JP2009180990A - カメラおよび交換レンズ - Google Patents

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Takayuki Shinohara
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Abstract

【課題】磁気センサによる検出範囲を拡大する。
【解決手段】カメラは、結像光学系を介して入射する被写体像を撮像する撮像素子6と、カメラのブレを検出するブレ検出手段14X、14Yと、検出されたブレに基づいて、結像光学系2の光軸と直交する方向において、結像光学系2と撮像素子6との相対位置を制御して撮像素子6上での像ブレを補正するブレ補正ユニット15と、相対位置が小さい第1の領域では相対位置に比例した線形位置検出信号を出力し、相対位置が大きい第2の領域では相対位置に比例しない非線形位置検出信号を出力する特性を有する位置検出センサ154と、非線形位置検出信号を相対位置に比例する補正位置検出信号に補正して出力する補正手段7と、位置検出信号および補正位置検出信号のいずれか一方の信号に基づいてブレ補正ユニット15を駆動制御する制御手段7とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブレ補正機能を有するカメラおよび交換レンズに関する。
従来から、磁石と磁気センサを利用した位置検出装置をカメラの振れ補正装置に使用したものが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2000−39303号公報
しかしながら、磁気センサの出力のうち、線形性を有する出力範囲を位置検出に用いているので、位置検出可能な範囲が限定されるという問題がある。
請求項1に記載の発明によるカメラは、結像光学系を介して入射する被写体像を撮像する撮像素子と、カメラのブレを検出するブレ検出手段と、検出されたブレに基づいて、結像光学系の光軸と直交する方向において、結像光学系と撮像素子との相対位置を制御して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正ユニットと、相対位置が小さい第1の領域では相対位置に比例した線形位置検出信号を出力し、相対位置が大きい第2の領域では相対位置に比例しない非線形位置検出信号を出力する特性を有する位置検出センサと、非線形位置検出信号を相対位置に比例する補正位置検出信号に補正して出力する補正手段と、位置検出信号および補正位置検出信号のいずれか一方の信号に基づいてブレ補正ユニットを駆動制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、補正手段は、非線形位置検出信号を、相対位置に比例する補正位置検出信号に置換する変換テーブルを記憶しており、位置検出センサから非線形位置検出信号が出力されると、変換テーブルにより補正位置検出信号を出力することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、変換テーブルは、位置検出センサの出力、および第1および第2の領域で相対位置に比例する線形位置検出信号を出力する特性を有する基準位置検出センサの双方の出力を用いて作成され、第2領域において、位置検出センサの非線形位置検出信号を、対応する基準位置検出センサの線形位置検出信号に置換した補正位置信号を出力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカメラにおいて、ブレ補正ユニットは、結像光学系を構成するブレ補正光学系と、ブレ補正光学系を光軸と直交する方向に移動可能に支持する支持機構と、支持機構を介してブレ補正光学系を駆動するアクチュエータとを含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカメラにおいて、ブレ補正ユニットは、撮像素子を光軸と直交する方向に移動可能に支持する支持機構と、支持機構を介して撮像素子を駆動するアクチュエータとを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明による交換レンズは、被写体像をカメラに設けた撮像素子上に結像させる結像光学系と、カメラのブレを検出するブレ検出手段と、検出されたブレに基づいて、撮像素子上の被写体像の結像位置を移動して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正光学系と、ブレ補正光学系を駆動する駆動装置と、相対位置が小さい第1の領域では相対位置に比例した線形位置検出信号を出力し、相対位置が大きい第2の領域では相対位置に比例しない非線形位置検出信号を出力する特性を有する位置検出センサと、非線形位置検出信号を、相対位置に比例する補正位置検出信号に置換する変換テーブルを記憶する記憶装置と、位置検出信号および補正位置検出信号のいずれか一方の信号に基づいて駆動装置を駆動してブレ補正光学系を駆動制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ブレ補正ユニットの位置検出可能な範囲を拡大できる。
