートに従って工程を行っても良い。図3によれば、LED光源を作製(ア)、色度測定(イ)した後、目標色度と異なる場合はその測定色度と目標色度の色度差に基づき、滴下する第二の封止材801内における顔料の割合を決定する(キ)。その後、第二の封止材801をLED光源の反射枠107における凹部に滴下し(エ)、熱硬化させる(オ)ものである。このとき、第二の封止材801の滴下量は目標色度との色度差に依存せずある一定の値であるものとする。その後確認のため色度測定を行い(カ)、目標色度と異なる場合は再度色度調整を行っても良い。
ここで、第二の封止材801を滴下することでLED光源の色度が変化する機構については、第二の封止材801内に顔料を含まない場合は、第一の実施形態における第二の封止材内に蛍光体を含まない場合と同様に、青色光が第一の封止材106内の蛍光体に入射する確率が減少するためLED光源の色度が青色側にシフトするものである。このとき、第二の封止材801内に顔料を含む場合を考えると、例えば、シアン系の顔料を混ぜた場合、顔料により黄色光の吸収が起こるため、LED光源の色度はxy色度図におけるx、yともに減る方向すなわち青色側にシフトし、第二の封止材801内における顔料の量を増やすことによってシフト量が増えるものである。また、例えば、イエロー系の顔料を混ぜた場合は、顔料により青色光の吸収が起こるため、LED光源の色度はx、yともに増える方向すなわち黄色側にシフトし、第二の封止材801内における顔料の量を増やすことによってシフト量が増えるものである。また、例えば、マゼンタ系の顔料を混ぜた場合は、実験においてx値はほぼ変わらずyの値のみが減少し、LED光源の色度が変化する現象がみられている。この場合も、第二の封止材801内における顔料の量を増やすことによって変化量が増えるものである。また、目標色度との色度差によっては、複数種類の顔料を混ぜ合わせて使用することによりLED光源の色度調整を行っても良いものである。
上述のように、LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、透明樹脂内に蛍光体を含む第一の封止材とを有するLED光源において、第一の封止材を硬化した後に第一の封止材の上面に透明樹脂内に顔料を含む第二の封止材を滴下し硬化することで、第二の封止材内の顔料の割合と第二の封止材の滴下量に応じてLED光源の色度を変化させることができる。従って、第一の封止材を硬化した後の色度と目標色度が異なる場合、その色度差に応じて適切な種類かつ適量の顔料を含んだ適量の封止材を滴下後硬化するという非常に簡単な方法で、LED光源の色度を微調整し目標色度にすることが可能となる。また、上述の色度調整方法をLED光源の製造工程に加えることにより、同一製品における色度ばらつきを大幅に低減することが可能となる。
また、本実施形態においてはLED光源の研磨等の工程を必要とせず、顔料を含んだ透明樹脂の滴下という手法で色度調整を行うため、色度調整工程においてLED光源へダメージを与える危険性がないものである。更に、硬度の低い樹脂で形成される封止材を用いたLED光源においても問題なく色度調整が可能なものである。更に、用いる顔料を変化させることで、色度座標において広い範囲の方向へ色度を変化させることが可能となり、LED光源の色度調整範囲が広がるものである。
本実施形態においては、LED光源の反射枠における凹部に第二の封止材を滴下しているが、これに限るものではなく、第一の封止材上に第二の封止材を滴下した場合も同様に色度調整が可能である。
(第三の実施形態)
次に第三の実施形態について説明する。図9は本発明の第三の実施形態を示す図であり、本発明の第三の実施形態におけるLED光源の断面図である。上述の実施形態と同様、LED光源において、LED素子101は基板102上に配置され、LED素子101と基板102の配線導体104はボンディングワイヤ105を用いて電気的に接続される。また、LED素子101の周囲にはLED素子101やボンディングワイヤ105を覆うように第一の封止材106を配置する。第一の封止材106はLED素子101やボンディングワイヤ105を保護するとともに、その中には透明樹脂と混ざり合った状態で蛍光体を配置し、LED素子101からの青色光と蛍光体からの黄色光が混ざり合って擬似白色光を出射するものである。
ここで、上述の構成のLED光源を作製した後、LED光源の色度測定を行い、色度調整工程を加える。工程としては、図10もしくは図11に示すフローチャートに従って色度調整を行う。図10においては、上述の構成のLED光源を作製(ア)、色度測定(イ)した後、目標色度と異なる場合はその測定色度と目標色度の色度差に基づき、滴下する第二の封止材109のスポットの数を決定する(ク)。ここで、本実施形態においては第二の封止材109は第二の透明樹脂内に蛍光体または顔料が混在したものであり、第二の封止材109における蛍光体または顔料の割合は、目標色度との色度差に依存せずある一定の値であるものとする。その後、第二の封止材109を第一の封止材106の上面にスポット状に滴下し(ケ)、熱硬化させる(オ)ものである。その後確認のため色度測定を行い(カ)、目標色度と異なる場合は再度色度調整を行っても良い。
また、図11においては、LED光源を作製(ア)、色度測定(イ)した後、目標色度と異なる場合はその測定色度と目標色度の色度差に基づき、滴下する第二の封止材109内における蛍光体または顔料の割合を決定する(コ)。その後、第二の封止材109を第一の封止材106の上面にスポット状に滴下し(ケ)、熱硬化させる(オ)ものである。このとき、第二の封止材109を滴下するスポット数は目標色度との色度差に依存せずある一定の値であるものとする。その後確認のため色度測定を行い(カ)、目標色度と異なる場合は再度色度調整を行っても良い。ここで、スポットとは微小領域を示し、微小容量の第二の封止材109を滴下することにより、第二の封止材109が第一の封止材106の上面にスポット状に配置されるものである。また、第二の封止材109のスポットの容量はほぼ一定であるものとする。
