JP2009192606A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2009192606A JP2008030418A JP2008030418A JP2009192606A JP 2009192606 A JP2009192606 A JP 2009192606A JP 2008030418 A JP2008030418 A JP 2008030418A JP 2008030418 A JP2008030418 A JP 2008030418A JP 2009192606 A JP2009192606 A JP 2009192606A
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晴滋 山本
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Abstract

【課題】死角のない広視野の画像を撮影することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、カメラ部101と、該カメラ部110を収容するケース1201とを備え、ケース1201の一部をカメラ部101の側に向けて突出させ、当該突出した部分に、被写体からの光を透過すると共に被写体からの光を反射する反射透過部1201aを設け、さらに反射透過部1201aの周囲に被写体からの光を透過する透過部1201bを反射透過部1201aと対面するように設ける。カメラ部101は、反射透過部1201aを透過した被写体からの光を取り込んで第1の被写体像を撮像するとともに、透過部1201bを透過し反射透過部1201aで反射した光を取り込んで第1の被写体像よりも画角の広い第2の被写体像を撮像する。
【選択図】図12

Description

本発明は、例えば、ドーム状のケースに収容された状態で撮影を行う監視カメラ等の撮像装置に関する。
従来この種の撮像装置としては、例えば、パンニング(以下、パンという)動作及びチルティング(以下、チルトという)動作が可能なカメラ部をドーム状のケースに収容した監視カメラがある。この監視カメラは、ケースにおけるカメラ部のパンニング動作の回転軸の延長線上に撮影視野角を拡大するためのミラーが配置されている(特許文献1)。
特開2006−115091号公報
上記特許文献1では、ケースに配置されたミラーの作用により撮影視野角を拡大して撮影を行うことは可能であるが、ミラーの配置された部分が死角となり、死角方向の視野を撮影することができなくなる。この死角方向が上方向の場合はそれ程の問題にはならないが、天井などに設置される所謂天吊り方式の監視カメラでは、死角方向が真下の方向となるため、監視性能の低下を招く原因になる。
そこで、本発明は、死角のない広視野の画像を撮影することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、カメラ部と、該カメラ部を収容するケースとを備える撮像装置であって、前記ケースの一部を前記カメラ部の側に向けて突出させ、当該突出した部分に、被写体からの光を透過すると共に被写体からの光を反射する反射透過部を設け、さらに前記反射透過部の周囲に被写体からの光を透過する透過部を前記反射透過部と対面するように設け、前記カメラ部は、前記反射透過部を透過した被写体からの光を取り込んで第1の被写体像を撮像するとともに、前記透過部を透過し前記反射透過部で反射した光を取り込んで前記第1の被写体像よりも画角の広い第2の被写体像を撮像することを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、ケースの一部に形成された反射透過部の作用により全周方向の撮影を可能にするとともに、死角となる反射透過部の方向の透過画像も合成して撮影することができるので、死角のない広視野の画像を撮影することができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。
図1は、本発明の撮像装置の実施の形態の一例である監視カメラを説明するための外観斜視図である。
本実施形態の監視カメラは、図1に示すように、カメラ部101が、架台102のターンテーブル106にチルト支持腕104を介して支持されており、後述する透明なケースに収容された状態で用いられる。