図面を用いて、本発明の実施の形態によるカメラについて説明する。
図1(a)に示すように、カメラ本体1には撮影レンズ2、レリーズボタン3、電源ボタン4、撮影モードの設定操作を行なうモードダイヤル5が設けられている。撮影レンズ2には、図2に示すように、焦点調節レンズ2a、その他の結像レンズ2b、および後述するブレ補正装置15(図2)が内蔵されている。また、図1(b)に示すように、カメラ本体1の背面には液晶モニタ17が設けられている。
図2は実施の形態のカメラの回路構成を示すブロック図である。カメラは、半押しスイッチ3a、全押しスイッチ3b、電源スイッチ4a、撮像素子6、制御回路7、SDRAM8、フラッシュメモリ9、メモリカードインタフェース11、液晶モニタ17、ブレ検出センサ14X、14Y、およびブレ補正装置15を備える。
撮像素子6は、複数の光電変換素子を備えたCCDやCMOSイメージセンサによって構成される。撮像素子6は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号(画像信号)を制御回路7へ出力する。
制御回路7は、各種プログラムに基づいて、カメラを構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行ない、カメラの各部に対する制御信号を送出して、撮影動作を制御する。制御回路7は、撮像素子6から入力した画像信号をデジタル画像信号に変換し、そのデジタル画像信号に対して種々の画像処理を施して画像データを生成する。そして、制御回路7は生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード12へ記録する。
SDRAM8は、画像処理、画像圧縮処理および表示用画像データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される。表示用画像データは、撮像素子6からの出力に基づいて、制御回路7が生成した画像データ、もしくはメモリカード12に記録されている画像データに基づいて、制御回路7により生成される。生成された表示用画像データは、制御回路7によりSDRAM8に格納される。フラッシュメモリ9は、たとえば制御回路7が演算を行なうための各種プログラムが記録された不揮発性メモリである。また、フラッシュメモリ9には、ブレ補正の際に制御回路7が参照する位置情報テーブルが記録される。位置情報テーブルについては後述する。
メモリカードインタフェース11は、メモリカード12が着脱可能なインタフェースである。メモリカードインタフェース11は、制御回路7の制御に基づいて、画像データをメモリカード12に書き込んだり、メモリカード12に記録されている画像データを読み出すインタフェース回路である。メモリカード12はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
ブレ検出センサ14Xおよび14Yは、たとえばジャイロセンサなどで構成され、撮影時にカメラ本体1に発生するブレをカメラのピッチングとヨーイングに分解して検出する。ブレ検出センサ14X、14Yで検出されたピッチングとヨーイングを表すブレ量信号を制御回路7に出力する。制御回路7は、入力したブレ量信号に基づいて後述するブレ補正装置15を駆動してブレ補正を行なう。
ブレ補正装置15は、シフトレンズ151、アクチュエータ153Xおよび153Y、および位置検出センサ154Xおよび154Yを備える。なお、添字X,Yは、図1に示すように、カメラの光軸方向Y、横方向Xに対応するが、図2においては、シフトレンズ151、アクチュエータ153Xおよび153Y、および位置検出センサ154Xおよび154Yの位置関係を便宜的に示している。シフトレンズ151は、図示しない支持部材により撮像素子6の撮像面と平行な面内、すなわち光軸に直交する平面内で移動可能となるように支持される。そして、シフトレンズ151は、アクチュエータ153Xおよび153Yにより上記の平面内で駆動される。
アクチュエータ153X、153Y(以下、総称して153とする)は、たとえば、コイル、磁石、およびヨークを有するボイスコイルモータである。アクチュエータ153は、制御回路7により印加される電圧に応じて駆動力を発生して、シフトレンズ151を移動させる。
位置検出センサ154X、154Y(以下、総称して154とする)は、たとえば、磁石154aおよび磁気検出素子(ホール素子)154bを有する磁気センサである。磁石154aはシフトレンズ151に固定され、磁気検出素子154bは撮影レンズ2の鏡筒に固定される。磁気検出素子154bは、磁石154aから受ける磁束密度に応じた電圧を出力する。シフトレンズ151の移動に伴い磁石154aと磁気検出素子154bとの相対位置が変化すると、磁気検出素子154bが磁石154aから受ける磁束密度が変化するので、磁気検出素子154bの出力電圧も変化する。この出力電圧は、シフトレンズ151の位置情報を示す位置検出信号として制御回路7へ出力される。
