JP2009186869A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2009186869A
JP2009186869A JP2008028477A JP2008028477A JP2009186869A JP 2009186869 A JP2009186869 A JP 2009186869A JP 2008028477 A JP2008028477 A JP 2008028477A JP 2008028477 A JP2008028477 A JP 2008028477A JP 2009186869 A JP2009186869 A JP 2009186869A
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Hayato Kurasawa
隼人 倉澤
Joji Nishimura
城治 西村
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Abstract

【課題】開口率が大きくて明るい表示が可能なFFSモードの性質を兼ね備えたIPSモ
ードの液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、液晶層を挟持して対向配置された一対の基板を有する液晶表示装
置10Aにおいて、前記一対の基板の一方には、独立して駆動される画素が複数形成され
、前記各画素内に、離間領域20を挟んで同一平面に平行に並んで形成されている第1電
極21及び第2電極22と、前記第1電極21及び第2電極22より基板側に絶縁層を介
して形成された第3電極18とを備え、前記第3電極18は、前記第1電極21と平面視
で重なるように形成されていると共に、前記第2電極22と電気的に接続されていること
を特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、横電界方式の液晶表示装置に関する。更に詳しくは、本発明は、開口率が大
きくて明るい表示が可能なフリンジ・フィールド・スィッチング(Fringe Field Switchi
ng:以下、「FFS」という。)モードの性質を兼ね備えたIPS(In-Plane Switching
)モードの液晶表示装置に関する。
液晶表示装置としては、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment
)モード、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)モード等の縦電界方式のものが
多く使用されているが、一方の基板にのみ電極を備えた横電界方式の液晶表示装置も知ら
れている、この横電界方式の液晶表示装置のうち、IPSモードの液晶表示装置の動作原
理を図7及び図8を用いて説明する(下記特許文献1及び2参照)。
図7は従来例のIPSモードの液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した1
画素分の模式平面図である。図8は図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
このIPSモードの液晶表示装置50は、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板CFと
を備えている。アレイ基板ARは、第1の透明基板51の表面にそれぞれ平行に複数の走
査線52及びコモン配線53が設けられ、これら走査線52及びコモン配線53に交差す
る方向に複数の信号線54が設けられている。そして、各画素の中央部にコモン配線53
から帯状に、例えば櫛歯状の対向電極(「共通電極」ともいわれる)55が設けられ、こ
の対向電極55の周囲を挟むように同じく櫛歯状の画素電極56が設けられている。そし
て、この対向電極55及び画素電極56の表面は例えば窒化硅素からなる保護絶縁膜57
及びポリイミド等からなる配向膜58によって被覆されている。
また、走査線52と信号線54との交差点近傍にはスイッチング素子としてのTFT(
Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)が形成されている。このTFTは、走査線5
2と信号線54との間に半導体層59が配置され、半導体層59上の信号線部分がTFT
のソース電極Sを構成し、半導体層59の下部の走査線12部分がゲート電極Gを構成し
、また、半導体層59の一部分と重なる導電性層がドレイン電極Dを構成しており、この
ドレイン電極Dは画素電極56に接続されている。
また、カラーフィルタ基板CFは、第2の透明基板60の表面にカラーフィルタ層61
、オーバーコート層62及び配向膜63が設けられた構成を有している。そして、アレイ
基板ARの画素電極56及び対向電極55とカラーフィルタ基板CFのカラーフィルタ層
61側とが互いに対向するように、アレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFを対向さ