ターンテーブル103の内部には、不図示の減速ギアやパンモータ508(図5参照)等の可動機構が組み込まれている。この可動機構の駆動によりターンテーブル103が垂直方向の軸線回りに回転し、カメラ部101がパン動作する。また、チルト支持腕104の内部にも、不図示の減速ギアやチルトモータ507(図5参照)等の可動機構が組み込まれている。この可動機構の駆動により、チルト支持腕104が垂直方向に揺動し、カメラ部101がチルト動作する。これにより、少なくとも2つの異なる方向を向く回転軸線を中心にカメラ部101を回転動作させることができる。
カメラ部101には、撮影画角を可変になすズーム機構が組み込まれたレンズ鏡筒105、及び内部に例えば赤外照明を適宜照射する補助照明装置505(図3参照)が組み込まれた照射開口部106が設けられている。
図2は、レンズ鏡筒105の撮影光学系501を示す断面図である。
図2に示すように、撮影光学系501には、先端に固定された正の屈折力を有する第1レンズ群201と、負の屈折力を有し、変倍に伴ない第1レンズ群201の結像側で光軸に沿って駆動される第2レンズ群202とが配置されている。また、撮影光学系501には、正の屈折力を有し、変倍に伴ない第2レンズ群202の結像側で光軸に沿って駆動される第3レンズ群203が配置されている。
第3レンズ群203の結像側には、被写界の輝度に応じて開口面積を制御して適正な露光を得るための絞り204が配置され、絞り204の結像側には、正の屈折力を有する第4レンズ群205が固定配置されている。第4レンズ群205の結像側には、撮影光学系により結像された被写体像を電気信号に変換するCCDセンサ206が配置されている。
第2レンズ群202は、ステッピングモータ207により回転駆動される送りねじ208により光軸方向に沿って進退移動する。また、第3レンズ群203も同様に、ステッピングモータ209により回転駆動される送りねじ210により光軸方向に沿って進退移動する。第2レンズ群202及び第3レンズ群203の光軸方向の移動により、撮影画角を適宜変更してズーミング撮影を行うことが可能となっている。絞り204は、モータ211によりその開口面積が制御されて、適正な露光の撮影を可能にする。
図3は、照射開口部106の内部に配置された補助照明装置505を説明するための断面図である。
この補助照明装置505は、実装基板302に固定された素子保持枠303に複数の赤外発光LED301が取り付けられている。素子保持枠303の被写体側には、第1光学素子であるズーム固定パネル304が組み込まれている。
ズーム固定パネル304は、素子保持枠303に固定された押さえバネ305により、素子保持枠303の座面303aに押圧接触している。圧縮バネ312は、ズーム固定パネル304を、押さえバネ305の押圧力による摩擦力に抗して光軸に対して直交する図3の下方向に付勢する。
光軸調整ネジ306は、素子保持枠303に螺合されており、筐体307から突出する調整つまみ部306aを回すことで、光軸に対して直交する図3の上下方向に進退移動する。従って、ズーム固定パネル304は、圧縮バネ312による図3の下方向への付勢力に抗してその下端部304aが光軸調整ネジ306により押圧されるので、該光軸調整ネジ306の回転量に応じて光軸に対して直交する図3の上下方向に移動可能となる。なお、本実施形態では、このようにズーム固定パネル304を図3の上下方向に移動させる光軸調整機構の他に、ズーム固定パネル304を図3の紙面と直交する方向に移動させる光軸調整機構も配置されている。
ズーム固定パネル304の前面側には、ズーム移動パネル308が配置されている。ズーム移動パネル308は、筐体307に支持されたガイド軸309に光軸方向に沿って移動可能に嵌合される嵌合部308aを有している。そして、ズーム移動パネル308は、モータ310によって回転駆動される送りねじ311により光軸に沿って進退移動し、これにより、撮影レンズの画角に応じて赤外発光LED301から照射される赤外光線の照射範囲が変化する。
図4は、ズーム移動パネル308がモータ310により回転される送りねじ311により光軸方向に移動したときの補助照明装置505の照射範囲の変化を説明するための断面図である。
図4(a)のTELE状態においては、ズーム移動パネル308とズーム固定パネル304との間隔が狭いため、平板ガラスが赤外発光LED301の前面に配置されたものとほぼ同等となり、赤外発光LED301の持つ配光とほぼ等しくなる。赤外発光LED301は、本実施形態では、反射タイプのものであり、素子裏面に形成された略放物形状を成した反射傘の作用により、ほぼ平行光が照射され、図中破線で示すような光が被写体に向けて照射される。この様な照射光学系にすることで、光をより有効利用することが出来るため、TELE状態でより光を集光して遠くまで届かせることが可能である。