このように、シフトレンズ151の位置は、位置検出センサ154から出力される位置検出信号に基づく位置情報として検出される。位置検出センサ154の出力特性は、検出範囲の両端で非線形領域を有するので、この実施の形態では、予め非線形領域の出力電圧を補正するための位置情報テーブルを各カメラに搭載する。この位置情報テーブルは、カメラ製造工程で図3に示す情報テーブル作成装置30によりカメラごとに作成され、カメラのフラッシュメモリ9に記録される。位置情報テーブルは、後述するように磁気検出素子154bの出力電圧とシフトレンズ151の位置情報とが対応付けされた補正データテーブルである。制御回路7は、フラッシュメモリ9に記録された位置情報テーブルを参照して、入力した位置検出信号が示す位置情報を補正して、シフトレンズ151の位置を正確に検出する。位置情報テーブルを用いることにより、磁気検出素子154bの非線形性出力範囲についてもシフトレンズ151の位置検出に利用することができる。
情報テーブル作成装置30により作成される位置情報テーブルの作成原理についてまず説明する。
この実施の形態では、シフトレンズの移動量を位置検出センサ154と二次元PSDの双方で検出する。図4は、シフトレンズの移動量に対するホール素子出力とPSD出力との関係を示す。横軸がシフトレンズのX軸移動量、縦軸がホール素子出力とPSD出力であり、符号VHがホール素子出力線図、符号VPがPSD出力線図である。ここでは、アクチュエータ153Xへ印加する駆動電圧に対するシフトレンズ151のX軸移動量は線形であるとして説明する。
図4において、アクチュエータ153Xに移動量+X1の印加電圧を与えたときの位置検出センサ出力とPSD出力の出力をそれぞれ、VHx1とVPx1と表す。以下同様に、移動量+Xnに対する位置検出センサ出力とPSD出力の出力をそれぞれVHxnとVPxnと表す。図4に示すように、PSD出力はレンズ移動領域の全域で線形であるが、位置検出センサ出力は移動量Xhを越える端部領域で非線形である。非線形領域においては、位置検出センサ出力を使用してシフトレンズの位置を正しく検出できない。そこで、非線形領域においては、移動量Xに対するPSD出力と位置検出センサ出力とを対応付けることにより、位置検出センサ出力による位置情報を補正する。
なお以下の説明では、シフトレンズの移動量に対する位置検出センサ154と二次元PSDの出力は等しいものとして説明する。
位置情報テーブルの作成について、図3〜図7を参照してさらに詳細に説明する。図3は位置情報テーブル作成装置のブロック構成図である。情報テーブル作成装置30は、レンズ駆動部31、二次元PSD(Position Sensitive Detector)32、制御回路33、およびレーザ光出力部34を備え、ブレ補正装置15を有する撮影レンズ2を装着可能に構成されている。この情報テーブル作成装置30では、レーザ光出力部34から出力されたレーザ光は、二次元PSD32の受光面に対して垂直に照射される。二次元PSD32は、レーザ光が照射されると、レーザ光が照射された位置を示す位置検出信号を位置情報として制御回路33へ出力する。また、情報テーブル作成装置30に撮影レンズ2が装着されると、レンズ駆動部31および制御回路33はブレ補正装置15の各信号出力端子に接続されるように構成されている。
制御回路33は、レンズ駆動部31に対して、ブレ補正装置15のシフトレンズ151を、レーザ光出力部34が出力するレーザ光の光軸と直交する平面内において互いに直交する二軸、すなわち図5に示すX軸方向とY軸方向とに駆動させる指令信号を出力する。この指令信号を受けて、レンズ駆動部31は、ブレ補正装置15のアクチュエータ153に駆動電圧を印加してシフトレンズ151を駆動させる。図5は、シフトレンズ151のY軸方向を駆動範囲の中央に固定した状態で、X軸方向へ駆動範囲の左端部(X=−L)から右端部(X=L)までシフトレンズ151が駆動される様子を示す。
図5(a)に示すように、シフトレンズ151が駆動範囲の右端部(X=−L)に駆動されると、制御回路33は、レーザ光出力部34に対してレーザ光を出力する指令信号を出力する。この指令信号を受けて、レーザ光出力部34から出力されたレーザ光は、シフトレンズ151を介して二次元PSD32に入射する。このとき、制御回路33は、二次元PSD32からの位置検出信号(出力電圧)をレンズ位置情報b1として入力する。さらに、位置検出センサ154の磁気検出素子154bからの位置検出信号(出力電圧)をレンズ位置情報a1として入力する。