せる。次いで、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板CFの間に液晶LCを封入すると共
に、両基板のそれぞれ外側に偏光板64及び65を偏光方向が互いに交差する方向となる
ように配置することにより、IPSモードの液晶表示装置50が形成される。
このIPSモードの液晶表示装置50は、図8に示したように、画素電極56と対向電
極55との間に電界を形成すると、水平方向に配向していた液晶が水平方向に旋回するこ
とによりバックライトからの入射光の透過量を制御することができる。このIPSモード
の液晶表示装置50は、広視野角で、高コントラストであるという長所があるが、対向電
極55がコモン配線53ないし走査線52と同じ金属材料で形成されるために開口率及び
透過率が低いという問題点が存在する。また、図示省略したが、画素電極56と対向電極
55とが平面視で重複していないため、従来の縦電界方式の液晶表示装置の場合と同様に
、別途各画素に保持容量を形成する必要があるため、この保持容量形成部分によって開口
度が低下するという問題点も存在している。
このようなIPSモードの液晶表示装置の問題点を解決するために、FFSモードの液
晶表示装置が開発されている(下記特許文献3及び4参照)。このFFSモードの液晶表
示装置の動作原理を図9及び図10を用いて説明する。
図9は従来例のFFSモードの液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した1
画素分の模式平面図である。図10は図9のX−X線に沿った断面図である。
このFFSモードの液晶表示装置70は、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板CFと
を備えている。アレイ基板ARは、第1の透明基板71の表面にそれぞれ平行に複数の走
査線72及びコモン配線73が設けられ、これら走査線72及びコモン配線73に交差す
る方向に複数の信号線74が設けられている。そして、走査線72及び信号線74で区画
された領域のそれぞれを覆うようにコモン配線73に接続されたITO(Indium Tin Oxi
de)やIZO(indium Zinc Oxide)等からなる透明材料で形成された対向電極75が設
けられている。この対向電極75の表面に絶縁膜76を介してストライプ状に複数のスリ
ット77が形成されたITO等の透明材料からなる画素電極78が設けられている。そし
て、この画素電極78及び複数のスリット77部の表面は配向膜80により被覆されてい
る。
そして、走査線72と信号線74との交差位置の近傍にはスイッチング素子としてのT
FTが形成されている。このTFTは、走査線72の表面に半導体層79が配置され、半
導体層79の表面の一部を覆うように信号線74の一部が延在されてソース電極Sを構成
し、半導体層79の下部の走査線部分がゲート電極Gを構成し、また、半導体層79の一
部分と重なる導電性層がドレイン電極Dを構成しており、このドレイン電極Dは画素電極
78に接続されている。
また、カラーフィルタ基板CFは、第2の透明基板82の表面にカラーフィルタ層83
、オーバーコート層84及び配向膜85が設けられた構成を有している。そして、アレイ
基板ARの画素電極78及び対向電極75とカラーフィルタ基板CFのカラーフィルタ層
83とが互いに対向するように、アレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFを対向させ
る。次いで、アレイ基板ARとびカラーフィルタ基板の間に液晶LCを封入すると共に、
両基板のそれぞれ外側に偏光板86及び87を偏光方向が互いに直交する方向となるよう
に配置することにより、FFSモードの液晶表示装置70が形成される。
このFFSモードの液晶表示装置70は、画素電極78と対向電極75の間に電界を形
成すると、図10に示したように、この電界は画素電極78の両側で対向電極75に向か
う。そのため、スリット77に存在する液晶だけでなく画素電極78上に存在する液晶も
動くことができる。従って、FFSモードの液晶表示装置70は、IPSモードの液晶表
示装置50よりも広視野角かつ高コントラストであり、更に高透過率であるため明るい表
示が可能となるという特徴を備えている。加えて、FFSモードの液晶表示装置70は、
IPSモードの液晶表示装置50よりも平面視で画素電極78と対向電極75との重複面
積が大きいためにより大きな保持容量が副次的に生じ、別途補助容量線を設ける必要がな
くなるという長所も存在する。
特開平10−319371号公報 特開2002−131767号公報 特開2002− 14363号公報 特開2002−244158号公報
ところで、液晶表示装置は長時間使用すると焼き付き現象が生じることが知られている
。この焼き付きが生じる現象は、IPSモードの液晶表示装置の場合においてもFFSモ
ードの液晶表示装置の場合においても同様に生じる。しかしながら、上述のようなFFS