図4(b)のWIDE状態においては、ズーム移動パネル308が送りねじ311の作用により、図中左方に繰り出され、ズーム移動パネル308とズーム固定パネル304との間隔が広くなる。この状態では、赤外発光LED301からほぼ平行光で照射された光がズーム固定パネル304の凸レンズ部304b、ズーム移動パネル308の凹レンズ部308aで屈折して図中破線のように拡散光となり、WIDE状態の被写界を照射する事が可能となる。
図5は、本実施形態の監視カメラの制御ブロック図である。
図5に示すように、カメラ部101の撮影光学系501は、モータ駆動回路502及び映像信号処理部503を介して中央演算処理装置504に接続され、補助照明装置505は、駆動回路506を介して中央演算処理装置504に接続されている。
この状態で、モニタ管理者などの手動操作により、図中制御信号線を介してズーム操作が行われると、上述したように、撮影光学系501のズーム機構が駆動され、撮影画角が変化する。また、これに伴って、補助照明装置505のズーム移動パネル308が駆動されて、赤外光の照射角度が変化する。更に、モニタ管理者の操作によるチルトモータ507及びパンモータ508の駆動により、カメラ部101がパン・チルト動作して被写体を追尾する事が可能となっている。
また、カメラ部101は、撮像フレーム信号などを一時記憶するメモリ509と、磁気テープ、固体メモリ又はハードディスクなどで構成された映像記録部510と、液晶モニタなどで構成された映像表示部511とを有している。また、カメラ部101は、外部の電源供給源を介して中央演算処理装置504に電力を供給する電源回路512と、制御信号や映像信号のやり取りを行うための信号ケーブルと、連動解除スイッチ513とを有している。連動解除スイッチ513のスイッチの作用により、撮影光学系501と補助照明装置505との連動が解除されて、撮影光学系501はWIDE状態に、補助照明装置505はTELE状態に制御される。
図6は、被写体までの距離が例えば10mの場合におけるWIDE撮影領域(図中破線部)とTELE撮影領域(図中実線部)とを示す図である。図中のハッチングで示す円形部は、補助照明装置505がTELE状態にあるときの10m先の被写体の投影像である。通常撮影時においては、TELE撮影領域の範囲を拡大観察している状態の為、カメラ部101が最初に組み立てられ際、補助照明装置505もTELE状態にしてしまうと、撮影範囲から逸脱している補助照明光の投影位置が判別できなくなる。従って、補助照明光の投影位置の調整に際して、まず、適当な方向に光軸調整の補正を行って、補助照明光の投影位置をTELE撮影領域内に入れる必要があるので、組立工数が増大し大幅なコスト上昇を招く。
これに対し、本実施形態では、撮影光学系501をWIDE状態にしておき、補助照明装置505をTELE状態にしてその投影位置を観察すると、図6の破線(WIDE状態)の被写界内に補助照明光の投影像が入ることになる。従って、容易に補助照明光の投影位置を判別することが出来る。
例えば、監視カメラの撮影レンズ焦点距離が35mmフィルムのレンズ換算で47mm〜1200mmであるとすると、水平方向の画角はWIDEで42°、TELEで1.7°である。仮に、補助照明光のTELE状態の水平画角が10°程度であるとすると、部品公差のばらつきを考えても、光軸方向に沿って設計された撮影光学系がWIDE画角42°を逸脱することは考え難い。また、補助照明光の投影像が見つけられない場合は、赤外発光LED301の素子の不良などが考えられ、不良原因の究明を簡単に行う事が出来るようになる。
従って、図6のWIDE状態の被写界を観察しつつ、TELE状態の補助照明光の投影位置を目視しながら、図3の光軸調整ネジ306を回転させて前記投影位置が図6のTELE撮影領域に重なるように調整する事で、簡単にカメラ部101を組立てる事が出来る。
図7は、光軸調整ネジ306を回してズーム固定パネル304を上方に移動させることで投影光軸が変化した状態を示す断面図である。
図7に示すように、ズーム固定パネル304が図中上方に移動すると、補助照明光の光軸は図中一点鎖線で示すように上向きになる。また、前述したように、図3の紙面と直交する方向にも同様な光軸調整機構が組み込まれているので、補助照明光の投影位置を光軸方向から見て上下左右に移動させることで、前記投影位置が前記TELE撮影領域に重なるように調整が行われる。
図8は、カメラ部101の前面にアダプタ901を取り付けた状態を示す斜視図である。