制御回路33は、上記のようにしてレンズ位置情報a1およびレンズ位置情報b1を入力すると、レンズ位置情報a1およびb1の差分を算出する。算出した差分がゼロの場合、すなわち磁気検出素子154bによる位置検出信号と二次元PSD32による位置検出信号とが一致する場合、制御回路33は線形フラグに1を設定する。算出した差分がゼロではない場合、すなわち磁気検出素子154bによるレンズ位置情報a1と二次元PSD32によるレンズ位置情報b1とが一致しない場合、制御回路33は線形フラグに0を設定する。なお、算出した差分が所定の閾値未満の場合に線形フラグに1を設定し、差分が所定の閾値以上の場合に線形フラグに0を設定してもよい。制御回路33は、レンズ位置情報a1、レンズ位置情報b1、および線形フラグを対応付けて記録する。
つぎに、図5(b)に示すように、制御回路33は、シフトレンズ151をX軸方向へ距離ΔLだけ駆動させる。シフトレンズ151が距離ΔLだけ駆動されて(X=−L+ΔL)に位置すると、制御回路33は、上述した方法と同様にして磁気検出素子154bによるレンズ位置情報a2、および二次元PSD32によるレンズ位置情報b2を取得し、線形フラグを設定する。そして、制御回路33は、レンズ位置情報a2、レンズ位置情報b2、および線形フラグを対応付けて記録する。
上記のようにして、制御回路33は、シフトレンズ151をX軸方向へ距離ΔLずつ駆動させ、駆動後の位置で取得されたレンズ位置情報と線形フラグとの記録を繰り返し、図5(c)に示すようにシフトレンズ151を駆動範囲の右端部(X=L)まで駆動させる。シフトレンズ151が右端部まで駆動されると、制御回路33は、距離ΔLごとに記録したレンズ位置情報と線形フラグとを用いて、X軸方向に関する位置情報テーブルを作成する。
図6にX軸方向の位置情報テーブルの一例を示す。この位置情報テーブルは、シフトレンズ151の駆動範囲の端部付近においては線形フラグが0、すなわち磁気検出素子154bから得られるレンズ位置情報と二次元PSD32から得られるレンズ位置情報とが異なることを表している。また、シフトレンズ151の駆動範囲の中央部(X=0)付近においては線形フラグが1、すなわち磁気検出素子154bから得られるレンズ位置情報と二次元PSD32から得られるレンズ位置情報とが等しいことを表している。すなわち、シフトレンズ151の位置に対する磁気検出素子154bの出力電圧および二次元PSD32の出力電圧は、図7に示すような特性を有している。図7(a)では、実線P1が磁気検出素子154bからの出力電圧の特性を示し、破線P2が二次元PSD32からの出力電圧の特性を示す。なお、図7(a)は、図7(b)に示すように、磁石154aの中心と磁気検出素子154bの中心とがX=0およびY=0の点において一致している場合の出力電圧の特性を示すものである。
図7(a)に示すように、シフトレンズ151が駆動範囲の中央部(X=0)付近の領域R2(たとえば、0.3mm)においては、磁気検出素子154bの出力電圧と二次元PSD32の出力電圧とは共に線形性を有している。また、シフトレンズ151が駆動範囲の端部(X=−LまたはX=L)付近の領域R1もしくは領域R3においては、二次元PSD32の出力電圧は線形性を保ち続けるが、磁気検出素子154bの出力電圧は非線形性を有するようになる。したがって、破線P2で表される二次元PSD32の出力電圧は、実線P1で表される磁気検出素子154bの出力電圧が領域R1、R3においても線形性を失わないものとした場合の磁気検出素子154bの出力特性を示すものと見なせる。位置情報テーブルは、磁気検出素子154bの出力電圧が領域R1、R3における場合であっても、シフトレンズ151の位置検出特性に線形性を与えるために用いられる。
X軸方向の位置情報テーブルの作成が完了すると、制御回路33は、Y軸方向の位置情報テーブルを作成する。この場合、制御回路33は、シフトレンズ151のX軸方向を駆動範囲の中央に固定した状態で、Y軸方向へ駆動範囲の下端部(Y=−L)から上端部(Y=L)まで距離ΔLごとに駆動させる。そして、上述したX軸方向へ駆動させた場合と同様にして、制御回路33はレンズ位置情報と線形フラグとを距離ΔLごとに記録し、Y軸方向の位置情報テーブルを作成する。
図8、図9に示すフローチャートを参照しながら、情報テーブル作成装置30による上述した位置情報テーブルの作成処理について説明する。図8、図9の各処理は制御回路33でプログラムを実行して行われる。図8、図9の各処理を行なうプログラムはメモリ(不図示)に格納されており、図示しない操作部材が操作されて、位置情報テーブルの作成を指示する信号が入力されると起動される。
図8のステップS101においては、レンズ駆動部31に指示して、シフトレンズ151のY軸方向を駆動範囲の中央に固定した状態で、駆動範囲の左端部(X=−L)へ駆動させてステップS102へ進む。ステップS102においては、レンズ位置情報を取得する処理を行いステップS103へ進む。なお、レンズ位置情報の取得処理については、図8を用いて後述する。