モードの液晶表示装置においては、焼き付き現象が従来のIPSモードの液晶表示装置に
比すると大きく表れることが見出されている。
この焼き付き現象の原因の1つとして、FFSモードの液晶表示装置ではスリットを有
する上電極が絶縁膜の表面に設けられているために段差が生じていることが挙げられる。
すなわち、IPSモードの液晶表示装置は、画素電極及び対向電極共に同一平面に形成さ
れているため、画素電極から液晶へ向かう電気力線の経路と液晶から対向電極へ向かう電
気力線の経路は対称となる。それに対し、FFSモードの液晶表示装置では、上電極から
液晶へ向かう電気力線の経路と液晶から下電極へ向かう電気力線の経路は非対称である。
この非対称領域の存在に起因して直流成分が発生するので、FFSモードの液晶表示装置
は、IPSモードの液晶表示装置よりも焼き付き現象が大きくなるのである。
このように、IPSモードの液晶表示装置は、FFSモードの液晶表示装置に比すると
焼き付き現象が少ないという特徴があるが、画素電極と対向電極とが重なっていないため
に別途保持容量を形成する必要があるため、開口率が下がり、輝度が上がらないという問
題点が存在する。加えて、IPSモードの液晶表示装置は、画素電極及び共通表通電極上
の液晶がほとんど動かないため、この部分でも輝度低下を引き起こす。
これに対し、FFSモードの液晶表示装置は、画素電極と対向電極と平面視で重畳して
いる所で容量が形成されるため、別途保持容量を形成する必要がないために開口度を高く
でき、しかも、画素電極の表面部分及びスリット部分の液晶も駆動されるため、より輝度
が向上する。しかしながら、FFSモードの液晶表示装置は、画素電極と対向電極との構
成が非対称であるため、IPSモードの液晶表示装置と比すると焼き付き現象が生じ易く
、また、保持容量は必ずしも十分ではないためにフリッカも生じやすいという問題点が存
在している。
本発明は、従来例のIPSモードの液晶表示装置の問題点を解決すべくなされたもので
ある。すなわち、本発明は、開口率が大きくて明るい表示が可能なFFSモードの性質を
兼ね備えたIPSモードの液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、液晶層を挟持して対向配置された
一対の基板を有する液晶表示装置において、前記一対の基板の一方には、独立して駆動さ
れる画素が複数形成され、前記各画素内に、離間領域を挟んで平行に並んで形成されてい
る第1電極及び第2電極と、前記第1電極及び第2電極より基板側に絶縁層を介して形成
された第3電極とを備え、前記第3電極は、前記第1電極と平面視で重なるように形成さ
れていると共に、前記第2電極と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置においては、第1電極及び第2電極は、各画素において離間領域
を挟んで平行に並んで形成されており、IPSモードの液晶表示装置の画素電極及び対向
電極と同様の構成を備えている。なお、本発明における「平行」とは、交差していなけれ
ば必ずしも完全に平行でなくてもよく、「く」字状ないしジグザグ状のものも含む意味で
用いられている。また、本発明における「離間領域を挟んで平行」とは、平面視で第1電
極及び第2電極が所定距離離間して互いに平行になるように形成されていればよいことを
意味する。従って本発明の液晶表示装置においては、第1電極及び第2電極は同一平面に
形成されていても互いに異なる平面に形成されていてもよい。そして、第3電極は、第2
電極と電気的に接続されているので、第2電極の性質に対応して画素電極又は対向電極と
して機能する。そのため、第3電極と第1電極との間でFFSモードの液晶表示装置のよ
うな大きな容量を形成することができるので、別途補助容量を形成する必要がなくなるた
め、開口率を上げることが可能となる。
また、第3電極と電気的に接続されていない第1電極の表面上の液晶は、FFSモード
の液晶表示装置のように駆動されるため、かかる点でも輝度上昇が可能となる。加えて、
電極の対称性についてはIPSモード及びFFSモードの中間の構成となり、直流成分が
発生することが低減され、焼き付き現象及びフリッカも改善される。従って、本発明によ
れば、IPSモード及びFFSモードの両者の利点を兼ね備えた明るい表示の液晶表示装
置が得られる。
係る態様の液晶表示装置においては、前記第1電極と第2電極との間及び前記第1電極
と第3電極との間には、それぞれ電界が形成されるようになされていることが好ましい。
係る態様の液晶表示装置によれば、第1電極と第2電極との間に形成された電界によっ
てIPSモードの液晶表示装置のように作動し、第1電極と第3電極との間に形成された
電界によってFFSモードの液晶表示装置のように作動する。なお、第1電極を画素電極
とて作動させるか共通電極として作動させるかは任意であり、第2電極及び第3電極は、
第1電極が画素電極として作動するか共通電極として作動するかに応じて、共通電極又は
画素電極として作動する。
係る態様の液晶表示装置においては、前記第3電極は透明導電性材料で形成されている
ことが好ましい。