このとき、第一の封止材106上に第二の封止材109をスポット状に滴下後硬化することによってLED光源の色度が変化するものである。色度が変化する機構としては、まず第二の封止材109内に蛍光体または顔料が含まれない場合を考えると、第一に、第二の封止材109のスポットが形成された箇所においては、透明樹脂と空気層の界面が曲率を持ったものとなるため、図7に示す機構と同様の機構で、LED光源から出射される青色光の割合が増えるものである。また、第二に、スポット径が小さい場合は樹脂と空気層の界面に到達した青色光がスポットにより散乱することが挙げられる。図12において、図12(a)は第二の封止材109を滴下する前の状態を示し、図12(b)は第二の封止材109を滴下後硬化した状態を示す。図12(a)において、LED素子からの青色光が第一の封止材106と空気層との界面に、界面の法線方向に対してある角度θ3で入射した場合を考える。このとき、θ3が第一の封止材106と空気層との界面における臨界角θcより大きい場合(θ3>θc)は、光線は全反射し、全反射した光線は再び第一の封止材106内を通過するため、第一の封止材106内に分布している蛍光体に入射し波長変換される可能性が増えるものである。図12(b)においては、図12(a)と同様の角度で第一の封止材106内を通過する青色光を考えると、第二の封止材109のスポットにより散乱を起こし、一部はそのまま空気層に出射されるため、図12(a)と比較し
て第一の封止材106内の蛍光体に入射する割合が減少するものである。従って、第二の封止材109のスポットによってLED光源の色度が青色方向にシフトするものである。
次に、第二の封止材109内に蛍光体または顔料が含まれていた場合を考えると、LED光源より出射される光線の一部は第二の封止材109内を通過してくるため、第二の封止材109内の蛍光体または顔料により色度が変化するものである。ここで、例えば第二の封止材109内に蛍光体が含まれているとすると、第一の封止材106上に滴下する第二の封止材109のスポットの数を固定とした場合、第二の封止材109内の蛍光体の割合を増やしていくとLED光源の色度はより黄色側にシフトし、また第二の封止材109内の蛍光体量を固定とした場合、第一の封止材106上に滴下する第二の封止材109のスポット数を増やすことによってLED光源の色度はより黄色側にシフトするものである。第二の封止材109内に顔料を含む場合も同様に、第二の封止材109内の顔料の割合または第二の封止材109のスポットの数を変化させることによってLED光源の色度が変化するものである。
上述のように、LED素子と、LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、透明樹脂内に蛍光体を含む第一の封止材とを有するLED光源において、第一の封止材を硬化した後に第一の封止材の上面に、透明樹脂内に蛍光体または顔料を含む第二の封止材をスポット上に滴下し硬化することで、第二の封止材のスポットの数、または第二の封止材における蛍光体もしくは顔料の割合に応じてLED光源の色度を変化させることができる。従って、第一の封止材を硬化した後の色度と目標色度が異なる場合、その色度差に応じて、適量の蛍光体または顔料を含んだ第二の封止材のスポットを適量数滴下し硬化するという非常に簡単な方法で、LED光源の色度を微調整し目標色度にすることが可能となる。また、上述の色度調整方法をLED光源の製造工程に加えることにより、同一製品における色度ばらつきを大幅に低減することが可能となる。更に、本方式によれば、一回の滴下における封止材の容量は固定にすることができるため、例えば封止材を滴下する装置の設定等を調整することなく、滴下の回数のみを変えることで調整する色度幅を変化させることが可能であり、色度調整工程の簡易化につながるものである。
ここで、本実施形態においては、第一の封止材106上に第二の封止材109を滴下する手法を用いているが、例えば、インクジェット方式などを用いて第二の封止材109を第一の封止材106上に向けて吐出する方法によっても同様の効果が得られるものである。
上述の各実施形態においては、第一の封止材における透明樹脂と第二の封止材における透明樹脂は同じもの、もしくは屈折率がほぼ等しいものとしているが、これに限るものではなく、屈折率が異なる場合でも同様の機構で色度が変化するものである。
また、上述の各実施形態においては第二の封止材内に蛍光体または顔料のいずれかを含むとしているが、これに限るものではなく蛍光体と顔料を両方を含んだ場合でもLED光源の色度を変化させることが可能である。
上述の各実施形態において、LED素子とは半導体発光素子のことを示し、LED光源とはLED素子等が実装され、パッケージ化された電子部品のことを示すものとする。