ステップS103においては、レンズ駆動部31に指示して、シフトレンズ151を駆動範囲のX軸方向へ距離ΔLだけ移動させてステップS104へ進む。ステップS104における処理は、ステップS102と同様である。ステップS105では、シフトレンズ151が駆動範囲の右端部(X=L)に到達した否かを判定する。シフトレンズ151の位置が駆動範囲の右端部に到達した場合は、ステップS105が肯定判定されてステップS106へ進む。シフトレンズ151の位置が駆動範囲の右端部に到達していない場合は、ステップS105が否定判定されてステップS103へ戻る。
ステップS106においては、ステップS102およびステップS104で取得したレンズ位置情報を用いてX軸方向の位置情報テーブルを作成し、所定の記録領域に記録してステップS107へ進む。ステップS107においては、レンズ駆動部31に指示して、シフトレンズ151のX軸方向を駆動範囲の中央に固定した状態で、駆動範囲の下端部(Y=−L)へ駆動させてステップS108へ進む。
ステップS108における処理は、ステップS102と同様である。ステップS109においては、レンズ駆動部31に指示して、シフトレンズ151を駆動範囲のY軸方向へ距離ΔLだけ移動させてステップS110へ進む。ステップS110における処理は、ステップS102と同様である。ステップS111では、シフトレンズ151が駆動範囲の上端部(Y=L)に到達した否かを判定する。シフトレンズ151の位置が駆動範囲の上端部に到達した場合は、ステップS111が肯定判定されてステップS112へ進む。シフトレンズ151の位置が駆動範囲の上端部に到達していない場合は、ステップS1111が否定判定されてステップS109へ戻る。
ステップS112においては、ステップS108およびステップS110で取得したレンズ位置情報を用いてY軸方向の位置情報テーブルを作成し、所定の記録領域に記録して一連の処理を終了する。
図9を参照して、図8のステップS102、S104、S108、S110におけるレンズ位置情報の取得処理について説明する。
ステップS201においては、位置検出センサ154の磁気検出素子154bからの出力電圧に基づいてレンズ位置情報am(1≦m≦n)を取得してステップS202へ進む。ステップS202においては、二次元PSD32からの出力電圧に基づいてレンズ位置情報bm(1≦m≦n)を取得してステップS203へ進む。
ステップS203においては、ステップS201で取得したレンズ位置情報amとステップS202で取得したレンズ位置情報bmとが等しいか否かを判定する。レンズ位置情報amとbmとが等しい場合には、ステップS203が肯定判定されてステップS204へ進む。ステップS204においては、線形フラグを1に設定してステップS206へ進む。レンズ位置情報amとbmとが等しくない場合には、ステップS204が否定判定されてステップS205へ進む。ステップS205では、線形フラグを0に設定してステップS206へ進む。
ステップS206においては、レンズ位置情報am、レンズ位置情報bm、およびステップS204もしくはステップS205で設定した線形フラグを対応付けて所定の記録領域に記録する。
上述のようにして作成された位置情報テーブルは、カメラ本体1のフラッシュメモリ9に記録される。カメラ本体1において、ユーザにより撮影モードに設定されると、制御回路7はブレ補正装置15を制御してブレ補正動作を開始する。制御回路7はブレ検出センサ14X、14Yから出力されたブレ量信号と、位置検出センサ154から出力される位置検出信号とを入力する。
制御回路7は、位置検出センサ154からの位置検出信号を入力するごとに、位置情報テーブルを参照して、入力した位置検出信号が示すレンズ位置情報am(1≦m≦n)に対応するレンズ位置情報bm(1≦m≦n)を読み出す。そして、制御回路7は、読み出したレンズ位置情報bmをシフトレンズ151の位置として決定する。すなわち、制御回路7は、レンズ位置情報amをレンズ位置情報bmに置換する。
制御回路7は、ブレ検出センサ14X、14Yから出力されたブレ量信号と上記のようにして決定したシフトレンズ151の位置とに基づいて、上述した像ブレを補正するためのシフトレンズ151の駆動量を算出する。そして、制御回路7は、算出した駆動量に基づいてアクチュエータ153に電圧を印加する。
アクチュエータ153は印加された電圧により駆動力を発生させて、シフトレンズ151を、光軸と直交する平面内で駆動させる。その結果、シフトレンズ151および撮像素子6における被写体光の光軸と直交する方向の相対位置が変更して、撮影レンズ2を通過した被写体光がブレを打ち消す方向に屈折されるので、像ブレを解消することができる。
制御回路7は、撮像素子6およびLCD駆動回路171を制御することにより、たとえば1/30秒の周期で液晶モニタ17に表示される画像を更新する。これにより、動画像がスルー画として液晶モニタ17に表示される。このとき、シフトレンズ151により像ブレが解消されるので、液晶モニタ17にはブレのないスルー画が表示される。
ユーザがレリーズボタン3を半押しして撮影準備を指示すると、制御回路7は、撮像素子6から出力された画像信号を読み出して、たとえば焦点評価値を演算する。そして、制御回路7は、演算結果に基づいて焦点調節レンズ2aを駆動させて焦点調節状態を調節する。