係る態様の液晶表示装置によれば、第3電極が透明導電性材料で形成されているため、
特に第3電極によってバックライトからの光が遮光されることがなくなるので、明るい表
示の液晶表示装置が得られる。また、本発明における第1電極及び第2電極は、従来のI
PSモードの液晶表示装置のように金属材料で形成をすることもができるが、輝度上昇と
いう点から透明導電性材料した方がよい。なお、透明導電性材料としては、ITOないし
IZO等の周知のものを使用し得る。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記第3電極は前記各画素に亘って共通にベ
タ状に形成されていることが好ましい。
係る態様の液晶表示装置によれば、第3電極の面積が大きくなって抵抗値が小さくなる
ため、第3電極に印加される信号の劣化が少なくなり、よりフリッカが少なくなる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記第1電極及び第2電極は、同一平面に、
共に櫛歯状に形成され、予め定めた所定処理隔てて互いに噛み合うように配置されている
ことが好ましい。
係る態様の液晶表示装置によれば、1画素内で液晶が駆動される領域と駆動され難い領
域とが細分化されるため、見かけ上1画素内で均質に液晶が駆動された状態となるので、
表示画質が向上する。また、係る態様の液晶表示装置によれば、第1電極と第2電極とが
同一平面に形成されているので、IPS構造を有するものとなり、IPSモードの液晶表
示装置の独自の効果が奏されるようになる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記第1電極及び第2電極は、互いに前記基
板の一方に形成された走査線又は信号線に沿って伸びた櫛歯状ものとすることができる。
係る態様の液晶表示装置によれば、スイッチング素子の近傍等、IPS構造を形成でき
ない狭い領域ではFFS構造をとることができるので、無駄なく開口率を大きくすること
ができるようになる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記第3電極は前記画素毎に形成された平坦
化膜の表面に形成されていることが好ましい。
画素毎に平坦化膜が形成されていると、平坦化膜の表面に形成される各電極は、例えば
スイッチング素子等の存在による凹凸が均されて平らになるため、セルギャップが均一化
される。そのため、係る態様の液晶表示装置によれば、表示画質が良好な液晶表示装置が
得られる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置を例示するものであって、本発明
をこの液晶表示装置に特定することを意図するものではなく特許請求の範囲に含まれるそ
の他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。また、この明細書における説明
のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさ
とするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比
例して表示されているものではない。
図1は第1の実施形態に係る液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した1画
素分の概略平面図である。図2は図1のII−II線に沿った断面図である。図3は図1のII
I−III線に沿った断面図である。図4は第2の実施形態に係る液晶表示装置のカラーフィ
ルタ基板を透視して表した1画素分の概略平面図である。図5は図4のV−V線に沿った
断面図である。図6は図4のVI−VI線に沿った断面図である。
[第1の実施形態]
この第1の実施形態の液晶表示装置10Aは、アレイ基板(第1基板)ARと、カラー
フィルタ基板(第2基板)CFとを備えている。アレイ基板ARは、ガラス基板等の第1
の透明基板11の表示領域の表面には、マトリクス状に複数の走査線12及び信号線13
が互いにゲート絶縁膜14で絶縁された状態で交差するように形成されており、更に、表
示領域の周縁部にはコモン配線(図示省略)が形成されている。これらの走査線12及び
信号線13で囲まれたそれぞれの領域が各画素(「サブ画素」ともいう)を形成する。ま
た、第1の透明基板11には画素毎にスイッチング素子として例えばTFTが形成されて
おり、このTFTを含む第1の透明基板11の表面全体に亘って例えば窒化ケイ素層ない
し酸化ケイ素層からなるパッシベーション膜15で被覆されている。
そして、パッシベーション膜15の表面には有機材料からなる平坦化膜16が形成され
ており、この平坦化膜16及びパッシベーション膜15にはTFTのドレイン電極Dに対
応する位置に第1のコンタクトホール17が形成されている。そして、平坦化膜16の表
面には、TFTが形成されている領域及び第1のコンタクトホール17が形成されている
領域を除いて、ベタ状にITOないしIZO等の透明導電性材料からなる下電極18が形