本発明の第一の実施形態におけるLED光源の断面図である。 本発明の第一の実施形態における色度調整方法の工程を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施形態における色度調整方法の工程を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施形態におけるLED光源の断面図である。 本発明の第一の実施形態における実験データを示すグラフである。 本発明の第一の実施形態における光線経路を示す模式図である。 本発明の第一の実施形態における光線経路を示す模式図である。 本発明の第二の実施形態におけるLED光源の断面図である。 本発明の第三の実施形態におけるLED光源の断面図である。 本発明の第三の実施形態における色度調整方法の工程を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施形態における色度調整方法の工程を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施形態における光線経路を示す模式図である。 従来におけるLED光源の断面図である。
符号の説明
101 LED素子
102 基板
103 基材
104 配線導体
105 ボンディングワイヤ
106 第一の封止材
107 反射枠
108、109、801 第二の封止材

Claims (16)

  1. LED素子と、該LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、第一の透明樹脂内に前記蛍光体を含み前記LED素子の周辺部に配置される第一の封止材と、を有するLED光源であって、色度調整を行うために、前記第一の封止材を硬化した後に、前記第一の封止材上に滴下し硬化することにより形成する第二の封止材を有し、該第二の封止材が第二の透明樹脂内に前記蛍光体または顔料を含むLED光源。
  2. 前記第二の封止材は前記第一の封止材の上面全体を覆うように滴下して形成することを特徴とする請求項1に記載のLED光源。
  3. 前記第二の封止材は前記第一の封止材の上面にスポット状に滴下して形成することを特徴とする請求項1に記載のLED光源。
  4. LED素子と、該LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、第一の透明樹脂内に前記蛍光体を含み前記LED素子の周辺部に配置される第一の封止材と、を有するLED光源であって、色度調整を行うために、前記第一の封止材を硬化した後に、前記第一の封止材上に向けて吐出し硬化することにより形成する第二の封止材を有し、該第二の封止材が第二の透明樹脂内に前記蛍光体または顔料を含むLED光源。
  5. 前記第二の封止材は前記第一の封止材の上面に向けてスポット状に吐出して形成することを特徴とする請求項4に記載のLED光源。
  6. 前記第二の封止材はインクジェット方式により吐出して形成することを特徴とする請求項5に記載のLED光源。
  7. 前記第一の封止材内において、前記蛍光体が均一に分布していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のLED光源。
  8. 前記第一の透明樹脂と前記第二の透明樹脂は同一の樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のLED光源。
  9. 前記第一の透明樹脂の屈折率と前記第二の透明樹脂の屈折率が等しいことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のLED光源。
  10. 前記LED素子は青色光を発光し、前記蛍光体は青色光を吸収し黄色光を発光する蛍光体であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のLED光源。
  11. LED素子と、該LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、第一の透明樹脂内に前記蛍光体を含み前記LED素子の周辺部に配置される第一の封止材と、を有するLED光源の色度調整方法であって、前記第一の封止材を硬化した後に、第二の透明樹脂内に前記蛍光体または顔料を含む第二の封止材を前記第一の封止材上に滴下し硬化することにより色度調整を行うLED光源の色度調整方法。
  12. 前記色度調整は前記第一の封止材の上面に滴下する前記第二の封止材のスポットの数を変化させることによって行うことを特徴とする請求項11に記載のLED光源の色度調整方法。
  13. LED素子と、該LED素子からの発光の一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体と、第一の透明樹脂内に前記蛍光体を含み前記LED素子の周辺部に配置される第一の封止材
    と、を有するLED光源の色度調整方法であって、前記第一の封止材を硬化した後に、第二の透明樹脂内に前記蛍光体または顔料を含む第二の封止材を前記第一の封止材上に向けて吐出し硬化することにより色度調整を行うLED光源の色度調整方法。
  14. 前記色度調整は前記第一の封止材の上面に向けて吐出する前記第二の封止材のスポットの数を変化させることによって行うことを特徴とする請求項13に記載のLED光源の色度調整方法。
  15. 前記第二の封止材内における前記蛍光体または前記顔料の割合は、前記第一の封止材を硬化後に測定した色度と目標色度との差に基づいて変化させることを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか一項に記載のLED光源の色度調整方法。
  16. 前記第二の封止材の滴下量または吐出量は、前記第一の封止材を硬化後に測定した色度と目標色度との差に基づいて変化させることを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか一項に記載のLED光源の色度調整方法。
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