アダプタ901には、カメラ部101の補助照明装置505から照射された赤外光が撮影光軸と平行に照射されるように、カメラ部101の照射開口部106に対応して照射開口部901bが設けられている。また、アダプタ901の撮影開口部901aは、カメラ部101のレンズ鏡筒105の広角時の画角に合わせて被写体側に向けて広がるテーパ形状になっている。このため、照射開口部901bと撮影開口部901aとは近接して配置されている。
アダプタ901の前面部901cは、アダプタ901をカメラ部101に取り付けた状態において、該カメラ部101のパン・チルト動作の中心点を曲率中心とする球面で形成されている。また、アダプタ901を取り付けた状態のカメラ部101が収容されるドーム状の透明ケース1001(図9参照)の前面部901cに対応する内面も該カメラ部101のパン・チルト動作の中心点を曲率中心とした球面で形成されている。更に、ケース1001の内面の曲率半径は、アダプタ901の前面部901cの曲率半径より所定寸法大きく設定されている。従って、カメラ部101のパン・チルト動作を行いながら周囲の状況を撮影する際、アダプタ901の前面部901cとケース1001の内面とは干渉することなく、両者の間に一定の隙間が確保される。
アダプタ901を取り付けていないカメラ部101をケース1001に収容した状態で、補助照明装置505から赤外光が照射されると、照射光はケース1001の内面で反射して、その反射光が撮影光学系501に回り込み、フレアによる有害光の影響を受ける。
これに対し、アダプタ901をカメラ部101の前面に取り付けた状態であれば、上述したように、アダプタ901の前面部901cとケース1001の内面との間に一定の隙間が確保される。従って、補助照明装置505から照射された赤外光がケース1001の内面で反射しても、前面部901cとケース1001の内面との間で複数回の反射を繰り返してその反射光を減衰させ、撮影光学系501への光の回り込みを阻止することが可能となる。
しかし、図8で説明したように、照射開口部901bと撮影開口部901aとが近接して配置されていると、上述した複数回の反射による光の減衰効果が期待できなくなってしまう。
図9は、アダプタ901が取り付けられたカメラ部101をケース1001に収納した状態を示す要部断面図である。
図9においては、上述したように、照射開口部901bと撮影開口部901aとが近接しているため、アダプタ901の前面部901cの反射減衰部901dの面積が十分に確保されない。このため、アダプタ901の前面部901cとケース1001の内面1001aとの間で減衰させたい光が図中一点鎖線で示すようにケース1001の内面で反射して直接撮影光学系501に入射してしまう問題が発生する。
図10は、カメラ部101の前面にアダプタ801を取り付けた状態を示す斜視図である。
図10に示すように、アダプタ801の撮影開口部801aは、レンズ鏡筒105の広角時の画角に合わせて被写体側に向けて広がるテーパ形状になっている。また、カメラ部101の補助照明装置505から照射された赤外光は、アダプタ801の照射開口部801bから照射される。
図11は、アダプタ801が取り付けられたカメラ部101を透明ケース1101に収納した状態を示す要部断面図である。
図11に示すように、カメラ部101の照射開口部106に対応して形成されたアダプタ801の照射開口部801bは、撮影光学系501の光軸から離れる方向に傾斜する導光路を有している。導光路の内面は、赤外光や可視光を反射する反射面801eとされている。なお、反射面801eは、例えば光輝アルミニウムなどの別体部品をアダプタ801に固着したもので構成しても良い。
この反射面801eの作用により、カメラ部101の照射開口部106から照射された赤外光は図11の一点鎖線で示すように、照射開口部801bの反射面801eで反射して外部に照射される。したがって、被写体に対して効率よく補助光を照射することが可能になる。また、反射減衰部801dの面積(照射開口801bと撮影開口部801aまでの距離)も十分に確保できるので、図中破線で示す有害光がケース1101の内面1101aで反射しても、該反射減衰部801dとの間で複数回の反射を繰り返すことで減衰する。これにより、撮影光学系501に有害光が回りこむ事を防止することが可能となる。
図12は、架台102のターンテーブル106にチルト支持腕104を介してカメラ部101が支持された監視カメラを透明なケース1201に収容した状態を示す断面図である。
