JP2009180827A - 防振機能を有する望遠レンズおよび撮影装置 - Google Patents

防振機能を有する望遠レンズおよび撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない移動量で大きな防振効果を得ることができ、また防振用レンズ群のレンズ径を小さく抑えて比較的小型の防振機構を採用することができるようにする。
【解決手段】全体として3群構成の望遠レンズ系において、第3レンズ群G3を、物体側より順に正の屈折力を有する第3a群G3aと負の屈折力を有する第3b群G3bとで構成し、第3a群G3aを防振用のレンズ群とし、以下の条件式を満足する。
1.1<(f・D3)/(D1・f3)<1.4 ……(1)
ただし、fは全系の焦点距離、f3は第3レンズ群G3の焦点距離、D1は第1レンズ群G1の最も物体側の面の最大有効径、D3は第3レンズ群G3の最も物体側の面の防振時を含めた最大有効径とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、防振光学系に関し、特に、フィルムカメラやCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を用いた電子カメラに搭載される望遠レンズ、およびその望遠レンズを撮影レンズとして搭載した撮影装置に関する。
従来より、手ぶれ等による光学系の振動に起因する撮影画像のぶれを補正するために、光学系内の一部のレンズを光軸と直交する方向に移動させる方法が知られている。特許文献1には、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、第2レンズ群G2を光軸に沿って移動させて合焦を行い、第3レンズ群G3中の像補正群G3Sを光軸と直交する方向に移動させて像位置の補正を行う像位置補正光学系の発明が開示されている。
特許第3590845号公報
ところで、望遠レンズでは、焦点距離が延びるほど、また、光学系をコンパクトにするほど色収差が悪化する。また、焦点距離を伸ばせば重量も増大し、撮影時の手ぶれが問題となる。しかしながら、手ぶれを補正する防振機構の採用はさらにレンズの大型化を招いてしまう。従来の防振光学系では、防振用のレンズ群が防振時に光軸と垂直に動いたときに光線を蹴らないよう、ある程度余裕のある大きいレンズ径を必要としていた。また、防振時はレンズ系が非回転対称となってしまうため、画面中心部の色収差等の発生や、画面周辺での像面の倒れなどが発生することがあった。このため、防振用のレンズ群の径を必要最小限に抑えつつ、防振時に性能劣化の少ない防振光学系の開発が望まれている。
特許文献1に記載の光学系では、防振用のレンズ群の移動量と結像面での像の移動量との比が、ほぼ1となっている。しかしながら、より長焦点ではレンズ移動量に対して像の移動量の比を1より大きくした方が、少ない移動量で大きな防振効果が得られる。また、防振時の移動量が少ない方が防振機構の小型化を図れる。また、特許文献1には、実施例としては第3レンズ群G3全体を像補正群G3Sとする場合しか開示されておらず、第3レンズ群G3中の一部のレンズを像補正群G3Sとする場合については具体的な記述がなく、具体的にどのように第3レンズ群G3中の一部のレンズを像補正群G3Sとして最適化すれば良いか説明されていない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、少ない移動量で大きな防振効果を得ることができ、また防振用レンズ群のレンズ径を小さく抑えて比較的小型の防振機構を採用することができる望遠レンズ、およびその望遠レンズを搭載して安定した撮影を行うことができる撮影装置を提供することにある。
本発明による防振機能を有する望遠レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを備え、第2レンズ群を光軸上で移動させて合焦を行うと共に、第3レンズ群が、物体側より順に正の屈折力を有する第3a群と負の屈折力を有する第3b群とで構成され、第3a群を光軸と直交する方向に移動させることにより撮影画像のぶれを補正するようになされ、かつ、以下の条件式を満足するものである。
1.1<(f・D3)/(D1・f3)<1.4 ……(1)
ただし、fは全系の焦点距離、f3は第3レンズ群の焦点距離、D1は第1レンズ群の最も物体側の面の最大有効径、D3は第3レンズ群の最も物体側の面の防振時を含めた最大有効径とする。
本発明による撮影装置は、本発明による望遠レンズを撮影レンズとして搭載したものである。
本発明による望遠レンズでは、全体として3群構成の望遠レンズ系において、第3レンズ群を、物体側より順に正の屈折力を有する第3a群と負の屈折力を有する第3b群とで構成し、第3a群を防振用のレンズ群としたことで、少ない移動量で大きな防振効果を得やすくなる。また防振用レンズ群のレンズ径を小さく抑えやすくなる。特に、条件式(1)を満足することで、防振時に防振用のレンズ群で光線が蹴らないようにしつつ、レンズ径の大型化が抑えられる。
そしてさらに、次の好ましい条件を適宜採用して満足することで、本発明の目的をより実現しやすくなる。また、防振時の性能劣化の少ない光学系とすることができる。