レリーズボタン3が全押し操作されると、制御回路7は、位置検出センサ154からの位置検出信号に基づいて、位置情報テーブルを参照してシフトレンズ151の位置を決定する。シフトレンズ151の位置を決定すると、制御回路7は、シフトレンズ151を初期位置へ駆動するために必要な、すなわちセンタリングに必要な電圧をアクチュエータ153に印加する。初期位置とは、シフトレンズ151の光軸が撮影レンズ2の光軸と一致する位置である。このようにして、制御回路7は、位置検出センサ154から入力した位置検出信号と位置情報テーブルとに基づいてシフトレンズ151が初期位置まで移動したと判定するまで、アクチュエータ153に電圧を印加する。その結果、シフトレンズ151が初期位置にセンタリングされる。制御回路7によりシフトレンズ151がセンタリングされたことが確認されると、制御回路7は、撮像素子6を制御して撮像を開始させる。さらに、制御回路7は、上述のようにして、ブレ検出センサ14X、14Yから出力されたブレ量信号、位置検出センサ154から出力される位置検出信号、および位置情報テーブルに基づいて、シフトレンズ151を駆動するブレ補正を指示する。
撮像素子6から出力される画像信号には、制御回路7により上述した処理が施され、画像データが生成される。次に、制御回路7は、生成された画像データの圧縮処理を実行する。そして、制御回路7は、圧縮処理が施された画像データに基づいて画像ファイルを生成して、画像ファイルを記録媒体12に書き込む。
図10、図11に示すフローチャートを参照しながら、実施の形態によるカメラの動作について説明する。図10、図11の各処理は制御回路7でプログラムを実行して行われる。図10、図11の各処理を行なうプログラムはフラッシュメモリ9に格納されており、モードダイヤル5から撮影モードの設定を指示する信号が入力されると起動される。
ステップS301においては、LCD駆動回路171に指示して液晶モニタ17を点灯させてステップS302へ進む。ステップS302においては、ブレ補正装置15を駆動してブレ補正処理を行ってステップS303へ進む。なお、ブレ補正処理については、図10を用いて後述する。ステップS303においては、撮像素子6から出力される画像信号に基づいて、液晶モニタ17にスルー画を表示して、ステップS304へ進む。
ステップS304においては、レリーズボタン3が半押し操作されたか否かを判定する。半押しスイッチ3aからオン信号を入力した場合は、ステップS304が肯定判定されてステップS305へ進む。半押しスイッチ3aからオン信号を入力しない場合は、ステップS304が否定判定されてステップS302へ戻る。
ステップS305での処理は、ステップS302と同様である。ステップS306においては、焦点評価値演算を行い、演算結果に基づいて焦点調節レンズ2aを駆動して焦点調節を行ってステップS307へ進む。ステップS307においては、レリーズボタン3が全押し操作されたか否かを判定する。全押しスイッチ3bからオン信号を入力した場合は、ステップS307が肯定判定されてステップS308へ進む。全押しスイッチ3bからオン信号を入力しない場合、ステップS307が否定判定されて後述するステップS312へ進む。
ステップS308においては、シフトレンズ151を初期位置へ駆動させるセンタリングを行ってステップS309へ進む。ステップS309での処理は、ステップS302、S305と同様である。ステップS310においては、撮影動作を行ない、取得した画像データをメモリカード12に記録してステップS311へ進む。ステップS311においては、電源がオフされたか否かを判定する。電源スイッチ4aからオフ信号を入力した場合は、ステップS301が肯定判定されて一連の処理を終了する。電源スイッチ4aからオフ信号を入力しない場合は、ステップS311が否定判定されて、ステップS302へ戻る。
ステップS307において全押しスイッチ3bからオン信号を入力しない場合は、ステップS312に進み、レリーズボタン3の半押し操作が解除されたか否かを判定する。半押し操作が解除された場合、すなわち半押しスイッチ3aからオン信号を入力しない場合は、ステップS312が肯定判定されてステップS311へ進む。半押し操作が解除されずオン信号を入力している場合は、ステップS312が否定判定されてステップS305へ戻る。
図11を参照して、図10のステップS302、S305、S309におけるブレ補正処理について説明する。
図11のステップS401においては、ブレ検出センサ14X、14Yからブレ量信号を入力してステップS402へ進む。ステップS402においては、位置検出センサ154の磁気検出素子154bからの出力電圧に基づいて、レンズ位置情報amを取得してステップS403へ進む。