図12は、監視カメラが全方位監視モード時の状態を示しており、監視カメラはケース1201と共に天井等に固定されている。また、カメラ部101の前面には、アダプタ1202が取り付けられ、アダプタ1202とケース1201の内面との隙間が一定間隔で保たれている。なお、アダプタ1202には、図11で説明したアダプタ801の照射開口部801bと同様の照射開口部(不図示)が形成されている。
図12の状態においては、カメラ部101の撮影光軸は、図中Aで示す真下の方向である。このとき、カメラ部101は、WIDE状態から若干TELE側の焦点距離で監視待機状態の撮影を開始する。また、ケース1201の下部には、反射光により全方位の監視を可能とするため、光を透過するとともに、光を反射する反射透過部1201aが一体に形成されている。反射透過部1201aは、放物面、円錐面或いは球面形状などでカメラ部101側に向けて突出するように形成されている。反射透過部1201aは、金属蒸着等によりハーフミラーとして構成されており、反射透過部1201aを透過する図の下方の被写界光がカメラ部101の撮影光学系501に取り込まれる。これにより、カメラ部101は、下方向の被写界画像(第1の被写体像)を撮像する。
また、反射透過部1201aの周囲には、被写体からの光を透過する筒状の透過部1201bが反射透過部1201aに対して図の左右方向に対面するように設けられている。そして、カメラ部101は、透過部1201bを通過し、反射透過部1201aで反射した図の全周方向の被写体光を取り込み、下方向の被写界画像より画角の広い全周囲画像(第2の被写体像)を撮像する、これにより、下方向の被写界画像と全周囲画像との合成画像が形成される。
図13は、図12の全方位監視モード時のカメラ部101による撮影画像の一例を示す図である。
図13において、合成画像表示領域1301は、反射透過部1201aでの光の反射作用により全周囲画像が表示されると共に、反射透過部1201aでの透過光による下方向の被写界画像が全周囲画像に合成されて表示される領域である。
また、透過撮影領域1302は、ケース1201の反射透過部1201aと透過部1201bとの間の部分1201cを透過した被写体光による下方向のみの撮影画像が表示される領域である。このときの撮影光学系501のレンズ焦点距離は、WIDE端から一定量TELE側にズームした位置になるように中央演算処理装置(制御手段)504がモータ駆動回路502を制御して調整される。このズーム量は、前記全周囲画像が得られる円形状の合成画像表示領域1301が、矩形状の透過撮影領域1302の内接円とほぼ一致する状態になる量である。
このような撮影により、全方位監視モード時は魚眼レンズなどの特殊なレンズを用いることなく、全周囲の監視を行うとともに、下方向の透過撮影による監視も行うことができ、死角のない広域監視を行う事ができる。この場合、監視範囲内で移動する物体の検出や、ある時刻を境に長時間移動しない所謂不動体の検出を行うことが可能である。
図14は、図12に示す監視カメラの全方位監視モード時の状態からレンズ鏡筒105がWIDE端に移動した状態を示す断面図である。
図14の状態においてカメラ部101で撮影される画像は、図15に示すように、前述した合成画像が表示される合成画像表示領域1501が、透過撮影領域1502に対して小さく表示される。従って、合成画像表示領域1501の撮影倍率は低下するが、例えばより高画素の撮像センサを使用することにより、該画像を電子的に拡大観察することで監視精度を維持することが出来る。この状態においては、透過撮影領域1502の範囲が拡大される為、より死角の少ない画像を得ることが可能である。
図16は、監視カメラの半周囲撮影モード時の状態を示す断面図である。
例えば、図12の全方位監視モードにおいて、遠方から移動物体が近づいてくる時、カメラ部101は、図16に示すように、被写界の一部に前記合成画像領域が表示される位置にパン・チルト動作する。
図17に、図16の状態でのカメラ部101による撮影画像の一例を示す。
図17においては、透過撮影領域1502で遠方から近づいてくる移動体を監視することができるとともに、合成画像表示領域1501で半周領域の広視野を監視することができ、部分的範囲と広域範囲との監視撮影が可能となる。
図18は、監視カメラの拡大監視撮影モード時の状態を示す断面図である。
図18においては、図12の全方位監視モードや図16の半周囲撮影モードから、移動体をより拡大して監視することが必要になった場合に、自動または操作者による操作によりレンズ鏡筒105をよりTELE側にズームして移動体を拡大監視することができる。また、自動若しくは操作によるカメラ部101のパン・チルト動作により、移動体を追尾撮影することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、撮像装置として監視カメラを例示したが、監視カメラ以外の撮像装置に本発明を適用してもよい。