本発明による望遠レンズにおいて、第3a群は、少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズからなり、第3b群は、少なくとも1枚の正レンズと2枚の負レンズからなることが好ましい。
第3a群内の正レンズの中で、最も屈折率の高い正レンズをLa、最も屈折率の低い正レンズをLbとし、第3a群内の負レンズの中で、最も屈折率の高い負レンズをLcとしたとき、以下の条件式を満足することが好ましい。
Na−Nb>0.3 ……(2)
Nc>1.7 ……(3)
ただし、Naは正レンズLaのd線に対する屈折率、Nbは正レンズLbのd線に対する屈折率、Ncは負レンズLcのd線に対する屈折率とする。
さらに、以下の条件式を満足することが好ましい。
30<νb−νa<60 ……(4)
νc<30 ……(5)
ただし、νaは正レンズLaのアッベ数、νbは正レンズLbのアッベ数、νcは負レンズLcのアッベ数とする。
また、第3a群は、物体側より順に、第1の両凸レンズと、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと、第2の両凸レンズとで構成されていることが好ましい。
本発明の防振機能を有する望遠レンズまたは撮影装置によれば、全体として3群構成の望遠レンズ系において、第3レンズ群を、物体側より順に正の屈折力を有する第3a群と負の屈折力を有する第3b群とで構成し、かつ第3a群を防振用のレンズ群としてその構成の最適化を行うようにしたので、少ない移動量で大きな防振効果を得ることができ、また防振用レンズ群のレンズ径を小さく抑えて比較的小型の防振機構を採用することができる。
また、本発明の撮影装置によれば、上記本発明の望遠レンズを搭載するようにしたので、防振時にも安定した撮影を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る望遠レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図6、図7)のレンズ構成に対応している。同様にして、後述の第2〜第4の数値実施例のレンズ構成に対応する第2〜第4の構成例の断面構成を、図2〜図4に示す。なお、図1〜図4には、無限遠物体に合焦している状態でのレンズ配置を示す。図1〜図4において、符号diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお符号diについては、合焦に伴って変化する部分の面間隔部分にのみ符号を付している。
この望遠レンズは、光軸Z1に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備えている。光学的な開口絞りStは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されている。
この望遠レンズは、フィルムカメラやCCD等の撮像素子を用いた電子スチルカメラ、ビデオカメラ等の撮影装置に搭載可能である。この望遠レンズの像側には、搭載されるカメラの撮影部の構成に応じた部材が配置される。例えば電子カメラの場合、この望遠レンズの結像面(撮像面)100には、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子が配置される。また、最終レンズ群(第3レンズ群G3)と撮像面との間には、例えば、各種光学フィルタやカバーガラス、プリズム等の光学部材GFが配置される。
この望遠レンズにおいて、第1レンズ群G1は防振時および合焦時に固定の群であり、複数のレンズを有している。第2レンズ群G2は合焦用のレンズ群であり、複数のレンズを有している。第2レンズ群G2は、無限遠から近距離に合焦する場合には、図1等に示したように、光軸Z1上を像側に移動する。
第3レンズ群G3は、物体側より順に正の屈折力を有する第3a群G3aと、負の屈折力を有する第3b群G3bとで構成されている。第3a群G3aは、防振用のレンズ群であり、図1等に示したように、光軸Z1と直交する方向に移動することで、撮影画像のぶれを補正するようになっている。
この望遠レンズは、以下の条件式を満足している。
1.1<(f・D3)/(D1・f3)<1.4 ……(1)
ただし、fは全系の焦点距離、f3は第3レンズ群G3の焦点距離、D1は第1レンズ群G1の最も物体側の面の最大有効径(図1等参照)、D3は第3レンズ群G3の最も物体側の面の防振時を含めた最大有効径とする。
ここで、図5(A)〜(C)を参照して、上記条件式(1)における有効径D3について説明する。第3レンズ群G3の最も物体側のレンズとは、すなわち第3a群G3aの最も物体側のレンズであり、防振時に移動するレンズである。その最も物体側のレンズの防振移動前の状態での有効径が、図5(A)に示したようにD30であるものとする。また、防振移動前の状態を基準として、防振時のレンズの最大移動量をD31とする。防振時にレンズの移動量が最大となるのは、例えば上下方向に移動する場合を例にすると、上方向に移動量D31で移動する場合(図5(B))と、下方向に移動量D31で移動する場合(図5(C))とがある。防振時にも光線が蹴られないようにするためには、上下双方の移動を含めた径を考慮する必要がある。この場合、上記「防振時を含めた最大有効径」とは、防振移動前の状態での有効径D30(図5(A))と上方向の最大移動量D31(図5(B))と下方向の最大移動量D31(図5(C))とを足した値となる。すなわち、