成されている。この下電極18は本発明における第3電極に対応する。また、第1の実施
形態の液晶表示装置10Aにおいては、下電極18は、表示領域の周縁部でコモン配線に
電気的に接続されており、対向電極として機能する。
更に、下電極18が形成された第1の透明基板11の表面全体に亘って窒化ケイ素層な
いし酸化ケイ素層からなる絶縁膜19が形成されている。この絶縁膜19の表面には、そ
れぞれの画素に、予め定めた所定距離離れた離間領域20を挟んで互いに信号線13に沿
って延びた櫛歯状の一対の第1電極21及び第2電極22が形成されている。この第1電
極21及び第2電極22は、明るい表示ができるようにするためにはITOないしIZO
等の透明導電性材料で形成することが好ましいが、アルミニウム等の金属材料で形成する
こともできる。
この第1の実施形態の液晶表示装置10Aにおいては、第1電極21が第1のコンタク
トホール17を経てTFTのドレイン電極Dに電気的に接続されており、第2電極22は
絶縁膜19に形成された第2のコンタクトホール23を経て下電極18に電気的に接続さ
れている。従って、第1電極21は画素電極として機能し、第2電極22は下電極18と
同様に対向電極として機能する。なお、第1電極21と第2電極22(及び下電極18)
のうち、どちらをTFTのドレイン電極と接続するか及びどちらをコモン配線と電気的に
接続するかは任意である。また、第1電極21及び第2電極22の表面を含み、表示領域
全体に亘って第1の配向膜24が形成されている。
また、カラーフィルタ基板CFは、図1に示したように、ガラス基板等の第2の透明基
板25の表面に、アレイ基板ARの走査線12、信号線13、第1のコンタクトホール1
7、第2のコンタクトホール23及びTFTに対応する位置を被覆するように遮光膜26
が形成されている。更に、遮光膜26で囲まれた第2の透明基板25の表面には、所定の
色のカラーフィルタ層27が形成されている。また、遮光膜26及びカラーフィルタ層2
7の表面を被覆するようにオーバーコート層28が形成されている。そして、オーバーコ
ート層28の表面には第2の配向膜29が形成されている。
そして、アレイ基板ARの第1電極21及び第2電極22とカラーフィルタ基板CFの
カラーフィルタ層27とが互いに対向するように、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板
CFが対向され、その間に液晶30が封入されている。更に、アレイ基板ARの外側に第
1の偏光板31及びバックライト装置(図示省略)が配置され、カラーフィルタ基板CF
の外側に第2の偏光板32が配置されて第1の実施形態の液晶表示装置10Aが完成され
る。
この第1の実施形態の液晶表示装置10Aの動作は以下のとおりである。すなわち、こ
の液晶表示装置10Aでは、第1電極21が画素電極として機能し、第2電極22及び下
電極18が対向電極として作動する。そのため、液晶表示装置10Aが作動状態とされる
と、図3に示すように、第1電極21と第2電極22との間に電界E1が、第1電極21
と下電極18との間には電界E2が印加される。
第1電極21と第2電極22との間に印加された電界E1による動作は、第1電極21
及び第2電極22が同一平面に存在しているので、図9及び図10に示した従来例のIP
Sモードの液晶表示装置50の場合と同様である。また、第1電極21と下電極18との
間に印加された電界E2による動作は、第1電極21と下電極18が絶縁膜19を介して
互いに平面視で重なっているので、図11及び図12に示した従来例のFFSモードの液
晶表示装置70の場合と同様である。従って、第1の実施形態の液晶表示装置10Aは、
第1電極21と第2電極22との間でIPSモードの液晶表示装置として作動し、第1電
極21と下電極18との間でFFSモードの液晶表示装置として作動することになる。
従って、第1の実施形態の液晶表示装置10Aは、第1電極21と下電極18とが平面
視で重畳しているので、第1電極21と下電極18との間には大きな容量が形成されるた
め、別途保持容量を形成する必要がなくなるので、開口率を大きくすることができる。し
かも、第1電極21の表面の液晶はFFSモードの液晶表示装置のように駆動されるため
、IPSモードの液晶表示装置の場合よりも輝度が上昇する。加えて、電極の対称性につ
いてはIPSモード及びFFSモードの中間の構成となるから、直流成分が発生すること
が低減され、焼き付き現象及びフリッカも改善される。従って、第1の実施形態の液晶表
示装置10Aによれば、IPSモード及びFFSモードの両者の利点を兼ね備えた明るい
表示の液晶表示装置が得られる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態の液晶表示装置10Bを図4〜図6を用いて説明する。なお、図
4〜図6においては、図1〜図3に示した第1の実施形態の液晶表示装置10Aと同一の
構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。