ステップS403においては、フラッシュメモリ9に記録された位置情報テーブルを参照して、ステップS402で取得したレンズ位置情報amに対応するレンズ位置情報bmを読み出し、読み出したレンズ位置情報bmをシフトレンズ151の位置情報として決定してステップS404へ進む。ステップS404においては、ステップS401で取得したブレ量信号と、ステップS403で決定したシフトレンズ151の位置情報とに基づいて、シフトレンズ151の駆動量を算出する。そして、算出した駆動量に基づいて、アクチュエータ153に電圧を印加してシフトレンズ151を駆動させる。
以上で説明した実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
制御回路7は、位置情報テーブルを用いて、シフトレンズ移動量に対する位置検出センサ154の出力電圧が線形性を有するように変換するようにした。すなわち、図7(a)に示す領域R1〜R3に対応する領域でシフトレンズ151の位置検出を行うようにした。従来の技術では、磁気検出素子154bの出力電圧が線形性を有する範囲、すなわち図7(a)の領域R2に対応する範囲(たとえば、0.3mm程度)が、位置検出センサ154によるシフトレンズ151の位置検出が可能な範囲であった。これに対して、本実施の形態によれば、制御回路7は、位置情報テーブルを用いて、領域R1および領域R3についてもシフトレンズ151の位置検出が可能な範囲として用いることができるので、シフトレンズ151の位置検出範囲を拡大できる。
図12に示すように、磁石154aの中心と磁気検出素子154bの中心とがX=0およびY=0の点において一致していない場合、磁気検出素子154bの出力電圧のうち直線性を有する領域R2は、図7(b)に示す場合に比べ、磁石154aの中心と磁気検出素子154bの中心のずれ量分オフセットされる。この場合、従来の技術では、X軸正方向においてシフトレンズ151の位置検出に利用できる領域は、図12(b)の領域R21となる。すなわち、X軸方向においてシフトレンズ151の位置検出に利用可能な領域は、領域R21と、領域R21と同じ範囲を有する領域R22となるので、出力電圧が直線性を有する領域R2に比べ、領域の範囲が狭くなる。これに対して、本実施の形態によれば、位置情報テーブルを利用して領域R31をシフトレンズ151の位置検出に用いることができるので、シフトレンズ151の位置検出範囲を確保することができる。さらに、領域21、R22の範囲を確保するために磁石154aと磁気検出素子154bの中心のずれを極力小さくする必要があるという設計上の負担を軽減できる。
さらに、上記のように磁石154aと磁気検出素子154bの中心にずれが生じている場合を考慮して、シフトレンズ151の駆動範囲を決定する際に駆動範囲にマージンを設ける必要があった。しかしながら、位置情報テーブルを用いることによりシフトレンズ151の駆動範囲にマージンを設ける必要が無くなるので、シフトレンズ151の駆動範囲を広く設定できる。その結果、カメラに生じる大きなブレにも対応してブレ補正を行うことができる。
以上で説明した実施の形態を以下のように変形できる。
(1)線形フラグに設定された値に応じて、制御回路7は、位置検出センサ154から入力した位置検出信号をシフトレンズ151のレンズ位置情報として用いる場合と、位置情報テーブルのレンズ位置情報bmをシフトレンズ151のレンズ位置情報として用いる場合とを切替えても良い。この場合、制御回路7は、位置検出センサ154からの位置検出信号を入力すると、位置情報テーブルを参照して、入力した位置検出信号が示すレンズ位置情報と対応する線形フラグに設定された値を判別する。たとえば、入力したレンズ位置情報がa(n/2)の場合、制御回路7は、図6の位置情報テーブルを参照して、線形フラグが1であると判別する。線形フラグが1の場合は、制御回路7は、位置検出センサ154から入力した位置検出信号が示すレンズ位置情報a(n/2)をシフトレンズ151のレンズ位置情報として用いる。
入力したレンズ位置情報がa2の場合、制御回路7は、位置情報テーブルを参照して、線形フラグが0と判別する。線形フラグが0の場合、制御回路7は、入力した位置検出信号が示すレンズ位置情報a2と対応する二次元PSD32によるレンズ位置情報b2をシフトレンズ151のレンズ位置情報として用いる。
(2)非線形出力を線形出力に置換するものに代えて、制御回路7は入力した位置検出信号が示すレンズ位置情報amに対して補正を施すようにしてもよい。この場合、たとえば、レンズ位置情報amとレンズ位置情報bmとの差分値cm(=bm−am)を補正データとして予めフラッシュメモリ9に記録させておく。制御回路7は、位置検出センサ154から位置検出信号を入力すると、補正データを参照し、入力した位置検出信号が示すレンズ位置情報amに対応する差分値cmを読み出す。そして、制御回路7は、レンズ位置情報amに差分値cmを加算して、シフトレンズ151のレンズ位置情報を補正すればよい。
(3)交換レンズの内部にブレ補正装置15を備えるようにしてもよい。この場合、ブレ補正装置15は、位置情報テーブルを記録するためのメモリと、位置検出センサ154から入力したレンズ位置情報amをレンズ位置情報bmに変換するための制御回路とを備えるようにすればよい。