D3=D30+2・D31
となる。
この望遠レンズにおいて、第3a群G3aは、少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズからなり、第3b群G3bは、少なくとも1枚の正レンズと2枚の負レンズからなることが好ましい。第3a群G3aは例えば、物体側より順に、第1の両凸レンズと、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと、第2の両凸レンズとで構成されていることが好ましい。
ここで、第3a群G3aを、少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズから構成した場合において、特に、第3a群G3a内の正レンズの中で、最も屈折率の高い正レンズをLa、最も屈折率の低い正レンズをLbとし、第3a群G3a内の負レンズの中で、最も屈折率の高い負レンズをLcとしたとき、以下の条件式を適宜選択的に満足することが好ましい。
なお、図1〜図4の構成例では、第3a群G3aが物体側より順に、第1の両凸レンズと、負のメニスカスレンズと、第2の両凸レンズとで構成されている。そのうち、第1の両凸レンズが最も屈折率の低い正レンズLbに相当し、第2の両凸レンズが最も屈折率の高い正レンズLaに相当し、負のメニスカスレンズが最も屈折率の高い負レンズLcに相当する。
Na−Nb>0.3 ……(2)
Nc>1.7 ……(3)
30<νb−νa<60 ……(4)
νc<30 ……(5)
ただし、Naは正レンズLaのd線に対する屈折率、Nbは正レンズLbのd線に対する屈折率、Ncは負レンズLcのd線に対する屈折率とする。νaは正レンズLaのアッベ数、νbは正レンズLbのアッベ数、νcは負レンズLcのアッベ数とする。
次に、以上のように構成された望遠レンズの作用および効果を説明する。
この望遠レンズでは、全体として3群構成の望遠レンズ系において、第3レンズ群G3を、物体側より順に正の屈折力を有する第3a群G3aと負の屈折力を有する第3b群G3bとで構成し、第3a群G3aを防振用のレンズ群としたことで、少ない移動量で大きな防振効果を得やすくなる。また防振用レンズ群のレンズ径を小さく抑えやすくなる。特に、条件式(1)を満足することで、防振時に防振用のレンズ群で光線が蹴らないようにしつつ、レンズ径の大型化が抑えられる。そしてさらに、条件式(2),(3)および(4),(5)を適宜選択的に満足することで防振時の性能劣化が抑えられる。
上記条件式(1)の下限を下回ると、防振時に防振用レンズ群である第3a群G3aにおいて、光束が蹴られてしまう。上限を上回ると、防振用レンズ群の径が大きくなり、重量の大きいレンズ群を移動することとなり、防振機構が大型化してしまう。例えば防振用のアクチュエーターが大型化してしまう。
上記条件式(2),(3)は、第3a群G3aを構成する各レンズの適切な屈折率の関係を規定している。上記条件式(2)または(3)の条件を外れると、防振時の像面変動が抑えられなくなり、防振時の性能劣化が生じやすくなる。
上記条件式(4),(5)は、第3a群G3aを構成する各レンズの適切なアッベ数の関係を規定している。条件式(4)または(5)の条件を外れると、防振時の倍率色収差の変動が抑えられなくなり、防振時の性能劣化が生じやすくなる。
以上説明したように、本実施の形態に係る望遠レンズによれば、少ない移動量で大きな防振効果を得ることができ、また防振用レンズ群のレンズ径を小さく抑えて比較的小型の防振機構を採用することができる。また、本実施の形態に係る望遠レンズを撮影装置に搭載することで、防振時にも安定した撮影を行うことができる。
次に、本実施の形態に係る望遠レンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、複数の数値実施例をまとめて説明する。
図1に示した望遠レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例1として、図6に示す。図6に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係る望遠レンズについて、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。また、Dkの欄には、上記条件式(1)のD1、D3に対応する有効径を示す。
なお、この実施例1に係る望遠レンズは、合焦に伴って第2レンズ群G2が光軸上を移動するため、第2レンズ群G2の前後の面間隔d11,d16の値は可変となっている。
図7には、この実施例1に係る望遠レンズの諸データとして、全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、Fno(F値)、画角2ωの値を示す。また、無限遠時と近距離合焦時の面間隔d11,d16の値を示す。また、上述の各条件式に関する値を示す。図7に示したように、この実施例1に係る望遠レンズは、各条件式の条件を満足している。図7には、さらに、防振に関するデータとして、防振量、像移動量、防振群(第3b群G3b)の移動量、防振群の移動量に対する像の移動量の比を示す。この実施例1に係る望遠レンズは、防振群の移動量に対する像の移動量が1.4倍となっており、少ない防振群移動量で大きな防振効果が得られる。