本発明の撮像装置の実施の形態の一例である監視カメラを説明するための外観斜視図である。 レンズ鏡筒の撮影光学系を示す断面図である。 カメラ部の照射開口部の内部に配置された補助照明装置を説明するための断面図である。 ズーム移動パネルが光軸方向に移動したときの補助照明装置の照射範囲の変化を説明するための断面図である。 本実施形態の監視カメラの制御ブロック図である。 被写体までの距離が例えば10mの場合におけるWIDE撮影領域(図中破線部)とTELE撮影領域(図中実線部)とを示す図である。 光軸調整ネジを回してズーム固定パネルを上方に移動させることで投影光軸が変化した状態を示す断面図である。 カメラ部の前面にアダプタを取り付けた状態を示す斜視図である。 アダプタが取り付けられたカメラ部をケースに収納した状態を示す要部断面図である。 カメラ部の前面にアダプタを取り付けた状態を示す斜視図である。 アダプタが取り付けられたカメラ部をケースに収納した状態を示す要部断面図である。 監視カメラが全方位監視モード時の状態を示す断面図である。 図12の全方位監視モード時のカメラ部による撮影画像の一例を示す図である。 図12に示す監視カメラの全方位監視モード時の状態からレンズ鏡筒がWIDE端に移動した状態を示す断面図である。 図14の状態においてカメラ部で撮影される画像の一例を示す図である。 監視カメラの半周囲撮影モード時の状態を示す断面図である。 図16の状態でのカメラ部による撮影画像の一例を示す図である。 監視カメラの拡大監視撮影モード時の状態を示す断面図である。
符号の説明
101 カメラ部
102 架台
103 ターンテーブル
104 チルト支持腕
105 レンズ鏡筒
106 照射開口部
201 第1レンズ群
202 第2レンズ群
203 第3レンズ群
204 絞り
205 第4レンズ群
206 CCDセンサ
207 ステッピングモータ
208 送りねじ
209 ステッピングモータ
210 送りねじ
211 モータ
301 赤外発光LED
302 実装基板
303 素子保持枠
304 ズーム固定パネル
305 押さえバネ
312 圧縮バネ
306 光軸調整ネジ
307 筐体
308 ズーム移動パネル
309 ガイド軸
310 モータ
311 送りねじ
501 撮影光学系
502 モータ駆動回路
503 映像信号処理部
505 補助照明装置
506 駆動回路
504 中央演算処理装置
507 チルトモータ
508 パンモータ
509 メモリ
510 映像記録部
511 映像表示部
512 電源回路
513 連動解除SW
801,901,1202 アダプタ
1001,1101,1201 ケース
1201a 反射透過部
1201b 透過部
1301,1501 合成画像表示領域
1302,1502 透過撮影領域

Claims (4)

  1. カメラ部と、該カメラ部を収容するケースとを備える撮像装置であって、
    前記ケースの一部を前記カメラ部の側に向けて突出させ、当該突出した部分に、被写体からの光を透過すると共に被写体からの光を反射する反射透過部を設け、
    さらに前記反射透過部の周囲に被写体からの光を透過する透過部を前記反射透過部と対面するように設け、
    前記カメラ部は、前記反射透過部を透過した被写体からの光を取り込んで第1の被写体像を撮像するとともに、前記透過部を透過し前記反射透過部で反射した光を取り込んで前記第1の被写体像よりも画角の広い第2の被写体像を撮像することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記反射透過部は、ハーフミラーで構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 少なくとも2つの異なる方向を向く回転軸線を中心に前記カメラ部を回転動作させる可動機構を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記カメラ部の撮影光軸が前記反射透過部の方向に向いた状態で撮影を行う際、前記カメラ部のレンズ焦点距離がWIDE端から一定量TELE側にズームした位置になるように該カメラ部の撮影光学系を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置。
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