(4)シフトレンズ151を駆動させてブレ補正を行うものに代えて、撮像素子6を駆動させることによりブレ補正を行ってもよい。この場合、撮像素子6は、支持部材により光軸と直交する方向に移動可能に支持され、アクチュエータにより支持部材を介して駆動される。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態によるカメラの外観図 実施の形態によるカメラの要部構成図 実施の形態による出力補正用装置の要部構成図 ホール素子出力とPSD出力との関係を説明する図 位置情報テーブル作成時におけるシフトレンズの駆動を示す図 位置情報テーブルの一例を説明する図 磁気検出素子の出力特性を説明する図 実施の形態における位置情報テーブル作成処理を説明するフローチャート 実施の形態における位置情報テーブル作成処理を説明するフローチャート 実施の形態のカメラの動作を説明するフローチャート 実施の形態のカメラの動作を説明するフローチャート 磁気検出素子の出力特性を説明する図
符号の説明
2・・・撮影レンズ 6・・・撮像素子 7・・・制御回路 9・・・フラッシュメモリ
14X、14Y・・・ブレ検出センサ 15・・・ブレ補正装置
151・・・シフトレンズ 153・・・アクチュエータ 154・・・位置検出センサ

Claims (6)

  1. 結像光学系を介して入射する被写体像を撮像する撮像素子と、
    カメラのブレを検出するブレ検出手段と、
    前記検出されたブレに基づいて、前記結像光学系の光軸と直交する方向において、前記結像光学系と前記撮像素子との相対位置を制御して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正ユニットと、
    前記相対位置が小さい第1の領域では前記相対位置に比例した線形位置検出信号を出力し、前記相対位置が大きい第2の領域では前記相対位置に比例しない非線形位置検出信号を出力する特性を有する位置検出センサと、
    前記非線形位置検出信号を前記相対位置に比例する補正位置検出信号に補正して出力する補正手段と、
    前記位置検出信号および補正位置検出信号のいずれか一方の信号に基づいて前記ブレ補正ユニットを駆動制御する制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記補正手段は、前記非線形位置検出信号を、前記相対位置に比例する前記補正位置検出信号に置換する変換テーブルを記憶しており、前記位置検出センサから前記非線形位置検出信号が出力されると、前記変換テーブルにより前記補正位置検出信号を出力することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記変換テーブルは、前記位置検出センサの出力、および前記第1および第2の領域で前記相対位置に比例する線形位置検出信号を出力する特性を有する基準位置検出センサの双方の出力を用いて作成され、前記第2領域において、前記位置検出センサの前記非線形位置検出信号を、対応する前記基準位置検出センサの前記線形位置検出信号に置換した前記補正位置信号を出力することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカメラにおいて、
    前記ブレ補正ユニットは、前記結像光学系を構成するブレ補正光学系と、前記ブレ補正光学系を前記光軸と直交する方向に移動可能に支持する支持機構と、前記支持機構を介して前記ブレ補正光学系を駆動するアクチュエータとを含むことを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカメラにおいて、
    前記ブレ補正ユニットは、前記撮像素子を前記光軸と直交する方向に移動可能に支持する支持機構と、前記支持機構を介して前記撮像素子を駆動するアクチュエータとを含むことを特徴とするカメラ。
  6. 被写体像をカメラに設けた撮像素子上に結像させる結像光学系と、
    カメラのブレを検出するブレ検出手段と、
    前記検出されたブレに基づいて、前記撮像素子上の被写体像の結像位置を移動して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正光学系と、
    前記ブレ補正光学系を駆動する駆動装置と、
    前記相対位置が小さい第1の領域では前記相対位置に比例した線形位置検出信号を出力し、前記相対位置が大きい第2の領域では前記相対位置に比例しない非線形位置検出信号を出力する特性を有する位置検出センサと、
    前記非線形位置検出信号を、前記相対位置に比例する前記補正位置検出信号に置換する変換テーブルを記憶する記憶装置と、
    前記位置検出信号および補正位置検出信号のいずれか一方の信号に基づいて前記駆動装置を駆動して前記ブレ補正光学系を駆動制御する制御手段とを備えることを特徴とする交換レンズ。
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