以上の実施例1と同様にして、図2に示した望遠レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、図8および図9に示す。また同様にして、図3に示した望遠レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3として、図10および図11に示す。また同様にして、図4に示した望遠レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例4として、図12および図13に示す。
なお、実施例2〜4に係る望遠レンズについても、実施例1と同様、合焦に伴って第2レンズ群G2が光軸上を移動するため、第2レンズ群G2の前後の面間隔d11,d16の値は可変となっている。また、実施例2〜4に係る望遠レンズはいずれも、防振群の移動量に対する像の移動量が1倍を超えており、実施例1と同様、少ない防振群移動量で大きな防振効果が得られる。また、実施例2〜4に係る望遠レンズはいずれも、上記各条件式の条件を満足している。
図14(A)〜図14(C)はそれぞれ、実施例1に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での防振前の球面収差、非点収差、およびディストーション(歪曲収差)を示している。各収差図には、d線を基準波長とし、g線(波長435.8nm),C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNO.はF値、Yは像高を示す。
同様にして、実施例2に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での防振前の諸収差を図15(A)〜図15(C)に示す。また同様にして、実施例3に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での防振前の諸収差を図16(A)〜図16(C)に示す。また同様にして、実施例4に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での防振前の諸収差を図17(A)〜図17(C)に示す。
図18(A)〜(E)および(F)〜(H)は、実施例1に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での横収差を示している。特に、図18(A)〜(E)は防振前の状態での横収差を示し、図18(F)〜(H)は防振時における横収差を示している。
同様にして、実施例2に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での横収差を図19(A)〜(E)および(F)〜(H)に示す。また同様にして、実施例3に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での横収差を図20(A)〜(E)および(F)〜(H)に示す。また同様にして、実施例4に係る望遠レンズにおいて無限遠物体に合焦している状態での横収差を図21(A)〜(E)および(F)〜(H)に示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、少ない移動量で大きな防振効果を得ることができ、また防振用レンズ群のレンズ径が小さく抑えられ、防振時の性能劣化の少ない望遠レンズ系が実現できている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
本発明の一実施の形態に係る望遠レンズの第1の構成例を示すものであり、実施例1に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る望遠レンズの第2の構成例を示すものであり、実施例2に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る望遠レンズの第3の構成例を示すものであり、実施例3に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る望遠レンズの第4の構成例を示すものであり、実施例4に対応するレンズ断面図である。 防振用の移動群の有効径についての説明図である。 実施例1に係る望遠レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 実施例1に係る望遠レンズの諸データを示す図である。 実施例2に係る望遠レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 実施例2に係る望遠レンズの諸データを示す図である。 実施例3に係る望遠レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 実施例3に係る望遠レンズの諸データを示す図である。 