第2の実施形態の液晶表示装置10Bが第1の実施形態の液晶表示装置10Aと構成が
相違する点は、第1の実施形態の液晶表示装置10Aでは第1電極21及び第2電極22
をそれぞれ信号線13に沿って伸びる櫛歯状とされているが、第2の実施形態の液晶表示
装置10Bでは第1電極21及び第2電極22をそれぞれ走査線12に沿って伸びる櫛歯
状に形成した点である。このような構成とすると、TFTの近傍の狭い破線で囲まれた領
域Yでは第1電極21と第2電極22とを互いに櫛歯状に配置できない領域が生じる。
しかしながら、この狭い領域Yにおいて画素電極として機能する第1電極21のみを櫛
歯状に配置することができる。そのため、第2の実施形態の液晶表示装置10Bではこの
狭い領域Yの部分ではFFSモードで動作させることができるため、第1の実施形態の液
晶表示装置10Aの場合と同様の効果を奏しながらも無駄なく開口率を大きくすることが
できるようになる。
なお、上述の第1及び第2の実施形態においては、第1電極21及び第2電極22とし
て共に櫛歯状とした例を示したが、これらの櫛歯状部分は必ずしも直線状となっている必
要はない。すなわち、これらの櫛歯状部分は、交差していなければ必ずしも完全に平行で
なくても曲がっていてもよく、例えば互いに「く」字状ないしはジグザグ状となっていて
もよい。このような構成とすると得られる液晶表示装置の表示画質の視角依存性が低下す
る。
第1の実施形態に係る液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した1画素分の概略平面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 第2の実施形態に係る液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した1画素分の概略平面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。 従来例のIPSモードの液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した1画素分の模式平面図である。 図7のVIII−VIIIに沿った断面図である。 従来例のFFSモードの液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した1画素分の模式平面図である。 図9のX−X線に沿った断面図である。
符号の説明
10A、10B:液晶表示装置 11:第1の透明基板 12:走査線 13:信号線
14:ゲート絶縁膜 15:パッシベーション膜 16:平坦化膜 17:第1のコンタ
クトホール 18:下電極(第3電極) 19:絶縁膜 20:離間領域 21:第1電
極 22:第2電極 23:第2のコンタクトホール 24:第1の配向膜 25:第2
の透明基板 26:遮光膜 27:カラーフィルタ層 28:オーバーコート層 29:
第2の配向膜 30:液晶 31:第1の偏光板 32:第2の偏光板

Claims (7)

  1. 液晶層を挟持して対向配置された一対の基板を有する液晶表示装置において、
    前記一対の基板の一方には、独立して駆動される画素が複数形成され、
    前記各画素内に、離間領域を挟んで平行に並んで形成されている第1電極及び第2電極
    と、前記第1電極及び第2電極より基板側に絶縁層を介して形成された第3電極とを備え

    前記第3電極は、前記第1電極と平面視で重なるように形成されていると共に、前記第
    2電極と電気的に接続されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1電極と第2電極との間及び前記第1電極と第3電極との間には、それぞれ電界
    が形成されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第3電極は透明導電性材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  4. 前記第3電極は前記各画素に亘って共通にベタ状に形成されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1電極及び第2電極は、同一平面に、共に櫛歯状に形成され、予め定めた所定処
    理隔てて互いに噛み合うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表
    示装置。
  6. 前記第1電極及び第2電極は互いに前記基板の一方に形成された走査線又は信号線に沿
    って伸びた櫛歯状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第3電極は前記各画素に形成された平坦化膜の表面に形成されていることを特徴と
    する請求項1〜6の何れかに記載の液晶表示装置。
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