実施例4に係る望遠レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 実施例4に係る望遠レンズの諸データを示す図である。 実施例1に係る望遠レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 実施例2に係る望遠レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 実施例3に係る望遠レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 実施例4に係る望遠レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 実施例1に係る望遠レンズの横収差を示す収差図であり、(A)〜(E)は防振前の状態での横収差、(F)〜(H)は防振時の状態での横収差を示す。 実施例2に係る望遠レンズの横収差を示す収差図であり、(A)〜(E)は防振前の状態での横収差、(F)〜(H)は防振時の状態での横収差を示す。 実施例3に係る望遠レンズの横収差を示す収差図であり、(A)〜(E)は防振前の状態での横収差、(F)〜(H)は防振時の状態での横収差を示す。 実施例4に係る望遠レンズの横収差を示す収差図であり、(A)〜(E)は防振前の状態での横収差、(F)〜(H)は防振時の状態での横収差を示す。
符号の説明
G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G3a…第3a群、G3b…第3b群、La…第3a群内で最も屈折率の高い正レンズ、Lb…第3a群内で最も屈折率の低い正レンズ、Lc…第3a群内で最も屈折率の高い負レンズ、St…絞り、di…物体側から第1番目と第1+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸。

Claims (6)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを備え、前記第2レンズ群を光軸上で移動させて合焦を行うと共に、
    前記第3レンズ群が、物体側より順に正の屈折力を有する第3a群と負の屈折力を有する第3b群とで構成され、前記第3a群を光軸と直交する方向に移動させることにより撮影画像のぶれを補正するようになされ、
    かつ、以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする防振機能を有する望遠レンズ。
    1.1<(f・D3)/(D1・f3)<1.4 ……(1)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f3:第3レンズ群の焦点距離
    D1:第1レンズ群の最も物体側の面の最大有効径
    D3:第3レンズ群の最も物体側の面の防振時を含めた最大有効径
    とする。
  2. 前記第3a群は、少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズからなり、
    前記第3b群は、少なくとも1枚の正レンズと2枚の負レンズからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の防振機能を有する望遠レンズ。
  3. 前記第3a群内の正レンズの中で、最も屈折率の高い正レンズをLa、最も屈折率の低い正レンズをLbとし、
    前記第3a群内の負レンズの中で、最も屈折率の高い負レンズをLcとしたとき、
    以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項2に記載の防振機能を有する望遠レンズ。
    Na−Nb>0.3 ……(2)
    Nc>1.7 ……(3)
    ただし、
    Na:正レンズLaのd線に対する屈折率
    Nb:正レンズLbのd線に対する屈折率
    Nc:負レンズLcのd線に対する屈折率
    とする。
  4. さらに、以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項3に記載の防振機能を有する望遠レンズ。
    30<νb−νa<60 ……(4)
    νc<30 ……(5)
    ただし、
    νa:正レンズLaのアッベ数
    νb:正レンズLbのアッベ数
    νc:負レンズLcのアッベ数
    とする。
  5. 前記第3a群は、物体側より順に、第1の両凸レンズと、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと、第2の両凸レンズとで構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の防振機能を有する望遠レンズ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の望遠レンズを撮影レンズとして搭載したことを特徴とする撮影装置。
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